JPH08508634A - 非同期モータを用いてトルク出力を増大させた同期モータシステム - Google Patents

非同期モータを用いてトルク出力を増大させた同期モータシステム

Info

Publication number
JPH08508634A
JPH08508634A JP6522322A JP52232294A JPH08508634A JP H08508634 A JPH08508634 A JP H08508634A JP 6522322 A JP6522322 A JP 6522322A JP 52232294 A JP52232294 A JP 52232294A JP H08508634 A JPH08508634 A JP H08508634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
motor
output
load
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6522322A
Other languages
English (en)
Inventor
スター,レスリー・ピイ
シュワルツ,エドワード・エル
Original Assignee
ハネウエル・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハネウエル・インコーポレーテッド filed Critical ハネウエル・インコーポレーテッド
Publication of JPH08508634A publication Critical patent/JPH08508634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/04Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ロータリー・アクチュエータが、好ましくは出力速度が一定のACモータからなる同期モータと、好ましくは負荷に付加的なトルクを供給する補助容量のDCモータからなる非同期モータとから駆動力を得る。ある種の非同期モータを用いて最大トルクの一部を賄う方が、その最大必要トルクを得るのに十分なサイズの同期モータを用いるより低コストになる。非同期モータ出力を同期モータ出力と結合するトルク制限クラッチを用いることにより、非同期モータを同期モータとの適合性をもって動作させることが可能である。トルク制限クラッチとしては、ヒステリシス継手型のものが好ましい。一実施の形態においては、両方のモータで、歯車列を駆動し、非同期モータはトルク制限クラッチによって該歯車列に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】 非同期モータを用いてトルク出力を増大させた同期モータシステム 発明の背景 モータ駆動アクチュエータは、今日広く用いられている多種多様な装置におい て種々の運動や動作を得るために使用される。例えば、アクチュエータは、HV AC(暖房・換気・空調)システムにおけるダンパや弁、製造工程における流体 弁、及び自動扉開閉の動作に使用される。各動作事象の時点及び持続時間は各特 定の用途によって異なるから、電子式コントローラを用いて、あらかじめプログ ラムされた時点で、あるいはコントローラに取り付けたセンサによりあらかじめ 選択された事象の発生が検出されると同時に、動作電源をアクチュエータに供給 することが行われる。アクチュエータは、直線出力または回転出力を有し、本願 発明は、これらのどちらの出力設計でも実施することができる。しかしながら、 本発明はロータリー・アクチュエータの形における使用を意図したものであり、 以下の説明はそのような実施の形態に基づいて行う。ロータリー・アクチュエー タの原理は、リニア・アクチュエータにもしばしば応用することができるという ことは理解できよう。さらに、機械的リンク手段またはラックピニオン歯車装置 を用いて、回転運動は容易に直線運動に変換することができる。 ロータリー・アクチュエータの基本設計は非常に簡単である。電動機(モータ )は、回転速度を減じてモータからのトルクを増幅する減速歯車列を介して出力 エレメントを駆動する。ロータリー・アクチュエータの場合は、リンク装置は、 ほぼ例外なく歯車列であり、リニア・アクチュエータの場合は、通常、最終段に 直線動作を得るためのラックピニオン装置を具備した歯車列である。典型的なロ ータリー・アクチュエータの出力速度は、せいぜい数RPMのオーダであり、1 RPMに満たない場合もある。ロータリー・アクチュエータにおける最大回転範 囲は、通常、1回転以下であり、その範囲内で回転方向を制御することができる 。また、1回の動作毎に1回転の一部だけ回転する不可逆ロータリー・アクチュ エータもあり、それはそのような動作が適した負荷を駆動するために使用される 。 例えば、カム動作弁は、アクチュエータ軸の半回転毎に開閉されるようにするこ とができる。 このような用途のアクチュエータにおいては、多くの場合、負荷の位置決めに 高い精度は不要である。例えば、弁を部分的に開く用途の場合、所与の割合の弁 開度に対する流量に元々ある程度の不確実性があるので、アクチュエータの角度 位置に高い精度は不必要である。このような用途においては、閉ループ動作にす るのは無駄なコストをかけるに等しいが、指定された位置への位置決めを達成す るのに数パーセント程度の精度は必要である。アクチュエータの原動機として同 期定速モータを使用すると、負荷や電圧に左右されない出力速度が得られ、もっ ぱら動作時間のみに基づいて、アクチュエータ位置を満足に制御することが可能 なことがしばしばある。同期モータをアクチュエータの原動機として用いる場合 の欠点は、所与のパワー出力に対する初期コストが、ある種の非同期モータ、特 にDCモータに比べて比較的高いことである。この余分のコストは、開ループで 動作するという同期モータが非同期モータに対して持つ長所を減殺する。また、 DCモータは、同期モータより電気エネルギーの機械エネルギーへの変換効率が 高く、このことも一部の用途においては相当の意味を持ち得る。 一部の用途に用いられるアクチュエータにおいては、安全または便宜上の理由 から、停電が起こったとき、あるいはコントローラの不適切な動作によってアク チュエータの電源が失われたとき、アクチュエータが確実にその出力エレメント 及び負荷を特定の安全位置またはホームポジションへ復帰させることが必要であ る。これらの自動復帰型のアクチュエータは、ホームポジションへのパワーリタ ーンを図るために、何らかの方法でエネルギーを貯蔵しなければならない。