JP2011073342A - 帯状ゴム部材の製造方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】未加硫のゴム部材を圧延して成形される帯状ゴム部材を連続的にかつ安定して製造する方法とその装置を提供する。
【解決手段】押出機11から供給される未加硫のゴム部材を第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間に供給して圧延し、帯状ゴム部材Tを連続的に製造する際に、第2のロール12Bに隣接して、第2のロール12Bとは逆方向に回転する第3のロール12Cを配置し、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの隙間を通過して第3のロール12Cに巻取られた帯状ゴム部材T0の両端部をそれぞれ切断手段13でカットして、所定の幅WTの帯状ゴム部材Tを製造するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、押出機から供給される未加硫のゴム部材を回転するロール間に供給して圧延することで、帯状ゴム部材を連続的に製造する方法とその装置に関するものである。
未加硫のゴム部材を一対のロール間に供給して圧延して帯状ゴム部材を連続的に製造する方法としては、カレンダー装置を用いたシーティング方法が知られている。
この方法では、図5に示すように、所定の間隔だけ離れて設置され、互いに逆方向に回転する同じ径を有する一対のロール51,52の間の隙間に帯状ゴム部材60を供給し、この帯状ゴム部材60を一対のロール51,52により圧延することで、所定の厚さの連続した帯状ゴム部材に製造する(例えば、特許文献1参照)。
ロール51,52間に供給された帯状ゴム部材60はゴムバンク(溜まり)62を形成する。前記特許文献1では、案内部材である長さ方向ガイドロール53を設けて、帯状ゴム部材60を一方のロール51に最初に接触させることで、ゴムバンク62を安定させ、圧延される帯状ゴム部材のゲージ精度を高めるようにしている。
ところで、カレンダー装置を用いた方法では、ロール51,52へのフィードゴム(帯状ゴム部材60)の供給量を厳密に調整することが困難であった。そこで、図6(a),(b)に示すように、帯状ゴム部材60が巻き付けられる側のロール51上にカッター54を配置して圧延後の帯状ゴム部材60を定寸法にカットし、このカットされた帯状ゴム部材61を、搬送ローラ55を介して、後工程に搬送するとともに、カットされた残りの帯状ゴム部材(リターンゴム)63を供給側であるロール51,52間に戻すことが行われていた。なお、図6(b)は、図6(a)をA方向から見た図である。
しかし、この方法では、リターンゴム63がロール51,52間に戻される前に切れてしまったり、ゴムバンク62の影響により、リターンゴム63がロール51,52に噛み込まなかったりして、連続運転できない場合があった。
そこで、帯状ゴム部材を安定供給する方法として、押出機を制御して、未加硫のゴム部材を一対のロール間に定量的に供給する方法が提案されている。
この方法は、図7に示すように、押出機70のシリンダ71内に設けられたスクリュー73の回転速度を制御することにより、ホッパー72から供給される熱入れされたゴム材をシリンダ71の下流側に搬送し、シリンダ71の先端部に取付けられた口金74から帯状ゴム部材を一対のロール75,76の間に安定してかつ連続的に吐出させることができるので、帯状ゴム部材80を連続的にかつ安定して製造することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−126765号公報 特開平11−314261号公報
しかしながら、前記押出機70を用いた圧延方法では、ゴム材料の供給量の精度は向上するものの、特に、製造する帯状ゴム部材80の必要幅の範囲が広い場合には、押出機70の制御だけでは必要幅を確保することが困難であるといった問題点があった。
そこで、前記特許文献2では、図8(a),(b)に示すように、圧延された帯状ゴム部材の幅が予め設定された寸法よりも広めになるように、帯状ゴム部材をロール75,76にて圧延しておき、その後、カッター77a,77bにて、帯状ゴム部材を所定幅になるようにカットして所定幅の帯状ゴム部材80を取出すとともに、カットされた残りの帯状ゴム部材(リターンゴム)80Rを押出機70のホッパー72に戻すようにしている。
