JPH0850672A - 紙幣のセキュリティースレッド確認装置 - Google Patents
紙幣のセキュリティースレッド確認装置Info
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- JPH0850672A JPH0850672A JP7125626A JP12562695A JPH0850672A JP H0850672 A JPH0850672 A JP H0850672A JP 7125626 A JP7125626 A JP 7125626A JP 12562695 A JP12562695 A JP 12562695A JP H0850672 A JPH0850672 A JP H0850672A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- oscillator
- horizontal
- electrodes
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D7/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
- G07D7/02—Testing electrical properties of the materials thereof
- G07D7/026—Testing electrical properties of the materials thereof using capacitive sensors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 後信頼性にてセキュリティースレッドを確認
することができるセキュリティースレッド確認装置を提
供する。 【構成】 紙幣用紙にはセキュリティースレッドを埋め
込む。このスレッドは複数のアルファベットまたは数字
の金属の導電性文字がその上に形成されたプラスチック
基板でなる。これらの文字は所定の高さ、幅およびそれ
らの間の間隔を有している。確認装置は発振器電極と付
随する水平及び垂直電極とで構成される。時変発振器信
号が発振器電極に結合される。発振器電極に相対的な水
平及び垂直電極の間隔は、スレッド上の金属文字の間の
間隔によって決められる。有効なセキュリティースレッ
ドは、発振器信号を水平電極に容量的に結合するが、垂
直電極にはしない。一方、偽造セキュリティースレッド
は、発振器信号を、水平及び垂直電極の両方に結合する
はずである。これらの有効および偽造条件を感知するた
めに、信号処理電子機構が設けられる。
することができるセキュリティースレッド確認装置を提
供する。 【構成】 紙幣用紙にはセキュリティースレッドを埋め
込む。このスレッドは複数のアルファベットまたは数字
の金属の導電性文字がその上に形成されたプラスチック
基板でなる。これらの文字は所定の高さ、幅およびそれ
らの間の間隔を有している。確認装置は発振器電極と付
随する水平及び垂直電極とで構成される。時変発振器信
号が発振器電極に結合される。発振器電極に相対的な水
平及び垂直電極の間隔は、スレッド上の金属文字の間の
間隔によって決められる。有効なセキュリティースレッ
ドは、発振器信号を水平電極に容量的に結合するが、垂
直電極にはしない。一方、偽造セキュリティースレッド
は、発振器信号を、水平及び垂直電極の両方に結合する
はずである。これらの有効および偽造条件を感知するた
めに、信号処理電子機構が設けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書の真贋を確認する
装置に関し、特に紙幣に埋め込まれる金属化されたセキ
ュリティースレッドを検出する装置に関する。
装置に関し、特に紙幣に埋め込まれる金属化されたセキ
ュリティースレッドを検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣および銀行券の技術においては、セ
キュリティースレッドを組み入れることが知られてい
る。このようなセキュリティースレッドの利用が、高解
像度の原色に忠実な写真複写機の普及によって増大して
いる。最近の紙幣または銀行券に埋め込まれたセキュリ
ティースレッドがなかった場合は、その紙幣をカラー写
真複写機でより容易に複製することができる。しかし、
その紙の中にセキュリティースレッドが埋め込まれた場
合、そのスレッドの特徴を不正に再現することは難し
い。
キュリティースレッドを組み入れることが知られてい
る。このようなセキュリティースレッドの利用が、高解
像度の原色に忠実な写真複写機の普及によって増大して
いる。最近の紙幣または銀行券に埋め込まれたセキュリ
ティースレッドがなかった場合は、その紙幣をカラー写
真複写機でより容易に複製することができる。しかし、
その紙の中にセキュリティースレッドが埋め込まれた場
合、そのスレッドの特徴を不正に再現することは難し
い。
【0003】このスレッドは、表面に形成された任意の
アルミニウムキャラクタを有するプラスチックフィルム
で構成することができる。スレッドは紙幣用紙内に埋め
込まれ、紙のどちら側の表面にも露出しない。米国紙幣
におけるそのようなスレッドの利用が、共にクレイン
アンド カンパニーに譲渡されたテイモシー クレイン
の米国特許第4652015号および第4761205
号においてより詳細に開示されている。
アルミニウムキャラクタを有するプラスチックフィルム
で構成することができる。スレッドは紙幣用紙内に埋め
込まれ、紙のどちら側の表面にも露出しない。米国紙幣
におけるそのようなスレッドの利用が、共にクレイン
アンド カンパニーに譲渡されたテイモシー クレイン
の米国特許第4652015号および第4761205
号においてより詳細に開示されている。
【0004】これらの特許において説明されるセキュリ
ティースレッドは、印刷の人間による判読が透過光によ
って可能となるように、極めて微細な線がはっきりとし
かつ不透明度の高い、印刷されたキャラクタをその上に
有するものである。そしてなおかつ、その印刷が、反射
光の下では全く識別できない状態にある。この印刷が反
射光の下で容易に読み取れるものであった場合、一般の
人は、この反射光だけで印刷の存在によって判断を下す
ことができることになる。そうであるなら、その印刷を
偽造手段によって容易に複製することができる。上記の
テイモシー クレインの特許は、一般人が、そのように
容易に模倣されるセキュリティースレッドの特徴によっ
て判断することがないことを確実にするものである。こ
のことは、その中にそのようなセキュリティースレッド
が存在することが紙幣または銀行券の表面に示顕される
ことなしに、反射光の下ではほとんど見ることのできな
いセキュリティースレッドを含む紙幣および銀行券用紙
を製造する方法によって達成される。したがって、その
ようなセキュリティースレッドの真贋判定は2重のテス
トによって行われる。すなわち、スレッドが透過光の下
で容易に判読されかつ反射光の下で見ることができない
ことにある。
ティースレッドは、印刷の人間による判読が透過光によ
って可能となるように、極めて微細な線がはっきりとし
かつ不透明度の高い、印刷されたキャラクタをその上に
有するものである。そしてなおかつ、その印刷が、反射
光の下では全く識別できない状態にある。この印刷が反
射光の下で容易に読み取れるものであった場合、一般の
人は、この反射光だけで印刷の存在によって判断を下す
ことができることになる。そうであるなら、その印刷を
偽造手段によって容易に複製することができる。上記の
テイモシー クレインの特許は、一般人が、そのように
容易に模倣されるセキュリティースレッドの特徴によっ
て判断することがないことを確実にするものである。こ
のことは、その中にそのようなセキュリティースレッド
が存在することが紙幣または銀行券の表面に示顕される
ことなしに、反射光の下ではほとんど見ることのできな
いセキュリティースレッドを含む紙幣および銀行券用紙
を製造する方法によって達成される。したがって、その
ようなセキュリティースレッドの真贋判定は2重のテス
トによって行われる。すなわち、スレッドが透過光の下
で容易に判読されかつ反射光の下で見ることができない
ことにある。
【0005】そのようなセキュリティースレッドの真贋
をチェックする容易な方法では、紙幣を強力な光源の下
に置いて人間の目によってスレッドのキャラクタを観察
する。しかし、そのような強力な光源がなくしたがって
スレッドの存在および真贋の人間による判定がほととん
ど不可能な商取引の場においては、スレッドの存在およ
び真贋を自動的に判定する手段を設けることが望まし
い。上述のセキュリティースレッドの存在および真贋を