この ようなパワーを一般的に蓄えるには、2つの方法がある。一部のアクチュエータ においては、パワーリターン動作が必要なときモータによって使用される電力を 蓄電池によって供給する。この設計は、バッテリが経時によって劣化したり、別 途充電回路が必要であり、また重量が大きく、コストが高いという短所がある。 より一般的なパワーリターン型アクチュエータの設計では、エネルギーを蓄え て、復帰動作が必要なとき放出するコイルばねが用いられる。この種のアクチュ エータで最も簡単なものでは、ばねが駆動歯車列に恒久的に結合されていて、モ ータが出力軸を外向きに、また戻り方向に駆動するのに併せて巻かれ、巻き戻さ れるようになっている。このような設計は、構造が簡単という利点があるが、多 数の欠点もある。1つの欠点は、トルク出力が非対称で、ばねの力に抗して外向 きに回転する際のトルクは、戻り方向のトルクより相当小さいということである 。このトルク出力の非対称性は、コイルばねの周知の特性、すなわち、主として ばねの隣接巻き間の摩擦のために、巻き時には、巻戻し時に得られるトルクの数 倍のトルクが必要になるという特性によってさらに大きくなる。さらに、多くの 負荷は、トルクを対称的に加えることが要求され、どちらかの方向に過大なトル クが加わると、負荷を損傷する危険性がある。例えば、負荷が弁の場合、浴室の 流しにおける各自の経験から、弁は、開くときと閉じるときでは、ほぼ同じ最大 トルクを必要とするということが理解できよう。また、使用可能な開トルクより 閉トルクが相当大きい場合は、アクチュエータは弁を開くことすらできないとい うことも理解できよう。もちろん、非対称トルク出力の問題は、対称なリリース トルクを有する滑りクラッチを用いて軽減することができる。しかし、それでも この非対称トルクのレベルは、扱おうとする負荷が要求する最大駆動力を賄うの に十分な大きさの駆動モータが必要であり、アクチュエータ自体のコスト及び必 要駆動力が大きくなる。 同期モータでは、コスト対出力比が比較的高いという問題は、直結ばね復帰型 のアクチュエータの場合、軸の外向き移動時にばねを巻き上げるのに十分な余力 を確保するために、負荷の通常動作で必要なよりもはるかに大きい出力を有する 同期モータを選定することが必要なため、なお一層不具合になる。このように要 求されるトルクが相当大きため、通常動作時に一定速度を保つばね復帰型アクチ ュエータは、比較的大きくかつ重くなり、電力消費が非効率的である上に、高コ ストである。 直結型戻しばねには上記のような欠点があるため、本願と特許権所有者及び譲 受人を同じくする「ばね復帰型ロータリー・アクチュエータ(Spring R eturn Rotary Actuator)」という名称の米国特許第5, 182,498号に記載された最新の設計では、非同期モータがばねを巻くため の助勢トルクを供給する特別なばね巻き動作段階ないしは期間を導入することに よって、問題解決を図っている。同米国特許の発明では、アクチュエータに駆動 力が加わると、センサがばねが十分に巻かれた状態にあるかどうかを決定する。 ばねが十分に巻かれていなければ、ばね巻き動作段階が開始され、この間にばね が十分に巻かれた後、ブレーキによってその状態が保たれる。ばねがロックされ た後、アクチュエータの動作は、ばね復帰動作が起こるまで、非復帰型のアクチ ュエータと全く同様に続けられる。ばね復帰動作が必要になると、ブレーキが解 除されて、ばねは、歯車列を介してトルクを出力軸に加え、負荷をそのホームポ ジションに戻す。上記米国特許第5,182,498号に記載のアクチュエータ では、負荷、ばね及びモータを結合するのに遊星歯車装置を使用する。 同米国特許第5,182,498号のアクチュエータは、ばね駆動動作時に、 モータにより供給されるトルク及び駆動出力に達するためには、遊星歯車装置の 特性のために、直接トルク出力がほぼモータ自体のトルク出力と同等のばねを使 用することが必要である。ばねを巻くにはそれだけ余分のトルクが必要なため、 この設計でも、駆動力の割にサイズが過大な同期モータが必要であった。ばねを 巻く際、通常動作時以上のモータトルクを必要としないようにするために、同期 モータの歯車比を増大する様々な試みが行われたが、それらの試みは、トルクに 見合った適切なサイズのモータを用いるほどの効果も得られないという結果をも たらした。 上記米国特許第5,182,498号のアクチュエータにおける同期モータの 通常のトルク出力レベルでばねを巻くことを可能ならしめる簡単かつ安価な設計 があれば、コストを削減できる可能性がある。しかしながら、そのような設計は 今日まで得られていない。 発明の簡単な説明 本願発明者等は、ある種の非同期モータを比較的小さい同期モータと組み合わ せることによって、はるかに大きい同期モータの動作と同様の同期動作を低コス トで達成するよう、上記米国第5,182,498号の開示技術の応用範囲を拡 大することが可能であるという知見を得た。このような動作を得るためには、同 期モータと非同期モータの出力軸をトルク制限用または力制限用滑りクラッチに よって結合しなければならない。本発明の本来の目的は、上記米国特許第5,1 82,498号に従って形成されたアクチュエータの戻しばねを、同期モータに よって巻くことができるようにすることにある。しかしながら、負荷を同期駆動 する一方で、同期型の単一のモータを使用することに関連するコストと効率面で の不利を回避する必要性がある何らかの用途に本発明を使用することを妨げる技 術的な理由は全くない。 本発明は、同期モータと非同期モータとの協調作用によって上記のような同期 動作を得るモータ駆動アクチュエータ装置に、第1及び第2の入力部材と、出力 部材を有する出力リンク装置とを取り付けたフレームを具備したものである。同 期モータは、そのフレームに取り付けられており、またトルクを出力リンク装置 の第1の入力部材に供給するよう結合された出力部材を有する。入力部材及び出 力部材を有するトルク制限クラッチが設けられており、入力部材から出力部材へ あらかじめ選択された最大量のトルクを伝達する。このクラッチの出力部材は、 トルクを出力リンク装置の第2の入力部材に供給するように結合されている。フ レームには非同期モータが取り付けられており、その非同期モータは、トルクを トルク制限クラッチの入力部材に供給するよう結合された出力部材を有する。こ の点に関しては、非同期モータの出力エレメントを同期モータの出力エレメント に直結すると、装置の動作が不安定になるという知見が得られている。 非同期モータの実効速度は、同期モータの実効速度より大きくなければならな い。