JPH08509727A - 抗腫瘍剤として有用なホスホルアミデート - Google Patents

抗腫瘍剤として有用なホスホルアミデート

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JPH08509727A
JPH08509727A JP6524336A JP52433694A JPH08509727A JP H08509727 A JPH08509727 A JP H08509727A JP 6524336 A JP6524336 A JP 6524336A JP 52433694 A JP52433694 A JP 52433694A JP H08509727 A JPH08509727 A JP H08509727A
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Abstract

(57)【要約】 一般式(II): 〔式中、R1及びR2は脱離基、たとえばハロ又はアルキルスルホニルにより置換された(C2−C6)アルキルであり、R3及びR4はR1及びR2と同じか又はHであり、そしてArは複素芳香族環である〕で表わされるシクロホスファミド類似体が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 抗腫瘍剤として有用なホスホルアミデート 発明の背景 下記一般式(I): で表わされるシクロホスファミド(またシトキサンとしても知られている)は、 最とも広く使用される抗癌剤の1種である。それは、広範囲の種類の血液学的及 び固体腫瘍を処理するために多くの他の薬物と一緒に一般的に投与される。しか しながら、その臨床学的利用性を制限する薬物のいくつかの特徴が存在する。第 1に、その薬物は癌細胞に対して毒性である代謝物を生成するために肝臓におい て活性化を要する。第2に、その薬物は、膀胱に対して特に毒性であり、そして また、抗癌剤のアルキル化剤クラスに典型的な骨髄毒性を示す。第3に、シクロ ホスファミドは、癌を処理するために使用される用量で免疫系の可能性あるサプ レッサーであり、従ってそれらの疾患によりすでに弱体化されている患者の感染 に対する戦う能力を低める。最後に、シクロホスファミドの反復された使用は患 者の癌細胞による薬物に対しての耐性の上昇をもたらし、従ってその薬物を無能 にする。 それらの欠点の少なくともいくつかを回避する試みにおいて、シクロホスファ ミドの構造特徴の少なくともいくらかを保持する多くの類似体が開示されて来た 。たとえば、公開されたPCT出願WO89/11484号(Research Corporation Technol ogies,Inc.による)は 、下記一般式: 〔式中、R1及びR2はH又はハロアルキルであり、Rはニトロ置換された複素芳 香族基であり、そしてR3及びR4は独立して、水素、(C1−C10)アルキル又 は電子求引性基、たとえばCO2Etである〕で表わされるホスホルアミドを開示す る。それらの化合物は低酸素性細胞において所望する細胞毒性であることを開示 しているが、開示される最とも活性的な化合物は、R3又はR4で少なくとも1つ の電子求引性基を含み、これは必ずそれらの合成を複雑にし、そしてそれらの安 定性を減じる。また、Borchなど。(アメリカ特許第4,908,356号及び第5,190,92 9号を参照のこと)。 従って、安定し、そして調製しやすい、広範囲の種類の腫瘍細胞に対してひじ ょうに細胞毒性であるシクロホスファミドについての連続した必要性が存在する 。 発明の要約 本発明は、下記一般式(II): 〔式中、R1及びR2は独立して、ハロゲンにより置換された(C2−C6)アルキ ル、(C1−C4)アルコキシ、(C6−C12)アリールオキシ、シアノ、(C1− C4)アルコキシカルボニル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C6−C12) アリールスル ホニル、(C1−C4)ペルフルオロアルキルスルホニル、(C1−C4)アルキル スルフィニル、(C6−C12)アリールスルフィニルであり、又はR1及びR2が Nと一緒に取られる場合、モルホリノ環であり;R3及びR4はR1及びR2と同じ であるか又はそれぞれHであり;そしてArは窒素−、硫黄−又は酸素−含有複素 芳香族環であり;好ましくはArはその環に1〜3個のN,S又は非ペルオキシド O原子を含む5−又は6−員の複素芳香族環であり、ここで個々の環N原子は置 換されていなくても又は(C1−C4)アルキルにより置換されても良い〕で表わ される抗腫瘍ホスホルアミド化合物を提供する。 