JPH0850795A - 空間光変調器を用いたホールバーニングメモリへの情報記録方法 - Google Patents

空間光変調器を用いたホールバーニングメモリへの情報記録方法

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JPH0850795A
JPH0850795A JP18477294A JP18477294A JPH0850795A JP H0850795 A JPH0850795 A JP H0850795A JP 18477294 A JP18477294 A JP 18477294A JP 18477294 A JP18477294 A JP 18477294A JP H0850795 A JPH0850795 A JP H0850795A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系やデバイスに起因する位相歪が除去で
き、しかも、実時間で入力情報を記録することの出来る
SLMを用いたPHBへの情報記録方法を提供する。 【構成】 PHB31に電界E1 が印加された状態で波
長λ0 の参照光を用いてPHB31に情報が乗っていな
い第1のホログラムが記録される。また、PHB31に
電界E2 が印加された状態で波長λ0 の参照光を用いて
PHB31に情報が乗った第2のホログラムが記録され
る。記録された各ホログラムは、PHB31に電界E0
(=E1 +E2 )/2が印加された状態で波長λ1 また
はλ2 の読み出し光を用いて読み出される。再生画像は
第1および第2の各ホログラムが重畳して読み出され
る。第1および第2の各ホログラムには等しい位相の背
景雑音が乗っているため、再生画像の背景部分は最も明
るくまたは最も暗く読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空間光変調器によって
情報が乗せられる物体光と参照光との干渉によって生じ
るホログラムを情報としてホールバーニングメモリに記
録する、空間光変調器を用いたホールバーニングメモリ
への情報記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光化学ホールバーニングメモリ
(PHB)は光ディスクのようなビット・バイ・ビット
・メモリとして検討されているが、この方式だと十分な
コントラストを得ることができず、結果としてメモリの
密度を上げられない。このため、2次元画像(情報)を
ホログラムとしてPHBに記録することが提案され、実
験されている。
【0003】PHBを構成するポリマー中の有機分子の
光吸収帯は、図9のグラフに示す数テラヘルツの広帯域
に広がっている。ここで、同グラフの横軸は光の波長
[λ],縦軸は光吸収の度合いを示している。このよう
なPHBに単一波長の光を照射すると、その波長に対応
した吸収帯に図示のホールが残り、情報が記録されたこ
とになる。従って、記録するホールの波長を複数採用す
れば、多重化した記録がPHBに対して行え、波長多重
メモリを構成することが可能になる。PHBは非常に良
好な波長純度を必要とするため、記録にレーザ光を用い
なければならないが、記録の多重化は、レーザ光の波長
幅を10[MHz]とすれば原理的には105 程度にな
る。また、記録したホールは、そのホールの記録に用い
た波長を持つレーザ光によって読み出すことができる。
このようなPHBに対する情報の読み書きの効果は、現
状においては数°K以下の極低温にPHBが保たれた環
境下において得られている。
【0004】また、ポリマーに電圧を掛けて電界Eを印
加することにより、印加した電界Eの違いによって異な
るホールを記録できることも知られている。すなわち、
PHBに記録する光の波長を固定していても、PHBに
印加する電圧つまり電界Eを変えることで異なる情報を
記録することができる。情報をこのように記録した場合
には、情報読み出しは、記録時に印加した電界Eと同じ
電界EをPHBに印加することにより、対応するホール
が読み出せる。
【0005】従って、PHBは、ホールを書き込む2次
元位置x,y、並びにホールを書き込むために用いられ
る光の波長λ、および印加する電界Eの4次元のメモリ
として利用することができる。
【0006】しかし、上記のように、PHBへの情報記
録には波長純度の高いレーザ光を用いなければならない
ため、2次元画像をPHBに記録するためには、従来、
透過型フィルムを使って所定波長の入射レーザ光を選択
的に透過させていた。従って、この透過型フィルムを用
いて入力情報を書き込む従来の情報記録方法において
は、フィルムの作成やフィルムの入れ換えに手間を要し
た。このため、PHBを用いることによって簡易に波長
多重記録が行えるというせっかくの長所が全く生かされ
