JPH08507905A - 電機子巻線方法及び装置 - Google Patents

電機子巻線方法及び装置

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JPH08507905A JP6521079A JP52107994A JPH08507905A JP H08507905 A JPH08507905 A JP H08507905A JP 6521079 A JP6521079 A JP 6521079A JP 52107994 A JP52107994 A JP 52107994A JP H08507905 A JPH08507905 A JP H08507905A
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コリー,ネイサン,エイ.
クラーク,カール,エル.
ドルガス,パトリック,エイ.
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Abstract

(57)【要約】 回動自在に取り付けられた尖鋭なワイヤ調整エッジ192を有するワイヤ調整ブレード184が二重フライヤ型電機子巻線装置の内側整流子シールド122内の切り込みを通じてのび、かつその内側シールドの外周に対して横たわっている。その場合において、出発ワイヤ及び終端ワイヤは調整エッジ192に押し当てるように引っ張られることにより切断される。ワイヤ調整エッジは補完しあう部分を有するか、又はその調整ブレードを補完しあう位置に移動し、これによって出発ワイヤの調整が、終端ワイヤの調整位置から半径方向及び長さ方向にずれた位置において行われるようにするものである。

Description

【発明の詳細な説明】 電機子巻線方法及び装置 1.発明の分野 この発明は、電機子巻線方法及び装置に関し、より特定すれば、自動化された 二重フライヤ巻線機により巻かれた電機子コイルのリードワイヤを切断する方法 及び装置に関するものである。後に詳述するが、本発明は、一重のフライヤ巻線 機に対しても等しく適用可能である。 本発明は、電機子シャフト上において互いに分離して取り付けられた電機子鉄 心及び整流子を有し、かつ整流子がコイルリードを受け入れるためのフック又は なかごを有するようにした電機子の巻線操作において用いられることを企図した ものである。ここで用いられる用語「出発ワイヤ」はフライヤによって巻回され る第1コイルに向かって先導するワイヤ区分(「コイルリード」とも言う)を指 すものである。また、用語「リードワイヤ」とは巻回された最終コイルから延出 するワイヤ区分又はコイルリードを指すものである。2個のフライヤを有する二 重フライヤ電機子巻線機においては、それぞれ2本の出発ワイヤ及び2本の終端 ワイヤが存在する。 フライヤ型電機子巻線機は一般に内側シールド及び外側シールドを含むシール ド機構を有する。内側シールドはリードワイヤがそれらに接続されることを可能 にする一対の整流子なかごを露出させための切り込みを有する。コイルがフライ ヤによって巻き付けられるとき、外側シールドは内側シールドの切り込みを通じ て露出した整流子なかごをカバーし、フライヤから延出したワイヤ区分が前述し た整流子なかごと係合しないようにするものである。この外側シールドはコイル リードと整流子なかごとの間においてリードワイヤ接続がなされるべきとき、フ ライヤの逆方向及び順方向の運動によりワイヤ区分の通路から後退させられる。 このように整流子なかごへのコイルリード接続は外側シールド及びフライヤを操 作することにより実行される。 電機子巻線を形成する典型的な工程において、フライヤから延出するワイヤ区 分の先端はグリッパ又はクランプにより保持され、そのワイヤ区分は整流子なか ごのまわりでループ状に形成され、その後、整流子なかごとワイヤグリッパとの 間における短いワイヤ条片が可能な限り整流子なかごに近い位置で切断される。 その後、巻き付けられたコイル間のリード接続は一コイルの巻線の終端と次のコ イルの巻線の開始との間において形成される。各フライヤによって巻き付けられ た最終コイルから延出した終端ワイヤは適当ななかごのまわりでループ形成され 、そのなかごからフライヤにのびるワイヤ区分はワイヤグリッパ又はクランプに よりクランプされ、さらに、ワイヤは同じなかごに対し可能な限り近い位置で切 断される。二重フライヤ電機子巻線機において、前記の工程は二重のワイヤグリ ッパの二重のセット、及び場合によってはワイヤカッタの二重のセットを用いる 二つのフライヤにより同時に実施される。 2.従来技術及びその他の考察 1974年5月28日付けでジェリーL.コンプトン及びデービットR.サイ ツに与えられた米国特許第3,812,577号は電機子から延出したコイルリ ードワイヤの切断をその電機子が巻線機内に位置するときに行おうとする試みを 開示している。この場合、出発ワイヤ及び終端ワイヤのいずれか一方又は双方は 、ワイヤを把持するワイヤクランプと電機子の相対的な運動により切断される。 このような相対運動の結果として、ワイヤはなかごにおいて圧迫され、なかごの エッジそのものもしくはその至近部において切断される。したがって、なかごか ら延出する余分なワイヤ残片は存在せず、さらなる調整(刈り込み)作業は不要 となる。 前記コンプトンその他の’577パテントにおいて開示された試みは、しばし ば用いられるものであり、特に、ワイヤがなかごのエッジにおいて比較的高い確 率で破断されるような極細ワイヤに対してよく適用される。それらの場合には、 なかごに接続された出発ワイヤが前記コンプトンその他の’577パテントの教 示に従って、フライヤが第1コイルを巻くために回転し始めるとき、それらのな かごから引き出されるかもしれないという問題が存在する。この問題は多くの場 合、例えば1973年1月30日付けでジェームスN.ドイルに与えられた米国 特許第3,713,208号に記載された方法において各出発ワイヤをそれに 対応するなかごのまわりに2回ループ形成することにより回避される。しかしな がら、整流子なかごの幾何学的関係に基づき、前記ドイルの’308パテントの 方法を採用することが常に要求されるわけではない。例えば、なかごの形状によ っては余分の出発ワイヤループが終端ワイヤの接続もしくは電機子の次の工程、 すなわちなかごとワイヤループの常套的なな熱緊縛(ホットステーキング)など の上に逆効果を及ぼす場合がある。また場合によっては、前記コンプトンその他 の’577パテントに従ってなかごから切断されたワイヤはなかごとワイヤクラ プとの間の位置において破断し、この場合において、余分なワイヤ長さは手操作 により調整されなければならない。これは最近の高速製造設備を用いる場合にお いて、経済的な問題及び困難な製造上の問題を提起するものである。その他の場 合、特に比較的重いワイヤをあてがう場合、なかごはクランプがワイヤを切断す るために移動するとき、撓み又は曲折しやすい。 上記の問題に狙いを定めた方法及び装置は、1987年1月6日付けでアルビ ンC.バナーに与えられた米国特許第4,633,577号において開示されて いる。