JPH08507554A - カルボカチオン触媒及び前記触媒の使用方法 - Google Patents

カルボカチオン触媒及び前記触媒の使用方法

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JPH08507554A JP6519131A JP51913194A JPH08507554A JP H08507554 A JPH08507554 A JP H08507554A JP 6519131 A JP6519131 A JP 6519131A JP 51913194 A JP51913194 A JP 51913194A JP H08507554 A JPH08507554 A JP H08507554A
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シェイファ、ティモシー・ダニエル
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エクソン・ケミカル・パテンツ・インク
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Abstract

(57)【要約】 第三アルキルハリド、第三アラルキルハリド、又は第三ポリマーハリドから成る開始剤、アルキルアルミニウム又はアルキル硼素から成る助開始剤、プロトン掃去剤、及び2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体を含むリビングカルボカチオン触媒組成物を使用して狭い分子量分布のポリマー、特に、イソブチレンポリマーを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】 カルボカチオン触媒及び前記触媒の使用方法発明の分野 本発明は、アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドを含む触媒を 使用するオレフィンのリビング重合に関する。発明の背景 リビング触媒及び非リビング触媒はオレフィンを重合するために使用されてき た。リビング重合においては、各々の触媒分子は、モノマーが存在する間は連鎖 移動反応又は停止反応を行なわないポリマー鎖の生長を開始させる。開始剤分子 の数を最終ポリマー中において製造されたポリマー鎖の数を比較することによっ て、リビング重合が行われたかどうかを決定することができる。真のリビング重 合であるためには、これらの数は等しくなければならない。鎖の数が実質的に大 きい場合、重合はリビング重合ではない。 四塩化チタニウム(TiCl4)、三塩化硼素(BCl3)、四塩化錫(SnC l4)、三塩化鉄(FeCl3)、三塩化アルミニウム(AlCl3)系などが、 オレフィンのリビング重合用として、米国特許第4,910,321号及び第4,929,683号 、及び欧州特許第341,012号に記載されている。これらの系の基本的成分は、ル イス酸、ハロゲン基、エステル基、エーテル基、酸基、又はアルコール基を含む 第三アルキル開始剤分子、及びエチルアセテートのような電子供与体分子を含む 。元素の正確な組み合わせは各系ごとに変化する。これらの系で使用される第三 アルキル開始剤はリビング及び非リビングカルボカチオン触媒用に使用される。 第三アルキル開始剤は典型的には式: で表される。式中、R1、R2、及びR3は種々のアルキル又は芳香族基又はそれ らの組み合わせであり、nは開始剤分子の数であり、そしてXは官能基であり、 この官能基においてルイス酸はカルボカチオン開始部位を生じさせる変化に影響 を与える。この基は典型的には、使用されるルイス酸に応じて、ハロゲン、エス テル、エーテル、アルコール、又は酸基である。開始剤1個当たり1個又は2個 の官能基は線状ポリマーをもたらす傾向があり、3個以上は星型ポリマーをもた らす傾向がある。 米国特許第5,169,914号において議論されているように、上述の系の選択され た電子対供与体成分は、これらの触媒の生成したカルボカチオン(carbocation )を安定化させる能力及びリビング条件を生じさせる能力に直接的に関係する。 電子対供与体は、電子の不足している部位に電子密度を与えることのできる分子 として定義されてきた。これらの分子は通常ヘテロ原子、及びアミド、エステル 、エーテル、スルホキシド、及び類似物を含むヘテロ原子官能基を含む。電子供 与体数の概念は、エーテル及びエステル開始剤を使用する初期の触媒系の活性を 説明するために使用されてきた。現場での電子対供与体の形成は触媒の特性に対 して責任があると信じられてきた。しかしながら、電子供与体の役割は依然とし て不確かであり、議論が続けられてきた。エム・ジョア(M.Gyor)、エル・バ ロー(L.Balogh)、エイチ・シー・ワン(H.C.Wang)、アール・ファウスト (R.Faust)のPolym.Prepr.Amer.Chem.Soc.33(1)、158(1992)を参照 されたい。 上述の成分の様々な組み合わせを使用する三塩化硼素及び四塩化チタニウムに 基づく触媒系は通常類似のプロセス的特徴を有する。第1に、−75〜−80℃にお いて(890の重合度に基づいて)30分間以内に100%の転化率を達成するためには 、ルイス酸の濃度は開始剤部位の濃度よりも16〜40倍高くなければならない。