JPH08505486A - コンピューターケース、コントロールケース、モニターおよびキーボードを有するマイクロコンピューター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 マイクロコンピューターは共に結合されかつ少なくとも１つの主コネクターを備えたコンピューターケース（２２）、モニター（２６）およびキーボード（２４）を有している。これに加えて交換可能なデーターのサポートを備えた少なくとも１つのドライブ（２８、３８）およびラウドスピーカーを含むコントロールケース（２０）が設けられており、さらにこのコントロールケースは主スイッチ（３２）、キーボード（２４）用のソケット、マウス用の接続装置およびマイクロホーン接続装置（３６）を有しており、その寸法はコンピューターケース（２２）よりも実質的に小さくかつモニタースタンドの寸法に対応している。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピューターケース、コントロールケース、モニターおよびキーボードを有 するマイクロコンピューター 本発明は相互に結合され、かつ少なくとも１つの主コネクターを備えているコ ンピューターケース、モニターおよびキーボードを有するマイクロコンピュータ ーに関する。 現在の所、マイクロコンピューターのケースとしては２つの異なるタイプがあ る。すなわちそれはデスクトップのケースおよびアップライト位置用のケースで ある。このデスクトップケースにはそのデスクドライブに簡単にアクセスできる という利点があるが、しかしこれらのデスクトップケースには机上の利用できる 面の非常に多くの空間を占めてしまうという欠点がある。勿論この欠点は直立型 のケースには当てはまらないが、しかしこれら直立型のケースはそのデスクドラ イブの開口部へのアクセスが難しいという欠点があり、また同じことがそのコン ピューターケースのその他の作動要素にも当てはまる。 上で述べたタイプのマイクロコンピューターのコンピューターケースは、デー ター処理に必要なマイクロコンピューターの構成要素、特にそのマザーボード（ 主ボード）、電源、その大半はハードデスクである交換可能なデーターのキャリ ア用の少なくとも１つのドライブ、それに付随するコントローラーおよびそれの ために設けられている主ボードのスロット中に収められる例えば図形カードのよ うなカードを収容している。さらにオン状態すなわち１個あるいはそれ以上のド ライブが作動していることを知らせる信号ランプがそのコンピューターケースに 配設されている。最後に幾つかのタイプのコンピューターはシステムのリセット を簡単に起動するためのリセット押しボタンを有している。 本発明の目的は、一方ではこれまでデスクトップユニットについてそ うであったように、ユーザーがコンピューターケースの制御要素に簡単にアクセ スできると共に他方では従来のデスクトップケースの欠点を容認することなく、 すなわちデスクトップケースが必要としたデスクの広いスペースを占めることな く上で述べたタイプのマイクロコンピューターをさらに改良することである。す なわち本発明はデスクトップケースおよび直立ケースの欠点を容認することなく 両者の利点を組み合わせることを狙っている。 この目的はもう１つの追加コントロールケースを有するマイクロコンピュータ ーによて達成される。 主要でかつ重要な制御要素がそのコンピューターケースから取り出され、そし てそのコンピューターケースに比べて小さなそのコントロールケースに配置され る。そのコンピューターケースには外部から個別にアクセスする必要のない要素 だけが、すなわちそこにカードが挿入されているマザーボード、電源、ハードデ スクドライブ等が留められている。デスクあるいは交換可能なデーターのキャリ アを受け入れるドライブはこのコントロールケース中に配置される。そこではこ れらのドライブが可能な空間の大部分を占めている。さらにキーボード、マウス およびマイクロホーン用のコネクターがこのコントロールケース中に配置されて いる。このマイクロコンピューターはこのコントロールケース中に配置されてい る主スイッチによってオンオフの切り換えが行われる。この手段によってユーザ ーはマイクロコンピューターの通常の使用中にはコンピューターケースにアクセ スする必要がなくなる、すなわちコンピューターケース側での操作が不要となる 。総ての操作ステップはこのコントロールケースの所で行われる。このコントロ ールケース（同様にコントロールユニットとも呼べる）は市販のモニターのベー スの下にはまり込む程度に十分に小さく作られる。コンピューターケースより重 さの軽い このコントロールケースは、モニター用の通常の旋回支持体によって担持するこ とができる。コンピューターケースは通常モニター用の支持体を備えておりその 上面にモニターが置かれている。 もう１つの、かつ具体的な望ましい実施例に於いてはそのコントロールケース はモニターの脚部を形成し、すなわちその上側の面上にモニターを配置し、かつ 傾けるために必要な総ての装置を有しており、望ましくはそのコントロールケー スの上側の面はモニターのベース部分を構成している。 