JPH08507496A - ジアミノピリジンの製法 - Google Patents
ジアミノピリジンの製法Info
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- JPH08507496A JPH08507496A JP6518580A JP51858094A JPH08507496A JP H08507496 A JPH08507496 A JP H08507496A JP 6518580 A JP6518580 A JP 6518580A JP 51858094 A JP51858094 A JP 51858094A JP H08507496 A JPH08507496 A JP H08507496A
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- C07D405/02—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
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- C07D213/84—Nitriles
- C07D213/85—Nitriles in position 3
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Abstract
(57)【要約】
式:
[式中、両方の基X1及びX2のうちの一方は、水素、C1〜C4−アルキル、ハロゲン又はニトロを表し、かつ他方はシアノを表し、R1は、水素、C1〜C4−アルキル又はフェニルを表し、R2及びR3は、水素、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシを表し、R4は、水素又はC1〜C4−アルキルを表し、かつR5は、置換されていてもよいC1〜C10−アルキル、C3〜C4−アルケニル又はC5〜C7−シクロアルキルを表す]のジアミノピリジンを、第1工程で、式:
のジクロルピリジンと式:R5−NH2のアミンとを、塩基及び不活性有機希釈剤及び/又は水の存在下に10〜80℃の温度で反応させ、引き続いて希釈剤を除去し、その後、場合により反応生成物を中間単離した後に、第2工程で、融液中でアニリンと弱酸性環境中、90〜165℃の温度で反応させる(ここで、ジクロノレピリジン1モノレ当たり1.3〜3モノレのアニリンを使用する)ことにより製造する方法。
Description
【発明の詳細な説明】
ジアミノピリジンの製法
本発明は、2,6−ジクロル化合物とアミンとの反応による2,6−ジアミノ
シアノピリジンの新規製法に関する。
2,6−ジアミノピリジンの製法は、米国特許(US−A)第3853895
号明細書から公知である。そこに記載の製法は、いずれにせよ不十分である。そ
れというのも、反応のために大量のアミンが必要であリ、更に目的生成物は不十
分な収率でのみ生じるからである。
従って本発明の課題は、同じく2,6−ジクロル化合物から出発し、簡単な方
法で、かつ高い収率及び高純度で目的生成物を供給する、2,6−ジアミノシア
ノピリジンの新規製法を提供することであった。
ところで、式I:
[式中、両方の基X1及びX2のうちの一方は、水素、C1〜C4−アルキル、ハロ
ゲン又はニトロを表し、か
つ他方はシアノを表し、R1は、水素、C1〜C4−アルキル又はフェニルを表し
、R2及びR3は、相互に無関係に各々水素、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−
アルコキシを表し、R4は、水素又はC1〜C4−アルキルを表し、かつR5は、エ
ーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよく、かつヒドロキシ、
C1〜C4−アルカノイルオキシ、フェノキシ、フェニル、テトラヒドロフラニル
又はテトラヒドロピラニルにより置換されでいてもよいC1〜C10−アルキル、
C3〜C4−アルケニル又はC5〜C7−シクロアルキルを表す]のジアミノピリジ
ンの製造は、式II:
[式中、R1及びX1は、各々前記のものを表す]のジクロルピリジンどアミンと
の反応により、有利に成功し、その際第1工程で式IIのジクロルピリジンと式II
I:
R5−NH2 (III)
[式中、R5は前記のものを表す]のアミンとを、塩基及び不活性有機希釈剤及
び/又は水の存在下に、10〜80℃の温度で反応させ、引き続いて希釈剤を除
去し、その後、場合により反応生成物の中間単離の後に、第2工程で、融液中で
、90〜165℃の温度で、
式IV:
[式中、R2、R3及びR4は、各々前記のものを表す]のアニリンと弱酸性環境
中で反応させ、その際ジクロノレピリジンII 1モノレ当たり1.3〜3モノレ
のアニリンIVを使用することが判明した。
前記式に現われるアルキル基の全ては直鎖でも分枝鎖でもよい。
基R1、R2、R3、R4、R5、X1及びX2は、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル又はsec−ブチルである。
