JPH08507600A - 温水タンク構造体及びそのための部品及び製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 新規な温水タンク構造体及びそのための部品、並びに、温水タンク構造体及びそのための部品を製造する製造方法が提供される。温水タンク構造体（２０）は、貫通開口（２３）を備えた側壁（２２）と、側壁（２２）に開口（２３）を囲繞するようにして突設され、側壁（２２）の開口（２３）に整合する開口手段（２５）を備えた突出口金（２４）とを有する温水タンク（２１）と、口金（２４）の開口手段（２５）内に挿入された部分（２８）を有する突出管（２７）を備えた燃料制御弁ユニット（２６）とから成り、突出管（２７）の部分（２８）が口金（２４）の開口手段（２５）に連結されて前記温水タンクの側壁（２２）に担持されるようになされており、口金（２４）の開口手段（２５）は、その内周面に軸方向固定手段（４０）を有し、突出管（２７）の部分（２８）は、その外周面に軸方向固定手段（５５）を有し、突出管（２７）の部分（２８）が、口金（２４）の開口手段（２５）内へ所定位置にまで軸方向に押し込まれており、それによって、両軸方向固定手段（４０，５５）が互いに協同して燃料制御弁ユニット（２６）を口金（２４）に連結している。

Description

【発明の詳細な説明】 温水タンク構造体及びそのための部品及び製造方法技術分野 本発明は、新規な温水タンク構造体及びそのための部品、並びに、温水タンク 構造体及びそのための部品を製造する製造方法に関する。技術背景 貫通開口を備えた側壁と、該側壁に該開口を囲繞するようにして突設され、側 壁の開口に整合する開口手段を備えた突出口金とを有する温水タンクと、該口金 の開口手段内に挿入された部分を有する突出管を備えた燃料制御弁ユニットとか ら成り、該突出管の部分が口金の開口手段に連結されて前記温水タンクの側壁に 担持されるようになされている温水タンク構造体は、周知である。該該突出管の 該部分には、雄ねじが刻設されており、燃料制御弁ユニットを回動することによ って該突出管の該雄ねじ付き部分を前記口金の雌ねじ付き開口手段に螺入するこ とができるようになされている。発明の開示 本発明の１つの特徴は、前記突出管の一部分を単に前記口金の開口手段内へ所 定位置にまで軸方向に押し込むことによって、前記燃料制御弁ユニットを該口金 に連結することができるように構成された温水タンク構造体を提供することであ る。 特に、燃料制御弁ユニットを温水タンクの口金に連結 する従来の組み立て方法では、燃料制御弁ユニットの突出管の一部分を温水タン クの口金の雌ねじ付き開口内に螺入しなければならない。この組み立て作業は、 時間がかかり、従ってコスト高になるばかりでなく、燃料制御弁ユニットの突出 管を回して螺入する際燃料制御弁ユニットを温水タンクの側壁に対して適正な回 転方向の角度位置に向けるために燃料制御弁ユニットに過度の回転トルクを課す るおそれがある。 しかしながら、本発明の教示によれば、燃料制御弁ユニットを単に温水タンク の口金内へ軸方向に押込むことによって容易に燃料制御弁ユニットを温水タンク に組み立てるように燃料制御弁ユニットの突出管と温水タンクの口金の開口手段 に設けた独特の軸方向固定手段を用いることにより、組み立て作業を簡単にして 、コストを削減するばかりでなく、本発明の組立方法によれば、従来周知の組立 方法におけるように燃料制御弁ユニットを温水タンクに対して回す必要がないの で、燃料制御弁ユニットを予め温水タンクのためのバーナーに連結しておき、そ の燃料制御弁ユニットを自蔵ユニットとして温水タンクに組み立てることができ る。 