JPH08505806A - 地下水からの揮発性有機化合物の除去 - Google Patents

地下水からの揮発性有機化合物の除去

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JPH08505806A
JPH08505806A JP6515228A JP51522894A JPH08505806A JP H08505806 A JPH08505806 A JP H08505806A JP 6515228 A JP6515228 A JP 6515228A JP 51522894 A JP51522894 A JP 51522894A JP H08505806 A JPH08505806 A JP H08505806A
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Abstract

(57)【要約】 地下水から揮発性有機化合物を取り除くための方法及び装置。圧縮機18からのガスは、ウェル10に注入され、このウェルにより、地下水をウェルの中を流上させる。ウェル内の上昇するガスの泡から分離されたVOC蒸気は排出され、処理され、或いは、破壊される。地下水は、ウェルから不飽和帯域24を通って飽和帯域15に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】 地下水からの揮発性有機化合物の除去 発明の背景 本発明は、一般的には、汚染された地下水を浄化するための手順に関し、さら に詳しくは、地下水から揮発性有機化合物(VOCs)を取り除くための現場手 順(in-situp rocedures)に関する。 この10年間、米国では、1200以上の危険廃棄物現場が、補修調査および 浄化のためにERAのナショナル プライオリティーズ リスト(ERA National Priorities List)に載せられた。しかしながら、現行の除去方法は、しばしば 大変費用がかかり、別の概念および技術が必要とされている。本発明は特に、地 下水供給に著しい脅威を与え、通常地下水に導かれるVOCsに関する。最も普 通の等級のVOC汚染物は、ガソリンやジェット燃料のような石油製品である。 米国ERAは、米国には200万以上の地下タンクがあり、それらのうち20% が漏れを起こし、地下水を汚染していると試算している。かかるタンクは、ベン ゼン、トルエンおよび地下水に溶けるそれらの誘導体を漏洩させている。もう1 つの重要なVOC汚染物の群は、塩素化炭化水素、著名にはTCE(トリクロロ エチレン、CHCl=CCl2)およびその劣化生成物である。 水文学者および環境技術者にとっての1つの課題は、簡単で、安価な、かつ効 率的な仕方で溶けた有機汚染物を取り除くための現場除去方法を開発することで ある。多くの汚染された現場では、有機汚染物の大部分が分離した液相として存 在するのが普通である。一部分は地下水中に溶け、或いは、不飽和領域では気相 中に蒸発することがある。一旦地下水中に入ると、溶けた有機汚染物は柱(plum e)として輸送される。帯水層除去中、有機汚染物の主要な塊は、スキミング或 いはポンピングおよびそれに続く地上処理によって通常地下水から取り除かれる 。毛管力により保持された液相の一部分は、ゆっくりと溶け続けることがある。 除去作用にはさらに、毒性物質の気相を取り除く不飽和領域を通じての強制真空 抽出があるうる。あいにく、溶けた部分は、除去技術がポンプおよび処理(すな わち、地上)方法に限定されるので、現場で処理されない。 新しく開発された生物学的回復方法は、いくつかの特定の場合について代替案 を提供することができる。この方法の目的は、天然微生物の導入又は剌激および 栄養分および酸素の注入により有機化合物の生分解を高めることである。最近、 制御された剌激の後還元状態の下でTCEを共代謝することができるメタン発生 微生物が自然界で発見された。技術開発の初期段階にはあるが、これらの方法は 実用的かつ有効になりうる。しかしながら、これらの方法は、非常に特定の条件 に限定される。例えば、TCE含有水の現場除去は、より高い濃度は毒性がある と思われるので、約100ppm以下のTCEを含有する流体に限定されると思 われる。別の方法として、加圧蒸発器浮動装置を用いた現場除去技術が導入され た。地下水からVOCsを取り除くため気泡を発生させる手段として空気上昇法 を使用した現場帯水層除去方法は文献には言及されていないように思われる。関 連した研究によって、種々の水文学的、地質学的、および工学的方法に対する気 泡の効果が調べられてきた。地下水中での気泡の一般的な振る舞いが、その減少 する水の導電性に対する作用、その土壌水分ヒテリシスに対する作用、およびそ の地下水層変動に対する作用に関連して生物学の文献で言及されている。気泡は 、その特別な界面特性のために、多孔質媒体にある粘土鉱物のような浮遊粒子の 担体として役立つかもしないことが示唆されてきた。石油工学の文献では、気泡 の振る舞いが、油溜まりに対する気泡の作用に関連して研究者によって言及され ている。 自由な液相中での気泡による輸送が、泡が有機物の海面への重要な担体として 言及されている海洋学および種々の分野において、又、鉱石を処理する浮動技術 において関心を集めてきた。 空気−液体物質交換が2つの異なる工程に応用されている。第1は、地上の大 型の塔を用いた工業廃水の「ガスストリッピング」である。第2は、微量揮発性 化学物質の濃度を分析するための「パージおよびトラップ」実験技術である。こ の水−気相物質移動は大変効果的である。ガスストリッピングの場合、水性相中 の濃度を、しばしば検出限界にある水質基準まで低減させることが可能である。 地下水を家庭での使用のために供給する前に汚染された現場でポンプで汲み出さ れた地下水から揮発性化学物質を取り除くための標準的な方法として今日ガスス トリッピングが使用されていることに注目することは興味深いことである。実験 質でのパージおよびトラップ法もまた、多くの化学物質の効果的な除去技術であ る。 本発明は、飽和帯域から、溶けたVOCsを現場で除去するための新しい概念 に関する。この新しい概念は、標準的な「ポンプおよび処理」方法を回避する。 この新しい概念は、気体上昇技術と現場蒸気ストリッピング方法との組み合わせ である。この着想は、気体を井戸に注入し、これによって、井戸の中で汚染され た水を上昇させることである。この工程中、VOCsは水から気泡に移される。 注入される気体は、空気、或いは、窒素、二酸化炭素のような任意の特定の気体 、或いは、その他の気体の任意の組み合わせであってよい。注入される気体は、 周囲温度にあってよく、或いは、温かくても、冷たくてもよい。次いで、VOC sは、蒸気抽出によって井戸の頂部に集められる。 本発明の目的は、溶けた汚染物を除去するための簡単な、費用の安い、効率的 な方法を提供すること、すなわち、地下水からVOCsを除去するために気体リ フトポンピングおよび現場蒸気ストリッピング方法を使用することである。 本発明の追加の目的おおび利点は以下の説明に示され、また、一部はその説明 から明らかになり、或いは、本発明を実施することによってわかるであろう。本 発明の目的および利点は、特許請求の範囲に示された手段および組み合わせによ って実現することができ、また、得ることができる。 発明の概要 本発明は、地下水からVOCsを除去するための装置に関する。この装置は、 地下水の流れを井戸に強制的に向け、井戸の中でVOCsを地下水から上昇する 気泡に移すため、井戸に気体を注入する手段を含む。この装置は、気泡に含まれ たVOCの蒸気を収集する手段をさらに含む。 この装置は、井戸の中に汚染された地下水を導入するために汚染帯域に向かっ て延びる飽和帯域に実質的に水平な抽出部材をさらに含んでもよい。この装置は 、井戸の中の地下水を濾過し、井戸からVOCsを除去するために地下水面より も上の帯域に濾過部材をさらに含んでもよい。 本発明の現場除去手順は、気体上昇ポンピングの技術と蒸気ストリッピングの 方式との組み合わせを用いて、気体を井戸に注入することによって達成される。 