本発明のホスホルアミド化合物は、上記シクロホスファミドに関する1又は複 数の問題を回避する。第1に、本発明の化合物は、正常な好気条件下でよりも酸 素欠望条件下でより細胞毒性である。従って、肝臓において細胞毒性的に活性化 されるシクロホスファミドと異なって、本発明の化合物は、低酸素性細胞におい て選択的に細 胞毒性になり得る。従って、酸素欠望性腫瘍細胞は、非−癌細胞に対して影響を 及ぼさない濃度のそれらの化合物により選択的に破壊され得る。第2に、それら の化合物は膀胱に対して比較的非毒性である。第3に、本発明の化合物は、シク ロホスファミドに対する耐性を進行せしめた哺乳類腫瘍の処置において効果的で ある。 腫瘍における低酸素性細胞は一般的に放射線及び化学療法に対して耐性であり 、そして従って、根絶するのにひじょうに困難である細胞集団を表わす。ほとん どの哺乳類細胞は過剰酸素の条件下で作動し、そして酸素代謝を利用する。しか しながら、低酸素性細胞は、還元環境を表わす。従って、そのような細胞の内部 の還元環境により活性化されるように企画されているプロドラッグは、腫瘍細胞 に特異的に細胞毒性種を運ぶことができ、そして従って、既知化合物よりも可能 性ある治療利点を提供することができる。本発明の化合物は、低酸素性細胞の還 元環境に暴露される場合、細胞毒性ホスホルアミデートアニオン又は類似体(シ クロホスホルアミデートに由来する細胞毒性代謝物)を遊離できるプロドラッグ である。本発明の化合物は、正常な好気性条件下で選択的にほとんど細胞毒性で はないが、しかし低酸素条件下で高い細胞毒性である。 それらの化合物の有効性は、低酸素性細胞におけるニトロ基の還元に起因する と思われる。この還元は細胞毒性ホスホルアミドのマスタード(mustard)成分 の排除を促進すると思われる。開放された後すぐに、そのホスホルアミドマスタ ードは、DNAアルキル化剤として作用する。従って、本発明の化合物は、“生物 還元アルキル化剤”として分類され得る。 本発明はまた、腫瘍の細胞の増殖を阻害するのに有効な量の式(II)の化合物 を、前記腫瘍を有する哺乳類に投与することを含んで成る治療法を提供する。好 ましくは、前記哺乳類はヒト癌患者であ り、そして式(II)の化合物は医薬単位用量形として投与される。式(II)の化 合物はまた、新生低酸素性及び好気性細胞系を同定し、そして特徴づけるために も使用され得る。 発明の詳細な記載 本明細書に使用される場合、用語“アルキル”とは、直鎖又は枝分れ鎖のアル キルを包含する。好ましくは、アルキル基は、(C2−C3)アルキル、最とも好 ましくは、エチルである。用語“アリール”とは、モノ又はビス−アルキル−置 換されたアリール、たとえばトリル及びキシリル;及びAr(C1−C4)アルキル 、たとえばベンジル又はフェニルエチルである。好ましくは、アリールは、フェ ニル、トリル又はナフチルである。 複素芳香族環は、4個までの環ヘテロ原子及び18個までの環原子を含む芳香族 環である。代表的な複素芳香族環は、チオフェン、ベンゾチオフェン、ナフトチ オフェン、トリアントレン、フラン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ピラン 、クロメン、キサンテン、フェノキサンチン、ピロール、イミダゾール、ピラゾ ール、ピリジン、トリアゾール、テトラゾール、ピラジン、トリアジン、ピリミ ジン、ピリダジン、インドーリジン、イソインドール、インドール、インダゾー ル、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン 、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボ リン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、フェナジン、イソチ アゾール、フェノチアジン、オキサゾール、イソキサゾール、フラザン、フェノ キサジン及び同様のものを包含する。