ていなかった。
【0007】この問題を解決する方法として、本出願人
による特開平3−72313号公報に開示された情報記
録方法がある。同公報ではこの情報記録に、図10に示
す、空間光変調器(SLM)を用いたPHB記録システ
ムが用いられており、取扱いの不便な透過型フィルムの
替わりにSLMが採用されている。
【0008】空間光変調管1の光電面11側には、ラン
プ61で照明される入力画像62が設けられている。こ
の入力画像62からの光はレンズ63によって光電面1
1に結像され、入力像に応じた電子が放出される。一
方、光源はArレーザ71と色素レーザ72からなる波
長可変レーザ光源7で構成され、出力光の波長は1nm
ごとの異なる値に設定される。波長可変レーザ光源7か
らのレーザ光はレンズ81、ピンホール82およびレン
ズ83を経て偏光子3に入射し、コリメートされてハー
フミラー84に入射する。ハーフミラー84で反射した
レーザ光は、λ/2板85を通って参照光(REF)と
してPHB9に入射する。ハーフミラー84を透過した
レーザ光は空間光変調管1の電気光学結晶板15で反射
し、ハーフミラー4で光路変更され、検光子5を介して
PHB9に物体光(OBJ)として入射する。この結
果、物体光と参照光とが干渉して得られるホログラムが
PHB9に記録され、入力画像に対応する強度分布を有
するレーザ光画像がPHB9に情報として記録される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法でPHBにホログラムを記録すると、特に物体
光を作るSLMには少なからず不均一性があるため、こ
れが画像の不均一性(シェーディング)となって好まし
くない。この不均一性の原因は、SLMの光変調材料で
ある電気光学結晶が平行平板に加工される際の加工精度
(研磨精度)や、電気光学結晶の材料自体が持っている
屈折率分布の不均一性、および装置を構成する光学系の
誤差に起因する。例えば、55°カットLiNbO3
電気光学結晶に用いられ、このLiNbO3 が図11の
断面図に示すように加工され、結晶板の中心部と周辺部
との間に△d=1.3μmの高低差が生じたとする。こ
のような電気光学結晶板について波長632.8nmの
読み出しレーザ光または参照レーザ光が往復すると、結
晶板周辺部と中心部とで光の位相にπラジアンの差が生
じ、偏光板を通過した後の光の強度分布は中心部が明る
く、周辺部が暗くなってしまう。
【0010】これと同様な問題は電気光学結晶板の替わ
りに液晶を用いたSLMでも生じる。この場合に画像に
不均一性が生じる原因は、液晶を注入する2枚のガラス
基板間の間隔の不均一、つまりセル厚の不均一に起因す
る。
【0011】このような不均一な光位相分布または光強
度分布を持った状態でPHBにホログラムを記録する
と、その再生像にも同様な不均一が含まれることは明ら
かである。
【0012】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、ホログラム画像の不均一性を補償で
き、実時間で多重ホログラムメモリに読み書きすること
のできる光学記録方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、SLMを用い
て物体光に情報を乗せ、この物体光と参照光との干渉に
よって生じるホログラムを情報としてPHBに記録し、
このPHBに記録された情報を所定波長の読み出し光を
用いて読み出す、SLMを用いたPHBへの情報記録方
法において、図1(a)に示す波長(λ)−電界(E)
平面を考え、以下の各ステップに従ってPHBに情報を
読み書きする。
【0014】PHBに電界E1 を印加し、物体光に情
報が乗っていない状態で、波長λ0の参照光を用いてP
HBに第1のホログラムを記録する。
【0015】PHBに電界E2 を印加し、物体光に情
報が乗った状態で、波長λ0 の参照光を用いてPHBに
第2のホログラムを記録する。
【0016】約(E1 +E2 )/2の値を持つ電界E
0 をPHBに印加した状態で、波長λ0 に隣接する波長
域にホールを生じる波長λ1 または波長λ2 の読み出し
光を用いて、PHBに記録された情報を読み出す。
【0017】また、図1(b)に示すλ−E平面を考
え、以下の各ステップに従ってPHBに情報を読み書き
する。
【0018】PHBに電界E0 を印加し、物体光に情
報が乗っていない状態で、波長λ1の前記参照光を用い
てPHBに第1のホログラムを記録する。
【0019】PHBに電界E0 を印加し、物体光に情
報が乗った状態で、波長λ2 の前記参照光を用いてPH
Bに第2のホログラムを記録する。
【0020】電界E0 に隣接する電界域にホールを生
じる電界E1 または電界E2 をPHBに印加した状態