確認する多様な手段が、米国特許第4980569号お
よび第5151607号において例示されている。
をチェックする容易な方法では、紙幣を強力な光源の下
に置いて人間の目によってスレッドのキャラクタを観察
する。しかし、そのような強力な光源がなくしたがって
スレッドの存在および真贋の人間による判定がほととん
ど不可能な商取引の場においては、スレッドの存在およ
び真贋を自動的に判定する手段を設けることが望まし
い。上述のセキュリティースレッドの存在および真贋を
確認する多様な手段が、米国特許第4980569号お
よび第5151607号において例示されている。
【0006】米国特許4980569号の特許において
は、紙幣の反対側において配置される2対の光学的光源
/検出器で構成される確認装置を開示している。この光
源および検出器対は、スレッドがなかった場合に紙幣を
通して光学的エネルギーが伝達され受取られるように配
列されている。また、これらの光源および検出器対は、
紙幣表面上の偽造のスレッドの存在を、紙幣表面で反射
される光をチェックすることによって判定することがで
きる。したがって、米国特許第4980569号は、ス
レッドが真正なものであるためには、透過光の下で検出
されかつ反射光の下で検出されないものでなければなら
ないという二重のテストを設定している。しかし、´5
69特許の装置は、通常のスレッドの場所において紙幣
表面にペンシルラインが描かれた場合に、偽造紙幣の真
贋について間違った指摘をしてしまう場合がある。
は、紙幣の反対側において配置される2対の光学的光源
/検出器で構成される確認装置を開示している。この光
源および検出器対は、スレッドがなかった場合に紙幣を
通して光学的エネルギーが伝達され受取られるように配
列されている。また、これらの光源および検出器対は、
紙幣表面上の偽造のスレッドの存在を、紙幣表面で反射
される光をチェックすることによって判定することがで
きる。したがって、米国特許第4980569号は、ス
レッドが真正なものであるためには、透過光の下で検出
されかつ反射光の下で検出されないものでなければなら
ないという二重のテストを設定している。しかし、´5
69特許の装置は、通常のスレッドの場所において紙幣
表面にペンシルラインが描かれた場合に、偽造紙幣の真
贋について間違った指摘をしてしまう場合がある。
【0007】米国特許第4980569号の欠点を解消
するために、米国特許第5151607号は、米国特許
第4980569号の光学的手段に磁気検出器を組み合
わせたものでなる確認装置を開示している。光学的手段
がスレッドが紙幣内部に適正に入れられているかあるい
はどちらかの表面に不正に配置されているかを判定する
のに対し、この磁気検出器は、セキュリティースレッド
の存在を判定するものである。
するために、米国特許第5151607号は、米国特許
第4980569号の光学的手段に磁気検出器を組み合
わせたものでなる確認装置を開示している。光学的手段
がスレッドが紙幣内部に適正に入れられているかあるい
はどちらかの表面に不正に配置されているかを判定する
のに対し、この磁気検出器は、セキュリティースレッド
の存在を判定するものである。
【0008】紙幣内部におけるセキュリティースレッド
の存在を確認する光学的方法の欠点に鑑みて、容量確認
装置等の他の手段が開発された。これらの装置は、セン
サの容量の変化の検出に基づいて動作し、このような変
化は金属化されたセキュリティースレッドの誘電性質に
よるものである。金属化されたセキュリティースレッド
は、それが埋め込まれる紙のものとは大きく異なる誘電
性質を有している。セキュリティースレッドはキャパシ
タの1プレートとして動作してキャパシタの第2プレー
トの電荷を引き寄せるものであり、第2のプレートは一
般に確認装置の一部である。したがって、セキュリティ
ースレッドは、検出可能な確認装置によって感知される
静電容量を増大させる。
の存在を確認する光学的方法の欠点に鑑みて、容量確認
装置等の他の手段が開発された。これらの装置は、セン
サの容量の変化の検出に基づいて動作し、このような変
化は金属化されたセキュリティースレッドの誘電性質に
よるものである。金属化されたセキュリティースレッド
は、それが埋め込まれる紙のものとは大きく異なる誘電
性質を有している。セキュリティースレッドはキャパシ
タの1プレートとして動作してキャパシタの第2プレー
トの電荷を引き寄せるものであり、第2のプレートは一
般に確認装置の一部である。したがって、セキュリティ
ースレッドは、検出可能な確認装置によって感知される
静電容量を増大させる。
【0009】しかし、静電容量確認装置は、紙幣の表面
につけられたペンシルライン等の導電性ののマークによ
ってそれらもだまされてしまうという欠点を有してい
る。このことは、人の立ち会わない取り引きに用いるた
めの紙幣確認装置、例えば紙幣受取り機を内蔵した販売
機において特に問題となる。ソフトドリンクやタバコ等
を供出する自動販売機は、人の立ち会わない取り引きに
おいてより高額の紙幣を商品に対する支払いとして受け
とるようになってきている。これは商品の値段の上昇に
よるものである。また、無人の紙幣の受けとりは、ゲー
ムおよび他の娯楽販売分野やガソリンスタンド等の分野
に拡大している。これらの販売機において紙幣受取り機
および/または両替機が付け加えられたことが、無人取
り引きの売り上げの大きな増加の原因となった。この種
の機械においては、紙幣受取り機/両替機に真正なもの
と偽札とを確実に区別する手段を有することが重要であ
る。
につけられたペンシルライン等の導電性ののマークによ
ってそれらもだまされてしまうという欠点を有してい
る。このことは、人の立ち会わない取り引きに用いるた
めの紙幣確認装置、例えば紙幣受取り機を内蔵した販売
機において特に問題となる。ソフトドリンクやタバコ等
を供出する自動販売機は、人の立ち会わない取り引きに
おいてより高額の紙幣を商品に対する支払いとして受け
とるようになってきている。これは商品の値段の上昇に
よるものである。また、無人の紙幣の受けとりは、ゲー
ムおよび他の娯楽販売分野やガソリンスタンド等の分野
に拡大している。これらの販売機において紙幣受取り機
および/または両替機が付け加えられたことが、無人取
り引きの売り上げの大きな増加の原因となった。この種
の機械においては、紙幣受取り機/両替機に真正なもの
と偽札とを確実に区別する手段を有することが重要であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
第1の目的は、紙幣の紙の表面上の偽の導電性の線を、
紙幣の紙の中に埋め込まれた真正のセキュリティースレ
ッドから判別する容量性誘導セキュリティースレッド確
認装置を提供することにある。
第1の目的は、紙幣の紙の表面上の偽の導電性の線を、
紙幣の紙の中に埋め込まれた真正のセキュリティースレ
ッドから判別する容量性誘導セキュリティースレッド確
認装置を提供することにある。
【0011】本発明の一般的な目的は、市場が紙幣受取
り機/両替機装置に高額のものを取り扱う機能を付け加
えるにしたがって確認装置における高度なセキュリティ
ーを必要とする、市場において受取り機/両替機に用い
る信頼性の高いセキュリティースレッド確認装置を提供
することにある。
り機/両替機装置に高額のものを取り扱う機能を付け加
えるにしたがって確認装置における高度なセキュリティ
ーを必要とする、市場において受取り機/両替機に用い
る信頼性の高いセキュリティースレッド確認装置を提供
することにある。
【0012】本発明の別の目的は、紙幣の紙の中に埋め
込まれた非導電性スレッド基板の表面に形成された金属
化された導電性キャラクタの間の既知の物理的間隔を用
いることによって、紙幣の紙内に埋め込まれた真正のセ
キュリティースレッドの存在を確認する装置を提供する
ことにある。
込まれた非導電性スレッド基板の表面に形成された金属
化された導電性キャラクタの間の既知の物理的間隔を用
いることによって、紙幣の紙内に埋め込まれた真正のセ
キュリティースレッドの存在を確認する装置を提供する
ことにある。
【0013】本発明のさらに別の目的は、無人のセルフ
サービス販売機、紙幣両替機等に内蔵される低速の縦送
り式紙幣受取り機/両替機に用いる容量に基づくセキュ
リティースレッド確認装置を提供することにある。
サービス販売機、紙幣両替機等に内蔵される低速の縦送
り式紙幣受取り機/両替機に用いる容量に基づくセキュ
リティースレッド確認装置を提供することにある。
【0014】本発明のさらに別の目的は、広範な商業用
無人現金取扱い装置において紙幣の新型の偽造防止スレ
ッドの存在を機械で検出することにある。
無人現金取扱い装置において紙幣の新型の偽造防止スレ
ッドの存在を機械で検出することにある。
