JPH08507789A - 大環状アミド及び尿素免疫調節剤 - Google Patents

大環状アミド及び尿素免疫調節剤

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JPH08507789A JP6521135A JP52113594A JPH08507789A JP H08507789 A JPH08507789 A JP H08507789A JP 6521135 A JP6521135 A JP 6521135A JP 52113594 A JP52113594 A JP 52113594A JP H08507789 A JPH08507789 A JP H08507789A
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ワグナー,ロルフ
ルリー,ジエイ・アール
オア,ヤツト・サン
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アボツト・ラボラトリーズ
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    • C07D498/12Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D498/18Bridged systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/06Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection

Abstract

(57)【要約】 免疫抑制、抗微生物、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症及び抗増殖活性を有すると共に化学療法薬剤耐性を逆転する能力を有する、式(I)を有する免疫調節性大環状化合物並びにその医薬上容認可能な塩、エステル、アミド及びプロドラッグ、並びにかかる化合物を含む医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 大環状アミド及び尿素免疫調節剤 発明の分野 本発明は、免疫調節活性を有する新規の化学物質、特にマクロライド免疫抑制 剤に係わる。特に本発明は、アスコマイシン及びFK−506の半合成類似体、 それらの製造手段、かかる化合物を含む医薬組成物、並びにそれらを使用する治 療方法に係わる。発明の背景 化合物シクロスポリン(シクロスポリンA)は、臓器移植及び免疫調節の分野 で採用されて以来広範囲の用途が見い出され、移植手術の成功率を有意に増加さ せている。しかしながらシクロスポリンには好ましくない副作用、例えば腎毒性 などがあるために、効能及び安全性が更に優れた免疫抑制化合物が引き続き探し 求められている。 最近、強力な免疫調節活性を有する数種の大環状化合物が発見された。Oku haraらは1986年6月11日公開欧州特許出願公開第184162号明細 書に、Streptomyces属から単離した一連の大環状化合物を開示している。S.tsuk ubaensis 株から単離された免疫抑制剤FK−506は後述の式1aで表わされる 23員大環状ラクトンである。 C−21にあるアルキル置換基がFK−506とは異なる他の関連天然産物、例 えばFR−900520(1b)及びFR−900523(1c)が、S.hygros copicus yakushimnaensis から単離されている。S.tsukubaensisによって産生さ れる更に別の類似体FR−900525は、ピペコリン酸部分がプロリン基で置 換されている点がFK−506とは異なる。 アスコマイシン(ascomycin)の名でも知られるFR−900520はAra iらによって1966年4月5日発行米国特許第3,244,592号明細書に記 載されているが、そこでは該化合物は抗真菌剤とされている。一方でMonag han,R.L.らは1989年7月12日公開欧州特許出願公開第323865 号明細書においてアスコマイシンの免疫抑制剤としての使用を記載している。 FK−506の免疫抑制活性は臨床的に確認されているものの、哺乳動物にお いては毒性があるため有用性が限られている。しかしながらFK−506の高活 性に鑑み、より優れた特性を有するFK型化合物の新規の類似体を発見しようと する努力がなされており、新規の発酵産物を単離すること、既存の化学物質を微 生物により変換すること、 かかる大環状化合物を化学変性すること、より小さな合成フラグメントをつなぎ 合わせてハイブリッド種を合成することなどが行われている。 FK型化合物の発酵産物としては、FK−506のC−21−エピ誘導体;F K−506の31−脱メチル化誘導体;31−オキソ−FK−506;並びに、 ヒドロキシ保護基が導入されていること、炭素23と24の間で水が除去されて 二重結合を形成していること、炭素24にあるヒドロキシ基がケトンに酸化され ていること、及び炭素21 にあるアリル側鎖が水素化によって還元されていることをそれぞれ特徴とする、 FK−506、FR−900523及びFR−900525から誘導される化合 物が挙げられる。他の文献記載の誘導体としては、FK−506及びFR−90 0520から誘導された、ラクトン環が縮小して炭素原子が2つ少ない大環とな っているものがある。 FK型化合物の炭素13における微生物による変換が幾つか文献に記載されて おり、例えばFR−900520の微生物による脱メチル化により形成される、 FR−900520をビス−脱メチル化した13,31−ジヒドロキシ環再構成 誘導体;FK−506及びFR−900520それぞれの微生物によるモノ脱メ チル化;FR−900520のC−31における微生物による脱メチル;並びに 、多数の他の大環状微生物変換生成物などが記載されている。 FK型化合物では多数の化学的修飾が試みられており、FK型誘導体の小合成 フラグメントの製造;大環を2炭素拡大するFK−506の種々の誘導体の熱転 位;C−32及び/またはC−24にメチルエーテル及びアリールエーテルを形 成すること、C−32アルコールをケトンに酸化すること、C−9にエポキシド を形成することを含む修飾 などが行われている。 これら修飾化合物の幾つかは免疫抑制活性を示すが、免疫抑制療法にしばしば 伴なう激しい副作用のない大環状免疫抑制剤が尚必要とされている。従って本発 明の1つの目的は、所望の免疫調節活性を有し、望ましくない副作用を最少限に 抑えた新規の半合成マクロライドを提供することである。 本発明の別の目的は、発酵によって得られる出発材料からかかる化合物を製造 する合成方法及びかかる合成方法に有用な中間体化学物質を提供することである 。 本発明の更に別の目的は、有効成分として上記化合物の1つを含む医薬組成物 を提供することである。本発明の更に別の目的は、移植後の組織の拒絶反応や自 己免疫性機能不全を含む種々の疾患状態を治療する方法を提供することである。発明の要約 本発明は、免疫抑制、抗微生物、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症及び抗増殖(an tiproliferative)活性を有すると共に、化学療法薬剤耐性を打破する能力を有 する、式: 〔式中、n、R、R1、R1a、R2、R2a、R3、R4及びR5は具体的に定義され ている〕 を有する化合物並びにその医薬上容認可能な塩、エステル、アミド及びプロドラ ッグ;本発明化合物を医薬上容認可能な担体と一緒に含む医薬組成物;上記化合 物の製造方法;アスコマイシンの上記及び他の免疫調節剤誘導体の製造に有用な 合成中間体;かかる化合物を含む医薬組成物を調合する方法;及び、治療上有効 量の本発明の新規化合物を投与することにより、かかる治療が必要なヒトまたは 動物患者を免疫調節治療する方法に係わる。発明の詳細 本発明は、一般式(I): 〔式中、nは0または1であり; Rは、水素、メチル、エチル、アリル、プロピル、2−ヒドロキシエチル、シ クロプロピルメチル、2−オキソプロピルまたは2−エタナールであり; R1及びR1aは、R1及びR1aの一方は水素、−(C1-6アルキル)オキシまた はヒドロキシであり、他方は、 (I)−O(CH2jC(O)R12(ここでjは1〜5であり、R12は、 (A)ヒドロキシ; (B)−OR13(ここでR13は、 (i)−(C1-10アルキル); (ii)−(シクロ−C3-8アルキル); (iii)−(シクロ−C3-8アルキル−C1-3アルキル); (iv)アリール−(C1-6アルキル)−(ここでアリールは後述の通りで あるが、但し、各々がR301で表わされる該アリール基上の0、1、2または3 個の置換基は独立に、 (a)−(C1-7アルキル); (b)−(C2-6アルケニル); (c)ハロゲン; (d)−(CH2mNR89(ここでmは0〜6であり、NR89はR8 及びR9に結合している窒素 (この場合にはR8及びR9は、 (1)水素; (2)−R400(ここでR400は、 a.後述のごときmod−アリール(ここで、各々がR302で表わされる 1、2または3個の置換基は、 1.−(C1-7アルキル); 2.−(C2-6アルケニル); 3.ハロゲン; 4.−(CH2mNR1819(ここでmは上述の通りであり、N R1819はR18及びR19に結合している窒素原子(この場合にはR18及びR19は 、水素、−(C1-6アルキル)、未置換アリール−及び未置換アリール−(C1-6 アルキル)から独立に選択される)であるか、或いはNR1819は、炭素原子と 、示されている窒素原子と、−O−、−NH−、−N(C1-6アルキル)及び− S(O)s−(ここでsは0、1または2である)から独立に選択される0、1 または2個の追加ヘテロ原子とを含む3〜7員複素環でもよい); 5.−CN; 6.−CHO; 7.後述のごときモノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化C1-6 アルキル; 8.−S(O)s18(ここでs及びR18は上述の通りである) ; 9.−C(O)NR1819(ここでNR1819は上述の通りであ る); 10.−(CH2mOR18(ここでm及びR18は上述の通りである ); 11.−CH(OR16)(OR17)(ここでR16及びR17−(C1- 3 アルキル)から独立に選択されるか、或いはR16とR17は一緒になってエチレ ンまたはピロピレン橋を形成する); 12.−(CH2mOC(O)R18(ここでm及びR18は上述の通 りである); 13.−(CH2mC(O)OR18(ここでm及びR18は上述の通 りである); 14.−OR10(ここでR10は、(i)−PO(OH)O-+(こ こでM+はプロトンまたは後述のごとき正電荷を有する無機もしくは有機対イオ ンである)、(ii)−SO3 -+(ここでM+は上述の 通りである)、または、(iii)−C(O)(CH2mC(O)O-+(ここで m及びM+は上述の通りである)である); 15.−NO2; 16.−N3; 17.−(C2-6アルキニル); 18.−C≡C−Si(CH33;及び 19.水素;−(C1-6アルキル);未置換アリール;(C1-8アル キル)−C(O);、未置換アリール−S(O)2;(C1-6アルキル)−OC( O)−;未置換アリール−(C1-6アルキル)−OC(O);未置換アリール− OC(O);または(C1-6アルキル)−SO2−で置換されたグアニジノ からなる群から独立に選択されるか、或いはジ−またはトリ置換 mod−アリール基中の任意の隣り合った2つのR302は、5、6もしくは7員炭素 環、または、炭素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通 りである)及び−NR18−(ここでR18は上述の通りである)から独立に選択さ れる1または2個のヘテロ原子とを環構成原子とする5、6または7員複素環を 形成する) b.−Q−mod-アリール(ここでmod-アリールは後述の通りであり、 1個またはそれ以上の置換基R302は上述の通りであり、二価基−Q−は、 1.−(C1-6アルキル); 2.−(C2-6アルケニル); 3.−(C2-6アルキニル); 4.−(CH2mO−(ここでmは上述の通りである); 5.−O(CH2m−(ここでmは上述の通りである); 6.−N(R18)C(O)−(ここでR18は上述の通りである) ; 7.−C(O)N(R18)−(ここでR18は上述の通りである) ; 8.−S(O)s−(ここでsは上述の通りである); 9.−N(R18)−(ここでR18は上述の通りである); 10.−N(R18)S(O)t−(ここでtは1または2であり、 R18は上述の通りである); 11.−S(O)t(R18)−(ここでt及びR18は上述の通りで ある); 12.−C(O)−; 13.−NN−; 14.−CHN−; 15.−NCH−; 16.−ONCH−;及び 17.−CHNO−; からなる群から選択される); c.−後述のごとき−mod−Het(ここで、各々がR302で表わされ る1、2または3個の置換基は上述のごとく独立に選択される); d.−Q−mod-Het(ここでQは上述の通りである); e.後述のごとき−ビアリール; f.−Q−ビアリール(ここでQは上述の通りである) g.−mod−アリール−Q−mod−アリール(ここでQは上述の通りで ある); h.−mod−アリール−Q−mod−Het(ここでQは上述の通りであ る); i.−mod−Het−Q−mod−アリール(ここでQは上述の通りであ る); j.−mod-Het−Q−mod−Het(ここでQは上述の通りである ); k.−mod−Het−mod−アリール; l.−mod−アリール−mod−Het;及び m.−mod−Het−mod−Het からなる群から選択される); (3)−(C1-6アルキル); (4)後述のごとき置換−C1-6アルキル; (5)−(C3-6アルケニル); (6)後述のごとき置換−C3-6アルケニル; (7)−(C3-6アルキニル) (8)後述のごとき置換−C3-6アルキニル; (9)−(シクロ−C3-10アルキル); (10)後述のごとき置換−シクロ−C3-10アルキル; (11)−(シクロ−C4-10アルケニル); (12)後述のごとき置換−シクロ−C4-10アルケニル; (13)−(ビシクロ−C6-10アルキル); (14)後述のごとき置換−ビシクロ−C6-10アルキル; (15)−(ビシクロ−C6-10アルケニル); (16)後述のごとき置換−ビシクロ−C6-10アルケニル; (17)−(ビシクロ−C6-10アルケニル)−C1-6アルキル;及び (18)後述のごとき置換−ビシクロ−C6-10アルケニル−C1-6アル キル からなる群から選択される)であるか、或いは、−NR189は、炭 素原子と、示されている窒素原 子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通りである)及び−NR18− (ここでR18は上述の通りである)から独立に選択される0、1または2個の追 加ヘテロ原子とで環が構成される3〜7員複素環でもよい); (e)−CN; (f)−CHO; (g)モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化−C1-6アルキル; (h)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (i)−C(O)NR89(ここでNR89は上述の通りである); (j)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (k)−CH(OR16)(OR17)(ここでR16及びR17は上述の通り である); (l)−(CH2mOC(O)R8(ここでm及びR8は上述の通りであ る); (m)−(CH2mC(O)OR8(ここでm及びR8 は上述の通りである); (n)−OR10(ここでR10は上述の通りである); (o)−NO2; (p)−N3; (q)上述のごとき−R400; (r)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りであ る); (s)−NR8S(O)t9(ここでt、R8及びR9は上述の通りであ る); (t)−(C2-6アルキニル); (u)−C≡C−Si(CH33;及び (v)水素;−(C1-6アルキル);−mod-アリール;(C1-8アルキル )−C(O)−;mod−アリール−SO2−;(C1-6アルキル)−OC(O) −;mod−アリール−(C1-6アルキル)−OC(O);mod−アリールOC(O )−;または(C1-6アルキル)SO2で置換されたグアニジノ からなる群から独立に選択されるか、或いはジ −またはトリ置換アリール基中の任意の隣り合った2つの置換基R301は一緒に なって、5、6もしくは7員炭素環、または、炭素原子と、−O−、−S(O)s −(ここでsは上述の通りである)及び−NR18−(ここでR18は上述の通り である)からなる群から独立に選択される0、1または2個のヘテロ原子とを環 構成原子とする5、6もしくは7員複素環を形成するが、但し、各R301置換基 または隣り合った2つのR301基によって形成される各環が含む非水素原子原子 は20個以下であり得る); (v)後述のごときアリール(ここで1個またはそれ以上の置換基R301 は上述の通りである); (vi)後述のごときHet−; (vii)後述のごとき複素環; (viii)モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化C1-6アルキルー; (ix)−(シクロ−C5-10アルケニル); (x)−(シクロ−C5-10アルケニル−C1-3アルキル); (xi)−(ビシクロ−C6-12アルケニル);または (xii)−(ビシクロ−C6-12アルケニル−C1-3アルキル); である); (C)−NR1415(ここでNR1415は、R14及びR15に結合している窒 素原子(この場合にはR14及びR15は、 (i)水素; (ii)上述のごとき−R400; (iii)−(C1-10アルキル); (iv)後述のごときSUb−C1-10アルキル; (v)−(シクロ−C3-10アルキル); (vi)後述のごときsub−シクロ−C3-10アルキル; (vii)−(シクロ−C3-10アルキル−C1-3アルキル); (viii)後述のごときsub−シクロ−C3-10アルキル−C1-3アルキル; (ix)−(C3-10アルケニル); (x)後述のごときSUb−C3-10アルケニル; (xi)−(シクロ−C4-10アルケニル); (xii)後述のごときsub−シクロ−C4-10アルケニル; (xiii)−(シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルケニル); (xiv)後述のごときsub−シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルケニル; (xv)−(C3-10アルキニル); (xvi)後述のごときSub−C3-10アルキニル; (xvii)−(シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルキニル); (xviii)後述のごときsub−シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルキニル ; (xix)−(ビシクロ−C6-10アルキル); (xx)後述のごときsub−ビシクロ−C6-10アルキル; (xxi)−(ビシクロ−C6-10アルケニル); (xxii)後述のごときsub−ビシクロ−C6-10アルケニル; (xxiii)−アリール; (xxiv)−Het; (xxv)R6(ここでR6は、 (a)水素; (b)−(C1-10アルキル); (c)後述のごときmod−C1-10アルキル (d)−(C3-10アルケニル); (e)後述のごときmod−C3-10アルケニル; (f)−(C3-10アルキニル); (g)後述のごときmod−C3-10アルキニル; (h)−(シクロ−C3-10アルキル); (i)後述のごときmod−シクロ−C3-10アルキル; (j)−(シクロ−C4-10−アルケニル) (k)後述のごときmod−シクロ−C4-10アルケニル; (l)−(ビシクロ−C6-10アルキル); (m)後述のごときmod−ビシクロ−C6-10アルキル (n)−(ビシクロ−C6-10アルケニル); (o)後述のごときmod−ビシクロ−C6-10アルケニル; (p)上述のごとき−R8; (q)−アリール;及び (r)−Het からなる群から選択される) からなる群から独立に選択される)であるか、或いは−NR1415は、 炭素原子と、示されている窒素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上 述の通りである)及び−NR18−(ここでR18は上述の通りである)から独立に 選択される0、1または2個の追加ヘテロ原子とで環が構成される3〜7員複素 環でもよく、該環は、未置換であるか、または、 (i)上述のごときR6; (ii)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (iii)−(CH2mNR67(ここでmは上述の通りであり、NR67 は、R6及びR7に結合している窒素原子(この場合、R6は上述の通りであり、 R7はR6を規定する群から独立に選択される)であるか、或いは−NR67は、 炭 素原子と、示されている窒素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述 の通りである)及び−NR18−(ここでR18は上述の通りである)から独立に選 択される0、1または2個の追加ヘテロ原子とで環が構成される3〜7員複素環 でもよく、該環は、未置換であるか、または、 (a)上述のごとき−R8; (b)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (c)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (d)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りであ る); (e)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りであ る); (f)−SO3H; (g)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (h)上述のごとき−R400; (i)−アリール; (j)−Het;及び (k)−R399(ここでR399は、 (1)ヒドロキシル; (2)−C(O)OH; (3)−C(O)OR8(ここでR8は上述の通りである); (4)−(シクロ−C3-7アルキル); (5)オキソ; (6)チオオキソ; (7)エポキシ; (8)ハロゲン; (9)−CN; (10)−N3; (11)−NO2; (12)−OR10(ここでR10は上述の通りである); (13)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りで ある); (14)−NR8S(O)t9(ここでt、R8 及びR9は上述の通りである); (15)−CH(OR16)(OR17)(ここでR16及びR17は上述の通 りである); (16)水素;−(C1-6アルキル);アリール;(C1-6アルキル)C O−;アリール−SO2−;(C1-6アルキル)OC(O)−;アリール−(C1- 6 アルキル)OC(O)−;アリール−OC(O)−;または(C1-6アルキル) −SO2−で置換されたグアニジノ からなる群から選択される); からなる群から独立に選択される1〜6個の相容性の基で置換されてい る); (vi)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (v)−SO3H; (vi)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (vii)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである ); (viii)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (ix)−アリール; (x)−Het; (xi)上述のごとき−R399;及び (xii)上述のごとき−R400 からなる群から独立に選択される1〜5個の相容性ラジカルで置換されて いる) からなる群から独立に選択される1〜5個の相容性ラジカルで置換されてい る); (D)−アリール; (E)Het−; (F)モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化C1-6アルキル; (G)−N(R8)NR1415(ここでR8及びNR1415は上述の通りであ る); (H)−Si(R113(ここで各R11は独立に−(C1-6アルキル),アリ ール−(C1-6アルキル)−またはアリールである); (I)−OSi(R113(ここで各R11は独立に上述の通りである); (J)−Sn(R113(ここで各R11は独立に上述の通りである); (K)−P(R112(ここで各R11は独立に上述の通りである); (L)−R14(ここでR14は上述の通りである);または (M)ハロゲン からなる群から選択される); (II)−O(CH2mS(O)s12(ここでm、s及びR12は上述の通りであ る); (III)−O(CH2jCN(ここでjは上述の通りである); (IV)−O(CH2jC(=NOR14)R12(ここでj、R12及びR14は上述の 通りである); (V)−O(CH2jC(=N+(O-)R14)R12(ここでj、R12及びR14は 上述の通りであるが、但しR14は水素ではあり得ない); (VI)−O(CH2jC(=NOR14)R15(ここでj、R14及びR15は上述の 通りである); (VII)−O(CH2jC(=N+(O-)R15)R15(ここでj、 R14及びR15は上述の通りであるが、但しR14は水素ではあり得ない); (VIII)−OC(O)O(CH2jC(O)NR1415(ここでj及びNR1415 は上述の通りである); (IX)−O(CH2jNR6C(O)OR14(ここでj、R6及びR14は上述の通 りである); (X)−O(CH2jNR6C(O)NR1415(ここでj、R6及びNR1415 は上述の通りである); (XI)−O(CH2jNR6C(O)NR7NR1415(ここでj、R6、R7及び NR1415は上述の通りである); (XII)−O(CH2jNR6C(O)R14(ここでj、R6及びR14は上述の通 りである);及び (XIII)−O(CH2jNR6C(O)OC(O)R14(ここでj、R6及びR14 は上述の通りである) からなる群から選択されるように選択され; R2及びR2aは独立に水素、ハロゲンまたは−OR14(ここでR14は上述の通 りである)であるか、或いは、R2及びR2aの一方が水素である場合、R2及びR2a の他方はヒドロキシであるか、或いは、R2とR2aは一緒になってオキソまた はチオオキソであり; R3及びR4は、R5が水素である場合は、R3及びR4の一方は水素であり、他 方は、水素、ヒドロキシ、−OCOR8(ここでR8は上述の通りである)または −OSi(R113(ここで各R11は独立に上述の通りである)から選択される か、或いは、R5が水素でない場合はそれとR3及びR4の一方とが一緒になって C−23/C−24結合を形成し、他方は、水素、ヒドロキシ、−OCOR8( ここでR8は上述の通りである)または−OSi(R113(ここで各R11は独立 に上述の通りである)であり; R5は、水素であるか、或いは、R3またはR4のいずれかと一緒になってC− 23/C−24結合を形成する〕によって表わされる新規化合物並びにその医薬 上容認可能な塩、エステル、アミド及びプロドラッグに係わる。 本発明化合物には以下の条件が適用される:R2及びR2aの両方が水素であり 、R1aがメチルオキシである場合、R1は、 (I)−O(CH2jC(O)R20(ここでjは上述の通りであり、R20は、 (A)ヒドロキシ; (B)−OR21(ここでR21は低級アルキル、シクロ アルキル、シクロアルキルアルキルまたは適正化されたアリールアルキル(適正 化されたアリールアルキルについては後述する)である); (C)−NR2223(ここでNR2223は、R22及びR23に結合している窒 素原子(この場合は、R22は、水素、低級アルキル、適正化されたアリールアル キル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルから選択され;R23は、水素 、低級アルキル、適正化されたアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアル キルアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル及び チオ低級アルキルから選択される)、または 飽和複素環(この場合はR22とR23は一緒になって−(CH2q(但 しqは2〜5である)である)、または、 モルホリノ のいずれかである); から選択される);または (II)−O(CH2jC(O)N(R24)(CH2mCH(R25)C (O)R20(ここでj、m及びR20は上述の通りであり、R24は、水素、低級ア ルキル、適正化されたアリールアルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルア ルキルから選択され、R25は、水素、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、 カルボキシアルキル、チオ低級アルキル、チオアルコキシアルキル、グアニジノ アルキル、アミノアルキル、適正化されたアリールアルキル、及び、mが0でな い場合にはアミノまたはアミドアルキルから選択されるか;或いは、R24とR25 は一緒になって−(CH2p−(ここでpは2〜5である)である);または (III)−O(CH2jC(O)N(R24)(CH2mCH(R25)−C(O) N(R26)(CH2mlCH(R27)−C(O)R20(ここでj、m、R20、R2 4及びR25は上述の通りであり、mlは0〜6であり、R26は、水素、低級アル キル、適正化されたアリールアルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアル キルから選択され、R27は、水素、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カ ルボキシアルキル、チオ低級アルキル、チオアルコキシアルキル、グアニジノア ルキル、アミ ノアルキル、適正化されたアリールアルキル、及び、mlが0でない場合にはア ミノまたはアミドアルキルから選択されるか;或いは、R26とR27は一緒になっ て−(CH2p−(ここでpは上述の通りである)である);または (IV)−O(CH2jC(O)N(R24)(CH2mCH(R25)−C(O)N (R26)(CH2mlCH(R27)−C(O)N(R28)(CH2m2CH(R29 )C(O)R20(ここでj、m、ml、R20、R24、R25、R26及びR27は上述 の通りであり、m2は0〜6であり、R28は、水素、低級アルキル、適正化され たアリールアルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルから選択され 、R29は、水素、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシアルキル 、チオ低級アルキル、チオアルコキシアルキル、グアニジノアルキル、アミノア ルキル、適正化されたアリールアルキル、及び、m2が0でない場合にはアミノ またはアミドアルキルから選択されるか;或いは、R28とR29は一緒になって− (CH2p−(ここでpは上述の通りである)である)。 ではないと理解される。 m、s、t、M+、Q、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R13、R14、R15 、R16、R17、R18、R19、R301、R302、R399、R400、アルキル、アルケニ ル、アルキニル、アリール、Het、mod−アリール、mod−Hetなどの 可変記号が式中に2回以上現れる場合、その値はその都度独立に選択されると理 解されたい。更に本発明は、実現不可能または製造するに不合理である置換基ま たは置換パターンを特許請求することはないことが理解される。 好ましい本発明化合物は、式(II): 〔式中、n、R、R2、R2a、R3、R4及びR5は上述の通りであり、Aは、 (ここでj、R12、R13、R14及びR15は上述の通りである) から選択される〕 によって表わされる。 より好ましい本発明化合物は、式(III); 〔式中、n、R、R2、R2a、R3、R4及びR5は上述の通りであり、Bは、 (ここでj、m、R6、R14及びR15は上述の通りであり、 アリールは後述の通りである)から選択される〕 によって表わされる。 最も好ましい本発明化合物は、式(IV): 〔式中、n、R、R2、R2a、R3、R4及びR5は上述の通りであり、Dは、 (ここでj、R6及びR7は上述の通りである) から選択される〕 によって表わされる。 好ましい本発明化合物は、 R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びA=−OC H2C(O)−O−CH2−[(1R)−(+)−α−ピネン−10−イル]であ る式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OSi(CH33;及 びA=−OCH2C(O)-O−CH2−[(1R)−(+)−α−ピネン−10 −イル]である式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びA=−OC H2C(O)−O−CH2−(4−ニトロフェニル)である式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びA=−OC H2C(O)OC25である式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びA=−OC H2C(O)OCH265である式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びA=−OCH2C(O)OHである式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びA=−OC H2C(O)OCH2−(9−フルオレニル)である式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=H;A=−OCH2C(O)OCH2P h;及びR4及びR5は一緒になって結合を形成している式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R4=R5=H;及びA=−OCH2C( O)OHである式IIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びA=−OC H2C(O)OCH2CCl3である式IIの化合物 である。 より好ましい本発明化合物は、 R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)NHR15(ここでR15は−CH(CH3)CONHCH(CH3)C ONHCH(CH3)CO2Hである(R15における全てのキラル中心はR立体配 置である)である式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)N(CH2CH2N(CH3)(CH2CH2OH))−フェニルである 式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)N(CH2CH2N(CH32)−フェニルである式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)NHNHCO2CH3である式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)N(CH2CH2OH)−NHCO2CH3である式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)N(CH2CH2CH2OCOCH2CH2CO2H)(4−フルオロフ ェニル)である式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)HN(CH25NH−ダンシルである式IIIの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びB=−OCH2C(O)N(フェニル)CH2CH2CH2OHである式 IIIの化合物;及び R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)NH(6−カルボメトキシメチルメルカプトプリンヒドラジニル) である式IIIの化合物 である。 最も好ましい本発明化合物は、 R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−ベンジルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−ベンジルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−エチルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−エチルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH(CH32 である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−シクロプロピルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH(CH3)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)NHNH−CO−(4−ピリジル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びD=−OCH2C(O)NH−シクロブチルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH2CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH2CH(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−シクロペンチルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH2CH2CH3である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH2CH2CH2CH2CH3である式IVの化合物 ; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−シクロヘキシルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NR67(ここでR6とR7は一緒になって−CH2CH2OCH2CH2 −であり、これらが結合している窒素原子と一緒に6員環を形成している)で ある式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びB=−OC H2C(O)NH(4−モルホリニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2OHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2OHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH2OHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH2CH2OHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2NH2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2NH2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH2NH2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CH2CH2CH2NH2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CO2CH2P hである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CO2Hである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CO2CH2Phである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH2CO2Hである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−(R)−CH(CH3)CO2Hであり、R立体配置を有する 式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−(S)−CH(CH3)CO2Hである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−3−フェニル−フェニルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びD=−OCH2C(O)N(CH2CH2OH)(3−フェニル−フェ ニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH2(3−ピリジル))2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(シクロヘキシル)2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(4−チオモルホリニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(4−CF3−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(4−F−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(4−(4−モルホリノ)−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(4−HO−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−3−ピリジルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−4−ピリジルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−2−ピリジルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH2OHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(L−プロリノカルボキサミド)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(D−プロリノカルボキ サミド)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(L−プロリノール)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(D−プロリノール)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−NH(3−(フェニルエチニル)フェニル)である式IVの化合物 ; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−N(CH2CH2CH2OH)(4−フルオロフェニル)である式IV の化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2 C(OCH2CH2O)CH2CH2−を形成している)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(3−フルオロフェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(3−ヒドロキシ−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2 −NCH3−CH2CH2−を形成している)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH{6−(1,4−ベンゾジオキサニル)}である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(3,4−メチレンジオキシ−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−1−ナフタレニルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;D=−OCH2 C(O)R12;及びR12=NR67(ここでR6とR7は一緒になって−CH2C H2CH2CH2−であり、これらが結合している窒素原子と一緒に5員環 を形成している)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;D=−OCH2C (O)R12;及びR12=NR67(ここでR6とR7は一緒になって−CH2CH2 CH2CH2CH2−であり、これらが結合している窒素原子と一緒に6員環を形 成している)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH2CH265である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)−CH2CH265である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NHC65である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(CH22N(CH2CH22Oである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(CH23N(CH2C H22Oである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(CH22N(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH(CH23N(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(S)−NHCH(CH265)CO2CH2Phである式IVの化 合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(S)−NHCH(CH265)CO2Hである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(R)−NHCH(CH265)CO2CH2Phである式IVの化 合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−(R)−NHCH(CH265)CO2Hである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びD=−OCH2C(O)−HN(CH22SHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−HN(CH23SHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)−NH−2−ナフチルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R4=R5=H;及びD=−OCH2C (O)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2OCH2 CH2−である)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH{4−(H2NSO2)−フェニル}である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2 N(CH2CH2OH)CH2CH2−である)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びD=−OCH2C(O)N(CH3)フェニルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH2CH2OH)2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH3)CH2CH2CH2N(CH32である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−CH(CH2OH)2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NH−{3−(CF3)−フェニル}である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)N(CH2CN)2である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=−OC H2C(O)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2 −を形成してい る)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 NH(CO)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2 OCH2CH2−を形成している)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 NH(CO)NH−フェニルである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 NH(CO)NH−CH2CH2CH2OHである式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NR67(ここでR6とR7は一緒になってジラジカル−CH2CH2S O2CH2CH2−を形成している)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NHCH2CH2−(4−F−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NH(4−Cl−フェニル)で ある式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NH(4−(OCH3)−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NH(4−CH3−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NH(3,4−Cl2−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NH(3−I−フェニル)である式IVの化合物; R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=H;R4とR5は一緒になって結合を形 成しており;及びD=−OCH2C(O){4−モルホリニル}であるIVの化合 物; R=エチル;n=1;R2=R3=R5=H;R2a=R4=OH;及びD=OCH2 C(O)NH(3−フルオロ−フェニル)であるIVの化合物;及び R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4= OH;及びD=−OCH2C(O)NR67;R6=−(CH22N(CH2CH2 2O;R7=−CH2CH2OHである式IVの化合物 である。 本明細書及び請求の範囲において使用される場合、下記の用語は以下の意味を 有する: 本明細書において使用される「アシル」とは、カルボニル基を介して分子の残 りの部分に結合している後述のごときアリールまたはアルキル基を指す。例とし ては、限定的ではないが、アセチル、ピバロイル、ベンゾイルなどが挙げられる 。 「アシルアミノ」とは、アミノ基を介して分子の残りの部分に結合しているこ とを除き、上述のごときアシル基を指す。例としては、限定的ではないが、アセ チルアミノ、ピバロイルアミノ、ベンゾイルアミノなどが挙げられる。 「アシルグアニジノ」とは、3種の態様:HN(アシル)C(NH)NH−、 H2NC(NH)N(アシル)−または(アシル)NC(NH2)HN−のいずれ かにおいてグアニジノ基の窒素を介して分子の残りの部分に結合していることを 除き、上述のごときアシル基を指す。 「アルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む特定の数の 炭素原子の直鎖または分枝鎖基を指し、限定的ではないが、エテニル、1−プロ ペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、 2−ブテニルなどを含む。 「アルコキシ」、「アルキルエーテル」及び「低級アルコキシ」とは、酸素原 子を介して分子の残りの部分に結合している後述のごときアルキル基を指す。例 としては、限定的ではないが、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−ブト キシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシなどが挙げられ。 「アルコキシカルボニル」とは、カルボニル基を介して分子の残りの部分に結 合していることを除き、上述のごときアルコキシ基を指す。例としては、限定的 ではないが、メチルオキシカルボニル、エチルオキシカルボニル、tert−ブチル オキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニルなどが挙げられる。 「アルコキシカルボニルアミノ」とは、アミノ基を介して分子の残りの部分に 結合していることを除き、上述のごときアルコキシカルボニル基を指す。例とし ては、限定的ではないが、メチルオキシカルボニルアミノ、tert−ブチルオキシ カルボニルアミノなどが挙げられる。 「アルコキシカルボニルグアニジノ」とは、3種の態様:HN(アルコキシカ ルボニル)C(NH)HN−、H2NC (NH)N(アルコキシカルボニル)−または(アルコキシカルボニル)NC( NH2)HN−のいずれかにおいてグアニジノ基の窒素を介して分子の残りの部 分に結合していることを除き、上述のごときアルコキシカルボニル基を指す。 「アルキル」とは、特定数の炭素原子の直鎖または分枝鎖基を指し、適宜、し かし必ずしも限定はされないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル 、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチルなどを含む。 「アルキルアミノ」とは、構造−NH−(アルキル)〔ここでアルキル部分は 上述の通りである〕を有する基を指し、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、イ ソプロピルアミノなどを含む。 「アルキルスルホニル」とは、二酸化硫黄ジラジカルを介して分子の残りの部 分に結合していることを除き、上述のごときアルキル基を指す。例としては、限 定的ではないが、メタンスルホニル、ショウノウスルホニルなどが挙げられる。 「アルキルチオエーテル」及び「チオアルコキシ」とは、硫黄原子を介して分 子の残りの部分に結合していることを除き、上述のごときアルキル基を指す。例 としては、限定 的ではないが、チオメトキシ、チオエトキシ、チオイソプロポキシ、n−チオブ トキシ、sec−チオブトキシ、イソチオブトキシ、tert−チオブトキシなどが挙 げられる。 「アルキニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含む特定の数の 炭素原子の直鎖または分枝鎖基を指し、限定的ではないが、アセチレニル、プロ パルギルなどを含む。 「アミドアルキル」とは、前述のごときアルキル基を介して分子の残りの部分 に結合している構造−N(R101)C(O)R102を有する基を指す〔ここで、R101 及びR102は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、またはハロ置 換アルキルから独立に選択されるか、或いは必要によっては、R101とR102は一 緒になって−(CH2aa−[ここでaaは2〜6の整数である]であってもよい 〕。 「アミノアルキル」とは、前述のごときアルキル基を介して分子の残りの部分 に結合している構造−NR103104を有する基を指す〔ここでR103及びR104は 独立に、水素、アルキル、適正化されたアリール、または適正化されたアリール アルキルであるか、或いは必要によっては、R103とR104は一緒になって−(C H2bb−[ここでbbは2〜6 の整数である]であってもよい〕。 本明細書において使用される「アリール」とは、環が3〜7個の炭素原子から なる、電荷を有するまたは有さない単、二、三または四環式芳香族基を指す。ア リールの例としては、限定的ではないが、未置換の、または独立に選択された1 、2もしくは3個の上述のごとき置換基R301で置換されている、フェニル、1 −または2−ナフチル、アズレニル、フルオレニル、(1,2)−ジヒドロナフ チル、(1,2,3,4)−テトラヒドロナフチル、インデニル、インダニルなど が挙げられる。 「アリールアルコキシ」及び「アリールアルキルエーテル」とは、酸素原子を 介して親分子部分に結合している後述のごときアリールアルキル基を指す。例と しては、限定的ではないが、ベンジルオキシ、2−フェネチルオキシ、1−ナフ チルメチルオキシなどが挙げられる。 「アリールアルコキシカルボニル」とは、カルボニル基を介して分子の残りの 部分に結合していることを除き、上述のごときアリールアルコキシ基を指す。例 としては、限定的ではないが、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメ チルオキシカルボニルなどが挙げられる。 「アリールアルコキシカルボニルアミノ」とは、アミノ基を介して分子の残り の部分に結合していることを除き、上述のごときアリールアルコキシカルボニル 基を指す。例としては、限定的ではないが、ベンジルオキシカルボニルアミノ、 9−フルオレニルメチルオキシカルボニルアミノなどが挙げられる。 「アリールアルコキシカルボニルグアニジノ」とは、3種の態様:HN(アリ ールアルコキシカルボニル)C(NH)HN−、H2NC(NH)N(アリール アルコキシカルボニル)−または(アリールアルコキシカルボニル)NC(NH2 )HN−のいずれかにおいてグアニジノ基の窒素を介して分子の残りの部分に 結合していることを除き、上述のごときアリールアルコキシカルボニル基を指す 。 「アリールアルキル」とは、アルキル基を介して分子の残りの部分に結合して いることを除き、前述のごときアリール基を指す。 「アリールアルキルアミノ」とは、アミノ基を介して分子の残りの部分に結合 していることを除き、構造−NH−(アリールアルキル)〔ここでアリールアル キル部分は前述の通りである〕を有する基を指す。例としては、ベンジル アミノ、1−フェニルエチルアミノなどが挙げられる。 「アリールアルキルチオエーテル」及び「チオアリールアルコキシ」とは、硫 黄原子を介して分子の残りの部分に結合していることを除き、前述のごときアリ ールアルキル基を指す。 「アリールアミノ」とは、アミノ基を介して分子の残りの部分に結合している ことを除き、上述のごときアリール基を指す。例としては、限定的ではないが、 アニリノ、ナフチルアミノなどが挙げられる。 「アリールエーテル」及び「アリールオキシ」とは、酸素原子を介して親分子 部分に結合している前述のごときアリール基を指す。例としては、限定的ではな いが、フェノキシ、1−ナフトキシ、2−ナフトキシなどが挙げられる。 「アリールオキシカルボニル」とは、カルボニル基を介して分子の残りの部分 に結合していることを除き、上述のごときアリールオキシ基を指す。例としては 、限定的ではないが、フェニルオキシカルボニルなどが挙げられる。 「アリールオキシカルボニルアミノ」とは、アミノ基を介して分子の残りの部 分に結合していることを除き、上述 のごときアリールオキシカルボニル基を指す。例としては、限定的ではないが、 フェニルオキシカルボニルアミノなどが挙げられる。 「アリールオキシカルボニルグアニジノ」とは、3種の態様:HN(アリール オキシカルボニル)C(NH)HN−、H2NC(NH)N(アリールオキシカ ルボニル)−または(アリールオキシカルボニル)NC(NH2)HN−のいず れかにおいてグアニジノ部分の窒素を介して分子の残りの部分に結合しているこ とを除き、上述のごときアリールオキシカルボニル基を指す。 「アリールスルホニル」とは、二酸化硫黄基を介して分子の残りの部分に結合 していることを除き、上述のごときアリール基を指す。例としては、限定的では ないが、p−トルエンスルホニル、ベンゼンスルホニルなどが挙げられる。 「アリールスルホニルグアニジノ」とは、3種の態様:HN(アリールスルホ ニル)C(NH)HN−、H2NC(NH)N(アリールスルホニル)−または (アリールスルホニル)NC(NH2)HN−のいずれかにおいてグアニジノ基 を介して分子の残りの部分に結合していることを除き、上述のご ときアリールスルホニル基を指す。 「アリールチオエーテル」及び「チオアリールオキシ」とは、硫黄原子を介し て分子の残りの部分に結合していることを除き、上述のごときアリール基を指す 。 「ビアリール」とは、独立に選択されたもう1つのmod−アリール基を置換基 として有しており、2つが単一の炭素−炭素結合で連結されている後述のごとき mod−アリール基を指す。 「カルボキサミド」とは、式H2NC(O)−を有する、カルボニル基を介し て分子の残りの部分に結合しているアミノ基を指す。 「カルボキシアルキル」とは、前述のごときアルキル基を介して分子の残りの 部分に結合しているカルボキシル基−CO2Hを指す。 本明細書において使用される「対イオン」とは、正味電荷+1を有する正電荷 原子または分子種を指し、限定的ではないが、Li+,Na+,Ca(OC(O) CH3+、MgCl+、K+、NH4 +、(n−ブチル)4+などを含む。 「シクロアルケニル」とは、1つ以上の炭素−炭素二重結合を有する炭素原子 5〜10個の環式基を指し、限定的 ではないが、炭素環上の原子価が使用可能な任意の箇所で結合し得る、シクロペ ンテニル、シクロヘキセニル、1,3,3−トリメチルシクロヘキセニルなどを含 む。 「シクロアルキル」とは、炭素原子3〜8個の飽和環式基を指し、限定的では ないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど を含む。 「シクロアルキルアルケニル」とは、上述のごときアルケニル基を介して分子 の残りの部分に結合していることを除き、上述のごときシクロアルキル基を指す 。 「シクロアルキルアルキル」とは、アルキル基を介して分子の残りの部分に結 合していることを除き、上述のごときシクロアルキル基を指す。例としては、限 定的ではないが、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチルなどが挙げられ る。 「シクロアルキルアルキニル」とは、上述のごときアルキニル基を介して分子 の残りの部分に結合していることを除き、上述のごときシクロアルキル基を指す 。 「グアニジノ」とは、構造−NR105C(=NR106)NHR107または−NC (NHR106)NHR107の基を指す〔ここでR105、R106及びR107は独立に、 水素、(C1-6アル キル)、後述のごときmod−Het−、後述のごときmod−複素環、上述のごとき アミノアルキル、及び後述のごときmod−アリールから選択されるか、或いは必 要によっては、R106とR107は一緒になって−(CH2cc[ここでccは2〜6の 整数である]であってもよい〕。 「ハロ」及び「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素から選択され る原子を指す。 本明細書において使用される「Het−」とは、環構成炭素原子と、酸素、硫 黄及び窒素から独立に選択される1〜3個のヘテロ原子とを有する、任意の芳香 族5、6もしくは7員単環または融合5もしくは6員環を含む二もしくは三環式 基を指すが、ここで、(i)各5員環は2つの二重結合を有し、各6もしくは7 員環は3つの二重結合を有し、(ii)窒素及び硫黄ヘテロ原子並びに炭素原子は 必要によっては酸化されていてもよく、(iii)窒素ヘテロ原子は必要によって は四級化されていてもよく、(iv)上記環のいずれかがベンゼン環に融合してい てもよく、(v)適当な原子価を有する任意の炭素またはヘテロ原子が上述のご とき置換基R301を有してもよい。ジ−、トリ−、テトラ−またはペンタ置換H et基の任意の隣り合う2つの置換基R301は、 炭素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通りである)及び−N R8(ここでR8は上述の通りである)からなる群から独立に選択される0、1ま たは2つのヘテロ原子とからなる5、6または7員環を形成していてもよい。H etとしては、限定的ではないが、ピロリル、ピラゾリル、シトシニル、チオシ トシニル、イミダゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル 、キサンテニル、キサントニル、キサントプテリニル、オキサゾイル、チオウラ シリル、イソオキサゾリル、インドリル、キノリニル、ウラシリル、ウラゾリル 、ウリシル、チアゾリル、イソチアゾリル、イソキノリニル、チミニル、ベンズ イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フリル、チエニル、ベ ンゾチエニルなどが挙げられる。 本明細書において使用される「複素環(式)」なる用語は、特に定義しない限 り、環構成炭素原子と、酸素、硫黄及び窒素から独立に選択される1〜3個のヘ テロ原子とを有する、任意の非芳香族5、6もしくは7員単環または融合5もし くは6員環を含む二もしくは三環式基を指すが、ここで、(i)各5員環は0ま たは1つの二重結合を有し、各6員環は0〜2つの二重結合を有し、(ii)窒素 及び硫黄ヘテ ロ原子並びに炭素原子は必要によっては酸化されていてもよく、(iii)窒素ヘ テロ原子は必要によっては四級化されていてもよく、(iv)上記環のいずれかが ベンゼン環に融合していてもよく、(v)適当な原子価を有する任意の炭素また はヘテロ原子が上述のごとき置換基R301を有してもよい。ジ−、トリ−、テト ラ−またはペンタ置換複素環式基の任意の隣り合う2つの置換基R301は、環構 成炭素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通りである)及び− NR8(ここでR8は上述の通りである)からなる群から独立に選択される0、1 または2つのヘテロ原子とからなる5、6または7員環を形成していてもよい。 代表的な複素環としては、限定的ではないが、アジリジニル、チオモルホリン、 チオモルホリン−オキシド、チオモルホリンジオキシド及びピロリジニル、ピラ ゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル 、ピペラジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チ アゾリジニル、イソチアゾリジニルなどが挙げられる。 「複素環式アルキル」とは、前述のごときアルキル基を介して分子の残りの部 分に結合していることを除き、上述 のごとき複素環式基を指す。 「複素環式アルキルエーテル」とは、酸素原子を介して分子の残りの部分に結 合していることを除き、上述のごとき複素環式アルキル部分を指す。 「複素環式アルケニル」とは、前述のごときアルケニル基を介して分子の残り の部分に結合していることを除き、上述のごとき複素環式基を指す。 「複素環式アルキルチオエーテル」なる用語は、硫黄原子を介して分子の残り の部分に結合していることを除き、上述のごとき複素環式アルキル部分を指す。 「複素環式アルキニル」とは、前述のごときアルキニル基を介して分子の残り の部分に結合していることを除き、上述のごとき複素環式基を指す。 「複素環式エーテル」とは、酸素原子を介して分子の残りの部分に結合してい ることを除き、上述のごとき複素環部分を指す。 「複素環式チオエーテル」とは、硫黄原子を介して分子の残りの部分に結合し ていることを除き、上述のごとき複素環部分を指す。 「ヒドロキシアルキル」とは、上述のごときアルキル基 に結合している−OHを指す。 「ヒドロキシ保護基」とは、合成過程において所望されない反応に対してヒド ロキシル基を保護し、選択的に除去可能であることが当分野において公知の基を 指し、限定的ではないが、メチルチオメチル、tert−ブチルジメチルシリル、te rt−ブチルジフェニルシリル、アリール基で置換されたアシル(ここでアシル及 びアリールは上述の通りである)などを含む。 「離脱基」とは、反応中に切断され、不飽和部位を生成するか別の置換基を導 入する、アルキル、アルケニルまたはアリール置換基(ここでアルキル、アルケ ニル及びアリールは上述の通りである)を指す。 本明細書において使用される「mod−アリール」とは、アリール基が未置換で あるかまたは独立に選択された1〜3個の、置換基R301ではなくてR302(ここ でR302は上述の通りである)で置換されていることを除き、上述のごときアリ ール基を指す。ジ−またはトリ置換mod−アリール基の任意の隣り合う2つの置 換基R302は、5、6もしくは7員炭素環、または、炭素原子と、−O−、−S (O)s−(ここでsは上述の通りである)及び−NR18−(こ こでR18は上述の通りである)からなる群から独立に選択される1または2つの ヘテロ原子とを環構成原子とする5、6または7員複素環を形成していてもよい 。 本明細書において使用される「mod−C1-10アルキル」とは、 (1)上述のごとき−R8; (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)上述のごとき−R399; (9)上述のごとき−R400; (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(C1-10アルキル)基を指す。 本明細書において使用される「mod−C3-10アルケニル」とは、 (1)−R8(ここでR8は上述の通りである); (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)−R399(ここでR399は上述の通りである); (9)−R400(ここでR400は上述の通りである); (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(C3-10アル ケニル)基を指す。 本明細書において使用される「mod−C3-10アルキニル」とは、 (1)−R8(ここでR8は上述の通りである); (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)−R399(ここでR399は上述の通りである); (9)−R400(ここでR400は上述の通りである); (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(C3-10アルキニル)基を指す。 本明細書において使用される「mod−シクロ−C3-10アルキル」とは、 (1)−R8(ここでR8は上述の通りである); (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)−R399(ここでR399は上述の通りである); (9)−R400(ここでR400は上述の通りである); (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C3-10アルキル)基を指 す。 本明細書において使用される「mod−シクロ−C4-10ア ルケニル」とは、 (1)−R8(ここでR8は上述の通りである); (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)−R399(ここでR399は上述の通りである); (9)−R400(ここでR400は上述の通りである); (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C4-10アルケニル)基を 指す。 本明細書において使用される「mod−ビシクロ−C6-10アルキル」とは、 (1)−R8(ここでR8は上述の通りである); (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)−R399(ここでR399は上述の通りである); (9)−R400(ここでR400は上述の通りである); (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(ビシクロ−C6-10アルキル)基を 指す。 本明細書において使用される「mod−ビシクロ−C6-10アルケニル」とは、 (1)上述のごとき−R8; (2)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (3)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (4)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りである) ; (5)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りである) ; (6)−SO3H; (7)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (8)−R399(ここでR399は上述の通りである); (9)−R400(ここでR400は上述の通りである); (10)−アリール;及び (11)−Het から選択される1〜6個の基で置換された−(ビシクロ−C6-10アルケニル)基 を指す。 本明細書において使用される「mod−Het−」とは、R301ではなくて1つ以 上の置換基R302を有し得ることを除き、上述のごときHet基を指す。ここで R302は上述の通りであるか、または、ジ−、トリ−、テトラ−または ペンタ置換mod−Het基内の任意の隣り合う2つの置換基R302は、環構成炭素 原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通りである)及び−NR18 (ここでR18は上述の通りである)からなる群から独立に選択される0、1また は2つの環構成ヘテロ原子とからなる5、6または7員環を形成していてもよい 。 本明細書において使用される「mod−複素環」とは、複素環式基がR301ではな くて1つ以上の置換基R302を有することを除き、上述のごとき複素環式基を指 す。ここでR302は上述の通りであるか、または、ジ−、トリ−、テトラ−また はペンタ置換mod−複素環式基内の任意の隣り合う2つの置換基R302は、炭素原 子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通りである)及び−NR18− (ここでR18は上述の通りである)から独立に選択される0、1または2つのヘ テロ原子とからなる5、6または7員環を形成していてもよい。 「モノアルキルアミノ」及び「ジアルキルアミノ」とはそれぞれ、アミノ基を 介して分子の残りの部分に結合していることを除き、1個及び2個の上述のごと きアルキル基を指す。例としては、限定的ではないが、メチルアミノ、 イソプロピルアミノ、ジメチルアミノ、N,N−メチルイソプロピルアミノなど が挙げられる。 「モノシクロアルキルアミノ」及び「ジシクロアルキルアミノ」とはそれぞれ 、アミノ基を介して分子の残りの部分に結合していることを除き、1個及び2個 の上述のごときシクロアルキル基を指す。例としては、限定的ではないが、シク ロヘキシルアミノ、ビス−(シクロヘキシル)アミノなどが挙げられる。 「モノハロゲン化アルキル」、「ジハロゲン化アルキル」または「トリハロゲ ン化アルキル」とは、それぞれ1、2または3個の上述のごときハロゲン原子で 置換された、特定の適合性のある長さの上述のごときアルキル基を指す。 「N−アルキルカルボキサミド」とは、カルボニル基を介して分子の残りの部 分に結合しており、式HN(アルキル)C(O)−を有することを除き、上述の ごときアルキルアミノ基を指す。 「N−アリールカルボキサミド」とは、カルボニル基を介して分子の残りの部 分に結合しており、式HN(アリール)C(O)−を有することを除き、上述の ごときアリールアミノ基を指す。 「天然アミノ酸」及び「標準アミノ酸」とは、アラニン、アルギニン、アスパ ラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、 ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン 、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、トリシン及びバリンからな る群から選択されるアミノ酸を指す。 「N,N−ジアルキルカルボキサミド」とは、カルボニル基を介して分子の残 りの部分に結合しており、式N(アルキル)(アルキル′)C(O)−を有する ことを除き、上述のごときジアルキルアミノ基を指す。 「N,N−ジアリールカルボキサミド」とは、=NC(O)−基を介して分子 の残りの部分に結合おり、例えば式N(アリール)(アリール′)C(O)−を 有することを除き、独立に選択された2つの上述のごときアリール基を指す。 「N末端保護基」とは、合成過程において所望されない反応に対してN末端を 保護したり、最終化合物におけるエキソペプチダーゼの攻撃を防止したり、最終 化合物の溶解度を高めることが当分野において公知の基を指し、限定的ではない が、アシル、アセチル、ピバロイル、tert−ブチ ルアセチル、tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボ ニル(Cbz)、ベンゾイル基などが挙げられる。他のこのような基は、Gro ss,E.及びMeienhofer,J.,The Peptides,Vo l 3;Academic Press,1981に記載されている。 「オキソ」とは、カルボニル基を形成する酸素原子を指す。 「ペルハロゲン化アルキル」とは、とり得る全ての原子価で、上述のごときハ ロゲン原子で置換された特定の長さの上述のごときアルキル基を指す。 本明細書において使用される「適正化された(qualified)アリール」とは、 置換及び未置換炭素環芳香族基を指し、限定的ではないが、必要によってはハロ 、ニトロ、シアノ、−(C1-10アルキル)、アルコキシ及びハロ置換アルキルか ら独立に選択される1、2または3個の置換基で置換された、フェニル、1−ま たは2−ナフチル、フルオレニル、(1,2)−ジヒドロナフチル、(1,2,3, 4)−テトラヒドロナフチル、インデニル、インダニルなどを含む。 「適正化されたアリールアルキル」とは、アルキル基を 介して分子の残りの部分に結合している前述のごとき適正化されたアリール基を 指す。 本明細書において使用される「Sub−C1-10アルキル」とは、 (a)R6(ここでR6は上述の通りである); (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)−NR67(ここでNR67は上述の通りである); (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(C1-10アルキル )を指す。 本明細書において使用される「sub−シクロ−C3-10アルキル」とは、 (a)R6(ここでR6は上述の通りである); (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)−NR67(ここでNR67は上述の通りである); (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C3-10 アルキル)を指す。 本明細書において使用される「sub−シクロ−C3-10アルキル−C1-3アルキル 」とは、 (a)R6(ここでR6は上述の通りである); (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)−NR67(ここでNR67は上述の通りである); (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C3-10 アルキル−C1-3アルキル)基を指す。 本明細書において使用される「sub−C3-10アルケニル」とは、 (a)R6(ここでR6は上述の通りである); (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)−NR67(ここでNR67は上述の通りである); (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(C3-10アルケニ ル)を指す。 本明細書において使用される「sub−シクロ−C4-10アルケニル」とは、 (a)R6(ここでR6は上述の通りである); (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)−NR67(ここでNR67は上述の通りである); (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C4-10 アルケニル)を指す。 本明細書において使用される「sub−シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルケニ ル」とは、 (a)R6(ここでR6は上述の通りである); (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)−NR67(ここでNR67は上述の通りである); (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上 述の通りである); (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C6-10 アルキル−C3-5アルケニル)を指す。 本明細書において使用される「sub−C3-10アルキニル」とは、 (a)上述のごときR6; (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)上述のごとき−NR67; (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)上述のごとき−R399; (j)上述のごとき−R400; (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(C3-10アルキニ ル)を指す。 本明細書において使用される「sub−シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルキニ ル」とは、 (a)上述のごときR6; (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)上述のごとき−NR67; (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)上述のごとき−R399; (j)上述のごとき−R400; (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(シクロ−C6-10 アルキル−C3-5アルキニル)を指す。 本明細書において使用される「sub−ビシクロ−C6-10アルキル」とは、 (a)上述のごときR6; (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)上述のごとき−NR67; (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りで ある); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(ビシクロ−C6- 10 アルキル)を指す。 本明細書において使用される「sub−ビシクロ−C6-10アルケニル」とは、 (a)上述のごときR6; (b)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (c)上述のごとき−NR67; (d)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (e)−SO3H; (f)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りで ある); (g)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである) ; (h)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (i)−R399(ここでR399は上述の通りである); (j)−R400(ここでR400は上述の通りである); (k)−アリール;及び (l)−Het からなる群から独立に選択される1〜6個の基で置換された−(ビシクロ−C6- 10 アルケニル)を指す。 本明細書において使用される「置換−ビシクロ−C6-10アルケニル」とは、ハ ロゲン;−OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2 H;−CONH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−; (C1-6アルキル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O )−;(C1-6アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH− ;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC (O)NH−;(C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2 )−グアニジノ;(C1-6アルキル)OC(O)−グアニ ジノ;H2N−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;m od−アリール−OC(O)−グアニジノ;(C1-6アルキル)NHC(O)−; ジ(C1-6アルキル)NC(O)−;mod−アリール−NHCO−;ジ(mod−ア リール)NCO−;−OSO211;オキソ;エポキシ;mod−アリール−O−; mod−アリール−S−;mod−アリール−(C1-6アルキル)O−;mod−アリール −(C1-6アルキル)−S−;mod−Het−O−;mod−Het−S−;mod−H et−(C1-6アルキル)O;mod−Het−(C1-6アルキル)S−;mod−アリ ール;mod−Het−;−SO3H;−S(O)tNH2;−S(O)tNHR11; −S(O)tNR1111〔ここでR11は独立に選択される〕;及び−S(O)s11 〔ここでグアニジノ、mod−アリール、オキソ、エポキシ、mod−Het−、s 、t、及びR11は上述の通りである〕から選択される1〜3個の基で置換された −(ビシクロ−C6-10アルケニル)基を指す。 