JPH08510037A - 特に自動車用の流体力学的結合装置 - Google Patents

特に自動車用の流体力学的結合装置

Info

Publication number
JPH08510037A
JPH08510037A JP7522739A JP52273995A JPH08510037A JP H08510037 A JPH08510037 A JP H08510037A JP 7522739 A JP7522739 A JP 7522739A JP 52273995 A JP52273995 A JP 52273995A JP H08510037 A JPH08510037 A JP H08510037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
mass member
axially
turbine wheel
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7522739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3577671B2 (ja
Inventor
アニック,パスカル
ジナルディ,ミシェル
シャスゲ,ギュスタヴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo SA
Original Assignee
Valeo SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo SA filed Critical Valeo SA
Publication of JPH08510037A publication Critical patent/JPH08510037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3577671B2 publication Critical patent/JP3577671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

Abstract

(57)【要約】 この流体力学的結合装置は、ドライブシャフトに回転自在にロックできるハウジング(12)と、被動シャフトに回転自在ににロックできるタービンホイール(14)と、ハウジング(12)とタービンホイール(14)との間で作動するロッキングクラッチ(10)とを含み、前記クラッチは、タービンホイール(14)に対しては軸方向に移動し、タービンホイールに対して回転自在にロックされるようになっているピストン(2)と、ハウジング(12)に連動するカウンターピストン(3)とを含む。ピストン(2)は、タービンホイール(14)と質量部材(3)との間に軸方向に介在され、ハウジング(12)に枢着されたカウンターピストンを形成している。前記質量部材(3)は、スプリング(7)によって前記ハウジング(12)に弾性的に結合されており、スプリング(7)は、ハウジング(12)の横方向壁と質量部材(3)上のラジアル突起(31)との間で、質量部材(3)の外周部に取り付けられている。用途:自動車

Description

【発明の詳細な説明】 特に自動車用の流体力学的結合装置 本発明は、駆動シャフトに回転自在にロックできるハウジングと、被動シャフ トに回転自在にロックできるタービンホイールと、ハウジングとタービンホイー ルとの間で作動するロッキングクラッチを有し、このクラッチは、ピストンとハ ウジングに連動するカウンターピストンとを有するタイプの、特に自動車用の流 体力学的結合装置に関する。 かかる装置は、米国特許第4,976,656号明細書に記載されている。 この明細書において、ピストンはトーションダンプ装置に属するが、このトー ションダンプのガイドワッシャーの1つを形成している。 この装置は、タービンホイールに一体的なタービンハブに対して軸方向に移動 できるよう、回転接続するための溝を内側に設けたウェブを含んでいる。 従って、このピストンは、タービンホイールに対して軸方向に移動できるよう 、回転自在に接続されている。 より詳細に述べると、このタービンハブは、ギアボックスの入力シャフトに回 転自在にロックできるようになっている。 従って、ハウジングは、流体力学的カップリング装置の駆動体を形成し、ター ビンハブは、前記装置の被動体を形成している。 ロッキングクラッチを切ると、ピストンは、ハウジングによって形成されたカ ウンターピストンには接触しない。この状態で、タービンホイールはハウジング 内に含まれる流体の循環により、インペラーホイールによって駆動される。 従って、この状態では、ロッキングクラッチの慣性はその効力を発揮する。そ の理由は、ロッキングクラッチがかなりの程度、タービンハブによって支持され ているからである。 その結果、この慣性により、ギアボックスの入力シャフト、すなわちギアボッ クス内のギアホイールにその効力が及ぶ。 更に、自動車の内燃機関からギアボックスまで延びる動力列内に、この流体力 学的結合装置が取り付けられている。 従って、このシステムは、熱機関の作動速度範囲内の車両の通常の走行速度で 発生する共振周波数を有する。 欧州特許公開第0577389号明細書記載の発明においては、タービンホイールと 質量部材との間に、軸方向にピストンが介在され、ハウジングに枢着されたカウ ンターピストンを形成し、前記質量部材は、前記ハウジングに弾性的に結合され ている。 このような構造により、クラッチが切られると、ロッキングクラッチによる慣 性は主にピストンによって決定されるので、極めて小さくなり、ギアボックス内 のギアホイールには、小さな応力しか加わらない。 更に、クラッチを係合したり切ったりするための応答時間が短くなる。 ロッキングクラッチが係合されると、質量部材は効力を発揮し、その慣性が増 加するので、この流体力学的結合装置が取り付けられているシステムの共振周波 数は下がる。 