気体を井戸に注入すると、気体は水を上昇させ、地下水の流れを井戸に強制的に 向けさせ、再循環浄化帯域を作りだす。この工程中、VOCsは、井戸の中で、 汚染された水から上昇する気泡に移される。VOCの蒸気を含んだ気体は、井戸 の頂部に集められる。この装置では、水は地面まで上昇される必要はない。それ どころか、水は、根元帯域の下にある一連の排水管を通して不飽和帯域に強制的 に入れられる。次いで、VOCsの一部を含まない水は、しみ込んで帯水層に戻 る。水は循環し続け、VOCの濃度は次第に低減される。 本発明の実行可能性は、水から気泡へのVOCsの物質移動の概念に従って分 析された。計算によって、この装置は、汚染された液体と気泡の間の平衡分配が 急速に確立されるので有望であることがわかる。 図面の簡単な説明 明細書に含まれ、また明細書の一部をなす添付の図面は、本発明の好ましい実 施例を概略的に示す。また、これら図面は、上記の一般的な説明及び下記の実施 例の詳細な説明と共に、本発明の思想を説明する役割を果たす。 図1は、ウエルの概略図であり、該ウエルは、空気管と、排水浸透装置とを備 え、帯水層改善(remediation)に役立つ。〔改善循環セルは、水(黒矢印)が ウエル内で揚げられ、飽和していない帯域へと強制的に流され、地下水面に浸透 し、ウエルに流れ戻る間に定常状態に達する。空気(白矢印)がウエルに噴射さ れ、泡が上昇し、VOCsで飽和し、ウエルの上方で回収される。〕 図2は、空気が帯水層に入るのを、溝穴とバッフルを有する排除管を使用して 防止するウエルの設計を示す。水流は黒矢印で示され、また、空気流は白矢印で 示されている。図示するように、ウエルが地下水面より上で覆われるとき、排水 管とウエルケーシングとの間の環状空間は、換気装置に連結される。これで、地 下水面より上にある帯域から、蒸気を排気することができる。 図3は、図2の線3−3に沿った平面図である。 図4a及び図4bは、垂直方向の管の水−空気混合物のフローパターンを示し 、それぞれ、空気容積比が67%である「泡のフローパターン」と、空気−容積 比が70%である「スラグフローパターン(slug flow pattern)」(弾丸形状 の泡を含む)を示す。 図5は、異なる必要な合計揚水値について、単位噴射空気当たりの送出水の容 積比を浸水率に対して示す。このグラフは、「標準の」直径のケーシング及び空 気管路の使用を前提とし、ある種の地面の場合に有用な案内として役立つ。 図6は、管内を流れる水−気泡混合物を示し、液体境界層(その厚さを「h」 で示す)にわたるVOC物質移動モデルを示す。 図7は、TCE及びPCEの泡のフローパターン(G=2.0)について、必要 な循環工程数を減縮率に対して示したグラフである。 図8は、TCE及びPCEの減縮率が0.01の場合について、必要な循環工程数 を空気/水容積比に対して示したグラフである。 図9a及び図9bは、ウエルからそれぞれ5m及び15mで再含浸を有する、 半径方向流装置用の水頭分布と流路を示す断面図である。 図10は、空気−噴射ウエルから5m及び15mの距離で再浸透を有する半径 方向流装置の、地下水面の下0.25mで放出した100粒の移動時間を示す。 図11は、本発明の他の実施例の概略図である。 図12は、水平方向の抽出部材を有する本発明の実施例を示す。 図13は、抽出及び浸透部材を有する本発明の実施例の概略図である。 図14は、図13の変形例を示す。 好ましい実施例の説明 本発明を、いくつかの実施例に関連して説明する。実施例は、地下水からVO Csを除去するための現場除去方法を有する。 図1に示すように、これは、空気揚水ポンプと蒸気ストリッピングの形態とを 組み合わせた技術を使用して、空気をウエル10に噴射することによって達成さ れる。空気がウエルに噴射されるとき揚水が生じ、地下水をウエルに向かって強 制的に流し、再循環浄化帯域を作る。この工程中、VOCsは、汚染水からウエ ル内の上昇気泡に移される。VOC蒸気はウエルの上方で回収される。この装置 では、水は地面へ揚がることが許容されない。また、水は地面の上に汲み上げら れてもよい。いずれの場合でも、水は、次いで、ルート帯域(root-zone)の下 に設けられた一連の排水管を通して、不飽和帯域に強制的に流される。水は、次 いで、VOCsの一部が取り除かれて、地下水面に浸透して戻る。水が循環し続 け るにつれて、VOCの濃度は徐々に低下する。 提案された方法の実現性は、水から気泡へのVOCsの物質移動の概念に従っ て解析された。演算は、汚染された液体と気泡との間の平衡分配(equilibriump artitioning)が急速に確立されるので、本方法が約束されていることを示して いる。すなわち、「泡の流れパターン」でウエル内を3m流れた後、平衡が起こ る。 現場蒸気ストリッピング方法は、種々の技術の組合せと係わる。図1に示すよ うに、ウエル10は、飽和帯域15のウエルスクリーンケーシング12によって 、完全に、又は、部分的に覆われ、汚染水をウエルに流れさせる。ウエルは、他 の部分では、中実ケーシング14によって取り囲まれている。ウエルケーシング の内部には、中に空気が、圧縮機18によって噴射される空気管路16が、導入 されている。上述のように、空気以外の適当な気体を使用してもよい。バルブ1 7は、管路16内の空気流を制御する。空気の噴射率は、ウエルに向かう著しい 地下水の循環が生じるように、また、VOCsの現場揮発率を制御するように調 節することができる。物質交換率は、液体相と気体相との間のVOC移動率で概 算される。 空気管路内16の空気は、地下水面19の下で放出され、上昇する泡が生じる 。ウエルの外の水柱とウエル内の水−泡混合物柱20との間の密度の差により、 揚水が生じる。すなわち、水はウエルを上昇し、帯水層内の水はウエルに向かっ て流れる。水及び気泡の混合物20は、空気管路のまわりの環状空間21内を上 方に流れる。この装置では、水は地面22に揚がることは許容されず、それによ って、費用を削減し、かつ、ルート帯域(root zone)の上の生体環境を保護す る。むしろ、水は、不飽和帯域の地面22の下に設けられた、符号25で示す一 連の排水管を通って、不飽和帯域24に強制的に流される。それらの排水管は、 ウエルから水平方向に出る。その目的は、空気−揚水を水を不飽和帯域24(図 3参照)を通って浸透させることにより、帯水層に戻すことである。このように 、水循環セルがウエルの近辺に作られる。排水管は、下記でより詳細に説明する ように、一連の埋葬された管32を備える。 同時に、空気ストリッピング「チャンバ」が、ウエルケーシング内に作られる 。 気泡がウエル内の水を流れる間、VOCsは水から気体相に移送される。蒸気ス トリッピングの効果は、濃度勾配、物質交換に利用できる時間、及び気泡の境界 面面積に基づく。VOC蒸気は、ウエルの上方で蒸気抽出技術を使用して回収さ れる。ウエル内でのVOC蒸気の回収を可能にするために、空気は、水から分離 されていなければならない。これは、放出されるべき泡がVOCsを含有する蒸 気を、蒸気抽出管路33を通して回収することを可能にする、簡単な偏向プレー ト30(図1)を使用して達成することができる。図示されているように、蒸気 抽出管路は、蒸気回収円筒体27(図2及び図3を更に参照)へと延びている。 蒸気回収円筒体は、VOC蒸気が不飽和帯域24に放出されるのを防止するため に形成される。図示するように、蒸気回収円筒体は、排出管32が出るウエル1 0よりもより大きな直径のケースに取り囲まれたウエルであってもよい。これら の排出管は、空気−揚水が不飽和帯域24へ戻るための蒸気回収円筒体に、流出 口を形成する。蒸気回収円筒体は、管路16及び33用の開口部を除いて、上部 が密封されている。上述したように、VOC蒸気は管路33を介して取り出され る。 水からガスを分離するために使用される手段は、例えば、色々な設計の偏向プ レート、積み重ね多孔性プレート、あるいは砂礫パックを使用することによって 形成される。有機物の多い蒸気は、除去のために活性炭34を通過させ、またベ ンチレータ36を管路33を横切って連結して蒸気抽出を行う。