このバナーの’577パテントに示された機械によれば、一対の直径方向 に対向して設けられたなかごに近接して配置されることができる尖鋭なエッジを 有する一対のワイヤ調整部材が設けられ、それらの各々は内側シールドに関して 固定された部分を中心として回転するように設けられたアームにより支持される 。ピン及びカムスロットの形態における伝動連結が各アームと外側シールドとの 間に設けられることにより、各アームは外側シールドの運動に応答して旋回する ことができる。ワイヤを把持するワイヤクランプは調整部材から分離する方向に 移動し、その結果、ワイヤはその点におけるワイヤが受ける高い応力集中により その調整エッジに対して引き寄せられ、かつ切断される。調整部材のエッジを横 切ってリードワイヤが破断されるという概念は、この発明の装置により採用され 、したがって、前記バナーの米国特許第4,633,577号の開示は、ときど きの参照により本発明に編入される。 バナーの’577パテントに示された機構は、比較的複雑かつ大型であること に加えて、調整及び調整維持の困難性が存在するため、満足なものではない。さ らに、それは調整エッジによりワイヤが確実に破断するよりも、むしろこすられ て損傷する程度に止まるという傾向が存在する。この発明の一つの目的は、電機 子コイルのリードワイヤを切断するための改良された装置を提供することである 。この発明によれば、ワイヤ調整ブレードを内側シールドの外周に近接し、かつ 巻線ステーションにおける電機子の長さ方向の軸に実質上平行するように位置決 めすることにより、出発ワイヤ又は終端ワイヤはそれに対応する整流子なかごに 近接して信頼性よく切断される。調整ブレードはブレードおよびその両端の中間 を通じて横方向にのびる回転軸のまわりにおいて回動又は揺動するように取付ブ ラケット上に取り付けられる。その前端において、調整ブレードは尖鋭な先端エ ッジいわゆる「調整エッジ」を備えている。 外側シールドが一対のなかごを露出させるべく後退するとき、調整ブレードは それと外側シールド上のカムベアリング部材との係合により回動し、その前端が 内側シールドの前端におけるブレード受け用切り込みを通じて突出し、そのワイ ヤ調整エッジが整流子なかごに直接触、もしくは近接した位置であって、なかご の最外面よりも電機子シャフトに近いワイヤ切断位置を占める。これは調整ブレ ードをして、出発ワイヤ又は終端ワイヤが調整エッジの一部を越えて引き出され 、かつそのまわりにおいて出発ワイヤ又は終端ワイヤがループ形成もしくは係合 しているなかごの至近位置において切断されるように位置づける。ワイヤリード の実際の切断はワイヤクランプ又はグリッパに向かって先導するワイヤ区分を尖 鋭な調整エッジに対して押し付けるように引っ張って達せられる。このワイヤの 引き付けはワイヤグリッパを電機子鉄心から離す方向に移動することにより行わ れる。ワイヤグリッパの移動方向は巻線ステーションにおける電機子の長さ方向 軸と実質的に平行し、これによって切断されようとするワイヤは調整エッジのま わりに曲折され、ワイヤグリッパが電機子鉄心から離れる方向に移動するとき、 調整エッジにおいて明確かつ信頼性よく破断されることになる。 それらのワイヤ切断位置における調整ブレードは電機子の巻線ステーションへ の挿入又は巻線ステーションからの分離を阻止するものである。外側シールドが 、コイル形成に用いられるワイヤが内側シールドによって露出されるなかごに突 発的に係合することを阻止するためにその突出位置を占めるときにおいて、調整 ブレードは逆方向に回動し、これによってその調整エッジは整流子なかごの円周 の外側における非作動位置に移動し、その結果、電機子を巻線ステーションから 除去することが可能となる。 要約 好ましい実施例において、各調整エッジは2個所の調整エッジ部を有し、その 一方は出発ワイヤを切断するために用いられ、他方は終端ワイヤを切断するため に用いられる。これらの調整エッジ部は出発ワイヤ及び終端ワイヤの双方の調整 を最適化するに必要な部分として、巻線操作中の電機子シャフトに関して互いに 半径方向、円周方向、及び長さ方向において補完的な位置を占めている。出発ワ イヤが切断される時間と終端ワイヤが切断される時間における電機子の回転位置 にはわずかな相違があるが、これは切断されるべきコイルワイヤを調整エッジに 適正に係合させるためである。 別の実施例において、調整ブレードは調整エッジ部を出発ワイヤ用及び終端ワ イヤ用のなかごに関して適正な位置を占めるように、出発ワイヤ用調整部及び終 端ワイヤ用調整部によって互いに異なった位置にもたらされる。 各調整ブレードは内側シールドの外表面と外側シールドの下方に沿って形成さ れ、外側シールドの長さに沿ってのびるU型の中空リッジ(畝)の内表面との間 に形成された細長い隔室において好ましく受け入れられる。 ブレード支持ブラケットは各調整ブレードをそのブレード受け隔室内において 回動可能に支持する。各ブレード支持ブラケットは好ましくは内側シールドにク ランプ、すなわち繋留され、これによってブレード回動支点の長さ方向の位置、 したがって、ブレードの長さ方向位置の調整が可能となる。ブレード支持部材は 外側シールドリッジを越え、なるべくならその下側を通って突出するが、これに ついては後述する。 好ましい実施例において、各調整ブレード及びその関連支持ブラケットは内側 シールド上に取り付けられた複数対のガイド板により横移動を制限される。 この発明のその他の目的及び利益は以下の説明及び図面を参照することにより 明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1はこの発明に従って形成された電機子巻線機の一部を部分的に破断して示 す単純化された部分斜視図である。図1はまた、電機子へのコイル巻き付けの準 備において整流子なかごのまわりに出発ワイヤをループ形成した後の状態におけ る電機子巻線機及び電機子の一部と、整流子なかごからワイヤグリッパまでのび るワイヤ区分を調整するのに都合のよい位置に設けられた諸部材を示すものであ る。 図2は各部を図1より大きい尺度において断面で示す、図1の電機子巻線機の 断片的な側面図であり、それらの部分は出発ワイヤが選択された整流子なかごの まわりに部分的にループ形成された後であって、しかも、それらの部分が図1に 示すような位置を占める前の状態を描いたものであり、さらに、外側シールドは 図2の位置から後退したものとして示されている。 図3は図2と同様に各部を断面で示す部分側面図であり、電機子鉄心を図1に 示した位置に回転させ、外側シールドを突出させた状態を示している。 図4は図2及び3と同様な側断面図であり、出発ワイヤの切断工程を再び後退 する外側シールドとともに描いたものである。 図5は図2及び4に示した機械の部分を同様に示す側面図である。図5におけ る各部の位置は外側シールドが突出した状態における図3の位置に対応するもの である。 図6は図5と同様な部分側面図であるが、図2及び4に示したと同様な位置に おける各部と、後退した外側シールドとを示すものである。 図7は図1〜6の機械の一部と整流子を図2〜4よりわずかに大きい尺度にお いて描いた正面図であり、整流子を取り付けた電機子シャフトを断面において示 している。 