この欧州特許公開第0577389号明細書に記載の発明では、質量部材は、主要機 素とトーションダンプ装置の一部を形成し、周方向に作用する弾性手段を形成す るスプリングを取り付けるための中空カバーを含んでいる。このハウジングは、 トーションダンプ装置の入力機素を構成しており、質量部材は、該装置の出力機 素を構成している。 この目的のため、ケーシングに回転自在に固定されたプレートは、主要機素と リベット接続されたカバーとの間に突入する。このプレートは、弾性手段のため のリセスを有する。 その結果、質量部材およびトーションダンプ装置は、比較的複雑な形状となり 、質量部材は、トーションダンプ装置の存在により軽量化される。 更に、主要機素の外周部は、中心部がハウジングに固定されるように支持され たチューブ状ノーズに枢着されている。この主要機素は、ハウジング上の環状突 起にも枢着されている。 このような構造は、質量部材の形状を複雑にし、質量部材の回転を混乱させる 。 本発明の目的は、質量部材とハウジングとの間の大きな相対回転運動の利点を 保ちながら、上記した欠点を、簡単かつ安価に軽減することにある。 すなわち、本発明の目的は、質量部材とハウジングとの相対回転運動が大きい という利点を失うことなく、質量部材の重量を増し、かつその回転を補助しなが ら、質量部材を簡略化することにある。 本発明によれば、上記タイプの結合装置は、質量部材の内周部とノーズの外周 部との間で、径方向にベアリングが介在されており、質量部材は、主要部分およ びこの主要部分の外周部に設けられた横方向を向く環状突起を有し、この環状突 起は、ハウジング上の環状ショルダーの方向に径方向に向き、タービンホイール の外周部の方向に、質量部材の主要部分に対して軸方向にずれており、前記突起 は、ピストンに対する接触表面を提供し、トーションダンプ装置の周方向に作用 する弾性手段は、前記質量部材上の横方向突起とハウジングの横方向部分との間 において、質量部材の主要部分の外周部に取り付けられていることを特徴とする 。 本発明によれば、質量部材の主要部分は単一部品であり、弾性手段が大径の円 周部に設けられているので、質量部材とハウジングとの相対的回転運動を大きく することが可能であり、かつこの回転運動は、ベアリングの存在によって補助さ れる。 更に、慣性が大きくなることは、共振周波数を下げる上で好ましい。 従って、車両の正常の作動速度では、熱機関の作動レンジ内では共振現象は生 じない。ある特徴によれば、突起は、ハウジング側を軸方向に向くフィンガーを 支持し、ハウジングは、突起側に軸方向に向いたベアリングラグを支持している 。 これらフィンガーおよびラグはそれぞれ弾性手段のスプリングを作動させ、支 持するように働く。 このような構造により、トーションダンプ装置は簡略化される。 ある特徴によれば、各フィンガーは、ベアリングラグ内のノッチに突入する。 弾性手段のスプリングは、ラグ内のノッチのレベルを除き、ディッシュにより 直接または間接的に当接するので、スプリングは良好なシートを有し、フィンガ ーの中心部に係合する。このように、スプリング、例えばあらかじめアーチ状に された長い湾曲したスプリングが対称的に係合し、ハウジングと質量部材との間 の相対的回転運動を大きくすることができる。 これらは、いずれもトーションダンプ装置を簡略化することとなる。典型例と して、フェージングワッシャーにより、ハウジングと質量部材との相対的回転運 動を大きくすることができる。 質量部材上の突起は、傾斜部分によって質量部材の主要部分に接続することが 好ましい。 このような構造により、タービンホイールとハウジングとの間の自由空間を最 も具合よく塞ぎ、フェージングワッシャーを軸方向にロックするように、これを 活用できる。 次に、添付図面を参照して、本発明を説明する。 図1は、図面の上部にロッキングクラッチがなく、図面の下部にロッキングク ラッチのピストンしかない流体力学的結合装置の軸方向断面図である。 図2は、ロッキングクラッチを備えた流体力学的装置の図3における2−2線 に沿った軸方向断面図である。 図3は、図2の3−3線に沿った断面図である。 図4は、図2の底部部分の拡大図である。 図5は、変形実施例を示す図4と同様の図である。 図6は、図3の一部の拡大部分図である。 図7は、別の実施例の図2に類似した軸方向断面の半分の図である。 図面に示すように、周方向に作用する弾性手段7と共にトーションダンプ装置 4を使用するロッキングクラッチ10は、流体力学的結合装置11を取り付けう るようになっている。この流体力学的結合装置11は、自動車に取り付けるよう になっているトルクコンバータ、すなわちカップリングを含む。 かかる装置は、米国特許第4,976,656号明細書に記載されている。簡略化のた め、図1では、ハウジング12およびタービンホイール14の上方部分しか示さ れておらず、インペラーホイールおよびリアクターホイールは示されていない。 参考情報として、この装置11は、内燃機関のクランクシャフトに回転自在に 接続できるシールされたハウジング12内に、ハーフシェル状をした、ハウジン グの他方の部分に固定された少なくとも1つのインペラーホイールと、ギアボッ クスの入力シャフトに回転自在に接続できるタービンホイール14を含むことを 指摘したい。 この場合、装置11は、トルクコンバータを形成するよう、リアクターホイー ルを含み、このリアクターホイールは、自由ホイールを介在させた状態で、前記 入力シャフトを囲む固定されたスリーブによって支持されている。 ロッキングクラッチ10は、タービンホイール14と外周が環状形状となって いるハウジングとの間で軸方向に作用する。 このロッキングクラッチ10は、ピストン2を含み、このピストン2は、ター ビンホイール14とハウジング12とを直結するよう、カウンターピストン3に 接触可能になっている。 