本発明の一実施形態によれば、貫通開口を備えた側壁と、該側壁に該開口を囲 繞するようにして突設され、側壁の開口に整合する開口手段を備えた突出口金と を有する温水タンクと、該口金の開口手段内に挿入された部分を有する突出管を 備えた燃料制御弁ユニットとから成り 、該突出管の部分が口金の開口手段に連結されて前記温水タンクの側壁に担持さ れるようになされた温水タンク構造体であって、前記口金の開口手段は、その内 周面に軸方向固定手段を有し、前記突出管の部分は、その外周面に軸方向固定手 段を有し、該突出管の部分が、該口金の開口手段内へ所定位置にまで軸方向に押 し込まれており、それによって、前記両軸方向固定手段が互いに協同して前記燃 料制御弁ユニットを前記口金に連結していることを特徴とする温水タンク構造体 が提供される。 従って、本発明の目的は、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の １つ又はそれ以上を有する新規な温水タンク構造体を提供することである。 本発明の他の目的は、そのような温水タンク構造体を製造する方法であって、 上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する方 法を提供することである。 本発明の他の目的は、そのような温水タンク構造体のための新規な部品であっ て、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有す る部品を提供することである。 本発明の他の目的は、そのような温水タンク構造体のための新規な部品を製造 する方法であって、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又は それ以上を有する方法を提供することである。図面の簡単な説明 本発明の特徴及びその技術的利点は、好ましい実施例の以下の説明並びに特許 請求の範囲の記載及び添付図面から明らかになろう。 図１は、本発明の新規な温水タンク構造体の一部断面による概略図である。 図２は、図１と同様な図であるが、温水タンク構造体の温水タンクに組み立て られる前の燃料制御弁ユニットを示す。 図３は、図１の燃料制御弁ユニットが温水タンクに組み立てられたところを示 す拡大断面図である。 図４は、図３と同様な図であるが、図１の温水タンクに組み立てられる前の燃 料制御弁ユニットを示す。 図５は、図４に示された各部品を分解図で示す。 図６は、図４と同様な図であるが、燃料制御弁ユニットが温水タンクの口金か ら取り外された状態、又は、現場で修理すべき温水タンクの開口手段に挿入すべ き交換用の燃料制御弁ユニットを示す。 図７は、図６の線７−７に沿ってみた部分図である。 図８は、図７の線８−８に沿ってみた部分図である。好ましい実施形態の説明 本発明のいろいろな特徴は、燃料制御弁ユニット及び特定の形態の温水タンク を有する温水タンク構造体を構成するのに特に適合されたものとして以下に例示 され、 説明されるが、本発明の各特徴は、所望に応じて他のタイプの温水タンク構造体 を構成するために、単独で又は組合せて用いることができる。 従って、本発明は、添付図に示された実施形態だけに限定されるものではなく 、それらの図面は、本発明の広範囲の用途の１つを例示するためのものにすぎな い。 図１を参照すると、本発明の新規な温水タンク構造体は、総体的に参照番号２ ０で示されている。温水タンク構造体２０は、貫通開口２３を備えた側壁２２を 有する温水タンク２１と、温水タンクの側壁２２にその開口２３を囲繞するよう にして突設され、側壁の開口２３に整合する開口２５を有する突出口金２４と、 口金２４の開口２５内に挿入される部分２８（図３参照）を有する突出管２７を 備えた燃料制御弁ユニット２６から成る。突出管２７の部分２８は、口金２４の 開口２５に連結されて温水タンクの側壁２２に担持され、それによって、燃料制 御弁ユニット２６全体が側壁２２に担持される。 口金２４の開口２５は、図４に明示されているように、突出管２７のための本 発明による独特の管継手２９を備えている。管継手２９は、両端３０，３１を有 し、外周面３２及び内周面３３を有する金属材で形成された円筒又は管である。 