ここで、「実効」速度とは、非同期モータの出力部材と同期モータの出力部 材の間の何らかの歯車列を介して逆方向に伝達されるトルク制限クラッチのトル ク限界における非同期モータの速度を意味する。 本発明の実施の形態においては、同期モータは、AC(交流)モータであり、 非同期モータはDC(直流)モータである。また、誘導電動機のような非同期型 のACモータを使用することも可能であるが、コスト及び電力効率の面での利点 がDCモータほど大きくない。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施の形態のアクチュエータを示す平面図である。 図2は、本発明にとって好適な動作条件を示す速度対トルクのグラフである。 図3は、本発明におけるACモータトルク対負荷トルクのグラフである。 実施の形態の説明 図1は、歯車列を出力リンク装置として用いて、軸30よりなるそのリンク装 置の出力部材を介して負荷35にトルクを伝達するアクチュエータ10を示す。 アクチュエータ10の個々のエレメントは、フレーム11に取り付けられ、その フレームは、図に象徴的に示すように、様々なアクチュエータのエレメント及び 負荷35を支持する。軸受は、矩形中に一対の“X”マークを記した記号を用い て符号22として象徴的に示してある。一対の歯車間のかみ合いは、例えば歯車 25と27の間におけるように、それらの歯車が交わる点に太線で示してある。 軸15には、フレーム11に取り付けられた同期ACモータ12によって同期 トルクが供給され、そのモータ12には、標準化された周波数、例えば米国では 60ヘルツ、その他の諸国では50ヘルツの交流電源が供給される。軸15の速 度は、モータ12のトルク定格を超えるまでは、モータ12に供給される電源の 周波数のみによって決まる。小さいアクチュエータに使用されるモータ12の典 型的な速度は、60ヘルツ電源で使用する場合、例えば600RPMである。同 期モータのトルク定格を超えることは、モータ12が損傷することがあるからと いうより、そのトルクを受ける歯車列が、1つまたはいくつかの歯を互いに何度 も打ち付けさせるトルクパルスによって損傷する危険性があるので、好ましくな い。 モータ12は、磁気吸引型トルク制限クラッチ18の入力エレメントをなす永 久磁石ロータ17に軸15を介してトルクを供給する。クラッチ18は、ロータ 17から出力軸19へ設計レベルのトルクを伝達するカップ20よりなる出力エ レメントを有する。このような磁気吸引クラッチは、比較的軸速度と独立した所 定量のトルクを伝達するように設計される。図1の装置においては、クラッチ1 8は必ずしも不可欠ではないが、これを用いることが非常に望ましい。これを使 用する場合、クラッチ18の設計トルクはモータ12の始動トルクより小さくす べきである。クラッチ18は、軸受にかかるラジアル荷重によってモータ12に 損傷が生じるのを防ぎ、また過負荷になっても、負荷にモータ12の回転磁界か ら生じるトルクパルスにさらすことなく、モータ12がその同期速度で動作し続 けることを可能ならしめる。適切なサイズのクラッチ18があると、モータ12 の速度は、その出力エレメント20に加わる負荷トルクの大小にかかわらず、そ の同期速度で一定に保たれる。出力エレメント20に、クラッチの設計量よりト ルクが大きい負荷が加わった場合は、出力軸19は単に失速するだけで、モータ 12はその同期速度で動作し続ける。クラッチ18のようなこれらの磁気吸引型 クラッチは、高レベルの滑りによって不定的に動作するよう設計されている。機 械式滑りクラッチは、このような滑りの許容範囲がなく、従って、高くかつ連続 的なレベルの滑りが起こり得る用途においてはあまり望ましくない。 軸19は、フレーム11に取り付けられた軸受22及び23中で回転するよう に取り付けられている。平歯車25は、軸19に固定されており、出力歯車27 と噛み合って、出力歯車27が回転可能に支持されている出力軸30にトルクを 伝達する。歯車25及び27は、かなり減速するとともに、モータ12によって 出力軸30に与えられるトルクを大きくする歯車列を表す。これより一般的な設 計では、軸19と30との間に、複合歯車列をなす3つ以上の歯車が装置のコン パクト性を向上させるように配置される。ロータリー・アクチュエータにおいて は、駆動モータ15と出力軸30との歯車比をモータ12の速度を数100また は数1000分の1に減速するような値にすることも珍しくない。出力軸30は 、図示のように、フレーム11に取り付けられた軸受32及び33によって支持 されている。軸30は、図示のように、外部負荷35を駆動する。同期動作時に おいては、負荷35に供給される駆動力とトルクは正比例する。以下、図1の装 置の動作を種々の軸に生じるトルクによって説明するが、ある特定の軸の同期動 作時においては、「駆動力」という用語を「トルク」という用語の代わりに用い ることが可能である。 歯車25が一定の同期速度で回転すると、軸30はこれよりはるかに遅い一定 の同期速度で駆動されるということは理解できよう。図1に示す簡単な歯車列の 場合、軸30の同期速度は、Ω1925/T27で与えられる。ただし、Ω19は、軸 19の回転速度であり、T25及びT27はそれぞれ歯車25及び27の歯数である 。出力軸30が一定速度の場合、単に動作期間の持続時間を測定するだけで、軸 30の各運動の大きさを動作期間中に優れた精度で測定することができる。実際 、動作時間に基づく正確な位置測定を妨げる唯一の要因は、モータ12が同期動 作 に達する前に短期間だけ非同期始動巻線で動作する場合における始動時間の不確 実性である。アクチュエータに用いる場合、同期モードで動作することができる 小さいステッパ型のモータは、運転トルクに非常に近い始動トルクを出す。減速 歯車列の始動トルクは、摩擦力が慣性力に勝ることによって、必要な同期運転ト ルクに非常に近いため、モータ12は各動作期問のほんの一部の間しか非同期で 動作せず、従って、軸30の新しい位置を決定する際の精度に大きく影響するこ とはない。 非同期モータ49は、軸45、第2のトルク制限クラッチ42、軸38、及び 平歯車36を介して付加的なトルクを出力歯車27に供給する。クラッチ36は 、クラッチ18と同様であって、その入力エレメントとして磁気ロータ43を、 またその出力エレメントとしてカップ41を有し、クラッチ42の設計によって 決まるトルクのレベル以上のトルクは伝達しない。軸38は、図示のように、フ レーム11に取り付けられた軸受39及び40によって支持されている。モータ 49は、交流誘導モータでもよいが、好ましくは、図示のように、DC電源装置 54から経路52を介して電源を供給されるDCモータを用いる。