【0015】本発明のさらに別の目的は、光学および磁
気学等の現在利用可能な技術に優る紙幣のための偽造検
出機能を提供することにある。
気学等の現在利用可能な技術に優る紙幣のための偽造検
出機能を提供することにある。
【0016】本発明のさらに別の目的は、銀行券または
偽造の質にかかわらず偽造紙幣を確実に特定することに
ある。
偽造の質にかかわらず偽造紙幣を確実に特定することに
ある。
【0017】本発明のさらにまだ別の目的は、比較的安
価でかつ既存の自動化された無人販売機に容易に組み入
れられるセキュリティースレッド確認装置を提供するこ
とにある。
価でかつ既存の自動化された無人販売機に容易に組み入
れられるセキュリティースレッド確認装置を提供するこ
とにある。
【0018】本発明の別の目的は、偽造検出のスピード
および確実性を高めたセキュリティースレッド確認装置
を提供することにある。
および確実性を高めたセキュリティースレッド確認装置
を提供することにある。
【0019】本発明の上述および他の目的および効果
は、以下の説明を添付の図面と関連させて読んだ場合に
より容易に明らかとなる。
は、以下の説明を添付の図面と関連させて読んだ場合に
より容易に明らかとなる。
【0020】
【課題を解決するための手段】従来の技術の欠陥をなく
し、上記した課題を達成するために、本出願人は、紙幣
の紙の中に埋め込まれるセキュリティースレッドのため
の確認装置を発明した。好ましい実施例においては、確
認装置を、その長さが銀行券の全高さにわたる薄いプラ
スチックの非導電性基板でなるセキュリティースレッド
と共に用いる。この基板の1表面には、金属の導電性の
アルファベット文字が形成されている。これらの文字は
互いから物理的に隔てられて、金属材料がスレッドの全
長にわたって連続することがないようになっている。こ
れらの文字はすべて、一定のあらかじめ決められた高さ
および変化する幅を有している。その幅は個別の文字に
よって異なる。文字の高さは、スレッドの主軸に対して
垂直に向けられている。
し、上記した課題を達成するために、本出願人は、紙幣
の紙の中に埋め込まれるセキュリティースレッドのため
の確認装置を発明した。好ましい実施例においては、確
認装置を、その長さが銀行券の全高さにわたる薄いプラ
スチックの非導電性基板でなるセキュリティースレッド
と共に用いる。この基板の1表面には、金属の導電性の
アルファベット文字が形成されている。これらの文字は
互いから物理的に隔てられて、金属材料がスレッドの全
長にわたって連続することがないようになっている。こ
れらの文字はすべて、一定のあらかじめ決められた高さ
および変化する幅を有している。その幅は個別の文字に
よって異なる。文字の高さは、スレッドの主軸に対して
垂直に向けられている。
【0021】この確認装置はその上に導電性電極の2つ
以上の「セット」が配置される平坦な回路基板を備え、
すべての電極が同一の平面内に存在する。電極の各セッ
トは3つの異なるプレート、すなわち発振器と、水平セ
ンサと、垂直センサとでなっている。セットにおけるこ
れらのプレートは、スレッド基板上の金属文字の最終的
な高さおよび幅によって求められる所定の距離によって
互いから物理的に隔てられている。発振器プレートはセ
キュリティースレッド文字の高さと同じ軸にそって水平
センサプレートの隣に配置される。発振器プレートと水
平センサプレートとの間の間隔は文字の高さよりも小さ
い。また、垂直センサプレートは発振器プレートおよび
水平センサプレートの両方の側に、かつスレッドの主軸
にそって配置される。垂直センサプレートと発振器プレ
ートまたは水平センサプレートとの間の間隔は、どの文
字の最大幅よりも大きい。また、プレートのセットは、
その間に同様の間隔をおいて回路基板にわたって順次に
配置される。
以上の「セット」が配置される平坦な回路基板を備え、
すべての電極が同一の平面内に存在する。電極の各セッ
トは3つの異なるプレート、すなわち発振器と、水平セ
ンサと、垂直センサとでなっている。セットにおけるこ
れらのプレートは、スレッド基板上の金属文字の最終的
な高さおよび幅によって求められる所定の距離によって
互いから物理的に隔てられている。発振器プレートはセ
キュリティースレッド文字の高さと同じ軸にそって水平
センサプレートの隣に配置される。発振器プレートと水
平センサプレートとの間の間隔は文字の高さよりも小さ
い。また、垂直センサプレートは発振器プレートおよび
水平センサプレートの両方の側に、かつスレッドの主軸
にそって配置される。垂直センサプレートと発振器プレ
ートまたは水平センサプレートとの間の間隔は、どの文
字の最大幅よりも大きい。また、プレートのセットは、
その間に同様の間隔をおいて回路基板にわたって順次に
配置される。
【0022】すべての発振器プレートは電気的に一体に
接続し、発振信号源にも接続している。また、すべての
水平センサプレートは電気的に一体に接続され、一方す
べての垂直センサプレートは電気的に一体に接続され
る。水平および垂直プレートは信号処理電子機構の別々
のチャネルに接続される。
接続し、発振信号源にも接続している。また、すべての
水平センサプレートは電気的に一体に接続され、一方す
べての垂直センサプレートは電気的に一体に接続され
る。水平および垂直プレートは信号処理電子機構の別々
のチャネルに接続される。
【0023】
【作用】動作において、紙幣銀行券は、その“狭い”高
さを前縁として回路基板を横断して移動させられる。す
なわち、銀行券は、セキュリティースレッド上の文字の
高さに平行な方向に移動させられる。すべての電極プレ
ートの上述の間隔は、有効な紙幣スレッドが埋め込まれ
た銀行券の1個以上の金属製文字がキャパシタの一部を
形成し、対応する発振器プレートと水平センサプレート
との間のギャップ(すなわち物理的間隔)を“ブリッ
ジ”して、それによって発振器信号を水平センサプレー
トに容量結合するようになっている。結合された発振器
信号は感知かつ処理されて、有効なセキュリティースレ
ッドの存在を示す。同時に、真正のセキュリティースレ
ッドの文字は、どの垂直センサプレートと対応する近く
の発振器プレートとの間のキャップについてもそれを
“ブリッジ”するには充分な幅のものではない。したが
って、発振器信号は、垂直センサプレートに容量結合さ
れることはない。これに対して、銀行券の表面上のスレ
ッドの全長にわたって導電性の連続的なペンシルマーク
等の偽造銀行券が存在した場合、このペンシルマーク
が、発振器プレートと水平センサプレートおよび垂直セ
ンサプレートの両方の1個以上との間隔をブリッジする
ことになる。信号処理電子機構はこの状態を感知し、偽
造銀行券として処理する。
さを前縁として回路基板を横断して移動させられる。す
なわち、銀行券は、セキュリティースレッド上の文字の
高さに平行な方向に移動させられる。すべての電極プレ
ートの上述の間隔は、有効な紙幣スレッドが埋め込まれ
た銀行券の1個以上の金属製文字がキャパシタの一部を
形成し、対応する発振器プレートと水平センサプレート
との間のギャップ(すなわち物理的間隔)を“ブリッ
ジ”して、それによって発振器信号を水平センサプレー
トに容量結合するようになっている。結合された発振器
信号は感知かつ処理されて、有効なセキュリティースレ
ッドの存在を示す。同時に、真正のセキュリティースレ
ッドの文字は、どの垂直センサプレートと対応する近く
の発振器プレートとの間のキャップについてもそれを
“ブリッジ”するには充分な幅のものではない。したが
って、発振器信号は、垂直センサプレートに容量結合さ
れることはない。これに対して、銀行券の表面上のスレ
ッドの全長にわたって導電性の連続的なペンシルマーク
等の偽造銀行券が存在した場合、このペンシルマーク
が、発振器プレートと水平センサプレートおよび垂直セ
ンサプレートの両方の1個以上との間隔をブリッジする
ことになる。信号処理電子機構はこの状態を感知し、偽
造銀行券として処理する。
【0024】
【実施例】図面において詳細に、その全体が100で示
される紙幣用セキュリティースレッド確認装置の好まし
い実施例を示す。確認装置100は、セキュリティース
レッド108がその中に埋め込まれた紙幣104に対し
て用いられる。セキュリティースレッド108は、プラ
スチック基板116の表面に配置された複数の金属化さ
れた文字を有している。確認装置100は電極の1つ以
上の“セット”124の配列を有するプリント回路基板
120を含み、電極の各セットは124は発振器128
と、水平センサ132と、垂直センサ136とでなって
いる。信号処理電子機構140は発振器電極128に発
振器信号144を供給し、また有効なセキュリティース
レッド108が存在するか否かを判定する。スレッド1
08の金属化文字112の1つが発振器信号144を対