本明細書において使用される「置換−ビシクロ−C6-10アルキル」とは、ハロ ゲン;−OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2 H;−CONH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−; (C1-6アルキル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O )−;(C1-6アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH− ;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC (O)NH−;(C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2 )−グアニジノ;(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;H2N−;mod− アリール−(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC( O)−グアニジノ;(C1-6アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)N C(O)−;mod−アリール−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−O SO211;オキソ;エポキシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;m od−アリール−(C1-6アルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)− S−;mod−Het−O−;mod−Het−S−;mod−Het−(C1-6アルキル )O;mod−Het−(C1-6アルキル)S−;mod−アリール;mod−Het−; −SO3H;−S(O)tNH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1111 〔ここでR11は独立に選択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニジノ 、mod−アリール、オキソ、エポキシ、mod−Het−、s、t、及びR11は上述 の通りである〕 から選択される1〜3個の基で置換された−(ビシクロ−C6-10アルキル)基を 指す。 本明細書において使用される「置換−C3-6アルケニル」とは、ハロゲン;− OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2H;−C ONH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−;(C1-6ア ルキル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)−;(C1-6 アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH−;mod−ア リール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC(O)NH −;(C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2)−グアニ ジノ;(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;H2N−;mod−アリール− (C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC(O)−グア ニジノ;(C1-6アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)NC(O)− ;mod−アリール−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−OSO211 ;オキソ;エポキシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;mod−アリ ール−(C1-6アルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)−S−;mod −Het−O−;mod−Het−S−;mod−Het−(C1-6ア ルキル)O;mod−Het−(C1-6アルキル)S−;mod−アリール;mod−He t−;−SO3H;−S(O)tNH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1 111〔ここでR11は独立に選択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニ ジノ、mod−アリール、オキソ、エポキシ、mod−Het−、s、t、及びR11は 上述の通りである〕から選択される1〜3個の基で置換された−(C3-6アルケ ニル)基を指す。 本明細書において使用される「置換−C1-6アルキル」とは、ハロゲン;−O H;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2H;−CO NH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−;(C1-6アル キル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)−;(C1- 6 アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH−;mod−アリ ール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC(O)NH− ;(C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2)−グアニジ ノ;(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;H2N−;mod−アリール−( C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC(O)−グアニ ジノ;(C1-6アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)NC(O)−; mod −アリール−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−OSO211;オキ ソ;エポキシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;mod−アリール− (C1-6アルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)−S−;mod−He t−O−;mod−Het−S−;mod−Het−(C1-6アルキル)O;mod−He t−(C1-6アルキル)S−;mod−アリール;mod−Het−;−SO3H;−S (O)tNH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1111〔ここでR11は独 立に選択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニジノ、mod−アリール、 オキソ、エポキシ、mod−Het−、s、t、及びR11は上述の通りである〕か ら選択される1〜3個の基で置換された−(C1-6アルキル)基を指す。 本明細書において使用される「置換−C3-6アルキニル」とは、ハロゲン;− OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2H;−C ONH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−;(C1-6ア ルキル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)−;(C1-6 アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH−;mod−ア リール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC(O)NH −;(C1-6ア ルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2)−グアニジノ;(C1-6 アルキル)OC(O)−グアニジノ;H2N−;mod−アリール−(C1-6アルキ ル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC(O)−グアニジノ;(C1 -6 アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)NC(O)−;mod−アリー ル−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−OSO211;オキソ;エポ キシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;mod−アリール−(C1-6ア ルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)−S−;mod−Het−O− ;mod−Het−S−;mod−Het−(C1-6アルキル)O;mod−Het−(C1-6 アルキル)S−;mod−アリール;mod−Het−;−SO3H;−S(O)t NH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1111〔ここでR11は独立に選 択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニジノ、mod−アリール、オキソ 、エポキシ、mod−Het−、s、t、及びR11は上述の通りである〕から選択 される1〜3個の基で置換された−(C3-6アルキニル)基を指す。 本明細書において使用される「置換−シクロ−C4-10アルケニル」とは、ハロ ゲン;−OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2 H;−CONH2 ;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−;(C1-6アルキル )OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)−;(C1-6ア ルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH−;mod−アリール −(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC(O)NH−;( C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2)−グアニジノ; (C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;H2N−;mod−アリール−(C1-6 アルキル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC(O)−グアニジノ ;(C1-6アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)NC(O)−;mod −アリール−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−OSO211;オキ ソ;エポキシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;mod−アリール− (C1-6アルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)−S−;mod−He t−O−;mod−Het−S−;mod−Het−(C1-6アルキル)O;mod−He t−(C1-6アルキル)S−;mod−アリール;mod−Het−;−SO3H;−S (O)tNH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1111〔ここでR11は独 立に選択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニジノ、mod−アリール、 オキソ、エポキシ、 mod−Het−、s、t、及びR11は上述の通りである〕から選択される1〜3 個の基で置換された−(シクロ−C4-10アルケニル)基を指す。 本明細書において使用される「置換−シクロ−C3-10アルキル」とは、ハロゲ ン;−OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキル)N−;−CO2H ;−CONH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6アルキル)O−;( C1-6アルキル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O) −;(C1-6アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル)C(O)NH−; mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod−アリール−OC( O)NH−;(C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−アリール−(SO2) −グアニジノ;(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;H2N−;mod−ア リール−(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC(O )−グアニジノ;(C1-6アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)NC (O)−;mod−アリール−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−OS O211;オキソ;エポキシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;mod −アリール−(C1-6アルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)−S −;mod−Het−O−;mod−Het−S−;mod−Het−(C1-6アルキル) O;mod−Het−(C1-6アルキル)S−;mod−アリール;mod−Het−;− SO3H;−S(O)tNH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1111〔 ここでR11は独立に選択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニジノ、m od−アリール、オキソ、エポキシ、mod−Het−、s、t、及びR11は上述の 通りである〕から選択される1〜3個の基で置換された−(シクロ−C3-10アル キル)基を指す。 本明細書において使用される「置換−ビシクロ−C6-10アルケニル−C1-6ア ルキル」とは、ハロゲン;−OH;(C1-6アルキル)NH−;ジ(C1-6アルキ ル)N−;−CO2H;−CONH2;−SH;(C1-6アルキル)S−;(C1-6 アルキル)O−;(C1-6アルキル)OC(O)−;mod−アリール−(C1-6ア ルキル)OC(O)−;(C1-6アルキル)OC(O)NH−;(C1-6アルキル )C(O)NH−;mod−アリール−(C1-6アルキル)OC(O)NH−;mod −アリール−OC(O)NH−;(C1-6アルキル)CO−グアニジノ;mod−ア リール−(SO2)−グアニジノ;(C1-6アルキル)OC(O)−グアニジノ; H2N−;mod−アリール−(C1-6アル キル)OC(O)−グアニジノ;mod−アリール−OC(O)−グアニジノ;( C1-6アルキル)NHC(O)−;ジ(C1-6アルキル)NC(O)−;mod−ア リール−NHCO−;ジ(mod−アリール)NCO−;−OSO211;オキソ; エポキシ;mod−アリール−O−;mod−アリール−S−;mod−アリール−(C1 -6 アルキル)O−;mod−アリール−(C1-6アルキル)−S−;mod-Het−O −;mod-Het−S−;mod−Het−(C1-6アルキル)O;mod−Het−( C1-6アルキル)S−;mod−アリール;mod−Het−;−SO3H;−S(O)t NH2;−S(O)tNHR11;−S(O)tNR1111〔ここでR11は独立に選 択される〕;及び−S(O)s11〔ここでグアニジノ、mod−アリール、オキソ 、エポキシ、mod-Het−、s、t、及びR11は上述の通りである〕から選択さ れる1〜3個の基で置換された−(ビシクロ−C6-10アルケニル)−C1-6アル キル基を指す。 「チオアルコキシアルキル」とは、アルキル基を介して分子の残りの部分に結 合していることを除き、上述のごときチオアルコキシ基を指す。 「チオアルキル」とは、−SH基で置換されている上述 のごときアルキル基を指す。 「チオオキソ」とは、チオカルボニル基を形成している硫黄原子を指す。 「未置換アリール」とは、環が3〜7個の炭素原子からなる、電荷を有するま たは有さない単、二、三または四環式芳香族基を指す。未置換アリールの例とし ては、限定的ではないが、水素によってのみ置換されている、フェニル、1−ま たは2−ナフチル、アズレニル、フルオレニル、(1,2)−ジヒドロナフチル 、(1,2,3,4)−テトラヒドロナフチル、インデニル、インダニルなどが挙 げられる。 「医薬上容認可能な塩、エステル、アミド及びプロドラッグ」とは、良識ある 医学的判断のなかで、過度の毒性、刺激、アレルギー応答などなしにヒト及び下 等動物の組織と接触して使用するのに適しており、有効性/危険性の比が合理的 であり、予定された用途に対して有効であり、可能であるならば本発明化合物の 双性イオン形態である本発明化合物のカルボン酸塩、アミノ酸付加塩、エステル 、アミド及びプロドラッグを指す。「塩」なる用語は、本発明化合物の比較的無 毒性の無機及び有機酸付加塩を指しており、該化合物を最終的に単離及び精製す る際にその場で製造することもできるし、別個に、遊離塩基形態の精製化合物を 適当な有機または無機酸と反応させ、このように形成した塩を単離することによ り製造することもできる。代表的な塩としては、臭化水素酸、塩酸、硫酸、二硫 酸、リン酸、硝酸、酢酸、シュウ酸、吉草酸、オレイン酸、パルミチン酸、ステ アリン酸、ラウリル酸、ホウ酸、安息香酸、乳酸、トシル酸、クエン酸、マレイ ン酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸、ナフチル酸、メタンスルホン酸、グルコヘ プトン酸、ラクチオビオン酸及びラウリルスルホン酸などの塩が挙げられる。こ れらは、例えばナトリウム、リチウム、カ リウム、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ及びアルカリ土類金属をベー スとするカチオン、並びに、限定的ではないが、アンモニウム、テトラメチルア ンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリ メチルアミン、トリエチルアミン、エチルアミンなどを含む無毒性アンモニウム 、第四級アンモニウム及びアミンカチオンを含み得る(例えばS.M.Berg eら,“Pharmaceutical Salts”,J.Pharm.Sc i. ,66:1−19(1977)参照)。 本発明化合物の医薬上容認可能な無毒性エステルの例としては、アルキル基が 直鎖または分枝鎖であるC1-6アルキルエステルが挙げられる。容認可能なエス テルとして更にC5-7シクロアルキルエステル及び限定的ではないがベンジルの ごときアリールアルキルエステルが挙げられる。C1-4アルキルエステルが好ま しい。本発明化合物のエステルは慣用方法に従って製造し得る。即ち、本発明化 合物のアルコール部分の無毒性エステルは、かかるアルコールをC1-6アルキル カルボン酸、C1-6アルキルジカルボン酸またはアリール−カルボン酸と縮合す ることにより構築し得る。かかるエステルの例としては、限定的ではないが、 アセチル、ベンゾイルまたはヘミ−スクシニルが挙げられる。 本発明化合物の医薬上容認可能な無毒性アミドの例としては、アンモニア、第 一級C1-6アルキルアミン及び第二級ジC1-6アルキルアミンから誘導されるアミ ドが挙げられる。第二級アミンの場合には、アミンは1つの窒素原子を含む5ま たは6員複素環の形態であってもよい。アンモニアから誘導されるアミド、C1- 3 アルキル第一級アミド及びジC1-2アルキル第二級アミドが好ましい。本発明化 合物のアミドは慣用方法に従って製造し得る。 「プロドラッグ」とは、血液中で加水分解されるなどして、in vivoで迅速に 変換されて上記式の親化合物を与える化合物を指す。T.Higuchi及びV .Stella,“Pro−drugs as Novel Delivery Systems”,Vol 14 of the A.C.S.Sympos ium Series及びBioreversible Carriers i n Drug Design,Edward B.Roche編,Americ an Pharmaceutical Association and Pe rgamon Pres s,1987に十分な議論がなされている。 本発明化合物のプロドラッグは適当な方法により製造することができる。プロ ドラッグ部分がアミノ酸またはペプチド官能基である化合物に対しては、アジド 法、混合酸無水物法、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)法、活性エス テル法(p−ニトロフェニルエステル法、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステ ル法、シアノメチルエステル法など)、ウッドワード試薬K法、DCC−HOB T(1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール)法などの慣用縮合法に従い、薬剤の アミノ基とアミノ酸及びペプチドを縮合し得る。“Peptide Synth esis”第2版,M.Bodansky,Y.S.Klausner及びM. A.Ondetti(1976)に古典的なアミノ酸縮合反応方法が記載されて いる。 通常のペプチド合成におけるように、必要であれば、アミノ酸のα及びω位置 にある分枝鎖アミノ及びカルボキシル基を保護及び脱保護し得る。使用し得るア ミノ基に対する保護基としては例えば、ベンジルオキシカルボニル(ZまたはC bz)、o−クロロベンジルオキシカルボニル((2−Cl)Z)、p−ニトロ ベンジルオキシカルボニル (Z(NO2))、p−メトキシベンジルオキシカルボニル(Z(OMe))、 t−アミルオキシカルボニル(Aoc)、イソボルネアルオキシカルボニル、ア ダマンチルオキシカルボニル(Adoc)、2−(4−ビフェニル)−2−プロ ピルオキシカルボニル(Bpoc)、9−フルオレニル−メトキシカルボニル( Fmoc)、メチルスルホニルエトキシカルボニル(Msc)、トリフルオロア セチル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフェニルスルホニル(Nps)、ジフ ェニルホスフィノチオイル(Ppt)、ジメチルホスフィノ−チオイル(Mpt )などが挙げられる。 カルボキシル基に対する保護基の例としては、ベンジルエステル(OBzl) 、シクロヘキシルエステル、4−ニトロベンジルエステル(OBzlNO2)、 t−ブチルエステル(OtBu)、4−ピリジルメチルエステル(OPic)な どが挙げられる。 ある種の本発明化合物ではその合成過程において、必要であれば、分枝鎖中の アミノ基及びカルボキシル基以外の官能基を有する特定のアミノ酸、例えばアル ギニン、システイン、セリンなどを適当な保護基を用いて保護することもできる 。好ましいことに、例えばアルギニン中のグアニ ジノ基(NG)はニトロ、p−トルエンスルホニル(Tos)、ベンジルオキシ カルボニル(Z)、アダマンチルオキシカルボニル(Adoc)、p−メトキシ ベンゼンスルホニル、4−メトキシ−2,6−ジメチルベンゼンスルホニル(M ts)などで保護し得、システイン中のチオール基はベンジル、p−メトキシベ ンジル、トリフェニルメチル、アセトアミドメチル、エチルカルバミル、4−メ チルベンジル(4−MeBzl)、2,4,6−トリメチルベンジル(Tmb)な どで保護し得、セリン中のヒドロキシ基はベンジル(Bzl)、t−ブチル、ア セチル、テトラヒドロピラニル(THP)などで保護し得る。 本発明化合物には多数の不斉中心が存在する。特に記載のない限り、本発明は 種々の立体異性体及びそれらの混合物を包含するものとする。 一般的なin vitro生物学的アッセイにおいて本発明化合物が示す免疫調節活性 は、かかる化合物が免疫抑制、抗微生物、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症及び抗増 殖活性を有すると共に、化学療法薬剤耐性を逆転する能力を有することを示す。 HIV増殖に先決とされるT細胞活性化を遮断する薬剤として、本発明化合物は HIV複製防止のための予 防薬として有用である。本発明化合物は単独で使用しても有効である一方、FK 506、ラパマイシン、シクロスポリンA、ピシバニル、マイコフェノール酸、 アザチオプリン、プレドニゾロン、シクロホスファミド、ブレキナール及びレフ ルノミドといった他の免疫抑制剤との併用療法も有益であることが期待される。 免疫抑制剤として、本発明化合物は、免疫仲介組織または臓器移植拒絶反応の 予防のために投与される場合に有効である。かかる作用が起こる移植組織及び臓 器の例としては、心臓、腎、肝、骨髄、皮膚、角膜、肺、膵、小腸(intestinum tenue)、四肢、筋肉、神経、十二指腸、小腸(small-bowel)、脾島細胞など ;骨髄移植によって惹起される移植組織対宿主疾患が挙げられる。本発明化合物 による免疫応答の調節は、自己免疫性疾患、例えば慢性関節リューマチ、全身紅 斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、多発性硬化症、重症筋無力症、I型糖尿病、ぶどう膜 炎、アレルギー性脳脊髄炎、糸球体腎炎など;病原性微生物、例えばHIVによ って惹起されるその他の感染症の治療にも有用となり得る。特にHIV−1、H IV−2及び関連レトロウイルス株の場合、ウイルスの複製は宿主たるT細胞の 増殖機 能に依存するが故に、T細胞有糸分裂を阻害すればウイルスの複製が抑制される 。 更なる用途として、炎症性及び過増殖皮膚病並びに免疫仲介疾患の皮膚での症 状出現、例えば幹癬、アトピー性(atopical)皮膚炎、接触皮膚炎及び他の湿疹 性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、偏平苔癬、天疱瘡、水疱性類疱瘡、表皮水疱症、じん ま疹、血管浮腫、脈管炎、紅斑、好酸球増加症、紅斑性狼瘡、ざ瘡、及び、限定 的ではないが円形脱毛症を含む毛髪減損をもたらす疾患または症候群の治療及び 予防が挙げられる。本発明化合物が有用となり得る他の場合としては、種々の眼 病(自己免疫その他)、例えば角結膜炎、春季カタル、角膜炎、ヘルペス性角膜 炎、円錐角膜、角膜上皮変性症、角膜白斑、眼天疱瘡、モーレン潰瘍、強膜炎、 グレイヴス病、フォークト−小柳−原田症候群、サルコイドーシスなど;喘息( 例えば気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息及び塵埃喘息) 、特に慢性または難治性喘息(例えば遅発性喘息及び気道反応過多)、気管支炎 などの症状を含む可逆性閉塞性気道障害;粘膜及び血管の炎症、例えば胃潰瘍、 虚血性障害及び血栓症によって惹起される血管損傷が挙げられる。更に、血管内 膜平滑 筋細胞過形成、再発狭窄症及び、特に生物学的または機械的仲介血管損傷のあと の血管閉塞といった過増殖血管疾患を本発明化合物によって治療または予防し得 る。 他の治療し得る症状としては、限定的ではないが、虚血性腸疾患、炎症性腸疾 患、壊死性全腸炎、熱性熱傷に伴なう腸病変及びロイコトリエンB4仲介疾患; 腸炎症/アレルギー、例えば腹腔疾患、直腸炎、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、 クローン病及び潰瘍性大腸炎;胃腸管以外の箇所で症状が現れる(例えば偏頭痛 、鼻炎及び湿疹)食物関連アレルギー疾患;腎疾患、例えば間質性腎炎、グッド パスチャー症候群、溶血−尿毒症候群及び糖尿病性腎症;神経疾患、例えば多発 性筋炎、ギラン−バレ症候群、メニエール病、多発性神経炎(polyneuritis)、 多発性神経炎(multiple neuritis)、単神経炎及び神経根症;内分泌性疾患、 例えば甲状腺機能亢進症及びバセドー病;血液性疾患、例えば純粋赤血球無形成 、再生不能性貧血、再生不良性貧血、突発性血小板減少性紫斑病、自己免疫溶血 性貧血、顆粒球減少症、悪性貧血、巨赤芽球性貧血及び赤血球生成欠如;骨疾患 、例えば骨粗鬆症;呼吸系疾患、例えばサルコイドーシス、肺線維症及び突発性 間質性肺炎;皮膚疾患、 例えば皮膚筋炎、尋常性白斑、魚鱗癬、光アレルギー性過敏症及び皮膚T細胞リ ンパ腫;循環系疾患、例えば動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、大動脈炎、 結節性多発性関節炎及び心筋症;コラーゲン疾患、例えば強皮症、ベゲネル肉芽 腫及びシェーグレン症候群;脂肪症;好酸性筋膜炎;歯周疾患、例えば歯肉、歯 根膜、歯槽骨及びセメント質の病変;ネフローゼ症候群、例えば糸球体腎炎;抜 毛予防もしくは毛芽付与並びに/または毛髪生成及び成長の促進による男性型脱 毛症または老人性脱毛症;筋ジストロフィー;膿皮症及びセザリー症候群;アジ ソン病;活性酸素仲介疾患、例えば保存、移植または虚血性疾患(例えば血栓症 及び心臓infraction)の際に生じる臓器(例えば心臓、肝、腎及び消化管)の虚 血−再潅流傷害のごとき臓器損傷;腸疾患、例えば内毒素ショック、偽膜性大腸 炎、及び薬物や放射線によって惹起される大腸炎;腎疾患、例えば虚血性急性腎 不全及び慢性腎不全;肺疾患、例えば肺−酸素または薬剤(例えばパラコート及 びブレオマイシン)によって惹起される中毒症、肺癌及び肺気腫;眼病、例えば 白内障、シデローシス、網膜炎、pigmentosa、老人性黄斑変性、硝子体瘢痕及び 角膜アルカリ熱傷;皮膚炎、例えば多形紅 斑、線状IgA水疱性皮膚炎及びcement皮膚炎;その他、歯肉炎、歯周炎、敗血 症、膵炎、環境汚染(例えば空気汚染)、老化、発癌性物質によって惹起される 疾患、癌転移及び高山病;ヒスタミンまたはロイコトリエンC4放出によって惹 起される疾患;ベチェット病、例えば腸、血管または神経性ベチェット病、及び 、口腔、皮膚、眼、外陰、関節、副睾丸、肺、腎などに影響を及ぼすベチェット 病が挙げられる。更に本発明化合物は、免疫原性疾患(例えば、自己免疫性肝炎 、原発性胆汁性肝硬変及び硬化性胆管炎のごとき慢性自己免疫性肝疾患)、肝一 部切除、急性肝壊死(例えば毒素、ウイルス性肝炎、ショックまたは無酸素症に よって惹起される壊死)、B型ウイルス性肝炎、非A/非B型肝炎、硬変(例え ばアルコール性肝硬変)及び、肝不全、例えば劇症肝不全、遅発性肝不全及び「 慢性急性」肝不全(慢性肝疾患における急性肝不全)のごとき肝疾患の治療及び 予防にも有用であり、更には、化学療法効果の増強、サイトメガロウイルス感染 、特にHCMV感染の予防または治療活性、抗炎症活性などの有用な活性の故に 、種々の疾患に有用である。 更に、化合物によってはFK−506アンタゴニスト性 を有し、これらは、免疫抑制または免疫抑制を含む障害の治療に有用である。免 疫抑制を含む障害の例としてはAIDS、癌、老人性痴呆症、(創傷治癒、手術 及びショックを含む)外傷、慢性細菌感染、及びある種の中枢神経性障害が挙げ られる。治療すべき免疫抑制は、免疫抑制性大環状化合物、例えばFK−506 またはラパマイシンのごとき12−(2−シクロヘキシル−1−メチルビニル) −13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ クロ[22.3.1.04,9]オクタコス−18−エンの誘導体の過剰服用によって 惹起され得る。指定された時間に薬を服用するのを忘れたことに気付いた患者が 薬を過剰服用することはかなりよくあり、これが重大な副作用をもたらし得る。 本発明化合物を使用して免疫抑制を治療し得る別の状況はワクチン接種である 。疾患に対する免疫を取得するために体内に導入された抗原が免疫抑制剤として も作用し、従って体内で抗体が産生されず、免疫が得られないということは度々 見られる。本発明化合物を体内に(ワクチンとして)導入することにより、所望 されない免疫抑制が解消され、免疫が取得され得る。 本発明化合物は、薬物耐性標的細胞の化学的感作にも有用となり得る。シクロ スポリンA及びFK−506は、抗癌剤に結合してその作用を阻害する物質であ るP−糖タンパク質の有効な調節物質であることが公知である。P−糖タンパク 質を阻害することにより、化学療法剤に対する複数薬物耐性(MDR)細胞の感 受性を増加し得る。本発明化合物は同様に、5−フルオロウラシル、シスプラチ ン、メトトレキサート、ビンクリスチン、ビンブラスチン及びアドリアマイシン 、コルチシン及びビンクリスチンといった臨床上有効な抗腫瘍剤に対して発現さ れる抵抗性を克服することにおいても有効となり得る。 更に、ステロイドレセプター関連熱ショックタンパク質hsp56またはhs p59は、イムノフィリン(immunophilin)タンパク質のFK506類に属する ことが最近になって判っている。ステロイドレセプター関連熱ショックタンパク 質の免疫抑制マクロライドFK506に結合し得る能力は、ステロイドレセプタ ー及びイムノフィリンのシグナル伝達経路が機能的に相互に関連していることを 示している。本発明化合物と低濃度のステロイドリガンド(例えばプロゲステロ ン、デキサメタソン)とを併用して治療 すると、リガンド単独に対する応答に見られるよりも標的遺伝子発現を有意に増 強する結果となり得る。即ち本発明化合物はステロイド仲介の転写促進(transa ctivation)を増強し得る。 本発明の水性液体組成物は、(例えば円錐角膜、角膜炎、角膜表皮変性症、白 斑、モーレン潰瘍、強膜炎及びグレイヴス病を含む)自己免疫性疾患及び角膜移 植拒絶反応のごとき種々の眼病の治療及び予防に特に有効となり得る。 上記及び他の治療に使用する場合、合理的な有効性/危険性の比で特定の疾病 を治療するのに十分な化合物の量を意味する「治療上有効量」の本発明化合物の いずれかは、純粋形態、または存在する場合には医薬上容認可能な塩、エステル またはプロドラッグの形態で使用し得る。或いは本発明組成物は、当該化合物を 1種以上の医薬上容認可能な賦形剤と一緒に含む医薬組成物として投与すること もできる。しかしながら、本発明の化合物及び組成物の合計日用量は、良識のあ る医学的判断のなかで担当医師によって決定される。 特定の患者に対する特定の治療上有効な用量レベルは、種々の要因、例えば治 療される疾病の種別及び疾病の重症 度;使用される特定の化合物の活性;使用される特定の組成物;患者の年齢、体 重、全般的体調、性別及び食事;使用される特定の化合物の投与時間、投与経路 及び排泄速度;治療期間;使用される特定の化合物と併用または同時使用される 薬剤;及び医薬分野において公知の同様の要因などに従う。例えば、所望の治療 効果を得るのに必要なより低いレベルで化合物の服用を開始し、所望の効果が得 られるまで徐々に用量を増加することも当分野の技法の範囲内にある。 ヒトまたは下等動物に投与される本発明化合物の合計日用量は患者の体重1k g当たり約0.001〜約10mg/日とし得る。経口投与においてより好まし い用量は約0.005〜約3mg/kg/日であり得る。所望であれば、有効日 用量を投与の目的で複数の服用量に分割してもよい。これに伴い、1回に服用さ れる組成物は、日用量を満たす量を含むこともあるし、またはその約量を含むこ ともある。 本発明の医薬組成物は本発明化合物と医薬上容認可能な担体または賦形剤とを 含むが、後者は、無毒性固体、半固体または液体充填剤、希釈剤、カプセル封入 材料または任意のタイプの調合助剤を意味する。組成物は、経口、直腸、 非経口、槽内、膣内、腹腔内、(粉末、軟膏、ドロップまたは経皮パッチにより )局所、頬側に投与することもできるし、口腔または鼻腔スプレーとして投与す ることもできる。本明細書において使用される「非経口」なる用語は、静脈内、 筋肉内、腹腔内、槽内、皮下及び関節内注射及び注入を含む投与形態を指す。 非経口注射用の本発明の医薬組成物は、医薬上容認可能な滅菌水性または非水 性溶液、分散液、懸濁液またはエマルジョン、及び、使用直前に滅菌注射溶液ま たは分散液に再構成するための滅菌粉末からなる。適当な水性及び非水性担体、 希釈剤、溶剤またはベヒクルの例としては、水、エタノール、ポリオール(例え ばグリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、カル ボキシメチルセルロース及びこれらの適当な混合物、植物油(例えばオリーブ油 )、並びにオレイン酸エチルのごとき注射用有機エステルが挙げられる。レシチ ンのようなコーティング材料を使用したり、分散液の場合には要求される粒径を 維持したり、界面活性剤を使用することにより、適正な流動性を維持し得る。 かかる組成物は、保存剤、水和剤、乳化剤及び分散剤の ごときアジュバントを含んでもよい。種々の抗菌剤及び抗真菌剤、例えばパラベ ン、クロロブタノール、フェノールソルビン酸などを含めることにより、微生物 の作用を確実に防止し得る。糖、塩化ナトリウムなどの等張剤を含むことも場合 によっては望ましい。モノステアリン酸アルミニウム及びゼラチンのごとき吸収 を遅延する薬剤を包含することにより注射用医薬剤の吸収を遅延し得る。 場合によっては、薬剤の効果を持続するため、皮下または筋肉内注射からの薬 剤の吸収を遅くすることも望ましい。これは、水溶性の低い結晶質または非晶質 材料の懸濁液を使用することにより行い得る。薬剤の吸収速度は溶解速度に従う が、溶解速度は更に結晶サイズ及び結晶形状に従い得る。或いは薬剤を油性ベヒ クル中に溶解または懸濁することにより、非経口投与された薬剤の吸収を遅延し 得る。 ポリラクチド−ポリグリコシド、ポリ(オルトエステル)及びポリ(無水物) のごとき生分解性ポリマーで薬剤のマイクロカプセル基剤を形成することにより 、デポー注射剤を製造し得る。薬剤対ポリマー比と使用する特定のポリマーの特 性とに従い、薬剤放出速度を制御し得る。デポー注射剤は、体組織と相容性のリ ポソームまたはマイクロエマル ジョン中に薬物を封入することによっても製造される。 例えば細菌保持フィルターで濾過したり、使用直前に滅菌水または他の滅菌注 射用溶媒中に溶解または分散し得る滅菌固体組成物の形態の滅菌剤を配合するこ とにより、注射用組成物を滅菌することができる。 経口投与用固体剤形としてはカプセル、錠剤、丸剤、粉剤及び粒剤が挙げられ る。このような固体剤形においては、有効化合物を少なくとも1種の不活性の医 薬上容認可能な賦形剤または担体、例えばクエン酸ナトリウムまたはリン酸二カ ルシウム、及び/またはa)充填剤もしくは増量剤〔例えば澱粉、ラクトース、 スクロース、グルコース、マンニトール及びケイ酸〕、b)結合剤〔例えばカル ボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ス クロース及びアカシアゴム〕、c)湿潤剤〔例えばグリセロール〕、d)崩壊剤 〔例えば寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカ澱粉、アルギン酸、 ある種のケイ酸塩及び炭酸ナトリウム〕、e)溶解遅延剤〔例えばパラフィン〕 、f)吸収促進剤〔例えば第四級アンモニウム化合物〕、g)水和剤〔例えばセ チルアルコール及びモノステアリン酸グリセロール〕、h)吸収剤〔例 えばカオリン及びベントナイトクレー〕、及びi)滑沢剤〔例えばタルク、ステ アリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール 、ラウリル硫酸ナトリウム〕、並びにこれらの混合物と混合する。カプセル、錠 剤及び丸剤の場合には製剤は更に緩衝剤を含んでもよい。 ラクトースまたは乳糖及び高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を使 用し、同様の固体組成物を、軟及び硬ゼラチンカプセルにおける充填剤として使 用することもできる。 固体剤形たる錠剤、糖剤、カプセル、丸剤及び粒剤は、腸溶剤皮または医薬製 剤分野において良く知られた他のコーティングなどの剤皮または殻を付けて製造 することができる。剤皮または殻は必要によっては乳白剤を含み得、有効成分の みを、好ましくは消化管の所定の部位で、必要によっては遅延して放出する組成 物とし得る。使用し得る包埋組成物の例としてはポリマー物質及びろうが挙げら れる。 有効化合物は、1種以上の上記賦形剤を適宜用いてマイクロカプセル入りとす ることもできる。 経口投与用液体剤形としては医薬上容認可能なエマルジョン、溶液、懸濁液、 シロップ及びエリキシル剤が挙げられる。有効化合物のほかに、液体剤形は当分 野において一般的に使用される不活性希釈剤、例えば水または他の溶剤、可溶化 剤及び乳化剤、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル 、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール 、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に綿実油、落花 生油、コーン油、胚芽(germ)、オリーブ油、ひまし油及び胡麻油)、グリセロ ール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール及びソルビ タンの脂肪酸エステル、並びにこれらの混合物を含み得る。 不活性希釈剤のほかに、経口組成物は更に、水和剤、乳化及び懸濁剤、甘味料 、着香料及び香料といったアジュバントを含み得る。 懸濁液は、有効化合物のほかに、懸濁剤、例えばエトキシル化イソステアリル アルコール、ポリオキシエチレンソルビトール及びソルビタンエステル、微晶質 セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天及びトラガ カントゴム、並びにこれらの混合物を含み得る。 局所投与には、肺及び眼の表面を含む皮膚または粘膜への投与が含まれる。吸 入用のものを含む局所投与用組成物は、圧縮されていてもいなくてもよい乾燥粉 末として製造し得る。非圧縮粉末組成物においては、微粉末形態の有効成分を、 粒径が例えば100μmまでの粒子からなる大きめの医薬上容認可能な不活性担 体と混合して使用し得る。適当な不活性担体としてはラクトースのごとき糖が挙 げられる。有効成分の粒子の少なくとも95重量%が0.01〜10μmの有効 粒径を有するのが望ましい。 