で、約(λ1 +λ2 )/2の値を持つ波長λ0 の読み出
し光を用いて、PHBに記録された情報を読み出す。
【0021】また、上記のステップまたはステップ
において、物体光の位相をπだけずらして第1または第
2のホログラムをPHBに記録する。
【0022】
【作用】ステップによってPHBに記録した情報を読
み出すと、ステップおよびでPHBに記録した第1
および第2の各ホログラム画像が重畳して読み出され
る。つまり、第1および第2の各ホログラム画像の光波
の波面は同時に読み出され、読み出された各光波の位相
差によって読み出し画像は相互に強め合ったり、弱め合
ったりする。すなわち、PHBに記録した第1および第
2の各ホログラム画像の光波の波面(位相)が0(等し
い)のところでは、記録した各画像が相互に強調して読
み出され、PHBの読み出し出力は最も明るくなる。ま
た、光波の位相差がπのところでは、記録した各画像が
相互に弱め合って読み出され、PHBの読み出し出力は
最も暗くなる。また、第1および第2の各ホログラム画
像の光波の位相差がπ/4,π/2などの中間の値のと
ころでは、読み出し出力は最も明るい出力と最も暗い出
力との間の中間レベルの強度の出力として読み出され
る。従って、物体光が記録されていない第1のホログラ
ムと物体光が記録された第2のホログラムとに記録され
た各背景雑音間の位相差は等しくなるため、第1および
第2の各ホログラムが同時に読み出されることにより、
これら各ホログラムが重畳して得られる合成ホログラム
の背景は最も明るくる。また、物体光の位相をπだけず
らして第1または第2のホログラムがPHBに記録され
ると、第1のホログラムと第2のホログラムとに記録さ
れた各背景雑音間の位相差はπとなるため、各ホログラ
ムが同時に読み出されることにより、合成ホログラムの
背景は最も暗く読み出される。
【0023】
【実施例】図2は本発明の一実施例によるSLMを用い
たPHBへの情報記録方法に使用されるPHB記録シス
テムを示している。
【0024】光化学ホールバーニングメモリ(PHB)
31は、クロリン(2,3−dihydroporphyrin)をドー
プしたポリビニルブチラン(PYB)フィルムであり、
その厚さはおよそ90μmである。このフィルムは、ク
ライオスタット(冷却器)32中の液体ヘリウムに直接
接触しており、その温度は1.7〜4.2Kに保たれて
いる。PHB31を構成するこのフィルムは透明導電膜
がコートされたガラス板に挟まれて固定されており、電
圧可変な電源33からこの透明導電膜に電圧を供給する
ことにより、フィルム中に105 V/cm位の電界を印
加することができる。
【0025】記録・再生用の光源にはAr+ レーザと色
素レーザからなる図示しない波長可変レーザ光源が用い
られている。出力レーザ光の波長には610〜670n
mの波長が用いられている。色素レーザからの光は同じ
く図示しない対物レンズで拡大され、図示しないコリメ
ートレンズで平行光になってハーフミラー34に入射す
る。このハーフミラー34を透過したレーザ光は参照光
または記録読み出し光としてPHB31に照射される。
また、ハーフミラー34で反射したレーザ光はさらにハ
ーフミラー35で光路が変換されて情報読み出し光とな
り、位相シフタ36を介して空間光変調器(SLM)3
7の読み出し側(変調材料側)に入射する。一方、ラン
プ光源で照明された入力像38もレンズ39を介してこ
のSLM37の書き込み側(アドレス材料側)に入射す
る。従って、ハーフミラー35で光路が変換されてきた
情報読み出し光が、変調材料を往復する間に入力像38
が重畳し、入力情報によって位相変調された物体光が生
成される。この物体光は必要により位相シフタ36で位
相がシフトされてPHB31に入射する。
【0026】PHB31に入射した物体光は、ハーフミ
ラー34を透過した参照光とPHB31上で干渉する。
この干渉によって約2μmの干渉縞が形成され、物体光
に乗った入力情報はホログラムとなってPHB31に記
録される。この記録は500μW/cm2 位のパワーで
行われる。また、この記録画像の読み出しは記録パワー
の1/104 のパワーで行われる。
【0027】SLM37は物体光に情報を乗せる手段と
して用いられており、その詳細な構造は図3に示されて
いる。このSLM37では変調材料として並行配向ネマ
チック液晶37aが用いられている。この並行配向ネマ
チック液晶37aの液晶分子は面に平行に配向してお
り、配向層37b,cに挟まれている。配向層37bの
側には入射した情報読み出し光を反射する誘電体ミラー
37dが設けられている。また、この誘電体ミラー37
dに接してアモルファス・シリコン(a−Si)からな
る光導電体37eが設けられている。この光導電体37
eは、書き込み光に対して反応するアドレス材料として