モータ49と して使用される典型的なモータは、モータ49がDCモータの場合、モータ12 の同期設計の速度より相当高速で動作するとき、最大の駆動力を生じるように設 計される。これら2つのモータの速度を互いにより適合した値にするために、各 々のクラッチ出力軸19及び38と軸30の間の歯車比が通常の設計において異 なっている。例えば、図1において、歯車25の歯数T25は、図示のように、歯 車36の歯数T36より約3分の1大きい。 クラッチ42は、モータ49によって供給されるトルクを歯車列の駆動軸30 に伝えるために、必ずなければならず、また常に滑るようなサイズのものでなけ ればならない。クラッチ42がモータ49に課すトルク負荷は、モータ49の速 度が、軸38と軸30の間の歯車比及び軸19と軸30の間の歯車比によって決 まる同期動作に対応する軸38の速度以上になるような大きさでなければならな い。図示のような簡単な歯車列の場合、軸38の対応同期速度Ω38は、Ω38=T25 ・Ω12/T36で与えられる。ただし、T25及びT36は、それぞれ歯車25及び 36の歯数であり、Ω12は軸12の回転速度である。これは、モータ49が軸3 8の同期速度Ω38より速く回転する場合、クラッチ42が常に滑りをもって動作 することを意味する。クラッチ42に常に滑りがないと、モータ49を図1の歯 車列に結合して、軸30の同期速度とモータ49からのトルク入力とを同時に達 成することはほとんど不可能である。 図2は、図1の装置におけるクラッチ42及びモータ49の設計上の必要条件 をより解り易く説明するためのグラフである。図2において、線58は、典型的 な直巻DCモータ49の仮想の速度−トルク特性を表す。この図から、モータ4 9の速度は、広い動作速度範囲にわたって、軸45の抗回転負荷トルクが増大す るにつれて低下するということが解る。経路52上の所与の電圧入力に対し、モ ータ49の各トルクレベルで速度を決定することができる。もちろん、その逆も 真であって、所与の入力電圧に対し、モータの軸45の各速度においてトルクの 大きさを決定することができる。クラッチ42は、常時滑り、従って、モータ4 9には常にトルク負荷がかかる。クラッチ42が滑るよう設計されているトルク は、線58上で、軸30の一定速度または同期速度に等しい軸38の速度に少な くとも相当するモータ49の速度を生じるような値でなければならず、好ましく は、直流入力電圧の予期した変動に対応できるよう、この値より幾分大きくする 。トルクをこのように幾分大き目にしないと、直流入力電圧の変動によってDC モータのトルクまたは速度(RPM)がΩ38とQ42の直線の交点より下に低下す ることがある。モータ12の同期速度Ω12に対応する軸38の同期速度Ω38は、 式Ω38=T25・Ω12/T36によって与えられる。ただし、T25及びT36はそれぞ れ歯車25及び36の歯数である。同期速度Ω38は、クラッチ42を連続的に滑 らせるモータ49のトルク出力に対応する大きさでなければならない。図2は、 実際にこの状況を示しており、モータ49の動作点62においては、モータ49 は軸速度Ω49におけるトルクを発生し、クラッチ42は軸38にトルクQ42を伝 達し、軸38はΩ38RPM、すなわちその同期速度で回転する。クラッチ42の 滑り量は、簡単にΩ49−Ω38で与えられる。トルクはQ42のままで、モータ49 の速度がΩ38、すなわち同期動作に対応する速度になったときの軸38の動作点 を60で示す。 しかしながら、図1のシステムは、ある条件の下では非同期で動作することが 可能である。この条件は、負荷35が吸収するトルクが過小あるいは過大である ときに起こり得る。このトルクが過小な場合は、DCモータ49及びクラッチ4 2は、クラッチ18が滑り、軸19が軸15より速く回転するような非常に大き いトルクを歯車27に与える。負荷35が吸収するトルクが過大な場合は、クラ ッチ18が滑り、軸19は軸15よりゆっくり回転し、通常は失速する。 ここで、まず、軸30に負荷トルクがかかっていない状況を考えて見る。クラ ッチ18のトルク伝達能力は、両回転方向とも同じであると仮定する。これは理 にかなった仮定である。もし、クラッチ18を省いたとすると、軸15にその速 度を増すように作用する能動外部トルクによる非同期化に抵抗するモータ12の 能力が制限要因になり、この場合は、増速状態においても、負荷状態においても 、トルク伝達能力は同じであると仮定することはやはり妥当である。負荷トルク がない場合は、モータ49は、クラッチ42及び歯車列を介してトルクを軸30 及びモータ12に加え、軸19をモータ12の同期速度Ω12より速く回転させよ うとし、また、軸30をモータ12による同期動作に対応する同期速度Ω1225 /T27より速い速度で回転させようとする。負荷35がトルクを吸収しない状態 で同期動作を維持するためには、クラッチ18によって軸19に加えられる抵抗 トルクが、クラッチ42により歯車列を介して軸19に加えられる結果のトルク Q4225/T36より大きくなければならない。この条件が満たされないと、軸1 9は、増速ないし順方向に同期が外れる。異なる歯車列を使用する場合は、異な る式を用いて動作が同期外れになる点を決定する必要がある。 同期動作を維持するためには、外部負荷35によって軸30から吸収される負 荷トルクが、軸19及び38によって歯車25、27及び36を介して軸30に 与えられるトルクの和より大きくないことが必要である。すなわち、出力軸30 による非同期動作を防ぐために、負荷トルクは、T27[(Q42/T36)+(Q18 /T35)]より少なくなければならない。ただし、Q18はモータ12から軸19 に与えられる最大トルクであり、Q42はモータ49からクラッチ42を介して与 えられるトルクである。これは、この装置の過負荷状態であり、クラッチ18は 滑りを生じる。一般には、クラッチ18及び42によって与えられるトルクは滑 りとほぼ完全に無関係であるため、過負荷は装置を完全に失速させる。 負荷によって過負荷も負荷不足も生じない場合は、出力軸30の速度は、モー タ12の同期速度Ω12を歯車列の介在により減速して軸30に伝えられる速度、 すなわちはΩ1225/T27になる。これらの条件が満たされているとき、モータ 49の動作トルクは、クラッチ42の滑りトルクよりほんの僅かしか大きくなく 、モータ49は、直線Q42がモータの動作線58と交わる点62で動作する。モ ータ49の動作トルクは、クラッチ42及び軸受40の摩擦や磁気損失があるた め、クラッチ42によって軸38に与えられるトルクより僅かに大きい。 