しかし、この場合も、前記特許文献1と同様に、リターンゴム80Rをホッパー72に戻すまでの工程でリターンゴム80Rが切れてしまい、安定して連続運転できない場合があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、未加硫のゴム部材を圧延して成形される帯状ゴム部材を連続的にかつ安定して製造する方法とその装置を提供することを目的とする。
本発明は、押出機から供給される未加硫のゴム部材を第1及び第2のロールから成る一対のロール間に供給して、前記一対のロールにより前記未加硫のゴム部材を圧延して帯状ゴム部材を連続的に製造する帯状ゴム部材の製造方法において、前記一対のロールのうちの一方のロールである第2のロールに隣接する第3のロールを設け、前記第3のロールを前記第2のロールと逆方向に回転させながら、前記第3のロールに巻き付けられた帯状ゴム部材を予め設定された幅に切断して取出すとともに、残された帯状ゴム部材を前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間に戻すことを特徴とする。
押出機を用いた圧延においては、第1及び第2のロールは押出機に直結しているので、切断後に残された帯状ゴム部材(以下、リターンゴムという)を第1及び第2のロール間には戻すことはできないが、本発明のように、第2のロールに隣接する第3のロールを設けることにより、リターンゴムを、第2のロールと第3のロールとの間の隙間に戻すことができる。したがって、リターンゴムのゴム切れを防ぐことができるので、帯状ゴム部材を連続的にかつ安定して製造することができる。
また、第2のロールと前記第3のロールとの間にはゴムバンクは存在しないか、あっても、カレンダー装置におけるゴムバンク62に比べてきわめて小さいので、リターンゴムの第2のロールと第3のロールへの噛み込み不良の発生を大幅に低減することができる。
また、本発明は、前記第2のロールと前記第3のロールとの隙間を通過した帯状ゴム部材のゴム量である通過ゴム量を求め、この通過ゴム量に基づいて、前記押出機の回転数及び前記第1及び第2のロール間の隙間の大きさの少なくとも一方あるいは両方を制御するようにしたので、第2のロールと第3のロールとの隙間に供給されるゴムの過不足をなくすことができるとともに、リターンゴムの量を最小限に抑えることができる。
このとき、前記通過ゴム量を、前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間を通過した帯状ゴム部材の幅を用いて算出するようにすれば、簡単な方法で通過ゴム量を求めることができる。
また、前記通過ゴム量を、前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間に戻される帯状ゴム部材の幅を用いて算出するようにしてもよい。
また、本発明は、シリンダとこのシリンダ内に設けられて、ホッパー口から供給される熱入れされたゴム材を搬送するスクリューとを備え、前記ゴム材を、前記シリンダの先端部に取付けられた口金から連続的に吐出させる押出機と、前記押出機の後段に設けられて、前記口金から吐出される未加硫のゴム部材を圧延する第1及び第2のロールから成る一対のロールとを備えた帯状ゴム部材の製造装置において、前記一対のロールのうちの一方のロールである第2のロールに隣接して設けられて前記第2のロールとは逆方向に回転する第3のロールと、前記第3のロールに巻き付けられた帯状ゴム部材を予め設定された幅に切断する一対のカッターと、前記切断された帯状ゴム部材を取出す取出手段と、残された帯状ゴム部材を前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間に戻すゴム戻し手段とを更に備えたことを特徴とする。
このような構成を採ることにより、リターンゴムのゴム切れを防ぐことができるとともに、リターンゴムの第2のロールと第3のロールへの噛み込み不良の発生を大幅に低減することができるので、帯状ゴム部材を連続的にかつ安定して製造することができる。
