JPH08509247A - 蓄熱媒体 - Google Patents

蓄熱媒体

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JPH08509247A
JPH08509247A JP6512778A JP51277894A JPH08509247A JP H08509247 A JPH08509247 A JP H08509247A JP 6512778 A JP6512778 A JP 6512778A JP 51277894 A JP51277894 A JP 51277894A JP H08509247 A JPH08509247 A JP H08509247A
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ヒルデブランド、ギュンター
マタイ、ミッチェル
マットザット、ノルベルト
ローディ、ロルフ
フィーバック、クラウス
アーレンス、ウルフガング
クラメル、トーマス
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Abstract

(57)【要約】 本発明では、結晶構造を形成して固化する、潜熱蓄積器(潜冷蓄積器)用のパラフィンのような蓄熱媒体について述べる。熱入力に対する応答の向上を達成するために、本発明では、結晶構造を、構造添加物によって、好ましくはたとえば中空円錐体のような中空構造に変態させることを提案する。

Description

【発明の詳細な説明】 蓄熱媒体 本発明は、第一には、潜熱蓄積器あるいは潜冷蓄積器に用いられる、結晶構造 を形成して固化するパラフィンのような蓄熱媒体について述べる。 潜熱蓄熱器は、熱あるいは冷気の発生とそれにつづく熱あるいは冷気の消費と の連結を有効にかつ一時的に断つのに利用されるものとして知られている。連結 を断つことによって、熱発生器あるいは冷却器を高効率に、長時間連続して運転 すること、そして始動、一時停止および停止のコストを低減することが可能とな る。例えば、潜熱蓄熱器は、太陽エネルギーや化石エネルギー源からの熱発生を 利用したプラントや、さらに冷却循環においても用いられる。 従来の技術については、例えば、ドイツ公開特許2741829(DE-A1 2741829)を 参照できる。この文献から、潜熱蓄積器内の蓄熱媒体としては、プラスチック包 装材料内に多量のパラフィン封入して用いることがわかる。次に、このプラスチ ック包装は、水が充満した蓄積器容器の中に配置される。そのような潜熱蓄積器 における熱伝達は、プラスチック包装からパラフィンへの熱伝導だけで行われる 。そのような潜熱蓄積器は、静的蓄積器と呼ばれている。 さらに、いわゆる動的潜熱蓄積器も知られて、その内容については、例えば、 DD 236862やDD 280113を参照できる。従来技術に関するものとしては、さらに、 ドイッ公開特許41122859(DE-A1 4122859)も参照できる。これについて、パラ フィンのような蓄熱媒体が、おそらく気化水あるいはアルコール系液体である熱 伝達媒体によって散在させることが困難であることが欠点であると考えられる。 このことは、熱入力に対する潜熱蓄積器の応答の遅れの原因となる。 最後に言及した技術水準に鑑み、潜熱蓄積器(潜冷気蓄積器)に用いられる蓄 熱媒体を提供し、特に熱入力に対する応答性を向上することが本発明の目的であ る。さらに、蓄熱媒体は当然、環境に適合したものであることも、この際留意さ れるべきである。 このような目的は、構造添加物によって、結晶構造を、好ましくは中空円錐体 のような中空構造に変態することを焦点とする、請求の範囲第1項の客体によっ て達成される。当業界では、パラフィン系蓄熱媒体について、結晶の薄板状形態 が適宜、中空円錐状あるいは管状の結晶構造に変えられることは知られている。 本発明によれば、パラフィンのような蓄熱媒体の結晶構造を直接的に変態させる ことにより、熱入力に対する蓄熱媒体の応答を明かに向上させる得ることが認め られた。驚くべきことには、そのような結晶変態によって、パラフィンのような 蓄熱媒体が実際に多孔質構造をとることが達成され得ることがわかった。たとえ ば、熱入力の際つくられる水蒸気は、蓄熱媒体の下部に浸透するのみならず、蓄 熱媒体全体にわたって非常に急速に拡散する。このため、応答が生じる、すなわ ち蓄熱媒体の融解およびそれに起因した熱の蓄積が行われるのはほとんど瞬時で ある。