図1に示す3つの歯車からなる簡単な歯車列の場合、歯車比及びクラッチ18 及び42によって伝達されるトルクレベルは、T27[(Q42/T36)+(Q18/ T25)]>QL>T27[(Q42/T36)−(Q18/T25)]を満たすように選択 しなければならない。負荷35のトルクがゼロになり得る最も簡単な状況につい ては、右側の不等式を満たすため、Q4927/T36は、Q1827/T25より大き くてはならない。Q18/T25=Q42/T36ならば、QLの最大値は2Q18・T27 /T25である。すなわち、この形の動作における制約は、最小負荷トルクがゼロ であれば、同期動作を失わずに許容される最大負荷トルクが、モータ12が歯車 列を介して軸30に供給し得る最大実効トルクの2倍であるということである。 この解析を一般化して、モータ12がクラッチ18を介して単独で軸30によ り負荷35に供給することができる最大負荷トルクQmax(=Q18・T27/T25 )より数倍大きい最大必要トルクを有する負荷35を同期して動作させるように 、モータ18及び49のトルク出力、クラッチ18及び42のトルク限界、及び 歯車列の歯車比を選択することができる。図3のグラフは、ACモータ12によ りクラッチ18を介して軸30及び負荷35に供給される変化するトルクと、負 荷35によって吸収されるトルクとの間の関係における上記の原理を示す。横座 標は負荷35のトルクの変化を表し、縦座標はACモータのトルクの変化を表す 。クラッチ18によって伝達されるACモータ12からの同期トルクは、負荷3 5が要求するトルクが最小のとき、モータ49によって供給されるトルクから生 じるオーバードライブに対してモータ12及びクラッチ18が与える抵抗を表す 負の値から、負荷35がクラッチ18及び42を介して両方のモータからの全ト ルクを要求しているときにおける最大値まで変化する。負荷35によるトルク要 求 が小さいため、モータ49の過速度に抵抗するモータ12により供給されるトル クは、図3に負の値として示されている。1Xの符号は、クラッチ42の滑りト ルクが軸30にQ42・T27/T36=Qmaxに等しいトルクを与える条件を表す負 荷曲線66を示す。負荷35のトルクが0のときは、軸30のDCモータ42の トルクは全て、軸30における同じ大きさのACモータ12のトルクと正確につ り合い、これによって抵抗を受ける。負荷35が全トルク(負荷曲線66におけ る2Qmax)を要求しているときは、負荷35には各モータからそれぞれQmaxの トルクが与えられる。12及び49の各モータによって負荷35に供給される駆 動力及びトルクは、全負荷時にのみ互いに等しくなる。動作点68は、動作に対 するモータ12及びクラッチ18からのトルクの寄与分がなく、負荷35のトル クがちょうどQmaxで、全てモータ49によってまかなわれる条件を規定する。 動作線70は、負荷35が必要とする最小トルクがQmaxで、負荷35が必要 とする最大トルクが3Qmaxである状態を示す。負荷の最大範囲は、やはり2Qm ax である。この場合は、モータ49は、2Qmaxのトルクを軸30に加えなけれ ばならない。一般に、同期モータ12及びそのクラッチ18のサイズは、負荷が 必要とするトルクの範囲によって決定され、この範囲の少なくとも2分の1に対 応するものでなければならない。非同期モータ49及びそのクラッチ42のトル ク容量は、負荷35が必要とする最大トルクと最小トルクの和の少なくとも2分 の1でなければならない。 もう一つの例として、軸30の同期速度Ω12・T25/T27で、例えば200イ ンチ−ポンド乃至500インチ−ポンドのトルクが必要な応用例の場合、モータ 12及びクラッチ18は、Q18・T27/T25(=Qmax)の値として少なくとも 150インチ−ポンドが可能なように選択すべきであり、モータ49及びクラッ チ42は、軸38の速度Ω38=Ω12・T25/T27で、Q42・T27/T36=350 インチ−ポンドに設定されるよう選択すべきである。ただしΩ12はモータ12の 同期速度である。この構成によれば、非同期モータ49は、モータ12により軸 30に供給される同期トルク出力を2倍以上にすることが可能なことが解る。 負荷の中には、一定の要素または最小トルクを有する多種多様な負荷がある。 この種の負荷は、エアダクト・ダンパーブレードやエレベータボックスの場合は 重力から生じ、ばね復帰型アクチュエータの場合はばねから生じ、軸受や歯車列 においては摩擦から生じ得る。大部分の負荷は、予測可能な範囲にわたって変動 するトルクまたは駆動力を必要とする。必要トルクの変動及び駆動モータが遭遇 する最小トルクを適正に分析することによって、各用途において同期動作を確保 するための駆動モータの適切なサイズを選択することができる。 以上の説明から、本発明によれば、種々の要素を適切に選定すれば、同期AC モータと非同期モータとの組合わせから得られる駆動力を用いて同期動作を達成 することが可能なことが解る。その結果、より安価な装置とそのより効率的な動 作を達成することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月3日 【補正内容】 補正書明細書 負荷35が全トルク(負荷曲線66における2Qmax)を要求しているときは、 負荷35には各モータからそれぞれQmaxのトルクが与えられる。12及び49 の各モータによって負荷35に供給される駆動力及びトルクは、全負荷時にのみ 互いに等しくなる。動作点68は、動作に対するモータ12及びクラッチ18か らのトルクの寄与分がなく、負荷35のトルクがちょうどQmaxで、全てモータ 49によってまかなわれる条件を規定する。 動作線70は、負荷35が必要とする最小トルクがQmaxで、負荷35が必要 とする最大トルクが3Qmaxである状態を示す。負荷の最大範囲は、やはり2Qm ax である。この場合は、モータ49は、2Qmaxのトルクを軸30に加えなけれ ばならない。一般に、同期モータ12及びそのクラッチ18のサイズは、負荷が 必要とするトルクの範囲によって決定され、この範囲の少なくとも2分の1に対 応するものでなければならない。非同期モータ49及びそのクラッチ42のトル ク容量は、負荷35が必要とする最大トルクと最小トルクの和の少なくとも2分 の1でなければならない。 もう一つの例として、軸30の同期速度Ω12・T25/T27で、例えば200cm −gm乃至500cm−gmのトルクが必要な応用例の場合、モータ12及びクラッチ 18は、Q18・T27/T25(=Qmax)の値として少なくとも150cm−gmが可 能なように選択すべきであり、モータ49及びクラッチ42は、軸38の速度Ω38 =Ω12・T25/T27で、Q42・T27/T36=350cm−gmに設定されるよう選 択すべきである。