VOC蒸気の除 去は、吸着、生物学的処理、化学的処理、焼却、あるいは大気換気及び希釈を含 むいろいろな処理によって行われる。 空気抜き‘チャンバ’は、非飽和領域24に形成され、一方水は浸透して地下 水面に戻る。この段階において、VOCは土壌の中に放出され続ける。土壌のガ ス抜きはVOCを非飽和領域から除去するために使用される。吸い上げられた水 は地下水面に連続的に排出されるので、非飽和領域は天然の“蒸気回収塔”とし て使用される。この工程が連続すると、水は滞水層からウエルに循環し、その後 地下水面に戻る。VOCの濃度は減少し、充分な回数の循環サイクルが行われた 後、それらは許容される標準濃度に到達する。 空気噴射が滞水層に泡を発生させることがある場合には、図2に示すような変 形した設計が可能である。排出管40が、空気管路16とウエルケーシング12 の間に取り付けられ、ウエル内ウエル(a well−within−a−we ll)を形成する。次に、空気管路に噴射された空気は、この内部ウエル内に含 まれる。水と空気は排出管内の地面22の方向に上昇し、追加の水を滞水層から 排出管に強制的に流す。さらに、排出管は、スロット・バッフル42によって示 されるように、その下端部においてスロットとバッフルが設けられ、ガスの泡が 水平方向に逃げることを防ぐ。この変形によれば、泡が排出管内に充分に含まれ るので、空気の泡が滞水層に入ることは殆ど不可能である。 さらに、ウエルケーシング12は、地下水面より上にある領域24内において 、図示されるように覆われ、あるいは部分的に覆われる。ウエルケーシングと搬 出管の間の環状空間44は、ウエルガス抜き管46によってガス抜きされる。こ れは、蒸気を地下水面より上にある領域の中のVOCに含ませて、地下水から除 去されたVOCを処理するために使用されるものと同一の蒸気処理装置によって 抽出され処理される。特に言及すれば、蒸気処理装置は、吸収、生物的処理、化 学的処理、あるいは焼却を行う。この装置の平面図が図3に示される。 ガス液体混合体の垂直流れパターンは、パイプ内の空気の速度と水の速度の両 者の関数である。連続的に増加する空気速度において発生する二つの流れパター ン、泡及びスラグは、本発明の方法に関連し、図4a及び図4bに示される。遅 い空気速度において、ガスは、粒子集合によってサイズが大きくなったもののい くつかが不連続な泡として分散させられる。泡が連続的に発生させられると、疑 似平衡条件が達成され、サイズ、形、単位容積当たりの数量が比較的安定し、も はや粒子集合によって影響されなくなる。これが図4aに示す泡パターンの流れ である。ガス流れの増加に伴って、いくつかの泡が集合してほぼ管の差し渡しよ り大きなキャップ形の泡を形成する。これは、図4bの“スラッグパターン”流 れの始まりを示す。泡(図4a)からスラッグ流れパターン(図4b)への転移 は、通常、ガス相の容積部分が0.25−0.70の間の時に発生し、両相の速度に依存 する。空気の速度がより上昇すると、これらの泡は、より大きくなってそれぞれ が銃弾形となる。スラッグ流れパターンは、小さな泡を含む水のスラッグと入れ 代わった薄い水環体によって囲まれた銃弾形泡によって特徴付けられる。こ こにおける関連の域を超えるが、空気速度がさらに増加すると、連続的な空気相 を形成する。 泡の存続期間における半径の変化は、上昇しながら静水圧を絶えず減少させる ことによって増加する傾向と、水の中の空気の溶解によって減少する傾向との間 の競合によって制御される。小さな泡に関し、泡の直径の変化は液体の中へのガ スの溶解によって制御され、その後それらは分解し、消滅する。これに対し、大 きな泡は成長する傾向がある。これらの二つの相反する可能性を分離する境界の 泡の半径は、水の深さの関数である。それは、10メーターの深さに対し約10 0ミクロンメーターであり、100メーターの深さに対し約300ミクロンメー ターである。 単一の泡が淀んだ流体内のオリフィスから放出されると、数個の泡の半径だけ の距離が一定の速度に到達することが必要である。浮力が粘性力をによって釣り 合わされると、終端速度が現れる。自由な静止液相内の単一の泡の上昇速度は、 泡の半径と水の粘性の関数であり、30センチメーター/秒を超えることはない 。 明らかなように、隣接する泡は互いに影響を及ぼす。ある最小分離距離以下に おいては、振動、螺旋及びランダム運動が衝突、固着あるいは集合を引き起こす 。さらに、上昇する泡によって発生させられる渦巻き外乱が、あとひき泡の上昇 を遅くさせる。実際、滞留する液体の中で連続的な群れをなす泡の速度は、単一 の泡のそれよりもはるかに小さい。 群れをなす泡が垂直なあるいは傾斜した水の流れと一緒に上昇する時、二つの 流れ相の互いの影響が考慮されなければならない。管内の液体−ガス混合体の垂 直な流れの中に、“滑り”効果としても知られている“滞留”効果が存在する。 すなわち、ガスが液体の速度よりも速い平均速度で流れる傾向がある。上昇する 水の中の泡の絶対上昇速度は、滞留する液体の中の泡の速度と、流れる流体の局 所的絶対速度との単なるベクトルの合計であるということがわかった。上述した ベクトル合計の概念を流れる液体の中の泡の平均絶対上昇速度を決定するために 適用することには、幾つかの困難性があり、その理由は速度が均一でなく、泡濃 度がいろいろであり、また流体速度が管を横切って分布するからである。この目 的のために、水と空気の速度を計算することの困難性は、流体−ガス混合体の不 安定な流れパターンと、環状空間内部の複合相の形状寸法から発生する。従って 、空気と水の上昇速度は経験的な関係に基づいて予測されなければならない。 ウエルの中に空気を噴射することによって地下水を揚水する技術は、ウエル開 坑の一般に受け入れられた方法である。それは、石油採收のための方法としても 使用されている。その方法は、水ウエルの開坑及び石油回収の目的で理論及び実 践においてよく理解されているが、本発明におけるようにそのままでVOCを除 去するための組み合わされた揚水及び蒸気除去の方法としては使用されていない 。 当初の静止した水位が決まると、空気を噴射するために使用されるコンプレッ サ18は、空気管路16(図1)の没水深さによって決定される初期水ヘッドを 超えなければならない。このヘッドは、開始没水度と呼ばれる。空気の噴射が開 始する時、水支柱が部分的に空気に曝され、ウエルの中の水を上昇させ、続いて ウエルの中への流れによる滞水層の中のドロウダウン(drawdawn)となる。充分 な時間が経つと、一定の流れ速度と安定したドロウダウンによって安定した状況 となる。これは、最後の揚水の没水深さ及び全揚水の揚力を決める。 実際的な目的のために、一定量の水を液送(或いはエアリフト)するのに必要 な空気容積を決定するための経験則が、確立された。空気容積は全持ち上げ量、 空気管路の地下水面より下の沈下量及び環状領域に依存する。空気の噴射が知ら れているなら(図5参照)、百分の一の沈下に対する水の排出を計算することが できる。例えば、安定流れ状態の下で水を地下水面より10m上に持ち上げ、さら に液送の沈下深さが5m、即ち15mの33%であることが望まれるとき、噴射した空 気のリットル毎に、0.33リットルの水を液送することになる(図5)。 水−気泡系の複雑さのために、VOC質量交換率だけを概算することができる 。実際の見積もりは、現実に得られるのよりずっと簡単な幾何形状に基づくが、 汚染液体と気泡との間の平衡の区分化が急速に確立されるので、計算はこの方法 が保証したことを指示する。溶解VOCが液相と気相との間を遷移する仕組みは 、濃度勾配の存在下で質量フラックスによって説明される。2つの可能性、平衡 状態と非平衡状態とは区別されなければならない。ここに提起される疑問は、ど の程度急速に上昇する気泡がVOC蒸気と飽和するのか、である。 空気と水との間の揮発性化合物の分布はしばしば、液相と気相における揮発性 化合物の平衡濃度の線形関係であるヘンリーの法則によって表現される。平衡状 態の系に対するヘンリーの法則は、理想気体の法則に基づけば以下のようである 。 