本発明に関連して、前述したおよび後述するパラフィンについて述べる限 り、その用語は、直鎖パラフィン(液体)および高級パラフィン(マクロパラフ ィン)のようなパラフィン系炭化水素を包含する。特に、いわゆる中級パラフィ ンおよびマイクロクリスタリンワックス(ミクロワックス)と混合してもよい。 本発明を具体化する際、構造添加物を蓄熱媒体中に均一に溶解させる必要がある 。特に、構造添加物として好結果で用いられたものは、ポリアルキルメタクリレ ート(PAMA)およびポリアルキルアクリレート(PAA)系の単独成分ある いは混合物である。これらの構造添加物の結晶変態の効果は、高分子が成長過程 にあるパラフィン結晶中に取り込まれ、この結晶形の連続成長を阻害するという 事実によって生じる。高分子が、均一に溶解した状態あるいはそれに準ずる状態 で、会合した状態のパラフィン中に存在するために、パラフィンは、特殊な会合 体として成長する。中空円錐体自体は形成されるであろうが、もはや中空円錐体 が網目構造(ネットワーク)を構成することはほとんどない。パラフィンの結晶 化挙動に及ぼす、このような構造添加物の共同的作用のために、空孔が形成され 、このため、(たとえば水蒸気の)蓄熱媒体パラフィン透過能が、そのようには 混合されていないパラフィンと比べて向上する。一般に、構造添加物として適当 なものには、アルキル化ナフタレン(パラフロー:Paraflow)の他、エチレン− ビニルアセテート共重合体(EVA)、エチレンープロピレン共重合体(OCP )、ジエン−スチレン共重合体の単独物あるいは混合物もある。構造添加物の割 合は、 現実的には約0.01重量パーセント以上であり、特に約1重量パーセントまで の場合、効果に関してかなりの変化を示す。それ以上の高重量分率は不利であろ う。というのは、非常に多くの小さな微結晶が形成され、それらが密にパッキン グして、逆に蓄熱媒体透過能に影響を及ぼすからである。特に、構造添加物の割 合は、蓄熱媒体の融解温度にも依存する。同じ成果を達成するためには、蓄熱媒 体あるいはパラフィンが高温で融解のものほど、概して構造添加物は低温融解の ものよりも高重量パーセントであることが必要となる。さらに本発明を実施する 際には、固体パラフィン系炭化水素(高級パラフィン、中級パラフィン、マイク ロクリスタリンワックス(ミクロワックス))の蓄熱媒体は、液体成分(ナフタ レンと同様に、低温度融解直鎖アルカンおよびイソ・アルカン)、すなわちいわ ゆる油成分を含むのがよい。よく知られているように、パラフィン系炭化水素は 、ある程度の油成分を必要とするさまざまな工業的分離段階ごとに、減圧蒸留の 留分から得られる。油成分が0.1−10重量パーセントの範囲に調整されてい るならば、以下で詳述するタイプの蓄熱媒体を用いる場合、油成分の含有は有利 であることがわかった。このような実施例において、熱を固体状態の蓄熱媒体に 導入すると、均一に分散して含まれる油成分が実際に、蓄熱媒体からにじみ出て 、重力によって下方に流出する効果が生じる。上記「多孔性」と比較すると、こ のことによって、蓄熱媒体内部の非常に拡張した通路を与え、この結果、熱伝達 媒体のさらに急速な浸透が促進される。しかしながら、蓄熱媒体中のそのような 油成分はたいてい、蓄熱媒体が室温で固化している場合にのみ有意義である。さ らに、本発明では、注意深く制御された方法でパラフィンの炭素鎖長を調節する こと、すなわちかなり狭くなるように選択された特別な蒸留分別をしておくこと が望ましい。狭い蒸留分別とは、数種類の鎖長のみが、たとえば炭素数14〜1 6あるいは炭素数20〜23から構成されていることを意味する。全く特殊な手 段がとられない大規模生産では少なくとも、当然、蒸留分別は常に頻度分布を生 じるから、上記手段は、ある一定量の蓄熱媒体の最大量がとにかく、数種類のみ の鎖長で構成されることを意味する。特に、蒸留分別は、望みの融解温度で決定 される。それに加えて、炭素が偶数個の直鎖状炭素鎖(n−アルカン)を選ぶこ とは、特に有利であることが証明された。上述した分離によって、偶数直鎖状炭 素 鎖は、相変化で非常に高い蓄熱容量を有する。このとき、大規模生産では少なく とも、偶数個の炭素から成る純粋な炭素鎖を生産することは、妥当なコストの点 から、常に可能ではないという事実を考慮するべきである。とにかく、できるか ぎり偶数個の炭素から成る炭素鎖を多くすることは有利である。