JPH085081B2 - ゴム又は樹脂のシート化方法 - Google Patents

ゴム又は樹脂のシート化方法

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JPH085081B2
JPH085081B2 JP27708991A JP27708991A JPH085081B2 JP H085081 B2 JPH085081 B2 JP H085081B2 JP 27708991 A JP27708991 A JP 27708991A JP 27708991 A JP27708991 A JP 27708991A JP H085081 B2 JPH085081 B2 JP H085081B2
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rubber
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resin
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和雄 米田
直道 太田黒
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カレンダーロール等を
用いてゴム又は樹脂を所定の厚さと幅にシート化する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配合剤を混合して混練したゴム又
は樹脂を、各種製品に成形する前に、カレンダーロール
等の複数のロールを用いてシート状に分出しし、分出し
シートとしてから各製品製造工程に供給することが行な
われている。その際、製品製造工程に供給されるゴム量
や樹脂量を適正に制御する為にも、分出しシートは一定
の幅と厚さであることが重要である。
【0003】しかし、従来からカレンダーロール等を用
いて一定の幅と厚さのシートを安定して得ることは困難
であった。即ち、混練したゴム又は樹脂を人手によりカ
レンダーロールに供給する場合は勿論のこと、ダンプエ
クストルーダー等の押出機を用いて供給する場合であっ
ても、ロールの入口側に溜るバンク量の変動が避けられ
ない。このバンク量の変動を放置して分出しを続ける
と、バンク量が多い時にはシートの幅や厚さが増大し、
逆にバンク量が少ない時にはシートの幅や厚さが減少す
る。
【0004】特にシートの幅については増減が大きいの
で、ロールの出口側の両側にカッターを配置し、分出し
シート両端部をカットして一定の幅にすることが行なわ
れている。ところが、ロールから分出しされたシートの
幅が規定より減少した場合には上記の方法では所定のシ
ート幅とすることが不可能であり、シート幅不足の部分
は不良品として取り除き、再度原料として分出しに供し
ていた。又、上記方法で両側をカットして一定幅のシー
トを得る場合でも、カットして除かれた両端部分は再度
分出しに供しているが、カット量が多いとシート化の効
率が低下すると言う問題があった。
【0005】そこで従来は、一定の幅と厚さのシートを
安定して得る方法として、ロール入口側のバンクの大き
さを光センサーや超音波センサーで検出し、バンクの大
きさが一定になるように押出機からのゴムや樹脂の供給
速度を制御していた。しかし、バンクの形状は刻々と複
雑に変化するので、バンクのおおよその大きさは光セン
サーや超音波センサーで検出できても正確なバンク量を
検出することは困難であり、従ってシートの幅と厚さを
正確に安定して制御することが出来なかった。又、光セ
ンサーや超音波センサーを用いると、応答が遅くなった
り、ロール入口側と押出機の間は狭いので適切な場所に
センサーを取り付けるのが難しい等の問題があった。
【0006】これに対して本発明者らは、ロールの駆動
用モーターの電流量とバンク量の間に相関関係があるこ
とを見いだし、駆動用モーターとして可変速モーターを
使用して、検出されたモーター電流量に応じて可変速モ
ーターによりロールの回転速度を制御することにより、
所定の幅と厚さを有するシートを製造する方法を提案し
た(特開平2−227221号公報参照)。
【0007】しかし、この方法ではシートの幅と厚さを
一定化させるためにロールの回転速度を変化させるの
で、シートがロールから分出しされる速度、即ちライン
速度が頻繁に変化する結果となり、その度に総ての後工
程の速度をライン速度に合わせて逐次変化させる必要が
あり極めて繁雑であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
事情に鑑み、後工程に何ら影響がなく、バンク量の変化
に迅速且つ正確に応答して、一定の幅と厚さのシートを
安定して製造することの出来るゴム又は樹脂のシート化
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、混練したゴム又は樹脂を複数のロール間に通してシ
ート化する方法において、本発明ではロールを一定の回
転速度で駆動するロール駆動モーターのモーター電流値
を検出し、予め定めた該モーター電流の標準値に対する
増加量又は減少量を求め、このモーター電流値の増加量
又は減少量に対応して前記ロールへのゴム又は樹脂の供
給速度を減少又は増加させることを特徴とする。
【0010】
【作用】前記した通りロール入口側のバンク量の変動に
伴なってシートの幅と厚さも変動することは知られてい
るが、本発明者等の検討によってバンク量はロールを駆
動するロール駆動モーターの電流値とも相関関係がある
ことが分かっている。即ち、バンク量が多いとモーター
電流値が大きくなり、逆にバンク量が少ないとモーター
電流値も小さくなる。
【0011】そこで本発明では、ゴム又は樹脂の種類毎
に一定の回転速度のロールで所定のシート幅とシート厚
さが得られるロール駆動モーターのモーター電流の標準
値を実験的に予め定めておき、実際のシート化に際して
同一回転速度でロールを駆動するロール駆動モーターの
モーター電流値を連続的に検出し、これを上記モーター
電流の標準値と比較してゴム又は樹脂の供給速度を制御
することによって、バンク量の変動にすみやかに対応し
てシートの幅と厚さを制御するようにした。