外周面３２は、口金２４の雌ねじ付き開口２５に螺入されるようになされた雄ね じ３４を備えており、それによって管継手２９が図に示されるように口金２４に よって担持される。 管継手２９は、その端部３０に内周面３３に連接する内側カム作用斜切面３６ を有し、内周面３３には２つの環状溝３７，３８が軸方向に間隔を置いて形成さ れている。環状溝３８には、Ｏリング即ち環状密封部材３９が周知の態様で装着 されており、Ｏリング３９の一部分が、後述するように密封機能を果たすために 常態においては内周面３３を越えて半径方向内方に突出するようになされている 。 管継手２９の環状溝３７は、口金２４の開口２５のための軸方向固定手段を構 成する。従って、この軸方向固定手段は、符号４０によっても示されており、以 下の説明では、必要に応じて、口金２４の開口２５のための軸方向固定手段４０ とも称し、あるいは管継手２９のための軸方向固定手段４０とも称する。 燃料制御弁ユニット２６のための突出管２７は、その一端４１をねじ付き締着 部材４３（図５参照）によって燃料制御弁ユニット２６のハウジング４２に締着 されている。燃料制御弁ユニット２６から外方に突出した突出管２７の部分２８ は、両端４５，４６を有する平滑な円筒形外周面４４を有し、段付き貫通開口４ ７を有する。段付き貫通開口４７の小径開口部分は、慣用のロッド・管型温度感 知器５０の雄ねじ付き部分４９と螺合する雌ねじ付部分４８を構成する。ロッド ・管型温度感知器５０は、燃料制御弁ユニット２６の突出管２７の部分２８を後 述する態様で口金２４の開口２５に挿入したとき、 温水タンク２１の水収容チャンバー５２内に浸漬される拡大端５１（図１、２参 照）によって感知される温水の温度に応答して慣用の態様で燃料制御弁ユニット ２６を操作するためのものである。 燃料制御弁ユニットの作動は、当該技術において周知であり、例えば米国特許 第４，８７２，８３０号に説明されているので、温水タンク２１の加熱を制御す るための燃料制御弁ユニット２６の作動についてこれ以上説明する必要はない。 燃料制御弁ユニット２６の突出管２７の部分２８の外周面４４には、環状溝５ ３が形成されており、環状溝５３内に金属製の割りスナップリング５４が装着さ れ、スナップリング５４の外周縁５４’が、常態においては当該技術において周 知のようにリング５４の固有の弾性により突出管部分２８の外周面４４を越えて 半径方向外方に突出するようになされている。ただし、リング５４は、常態では その固有の弾性によりリングの外周縁５４’が突出管部分２８の外周面４４を越 えて半径方向外方に突出する図４に示される常態において位置へ半径方向外方に 拡張されているが、以下に説明するように、リング５４は、その外周縁５４’が 突出管部分２８の外周面４４と同一平面をなすようにカム作用斜切面３６のカム 作用によって環状溝５３内へ半径方向内方へ押入されるように構成されている。 リング５４は、突出管部分２８のための軸方向固定手段を構成するので、符号５ ５によっ ても示されており、燃料制御弁ユニット２６の突出管部分２８のための軸方向固 定手段５５とも称する。 燃料制御弁ユニット２６の突出管部分２８は、その端部４５に１対の互いにほ ぼ１８０゜離隔した突起５６を備えている。これらの突起５６，５６は、後述す る目的のために、管継手２９の端部３０に形成されたスロット５７，５７（図５ 参照）にそれぞれ係合するように構成されている。 以上の説明から分かるように、軸方向固定手段５５を有するように燃料制御弁 ユニット２６を構成し、軸方向固定手段４０を有するように管継手２９を構成し 、従来周知の組み立て操作のように燃料制御弁ユニット２６を温水タンク２１に 対して回動螺合させることによってではなく、燃料制御弁ユニット２６を温水タ ンク２１に対して単に軸方向に移動させるだけで独特の態様で燃料制御弁ユニッ ト２６を温水タンク２１の口金２４の開口２５に効果的に連結するように軸方向 固定手段５５と４０を協同させることができるので、本発明の製造及び組み立て 方法は、簡単である。 