本発明のもうひ とつの好ましい実施例は、少なくとも蓄熱媒体中で浮遊(懸濁)する程度の比重 を有する沸騰体(boillng body)あるいは結晶核形成体(formers of crystal n uclei)を備えることである。液体状態か固体状態かによって、蓄熱媒体は異な った比重をもち得るため、沸騰体あるいは結晶核形成体は、液体状態の比重に合 わせることが特に望ましい。沸騰体あるいは結晶核形成体が液体状態の蓄熱媒体 中で均一に分布するならば、異なる比重が優勢であるかどうかに関わらず、固体 状態においてさえも分離は全く起きないであろう。この比重は、例えば、プラス チック粒子あるいは泡ガラスの一部を用いて得ることができる。沸騰体あるいは 結晶核形成体は比較的小さい方が、すなわちミリメートルあるいはサブ・ミリメ ートルであることが好ましく、この結果、それらは蓄熱媒体中で非常に微細に分 散することができる。沸騰体あるいは結晶核形成体が、蓄熱媒体中での凝結過程 における結晶核形成体の点からのみならず、沸騰過程においても有益であること がわかるのは、構造形成体によって蓄熱媒体の結晶構造を中空構造に変える上記 手段と特に組み合わせるときである。実質的に多孔質に調製された蓄熱媒体の構 造では、熱伝達媒体として、例えば水を用いた場合、熱入力すると、冷却された 蓄熱媒体上で直ぐに再凝結する水蒸気が散在するであろう。沸騰過程で再び発生 し、続いて、蓄熱媒体中に同様に分散して配置された物体によって活性化される ことになる蒸気が、実際上均一かつ瞬時に蓄熱媒体中で(再び)発生するであろ う。沸騰体あるいは結晶核形成体が、(比重のために)蓄熱媒体中で少なくとも 浮遊して存在するという特徴は、蓄熱媒体中の浮遊物質として同様に設計される 他の物体(そのような物体の集団)も与えられ得ることを意味する。特に、例え ばアルコールのように蓄熱媒体よりも低い比重を有する熱伝達媒体については、 真実である。このこととは関係なく、熱伝達体も沸騰体あるいは結晶核形成体を 含むことも、本発明の範囲内で好ましい(もっともこの場合、結晶核形成体は通 常、沸騰体としての機能しか持たない)。熱伝達体が水の場合、そのような沸騰 体は、 水よりも特に重いことが可能であり、このため、対応する潜熱蓄積器の底に堆積 するであろう(なぜならば、目的のために提起された動的潜熱蓄積器では、軽い 媒体は通常、重い媒体の上部にくるからである)。しかしながら、浮遊あるいは ほとんど浮遊する物質を用いて、熱伝達体中でも沸騰体を設計することは、熱伝 達体が蓄熱媒体よりも特に重たい場合、これらの沸騰体が、蓄熱媒体に特に強烈 に射出され、そのため蓄熱媒体の所望の融解過程をさらに促進する点においても 有利性を与える。たとえ、結晶核生成の点と沸騰の遅延を抑制する点とに機能を 区別しても、両効果は通常、同じ物体によって引き起こされ、このため、物質に ついて区別する必要は全くない。このような物体は、蓄熱媒体および熱伝達体中 に、好ましくは1〜10重量パーセントのオーダで含まれる。体積分率を用いて も、ある効果をもたらすことは言うまでもない。比重に基づいて、一部分熱伝達 体中に、他の部分を蓄熱媒体中に浮遊するように沸騰体あるいは蓄熱媒体を設計 することもできる。このことは、実用的な設計によって、あるいは、たとえば熱 伝達体(水)が蓄熱媒体(パラフィン)よりも特に重い場合、沸騰体あるいは結 晶核形成体が蓄熱媒体と熱伝達体の間の比重を有することによって、達成できる 。したがって、沸騰体あるいは結晶核形成体は2つの媒体間の境界層に配列する ことになるであろう。このことは、沸騰体あるいは結晶核形成体が横長の棒状あ るいは触糸状の伸長部分をもつように設計して、それによって、それらが、例え ば蓄熱器に比べて大きい重量を相殺するのに必要な量だけ、熱伝達体に突き出る ようにするように利用できる。これについては、棒状あるいは触糸状の伸長部分 が熱伝達体に突き出るように設計することが好ましい。その他について、結晶核 形成体あるいは沸騰体が、蓄熱媒体中(浮遊状態)か、あるいは熱伝達媒体中か の何れか一方のみに存在するように、これらの物体を比重によって選択できる。 もうひとつ好ましい実施例は、充填媒体が消泡剤を有することである。消泡剤は 基本的に、パラフィンに類似した媒体として知られている。これについては、該 当する文献を参照できる。しかしながら、潜熱蓄積器あるいは潜冷気蓄積器用の 充填媒体の点から、そのような消泡剤は本質的に重要になる。蓄熱媒体での泡の 形成によって、熱伝達の面で局所的に低効率な熱伝達になり、このため、熱伝達 が低下してしまう。