JPH0850733A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH0850733A
JPH0850733A JP7205515A JP20551595A JPH0850733A JP H0850733 A JPH0850733 A JP H0850733A JP 7205515 A JP7205515 A JP 7205515A JP 20551595 A JP20551595 A JP 20551595A JP H0850733 A JPH0850733 A JP H0850733A
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lens
optical
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photodiode
optical member
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JP7205515A
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Takashi Nakayama
尚 中山
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップなどに用いられる光学装置で
は、受光レンズやシリンドリカルレンズなどが個別にレ
ンズホルダに取り付けられ、このレンズホルダが機器の
シャーシに固定されて各種レンズの位置決めがなされて
いた。 【解決手段】 光学部材10は、透明なガラスまたはプ
ラスチック材料により形成され、中空部11を有する筒
状体と凹レンズ12とが一体となっている。光学部材1
0は、その筒状体の外周面がシャーシ20の調整穴20
a内に嵌着されている。光学部材10は筒状体の外周面
を基準として組み付けられるので、凹レンズ12の中心
を調整穴20aの中心と高精度に一致させることができ
る。また光学部材10を軸方向へ移動させることによ
り、凹レンズ12の中心を調整穴20aの中心に位置決
めした状態で凹レンズ12とホトダイオード7との光軸
方向の位置決めが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プなどに装備される光学装置に係り、特に光路上に配置
されるレンズの位置決めを容易にした光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6はコンパクトディスクプレーヤなど
に装備されている光学式ピックアップの光学装置の部材
配置図である。レーザダイオード1から発せられるレー
ザビームは、ビームスプリッタ2を透過してコリメート
レンズ3にて平行光とされ、さらに対物レンズ4によっ
て光ディスクDの記録面に集光されて照射される。光デ
ィスクDの記録面から反射された反射ビームは、ビーム
スプリッタ2によって直角方向に反射され、受光レンズ
(凹レンズ)5ならびにシリンドリカルレンズ6を透過
してホトダイオード7にて検知される。光ディスクDの
記録面にはデジタル情報がピットによって記録されてお
り、レーザビームがピットに当たったときの反射ビーム
の光度変調がホトダイオード7に検知されて、情報の読
取りが行なわれる。
【0003】また、図7に示すように、ホトダイオード
7は4分割の受光検知部a,b,c,dを有しており、
且つシリンドリカルレンズ6はホトダイオード7の分割
線に対して45度回転した状態に位置決めされている。光
ディスクDの記録面に照射されるレーザビームの焦点誤
差が生じると、シリンドリカルレンズ6の非点較差によ
り、ホトダイオード7によって検知されるレーザ光の受
光スポットSが図7のように縦長形状となる。この受光
スポットSの形状はホトダイオード7の4分割の受光検
知部a,b,c,dの受光量を比較することによって検
出される。このように検出された焦点誤差信号に基づ
き、対物レンズ4の位置が制御されて、光ディスクDの
記録面に対するレーザビームの焦点が常に正常な状態と
なるようにサーボされる。また受光レンズ5は非点較差
を増大させ、焦点誤差信号を得るための倍率を高めるよ
うに機能している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように受光レン
ズ5とシリンドリカルレンズ6は、レーザビームの焦点
誤差の検知精度を高くするための重要な要素である。し
たがって、両レンズ5,6とホトダイオード7との光軸
方向などの配置位置は、正確に決めて組立てられること
が必要である。また、受光レンズ5やシリンドリカルレ
ンズ6などの各種レンズは、これらを透過する光の光軸
に対しレンズ中心が正確に一致するように組立てられる
ことが必要である。
【0005】従来は、受光レンズ5やシリンドリカルレ
ンズ6は各々単体にて製作したものが使用されていた。
したがって、両レンズ5と6を設置するためのホルダを
別個に設ける必要があった。しかもこのホルダでは受光
レンズ5,シリンドリカルレンズ6をホトダイオード7
に対して光軸距離を正確に合わせて固定しなければなら
なかった。よって部品点数が増加し、また組立て作業が
煩雑になっていた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、光路上に位置するレンズの位置決めおよび位置
調整を容易にでき、またレンズ保持部の構造を簡単にで
きる光学装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空部を有す
る筒状体と、前記中空部内を通過する光が透過するレン
ズとが、透明な材料により一体に成形されており、前記
筒状体の外周面が、機器のシャーシに形成された穴に嵌
着されていることを特徴とするものである。
【0008】本発明の光学装置では、中空部を有する筒
状体とレンズとが一体に形成され、筒状体の外周面が機
器のシャーシに形成された穴に対して嵌着されている。
筒状体の外周面を基準としてレンズが設置されるため、
シャーシの穴内を通過する光の光軸に対しレンズの中心
を高精度に一致させることが可能である。また筒状体
を、前記シャーシの穴内にて軸方向へ移動させると、光
の光軸とレンズの中心とが高精度に一致した状態で、こ
のレンズと他の光学素子との距離の調節を行うことも可
能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5の図面に
よって説明する。図1は本発明の光学装置が光学式ピッ
クアップに適用された場合の各部材の配置図、図2は本
発明の特徴となる光学部材の斜視図、図3と図4は実施
例別に示す光学部材の断面図、図5はさらに他の実施例
における光学部材がピックアップのシャーシに取付けら
れた状態を示す断面図である。
【0010】図1において符号1はレーザダイオードで
あり、2はビームスプリッタ、3はコリメートレンズ、