ここに、Hはヘンリーの無次元化係数、Cair及びCwaterそれぞれ、空気及び 水におけるVOCの質量濃度(g/m3)、Pvは純液体有機相より上で測定された 蒸気圧(mmHg)、Mは、溶質の分子量(g/mole)、Tは、温度(゜K)、Sは、 水中の溶質の平衡溶解度(g/m3)である。 力駆動の質量移行は、平衡からの逸脱に比例する一次形式を採用することがで きる。比例定数は幾何形状の寄与及び相間の界面の複雑な構造を反映した全質量 移行係数である。一次質量交換概念を気液相のVOCの濃度変化速度に適用すれ ば、以下の式が与えられる。 ここに、Vair及びVwaterは、多孔媒質における空気及び水の容積率、Kpは 気液区分化に対する全質量移行係数(l/sec)、tは時間(sec)である。 本発明の除去工程におけるVOC除去の有効性は、化学エンジニアリング分析 によっておおまかに見積もることができる。例えば、水及び気泡を含むパイプが 鉛直方向に流れて、溶解したVOCが水−気体の界面で遷移することを考える。 かかる系を図6に示す。揮発性物質にとって、液相から気相への質量移行は、液 相制御である。その結果、水の薄膜(境界層)が想定されて、空気−水の界面の 隣に存在し、それを横切ってVOCの濃度勾配が生じる。 水−気体界面の前後の局所的化学平衡を仮定すれば、界面の液体側のVOC濃 度は以下のようである。 ここに、Cairは、気泡(十分に攪拌していると仮定)のVOC濃度である。 パイプを流れ間、気泡におけるVOC濃度、Cairは増大する。一次質量移行率 の関係に基づけば、パイプの長さに沿う流れの間、気泡中の蒸気の濃度変化は以 下のようである。 ここに、Cwaterは、界面における水中のVOCの質量濃度(g/m3)、KLは、 液体質量移行係数(m/sec)、abは、混合容積当たりの気泡表面積(m2m3)、A は、パイプの横断面積(m2)、Qairは、気体の容積流速(m3/sec)、Xは、長 さ(m)、Ud=Qair/Aは、空気の表面速度(m/sec)である。 式(3)は、溶解VOCの質量移行が十分に小さく、Qairが略一定であるこ とを仮定するが、これは正当である。KLは気泡の径によって影響を受けること に留意すべきである。 パイプ(図6)の底に流入する空気は、VOCがなく、Cair(X=0)=0、かく して式(3)に対する解は以下のようになる。 この解は、寿命中、井戸の上部において達成したVOCの一定濃度、Cwater を含む水と気泡が接触することを仮定する。この近似は質量交換率の控えめな見 積りを生じる。 主な疑問は、蒸気の飽和(即ち、平衡状態)を達成するのに必要な走行距離X sat とはなにか、である。蒸気平衡率を制御する重要な未知パラメータは、KL、 質量移行係数であることが式(4)からわかる。化学エンジニアリングで採用さ れる準経験的アプローチを用いて概算することができる。質量移行係数は、無次 元のシャーウッド数(Sherwood number)に以下のように取り込まれる。 ここで、dbは泡の平均直径(m)であり、DLは水に溶解されたVOCの拡散 率(m2/秒)である。流れ条件の寄与率(contributions)及び分子拡散を考慮 することによってシャーウッド数(Sherwood number)を計算することができる 。シャーウッド数は、化学及び生化学工学の異なるシステムのため開発された。 泡が群れで作られる工業用空気散布式反応器が本装置に最も関連している。大き な泡が上昇中その形状を変化させる空気上昇作用に関して、以下の相関関係が実 証されている。 Sh=0.5Gr1/3Scl/21 (6) ここで、Grは無次元のグラショフ(Grashof)数であり、Scは無次元のシュ ミット(Schmidt)数あり、これらは夫々以下の流れ条件及び分子拡散を示す。 無次元の特性値(characteristic dimentionless value)であり、この特性値は 、密度差(浮力)が流体運動の大部分の駆動力を提供する状況に関する(レイノ ズル数と同様な)流れ条件を説明する。 方程式(6)及び(7)は、この現場蒸気抜き装置(現場蒸気ストリップ装置) のKLを計算するのに使用された。水及び空気の泡が上昇中ウェルで生ずる蒸気 飽和の変化が種々の流れ条件に関して計算された。第4a図及び第4b図に対応 する泡及びスラッグの流れパターンの2つのケースを考察する。第1のケースは 、0.64cmの泡の平均寸法をもたらす。第2のケースは、共存する2つの異なるタ イプの泡をもたらす。このスースに関しては、蒸気飽和の計算は、水のスラッグ の小泡と細長い弾丸形状の泡とに関して分離して行われた。計算は、TCEを含 有する水に関して、蒸気が、両方のケースに関して数メートルだけ浮上させた後 に飽和されたことを以下のように示す。多くのケースでは、ウェルケーシングが 10メートルよりも長い汚染現場を処理するとき、上昇する空気泡を、TCE蒸 気で化学的に飽和されたとして考察することができるということを、方程式(4 )、(6)及び(以下の)表1の値を使用して推断することができる。 蒸気飽和が急速に達成されないケースでは、泡の上昇を人工的に遅くさせるこ とができる。これは、排出管に一連の障害物を作り、ウェル及び排出管の取付け を可能な限り傾斜させることによって行われる。 本発明の現場蒸気抜き法の効率を決定するためには、地下水中の特定のVOC の最大許容濃度(MPC)に達するのに必要とされる時間長さを計算することが 必要である。液−蒸気移行がウェル内部でだけ生ずると仮定することによって始 め、次いで、水のVOC濃度をMPCまで下げるため循環させなければならない 孔体積の数(number of pore volumes)を決定する。 除去法の単一工程は、これが、「流入帯域」(influence zone)内の或る飽和 孔体積の全てをウェルに進入させるのに要する時間として定義される。この流入 帯域をウェルから半径方向に20mたやすく広げることができる。この時間中、 汚染水はウェル内の空気泡と平衡する。最初、汚染物は吸着しないと仮定された (この仮定は後に衰退することになる)。定常状態の流れ条件の下では、ウェル 内部の水空気比は一定である。n−th工程中の水空気間のVOC質量バランス は、 ここで、Cは濃度であり、Uはウェル内の体積である。ウェルに注入された空 比率が一定であると仮定すると、G=Uair/Uwater'であり、次いで、 一定の化学平衡、すなわち、ヘンリー法を使用することができる。 次いで、 p−th工程の終わりの地下水のVOC濃度は、回帰級数(recursive series )に基づいた地下水の当初のVOC濃度の関数として定義することができる。 ここで、pは始めの循環(initiation of circulation)後の工程の回数であ る。以下のように減少比としてRを定義する。 次いで、当初の濃度を所望の濃度まで減ずるのに必要とされる工程の回数は、 方程式(11)の両側のログを取り、再配列することによって得られる、すなわち 、 以下の例は、本発明の現場蒸気抜き法の可能な有効性を示す。地下水温度がが 20℃であり、TCE(H=0.4)とPCE(H=0.9)の濃度を100ppmか ら1ppm(R=0.01)まで減じなければならないケースを考察する。ここで、 VOC濃度をウェルの内側でだけ減ずると仮定する。第7図及び第8図は、結果 を概括する。 ウェル内の空気/水体積比、2.0のGに関して、地下水に溶けたTCE及びP CEの濃度を減ずるのに必要とされる循環工程の回数は、第7図に示される。こ れは、浄化の速度を示す。この比率は、「泡流れパターン」(第4a図及び表1 )の指示である。最も重要な結果は、2つの大きさの程度(2orders of magnitu de)(R=0.01)による濃度の減少が、TCEに関しては約10回の流れサイク ル、PCEに関しては約5回の流れサイクルで生ずることである。第8図は、ウ ェル内の種々の空気と水の体積比率の下での2つの大きさの程度(R=0.01)に よってこれらの配合物の濃度を減ずるのに必要とされる循環工程の回数を示す。 