こ れらの触媒系はまた一般に溶媒と共に使用される。例えば、上述の引用例は、メ チルクロリドを好ましい溶媒として開示しており、そして、副反応を防ぐため、 又はポリマーを溶液中に保つために混合溶媒を使用できることを開示している。 さらに、混合溶媒は重合速度を維持するためにある程度の極性を与えなければな らない。しかしながら、これらの環境においても電子対供与体は存在しなければ ならない。 工業的に適用可能なプロセスに対して、これらの触媒及び重合条件は商業的な 有用性が不足している。これらの系における改善は、硼素及びチタニウムに基づ くルイス酸の除去を含むだろう。なぜなら、それらは取扱いと精製の問題を提供 するからである。また、使用される触媒の量を減少させることも好ましいし、重 合時間の短縮も好ましいだろう。発明の要約 本発明によれば、第三アルキルハリド、第三アラルキルハリド、又は第三ポリ マーハリドのうちの1つから成る開始剤(initiator)であって、各アルキルが 独立して直鎖又は分枝鎖アルキルであり、各アラルキルが置換又は未置換である 開始剤、アルキルアルミニウム又はアルキル硼素から成る助開始剤(co-initiat or)、プロトン掃去剤(proton scavenger)、及び2.5〜3.25の誘電率(dielect ricconstant)を有する溶媒媒体を含む、リビングカルボカチオン重合触媒系が 提供される。本発明のもう1つの面は、オレフィンの重合及び狭い分子量分布の ポリマーを製造するためにこの触媒系を使用する方法を含む。本発明のもう1つ の面はブロックコポリマー及びくし型構造を有するポリマーを製造する方法を提 供する。図面の簡単な説明 第1図:異なる溶媒組成物中で製造されたポリマーのゲルパーミエーションク ロマトグラフィー図。 第2図:硼素及びチタニウムに基づく触媒とジエチルアルミニウムクロリドリ ビング触媒との比較。 第3図:MWD(Mw/Mn)対重合溶媒の計算された誘電率のグラフ。 第4図:20/80v/vのMeCl2/MCH中−75℃でのDEAC重合に関するWp であって、リビング重合条件下でのこれらの反応に対して計算された値のもの 対Mnのプロット。 第5図:20/80v/vのMeCl2/MCH中−75℃でのDEAC重合に関するWp であって、リビング重合条件下でのこれらの反応に対して計算された値のもの 対Np/NIのプロット。好ましい実施態様の説明 本発明は、(1)第三アルキルハリド、第三アラルキルハリド(tertiaryaralk yl halide)、又は第三ポリマーハリド(tertiary polymeric halide)から成る 開始剤であって、各アルキル基が独立して、好ましくは1〜15個の炭素原子を含 む、直鎖又は分枝鎖アルキルであり、各アラルキルが置換又は未置換であり、そ してポリマー単位がオレフィンポリマーである開始剤、(2)アルキルアルミニ ウム又はアルキル硼素から成る助開始剤であって、アルキルが、好ましくは1〜 15個の炭素原子を含む、直鎖又は分枝鎖アルキルである助開始剤、(3)プロト ン掃去剤、及び(4)2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体を含む触媒組成物に基 づく、リビングカルボカチオン重合触媒組成物及びリビングカルボカチオン重合 プロセスに関する。この触媒系は、とりわけ、オレフィンの重合、特にイソブチ レンの重合に使用できる。この触媒系は、狭い分子量分布のポリマー、特に狭い 分子量分布のポリイソブチレンを製造するという利点を有する。また、この触媒 系は、ブロックコポリマー及びくし型構造を有するポリマーを製造する方法も提 供する。 開始剤は以下の式によって表される第三アルキルハリド又は第三アラルキルハ リドを含む: 式中、Xはハロゲンであり、好ましくは塩素であり、そして、R1、R2、及びR3 は独立して直鎖又は分枝鎖アルキル、アリール、又はアラルキルであり、好ま しくは1〜15個、より好ましくは1〜8個、さらに好ましくは1〜2個の炭素原 子を含むものである。nは開始剤部位(initiator sites)の数であり、1以上 の数、好ましくは1〜6の数である。アラルキルは置換又は未置換でよい。好ま しい例には、2-クロロ-2,4,4-トリメチルペンタン(TMPCl)、1,3,5-トリ (1-クロロ-1-メチルエチル)ベンゼン、及び5-tert-ブチル-1,3-ジ(1-クロロ- 1-メチルエチル)ベンゼン(TBDCC)が含まれる。その他の適する開始剤は 米国特許第4,946,899号に見出だすことができ、これは引用によって本明細書中 に組み入れられている。本発明の目的に関連して、アラルキルは芳香族構造と脂 肪族構造の両方を含む化合物を意味する。 開始剤が第三ポリマーハリドである場合、R1、R2、又はR3の1つがオレフ ィンポリマーであり、残りのR基は上で定義した通りである。好ましいオレフィ ンポリマーには、ポリイソブチレン及びポリプロピレンが含まれる。ポリマー開 始剤は、ポリマーの主鎖の末端又はポリマーの主鎖に沿って又はポリマーの主鎖 の内部に位置したハロゲン化第三炭素を有することができる。ポリマーの主鎖に 対して側鎖状に又はポリマーの主鎖内部に、オレフィンポリマーが第三炭素にお いて多数のハロゲン原子を有する場合、生成物ポリマーは、オレフィンポリマー 中のハロゲン原子の数と位置に応じて、くし型構造及び/又は側鎖枝分かれを有 する。