応する水平電極132と容量的に結合し、同時に発振器
信号144の垂直電極136への結合が全くなかった場
合に有効なセキュリティースレッド108の存在が示さ
れる。発振器信号144が水平電極132および垂直電
極136の両方に容量的に結合した場合に、偽造のスレ
ッドであると判定される。
される紙幣用セキュリティースレッド確認装置の好まし
い実施例を示す。確認装置100は、セキュリティース
レッド108がその中に埋め込まれた紙幣104に対し
て用いられる。セキュリティースレッド108は、プラ
スチック基板116の表面に配置された複数の金属化さ
れた文字を有している。確認装置100は電極の1つ以
上の“セット”124の配列を有するプリント回路基板
120を含み、電極の各セットは124は発振器128
と、水平センサ132と、垂直センサ136とでなって
いる。信号処理電子機構140は発振器電極128に発
振器信号144を供給し、また有効なセキュリティース
レッド108が存在するか否かを判定する。スレッド1
08の金属化文字112の1つが発振器信号144を対
応する水平電極132と容量的に結合し、同時に発振器
信号144の垂直電極136への結合が全くなかった場
合に有効なセキュリティースレッド108の存在が示さ
れる。発振器信号144が水平電極132および垂直電
極136の両方に容量的に結合した場合に、偽造のスレ
ッドであると判定される。
【0025】図1および図2は、米国の紙幣用紙104
の1例を示す。紙幣104は、紙104の中に完全に埋
め込まれかつ紙104のどの表面にも配されないセキュ
リティースレッド108(想像線)を含んでいる。スレ
ッド108は上から下に延び、紙幣用紙104を直線的
に横断している。スレッド108は、基板116の表面
に真空蒸着された複数の金属化されたアルファベット文
字112を有するポリエステルまたはプラスチックの基
板で構成されている。このスレッド108は、上記のテ
イモシー クレインの米国特許第4652015号およ
び第4761205号において説明されたものとするこ
とができる。
の1例を示す。紙幣104は、紙104の中に完全に埋
め込まれかつ紙104のどの表面にも配されないセキュ
リティースレッド108(想像線)を含んでいる。スレ
ッド108は上から下に延び、紙幣用紙104を直線的
に横断している。スレッド108は、基板116の表面
に真空蒸着された複数の金属化されたアルファベット文
字112を有するポリエステルまたはプラスチックの基
板で構成されている。このスレッド108は、上記のテ
イモシー クレインの米国特許第4652015号およ
び第4761205号において説明されたものとするこ
とができる。
【0026】図2においてより詳細に示されるように、
複数の文字112はすべて互いから隔てられている。し
たがって、文字112のいずれの間においても、電気的
連続性は存在しない。文字112はすべて同じ高さのも
のであるが、その幅は個別の文字112によって異な
る。一般に、最大の幅を有する文字112は“W”の文
字である。文字112はスレッド108の主軸または長
さと垂直で、かつ紙幣用紙104の幅の“狭い”方向と
平行な方向に高さを合わせて配列されている。スレッド
108は紙104の中に完全に埋め込まれており、紙1
04のどの表面にも配されていない。スレッド108は
透過光にさらした場合には見ることができるが、反射光
の下では見ることができない。
複数の文字112はすべて互いから隔てられている。し
たがって、文字112のいずれの間においても、電気的
連続性は存在しない。文字112はすべて同じ高さのも
のであるが、その幅は個別の文字112によって異な
る。一般に、最大の幅を有する文字112は“W”の文
字である。文字112はスレッド108の主軸または長
さと垂直で、かつ紙幣用紙104の幅の“狭い”方向と
平行な方向に高さを合わせて配列されている。スレッド
108は紙104の中に完全に埋め込まれており、紙1
04のどの表面にも配されていない。スレッド108は
透過光にさらした場合には見ることができるが、反射光
の下では見ることができない。
【0027】次に図3−図5において、本発明の確認装
置100は、有効なまたは偽造のスレッド108が電極
128−136の上を通過した場合に起きる静電容量の
変化を検出することによって、有効または偽造のスレッ
ド108の存在を検出する。図3は、本発明にしたがっ
て所定の構成で複数の金属電極128−136がその上
に配置される平坦な上面148を有するプリント回路基
板120を示している。この構成は、図4−Aおよび図
4−Bにおいてより詳細に見られる。回路基板120は
導電性ではないが、電極128−136はすべて導電性
である。これらの図は、電極128−136の4つの
“セット”124を示している。各セット124は、3
つの別個の電極:発振器電極128、水平電極132お
よび垂直電極136で構成されている。また、電極の各
セット124は、スレッド108の主軸と平行な方向に
交互に配置されている。図3、図4−Aおよび図4−B
には、有効なセキュリティースレッド108が存在する
か否かを確認する間の、電極128−136に対する紙
幣用紙104の移動の方向を示している。
置100は、有効なまたは偽造のスレッド108が電極
128−136の上を通過した場合に起きる静電容量の
変化を検出することによって、有効または偽造のスレッ
ド108の存在を検出する。図3は、本発明にしたがっ
て所定の構成で複数の金属電極128−136がその上
に配置される平坦な上面148を有するプリント回路基
板120を示している。この構成は、図4−Aおよび図
4−Bにおいてより詳細に見られる。回路基板120は
導電性ではないが、電極128−136はすべて導電性
である。これらの図は、電極128−136の4つの
“セット”124を示している。各セット124は、3
つの別個の電極:発振器電極128、水平電極132お
よび垂直電極136で構成されている。また、電極の各
セット124は、スレッド108の主軸と平行な方向に
交互に配置されている。図3、図4−Aおよび図4−B
には、有効なセキュリティースレッド108が存在する
か否かを確認する間の、電極128−136に対する紙
幣用紙104の移動の方向を示している。
【0028】本発明にしたがって、各発振器電極128
は、対応する水平電極132に隣接し、かつ紙幣104
が矢印152によって示された方向に移動された場合に
スレッドの文字112の高さと平行になるように配置さ
れる。発振器電極128と対応する水平電極132との
間の間隔はいずれも文字112の高さより小さい。一
方、各垂直電極136は、発振器電極128および水平
電極132の両方から、どの文字112の幅よりも大き
い所定の距離によって離間している。本発明の好ましい
実施例においては、すべての発振器電極128が互いに
電気的に接続されている。同様に、すべての水平電極1
32が互いに電気的に接続され、またすべての垂直電極
136が互いに電気的に接続される。この型の接続は、
図5において詳細に示した信号処理電子機構140にお
けるより良いSN特性をもたらすものである。
は、対応する水平電極132に隣接し、かつ紙幣104
が矢印152によって示された方向に移動された場合に
スレッドの文字112の高さと平行になるように配置さ
れる。発振器電極128と対応する水平電極132との
間の間隔はいずれも文字112の高さより小さい。一
方、各垂直電極136は、発振器電極128および水平
電極132の両方から、どの文字112の幅よりも大き
い所定の距離によって離間している。本発明の好ましい
実施例においては、すべての発振器電極128が互いに
電気的に接続されている。同様に、すべての水平電極1
32が互いに電気的に接続され、またすべての垂直電極
136が互いに電気的に接続される。この型の接続は、
図5において詳細に示した信号処理電子機構140にお
けるより良いSN特性をもたらすものである。
【0029】図5において、電極128−136のすべ
てを、紙幣用紙104に付随する有効または偽造セキュ
リティースレッド108が存在するか否かを確かめるた
めの信号処理回路機構140と共にブロック図で示す。
この回路機構140のすべてを、離散的構成要素の形態
でプリント回路基板120上に配置するか、または好ま
しい実施例においては、図5において示された構成要素
の大半をASIC内に実装することができる。回路機構
140は、図示しない無人セルフサービス販売機の一部
をなす紙幣受取り機または両替機に関連して用いること
ができる。この受取り機/両替機は、特定の自動販売機
に付随した機能を実施するための図示しないそれ自体の
電子機構でなる“ホストシステム”を形成する。図5の