或いは組成物を加圧し、窒素のような圧縮ガスまたは液化ガス噴射剤を含むこ ともできる。液化噴射剤媒体、実際には組成物全体は、有効成分が実質的に溶解 しないようなものであることが好ましい。加圧組成物は界面活性剤を含んでもよ い。界面活性剤は液体または固体非イオン性界面活性剤でもよいし、固体アニオ ン性界面活性剤でもよい。ナトリウム塩の形態の固体アニオン性界面活性剤を使 用することが好ましい。 別の形態の局所投与は、自己免疫性疾患、アレルギーまたは炎症症状及び角膜 移植のような眼の免疫仲介症状の治 療のために眼に投与されるものである。本発明化合物は医薬上容認可能な眼用ベ ヒクルに入れて送達され、化合物が眼の角膜及び内部領域、例えば前房、後房、 硝子体、房水、硝子体液、角膜、虹彩/毛様体、水晶体、脈絡膜/網膜、及び強 膜に浸透し得るのに十分な時間、化合物は眼表面に接触したまま維持される。医 薬上容認可能な眼用ベヒクルは例えば軟膏、植物油またはカプセル封入材料であ り得る。 直腸及び膣投与用の組成物は、本発明化合物を適当な非刺激性賦形剤または担 体、例えばココアバター、ポリエチレングリコール、または、室温では固体であ るが体温では液体であって直腸または膣腔内で融解して有効化合物を放出する坐 剤ろうと混合することにより製造し得る坐剤であるのが好ましい。 本発明化合物はリポソームの形態で投与することもできる。当分野において公 知のように、リポソームは通常はリン脂質または他の脂質から誘導される。リポ ソームは、水性溶媒中に分散された単または多重ラメラ水和液晶によって形成さ れる。リポソームを形成し得る任意の無毒性の生理上容認可能及び代謝可能な脂 質を使用し得る。リポソー ム形態の本発明組成物は、本発明化合物のほかに、安定剤、保存剤、賦形剤など を含み得る。好ましい脂質は天然及び合成のリン脂質及びホスファチジルコリン (レシチン)である。リポソームを形成する方法は当分野において公知である。 例えばPrescott編,Methods in Cell Biology ,Vol.XIV,Academic Press,New York,N.Y. (1976),p33以降参照。 本発明化合物は、1つ以上の方法を使用して製造し得る。かかる方法に使用す る出発材料は、欧州特許出願公開第0184162号明細書に記載のStrep tomyces 属の微生物の発酵による公知の方法に従って得られる培地から単 離されたマクロライドの1つであるのが好ましい。このサンプルは、ブダペスト 条約に従って茨城県筑波市にある微生物工業技術研究所受託番号FERMBP− 927で入手可能である。この株はブダペスト条約に基いて1989年4月27 日付けでAgricultural Research Culture Co llection International Depository,Pe oria,Illinois 61604,USAに 受託番号NRRL18488で再寄託されている。アスコマイシンの名でも公知 のマクロライドFR−900520(欧州特許出願公開第0184162号明細 書)は、(i)H.Hatanaka,M.Iwami,T.Kino,T.G oto及びM.Okuhara,FR−900520 and FR−9005 23,Novel immunosuppressants isolated from A.streptomyces.I.Taxonomy of t he producing strain.J.Antibiot.,1988 .XLI(11),1586−1591;(ii)H.Hatanaka,T.K ino,S.Miyata,N.Inamura,A.Kuroda,T.Go to,H.Tanaka及びM.Okuhara,FR−900520 and FR−900523,Novel immunosuppressants isolated from A.streptomyces.II.Ferme ntation,isolation and physico−chemic al and biological characteristics.J. Antibiot.,1988.XLI(11),1592−1601;(iii) T. Arai,Y.Koyama,T.Suenaga及びH.Honda,Asc omycin,An Antifungal An tibiotic.J.A ntibiot.,1962.15(231−2);及び(iv)T.Araiの 米国特許第3,244,592号明細書の文献明記の方法に従って調製し得る。次 いで下記の方法の1つ以上を使用して所望の本発明化合物を生成し得る。 かかる方法は、 (a)対応化合物において特定のCH−OH基を選択的に活性化することによ り、CH−OLg基を含む式Iの化合物〔ここで−OLgは求核攻撃によって容 易に置換される離脱基である〕を生成し; (b)対応化合物において−OLg基を選択的に置換することにより、CH− N3基を含む式Iの化合物を生成し; (c)対応化合物においてCH−N3基を選択的に還元することにより、CH −NH2を含む式Iの化合物を生成し; (d)対応化合物において、R′−NR″H基を選択的にアシル化することに よりR′−NR″COR基を含む式Iの化合物〔ここでRは、水素、アリール、 アリールアルキル、アルキル、Het、複素環、複素環式アルキル、シクロアル キル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルから選択され、R′及び/ま たはR″は式Iから誘導される基を表わすか、またはR′及びR″はそれぞれ上 述のごときR14及びR15であり、Rは式Iから誘導される基を表わす〕を生成し ; (e)対応化合物においてCH−NH2基を選択的にアル キル化することにより、CH−NR12基を含む式Iの化合物〔ここでR1及び R2は、水素、アリール、アリールアルキル、アルキル、複素環、複素環式アル キル、Het、Het−アルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキル から独立に選択される〕を生成し; (f)対応化合物においてCH−NH2から選択的に尿素またはチオ尿素を形 成することにより、CH−NHC(O)NH−R14基を含む式Iの化合物〔ここ でR14は上述の通りである〕を生成するか、または CH−N=C=O基を選択的に形成し、アミンHR1415を付加することによ り、CH−NHC(O)NR1415基を含む式Iの化合物〔ここでR14及びR15 は上述の通りである〕を生成し; (g)対応化合物においてCH−NH2基を選択的にスルホニル化することに より、CH−NH−SO2R基を含む式Iの化合物〔ここでRは、アリール、ア リールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、Het、Het− アルキル、複素環式アルキル及び複素環から選択される〕を生成し; (h)対応化合物において特定のCH−NH2基からカル バメートを選択的に形成することにより、CH−NH−C(=O)OR基を含む 式Iの化合物〔ここでRは、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ ル、アルキル、複素環式アルキル、Het、Het−アルキル、複素環及びアリ ールアルキルから選択される〕を生成し; (i)対応化合物においてCH−NH2基からグアニジニウムを選択的に形成 することにより、CH−NH−C(=NH)NH2基を含む式Iの化合物を生成 し; (j)対応化合物においてCH−NH2基を選択的にスルフェニル化すること によりCH−NH−SR基を含む式Iの化合物〔ここでRは、アリール、アリー ルアルキル、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環式ア ルキル、Het、Het−アルキル及び複素環から選択される〕を生成し; (k)対応化合物においてCH−OH基を選択的にハロゲン化することにより 、CH−X基を含む式Iの化合物〔ここでXは、塩素、臭素、フッ素及びヨウ素 から選択される〕を生成し、; (l)対応化合物においてCH−X基から選択的にホスホン酸エステルを形成 することにより、CH−P(O)(OR)2 基を含む式Iの化合物〔ここでRは、アルキル、アリールアルキル及びアリー ルから独立に選択される〕を生成し; (m)対応化合物においてCH−OH基を選択的にリン酸化することにより、 CH−O−P(O)(OR)2基を含む式Iの化合物〔ここでRは、水素、アル キル、アリールアルキル及びアリールから独立に選択される〕を生成し; (n)対応化合物においてCH−OH基から選択的にチオエーテルを形成する ことにより、CH−S−Rを含む式Iの化合物〔ここでRは、シクロアルキル、 シクロアルキルアルキル、Het、Het−アルキル、複素環、複素環式アルキ ル、アルキル、アリールアルキル及びアリールから選択される〕を生成し; (o)対応化合物においてCH−OH基を選択的にアリール−またはアルキル オキシチオカルボニル化することにより、CH−O−C(=S)−OR基を含む 式Iの化合物〔ここでRは、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、Het 、Het−アルキル、複素環、複素環式アルキル、アルキル、アリールアルキル 及びアリールから選択される〕を生成し; (p)対応化合物において1つ以上のCH−OH基から選択的にエーテルを形 成することにより、1つ以上のCH−O−R基を含む式Iの化合物〔ここでRは 、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、Het、Het−アルキル、複素 環、(複素環式)アルキル、(複素環式)アルケニル、(複素環式)アルキニル 、アルキル、アリールアルキル、アリール、低級アルコキシカルボニルアルキル 、アリールアルコキシカルボニルアルキル、アリールアルキルカルボニルアルキ ル、トリアルキルシリルカルボニルアルキル、トリアルキルスタンニルカルボニ ルアルキル、アミドカルボニルアルキル、アルキルアミドカルボニルアルキル、 ジアルキルアミドカルボニルアルキル、アリールアミドカルボニルアルキル及び 複素環式アミドカルボニルアルキルから選択される〕を生成し; (q)対応化合物においてCH−NH2基を使用して選択的に環状アミドを形 成することにより、CH−(置換)フタルイミド基を含む式Iの化合物を生成し ; (t)対応化合物においてCH−O−C(=S)−OR基を選択的に脱酸素化 することにより、CH2基を含む式Iの化合物を生成し; (u)対応化合物においてCH(OH)−CH2−C(=O)基を選択的に酸 化することにより、C(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)−CH2− C(=O)基を含む式Iの化合物を生成し; (v)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)− CH2−C(=O)基を選択的にアルキル化することにより、C(=O)−CR1 2−C(=O)基を含む式Iの化合物〔ここでR1及びR2は、水素、アリール 、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキル、複素環式アルキル、H et、複素環及びアリールアルキルから独立に選択されるが、両方が水素にはな り得ない〕を生成し; (w)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)− CH2−C(=O)基を選択的にハロゲン化することにより、C(=O)−CX1 2−C(=O)基を含む式Iの化合物〔ここでX1及びX2はフッ素、塩素、臭 素及びヨウ素から独立に選択される〕を生成し; (x)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)− CH2−C(=O)基を選択的に酸化することにより、C(=O)−CH(OH )−C(=O)基を含む式I の化合物を生成し; (aa)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)− CH2−C(=O)基を選択的にオレフィン化することにより、C(=CH−R )−CH2−C(=O)基を含む式Iの化合物〔ここでRはアルキル、アリール 及びアリールアルキルから選択される〕を生成し; (bb)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)− CH2−C(=O)基を選択的にO−アシル化することにより、C(OCOR) =CH−C(=O)基を含む式Iの化合物〔ここでRは、アリール、シクロアル キル、シクロアルキルアルキル、アルキル、複素環式アルキル、Het、Het −アルキル、複素環及びアリールアルキルから選択される〕を生成し; (cc)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)またはC(=O)− CH2−C(=O)基を選択的にアミノ化することにより、C(NH−R)=C H−C(=O)基を含む式Iの化合物〔ここでRは、アルキルアミン、アリール アルキルアミン、アリールアミン及びアミノ酸誘導体から選択される〕を生成し ; (dd)対応化合物においてC(OH)=CH−C(=O)また はC(=O)−CH2−C(=O)基から選択的にアルキリデンを形成すること により、C(O)−C(=CH−R)−C(=O)基を含む式Iの化合物〔ここ でRは、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキル 、複素環式アルキル、Het、Het−アルキル、複素環及びアリールアルキル から選択されている〕を生成し; (ee)対応化合物からHLを除去することにより〔ここでLは離脱基である〕 、炭素−炭素二重結合を含む式Iの化合物を生成し; (ff)対応化合物の1,2−ジカルボニルまたはマスキングされた1,2−ジカ ルボニル基を適当な芳香族ジアミンと縮合することにより、キノキサリン、ベン ゾキノキサリン、ピラジノ[2,3−d]ピリダジン、ピリド[3,4−b]ピラ ジンまたはプテリジンを含む式Iの化合物を生成し; (gg)対応化合物の1つ以上のC=O基を選択的に還元することにより、1つ 以上のヒドロキシル基を含む式Iの化合物を生成し; (hh)対応化合物のα,β−不飽和ケトンを適当な2−アミノチオフェノール と反応させることにより、1つのジヒドロベンゾ[1,5]チアゼピンを含む式 Iの化合物を生成 し; (ii)対応化合物の1つ以上のヒドロキシル基を選択的に酸化することにより 、1つ以上のカルボニル基を含む式Iの化合物を生成し; (jj)対応化合物のカルボニル基の1つとジチオールを選択的に反応させるこ とにより、式Iの化合物を生成し; (kk)対応化合物のカルボニル基の1つをヒドロキシルアミンまたはO−アル キル化ヒドオキシルアミンと選択的に反応させることにより、オキシム基を含む 式Iの化合物を生成し; (ll)対応化合物の1,3−カルボニル基と適当なヒドラジンを縮合すること により、ピラゾール系を含む式Iの化合物を生成し; (mm)対応化合物の1,3−ジカルボニル基を適当なアミジン、グアニジン、 イソ尿素、尿素及びチオ尿素と縮合することにより、置換ピリミジン系を含む式 Iの化合物を生成し; (nn)対応化合物の1,3−ジカルボニル基を適当なジアゾ酢酸エステルまた ジアゾメチルケトンと反応させることにより、フラン系を含む式Iの化合物を生 成し; (oo)対応化合物の1,3−ジカルボニル基をヒドロキシルアミンと縮合する ことにより、イソオキサゾール系を含む式Iの化合物を生成し; (pp)対応化合物の1,3−ジカルボニル基を適当なマロン酸誘導体またはシ アノ酢酸誘導体と縮合することにより、ピリジン系を含む式Iの化合物を生成し ; (qq)対応化合物の1,3−ジカルボニル基を適当な2−アミノチオフェノー ル、2−アミノフェノール及び1,2−芳香族ジアミンと縮合することにより、 ベンゾ[1,5]チアゼピン、ベンゾ[1,5]オキサゼピンまたはベンゾ[1, 5]ジアゼピン系を含む式Iの化合物を生成し; (rr)対応化合物の1,3−ジカルボニル基を適当なアルデヒド及びエノール エーテルと反応させることにより、ケト置換フラン系を含む式Iの化合物を生成 し; (ss)対応化合物の1,3−ジカルボニル基を適当な1−ハロ−2−ニトロ− 芳香族を用いてC−アリール化することにより、置換フェノール基を含む式Iの 化合物を生成し; (uu)酸化二トリルをエノンに1,3−双極付加環化することにより、2−イ ソオキサゾリンを含む式Iの化合物を 生成し; (zz)対応する2−イソオキサゾリンを還元加水分解し、次いで2つの化合物 を分離することにより、β−ヒドロキシケトンまたはα,β−エノンのいずれか を含む式Iの化合物を生成し; (eee)対応するケトンを用いて選択的にヒドラゾンを形成することにより、 ヒドラゾンを含む式Iの化合物を生成し; (hhh)対応するエノンを選択的に還元することにより、アリルアルコールを 含む式Iの化合物を生成し; (iii)ジアゾメタンから生じるカルベンを活性化カルボニルを介して選択的 に付加することにより、エポキシドを含む式Iの化合物を生成し; (jjj)対応化合物において選択的にエステルを切断することにより、カルボ ン酸を含む式Iの化合物を生成し; (kkk)対応するアミンを対応するカルボン酸と選択的に縮合することにより 、置換または未置換カルボキサミドを含む式Iの化合物を生成し; (lll)天然24S立体配置を選択的に反転させることにより、24R−ヒド ロキシル置換を含む式Iの化合物を生 成し; (mmm)アルキルカルバゼートを、ケトンを有する対応の式Iの化合物と選択 的に縮合することにより、アルキルオキシカルボニルヒドラゾンを含む式Iの化 合物を生成し; (ppp)対応化合物のα置換カルボニル基またはマスキングされたα置換カル ボニル基を、適当なチオアミド、チオ尿素またはジチオカルバミン酸誘導体と縮 合することにより〔ここでα置換基は離脱基Lである〕、1つのチアゾールを含 む式Iの化合物を生成し; (qqq)対応化合物のα置換カルボニル基またはマスキングされたα置換カル ボニル基を、適当なアミジン、イソ尿素またはグアニジンと縮合することにより 〔ここでα置換基は離脱基Lである〕、1つのイミダゾールを含む式Iの化合物 を生成し; (rrr)対応化合物のα置換カルボニル基またはマスキングされたα置換カル ボニル基を適当なアミドと縮合することにより〔ここでα置換基Lは離脱基であ る〕、1つのオキサゾールを含む式Iの化合物を生成し; (sss)対応化合物のカルボニル部分にグリニャール試薬または有機金属試薬 を選択的に付加することにより、第三 級アルコールを含む式Iの化合物を生成し; (ttt)プロセス(sss)によって製造された対応化合物の適当なγ−アミノα ヒドロキシカルボニルまたはマスキングされたγ−アミノαヒドロキシカルボニ ルを環化することにより、1つのピロールを含む式Iの化合物を生成し; (uuu)対応化合物の1,2−ジカルボニル基またはマスキングされた1,2− ジカルボニル基を適当な1,2−ジアミンと酸化剤の存在下で縮合することによ り、1つのピラジンを含む式Iの化合物を生成し; (vvv)対応化合物のプロセス(sss)によって製造された1,5−ジカルボニ ル基をアンモニアと縮合することにより、1つのピリジンを含む式Iの化合物を 生成し; (www)対応化合物のプロセス(sss)によって製造された1,4−ジカルボニ ル基をヒドラジンと縮合することにより、1つのピリダジンを含む式Iの化合物 を生成し; (xxx)対応化合物の1,2−ジオールをチオカルボニルジイミダゾールまたは 適当に活性化されたチオカーボネートと反応させることにより、1,2−チオカ ーボネートを含む式Iの化合物を生成し; (yyy)対応化合物の1,2−ジオールをカルボニルジイミ ダゾール、トリホスゲン、ホスゲンまたは適当に活性化されたカーボネートと反 応させることにより、1,2−カーボネートを含む式Iの化合物を生成し; (zzz)対応化合物の1,2−ジオールを適当なアルコキシホスホニルジクロリ ドと反応させることにより、1,2−ホスホネート基を含む式Iの化合物を生成 し; (aaaa)対応化合物のプロセス(xxx)によって製造された1,2−チオカーボ ネートを還元することにより、オレフィンを含む式Iの化合物を生成し; (bbbb)対応化合物の1,2−ジカルボニル基またはマスキングされた1,2− ジカルボニル基を選択的に還元することにより、CH2基を含む式Iの化合物を 生成し; (cccc)対応化合物の[プロセス(ss)によって製造された]2−(o−ニト ロフェニル)−1,3−ジケトンを選択的に還元及び縮合することにより、イン ドール基を含む式Iの化合物を生成し; (dddd)対応化合物中のCH−N3基を適当なアセチレン類縁物を用いて付加 環化することにより、置換トリアゾール基を含む式Iの化合物を生成し; (eeee)対応化合物中のCH−NH2基を適当なジカルボ ニル化合物と反応させることにより、置換ピロール基を含む式Iの化合物を生成 し; (ffff)対応化合物においてまずアリル基の二重結合をビシナルジオールに選 択的に酸化し、次いでジオールを酸化切断することにより、1つのエタナリル基 を含む式Iの化合物を生成し; (gggg)対応化合物においてエタナリル基を選択的に酸化することにより、1 つのカルボキシメチル基を含む式Iの化合物を生成し; (hhhh)対応化合物においてカルボキシメチル基をエステル化することにより 、1つのアルキルカルボキシメチル基を含む式Iの化合物を生成し; (iiii)対応化合物においてアリル基の二重結合を選択的にシクロプロパン化 することにより、1つのシクロプロピルメチル基を含む式Iの化合物を生成し; (jjjj)対応化合物において1,4−ジカルボニル基をアミンと反応させるこ とにより、1つのピロールを含む式Iの化合物を生成し; (kkkk)対応化合物において1,4−ジカルボニル基を環化することにより、 1つのフランを含む式Iの化合物を生 成し; (llll)対応化合物においてアリル基の二重結合を選択的に酸化することによ り、1つのメチルケトンを含む式Iの化合物を生成し; (nnnn)対応するヒドラゾンを還元することにより、ヒドラジンを含む式Iの 化合物を生成し; (oooo)対応するオキシムを還元することにより、アミンを含む式Iの化合物 を生成し; (pppp)対応するα,β−不飽和エノンを還元することにより、α,β−飽和ケ トンを含む式Iの化合物を生成し; (qqqq)β−ヒドロキシオキシムを脱水剤で処理することにより、イソオキサ ゾリンを含む式Iの化合物を生成し; (rrrr)カルボニルを別のカルボニル部分の存在下で塩基を用いて処理するこ とにより、β−ヒドロキシカルボニルを含む式Iの化合物を生成し; (ssss)エノン系を塩基の存在下でグリシンイミンを用いて処理し、まずβ− 炭素にマイケル付加を行い、次いで水性処理においてイミンを形成することによ り、環状イミンを含む式Iの化合物を生成し; (tttt)エノンを適当な触媒の存在下でグリシンイミンを 用いて処理して1,3−双極付加環化を誘導することにより、置換ピロールを含 む式Iの化合物を生成し; (uuuu)α−ジアゾケトンを光または熱によって分解することにより、β−ケ トカルボン酸、エステルまたはアミドを含む式Iの化合物を生成し; (vvvv)β−ケトカルボン酸を加熱して脱炭酸化した生成物であるケトンを含 む式Iの化合物を生成し; (yyyy)対応化合物において−CHOH基を選択的にmod−アリール−、mod− Het−またはアルキルオキシ−カルボニル化することにより、−CHOC(O )OR400を含む式Iの化合物を生成し; (zzzz)対応化合物においてアリルメチレン基を選択的に酸化することにより 、アリルヒドロキシル基を含む式Iの化合物を生成する。 プロセス(a)においてアルコールの活性化に適した試薬としては、無水酢酸 、無水トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホニルクロリド(塩化メシル )、p−トルエンスルホニルクロリド(塩化トシル)、無水トリフルオロ酢酸、 トリフルオロアセチルクロリド、メトキシスルホニルフルオリド(マジックメチ ル)、o−ニトロベンゼン スルホニルクロリド、1−メチル−2−フルオロピリジニウム塩などが挙げられ る。 活性化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばジエチルエーテル、ジクロ ロメタン、テトラヒドロフラン、クロロホルムもしくはN,N−ジメチルホルム アミドまたはこれらの混合物)中で実施し得る。選択した活性化方法に従って反 応には冷却または加熱が必要となり得る。更に反応は好ましくは、アルカリ土類 金属(例えばカルシウムなど)、アルカリ金属水素化物(例えば水素化ナトリウ ムなど)、アルカリ金属水酸化物(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな ど)、アルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アル カリ金属炭酸水素塩(例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)、ア ルカリ金属アルコキシド(例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド 、カリウムtert−ブトキシドなど)、アルカリ金属アルカン酸(例えば酢酸ナト リウムなど)、トリアルキルアミン(例えばトリエチルアミンなど)、ピリジン 化合物(例えばピリジン、ルチジン、ピコリン、4−N,N−ジメチルアミノピ リジンなど)、キノリンなどの有機または無機塩基の存在下で、より好ましくは トリエ チルアミンまたはピリジンといった有機塩基の存在下で実施される。 活性化は、炭素中心に反対の立体構造を有する出発材料を使用して実施しても よい。この場合、エピマーヒドロキシ部分を有する出発材料を与えるべく2つの 追加ステップ、即ち(1)アルコールを対応ケトンに酸化するステップ、及び( 2)得られたケトンを選択的条件下で還元するステップが必要となる。[R]ま たは[S]いずれかの立体配置を有するキラル中心を選択的に別々に得ることが できる。 プロセス(b)において適当なアジド試薬としては、クラウンエーテルの存在 下または不在下でのアジ化ナトリウムまたはリチウム(NaN3またはLiN3) のごとき既定のアルカリ金属アジ化物、より反応性の高いテトラアルキルアンモ ニウムアジド(Danishefski,S.J.;DeNinno,M.P. ;Chen,S.−H.J.Am.Chem.Soc.1988,110,39 29)、テトラメチルグアニジニウムアジド(Papa,A.J.J.Org. Chem.1966,31,1426)、銅支援アジド反応(Yamamoto ,Y.;Asao,N.J.Org.Chem.1990,55,5303)及 びアジ化水 素−アミン系(Saito,S.;Yokoyama,H.;Ishikawa, T.;Niwa,N.;Moriwake,T.Tetrahedron Let t,1991,32,663;Saito,S.;Takahashi,N.;I shikawa,T.;Moriwake,T.Tetrahedron Le tt.1991,32,667)が挙げられる。アジド置換反応は、反応に悪影 響を及ぼさない溶剤(例えばクロロホルム、ジクロロメタン、テトラヒドロフラ ン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサ メチルホスホルアミドなど、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応 は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(c)においては触媒の存在下で水素を使用して反応を実施し得る。 適当な触媒としては、限定的ではないが、白金触媒(例えば酸化白金、白金黒) 、パラジウム触媒(例えば酸化パラジウム、木炭上のパラジウム、パラジウム黒 、木炭上の水酸化パラジウム、鉛を添加した炭酸カルシウム上のパラジウム、キ ノリンを含む炭酸バリウム上のパラジウム)、ニッケル触媒(例えば酸化ニッケ ル、ラネーニッケル)、ロジウム触媒(例えばアルミナ上のロ ジウム)が挙げられる。還元は、相間移動条件下でのホウ水素化ナトリウム、イ オン交換樹脂上に固定されたホウ水素化物、水素化リチウムアルミニウムなどの 金属還元剤〔Review;Scriven,E.F.V.;Turnbull ,K.Chem Rev.1988,88,321;Patai,S.編,“T he Chemistry of the Azido Group”,Int erscience Publishers,New York,1971;S criven,E.F.V.編,“Azides and Nitrenes Reactivity and Utility”,Academic Pre ss,Inc.,New York,1984参照〕、更には、1,3−プロパ ンジチオール−トリエチルアミン法(Bayley,H.;Staudring ,D.N.;Knowles,J.R.Tetrahedron Lett.1 978,3633)、トリフェニルホスフィン(Vaultier,M.;Kn ouzi,N.;Carrie,R.Tetrahedron Lett.19 83,24,763)及び水素化テルリウムナトリウム(Suzuki,H.; Takaoka,K.Chem Lett.1984,17 33)を使用して実施し得る。 還元は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアルコール、水、アセトン、 ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジンもしくはN,N−ジメチルホル ムアミド、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度または それより高いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(d)において適当なアシル化は、対称無水カルボン酸、カルボン酸 ハロゲン化物、混合無水炭酸−カルボン酸、活性エステル(p−ニトロフェニル エステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタフルオロフェニルエステル、N −ヒドロキシスクシンイミド、シアノエチル、2,2,2−トリクロロエチルなど )、及びカルボン酸と適当な縮合剤、例えばDCC(N,N−ジシクロヘキシル カルボジイミド及びその関連縮合剤)、DCC−HOBt(N,N−ジシクロヘ キシルカルボジイミド−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)、ウッドワード試 薬K法、N,N−カルボニルジイミダゾール及びホスホニウム含有試薬(例えば ベンゾトリアゾールオキシトリス[ジメチルアミノ]−ホスホニウムヘキサフル オロホスフェート、N,N−ビス[2−オキソ−3−オキサゾリジニル]ホスホ ロジアミドクロ リド、ジエチルホスホロブロミデート、ジフェニルホスホリルアジド、ブロモト リス[ジメチルアミノ]ホスホニウムヘキサフルオロホスフェートなど)の方法 を使用して行い得る。アミド形成に適した試薬としては、限定的ではないが、ホ ルミル誘導体、アセチルハロゲン化物(クロロアセチル、トリクロロアセチル、 o−ニトロフェニルアセチル、o−ニトロフェノキシアセチル、アセトアセチル 、[N′−ジチオベンジルオキシカルボニルアミノ]アセチルなど)、及び置換 プロピオニル誘導体(3−フェニルプロピオニル、イソブチリル、ピコリノイル など)が挙げられる。その他の基は、The Peptidesの第3巻,Gr oss,E.及びMeinhofer,J.Academic Press,1 981及びProtective Groups in Organic Sy nthesis Greene,T.W.John Wiley & Sons ,New York,第7章,1981に見ることができる。一般的に使用され るカップリング条件は、Gross,E.:Meinhofer,J.“The Peptides”第3巻,Academic Press,1981に記載 されている。N−アシル化は、反応に悪影響を及ぼさない 溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、 N,N−ジメチルホルミアミド、ジメチルスルホキシド、ジエチルエーテルなど 、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより 高いもしくは低い温度で実施し得る。或いは所望のアミンから金属塩を形成し、 それをエステルと縮合してもよく、このエステルは活性化されていてもいなくて もよい。このような塩は中性アミンをトリアルキルアルミニウム〔J.I.Le vin,E.Turos,S.M.Weinreb Synthetic Co mmunications 1982,12,989,93参照〕、Sn[N( Si(CH33)]2〔W.Wang,E.J.Roskamp J.Org. Chem.1992,57,6101−3参照〕、またはグリニャール試薬を用 いて処理することにより形成することもできる。他の方法についてはA.Sol ladie−Cavallo,M.Bencheqroun J.Org.Ch em.1992,57,5831−4及びその脚注2、3、4、5、6及び7が 参照される。 プロセス(e)におけるN−アルキル化は、まずアルデヒドまたはケトンを使 用し次いで最初に形成されたイミニ ウムイオンを還元するか{以下の試薬を還元に使用し得る;ナトリウムシアノボ ロヒドリド−三フッ化ホウ素またはプロセス(c)で記載した還元剤}、プロセ ス(a)で列挙した塩基の存在下で対応ハロゲン化物を使用するか、または銅酸 リチウムジアルキル〔King,F.E.;King,T.J.;Muir,I .H.M.J.Chem.Soc.1946,5;Yamamoto,H.;M aruoka,K.J.Org.Chem.1980,45,2739〕を使用 することにより実施し得る。N−アルキル化に適した試薬としては、限定的では ないが、ベンジルハロゲン化物、3,4−ジメトキシベンジルハロゲン化物、ニ トロベンジルハロゲン化物、ジ(p−メトキシフェニル)メチルハロゲン化物、 トリフェニルメチルハロゲン化物などが挙げられる。その他の基は、“The Peptides”の第3巻,Gross,E.及びMeinhofer,J. Academic Press,1981並びにProtective Gro ups in Organic Synthesis,Greene,T.W. John Wiley & Sons,New York,第7章,1981に 見ることができる。N−アルキル化は、反応に悪影響を及ぼさな い溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジンもし くはN,N−ジメチルホルムアミド、またはこれらの混合物)中で実施し得る。 また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(f)における尿素形成は、四イソシアン酸ケイ素またはテトライソ チオシアン酸ケイ素〔Neville,R.G.;McGee,J.J.Can .J.Chem.1943,41,2123〕と反応させるか、まずN,N−カ ルボニルジイミダゾールまたはN,N−チオカルボニルジイミダゾールと、次い でN−置換第一級もしくは第二級アミンまたはアンモニアと反応させるか〔St aab,H.A.;Wendel,K.Org.Synth.1968,48, 44〕、及びまずtert−アミンの存在下でホスゲンまたはチオホスゲンと、次い でN−置換第一級もしくは第二級アミンまたはアンモニアと反応させることで実 施し得る。ウレイド形成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、 トルエン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチル ホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温 度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し得る。 或いは尿素形成は、分子中のカルボン酸を、N−メチル−モルホリンまたはN −メチル−ピペリジンのごとき第三級アミンの存在下でイソブチルクロロホルメ ートのごときクロロホルメートを用いて活性化し、次いで、アジ化ナトリウム、 ヒドラゾ酸、トリメチルシリルアジドまたはテトラメチルグアニジニウムアジド を用いて処理してアシルアジドを形成することでも実施し得る。アシルアジドは 、第三級アミンの存在下でジフェニルホスホリルアジドを使用して直接形成する こともできる。その場合反応混合物を0.5〜6時間40℃〜100℃に加熱す るが、23℃〜100℃の温度でアミンHNR1415を添加する。該反応は、ジ エチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、クロロホルム、塩 化メチレン、ベンゼンまたはトルエンといった不活性有機溶剤中で実施される。 プロセス(g)におけるN−スルホニル化は、トリアルキルアミン、ピリジン などの適当なtert−アミンの存在下で置換ハロゲン化スルホニルを使用して実施 し得る〔Remers,W.A.;Roth,R.H.;Gibs,G.J.;W eiss,M.J.J.Org.Chem.1971,36,1232〕。適当 な試薬としては、限定的ではないが、ハ ロゲン化ベンゼンスルホニル、ハロゲン化p−メトキシベンゼンスルホニル、ハ ロゲン化2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニル、ハロゲン化トルエンスルホ ニル、ハロゲン化ベンジルスルホニル、ハロゲン化p−メトキシベンジルスルホ ニル、ハロゲン化トリフルオロメチルスルホニル、ハロゲン化フェナシルスルホ ニルなどが挙げられる。その他の代表的は基は、“The Peptides” の第3巻,Gross,E.及びMeinhofer,J.Academic Press,1981並びにProtective Groups in Or ganic Synthesis,Greene,T.W.John Wile y & Sons,New York,第7章,1981に見ることができる。 N−アリール−またはアルキルスルホニル化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤 (例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジンもしくはN ,N−ジメチルホルムアミド、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反 応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(h)におけるN−カルバメート形成は、限定的ではないが例えばメ チルカルバメート(シクロプロピル メチル、9−フルオレニルメチルなど)、置換エチルカルバメート(2,2,2− トリクロロエチル、2−ホスホノエチル、2−メチルチオエチルなど)、置換プ ロピル及びイソプロピルカルバメート(1,1−ジメチルプロピニル、1−メチ ル−1−(4−ビフェニル)エチル、tert−ブチル、フェニル、p−ニトロベン ジル、8−キノリル、N−ヒドロキシピペリジニル、ベンジル、ジメトキシベン ジル、9−アントリルメチル、1−アダマンチル、シクロヘキシル、tert−アミ ル、シンナモイル、イソブチル、N′−p−フェニルアミノチオカルボニル、N ′−ピペリジニルカルボニル、ジフェニルメチルなど)といった一般的なアミノ 基用保護基を使用して実施し得る。N−カルバメートの製造及びその他の基は、 “The Peptides”の第3巻,Gross,E.及びMeinhof er,J.Academic Press,1981並びにProtectiv e Groups in Organic Synthesis,Greene ,T.W.John Wiley & Sons,New York,第7章, 1981に見ることができる。N−カルバメート形成は、反応に悪影響を及ぼさ ない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラ ヒドロフラン、ピリジンもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、またはこれら の混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低 い温度で実施し得る。 プロセス(i)におけるN−グアニジウム形成は数種類の一般的な試薬、例え ば1−グアニル−3,5−ジメチルピラゾール〔Salvadori,S.;Sa rto,G.P.;Tomatis,R.Eur.J.Med.Chem.Ch im.Ther.1983,18,489〕、O−メチルイソ尿素〔Van N ispen,J.W.;Tesser,G.I.;Nivard,R.J.F.I nt.J.Peptide Protein Res.1977,9,193〕 及びチオ尿素スルホニレート〔Maryanoff,C.A.;Stanzio ne,R.C.;Plampin,J.N.;Mills,J.E.J.Org .Chem.1986,51,1882〕を使用して実施し得る。N−グアニジ ウム形成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン 、テトラヒドロフラン、ピリジンもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、また はこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いも し くは低い温度で実施し得る。 プロセス(j)においてN−スルフェンアミドはアミン及びハロゲン化スルフ ェニルから製造し得る〔Davis,F.A.;Nadir,U.K.Org. Prep.Proc.Int.1979,11,33;Kobayashi,T .;Iino,K.;Hiraoka,T.J.Am.Chem.Soc.19 77,99,5505;Zervas,L.;Borovas,D.;Gazis ,E.J.Am.Chem.Soc.1963,85,3660〕。適当な試薬 としては、限定的ではないが、ハロゲン化ベンゼンスルフェニル、ハロゲン化o −ニトロベンゼンスルフェニル、ハロゲン化2,4−ジニトロスルフェニル、ハ ロゲン化ペンタクロロベンゼンスルフェニル、ハロゲン化2−ニトロ−4−メト キシベンゼンスルフェニル、ハロゲン化トリフェニルメチルスルフェニルなどが 挙げられる。その他の基は、“The Peptides”の第3巻,Gros s,E.及びMeinhofer,J.Academic Press,198 1並びにProtective Groups in Organic Syn thesis,Greene,T.W.John Wiley & Sons, New Yo rk,第7章,1981に見ることができる。N−スルフェニル化は、反応に悪 影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン 、ピリジンもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、またはこれらの混合物)中 で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施 し得る。 