同様に、末端第三ポリマーハリド開始剤の使用はブロックコポリマーを製 造する方法を提供する。ポリマー開始剤に添加されるモノマーが第2ブロックを 形成する。連続するブロックは、モノマーを逐次的に添加することによって形成 される。 助開始剤はジアルキルアルミニウムクロリド又はジアルキル硼素クロリドのい ずれでもよい。各アルキルは、独立して、直鎖又は分枝鎖アルキルであり、好ま しくは1〜15個、より好ましくは1〜8個、さらに好ましくは1〜2個の炭素原 子を含むものである。助開始剤の好ましい例は、ジエチルアルミニウムクロリド である。助開始剤のアルキルは芳香族基を含んではならない。 溶媒媒体は、(1)極性が、40〜80体積部のメチルシクロヘキサンと60〜20体 積部のメチレンクロリドの溶媒混合物から得られるものに合っているか又は類似 であるか、(2)2.5〜3.25単位の計算された誘電率を有するか、又は(3)±10 パーセントの誤差で2.5〜3.25の測定された誘電率を有するような、単独の溶媒 又は溶媒の混合物でよい。誘電率は以下の方法によって計算される。 溶媒又は溶媒の混合物の分極率(polarizability)(P)は、 で定義され、式中、Eは溶媒又は溶媒の混合物の誘電率であり、dは溶媒又は溶 媒の混合物の密度であり、そしてMは溶媒又は溶媒の混合物の数平均分子量であ る。E、d、及びMは全て公知の値であり、CRC Handbook of Chemistry and Ph ysics、第71版、CRC Press,Inc.、Boca Rotan、Florida から得ることができ る。さらに、混合溶媒の分極率(P12)は、P12=P11+P22によって定義 され、式中、P1及びP2は純粋の溶媒の分極率であり、X1及びX2は混合物中の 溶媒1及び2のモル分率である。従って、公知の値からP1及びPを計算し、混 合溶媒の組成からX1及びX2を計算することによって、P12が決定される。混合 溶媒の誘電率(E12)は、混合溶媒のdとM(M12及びd12)を使用し、以下の 式中のE12を解くことによって計算できる。 ここで また、誘電率は、溶媒又は溶媒混合物のキャパシタンスと空気のキャパシタン スを適当な伝導度セルを備えた導電ブリッジで測定し、その後、溶媒のキャパシ タンスの空気のキャパシタンスに対する比率を決定することによって、測定でき る。この比率が誘電率である。 適する溶媒には、炭化水素、特に、ヘキサン及びヘプタン、ハロゲン化炭化水 素、特に、塩化炭化水素などが含まれる。具体的な例には、メチルシクロヘキサ ン、エチルシクロヘキサン、プロピルシクロヘキサン、メチルクロリド、メチレ ンクロリド、エチルクロリド、プロピルクロリド、ブチルクロリド、クロロホル ムなどが含まれるが、これらに限定されるものではない。 本発明の目的に関連して、プロトン掃去剤は、遊離のプロトンと反応すること ができ、新しい種の触媒を生成しないか、又は新しい種の触媒を生成する場合に は、その触媒は本発明の触媒系と比較して実質的に不活性である、組成物として 定義される。好ましいプロトン掃去剤は、単独又は組み合わせて使用される2,6- ジ-tert-ブチルピリジン(DTBP)、4-メチル-2,6-ジ-tert-ブチルピリジン 、1,8-ビス(ジメチルアミド)ナフタレン又はジイソプロピルエチルアミンであ る。 活性な助開始剤は、重合供給物中に開始剤部位の数の8倍までのモル比で存在 するのが好ましく、開始剤部位の数の0.001〜8倍がより好ましく、開始剤部位 の数の0.5〜6倍がさらに好ましい。 プロトン掃去剤、開始剤部位の総量、及び残留の水は全て存在する活性な助開 始剤の量に影響を与える。プロトン掃去剤は、上述のものに類似の触媒系におい て1対1型の比率で残留の水と作用することが知られている。これらの系におい ては、プロトン掃去剤は通常水以上の濃度で存在する。本発明において、残留の 水の濃度よりも高い濃度で存在するプロトン掃去剤は、助開始剤に影響を与える ように作用することが判明した。いかなる理論によっても縛られることは望まな いが、プロトン掃去剤は助開始剤と作用して存在する助開始剤の一部分を不活性 化するようである。従って、活性な助開始剤は、残留の水と作用した後残った遊 離のプロトン掃去剤の量以上の濃度で存在するようである。従って、所望の助開 始剤の量を決定するために活性な助開始剤の部位の数を計算する際には、残留の 水とプロトン掃去剤の両方の濃度を考慮しなければならない。従って、好ましい 実施態様においては、プロトン掃去剤の濃度は残留の水の濃度以上であり、助開 始剤の濃度は残留の水に作用しないプロトン掃去剤の濃度よりも高い。 活性な助開始剤の濃度は以下の式によって計算される:[助開始剤の総量]− ([プロトン掃去剤]−[水])=[活性な助開始剤]。プロトン掃去剤の濃度 と助開始剤の総量の濃度は、それぞれ、掃去剤又は助開始剤のモル数を存在する 液体の体積で割ることによって計算される。系中の水の濃度は、以下の式[M] /[I]=DP(式中、Mはモノマーであり、Iは開始剤であり、そしてDPは 水で開始された重合に関する重合度である)においてIについて解くことによっ て計算される。重合度は、ポリマーの数平均分子量をモノマーの重量平均分子量 で割ることによって計算される。