ただしΩ12はモータ12の同期速度である。この構成によれば 、非同期モータ49は、モータ12により軸30に供給される同期トルク出力を 2倍以上にすることが可能なことが解る。 負荷の中には、一定の要素または最小トルクを有する多種多様な負荷がある。 この種の負荷は、エアダクト・ダンパーブレードやエレベータボックスの場合は 重力から生じ、ばね復帰型アクチュエータの場合はばねから生じ、軸受や歯車列 においては摩擦から生じ得る。大部分の負荷は、予測可能な範囲にわたって変動 するトルクまたは駆動力を必要とする。必要トルクの変動及び駆動モータが遭遇 する最小トルクを適正に分析することによって、各用途において同期動作を確保 するための駆動モータの適切なサイズを選択することができる。 以上の説明から、本発明によれば、種々の要素を適切に選定すれば、同期AC モータと非同期モータとの組合わせから得られる駆動力を用いて同期動作を達成 することが可能なことが解る。その結果、より安価な装置とそのより効率的な動 作を達成することができる。 補正請求の範囲 1.出力部材を有し、その出力部材に同期トルクを供給するモータ駆動アクチュ エータで、そのアクチュエータの出力部材を介して所定の最小必要トルク及びそ の所定の最小必要トルクより大きい所定の最大必要トルクを有する負荷を駆動す るよう設計されたモータ駆動アクチュエータにおいて: a)フレームと; b)そのフレームに取り付けられていて、第1及び第2の入力部材を有し、その 入力部材に供給されるトルクを前記アクチュエータの出力部材に累積的に加える トルクリンク装置と; c)前記フレームに取り付けられていて、前記トルクリンク装置の第1の入力部 材にトルクを供給するよう結合された出力部材を有する同期モータと; d)前記トルクリンク装置の第2の入力部材にトルクを供給するよう結合された 出力部材に、入力部材からあらかじめ選択された大きさのトルクを伝達する第1 のトルク制限クラッチと; e)前記フレームに取り付けられていて、第1のクラッチの入力部材にトルクを 供給するよう結合された出力部材を有する非同期モータと; を具備し、 上記同期モータが、その出力部材及び上記出力リンク装置を介してその出力リ ンク装置の出力部材から負荷へ加えられるトルクが最大必要負荷トルクと最小必 要負荷トルクとの差の2分の1以上となる最大トルク容量を有するアクチュエー タ。 2.前記非同期モータが、その出力部材、上記第1のクラッチ及び上記出力リン ク装置の出力部材を介して負荷へ加えられるトルクが少なくとも上記所定の最小 必要トルクと上記所定の最大必要トルクとの和の2分の1となるトルク容量を有 する請求項1記載のアクチュエータ。 3.上記非同期モータ、トルクリンク装置及びトルク制限クラッチが、同期モー タの出力部材を介して供給される最大トルク以下のトルクを協調作用によって同 期モータの出力部材に加える要素を有する請求項2記載のアクチュエータ。 4.上記トルクリンク装置及び上記トルク制限クラッチの出力によってトルクリ ンク装置に与えられるトルクが、同期モータの出力部材を介して供給される最大 トルク以下のトルクを協調作用によって同期モータの出力部材に加える要素を有 する請求項1記載のアクチュエータ。 5.上記非同期モータが、その非同期モータによりその出力部材、第1のクラッ チ及び出力リンク装置の出力部材を介して負荷へ加へられるトルクが上記所定の 最小必要トルクと上記所定の最大必要トルクとの和の約2分の1に等しいトルク 容量を有する請求項1記載のアクチュエータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.出力部材を有し、その出力部材に同期トルクを供給するためのモータ駆動ア クチュエータにおいて: a)フレームと; b)該フレームに取り付けられていて、第1及び第2の入力部材を有し、該入力 部材に供給されるトルクを該アクチュエータの該出力部材に累積的に加えるトル クリンク装置と;c)該フレームに取り付けられていて、該トルクリンク装置の 第1の入力部材にトルクを供給するよう結合された出力部材を有する同期モータ と; d)該トルクリンク装置の第2の入力部材にトルクを供給するよう結合された出 力部材に、入力部材からあらかじめ選択された大きさのトルクを伝達する第1の トルク制限クラッチと; e)該フレームに取り付けられていて、該第1のクラッチの入力部材にトルクを 供給するよう結合された出力部材を有する非同期モータと; を具備したモータ駆動アクチュエータ。 2.上記非同期モータが、上記第1のクラッチにより伝達される最大トルクを越 えるトルクを該第1のクラッチの入力部材に生じさせる形態ののモータである請 求項1記載のアクチュエータ。 3.上記アクチュエータの出力部材を介して少なくとも所定の最小必要トルクを 有する負荷を駆動するよう設計されており、上記第1のクラッチが、上記非同期 モータによりその出力部材、該第1のクラッチ、及び上記出力リンク装置を介し て該出力リンク装置の出力部材から該負荷へ加えられるトルクが少なくとも該所 定の最小必要トルクに等しくなるようなトルク容量を有する請求項2記載のアク チュエータ。 4.上記アクチュエータの出力部材を介して上記所定の最小必要トルクより大き い所定の最大必要トルクのみを有する負荷を駆動するよう設計されており、上記 同期モータが、該同期モータによりその出力部材及び上記出力リンク装置を介し て該出力リンク装置の出力部材から該負荷へ加えられるトルクが該所定の最大必 要負荷トルクと該最小必要負荷トルクとの差の2分の1以上となるようなトルク 容量を有する請求項3記載のアクチュエータ。 5.上記非同期モータが、上記第1のクラッチによって伝達される最大トルクよ り大きい最大トルク発生能力を有する請求項4記載のアクチュエータ。 6.上記非同期モータが、上記第1のクラッチによって伝達される最大トルクよ り大きい最大トルク発生能力を有する請求項3記載のアクチュエータ。 7.上記トルク制限クラッチが、磁気ヒステリシス継手よりなる請求項5記載の アクチュエータ。 8.上記トルク制限クラッチが、磁気ヒステリシス継手よりなる請求項1記載の アクチュエータ。 9.上記非同期モータが、DCモータである請求項1記載のアクチュエータ。 10.上記出力リンク装置が、歯車列よりなる請求項1記載のアクチュエータ。 11.上記アクチュエータの出力部材を介して所定の最小必要トルク及び該所定 の最小必要トルクより大きい所定の最大必要トルクを有する負荷を駆動するよう 設計されており、上記同期モータが、該同期モータによりその出力部材及び上記 出力リンク装置を介して該出力リンク装置の出力部材から該負荷へ加えられるト ルクが該最大必要負荷トルクと該最小必要負荷トルクとの差の2分の1以上とな るような最大トルク容量を有する請求項1記載のアクチュエータ。 12.上記非同期モータが、該非同期モータによりその出力部材、上記第1のク ラッチ及び上記出力リンク装置を介して該出力リンク装置の出力部材から該負荷 へ加えられるトルクが少なくとも上記所定の最小必要トルクと上記所定の最大必 要トルクとの和の2分の1となるようなトルク容量を有する請求項11記載のア クチュエータ。