プロセス(k)において、適当なハロゲン化剤としては、限定的ではないが、 ハロゲンを伴なうトリフェニルホスフィン〔Verheyden,J.P.H. ;Moffatt,J.G.J.Am.Chem.Soc.1964,86,2 093;Bergman,R.G.ibid.,1969,91,7405;Hru biec,R.T.;Smith,M.B.J.Org.Chem.1983, 48,3667〕、ハロゲン化シアノーゲンを伴なうトリフェニルホスフィン〔 Horner,L.;Oediger,H.;Hoffmann,H.Annal en Chem.1959,626,26〕、四ハロゲン化炭素を伴なうトリフ ェニルホスフィン〔Hooz,J.;Gilani,S.S.H.Can.J. Chem.1968,46,86;Chem.commun,1968,135 0〕、NBS(N−ブロモスクシンイミド)を 伴なうトリフェニルホスフィン〔Schweizer,E.E.;Greasy ,W.S.;Light,K.K.;Shaffer,E.T.J.Org.C hem.1969,34,212〕及びヘキサクロロアセトンを伴なうトリフェ ニルホスフィン〔Magid,R.M.;Stanley−Fruchey,O. ;Johnson,W.L.Tetrahedron Lett.1977,2 999;Magnid,R.M.;Stanley−Fruchey,O.;Jo hnson,W.L.;Allen,T.G.J.Org.Chem.1979 ,44,359〕が挙げられる。ハロゲン化は、ハロゲン化ナトリウムを伴なう または伴わないハロゲン化モノ−またはトリ−アルキルシリル〔Olah,G. A.;Husain,A.;Singh,B.P.;Mehrota,A.K.J .Org.Chem.1983,48,3667;Balme,G.;Four net,G.;Gore,J.Tetrahedron Lett.1986, 27,1907〕、ポリマー結合トリメチルシリル誘導体〔Cainelli, G.;Contento,M.;Manescalchi,F.;Plessi, L.;Panunzio,M.Synthesis 1983,306;Ima moto, T.;Matsumoto,T.;Kusumoto.T.;Yokoyama, M.Synthesis 1983,460〕、N,N−ジクロロホスホルアミ ドジクロリド〔Chem.Lett,1978,923〕、三ハロゲン化リン− ハロゲン化亜鉛〔Anderson,Jr.A.G.;Owen,N.E.T. ;Freenor,F.J.;Erickson,D.Synthesis 1 976,398〕、三フッ化ジエチルアミノ硫黄〔Middleton,W.J .J.Org.Chem.1975,40,574〕、ハロゲン化トリフェノキ シホスホニウムアルキル〔Rydon,H.N.Org.Synth.1971 ,51,44;Verheyden,J.P.H.;Moffatt,J.G. J.Org.Chem.1972,37,2289〕などの他の試薬によっても 実施し得る。 ハロゲン化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメ タン、テトラヒドロフラン、ピリジンもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、 またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高 いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(I)におけるホスホン酸エステル形成は、M ichaelis−Arbuzov反応〔Bhattacharya,A.K. ;Thyagarajan,G.Chem.Rev.1981,81,415; Bauer,G.;Haegele,G.Angew.Chem.Int.Ed .Engl.1977,16,477〕を使用して実施し得る。 ホスホン酸エステル形成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン 、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジンもしくはN,N−ジメチルホ ルムアミド、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度また はそれより高いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(m)におけるリン酸化は、限定的ではないが、2−ハロ−2−オキ ソ−1,3,2−ジオキサホスホラン−トリエチルアミン反応〔Chandrar akumar,N.S.;Hajdu,J.J.Org.Chem.1983, 48,1197〕を使用して実施し得る。リン酸化は、反応に悪影響を及ぼさな い溶剤(例えばベンゼン、トルエン、アセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロ フランもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、またはこれらの混合物)中で実 施し得る。また反応は、好ましくはプロセス(a) に記載のごとき有機または無機塩基の存在下で、より好ましくはトリエチルアミ ン、ピリジンなどの有機塩基の存在下で実施される。反応は周囲温度またはそれ より高いもしくは低い温度、より好ましくは0〜50℃で実施し得る。 プロセス(n)におけるチオエーテル形成は、限定的ではないが、トリアルキ ルアミン、ピリジンなどの適当なtert−アミンの存在下で、アリール−またはア ルキルメルカプタンを使用して実施し得る。この反応は、CH−OLg基(OL gは離脱基である)を含む式Iの化合物を用い、金属触媒チオエーテル形成〔G uindon,Y;Frenette,R;Fortin,R.;Rokach ,J.J.Org.Chem.1983,48,1357〕、アリール−または アルカリメルカプタンのアルカリ金属塩によって実施し得る。アルカリ金属は、 ナトリウム、カリウム、リチウム及びセシウムから選択し得る。チオエーテル形 成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テト ラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれら の混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低 い温度で実施し得る。 プロセス(o)におけるアリール−またはアルキルオキシチオカルボニル化は 、トリエチルアミン、ピリジンなどの適当なtert−アミンの存在下でアリール− またはアルキルオキシチオカルボニルクロリドまたは対応するハロゲン化物を使 用して実施し得る。アリール−またはアルキルチオカルボニル化は、反応に悪影 響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、 ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実 施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し得 る。 プロセス(p)におけるエーテル形成は、例えば、アリール−、アリールアル キル−、(複素環式)アルキル−、(複素環式)アルケニル−、(複素環式)ア ルキニル−、低級アルコキシカルボニルアルキル−、アリールアルコキシカルボ ニルアルキル−、アリールアルキルカルボニルアルキル−、トリアルキルシリル カルボニルアルキル−、トリアルキル−スタンニルカルボニルアルキル−、アミ ドカルボニルアルキル−、アルキルアミドカルボニルアルキル−、ジアルキルア ミド−カルボニルアルキル−、アリールアミドカルボニルアルキル−、アルキル アミドカルボニルアル キル−、複素環式アミド−カルボニルアルキル−、複素環式またはアルキルハロ ゲン化物を、KY−ゼオライト〔Onaka,M.;Kawai,M.;Izum i,Y.Chem.Lett.1983,1101〕、ポリマー材料〔Kimu ra,Y.;Kirszensztejn,P.;Regen,S.L.J.Or g.Chem.1983,48,385〕、ニッケル触媒〔Camps,F.; Coll,J.;Moreto,J.M.Synthesis 1982,18 6;Yamashita,Synthesis 1977,803〕、アリール アルキル−O−p−トルエンスルホネート〔Dewick,P.M.Synth .Commun.1981,11,853〕、カリウムまたはナトリウムアルコ キシド〔Bates,R.B.;Janda,K.D.J.Org.Chem. 1982,47,4374〕、ピリジンまたは他の塩基〔Chem.Lett, 1978,57〕、ハロゲン化テトラアルキルアンモニウム〔Miller,J .M.;So,K.H.;Clark,J.H.Can.J.Chem.1979 ,1887〕、過塩素酸水銀〔McKillop,A.;Ford,M.E.T etrahedron 1974,30,2467〕、銀トリフラートま ann,H.Chem.Ber,1957,90,203.Croon,I.; Lindberg,B.Acta Chem.Scand,1959,13,5 93〕または相間移動触媒〔McKillop,A.;Fiaud,J.−C.; Hug,R.P.;Tetrahedron 1974,30,1379〕の存 在下で使用して実施し得る。エーテル形成は、p−トルエンスルホン酸の存在下 でジアルキル−またはジアリールリン酸を用いて〔Kashman,Y.J.O rg.Chem.1972,37,912〕、ジアゾ化合物を塩化スズ(II)と 一緒に用いて〔Christensen,L.F.;Broom,A.D.J. Org.Chem.1972,37,3398〕、または塩基の存在下で2,2, 2−トリクロロアルカノールを用いて〔Corey,E.J.;Link,J. O.J.Am.Chem.Soc.1992,114,1906;Corey, E.J.;Link,J.O.Tetrahedron Lett.1992, 33,3431〕実施し得る。更にエーテル形成は、酸触媒の存在下で適当なト リクロロアセトイミデートを用いて行うこともできる〔Wessel,H.P. ;Iversen,T. ;Bundle,D.R.J.Chem.Soc.Perk Trans.19 85,1,2247〕。エーテル形成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例え ばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチ ルホルムアミド、エーテル、シクロヘキサンなど、またはこれらの混合物)中で 実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し 得る。 特に、O−アルキル化は、トリエチルアミン、フッ化カリウムまたは酸化銀( I)などの適当な塩基の存在下で、ブロモ酢酸誘導体、ヨード酢酸誘導体、トリ フルオロメタンスルホニルオキシ酢酸誘導体、クロロ−、ブロモ−またはヨード メタンスルホン酸誘導体、クロロ−、ブロモ−またはヨードアセチルトリメチル シランなどを使用して実施し得る。反応は、N,N−ジメチルホルムアミド、ア セトニトリルまたはジクロロメタンといった不活性溶剤中で、好ましくは−50 ℃〜80℃で実施される。或いは、ジクロロメタンのごとき不活性溶剤中で金属 触媒、例えばRh(OAc)2の存在下でアルキル−またはアリールアルキルジ アゾアセテートを、好ましくは−20℃〜80℃で使用し、アルキル化を実施す ることもできる。 プロセス(q)におけるN−環状イミド形成は、無水フタル酸〔sasaki ,T.;Minamoto,K.;Itoh,H.J.Org.Chem.197 8,43,2320〕、トリアルキルアミンを伴なうo−メトキシカルボニル− ベンゾイルクロリド〔Hoogwater,D.A.;Reinhoudt,D .N.;Lie,T.S.;Gunneweg,J.J.;Beyerman,H .C.Recl.Trav.Chim.Pays−Bas.1973,92,8 19〕、またはN−エトキシカルボニルフタルイミド〔Nefkens,G.H .L.;Tesser,G.I.;Nivard,R.J.F.Recl.Tra v.Chim.Pays−Bas.1960,79,688〕を使用して実施し 得る。他の基及び試薬は、“The Peptides”の第3巻,Gross ,E.及びMeinhofer,J.Academic Press,1981 並びにProtective Groups in Organic Synt hesis,Greene,T.W.JohnWiley & Sons,Ne w York,第7章,1981に見ることができる。N−環状イミド形成は、 反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラ ヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの 混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い 温度で実施し得る。 プロセス(t)における脱酸素は、限定的ではないが、フェノキシチオカルボ ニル誘導体と水素化トリブチルチン及び2,2−アゾビス−2−メチルプロピオ ニトリル(AIBN)〔Robins,M.J.;Wilson,J.S.;Ha nsske,F.J.Am.Chem.Soc.1983,105,4059, Barton,D.H.R.;McCombie,S.W.J.Chem.So c.Perkin Trans.1.1975,1574〕、またはフェニルジ チオオカルボニル誘導体と水素化トリブチルチン及びAIBN〔Hayashi ,T.;Iwaoka,T.;Takeda,N.;Ohki,E.Chem.P harm.Bull.1978,26,1786〕を使用して実施し得る。脱酸 素は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テト ラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれら の混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは 低い温度で実施し得る。 プロセス(u)において適当な酸化剤としては、活性化ジアルキルスルホキシ ド(例えばジメチルスルホキシド、メチルエチルスルホキシド)〔Mancus o,A.J.;Swern,D.Synthesis 1981,165〕、有 機クロメート[例えばピリジニウムクロロクロメート〔Corey,E.J.; Suggs,J.W.Tetrahedron Lett.1975,2647 ;Corey,E.J.;Boger,D.L.Tetrahedron Le tt.1978,2461〕、ピリジニウムジクロメート〔Corey,E.J .;Schmidt,G.Tetrahedron Lett.1979,5, 399〕、Collins試薬〔Collins,J.C.;Hess,W.W. ;Frank,F.J.Tetrahedron Lett.1968,336 3〕]、テトラプロピルアンモニウムペルルテナート〔Griffith,W. P.;Ley,S.V.;Whitcombe,G.P.;White,A.D. Chem.Commun,1987,1625;Griffith,W.P.A ldrichimica Acta,1990,23,13〕など挙げられる。 酸化は、反応に悪 影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン 、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で 実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し 得る。 プロセス(v)において適当なアルキル化剤としては、限定的ではないが、還 元剤の存在下でのアルデヒド及びケトン〔Hrubowchak,D.M,;S mith,F.X.Tetrahedron Lett.1983,24,49 15〕、アルキル−,アリールまたはアリールアルキルハロゲン化物〔Shon o,T.;Kashimura,S.;Sawamura,M.;Soejima ,T.J.Org.Chem.1988,53,907〕が挙げられる。有機ま たは無機塩基、例えばアルカリ土類金属(例えばカルシウム、バリウム、マグネ シウム、タリウムなど)、アルカリウ金属水素化物(例えば水素化ナトリウム、 水素化リチウムなど)、アルカリ金属水酸化物(例えば水酸化ナトリウム、水酸 化カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム など)、アルカリ金属炭酸水素塩(例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ ム など)、アルカリ金属アルコキシド(例えばナトリウムメトキシド、ナトリウム エトキシド、タリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、アルカリ 金属アルカノール酸(例えば酢酸ナトリウムなど)、トリアルキルアミン(例え ばトリエチルアミン、トリメチルアミンなど)またはピリジン化合物(例えばピ リジン、ルチジン、ピコリン、4−N,N−ジメチルアミノピリジンなど)、キ ノリンなどの存在下で反応を実施する場合。アルキル化は、反応に悪影響を及ぼ さない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン 、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実施し得る 。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度で実施し得る。 プロセス(w)において適当なハロゲン化剤としては、限定的ではないが、放 射線(太陽灯)によって数時間処理したハロゲン〔Heffner,R.;Sa faryn,J.E.;Joullie,M.M.;Tetrahedron L ett.1987,28,6539〕または塩化オキサリル〔Evans,D. A.;Dow,R.L.;Shin,T.L.;Takecs,J.M.;Zahl er,R.J.Am. Chem.Soc.1990,112,5290〕が挙げられる。ハロゲン化は 、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒ ドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混 合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温 度で実施し得る。 プロセス(x)において適当な酸化剤としては、限定的ではないが、オキソジ ペルオキシモリブデン(ピリジン)−1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒ ドロ−2(1H)−ピリミジノン〔Anderson,J.C.;Smith, S.C.SYNLETT 1990,2,107〕及びオキソジペルオキシモリ ブデン(ピリジン)−ヘキサメチルホスホルアミド〔Vedejs,E.J.A m.Chem.Soc.1974,96,5944;Vedejs,E.;En gler,D.A.;Telschow,J.E.J.Org.Chem.19 78,43,188〕が挙げられる。酸化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤( 例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジ メチルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は 周囲温度またはそれより高いもし くは低い温度で実施し得る。 プロセス(aa)における適当なオレフィン化剤としては、限定的ではないが、 ウィッティッヒ試薬〔Maecker,M.,Org.React.1965, 14,270;Johnson,A.W.,“Ylid Chemistry” ,Academic Press,New York,1966〕及びCH22 −Zn−TiCl4[またはTi(NEt24]試薬〔Hibino,J.;Ok azoe,T.;Takai,K.;Nozaki,H.Tetrahedron Lett.1985,26,5579;Okazoe,T.;Hibino, J.;Takai,K.;Nozaki,H.ibid,1985,26,5581〕 が挙げられる。カルボニルオレフィン化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例 えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメ チルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応は室 温で実施し得る。 プロセス(bb)において適当なO−アシル化剤としては、限定的ではないが、 アルキル、アリールまたはアリールアルキルアシルハロゲン化物〔Lakhvi ch,F.A.;Khlebnicova,T.S.;Akhrem,A.A. Synthesis 1985,8,784〕が挙げられる。O−アシル化は、 反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒド ロフラン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混合 物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは低い温度 で実施し得る。 プロセス(cc)において適当なアミノ化剤としては、限定的ではないが、アミ ノ酸誘導体及び低級アルキル、アリールまたはアリールアルキルアミン〔Win kler,J.D.;Hershberger,P.M.;Springer,J .P.Tetrahedron Lett.1986,27,5177〕が挙げ られる。反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばテトラヒドロフラン、 ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実 施し得る。また反応は室温で実施し得る。 プロセス(dd)においては、限定的ではないがアルデヒド及びケントンを活性 メチレン化合物と一緒に使用してアルキリデンを形成し得る〔Schonber g,A.;Singer,E.Chem.Ber.1970,103,3871 ;Chatterjee,S.J.Chem.Soc. B.1969,725〕。アルキリデン形成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤 (例えばアセトン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N− ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの混合物)中で実施し得る。また反応 は冷却下から加熱下で実施し得る。 プロセス(ee)においては、Lはヒドロキシまたは優れた離脱基(例えばハロ ゲン、トリラート、メシラートまたはトリフラート)とし得る。前駆体化合物が C(OH)−CH2−C=O基を含む場合、反応条件下で不活性の溶剤(例えば トルエン)中で微量の酸(例えばトルエンスルホン酸)を用い、50〜100℃ から選択される温度でH2Oを除去することができる。前駆体化合物が優れた離 脱基を含む場合、この除去は、塩基(例えばトリエチルアミンまたは炭酸カリウ ム)の存在下で0〜100℃から選択される温度で実施し得る。 プロセス(ff)において適当なジアミンとしては、好ましくは第三級アミン( 例えばN−メチルモルホリン)の存在下での、フェニレンジアミン及び置換1, 2−フェニルジアミン、2,3−ジアミノピリジン、3,4−ジアミノピリジン、 4,5−ジアミノピリダジン、4,5−ジアミノピ リミジン及びこれらの塩が挙げられる。適当な溶剤としては、メタノール、エタ ノール、プロパノール、アセトニトリル、2−ブタノン及びN,N−ジメチルホ ルムアミドなどが挙げられ、反応温度は50〜100℃から選択される。 プロセス(gg)において適当な試薬としては、ホウ水素化ナトリウム、酢酸中 の亜鉛、酢酸中のトリアセトオキシホウ水素化ナトリウム、テトラヒドロフラン 中のリチウムトリアルコキシアルミニウムヒドリド、テトラヒドロフラン中のト リ−sec−ブチルホウ水素化カリウムまたはリチウム、及び、メタノールまたは エタノーのごとき溶剤中のボラン/t−ブチルアミン錯体が挙げられる。反応は −70℃〜室温で実施し得る。 プロセス(hh)において適当な2−アミノチオフェノールとしては、好ましく は第三級アミン(例えばN−メチルモルホリン)の存在下での置換1,2−アミ ノチオフェノールが挙げられる。適当な溶剤としてはメタノール、エタノール及 びn−プロパノールが挙げられる。反応は50〜100℃から選択される温度で 実施し得る。 プロセス(ii)において、この反応に使用される試薬と しては、ジ(低級)アルキルスルホキシド(例えばジメチルスルホキシド、エチ ルメチルスルホキシド、プロピルメチルスルホキシド、イソブチルメチルスルホ キシド、ブチルメチルスルホキシド、イソブチルメチルスルホキシド、ヘキシル メチルスルホキシドなど)を挙げ得る。該反応は通常は塩化オキサリル、酸塩化 物、無水低級アルカノール酸、例えば無水酢酸の存在下で、例えばジクロロメタ ン、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチル ホルムアミドなどの反応に悪影響を及ぼさない慣用溶剤中で実施し、次いで第三 級アミン(例えばトリエチルアミン)を付加する。反応は−70℃〜室温で実施 し得る。 プロセス(jj)においてジチオールは、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン またはエーテルといった反応に悪影響を及ぼさない慣用溶剤中でルイス酸(例え ばエテン酸三フッ化ホウ素または三塩化ランタン)の存在下の、低級アルキルジ チオール(例えばエタンジチオール、プロパンジチオールまたはブタンジチオー ル)及び1,2−アリールジチオール(例えば1,2−ベンゼンジチオール)であ る。反応は−70℃〜室温で実施し得る。 プロセス(kk)において適当な酸素置換アミンとしては、ヒドロキシルアミン 、O−アルキルヒドロキシルアミン、及びO−アリールアルキルヒドロキシルア ミン、例えばO−ベンジルヒドロキシルアミンが挙げられる。適当な溶剤として は、反応に悪影響を及ぼさないもの、例えばエタノールやメタノールが挙げられ る。反応は好ましくは1当量のヒドロキシルアミンを用いて25〜100℃、よ り好ましくは溶剤の還流温度で実施される。 プロセス(ll)おいて適当なヒドラジンとしては、テトラヒドロフラン、メタ ノール及びエタノールのごとき反応に悪影響を及ぼさない慣用溶剤中での、アル キルヒドラジン(例えばブチルヒドラジン)、アリールヒドラジン(例えばフェ ニルヒドラジン)、アシルヒドラジン(例えばアセチルヒドラジン)、セミカル バジド(例えばt−ブチルオキシカルボニルヒドラジン)及びスルホニルヒドラ ジン(例えばトシルヒドラジン)が挙げられる。反応は20〜100℃で実施し 得る。 プロセス(mm)において、ピリミジン上の2−置換基は水素、アルキル、アリ ール、ヒドロキシル、アルコキシ、チオール、アミノ、アルキルアミノ、アリー ルアミノ、ア シルアミノ、カルバミルアミノ及びスルホニルアミノ基とし得る。適当なピリミ ジン含有化合物は、“The Chemistry of Heterocyc lic Compounds,Vol.16,supplement II,Ch apter II,pp21〜60”,D.J.Brown,John Wile y & Sons,1985に記載の方法に従って製造し得る。 プロセス(nn)において、フラン含有化合物は、Paulissen,R.ら ,Tetrahedron Lett.1974,607に記載の方法に従って 製造し得る。 プロセス(oo)においては、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノールま たはイソプロパノールといった反応に悪影響を及ぼさない慣用溶剤中で1当量の 塩酸ヒドロキシルアミン及び第三級アミン(例えばN−メチルホルホリン)を使 用し、かかる化合物を製造し得る。反応は20〜10℃で実施される。 プロセス(pp)においては、ピリミジン含有化合物を、文献:Osman,A .N.;Ismail,M.M.;Barakat,M.A.Rev.Chim. 1986,31,615−624;Ried W.;Meyer,A.,Ber. Deutsch.Chem.Ges.1957,90,2841;Trosch utz,R.;Troschultz,J.;Sollhuberkretzer ,M.Arch Pharm.1985,318,777−781に従って製造 し得る。 プロセス(qq)においては、置換2−アミノチオフェノール、2−アミノフェ ノールまたは芳香族1,2−ジアミンが、テトラヒドロフラン、エタノール、イ ソプロパノール、アセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムアミドといった 反応に悪影響を及ぼさない慣用溶剤中で使用される。反応は20〜10℃で実施 し得る。 プロセス(rr)においては、ケト置換フラン含有化合物を、文献:Willi ams,P.H.ら,J.Am.Chem.Soc.1960,82,4883 ;E.J.Coreyら,Chem.Lett.1987,223に従って製造 し得る。 プロセス(ss)において適当な1−ハロ−2−ニトロ芳香族は置換1−フルオ ロ−2−ニトロベンゼン、o−フルオロ−ニトロピリジンまたはo−ブロモ−ニ トロ−ナフタレンなどとし得る。アリール化は、反応に悪影響を及ぼさ ない溶剤(例えばテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメト キシエタン、ジグリムなど)中で実施し得る。 アニオンを生成するのに使用される塩基は、イソプロピルマグネシウムクロリ ド、リチウムジイソプロピルアミンまたは水素化ナトリウムとし得る。反応は− 70℃〜100℃から選択される温度で実施し得る。 プロセス(uu)においては、以下の参考文献に記載のごとくアルドキシムを酸 化するかまたはニトロ化合物を脱水素化することにより酸化ニトリルを形成し得 る:(1)Torssell,K.G.B.“Nitrile Oxides, Nitrones and Nitronates in Organic S ynthesis”;VCH Publisher:New York,198 8,p64;(2)Kim,J.H.;Ryu,E.K.Synthetic Communications 1990,20,1373;(3)Chow, Y.L.;Shy,Y.Y.;Bakker,B.H.;Pillay,K.S. Heterocycles 1989,29,2245。酸化ニトリルを不活性 溶剤中でα,β−未置換エノンの存在下に置くと、 2−イソオキゾリンが得られる。次いで任意の異性体をクロマトグラフィーによ って分離し得る。 プロセス(zz)においては、限定的ではないが、Baraldi,O.G.; Barco,A.;Benetti,S.;Manfredini,S.;Sim oni,D.Synthesis 1987,276に従って湿潤アトニトリル 中でモリブデンヘキサカルボニルを使用し、イソオキサゾリンを対応のβ−ヒド ロキシケトンに変換し得る。或いは、Ti3+を使用してN−O結合を切断するこ ともできる〔Das,N.B.;Torssel,K.B.G.Tetrahe dron 1983,39,2227〕。或いは以下の参考文献に記載のごとく 、ラネーニッケルを用いてもイミノ官能性を低下することなくN−O結合を選択 的に切断し得る:Torssell,K.G.B.“Nitrile Oxid es,Nitrones and Nitronates in Organi c Synthesis”;VCH Publisher;New York, 1988,p16及び290。この変換の間、有意な量の脱水が生じてα,β− 不飽和エノンが生成されるが、これはβ−ヒドロキシケトンから分離し得る。 プロセス(eee)においては、ケトンを、メタノールまたはエタノールのごと き反応に適した溶剤中で酸触媒の存在下にアリール−またはアルキルスルホニル ヒドラジンを用い、周囲温度から溶剤の還流温度の範囲の温度で、処理すること により、アリール−またはアルキルスルホニルヒドラゾンを形成し得る。 プロセス(hhh)においては、α,β−不飽和エノンを選択的に還元することに よりアリルアルコールを生成し得る。これは、限定的ではないが、メタノールの ごとき適当な溶剤中で塩化セリウム(III)7水和物の存在下にホウ水素化ナト リウムを用い、0℃またはその近傍温度で行い得る。 プロセス(iii)においては、Fisher,M.J.;Chow,K.;Vi llalobos,A.;Danishefsky,S.J.J.Org.Ch em.1991,56,2900−2907に記載のごとく限定的ではないが過 剰量のジアゾメタンにより、トリカルボニル部分の中央カルボニル上にエポキシ ドを生成し得る。 プロセス(jjj)においては、適当に置換されたエステル官能基を切断するこ とにより、エステルを酸に遊離し得る。かかる官能基はベンジル、2,2,2−ト リクロロエチ ル、9−フルオレニルメチルなどとし得る。これらは当業者には公知の方法によ って切断される。 プロセス(kkk)においては、好ましくは活性化された前記酸の混成物もしく は対称無水物、または酸のエステル、例えばヒドロキシベンゾトリアゾールから 誘導されたエステル、対応のアシルシアニド、アシルイミダゾール、または上述 の酸のアシルアジドを使用し、アミンを酸と縮合し得る。 プロセス(lll)においては、種々のトリアルキルシリル基のうちの1つを使 用して32−ヒドロキシ部分を選択的に保護し得る。これでC−24上に単独の 二価アルコールが選択的反転のために露出される。選択的反転は、24−ヒドロ キシをメシラート、トシラートなどとして活性化し、次いで水、安息香酸、ギ酸 などの適当な求核剤を使用して反転することにより行い得る。また、未活性の2 4−ヒドロキシ基の反転は文献明記のMitsunobu条件を使用して行い得 る。(カルボン酸を求核剤として使用する場合の)シリルエーテルの遊離及びC −24アシル化ヒドロキシの反転は、当業者には公知の方法を使用して行い得る 。或いは、アスコマイシン、FK506または類似化 合物を塩化メチレンのごとき不活性溶剤中で三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DA ST)を用いて処理するのであれば、32−ヒドロキシ基を保護せずとも反転を 行い得る。 プロセス(mmm)においては、アルキルオキシまたは置換アルキルオキシカル ボニルヒドラジンと、アスコマイシン、FK506、類似化合物、または、限定 的ではないがカルボニルを含む、C−22が反応性中心として使用可能であるそ の適当な誘導体との縮合が、メタノール、エタノール、2−プロパノールなどの 不活性溶剤中で、ギ酸、p−トルエンスルホン酸またはショウノウスルホン酸の ごとき酸であり得る触媒の存在下で行われる。 プロセス(ppp)において、Lはヒドロキシル基または優れた離脱基(例えば ハロゲン、トシラート、ニトロベンゼンスルホネート、メシラートまたはトリフ ラート)とし得る。 縮合は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばイソプロパノール、アセトニ トリル、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランなど )中で実施し得る。また反応は、塩基(例えばトリエチルアミン、4−メチルモ ルホリンまたは炭酸マグネシウムなど)の存在下 で、0〜100℃から選択される温度で実施し得る。適当なチアゾール含有化合 物は、Katritzky,A.R.;Rees,C.W.“Comprehe nsive Heterocyclic Chemistry”;Pergam on Press:Oxford.1984,Vol.6,Part 4B,p .294−299によって記載されているHantzsch’s sythes isに従って製造し得る。 プロセス(qqq)においては、Lはヒドロキシル基または優れた離脱基(例え ばハロゲン、トシラート、ニトロベンゼンスルホネート、メシラートまたはトリ フラート)とし得る。 縮合は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばイソプロパノール、t−ブタ ノール、アセトニトリル、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラ ヒドロフランなど)中で実施し得る。また反応は、塩基(例えばトリエチルアミ ン、4−メチルモルホリン、炭酸カリウムまたは炭酸マグネシウムなど)の存在 下で、0〜100℃から選択される温度で実施し得る。 適当なアミジンとしては、ホルムアミジン、アルキルア ミジン、アリールアミジン及びアルキルイソ尿素が挙げられる。適当なグアニジ ンとしてはN−アリールグアニジン、N−アシル化グアニジン及びN−スルホニ ル化グアニジンが挙げられる。 プロセス(rrr)においては、Lはヒドロキシル基または優れた離脱基(例え ばハロゲン、トシラート、ニトロベンゼンスルホネート、メシラートまたはトリ フラート)とし得る。 縮合は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばイソプロパノール、t−ブタ ノール、アセトニトリル、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラ ヒドロフランなど)中で実施し得る。また反応は、塩基(例えばトリエチルアミ ン、4−メチルモルホリン、炭酸カリウムまたは炭酸マグネシウムなど)の存在 下で、0〜100℃から選択される温度で実施し得る。 アミドは、ホルムアミド、アルキルアシルアミド及びアリールアシルアミドの ごとき第一級アミドである。 プロセス(sss)においては、有機金属試薬はグリニャール試薬、アルキルリ チウムまたはアリールリチウム試薬とし得る。 選択的付加は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばヘキサン、エーテル、 テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンまたは2−メトキシエチルエーテル)中 で実施し得る。また反応は、セリウム(III)の存在下で、−100℃〜0℃か ら選択される温度で実施し得る。 プロセス(ttt)において、プロセス(sss)によって製造された対応化合物の γ−アミノα−ヒドロキシカルボニルまたはマスキングされたγ−アミノα−ヒ ドロキシカルボニルは、α及び/またはβ位に置換基(例えばアルキル、アリー ル基など)を有してもよい。更にアミノ基はN−アルキルまたはアリール置換基 を有してもよい。 縮合は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばイソプロパノール、t−ブタ ノール、アセトニトリル、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラ ヒドロフランなど)中で実施し得る。また反応は、塩基(例えばトリエチルアミ ン、4−メチルモルホリン、炭酸カリウムまたは炭酸マグネシウムなど)の存在 下で、0〜100℃から選択される温度で実施し得る。 プロセス(uuu)においては、反応は通常は2つのステップで実施される。第 1ステップではα−ジケントまたはマ スキングされたα−ジケトンを1,2−ジアミノアルカンと縮合してジヒドロピ ラジンを得る。一旦ジヒドロピラジンを製造したら、それをPd/C、PtO2 などの触媒の存在下で空気によって酸化し得る。金属酸化物(例えばMnO2ま たはCuO)を芳香族化に使用することもできる。 縮合及び酸化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばイソプロパノール、 アセトニトリル、ジオキサン、ベンゼン、トルエンなど)中で実施し得る。また 反応は、硫酸マグネシウムまたはモレキュラーシーブといった乾燥剤の存在下で 、0〜100℃から選択される温度で実施し得る。 プロセス(vvv)において、プロセス(sss)によって製造された1,5−ジカ ルボニル基またはマスキングされた1,5−ジカルボニル基は、α及び/または β位に置換基(例えばアルキル、アリール基など)を有してもよい。縮合は、反 応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えば液体アンモニア、イソプロパノール、アセ トニトリル、ジオキサン、ベンゼン、トルエンなど)中で無水アンモニアを用い て実施し得る。また反応は、−40℃〜100℃から選択され る温度で実施し得る。 プロセス(www)において、プロセス(sss)によって製造された1,4−ジカ ルボニル基またはマスキングされた1,4−ジカルボニル基は、α位に置換基( 例えばアルキル、アリール基など)を有してもよい。 縮合及び酸化は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばイソプロパノール、 アセトニトリル、ジオキサン、ベンゼン、トルエンなど)中で無水ヒドラジンを 用いて実施し得る。また反応は、硫酸マグネシウムまたはモレキュラーシーブの ごとき乾燥剤の存在下で0℃〜100℃から選択される温度で実施し得る。 プロセス(xxx)においては、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばトルエ ン、アセトン、塩化メチレン、テトラヒドロフランまたはピリジンなど)中でチ オカーボネートを形成し得る。反応は、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチル アミノピリジン及び炭酸ナトリウムのごとき塩基の存在下で0℃〜100℃から 選択される温度で実施し得る。チオカルボニル化試薬は、N,N′−チオカルボ ニル−ジイミダゾール、N,N′−チオカルボニルビス(2−ピリドン)、チオ ホスゲンまたはO−フェニルチオクロロホル メートとし得る。 プロセス(yyy)においては、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばトルエ ン、アセトン、ブタノン、塩化メチレン、テトラヒドロフランまたはピリジンな ど)中でカーボネートを形成し得る。反応は、トリエチルアミン、ピリジン、ジ メチルアミノピリジン及び炭酸ナトリウムのごとき塩基の存在下で0℃〜100 ℃から選択される温度で実施し得る。 カルボニル化試薬は、N,N′−カルボニルジイミダゾール、N,N′−カルボ ニル−ビス(2−ピリドン)、ホスゲン、トリホスゲン、エチルクロロホルメー ト、トリクロロ酢酸エチルまたはO−フェニルクロロホルメートとし得る。 プロセス(zzz)においては、まず選択した化合物由来のジオールを三塩化リ ンと反応させ、次いで適当なアルコール及びアミンを付加することにより、環状 ホスホネートを形成し得る。使用するアルコールはアルキルアルコールまたはア リールアルコールとし得る。使用するアミンは第一級または第二級とし得る。或 いは、対応化合物由来のジオールを適当なアルコキシホスホリルジクロリドと直 接反応させることにより、環状ホスホネートを形成し得る。 ホスホネート形成は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えば四塩化炭素、ク ロロホルム、塩化メチレン、トルエン、テトラヒドロフランなど)中で実施し得 る。反応は、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン及び炭酸ナ トリウムのごとき塩基の存在下で0℃〜100℃から選択される温度で実施し得 る。 プロセス(aaaa)におけるチオカーボネートの還元は、反応に悪影響を及ぼさ ない溶剤(例えばトルエンまたはテトラヒドロフラン)中で0℃〜100℃から 選択される温度で実施し得る。 