(例えば、60/40のメチルシクロヘキサン/メ チレンクロリドの混合物中の0.268モル/lのTiCl4と2.8モル/lのイソブ チレンは−75℃において21分間で、69,100のMnと1.32のMw/Mnを有する89 %のポリマーを生成するということは、DP=1232及び水濃度=2.8/DPであ ることを意味し、従って、[I]=2.3×10-3モル/lである。)この値は乾燥 した溶媒又は溶媒混合物のバッチに対して計算され、その溶媒が反応媒体である 場合、その値が使用される。本発明の目的に関して、同じ溶媒のバッチの与えら れた系中の水の濃度は統計的に有為な方法では変化しないと仮定される。(たと え正確な濃度が変化したとしても、その濃度は通常10-3a〜10-4Mまでである。 ) 重合反応は典型的には−30℃以下で行われ、−75℃以下で行うのが好ましい。 本発明の系によって重合できる典型的モノマーには、オレフィン、アルファ−オ レフィン、イソオレフィン、スチレン類、二置換オレフィン、又はそれらの混合 物の1種以上が含まれる。好ましいモノマーには、イソブチレン、2-メチルブテ ン、2-メチルベンテン、スチレン、アルファ−メチルスチレン、パラ−メチルス チレン、及び類似物が含まれる。好ましい実施態様においては、パラ−メチルス チレンがイソブチレンのようなイソオレフィンと共重合される。重合は、一般に 、溶液相反応器中で本技術分野において公知の方法によって行われる。重合は典 型的には10分間以内に終了するが、1分未満から1時間まで行うことができる。 しかしながら、より長い重合時間も本発明の範囲内である。 本発明によって製造されるポリマーは狭い分子量分布(Mw/Mn)を有し、 2.0未満の分子量分布を有するのが好ましく、1.75未満の分子量分布を有するの がさらに好ましい。狭い分子量分布を有するポリイソブチレン及びその他のイソ ブチレンに基づくポリマーは、本発明の触媒系によって製造される好ましいポリ マーである。さらに、ポリマーの主鎖の末端又はポリマーの主鎖に沿って又はポ リマーの主鎖の内部に第三炭素を有する第三ポリマーハリド開始剤が使用される 場合、ブロックコポリマー及び/又はくし型コポリマーを含む1つ以上の側鎖枝 分かれを有するポリマーがそれぞれ製造される。 実施例 本発明の実施例のために、上述の方法を使用して溶媒中の水の濃度を計算した 。全ての実施例に対して、水濃度は2.3×10-3モル/lであったと仮定される。 この濃度が決定されたあとは、水濃度の変動を最小化するように、乾燥溶媒の同 じバッチからの溶媒を使用した。 分子量(Mw及びMn)は、示差屈折率(DRI)検出機を備えたウォーター ズ(Waters)150ゲルパーミエーションクロマトグラフを使用するゲルパーミエ ーションクロマトグラフィーによって測定した。数値分析は、HP 1000コンピュ ーター上で走る、市販の標準ゲルパーミエーションパッケージを使用して行った 。実施例1: 約5 ppmの水含有率を有する窒素ボックス中において、樹脂製反応がまに、0 .018gの5-tert-ブチル-1,3-ジ(1-クロロ-1-メチルエチル)ベンゼン(TBD CC)、6.6mlの無水メチレンクロリド、26.4ml の無水メチルシクロヘキサン( 20/80のMeCl2:MCH比率)、及び200マイクロリットルのDTBPを充填 した。この溶液を−75℃まで冷却し、3ミリリットルのイソブチレンを添加した 。この温度で溶液が安定化したら、ジエチルアルミニウムクロリドとメチレンク ロリドの2.5モル濃度溶液の0.4mlを添加して重合を開始させた。10分後、3ml の冷メタノールを添加することによって反応を停止させた。反応生成物をメタノ ール中に注ぎ攪拌することによってポリマー生成物を単離した。ポリマー生成物 を単離し乾燥させた。40,600のMn及び1.47のMWDを有する2.13gのPIBが 回収された(収率100%)。時間又は温度又はモノマー量を変えてこの手順を繰 り返した。データを第1表に示す。 助開始剤の開始剤部位に対するモル濃度比率は全ての実験に関して7であった 。プロトン掃去剤(DTBP)は3.0×10-2モル/lの濃度で存在した。活性助 開始剤の開始剤部位に対する比率は2.0であった。実施例2:全てのモノマーを入れる実験 重合容器に添加するとき初期モノマー濃度を変化させたことを除いて、実施例 1と同様にこれらの反応を行った。10分後冷メタノールを重合物に添加して反応 を止めた。ポリマーの単離した収率は100%に近い。データを第3図及び第4図 中に三角及び四角印として示す。Wpは製造されたポリマーの重量であり、NIは 開始剤部位の数であり、Npは生成物中のポリマー鎖の数である。反応は100%又 は実質的に100%の転化率まで進んだので、反応器に導入されたモノマーの重量 はポリマー生成物の重量と同じである。 これらのデータは、この触媒によるイソブチレンの重合がリビング系であるが 、鎖はその他のリビングカルボカチオン重合触媒よりも短い寿命を有するという 結論を支持する。 これらのデータを2つの方法で重合のリビング性(livingness)を評価するた めに使用できる。第1に、Mn対Wpのグラフ(第4図)は、実験的Mnと最初 の[I]と[M]に基づいて真のリビング系に対して予想されたものとの比較を 与える。