ニトロ(NO2)基は、環のいづれの位置上 でも置換され得るが、しかし好ましくは、環ヘテロ原子上ではない。好ましい複 素芳香族環は、芳香族環に融合され得るか 又はされ得ない5−又は6−員の複素芳香族環、たとえばベンゾ環を有する。好 ましい、ArNO2基は、ニトロチオフェン、たとえば2−ニトロチオフェン又は3 −ニトロチオフェン、ニトロピリジン、ニトロキノリン、ニトロイソキノリン、 ニトロピロール、ニトロフラン及びニトロイミダゾールを包含する。好ましくは 、環窒素原子の少なくとも1つは、(C1−C4)アルキル基、最とも好ましくは メチルにより置換され、好ましいものは、1−メチル−5−ニトロ−2−イミダ ゾイル又は1−メチル−4−ニトロ−2−ピロール基である。ハロゲン、又はハ ロ基は、F,Cl,Br及びIを包含する。臭素及び塩素は、好ましくはハロ基であ る。 スルホン酸エステルは、−OSO2−基であり;スルフィン酸エステルは−SO−O −基である。 低級アルキルスルホニルエステルは、−OSO2−低級アルキルであり、そして低 級アルキルスルフィニルエステルは、−SO−O−低級アルキル、たとえばメシレ ートである。 アリールスルホニルエステルは、−OSO2−アリールであり、そしてアリールス ルフィニルエステルは−SO−O−アリール(ここでアリールは1〜3個の低級ア ルキル基、1〜2のハロゲン又は1〜2個のニトロ基により置換され得る)、た とえばトシレート又はブロシレートである。 R1,R2,R3及びR4上での置換基は好ましくは、α−置換基ではなく、そし て好ましくはβ−炭素原子上に存在し、R1,R2,R3及び/又はR4上にβ−ク ロロエチル又はβ−ブロモエチルを生成する。好ましくは、R1はR2と同じであ り、そしてR3はR4と同じである。本発明の好ましい態様において、R1=R2= R3=R4であり、そしてすべての4つの基はβ−クロロエチル又はβ−ブロモエ チルである。 本発明の化合物は、下記スケムAに示されるようにして調製され得る。 式IIIのアルコキシドは、たとえばN,N−ビス(2−ハロエチル)ホスファミ ドジクロリド(IV,R3=R4=2−ハロエチル)と反応せしめられ、次にアンモ ニア又はアミン(R1)(R2)NHが添加され、式(V)の化合物が形成される。そ れらの反応に関する詳細な工程については、PCT出願WO89/11484の例1及び2を 参照のこと。広範囲の種類のアミンが段階2において使用され、本発明の化合物 が生成され、このうちの多くは当業界において知られている方法により〔ビス( 2−クロロエチル)〕アミンから調製され得る。式IVの化合物は、有機塩基の存 在下でPUCl3とビス(置換アミン)との反応により調製され得る。 好ましくは、その反応は不活性有機溶媒、たとえば塩化メチレン、ジオキサン 、テトラヒドロフラン、ヘキサン及び同様のものの存在下で起こる。その反応は 、溶媒の融点〜還流温度の範囲の温度で生じるが、しかし好ましくは、その反応 は−60℃〜室温で生じる。 式IIIのアルコキシドは、その対応するアルコール、すなわちO2N−ArCH2OHと 、強塩基、たとえばアルカリ金属、アルカリ金属の水酸化物又はアミド、又は強 金属有機塩基、たとえばアルコキシド、金属アルキルアミド、金属アルキルシリ ルアミド、たとえばリチウムビス−トリメチル−シリルアミド及び同様のもの、 又はオルガノ−金属化合物、たとえば金属アルキル、たとえばn−ブチルリチウ ム及び同様のものとの反応により調製され得る。アルコール、すな わちArCH2OHは、種々の方法、たとえばその対応するアルデヒドを、たとえばNaB H4により還元することによって調製され得る。 R1,R2,R3及びR4が2−ハロエチルである場合、三塩化リンガアルキルア ミン塩基の存在下で2当量のN,N−ビス(2−ハロエチル)アミン塩酸塩によ り反応せしめられる。