使用する還元剤は、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイト、トリ アルキルホスファイトまたは水素化トリ−n−ブチルチンとし得る。 プロセス(bbbb)における対応化合物の1,2−ジカルボニル基の還元は、反 応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばメタノール、エタノール、ピリジンまたは N,N−ジメチルホルミアミド)中で実施し得る。 使用する還元剤は、エタノール中の塩化水素を伴なうスズアマルガム、アルミ ニウムアマルガン、またはピリジンもしくはN,N−ジメチルホルミアミド中の 硫化水素とし 得る。 プロセス(cccc)における対応化合物の2−(o−ニトロフェニル)−1,3 −ジケトンの還元及び縮合は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばエタノー ル、テトラヒドロフラン、酢酸エチルまたはベンゼンなど)中で実施し得る。 使用する還元剤は、0℃〜100℃から選択される温度で、Pd/CまたはP t/C上の水素ガス、塩化アンモニウムを伴なう亜鉛末、塩酸を伴なう亜鉛末と し得る。 プロセス(dddd)におけるトリアゾール形成は、限定的ではないが、ジエチル アセチレンジカルボキシレート、ジメチルアセチレンジカルボキシレート、メチ ルシアノアセチレンカルボキシレートなどを含む適当なアセチレン類縁物と一緒 にアジド誘導体を使用して実施し得る。反応は周囲温度より高いまたは低い温度 、より好ましくは0〜50℃で実施し得る。 プロセス(eeee)におけるピロール形成は、限定的ではないが、アセトニルア セトンなどの1,4−カルボニル類縁物と一緒にアミン化合物を使用して実施し 得る。適当な溶剤としてはメタノール、エタノール、n−プロパノール、 イソプロパノール、アセトニトリル及びN,N−ジメチルホルミアミドが挙げら れる。反応は周囲温度より高いまたは低い温度、より好ましくは50〜100℃ で実施し得る。 プロセス(ffff)において、ビシナルヒドロキシル化に適した試薬としては四 酸化オスミウム、過マンガン酸カリウム、及び酢酸銀と一緒のヨウ素が挙げられ る。四酸化オスミウムは、過酸化水素、アルカリ性t−ブチルヒドロペルオキシ ドまたはN−メチルホルホリン−N−オキシドのごとき再生剤、及び、例えばジ エチルエーテルまたはテトラヒドロフランのごとき反応に悪影響を及ぼさない溶 剤と一緒に使用するのが好ましい。過マンガン酸カリウムは、温和な条件、例え ばアルカリ性水溶液または懸濁液中で使用するのが好ましい。t−ブタノールま たは酢酸のごとき補助溶剤を使用してもよい。「湿潤」条件下でのヨウ素−酢酸 銀はシス−ジオールを与える。ヨウ素は酢酸水溶液中で酢酸銀の存在下に使用す るのが好ましい。「乾燥」条件下でのヨウ素−酢酸銀はトランス−ジオールを与 える。この場合、初期反応は水の不在下で実施し、最後に加水分解してジオール が得られる。各ケースで、酸化は0〜100 ℃の温度で実施するのが好ましい。 ビシナルジオールの酸化切断に適した試薬としては、四酢酸鉛、酢酸フェニリ オドソ、過ヨウ素酸または過ヨウ素酸ナトリウムが挙げられる。最初の2つの試 薬に適した溶剤としてはベンゼン及び氷酢酸が挙げられる。残りの2つの試薬は 水溶液で使用するのが好ましい。反応は0〜100℃の温度で実施するのが好ま しい。 プロセス(gggg)において、対応化合物のアルデヒドの酸化に適して試薬とし ては、酸化銀、クロム酸及び過マンガン酸カリウムを挙げ得る。対応化合物のア ルデヒドをカルボン酸に変換することにおいて、種々の触媒の存在下で酸素を使 用することもできる。触媒はパラジウムまたは酸化白金とし得る。空気酸化は、 反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばエタノール、水、アセトニトリル、水性 アセトンまたはピリジン)中で0〜100℃の温度で実施し得る。 プロセス(hhhh)においては、モル量の活性化剤、例えばトリフェニルホスフ ィン及びジエチルアゾジカルボキシレート、カルボジイミド、N,N′−カルボ ニルジイミダゾール及びヨウ化1−メチル−2−ハロピリジニウムの存在 下でカルボン酸をアルコールと反応させることにより、対応カルボン酸のエステ ルを中性条件下に室温で製造し得る。エステルは、反応に悪影響を及ぼさない溶 剤(例えばエーテル、テトラヒドロフランまたは塩化メチレン)中で0〜100 ℃の温度で対応カルボン酸をジアゾアルカンと反応させることによっても形成し 得る。 プロセス(iiii)における対応化合物のアリル基のシクロプロパン化は、反応 に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばエーテル、塩化メチレンまたはテトラヒドロ フラン)中で酢酸パラジウム(II)のごとき触媒の存在下でジアゾアルカンを用 いて実施し得る。反応温度は−15〜5℃である。 プロセス(jjjj)においては、対応化合物の1,4−ジカルボニル基をアンモ ニアまたは置換アミン、例えばベンジルアミンまたは2−アミノエタノールと反 応させることにより、ピロール環を生成し得る。適当な溶剤は反応に悪影響を及 ぼさないもの(例えば塩化メチレン、テトラヒドロフランまたはジオキサン)で ある。反応は0〜100℃の温度で実施するのが好ましい。 プロセス(kkkk)における対応化合物の1,4−ジカル ボニル基の環化は、触媒量の酸(例えば酢酸またはアリールスルホン酸)の存在 下で実施し得る。反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えば塩化メチレン 、エーテル、ベンゼンまたはトルエン)中で実施し得る。反応は0〜60℃の温 度で実施するのが好ましい。 プロセス(llll)における適当な試薬としては、ハロゲン化第一銅(例えば塩 化銅(I))と一緒の、空気、パラジウム(III)ハロゲン化物(例えば塩化パ ラジウム(II))が挙げられる。適当な溶剤は反応に悪影響を及ぼさないもの( 例えばDMF及び水)である。反応は0〜100℃の温度で実施するのが好まし い。 プロセス(nnnn)における適当な還元剤としては、限定的ではないが、シアノ ホウ水素化ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、ボラン−ピリジン、また は、ラネーニッケル、白金、酸化白金もしくはパラジウムのごとき触媒の存在下 の水素が挙げられる。場合によって酸性環境によって還元が促進され得るので、 このために塩酸またはp−トルエンスルホン酸のごとき酸を添加してもよい。反 応は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばエタノール、酢酸エチル)中で実 施し得る。 プロセス(oooo)におけるオキシムの対応アミンへの還元は、限定的ではない が、反応条件に対して不活性の溶剤(例えばエタノール)中で炭素上のパラジウ ムのごとき適当な触媒を用い、0〜100℃の範囲の温度で水素化することによ り実施し得る。 プロセス(pppp)におけるエノンの対応飽和ケトンへの還元は、限定的ではな いが、反応条件に対して不活性の溶剤(例えば、メタノール、エタノール、イソ プロパノール、酢酸エチル)中で炭素上のパラジウムまたはアルミナ上のロジウ ムのごとき適当な触媒を用い、−78℃〜100℃の範囲の温度で水素化するこ とにより実施し得る。 プロセス(qqqq)におけるイソオキサゾリン形成は、限定的ではないが、β− ヒドロキシオキシムを含む以下の反応条件によって実施し得る。1つの可能な方 法は、塩化メチレンのごとき反応条件に対して不活性の溶剤中で、β−ヒドロキ シオキシムをMartinのスルフラン脱水剤を用い、室温またはその近傍温度 で処理することである。或いは、β−ヒドロキシオキシムを、ピリジンのごとき 溶剤中で塩化p−トルエンスルホニルを用い、0〜100℃の範囲の温度で処理 することもできる。 プロセス(rrrr)における分子内アルドール反応は、限定的ではないが、反応 条件に対して不活性な溶剤(例えばテトラヒドロフランまたはN,N−ジメチル ホルムアミド)中で水素化カリウムまたはナトリウムのごとき塩基を用い、−7 8℃〜150℃の範囲の温度でカルボニルを処理することにより実施し得る。 プロセス(ssss)においては、限定的ではないが、テトラヒドロフランのごと き不活性溶剤中でグリシンエステルイミンのナトリウムエノラートを用い、温度 −78℃〜100℃の範囲の温度でα,β−不飽和エノンを処理することにより 、環状イミンを形成し得る。水性処理(aqueous workup)すると、イミンが加水 分解されて自発的に環化し、環状イミンが形成される。 プロセス(tttt)においては、限定的ではないが、反応条件に対して不活性な 溶剤(例えばテトラヒドロフラン)中で臭化リチウムまたはトリエチルアミンの ごとき適当な触媒の存在下で、室温またはその近傍温度で、α,β−不飽和エノ ンの間をグリシンエステルイミンを用いて1,3−双極付加環化することにより 、置換ピロールを形成し得る。 プロセス(uuuu)においては、UV光に露光するかまたは加熱することにより α−ジアゾケトンを分解し得る。ウォルフ転移により、水を含む溶剤混合物中で 実施する場合にはβ−ケトカルボン酸が、アリコールを含む溶剤中で実施する場 合にはβ−ケトエステルが、アンモニア、第一級または第二級アミンを含む溶剤 中で実施する場合にはβ−ケトアミドが生成される。 更にプロセス(vvvv)において、もしβ−ケトカルボン酸を形成した場合には 、脱炭酸は自発的または加熱によって生じ得る。 プロセス(yyyy)において、アリール−、複素環式−またはアルキルオキシカ ルボニル化は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンなど といったアミン存在下でアリール−、複素環式−またはアルキル−クロロホルメ ートを使用して実施し得る。或いは反応は、アミン塩基の存在下で対応化合物に おける対応アリール−OH、複素環−OHまたはアルキル−OHを−CHOC( O)Clまたは−CHOC(O)−(p−ニトロフェニル)と反応させることに より実施することもできる。反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶剤(例えばア セトン、ジクロロメタン、 テトラヒドロフラン、ピリジン及びN,N−ジメチルホルムアミド、またはこれ らの混合物)中で実施し得る。また反応は周囲温度またはそれより高いもしくは 低い温度で実施し得る。 プロセス(zzzz)におけるアリル酸化は、テトラヒドロフラン、エーテル、酢 酸エチル、水またはこれらの組合せといった不活性溶剤中で、tert−ブチルヒド ロペルオキシドのごとき補助酸化剤を用いまたは用いずに二酸化セレンを使用し て実施し得る。反応は室温〜100℃で実施し得る。 本発明化合物は、C−32ヒドロキシル基をアルキル化すると共に、C−18 及び/またはC−21及び/またはC−23及び/またはC−24に任意の修飾 を行うことによりFR−900520(アスコマイシン)またはその同族体の1 つ(例えばFK−506など)を修飾することにより形成される。本発明の化合 物、方法及び使用は以下の実施例によってより理解されるであろう。但しこれら の実施例は説明のためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。 本明細書において、参考文献は参照により包含されるものとする。実施例1:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OC22(R型配置) 酢酸ロジウム(II)のダイマー(3mg)を含むジクロロメタン(10ml) 中のアスコマイシン(0.5g、0.63ミリモル)の溶液を還流しながら、ジ クロロメタン(1ml)中のジアゾ酢酸エチル(66μl、0.63ミリモル) を滴下添加した。添加完了後に反応物を30分間還流し、更にジクロロメタン( 1.5ml)中のジアゾ酢酸エチル(132μl,1.26ミリモル)を滴下添 加し、添加完了後30分間還流を継続した。溶剤を真空下で除去し、残留物をH PLCによって、シリカゲル上でヘキサン:アセトン(3:1)で溶離精製した 。所望の生成物を含む画分を集め、濃縮し、CCl4に溶解し、高真空下で恒量 に濃縮して所望の生成物(274mg)を油として収率50%で得た。IR(C DCl3)3500、2930、1742、1700、1645、1452cm- 113CNMR(125MHz)δ9.4、11.7、14.1、14.2、1 5.8、16.2、20.5、21.1、24.2、24.6、26.3、27 .6、30.3、30 .8、32.7、32.9、33.6、34.6、36.4、39.2、39. 7、43.1、48.7、54.7、56.3、56.6、56.9、57.2 、60.6、68.5、70.1、72.9、73.7、75.2、77.2、 82.8、83.6、97.0、123.1、129.6、132.4、138 .7、164.7、169.0、171.1、196.1、213.5;MS( FAB)m/z:M+K=916;C4775NO14・1.0CCl4の計算値: C、54.70;H、7.33;N、1.36。実測値:C、54.42;H、 7.22;N、1.26。実施例2:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OCH265(R型配置) ジアゾ酢酸エチルの代わりにジアゾ酢酸ベンジルを使用して前記の手順を変更 した。アスコマイシン(0.5g)から表題化合物(0.1g)を収率20%で 得た。融点65〜72℃。IR(CDCl3)3510、2930、1740、 1695、1642、1450cm-113CNMR(125MHz)δ9.4、 11.7、14.1、15 .8、16.2、20.4、21.1、24.1、24.5、26.3、27. 6、30.3、30.8、32.7、32.8、34.4、34.5、36.3 、39.2、39.6、43.1、48.6、53.4、54.6、56.3、 56.6、57.1、66.3、68.5、70.1、72.8、73.6、7 5.1、76.8、82.7、83.6、96.9、123.0、128.3、 128.4、128.5、129.5、132.3、135.6、138.7、 164.7、168.9、171.0、196.2、213.4;MS(FAB )m/z:M+H−H2O=922、M+K=978;C5277NO14の計算値 :C、66.43;H、8.26;N、1.49。実測値:C、66.12;H 、8.14;N、1.41。実施例3:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OH(R型配置) 実施例2で生じた生成物(25mg,0.03ミリモル)及び10%のPd/ C(3mg)をフラスコに装填し、容器を窒素で10分間フラッシュした。注射 器を用いてメタノール(250μl)を添加し、反応物を水素雰囲気下 (1気圧)で45分間撹拌した。混合物をろ過し、触媒を追加のメタノール(1 ml)で洗浄し、溶剤を真空下で除去した。生じた残留物を酢酸エチル(5ml )と水(5ml)とに分配し、有機層を脱水(MgSO4)し、ろ過し、恒量に 濃縮して表題化合物(23mg)を白い粉末として製造した。MS(FAB)m /z:M+K=888。実施例4:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 14=H;R15=ベンジル 実施例3の生成物(0.50g、0.59ミリモル)をジクロロメタン(5m l)に溶解し、溶液を0℃に冷却した。4−ジメチルアミノピリジン(DMAP )(14.4mg、0.118ミリモル)、次に塩酸1−(3−ジメチルアミノ プロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDAC)(206mg、1.07ミ リモル)、次いでベンジルアミン(128.3μl、1.18ミリモル)を添加 した。反応物を室温に加温し、一晩撹拌した。酢酸エチル(150ml)を添加 し、有機層を1Nの塩酸(HCl)(2×150ml)、飽和重炭酸塩溶液(2 ×150ml)次 いでブライン(2×150ml)で洗浄した。無水硫酸ナトリウム(Na2SO4 )を使用して有機層を脱水し、ろ過し、真空下で溶剤を除去して黄色の泡状物3 95.7mgを得た。粗な生成物をHPLC(30×300mmのシリカカラム )によって、2:1のヘキサン/アセトンで溶離精製した。生成物を含む画分を 合わせ、溶剤を真空下で除去して表題化合物(273.2mg、収率49%)を 白い固体して得た。MS(FAB)m/z:(M+K)=977。実施例5:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 14=CH3;R15=ベンジル 実施例3で生じた生成物(0.8g、0.94ミリモル)をTHF(3ml) に溶解し、溶液を0℃に冷却してからN−メチルモルホリン(103.4μl、 0.94ミリモル)、次にイソブチルクロロホルメート(122.2μl、0. 94ミリモル)を添加した。生じた懸濁液を0℃で20分間撹拌し、その後N− メチルベンジルアミン(243μl、1.88ミリモル)を添加した。撹拌を一 晩継 続して氷が溶けた。反応混合物をガラス漏斗中のシリカ(40ml)に装填し、 次いでジクロロメタン(100ml)、2:1のヘキサン/アセトン(200m l)、1:1のヘキサン/アセトン(200ml)及びアセトン(100ml) で溶離した。生成物を含む画分を合わせ、溶剤を真空下で除去して黄色の泡状物 0.64gを得た。粗な生成物を更にHPLC(30×300mmのシリカカラ ム)によって、1.5:1のヘキサン/アセトンで溶離精製して表題化合物(5 23mg、収率58%)を白い泡状物として得た。MS(FAB)m/z:(M +K)=991。実施例6:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 14=R15=H 実施例81からの粗な単離物(1.5g、約1.2ミリモル)をTHF(4m l)に溶解し、溶液を0℃に冷却した後、N−メチルモルホリン(129.4μ l、1.2ミリモル)、次にイソブチルクロロホルメート(152.8μl、0 .59ミリモル)を添加した。生じた懸濁液を0 ℃で20分間撹拌した後、水酸化アンモニウム(14.8M、159.2μl、 2.4ミリモル)を添加した。撹拌を一晩継続して氷が溶けた。反応混合物をガ ラス漏斗中のシリカ(80ml)に装填し、次いでジクロロメタン(200ml )、2:1のヘキサン/アセトン(400ml)、1:1のヘキサン/アセトン (400ml)及びアセトン(200ml)で溶離した。生成物を含む画分を合 わせ、溶剤を真空下で除去して黄色の泡状物358mgを得た。粗な生成物を更 にRP−HPLC(Rainin Dynamax41.4mmフェニルカラム )によって20%のメタノール/水及びアセトニトリルの勾配で溶離精製して表 題化合物(188.7mg、収率19%)を白い泡状物として得た。MS(FA B)m/z:(M+K)=887。実施例7:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 14=H;R15=CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにメチルアミンで処理 して表題化合物を得る。実施例8:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 14=R15=CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにジメチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例9:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH; 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 14=H;R15=エチル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにエチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例10:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=エチル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いで N−メチルベンジルアミンの代わりにN,N−メチル−エチルアミンで処理して 表題化合物を得る。実施例11:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにプロピルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例12:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチル−プロピルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例13:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH(CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに2−アミノプロパンで処理して表題化合物を得る。実施例14:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH(CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチル−2−プロピルアミンで処理して表題化合物を得 る。実施例15:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=シクロプロピル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにシクロプロピルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例16:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H; 15=CH2CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにn−ブチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例17:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH2CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチルブチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例18:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH(CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにイソブチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例19:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2 (O)R12(R型配置);R12=NR1415;R14=CH3;R15=CH2CH( CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチル−イソブチルアミンで処理して表題化合物を得る 。実施例20:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=シクロブチル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにシクロブチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例21:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにペンチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例22:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3 =R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置 );R12=NR1415;R14=CH3;R15=CH2CH2CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチル−ペンチルアミンで処理して表題化合物を得た。実施例23:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2(CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3−メチルブチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例24:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH2CH2CH2(CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチル−3−メチルブチルアミンで処理して表題化合物 を得る。実施例25:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=シクロペンチル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにシクロペンチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例26:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにn−ヘキシルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例27:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH2CH2CH2CH2CH2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−メチル−ヘ キシルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例28:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=シクロヘキシル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにシクロヘキシルアミンで処理して表題化合物を得た。MS(FA B)m/z:M+H=931実施例29:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;式中R14及びR15は一緒にCH2CH2OCH2CH2であり、それらと結合する 窒素を包含する6員環を形成する 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りにモルホリンで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:(M+K )=957実施例30:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H; 15=CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りに2−アミノエタノールで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z :(M+K)=931実施例31:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りに3−アミノプロパノールで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/ z:(M+K)=945実施例32:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに4−アミノブタノールで処理して表題化合物を得た。MS(FA B)m/z: (M+K)=959実施例33:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに5−ヒドロキシペンチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例34:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2NH2 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに1,2−ジアミノエタンで処理して表題化合物を得る。実施例35:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2NH2 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いで N−メチルベンジルアミンの代わりに1,3−ジアミノプロパンで処理して表題 化合物を得る。実施例36:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2CH2NH2 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに1,4−ジアミノブタンで処理して表題化合物を得る。実施例37:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CH2CH2CH2NH2 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに1,5−ジアミノペンタンで処理して表題化合物を得る。実施例38:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CO2CH2Ph 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りにグリシンベンジルエステルで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m /z:(M+K)=1035実施例39:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CO2 実施例2の生成物を実施例38の生成物に置換して実施例3に記載のように表 題化合物を合成した。MS(FAB)m/z:(M+K)=945実施例40:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH2CH2CO2CH2Ph 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りにβ−アラニンベンジルエステルで処理して表題化合物を得た。MS(FAB )m/z:(M+K)=1049実施例41:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3 =R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置 );R12=NR1415;R14=H;R15=CH2CH2CO2 実施例2の生成物を実施例40の生成物に置換して実施例3に記載のように表 題化合物を合成した。MS(FAB)m/z:(M+K)=959実施例42:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH(CH3)CO2H(R型配置) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに(R)−2−アミノプロパン酸で処理して表題化合物を得る。実施例43:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH(CH3)CO2H(S型配置) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに(S)−2−アミノプロパン酸で処理して表題化合物を得る。実施例44:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=CH(CH3)CONHCH(CH3)CONHCH(CH3 )CO2H(R15キラル中心はすべてR型配置である) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにD−アラニル−D−アラニル−D−アラニンで処理して表題化合 物を得る。実施例45:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=3−フェニルフェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3−ビフェニルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例46:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH2CH2OH;R15=3−フェニルフェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−(エタノール−2−イル)−(3−ビフェニル)アミン で処理して表題化合物を得る。実施例47:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH2CH2N(CH3)(CH2CH2OH);R15=フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN−フェニル−N′−メチル−N′−(エタノール−2−イル) −エチルジアミンで処理して表題化合物を得る。実施例48:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH2CH2N(CH32;R15=フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN−フェニル−N′,N′−ジメチルエチルジアミンで処理して 表題化合物を得る。実施例49:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH2(3−ピリジル);R15=CH2(3−ピリジル) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3,3′−ジピピコリルアミンで処理して表題化合物を得た。M S(FAB)m/z:M+K=1069実施例50:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=シクロヘキシル;R15=シクロヘキシル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにジシクロヘキシルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例51:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=NH−(4−モルホリニル) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いで N−メチルベンジルアミンの代わりに1当量の4−アミノモルホリン及び0.1 当量の4−ジメチルアミノピリジンで処理して所望の化合物を得た。MS(FA B)m/z:M+K=972実施例52:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=4−チオモルホリニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにチオモルホリンで処理して所望の化合物を得た。MS(FAB) m/z:M+K=973実施例53:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=4−CF3−フェニル 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りに4−アミノベンゾトリフルオリドで処理して所望の化合物を得た。MS(F AB)m/z:(M+K)=1031実施例54:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=4−F−フェニル 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りに4−フルオロアニリンで処理して所望の化合物を得た。MS(FAB)m/ z:(M+K)=981実施例55:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=4−(4−モルホリノ)−フェニル 実施例3の生成物を実施例4のように活性化し、次いでベンジルアミンの代わ りに4−モルホリノアニリンで処理して所望の化合物を得た。MS(FAB)m /z:(M+K)=1048実施例56:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=4−HO−フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにp−アミノフェノールで処理して所望の化合物を得た。MS(F AB)m/z:(M+K)=979実施例57:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=3−ピリジル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3−アミノピリジンで処理して所望の化合物を得た。MS(FA B)m/z:(M+K)=964実施例58:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=4−ピリジル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに4−アミノピリジンで処理して所望の化合物を得た。MS(FA B)m/z:(M+K)=964実施例59:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=2−ピリジル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに2−アミノピリジンで処理して所望の化合物を得た。MS(FA B)m/z:(M+K)=964実施例60:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに2−(メチルアミノ)エタノールで処理して所望の化合物を得た 。MS(FAB)m/z:(M+K)=945実施例61:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=NHCO2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにメチルカルバザートで処理して表題化合物を得る。実施例62:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=L−プロリ ノカルボキサミド 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにL−プロリンカルボキサミドで処理して表題化合物を得る。実施例63:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=D−プロリ ノカルボキサミド 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにD−プロリンカルボキサミドで処理して表題化合物を得る。実施例64:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=L−プロリ ノール 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにL−プロリノールで処理して表題化合物を得る。実施例65:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=D−プロリ ノール 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにD−プロリノールで処理して表題化合物を得る。実施例66:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR8NR6 7;R8=CH2CH2OH;R6=H;R7=CO2CH3 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN−(エタノール−2−イル)−N′−カルボメトキシヒドラジ ンで処理して表題化合物を得る。実施例67:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H; 15=3−(フェニルエチニル)フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3−フェニルエチニルアニリンで処理して表題化合物を得る。実施例68:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH2CH2CH2OH;R15=4−フルオロフェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3−(4−フルオロアニリノ)−1−プロパノールで処理して表 題化合物を得る。実施例69:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH2CH2CH2OCOCH2CH2CO2H;R15=4−フルオロフェニ 実施例68の生成物をTetrahedron Letts.1989、30 、5045〜48に公表されているように、無水琥珀酸で処理して表題化合物を 得る。実施例70:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2C(OCH2CH2 O)CH2CH2を形成する。 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンで処理して 表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+K=1013。実施例71:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR8NR6 7;R8=H;R6=H;R7=CO−(4−ピリジル) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにイソニコチン酸ヒドラジドで処理して表題化合物を得た。MS( FAB)m/z:M+K=1007。実施例72:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H; 15=3−フルオロフェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにm−フルオロアニリンで処理して表題化合物を得た。MS(FA B)m/z:M+2K=1045。実施例73:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=3−ヒドロキシフェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにm−アミノフェノールで処理して表題化合物を得た。MS(FA B)m/z:M+K=979。