さらなる改善が、蓄熱媒体に消泡剤を加えることによって達 成 できる。知られている消泡剤としては、例えば、シリコーン系、ポリアルコキシ レート系、脂肪アルコール・アルコキシレート系あるいはカルボキシル酸エステ ルである。もうひとつの実施例は、蓄熱媒体が酸化防止剤を含むように調製され ることである。酸化防止剤は、蓄熱媒体が、例えば、炭素鎖の分解によって経時 変化することを防ぐ。パラフィンについて、ポリアルキル化フェノール系や窒素 置換フェニレンジアミン系の酸化防止剤が知られている。これについても、パラ フィンに関連した文献を参照できる。 本発明のもうひとつの目的は、潜熱蓄積器(潜冷気蓄積器)に用いられる、パ ラフィンのような結晶構造を形成して結晶化する蓄熱媒体に対する添加物である 。このような添加物は、結晶構造を中空円錐体のような中空構造に変える構造添 加物を含むことができる。構造添加物についての詳細に関しては、上記説明を参 照できる。これまでに詳述したように、蓄熱媒体の特性を向上させるために、特 にパラフィンを主成分とした既存の蓄熱媒体に、添加物を加えることができる。 さらに、添加物は、沸騰体、特にさまざまな比重をもつものを含み得る。この沸 騰体は、一方では蓄熱媒体中で浮遊し、他方では熱伝達体中で浮遊しているか沈 澱した状態にあることが適当である。さらに、添加物は、消泡剤及び(又は)酸 化防止剤も含み得る。これらの各々の成分については、上記詳述を参照できる。 本発明のもうひとつの目的は、上記実施例のひとつである蓄熱媒体を含んだ潜 熱蓄積器あるいは潜冷気蓄積器である。しかしながら、これについては、沸騰体 あるいは結晶核形成体を考慮した特別な設計がやはり好ましい。この設計は、潜 熱蓄積器内部に固定されたものとして、沸騰体あるいは結晶核形成体を具えるの が望ましい。特に、沸騰体あるいは結晶核形成体は、板状体、好ましくは湾曲し た板状体で実現できる。このような形状の物体が、一部分、熱伝達体の領域に、 そして一部分、蓄熱媒体の領域に突き出るように適当に具備される。 最後に出願の目的は、上述のとおり、潜熱蓄積器用の蓄熱媒体として用いるた めに、ある程度の油成分を含んだパラフィンを利用することにある。 以下では、添付した図を参参照して、本発明で述べた形式の、蓄熱媒体を有し た潜熱蓄積器について説明する。第1図には溶接密閉した蓄積容器を示す。第1 図には、封入構造体および蓄熱媒体中の沸騰体と結晶核形成体を模式化した拡大 図も示している。 第2図は、第1図と同じものであるが、沸騰体と結晶核形成体の表現を変更して いる。 第3図も第1図あるいは第2図と同じものであるが、内部に固定された沸騰体あ るいは結晶核形成体を示している。 第1図では、特に、好ましくはアルミニウムのような金属物質から成る溶接密 閉した蓄積容器を示している。図に示した状態では、蓄熱媒体2は結晶状態にあ る。媒体は固体パラフィンである。潜熱蓄積器1の底部には、熱伝達体として、 実体的に純水3が存在する。一方、潜熱蓄積器1の上部4は、低圧空気層あるい は真空層を示す。 拡大図には、蓄熱媒体2の結晶構造を模式的に示している。中空円錐状構造が 、蓄熱媒体2の所望の微小多孔中に連続して存在していることがわかる。熱伝達 体3中には、沸騰体5が配置され、これによって熱伝達体3の領域に突き出た熱 交換器によって、あるいは潜熱蓄積器1の底部の単純な加熱によって行われる熱 入力とほとんど同時に、水3を沸騰させることができる。同様に、他の沸騰体5 あるいは結晶核形成体6が、蓄熱媒体2に配置されている。蓄熱媒体2が液体状 態の場合でも、比重のために、結晶核形成体6は蓄熱媒体2中で浮遊している。 潜熱蓄積器1の底部に熱入力が行われると、水3は、本質的に空間4の真空度 で決まる温度で沸騰し始め、蒸気が発散し、蓄熱媒体2に浸透する。蓄熱媒体2 中に均一に分散した構造添加物のために、固体状態にある蓄熱媒体2は、実質的 に多孔質であり、このため、蒸気は、ほとんど瞬時に大表面を横切り、それと同 時に蓄熱媒体2は相変化を起こして液化する。蒸気は急速に上部4へ進み、そこ では通常、熱の消失のために、凝結が起きる。水蒸気は、水滴となって集まり、 潜熱蓄積器1の底部に逆流する。潜熱蓄積器1の底部に注入されるよりも多量に 熱が上部から引き出されると、潜熱蓄積器は熱放射(発熱)して、ある温度以下 で別の相変化(液体から固体への相変化)が起こる。このため、図に示された状 態が再び確立される。