図8はコイルリード受け入れ用なかご部分を含む整流子の一部とそのなかごに ループ形成された出発ワイヤを示す拡大部分斜視図である。 図9は図8と同様、整流子の部分斜視図であって、出発ワイヤがなかごに近接 して切断された後の状態を示すものである。 図10はコイルリード受け入れ用なかご、そのなかごのまわりにループ形成さ れた出発ワイヤ、そのなかごに係合した終端ワイヤ、なかごとワイヤクランプと の間におけるワイヤ区分を切断するための位置を示したワイヤ調整ブレードを含 む図8及び9の整流子部分を示す部分斜視図である。 図11は終端ワイヤがなかごに近接して切断された後の状態における図8、9 及び10の整流子について図9と同様に描いた部分斜視図である。 図12はこの発明に従って形成された電機子巻線機の第2の実施例の一部を断 面で示す単純化された斜視図である。 図13は図12に示した実施例の機械部分を拡大し、かつ単純化して示す断面 図である。 図14は第3の実施例を示す図13と同様な断面図である。 図15はこの発明に従って形成された電機子巻線機の第4の実施例の一部を断 面で示す単純化された部分斜視図である。 図16は図15に示した実施例の機械部分を拡大し、かつ単純化して示した断 面図である。 詳細な説明 まず図1を参照して説明すると、この発明は、電機子シャフト26上に取り付 けられた成層鉄心22及び整流子24を有する総括して20で指示された電機子 に巻線を施すための改良されたた方法及び装置に向けられたものである。整流子 24は成層鉄心22の一端に近接したなかご30において終結し、円周方向にお いて順次間隔配列された複数の整流子セグメント28(図3及び4)を有する。 鉄心22はコイル巻線(図示せず)を受容したT型の歯34により分離された複 数のコイル受容スロット32を有する。これらのスロット32は半径方向に彫り 込まれ、外向きに開口したものである。周知の通り、コイル巻線は絶縁ワイヤか ら巻回されるとともに、U型スロットライナ38、鉄心端面用絶縁ピース40、 鉄心22及び整流子24間における絶縁スリーブ42及び鉄心の他端に近接した 絶縁スリーブ44を含む複数の絶縁部材により、電機子鉄心22及びシャフト2 6から完全に絶縁される。 総括して60で指示するこの発明による電機子巻線機はそれぞれ62及び64 で示す左側及び右側チャック、すなわち巻型を有し、これらはその互いに対向し た凹曲面間において電機子20を受容する。左側巻型62はフライヤスピンドル 68を回転可能に支持するベアリングハウジング67においてベアリング(図示 せず)に支持された取付板66上に取り付けられる。フライヤスピンドル68上 には第1図において部分的にのみ描かれた左側フライヤ70が固着される。右側 巻型64は同じくベアリングハウジング73内におけるベアリング(図示せず) により支持された取付板72上に取り付けられる。ベアリングハウイング73は 右側フライヤ76のためのフライヤスピンドル74を回転可能に支持するもので ある。 常套的に、ワイヤWは供給スプール(図示せず)から張力により引き出され、 右側スピンドル74を通じ、その上に回転可能に取り付けられたスピンドル出口 プーリ(図示せず)及び右側フライヤ76の終端において回転可能に取り付けら れたフライヤプーリ80を巡る道筋を辿る。別のワイヤWの部分は別の供給スプ ール(図示せず)から張力により引き出され、左側スピンドル68を通じ、かつ スピンドル出口プーリ(図示せず)及び左側フライヤプーリ(図示せず)を巡る 道筋を辿る。当業者にとっては周知であるが、スピンドル68及び74、したが って、フライヤ70、76は互いに間隔を有する複数対のコイル受容スロット3 2において1回に2個のコイルを巻くために1又は2以上のスピンドル駆動モー タ(図示せず)により同時に回転駆動される。 図1〜図4を参照して、巻線操作中、整流子24に近接した電機子シャフト2 6の端部はコレット86により把持される。これらの構造及び動作は完全に従来 周知のものであり、この発明の部分をなすものではない。コレット機構及びその 動作については、前記バナーの米国特許第4,633,577号において説明さ れている。 コイルを巻く準備動作及び巻線形成サイクルの実施中において、電機子は必要 に応じてそのコイル受容スロットを巻型62及び64と妥当に整列させ、整流子 なかごへの妥当な接続を形成するために回転さけなければならない。種々の形態 の電機子回転装置がこの目的のために用いられるが、それらの構造及び動作の詳 細はこの発明の部分をなすものではない。このようなロータ回転装置としては、 例えば1972年7月4日付けでジョン M.ビディソンに与えられた米国特許 第3,673,878号において開示されたものがある。(このビデイソンパテ ントは前記バナーの’577パテントに記載されたものの代わりに用いることが できるコレット機横を開示している。) 電機子回転装置の好ましい一形態は図1に示されており、これは歯車102を 介して中空回転スピンドル104を駆動するステップモータ100を含んでいる 。この中空回転スピンドル104は底板110及びフレーム締付板112を含む 回転支持フレームの正面枠板106及び背面枠板108内において回転自在に支 持されたものである。図1に示された回転装置のより詳細な説明は、前記バナー の’577パテントに記載されている。 電機子巻線機60はさらに、内側シールド122及び外側シールド124を含 む整流子シールド機構を備えている。内側シールド122は整流子24を包囲し 、かつその前端、すなわち巻型62及び64に最も近い端部において一対の互い に対向したなかご露出用切り込み126を有する中空円筒体部材からなっている 。この内側シールドの切り込み126の目的は、2個の直径方向に対向した整流 子なかご30を露出させるものであり、ここに「出発なかご」と名付けたなかご 30はコイルリードがそれらに接続され得る位置に配置されている。巻線機60 において、出発なかごはコイルリードのワイヤ接続がこれらのなかごに対してな されるべき「3時」及び「9時」の時計位置において一般に水平面内に位置する ものである。内側シールド支持アセンブリ130は常套的に内側シールド122 に固着されてそれを妥当な位置及び配向に維持する。ここに機械60の内側シー ルド122はその支持アセンブリ130により回転不能に支持されることに留意 すべきである。これは前記バナーの’577パテントに示された機械における回 転内側シールドと逆の態様である。 外側シールド124は正面枠板106上に取り付けられた外側シールドアクチ ュエータ138により、整流子なかごシールド位置から前進及び後退させられる 。アクチュエータ138はピストンロッドを有し、このピストンロッドは外側シ ールド124に連結もしくは一体形成されたブラケット142に連結された駆動 リンク140に結合されている。引き続き説明することから明らかになるが、外 側シールドアクチュエータ138は外側シールド124を二つの位置、すなわち 完全突出位置と完全後退位置の一方に選択的に位置決めすることができる複式シ リンダである。略述すれば、図3及び5に示したその完全突出位置において、電 機子鉄心22に対向する外側シールド124の端部は対応する内側シールド12 2の端部を包囲し、さもなければ内側シールドの切り込み126(図1及び2) より露出する整流子なかご30を保護するものである。