また、本発明は、前記残された帯状ゴム部材のゴム幅を測定する残ゴム幅計測手段と、前記ゴム幅に基づいて、前記スクリューの回転数及び前記第1及び第2のロール間の隙間の大きさの少なくとも一方あるいは両方を制御する制御手段とを備え、第2のロールと第3のロールとの隙間に供給されるゴム量を制御するようにしたので、リターンゴムの量を最小限に抑えることができるとともに、帯状ゴム部材のゲージ精度を高めることができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態に係る帯状ゴム部材の製造装置の構成を示す図である。 帯状ゴム部材のカット方法を示す図である。 圧延された帯状ゴム部材を他の部材に貼り付ける例を示す図である。 帯状ゴム部材のカット方法の他の例を示す図である。 従来のカレンダー装置を用いた帯状ゴム部材の製造方法を示す図である。 カレンダー装置を用いた帯状ゴム部材の製造方法におけるリターンゴムの戻し方を示す図である。 従来の押出機を用いた帯状ゴム部材の製造方法を示す図である。 押出機を用いた帯状ゴム部材の製造方法におけるリターンゴムの戻し方を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施の形態に係る帯状ゴム部材の製造装置10の構成を示す図である。
帯状ゴム部材の製造装置10は押出機11と、第1〜第3のロール12A〜12Cと、切断手段13と、厚みセンサー14と、第1及び第2の幅センサー15,16と、送りローラ17a,17bと、ローラ間隔調整手段18と、制御手段19とを備える。
押出機11はシリンダ11aと、このシリンダ11a内に設けられてホッパー11bのゴム材料投入口(以下、ホッパー口という)11sから供給される熱入れされたゴム材を搬送するスクリュー11cと、図示しないモータ及び減速機とを具備し減速機の出力軸に連結されたスクリュー11cを回転駆動する駆動手段11dとを備え、ホッパー口11sからシリンダ11a内に供給されるゴム材を、スクリュー11cによりシリンダ11aの先端部に取付けられた口金11kの図示しない吐出口から、第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間に設けられた隙間に連続的に吐出する。
第1のロール12Aと第2のロール12Bとは、予め設定された隙間を隔てて、押出機11の中心軸に対して線対称になるように配置されている。第1のロール12Aの回転速度は第2のロール12Bの回転速度よりも遅く、かつ、第1のロール12Aと第2のロール12Bとは互いに逆方向に回転する。
第3のロール12Cは、予め設定された隙間を隔てて、第2のロール12Bに隣接して配置される。詳細には、第3のロール12Cは、第2のロール12Bの中心と第3のロール12Cの中心とを結ぶ線が押出機11の中心軸に平行な方向で、かつ、第2のロール12Bの押出機11側とは反対側に配置される。また、第2のロール12Bの回転速度は第3のロール12Cの回転速度よりも遅く、かつ、第2のロール12Bと第3のロール12Cとは互いに逆方向に回転する。
これにより、第1のロール12Aと第2のロール12Bとの隙間に供給されたゴム部材は、第3のロール12Cの側面に帯状ゴム部材T0となって巻き付けられる。
切断手段13は、図2に示すように、一対のカッター13a,13bを備えている。この一対のカッター13a,13bは、例えば、第3のロール12Cが第2のロール12Bと対向する位置から135°回転した位置に設置されて、第3のロール12Cに巻き付けられた帯状ゴム部材T0の両端部をそれぞれカットする。これにより、送りローラ17a,17bにより後工程に送られる帯状ゴム部材Tの幅を所望の幅WTに規制することができる。
なお、本発明の取出し手段は、送りローラ17a,17bと図外の取出しロールとにより構成される。
一方、切断後に残された帯状ゴム部材である帯状ゴム部材T0の両端部の帯状ゴム部材R1,R2は、第3のロール12Cの周面に沿って送られ、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの間の隙間に戻される。帯状ゴム部材R1,R2は、リターンゴムあるいは耳返しゴムといわれている。以下、帯状ゴム部材R1,R2をリターンゴムという。
本例では、リターンゴムR1,R2を、第3のロール12Cの周面に巻き付けながら第2のロール12Bと第3のロール12Cの間の隙間に戻すようにしているので、リターンゴムR1,R2はゴム切れを起こすことがない。したがって、第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間の隙間に供給されるゴム部材の量が安定するので、帯状ゴム部材Tを連続的にかつ安定して供給できる。