上記反応から生成されるアルコールが添加され、続いて酸 化剤、たとえばt−ブチルヒドロペルオキシド、オゾン又はヨウ素が添加され、 スケム(B)に示されるように、最終生成物の1種が形成される: 本発明の化合物は、医薬組成物として調製され、そして哺乳類宿主、たとえば ヒト癌患者に投与の選択された経路に適合される種々の形、すなわち経口又は非 経口により、静脈、筋肉内又は皮下路により投与される。 従って、本発明のホスホルアミデート化合物は、たとえば医薬的に許容できる ビークル、たとえば不活性希釈剤又は同化できる食用キャリヤーと共に経口投与 され得る。それらは硬質又は軟質のシェルゼラチンカプセルに封入され、錠剤に 圧縮され、又は患者への食物と共に直接的に導入され得る。経口治療投与に関し ては、活性化合物は、1又は複数の賦形剤と共に組合され得、そして摂取できる 錠剤、経口用錠剤、トローチ、カプセル、エリキシル、懸濁液、シロップ、オブ ラート及び同様のものの形で使用される。そのような組成物及び製剤は、少なく とも0.1%の活性化合物を含むべきである。もちろん、組成物及び製剤もの%は 変えられ得、そして便利には、一定の単位投与形の重量の約2〜約60%の間であ る。そのような治療的に有用な組成物における活性化合物の量は、効果的用量レ ベルが得られるような量である。 錠剤、トローチ、ピル、カプセル及び同様のものはまた、次のものを含むこと ができる:結合剤、たとえばトラガカントゴム、アカシア、コーンスターチ又は ゼラチン;賦形剤、たとえばリン酸二カルシウム;砕解剤、たとえばコーンスタ ーチ、ホテトスターチ、アルギン酸及び同様のもの;滑剤、たとえばステアリン 酸マグネシウム;及び甘味剤、たとえばスクロース、ラクトース又はサッカリン 又は風味剤、たとえばペパーミント、ヒメコウジの油又はチェリー風味。単位投 与形がカプセルである場合、それは、上記タイプの材料の他に、液体キャリヤー 、たとえば植物油又はポリエチレングリコールを含むことができる。種々の他の 材料がコーチングとして、又は固体単位投与形の物理的な形を変性するために存 在することができる。たとえば、錠剤、ピル、又はカプセルは、ゼラチン、ワッ クス、シェラック又は糖及び同様のものにより被覆され得る。シロップ又はエリ キシルは、活性化合物、スクロース、たとえば甘味剤、メチル及びプロピルパラ ベン、たとえば保存剤、染料及びフレーバー、たとえばチェリー又はオレンジフ レーバーを含むことができる。もちろん、いづれかの単位投与形の調製に使用さ れる材料は、医薬的に許容でき、そして使用される量で実質的に非毒性であるべ きである。さらに、活性化合物は、持効性製剤及び装置中に導入され得る。 活性化合物はまた、静脈内又は腹腔内、浸入又は注射により投与され得る。活 性化合物の溶液は、水において調製され、場合によっては非毒性界面活性剤と共 に混合され得る。懸濁液はまた、グリセロール、液体ポリエチレングリコール、 トリアセチン、及びそれらの混合物において、及び油において調製され得る。貯 蔵及び使用の通常の条件下で、それらの製剤は、微生物の増殖を妨げるために保 存剤を含む。 注射又は浸剤使用のために適切な医薬投与形は、滅菌注射用又は浸剤用溶液又 は分散液の即座の調製のために適合化される活性成分を含んで成る滅菌水溶液又 は分散液又は粉末を含むことができる。すべての場合、究極的な投与形は、滅菌 され、流体であり、そして製造及び貯蔵の条件下で安定性であるべきである。液 体キャリヤー又はビークルは、たとえば水、エタノール、ポリオール(たとえば グリセロール、プロピレングリコール及び液体ポリエチレングリコール及び同様 のもの)、植物油、非毒性グリセリルエステル、及びそれらの適切な混合物を含 んで成る溶媒又は液体分散媒体であり得る。適切な流動性は、たとえばリポソー ムの形成により、懸濁液の場合、必要とされる粒子サイズの維持により、又は界 面活性剤の使用により維持され得る。微生物の作用の防止は、種々の抗菌剤及び 抗カビ剤、たとえばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チ メロザル、及び同様のものによりもたらされ得る。多くの場合、それは好ましく は、等張剤、たとえば糖、緩衝液又は塩化ナトリウムを含む。注射用組成物の長 期吸収は、吸収を遅くする剤、たとえばモノステアリン酸アルミニウム及びゼラ チンの組成物への使用によりもたらされ得る。 