図2、4及び6に示した その完全後退位置において、外側シールドの内端は電機子鉄心22から最も分離 した位置にあり、したがって、内側シールド122の実質的な長さを露出させる 。この内側シールドの実質的な長さ部分には切り込み126を含み、したがつて 、その切り込み126と整列した整流子なかご30を露出させるものである。( ここに、部材130及び140の位置は図においてそれらが従来周知の電機子巻 線機において示されていた位置とは基本的に逆の位置として示されていることに 留意すべきである。これは図2、3及び4における外側シールドの運動を明瞭に 示すためである。) この発明の電機子巻線機60は各電機子の巻線の開始及び終了中において、フ ライヤへの作動部をなすワイヤ区分を把持するための一対のワイヤクランプ又は グリッパ150を備えている。各ワイヤグリッパ150は相対固定クランプジョ ー152及び相対可動クランプジョー154からなることができる。固定クラン プジョー152は空気作動型複式クランプ操作用アクチュエータ(図示せず)に おける一つのピストンに固定され、可動ジョー54はクランプ操作用アクチュエ ータ(図示せず)の他方のピストン(図示せず)に固定される。実動作において 、ワイヤを電機子の巻線端においてクランプするため、上部グリッパ150の相 対固定ジョー152はまず「3時」の時計位置にあるなかご30からフライヤプ ーリ80の方へのびるワイヤ区分に近接して移動する。この移動は電機子が、な かご30を「3時」の時計位置から「12時」の時計位置まで移動すべく回転駆 動された後に行われる。相対可動ジョー154はここでワイヤに近接して移動す る。相対固定ジョー152の前端にはそれがワイヤに近接して移動するとき、ワ イヤをカム駆動するためのフランジ160を有する。相対可動ジョー154の前 端はフランジ160に近接したワイヤ部分をクランプすべく係合するように傾斜 している。 出発ワイヤ及び終端ワイヤはこの発明に従ってそれらか関連するなかご30に 極めて近接した位置において調整切断される。この調整切断は総括して180で 示す上部ワイヤ調整アセンブリ及び総括して182で示す下部ワイヤ調整アセン ブリの助けを得て行われる。電機子が割出回転される方向に応じて、上部ワイヤ アセンブリは左側フライヤ70又は右側フライヤ76とともに用いられる。便宜 上、上部ワイヤ調整アセンブリ180は右側フライヤ76と共に用いられるもの とし、ここではこれについて詳細に説明する。図2、3及び4から明らかな通り 、下部ワイヤ調整アセンブリ182は基本的に上部ワイヤ調整アセンブリ180 と同様に構成される。したがって、上部及び下部アセンブリ180及び182の 互いに同様な部分は、同一の参照数字で指示することとし、それらの相違点は下 部ワイヤ調整アセンブリ182が「12時」の時計位置の代わりに「6時」の時 計位置を占めてることのみである。二つのワイヤ調整アセンブリ180及び18 2は常に180°の位置関係を有するが、それらは巻線機の幾何学に従って「6 時」及び「12時」の時計位置以外の位置を占めてもよい。 上部ワイヤ調整アセンブリ180は細長いワイヤ調整ブレード184と取付用 ブラケット185からなり、取付用ブラケット185はシールトアセンブリ12 0の長さ方向軸“A”に平行し、かつその時計位置「12時」から半径方向外向 きに突出した細長いブラケットアーム186を備えている。ブラケットアーム1 86は内側シールド120にクランプされた固定端188と、下向きに垂下した Uリンクの中で終わる自由端190を有する。このUリンク上において調整ブレ ード184はそのブレード184がその「12時」の時計位置において内側シー ルド122の外周面に近接かつ平行して、シールドアセンブリ120の長さ方向 軸“A”に実質上平行して突出する位置を占めるように回転自在に取り付けられ る。 ワイヤ調整ブレード184の回動軸183はその両端の中間におけるワイヤ調 整ブレード184部分を横断してのび、シールドアセンブリ120の長さ方向軸 に直交した垂直面内に位置する。ワイヤ調整ブレード184の前端はそのブレー ド184の前端における横向きにのびた尖鋭な調整エッジ192に向かって下向 き前方に傾斜している。図3と図4との比較、及び図5と図6との比較から明ら かな通り、ワイヤ調整ブレード184は内側シールド122から十分に間隔を置 き、その回動軸183はブレード184がその回動軸183のまわりにおいて二 つの異なった終端位置を占めるように回動もしくは揺動できるように配置される 。図3及び5に示した一端位置において、ブレード184の前端はシールドアセ ンブリ120の長さ方向軸Aから十分に間隔を置き、電機子20はブレード18 4に妨害されることなく、シールドアセンブリ120に挿入もしくはそこから分 離することができる、図2、4及び6に示した他端位置において、ブレード18 4の前端は「12時」の時計位置にある整流子なかご30の前面に沿い、かつ近 接して横たわる。この場合、ワイヤ調整エッジ192はなかご30の最外側部よ りもシールドアセンブリ120の長さ方向軸Aに近いなかご30と電機子鉄心2 2との間の位置を占めている。後者の位置において、ブレード184は電機子2 0の搬入もしくは搬出を阻止し、かつ後述するように、クランプ150によって 保持されたワイヤリードを切断する位置を占める。上部及び下部ワイヤ調整エッ ジ192が可能な限りなかご30に近接配置されるようにするため、内側シール ド122の前端には「6時」及び「12時」の時計位置において切り込み194 を有する。ブレード184の前端はこれらの時計位置において突出することによ りそれと接触もしくは近接する関係においてなかご30上に横たわることができ る。 上部及び下部ブラケットアーム186はいずれも内側シールド122の後端に クランプされた取付用リング200に連結され、取付用リング200に加えられ たクランプ圧を緩めることにより、それは内側シールド122の長さ方向に移動 することができ、その結果、シールドアセンブリ120の長さ方向軸Aに沿った ワイヤ調整ブレード184の調整を行うことができる。適正な調整が行われた後 において、内側シールド122には好ましくは接合用リング202が取付用リン グ200の後端に接合する関係においてクランプされる。この構成によれば、機 械の操作者は上部及び下部ワイヤ調整アセンブリ180及び182を修理及び交 換可能なユニットとして除去し、かつ取付用リング200を外側シールド122 にクランプして取付用リング200を接合用リング202と係合させるという単 純な方法により、内側シールド122の長さに沿って所望の位置調整を行いつつ 諸部材を迅速に再組立することができる。 外側シールド124は一般には円筒形であり、それらが関連する内側シールド 122を近接包囲している。同様のことはこの発明の外側シールド124にとっ ても真実であり、例外的構造はその「6時」及び「12時」の時計位置において 半径方向外向きに突出し、かつ長さ方向にのびる中空U型リッジ204が形成さ れ、それによってワイヤ調整ブレード184を位置させるべき細長ブレード受け 室を内側シールド122の対向部分とともに形成したことである。