【0012】更に詳しくは、コンピューターを利用し
て、検出したロール駆動モーターのモーター電流値の標
準値に対する増加量又は減少量を求め、このモーター電
流値の増加量又は減少量に対応した制御信号を押出機の
モーター駆動装置に送り、押出機の供給速度を変えるこ
とによって、上記モーター電流値の増加量に対応してゴ
ム又は樹脂の供給速度を減少させ、又はモーター電流の
減少量に対応してゴム又は樹脂の供給速度を増加させ
る。尚、制御信号による押出機におけるゴム又は樹脂の
供給速度の増加又は減少の補正定数も、予めゴム又は樹
脂の種類毎に実験的に定めておく。
【0013】
【実施例】本発明方法を図示する装置により実施した。
この装置は、通常の1対のロール1を有するカレンダー
ロールと、ホッパー3に投入したゴム又は樹脂をカレン
ダーロールに供給する押出機2と、ロール1を駆動する
ロール駆動モーター4と、押出機2を駆動する押出機駆
動モーター5とを具えている。ロール駆動モーター4は
主速度設定器で設定した速度によりモーター駆動装置6
を介して駆動され、押出機駆動モーター5は主速度設定
器で設定した速度によって別のモーター駆動装置7を介
して駆動される。
【0014】ロール駆動モーター4のモーター電流値
は、A/D変換器を通ってデジタル信号化された後、コ
ンピュータの演算処理装置8に送られる。コンピュータ
ーのデーターファイル9にはゴム又は樹脂の種類毎に予
め実験的に定めたモーター電流標準値と補正定数が記憶
されており、演算処理装置8ではデーターファイル9か
ら演算処理装置8に呼び出されたモーター電流標準値と
上記のごとく刻々送られるモーター電流値とが比較され
る。
【0015】演算処理装置8でモーター電流標準値と実
際のモーター電流値との比較によりモーター電流値の増
加量又は減少量が求められ、得られた増加量又は減少量
に対応した補正定数がゴム又は樹脂の種類毎にデーター
ファイル9から刻々呼び出される。この呼び出された補
正定数に応じて演算処理装置8から補正信号が発せら
れ、A/D変換器を経て加減算器10に送られる。加減
算器10では、主速設定器で定めた速度に補正信号に応
じた速度を増減し、モーター駆動装置7を介して押出機
駆動モーター5の速度を刻々と変化させる。
【0016】上記の装置を用いて、配合剤を混合して混
練したNRゴムをホッパー3から投入し、押出機2から
カレンダーロールのロール1の入口側に供給した。主速
度設定器でロール駆動モーター4の速度を設定すること
によりロール1の周速度を15m/min(一定)に定め、分
出しシート11の幅を510mm±5mm及び厚さを7mm±0.2mm
に設定して、連続的にシートを製造した。
【0017】バンク12の量の変動に伴なうモーター電
流値の増加又は減少に応じて、押出機駆動モーター5の
回転速度を迅速に変化させ、押出機2からロール1への
ゴムの供給速度を減じ又は増加させることにより、バン
ク12の量が常に一定になるように調整されるので、分
出しシート11の幅と厚さを高い精度をもって上記範囲
内に収めることが出来た。
【0018】詳しくは、合計1000kgのゴムをシート化し
た結果、分出しシート11の厚さは常に所定の範囲内と
なり、幅については上記範囲より狭くなることはなく、
ロール1の出口側の両側に配置したカッター13により
幅480mmとなるように分出しシートをカットしたとこ
ろ、カットされロール1に付着させたままバンク12に
戻されたゴム14の量は合計で50kgであった。
【0019】これに対し、ロール1へのゴム供給速度を
調整することなく、同じ1000kgのNRゴムをシート化し
た場合には、分出しシート11の厚さ及び幅ともに上記
範囲外となることが多く、厚さが上記範囲外のためにバ
ンク12に戻されたゴム、幅がカッター13より狭いた
めロール1に付着されたままバンク12に戻されたゴ
ム、及びカッター13によりカットされロール1に付着
されたままバンク12に戻されたゴム14の量は合計で
100Kgとなり、本発明方法の2倍であった。
【0020】尚、本発明に用いる装置は上記実施例に限
られず、例えばロールの数は3本以上でもよいし、更に
は分出しシートに限らずベルト製品等の製造にも適用で
きるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、バンクの複雑な形状変
化に拘りなくバンクの量の変化に正確に且つ迅速に応答
し、ゴム又は樹脂の供給速度を適切に制御することによ
り一定の幅と厚さのシートを安定して製造することがで
きるので、シート歩留及びシート化効率を大幅に改善す
ることが可能であり、しかも通常のごとくロールは一定
回転速度のままであるから一定のライン速度を保持でき
後工程に何ら影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための装置の一具体例を
示す概略の構成図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 押出機 3 ホッパー 4 ロール駆動モーター 5 押出機駆動モーター 6、7 モーター駆動装置 8 演算処理装置 9 データーファイル 10 加減算器 11 分出しシート 12 バンク 13 カッター 14 バンクに戻されたゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練したゴム又は樹脂を複数のロール間
    に通してシート化する方法において、ロールを一定の回
    転速度で駆動するロール駆動モーターのモーター電流値
    を検出し、予め定めた該モーター電流の標準値に対する
    増加量又は減少量を求め、このモーター電流値の増加量
    又は減少量に対応して前記ロールへのゴム又は樹脂の供
    給速度を減少又は増加させることを特徴とする、前記ゴ
    ム又は樹脂のシート化方法。
JP27708991A 1991-09-27 1991-09-27 ゴム又は樹脂のシート化方法 Expired - Fee Related JPH085081B2 (ja)

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