実施例74:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2−NCH3−CH2 2を形成する。 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN−メチルピペラジ ンで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+H=932。実施例75:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=6−(1,4−ベンゾジオキサニル) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに1,4−ベンゾジオキサン−6−アミンで処理して表題化合物を 得る。実施例76:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=3,4−メチレンジオキシフェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3,4−(メチレンンジオキシ)アニリンで処理して表題化合物 を得る。実施例77:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=ナフタレニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに1−ナフチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例78:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;式中R14とR15は一緒にCH2CH2CH2CH2であり、それらと結合する窒素 を包含する5員環を形成する 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにピロリジンで処理して表題化合物を得る。実施例79:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;式中R14とR15は一緒にCH2CH2CH2CH2CH2あり、それらと結合する 窒素を包含する6員環を形成する 表題化合物を実施例6に記載の反応の副生物として単離した。生成物をHPL C(30×300mmのシリカカラム)によって、5:4のアセトニトリル/ジ クロロメタンで溶離精製した。純粋な生成物を含む画分を合わせ、溶剤 を真空下で除去して表題化合物を白い泡状物(215.5mg、収率23%)と して得た。MS(FAB)m/z:(M+K)=955。実施例80:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OCH2−(9−フルオレニル)(R型 配置) アスコマイシン(10g、0.012モル)を蒸留したCH2Cl2(50ml )に溶解した。酢酸ロジウム(II)のダイマー(100mg)を添加し、混合物 を0℃に冷却した。9−フルオレニルメチルジアゾアセテート(3.35g、0 .012モル)をCH2Cl2(10ml)に溶解し、溶液を注入ポンプを通して 約0.5ml/時の速度で反応物に添加した。約24時間で添加を終えた。反応 物を0℃で更に24時間撹拌し、次いでシリカ(230〜400メッシュ、40 0g)上に装填し、溶剤をフード中に気流によって蒸発させた。吸着したシリカ を11容のガラス漏斗中で新しいシリカ(800g)上に重ねた。シリカプラグ を以下の溶剤:CH2Cl2(21)、3:1のCH2Cl2/CH3CN(41) 、2:1のCH2Cl2/CH3CN(31)及び1:1のCH2Cl2/CH3CN (31 )で溶離した。生成物を含む画分を合わせ、真空下で濃縮して7.32gの黄色 の泡状物を得た。アスコマイシンを含む画分を合わせ、真空下で濃縮して3.3 0gの緑の泡状物(幾つかの触媒を含む)を得た。生成物をHPLC(シリカゲ ル、230〜400メッシュ、50×500mmのカラム)によって、流速80 ml/分で3.5:1のヘキサン/アセトンで溶離精製した。最も純粋な材料を 含む画分を合わせ、真空下で濃縮して表題化合物を白い泡状物(4.0g、回収 したアスコマイシンを基にした収率45%)として得た。 IR(KBr)3440、1740、1710(sh)、1650cm-1;MS (FAB)m/z:1066(M+K) C5981NO14・0.7H20の計算値:C、68.08;H、7.98:N 、1.35。実測値:C、68.11;H、7.88;N、1.51。実施例81:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OH(R型配置) 実施例80から生じた生成物(5.10g、5ミリモル )をCH2Cl2(45ml)に溶解し、ピペリジン(5ml)を添加した。溶液 を室温で2時間撹拌し、次いで分液漏斗に移し、追加のCH2Cl2(100ml )で希釈し、次いで1NのHCl(2×100ml)及びブライン(2×100 ml)で洗浄した。有機層を脱水(Na2SO4)し、ろ過し、溶剤を真空下で除 去して表題化合物とN−(9−フルオレニルメチル)ピペリジンとの混合物5. 08gを得た。MS(FAB)m/z:888(M+K)、926(M+2KH )。実施例82:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置):R12=NR1415 ;R15=CH2CH265 実施例81の生成物(100mg、0.118ミリモル)をジクロロメタン( 1ml)に溶解し、溶液を0℃に冷却した。HOBT・H2O(21.6mg、 0.142ミリモル)、次にEDAC(27.1mg、0.142ミリモル)、 次いでフェネチルアミン(26.7μl、0.212ミリモル)を添加した。反 応物を室温に加温し、一晩撹拌した。ジクロロメタン(10ml)を添加し、有 機層 を1NのHCl(2×20ml)、飽和重炭酸塩の溶液(2×20ml)、次い でブライン(2×20ml)で洗浄した。有機層を脱水(Na2SO4)し、ろ過 し、溶剤を真空下で除去して黄色の泡状物87.5mgを得た。粗な生成物をH PLC(20×300mmのシリカカラム)によって、2:1のヘキサン/アセ トンで溶離精製した。生成物を含む画分を合わせ、溶剤を真空下で除去して表題 化合物(49.6mg、収率44%)を白い固体として得た。93〜105℃( 融点);IR(KBr)3435、1740、1700、1650cm-1;MS (FAB)m/z:953(M+H)、991(M+K)。 C5380213の計算値:C、66.78;H、8.46;N、2.94。 実測値:C、67.13;H、8.33;N、3.04。実施例83:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=CH3;R15=CH2CH265 2−フェニルエチルアミンをN,N−メチル−2−フェニルエチルアミンに置 換して実施例82を繰り返して表題 化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+K=1005。実施例84:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 5NH−ダンシル 2−フェニルエチルアミンをダンシルカダベリンで置換して実施例82に記載 のように表題化合物を合成した。IR(KBr)3420、1740、1700 、1645cm-1;MS(FAB)m/z:1205(M+K)。 C6294415Sの計算値:C、63.78;H、8.12;N、4.80 。実測値:C、63.43;H、8.25;N、4.48。実施例85:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HNC65 2−フェニルエチルアミンをアニリンで置換して実施例82に記載のように表 題化合物を合成した。112〜120℃(融点);IR(KBr)3440、3 400(sh)、3300(sh)、1740、1700、1650、 1540、1500cm-1;MS(FAB)m/z:963(M+K)。 C5176213の計算値:C、66.21;H、8.28;N、3.03。 実測値:C、66.11;H、8.15;N、3.23。実施例86:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 2N(CH2CH22 N−メチルベンジルアミンを2−(4−モルホリノ)エチルアミンで置換して 実施例5に記載のように表題化合物を合成した。MS(FAB)m/z:M+H =962。実施例87:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 3N(CH2CH22 2−フェニルエチルアミンを3−(4−モルホリノ)プロピルアミンで置換し て実施例82に記載のように表題化合物を合成した。MS(FAB)m/z:M +K=1014。実施例88:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 2N(CH32 N−メチルベンジルアミンを2−ジメチルアミノエチルアミンで置換して実施 例5に記載のように表題化合物を合成した。MS(FAB)m/z:M+H=9 20。実施例89:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 3N(CH32 2−フェニルエチルアミンを3−ジメチルアミノプロピルアミンで置換して実 施例82に記載のように表題化合物を合成した。MS(FAB)m/z:M+H =934。実施例90:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=(S)−H NCH(CH265)CO2CH2Ph 2−フェニルエチルアミンをL−フェニルアラニンベンジルエステルで置換し て実施例82に記載のように表題化 合物を合成した。MS(FAB)m/z:1125(M+K)。実施例91:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=(S)−H NCH(CH265)CO2 実施例2の生成物を実施例9の生成物で置換して実施例3に記載のように表題 化合物を合成した。IR(CDCl3)1740、1700(sh)、1645 cm-1;MS(FAB)m/z:1035(M+K)。実施例92:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=(R)−H NCH(CH265)CO2CH2Ph 2−フェニルエチルアミンをD−フェニルアラニンベンジルエステルで置換し て実施例82に記載のように表題化合物を合成する。実施例93:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=(R)−H NCH(CH 265)CO2 実施例2の生成物を実施例92の生成物で置換して実施例3に記載のように表 題化合物を合成する。実施例94:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 2SH 実施例3の生成物(1.2g、1.4ミリモル)をTHF(4.5ml)に溶 解し、溶液を0℃に冷却した後、N−メチルモルホリン(155.1μl、1. 4ミリモル)、次にイソブチルクロロホルメート(122.2μl、1.4ミリ モル)を添加した。生じた懸濁液を0℃で20分間撹拌し、次いで2−アミノエ タンチオール塩酸塩(320.8mg、2.8ミリモル)を添加した。混合物を 室温で3時間撹拌した後、更にN−メチルモルホリン(387.8μl、3.5 ミリモル)を追加した。反応物を一晩撹拌し、ガラス漏斗中でシリカ(40ml )に装填し、次いでジクロロメタン(100ml)、1:1のヘキサン/アセト ン(200ml)、次にアセトン(100ml)で溶離した。生成物を含む画分 を合わせ、溶剤を真空下で除去して黄色の泡状物0.83gを得た。粗な生成物 をHPL C(30×300mmのシリカカラム)によって、1.25:1ヘキサン/アセ トンで溶離精製して表題化合物(320mg、収率25%)を白い泡状物として 得た。MS(FAB)m/z:(M+K)=947。実施例95:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=HN(CH2 3SH 2−アミノエタンチオールを3−アミノプロパンチオールで置換して実施例9 4に記載のように表題化合物を合成する。実施例96:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OC25(R型配置) 酸化銀(I)(926mg、4.0ミリモル)をアセトニトリル(0.8ml )及びヨード酢酸エチル(828μl、7.0ミリモル)に溶解したアスコマイ シン(791mg、1.0ミリモル)に添加した。混合物を室温で3日間撹拌し 、真空下で揮発分を除去し、実施例1に記載のように生成物をシリカゲル上での クロマトグラフィーによって単離した。スペクトルデータは実施例1の生成物に 対し て得たものと同じであった。実施例97:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH ;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H;R15=2−ナフチル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに2−ナフチルアミンで処理して表題化合物を得る。実施例98:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=H;R1a=OCH3 ;R1=OCH2C(O)OCH2Ph(R型配置);R4とR5は一緒になって結 合を形成する。 実施例2の生成物(4.7g、5.0ミリモル)をトルエン(7.5ml)及 びトリエチルアミン(5ml)に溶解した。0℃で無水メタンスルホン酸(2. 58g、15.0ミリモル)及び4−ジメチルアミノピリジン(180mg、1 .5ミリモル)を一度に添加した。次いで反応混合物を周囲温度で18時間撹拌 し、真空下で恒量に濃縮し、次いで残留物をシリカゲル(70〜230メッシュ 、40ml)を通してろ過し、所望の生成物が溶離されなくなるまでヘキサン( 1:1)で溶離した。溶離液を濃縮乾固 し、30×500mmのカラム(230〜400メッシュのSiO2)上でのH PLCによってヘキサン:アセトン(4:1)で更に溶離精製した。所望の生成 物を含む画分を集め、真空下で濃縮して表題化合物(2.2g)を得た。MS( FAB)m/z:(M+K)=960。実施例99:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R4=R5=H;R1a =OCH3;R1=OCH2C(O)OH(R型配置) 実施例98の生成物(2.2g、2.4ミリモル)をEtOH(150ml) に溶解し、そこに炭素担持10%パラジウム(0.22g)を添加した。水素( 1気圧)雰囲気下で5時間震盪後、触媒を混合物からろ過し、溶液を減圧下で濃 縮した。粗な物質を以下のようにクロマトグラフィーによって精製する。350 ml容の半融ガラスのブフナー漏斗に230〜400メッシュのSiO2(17 5ml)を装填した。シリカ床をCH2Cl2:i−PrOH(0.5%のAcO Hによって10:1)で湿潤し、軽くたたいて恒量にし、次いで円形のろ過紙を 床上に置いた。次いでCH2Cl2:i−PrOH(0.5%のAcOHによって 10:1)中の粗な生成物の溶液をカラムの頂上に慎 重に装填した。パッドを同じもの11で溶離して全部で50mlの画分を収集し た。表題生成物が画分4及び5に溶離し、それを924mgに濃縮した。MS( FAB)m/z:M+K=872。実施例100:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R4=R5=H;R 1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415;式 中R14とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2OCH2CH2を形成 する 実施例99の生成物を実施例5のように活性化し、N−メチルベンジルアミン の代わりにモルホリンで処理して表題化合物を得る。実施例101:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=4−(H2NSO2)−フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにスルファニルアミドで処理して表題化合物を得る。実施例102:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2N(CH2CH2 H)CH2CH2を形成する 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンで処理して表題化合物 を得る。実施例103:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=CH3;R15=フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN−メチルアニリンで処理して表題化合物を得た。MS(FAB )m/z:M+K=977。実施例104:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=R15=CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミンで処理して表題 化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+K=975。実施例105:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=CH3;R15=CH2CH2CH2N(CH32 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N′−メチル−(3−ジメチルアミノプロピル)アミンで処 理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+H=948。実施例106:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=フェニル;R15=CH2CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにN,N−フェニル−(3−ヒドロキシプロピル)アミンで処理し て表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+K=1021。実施例107:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H:R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=CH(CH2OH)2 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにセリノールで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z :M+K=961。実施例108:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=3−(CF3)−フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに3−トリフルオロメチルアニリンで処理して表題化合物を得た。 MS(FAB)m/z:M+K=1031。実施例109:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=R15=CH2CN 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにイミノジアセトニトリルで処理して表題化合物を得た。MS(F AB)m/z:M+K=965。実施例110:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2を形成する 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにアジリジンで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z :M+K=913。実施例111:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2NH(CO)NR1415(R型配置);R14 とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2OCH2CH2を形成する THF(6ml)中の実施例3の生成物(0.5g、0.58ミリモル)をN −メチルピペリジン(146μl、 1.2ミリモル)及びジフェニルホスホリルアジド(258μl、1.2ミリモ ル)と共に周囲温度で5分間、還流で3時間撹拌した。撹拌した溶液を周囲温度 に冷却し、モルホリン(157μl、1.8ミリモル)で60時間処理した。混 合物をカラム20×300mm(YMC 15μ、60Åの球状SiO2)上で ヘキサン:アセトン(1:1)からヘキサン:アセトン(2:3)への段階的勾 配で溶離させるHPLCによって精製して純粋な表題化合物440mg(0.4 7ミリモル)を得た。MS(FAB)m/z:M+K=972。実施例112:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2NH(CO)NR1415(R型配置);R14 =H)R15=フェニル 実施例3の生成物を実施例111のように活性化し、次いでモルホリンの代わ りにアニリンで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+K=9 78。実施例113:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2NHC(O)R14(R型配置);R14=フェ ニル 実施例3の生成物を実施例111のように活性化し、次いでモルホリンの代わ りに安息香酸で処理し、混合物を加熱する。シリカゲル上でクロマトグラフィー によって精製して表題化合物を得る。実施例114:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)OCH265(R型配置) 気泡アスコマイシン(50g、63ミリモル、塩化メチレンに完全に溶解し、 次いで乾燥した泡状物に濃縮した結晶状物質)及びヨード酢酸ベンジル(104 g、378ミリモル、6当量)を混合し、頭上ミキサーで均質になるまで撹拌す ることによってアセトニトリル(24ml)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、 Ag2O(58.4g、252ミリモル、4当量)を少量ずつ15分かけて添加 した(約15回の添加)。添加及び混合を完了した(添加後5分間)後、氷浴を 除去し、反応物を周囲温度で7日間撹拌した。反応混合物にジエチルエーテル( 125ml)を添加し、次いでこれをシリカゲル(70〜230メッシュ、40 0ml)に注入し、混合して一晩風乾させた。31容の半融ガラスのブフナー漏 斗にシリカゲル(70〜230 メッシュ、21)を装填し、吸着したシリカを新しい床の上に慎重に重ね、その 上にろ紙のディスクを置いた。カラムをCH2Cl2(41)、CH2Cl2:CH3 CN(9:1、101)、CH2Cl2:CH3CN(3:1、81)、CH2C l2:CH3CN(1:1、21)及びアセトンで溶離して全部で11の画分を収 集した。所望の生成物が画分14〜20に溶離し、実施例2の表題生成物と同じ 化合物(25.6g、27.3ミリモル)を淡黄色の泡状物として得た。実施例115:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2NH(CO)NR1415(R型配置);R14 =H;R15=CH2CH2CH2OH 実施例3の生成物を実施例111のように活性化し、次いでモルホリンの代わ りに3−アミノプロパノールで処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/ z:M+K=960。実施例116:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR1415 ;R14=H 、R15=6−カルボメトキシメチルメルカプトプリンヒドラジド−イル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに6−カルボメトキシメチルメルカプトプリンヒドラジドで処理し て表題化合物を得た。実施例117:式I:R=エチル;n=1:R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14とR15は一緒になって以下の二端遊離基:CH2CH2SO2CH2CH2 形成する 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりにチオモルホリンスルホンで処理して表題化合物を得た。MS(F AB)m/z:M+K=1005。実施例118:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=CH2CH2−(4−F−フェニル) 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いで N−メチルベンジルアミンの代わりに4−フルオロフェネチルアミンで処理して 表題化合物を得た。MS(FAB)m/z:M+K=1009。実施例119:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=4−Cl−フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに4−クロロアニリンで処理して表題化合物を得た。MS(FAB )m/z:M+K=997。実施例120:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=4−(OCH3)−フェニル 実施例3の生成物を実施例5のように活性化し、次いでN−メチルベンジルア ミンの代わりに4−メトキシアニリンで処理して表題化合物を得た。MS(FA B)m/z:M+K=993。実施例121:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a 3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配 置);R12=NR1415;R14=H;R15=4−CH3−フェニル 乾燥THF(1ml)中のp−トルイジン(1.03g、9.6ミリモル)の 溶液を乾燥THF(9.6ml)中の臭化エチルマグネシウム(9.6ミリモル )の撹拌溶液に0℃で滴下添加した。混合物を15分間撹拌し、次いで−78℃ に冷却した後、乾燥THF(2ml)中の実施例114の生成物(750mg、 0.8ミリモル)の溶液を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで1NのHC l(75ml)とEtOAc(75ml)との撹拌した2層混合物に滴下添加し た。混合物を分液漏斗に移し、有機層を1NのHCl(75ml)、飽和NaH CO3溶液(2×75ml)及びブライン(2×75ml)で洗浄し、脱水(N a2SO4)し、ろ過し、真空下で濃縮して黄色の油0.93gを得た。粗な物質 をクロマトグラフィーによって精製して表題化合物385mgを白い泡状物とし て得た。MS(FAB)m/z:M+K=977。実施例122:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2 C(O)R12(R型配置);R12=NR1415;R14=H;R15=3,4−Cl 2−フェニル 実施例114の生成物をp−トルイジンの代わりに3,4−ジクロロアニリン を使用して実施例121のように処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m /z:M+K=1031。実施例123:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NR141 5;R14=H;R15=3−I−フェニル 実施例114の生成物をp−トルイジンの代わりに3−ヨードアニリンを使用 して実施例121のように処理して表題化合物を得た。MS(FAB)m/z: M+K=1088。実施例124:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=O−CH2 −[(1R)−(+)−α−ピネン−10−イル)] (a)頭上撹拌機を備えた21容の三首丸底フラスコにジエチルエーテル(8 00ml)、塩化クロロアセチル( 40ml、0.5モル)及び(1R)−(−)−ノポール(85.3ml、0. 5モル)を装填した。0℃でトリエチルアミン(69.5ml、0.5モル)を 15分かけて滴下添加した。0℃で1時間撹拌後、混合物を周囲温度に加温して 18時間撹拌した。混合物をブフナー漏斗を通して真空ろ過し、白いケークをエ ーテル(2×200ml)で抽出した。次いでろ液を0.5NのHCl(500 ml)、水(500ml)及びブライン(500ml)で順次洗浄した。有機物 を脱水(Na2SO4)後、混合物をろ過して薄い黄褐色の油に濃縮した。生じた クロロ酢酸ノポールは次の工程に使用するのに十分純粋であった。 (b)ヨウ化ナトリウム(20.1g、134ミリモル)をアセトン(55m l)で5分間還流し、室温に冷却した。工程(a)からのクロロ酢酸ノポール( 5.85g)24.17ミリモル)を添加し、反応物を30分間撹拌した。溶剤 を真空下で除去し、生じたスラリーを水(30ml)と酢酸エチル(20ml) とに分配した。追加した酢酸エチル(20ml)で水性分を抽出し、合わせた有 機物を飽和重炭酸ナトリウム(30ml)及び重亜硫酸ナトリウム(30ml) で順次洗浄し、脱水(硫酸ナトリウム) し真空下で黄褐色の油(7g)に濃縮した。生じたヨード酢酸ノポールは次の工 程に使用するのに十分純粋であった。 (c)アスコマイシン(2.5g、3.16ミリモル)を丸底フラスコ中で気 泡させた(実施例114参照)。それに工程(b)からのヨード酢酸ノポール( 5.70g、17.1ミリモル、5.4当量)、次にアセトニトリル(1.5m l)を添加した。均質溶液を得た後、0℃に冷却し、酸化銀(I)(3.13g 、13.4ミリモル)を少量ずつ添加した(15分間)。次第に氷を溶かすこと によって溶液を室温にして8日間撹拌した。反応物をジエチルエーテルで希釈し 、シリカゲル(70〜230メッシュ、20ml)上に注入して風乾させた。吸 着したシリカを新しいシリカ(70〜230メッシュ、100ml)上に重ね、 塩化メチレン(150ml);塩化メチレン:アセトニトリル(9:1、450 ml);(3:1、300ml);(1:1、200ml);アセトン(200 ml)で溶離した。50mlの画分を収集した。画分11〜17に所望の粗な生 成物が含まれており、それをシリカ上で3:1のヘキサン:アセトンで溶離させ るHPLCによって精 製した。純粋な表題化合物(0.4g)を単離した。MS(FAB)m/z:M +K=1036。実施例125:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O Si(CH33;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R1 2=O−CH2−[(1R)−(+)−α−ピネン−10−イル)] 実施例124の生成物(0.200g、0.201ミリモル)を乾燥DMF( 2ml)に溶解した。イミダゾール(0.054g、0.80ミリモル)を添加 した。TMS・Cl(0.051ml、0.401ミリモル)を添加し、反応物 を室温で一晩撹拌した。反応混合物を水(10ml)と酢酸エチル(20ml) とに分配した。有機物を水(10ml)、ブライン(20ml)で洗浄し、脱水 (硫酸ナトリウム)し、淡黄色のフィルム(0.225g)に濃縮した。MS( FAB)m/z:M+K=1108。実施例126:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=H;R4とR5は一 緒になって結合を形成する;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型 配置);R12=4−(モルホリニル) モルホリン(0.104ml、1g/ml、1.19ミ リモル)をアセトニトリル(1.5ml、篩上で脱水)に溶解した。トリメチル アルミニウム(ヘキサン中の6Mの溶液0.60ml、1.2ミリモル)を添加 し、溶液を室温で5分間撹拌し、次いで0℃に冷却した。アセトニトリル(1m l、篩上で脱水)中の実施例125の生成物(0.225g、0.210ミリモ ル)の溶液を滴下添加し、反応物を3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル( 15ml)及びHCl(0.25N、15ml)中で希釈した。界面に濃い白色 ゲルが形成された。有機物を水(15ml)で洗浄し、水性分を追加した酢酸エ チル(15ml)で抽出した。合わせた有機物をブライン(15ml)で洗浄し 、脱水(Na2SO4)し、黄色の油に濃縮し、それをシリカゲル上で、ヘキサン :アセトン(1.5:1)で溶離させるHPLCによって精製した。表題化合物 :34mg、17%を得た;MS(FAB)m/z:M+K=939。実施例2 9の生成物:42mg、22%を得た。実施例127:式I:R=エチル;n=1;R2=R3=R5=H;R2a=R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=NH−( 3−フルオロフェニル) THF(10ml)及び水(1ml)中の実施例72の生成物(1.0g、1 .06ミリモル)を二酸化セレン(0.18g、1.59ミリモル)及びt−ブ チルヒドロペルオキシド(2,2,4−トリメチルペンタン中の3Mの溶液1. 4ml、4.24ミリモル)で処理した。混合物を周囲温度で4日間撹拌し、t −ブチルヒドロペルオキシド溶液(1.4ml、4.24ミリモル)を追加添加 した。2日後、反応混合物を24時間40℃に、次いで48時間70℃に加熱し た。溶液を真空下で濃縮し、HPLCによってシリカゲル上でヘキサン:アセト ン(2:1)で溶離精製した。表題化合物:0.18g、18%を得た。MS( ESI)m/z:M+Na=963。実施例128:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=O−CH2 −[4−ニトロフェニル] (a)頭上撹拌機を備えた21容の3首平底フラスコにジエチルエーテル(8 00ml)、塩化クロロアセチル(40ml、0.5モル)及び4−ニトロベン ジルアルコール(76.5g、0.5モル)を装填した。0℃でトリエ チルアミン(69.5ml、0.5モル)を15分かけて滴下添加した。0℃で 1時間撹拌後、混合物を周囲温度に加温し、18時間撹拌した。混合物をブフナ ー漏斗を通して真空ろ過し、白いケークをエーテル(2×200ml)で抽出し た。次いでろ液を0.5NのHCl(500ml)、水(500ml)及びブラ イン(500ml)で順次洗浄した。有機物を脱水(Na2SO4)後、混合物を ろ過し、薄い黄褐色の固体(74.8g)に濃縮した。粗な生成物をジエチルエ ーテルから再結晶化した(71〜72℃)。 (b)ヨウ化ナトリウム(39.5g、260ミリモル)をアセトン(104 ml)中で3分間還流し、室温に冷却した。工程(a)からのクロロ酢酸4−ニ トロベンジル(10.7g、47ミリモル)を添加し、反応物を30分間撹拌し た。溶剤を真空下で除去し、生じたスラリーを水(50ml)と酢酸エチル(5 0ml)とに分配した。水性分を追加の酢酸エチル(50ml)で抽出し、合わ せた有機物を飽和重亜硫酸ナトリウム(2×50ml)及びブライン(50ml )で順次洗浄した。有機物を脱水(硫酸ナトリウム)し、真空下で純粋な生成物 (15.6g)に 濃縮した。 (c)アスコマイシン(5g、6.3ミリモル)を平底フラスコで気泡させた (実施例114参照)。それに工程(b)からのヨード酢酸4−ニトロベンジル (15.6g、48.6ミリモル、7.7当量)、次にアセトニトリル(2.5 ml)を添加した。均質溶液を得た後、0℃に冷却し、酸化銀(I)(5.9g 、25.6ミリモル)を少量ずつ添加した(15分)。次第に氷を溶かすことに よって溶液を室温にして5日間撹拌した。反応物をジエチルエーテル(25ml )中で希釈し、シリカゲル(70〜230メッシュ、40ml)上に注入し、風 乾させた。吸着したシリカを新しいシリカ(70〜230メッシュ、200ml )の上に重ね、塩化メチレン(500ml);塩化メチレン:アセトン(9:1 、400ml);(6:1、300ml);(3:1、1000ml);(1: 1、500ml);(1:2、300ml)で溶離した。画分100mlを収集 した。所望の生成物を含む画分(CH2Cl2:CH3CN3 3:1)を集め、真 空下で濃縮して表題化合物(2.86g、2.9ミリモル)を得た。アスコマイ シンをその後の画分で回収した(1.59g、2.0ミリ モル)。MS(ESI)m/z:M+Na=1007。実施例129:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置):R12=NR141 5;R14=(CH22N(CH2CH22O;R15=CH2CH2OH N−メチルベンジルアミンをN,N−[2−ヒドロキシエチル][2−(4− モルホリノ)エチル]アミンに置換して実施例5に記載のように表題化合物を合 成した。MS(FAB)m/z:M+H=962。実施例130:式I:R=エチル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=O H;R1a=OCH3;R1=OCH2C(O)R12(R型配置);R12=OCH2 Cl3 p−ニトロベンジルアルコールを2,2,2−トリクロロエタノールに置換し て実施例128を繰り返した。実施例131:生物学的活性のin vivoアッセイ Kino,T.ら,Transplantation Proceeding s XIX(5):36−39,Suppl.6(1987)に記載のヒト混成 リンパ球反応(MLR)アッセイを使用し、本発明化合物の免疫抑制活性を測定 した。表1に示すアッセイ結果から、試験した化合物はμmol以下、場合によ ってはnmol以下の濃度で有効な免疫調節剤であることが判る。 上記説明及び付随の実施例は単に説明のためのものであり、本発明の範囲を制 限するものではなく、本発明は請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ規定 されることが理解される。上記実施例の変更及び変形が当業者には明らかである 。限定的ではないが本発明の化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、製造及 び/または使用方法に係わるものを含む変更及び変形は本発明の主旨及び範囲を 離れずとも行い得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP (72)発明者 オア,ヤツト・サン アメリカ合衆国、イリノイ・60048、リバ テイービル、ウイーリントン・アベニユ ー・1107