リッジ204 の最外側壁216はブラケットアーム186の前端を受け入れる細長スロット2 06を有する。ブラケットアーム受容スロット206はブラケットアーム186 が巻線操作、リード接続、及びリード調整操作において内側シールドの前端をカ バーしたり、そのカバーを解放するのに必要な外側シールド122の軸方向動作 を妨害しない程度に十分長くしてある。 上部ワイヤ調整ブレード184の回動軸Aのまわりにおける回動もしくは揺動 を与えるためにブレード184は3部分、すなわちカム表面211を有する前端 部210(図5及び6)、中間部212、及びカム表面215を有する後端部2 14から形成される。カム表面211は前方から後方にかけて上昇する傾斜を有 し、カム表面215はブレード184の中間部212から後端部にかけて下向き に傾斜している。中間部212はブレード184における最も厚い部分であり、 ブレード枢軸ピン183を貫通させることができるように形成されている。 ブレード184をそれらの一端位置から他端位置に再配置するように回動させ るため、外側シールドリッジ204の外側壁216は各々2個の突入セットねじ 、すなわち前端セットねじ218及び後端セットねじ220を有する。セットね じ218及び220の突入した内端面はそれぞれブレード184の前部及び後部 の外側傾斜面に係合するに適したカム支持部材を構成し、外側シールド124が 長さ方向に移動する限りブレード184をカム押動し、それらの軸のまわりに回 動させるものである。このような構造により、ブレード184はそれらのワイヤ 調整エッジ192が「6時」及び「12時」の時計位置にあるなかごに近接し、 かつなかご30の外端エッジより電機子シャフト26に近い位置を占めるように 回動することに注目すべきである。このような回動は外側シールド124がなか ご30から十分遠くまで後退し、かつブレード184が電機子20の搬入及び搬 出に干渉しなくなる位置まで突出するときに行われる。 この発明の装置動作は以上の説明及び図面から明確に理解されるであろう。略 述すれば、図2は巻線未形成の電機子20がコレット86中に挿入された直後の 巻線機60の動作ステップを示している。図1に示されたように、ワイヤグリッ パ150に把持された部分によりフライヤ70及び76からワイヤWを先導させ るとともに、外側シールド124は後退して内側シールドの切り込み126を露 出させ、フライヤ70及び76を周知の態様において移動させることにより、「 3時」及び「9時」の時計位置にある出発なかご30のまわりにワイヤループが 形成されるようにする。外側シールド124はここで図3の位置に突出し、かつ フライヤ70及び76が出発なかご30のまわりにおいてワイヤループを完成す るように回転駆動される。電機子20はここで90°回転し、「3時」の時計位 置においてそのまわりにループが形成された出発なかご30を「12時」の時計 位置までもたらすとともに、「9時」の時計位置においてループが形成された他 の出発なかご30を「6時」の時計位置にもたらすものである。ワイヤグリッパ 150は同時にもしくはその直後に電機子20の回転により生じたワイヤの弛み を除去するように回動する。前述した工程は図3に示した各部位置をもたらすも のである。 各部が図3に示した位置に達した後、外側シールド124は図4に示すように 再び後退し、その結果、ワイヤ調整ブレード184はそれらの前端をブレード受 け入れ用切り込み194内に位置づけ、かつ整列したなかご30の前端面と係合 するようにし、さらに、それらのワイヤ調整エッジ192を出発なかご30及び 電機子鉄心22の間に位置づけるように回動する。この工程は図8に示される通 り、出発ワイヤが250で示され、出発なかご30のまわりにおける出発ワイヤ ループが252で示されている。ワイヤクランプ150は電機子鉄心22から離 れる方向に後退し、これによってワイヤクランプ150及び「6時」時計位置及 び「12時」時計位置にあるなかご30との間のワイヤ区分254がワイヤ調整 エッジ192に向かって引き出され、かつ切断される。ワイヤ調整アセンブリ1 80及び182の妥当な長さ方向位置の調整により、なかご30から突出したワ イヤの残端256の長さは図9に示すように極短くなる。ワイヤ調整ブレードは そのような低い輪郭(ロープロファイル)を有し、かつ出発なかご30に対して 横たわっているため、及びワイヤグリッパ150が電機子鉄心22から離れる方 向において長さ方向に移動するため、コイルリードはワイヤ調整エッジ192の まわりにおいて比較的尖った鋭角に曲げられる。その結果、ワイヤはワイヤ調整 エッジ192によって確実に切断される。 出発ワイヤが切断された後、電機子は「12時」の時計位置にある出発なかご 30を「9時」の時計位置になるまでもしくは少なくともその位置に向かって移 動させ、「6時」の時計位置にある出発なかごを「3時」の時計位置になるまで もしくはその位置に向かって移動させるべく回転駆動され、その結果、出発ワイ ヤループ252をそれらのなかごに深く引き入れる。しかる後、電機子巻線が従 来の方法において形成され、順次巻回されるコイル間のコイルリードが周知のよ うに「3時」及び「9時」の時計位置において露出したなかごに接続される。巻 線動作中において、ワイヤグリッパ150に付随して残る短いワイヤ区分は放置 される。 最終対のコイルが巻かれた後、「3時」の時計位置において開始する出発なか ご30は「9時」の時計位置に配置されることになるが、「9時」の時計位置に 配置されていた出発なかごは逆に「3時」の時計位置を占めることになる。これ らのなかごはここで図10及び11において258で示すように、係合した最終 ワイヤを有する位置を占める。これは周知の態様において、外側シールド124 を後退させ、これに続いてフライヤ70及び76を逆方向に回転させることによ り、最終ワイヤ258を出発なかご30のまわりに係合させることにおいて達せ られる。外側シールド124は再び突出し、最終ワイヤ258がなお出発なかご 30に係合し、かつ電機子が再び出発なかご30を「3時」の時計位置から「1 2時」の時計位置へ、及び「9時」の時計位置から「6時」の時計位置へそれぞ れ移動させるべく回転駆動される。外側シールド124は再び後退してワイヤ調 整エッジ192を出発なかご30と電機子鉄心22との間に位置させる。この場 合の各部の状態は図10に示す通りである。ここで、ワイヤグリッパ150を前 進させて出発なかご30及びフライヤ間におけるワイヤ区分260と係合してこ れを把持し、さらにその後で、ワイヤグリッパ150を電機子鉄心22から遠ざ けるように後退させることにより、終端ワイヤ258はその出発なかご30にお いて確実に切断され、それらの切断端262は図11に示すように、出発なかご 30の側部に近接した位置を占めることになる。 図8及び10を参照して、ワイヤ調整エッジ192において出発ワイヤ250 を切断する部分192Aは、終端ワイヤ258を切断する部分192Bに関して 補完した位置を占めることに留意すべきである。巻線形成中の電機子に関し、上 記2個所の調整エッジ部分192A及び192B間の補完関係は円周方向、半径 方向及び長さ方向において存在する。