厚みセンサー14は、第3のロール12Cの下側(第3のロール12Cが第2のロール12Bと対向する位置から90°回転した位置)に設置されて、第3のロール12Cに巻き付けられている帯状ゴム部材T0の厚さtを検出する。なお、後工程に送られる帯状ゴム部材Tの厚さ及び前記リターンゴムR1,R2の厚さは、帯状ゴム部材T0の厚さtに等しいことはいうまでもない。厚みセンサー14としては、例えば、接触式渦電流ゲージ等を用いることができる。
第1の幅センサー15は、送りローラ17a,17b間に設けられて、帯状ゴム部材Tの幅WTを検出し、第2の幅センサー16は、第3のロール12Cの上側に設置されて、リターンゴムR1,R2の幅w1,w2を検出する。これら検出された幅WT,w1,w2のデータは制御手段19に出力される。幅センサー15,16としては、例えば、一対の光学式非接触型距離センサーを用いることができる。
ローラ間隔調整手段18は、第1のロール12Aを昇降して第1のロール12Aと第2のロール12Bの間隔を微調整する。なお、第2のロール12Bあるいは第1のロール12Aと第2のロール12Bとを昇降させてもよいが、第1のロール12Aを動かす方が、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの位置関係が変わらないので、好ましい。
制御手段19は、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの隙間を通過する帯状ゴム部材T0のゴム量が一定になるように、押出機11のスクリュー11cの回転数を制御する。第3のロール12Cに巻き付けられている帯状ゴム部材T0の厚さtは、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの隙間の大きさで決まるので、帯状ゴム部材T0の全幅Wが予め設定された制御幅W0になるように制御することで、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの隙間を通過した帯状ゴム部材T0のゴム量である通過ゴム量を制御することができる。
なお、リターンゴムR1,R2の量を少なくするためには、制御幅W0は取出される帯状ゴム部材Tの幅WTに近いほどよいが、ΔW=W0−WTを小さくし過ぎると切しろが少なくなって切断しにくくなるので、ΔWとしては、W0の大きさにもよるが、10mm〜20mmとすることが好ましい。
帯状ゴム部材Tの全幅Wは、第1の幅センサー15から入力される取出された帯状ゴム部材Tの幅WTのデータと、第2の幅センサー16から入力されるリターンゴムR1,R2の幅w1,w2のデータとの和から求められる(W=WT+w1+w2)。
なお、スペースに余裕がある場合には、切断手段13の上流側に、帯状ゴム部材T0の全幅Wを測定する手段を設けて、全幅Wを直接測定してもよい。
帯状ゴム部材T0の体積Vは、単位時間に押出機11から吐出されるゴム材料の量が多いほど大きく、かつ、第1のロール12Aと第2のロール12Bの間隔が広いほど大きい。
ゴム材料の吐出量は、押出機11の回転数(厳密には、押出機11のスクリュー11cの回転数)が大きいほど大きいので、押出機11の駆動手段11dを制御することで、ゴム材料の吐出量を制御することができる。一方、第1のロール12Aと第2のロール12Bの間隔はローラ間隔調整手段18により微調整される。
制御手段19は、帯状ゴム部材T0の全幅Wが制御幅W0になるように、押出機11の回転数を制御する。これにより、圧延された帯状ゴム部材T0の厚さtと全幅Wの精度を向上させることができるので、製造される帯状ゴム部材Tの寸法精度を高めることができる。
また、リターンゴムR1,R2の量が安定するので、帯状ゴム部材Tを連続的にかつ安定して供給できる。
次に、帯状ゴム部材Tの製造方法について説明する。
まず、押出機11のスクリュー11cの回転数、第1のロール12Aと第2のロール12B間の隙間の大きさ、及び、第2のロール12Bと第3のロール12C間の隙間の大きさを初期設定する。