Np/NI(Np:製造されたポリマー分子の数;NI:開始剤分子の数) 対Wpのグラフ(第5図)は、系に添加された開始剤の量から予定していたポリ マー鎖の数と系中で生成されたポリマー鎖の総数の比較を与える。いずれの図も 実際のデータが、リビング系に対して計算された理論線に密接に従っていること を示している。いずれの図も系がリビング系であることを示している。実施例3: 溶媒比率が40/60であったことを除いて実施例1で使用した手順に従って、イ ソブチレンの−75℃でのジエチルアルミニウムクロリドによる重合を行った。 プロトン掃去剤=DTBP、[DTBP]=3.0×10-2モル/l ACI/IS:活性助開始剤の開始剤部位の数に対するモル比。[水]=2.3 ×10-3モル/lと仮定したもの。 データは、プロトン掃去剤が収率に対して好ましい効果を有することを示して いる。実施例21のデータは0%の収率を示している。なぜならば、プロトン掃去 剤が助開始剤の濃度以上の濃度で存在しているため、モノマーを重合させる活性 な助開始剤が存在しないからである。実施例4: 実施例2で行った重合を繰り返したが、溶媒比率を変えた。結果を第4表と第 1図に示す。 これらのデータは、溶媒の組成を100%メチレンクロリドから20/80のメチレ ンクロリド/メチルシクロヘキサンまで変化させると、改善された分子量分布が 得られることを示している。非極性メチルシクロヘキサンの分子量分布を狭くす る効果は、60/40のメチレンクロリドとメチルシクロヘキサンから20/80のメチ レンクロリドとメチルシクロヘキサンの混合物において明白である。10/90のメ チレンクロリドとメチルシクロヘキサンの比率及び100%メチルシクロヘキサン においては重合が起こらなかった。 上述の一般的説明及び特定の実施態様から、本発明の形態を例示し説明してき たが、本発明の精神及び範囲から離れることなく種々の改良を行えることは明ら かである。従って、本発明はそれらによって限定されるものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月13日 【補正内容】 明細書 カルボカチオン触媒及び前記触媒の使用方法発明の分野 本発明は、アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドを含む触媒を 使用するオレフィンのリビング重合に関する。発明の背景 リビング触媒及び非リビング触媒はオレフィンを重合するために使用されてき た。リビング重合においては、各々の触媒分子は、モノマーが存在する間は連鎖 移動反応又は停止反応を行なわないポリマー鎖の生長を開始させる。開始剤分子 の数を最終ポリマー中において製造されたポリマー鎖の数を比較することによっ て、リビング重合が行われたかどうかを決定することができる。真のリビング重 合であるためには、これらの数は等しくなければならない。鎖の数が実質的に大 きい場合、重合はリビング重合ではない。 四塩化チタニウム(TiCl4)、三塩化硼素(BCl3)、四塩化錫(SnC l4)、三塩化鉄(FeCl3)、三塩化アルミニウム(AICl3)系などが、 オレフィンのリビング重合用として、米国特許第4,910,321号及び第4,929,683号 、及び欧州特許第341,012号に記載されている。これらの系の基本的成分は、ル イス酸、ハロゲン基、エステル基、エーテル基、酸基、又はアルコール基を含む 第三アルキル開始剤分子、及びエチルアセテートのような電子供与体分子を含む 。元素の正確な組み合わせは各系ごとに変化する。これらの系で使用される第三 アルキル開始剤はリビング及び非リビングカルボカチオン触媒用に使用される。 第三アルキル開始剤は典型的には式: で表される。式中、R1、R2、及びR3は種々のアルキル又は芳香族基又はそれ らの組み合わせであり、nは開始剤分子の数であり、そしてXは官能基であり、 この官能基においてルイス酸はカルボカチオン開始部位を生じさせる変化に影響 を与える。この基は典型的には、使用されるルイス酸に応じて、ハロゲン、エス テル、エーテル、アルコール、又は酸基である。開始剤1個当たり1個又は2個 の官能基は線状ポリマーをもたらす傾向があり、3個以上は星型ポリマーをもた らす傾向がある。 米国特許第5,169,914号において議論されているように、上述の系の選択され た電子対供与体成分は、これらの触媒の生成したカルボカチオン(carbocation )を安定化させる能力及びリビング条件を生じさせる能力に直接的に関係する。 電子対供与体は、電子の不足している部位に電子密度を与えることのできる分子 として定義されてきた。これらの分子は通常ヘテロ原子、及びアミド、エステル 、エーテル、スルホキシド、及び類似物を含むヘテロ原子官能基を含む。電子供 与体数の概念は、エーテル及びエステル開始剤を使用する初期の触媒系の活性を 説明するために使用されてきた。現場での電子対供与体の形成は触媒の特性に対 して責任があると信じられてきた。しかしながら、電子供与体の役割は依然とし て不確かであり、議論が続けられてきた。エム・ジョア(M.Gyor)、エル・バ ロー(L.Balogh)、エイチ・シー・ワン(H.C.Wang)、アール・ファウスト (R.Faust)のPolym.Prepr.Amer.Chem.Soc.33(1)、158(1992)を参照 されたい。 