JPH085062A - 気化式燃焼装置 - Google Patents

気化式燃焼装置

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JPH085062A
JPH085062A JP13742494A JP13742494A JPH085062A JP H085062 A JPH085062 A JP H085062A JP 13742494 A JP13742494 A JP 13742494A JP 13742494 A JP13742494 A JP 13742494A JP H085062 A JPH085062 A JP H085062A
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政夫 山口
Hitoshi Mizui
均 水井
Kazuaki Shimada
和明 島田
Takashi Saito
尚 斉藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度検出器の先端が挿入穴に差し込まれない
場合、温度検出器を固定できなくすることで温度検出器
の取り付け不良を発見し、機器の燃焼トラブルを未然に
防止するようにした安全性の高い気化式燃焼装置を提供
する。 【構成】 液体燃料を気化して燃焼させる気化部1のバ
ーナボディ2の外側面に挿入穴3を設け、この挿入穴3
に上記バーナボディ2を取り付けたバーナスタンド5を
介して温度検出器4を差し込み、この温度検出器4を上
記バーナスタンド5に固定して成る気化式燃焼装置にお
いて、上記温度検出器4を差し込む際、この温度検出器
4が挿入穴3を外れても、少なくとも温度検出器4の先
端が当接するバーナボディ2の側面部分は上記挿入穴3
の開口面と同じ面位置であるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気化器の温度を検知して
燃焼制御を行う気化式燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気化器を有する気化式の燃焼装置
では、燃焼制御、或いは異常燃焼のチェックのため燃焼
温度を検知する必要があるが、そのため安定に温度測定
できるバーナボディ2の外側面に温度検出器4が取り付
けられている。そして、その取り付けは、図4に示すよ
うに、上記バーナボディ2の外側面の一部に突設された
比較的幅の狭い突出部2a に挿入穴3を穿設し、図5に
示すように細長い筒型の温度検出器4をバーナボディ2
を取り付けたバーナスタンド5の取り付け孔5aを介し
てその先端を挿入穴3に差し込み、これを押さえ板6で
バーナスタンド5にネジ止めして固定するというもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では図6に示すように、取り付け孔5a の遊びにより
温度検出器4が斜めに挿入された場合、その先端部は挿
入穴3に差し込まれなくとも、突出部2a の幅が狭いた
めこれを外れて横に逸れ、温度検出器4は正規の深さに
挿入されて押さえ板6で固定できるため、外観上は正常
な取り付けと区別がつかず、誤差しを発見することがで
きない。従って、このような取り付け不良の状態で機器
を運転すると、温度検出器3は正確な燃焼温度を検知で
きないため、異常燃焼を引き起こす危険性がある。
【0004】本発明の目的は、温度検出器の先端が挿入
穴に差し込まれない場合、温度検出器を固定できなくす
ることで温度検出器の取り付け不良を発見し、機器の燃
焼トラブルを未然に防止するようにした安全性の高い気
化式燃焼装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】液体燃料を気化して燃焼
させる気化部のバーナボディの外側面に挿入穴を設け、
この挿入穴に上記バーナボディを取り付けたバーナスタ
ンドを介して温度検出器を差し込み、この温度検出器を
上記バーナスタンドに固定して成る気化式燃焼装置にお
いて、上記バーナボディは、上記温度検出器が上記挿入
穴に差し込まれないと温度検出器を上記バーナスタンド
に固定できない形状とした。
【0006】具体的には、上記温度検出器を差し込む
際、この温度検出器が挿入穴を外れても、少なくとも温
度検出器の先端が当接するバーナボディの側面部分は上
記挿入穴の開口面と同じ面位置であるようにした。
【0007】又、上記温度検出器を差し込む際、この温
度検出器が挿入穴を外れても、少なくとも温度検出器の
先端が当接するバーナボディの側面部分は上記挿入穴の
開口面と同じ面位置であると共に上記温度検出器はサー
ミスタを使用した。
【0008】
【作用】組み立ては、まずバーナボディをバーナスタン
ドに取り付けた後、バーナスタンドを介して温度検出器
を挿入し、その先端をバーナボディの突出部に穿設した
挿入穴に差し込み、温度検出器をバーナスタンドに固定
する。
【0009】温度検出器を取り付ける際、その先端が挿
入穴に差し込まれない場合、温度検出器はバーナスタン
ドから異常に突出し、固定できなくなるので取り付け不
良を発見できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すバーナボディ
2の正面図である。
【0011】上記バーナボディ2は、内部に液体燃料を
気化させて空気と混合し、燃焼させるための機構を備え
た筒型形状で、側面には後述する温度検出器の先端部を
差し込む挿入穴3が穿設されている。尚、9は噴霧状の
液体燃料を加熱し、気化させる予熱ヒータ部である。
【0012】図2は、気化器1の平面図で、上述のバー
ナボディ2をバーナスタンド5に取り付けた状態を示し