用いられている。さらに、光導電体37eおよび配向層
37cの各外側には透明導電膜(ITO)37f,gが
設けられており、さらにこれら透明導電膜37f,gの
各外側にはガラス面板37h,iが設けられている。透
明導電膜37f,gには電源40から所定の電圧が印加
される。
【0028】入力像38が外部光によって照明され、レ
ンズ39で光導電体37e上にフォーカスされると、光
が当たった部分のa−Siの電気抵抗が低下し、透明導
電膜37f,g間に印加された電圧は、電気抵抗が低下
した部分の光導電体37eを介して並行配向ネマチック
液晶37aに与えられる。並行配向ネマチック液晶37
aの液晶分子は上述したように面に平行に配向している
が、電圧が与えられると傾く。情報読み出し光は偏波面
eが液晶分子に平行になっており、電圧印加によって液
晶分子が傾いた部分のネマチック液晶37aの屈折率は
変化するため、誘電体ミラー37dで反射した読み出し
光の位相は、入力像38に対応して変調される。つま
り、2次元的に位相変調された入力情報が物体光に乗せ
られる。
【0029】この物体光は、位相シフタ36により、必
要に応じて一様に位相がπだけシフトされる。図4はこ
の位相シフタ36の詳細な構造を示している。位相シフ
タ36はSLMと同じ並行配向ネマチック液晶36aか
らなり、この並行配向ネマチック液晶36aの両側には
配向層36b,cが設けられている。さらに、これら配
向層36b,cの両外側には透明導電膜36d,e、こ
れら透明導電膜36d,eの両外側にはガラス面板36
f,gが設けられている。各透明導電膜36d,eには
必要に応じて電源41から所定の電圧が印加される。透
明導電膜36d,e間にこの電圧が印加されると、上述
のSLMと同様に並行配向ネマチック液晶36aの屈折
率は一様に変化し、この液晶36aを通過する物体光の
位相が一様にπだけシフトされる。
【0030】このような構成の装置を使用する、本実施
例によるSLMを用いたPHBへの情報記録方法につい
て図5を参照して以下に詳述する。
【0031】PHB31に入力画像を書き込む前の物体
光、つまり入力像がなく情報が乗っていない物体光が、
図5(a)に示すような位相の不均一を有していると仮
定する。この物体光の位相の不均一性は、SLM37を
構成する並行配向ネマチック液晶37aの厚みの不均一
性や、装置を構成する光学系が有する誤差に対応して生
じたものである。なお、同図(a)において、位相の不
均一性は説明の便宜上位相0の部分と位相πの部分とに
2値的に変化するよう描かれているが、実際には位相0
の部分から位相πの部分への位相変化は例えばサイン波
のようになだらかに変化する。同図(a)に示す物体光
は、図1(a)に示す(λ0 ,E1 )の条件で、参照光
と共にPHB31に第1のホログラムとして記録され
る。つまり、電源33からPHB31に電界E1 を生じ
る電圧が供給された状態で、波長λ0 の参照光を用いて
第1のホログラム画像がPHB31に記録される。この
物体光はバックグラウンド(背景雑音)に相当してい
る。
【0032】次に、図5(d)に示す形状の入力画像が
読み出し光の位相をπ変調するようにSLM37に書き
込まれると、図5(b)に示す物体光が得られる。入力
画像に対応した位相πは各画像位置においてバックグラ
ウンドの位相と足し合わされ、物体光は図示の位相変化
となる。入力画像が情報として乗ったこの物体光は、図
1(a)に示す(λ0 ,E2 )の条件で、参照光と共に
PHB31に第2のホログラムとして記録される。つま
り、電源33からPHB31へ供給される電圧が電界E
2 を生じる電圧に変えられ、上記と同じ波長λ0 の参照
光を用いて第2のホログラム画像がPHB31に記録さ
れる。
【0033】次に、このようにPHB31に記録された
画像は、ハーフミラー34を透過したコリメートされた
レーザ光を読み出し光として読み出される。なお、この
際、SLM37の情報読み出し光は図示しないシャッタ
ーで閉じられている。この読み出し条件は図1(a)に
示す(λ1 ,E0 )または(λ2 ,E0 )の条件で行わ
れる。すなわち、電源33からPHB31に印加される
電圧が電界E0 (=(E1 +E2 )/2)を生じる電圧
とされた状態で、波長λ1 またはλ2 の読み出し光を用
いてPHB31に記録された情報が読み出される。ここ
で、波長λ1,λ2 は、波長λ0 に隣接する波長域にホ
ールを生じる波長である。例えば、λ0 を633nmと
すると、λ1 =633−5GHz,λ2 =633+5G
Hzとなる。5GHzは約6.5×10-3nmに相当す
る。また、電界E0 を0とすると、E1 =−2KV/c
m,E2 =+2KV/cmである。図5(c)はこの読
み出しによって得られた画像を示しており、背景雑音が
除去された明瞭な画像が得られている。この背景雑音の