それ自体公知のように、タービンホイールおよびインペラーホイールは、ブレ ードを含み、ハウジング12内に含まれるオイルの循環により、タービンホイー ル14は、ハウジング12に固定されたインペラーホイールによって回転させら れるようになっている。 ロッキングクラッチ10は、自動車がスタートした後、スリップ現象の発生お よびエネルギーの損失を防止するように、それ自体公知の態様で作動する。 タービンホイール14は、本例では溶接により、また変形例ではリベット締め により、タービンハブ13に固定されている。このハブ13は、ギアボックスの 上記入力シャフトに接続できるよう、内側に溝が設けられている。 このハブ13(本例では金属製)の外周部には、軸方向を向き、外側に溝が設 けられた環状部15を有している。 ピストン2は、本例では溶接により、また変形例ではリベット締めにより、内 側に溝が設けたブッシュ25に固定されており、環状体15の溝に相補的に係合 するようになっている。 従って、ハウジング12は、この流体力学的結合装置11の駆動機素を形成し 、ハブ13は被動機素を形成している。 かくして、ハウジング12は、駆動シャフト(車両の駆動シャフト)に回転自 在にロックでき、タービンホイール14は、被動シャフト(ギアボックス入力シ ャフト)に回転自在にロックできる。 ハウジング12は、ロッキングクラッチ10の入力機素、およびトーションダ ンパー4の入力機素も形成している。一方、ピストン2は、ハブ13に結合可能 な状態で、ロッキングクラッチ10の入力機素を形成している。 従って、全体に横方向に向いたピストン2は、先に説明したように(本例では ハブ13を介して)、タービンホイール14に回転自在に接続され、かつタービ ンホイール14に対して軸方向に移動自在となっている。 ブッシュ25の前方面と環状体15の内側ボアとの間には、シール装置16が 設けられている。このシール装置は、横断面がL字形の環状面を含み、この環状 部分は、一方では溶接によりピストン2を固定するため、ホイール14から最も 遠い軸方向端部にブッシュ25が有している横方向プレートに溶接され、他方で は、環状体15の内周部と上記環状部品のチューブ状軸方向部分の外周部との間 に介在されたリングに溶接されている。このリングと環状体15との間には、シ ールジョイントが設けられている。 ハウジング12は更に、センタリングリングを形成する、チューブ形状のノー ズ17を中心に支持している。この軸方向に配置されたノーズ17は、タービン ホイール14側に向いており、本例では溶接、例えばビードを形成するレーザー タイプの溶接により、ハウジング12に固定状態で取り付けられている。 より詳細に説明すれば、このノーズ17は、ハウジング12の正面にある、横 方向を向いた壁28の中心に取り付けられている。 このノーズ17は、ハブ13の前方端、およびハブ13の自由端とハウジング との間に軸方向に介在されたスラストリング18を囲んでいる。本例では摩擦材 料から成るこのリング18は、ハブ13の内外を連通するための横方向チャンネ ル(図示せず)を、それ自体公知の態様で有している。 参考情報として、ギアボックスの入力シャフトの内側は中空となっており、リ ング18を通って、流体、本例ではオイルが循環し、ピストン2を作動させるよ うになっている。このリング18は、本例ではスポット溶接によりハウジングに 固定された係止用インサートを有している。 1つの特徴として、タービン14とノーズ17に枢着された質量部材3との間 に、ピストン2が軸方向に介在されている。 質量部材3は、その外周部に横方向を向く環状突起31を有し、この突起31 は、ピストン2の横方向を向くカウンター表面22と反対側で、ピストン2に対 する接触表面32を構成している。 本例では、クラッチ10が係合されている時、ピストン2は、そのカウンター 表面22を介して、表面32上に間接的に摩擦ライニング40を支持する。この 摩擦ライニング40は、表面32とピストン2との間に軸方向に介在されている 。 ライニング40は、本例では表面32に接着されているが、その逆も可能であ る。その理由は、ライニング40は、強化のため外周部に軸方向に向いた環状シ ョルダー21を設けたピストン2に接着できるからである。 ハウジング12の外周部に設けた軸方向を向く環状ショルダー19と、タービ ンホイール14の外周部との間には、表面32が存在する。この目的のため、突 起31は、傾斜部分33によって、クラッチ10のカウンターピストンを形成す る質量部材3の主要部分に接続されている。 同様に、傾斜部分33は、ピストン2(本例ではプレス加工された板金から製 造される)のカウンター表面22を、横方向を向くその主要部分に接続している 。 従って、表面32とカウンター表面22とは、本例では、傾斜部分23、33 により、タービンホイール14の外周部の方向に軸方向にずれており、そのため 、ホイール14の形状に最適に適合し、従って、軸方向の寸法を小さくすること が可能となっている。 質量部材3は主要部分30を有し、1つの特徴によれば、その主要部分30の 外周部に突起31を有し、この突起31は、ケーシング12上のショルダー19 の方向に径方向を向き、主要部分30に対し、タービンホイール14の外周部側 の方向に軸方向にずれている。従ってこの主要部分30は、単一部品である。 1つの特徴によれば、傾斜部分33は、断面形が全体的に台形であるフェージ ングワッシャー5に対する支持表面を提供している。より詳細には、ピストン2 に対して反対方向に曲がった面34、およびテーパ形状の傾斜した部分33のホ イール14が、前記支持表面を形成している。この面34は、質量部材33の主 要部分30が外周部に有し、かつ軸方向を向く環状面35に接続されている。 質量部材3のところどころに、ラジアル突起9がある。本例では3つの突起9 が設けられている。これらの突起9は、断面(図2)において楔形状となってお り、面34と反対側の傾斜した支持面36を構成している。 面36は、面34に対して逆方向に傾斜している。 