平衡状態では、大きなG値が小さなG値を行うよりも大きな塊のVOCsの除去 に対応する。この事実は、大きなG値に対応して循環工程の回数が減じられたこ とを示す。非常に低い空気注入速度(G=1)に関してでさえ、循環工程の回数 は、TCEに関して15回以下であり、PCEに関して10回以下であることが わかる。 上述のように、概念的な還流システムは、浸透ギャラリに囲まれた中央ウエル 10を備えている。このギャラリは、排水浸透システム25と称され(第1図な いし第3図)、ウエルからマニホールド35に延びる直列の埋め込みパイプ32 を備えている。図示されているように、偏向プレート板30などの適当なブロッ ク部材が、ウエル内の地下水を流れをパイプ32に向かわせる。各パイプの端部 において、水は浸透して、狭い浸透帯域を介し、地下水面19に戻るようになっ ている。この空気揚水・再浸透システムにより作り出されるであろう地下水の循 環パターンを評価するため、ある簡単なシミュレーションおよび粒子移動時間解 析をおこなった。浸透ギャラリは、ウエルのまわりのドーナッツ状のリングによ って近似した。すなわち、浸透ギャラリは、スロットが形成された多数の円形リ ング37内に導かれる埋め込みパイプを備えている。ある場合には、ウエルから 延びるパイプを埋め込む必要がない。水はウエルを昇り、埋め込みパイプ内を流 れ去り、ウエルを囲む1メートル幅のリング内に再浸透する(第1図ないし第3 図参照)。中央ウエルから浸透帯域までの距離は、還流パターン上の浸透位置の 影響を観察することができるように、あるシミュレーションでは、4.9メートル に、別のシミュレーションでは、14.9メートルに固定された。 シミュレーションは、等方性均質透水層用の半径方向流条件の仮定の下に実施 した。このシステムのシミュレーションは、定常状態条件に対する半径方向流方 程式に基づいている。 ここに、hは水頭h(r、z)(m)、kは透水率(m/秒)、rはウエルか らの半径方向の距離(m)、zは鉛直座標(m)、QWATERはポンプ速度(m/ 秒)であり、πは3.1416である。 式(13)は、有限差分モデルMODFLOWを用いて解かれ、粒子速度は、追 跡 ルーチンを用いて決定された。シミュレーションモデルに対する適切なパラメー タは、透水率が10-5m/秒、有効多孔度が0.2、ポンプ速度が0.375リットル/ 秒であり、ウエルの半径が0.1mである。ウエルから2つの異なった距離におけ る再浸透が与えられる半径方向流システムに対する断面内の水頭分布が第9図に 示されている。また、各再浸透システムに対応する流路が示されている。いずれ の場合においても、流れのほとんどは、ウエルの20メートルの範囲内で循環す る。 定常状態条件下においては、不飽和帯域24の輸送時間は、不飽和帯域の厚さ およびウエルからの水の流束に、直接的に関係するであろう。排水浸透システム の下方の不飽和帯域の厚さが10メートルであり、ポンプ速度が0.375リットル /秒であると仮定すると、水が地下水面に浸透するのに、約10.5および30.0日を 要し、ウエルからの浸透距離は5および15メートルとなろう。 移動時間は、地下水面の下方0.25メートル及びウエルからの距離が4.9ないし5 .9メートルで放出された100の粒子(第9a図)ならびにウエルからの距離が 14.9ないし15.9メートルで放出された100の粒子(第9b図)に対して算出さ れた。移動時間は、粒子が移流のみによりウエルに戻るのに要する時間として定 義される。2つの放出距離に対して移動時間をプロットしたものが、第10図に 示されている。いずれの浸透距離に対しても、粒子の95%が7日以内にウエル に戻り、ほとんどの粒子は1あるいは2日の移動時間を有している。単一の還流 は、中央ウエルのまわりに40メートルの径を有するリング押し流すであろう。 水流路を含むウエルのまわりの円筒状スペースは、改善(remadiation)プロセ ス中におけるウエルの「影響帯域」として定義される。 上記演算は、吸収の影響を無視している。しかしながら、この影響は、平衡液 −固分配の仮定の下に、近似することができる。ハロゲン化炭化水素は、通常、 多孔性媒体の組成および特定の組成物にしたがって、2ないし9の範囲の係数に よって遅延される。PCEの遅延係数の値として3を用いるとすると、第10図 に示された個々の粒子の移動時間は、3倍されなければならない。そのような場 合には、飽和帯域内において、単一の還流に約21日を要するであろう。 浸透システムは、種々に配置することができる。たとえば、再浸透帯域は、ウ エルの一方の側のみに設けることができる。さらに、ここで解析される単一のウ エルシステムは、複雑な再浸透ネットワークに接続された多数のウエルを備えた 大きなシステムの一つの要素であってもよい。 ウエル内で生ずる物質移動に加えて、浸透中に、ポンプにより加圧された水が 地下水面に戻される間に、VOCsも不飽和帯域を通って放出されるであろう。 ここで、放出されるVOCsは、土のガス抜きをすることによって取り除くこと ができる。ウエル内の物質移動および地下水面より上にある帯域のガス抜きによ って、このシステムを用いたVOC除去のトータルの速度が求められる。 要するに、地下水に溶解したVOCsの除去を目的とする方法が開示されてい る。このアイデアは、現場ガスストリッピングの形のガス揚水ポンプ輸送を用い て、ガスをウエル内に噴射することにより、VOCsを、溶解相からガス相へ移 そうというものである。VOCs部分のない揚水は、地下水面より上にある帯域 を通って、浸透して、地下水面に戻される。水が、現場処理システム内を循環す るにしたがって、VOCの濃度は徐々に低下する。ウエルおよび地下水面より上 にある帯域内のガス相内に放出されたVOCは、ウエルの頂部で、強制空気抜き によって、除去される。この方法は、非常に簡単であり、ポンプ処理修復(rest oration)を防止することができるであろう。それは、地上処理を少なくするこ とができるであろう。このシステムを用いると、汚染された水を、地表面に移動 させる必要がなくなる。 この方法が実施可能であることは、物質移動演算および流れのシミュレーショ ンによって示された。物質移動演算は、平衡および非平衡の影響を考慮したもの である。演算は、空気の泡がウエルの頂部に達したとき、その中で、蒸気の飽和 が生ずることを示している。流れのシミュレーションは、水源およびシンク(た とえば、補足されたNAPLガングリア(ganglia)および平衡されていない土 の吸着)がなく、均質で等方性の媒体を前提としている。現場の場合には、より 複雑なファクタを考慮しなければならない。 提案したシステムを修正することによって、その効果を向上させることができ る。たとえば、VOCsを除去した後に、ガスを再循環させることによって、酸 化、化学的沈澱、生物的堆積の問題を解決することができる。さらに、現場にお ける蒸気ストリッピング法は、溶解したVOCsを除去する時あるいは分離相中 に、浮遊物質あるいは沈んだ物質として、有機液体が生じた時にも適用すること ができる。 通常、汚染された透水層は、単一のウエルの影響帯域よりもはるかに大きい。 実際には、いくつかのウエルが必要である。ウエルフィールドの最適な設計およ び最適な操作方法は、改善(remediation)場所に対し、その特性に応じて、別 個に決定されなければならない。このような設計に対する適切なパラメータは、 透水層の特性(飽和および不飽和帯域の厚さ、地域流の状況および水平および鉛 直方向の透過性)、改善(remediation)要求(最終的に許容されるVOC濃度 、掃除に要求される時間フレーム)およびウエルの特性(スクリーン間隔、空気 噴射速度)である。 第11図は、内側ウエル52および外側ウエル54を備えたウエル50を含む VOC蒸気抽出の実施例を示している。内側ウエル52は、地表面22から地下 水面19の下方に(おそらくは、透水層の底部に)延びている。内側ウエル52 は、上下あるいはVOCsを含む汚染された帯域あるいは領域55に直接(図示 のように)延びていてもよい。 