上述の成分の様々な組み合わせを使用する三塩化硼素及び四塩化チタニウムに 基づく触媒系は通常類似のプロセス的特徴を有する。第1に、−75〜−80℃にお いて(890の重合度に基づいて)30分間以内に100%の転化率を達成するためには 、ルイス酸の濃度は開始剤部位の濃度よりも16〜40倍高くなければならない。こ れらの触媒系はまた一般に溶媒と共に使用される。例えば、上述の引用例は、メ チルクロリドを好ましい溶媒として開示しており、そして、副反応を防ぐため、 又はポリマーを溶液中に保つために混合溶媒を使用できることを開示している。 さらに、混合溶媒は重合速度を維持するためにある程度の極性を与えなければな らない。しかしながら、これらの環境においても電子対供与体は存在しなければ ならない。 工業的に適用可能なプロセスに対して、これらの触媒及び重合条件は商業的な 有用性が不足している。これらの系における改善は、硼素及びチタニウムに基づ くルイス酸の除去を含むだろう。なぜなら、それらは取扱いと精製の問題を提供 するからである。また、使用される触媒の量を減少させることも好ましいし、重 合時間の短縮も好ましいだろう。発明の要約 本発明によれば、第三アルキルハリド、第三アラルキルハリド、又は第三ポリ マーハリドのうちの1つから成る開始剤(initiator)であって、各アルキルが 独立して直鎖又は分枝鎖アルキルであり、各アラルキルが置換又は未置換である 開始剤、アルキルアルミニウム又はアルキル硼素から成る助開始剤(co-initiat or)、プロトン掃去剤(proton scavenger)、及び2.5〜3.25の誘電率(dielect ricconstant)を有する溶媒媒体を含む、リビングカルボカチオン重合触媒系が 提供される。本発明のもう1つの面は、オレフィンの重合及び狭い分子量分布の ポリマーを製造するためにこの触媒系を使用する方法を含む。本発明のもう1つ の面はブロックコポリマー及びくし型構造を有するポリマーを製造する方法を提 供する。図面の簡単な説明 第1図:異なる溶媒組成物中で製造されたポリマーのゲルパーミエーションク ロマトグラフィー図。 第2図:硼素及びチタニウムに基づく触媒とジエチルアルミニウムクロリド( DEAC)リビング触媒との比較。 第3図:分子量分布(Mw/Mn)対重合溶媒の計算された誘電率のグラフ。 第4図:MeCl2が20体積部存在し、MCHが80体積部存在するMeClと MCHの溶液(20/80v/vのMeCl2/MCH)中−75℃でのDEAC重合に関 して製造されたポリマーの重量(Wp)であって、リビング重合条件下でのこれ らの反応に対して計算された値のもの対Mnのプロット。 第5図:20/80v/vのMeCl2/MCH中−75℃でのDEAC重合に関して製 造されたポリマーの重量(Wp)であって、リビング重合条件下でのこれらの反 応に対して計算された値のもの対開始剤部位数で割ったポリマー鎖数(Np/ NI対Wp)のプロット。好ましい実施態様の説明 本発明は、(1)第三アルキルハリド、第三アラルキルハリド(tertiary aral kyl halide)、又は第三ポリマーハリド(tertiary polymeric halide)から成 る開始剤であって、各アルキル基が独立して、好ましくは1〜15個の炭素原子を 含む、直鎖又は分枝鎖アルキルであり、各アラルキルが置換又は未置換であり、 そしてポリマー単位がオレフィンポリマーである開始剤、(2)アルキルアルミ ニウム又はアルキル硼素から成る助開始剤であって、アルキルが、好ましくは1 〜15個の炭素原子を含む、直鎖又は分枝鎖アルキルである助開始剤、(3)プロ トン掃去剤、及び(4)2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体を含む触媒組成物に 基づく、リビングカルボカチオン重合触媒組成物及びリビングカルボカチオン重 合プロセスに関する。この触媒系は、とりわけ、オレフィンの重合、特にイソブ チレンの重合に使用できる。この触媒系は、狭い分子量分布のポリマー、特に狭 い分子量分布のポリイソブチレンを製造するという利点を有する。また、この触 媒系は、ブロックコポリマー及びくし型構造を有するポリマーを製造する方法も 提供する。 開始剤は以下の式によって表される第三アルキルハリド又は第三アラルキルハ リドを含む: 式中、Xはハロゲンであり、好ましくは塩素であり、そして、R1、R2、及びR3 は独立して直鎖又は分枝鎖アルキル、アリール、又はアラルキルであり、好ま しくは1〜15個、より好ましくは1〜8個、さらに好ましくは1〜2個の炭素原 子を含むものである。nは開始剤部位(initiator sites)の数であり、1以上 の数、好ましくは1〜6の数である。アラルキルは置換又は未置換でよい。好ま しい例には、2-クロロ-2,4,4-トリメチルペンタン(TMPCl)、1,3,5-トリ (1-クロロ-1-メチルエチル)ベンゼン、及び5-tert-ブチル-1,3-ジ(1-クロロ- 1-メチルエチル)ベンゼン(TBDCC)が含まれる。その他の適する開始剤は 米国特許第4,946,899号に見出だすことができ、これは引用によって本明細書中 に組み入れられている。本発明の目的に関連して、アラルキルは芳香族構造と脂 肪族構造の両方を含む化合物を意味する。 