JPH08508201A - 流体の還流フィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 流体容器に取付可能なフィルタヘッドと、フィルタヘッドの一方側に配置されたフィルタポットと、フィルタヘッドの他方側に取外し可能に配置された蓋と、フィルタヘッド及びフィルタポットを連続的に貫通して配置されたフィルタ部材と、フィルタヘッドに形成された還流する流体用の少なくとも１つの入口と、フィルタヘッドに形成された空気通路と、この通路内に挿入された通気フィルタとを備えた作動流体用の還流フィルタである。フィルタヘッド、フィルタポット、及びフィルタ蓋がプラスチックから形成され、還流する流体用の入口にフィルタヘッドと一体のホースニップルが形成される。空気通路はハウジングに包囲され、ハウジングは、フィルタヘッドに一体形成されるとともに、通気フィルタを支持する蓋によって閉鎖可能である。ハウジングの複数の壁には、蓋方向に開放した複数のスリットが形成される。これらスリットは、空気の通過をもたらすと共に、ハウジング内への蓋の着脱可能な取付けを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 流体の還流フィルタ 本発明は、請求の範囲第１項の前提部分に記載した、流体、特に作動流体の還 流フィルタに関するものである。 この種の還流フィルタ（ＤＥ−２２３５２４６Ｃ３）は、長年に亙り作動流体 、特に作動油の濾過に使用されている。この還流フィルタの欠点は、第１に、そ れが金属からなり、従って製造が複雑で高価であること、第２に、還流すべき流 体用の導管を接続するためにフィルタヘッド内に還流導管を収容するための孔と 、ねじを備えた複雑な挿入部とを設けなければならないこと、第３に、このフィ ルタの通気開口の構造が複雑で高価になることである。すなわちこの種の通気開 口には、フィルタヘッド内に配置されたほぼ円箇状の連結子が設けられ、その連 結子は大体において連結子より直径の大きい蓋によって閉鎖されているので、蓋 と連結子との間に環状空隙が形成されて、それが空気の通過に用いられる。その 場合、蓋はワイヤブラケットによって連結子上に保持される。さらに、戸外で使 用される還流フィルタの場合には、全ての側で開放した環状空隙を通して例えば 雨水や洗浄水等が還流フィルタの通気フィルタ内に浸入して、通気フィルタ又は 濾過された作動流体の汚染をもたらす危惧があることも、欠点であろう。 本発明の目的は、上述の欠点を排除し、簡単かつ安価に形成することができ、 取扱いが容易な流体用、特に作動流体用の還流フィルタを提供することである。 その場合に還流フィルタは、特に小さい重量を有し、既設の流体回路中に容易に 組み込むことができるべきである。 この目的は、一般的な流体用の還流フィルタにおいて、請求の範囲第１項の特 徴部分に記載の特徴によって解決される。 この解決策においては特に、フィルタヘッド、フィルタポット、及びフィルタ 蓋がプラスチックから形成されているという利点がある。それによって、公知の 金属からなる還流フィルタに比較して製造が容易となり、かつ製造コストが著し く削減される。 特にまた、ホースニップル及び通気開口のハウジングがフィルタヘッドと一体 的に形成されているので、両者をフィルタヘッドと共に製造することができ、従 って製造のために他のステップ及び他の材料を必要とせず、従ってそれ以上のコ ストを必要としないことが非常に効果的である。 ＤＥ−ＧＭ（ドイツ実用新案）８７１４８１９から、他のフィルタ装置におい てフィルタヘッド、フィルタポット、及びフィルタ蓋をプラスチックから形成す ることが、原則として知られている。ＤＥ３０１９１４１には、やはり他の種類 のフィルタにおいて還流導管を接続するためのホースニップルが示されている。 