滅菌注射用溶液は、上記に列挙される種々の他の成分と共に、適切な溶媒に必 要とされる量で活性化合物を導入することによって調製され、必要な場合、続い てフィルター殺菌される。滅菌注射用溶液の調製のための滅菌粉末の場合、その 好ましい調製法は、真空乾燥及び凍結乾燥であり、これは活性成分及び前もって 滅菌濾過された溶液に存在するいづれかの所望する成分の粉末を生成する。 化合物Iの有用な投与量は、インビトロ活性及び動物モデルにおけるインビボ 活性を同じ投与量のシクロホスファミドの活性とを比 較することによって決定され得る。たとえば、特定の癌に対してシクロホスファ ミドよりも10〜20倍高い能力を有する本発明の化合物は、約0.25〜2.5mg/kg/ 日の用量で2〜5日間、静脈内投与され得、次により低い維持用量が続けられ、 すなわち週1度又は2度続けられる。その用量は、患者の耐性に従って毎週調節 され得る。 本発明の類似体は、シクロホスファミドに敏感であることが知られている癌、 Burkitt腫瘍、慢性リンパ性白血病、多発性骨髄腫、鱗状細胞及び大細胞退生癌 、肺の腺癌、Ewing肉腫、非−Hodgkinsリンパ腫、乳癌、オート細胞(oat-cell )気管支原性癌、卵巣癌、膀胱癌、コウ丸腫瘍、子宮内膜癌、悪性黒色腫、及び 急性リンパ性白血病、及び前立腺癌(但し、これだけには限定されない)を処理 するために使用され得る。本発明の化合物は、単一剤として、又はそれらの癌を 処理するためにシクロホスファミドと共に通常使用される他の抗癌薬物と共に投 与され得る。小児用投与スケジュールはまた、シクロホスファミドの場合、効果 的であることが知られているレジメから適合化され得る。 本発明は、次の詳細な例によりさらに記載されるであろう。 例1.ニトロアリールメチルN,N,N′,N′−テトラキス(2 −クロロエチル)ホスホルアミデートの調製のための標準方 三塩化リン(5.0ml、ジクロロメタン中で2.0M、10mモル)を、ジクロロメタ ン(100ml)に添加し、そして0℃に冷却する。ビス−(2−クロロエチル)− アミン塩酸塩(3.8g、21mモル)を、撹拌下で添加する。トリエチルアミン(8 .5ml、61mモル)を5分間にわたって注射器を通して滴下し、そしてその得られ る混合物を10分間、撹拌する。ニトロアリールメチルアルコールを、ジクロロメ タン20mlに溶解し、そしてすべてを一度に反応混合物に添加する。混合 物を10分間撹拌し、そして−20℃に冷却する。t−ブチルヒドロペルオキシド溶 液(3.5ml、11mモル)を添加し、そして浴を室温に暖める。酢酸エチル(100ml )を添加し、そしてその混合物を濾過する。濾液を5%クエン酸(250ml)によ り洗浄し、そして最後に水(250ml)により洗浄し、続いて乾燥し(MgSO4)、そ して濃縮する。残留物をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー処理に より精製する。 A.(5−ニトロ−2−チオフェニル)メチル−N,N,N′,N ′−テトラキス(2−クロロエチル)ホスホルアミデート(1 残留物をクロマトグラフィー処理し(1:19のアセトン:ジクロロメタン)、 カッ色固体として(52%)を得た。 m.p.44℃;Rf=0.60. 1H NMR (CDCl3)δ 7.82(1H,d,J=3.9),7.05(1H,d,J=3.9),5.23(2H, d,J=7.8),3.68(8H,m),3.41(8H,m). 31P NMR (CDCl3)δ -8.08(s).IR (KBr)3105,2963,2879,1541,1504,1446,1341,1220,1149,1129,102 0,982,920,890,817,762,736,659cm-1. B.(5−ニトロ−2−フラニル)メチル−N,N,N′,N′− テトラキス(2−クロロエチル)ホスホルアミデート(2) 残留物をクロマトグラフィー処理し(1:19のアセトン:ジクロロメタン)、 カッ色の油状物として(49%)を得た。 Rf=0.55 1H NMR (CDCL3)δ 7.29(1H,d,J=3.7),6.68(1H,d,J=3.7),5.10(2H, d,J=9.0),6.50(8H,m),3.45(8H,m). 