突起36は、2つの傾斜面36、34と、底部35を有する台形の溝が局部的 に形成されるように、面35の自由端の高さで延びている。 傾斜面34と36との間の距離は、分割された溝内にフェージングワッシャー 5を収容し、組み立て公差をもって面36、34に支持されるように、フェージ ングワッシャー5の幅によって決定される。 質量部材3の外側面35と、ワッシャー5との間には、環状の径方向の間隙が 存在する。従って、便宜上、内側フェージングワッシャーと称すワッシャー5は 、面36、34によって、軸方向かつ径方向にロックされるので、質量部材3は ワッシャー5のためのプーリーを形成する。 1つの特徴によれば、質量部材3内の溝にワッシャー5を取り付けできるよう にするため、前記ワッシャー5は、突起9が侵入できる通路51を局部的に有す る。これら突起9は、本例では、周方向に全体に三角形状(図3)である。この ことは、組立体の軸線に対して反対方向に突出変形部52によって形成された通 路51にも当てはまる。上記変形部52の形状は三角形である。 従って、溝内へのワッシャー5の取り付けは、まず、突起9上に変形部52を 軸方向に係合し、次に溝内に、ワッシャー5を係合させながら回転し、これを軸 方向にロックするようなバヨネットタイプとなっている。 質量部材3は、本例では、この質量部材3の外周部で作用するトーションダン プ装置4により、ハウジング12に弾性的に結合されている。より詳細に述べる と、この装置は、ハウジング12の外側ショルダー19の内周部と質量部材3の 主要部分30の外側面35との間で径方向に作用し、かつ、ハウジング12(本 例では、プレス加工された板金から製造されている)の横方向部分28と質量部 材3(本例では鋼鉄製または変形例として鋳造鉄から製造されている)上の突起 31との間で、軸方向に作用する。 従って、装置4の弾性手段7は、面35とショルダー19との間で径方向に取 り付けられ、部分28と突起31との間で軸方向に取り付けられている。これら 弾性手段7を備えていることにより、質量部材3とハウジング12との相対的な 回転移動量を増加できる。 この装置は、別のフェージングワッシャー6をも有している。このフェージン グワッシャー6は、外側フェージングワッシャーと呼ばれ、本例では、第1フェ ージングワッシャー5の外周部に枢着されている。従って、これらフェージング ワッシャー5、6は、同軸部分3、12に対して回転自在に取り付けられている 。 本例では、これらワッシャー5、6は金属製であり、プレスでカットして製造 されたものである。フェージングワッシャー5、6は、裏返しの配置で同心状に 同一平面に取り付けられている。内側ワッシャー5の材料は、このワッシャー5 を囲む外側ワッシャー6の廃棄材料から経済的に取り出されたものである。 これらワッシャー5、6は、互いに鏡像関係にあり、各ワッシャーは、それぞ れラジアルラグ55、65を有し、各ラグは、下記に説明する周方向に作用する 弾性手段7をセンタリングするため、ラグ55、65の各側面で周方向に延びる フィンガー56、66を備えている。 ワッシャー5上のラグ55は、組立体の軸線と反対方向に径方向を向いている が、ワッシャー6上のラグ64は、組立体の軸線方向を向いている。 これらラグ55、65は、全体として台形を呈し、ラグ65の自由端は、ワッ シャー5から所定の距離だけ延びているが、ラグ55のより大きい周方向の幅を 備えた頂部エッジは、外側ワッシャー6をセンタリングするように働く。 従って、このワッシャー6は、ラグ55の外周部に枢着されている。 当然ながら、これらラグ65の高さは、変形部52と干渉しないような値にな っている。ラグ55、65の数は、用途に応じて決まる。 本例では、3つのラグ55、65が設けられている。ラグ55は、互いに12 0度に均一に分布し、変形部52の頂部から延びている。 ラグ65も、互いに120度の角度で、均一に分布している。 ハウジング12は、ところどころに軸方向を向くベアリングラグ95を有して いる。質量部材3は、形状が周方向に長円形状となっている軸方向を向くフィン ガー85を支持している。このフィンガー85は、ハウジング12の壁28側に 軸方向を向いているが、ラグ95は、突起31側に軸方向を向いている。 互いに均一に120度に分布された3つのラグ95と、互いに120度に分布 された3つのフィンガー85が設けられている。 質量部材3(質量部材上の突起31)と一体的に鋳造されたフィンガー85は 、 軸方向に延びている。同じことが、ハウジング12(ハウジング12の横方向壁 28)に溶接により取り付けられたラグ93についても当てはまる。このラグは 、横方向に大きな支持面を提供している(図4および図5)。 トーションダンプ装置が、アイドル状態になっている場合、フィンガー85は 、ベアリングラグ95が中心部に有している周方向の切り欠き部97(図4およ び図6)に突入している。 図3から理解できるように、トーションダンパーがアイドル状態になっている 場合、2つの連続するラグ95の間に、ラグ65とラグ55がある。2つの連続 するラグ55と65と95の間の周方向のオフセット角度は、全体に40度であ る。 この状態にあるとき、突起9は、ラグ55に対して中間位置にある(図3)の で、この角度は、ワッシャー5と質量部材3との間の相対回転角移動の角度より 大きく、ワッシャー5が抜けることはできない。 従って、外側ワッシャー6上のラグ65は、内側ワッシャー5の上のラグ55 に対して周方向にずれ、本例では、2つの同心状弾性部材73、72、71の3 つの組が設けられ、2つのワッシャー5と6との間で径方向に取り付けられた2 つの連続するラグ95の間で周方向に作用する。 この弾性部材は、上記周方向に作用する弾性手段7に属し、本例では、同じ強 度の同心状螺旋スプリングから成っている。 ラグ95およびフィンガー85を形成しているため、弾性部材の3つの組の3 つのグループを平行に作動させ、2つの連続するベアリングラグ95の間で、弾 性部材の3つの組を直列に作動させることが可能となっている。