さらにＤＥ３５４２４４９Ｃ１に記載されている流体フィルタにおいては、例え ばマノメータを接続するために、他の接続部が設けられている。 ＵＳ−ＰＳ（米国特許）４３６１４８３から知られているフィルタ装置におい ては、連結子を閉鎖キャップによって閉鎖することができる。 以下に示す本発明の好ましい実施例の記述は、添付の図面との関連において本 発明をさらに説明するものである。図面において、 図１は、流体用の還流フィルタの部分断面側面図、 図２は、図１の線２−２に沿ったフィルタヘッドの部分断面図、 図３は、フィルタヘッドの底面図、 図４は、図３の線IV−IVに沿ったフィルタヘッドの断面図である。 図１に示すように、流体用の還流フィルタ１には、ほぼ円筒状のフィルタヘッ ド２が設けられ、フィルタヘッドの一方の側に同様に円筒状のフィルタポット３ が配置される。フィルタポットは、フィルタヘッド２と反対側の自由端部で、円 錐状に延び、かつフィルタポット３から突出する出口連結子１４に連通する。フ ィルタヘッド２の他方の側において、蓋４がフィルタヘッド２と螺合により取外 し可能に結合される。還流フィルタ１は、作動流体容器の水平の壁５の開口部内 に固定される。フィルタヘッド２、フィルタポット３、及び蓋４は、プラスチッ クから形成される。 フィルタヘッド２及びフィルタポット３を貫通して、それ自体公知のフィルタ 部材６が配置される。フィルタ部材６の蓋４側の上端面は、環状の金属薄板７に 接着され、この金属薄板がフィルタ部材６の上端面を包囲する。環状金属薄板７ には円形の中央開口８が形成され、この開口は円形のディスク９により下方から 閉鎖できる。ディスク９は、金属薄板ブラケット１０によって保持されるコイル ばね１１の力によって蓋４方向、すなわち図１で上方に押圧され、通常は開口８ を閉鎖する。蓋４と環状金属薄板７との間には円錐状のコイルばね１２が配置さ れ、このコイルばねは環状金属薄板７をフィルタ部材６と共に蓋４から離してフ ィルタヘッド３の内部に係留する。中央開口８を有した環状金属薄板７と、ばね １１により開口８へ押圧されるディスク９とは、協働してバイパス弁１３として 作用する。バイパス弁１３は、例えば、濾過すべき作動油が低温状態で大きな粘 性を有し、かつフィルタ部材６の損傷を防止するためにそれを通過しなければな らない場合に、開放する。その場合に作動油流はフィルタ部材６を通してでなく 、フィルタ部材のそばを通ってバイパス弁１３を通過して直接に出口連結子１４ に達する。 フィルタ部材６は、蓋４から離れた側の出口連結子１４側の他端 面で、他の環状金属薄板１６に接着される。この金属薄板は、フィルタポット３ 内に突出する出口連結子１４の延長部を包囲する。環状金属薄板１６の、フィル タ部材６の反対側には、この金属薄板から直角に突出する同様の環状金属薄板が 形成される。後者の金属薄板は、フィルタポット３内に延びる出口連結子１４の 延長部の方向へ直角に折曲されて、環状シール１８を収容するように作用する。 環状金属薄板１６、金属薄板１７、及び環状シール１８は、フィルタポット３及 びフィルタ部材６内に突出する出口連結子１４の延長部と共に、フィルタ部材６ のシール手段を形成する。 フィルタヘッド２には、フィルタヘッドと一体的に、還流作動流体用のホース ニップル１９が設けられ、その上にホースが嵌着されて、それ自体公知のクリッ プ等によって固定される。フィルタヘッド２はプラスチックから形成されるので 、それと一体に結合されるホースニップル１９は付加的なコストなしでそれと一 緒に安価に形成され、しかもフィルタヘッド２に接続される還流作動流体用の導 管の気密性になんら問題は生じない。還流作動流体用のホース形状の導管は、ホ ースニップル１９に容易に固定される。還流流体用の導管のこの種の固定は、周 知の螺合式ホース固定に比較して特に組立が速いという利点を有する。