円周方向の補完関係は出発ワイヤ250が 出発なかご30の一側に近接して切断され、終端ワイヤ258がその反対側に近 接して切断されるという事実によって説明される。また、半径方向及び長さ方向 の補完関係又はずれは、(a)出発ワイヤ調整部分192Aは、ワイヤクランプ 150に向かって先導するワイヤ区分254が出発ワイヤループ252の如何な る部分をも掃引することなく、その出発ワイヤループ252がワイヤ調整ブレー ド184の重なり部分によって保護されるように位置決めされ、(b)終端ワイ ヤ調整部分192Bは、終端ワイヤ258の切断端262が出発なかご30に横 付けされて、その上に突出するようにし、かつなかご30に沿って終端ワイヤ2 58はなかご30の上に、すなわち出発ワイヤループ252の半径方向の外側に 係止されるように配置される、という態様が望ましい。 終端ワイヤが出発なかごのまわりに係合した後、電機子を90°回転させる目 的は、出発なかごからフライヤに向かって先導するワイヤ区分をワイヤグリッパ 150により把持されるべき位置にもたらすことである。当然ながら、別の目的 は、ワイヤ調整動作の準備において同じワイヤ区分をワイヤ調整エッジ部分19 2Bと整列させるように位置づけることである。電機子は出発なかごとフライヤ との間のワイヤ区分を調整エッジ部192Aと整列させるため、出発ワイヤがな かごのまわりにループ形成された後、90°回転駆動される。この場合、電機子 の90°回転が出発ワイヤと終端ワイヤとの間の妥当な整列をもたらさないとい う事態も起こり得る。このような場合、電機子は調整されるべきワイヤ区分をナ イフエッジと妥当に整列させるに必要な、僅かに異なる角度について回転駆動さ れ得る。 図12及び13を参照すると、この発明による電機子巻線機の第2の実施例が ワイヤ調整アセンブリ268を含むものとして示されている。これは図1〜図1 1に示された実施例と基本的に相違する部分として、ワイヤ調整ブレード271 のための支持ブラケット270が低プロファイルを有するこの第2実施例におい て、そのUリンク端が内側シールド274と、外側シールド278上に形成され た中空リッジ276との間に形成された細長ブレード受け室272に位置してい ることである。第1実施例の大型クランプ200に代えて、図12及び13の支 持ブラケット270は内側シールド274上のキー280に沿って長さ方向に摺 動可能に支持され、かつ一対の取付ねじ282によって長さ方向に調整された位 置に保持されるようになっている。この特定の取付構造は、小さなスペースしか 占有せず、したがって、第1実施例の取付構造よりも簡単な調整と、迅速な組立 及び分解が可能である。 ワイヤ調整ブレード271の位置調整能力をさらに高めるため、その前端部に おける頂上傾斜カム面284はねじ288により取付板290の下側に取り付け られたカム支持部材286に当接及び係合される。取付板290はねじ291に より外側シールドリッジ276の頂上面、すなわち最外側面に固着される。支持 部材取付ねじ288は取付板290における細長スロット内に位置し、カム支持 部材286は同様に外側シールド278における細長スロット内に位置する。し たがって、外側シールド278上のカム支持部材286の長さ方向の位置は容易 に調整される。これはワイヤ調整ブレード271の前端が外側シールド278の 後退中において下向きの力を受ける角度を調整するためである。取付板290上 にはねじ293により第2の後方カム支持部材292が取り付けられる。これは 調整ブレード271をカム操作し、その前端を外側シールド278が巻線済みの 電機子を巻線前の電機子と交換すべく突出するときに半径方向外向きに移動させ ようとするものである。当然ながら、共同するワイヤ調整アセンブリ(図示せず )、すなわち基本的にワイヤ調整アセンブリ268と同一のものは、「6時」の 時計位置に配置される。第2の実施例におけるこれらの部分の記載は、第1の実 施例の対応する部分と同一であり、出発ワイヤ及び終端ワイヤを切断するために 同一の動作シーケンスが実行される。 図14に示された第3の実施例は、図12及び13における第2の実施例と類 似であり、図12及び13の外側シールド278と同様な外側シールドが用いら れ、これに付随する同様な部分については、同一の参照数字が付される。しかし ながら、図14のワイヤ調整ブレード300は第1及び第2の実施例の双方にお いて用いていた半径方向及び長さ方向において補完しあう部分を有するワイヤ調 整エッジを用いる代わりに、直線的な調整エッジ302を有する。この第3の実 施例において、ワイヤ調整エッジ302を出発ワイヤ及び終端ワイヤを妥当に調 整するに必要な異なった位置に移動させるために、ワイヤ調整ブレード30は支 持ブラケット306に連結されたエア駆動器304の動作により長さ方向に間隔 を置いた位置に移動可能となっている。ワイヤ調整ブレード300の長さ方向位 置の変更はそのブレード300とそれに関連する外側シールド278との相対的 な長さ方向位置を変更することにより達せられる。ブレード300の長さ方向位 置の変更はワイヤ調整エッジ302の半径方向位置の変化を伴う。例えば、ブレ ード300がエア駆動器304により後退させられた場合、ブレード300の前 端はそれが係合する出発なかごの傾斜前端面上を摺動する。調整エッジ302の この移動は、ブレード300の後退が前端カム支持部材286と傾斜頂上カム面 310との間の関係が調整ブレード300の前向き部分に沿った変化を生ずるこ とによって与えられる。ブレード300が前方に突出すると、頂上カム面310 に沿って摺動する前端カム支持部材286はブレード300の先端を押圧して半 径方向内向きに移動させる。したがって、エア駆動器304の作動により、ワイ ヤ調整エッジ302の位置は出発ワイヤが切断されるときと終端ワイヤが切断さ れるときとの間において、長さ方向及び半径方向のそれぞれにおいて補完しあう ものである。 エア駆動器304は好ましくはコネクチングブラケット314に連結され、こ のブラケット314はねじ318によりブレード支持ブラケット306に調整自 在に連結される。図14の実施例において、内側シールド274上の細長キー3 20はブレード支持ブラケット316の長さ方向移動を制御するためのガイドを 提供する。明白な前提として、駆動器304はブレード300が図14において 左方に前進しやすいように付勢される。この付勢は出発ワイヤを切断するために 実行される工程、及びその後、再びブレード300を対応する終端ワイヤの切断 準備のために後退させるための工程の進展に従って実行される。この場合におい ても、供給ワイヤ調整アセンブリ(図示せず)は基本的に図14に示したワイヤ 調整アセンブリと同様の構成である、それは「6時」の時計位置に配置されるべ きである。 図15及び16は図12及び13のワイヤ調整アセンブリ268の変形例とし てのワイヤ調整アセンブリ268Aを示しており、図12及び13におけるもの と同様な図15および16中の各部には同様の参照数字が付されている。