内側ウエル52は、飽和帯域15内のウエル・スクリーン・ケーシング56に よって、VOCsを含む汚染された水が内側ウエル内に流入可能なように、部分 的に覆われている。内側ウエルは、中実なケーシング57により、他の部分が覆 われていてもよい。上述のように、ガス噴射管路16が、地表面22から、内側 ウエルを通って、飽和帯域内に延びている。ガス噴射速度は、矢印Aで示される ように内側ウエルに向かい、上方へ向かう実質的に汚染された地下水の循環流が 生成されるように調整可能である。現場におけるVOCsの蒸発速度は、ガス噴 射速度を調整することによって、制御される。水と空気の泡との混合物20は、 管路16と内側ウエル52の壁によって形成された環状空間21内を、上方に向 かって流れる。 図示されているように、外側ウエル54は、内側ウエルよりも大きな径を有し ており、地表面22から地下水面19の上方位置に延びている。外側ウエルは、 地下水面より上にある帯域24のみを通るように延びていてもよい。外側ウエル 54を形成するケーシングの壁は、内側ウエル52の壁から同心状に離間し、外 部および内側ウエルの壁の間に、環状空間58を画定している。 図示のように、内側ウエル52の上端部54aは、外側ウエル54内で終端し ている。外側ウエルは、ガス噴射管路16および蒸気抽出管路33のために設け られた開口部を除いて、外気に対して、シールされるように構成されていてもよ い。外側ウエルの下端部54bは、空気揚水された地下水が飽和帯域に再浸透可 能なように、開口している。あるいは、外側ウエルの下端部54bが、ウエルス クリーンによって覆われ、再浸透を可能とする孔あるいは通路が形成するように してもよい。外側ウエルからの地下水の流れは、全体として、実線の矢印Bで示 されている。 ブロック部材60が、地下水面19と地表面22の間の内側ウエル内に設けら れている。内側ウエル52のウエルケーシングの一部は、ブロック部材60の下 方に位置するウエルの部分に沿って、スクリーンケーシング59によって覆われ ている。スクリーンケーシング59により、VOC蒸気および汚染された地下水 が、ブロック部材60にぶつかった後に、内側ウエルから流出することが可能に なる。ブロック部材は、地下水およびガス泡の流れに対する不透過性バリアであ る。それは、たとえば、ウエルプラグ、シール、分離プレート、偏向プレートあ るいは砂利のパックによって構成することができる。 VOC蒸気の流れに対して透過性のバリア62が環状空間58内に形成されて いる。透過性バリア62は、たとえば、分離プレートあるいは偏向プレートであ る。不透過性バリア60および透過性バリア62は、特定のウエル設計に適する ように、一つまたは二つのブロック部材によって構成することができる。 外側ウエルは、VOC蒸気が不飽和帯域24内に放出されることを防止し、内 側ウエルから放出されたVOC蒸気が、ウエル50から抽出管路33を介して、 回収され、抽出され得るように、蒸気回収シリンダを効率的に形成する。ブロッ ク部材60の上方のある距離の部分で、外側ウエル54の壁は、不飽和帯域内の VOC蒸気が、外側ウエル内に取り出され、除去されるように、領域64内で、 覆われている。覆われていない内部および外側ウエルの壁は、図示のように、中 実なケーシングによって覆われていてもよい。 上述のように、加圧下のガスは、内側ウエル内に噴射され、地下水の流れを内 側ウエルに強制的に向かわせ、内側ウエル内で、水が揚水されるようにして、再 循環クリーンアップ帯域を生成する。このプロセスの間に、VOCsは、汚染さ れた地下水から、内側ウエルの内部の上昇する泡20に移される。換言すれば、 水と泡は、内側ウエルを上昇し、透水層の内部の水は、内側ウエルに向かって流 れる。内側ウエル内の水を通って、泡が流れる間に、VOCsは、汚染された地 下水から、内側ウエルの内部の上昇する泡20に移送される。 VOCsを含む汚染された地下水およびガスの泡は、ブロック部材60とぶつ かるまで、内側ウエル内を上昇する。ブロック部材60にぶつかると、地下水は 、たとえば、スクリーンケーシング59により、内側ウエルの壁に設けられた通 路を介して、強制的に、内側ウエルから流出させられる。内側ウエルから流出し た後、矢印Bで示されるように、地下水は、内部および外側ウエルの間の環状空 間から流出する。上述のように、そこから、VOCsの部分がない地下水は、浸 透して、飽和帯域に戻り、ウエル50の近傍に、水循環セルが作られる。 偏向部材60にぶつかると、VOC蒸気を含むガスの泡は、「ひょいと動いて (popされて)」、VOC蒸気がガスの泡から放出される。VOC蒸気は、内側 ウエルから、スクリーンケーシング59により形成された開口部を通って、流出 する。その後、ベンチレータ36により、矢印Cで示されるように、VOC蒸気 は、透過性部材62を通って、内部および外側ウエルの間に形成された環状空間 58内に抽出される。この空間から、VOC蒸気は、上述したように、適当な蒸 気抽出手法を用いて、回収される。 第12図には、汚染された帯域または領域に向かって延びるウエル抽出部材を 有する本発明の実施例が示されている。図示され、また、上述のように、ウエル 50は地表面22から地下水面19の下方に(おそらくは、透水層の底部に)延 びる鉛直部分を有している。飽和帯域15内のある深さの部分(汚染域の深さ) に、ウエルは、汚染された帯域あるいは領域55に向かって延びる抽出部材、成 分あるいはチャネル70を備えている。抽出部材は、上下あるいは(図示のよう に)汚染された帯域に直接延びていてもよい。図示のように、抽出部材は、汚染 された帯域内に延びる実質的に水平のチャネルにより構成されていてもよい。抽 出部材はまた、水平から傾けられ、表面に向かい、あるいは、表面から離れるよ うに、汚染された帯域に延びていてもよい。飽和帯域内で、抽出部材70は、汚 染された帯域55で、あるいは、その近くで、ウエルスクリーンケーシング72 により覆われている。 ガス噴射管路16は、抽出部材70内に延びていてもよい。上述のように、ガ スは加圧下で噴射され、泡を生成する。泡および水柱20は、透水層の水よりも 軽いため、ウエル内に、水の上方への流れ(矢印A)が生成される。飽和帯域内 の汚染された地下水は、(矢印Dで示されるように)覆われた区間72内の抽出 部材70内に流入する。この水は、抽出部材に沿って、次いで、ウエルの鉛直部 分を上に(矢印A)、移動する。上述のように、汚染された地下水および泡は、 ブロック部材60にぶつかるまで、内側ウエル内を上昇する。 第13図には、本発明の別の実施例が示されている。この実施例においては、 ウエル51aの鉛直部分51bから不飽和帯域24内に突出する浸透部材74が 設けられている。浸透部材は、ウエルスクリーンケーシング75aによって覆わ れ、水が、(矢印Eで示されるように)浸透して、地下水面に戻ることが可能な ようになっている。浸透部材74は、ウエル51aから、実質的に水平に延びて いてもよい。この部材74はまた、VOCリッチの蒸気のひょいと動かされた泡 が、(矢印Fで示されるように)スクリーンケーシング75bを介して、不飽和 帯域内に漏れ出すことを可能としている。水平の浸透部材74の上方の不飽和帯 域内には、ブロック部材を形成するパッカー、シールあるいは偏向プレート76 が設けられている。パッカーは、単に、膨張可能なウエルシールであればよく、 シールは、不透過性プレートによって作ることができる。ブロック部材76の上 方のある距離のところで、ウエルは、不飽和帯域内のスクリーンケーシング78 によって覆われ、循環する地下水(ひょいと動かされた泡)から流出したVOC 蒸気を回収し、処理する(矢印C)ことができるようになっている。覆われてい ないウエルの成分は、中実のケーシングによって覆われている。 泡及び水柱は、浸透部材74の真上の箇所に上昇する際に、閉塞部材76に当 たり、浸透部材内に差し向けられる。浸透部材において、水は、不飽和帯域24 内に差し向けられ(矢印E)、飽和帯域15に浸透し、該帯域に戻る。浸透が生 じる場所は、浸透部材74におけるスクリーン間隔75aの場所によって制御さ れる。