図２に示 すように、フィルタヘッド２には他のホースニップル２１を選択的に収容する連 結子２０が形成され、このホースニップルにホース形状の他の作動油還流導管を 嵌着することができる。ホースニップル２１の代わりに、作動流体の還流圧力と したがってフィルタ部材の汚れとを監視する図示しないマノメータを、プラスチ ック製フィルタヘッド２の形成時に最初に閉鎖される連結子２０に導入できる。 特に図１及び図２に示すように、フィルタヘッド２には空気通路２２が設けら れ、この空気通路はフィルタヘッド２と一体のハウジ ング２３によって包囲される。ハウジング２３の壁には下方のみが開放したスリ ット２４が形成され、このスリットは通路２２の端面を閉鎖する蓋２６まで続く （図２及び図３参照）。スリット２４は、空気通路２２に接続されるとともに、 ハウジング２３への蓋２６の着脱可能な嵌着を可能にするので、蓋を固定する他 の固定部材は不要となる（図３）。蓋２６には、星状に折り畳まれた通気フィル タ２７が、その一方の端面側で片持ち式に接着される。好ましくは紙からなる通 気フィルタ２７により、塵埃粒子の還流フィルタ１内への進入、及びそれによる 作動流体の汚染が防止される。 図１、図２及び図３に示すように、フィルタヘッド２内に周方向に配置されて 空気通路２２に接続された通気スリット２８は、空気が還流フィルタ１の内部に 、又はその逆方向に通過することを可能にする。スリット２４は下方のみ開いて いるので（図１参照）、還流フィルタを戸外で使用する場合に、雨水や洗浄時の 洗浄液が通路２２を通って浸入することはできない。 特に図１及び図４に示すように、フィルタヘッド２の内周面には環状の周方向 シール端縁２９が形成され、このシール端縁に対向してそれと相補形状の突出部 ３１がフィルタポット３に設けられる。フィルタヘッド２をフィルタポット３に 対してシールするために、シール端縁２９と突出部３１との間に形成される間隙 内に環状シール３２が配置される。 図１に示すように、フィルタポット３は、相対的に段階づけられた直径を有し て軸方向に隣接する３つの領域を備え、その場合に出口連結子１４に最も近く配 置された領域の直径が最小で、出口連結子から最も離れて配置された領域の直径 が最大である。フィルタポット２の第１の段部３３は、フィルタを組み立てた状 態において流体容器の壁５の開口部に隣接する。第２の段部３４は、フィルタポ ット３を包囲する油ワイパー３６に隣接して配置される。 フィルタポット３の段階的な断面形状によって、フィルタヘッド２からの容易 な抜きだしが可能となる。このことは特に、フィルタポット３のプラスチック材 料が時間の経過につれて幾分流れ、それによりフィルタポット３の直径が増大し た場合に効果的である。 フィルタポット３全体の取外しは特に効果的である。それは、フィルタ部材６ の除去後にフィルタポット３の内部をまず完全にきれいにしてから、新しいフィ ルタ部材６をフィルタポット３内に取付けることができるからである。それによ って特に、すでに汚染されている作動油が作動流体容器内に戻ることが防止され る。 フィルタヘッド２の反対側のフィルタポット３の自由端にはパイプ延長部が設 けられ、その長さ及び形状は種々の流体容器の種々の大きさに適合させることが できる。パイプ延長部は金属パイプ３５からなり、この金属パイプがフィルタポ ット３の出口連結子１４に嵌着されて、その自由端が作動流体内に埋没する。出 口連結子１４には周方向に延びる環状溝３７が形成され、その中に環状シール３ ８が配置される。環状シール３８の領域では、出口連結子に嵌着される金属パイ プ３５に、半径方向内側へ突出するビード３９が後から形成される。ビード３９ は環状溝３７内に幾分進入し、環状溝３７及び環状シール３８と協働して出口連 結子１４に対して金属パイプ３５をシールすると共に、金属パイプ３５を出口連 結子１４に固定する。