従って、ラグ9 5は、スプリング73の両端に対する支持体として働き、これらスプリングの良 好なシートとなり、一方、フィンガー85はスプリング73の中心に作用するこ とにより、これらスプリングを作動させる(圧縮する)よう働く。 別の特徴として、弾性部材73の最後の部材は、支持ディッシュ96(本例で は金属製(図6))を介して、ラグ95の上に当接している。 このディッシュ96は、フィンガー85の周方向の両端の一方と協働するよう に中心部が湾曲しており(本例では半円形)、前記フィンガーの端部は、この目 的のため丸くされ、ディッシュ96の湾曲した部分に突入するようになっている 。 ダンパー4がアイドル状態にあるとき、フィンガー85は、ディッシュ96に 当接している(図6)。当然ながら、上記アイドル状態では、ディッシュ96は ラグ95の横方向エッジに当接する(図6)ので、周方向に間隙が存在していて もよい。 従って、形状がアーチ状(図6)のフィンガー85は、ラグの内部の中空通路 97によって、ラグ95の内部に入れ子式に取り付けられている。従って、質量 部材3とハウジング12とが相対運動するとき、フィンガー85は、ディッシュ 96に作用し、ラグ65に当接している弾性部分73を圧縮し、ラグ65は移動 して、ラグ55上に当接している部材72を圧縮し、ラグ55は、移動してラグ 95上に載っているスプリング71を圧縮する。 このような構造であるため、フィンガー85とラグ95との間で、従ってハウ ジング12と質量部材3との間で、大きな回転運動をすることが可能である。こ の場合、すべての部材71、72、73は同じ剛性度を有するが、必ずしも同一 である必要はない。例えば、自動車のエンジンのアイドリングレンジにおける振 動を除くため、部材72の剛性度を部材73よりも大きくし、部材73の剛性度 を部材71の剛性度よりも大きくしてもよい。 従って、多数の勾配があり、剛性度が可変タイプのトーションダンプ装置を得 ることが可能である。当然ながら、このような構造は、用途、特に伝達すべきト ルクに応じて決まる。 ラグ95の内周部は、ディッシュ96を保持するような輪郭になっている。( 図6)。従って、ラグ95の内側エッジは、広くなっている。 また、外側ワッシャー6は、溶接されたラグ95がその外周部に有してイる長 方形の切り欠き部98によって軸方向にロックされることも理解できよう(図5 )。 図4において、ワッシャー6は、ショルダー99によって軸方向の単一方向に ロックされる。 ラグ65は、それ自体ラグ95および55に係合しているスプリング72、7 3とフィンガー66を介して係合するので、ある場合には、弾性手段7はそれ 自身でかかるロックを行う。 図2では、質量部材3は、摩擦係数の小さいスムーズなベアリング41により ハウジング12に固定されたチューブ状ノーズ17に枢着されている。 質量部材3の内周部と、本例ではノーズ17に固定されたベアリング41の外 周部との間に、シールジョイントが設けられることが理解できよう。ハウジング 12の壁28と質量部材3との間には、軸方向に摩擦ワッシャー44が介在され るが、質量部材3の他方の面には、摩擦ワッシャー45が作用する。 このワッシャーは、ノーズ17がその自由端に有している溝に取り付けられた 止め輪42により、軸方向にロックされた押圧ワッシャー43によって保持され る。 変形例として、ワッシャー43はノーズ17の自由端にネジ止めすることによ って取り付けられる。いずれの場合でも、質量部材3はノーズ17に軸方向に固 定されたショルダーにより、軸に沿って一方向にロックされ、ノーズ17は、環 状体25および装置16の下方にて、径方向に位置決めされる。 別の特徴によれば、ハウジング12の前方壁28と質量部材3との間で、ヒス テリシス可変装置80が作用する。 この装置は、ベルビーユワッシャータイプの軸方向に作用する弾性ワッシャー 83(または変形例ではクリンクルワッシャー)と、押圧ワッシャー84とを含 み、押圧ワッシャー84は、壁38側に向いた面に摩擦ライニング(本例では、 接着によりワッシャー84に固定されている)を支持する。 当然ながら、この摩擦ワッシャーは壁28に接着してもよい。 これらワッシャー83、84は、質量部材3がこの目的のために有している中 空部81に取り付けられる。 図2から理解できるように、ワッシャー83は中空部81の底部に当接し、ワ ッシャー84に作用すると共に、このワッシャー84を面28の方向に押圧し、 ワッシャー84の摩擦ライニングをグリップして壁28に接触させる。 従って、質量部材3は、全体がU字形の環状ベアリング41、44、45によ り、その内周部がハウジング12に枢着される。 ピストン2は、それ自体公知の態様で2つのチャンバーの境界を定めている。 車両がスタートする際、ピストン2は、面32および質量部材3より所定の距離 にある。 次に、ピストン2、質量部材3およびハブ13によって構成されたチャンバー 内に流体圧が生じる。このチャンバー2には、リング18内の横方向チャンネル から圧力が送られる。 次に、ロッククラッチ10が外れ、ハウジング12内に含まれる流体の循環に よりインペラーホイールは、タービンホイール14およびハブ13を駆動できる 。 スリップ現象の発生、およびエネルギー損失を防止するため、一旦タービンホ イール14が駆動されると、ピストン2によって構成された2つの制御チャンバ ー内の流体圧力は反転させられる。 次にピストンは、ライニング40まで上昇し、このライニング40をクランプ することができる。 この段階の間、ヒステリシス装置80の弾性ワッシャーは解放される。 ここで、押圧ワッシャー84は、中空部81の高さに位置するピン82により 、回転しないようにロックされることに気が付くと思う。 当然ながら、ワッシャー84は、遅れた状態で作動するように、周方向の間隙 を設けてもよい。 この目的のため、ピン82に係合できる少なくとも1つの軸方向を向くラグを 、その内周部に支持する。 