再浸透される水の存在は、地下水のマウンドを形成し、地下水は、抽出部 材70のスクリーン部分72に向かって(実線矢印G)、動水勾配、即ち、降下 の円錐を流下させる。 ガスの泡は、浸透部材74の頂部に上昇すると、飛び出る。泡は、閉塞部材7 4の上方のスクリーン付ケーシング78を通して抽出される。ウェルの頂部は、 密封され、蒸気ライン33が、VOC蒸気を抽出すべく、ウェル内に延びる。上 述の実施例の如く、蒸気抽出ライン33を横断するように換気装置36を連結し て、蒸気の抽出を可能にしても良い。このとき、適当な蒸気処理装置29によっ てVOC蒸気を処理しても良い。 図14の実施例において、浸透部材74は、水平又は傾斜したウェルの延長部 分を備えていない。むしろ、浸透部材は、閉塞部材76と地下水面レベル19と の間にスクリーンウェルケーシング80を設けることによって、完成される。浸 透部材74の如く、スクリーン付ケーシング80は、VOC蒸気(矢印F)及び 水(矢印E)を不飽和帯域内に逃がすための適切な通路又は開口を備えている。 上述の実施例の如く、スクリーンケーシング80を介してウェルを出る水は、 飽和帯域15内に浸透して該帯域に戻り、また、飛び出た泡からのVOC蒸気は 、スクリーン付ケーシング78によって形成された孔を介してウェルの上部分を 通り、蒸気抽出設備を通して除去される。 更に、この実施例は、界面活性剤、養分又は触媒などの物質を汚染帯域に注入 するための注入ライン82を備える。かかる物質は、直接的又は間接的に除去プ ロセスを助けるのに使用される。図示されたように、注入ライン82は、ウェル に延入し、抽出部材70よりも上の箇所で終端するのが良い。 図示されているのは、唯一のウェル、抽出部材及び浸透部材である。汚染の領 域の寸法により、例えば、装置は、1つ以上の抽出部材及び浸透部材を使用する 複数のウェルを採用しても良い。 第12図〜第14図の実施例は、以下に述べるような一定の利益を提供する。 第1に、地表面から掘削して据え付ける必要のある浅い集水埋渠を設ける必要が ない。第2に、飽和帯域のスクリーン間隔に近接した箇所に空気が注入されない ので、空気注入時に空気を飽和帯域から排気するスロットおよびバフル装置を設 ける必要がない。第3に、これらの実施例は、非常に大きな循環セルを発生させ る。循環セルの寸法は、飽和帯域の抽出部材と、地下水が飽和帯域に再導入され る箇所との間の距離によって調整される。短い循環路、すなわち再循環水がたど る極めて短い流路がない。第4に、再浸透する前に水が地下水面のかなり上方に 上昇する必要がないので、エアリフト圧送コストは、あまり高くない。基底帯域 のすぐ下の深さまで水を持っていく必要はない。揚程は、かなり小さくなる。第 5に、抽出および浸透の間隔を慎重に定めることによって、汚染物を容易に取り 除くことができる。これらの間隔の距離およびエアリフト圧送の程度によって、 装置の寸法を容易に調整することができる。第6に、装置は、ウェルの浸透部分 を自然地下水勾配の大きい側に配置し、水抽出部材を自然地下水勾配の小さい側 に配置することによって、地下水の排水を高めるように設計することができる。 その際、地下水の循環は、自然地下水勾配と、圧送による循環の両方の関数であ る。最後に、第13図および第14図の実施例では、ウェルの垂直部分は、遮断 部材の上方と下方において均一な直径を有している。このことは、ウェルの全体 コストを減少させる。 上述の実施例においては、VOC蒸気が現場で処理される場合は、蒸気抽出装 置が不要であることが理解されよう。たとえば、不飽和帯域のVOC蒸気が、地 下水の汚染物を蒸気として不飽和帯域に移送して分解するバイオベンティングを 使用して、生物学的に処理される場合には、蒸気抽出段階を取り除くことができ る。これは特に、石油および石油の副産物の除去について当てはまる。 本発明の実施例を詳細に説明してきたが、本発明は、このような実施例に限定 されるものではなく、添付の請求の範囲に限定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グヴィルツマン ハイム イスラエル 71935 ドーレヴ モディ イム モービル ポスト (番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.地下水をウエルの方にかつ上方に流れさせ、揮発性有機成分(VOCs)を 地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動させるためにガスをウエルへ注入する ための手段と、ウエルの中の上昇ガス泡からVOC蒸気を分離するための、ウエ ルの中に設けられた手段と、 分離後VOC蒸気を処理するための手段と、地下水をウエルから飽和帯域の 方に差し向けるための手段とを有する、地下水から揮発性有機成分(VOCs) を取り除くための装置。 2.飽和帯域においてウエルから、汚染された地下水をウエルの中へ導入するた めの、汚染された地下水の領域に向って延びる実質的に水平な抽出部材を更に有 する、請求の範囲1に記載の装置。 3.前記抽出部材は、該抽出部材に形成されていて、ウエルへの地下水の流れを 可能にするための開口部有する、請求の範囲2に記載の装置。 4.前記開口部は、前記抽出部材の一部分に沿ってウエルスクリーンによって形 成されている、請求の範囲3に記載の装置。 5.前記差し向ける手段は、不飽和帯域においてウエルから延びる実質的に水平 な浸入部材と、前記浸入部材より上でウエル内に配置されていて、地下水及びガ ス泡の流れを前記浸入部材の中へ差し向けるための閉塞部材とを有する、請求の 範囲1に記載の装置。 6.前記差し向ける手段は、不飽和帯域においてウエルに設けられた浸入開口部 と、前記開口部より上でウエルに設けられていて、ウエルの中の地下水及びガス 泡の流れを浸入開口部を通して差し向けるための閉塞部材とを有する、請求の範 囲1に記載の装置。 7.地下水をウエルの方にかつ上方に流れさせ、揮発性有機成分(VOCs)を 地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動させるためにガスをウエルへ注入する ための手段と、ウエルの中の上昇ガス泡からVOC蒸気を分離するための、ウエ ルの中に設けられた手段と、 分離後VOC蒸気を収集するための、ウエルの頂部に設けられた抽出手段と 、 地下水をウエルから飽和帯域の方に向けるための手段とを有する、地下水か ら揮発性有機成分(VOCs)を取り除くための装置。 8.ウエルへの地下水の流れを可能にするためのウエルスクリーンを飽和帯域に おけるウエルの一部分に沿って備えている、請求の範囲7に記載の装置。 9.ウエルスクリーンが循環帯域におけるウエルの部分に沿って延びている、請 求の範囲8に記載の装置。 10.VOC蒸気を排出し、処理し或いは破壊するための手段を更に有する、請求 の範囲7に記載の装置。 11.前記ガス注入手段は、ウエルの中へ延びるガス管路と、 ガスを前記ガス管路を経て前記ウエルの中へ注入するためのコンプレッサ手 段とを有する、請求の範囲7に記載の装置。 12.ウエルは、飽和帯域の中へ延びる内側ウエルと、循環帯域の中へ延びる外側 ウエルとを有し、前記外側ウエルは、外側ウエルと内側ウエルとの間に環状空間 を構成するために、循環帯域を通して延びる外側ウエルの一部分に沿って前記内 側ウエルから同軸的に間隔をへだてられている、請求の範囲7に記載の装置。 13.外側ウエルは蒸気収集シリンダを形成する請求の範囲12に記載の装置。 14.前記内側ウエルは地下水及びガス泡を分離手段に差し向ける、請求の範囲1 2に記載の装置。 15.地下水をウエルに流入させるための手段を飽和帯域における内側ウエルの部 分に沿って有し、地下水を内側ウエルから流出させるための手段を循環帯域にお ける内側ウエルの一部分に沿って有している、請求の範囲14に記載の装置。 16.循環帯域における外側ウエルの一部分に沿ってウエルスクリーン手段を有す る、請求の範囲15に記載の装置。 17.VOC蒸気を循環帯域から、外側ウエルと内側ウエルとの間の環状空間の中 へ排出させるための手段を更に有する、請求の範囲15に記載の装置。 