基R4は、更に例えばメトキシ、エトキシ、プロボキシ、イソプロポキシ、ブ
トキシ、イソブトキシ又はsec−ブトキシである。
基R5は、更に例えばペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル
、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
イソオクチル、ノニル、イソノニル、デシル、ベンジル、1−又は2−フェニル
エチル、2−又は3−フェニルプロピル、3−フェニルプロピ−2−イル、2−
ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−ヒ
ドロキシプロピ−2−イル、
2−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、5−ヒドロキシペンチル、6−
ヒドロキシヘキシル、2−メトキシエチル、.2−エトキシエチル、2−プロボ
キシエチル、2−.イソプロボキシエチル、2−ブトキシエチル、2−又は3−
メトキシプロピル、2−又は3−エトキシプロピル、2−又は3−プロポキシプ
ロピル、2−又は3−ブトキシプロピル、2−又は4−メトキシブチル、2−又
は4−エトキシブチル、2−又は4−プロポキシブチル、2−又は4−ブトキシ
ブチル、3,6−ジ.オキサヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、4,8−ジ
オキサノニル、3,7−ジオキサオクチル、3,7−ジオキサノニル、4,7−
ジオキサオクチル、4,7−ジオキサノニル、4,8−ジオキサデシル、3,6
,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオキサウンデシル、4,8,12−
トリオキサトリデシル、2−フェノキシエチル、2−フェノキシプロピル、3−
フェノキシプロピル、2−フェノキシブチル、4−フェノキシブチル、5−フェ
ノキシペンチル、6−フェノキシヘキシル、5−ヒドロキシ−3−オキサペンチ
ル、8−ヒドロキシ−4−オキサオクチル、6−フェノキシ−4−オキサヘキシ
ル、2−ホルミルオキシエチル、2−アセチルオキシエチル、2−プロピオニル
オキシエチル、2−又は3−ホルミルオキシプロピル、2−又は3−アセチルオ
キシプロピル、2−又は3−プロピオニルオキシプロピル、2
−又は4−ホルミルオキシブチル、2−又は4−アセチルオキシブチル、2−又
は4−プロピオニルオキシブチル、2−(テトラヒドロピラン−4−イル)エチ
ル、2−又は3−(テトラヒドロピラン−4−イル)プロピル、2−又は4−(
テトラヒドロピラン−4−イル)ブチル、プロペ−2−エン−1−イル、ブテ−
2−エン−1−イル、2−メチルプロペ−2−エン−1−イル、シクロペンチル
、シクロヘキシル又はシクロヘプチルである。
基X1及びX2は、更に例えばフッ素、塩素又は臭素である。
X1が水素を表し、X2がシアノを表す式Iのジアミノピリジンを製造するため
の方法が有利である。
R1がメチルを表す式Iのジアミノピリジンを製造するための方法が更に有利
である。
R2、R3及びR4が各々水素を表す式Iのジアミノピリジンを製造するための
方法が更に有利である。
R2がメチル又はメトキシを表し、R3及びR4が各々水素又はメチルを表すか
又はR2及びR3が各々メチルを表し、R4が水素を表す式Iのジアミノピリジン
を製造するための方法が更に有利である。
R5が、エーテル官能性の酸素原子1個又は2個により中断されていてよく、
かつ場合によりヒドロキシ又はフェニルにより置換されているC1〜C8−アルキ
ル又はアリルを表す式Iのジアミノピリジンを製造す
るための方法が更に有利である。
本発明による方法では、第1工程は、不活性有機希釈剤及び/又は水の存在下
に実施する。好適な希釈剤は、特に、水と全く混ざらないか又は限られた量のみ
混じりうるようなものである。例えばイソブタノール、トルエン、o−、m−又
はp−キシレン、エチルベンゼン又はこれらの混合物が挙げられる。イソブタノ
ール、トルエン又はキシレンの使用が有利である。
第1工程で使用できる好適な塩基は、例えばアルカリ金属炭酸水素塩又はアル
カリ金属炭酸塩、例えば炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム又は炭酸ナト
リウム又は炭酸カリウムである。炭酸ナトリウムの使用が有利である。
新規方法の第2工程は、弱酸性環境中で実施する。その場合、pH−値は3.
5〜6.5、有利に4〜5.5であるのが有利である。融液中のpH−値の測定
は困難なので、そのつど融液の試料を水に添加し、水性系のpH−値を測定する
ことが推奨される。前記pH−値の調整を有機酸でも無機酸でも行うことができ
る。好適な酸は、例えば硫酸、塩酸又はp−トルエンスルホン酸である。p−ト
ルエンスルホン酸の使用が有利である。
本発明による方法ではジクロルピリジンII:アミンIIIのモル比は、1:1.