当然ながら、変形例(図7)では、質量部材3は少なくとも1つの切り欠き1 81を有することができる。この切り欠き181は、押圧ワッシャー184の内 周部に設けたほぞ状のラグ182を、(任意に周方向の間隙をもって)嵌合する ためのほぞ穴状となっていてもよい。 次に、質量部材3と押圧ワッシャー184の間に、軸方向のベルビーユワッシ ャー183が介在され、ラグ182によって中心に位置決めされる。 この図では、ワッシャー44と43は除かれており、質量部材3は、軸方向に 移動でき、ショルダー42は、軸方向の移動を制限するように作動するようにな っている。 これらのすべての構造により、クラッチが外れたときに、ハブ13のレベルで 極めて小さい慣性、主としてピストンの極めて小さい慣性を有し、(表面32と カウンター表面22との間にグリップされたライニング40と)係合する際には 、かなりの程度重い質量部材3により、大きな慣性を有するロッキングクラッチ が得られる。 このような大きな慣性により、車両のエンジンから、装置11を介してギアボ ックスまで延びる制動列の共振周波数を下げることが可能となる。 従って、この共振周波数は極めて低い。よって、車両の走行中は、周波数はこ の共振周波数を大幅に越える。このことは、ユーザーを快適にする上で好ましい 。 第1段階でピストン2が係合すると、ヒステリシス80によって生じた摩擦は 大きくなり、次に、ライニング40(任意にセグメント化される)がグリップさ れると共に減少し、流体圧は、弾性ワッシャー83、183によって生じる力に 抗して作用する。クラッチを外すと、摩擦力は増加する。 従って、車両がスタートし、共振周波数を通過する際に、ハウジング12とワ ッシャー84の間の摩擦レベルは大きくなり(質量部材3はハウジング12に対 して移動する)、振動を良好に減衰し、次にこの摩擦力は減少する。 トーションダンパー4も、この振動を減衰でき、質量部材3は、軸方向に移動 するので、図7の実施例が好ましいことが理解できると思う。 当然ながら、図2のワッシャー44を除くことも可能である。いずれの場合で も、クラッチ10が外れる際の、特にライニング40のリッキングを防止するよ う、質量部材3の軸方向の移動を制限している。 このような移動が可能であることにより、通常の(クラッチ10が係合した状 態での)走行中は、ワッシャー83、183が解放されており、質量部材3と壁 28との間での摩擦は小である。従って、ヒステリシス装置80は可変である。 先に理解できるように、ロッキングクラッチの入力部分は、2つの同軸部品、 すなわち質量部材3およびハウジング12の中にあり、トーションダンパー4は 、所定の回転角運動の限度内で互いに回転移動できるように取り付けられた2つ の同軸部品12、3を有する。このような運動は、フェージングワッシャー5、 6により、広い角度にわたって行われる。ベアリング41は、上記のように広い 円周にわたって弾性手段7を設けたことにより、かかる大きな運動を補助する。 このようにして、ユーザーは、高度の快適性が得られる。 当然ながら、本発明は、上記実施例のみに限定されるものではない。特に質量 部材3は、好ましくはシールされた1つ以上のボール列を備えたボールベアリン グにより、ノーズ17に枢着してもよい。 スプリング71、72、73は、1つのスプリングでもよい。 変形例として、流体力学的結合装置11は、リアクターホイールを有しないカ ップリングを備えてもよい。 いずれの場合でも、流体力学的装置の駆動体、およびトーションダンプ装置の 入力体を構成し、質量部材3は、前記トーションダンパーの出力部品を構成する 。 ピストン2は、流体力学的結合装置の被動体上で軸方向に移動しながら、回転 しないようにロックされるロッキングクラッチの出力体を構成する。 変形例として、ピストンをハブ13に枢着し、接線タングにより、タービンホ イール14に直結してもよい。この場合、ハブの外周部には溝を設けない。 ピストン2の慣性が小さいこと、およびこのピストン2の慣性が小さいため、 クラッチ10を解放した際、ギアボックス内のギアホイールには、小さな応力し か加わらず、クラッチ10を係合したり切ったりする際の応答時間が極めて短く なることも理解できよう。 当然ながら、ワッシャー6は、ラグ95によりセンタリングできる。 いずれの場合でも、内側のフェージングワッシャー5は、質量部材3に対して 自由に枢動できるようになっており、一方、第2フェージングワッシャー6は、 ワッシャー5のラグ55に対し、従って、質量部材3に対して自由に枢動するか 、またはダンパー4の第2部分に属すラグ95、すなわちダンパー4の第1部分 に属す質量部材3に対して自由に枢動できるようになっている。 変形例として、2つの連続するラグ95の間に、あらかじめアーチ状にした長 い湾曲したスプリングを介在させてもよい。これらのスプリングは、ディッシュ 96によってフィンガー85により作動可能である。 この場合、スプリング71、72、73の代わりに、1つの湾曲したスプリン グと置き換えてもよい。 スプリング71、72、73の各周方向端部に、ディッシュ96を設けること ができる。 変形例として、この構造を反転することも可能である。従って、内側のフェー ジングワッシャー5は、その内周部において、組立体の軸線および質量部材3側 に径方向を向いたラグを有することができる。 例えば、質量部材3は、その面33内に中空の相補的な溝を有し、この溝は、 ワッシャー5の内側ラグが追加できるよう、一部が中断されている(この前方エ ッジは、ハウジング12側を向く)。このラグは、その断面が内部に係合される よう、溝の形状と相補的な形状であることが好ましい。 従って、ワッシャー5は、例えば周方向に均一に分布した3つの内側ラグを有 し、質量部材3は、これに対応する3つの切り欠きを有することができる。こう して、ラグは切り欠き内に軸方向に係合され、バヨネットタイプの回転取り付け が行われる。 