18.地面から飽和帯域の中へ延びる第1のウエル手段と、 地面から循環帯域の中へ延びる第2のウエル手段とを有し、第2のウエル手 段は、循環帯域において前記第1のウエル手段の壁と第2のウエル手段の壁との 間に環状空間を構成するために第2のウエル手段の長さに沿って前記第1の ウエル手段から同軸的に間隔をへだてられ、 地下水を第1のウエル手段の方にかつ上方に流れさせ、VOCsを地下水か ら前記第1のウエル手段の中の上昇ガス泡内の蒸気に移動させるために、ガスを 前記第1のウエル手段の中へ注入するための手段と、 VOC蒸気をガス泡から分離し、VOC蒸気を前記第2のウエル手段に流入 させ、 地下水の流れを前記第1のウエル手段から飽和帯域に差し向けるための分離 手段と、 VOC蒸気を前記第2のウエル手段から収集するための手段とを有する、地 下水から揮発性有機成分(VOCs)を取り除くための装置。 19.地下水を前記内側ウエル手段に流入させる第1の孔手段を前記内側ウエルの 一部分に沿って有し、地下水及びVOC蒸気を前記第1のウエル手段から流出さ せる第2の孔手段を前記内側ウエル手段の一部分に沿って有している、請求の範 囲18に記載の装置。 20.VOC蒸気を前記外側ウエルに流入させる第3の孔手段を前記外側ウエル手 段の一部分に沿って有している、請求の範囲19に記載の装置。 21.前記分離手段は、循環帯域における前記第1のウエル手段の一部分に配置さ れた閉塞部材を有し、前記閉塞部材は不浸透部分を有する、請求の範囲19に記 載の装置。 22.前記分離手段は、更に、VOC蒸気を前記第1のウエル手段と第2のウエル 部材との間の環状空間に流入させる通路を前記第2のウエル手段に有する、請求 の範囲21に記載の装置。 23.不飽和帯域を通して飽和帯域の中へ延びる実質的に垂直な部分を有する、ウ エルと、 飽和帯域におけるウエルの垂直部分から、汚染された地下水のウエルへの導 入のための汚染された地下水の領域に向って延びる実質的に水平な抽出部材と、 地下水を前記抽出部材へ流入させてウエルの上方に流れさせ、VOCsを地 下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動させるために、ガスをウエルの中へ注入 するための手段と、 地下水を浸入させるために地下水の流れをウエルから不飽和帯域の中へ向け 、VOC蒸気をウエルから不飽和帯域の中へ解放するための手段と、 不飽和帯域の中へ解放されたVOC蒸気を収集するための手段とを有する、汚 染された地下水から揮発性有機成分(VOCs)を取り除くための装置。 24.前記差し向ける手段及び解放手段は、不飽和帯域におけるウエルの垂直部分 から延びる実質的に水平な浸入部材と、前記浸入部材より上でウエル内に設けら れていてウエルの中の地下水及びガス泡の流れを前記浸入部材の中へ差し向ける ための閉塞部材とを有する請求の範囲23に記載の装置。 25.前記差し向ける手段及び解放手段は、不飽和帯域においてウエルに設けられ た浸入開口部と、前記浸入開口部より上で前記ウエルに設けられていて、ウエル の中の地下水及びガス泡の流れを前記浸入開口部を通して向けるための閉塞部材 とを有する、請求の範囲23に記載の装置。 26.前記収集手段は、閉塞部材より上でウエルに設けられていてVOC蒸気をウ エルの中へ流入させるための通路と、VOC蒸気をウエルから取り出すための蒸 気抽出手段とを有する、請求の範囲24又は25に記載の装置。 27.地面から飽和帯域の中へ延びる第1のウエル手段と、 地面から循環帯域の中へ延びる第2のウエル手段とを有し、第2のウエル手 段は、循環帯域において前記第1のウエル手段の壁と第2のウエル手段の壁との 間に環状空間を構成するために第2のウエル手段の長さに沿って前記第1のウエ ル手段から同軸的に間隔をへだてられ、 飽和帯域において前記第1のウエル手段から、汚染された地下水の前記第1 のウエル手段の中への導入のための、汚染された地下水の領域に向って延びる実 質的に水平な抽出部材と、 地下水を第1のウエル手段の方にかつ上方に流れさせ、VOCsを地下水か ら前記第1のウエル手段の中の上昇ガス泡内の蒸気に移動させるために、ガスを 前記第1のウエル手段の中へ注入するための手段と、 VOC蒸気をガス泡から分離し、VOC蒸気を前記第2のウエル手段に流入 させ、 地下水の流れを前記第1のウエル手段から飽和帯域に差し向けるための分離 手段と、 VOC蒸気を前記第2のウエル手段から収集するための手段とを有する、地 下水から揮発性有機成分(VOCs)を取り除くための装置。 28.前記分離手段は、循環帯域における前記第1のウエル手段の一部分に配置さ れた閉塞部材を有し、前記閉塞部材は不浸透部分を有する、請求の範囲27に記 載の装置。 29.ガスを飽和帯域の中へ延びるウエルの中へ注入して地下水の流れをウエルの 方にかつ上方に差し向け、VOCsを地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動 させ、 VOC蒸気を上昇ガス泡から分離し、 VOC蒸気を処理し、 ウエル内の地下水の流れを飽和帯域の方に差し向けて地下水を飽和帯域に戻 す、地下水から揮発性有機成分(VOCs)を取り除く方法。 30.a)ガスをウエルの中へ注入して地下水をウエルの方へ流れさせ、VOCs を地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動させ、 b)VOC蒸気を含むガス泡をウエルの中で上昇する地下水から分離し、 c)地下水との分離後、VOC蒸気を処理し、排出し、又は破壊し、 d)地下水を不飽和帯域を差し向ける、地下水から揮発性有機成分(VOC s)を取り除く方法。 31.ガスを飽和帯域の中へ延びるウエルの中へ注入して地下水の流れをウエルの 方にかつ上方に差し向け、VOCsを地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動 させ、 VOC蒸気を上昇ガス泡から分離し、 VOC蒸気を集め、 ウエルの中の地下水の流れを飽和帯域の方に差し向けて地下水を飽和帯域に 戻す、地下水から揮発性有機成分(VOCs)を取り除く方法。 32.a)ガスをウエルの中へ注入して地下水をウエルの方に流れさせ、VOCs を地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動させ、 b)VOC蒸気をウエルの中で上昇する地下水から分離し、 c)分離後、VOC蒸気を収集してウエルから抽出し、 d)ウエルの中で上昇する地下水を循環帯域の中へ差し向ける、地下水から 揮発性有機成分(VOCs)を取り除く方法。 33.(a)−(d)段階を繰返して循環サイクルを行い、地下水中のVOCsの濃 度を減ずる、請求の範囲32に記載の方法。 34.VOC蒸気を循環帯域から排出する、請求の範囲32に記載の方法。 35.a)ガスをウエルの中へ注入して地下水をウエルの方に流れさせ、VOCs を地下水からウエルの中の上昇ガス泡に移動させ、 b)VOC蒸気を含むガス泡をウエルの中で上昇する地下水から分離し、 c)地下水との分離後、VOC蒸気を集め、 d)地下水を循環帯域の中へ差し向け、 e)VOC蒸気を処理し、排出し、又は破壊する、地下水から揮発性有機成 分(VOCs)を取り除く方法。 36.ウエルが不飽和帯域を通して飽和帯域の中へ延び、 実質的に水平な抽出部材を、飽和帯域においてウエルから、汚染された地下 水のウエルへの導入のための、汚染された地下水の領域に向って延ばし、 ガスをウエルの中へ注入して地下水を前記抽出部材の中へ流入させかつウエ ルの上方に流れさせ、VOCsを地下水からウエルの内側のガス泡に移動させ、 ウエルの中の地下水の流れを不飽和帯域の中へ向けて地下水をウエルに戻し 、VOC蒸気をウエルから不飽和帯域に移動させる、地下水から揮発性有機成分 (VOCs)を取り除く方法。 37.VOC蒸気を不飽和帯域から集める、請求の範囲36に記載の方法。
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