次に、押出機11の口金11kから、混練された未加硫ゴムを第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間に設けられた隙間に連続的に吐出させながら、第1のロール12Aと第2のロール12Bとの隙間に供給された未加硫のゴム部材を圧延した後、第2のロール12Bと第3のロール12Cとにより上記ゴム部材を更に圧延して、所定の厚さtの帯状ゴム部材T0を第3のロール12Cの周面に巻き付ける。
帯状ゴム部材T0は、図1に示すように、第3のロール12Cの回転に伴って、第3のロール12Cの下側から上側に向かって移動する。この帯状ゴム部材T0は、カッター13a,13bが設けられている位置、すなわち、第3のロール12Cが第2のロール12Bと対向する位置から135°回転した位置にて、カッター13a,13bにより両端部がカットされる。この両端部がカットされた帯状ゴム部材は、送りローラ17a,17bにより製品(帯状ゴム部材T)として取出され、後工程に送られる。
一方、切断後に残された帯状ゴム部材であるリターンゴムR1,R2は、第3のロール12Cの周面に沿って送られ、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの間の隙間に戻される。
本例では、厚みセンサー14により、第3のロール12Cに巻き付けられている帯状ゴム部材T0の厚みtを検出するとともに、第1及び第2の幅センサー15,16により、帯状ゴム部材Tの幅WTとリターンゴムR1,R2の幅w1,w2とをそれぞれ検出して制御手段19に出力するとともに、制御手段19にて、帯状ゴム部材T0の全幅Wが制御幅W0になるように、押出機11の回転数を制御する。
これにより、製造される帯状ゴム部材Tの寸法精度を高めることができるとともに、リターンゴムR1,R2のゴム切れを防止することができるので、寸法精度の高い帯状ゴム部材Tを連続的にかつ安定して供給することができる。
取出された帯状ゴム部材Tは、例えば、図3に示すように、タイヤ構成部材であるカーカスプライ20のスキージゴムとして、カーカスプライ20のコード20cを被覆する被覆ゴム20Gの上に貼り付けられる。帯状ゴム部材Tは、この他にも、タイヤ補強部材としてのストリップ材の端部に貼り付けられるエッジゴムなどにも用いられる。
本発明による帯状ゴム部材の製造装置10では、寸法精度の高い帯状ゴム部材Tを連続的にかつ安定して供給することができるので、図3(b)に示すように、この帯状ゴム部材Tを、コンベヤ装置40により連続的に搬送されるプライ等の帯状部材40Tに、連続的に貼り付けることが可能となる。
このように、帯状ゴム部材の製造装置10で製造した帯状ゴム部材Tを直接スキージゴムの貼付工程に送るようにすれば、従来のコールド部材貼付方式に比較して、切替性がよいので、生産性が向上する。
このように、本実施の形態では、押出機11から供給される未加硫のゴム部材を第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間に供給して圧延し、帯状ゴム部材Tを連続的に製造する際に、第2のロール12Bに隣接して、第2のロール12Bとは逆方向に回転する第3のロール12Cを配置し、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの隙間を通過して第3のロール12Cに巻き取られた帯状ゴム部材T0両端部をそれぞれカッター13a,13bでカットして、所定の幅WTの帯状ゴム部材Tを製造するようにしたので、帯状ゴム部材Tの寸法精度を高めることができる。
また、切断後に残された帯状ゴム部材であるリターンゴムR1,R2を、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの間の隙間に戻すようにしたので、リターンゴムの戻し装置(いわゆる、耳返し装置)が不要となり、装置を小型化できるとともに、リターンゴムR1,R2のゴム切れを防止することができる。
また、帯状ゴム部材Tの幅WTと、リターンゴムR1,R2の幅w1,w2とをそれぞれ検出し、これら検出されたデータ(WT,w1,w2)に基づいて、第3のロール12Cに巻き取られる帯状ゴム部材T0の全幅Wが予め設定された制御幅W0になるように、押出機11の回転数を制御するようにしたので、帯状ゴム部材Tを精度よく製造することができる。
なお、前記実施の形態では、帯状ゴム部材Tの幅WTと、リターンゴムR1,R2の幅w1,w2と押出機11の回転数を制御するようにしたが、第3のロール12Cに巻き取られる帯状ゴム部材T0の全幅W、リターンゴムR1,R2の幅w1,w2のいずれかを検出して、これら検出されたW、もしくは(w1,w2)に基づいて、押出機11の回転数を制御してもよい。