従って、センタリングワッシャー5は、ところどころに突起を有し、一方、質 量部材3は、突起が嵌合できる通路を一部に有するので、質量部材3に内側ワッ シャーを取り付ける方法は、バヨネットタイプとなる。 溝は、先の図面の場合のように形状が台形であるので、第1同軸部分(質量部 材3)は、その外周部に内側ワッシャーのラグが通過できるように切り欠かれた 別の支持面と反対の第1支持面を有し、よって、内側ワッシャーのハウジングに 対し、台形の溝が形成され、溝の形状と相補的な断面が台形をした内側ラグによ り、内側ワッシャーは軸方向かつ径方向にロックされる。 当然ながら、溝は、相補的ラグと同じように、断面を長方形にすることができ る。 最後に、突起31を質量部材3の主要部品に接続し、カウンター表面22をピ ストン2の主要部分に接続するための部品33、23は、タービンホイール14 の形状に最良に適合するよう、湾曲していてもよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.駆動シャフトに回転自在にロックできるハウジング(12)と、被動シャ フトに回転自在にロックできるタービンホイール(14)と、全体が横方向にあ り、中心部に固定されたチューブ状ノーズ(17)を支持する壁(28)、およ び外周部に軸方向を向いた環状ショルダー(19)を有するハウジング(12) とタービンホイール(14)との間で作動するロッキングクラッチ(10)とを 有し、前記クラッチは、タービンホイール(14)に対して軸方向に移動できる とともに、タービンホイール(14)に回転自在にロックされるようになってい るピストン(2)と、ハウジング(12)に連動するカウンターピストン(3) とを含み、ピストン(2)は、タービンホイール(14)と質量部材(3)との 間に、軸方向に設けられ、ハウジング(12)に回転自在に取り付けられ、かつ ハウジング(12)に弾性的に結合されたカウンターピストンを形成し、質量部 材(3)は、ハウジング(12)に固定されたチューブ状ノーズ(17)に枢着 され、更に周方向に作動する弾性手段(7)を含むトーションダンプ装置(4) の出力体、およびハウジング(12)から成る入力体を形成するタイプの、特に 自動車用の流体力学的結合装置であって、 質量部材(3)の内周部とノーズ(17)の外周部との間で、径方向のベアリ ング(41)が介在されており、質量部材(3)は、主要部分(30)およびこ の主要部分(30)の外周部に設けられた横方向に配置された環状突起(31) を有し、この環状突起は、ハウジング上の環状ショルダー(19)の方向に径方 向を向き、タービンホイール(14)の外周部の方向に質量部材(3)の主要部 分(30)に対して軸方向にずれており、この突起(31)は、ピストン(2) に対する接触表面(32)を提供し、トーションダンプ装置の周方向に作用する 弾性手段(7)は、前記質量部材(3)上の横方向の突起(31)と、ハウジン グ(12)の横方向部分(28)との間において、質量部材(3)の主要部分( 30)の外周部に取りつけられていることを特徴とする、流体力学的結合装置。 2.質量部材(3)は、ハウジング(12)上のノーズ(17)に軸方向に固 定されたショルダー(42)により、軸方向にロックされていることを特徴とす る、請求項1記載の装置。 3.質量部材(3)は、ノーズ(17)がその自由端に有する溝に取り付けら れた止め輪(42)により、軸方向にロックされていることを特徴とする、請求 項2記載の装置。 4.質量部材(3)とハウジング(12)の正面壁(28)との間に、軸方向 に作用する弾性ワッシャー(83)を備えたヒステリシス可変装置(80)が介 在された、請求項1記載の装置において、質量部材(3)は、ノーズ(17)の ショルダー(42)に対して軸方向の間隙をもって、その連動するベアリング( 41)に取り付けられていることを特徴とする装置。 5.前記環状突起(31)は、傾斜した部分(33)により、質量部材(3) の主要部分に接続されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。 6.弾性手段(7)がスプリング(7)を含む請求項1記載の装置において、 質量部材(3)上の突起(31)がスプリング(7)に作用するように、ハウジ ング(12)の横方向壁(28)側を向いて、軸方向に配置された複数のフィン ガー(85)を支持し、一方、ハウジング(12)の横方向壁は、スプリング( 7)を支持するように、質量部材(3)上の突起(31)側に軸方向を向いたベ アリングラグ(95)を支持していることを特徴とする装置。 7.各フィンガー(85)は、ベアリングラグ(95)上の周方向切り欠き( 97)に突入していることを特徴とする、請求項6記載の装置。 8.フィンガー(85)は長円形状となっていることを特徴とする、請求項7 記載の装置。 9.フィンガー(85)は、中心部が湾曲したディッシュ(95)に当接して おり、かつベアリングラグ(94)は、これらディッシュ(96)を保持するよ うな形状になっていることを特徴とする、請求項8記載の装置。 10.トーションダンパー(4)は、ラジアルアーム(55)(65)を備え る2つのフェージングワッシャー(5)(6)を含み、これらのワッシャーは、 裏返しの配置、かつ同心状に同一平面に取り付けられていることを特徴とする、 請求項9記載の装置。
JP52273995A 1994-03-04 1995-03-03 特に自動車用の流体力学的結合装置 Expired - Lifetime JP3577671B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR94/02543 1994-03-04
FR9402543A FR2718210B1 (fr) 1994-03-04 1994-03-04 Appareil d'accouplement hydrocinétique, notamment pour véhicules automobiles.