開始剤が第三ポリマーハリドである場合、R1、R2、又はR3の1つがオレフ ィンポリマーであり、残りのR基は上で定義した通りである。好ましいオレフィ ンポリマーには、ポリイソブチレン及びポリプロピレンが含まれる。ポリマー開 始剤は、ポリマーの主鎖の末端又はポリマーの主鎖に沿って又はポリマーの主鎖 の内部に位置したハロゲン化第三炭素を有することができる。ポリマーの主鎖に 対して側鎖状に又はポリマーの主鎖内部に、オレフィンポリマーが第三炭素にお いて多数のハロゲン原子を有する場合、生成物ポリマーは、オレフィンポリマー 中のハロゲン原子の数と位置に応じて、くし型構造及び/又は側鎖枝分かれを有 する。同様に、末端第三ポリマーハリド開始剤の使用はブロックコポリマーを製 造する方法を提供する。ポリマー開始剤に添加されるモノマーが第2ブロックを 形成する。連続するブロックは、モノマーを逐次的に添加することによって形成 される。 助開始剤はジアルキルアルミニウムクロリド又はジアルキル硼素クロリドのい ずれでもよい。各アルキルは、独立して、直鎖又は分枝鎖アルキルであり、好ま しくは1〜15個、より好ましくは1〜8個、さらに好ましくは1〜2個の炭素原 子を含むものである。助開始剤の好ましい例は、ジエチルアルミニウムクロリド である。助開始剤のアルキルは芳香族基を含んではならない。 溶媒媒体は、(1)極性が、40〜80体積部のメチルシクロヘキサンと60〜20体 積部のメチレンクロリドの溶媒混合物から得られるものに合っているか又は類似 であるか、(2)2.5〜3.25単位の計算された誘電率を有するか、又は(3)±10 パーセントの誤差で2.5〜3.25の測定された誘電率を有するような、単独の溶媒 又は溶媒の混合物でよい。誘電率は以下の方法によって計算される。 溶媒又は溶媒の混合物の分極率(polarizability)(P)は、請求の範囲 1.第三アルキルハリド、第三アリールハリド、又は第三アラルキルハリドのう ちの1つから成る開始剤; アルキルアルミニウム化合物又はアルキル硼素化合物から成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 を含む触媒組成物。 2.助開始剤がジアルキルアルミニウムハリドであり、各アルキルが独立して1 〜15個の炭素原子、好ましくは1〜8個炭素原子、を含む直鎖又は分枝鎖アルキ ルである、請求項1の触媒組成物。 3.助開始剤がジエチルアルミニウムクロリドである、請求項1又は2の触媒組 成物。 4.開始剤が式: によって表され、式中、R1、R2、及びR3は、独立して、C1〜C15、好まし くはC1〜C8の、直鎖又は分枝鎖アルキル、アリール、又はアラルキル基であり 、Xはハロゲンであり、nは1以上の数、好ましくは1〜6の数である、請求項 1の触媒組成物。 5.プロトン掃去剤が、2,6-ジ-tert-ブチルピリジン、4-メチル-2,6-ジ-tert- ブチルピリジン、1,8-ビス(ジメチルアミド)ナフタレン、ジイソプロピルエチ ルアミン、又はそれらの混合物である、請求項1乃至4のいずれか1請求項の触 媒組成物。 6.−30℃以下、好ましくは−70℃以下、の温度における、請求項1乃至5のい ずれか1請求項の触媒組成物の使用。 7.助開始剤のモル数の活性開始剤部位の数に対する比率が、0.001:1〜8: 1、好ましくは0.5:1〜6:1である請求項1乃至5のいずれか1請求項の触 媒組成物。 8.溶媒中に60〜20体積部のメチレンクロリドと40〜80体積部のメチルシクロヘ キサンが存在する、請求項1乃至5及び7のいずれか1請求項の触媒組成物。 9.重合条件下に、オレフィン、アルファ−オレフィン、二置換オレフィン又は スチレンモノマーの1種以上を、請求項1乃至5及び7乃至8のいずれか1請求 項の触媒組成物と接触させることを含む、ポリマーの製造方法。 10.重合を−30℃以下、好ましくは−70℃以下、の温度で行う、請求項9の方法 。 11.開始剤が、プロトン掃去剤の濃度よりも高い濃度で存在する、請求項9の方 法。 12.助開始剤がジエチルアルミニウムクロリドであり、開始剤が第三アルキルハ リド、第三アリールハリド、又は第三アラルキルハリドであって、各アルキル又 はアラルキルが独立して1〜8個の炭素原子を有するものであり、そしてプロト ン掃去剤が2,6-ジ-tert-ブチルピリジンである、請求項9乃至11のいずれか1請 求項の方法。 13.モノマーがイソブチレンである、請求項9、10、11、又は12の方法。 14.重合条件下に、アルファ−オレフィン、オレフィン、二置換オレフィン、ス チレン類、及びそれらの混合物から成る群から選択されるモノマーを、 第三ポリマーハリドから成る開始剤; アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドから成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 と逐次的に接触させることを含む、ブロックコポリマーの製造方法。 15.重合条件下に、オレフィン、アルファ−オレフィン、スチレン類、二置換オ レフィン、及びそれらの混合物から成る群から選択されるモノマーを、 複数のハロゲンでハロゲン化された第三ポリマーハリドから成る開始剤; アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドから成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 と接触させることを含む、くし型コポリマーの製造方法。 