31P NMR (CDCL3)δ -7.57(s).IR (neat)3139,2968,2882,1774,1728,1599,1537,1505,14 56,1400,1354,1245,1230,1150,1132,1090,1020,972,924,895,815, 760,660cm-1. C.(1−メチル−5−ニトロ−2−イミダゾリル)メチル−N, N,N′,N′−テトラキス(2−クロロエチル)ホスホルア ミデート(3) 残留物をクロマトグラフィー処理し(1:19のアセトン:ジクロロメタン)、 カッ色油状物として(73%)を得た。 Rf=0.38 1H NMR (CDCL3)δ 7.99(1H,s),5.18(2H,d,J=8.2),4.07(3H,s),3. 66(8H,m),3.44(8H,m). 31P NMR (CDCl3)δ -7.69(s).IR (KBr)2970,1536,1477,1383,1361,1350,1272,1245,1226,1196,125 0,1198,1152,1134,1090,1028,984,926,894,865,832,750cm-1. D.(N−メチル−4−ニトロ−2−ピロロ)メチル−N,N,N ′,N′−テトラキス(2−クロロエチル)ホスホルアミデー ト(4) 残留物をクロマトグラフィー処理し(1:19のアセトン:ジクロロメタン)、 そして再クロマトグラフィー処理し(1:3の酢酸エチル:ヘキサン)、カッ色 油状物として(55%)を得る。 Rf=0.50. 1H NMR (CDCL3)δ 7.55(1H,d,J=1.8),6.82(1H,d,J=1.8)5.02(2H,d ,J=7.7),3.76(3H,s),3.62(8H,m),3.40(8H,m). 31P NMR (CDCl3)δ -8.28.IR (neat)3110,2960,2860,1718,1607,1528,1490,1435,1410,1341,13 02,1272,1232,1211,1145,1122,1096,1083,99 8,971,945,915,887,842,820,790,768,752,718,653cm-1. 例2.(5−ニトロ−2−チオフェニル)メチル−N,N−ビス( ブロモエチル)ホスホルアミデート(6) 無水THF(20ml)中、5−ニトロ−2−ヒドロキシメチルチオフェン(10mモ ル)の溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1Mの溶液11m l、11mモル)の溶液に−78℃で添加した。その溶液を5分間撹拌し、そして無 水THF(24ml)中、ビス(2−ブロモエチル)ホスホルアミドジクロリド(12m モル)の溶液をゆっくりと添加した。次に、その混合物を−78℃で2時間撹拌し 、そして次に、−20℃に暖めた。無水アンモニアガスを、反応混合物に10分間通 し、その混合物を室温に暖め、そして過剰のアンモニアを1NのHClにより中和 した。その得られる混合物を、酢酸エチル(3×40ml)により抽出し、そして組 合された抽出物を乾燥せしめ(MgSO4)、濾過し、そして真空下で蒸発した。残 留物を、溶離剤として1:20のメタノール:酢酸エチルを用いて、シリカゲル上 でフラッシュクロマトグラフィー処理し、6.4mモルのを得(64%); 1H NMR (CDCl3)δ 7.83(1H,d),7.03(1H,d),5.20(2H,m),3.51(8H,m), 2.89(2H,bs); 31P NMR(CDCl3)δ -9.06(s). 例3.(5−ニトロ−2−チオフェニル)メチル−N,N−ビス(クロロエチル )ホスホルアミデート(7) を、上記(6)のようにして調製した。但し、ビス (2−クロロエチル)ホスホルアミドジクロリドを、ビス(2−ブロモエチル) ホスホルアミドジクロリドの代わりに用い、46%の収率でを得: 1H NMR(CDCl3 )δ 7.91(1H,d),7.03(1H,d),5.18(2H,t),3.70(4H,m),3.44( 4H,m),2.91(2H,bs); 31P NMR(CDCl3)δ -8.52(s). 例4.(5−ニトロ−2−フリル)メチル−N,N−ビス(クロロ エチル)ホスホルアミデート(8)を、上記(6)のようにして調製した。