回路機構は、図3において示した複数の信号線156に
よってホストに接続されるいくつかの信号を介してホス
トとのインターフェースがとられる。このホストは、回
路基板120上の回路機構140に、電力(“+VC
C”)160および大地信号164の両方を、信号“R
EQ”168および“REF”172と共に供給する。
これらの後者の2つの信号168、172は以下におい
てより詳細に説明される。回路機構140は、有効また
は偽造セキュリティースレッド108が存在するか否か
を示す信号“AOUT”176をホストシステムに供給
する。
てを、紙幣用紙104に付随する有効または偽造セキュ
リティースレッド108が存在するか否かを確かめるた
めの信号処理回路機構140と共にブロック図で示す。
この回路機構140のすべてを、離散的構成要素の形態
でプリント回路基板120上に配置するか、または好ま
しい実施例においては、図5において示された構成要素
の大半をASIC内に実装することができる。回路機構
140は、図示しない無人セルフサービス販売機の一部
をなす紙幣受取り機または両替機に関連して用いること
ができる。この受取り機/両替機は、特定の自動販売機
に付随した機能を実施するための図示しないそれ自体の
電子機構でなる“ホストシステム”を形成する。図5の
回路機構は、図3において示した複数の信号線156に
よってホストに接続されるいくつかの信号を介してホス
トとのインターフェースがとられる。このホストは、回
路基板120上の回路機構140に、電力(“+VC
C”)160および大地信号164の両方を、信号“R
EQ”168および“REF”172と共に供給する。
これらの後者の2つの信号168、172は以下におい
てより詳細に説明される。回路機構140は、有効また
は偽造セキュリティースレッド108が存在するか否か
を示す信号“AOUT”176をホストシステムに供給
する。
【0030】図5の回路機構140は、約1−2MHz
の周波数で時変方形波信号144を設定する発振器回路
180を含んでいる。キャパシタC12・348が発振
器回路180に挿入されると、いくつかの抵抗器R25
−R28・280−292とオペアンプU1・356と
でなる発振器回路が発振器信号144を生成する。逆
に、キャパシタC12・348が回路180から取り除
かれると、発振器信号144がホストによって信号“F
REQ”168として供給され、オペアンプU1・35
6はたんに電圧ホロワとして動作する。オペアンプU1
・356は、モトローラ(Motorola)から市販
されているModelTL714Cで構成することがで
きる。図5の回路機構140をなす抵抗器184−30
0およびキャパシタ304−352のすべての値を、そ
れぞれ表1および表2に示す。
の周波数で時変方形波信号144を設定する発振器回路
180を含んでいる。キャパシタC12・348が発振
器回路180に挿入されると、いくつかの抵抗器R25
−R28・280−292とオペアンプU1・356と
でなる発振器回路が発振器信号144を生成する。逆
に、キャパシタC12・348が回路180から取り除
かれると、発振器信号144がホストによって信号“F
REQ”168として供給され、オペアンプU1・35
6はたんに電圧ホロワとして動作する。オペアンプU1
・356は、モトローラ(Motorola)から市販
されているModelTL714Cで構成することがで
きる。図5の回路機構140をなす抵抗器184−30
0およびキャパシタ304−352のすべての値を、そ
れぞれ表1および表2に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】発振器信号144は、互いに電気的に接続
された4つの発振器電極128に供給される。また、発
振器信号144は、抵抗器R6・204およびR7・2
08を介して、モトローラのModelMC1496平
衡変調器/復調器集積回路360の1対の入力にも供給
される。この復調器360の機能を以下においてより詳
細に説明する。
された4つの発振器電極128に供給される。また、発
振器信号144は、抵抗器R6・204およびR7・2
08を介して、モトローラのModelMC1496平
衡変調器/復調器集積回路360の1対の入力にも供給
される。この復調器360の機能を以下においてより詳
細に説明する。
【0034】すべて互いに電気的に接続された4つの水
平電極132は、抵抗器R29・296を介して正の電
圧源(一般に正の5ボルトに等しい+VCC160)に
接続する。また、水平電極132は、モトローラから市
販されているModel2N2369で構成することの
できるNPNトランジスタQ2・364のベースにも接
続されている。Q2・364のコレクタは、トランジス
タQ2・364のベースによって感知される水平電極1
32への電荷を供給する正電圧源160に接続されてい
る。
平電極132は、抵抗器R29・296を介して正の電
圧源(一般に正の5ボルトに等しい+VCC160)に
接続する。また、水平電極132は、モトローラから市
販されているModel2N2369で構成することの
できるNPNトランジスタQ2・364のベースにも接
続されている。Q2・364のコレクタは、トランジス
タQ2・364のベースによって感知される水平電極1
32への電荷を供給する正電圧源160に接続されてい
る。
【0035】同様に、すべて互いに電気的に接続された
4つの垂直電極136は、抵抗器R30・300を介し
て正電圧源160に接続され、またNPNトランジスタ
Q3・368のベースにも接続されている。このトラン
ジスタもModel2N2369で構成することができ
る。これらのトランジスタQ2・364およびQ3・3
68のエミッタ端子は、対応する水平および垂直電極1
32、136上の電荷の量を示す出力を表す。これらの
エミッタは、抵抗器およびキャパシタネットワークを介
して復調器360上の1対の信号入力に接続される。
4つの垂直電極136は、抵抗器R30・300を介し
て正電圧源160に接続され、またNPNトランジスタ
Q3・368のベースにも接続されている。このトラン
ジスタもModel2N2369で構成することができ
る。これらのトランジスタQ2・364およびQ3・3
68のエミッタ端子は、対応する水平および垂直電極1
32、136上の電荷の量を示す出力を表す。これらの
エミッタは、抵抗器およびキャパシタネットワークを介
して復調器360上の1対の信号入力に接続される。
【0036】本発明の確認装置100の動作において、
紙幣用紙104は、図3、図4−Aおよび図4−Bに示
されるように、電極128−136を含むプリント回路
基板120の表面148の上を通過するように向けられ
る。図4−Aは、セキュリティースレッド108の金属
文字112が電極128−136の直前に配置された例
を示す。図4−Bは、文字112が電極128−136
の直上に配置された例を示すものである。これらの図か
ら判るように、発振器電極128、水平電極132およ
び垂直電極136の間の物理的間隔は、金属文字112
が水平電極132と発振器電極128との間の“ギャッ
プ”または間隔をブリッジするようになっている。この
例においては、発振器電極128および水平電極132
は、それぞれがキャパシタの1プレートを構成してい
る。キャパシタのもう1つのプレートは、スレッド10
8の金属文字112によって形成される。文字112
は、時変信号144としての発振器電極128上の電荷
を水平電極132に容量結合する作用をする。この結果
として、水平電極132上の電荷の量が増大し、これが
トランジスタQ2・364のベースによってみられる静
電容量を変化させる。これのさらなる結果として、Q2
・364のエミッタ端子における信号、およびそれに続
いて復調器360への入力における信号の特性が変わ
る。
紙幣用紙104は、図3、図4−Aおよび図4−Bに示
されるように、電極128−136を含むプリント回路
基板120の表面148の上を通過するように向けられ
る。図4−Aは、セキュリティースレッド108の金属
文字112が電極128−136の直前に配置された例
を示す。図4−Bは、文字112が電極128−136
の直上に配置された例を示すものである。これらの図か
ら判るように、発振器電極128、水平電極132およ
び垂直電極136の間の物理的間隔は、金属文字112
が水平電極132と発振器電極128との間の“ギャッ
プ”または間隔をブリッジするようになっている。この
例においては、発振器電極128および水平電極132
は、それぞれがキャパシタの1プレートを構成してい
る。キャパシタのもう1つのプレートは、スレッド10
8の金属文字112によって形成される。文字112
は、時変信号144としての発振器電極128上の電荷