03〜1:1.5、有利に1:1.05〜1:1.25であり、ジクロルピリジ
ンII:アニリンIVのモル比は、1:1.3〜1:3、有利に1:1.5〜1:3
である。
第1工程では、通常、ジクロルピリジンIIの1モル当たり1〜2モル当量、有
利に1〜1.3モル当量の塩基を使用する。
第1工程では、不活性有機希釈剤をジクロルピリジンIIの重量に対して、一般
に、10〜150重量%、有利に30〜100重量%で使用する。
第2工程での反応を開始させるためには、一般に触媒量の酸が十分である。
本発明による方法は、第1工程で、ジクロルピリジンII及び不活性有機希釈剤
を装入し、撹拌下に、先ず10〜80℃、有利に45〜70℃、特に45〜60
℃の温度にするように実施するのが有利である。前記温度で、この混合物にアミ
ンIIIを添加し、引き続き塩基を添加する。,その後、前記温度で反応を実施す
る。反応が終了すると(一般に12〜24時間かかる)、反応混合物を酸性にし
、水で希釈し、引き続き希釈剤又は希釈剤/水混合物を除去することができる。
これは例えば蒸留により行う。回収された希釈剤を工程に戻すことができる。
第1工程で、反応を、55℃迄の温度で約12時間実施すると、式Iのジアミ
ノピリジンが異性体混合物として生じ、これは大部分が、X1が水素を表し、X2
がシアノを表す式Iの生成物からなり、少しだけが、
X1がシアノを表し、X2が水素を表す式Iの生成物からなる。
主に生じるジアミノピリジンI(X1=H、X2=CN)を希釈剤の分離前及び
第2工程の開始前に実際に異性体不含で中間単離するのが有利である。これは例
えば濾別により行う。それというのも例えば希釈剤としてトルエンを使用する際
には、これは一般に沈殿物として存在するからである。
R5がヒドロキシ基を有するアルキル基を表す式Iのジアミノピリジンの製造
に関しては、多くの場合に、相応するヒドロキシアルキルアミンIIIではなくそ
のエステル化化合物(C1〜C4−アルカノイルオキシアルキル化合物)から出発
することが推奨される。アルカノイル基は、引き続いて再び加水分解で離脱させ
ることができる。
第2工程では、希釈剤の分離後に生じた融液に酸及びアニリンIVを添加するこ
とにより、ジアミノピリジンIの形成を行う。第2反応工程は、一般に90〜1
65℃、有利に125〜140℃の温度で実施する。一般に8〜20時間かかる
反応の終了後に後処理を行う。
このことは自体慣用の方法で実施することができる。例えば反応混合物は水及
びイソブタノールで希釈でき、塩基、例えば苛性ソーダ溶液で中和させることが
できる。その後、水、イソブタノール及び過剰のアニリン
IVを常圧下で留去する。残りのアニリンIVは、減圧下での蒸留により反応混合物
から除去できる。回収されたアニリンIVは反応に再び戻すことができる。
生じた式Iのジアミノピリジンは、この形で更に使用するか又は更に再沈殿を
施すことができる。そのために、濃塩酸に溶かし、引き続いて苛性ソーダ溶液で
再び沈殿させる。
本発明による方法は、式Iのジアミノピリジンを容易な方法で、高純度で、特
に高い異性体純度でかつ高収率で提供する。
式Iのジアミノピリジンは、色素合成のための重要な中間体、特にカップリン
グ成分(X1/X2=H、CN)である。
次の例により本発明を詳説する。
例1
イソブタノール900mlを2,6−ジクロル−3−シアノ−4−メチルピリ
ジン935g及び水180mlからの混合物と一緒に室温で撹拌した。次いで温
度を40℃まで高め、少し冷却下に3−メトキシプロピルアミン合計479gを
1時間に渡り添加した。引き続いて、40〜45℃で2時間後撹拌し、次いでソ
ーダ300gを添加した。40〜45℃で更に2時間撹拌し、次いで温度を、反
応が終了するまで、最大80℃までゆっくりと上昇させた。次いで、水1000
mlの添加により無機塩を溶解させ、硫酸でpH−値
1まで酸性にし、次いで過剰のアミンを含有する下部の水性層を分離した。その
後、有機層をpH−値4〜5に調整し、引き続いて、イソブタノールを蒸留によ
リ除去した。o−アニシジン1400g及びp−トルエンスルホン酸20gを1
25℃で添加し、次いで130〜135℃で撹拌した。反応の間、水/メタノー
ル上で撹拌された試料のpH−値を制御した。無水ソーダを反応混合物に規則的
に添加することにより反応混合物のpH−値を4.5〜5.5の範囲に保持した
。合計216gのソーダが必要であった。その後、反応の終了のために155℃
で6時間加熱した。引き続いて110〜115℃まで冷却し、水60gをゆっく
り添加して、反応錯体から二酸化炭素を遊離させた。二酸化炭素の発生が終了後
に、混合物のpH−値を7〜7.5に調整し、減圧で過剰のo−アニシジンをほ
ぼ定量的に留去した。
残分をエチレンジグリコールモノメチルエーテル少量の添加により晶出させ、
水で沈殿後に濾別し、洗浄しかつ乾燥させた。式:
の生成物混合物が収量1460gで得られ、ここで異
性体比;生成物1(X1=H/X2=CN):生成物2(X1=CN/X2=H)は
75:25であった。
例2
第1工程
2,6−ジクロル−3−シアノ−4−メチルピリジン374gを、70重量%
水性エチルアミン溶液1000ml中に最大30℃で導入した。混合物を15〜