JP6522322A 1993-03-30 1994-03-30 非同期モータを用いてトルク出力を増大させた同期モータシステム Pending JPH08508634A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/039,616 1993-03-30
US08/039,616 US5426353A (en) 1993-03-30 1993-03-30 Synchronous motor system employing a non-synchronous motor for enhanced torque output
PCT/US1994/003459 WO1994023484A1 (en) 1993-03-30 1994-03-30 Synchronous motor system employing a non-synchronous motor for enhanced torque output

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08508634A true JPH08508634A (ja) 1996-09-10

Family

ID=21906436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6522322A Pending JPH08508634A (ja) 1993-03-30 1994-03-30 非同期モータを用いてトルク出力を増大させた同期モータシステム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5426353A (ja)
EP (1) EP0692155B1 (ja)
JP (1) JPH08508634A (ja)
AU (1) AU6495194A (ja)
DE (1) DE69401349T2 (ja)
WO (1) WO1994023484A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265778A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Makita Corp エアコンプレッサ

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656903A (en) * 1993-10-01 1997-08-12 The Ohio State University Research Foundation Master-slave position and motion control system
US6098957A (en) * 1998-07-31 2000-08-08 Honeywell Inc. Electro-mechanical torque limiter for valve actuators
US6070513A (en) * 1999-01-20 2000-06-06 Honeywell Inc. Load transfer device for tandem mounted actuators
JP3945142B2 (ja) * 2000-10-12 2007-07-18 株式会社日立製作所 リニアモータ及びその制御方法
JP4061835B2 (ja) * 2000-11-06 2008-03-19 株式会社日立製作所 電動機
JP3758496B2 (ja) * 2000-11-06 2006-03-22 株式会社日立製作所 関節駆動装置
US7034500B2 (en) * 2004-01-23 2006-04-25 A.O. Smith Corporation Electric drive assembly
DE102007026158B4 (de) * 2007-06-04 2018-07-26 Trützschler GmbH & Co Kommanditgesellschaft Vorrichtung an einer Spinnereivorbereitungsmaschine, z.B. Strecke, Karde, Kämmmaschine o. dgl., insbesondere Doppelkopfstrecke, mit mindestens zwei angetriebenen Streckwerken
US8618752B2 (en) 2010-07-21 2013-12-31 Superior Electron, Llc System, architecture, and method for minimizing power consumption and increasing performance in electric vehicles
US11855573B2 (en) 2018-10-07 2023-12-26 Woods Hole Oceanographic Institution Large dynamic range electric motor

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3569782A (en) * 1967-06-30 1971-03-09 Gen Motors Corp Frequency of combining apparatus
US3946260A (en) * 1974-08-19 1976-03-23 Frezzolini Electronics, Inc. Motor construction
US4025830A (en) * 1975-02-03 1977-05-24 Computer Peripherals, Inc. Motor control and web material drive system