詳述すれば、本発明の温水タンク構造体２０の製造に当っては、最初に管継手 ２９を口金２４のねじ付き開口２５に図４に示される位置にまで螺入して管継手 ２９の端部３０のスロット５７と５７を上下方向に整列させ、以下に説明するよ うに、後に燃料制御弁ユニット２６を回動してスロット５７に対して適正な回転 方向の角度位 置に向ける。 次に、燃料制御弁ユニット２６を単に図２に矢印５８で示される方向に軸方向 に移動させることによって燃料制御弁ユニット２６をその温度感知器５０と一緒 に温水タンク２１に組み立てる。即ち、燃料制御弁ユニット２６を矢印５８の方 向に軸方向に移動させると、温度感知器５０が管継手２９の開口３５及びそれと 整列した温水タンク２１の側壁２２の開口２３を通して温水タンク２１のチャン バー５２内へ挿入されるとともに、燃料制御弁ユニット２６の突出管２７の部分 ２８も、管継手２９の開口３５内に挿入され、リング５４の外周縁５４’が管継 手２９の端部３０のカム作用斜切面３６に係合すると、リング５４がカム作用斜 切面３６のカム作用によって突出管部分２８の環状溝５３内へへこまされて管継 手２９の開口３５内に挿入され、管継手２９の環状溝３７に軸方向に整列すると 、リング５４はその固有の弾性によって半径方向外方に拡張し環状溝３７内にロ ックされ、それによって図３に示されるように突出管２７の部分２８を口金２４ の開口２５に連結する。リング５４が半径方向外方に拡張して管継手２９の環状 溝３７内にロックされるのと同時に、突出管２７の突起５６が管継手２９のスロ ット５７内に完全に受容され、突起５６の前端面５６’が管継手２９のスロット ５７の閉鎖端５７’に当接するか、あるいは、管継手２９の端部３０が突出管２ ７の表面５９に当接することによって温水タンク２１ の側壁２２に対する突出管２７のそれ以上の軸方向の移動が阻止され、それによ って、燃料制御弁ユニット２６が温水タンク２１に完全に連結され、温水タンク ２１に対して動作状態にされる。 管継手２９の向き規定用スロット５７，５７は、燃料制御弁ユニット２６が温 水タンク２１の側壁２２に対して適正な回転方向の角度位置に向けられるように 突出管２７の突起５６，５６を自動的に上下に整列する位置に向ける作用をする 。 燃料制御弁ユニット２６の突出管部分２８を管継手２９の開口３５内へ軸方向 に挿入する上述の組み立て工程中、Ｏリング３９が、突出管部分２８の外周面４ ４に密着し、チャンバー５２から口金２４の開口２５を通して水が漏出するのを 周知の態様で防止する。 本発明の燃料制御弁ユニット２６は、上述した態様で単に軸方向に押込むだけ で突出管部分２８を管継手２９内の所定位置に挿入され、従来の螺合操作におけ るように回動させる必要がないので、燃料制御弁ユニット２６を温水タンク２１ に組み立てる前に予めいろいろな導管を燃料制御弁ユニット２６に接続しておく ことができる。例えば、図２にみられるように、温水タンク２１のためのバーナ ー６０の燃料供給導管６１は、燃料制御弁ユニット２６を温水タンク２１に組み 立てる前に燃料制御弁ユニット２６の出口カップリング６２に接続しておく。か くして、燃料制御弁ユニット２６及びバーナー６０ が、それらを温水タンク２１に組み立てる前に適正に作動するかどうかを確認す るために、温水タンク２１から離隔した位置で燃料制御弁ユニット２６をバーナ ー６０に接続してテストすることができる。もちろん、図１及び２には示されて いないが、バーナー６０のための熱電対並びにパイロットバーナー及びその供給 導管も、同様にして、又、同様の目的で燃料制御弁ユニット２６に予め組み立て ておくことができる。 かくして、図１及び２から分かるように、燃料制御弁ユニット２６を口金２４ の開口２５内へ軸方向に挿入すると、燃料制御弁ユニット２６と共にバーナー６ ０及びその燃料供給導管６１が温水タンク２１の加熱チャンバー６３内の適正位 置へ軸方向に挿入される。 