コントロールケースの寸法は、そこに配置されるドライブの数によって主とし て決まり、かつコントロールケースは出来るだけ小さいことが望ましいので、目 標とする最大寸法は４つのドライブを収容できるに十分な寸法となる。もう少し 検討を進めるために参考となる寸法は５¹/₄インチドライブの寸法であろう。こ のコントロールケースは最大で４個のドライブを収容できることが望ましい。具 体的にはそれらはＣＤ−ＲＯＭ、３¹/₂インチおよび５¹/₄インチドライブである 。 望ましい実施例に於いては、ただ１つの幹線がこのコントロールケースとコン ピューターケースをつないでいる。こうすることによってマイクロコンピユータ ーのセットアップを簡単にしている。この幹線、例えば多重ケーブルは個々のド ライブへの接続部を備えており、さらに望ましくは低電圧線でありかつコンピュ ーターケース中の主電源をスイッチするリレーを働かせるために使われる主制御 線、さらにキーボード用のコネクター、内蔵あるいは外部のラウドスピーカーへ のコネクター、および必要に応じてマイクロホーン用のおよび望ましくはコント ロールユニット中に配置されかつオン、オフ状態すなわちハードデスクドライブ 等の動作状態を表示する個々の表示ランプ用のコネクターを含んでいる。 特に望ましい実施例に於いては、このコントロールケースはＬ字形あるいはＵ 字形のフレームとして形成された支持脚を有している。これらは前方に開いてお り、かつキーボードがそのフレームおよびコントロールケースの下側の面間に収 容出来るに十分な高さである。このキーボードはコントロールケースよりももっ と幅が広くてもかまわないが、上で説明したような構成にすると、マイクロコン ピューターが使われていない時にはモニターの旋回キャリアーであるコントロー ルケースの下側にキーボードの収納場所ができる。 本発明によるコントロールケースはマイクロコンピューターのもう１つの追加 部品である。このコントロールケースは、それが無い場合にはコンピューターケ ース中に配置されている主要部品特にドライブを収容しているので、マイクロコ ンピューター全体の総額はこの追加部品によって特別に高くなることはない。本 発明は従来技術によるマイクロコンピューターのコンピューターケースが２つの 別々のケースに分割された、すなわち残りのコンピューター部分のケースおよび コントロールケースにというふうに理解されかつ説明されても良い。またこの分 離によって必要となる追加の費用は主としてこのコントロールケースのケース部 分、追加の組み立ておよび追加のケーブル接続部による費用である。 本発明のその他の利点および特徴が、その他の請求項および図面を参照して以 下でさらに説明する本発明を限定する意味ではない実施例の以下の記述から明ら かになるであろう。 図１は本発明のコントロールケースを有するマイクロコンピューターの正面図 ：および 図２は図１のマイクロコンピューターのモニター、コントロールケースおよび キーボードの側面図である。 これらの図に示しているようにこのマイクロコンピューターは追加部 分すなわちコントロールケース２０を有している。さらにこのマイクロコンピュ ーターは次のような公知の構成要素：コンピューターケース２２、キーボード２ ４、およびモニター２６を含んでいる。その他の構成要素を例えばプリンター、 マウス等は図示されていないが勿論公知の方法で付加され得るものである。 このコントロールケースはコンピューターケース２２に比べて幾分小さく、こ のコントロールケース２０の最大寸法は最大で４つの標準ドライブがこのコント ロールケース２０中に配置出来る程度に決められる。５¹/₄インチドライブはお およその寸法で１５×４．５×２１ｃｍの外形寸法を有しており、従ってこのコ ントロールケース２０の寸法はこれらの寸法の４倍すなわち約３０×９×２１ｃ ｍということになる。このコントロールケース２０は個別の電源を有してはいな い。従って必要な電力は電源を収容しているコンピューターケース２２から受け 取ることになる。 図示した例には２つのドライブが設けられており、これらのドライブ２８、３ ０はコントロールケース２０の前面パネルの所でアクセスできる。さらに電圧供 給のためのオンオフスイッチが前面パネル上に配置されており、このスイッチは プッシュボタン型に形成されている。このスイッチはコンピューターケース２２ 中に配置されているリレー等を制御する。こうすることによって全供給電圧がコ ンピューターケース２２およびコントロールケース２０を接続している接続線３ ４（幹線）によって運ばれることを回避している。さらにマイクロホーン用の差 し込み型コネクターおよびヘッドセットあるいは付加ラウドスピーカー用の差し 込みコネクターがフロントパネルの所に設けられている。またフロントパネルに はランプ表示のための通路４０および４２が配置されており、図示の実施例では コンピューターのオン状態の表示器およびコンピユー ターケース中に収容されているハードデスクドライブの運転中に点灯する表示器 が設けられている。 システムリセットスイッチ４３がフロントパネル上に配置されても良い。こう することによってキーボードのキーを押すことによって可能であるシステムのリ セットが同様に実行できる。 接続線３４用の多点コネクターがコントロールケース２０の裏側に配置されて おり、そしてコンピューターケース２２との接続のために使われている。