ビード３９を後から形成することによって、金属パイプ３ ５をまず環状シール３８に容易に被せることができる。 出口連結子１４の外周面において、環状溝３７とフィルタポット３の壁との間 に、周面にわたって対称に分配されたウエブ４０が配置される。ウェブ４０は、 出口連結子１４の外径が環状溝３７方向に連続的に減少するように円錐状に延び る。このウエブが円錐状で あることにより、金属パイプ３５は、出口連結子１４に被着するときにフィルタ ヘッド２方向に拡径され、それにより堅固で遊びがなく、ビード３９の形成後に 密着するように、金属パイプ３８を出口連結子１４に取付けることができる。 図２及び図３に示すように、フィルタヘッド２には、還流フィルタ１を流体容 器の壁５に連結するための螺合穴４１が一体的に設けられる。これらの螺合穴は 、フィルタヘッド２への応力伝達を防止するために弾性変形可能である。このよ うな応力伝達は、フィルタヘッド２を変形し、それにより漏れを生じさせる。そ のために螺合穴４１の領域には材料脆弱部４２が設けられる（図３及び図４）。 材料脆弱部が螺合穴４１を弾性変形可能にしたことにより、フィルタヘッド２を 流体容器上に不均一に螺着した場合に、フィルタヘッド２全体の歪みが防止され 、それにより蓋４は容易に螺着しかつ離脱できるようになることが保証される。 図１及び図３に示すように、フィルタヘッド２に設けたほぼ円筒状の溝４３に 環状シール４４が配置され、その環状シールはフィルタヘッド２を流体容器の壁 ５に対してシールするように作用する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年２月２３日 【補正内容】 請求の範囲 １．流体容器に取付可能なフィルタヘッド（２）と、フィルタヘッドの一方側 に配置されたフィルタポット（３）と、フィルタヘッドの他方側に取外し可能に 配置された蓋（４）と、フィルタヘッド及びフィルタポットを連続的に貫通して 配置されたフィルタ部材（６）と、フィルタヘッドに形成された還流する流体用 の少なくとも１つの入口と、フィルタヘッドに形成された空気通路（２２）と、 この通路内に挿入された通気フィルタ（２７）と、空気通路を包囲してフィルタ ヘッドに一体形成され、蓋（２６）によって閉鎖可能なハウジング（２３）とを 具備し、フィルタヘッド、フィルタポット、及びフィルタ蓋がプラスチックから 形成される、流体、特に作動流体用の還流フィルタにおいて、 ａ）還流する流体用の入口にフィルタヘッド（２）と一体のホースニップル（ １９）が形成され、 ｂ）空気通路（２２）のハウジング（２３）を閉鎖する蓋（２６）が通気フィ ルタ（２７）を支持し、 ｃ）ハウジング（２３）の壁の下側で蓋（２６）方向のみに開放する複数のス リットが形成され、これらスリットは、空気の通過をもたらすと共に、ハウジン グ（２３）内への蓋（２６）の着脱可能な取付けを可能にする、 ことを特徴とする流体用の還流フィルタ。 ２．フィルタヘッド（２）への応力伝達を防止するために、流体容器の壁への 連結用にフィルタヘッドに一体形成された螺合穴（４１）が、断面の減少及び補 強リブの中断によって弾性的に変形可能であることを特徴とする請求項１に記載 の還流フィルタ。 ３．フィルタヘッド（２）及び油分離器（３６）からの取外しを 容易にするために、フィルタポット（３）が段階的な断面形状を有することを特 徴とする請求項１に記載の還流フィルタ。 ４．フィルタヘッド（２）に、フィルタポット（３）に対してシールするシー ル端縁（２９）が一体形成され、蓋（４）とフィルタ部材（６）の環状金属薄板 （７）との間に、フィルタ部材を蓋から離してフィルタポット（３）の内部に係 留するコイルばね（１２）が配置されることを特徴とする請求項１に記載の還流 フィルタ。 ５．