但し 、5−ニトロ−2−ヒドロキシメチルフランを、5−ニトロ−2−ヒドロキシメ チルチオフェンの代わりに用い、そしてビス(2−クロロエチル)ホスホルアミ ドジクロリドを、ビス(2−ブロモエチル)ホスホルアミドジクロリドの代わり に用い:1H-NMR(CDCl3):δ 7.26(1H,d),6.64(1H,d),5.07(1H,s) ,5.04(1H,s),3.67(4H,m),3.5(4H,m),3.03(2H,bs);31P-NMR(C DCl3):δ -2.17(s). 例5.(5−ニトロ−2−フリル)メチルN,N−ビス(ブロモエチル)ホスホ ルアミデート(9)を、上記のようにして調製した。但し、5−ニトロ−2−ヒ ドロキシメチルフランを、5−ニトロ−2−ヒドロキシメチルチオフェンの代わ りに用い、5.6mモルの(56%)を得る; 1H NMR(CDCl3)δ 7.29(1H,d), 6.66(1H,d),5.06(2H,d),3.51(8H,m),2.83(2H,bs); 31P NMR(CD Cl3)δ -8.63(s). 例6.ホスホルアミデートの細胞毒性 A.B16骨髄腫細胞に対する細胞毒性の評価のための手段 指数増殖でのB16骨髄腫細胞(血清フリーMEM媒体10mlにおいて2〜3×106個 の細胞)を、薬物により2時間処理した。その細胞を分離し、洗浄し、そして10 %ウシ胎児血清により補充されたMEM媒体に再懸濁した。細胞を、50〜50,000個 の細胞/プレートの密度で60−mmの培養皿に配置し(使用される薬物濃度に依存 する)、そして次に、CO2インキュベーターにおいて37℃で8日間インキュベー トした。コロニーを固定し、そしてエタノール中、0.5%結晶バイオレットによ り染色し、そして計数した。生存画分の対数を、薬物濃度に対してプロットし、 そしてこのプロットから、1%の対照(LC99)にコロニー数を減じるのに必要と される濃度を決定した。 本発明の代表的な化合物に対するこの試験の結果を表2に示した。 B.ヒト腸癌HT29細胞に対する好気性及び低酸素性選択性の評価の ための手段 HT29ヒト腸癌細胞を、10%ウシ胎児血清及び25mMのHEPES緩衝液により補充さ れたα−MEM培地において指数増殖で維持し、そして37℃及び3%CO2で培養した 。薬物処置に関しては、10mlの培地における1〜2×106個の細胞を、ガラス反 応バイアルに移した。低酸素性実験に関しては、培地を、95%窒素/5%CO2に より3時間、まずガス供給し、100ppm以下の酸素の分圧を達成した。次に、それ らの細胞懸濁液を、反応バイアルにおいて4時間、好気性又は低酸素性条件下の いづれかの条件下で異なった濃度で薬物により処理した。培地を除去し、細胞を 洗浄し、そしてコロニー形成アッセイを、Chu and Fischer,Biochem.Pharmaco l., 17,753〜767(1968)の軟質寒天コロニ形成アッセイを用いて行なった。典 型的には、指数増殖にあり、そして6.5mlのFischer'sの培地(Gibco Lab.,Gran d Island,NY)に懸濁されたHT29細胞(2〜3×106個の細胞/ml)を、1mlに 等数の細胞を含む6種のグループ(1つは対照及び5つは処理されたグループ) に分けた。次に、それらの細胞を、培地により希釈された種々の量の薬物により 処理し、10mlの合計体積を付与し、そして37℃で4時間インキュベートした。細 胞を、遠心分離(800×g)により、補充されたFischer's培地(10%馬血清を含 む)3mlにより3度洗浄し、吸入により培地を除去し、そして培地(5ml)にそ のペレットを再懸濁した。1ml部分を用いて、Coalterカウンターにより細胞計 数を決定した。残りから、細胞の懸濁液5mlを105個の細胞/mlの密度で調製し 、そして102〜105個の細胞を、軟質寒天に配置し、そして37℃でインキュベート した 。 C.親(/O)及びシクロホスファミド−耐性(/CP)MCF−7ヒト 乳癌細胞に対する細胞毒性の評価のための手段 MCF−7ヒト乳癌細胞を、10%ウシ胎児血清、L−グルタミン及びpen/strep 抗生物質により補充されたダルベッコMEM培地において37℃で及び5%CO2の存在 下で単層として増殖した。