図15 及び16の実施例において、第1の対をなす相互平行ガイド板330は内側シー ルドの後端から上向きに突出し、それらの間において支持ブラケット270がそ の横向き運動を阻止されるようにぴったりと適合している。支持ブラケット27 0はガイド板330の間において内側シールド274に沿って長さ方向に移動可 能であり、これによって図12及び13の実施例におけるキー280を不要とす るものである。先の実施例の通り、支持ブラケット270を適当な長さ方向の調 整位置に維持するためにねじ282が用いられる。調整ブレード271の横方向 移動を阻止するため、第2の一対の相互平行ガイド板332が内側シールド27 4の前端から上向きに突出し、それらの間において調整ブレード271を嵌合保 持するものである。これら二対のガイド板330及び332は好ましくは内側シ ールドと一体化されたものとして機械加工され得るが、溶接によってそのシール ド上に取り付けられてもよい。このような二対のガイド板330及び332は、 図12及び13の実施例に比して、調整工具271の尖鋭なエッジの位置の精度 及び均一性を高めるために装備されたものである。この発明の他の実施例による 場合と同様、共同するワイヤ調整アセンブリ(図示せず)は図15及び16のワ イヤ調整アセンブリ268Aと基本的に同一のものであるが、それは「6時」の 時計位置に設けられる。 好ましくはあらゆる場合において、ワイヤ調整ブレードはワイヤ切断動作中に 電機子鉄心に対向する、それが関連した出発なかごの表面に係合する。それは前 述した本発明の各実施例において、ワイヤ調整ブレードの先端カム面が適当に輪 郭付けられ、かつベアリング部材の位置が妥当に調整されることにおいて保証さ れる。 大部分の場合において、出発ワイヤの切断は、随伴する終端ワイヤが調整され る位置から長さ方向及び半径方向に補完しあう位置において切断されることが望 ましいが、半径方向のみ又は長さ方向のみの補完関係が要求され、あるいは許容 される場合もあり得る。明確に理解される通り、そのように限定的な補完関係は 、ワイヤ調整ブレードを適当に整形することにより容易に達成することができる 。 電機子巻線機の巻線ステーションにおける電機子は外側シールドが突出し、か つワイヤ調整エッジがそれによってなかごから離れたときのみ回転駆動される。 したがって、この発明のワイヤ調整ブレードは如何なる電機子巻線動作をも妨害 するものではない。 以上の説明は、電機子が偶数個のスロットを有する場合において巻線形成され る場合を仮定したものである。このような電機子に巻線形成する場合、二つのフ ライヤは各巻線サイクル中においてコイルを巻き形成するために回転駆動され、 内側シールドの切り込み126から露出したなかごは互いに直径方向に対向して いる。ある種の電機子は奇数個のスロットを有する。このような“奇数スロット ”電機子に巻線を施すときは、少なくとも1回の巻線サイクル、すなわち例えば 第1の巻線サイクルにおいて1個のフライヤのみがコイルを巻き形成するために 回転駆動される。このような場合において、1個又は奇数のコイルを巻き形成す る他のフライヤに関連した出発ワイヤが接続される前に接続され、かつ切断され るということは当業者において容易に理解されるであろう。さらに、奇数スロッ ト電機子に巻線を施す場合、内側シールドの切り込みは直径方向には対向せず、 二つの連続したシーケンスにおいて終端ワイヤの切断を完了することにより、1 個の終端ワイヤのための出発なかごが調整のためにその終端の「12時」又は「 6時」の時計位置にもたらされ、その後他方の出発なかごがその終端位置にもた らされることが必要である。 本発明は、その好ましい実施例について特に図示し、かつ説明されたものであ るが、当業者が種々の変形例を本発明の精神及び範囲から逸脱することなく構成 し得ることは容易に理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドルガス,パトリック,エイ. アメリカ合衆国、オハイオ州 45150、ミ ルフォード、ハンター コート 5852

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電機子シャフト、前記シャフト上に取り付けられたコイル受けスロットを有 する鉄心、及び前記シャフト上に取り付けられた整流子を有する電機子であって 、前記整流子がコイルリード受け用なかごを有するようにしたものに巻線を施す ための電機子巻線装置において、前記電機子巻線装置が巻線ステーションと、前 記巻線ステーションにおいて電機子を保持するための手段と、前記コイル受けス ロット内にワイヤコイルを巻き付けるための少なくとも1個のワイヤガイドフラ イヤと、整流子なかごを露出させるための少なくとも一つの切込みを有すること により前記フライヤから出た先導ワイヤを前記露出したなかごのまわりに係合さ せることができる内側シールド、及び前記切り込みを覆う第1の突出位置と、前 記切込みを開放する第2の後退位置との間において移動可能な外側シールドを備 えた整流子シールドアセンブリを含むものであり、前記電機子巻線装置がさらに 、 前記巻線ステーションにおける一つの電機子の巻線の終端において前記フラ イヤから延出したワイヤの張り出し部分を、前記巻線ステーションにおいて次の 電機子の巻線操作が開始されるまで把持すべく駆動されるワイヤクランプ手段、 及び前記ワイヤクランプ手段を駆動するための駆動手段と、 尖鋭なエッジを有するワイヤ調整ブレードと、 ブレード取付用ブラケットと、 前記取付用ブラケット上において前記ワイヤ調整ブレードを回動自在に取り 付けるための手段であって、その取付位置において前記ワイヤ調整ブレードを前 記内側シールドの外周に近接させ、かつ前記巻線ステーションにおける電機子の 長さ方向軸に実質的に平行させるとともに、前記ブレードをその両端間の位置に おいて横断してのびる回動軸のまわりに揺動させるようにした手段と、 前記外側シールドが前記電機子を前記巻線ステーションから除去することを 妨害しないように突出するとき、前記外側シールドが後退して前記なかごから十 分離れた位置にあり、そのとき前記ブレードを前記回動軸のまわりにおいて そのブレードが前記尖鋭なエッジがなかごに近接し、かつ前記なかごの外側エッ ジよりも電機子シャフトに近い半径方向位置を占有する第1の位置から回動させ るための手段、及び 前記ワイヤ調整ブレードの横向き移動を阻止するために前記内側シールド上 に設けられた手段、を備えたことを特徴とする電機子巻線装置。 2.前記内側シールド上に設けられた手段が、それらの間において巻線調整ブレ ードを規制するために前記内側シールド上に取り付けられた一対の板からなるこ とを特徴とする請求項1記載の装置。 3.前記装置がさらに、前記支持ブラケットの横向き移動を阻止するために、前 記内側シールド上に設けられた手段を含むことを特徴とする請求項1記載の装置 。 4.前記支持ブラケットの横向き移動を阻止するための手段が、それらの間に前 記支持ブラケットを規制すべく前記内側シールド上に設けられた一対の板を含む ことを特徴とする請求項3記載の装置。 5.前記ワイヤ調整ブレードが前記出発ワイヤ及び終端ワイヤをそれぞれ切断す るために互いに半径方向及び長さ方向に補完しあう関係で配置された2個の尖鋭 なエッジを有することを特徴とする請求項1記載の装置。 