第2図には、本質的に模式的に、棒状あるいは触糸状の延 長部7を保持した沸騰体あるいは結晶核形成体6’を示している。正確に言えば 、棒状あるいは触糸状の伸長はすべて、ここでは球で示された結晶核形成体6’ よ りもやや重くできる。概して、そのような物体(棒状あるいは触糸状の延長部7 を保持した沸騰体あるいは結晶核形成体6’)は、蓄熱媒体2よりも特に重いけ れども、熱伝達体3よりは軽い。このため、沸騰体あるいは結晶核形成体は、浮 力を利用して熱伝達体3上に浮くであろう。このような説明から、例えば、異な る物質から構成される限り、物体6’は、熱伝達体3よりも特に重い物質から成 る、例えば、延長部7のような部品からも構成されることも明らかであろう。 潜熱蓄積器1には、第1図に関して前述した形態である別の沸騰体5あるいは 結晶核形成体6もあることが第2図にさらに示されている。 潜熱蓄積器1の即時応答について、延長部7による基本的なさらなる効果が生 じる。延長部7が高熱伝導率を有するならば、融解した蓄熱媒体2の通路が直ち にでき、これを通過して、熱伝達体が蓄熱媒体2の他の領域に流れ込む。 内部に固定されて備えられた物体8が、熱伝達体3と蓄熱媒体2の両方に突き 出ている限り、同等の効果が、第3図に示された実施例でも与えられる。内部固 定物体は、例えば、保持器9によって蓄積容器に保持される。 内部固定物体8は好ましくは湾曲した面であることが示唆されている。想像で きる限りの湾曲面の設計は、多数存在する。 本発明を理解するために、上述で明らかにされた本発明の特徴である図と請求 の範囲は、個々にあるいはいかなる組み合わせにおいても重要である。明らかに された特徴すべては、本発明にとって必須なものである。このため、添付した優 権証明書(先の出願の原稿)の開示内容もまた、すべての点において、出願の開 示に含められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P4307065.5 (32)優先日 1993年3月6日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 マットザット、ノルベルト ドイツ国、22457・ハンブルグ、シュレス ウィガー・ダム・264 (72)発明者 ローディ、ロルフ ドイツ国、22941・ベルグテハイデ、ブレ スロー・ストラーセ・4 (72)発明者 フィーバック、クラウス ドイツ国、10369・ベルリン、ハルベル ト・ツカペーストラーセ・53 (72)発明者 アーレンス、ウルフガング ドイツ国、12107・ベルリン、シュアレク ストラーセ・7 (72)発明者 クラメル、トーマス ドイツ国、74740・アデルシェイム、ブチ ハルデ・11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.潜熱蓄積器(1)(潜冷蓄積器)用の、結晶構造を形成して固化する、パラ フィンのような蓄熱媒体(2)であって、構造添加物によって、結晶構造が、好 ましくは例えば中空円錐体のような中空構造に変態されていることを特徴とする 蓄熱媒体。 2.蓄熱媒体(2)中の構造添加物が均一に溶解されていることを特徴とする請 求の範囲第1項記載の蓄熱媒体。 3.構造添加物が、ポリアルキル(メタ)アクリレート系列に属することを特徴 とする請求の範囲第1項又は第2項記載の蓄熱媒体。 4.構造添加物が、0.01〜1重量パーセントの割合で、蓄熱媒体(2)に添 加されていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項の何れかに記載の蓄熱 媒体。 5.蓄熱媒体(2)が(非分解性)油成分を含むことを特徴とする請求の範囲第 1項〜第4項の何れかに記載の蓄熱媒体。 6.油成分が0.1〜10重量パーセントの割合にあることを特徴とする請求の 範囲第5項に記載の蓄熱媒体。 7.蓄熱媒体(2)が狭く分留分別されたパラフィン系炭化水素を含むことを特 徴とする請求の範囲第1項〜第6項の何れかに記載の蓄熱媒体。 8.炭素数が偶数の直鎖状炭素鎖(n−アルカン)であることを特徴とする請求 の範囲第7項記載の蓄熱媒体。 9.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)を含み、沸騰体(5)あるいは結 晶核形成体(6)が、蓄熱媒体(2)中で少なくとも浮遊するような比重を有す ることを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項の何れかに記載の蓄熱媒体。 