を水平電極132に容量結合する作用をする。この結果
として、水平電極132上の電荷の量が増大し、これが
トランジスタQ2・364のベースによってみられる静
電容量を変化させる。これのさらなる結果として、Q2
・364のエミッタ端子における信号、およびそれに続
いて復調器360への入力における信号の特性が変わ
る。
【0037】同時に、金属文字112はいずれも、発振
器電極128と垂直電極136との間のどの間隔もブリ
ッジするのには幅が充分ではないことが図4−Bから判
る。したがって、発振器信号144は、どの垂直電極1
36にも容量結合しない。これのさらなる結果として、
電荷およびしたがってトランジスタQ3・368のベー
スにおける静電容量が保持される。したがって、Q3・
368のエミッタ端子から結果として生じ、復調器36
0の第2入力に送られる信号は不変である。ピン12に
おける復調器360の出力は、発振器信号144が水平
電極132とのみ容量結合し、垂直電極136とはそう
ならない結果として、その入力のピン1および4におけ
る2つの信号が異なる場合に1方向にのみ振幅の変化を
有する信号である。復調器360からの出力信号は、モ
トローラのModel2N2907とすることのできる
PNPトランジスタQ1・372に入力される。トラン
ジスタQ1・372は電流増幅器として機能し、コレク
タにおけるその出力を、モトローラのModelLM3
58とすることのできるオペアンプU2・376の負入
力に印加する。オペアンプU2・376は逆相増幅回路
として構成され、その出力信号“AOUT”176は復
調器出力を示すものである。
器電極128と垂直電極136との間のどの間隔もブリ
ッジするのには幅が充分ではないことが図4−Bから判
る。したがって、発振器信号144は、どの垂直電極1
36にも容量結合しない。これのさらなる結果として、
電荷およびしたがってトランジスタQ3・368のベー
スにおける静電容量が保持される。したがって、Q3・
368のエミッタ端子から結果として生じ、復調器36
0の第2入力に送られる信号は不変である。ピン12に
おける復調器360の出力は、発振器信号144が水平
電極132とのみ容量結合し、垂直電極136とはそう
ならない結果として、その入力のピン1および4におけ
る2つの信号が異なる場合に1方向にのみ振幅の変化を
有する信号である。復調器360からの出力信号は、モ
トローラのModel2N2907とすることのできる
PNPトランジスタQ1・372に入力される。トラン
ジスタQ1・372は電流増幅器として機能し、コレク
タにおけるその出力を、モトローラのModelLM3
58とすることのできるオペアンプU2・376の負入
力に印加する。オペアンプU2・376は逆相増幅回路
として構成され、その出力信号“AOUT”176は復
調器出力を示すものである。
【0038】また、図5の回路機構は、増幅回路として
構成されてやはりMotorolaのModelLM3
58とすることのできる別のオペアンプU3・380も
含んでいる。オペアンプU3・380の負入力には、信
号AOUT176のDC値の関数として変化するキャパ
シタC7・328の電圧値が入力される。このキャパシ
タ電圧はホストシステムからの信号REF172と比較
され、その差は、オペアンプU3・380からオペアン
プU2・376の負端子へ出力される。オペアンプU3
・380は、信号AOUT176からDC電圧バイアス
を取り除く。通常、AOUT176は、その平均値が正
電圧供給源160のほぼ2分の1に等しいAC信号であ
る。信号REF172は、たんに所定値のDC電圧であ
る。信号REF172も、オペアンプU2・376の正
の入力に供給される。
構成されてやはりMotorolaのModelLM3
58とすることのできる別のオペアンプU3・380も
含んでいる。オペアンプU3・380の負入力には、信
号AOUT176のDC値の関数として変化するキャパ
シタC7・328の電圧値が入力される。このキャパシ
タ電圧はホストシステムからの信号REF172と比較
され、その差は、オペアンプU3・380からオペアン
プU2・376の負端子へ出力される。オペアンプU3
・380は、信号AOUT176からDC電圧バイアス
を取り除く。通常、AOUT176は、その平均値が正
電圧供給源160のほぼ2分の1に等しいAC信号であ
る。信号REF172は、たんに所定値のDC電圧であ
る。信号REF172も、オペアンプU2・376の正
の入力に供給される。
【0039】また、図5の回路機構140は、トランジ
スタQ2・364およびQ3・368のゲインの差をオ
フセットするために調節可能な電位差計R20・260
も含んでいる。図5の構成要素の接続の残りの部分は、
当業者には明白である。前述したように、各抵抗器およ
びキャパシタの成分値は、それぞれ表IおよびIIに示
される。ダイオードD1・384は、モトローラのモデ
ル1N914で構成することができる。
スタQ2・364およびQ3・368のゲインの差をオ
フセットするために調節可能な電位差計R20・260
も含んでいる。図5の構成要素の接続の残りの部分は、
当業者には明白である。前述したように、各抵抗器およ
びキャパシタの成分値は、それぞれ表IおよびIIに示
される。ダイオードD1・384は、モトローラのモデ
ル1N914で構成することができる。
【0040】図5の回路機構140の動作を、有効なセ
キュリティースレッド108について説明してきた。し
かし、紙104の表面の導電性のペンシルマーク等の偽
造マークがついた紙幣用紙104が本発明の電極配列の
上を通過した場合、信号処理電子機構140はこの状態
を感知し、それを示すものを設定する。偽造導電性ペン
シルマークは、一般に、発振器電極128と水平電極1
32との間の間隔をブリッジし、発振器電極128と垂
直電極136との間の間隔もブリッジする。このような
“ブリッジング”は、電極の同じセット124の中で起
きなければならないというものではない。電極の複数の
セット124を設けることによって、偽造スレッドを検
出する機能が向上する。発振器信号144が発振器電極
128から水平電極132および垂直電極136の両方
に結合した場合、復調器360に入力する結果として生
じる信号は等しい。復調器360の出力は、信号の中点
値の上および下の両方で遷移する信号で構成される。こ
の状態は、逆相増幅回路176の出力において信号AO
UT176によって示される。偽造紙幣用紙104を示
す信号AOUT176に応答して、ホストシステムは、
商品に対する支払いとしてその紙幣用紙104を拒絶す
ることができる。
キュリティースレッド108について説明してきた。し
かし、紙104の表面の導電性のペンシルマーク等の偽
造マークがついた紙幣用紙104が本発明の電極配列の
上を通過した場合、信号処理電子機構140はこの状態
を感知し、それを示すものを設定する。偽造導電性ペン
シルマークは、一般に、発振器電極128と水平電極1
32との間の間隔をブリッジし、発振器電極128と垂
直電極136との間の間隔もブリッジする。このような
“ブリッジング”は、電極の同じセット124の中で起
きなければならないというものではない。電極の複数の
セット124を設けることによって、偽造スレッドを検
出する機能が向上する。発振器信号144が発振器電極
128から水平電極132および垂直電極136の両方
に結合した場合、復調器360に入力する結果として生
じる信号は等しい。復調器360の出力は、信号の中点
値の上および下の両方で遷移する信号で構成される。こ
の状態は、逆相増幅回路176の出力において信号AO
UT176によって示される。偽造紙幣用紙104を示
す信号AOUT176に応答して、ホストシステムは、
商品に対する支払いとしてその紙幣用紙104を拒絶す
ることができる。
【0041】また、偽造紙幣用紙104は、発振器電極
128からの発振器信号144が水平または垂直電極1
32、136のいずれにも結合していない状態によって
も示される。また、発振器信号144が1個以上の垂直
電極136に結合しているが、どの水平電極132にも
結合していない状態によっても、偽造紙幣用紙104の
存在を示すことができる。
128からの発振器信号144が水平または垂直電極1
32、136のいずれにも結合していない状態によって
も示される。また、発振器信号144が1個以上の垂直
電極136に結合しているが、どの水平電極132にも
結合していない状態によっても、偽造紙幣用紙104の
存在を示すことができる。
【0042】本発明を電極の4つの“セット”124を
有する好ましい実施例について説明してきた。本発明の
最大限の範囲には、電極の単一の“セット”124を利
用することも含まれるものとする。複数の電極セット1