16.重合条件下に、オレフィン、アルファ−オレフィン、スチレン類、二置換オ レフィン、及びそれらの混合物から成る群から選択されるモノマーを、 複数のハロゲンでハロゲン化された第三ポリマーハリドから成る開始剤; アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドから成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 と接触させることを含み、開始剤がポリマー主鎖中又はポリマー主鎖に沿って 少なくとも1つの第三ハリドを有する、長い側鎖を有するポリマーの製造方法。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第三アルキルハリド、第三アリールハリド、又は第三アラルキルハリドのう ちの1つから成る開始剤; アルキルアルミニウム化合物又はアルキル硼素化合物から成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 を含む触媒組成物。 2.助開始剤がジアルキルアルミニウムハリドであり、各アルキルが独立して1 〜15個の炭素原子、好ましくは1〜8個炭素原子、を含む直鎖又は分枝鎖アルキ ルである、請求項1の触媒組成物。 3.助開始剤がジエチルアルミニウムクロリドである、請求項1又は2の触媒組 成物。 4.開始剤が式: によって表され、式中、R1、R2、及びR3は、独立して、C1〜C15、好ましく はC1〜C8の、直鎖又は分枝鎖アルキル、アリール、又はアラルキル基であり、 Xはハロゲンであり、nは1以上の数、好ましくは1〜6の数である、請求項1 の触媒組成物。 5.プロトン掃去剤が、2,6-ジ-tert-ブチルピリジン、4-メチル-2,6-ジ-tert- ブチルピリジン、1,8-ビス(ジメチルアミド)ナフタレン、ジイソプロピルエチ ルアミン、又はそれらの混合物である、請求項1乃至4のいずれか1請求項の触 媒組成物。 6.−30℃以下、好ましくは−70℃以下、の温度における、請求項1乃至5のい ずれか1請求項の触媒組成物の使用。 7.助開始剤のモル数の活性開始剤部位の数に対する比率が、0.001:1〜8: 1、好ましくは0.5:1〜6:1である請求項1乃至5のいずれか1請求項の触 媒組成物。 8.溶媒中に60〜20体積部のメチレンクロリドと40〜80体積部のメチルシクロヘ キサンが存在する、請求項1乃至5及び7のいずれか1請求項の触媒組成物。 9.重合条件下に、オレフィン、アルファ−オレフィン、二置換オレフィン又は スチレンモノマーの1種以上を、請求項1乃至5及び7乃至8のいずれか1請求 項の触媒組成物と接触させることを含む、ポリマーの製造方法。 10.重合を−30℃以下、好ましくは−70℃以下、の温度で行う、請求項9の方法 。 11.開始剤が、プロトン掃去剤の濃度よりも高い濃度で存在する、請求項9の方 法。 12.助開始剤がジエチルアルミニウムクロリドであり、開始剤が第三アルキルハ リド、第三アリールハリド、又は第三アラルキルハリドであって、各アルキル又 はアラルキルが独立して1〜8個の炭素原子を有するものであり、そしてプロト ン掃去剤が2,6-ジ-tert-ブチルピリジンである、請求項9乃至11のいずれか1請 求項の方法。 13.モノマーがイソブチレンである、請求項9、10、11、又は12の方法。 14.重合条件下に、アルファ−オレフィン、オレフィン、二置換オレフィン、ス チレン類、及びそれらの混合物から成る群から選択されるモノマーを、 第三ポリマーハリドから成る開始剤; アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドから成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 と逐次的に接触させることを含む、ブロックコポリマーの製造方法。 15.重合条件下に、オレフィン、アルファ−オレフィン、スチレン類、二置換オ レフィン、及びそれらの混合物から成る群から選択されるモノマーを、 複数のハロゲンでハロゲン化された第三ポリマーハリドから成る開始剤; アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドから成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 と接触させることを含む、くし型コポリマーの製造方法。 16.重合条件下に、オレフィン、アルファ−オレフィン、スチレン類、二置換オ レフィン、及びそれらの混合物から成る群から選択されるモノマーを、 複数のハロゲンでハロゲン化された第三ポリマーハリドから成る開始剤; アルキルアルミニウムハリド又はアルキル硼素ハリドから成る助開始剤; プロトン掃去剤、及び 2.5〜3.25の誘電率を有する溶媒媒体 と接触させることを含み、開始剤がポリマー主鎖中又はポリマー主鎖に沿って 少なくとも1つの第三ハリドを有する、長い側鎖を有するポリマーの製造方法。
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