JPH08510112A - 電力変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明のモジュール構造の電力変換装置は、オン・オフ機能を有する半導体素子（１８）を設けた電流バスバー系を有する。この電流バスバー系は、３つの平行配置されたＴ字状の電流バスバー（１４、１４′、１４″）を有する。この電流バスバー（１４、１４′、１４″）は、その横方向延在部分によって、絶縁層（１２、１２′、１２″）を介して、金属基板（１０）の上に固定されている。この電流バスバー（１４、１４′、１４″）は、そのリブ状の長手方向延在部分の両側面にオン・オフ機能を有する半導体素子（１８）を有し、前記リブ状の長手方向延在部分の自由端部でパワーボード（２０）を支えている。コンデンサバンク（２４）を設けたボード（２２）は、パワーボード（２０）に間隔をおいて配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 電力変換装置 本発明は、請求項１の上位概念記載のモジュール構造の電力変換装置に関する 。 例えばドイツ特許出願公開第４０２００２６号公報から電力変換装置が公知で ある。この装置では電流バスバー系が、コンデンサバンクと整流器モジュールを 接続している。その結果、モジュール構造が得られている。 本発明の課題は、以下のような電力変換装置を提供することである。すなわち 、全ての必須の構成要素を１つの非常にコンパクトなモジュール内に一体化して いる電力変換装置を提供することである。 上記の課題は請求項１の特徴部分に記載の構成によって解決される。本発明の 電力変換装置モジュールのその他の有利な実施形態は従属請求項に記載されてい る。 添付した図面に示された実施例に基づいて、次に本発明による電力変換装置を 詳しく説明する。 図１は、上部のフード形外蓋を取り除いた本発明の電力変換装置の平面図であ る。 図２は、正面の壁面を取り除いた本発明の電力変換装置の正面図である。 図２ａは、図２の部分を拡大して示した詳細図である。 図３は、側面の壁面を取り除いた本発明の電力変換装置の側面図である。 図１から図３には、厚い長方形の金属基板１０の上に、比較的良熱伝導性の電 気絶縁層１２、１２′、１２″を介して、３つのＴ字状の電流バスバー１４、１ ４′及び１４″が設けられている。これら電流バスバーの固定は、ねじ１６を介 して行うことができる。電流バスバー１４、１４′及び１４″の横方向延在部分 が、絶縁層１２、１２′及び１２″を介して、金属基板１０上に載置されている 。電流バスバー１４、１４′及び１４″のリブ状の長手方向延在部分には、電界 効果トランジスタ１８が設けられている。電流バスバー１４、１４′及び１４″ のリブ状長手方向延在部分の自由端部でパワーボード２０が支えられている。パ ワーボード２０の上方に間隔をおいてコンデンサボード２２が設けられている。 このコンデンサボード２２の上には、直立してコンデンサバンク２４のコンデン サが載置されている。 第１の金属ラグ２６は、正電圧を印加するために使用され、第２の金属ラグ２ ８は負電圧を印加するために使用される。パワーボード２０の下側にある第１の 金属バー３０は、正電位を導く。パワーボード２０とコンデンサボード２２の間 に設けられた第２の金属バ ー３２は、負電位を導き、同時に２つのボード２０、２２の間隔を保持する。制 御電子装置４０はコンデンサバンク２４の脇に配置され、パワーボード２０に接 続されている。 パワーボード２０、コンデンサボード２２そして２つの金属バー３０、３２か ら構成される装置は、ねじ４２を介して結合されている。このねじ４２はボード を貫き、さらに絶縁スリーブ４４を介して内側にあるバーを貫いている。その結 果、外側にあるバー３０の電位は、コンデンサボード２２のコンデンサバンク２ ４の位置する側へ導かれている。 電流バスバー１４、１４′及び１４″の正面には、接続端子３４、３４′及び ３４″が設けられている。この接続端子から、変換された交流電圧が取り出され る。装置の正面にある多極プラグ端子３６は、外部への接続に使用される。金属 外蓋３８は、基板１０と共に密閉ケーシングを形成する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． モジュール構造の電力変換装置であって、オン・オフ機能を有する半導 体素子ないし整流器モジュールを設けた電流バスバーと、オン・オフ機能を有す る半導体素子ないし整流器モジュールに接続されたコンデンサバンクと、オン・ オフ機能を有する半導体素子のための制御電子装置とを有するモジュール構造の 電力変換装置において、 ３つの平行配置されたＴ字状の電流バスバー（１４、１４′及び１４″）と、 コンデンサバンク（２４）を設けたボード（２２）と、制御電子装置（４０）が 設けられており、 前記３つの平行配置されたＴ字状の電流バスバー（１４、１４′、１４″）は 、その横方向延在部分によって、絶縁層（１２、１２′、１２″）を介して金属 基板（１０）上に固定され、さらにそのリブ状長手方向延在部分の両側面に、オ ン・オフ機能を有する半導体素子（１８）ないし整流器モジュールを有し、さら に前記リブ状長手方向延在部分の自由端部でパワーボード（２０）を支えており 、 前記コンデンサバンク（２４）を設けたボード（２２）は、間隔をおいてパワ ーボード（２０）に平行に配置されており、 前記制御電子装置（４０）は、パワーボード（２０ ）に接続されていることを特徴とするモジュール構造の電力変換装置。 ２． パワーボード（２０）は、その表面がコンデンサボード（２２）よりも 大きく形成されており、 制御電子装置（４０）は、コンデンサバンク（２４）の脇のパワーボード（２ ０）上に配置されていることを特徴とする請求項１記載の電力変換装置。 ３． コンデンサバンク（２４）のコンデンサは、コンデンサボード（２２） の上に直立して配置されていることを特徴とする請求項２記載の電力変換装置。 ４． 直流電圧を３相交流電圧に変換するための電力変換装置において、 ３つのＴ字状の電流バスバー（１４、１４′、１４″）の正面に、接続端子（ ３４、３４′、３４″）が交流電圧を取り出すために配置されていることを特徴 とする請求項１から３記載の電力変換装置。 ５． ２つの接続ラグ（２６、２８）は、パワーボード（２０）及びコンデン サボード（２２）に直流電圧を印加するためのものであることを特徴とする請求 項４記載の電力変換装置。 ６． 接続ラグ（２６、２８）に接続された金属バー（３０、３２）は、電位 を導くためのものであり、 前記金属バー（３２）は、パワーボード（２０）及びコンデンサボード（２２ ）の間に設けられて、前記２つのボード（２０、２２）の間隔を保持することを 特徴とする請求項５記載の電力変換装置。 ７． ２つの金属バー（３０、３２）は、パワーボード（２０）によって、互 いに上下に別個に設けられており、 外側にある金属バー（３０）の電位は、ねじ（４２）を介して、絶縁された状 態のままで、パワーボード（２０）、コンデンサボード（２２）及び内側にある 金属バー（３２）を貫いてコンデンサボード（２２）の外面へ導かれることを特 徴とする請求項６記載の電力変換装置。