除去は次のようにして行われている。
【0034】つまり、読み出し光波長および印加電界が
(λ1 ,E0 )または(λ2 ,E0)の条件でPHB3
1に記録された情報が読み出されると、参照光波長およ
び印加電界が(λ0 ,E1 )の条件でPHB31に記録
した第1のホログラム画像および(λ0 ,E2 )の条件
でPHB31に記録した第2のホログラム画像が重畳し
て読み出される。つまり、PHB31に記録した第1お
よび第2の各ホログラム画像の光波の波面は同時に読み
出され、読み出された各光波の位相差によって読み出し
画像は相互に強め合ったり、弱め合ったりする。すなわ
ち、PHB31に記録した第1および第2の各ホログラ
ム画像の光波の位相差が0のところ、つまり、重なり合
った光波の各位相が0,0であったところ、または重な
り合った光波の各位相がπ,πであったところに記録し
た各画像は干渉によって相互に強調して読み出される。
このため、PHB31から読み出した出力は図5(c)
の白抜き領域に示されるバックグラウンド部分において
最も明るくなる。また、光波の位相差がπのところ、つ
まり、重なり合った光波の各位相が0,πであったとこ
ろに記録した各画像は相互に弱め合って読み出され、P
HB31から読み出した出力は図5(c)の斜線領域に
示される信号部分において最も暗くなる。
【0035】なお、各光波の位相は2値的に描かれてい
るが、前述のように実際にはサイン波状に位相は変化し
ている。この位相変化は図5(a)に示す物体光と図5
(b)に示す物体光との各バックグラウンドで等しいた
め、重なり合った各光波の位相差は0となり、最も明る
く読み出される。ここで、各光波の位相差がπ/4,π
/2などの中間の値のところでは、読み出し出力は最も
明るい出力と最も暗い出力との間の中間レベルの強度の
出力として読み出される。
【0036】従って、物体光が記録されていない図5
(a)に示す第1のホログラム画像と物体光が記録され
た図5(b)に示す第2のホログラム画像とに記録され
た各バックグラウンド間の位相差は上記のように等しく
なるため、第1および第2の各ホログラム画像が同時に
読み出されることにより、これら各ホログラムが重畳し
て得られる図5(c)に示す合成ホログラム画像のバッ
クグラウンドは最も明るくる。
【0037】また、信号部分の位相を一様にπだけシフ
トするのが必要な場合には、情報記録は次のように行わ
れる。つまり、電源41から位相シフタ36へ所定の電
圧が供給され、SLM37から反射してきた入力情報が
乗っていない物体光の位相が一様にπだけずらされ、物
体光は図5(e)に示す位相変化となる。つまり、位相
変化は図5(a)に示すものと反対の状態になる。この
物体光がまず参照光波長および印加電界が(λ0
1 )の上記と同じ条件でPHB31に第1のホログラ
ム画像として記録される。次に、図5(d)に示す上記
と同じ入力情報が乗った物体光は図5(f)に示すよう
に図5(b)と同じものとし、この物体光が(λ0 ,E
2 )の上記と同じ条件でPHB31に第2のホログラム
画像として記録される。次に、上記と同じ(λ1
0 )または(λ2 ,E0 )の条件でPHB31に記録
された情報が読み出されると、図5(g)に示す画像が
得られる。この画像では、入力情報が乗っていない図5
(e)に示す第1のホログラム画像のバックグラウンド
の位相と、図5(f)に示す第2のホログラム画像のバ
ックグラウンドの位相とはπの差があるため、各ホログ
ラムが同時に読み出されることにより、合成ホログラム
のバックグランド領域の画像は図5(g)の斜線領域に
示すように最も暗くなる。また、入力画像部の光波の各
位相は0,0またはπ,πと等しくなっているため、入
力画像部の読み出し出力は図5(g)に示すように最も
明るくなる。このため、読み出された図5(g)に示す
再生画像は図5(c)に示す再生画像を反転した出力と
なる。
【0038】この結果、物体光に乗せられた図5(d)
に示す入力情報は、図5(c)の再生画像においては最
も明るい部分を背景として、図5(g)の再生画像にお
いては最も暗い部分を背景として、明確に読み出され
る。すなわち、SLM37を形成する並行配向ネマチッ
ク液晶37aの厚さに不均一があり、また、光学系に誤
差が存在し、画像の不均一性の要因となる背景雑音が第
1および第2の各ホログラム画像に含まれていても、こ
れら各ホログラムが重畳して得られる合成ホログラムに
おいては、各背景雑音が相互に補償し合って最も明るい
または最も暗い均一な背景が形成される。この結果、合
成ホログラムとして読み出された図5(c)または図5
(g)の再生画像では、入力情報は均一な背景に忠実に
かつ明瞭に復元されるようになる。
【0039】なお、上記実施例の説明においては、入力
情報が乗っていない図5(a)に示す物体光を位相シフ