6.電機子シャフト、前記シャフト上に取り付けられたコイル受けスロットを有 する鉄心、及び前記シャフト上に取り付けられた整流子を有する電機子であって 、前記整流子がコイルリード受け用なかごを有するようにしたものに巻線を施す ための電機子巻線装置において、前記電機子巻線装置が巻線ステーションと、前 記巻線ステーションにおいて電機子を保持するための手段と、前記コイル受けス ロット内にワイヤコイルを巻き付けるための少なくとも1個のワイヤガイドフラ イヤと、整流子なかごを露出させるための少なくとも一つの切込みを有すること により前記フライヤから出た先導ワイヤを前記露出したなかごのまわりに係合さ せることができる内側シールド、及び前記切り込みを覆う第1の突出位置と、前 記切込みを開放する第2の後退位置との間において移動可能な外側シールドを備 えた整流子シールドアセンブリを含むものであり、前記電機子巻線装置がさらに 、 前記巻線ステーションにおける一つの電機子の巻線の終端において前記フラ イヤから延出したワイヤの張り出し部分を、前記巻線ステーションにおいて次の 電機子の巻線操作が開始されるまで把持すべく駆動されるワイヤクランプ手段、 及び前記ワイヤクランプ手段を駆動するための駆動手段と、 前記出発ワイヤ及び終端ワイヤをそれぞれ切断するために互いに半径方向及 び長さ方向に補完しあう位置関係に設けられた二つの尖鋭なエッジを有するワイ ヤ調整ブレードと、 ブレード取付用ブラケットと、 前記取付用ブラケット上において前記ワイヤ調整ブレードから移動自在に取 り付けるための手段であって、その取付位置において前記ワイヤ調整ブレードが 前記内側シールドの外周に近接し、かつ前記巻線ステーションにおける電機子の 長さ方向軸に実質的に平行することによりそれが前記ブレードをその両端の位置 において横断してのびる回動軸のまわりに揺動させるようにした手段、及び 前記回動軸のまわりにおいて前記ブレードを回動させることにより、そのブ レードを前記外側シールドが後退した時において前記尖鋭なエッジがなかごに近 接し、かつ前記なかごの外側エッジよりも電機子シャフトに近い半径方向位置を 占める第1の位置から、前記外側シールドが前記電機子を前記巻線ステーション から除去することを妨害しないように突出する時に前記尖鋭なエッジが前記なか ごから十分離れた位置を占めるようにする第2の位置へ移動させる手段、を備え たことを特徴とする電機子巻線装置。 7.二重フライヤ電機子巻線装置によって電機子巻線を形成し、かつ一対の整流 子出発なかごの各々に近接した出発リードワイヤ及び終端リードワイヤを自動的 に切断する方法において、前記出発ワイヤ及び終端ワイヤがそれを辿り、かつ引 張力によりそれに押し付けられて切断されるようにしたエッジ表面を有するワイ ヤ調整部材を用い、 前記出発なかごが前記ワイヤ調整部材と整列する位置において、前記出発な かごのまわりにループ形成される出発ワイヤを有する電機子を配置する工程と、 前記ワイヤ調整部材の尖鋭なエッジ部分を前記電機子鉄心とその鉄心に対面 する前記出発なかごの表面との間における第1の位置に位置決めする工程と、 前記ワイヤグリッパを、前記ワイヤグリッパから前記出発なかごに向かって 先導するワイヤ区分が引っ張られることにより、前記尖鋭なエッジに対して押し あてられるべき方向に移動させることにより前記ワイヤ区分を切断する工程と、 前記電機子鉄心上にコイルを巻き付けるとともに、前記コイル間のコイルリ ードを前記整流子上のなかごに接続する工程と、 最終対のコイルが巻き付けられた後、終端ワイヤを出発なかごのまわりに係 合させる工程と、 前記電機子を回動させて前記なかごを前記ワイヤ調整部材と整列する位置に もたらすことにより前記終端ワイヤが前記出発なかごのまわりに係合するように 前記電機子を配置する工程と、 前記調整部材の前記尖鋭なエッジの一部を、前記第1位置よりも前記電機子 シャフトから半径方向に離れた第2の位置において前記鉄心と前記なかごの表面 との間に位置づける工程、及び 前記ワイヤグリッパを前記電機子鉄心から遠ざける方向に移動することによ り、前記ワイヤを前記第2の位置において切断する工程を含むことを特徴とする 電機子の巻線形成及びリードワイヤの切断を行う方法。 8.前記第2の位置が前記第1の位置よりも前記鉄心から長さ方向に隔たってい ることを特徴とする請求項7記載の方法。 9.前記方法がさらに、前記ブレードを、それを横切ってのびる軸上において互 いに補完しあう関係で横方向に隔てて配置する工程を含むことを特徴とする請求 項7記載の方法。 10.前記ブレードを、前記エッジ部分が巻線形成中の電機子に関して半径方向 及び長さ方向の双方において変位するように移動させることにより、前記エッジ 部分をそれぞれ前記第1の位置及び第2の位置に配置することを特徴とする請求 項9記載の方法。 11.二重フライヤ電機子巻線装置によって電機子巻線を形成し、かつ一対の整 流子出発なかごの各々に近接した出発リードワイヤ及び終端リードワイヤを自動 的に切断する方法において、前記出発ワイヤ及び終端ワイヤがそれを辿り、かつ 引張力によりそれに押し付けられて切断されるようにしたエッジ表面を有するワ イヤ調整部材を用い、 前記出発なかごが前記ワイヤ調整部材と整列する位置において、前記出発な かごのまわりにループ形成される出発ワイヤを有する電機子を配置する工程と、 前記ワイヤ調整部材の尖鋭なエッジ部分を前記電機子鉄心とその鉄心に対面 する前記出発なかごの表面との間における第1の位置に位置決めする工程と、 前記ワイヤグリッパを、前記ワイヤグリッパから前記出発なかごに向かって 先導するワイヤ区分が引っ張られることにより前記尖鋭なエッジに対して押しあ てられるべき方向に移動させることにより前記ワイヤ区分を切断する工程と、 前記電機子鉄心上にコイルを巻き付けるとともに、前記コイル間のコイルリ ードを前記整流子上のなかごに接続する工程と、 最終対のコイルが巻き付けられた後、終端ワイヤを出発なかごのまわりに係 合させる工程と、 前記電機子を回動させて前記なかごを前記ワイヤ調整部材と整列する位置に もたらすことにより前記終端ワイヤが前記出発なかごのまわりに係合するように 前記電機子を配置する工程と、 前記調整部材の前記尖鋭なエッジの一部を、前記第1位置よりも前記電機子 シャフトから長さ方向に離れた第2の位置において前記鉄心と前記なかごの表面 との間に位置づける工程、及び 前記ワイヤグリッパを前記電機子鉄心から遠ざける方向に移動させることに より、前記ワイヤを前記第2の位置において切断する工程を含むことを特徴とす る電機子の巻線形成及びリードワイヤの切断を行う方法。 12.前記方法がさらに、前記ブレードを、それを横切ってのびる軸上において 互いに補完しあう関係で横方向に隔てて配置する工程を含むことを特徴とする 請求項11記載の方法。 13.前記ブレードを、前記エッジ部分が巻線形成中の電機子に関して変位する ように移動させることにより、前記エッジ部分をそれぞれ前記第1の位置及び第 2の位置に配置することを特徴とする請求項11記載の方法。
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