10.異なる比重を有した沸騰体(5)と結晶核形成体(6)が含まれることを 特徴とする請求の範囲第1項〜第9項の何れかに記載の蓄熱媒体。 11.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が、1〜10重量パーセントの 割合で含まれていることを特徴とする請求の範囲第9項又は第10項に記載の蓄 熱媒体。 12.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が、ガラス体、泡ガラス体、プ ラスチック体、あるいはこれらの類似物であることを特徴とする請求の範囲第9 項〜第10項の何れかに記載の蓄熱媒体。 13.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が、熱伝達体(3)中および蓄 熱媒体(2)中でそれぞれ浮遊するような比重を有することを特徴とする請求の 範囲第9項〜第12項の何れかに記載の蓄熱媒体。 14.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が、棒状延長部(7)を有する ことを特徴とする請求の範囲第9項〜第13項に記載の蓄熱媒体。 15.棒状延長部(7)のみが、蓄熱媒体(2)から熱伝達体(3)へ突き出て いることを特徴とする請求の範囲第9項〜第14項の何れかに記載の蓄熱媒体。 16.消泡剤が、好ましくは0.01−5重量パーセントの割合で含まれている ことを特徴とする請求の範囲第1項〜第15項の何れかに記載の蓄熱媒体。 17.消泡剤が、シリコーン、ポリアルコキシレート、脂肪酸アルコキシレート あるいはカルボキシル酸エステル系の物質から成ることを特徴とする請求の範囲 第16項の何れかに記載の蓄熱媒体。 18.酸化防止剤が、好ましくは0.001〜0.1重量パーセントの割合で含 まれていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第17項の何れかに記載の蓄熱 媒体。 19.潜熱蓄積器(潜冷蓄積器)用の、結晶構造を形成して固化する、パラフィ ンのような蓄熱媒体に対する添加物であって、蓄熱媒体(2)の結晶構造を、好 ましくは中空円錐体のような中空構造に変態させる構造添加物を含むことを特徴 とする添加物。 20.構造添加物がポリアルキル(メタ)アクリレート系列に属することを特徴 とする請求の範囲第19項に記載の添加物。 21.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が、蓄熱媒体(2)中で少なく とも浮遊するような比重を有することを特徴とする請求の範囲第19項〜第20 項に記載の添加物。 22.種々の比重を有する沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が含まれる ことを特徴とする請求の範囲第19項〜第21項の何れかに記載の添加物。 23.沸騰体(5)あるいは結晶核形成体(6)が、ガラス体、泡ガラス体、プ ラスチック体か、あるいはそれの類似物であることで特徴づけられる、いかなる 上記請求にも従うか、あるいは特に言及された請求に従う添加物。 24.消泡剤を含むことを特徴とする請求の範囲第19項〜第23項の何れかに 記載の添加物。 25.消泡剤が、シリコーン、ポリアルコキシレート、脂肪アルコールアルコキ シレートあるいはカルボキシル酸エステル系の物質から成ることを特徴とする請 求の範囲第24項に記載の添加物。 26.酸化防止剤を含むことを特徴とする請求の範囲第19項〜第25項の何れ かに記載の添加物。 27.請求の範囲第1項〜第18項の何れかの蓄熱媒体を具備する潜熱蓄積器( あるいは潜冷蓄積器)。 28.沸騰体あるいは結晶核形成体が、蓄積器容器内部の固定物(8)として備 えられていることを特徴とする請求の範囲第27項に記載の潜熱蓄積器。 29.内部固定物が湾曲した面を有することを特徴とする請求の範囲第27項又 は第28項に記載の潜熱蓄積器。 30.結晶構造を形成して固化し、油成分を含んだ、潜熱蓄積器用のパラフィン のような媒体を蓄熱媒体として使用する使用方法。 31.油成分が、0.1−10重量パーセントの範囲にあることを特徴とする請 求の範囲第30項に記載の使用方法。
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