叙上のように、温水タンク構造体２０を製造するための本発明の方法によれば 、管継手２９を、スロット５７，５７が上下に整列される所定位置にまで口金２ ４のねじ付き開口２５内に螺入させた後、各燃料制御弁ユニット２６をそれぞれ 対応する管継手２９内へ、燃料制御弁ユニットの軸方向固定手段５５が管継手２ ９の軸方向固定手段４０に整列し係合するまで軸方向に押込むだけで燃料制御弁 ユニット２６を管継手２９に容易に組み立てることができる。かくして、各燃料 制御弁ユニット２６をそれぞれ対応する温水タンク２１の側壁２２に確実に連結 し、本発明の新規な温水タンク構造体２０を製造することができる。 例えば現場で、最初に接続されていた燃料制御弁ユニット２６を新しいものと 、あるいは別の同様な燃料制御弁ユニットと交換しなければならないような場合 、燃料制御弁ユニット２６を温水タンク２１から分解するには、サービスマンは 、まず、燃料制御弁ユニット２６のハウジング４２に接続されているすべての導 管等を外す。それによって、燃料制御弁ユニット２６は、通常の態様で取り外す ことができる状態となり、サービスマンは、ハウジング４２を回して燃料制御弁 ユニット２６を口金２４のねじ付き開口２５から螺退させることができる。図８ に示されるように突出管２７の突起５６が管継手２９のスロット５７に駆動関係 に係合しているので管継手２９がハウジング４２と一緒に回転するからである。 取り外された状態の燃料制御弁ユニット２６は、図６及び７に示されている。 次いで、サービスマンは、在来の燃料制御弁ユニット又は図６及び７に示され るように管継手２９を組み立てられた燃料制御弁ユニット２６を回動することに よって周知の螺入態様で口金２４のねじ付き開口２５に螺入させる。 もちろん、サービスマンは、管継手２９が分離されている交換用燃料制御弁ユ ニット２６を与えられた場合は、管継手２９自体を口金２４のねじ付き開口２５ に螺入させた後、新しい燃料制御弁ユニット２６の突出管２７の部分２８を図４ に示されるような態様で管継手２９内 へ軸方向に挿入してもよく、あるいは、管継手２９を図６及び７に示されるよう に新しい燃料制御弁ユニット２６の突出管２７の部分２８に組み立ててからその 組み立てられた管継手２９を口金２４のねじ付き開口２５に螺入してもよい。 いずれにしても、燃料制御弁ユニット２６を温水タンク２１に組み立てる初期 組み立て操作を知らないサービスマンは、現場でその燃料制御弁ユニット２６を 新しい燃料制御弁ユニットと交換しなければならない場合、従来周知の燃料制御 弁ユニットを温水タンクから取り外すのと全く同じ態様で燃料制御弁ユニット２ ６を取り外すであろう。 本発明は、新規な温水タンク構造体及びその製造方法を提供するだけでなく、 そのような新規な温水タンク構造体のための部品及びその製造方法をも提供する 。 本発明の管継手２９は、温水タンクの在来の口金２４を、燃料制御弁ユニット ２６の突出管部分２８を口金２４内へ単に軸方向に挿入するだけで組み立てるこ とができるようにする構造に変換することを可能にするが、別法として、開口３ ５に雌ねじを刻設せず、軸方向固定手段４０を形成し、平滑な表面の開口３５を 有する口金２４とし、燃料制御弁ユニット２６の突出管部分２８を開口３５内に 軸方向に挿入することができるように開口３５の内径を燃料制御弁ユニット２６ の突出管部分２８の外径より僅かに大きくし、管継手２９を利用せず、上記 のように改変された口金２４が管継手２９のすべての機能を果たすこと以外は、 突出管部分２８の軸方向固定手段５５と口金２４の軸方向固定手段４０とが先に 述べたのと同じ態様で協同する構成とすることができる。 又、管継手２９と突出管部分２８とは、互いに協同する２つのスロット５７と 突起５６を有するものとして例示されたが、任意の数のスロット５７と突起５６ を用いることができる。例えば、互いに９０゜の間隔をおいて４つのスロット及 び突起を設けてもよい。 