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: 〔式中、nは0または1であり; Rは、水素、メチル、エチル、アリル、プロピル、2−ヒドロキシエチル、シ クロプロピルメチル、2−オキソプロピルまたは2−エタナールからなる群から 選択され; R1及びR1aは、R1及びR1aの一方は水素、−(C1-6アルキル)オキシまた はヒドロキシであり、他方は、 (I)−O(CH2jC(O)R12(ここでjは1〜5であり、R12は、 (A)ヒドロキシ; (B)−OR13(ここでR13は、 (i)−(C1-10アルキル); (ii)−(シクロ−C3-8アルキル); (iii)−(シクロ−C3-8アルキル−C1-3アルキル); (iv)アリール−(C1-6アルキル)−(ここで、各々がR301で表わされ る該アリール基上の0、1、2または3個の置換基は独立に、 (a)−(C1-7アルキル); (b)−(C2-6アルケニル); (c)ハロゲン; (d)−(CH2mNR89(ここでmは0〜6であり、NR89はR8 及びR9に結合している窒素 (この場合にはR8及びR9は、 (1)水素; (2)−R400(ここでR400は、 a.mod−アリール(ここで、各々がR302で表わされる1、2または 3個のmod−アリールの置換基は、 1.−(C1-7アルキル); 2.−(C2-6アルケニル); 3.ハロゲン; 4.−(CH2mNR1819(ここでmは上述の通りであり、N R1819はR18及びR19に結合している窒素原子(この場合にはR18及びR19は 、水素、−(C1-6アルキル)、未置換アリール−及び未置換アリール−(C1-6 アルキル)から独立に選択される)であるか、或いはNR1819は、炭素原子と 、示されている窒素原子と、−O−、−NH−、−N(C1-6アルキル)及び− S(O)s−(ここでsは0、1または2である)から独立に選択される0、1 または2個の追加ヘテロ原子とで環が構成される3〜7員複素環でもよい); 5.−CN; 6.−CHO; 7.モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化C1-6アルキル ; 8.−S(O)s18(ここでs及びR18は上述の通りである) ; 9.−C(O)NR1819(ここでNR1819は上述の通りであ る); 10.−(CH2)mOR18(ここでm及びR18は上述の通りであ る); 11.−CH(OR16)(OR17)(ここでR16及びR17は−(C1-3 アルキル)基から独立に選択されるか、或いはR16とR17は一緒になってエ チレンまたはピロピレン橋を形成する); 12.−(CH2mOC(O)R18(ここでm及びR18は上述の通 りである); 13.−(CH2mC(O)OR18(ここでm及びR18は上述の通 りである); 14.−OR10(ここでR10は、(i)−PO(OH)O-+(こ こでM+はプロトンまたは正電荷を有する無機もしくは有機対イオンである)、 (ii)−SO3 -+(ここでM+は上述の通りである)、 または(iii)−C(O)(CH2mC(O)O−M+(ここでm及びM+は上述 の通りである)である); 15.−NO2; 16.−N3; 17.−(C2-6アルキニル); 18.−C≡C−Si(CH33;及び 19.a)水素; b)−(C1-6アルキル); c)未置換アリール; d)(C1-8アルキル)−C(O); e)未置換アリール−S(O)2; f)(C1-6アルキル)−OC(O)−; g)未置換アリール−(C1-6アルキル)−OC(O); h)未置換アリール−OC(O);または、 i)(C1-6アルキル)−SO2−で置換されたグアニジノ からなる群から独立に選択されるか、或い はジ−またはトリ置換mod−アリール基中の任意の隣り合った2つのR302は、5 、6もしくは7員炭素環、または、炭素原子と、−O−、−S(O)s−(ここ でsは上述の通りである)及び−NR18−(ここでR18は上述の通りである)か ら独立に選択される1または2個のヘテロ原子とを環構成原子とする5、6また は7員複素環を形成する); b.−Q−mod-アリール(ここで、二価基−Q−は、 1.−(C1-6アルキル); 2.−(C2-6アルケニル); 3.−(C2-6アルキニル); 4.−(CH2mO−(ここでmは上述の通りである); 5.−O(CH2m−(ここでmは上述の通りである); 6.−N(R18)C(O)−(ここでR18は上述の通りである) ; 7.−C(O)N(R18)−(ここでR18は上述の通りである) ; 8.−S(O)s−(ここでsは上述の通りである); 9.−N(R18)−(ここでR18は上述の通りである); 10.−N(R18)S(O)t−(ここでtは1または2であり、 R18は上述の通りである); 11.−S(O)t(R18)−(ここでt及びR18は上述の通りで ある); 12.−C(O)−; 13.−NN−; 14.−CHN−; 15.−NCH−; 16.−ONCH−;及び 17.−CHNO−; からなる群から選択される); c.−mod−Het(ここで、各々がR302で表わされる1、2または 3個のmod−H etの置換基は上述のごとく独立に選択される); d.−Q−mod−Het(ここでQは上述の通りである); e.−ビアリール; f.−Q−ビアリール(ここでQは上述の通りである) g.−mod−アリール−Q−mod−アリール(ここでQは上述の通りで ある); h.−mod−アリール−Q−mod−Het(ここでQは上述の通りであ る); i.−mod−Het−Q−mod−アリール(ここでQは上述の通りであ る); j.−mod−Het−Q−mod−Het(ここでQは上述の通りである ); k.−mod−Het−mod−アリール; l.−mod−アリール−mod−Het;及び m.−mod−Het−mod−Het からなる群から選択される); (3)−(C1-6アルキル); (4)置換−C1-6アルキル; (5)−(C3-6アルケニル); (6)置換−C3-6アルケニル; (7)−(C3-6アルキニル) (8)置換−C3-6アルキニル; (9)−(シクロ−C3-10アルキル); (10)置換−シクロ−C3-10アルキル; (11)−(シクロ−C4-10アルケニル); (12)置換−シクロ−C4-10アルケニル; (13)−(ビシクロ−C6-10アルキル); (14)置換−ビシクロ−C6-10アルキル (15)−(ビシクロ−C6-10アルケニル); (16)置換−ビシクロ−C6-10アルケニル; (17)−(ビシクロ−C6-10アルケニル)−C1-6アルキル;及び (18)置換−ビシクロ−C6-10アルケニル−C1-6アルキル からなる群から独立に選択される)であるか、或いは、−NR189 は、炭素原子と、示されている窒素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでs は上 述の通りである)及び−NR8−(ここでR8は上述の通りである)から独立に選 択される0、1または2個の追加ヘテロ原子とで環が構成される3〜7員複素環 でもよい); (e)−CN; (f)−CHO; (g)モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化−C1-6アルキル; (h)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (i)−C(O)NR89(ここでNR89は上述の通りである); (j)−(CH2mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (k)−CH(OR16)(OR17)(ここでR16及びR17は上述の通り である); (l)−(CH2mOC(O)R8(ここでm及びR8は上述の通りであ る); (m)−(CH2mC(O)OR8(ここでm及びR8は上述の通りであ る); (n)−OR10(ここでR10は上述の通りである); (o)−NO2; (p)−N3; (q)上述のごとき−R400; (r)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りであ る); (s)−NR8S(O)t9(ここでt、R8及びR9は上述の通りであ る); (t)−(C2-6アルキニル); (u)−C≡C−Si(CH33;及び (v)(1)水素; (2)−(C1-6アルキル); (3)−mod-アリール; (4)(C1-8アルキル)−C(O)−; (5)mod−アリール−SO2−; (6)(C1-6アルキル)−OC(O)−; (7)mod−アリール−(C1-6アルキル)−OC(O); (8)mod−アリール−OC(O)−;または (9)(C1-6アルキル)SO2 で置換されたグアニジノ からなる群から独立に選択されるか、或いはジ−またはトリ置換アリ ール基中の任意の隣り合った2つの置換基R301は一緒になって、5、6もしく は7員炭素環、または、炭素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上述 の通りである)及び−NR8−(ここでR8は上述の通りである)からなる群から 独立に選択される0、1または2個のヘテロ原子とを環構成原子とする5、6も しくは7員複素環を形成するが、 但し、各R301置換基または隣り合った2つのR301基によって形成さ れる各環が含む非水素原子原子は20個以下であり得る); (v)アリール; (vi)Het−; (vii)複素環; (viii)モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化Cl-6アルキル−; (ix)−(シクロ−C5-10アルケニル); (x)−(シクロ−C5-10アルケニル−C1-3アルキル); (xi)−(ビシクロ−C6-12アルケニル);または (xii)−(ビシクロ−C6-12アルケニル−C1-3アルキル); である); (C)−NR1415(ここでNR1415は、R14及びR15に結合している窒 素原子(この場合にはR14及びR15は、 (i)水素; (ii)上述のごとき−R400; (iii)−(C1-10アルキル); (iv)sub−C1-10アルキル; (v)−(シクロ−C3-10アルキル); (vi)sub−シクロ−C3-10アルキル; (vii)−(シクロ−C3-10アルキル−C1-3アルキル); (viii)sub−シクロ−C3-10アルキル−C1-3アルキル; (ix)−(C3-10アルケニル); (x)sub−C3-10アルケニル; (xi)−(シクロ−C4-10アルケニル); (xii)sub−シクロ−C4-10アルケニル; (xiii)−(シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルケニル); (xiv)sub−シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルケニル; (xv)−(C3-10アルキニル); (xvi)sub−C3-10アルキニル; (xvii)−(シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルキニル); (xviii)sub−シクロ−C6-10アルキル−C3-5アルキニル; (xix)−(ビシクロ−C6-10アルキル); (xx)sub−ビシクロ−C6-10アルキル; (xxi)−(ビシクロ−C6-10アルケニル); (xxii)sub−ビシクロ−C6-10アルケニル; (xxiii)−アリール; (xxiv)−Het; (xxv)R6(ここでR6は、 (a)水素; (b)−(C1-10アルキル); (c)mod−C1-10アルキル (d)−(C3-10アルケニル); (e)mod−C3-10アルケニル; (f)−(C3-10アルキニル); (g)mod−C3-10アルキニル; (h)−(シクロ−C3-10アルキル); (i)mod−シクロ−C3-10アルキル; (j)−(シクロ−C4-10−アルケニル) (k)mod−シクロ−C4-10アルケニル; (l)−(ビシクロ−C6-10アルキル); (m)mod−ビシクロ−C6-10アルキル (n)−(ビシクロ−C6-10アルケニル); (o)mod−ビシクロ−C6-10アルケニル; (p)上述のごとき−R8; (q)−アリール;及び (r)−Het からなる群から選択される) からなる群から選択される)であるか、或いは−NR1415は、炭素原子 と、示されている窒素原子と、 −O−、−S(O)s−(ここでsは上述の通りである)及び−NR8−(ここで R8は上述の通りであるから独立に選択される0、1または2個の追加ヘテロ原 子とで環が構成される3〜7員複素環でもよく該環は、未置換であるか、または 、 (i)上述のごときR6; (ii)−(CH2mOR6(ここでm及びR6は上述の通りである); (iii)−(CH2mNR67(ここでmは上述の通りであり、NR67 は、R6及びR7に結合している窒素原子(この場合、R6は上述の通りであり、 R7はR6を規定する群から独立に選択される)であるか、或いは−NR67は、 炭素原子と、示されている窒素原子と、−O−、−S(O)s−(ここでsは上 述の通りである)及び−NR8−(ここでR8は上述の通りである)から独立に選 択される0、1または2個の追加ヘテロ原子とで環が構成される3〜7員複素環 でもよく、該環は、未置換であるか、または、 (a)上述のごとき−R8; (b)−(CH2)mOR8(ここでm及びR8は上述の通りである); (c)−S(O)s8(ここでs及びR8は上述の通りである); (d)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りであ る); (e)−(CH2mNR89(ここでm及びNR89は上述の通りであ る); (f)−SO3H; (g)=NOR8(ここでR8は上述の通りである); (h)上述のごとき−R400; (i)−アリール; (j)−Het;及び (k)−R399(ここでR399は、 (1)ヒドロキシル; (2)−C(O)OH; (3)−C(O)OR8(ここでR8は上述の通りである); (4)−(シクロ−C3-7アルキル); (5)オキソ; (6)チオオキソ; (7)エポキシ; (8)ハロゲン; (9)−CN; (10)−N3; (11)−NO2; (12)−OR10(ここでR10は上述の通りである); (13)−S(O)tNR89(ここでt及びNR89は上述の通りで ある); (14)−NR8S(O)、R9(ここでt)R8及びR9は上述の通りで ある); (15)−CH(OR16)(OR17)(ここでR16及びR17は上述の通 りである); (16)水素;−(C1-6アルキル);アリール;(C1-6アルキル)C O−;アリール−SO2−;(C1-6アルキル)OC(O)−;アリール−(C1- 6 ア ルキル)OC(O)−;アリール−OC(O)−;または(C1-6アルキル)− SO2−で置換されたグアニジノ からなる群から選択される); からなる群から独立に選択される1〜6個の相容性の基で置換されている ); (vi)−C(O)OR6(ここでR6は上述の通りである); (v)−SO3H; (vi)−S(O)s6(ここでs及びR6は上述の通りである); (vii)−S(O)tNR67(ここでt及びNR67は上述の通りである ); (viii)=NOR6(ここでR6は上述の通りである); (ix)−アリール; (x)−Het; (xi)上述のごとき−R399;及び (xii)上述のごとき−R400 からなる群から独立に選択される1〜5個の相容性ラジカルで置換されて いる); からなる群から独立に選択される1〜5個の相容性ラジカルで置換されている) ; (D)−アリール; (E)Het−; (F)モノ−、ジ−、トリ−またはペルハロゲン化C1-6アルキル; (G)−N(R8)NR1415(ここでR8及びNR1415は上述の通りであ る); (H)−Si(R113(ここで各R11は独立に−(C1-6アルキル),アリ ール−(C1-6アルキル)−またはアリールである); (I)−OSi(R113(ここで各R11は独立に上述の通りである); (J)−Sn(R113(ここで各R11は独立に上述の通りである); (K)−P(R112(ここで各R11は独立に上述の通りである); (L)上述のごとき−R14;または (M)ハロゲン からなる群から選択される); (II)−O(CH2mS(O)s12(ここでm、s及びR12は上述の通りであ る); (III)−O(CH2jCN(ここでjは上述の通りである); (IV)−O(CH2jC(=NOR14)R12(ここでj)R12及びR14は上述の 通りである); (V)−O(CH2jC(=N+(O-)R14)R12(ここでj、R12及びR14は 上述の通りであるが、但しR14は水素ではあり得ない); (VI)−O(CH2jC(=NOR14)R15(ここでj、R14及びR15は上述の 通りである); (VII)−O(CH2jC(=N+(O-)R14)R15(ここでj、R14及びR15 は上述の通りであるが、但しR14は水素ではあり得ない); (VIII)−OC(O)O(CH2jC(O)NR1415(ここでj及びNR1415 は上述の通りである); (IX)−O(CH2jNR6C(O)OR14(ここでj、R6及びR14は上述の通 りである); (X)−O(CH2jNR6C(O)NR1415(ここでj、R6及びNR1415 は上述の通りである); (XI)−O(CH2jNR6C(O)NR7NR1415(ここでj、R6、R7及び NR1415は上述の通りである); (XII)−O(CH2jNR6C(O)R14(ここでj、R6及びR14は上述の通 りである);及び (XIII)−O(CH2jNR6C(O)OC(O)R14(ここでj、R6及びR14 は上述の通りである) からなる群から選択されるように選択され; R2及びR2aは独立に水素、ハロゲンまたは−OR14(ここでR14は上述の通 りである)であるか、或いは、R2及びR2aの一方が水素である場合、R2及びR2a の他方はヒドロキシであるか、或いは、R2とR2aは一緒になってオキソまた はチオオキソであり; R3及びR4は、R5が水素である場合は、R3及びR4の一方は水素であり、他 方は、水素、ヒドロキシ、−OCOR8(ここでR8は上述の通りである)または −OSi(R113(ここで各R11は独立に上述の通りである)から選択される か、或いは、R5が水素でない場合はそれとR3及びR4の一方とが一緒になって C−23/C−24結合を形成し、他方は、水素、ヒドロキシ、−OCOR8( ここでR8は上述の通りである)または−OSi(R113(ここで各R11 は独立に上述の通りである)であり; R5は、水素であるか、或いは、R3またはR4のいずれかと一緒になってC− 23/C−24結合を形成するが、但し、R2及びR2aの両方が水素であり、R1 a がメチルオキシである場合、R1は、 (I)−O(CH2jC(O)R20(ここでjは上述の通りであり、R20は、 (A)ヒドロキシ; (B)−OR21(ここでR21は低級アルキル、シクロアルキル、シクロアル キルアルキルまたは適正化されたアリールアルキル(適正化されたアリールアル キルは上述の通りである)である); (C)−NR2223(ここでR22は、水素、低級アルキル、適正化されたア リールアルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルからなる群から選 択され;R23は、水素、低級アルキル、適正化されたアリールアルキル、シクロ アルキル、シクロアルキルアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カ ルボキシアルキル及びチオ低級アルキルからなる群から選択されるか、 またはR22とR23は一緒になって−(CH2q(但しqは2〜5である)であっ て、飽和複素環を形成する);または (D)モルホリノ からなる群から選択される); (II)−O(CH2jC(O)N(R24)(CH2mCH(R25)C(O)R20 (ここでj、m及びR20は上述の通りであり、R24は、水素、低級アルキル、適 正化されたアリールアルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルから 選択され、R25は、水素、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ アルキル、チオ低級アルキル、チオアルコキシアルキル、グアニジノアルキル、 アミノアルキル、適正化されたアリールアルキル、及び、mが0でない場合には アミノまたはアミドアルキルからなる群から選択されるか;或いは、R24とR25 は一緒になって−(CH2)p−(ここでpは2〜5である)である);または (III)−O(CH2jC(O)N(R24)(CH2mCH(R25)−C(O) N(R26)(CH2mlCH(R27)−C(O)R20 (ここでj、m、R20、R24及びR25は上述の通りであり、mlは0〜6であり 、R26は、水素、低級アルキル、適正化されたアリールアルキル、シクロアルキ ル及びシクロアルキルアルキルから選択され、R27は、水素、低級アルキル、ヒ ドロキシ低級アルキル、カルボキシアルキル、チオ低級アルキル、チオアルコキ シアルキル、グアニジノアルキル、アミノアルキル、適正化されたアリールアル キル、及び、mlが0でない場合にはアミノまたはアミドアルキルからなる群か ら選択されるか;或いは、R26とR27は一緒になって−(CH2p−(ここでp は上述の通りである)である);及び (IV)−O(CH2jC(O)N(R24)(CH2mCH(R25)−C(O)N (R26)(CH2mlCH(R27)−C(O)N(R28)(CH2m2CH(R29 )C(O)R20(ここでj、m、ml、R20、R24、R25、R26及びR27は上述 の通りであり、m2は0〜6であり、R28は、水素、低級アルキル、適正化され たアリールアルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルから選択され 、R29は、水素、低級アルキル、ヒドロキシ低級 アルキル、カルボキシアルキル、チオ低級アルキル、チオアルコキシアルキル、 グアニジノアルキル、アミノアルキル、適正化されたアリールアルキル、及び、 m2が0でない場合にはアミノまたはアミドアルキルから選択されるか;或いは 、R28とR29は一緒になって−(CH2p−(ここでpは上述の通りである)で ある) からなる群から選択される基ではあり得ない〕 の化合物またはその医薬上容認可能な塩、エステル、アミドもしくはプロドラッ グ。 2.式: 〔式中、n、R、R2、R2a、R3、R4及びR5は請求項1で定義された通りであ り、Aは、 (ここでj、R12、R13、R14及びR15は請求項1で定義された通りである) からなる群から選択された式を有する基である〕 を有する請求項1に記載の化合物。 3.式; 〔式中、n、R、R2、R2a、R3、R4及びR5は請求項1で定義された通りであ り、Bは、 (ここでj、m、R6、R14及びR15は請求項1で定義された通りである) からなる群から選択された式を有する基である〕 を有する請求項1に記載の化合物。 4.式 〔式中、n、R、R2、R2a3、R4及びR5は請求項1で定義された通りであり 、Dは、 (ここでj、R6及びR7は請求項1で定義された通りである) からなる群から選択された式を有する基である〕 を有する請求項1に記載の化合物。 5.R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2 a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)O CH25である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OC H265である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OH である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2Phである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2Phである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH2 である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH C25である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)C25である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (シクロプロピル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH2CH2CH2CH3)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (シクロブチル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2CH(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (シクロペンチル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2CH2CH2CH2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (シクロヘキシル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NRl415(ここでR14及びR15は一緒になって−CH2CH2OCH2CH2− であり、6員環はR14及びR15が結合している窒素を含む)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1:R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH:R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NHCH2CH2NH2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2NH2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2CH2NH2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CH2CH2CH2NH2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CO2CH2Phである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NHCH2CO2Hである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CO2CH2Phである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2CO2Hである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH(CH3)CO2H(R立体配置)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH(CH3)CO2H(S立体配置)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NHCH(CH3)CONHCH(CH3 )CONHCH(CH3)CO2H(R1にある全てのキラル中心はR立体配置で ある)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3−フェニル−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH2CH2OH)(3−フェニル−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N{ CH2CH2N(CH3)(CH2CH2OH)}(フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N{ CH2CH2N(CH32}(フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1:R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)N{CH2(3−ピリジル)}CH2(3−ピリジル)である 化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( シクロヘキシル)2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH −(4−モルホリニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (4−チオモルホリニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N H(4−CF3−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)NH(4−F−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH {4−(4−モルホリノ)フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (4−HO−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3−ピリジル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (4−ピリジル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)NH(2−ピリジル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (NHCO2CH3)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)−L −プロリノカルボキサミドである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)−D −プロリノカルボキサミドである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)−L−プロリノールである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)−D −プロリノールである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH2CH2OH)NHCO2CH3である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH {3−(フェニルエチニル)フェニル}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH2CH2CH2OH)(4−フルオロフェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH:R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)N(CH2CH2CH2OCOCH2CH2CO2H)(4−フル オロフェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2C(OCH2CH2O )CH2CH2−である)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH NH{CO−(4−ピリジル)}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3−フルオロフェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3−ヒドロキ シ−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2−NCH3−CH2C H2−である)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH {6−(1,4−ベンゾジオキサニル)}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3,4−メチレンジオキシフェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (1−ナフタレニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一 緒になって基−CH2CH2CH2CH2−であり、5員環はR14及びR15が結合し ている窒素を含む)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2CH2CH2CH2− であり、6員環はR14及びR15が結合している窒素を含む)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OC H2−(9−フルオレニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OH である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NHCH2CH265である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH265である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH25NH−ダンシルである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH C65である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH22N(CH2CH22Oである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH(CH23N(CH2CH22Oで ある化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH:R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH22N(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH23N(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH(CH265)CO2CH2Ph(S立体配置)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH(CH265)CO2H(S立体配置)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NHCH(CH265)CO2CH2P h(R立体配置)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH(CH265)CO2H(R立体配置)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH22SHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH23SHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OC25である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH(2−ナフチル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=H;R1a=OCH3;R1=−OCH2C(O)OCH2Ph;及びR4とR5 が一緒になって結合を形成している化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R4=R5=H;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OHである 化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R4=R5=H;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415 (ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2OCH2CH2−である)で ある化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH {4−(H2NSO2)−フェニル}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一 緒になって基−CH2CH2N(CH2CH2OH)CH2CH2−である)である化 合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)(フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH2CH2OH)2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH2CH2N(CH32である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( フェニル)CH2CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)NH{CH(CH2OH)2}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH {3−(CF3)−フェニル}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH2CN)2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2−である)である化 合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2NH(CO) NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2OC H2CH2−である)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2NH(CO) NH(フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2NHC(O) NH(フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OC H265である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3:及びR1=−OCH2NH(CO) NHCH2CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (6−カルボメ トキシメチルメルカプトプリンヒドラジジル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2SO2CH2CH2− である)である化合物; R1が立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a= R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH{ CH2CH2−(4−F−フェニル)}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (4−Cl−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH {4−(OCH3)−フェニル}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)NH(4−CH3−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3,4−Cl2−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3−I−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)O− CH2−[(1R)−(+)−α−ピネン−10−イル)]である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)O− CH2−[(1R)−(+)−a−ピネン−10−イル)]である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=H;R4とR5は一緒になって結合を形成しており ;R1a=OCH3;及びR1;=−OCH2C(O)(4−モルホリニル)である 化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R3 =R5=H;R2a=R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N H−(3−フルオロ−フェニル)である化合物;または、 R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)O− (4−ニトロ−フェニル)である化合物 からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。 6.R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N H2である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2OCH2C H2−であり、6員環はR14及びR15が結合している窒素を含む)である化合物 ; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (CH2CH2CH2OH)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2NH(CO) NHCH2CH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2NH(CO) NHCH2CH2OHである化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a =OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH−(4−モルホリニル)である化 合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (4−HO−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2NH(CO) NH(フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH (3−ヒドロキシ−フェニル)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2CH2−NCH3−CH2C H2−である)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチ ル;n=1;R2=R2a=R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1= −OCH2C(O)NR1415(ここでR14及びR15は一緒になって基−CH2C H2C(OCH2CH2O)CH2CH2−である)である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)NH NH{CO−(4−ピリジル)}である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N( CH3)CH2CH265である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)N[ (CH22N(CH2CH22O][−CH2CH2OH]である化合物; R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)OC H2CCl3である化合物;及び、 R1がR立体配置でC−32に結合しており;R=エチル;n=1;R2=R2a =R3=R5=H;R4=OH;R1a=OCH3;及びR1=−OCH2C(O)Cl である化合物 からなる群から選択される請求項5に記載の化合物。 7.治療上有効量の請求項1に記載の化合物と医薬上容認可能な担体とを含む免 疫調節に有効な医薬組成物。 8.免疫仲介臓器もしくは組織同種移植拒絶反応、移植組織対宿主疾患;自己免 疫性疾患、可逆性閉塞性気道障害、過増殖疾患、または虚血性もしくは炎症性腸 疾患の患者を治療するのに有効な医薬組成物であって、治療上有効量の請求項1 に記載の化合物を医薬上容認可能な担体と一緒に含む医薬組成物。 9.免疫抑制、抗炎症、抗微生物、抗真菌、抗ウイルスもしくは抗増殖療法が必 要であるか、または化学療法薬剤耐性を逆転する必要がある患者を治療する方法 であって、医薬上容認可能な担体と一緒に治療上有効量の請求項1に記載の化合 物を投与することからなる方法。 10.免疫仲介心臓同種移植拒絶反応、腎同種移植拒絶反応、肝同種移植拒絶反 応、骨髄同種移植拒絶反応、皮膚同種移植拒絶、角膜同種移植拒絶、肺同種移植 拒絶反応、膵 同種移植拒絶、小腸同種移植拒絶反応、四肢同種移植拒絶反応、筋同種移植拒絶 反応、神経同種移植拒絶反応、十二指腸同種移植拒絶反応、小腸同種移植拒絶反 応、膵島細胞同種移植拒絶反応、または骨髄移植によって惹起される移植組織対 宿主疾患の逆転または予防に対して患者を治療する方法であって、かかる患者に 、医薬上容認可能な担体と一緒に治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与 することからなる方法。 11.慢性関節リューマチ、全身性紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、多発性硬化症、 重症筋無力症、I型糖尿病、ぶどう膜炎、アレルギー性脳脊髄炎、糸球体腎炎の 患者を治療する方法であって、医薬上容認可能な担体と一緒に治療上有効量の請 求項1に記載の化合物を投与することからなる方法。 12.可逆性閉塞性気道障害または喘息の患者を治療する方法であって、かかる 患者に、医薬上容認可能な担体と一緒に治療上有効量の請求項1に記載の化合物 を投与することからなる方法。 13.乾癬、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、偏 平苔癬、天疱瘡、水疱性類疱瘡、表 皮水疱症、じんま疹、血管浮腫、脈管炎、紅斑、好酸球増加症、ざ瘡または円形 脱毛症の患者を治療する方法であって、かかる患者に、医薬上容認可能な担体と 一緒に治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与することからなる方法。 14.虚血性または炎症性腸疾患、壊死性全腸炎、熱性熱傷に伴なう腸病変また はロイコトリエンB4仲介疾患、腸炎症またはアレルギー、腹腔疾患、直腸炎、 好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病または潰瘍性大腸炎の患者を治療する 方法であって、かかる患者に、医薬上容認可能な担体と一緒に治療上有効量の請 求項1に記載の化合物を投与することからなる方法。 15.生物学的または機械的仲介血管損傷に関わるまたは関わらない、血管内膜 平滑筋細胞過形成、再発狭窄症または血管閉塞の患者を治療する方法であって、 かかる患者に、医薬上容認可能な担体と一緒に治療上有効量の請求項1に記載の 化合物を投与することからなる方法。
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