また、上記例では、一本の帯状ゴム部材Tを製造する場合について説明したが、図4(a)に示すように、カッター13kを複数設置することで、複数の帯状ゴム部材T1,T2を製造することができる。この場合、帯状ゴム部材T1,T2の間の帯状ゴム部材もリターンゴム(中央返しゴム)R3となる。このとき、帯状ゴム部材T1,T2の各幅W1,W2及び中央返しゴムR3の幅w3をそれぞれ検出し、帯状ゴム部材T1,T2の各幅W1,W2、中央返しゴムR3の幅w3、及び、リターンゴムR1,R2の幅w1,w2とから帯状ゴム部材T0の全幅Wを算出してもよい。あるいは、帯状ゴム部材T1の帯状ゴム部材T2とは反対側の端部と、帯状ゴム部材T2の帯状ゴム部材T1とは反対側の端部との距離Lを検出し、この距離LとリターンゴムR1,R2の幅w1,w2とから帯状ゴム部材T0の全幅Wを算出しても問題はない。
また、図4(b)に示すように、カッター13a,13bの間の中央のゴムR4をリターンゴムとし、カッター13a,13bの外側のゴムTa,Tbを、送りローラ17a,17bにより製品として取出すようにしてもよい。このとき、帯状ゴム部材T0の全幅Wが一定になるように、押出機11の回転数を制御する。なお、この場合には、製品である外側のゴムTa,Tbのゴム幅Wa,Wbをそれぞれ検出して、押出機11の回転数を制御するようにしてもよい。
また、前記例では、第1のロール12Aの回転速度を第2のロール12Bの回転速度よりも遅くし、第2のロール12Bの回転速度を第3のロール12Cの回転速度よりも遅くしたが、各ロール12A〜12Cの回転速度の関係はこれに限るものではなく、投入されるゴム材料の種類、吐出されたゴム材料の温度、各ロールの温水温度(各ロール12A〜12Cの温度を温水制御している場合)、各ロール12A〜12Cの回転速度の大きさ等により適宜決定される。
また、前記例では、厚みセンサー14を、第3のロール12Cの下側(第3のロール12Cが第2のロール12Bと対向する位置から90°回転した位置)に設置したが、厚みセンサー14の設置箇所はこれに限るものではなく、例えば、切断手段13の後段などのように、帯状ゴム部材T0の厚さtを検出できる位置であればよい。また、帯状ゴム部材T0の厚さtは、リターンゴムR1,R2の厚さ、及び、切断後の帯状ゴム部材Tの厚さと等しいので、リターンゴムR1,R2の厚さ、もしくは、帯状ゴム部材Tの厚さを測定し、この測定された厚さを帯状ゴム部材T0の厚さtとしてもよい。
なお厚さtは、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの隙間に依存するので、必ずしも測定する必要はないが、本例のように、厚さtを測定して制御に活用すれば、制御精度を高めることができる。
また、前記例では、制御手段19は、帯状ゴム部材T0の厚さがtでかつ体積Vが最小になるように、第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間の隙間の大きさを制御したが、押出機11の回転数を制御してもよい。あるいは、押出機11の回転数と第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間の隙間の大きさの両方を制御してもよい。
また、前記例では、第3のロール12Cに巻き取られる帯状ゴム部材T0の全幅Wが予め設定された制御幅W0になるように、押出機11の回転数を制御するようにしたが、第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間の隙間の大きさ、もしくは、押出機11の回転数と第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間の隙間の大きさの両方を制御してもよい。第1のロール12Aと第2のロール12Bとの間の隙間を広くすると、第2のロール12Bと第3のロール12Cとの間の隙間に供給される帯状ゴム部材の幅が狭くなるので、帯状ゴム部材T0の全幅Wを減少させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
このように、本発明によれば、寸法精度の高い帯状ゴム部材を安定してかつ連続的に供給できるので、帯状ゴム部材の生産性を向上させることができる。