タ36を用いて一様にπだけ位相シフトした場合につい
て説明したが、入力情報が乗った図5(b)に示す物体
光を位相シフタ36を用いて一様にπだけ位相シフトす
るようにしても良い。この場合においても、第1および
第2の各ホログラム画像を合成して得られる画像は図5
(g)に示すものと同一の画像が得られ、上記実施例と
同様な効果が奏される。
【0040】また、上記実施例の説明においては、各ホ
ログラム画像のPHB31への記録は、参照光の波長を
λ0 で一定とし、PHB31に印加する電界をE1 ,E
2 と変化させ、また、PHB31からの読み出しは電界
をE0 で一定とし、読み出し光の波長をλ1 またはλ2
として行った場合について説明したが、つぎのような条
件で入力情報をPHB31に記録するようにしても良
い。つまり、PHB31への各ホログラム画像の記録
は、図1(b)に示すように、PHB31に印加する電
界をE0 で一定とし、参照光の波長をλ1 またはλ2
変化させる。つまり、第1のホログラム画像は(λ1
0 )の条件でPHB31に記録し、第2のホログラム
画像は(λ2 ,E0 )の条件でPHB31に記録する。
また、PHB31からの読み出しは読み出し光の波長を
λ0 で一定とし、PHB31に印加する電界をE1 また
はE2 として行う。ここで、電界E1 ,E2 は電界E0
に隣接する電界域にホールを生じる電界であり、また、
波長λ0 は約(λ1 +λ2 )/2の値を持つ波長であ
る。このような条件においても、PHB31に上記条件
で記録された第1および第2のホログラム画像を上記条
件で読み出すことにより、各背景雑音が相互に補償し合
って最も明るいまたは最も暗い均一な背景が形成され
る。よって、入力画像は上記実施例の場合と同様にこの
均一な背景に明確に読み出され、上記実施例と同様な効
果が奏される。
【0041】なお、このような本実施例によるPHBへ
の情報記録方法の原理は以下の文献に示されている。
【0042】APPLIED OPTICS / Vol.29,No.29 /10 Octo
ber 1990,「Spectral hole burning and molecular com
puting 」,4329 〜4331ページ すなわち、同文献でも、異なる電界E1 ,E2 がPHB
に印加され、それぞれの電界E1 ,E2 において第1お
よび第2の各ホログラムがPHBに記録されている。記
録したホログラムの読み出しは、PHBに(E1
2 )/2の電界が印加された状態でλ1またはλ2の
波長光を用いて行われている。この文献に示されるPH
Bへの情報記録方法は上記本実施例による方法と同じ原
理である。本実施例の特徴は、この情報記録原理を用
い、SLMといったデバイスや光学系に起因する位相歪
によって記録画像に生じる固定ノイズを除去し、記録情
報を明瞭に再生するところにある。
【0043】また、上記実施例の説明においては、SL
M37を並行配向ネマチック液晶を用いて構成した場合
について説明したが、この液晶を用いたLC−SLMの
代わりに図6に示すMSLMを用いても良い。このMS
LMでは、アドレス材料として光電面、光変調材料とし
て電気光学結晶が用いられている。
【0044】つまり、入力情報を供給する書き込み光は
光電面51に入射する。書き込み光が入射した部分の光
電面51においては光電変換が行われ、入力画像に対応
して光電面51から電子が放出される。放出された電子
は加速,集束電極52によってマイクロ・チャネル・プ
レート(MCP)53に導かれ、このMCP53におい
て電子増倍される。増倍された電子は電気光学結晶表面
を入射電子の分布に応じて帯電させる。このため、電気
光学結晶55aには入力画像に対応する電界が印加され
る。電気光学結晶55aはLiNbO3 からなり、書き
込み光側には誘電体ミラー55b,読み出し光側には透
明電極55cが設けられている。電気光学結晶55aは
電界が印加された部分の屈折率が変化するため、この結
晶軸に平行な偏波面を持つ情報読み出し光はこの電気光
学結晶55aで位相変調が加えられる。従って、この位
相変調により、誘電体ミラー55bで反射する物体光に
入力情報が乗せられる。
【0045】このようなMSLMを上記実施例のSLM
37の代わりに用いても良く、このMSLMを用いて装
置を構成して上記実施例による情報記録方法を適用して
も、上記実施例と同様な効果が奏される。
【0046】また、上記実施例では並行配向ネマチック
液晶を用いた位相シフタ36を用いて物体光の位相をシ
フトしたが、図7に示す電気光学結晶を用いた位相シフ
タを用いても良い。この位相シフタは図6に示すMSL
Mと同様にLiNbO3 からなる電気光学結晶61を用
いて構成されており、この電気光学結晶61の両側には
透明電極62a,bが設けられている。電源63からこ