図示の 望ましい実施例には多点コネクターのコネクター点の数に対応する複数の個別の 接続線を含んでいるただ１つの接続ライン３４が示されている。さらにコントロ ールケース２０の後側にはキーボード２４用の差し込みソケットおよびマウスの 取り付け装置が設けられている。またこのマウスはケーブル接続の必要が無いワ イヤレスでも良い。 このコントロールケースは通常のモニター２６の重みを支えることが出来るよ うに硬いケースで作られている。望ましくはこのケースはプラスチックあるいは 鋼板から作られる。 図１に示したような非常に有利な実施例に於いては、読み取り器４４がコント ロールケース２０中に配置されており、かつフロントパネル中のスリットを通し てアクセスすることが出来る。アクセスの安全を確保するためのカード、特にク レジットカードのサイズのカードがそこに挿入される。このコンピューターはそ のセキュリティー装置が挿入されるまではスタートしない。望ましい実施例に於 いては、電源スイッチがこの読み取り器４４中に配置されるかあるいは取り付け られている。この場合には、アクセスの安全を確保するためのカードを読み取り 器４４の読み取り領域に挿入することによって電源スイッチが動作される。アク セスを可能にするためのカードは特に磁性体の層を持つもの、および特 に集積回路を内蔵するものである。 図２に特に示したようにコントロールケースの下側に２つのＬ字形の弓状およ びフレーム状の脚４６が設けられており、これらは具体的にはコントロールケー ス２０の２つの側部領域に固定されている。これらは硬い材料例えば円形あるい は正方形の断面を有する金属チューブから作られており、かつコントロールケー ス２０の前方側に向けて開いている。Ｌ字の縦方向の脚は具体的にはコントロー ルケース２０の裏面に固定されている。Ｌ字の水平脚とコントロールケース２０ の底面間の自由空間の距離は図２に示すように標準的なキーボードがこの脚間に 挿入出来、そしてこれらの脚とコントロールケースの底面間にはまり込むことが 出来るように選ばれている。 別の実施例ではこの脚４６はＵ字形とすることが出来る。それらは２つの水平 および１つの垂直脚を有している。一方の水平脚はコントロールユニット２０の 下側の面に固定される。全体として図２に示したとほぼ同じ形状が得られ、キー ボード２４は同様にコントロールケース２０の下側の面と脚４６の下側の水平脚 の間に収納出来る。 従来技術に於いてはラウドスピーカーはコンピューターケース中に配置されて いるのだが、このラウドスピーカーはコントロールユニット２０中に配置される 。追加のラウドスピーカー、特にステレオラウドスピーカーがこのコントロール ユニット２０に接続されても良い。このために上で指摘した差し込みソケット３ ８が使われる。 このコントロールユニット２０はコンピューターケース２２に比べてその重量 が著しく軽い。コントロールケースの典型的な重量は約１．５ｋｇである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．相互に結合されかつ少なくとも１つの主電源を備えたコンピューターケース （２２）、モニター（２６）およびキーボード（２４）を有するマイクロコンピ ューターにおいて、追加のコントロールユニット（２０）が設けられており、そ こには交換可能なデーターのキャリアのための少なくとも１つのドライブ（２８ 、３０）およびラウドスピーカーが配置されておりかつそのコントロールユニッ ト（２０）は主スイッチ（３２）、キーボード（２４）用の差し込みソケット、 マウス用のコネクターおよびマイクロホン用のコネクター（２６）を内蔵してお り、さらにこのコントロールユニット（２０）はコンピューターケース（２２） よりもそのボリュームが小さくかつモニターベースの寸法に匹敵する領域を占め る大きさであることを特徴とするマイクロコンピューター。 ２．上記コントロールユニット（２０）は最大で４個のドライブ（２８、３０） を収容していることを特徴とする請求項１に記載のマイクロコンピューター。 ３．上記コントロールユニット（２０）の高さは最大で標準５¹/₄インチドライ ブの対応する寸法の高さの２．５倍であり、かつ上記コントロールユニット（２ ０）の幅は最大で５¹/₄インチドライブの対応する寸法の幅の３倍であることを 特徴とする請求項１に記載のマイクロコンピューター。 ４．上記コントロールユニット（２０）はコンピューターケース（２２）と単一 の多重ケーブル（３４）によって相互接続されていることを特徴とする請求項１ に記載のマイクロコンピューター。 ５．上記コントロールユニット（２０）はヘッドホン用のコネクター （３８）を有することを特徴とする請求項１に記載のマイクロコンピューター。 ６．上記コントロールユニット（２０）は最大で交換可能なデーターのキャリア を備えた４つのドライブ（２８、３０）を収容していることを特徴とする請求項 １に記載のマイクロコンピューター。 ７．上記コントロールユニット（２０）はその底面部に湾曲した弓状部材により 形成されかつコントロールユニット（２０）の前方面に開いている脚（４６）を 有しており、その寸法はキーボード（２４）がそれらの脚（４６）および上記コ ントロールユニット（２０）の底面間に収容出来るように選ばれていることを特 徴とする請求項１に記載のマイクロコンピューター。