24を用いる理由は上で述べたところである。また、本
発明の好ましい実施例においては、例示的な信号処理回
路機構140を説明した。本発明の最大限の範囲におい
ては、水平および垂直電極132、136の両方からの
信号を感知し、発振器信号144が水平電極132に結
合されてかつ垂直電極136に結合されない状態を有効
なセキュリティースレッド108の存在を示すものとし
て解釈する信号処理手段140であれば充分である。ま
た、信号処理回路機構140は、発振器信号144の水
平および垂直電極132、136への結合のあるかなし
かのその他の3つの可能な状態を有効なセキュリティー
スレッド108のないことを示すものとして解釈する。
有する好ましい実施例について説明してきた。本発明の
最大限の範囲には、電極の単一の“セット”124を利
用することも含まれるものとする。複数の電極セット1
24を用いる理由は上で述べたところである。また、本
発明の好ましい実施例においては、例示的な信号処理回
路機構140を説明した。本発明の最大限の範囲におい
ては、水平および垂直電極132、136の両方からの
信号を感知し、発振器信号144が水平電極132に結
合されてかつ垂直電極136に結合されない状態を有効
なセキュリティースレッド108の存在を示すものとし
て解釈する信号処理手段140であれば充分である。ま
た、信号処理回路機構140は、発振器信号144の水
平および垂直電極132、136への結合のあるかなし
かのその他の3つの可能な状態を有効なセキュリティー
スレッド108のないことを示すものとして解釈する。
【0043】本発明の確認装置100を、紙104内に
埋め込まれたプラスチック基板112の上に形成された
特定のアルファベットや数字の金属文字112を有する
スレッド108に対して用いることを説明してきた。し
かし本発明はこれに限定されることはなく、本発明を他
の種類のセキュリティースレッド108に利用すること
が可能である。これらのセキュリティースレッド108
は紙104内に埋め込まれても埋め込まれなくても良
い。また、スレッド108の一部をなすかまたはその上
に配置される導電性の材料が、特定の形状のものである
必要はない。セキュリティースレッド108に導電性領
域112が付随し、本発明の確認装置100の発振器お
よび水平および垂直電極128−136の間隔をその結
果として決めることのできる所定の高さおよび幅をその
ような領域112が有すれば充分である。このことで、
金属化領域112が発振器電極128と水平電極132
との間の間隔をブリッジし、同時に、金属化領域112
が発振器電極128と垂直電極136との間の間隔をブ
リッジしない場合に、信号処理電子機構140が有効な
スレッド108を感知することが可能となる。
埋め込まれたプラスチック基板112の上に形成された
特定のアルファベットや数字の金属文字112を有する
スレッド108に対して用いることを説明してきた。し
かし本発明はこれに限定されることはなく、本発明を他
の種類のセキュリティースレッド108に利用すること
が可能である。これらのセキュリティースレッド108
は紙104内に埋め込まれても埋め込まれなくても良
い。また、スレッド108の一部をなすかまたはその上
に配置される導電性の材料が、特定の形状のものである
必要はない。セキュリティースレッド108に導電性領
域112が付随し、本発明の確認装置100の発振器お
よび水平および垂直電極128−136の間隔をその結
果として決めることのできる所定の高さおよび幅をその
ような領域112が有すれば充分である。このことで、
金属化領域112が発振器電極128と水平電極132
との間の間隔をブリッジし、同時に、金属化領域112
が発振器電極128と垂直電極136との間の間隔をブ
リッジしない場合に、信号処理電子機構140が有効な
スレッド108を感知することが可能となる。
【0044】さらにまた、電極132、136の識別に
ついての“水平”及び“垂直”の語は全くの例示的なも
のである。2つの電極132、136の間を区別する他
の手段を制限をつけずに利用することができる。
ついての“水平”及び“垂直”の語は全くの例示的なも
のである。2つの電極132、136の間を区別する他
の手段を制限をつけずに利用することができる。
【0045】本発明を米国の紙幣用紙104に用いるた
めのものとして説明してきた。しかし、装置100を他
の国の紙幣用紙104に対して用いることができる。ま
た、それを、例えば債務証書またはエクイティー上の権
利を証する文書等の真贋判定の必要を有する他の種類の
文書に用いることもできる。
めのものとして説明してきた。しかし、装置100を他
の国の紙幣用紙104に対して用いることができる。ま
た、それを、例えば債務証書またはエクイティー上の権
利を証する文書等の真贋判定の必要を有する他の種類の
文書に用いることもできる。
【0046】また、本発明の確認装置100を、自動販
売機の一部をなす紙幣受取り機または両替機等のホスト
システムの中で用いられるものとして説明してきた。し
かし、これらの種類の用途は全く例示的なものである。
本発明は、ホストシステムと関連させてまたは独立した
装置として利用することができる。また、ホストは、有
人または無人の取り引きにおいて、紙幣用紙を受取るシ
ステムとすることができる。また、ホストの場所および
その機能は自動販売機に限定されない。他の種類の機械
が考えられる。
売機の一部をなす紙幣受取り機または両替機等のホスト
システムの中で用いられるものとして説明してきた。し
かし、これらの種類の用途は全く例示的なものである。
本発明は、ホストシステムと関連させてまたは独立した
装置として利用することができる。また、ホストは、有
人または無人の取り引きにおいて、紙幣用紙を受取るシ
ステムとすることができる。また、ホストの場所および
その機能は自動販売機に限定されない。他の種類の機械
が考えられる。
【0047】当業者には、本発明の本旨を逸脱すること
なしに自明の構成上の変更をなし得ることが理解される
はずである。したがって、本発明の範囲を確定するため
には、先行の明細ではなく、主として請求の範囲を参照
すべきである。
なしに自明の構成上の変更をなし得ることが理解される
はずである。したがって、本発明の範囲を確定するため
には、先行の明細ではなく、主として請求の範囲を参照
すべきである。
【0048】
【発明の効果】本発明のセキュリティースレッド確認装
置によれば、高信頼性にてセキュリティースレッドを確
認し、高スピードで且つ確実に偽造紙幣等を検出するこ
とができる。
置によれば、高信頼性にてセキュリティースレッドを確
認し、高スピードで且つ確実に偽造紙幣等を検出するこ
とができる。
【図1】金属化されたセキュリティースレッドが埋め込
まれた米国紙幣の斜視図。
まれた米国紙幣の斜視図。
【図2】埋め込まれたセキュリティースレッドを破断図
においてより詳細に示す図1の紙幣用紙の一部の斜視
図。
においてより詳細に示す図1の紙幣用紙の一部の斜視
図。
【図3】本発明の確認装置にしたがった電極の配列を含
むプリント回路基板に向けて導かれる図1の紙幣を説明
する斜視図。
むプリント回路基板に向けて導かれる図1の紙幣を説明
する斜視図。
【図4】Aは各電極に対するスレッドの第1の位置を示
す部分平面図で、Bは各電極に対するスレッドの第2の
位置を示す部分平面図。
す部分平面図で、Bは各電極に対するスレッドの第2の
位置を示す部分平面図。
【図5】図3の電極の電気的接続を付随する信号処理電
子機構と共に示す概略図。
子機構と共に示す概略図。
100:確認装置 104:紙幣 108:セキュリティースレッド 112:金属文字 116:プラスチック基板 120:プリント回路基板 124:電極のセット 128:発振器電極 132:水平電極 136:垂直電極 140:信号処理回路機構 156:信号線 180:発振器回路
Claims (14)
- 【請求項1】 文書に付随するセキュリティースレッド
を有する該文書の真贋を確認する装置において、セキュ
リティースレッドは2つ以上の金属化された導電性の領
域を有し、各領域が非導電性領域によって互いから隔て
られ、前記装置は、 a)導電性でかつ時変発振器信号が印加される発振器電
極と、 b)導電性で、発振器電極に隣接してかつ所定の距離に
よってそこから物理的に隔てられて設定される水平電極
と、 c)導電性で、発振器電極に隣接してかつ所定の距離に
よってそこから物理的に隔てられて設定される水平電極
と、 d)発振器、水平電極および垂直電極のすべてに接続さ
れ、発振器信号を発振器電極に供給し、発振器信号が水
平電極に容量結合した場合を感知し、発振器信号が垂直
電極に容量結合した場合を感知し、発振器電極および水
平電極の両方に近接するスレッドの導電性領域の存在に