更に、ここでは１つのタイプの軸方向固定手段４０，５５だけが例示されてい るが、所望に応じて他の任意の適当なタイプの軸方向固定手段を用いることがで きることは当業者には明らかであろう。 又、温水タンク２１は図１及び２には概略的に示されているが、温水タンク２ １には所望に応じて適当な慣用の断熱材を施すことができることも当業者には明 らかであろう。 以上、本発明の現在好ましい実施形態及び方法を例示して説明したが、本発明 の特許請求の範囲の記載の範囲内で他の実施形態及び方法の工程を用いることが できることを理解されたい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 ６）を口金（２４）に連結している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．貫通開口（２３）を備えた側壁（２２）と、該側壁（２２）に該開口（ ２３）を囲繞するようにして突設され、側壁（２２）の開口（２３）に整合する 開口手段（２５）を備えた突出口金（２４）とを有する温水タンク（２１）と、 該口金（２４）の開口手段（２５）内に挿入された部分（２８）を有する突出管 （２７）を備えた燃料制御弁ユニット（２６）とから成り、該突出管（２７）の 部分（２８）が口金（２４）の開口手段（２５）に連結されて前記温水タンクの 側壁（２２）に担持されるようになされている温水タンク構造体（２０）であっ て、 前記口金（２４）の開口手段（２５）は、その内周面に軸方向固定手段（４０ ）を有し、前記突出管（２７）の部分（２８）は、その外周面に軸方向固定手段 （５５）を有し、該突出管（２７）の部分（２８）が、該口金（２４）の開口手 段（２５）内へ所定位置にまで軸方向に押し込まれており、それによって、前記 両軸方向固定手段（４０，５５）が互いに協同して前記燃料制御弁ユニット（２ ６）を前記口金（２４）に連結していることを特徴とする温水タンク構造体。 ２．前記両軸方向固定手段（４０，５５）は、互いにスナップ嵌合する手段 であることを特徴とする請求の範囲第１、６又は９項に記載の温水タンク構造体 。 ３．前記軸方向固定手段の一方（５５）は、割りリ ング（５４）から成り、他方の軸方向固定手段（４０）は、該割りリング（５４ ）の一部を受容するための環状スロット（３７）から成ることを特徴とする請求 の範囲第２項に記載の温水タンク構造体。 ４．前記口金（２４）は、向き規定手段（５７）を有し、前記突出管（２７ ）は、該口金（２４）の向き規定手段（５７）と協同して前記燃料制御弁ユニッ ト（２６）を前記側壁（２２）に対して回転方向の角度位置を規定する向き規定 手段（５６）を有していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の温水タン ク構造体。 ５．前記一方の向き規定手段（５７）は、スロットから成り、前記他方の向 き規定手段（５６）は、該スロットに嵌合する突起から成ることを特徴とする請 求の範囲第４又は７項に記載の温水タンク構造体。 ６．前記口金（２４）の開口手段（２５）は、雌ねじ付き開口（３５）と、 該雌ねじ付き開口（３５）に螺入された雄ねじ付き部分（３４）を有する管継手 （２９）から成り、該管継手（２９）の内周面（３３）に前記開口手段（２５） の前記軸方向固定手段（４０）が設けられていることを特徴とする請求の範囲第 ４又は７項に記載の温水タンク構造体。 ７．前記一方の向き規定手段（５７）は、前記管継手（２９）に設けられ、 前記他方の向き規定手段（５６）は、前記突出管（２７）に設けられており、該 ２つの向き規定手段（５６，５７）が協同して前記燃料制御弁 ユニット（２６）を前記側壁（２２）に対して回転方向の角度位置を規定するこ とを特徴とする請求の範囲第６項に記載の温水タンク構造体。 ８．