の透明電極62に所定の電圧が印加されると、電気光学
結晶61に電界が印加されて電気光学結晶61の屈折率
が一様に変化する。従って、この光屈折率の変化によ
り、入射光の位相は一様にπだけシフトされる。
【0047】このような電気光学結晶を用いた位相シフ
タを上記実施例の位相シフタ36の代わりに用いても良
く、この位相シフタを用いた装置構成において、上記実
施例による情報記録方法を用いても、上記実施例と同様
な効果が奏される。
【0048】また、上記実施例によるLC−SLMや上
述したMSLMは、物体光に直接外界の像が書き込まれ
る方式の光アドレス型のSLMであったが、CRTなど
の表示装置に画像が提示され、これを光アドレス型のS
LMに書き込むことにより、電気アドレス型として使う
こともできる。
【0049】図8には電気アドレス型のSLMの一例と
してEBSLMが示されている。このEBSLMには入
力画像として時系列電気信号であるビデオ信号が入力さ
れる。電子銃71はこのビデオ信号に従って電気光学結
晶73aを入力画像に対応して帯電させ、電気光学結晶
73aに入力画像に応じた電界を印加する。電気光学結
晶73aはLiNbO3 からなり、書き込み側には誘電
体ミラー73b、読み出し光側には透明電極73cが設
けられている。情報読み出し光の偏波面は電気光学結晶
73aの結晶軸に平行になっており、電気光学結晶73
aが印加電界に応じて屈折率を変化させることにより、
読み出し光に位相変調が加えられ、物体光に入力情報が
乗せられる。
【0050】このようなEBSLMを上記実施例のLC
−SLM37の代わりに用いて装置を構成し、この装置
に上記実施例による情報記録方法を適用した場合におい
ても、上記実施例と同様な効果が奏される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
HBに記録した情報を読み出すと、PHBに記録した第
1および第2の各ホログラム画像が重畳して読み出され
る。つまり、第1および第2の各ホログラム画像の光波
の波面は同時に読み出され、読み出された各光波の位相
差によって読み出し画像は相互に強め合ったり、弱め合
ったりする。すなわち、PHBに記録した第1および第
2の各ホログラム画像の光波の位相差が等しいところで
は、記録した各画像が相互に強調して読み出され、PH
Bの読み出し出力は最も明るくなる。また、光波の位相
差がπのところでは、記録した各画像が相互に弱め合っ
て読み出され、PHBの読み出し出力は最も暗くなる。
また、第1および第2の各ホログラム画像の光波の位相
差がπ/4,π/2などの中間の値のところでは、読み
出し出力は最も明るい出力と最も暗い出力との間の中間
レベルの強度の出力として読み出される。従って、物体
光が記録されていない第1のホログラムと物体光が記録
された第2のホログラムとに記録された各背景雑音間の
位相差は等しくなるため、第1および第2の各ホログラ
ムが同時に読み出されることにより、これら各ホログラ
ムが重畳して得られる合成ホログラムの背景は最も明る
くる。また、物体光または参照光の位相をπだけずらし
て第1または第2のホログラムがPHBに記録される
と、第1のホログラムと第2のホログラムとに記録され
た各背景雑音間の位相差はπとなるため、各ホログラム
が同時に読み出されることにより、合成ホログラムの背
景は最も暗く読み出される。
【0052】このため、物体光に乗せられた情報は、こ
の最も明るいまたは最も暗い背景に明確に読み出され
る。すなわち、SLMを形成する電気光学結晶板の屈折
率分布に不均一性があったり、電気光学結晶板の加工精
度が悪いため、または、光学系に誤差があるため、画像
の不均一性の要因となる背景雑音が第1および第2の各
ホログラムに含まれていても、これら各ホログラムが重
畳して得られる合成ホログラムにおいては、各背景雑音
が相互に補償し合って均一な背景が形成される。この結
果、合成ホログラムとして読み出される再生画像におい
て、入力情報は均一な背景に忠実にかつ明確に復元され
るようになる。つまり、SLMを用いて物体光の位相情
報を利用することで、光学系やデバイスに起因する位相
歪が除去され、2次元光学システムとして有望なシステ
ムを構築することが可能となる。さらに、実時間に近い
速度で2次元情報を記録できるので、PHBの多重メモ
リとしての機能が有効に使える。よって、従来の画像の
不均一性の問題は解消され、高密度の情報記録が簡易に
行え、PHBによる波長多重記録の長所が十分に発揮さ
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するためのグラフである。
【図2】本発明の一実施例によるSLMを用いたPHB
への情報記録方法に用いられる装置の構成を示す図であ
る。