よって発振器信号の水平電極への容量結合が起きるとい
う第1の条件と、発振器電極および垂直電極の両方に近
接するスレッドの導電性領域が存在しないことによって
発振器信号の垂直電極への容量結合が存在しないという
第2の条件とから文書に付随する有効なセキュリティー
スレッドの存在を判定する信号処理手段と、 を備える、ことを特徴とする装置。 - 【請求項2】 水平および垂直電極の両方共に発振器信
号が容量結合しない状態、水平および垂直電極の両方共
に発振器信号が容量結合しない状態、または垂直電極に
発信器信号が容量結合しかつ水平電極に発振器信号が容
量結合しない状態から文書が偽造であると判定する手段
を信号処理手段がさらに備えることを特徴とする請求項
1記載の装置。 - 【請求項3】 水平電極から発振器電極を隔てる所定の
距離がセキュリティースレッドの前記2つ以上の金属領
域のどれの高さよりも小さく、該領域が発振器電極およ
び水平電極の両方に近接する場合にスレッドの金属化さ
れた導電性の領域のいずれかが発振器信号を水平電極に
容量的に結合することができることを特徴とする請求項
1記載の装置。 - 【請求項4】 垂直電極から発振器電極を隔てる所定の
距離がセキュリティースレッドの金属化された導電性の
領域のどれの幅よりも大きく、発振器電極および水平電
極の両方に近接する領域がないために金属化された導電
性の領域のいずれもが発振器信号を垂直電極に容量的に
結合することができないことを特徴とする請求項1記載
の装置。 - 【請求項5】 発振器電極、水平電極および垂直電極は
すべてある平面内にあることを特徴とする請求項1記載
の装置。 - 【請求項6】 文書の真贋を確認する装置において、真
正の文書は文書内部に埋め込まれてかつそのどの表面に
も表れないセキュリティースレッドを有し、セキュリテ
ィースレッドは基板の少なくとも1表面上に形成される
金属導電性領域を有する非導電性基板を含み、該領域は
それらの間の電気的継続性がないようにすべて互いから
物理的に隔てられ、前記装置は、 a)各発振器電極が導電性でかつ時変発振器信号が印加
される2個以上の発振器電極と、 b)各水平電極が導電性である2個以上の水平電極であ
って、それぞれが2個以上の発振器電極の対応する1つ
に付随して各水平電極が対応する発振器電極から所定の
距離物理的に隔てられる2個以上の水平電極と、 c)各垂直電極が導電性である2個以上の垂直電極であ
って、それぞれが2個以上の発振器電極の対応する1つ
に付随して各垂直電極が対応する発振器電極から所定の
距離物理的に隔てられる2個以上の垂直電極と、 d)発振器電極、水平電極および垂直電極に接続し、2
個以上の発振器電極のそれぞれに発振器信号を供給し、
発振器信号が2個以上の水平電極のいずれかに容量的に
結合した場合を感知し、発振器信号が2個以上の垂直電
極のいずれかに容量的に結合した場合を感知し、発振器
電極および水平電極の両方に近接するスレッドの金属領
域の存在によって2個以上の水平電極のいずれかへの発
振器信号の容量結合と発振器電極および垂直電極の両方
に近接するスレッドの金属領域が存在しないことによっ
て垂直電極への発振器信号の容量性結合のないこととか
ら有効なセキュリティースレッドの存在を判定する信号
処理手段と、 を備える、ことを特徴とする装置。 - 【請求項7】 水平電極の1つおよび垂直電極の1つの
両方共に対して発振器信号の容量結合が起きる状態から
偽造文書を判定する手段を信号処理手段がさらに備える
ことを特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項8】 発振器電極を対応する水平電極から隔て
る所定の距離がいずれもセキュリティースレッドの金属
導電性領域のどれの高さよりも小さく、該領域が発振器
電極および対応する水平電極の両方に近接する場合にい
ずれかの金属領域がいずれかの発振器電極からの発振器
信号を付随する水平電極に容量的に結合することができ
ることを特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項9】 発振器電極を対応する垂直電極から隔て
る所定の距離がどの金属導電性文字の最大幅よりも大き
く、発振器電極および垂直電極の両方に近接する領域の
ないことによりどの領域もいずれの垂直電極に対しても
発振器信号を容量的に結合することができないことを特
徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項10】 すべての発振器電極が互いに電気的に
接続されることを特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項11】 すべての水平電極が互いに電気的に接
続されることを特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項12】 すべての垂直電極が互いに電気的に接
続されることを特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項13】 すべての発振器電極、すべての水平電
極およびすべての垂直電極は1平面内に配置されること
を特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項14】 セキュリティースレッドが埋め込まれ
た紙幣用紙の真贋を確認する装置において、セキュリテ
ィースレッドは基板の表面に形成された複数の金属導電
性領域を備えた非導電性基板を有し、これら領域はすべ
てそれらの間の電気的継続性がないように互いから物理
的に隔てられており、前記装置は、 a)それぞれの発振器電極が導電性でかつ時変発振器信
号が印加され、すべての発振器電極が互いに電気的に接
続される少なくとも1つの発振器電極と、 b)それぞれの水平電極が導電性でありかつすべての水
平電極が互いに電気的に接続され、各水平電極が対応す
る発振器電極から所定の距離によって隔てられるように
各水平電極が対応する発振器電極に付随する少なくとも
1つの水平電極と、 c)それぞれの垂直電極が導電性でありかつすべての垂
直電極が互いに電気的に接続され、各垂直電極が対応す
る発振器電極から所定の距離によって隔てられるように
各垂直電極が対応する発振器電極に付随する少なくとも
1つの垂直電極と、 d)発振器、水平および垂直電極のすべてに接続し、発
振器電極に発振器信号を供給し、発振器信号が水平電極
のいずれかに容量的に結合した場合を感知し、発振器信
号が垂直電極のいずれかに容量的に結合した場合を感知
し、水平電極のいずれかへの発振器信号の容量結合が存
在する第1の条件と水平電極のいずれに対しても発振器
信号の容量結合が存在しない第2の条件とから有効なセ
キュリティースレッドの存在を判定し、水平電極のいず
れかおよび垂直電極のいずれかの両方に対して発振器信
号の容量結合が存在する条件から偽造セキュリティース
レッドの存在を判定する信号処理手段と、 を備える、ことを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/234,292 | 1994-04-28 | ||
US8/234,292 | 1994-04-28 | ||
US08/234,292 US5419424A (en) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | Currency paper security thread verification device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850672A true JPH0850672A (ja) | 1996-02-20 |
JP2660912B2 JP2660912B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=22880761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7125626A Expired - Fee Related JP2660912B2 (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-27 | 紙幣のセキュリティースレッド確認装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5419424A (ja) |
EP (1) | EP0680023B9 (ja) |
JP (1) | JP2660912B2 (ja) |
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