貫通開口（２３）を備えた側壁（２２）と、該側壁（２２）に該開口（ ２３）を囲繞するようにして突設され、側壁（２２）の開口（２３）に整合する 開口手段（２５）を備えた突出口金（２４）を有する温水タンク（２１）を含む 温水タンク構造体（２０）のための燃料制御弁ユニット（２６）であって、 前記口金（２４）の開口手段（２５）内に挿入される部分（２８）を有する突 出管（２７）を備えており、該突出管（２７）の部分（２８）が口金（２４）の 開口手段（２５）に連結されて前記温水タンクの側壁（２２）に担持されるよう になされており、前記突出管（２７）の部分（２８）は、その外周面に軸方向固 定手段（５５）を有し、該突出管（２７）の部分（２８）は、該口金（２４）の 開口手段（２５）内へ所定位置にまで軸方向に押し込まれており、それによって 、該軸方向固定手段（５５）が、前記口金（２４）の開口手段（２５）に設けら れた軸方向固定手段（４０）と協同して該燃料制御弁ユニット（２６）を前記口 金（２４）に連結していることを特徴とする燃料制御弁ユニット。 ９．前記前記口金（２４）の開口手段（２５）の雌ねじ付き開口（３５）に 螺入された雄ねじ付き部分（３４）を有する管継手（２９）が設けられており、 該管継 手（２９）の内周面（３３）に前記開口手段（２５）の前記軸方向固定手段（４ ０）が設けられており、該軸方向固定手段（４０）が前記前記突出管（２７）の 部分（２８）の軸方向固定手段（５５）と協同して管継手（２９）を該燃料制御 弁ユニット（２６）に連結していることを特徴とする請求の範囲第８項に記載の 燃料制御弁ユニット。 １０．燃料制御弁ユニット（２６）を含む温水タンク構造体（２０）のための 温水タンク（２１）であって、 貫通開口（２３）を備えた側壁（２２）と、該温水タンクの側壁（２２）に該 開口（２３）を囲繞するようにして突設され、側壁（２２）の開口（２３）に整 合する開口手段（２５）を有する突出口金（２４）とから成り、前記燃料制御弁 ユニット（２６）の突出管（２７）の部分（２８）が該口金（２４）の開口手段 （２５）内に挿入され該開口手段（２５）に連結されて該温水タンクの側壁（２ ２）に担持されるようになされおり、 前記口金（２４）の開口手段（２５）は、その内周面に軸方向固定手段（４０ ）を有し、前記突出管（２７）の部分（２８）が、該口金（２４）の開口手段（ ２５）内へ所定位置にまで軸方向に押し込まれており、それによって、該軸方向 固定手段（４０）が該突出管（２７）の部分（２８）の軸方向固定手段（５５） と協同して前記燃料制御弁ユニット（２６）を前記口金（２４）に連 結していることを特徴とする温水タンク。 １１．貫通開口（２３）を備えた側壁（２２）と、該側壁（２２）に該開口（ ２３）を囲繞するようにして突設され、側壁（２２）の開口（２３）に整合する 開口手段（２５）を備えた突出口金（２４）を有する温水タンク（２１）と、該 口金（２４）の開口手段（２５）内に挿入される部分（２８）を有する突出管（ ２７）を備えた燃料制御弁ユニット（２６）とから成り、該突出管（２７）の部 分（２８）が口金（２４）の開口手段（２５）に連結されて前記温水タンクの側 壁（２２）に担持されるようになされている温水タンク構造体（２０）のための 部品であって、 一部分（３４）が前記口金（２４）の開口手段（２５）の雌ねじ付き開口（３ ５）に螺入された管継手（２９）から成り、該管継手は、その内周面に前記突出 管（２７）の部分（２８）の軸方向固定手段（５５）と協同する軸方向固定手段 （４０）を有し、前記突出管（２７）の部分（２８）が、該口金（２４）の開口 手段（２５）内へ所定位置にまで軸方向に押し込まれたとき、該両軸方向固定手 段（４０，５）が協同して前記燃料制御弁ユニット（２６）を該管継手（２９） に連結するように構成されていることを特徴とする部品。 １２．