【図3】図2に示されたSLMの詳細を示す断面図であ
る。
【図4】図2に示された位相シフタの詳細を示す断面図
である。
【図5】本実施例による情報記録方法の原理を説明する
ための図である。
【図6】図2に示されたSLMの他の第1の例を示す図
である。
【図7】図2に示された位相シフタの他の例を示す図で
ある。
【図8】図2に示されたSLMの他の第2の例を示す図
である。
【図9】PHBへ情報が記録される波長帯域を示すグラ
フである。
【図10】従来のSLMを用いたPHBへの情報記録方
法に用いられる装置の構成を示す図である。
【図11】SLMに用いられる電気光学結晶を示す断面
図である。
【符号の説明】
31…光化学ホールバーニングメモリ(PHB)、32
…クライオスタット、33,40,41…電源、34,
35…ハーフミラー、36…位相シフタ、37…空間光
変調器(SLM)、38…入力像、39…レンズ。
フロントページの続き (72)発明者 アロイス レン スイス国, チューリッヒ, シーエイチ −8092,ツェントラム イーティーエイ チ, スイス フェデラル インスティチ ュート オブ テクノロジー内 (72)発明者 ウルス ピー. ヴィルト スイス国, チューリッヒ, シーエイチ −8092,ツェントラム イーティーエイ チ, スイス フェデラル インスティチ ュート オブ テクノロジー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間光変調器を用いて物体光に情報を乗
    せ、この物体光と参照光との干渉によって生じるホログ
    ラムを情報としてホールバーニングメモリに記録し、こ
    のホールバーニングメモリに記録された情報を所定波長
    の読み出し光を用いて読み出す、空間光変調器を用いた
    ホールバーニングメモリへの情報記録方法において、 前記ホールバーニングメモリに電界E1 を印加し前記物
    体光に情報が乗っていない状態で波長λ0 の前記参照光
    を用いて前記ホールバーニングメモリに第1のホログラ
    ムを記録する第1のステップと、前記ホールバーニング
    メモリに電界E2 を印加し前記物体光に情報が乗った状
    態で波長λ0 の前記参照光を用いて前記ホールバーニン
    グメモリに第2のホログラムを記録する第2のステップ
    と、約(E1 +E2 )/2の値を持つ電界E0 を前記ホ
    ールバーニングメモリに印加した状態で前記波長λ0
    隣接する波長域にホールを生じる波長λ1 または波長λ
    2 の前記読み出し光を用いて前記ホールバーニングメモ
    リに記録された情報を読み出す第3のステップとを備え
    たことを特徴とする空間光変調器を用いたホールバーニ
    ングメモリへの情報記録方法。
  2. 【請求項2】 空間光変調器を用いて物体光に情報を乗
    せ、この物体光と参照光との干渉によって生じるホログ
    ラムを情報としてホールバーニングメモリに記録し、こ
    のホールバーニングメモリに記録された情報を所定波長
    の読み出し光を用いて読み出す、空間光変調器を用いた
    ホールバーニングメモリへの情報記録方法において、 前記ホールバーニングメモリに電界E0 を印加し前記物
    体光に情報が乗っていない状態で波長λ1 の前記参照光
    を用いて前記ホールバーニングメモリに第1のホログラ
    ムを記録する第1のステップと、前記ホールバーニング
    メモリに前記電界E0 を印加し前記物体光に情報が乗っ
    た状態で波長λ2 の前記参照光を用いて前記ホールバー
    ニングメモリに第2のホログラムを記録する第2のステ
    ップと、前記電界E0 に隣接する電界域にホールを生じ
    る電界E1 または電界E2 を前記ホールバーニングメモ
    リに印加した状態で約(λ1 +λ2 )/2の値を持つ波
    長λ0 の前記読み出し光を用いて前記ホールバーニング
    メモリに記録された情報を読み出す第3のステップとを
    備えたことを特徴とする空間光変調器を用いたホールバ
    ーニングメモリへの情報記録方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のステップまたは前記第2のス
    テップにおいて、前記物体光の位相をπだけずらして前
    記第1または第2のホログラムを前記ホールバーニング
    メモリに記録することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の空間光変調器を用いたホールバーニングメモ
    リへの情報記録方法。
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