ている。又、図3はその部分拡大図である。このバーナ
スタンド5の側面には、上記バーナボディ2に穿設した
挿入穴3と対向する位置に取り付け穴5a を設け、感熱
素子として用いたサーミスタ(図示せず)を金属製のケ
ースで覆い被した細長い筒状の温度検出器4が取り付け
られている。この温度検出器4の取り付け側には断熱性
のストッパを圧入して固定部7が形成されており、その
固定部7を断熱性のパッキング8を介して押さえ板6で
押さえ、バーナスタンド5にネジ止めして固定される。
【0013】即ち、固定部7の面がバーナスタンド5の
側面に並ぶようにバーナボディ2とバーナスタンド5の
間隔と温度検出器4の固定部7の設定位置が正確に規定
されているため温度検出器4の先端がバーナボディ2の
挿入穴3に差し込まれた時、押さえ板6のネジ止めが可
能となるのである。
【0014】従って、温度検出器4の取り付け時に差し
込みを誤ると、その先端は挿入孔3を外れてバーナボデ
ィ2の側面部に当接するため温度検出器4の固定部7は
バーナスタンド5の取り付け穴5a から突出してしま
い、押さえ板6でネジ止めできなくなるため温度検出器
4の取り付け不良を容易に判断できるのである。
【0015】本実施例ではバーナボディ2の側面に直接
挿入穴3を穿設した例を示したが、図4で示した従来品
のように突出部2a を設け、ここに挿入孔3を穿設する
場合は、バーナスタンド5の取り付け孔4a を介して上
記温度検出器4が斜めに挿入され、挿入穴3を外れて
も、その先端が当接できる広さを有する突出部2a であ
れば差支えない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
体燃料を気化して燃焼させる気化部のバーナボディの外
側面に挿入穴を設け、この挿入穴に上記バーナボディを
取り付けたバーナスタンドを介して温度検出器を差し込
み、この温度検出器を上記バーナスタンドに固定して成
る気化式燃焼装置において、上記バーナボディは、上記
温度検出器が上記挿入穴に差し込まれないと温度検出器
を上記バーナスタンドに固定できない形状としたので、
温度検出器の誤差し込みは確実に発見できるようにな
り、従来のように取り付け不良のまま使用され、異常燃
焼を引き起こすといった事故を防止できるので、機器の
安全性は極めて良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバーナボディの正面図である。
【図2】図1のバーナボディをバーナスタンドに取り付
けた状態を示す平面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】従来のバーナボディの正面図である。
【図5】図4のバーナボディをバーナスタンドに取り付
けた状態を示す平面図である。
【図6】図5で温度検出器が誤って取り付けらた状態を
示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 気化部 2 バーナボディ 3 挿入穴 4 温度検出器 5 バーナスタンド 5a 取り付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 尚 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を気化して燃焼させる気化部の
    バーナボディの外側面に挿入穴を設け、この挿入穴に上
    記バーナボディを取り付けたバーナスタンドを介して温
    度検出器を差し込み、この温度検出器を上記バーナスタ
    ンドに固定して成る気化式燃焼装置において、上記バー
    ナボディは、上記温度検出器が上記挿入穴に差し込まれ
    ないと温度検出器を上記バーナスタンドに固定できない
    形状であることを特徴とする気化式燃焼装置。
  2. 【請求項2】 液体燃料を気化して燃焼させる気化部の
    バーナボディの外側面に挿入穴を設け、この挿入穴に上
    記バーナボディを取り付けたバーナスタンドを介して温
    度検出器を差し込み、この温度検出器を上記バーナスタ
    ンドに固定して成る気化式燃焼装置において、上記温度
    検出器を差し込む際、この温度検出器が挿入穴を外れて
    も、少なくとも温度検出器の先端が当接するバーナボデ
    ィの側面部分は上記挿入穴の開口面と同じ面位置である
    ことを特徴とする気化式燃焼装置。
  3. 【請求項3】 液体燃料を気化して燃焼させる気化部の
    バーナボディの外側面に挿入穴を設け、この挿入穴に上
    記バーナボディを取り付けたバーナスタンドを介して温
    度検出器を差し込み、この温度検出器を上記バーナスタ
    ンドに固定して成る気化式燃焼装置において、上記温度
    検出器を差し込む際、この温度検出器が挿入穴を外れて
    も、少なくとも温度検出器の先端が当接するバーナボデ
    ィの側面部分は上記挿入穴の開口面と同じ面位置である
    と共に上記温度検出器はサーミスタを使用したことを特
    徴とする気化式燃焼装置。
JP13742494A 1994-06-20 1994-06-20 気化式燃焼装置 Expired - Fee Related JP3530229B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127467A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Rinnai Corp ガスコンロ

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