SE424706B (sv) * 1978-12-14 1982-08-09 Wifag Maschf Drivanordning
JPS5794810A (en) * 1980-12-04 1982-06-12 Fanuc Ltd Main shaft stopping device at constant position
US4546296A (en) * 1983-05-12 1985-10-08 Westinghouse Brake & Signal Electric actuators
US4595081A (en) * 1984-09-10 1986-06-17 Barber-Colman Company Reversible rotary actuator with spring return
US4591772A (en) * 1984-12-12 1986-05-27 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Load positioning system with gravity compensation
US4677355A (en) * 1985-04-01 1987-06-30 Baumann Peter H Electric-powered spring-return actuating device
US4741508A (en) * 1987-04-13 1988-05-03 Rikuo Fukamachi Actuator for valve
CH673687A5 (en) * 1987-09-30 1990-03-30 Landis & Gyr Ag Setting drive for central heating control - has torque-limiting coupling between electric motor and conversion drive
DE58903262D1 (de) * 1988-07-06 1993-02-25 Rieter Ag Maschf Synchronisierbare antriebssysteme.
JP2824648B2 (ja) * 1988-08-02 1998-11-11 ファナック株式会社 工作機械の主軸同期運転制御装置及びその方法
JPH02204641A (ja) * 1989-01-31 1990-08-14 Aisin Seiki Co Ltd スロットル制御装置
US5085401A (en) * 1990-07-16 1992-02-04 H. L. Ledeen Associates Low power valve actuator
US5182498A (en) * 1991-11-27 1993-01-26 Honeywell Inc. Spring return rotary actuator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265778A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Makita Corp エアコンプレッサ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0692155B1 (en) 1997-01-02
WO1994023484A1 (en) 1994-10-13
EP0692155A1 (en) 1996-01-17
AU6495194A (en) 1994-10-24
DE69401349D1 (de) 1997-02-13
US5426353A (en) 1995-06-20
DE69401349T2 (de) 1997-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11581830B2 (en) Door closer system
EP1845605A2 (en) Linear actuator system and method
JPH08508634A (ja) 非同期モータを用いてトルク出力を増大させた同期モータシステム
US5957798A (en) Fail-free actuator assembly
US4581987A (en) Fire damper actuator
US20180304733A1 (en) Power transmission apparatus for vehicle and power transmission system for vehicle
US5182498A (en) Spring return rotary actuator
CN102806909B (zh) 用于管理混合动力系统中的转矩的方法和装置
US20040212336A1 (en) Spring return actuator for a damper
US20100314881A1 (en) Auxiliary drive/brake system for a wind turbine
JPH01164820A (ja) モータの運動量を駆動手段から孤立させるための装置、及びモータ
JPH02503809A (ja) 電動モータ回転速度を調整する方法及びモータの回転速度調整装置
WO2005012763A1 (en) Drive train for a renewable-energy generating machine
US11852223B2 (en) Drive arrangement of a working machine to be driven with a variably adjustable speed and method for operating the drive arrangement
JPS5938419B2 (ja) エンジン補機駆動装置
KR102032837B1 (ko) 급가속 장치
JP2581467B2 (ja) 発電装置
RU2730094C1 (ru) Трансмиссия для гибридного транспорта
US20240188984A1 (en) Orthopedic rotary tool with reduced reactionary torque
JPS59172946A (ja) 複合ブラシレスサ−ボモ−タ
KR101886387B1 (ko) 고토크의 순간 가속이 가능한 회전 장치
JPH0311489Y2 (ja)
JP4362216B2 (ja) モータ駆動装置
JPS63295806A (ja) タ−ビンタ−ニング装置
KR20200144023A (ko) 급가속 장치