貫通開口（２３）を備えた側壁（２２）と、該側壁（２２）に該開口（ ２３）を囲繞するようにして突設され、側壁（２２）の開口（２３）に整合する 開口手 段（２５）を備えた突出口金（２４）とを有する温水タンク（２１）と、該口金 （２４）の開口手段（２５）内に挿入された部分（２８）を有する突出管（２７ ）を備えた燃料制御弁ユニット（２６）とから成り、該突出管（２７）の部分（ ２８）が口金（２４）の開口手段（２５）に連結されて前記温水タンクの側壁（ ２２）に担持されるようになされている温水タンク構造体（２０）を製造する方 法であって、 前記口金（２４）の開口手段（２５）の内周面に軸方向固定手段（４０）を設 け、前記突出管（２７）の部分（２８）の外周面に軸方向固定手段（５５）を設 け、該突出管（２７）の部分（２８）を該口金（２４）の開口手段（２５）内へ 所定位置にまで軸方向に押し込み、それによって、前記両軸方向固定手段（４０ ，５５）を互いに協同させて前記燃料制御弁ユニット（２６）を前記口金（２４ ）に連結することを特徴とする温水タンク構造体製造方法。 １３．前記突出管（２７）の部分（２８）を前記口金（２４）の開口手段（２ ５）内へ軸方向に押し込む前に、前記温水タンク（２１）のためのバーナー（６ ０）を燃料制御弁ユニット（２６）に接続する工程を含むことを特徴とする請求 の範囲第１２項に記載の温水タンク構造体製造方法。 １４．前記バーナー（６０）を燃料制御弁ユニット（２６）に接続した後、前 記突出管（２７）の部分（２８ ）を前記口金（２４）の開口手段（２５）内へ軸方向に押し込む前に該燃料制御 弁ユニット（２６）とバーナー（６０）をテストする工程を含むことを特徴とす る請求の範囲第１３項に記載の温水タンク構造体製造方法。 １５．前記口金（２４）と燃料制御弁ユニット（２６）とは、該燃料制御弁ユ ニットが前記所定位置に置かれたとき、前記温水タンク（２１）から前記開口手 段（２５）を通して液体が漏れるのを防止するために互いに協同して該燃料制御 弁ユニットを密封する密封手段（３８，３９；４４）をそれぞれ有していること を特徴とする請求の範囲第１、８、１０又は１２項に記載の温水タンク構造体。 １６．前記管継手（２９）は、前記燃料制御弁ユニットが前記所定位置に置か れたとき、前記温水タンク（２１）から前記開口手段（２５）を通して液体が漏 れるのを防止するために該燃料制御弁ユニットの密封手段（４４）と協同して該 燃料制御弁ユニットを密封する密封手段（３８，３９）を有していることを特徴 とする請求の範囲第１１項に記載の温水タンク構造体。 １７．前記密封手段の一方（３８，３９）は、密封Ｏリング（３９）と、該Ｏ リングの一部分を受容する環状スロット（３８）から成り、該密封手段の他方（ ４４）は、該Ｏリング（３９）の他の一部分に密封係合する平滑な環状表面から 成ることを特徴とする請求の範囲第１５又は１６項に記載の温水タンク構造体。 １８．前記口金（２４）の開口手段（２５）は、雌ねじ付き開口（３５）と、 該雌ねじ付き開口（３５）に螺入された雄ねじ付き部分（３４）を有する管継手 （２９）から成り、該管継手（２９）の内周面（３３）に前記開口手段（２５） の前記軸方向固定手段（４０）が設けられており、該口金（２４）の前記密封手 段（３８，３９）は、密封Ｏリング（３９）と、該Ｏリングの一部分を受容する ように該管継手（２９）の内周面（３３）に形成された環状スロット（３８）か ら成り、前記燃料制御弁ユニット（２６）の前記密封手段の他方（４４）は、該 Ｏリング（３９）の他の一部分に密封係合するように該管継手（２９）の前記部 部（２８）に形成された平滑な環状外表面から成ることを特徴とする請求の範囲 第１５項に記載の温水タンク構造体。 １９．前記口金（２４）の前記密封手段（３８，３９）は、密封Ｏリング（３ ９）と、該Ｏリングの一部分を受容するように該管継手（２９）の内周面（３３ ）に形成された環状スロット（３８）から成り、前記燃料制御弁ユニット（２６ ）の前記密封手段の他方（４４）は、該Ｏリング（３９）の他の一部分に密封係 合するように該管継手（２９）の前記部部（２８）に形成された平滑な環状外表 面から成ることを特徴とする請求の範囲第１６項に記載の温水タンク構造体。