フィルタヘッド（２）に、他のホースニップル（２１）又はマノメータ用 の連結部（２０）が一体形成されることを特徴とする請求項１に記載の還流フィ ルタ。 ６．フィルタヘッド（２）とは反対側のフィルタポット（３）の自由端に、金 属パイプ（３５）からなるパイプ延長部が設けられ、この金属パイプは、フィル タポット（３）から突出する出口連結子（１４）に環状シール（３８）を介して 嵌着されるとともに、環状シール（３８）と対向して環状シール（３８）方向へ 半径方向に突出するビード（３９）を有することを特徴とする請求項１に記載の 還流フィルタ。 ７．通気フィルタ（２７）は星状に形成され、その一方の端面側で片持ち式に 蓋（２６）に接着されることを特徴とする請求項１に記載の還流フィルタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．流体容器に取付可能なフィルタヘッドと、フィルタヘッドの一方側に配置 されたフィルタポットと、フィルタヘッドの他方側に取外し可能に配置された蓋 と、フィルタヘッド及びフィルタポットを連続的に貫通して配置されたフィルタ 部材と、フィルタヘッドに形成された還流する流体用の少なくとも１つの入口と 、フィルタヘッドに形成された空気通路と、この通路内に挿入された通気フィル タと、空気通路を包囲してフィルタヘッドに一体形成されたハウジングとを具備 した流体、特に作動流体用の還流フィルタにおいて、 フィルタヘッド（２）、フィルタポット（３）、及びフィルタ蓋（４）がプラ スチックから形成され、還流する流体用の入口にフィルタヘッド（２）と一体の ホースニップル（１９）が形成され、空気通路（２２）を包囲するハウジング（ ２３）が、通気フィルタ（２７）を支持する蓋（２６）によって閉鎖可能であり 、ハウジング（２３）の複数の壁に蓋（２６）方向に開放した複数のスリットが 形成され、これらスリット（２４）は、空気の通過をもたらすと共に、ハウジン グ（２３）内への蓋（２６）の着脱可能な取付けを可能にする、ことを特徴とす る流体用の還流フィルタ。 ２．流体容器の壁に連結するための複数の螺合穴がフィルタヘッドに一体的に 形成されている請求項１に記載の還流フィルタであって、フィルタヘッド（２） への応力伝達を防止するために、螺合穴（４１）が断面の減少及び補強リブの中 断によって弾性的に変形可能であることを特徴とする還流フィルタ。 ３．フィルタヘッド（２）及び油分離器（３６）からの取外しを容易にするた めに、フィルタポット（３）が段階的な断面形状を有することを特徴とする請求 項１に記載の還流フィルタ。 ４．フィルタヘッド（２）に、フィルタポット（３）に対してシールするシー ル端縁（２９）が一体形成され、蓋（４）とフィルタ部材（６）の環状金属薄板 （７）との間に、フィルタ部材を蓋から離してフィルタポット（３）の内部に係 留するコイルばね（１２）が配置されることを特徴とする請求項１に記載の還流 フィルタ。 ５．フィルタヘッド（２）に、他のホースニップル（２１）又はマノメータ用 の連結部（２０）が一体形成されることを特徴とする請求項１に記載の還流フィ ルタ。 ６．フィルタヘッド（２）とは反対側のフィルタポット（３）の自由端に、金 属パイプ（３５）からなるパイプ延長部が設けられ、この金属パイプは、フィル タポット（３）から突出する出口連結子（１４）に環状シール（３８）を介して 嵌着されるとともに、環状シール（３８）と対向して環状シール（３８）方向へ 半径方向に突出するビード（３９）を有することを特徴とする請求項１に記載の 還流フィルタ。 ７．通気フィルタ（２７）は星状に形成され、その一方の端面側で片持ち式に 蓋（２６）に接着されることを特徴とする請求項１に記載の還流フィルタ。 ８．液体の浸入を防止するために、スリット（２４）はハウジング（２３）の 下側で外側方向のみに開放することを特徴とする請求項１に記載の還流フィルタ 。