4は対物レンズである。レーザダイオード1から発せら
れるレーザビームは、ビームスプリッタ2を透過してコ
リメートレンズ3にて平行光とされ、さらに対物レンズ
4によって光ディスクDの記録面に集光されて照射され
る。
【0011】また光ディスクDの記録面から反射された
反射ビームは、ビームスプリッタ2によって直角方向に
反射されるが、この反射された光路上には、薄いガラス
板16あるいはプラスチックなどによる板が光軸に対し
て斜めに配置されている。このガラス板16は図6に示
した従来のシリンドリカルレンズ6の代わりに使用され
ているものであり、斜めに配置されたガラス板16によ
って非点較差が生じ、これによりホトダイオード7によ
る焦点誤差の検知が可能となる。
【0012】ガラス板16とホトダイオード7との間に
は筒状体と受光レンズとが一体化された光学部材10が
介在している。この光学部材10は、ガラスによるプレ
ス成形またはプラスチックによる成型によって製作され
ているものである。光学部材10は、中空部11を有す
る筒状体であり、この中空部11の閉鎖側の端面に凹レ
ンズ12が一体に形成されている。したがって、中空部
11内を通過する光が凹レンズ12を透過するものとな
る。
【0013】図3に示す実施例では、中空部11の内面
側が凹面12aとなっており、図4に示す実施例では、
外面側が凹面12bとなっている。また図5に示す実施
例では、光学部材10の端面の外面に凹面12bが形成
されており、また中空部11の内端面は斜面14となっ
ている。この斜面14は、非点較差を生じさせるための
ガラス板16を使用する場合に特に必要となるものであ
る。図1に示すようにガラス板16を設けて非点較差を
生じさせる場合、ホトダイオード7の受光面に集光され
るビームにコマ収差が形成される問題点がある。前記斜
面14はこのコマ収差の補正を行なうためにガラス板1
6の傾斜角度と逆方向の角度に形成されているものであ
る。
【0014】また、図5に示すように、光学部材10は
ピックアップのシャーシ20に形成されている穴の中に
直接挿入されて嵌着設置される。光学部材10の外周に
は掛止部としての溝13が形成されている。シャーシ2
0に形成されている調整穴20aから治具などを挿入し
て溝13に掛止させ、光学部材10の位置を変えること
により光学部材10の軸方向への位置調整を行なえるよ
うになっている。光学部材10はこの位置調整により位
置決めされ、シャーシ20に対し、紫外線硬化性の接着
剤などによって固定される。
【0015】またホトダイオード7を実装している基板
21はシャーシ20の外面に固定される。なお、光学部
材10の外面に、軸方向に沿う溝または突条を設け、シ
ャーシ20の内面にはこれに嵌合される突条または溝を
設けて、光学部材10の回転方向への位置決めを行なう
ことも可能である。また、光学部材10の断面を角形
(四角や六角など)にし、またシャーシ20の穴も角形
にして嵌着することも可能である。
【0016】図1に示すように、光ディスクDによって
反射され、ビームスプリッタ2によって直角方向へ反射
されたビームは斜めに配置されたガラス板16および光
学部材10の端面に形成された凹レンズ12を通過して
ホトダイオード7に受光される。光ディスクDへのビー
ムスポットの焦点誤差が生じた場合には、ガラス板16
によって生じる非点較差により、図7に示すのと同様な
楕円スポットがホトダイオード7の受光部により検知さ
れる。また光学部材10の凹レンズ12により非点較差
の量が増大され、ホトダイオード7によって検知される
焦点誤差の倍率が高くなる。なお前述のように図5の実
施例ではガラス板16によって生じるコマ収差も補正で
きるようになる。
【0017】なお、図6に示したように、シリンドリカ
ルレンズ6によって非点較差を生じさせる場合であって
も前記光学部材10を使用することが可能である。この
場合図3に示す光学部材10の図示左側端面の外面、ま
たは図4に示す光学部材10の中空部11の内端面にシ
リンドリカル面を一体に形成することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、筒状体と
レンズとが一体に形成され、前記筒状体が機器のシャー
シに嵌着されて位置決めされるので、従来のようにレン
ズを保持するレンズホルダを設ける必要がなく、部品点
数を削減できるのみならず、レンズホルダにレンズを位
置決めして固定する組立作業が不要になる。
【0019】また筒状体がシャーシの穴に嵌着され、し
かも筒状体の外周面とレンズとは一体成形により相互の
位置関係が高精度に決められているため、筒状体の外周
面を基準としてシャーシに取り付けられることにより、
光路に対するレンズの位置決め精度を高くでき、シャー
シの穴内を通過する光の光軸とレンズの中心とを高精度
に一致させることが可能になる。
【0020】また筒状体を軸方向へ移動させることによ
り、筒状体と一体に成形されているレンズと他の光学部
材との光軸距離の調整作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学装置が光学式ピックアップに用い
られた実施例を示す部材配置図、
【図2】光学部材の斜視図、
【図3】光学部材の形状を示す断面図、
【図4】光学部材の他の形状を示す断面図、
【図5】光学部材がシャーシの穴に嵌着された状態を示
す断面図、
【図6】従来の光学式ピックアップの各光学部材の配置
図、
【図7】受光部材であるホトダイオードを示す平面図、
【符号の説明】
D 光ディスク 1 レーザダイオード 2 ビームスプリッタ 3 コリメートレンズ 4 対物レンズ 7 ホトダイオード 10 光学部材 11 中空部 12 凹レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する筒状体と、前記中空部内
    を通過する光が透過するレンズとが、透明な材料により
    一体に成形されており、前記筒状体の外周面が、機器の
    シャーシに形成された穴に嵌着されていることを特徴と
    する光学装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040277A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Mitsunobu Miyagi 中空導波路端面封止用キャップ
CN1310935C (zh) * 2001-03-21 2007-04-18 道农业科学公司 杀虫性多杀菌素衍生物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236752A (ja) * 1985-08-09 1987-02-17 Olympus Optical Co Ltd 光ヘツド

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