10 帯状ゴム部材の製造装置、11 押出機、11a シリンダ、
11b ホッパー、11s ホッパー口、11c スクリュー、11d 駆動手段、
11k 口金、12A 第1のロール、12B 第2のロール、
12C 第3のロール、13 切断手段、13a,13b カッター、
14 厚みセンサー、15 第1の幅センサー、16 第2の幅センサー、
17a,17b 送りローラ、18 ローラ間隔調整手段、19 制御手段。

Claims (6)

  1. 押出機から供給される未加硫のゴム部材を第1及び第2のロールから成る一対のロール間に供給して、前記一対のロールにより前記未加硫のゴム部材を圧延して帯状ゴム部材を連続的に製造する帯状ゴム部材の製造方法において、前記一対のロールのうちの一方のロールである第2のロールに隣接する第3のロールを設け、前記第3のロールを前記第2のロールと逆方向に回転させながら、前記第3のロールに巻き付けられた帯状ゴム部材を予め設定された幅に切断して取出すとともに、残された帯状ゴム部材を前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間に戻すことを特徴とする帯状ゴム部材の製造方法。
  2. 前記第2のロールと前記第3のロールとの隙間を通過した帯状ゴム部材のゴム量である通過ゴム量を求め、この通過ゴム量に基づいて、前記押出機の回転数及び前記第1及び第2のロール間の隙間の大きさの少なくとも一方あるいは両方を制御することを特徴とする請求項1に記載の帯状ゴム部材の製造方法。
  3. 前記通過ゴム量を、前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間を通過した帯状ゴム部材の幅を用いて算出することを特徴とする請求項2に記載の帯状ゴム部材の製造方法。
  4. 前記通過ゴム量を、前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間に戻される帯状ゴム部材の幅を用いて算出することを特徴とする請求項2に記載の帯状ゴム部材の製造方法。
  5. シリンダとこのシリンダ内に設けられて、ホッパー口から供給される熱入れされたゴム材を搬送するスクリューとを備え、前記ゴム材を、前記シリンダの先端部に取付けられた口金から連続的に吐出させる押出機と、
    前記押出機の後段に設けられて、前記口金から吐出される未加硫のゴム部材を圧延する第1及び第2のロールから成る一対のロールとを備えた帯状ゴム部材の製造装置であって、
    前記一対のロールのうちの一方のロールである第2のロールに隣接して設けられて前記第2のロールとは逆方向に回転する第3のロールと、
    前記第3のロールに巻き付けられた帯状ゴム部材を予め設定された幅に切断する一対のカッターと、
    前記切断された帯状ゴム部材を取出す取出手段と、
    残された帯状ゴム部材を前記第2のロールと前記第3のロールとの間の隙間に戻すゴム戻し手段とを更に備えたことを特徴とする帯状ゴム部材の製造装置。
  6. 前記残された帯状ゴム部材のゴム幅を測定する残ゴム幅計測手段と、
    前記ゴム幅に基づいて、前記スクリューの回転数及び前記第1及び第2のロール間の隙間の大きさの少なくとも一方あるいは両方を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項5に記載の帯状ゴム部材の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011126099A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Bridgestone Corp ゴムシートの成形装置及び成形方法
JP2013003117A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The シート状材料の厚さ測定方法およびシート状材料の搬送装置
JP2016150467A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 住友ゴム工業株式会社 タイヤ部材用トップ反の製造装置および製造方法

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