指数増殖での親MCF−7細胞又はクローン化されたシ クロホスファミド−耐性サブラインを、種々の濃度の薬物により処理した。血清 フリー培地における薬物又はビークルへの2時間の暴露の後、細胞を血清フリー 培地により3度洗浄し、そしてコロニー形成のために3倍希釈で5個一組のうち の1つにプレートした。13日後、コロニーを結晶バイオレットによる染色により 可視化し、そして少なくとも50個の細胞のコロニーを計数した。生存画分の対数 を、薬物濃度に対してプロットし、そしてこのプロットから、1%の対照(LC99 )にコロニー数を減じるのに必要とされる濃度を決定した。本発明の代表的な化 合物に対するこの試験の結果を、表2に示した。 D.結果 本明細書におけるすべての出版物、特許及び特許出願は、引用により本明細書 に組込まれている。 多くの変更及び修飾が、本願発明の請求の範囲内で行なわれ得ることは当業者 に明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/675 8314−4C A61K 31/675

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式: 〔式中、R1及びR2は独立して、ハロゲンにより置換された(C2−C6)アルキ ル、(C1−C4)アルコキシ、(C6−C12)アリールオキシ、シアノ、(C1− C4)アルコキシカルボニル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C6−C12) アリールスルホニル、(C1−C4)ペルフルオロアルキルスルホニル、(C1− C4)アルキルスルフィニル、(C6−C12)アリールスルフィニルであり、又は R1及びR2がNと一緒に取られる場合、モルホリノ環であり;R3及びR4はR1 及びR2と同じであるか又はそれぞれHであり;そしてArは窒素−、硫黄−又は 酸素−含有複素芳香族環であり、ここで窒素は置換されていなくても又は(C1 −C4)アルキルにより置換されていても良い〕で表わされる化合物。 2.前記R1及びR2がハロゲンにより置換されている(C2−C4)アルキルで ある請求の範囲第1項記載の化合物。 3.前記R3及びR4がハロゲンにより置換されている(C2−C4)アルキル又 はHである請求の範囲第1又は2項記載の化合物。 4.前記Arが、1〜3個のN,S又は非−ペルオキシドOをその環に含む5− 又は6−員の複素芳香族環である請求の範囲第1項記載の化合物。 5.前記ArNO2が5−ニトロ−2−チオフェニル、5−ニトロ− 2−フラニル、1−メチル−5−ニトロ−2−イミダゾリル又はN−メチル−4 −ニトロ−2−ピロロである請求の範囲第4項記載の化合物。 6.前記R1,R2,R3及びR4が同じである請求の範囲第5項記載の化合物。 7.前記R1,R2,R3及びR4が2−ハロエチルである請求の範囲第6項記載 の化合物。 8.前記R1及びR2が2−ハロエチルであり、そしてR3及びR4がHである請 求の範囲第5項記載の化合物。 9.(5−ニトロ−2−チオフェニル)メチル−N,N,N′,N′−テトテ キス(2−クロロエチル)ホスホルアミデート。 10.(5−ニトロ−2−フラニル)メチル−N,N,N′,N′−テトラキス (2−クロロエチル)ホスホルアミデート。 11.(1−メチル−5−ニトロ−2−イミダゾリル)メチル−N,N,N′, N′−テトラキス(2−クロロエチル)ホスホルアミデート。 12.(N−メチル−4−ニトロ−2−ピロロ)メチル−N,N,N′,N′− テトラキス(2−クロロエチル)ホスホルアミデート。 13.医薬的に許容できるビークルと共に、請求の範囲第1又は4項記載の化合 物の細胞毒性有効量を含んで成る医薬単位投与形。 14.前記ビークルが液体である請求の範囲第13項記載の単位投与形。 15.前記単位投与形が非経口投与のために適合された溶液又は分散液である請 求の範囲第14項記載の単位投与形。 16.前記単位投与形が錠剤又はカプセルである請求の範囲第13項記載の単位投 与形。
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