PCT/FR1995/000257 WO1995023930A1 (fr) 1994-03-04 1995-03-03 Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicules automobiles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08510037A true JPH08510037A (ja) 1996-10-22
JP3577671B2 JP3577671B2 (ja) 2004-10-13

Family

ID=9460706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52273995A Expired - Lifetime JP3577671B2 (ja) 1994-03-04 1995-03-03 特に自動車用の流体力学的結合装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5690199A (ja)
EP (1) EP0697077B1 (ja)
JP (1) JP3577671B2 (ja)
KR (1) KR100352795B1 (ja)
DE (1) DE69500486T2 (ja)
FR (1) FR2718210B1 (ja)
WO (1) WO1995023930A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5695028A (en) * 1995-02-23 1997-12-09 Exedy Corporation Torque converter having both a lock-up clutch and a disengaging clutch mechanism
FR2735829B1 (fr) * 1995-06-22 1997-08-08 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour une transmission de vehicule automobile
FR2788094B1 (fr) * 1999-01-06 2001-03-02 Valeo Appareil de transmission de couple hydrocinetique a embrayage de verrouillage
US7341523B2 (en) * 1999-06-04 2008-03-11 Rohs-Voigt Patentverwertungsgesellschaft Mbh Torsional vibration damper
JP2002147566A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Fuji Heavy Ind Ltd トルクコンバータ付き動力伝達装置
EP1678359A1 (de) * 2003-10-22 2006-07-12 Uster Technologies AG Halterung f r eine vorrichtung zur qualit ts berwa chung an einer webmaschine
KR100783874B1 (ko) * 2006-10-18 2007-12-10 현대자동차주식회사 토크컨버터의 록업클러치 구조
KR20220000354U (ko) 2020-07-31 2022-02-08 김용 난방용 분배기 함체의 밀폐구조

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063416A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Yokogawa Electric Corp Lsiテスタ
JPH0617905A (ja) * 1992-07-03 1994-01-25 Toyota Motor Corp ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2920728A (en) * 1956-07-12 1960-01-12 Daimler Benz Ag Transmission, particularly for automotive purposes
US4143561A (en) * 1977-11-14 1979-03-13 Ford Motor Company Hydrokinetic torque converter with lock-up clutch and internal vibration damping
FR2620187B1 (fr) * 1987-09-08 1989-12-08 Valeo Dispositif amortisseur de torsion, embrayage de verrouillage pour appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicule automobile, mettant en oeuvre un tel dispositif amortisseur de torsion, et appareil d'accouplement hydrocinetique correspondant
US4867290A (en) * 1988-09-02 1989-09-19 Ford Motor Company High excursion torsional vibration damper for controlled energy absorption
DE4118686A1 (de) * 1991-06-07 1992-12-10 Bayerische Motoren Werke Ag Einrichtung zum daempfen von torsionsschwingungen
DE69314550T2 (de) * 1992-07-03 1998-03-26 Toyota Motor Co Ltd Hydraulische Drehmoment-Übertragungseinheit mit Überbrückungskupplung

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063416A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Yokogawa Electric Corp Lsiテスタ
JPH0617905A (ja) * 1992-07-03 1994-01-25 Toyota Motor Corp ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995023930A1 (fr) 1995-09-08
FR2718210A1 (fr) 1995-10-06
KR960702077A (ko) 1996-03-28
US5690199A (en) 1997-11-25
DE69500486D1 (de) 1997-09-04
DE69500486T2 (de) 1997-12-04
JP3577671B2 (ja) 2004-10-13
EP0697077B1 (fr) 1997-07-30
FR2718210B1 (fr) 1996-06-07
EP0697077A1 (fr) 1996-02-21
KR100352795B1 (ko) 2002-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101756996B1 (ko) 자동차용으로 특히 적합한 유연성 플라이휠
JP3736573B2 (ja) 特に自動車用のダンプフライホイール
US6854580B2 (en) Torsional damper having variable bypass clutch with centrifugal release mechanism
US20040226794A1 (en) Torsional vibration damper
CN108350981B (zh) 用于流体动力扭矩联接装置的、具有串联连接的内部和外部弹性阻尼构件的扭转振动阻尼器
US9765872B2 (en) Hydrokinetic torque coupling device having turbine-piston lockup clutch with drive-clutch component, and related method
KR100299295B1 (ko) 댐퍼메커니즘
US6193037B1 (en) Hydrodynamic torque converter
JPH08511858A (ja) 特に自動車用の、可塑材からなる摩擦クラッチ用の反応板
JPH08510037A (ja) 特に自動車用の流体力学的結合装置
US5769721A (en) Torsion damper with a control ring, in particular a motor vehicle friction clutch
US5682972A (en) Torsional vibration dampening device
KR20230147665A (ko) 비틀림 진동 댐퍼용 회전축을 갖는 마찰 장치
JP2000513081A (ja) ほぼ整合する2軸間の弾性連結装置
JP2000502432A (ja) 摩擦により振動を減衰するための改善された手段を含む、自動車用等のダンパーダブルフライホイール
GB2313898A (en) Divided flywheel
US5806639A (en) Fluid coupling with a lock-up clutch
JP3709500B2 (ja) 特に自動車用に適するトーションダンプ装置
CN110100117B (zh) 具有单向涡轮离合器的扭矩耦合装置及其制造方法
US20170307056A1 (en) Hydrokinetic torque coupling device for a motor vehicle
JPH09510005A (ja) いくつかの摩擦ステージを有するトーションダンパー
US4660692A (en) Centrifugal and torque responsive clutch
US6481552B1 (en) Clutch apparatus
US6269923B1 (en) Lockup device of torque converter
JP2002526732A (ja) 自動車用2質量ダンピングフライホイール

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term