30℃で3時間撹拌し、氷で沈殿させ、沈殿物を濾別し、水で後洗浄し、乾燥さ
せた。2−クロル−3−シアノ−4−メチル−6−エチルアミノピリジン(約2
90g)及び2−エチルアミノ−3−シアノ−4−メチル−6−クロルピリジン
(約96g)からの混合物が得られ、これは90〜110℃で融解した。この混
合物をトルエン600ml中に熱溶解させた。冷却後に、式:
の灰白色生成物が沈殿した。吸引濾過により単離した。収量:220g、融点:
128℃。
第2工程
第2工程を例1と同様にして実施した。アニリン誘導体として非置換アニリン
を使用した。
式:
の生成物270gが得られた(融点:96℃)。
例3
第1工程
2,6−ジクロル−3−シアノ−4−メチルピリジン440gを、トルエン1
000ml及び水300mlからの混合物中に懸濁させた。次いで、3−メトキ
シプロピルアミン230gを、冷却下に36〜48℃で1時間にわたり添加し、
この混合物を45〜55℃で2時間後撹拌した。次いで、ソーダ141gを20
分間にわたり添加し、45〜55℃で10時間後撹拌し、75℃で更に3時間後
撹拌した。引き続いて濃塩酸でpH−値約1.5まで酸性にし、次いで下部水性
層を分離した。次いで、室温まで冷却し、沈殿した2−クロル−3−シアノ−4
−メチル−6−(3−メトキシプロピルアミノ)ピリジンを濾別し、例2と同様
にして単離した。
融点106℃の異性体純粋の(3−シアノ)−生成物370gが得られた。
第2工程
第2工程を例1と同様にして実施した。アニリン誘導体としてo−アニシジン
を使用した。
式:
の生成物507gが得られた。融点:128℃。
同様にして、次表に記載の式:
の化合物が得られた。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ライヒェルト,ヘルムート
ドイツ連邦共和国 D―6730 ノイシュタ
ット ヨハン―ゴットリープ―フィヒテ―
シュトラーセ 56
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、両方の基X1及びX2のうちの一方は、水素、C1〜C4−アルキル、ハロ ゲン又はニトロを表し、かつ他方はシアノを表し、R1は、水素、C1〜C4−ア ルキル又はフェニルを表し、R2及びR3は、相互に無関係に各々水素、C1〜C4 −アルキル又はC1〜C4−アルコキシを表し、R4は、水素又はC1〜C4−アル キルを表し、かつR5は、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されて いてよく、かつヒドロキシ、C1〜C4−アルカノイルオキシ、フェノキシ、フェ ニル、テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロピラニルにより置換されていても よいC1〜C10−アルキル、C3〜C4−アルケニル又はC5〜C7−シクロアルキ ルを表す]のジアミノピリジンを、式II: [式中、R1及びX1は各々前記のものを表す]のジクロルピリジンとアミンとの 反応により製造する際に、第1工程で式IIのジクロルピリジンと式III: R5−NH2 (III) [式中、R5は前記のものを表す]のアミンとを、塩基及び不活性有機希釈剤及 び/又は水の存在下に、10〜80℃の温度で反応させ、引き続いて希釈剤を除 去し、その後、場合により反応生成物の中間単離の後に、第2工程で、融液中で 、90〜165℃の温度で、式IV: [式中、R2、R3及びR4は各々前記のものを表す]のアニリンと弱酸性環境中 で反応させ、その際ジクロルピリジンII 1モル当たり1.3〜3モルのアニリ ンIVを使用することを特徴とする、ジアミノピリジンの製法。 2.式I中で、X1が水素を表し、X2がシアノを表す、請求項1記載の方法。 3.式I中で、R1がメチルを表す、請求項1記載の方法。 4.第1工程で、希釈剤として、イソブタノール、トルエン、o−、m−又は p−キシレン、エチルベン ゼン又はこれらの混合物を使用する、請求項1記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE4142192A DE4142192C2 (de) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | Verfahren zur Herstellung von substituierten Diamino-3-cyanopyridinen |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08507496A true JPH08507496A (ja) | 1996-08-13 |
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EP (1) | EP0688318B1 (ja) |
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DE (2) | DE4142192C2 (ja) |
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