JPH08505299A - 真空掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 真空掃除機は、電気モータ及び結合された吸引ファンを具備するユニットと、直接又は結合可能な剛性を有する管（１３）を介し、ごみ分離装置（１５）を介して該ユニットの入口側に結合された吸引ノズル（３６）とを有する。真空掃除機は、使用されない際には固定式保管ユニット（１１）に配置される手保持式ユニット（１０）を具備し、該手保持式ユニット（１０）は、上記ユニット及びごみ分離装置（１５）を組み込み、剛性を有する管（１３）を結合する結合手段（１２）を有する。電源を供給するために、延長可能なコード（２６）によって、手保持式ユニット（１０）は、付加のコード（３９）を介して本管のコンセントに結合可能な保管ユニット（１１）に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】 真空掃除機 本発明は、電気モータ及び結合された吸引ファンを具備するユニットと、剛性 を有する管とを備えた真空掃除機に関し、管は、ごみ分離装置と、管の反対側に 結合可能な吸引ノズルとを介してユニットの入口側に結合可能である。 上記のように一般的に定義された真空掃除機には、様々なデザインが存在する 。一般的な型式は、大きな塊形状でありかつ電気モータによって駆動される吸引 ファンを具備する容器式掃除機である。真空掃除機は、ホース及びいわゆる延長 管を介して吸引ノズルに結合される入口開口部を有する。エアは、吸引ノズルか ら延長管及びホースを介して真空掃除機に導入され、真空掃除機では、エアは、 ごみ容器形状のフィルタを通過し、ごみ容器では、運搬されるごみの粒子はエア によって分離される。それから、エアは、通常拡散装置として作用する添付のフ ィルタを通過して外気に排出される前に、吸引ファンを通過し、更にモータを冷 却する目的でモータを通じて導かれる。真空掃除機が使用される際、人は、真空 掃除機から曲げられたホースの端部に配置されかつホースと延長管を結合するハ ンドルを把持する。このようにして、使用者は、下に横たわる表面を横断して吸 引ノズルを移動可能であり、必要な場合には、ホイールを有する真空掃除機は、 使用者がホースを引っ張ることによって、下に横たわる表面を横断して移動可能 である。 他の種類の真空掃除機は、いわゆる直立した掃除機であり、床部分のユニット とハンドル部分を有する。床部分のユニットは、吸引ノズル、更には床一面のカ ーぺットのような柔軟な表面に打撃効果 をもたらす回転ブラシを有する。ハンドル部分は、大きなごみ容器を有し、更に 清掃される表面を横断する床ユニットの動作を制御する操作手段として機能する 。 上記引用された二つの型式の真空掃除機は、両方とも、５〜１０kgの範囲のか なりの重量であり、更に重量のために使用中に扱いにくい。特に困難な状況は、 真空掃除機が保管用キャビネットから取り出されるか片付けられる際、又は例え ば邸宅で、二つの異なる階の間を移動される際に発生する。 市場では、重量によってもたらされる欠点をある程度改良する型式の真空掃除 機もまた存在する。しばしば棒状真空掃除機として引用されるこの型式の真空掃 除機は、直立式掃除機と同類であるが、床部分のユニットは回転ブラシのみ除か れた吸引ノズルを有し、通常の直立式掃除機よりも小さくかつ軽い。欠点として 、重量の理由のために、真空掃除機は、相当する容器の掃除機又は直立式掃除機 と比較して、真空掃除機の効果が低下してしまう小さなモータファンユニットを 備えることになってしまう。 引用された棒状真空掃除機に基づき、本発明の目的は、この掃除機を容器型式 又は直立型式の相当する真空掃除機と同様に効果的にすることと、同時に重量を 減少させることである。これが達成されるためには、真空掃除機の最も重いユニ ット、つまりモータファンユニットに焦点を合わせることが必要であり、まず最 初にモータに焦点を合わせることが必要である。 自動車のターボユニットから周知なこととして、大きさが小さい高速の回転羽 根車の使用により、圧力下で、大量のエアを自動車のエンジンの吸気機構に導入 可能である。この場合、羽根車によって高圧が製造可能であるが、当然ながら、 同様に吸引力が製造可能である。この考えは本発明の基本であり、つまり、大き さの小さい高 速の回転羽根車によって、それぞれ容器型式又は直立型式の真空掃除機と同程度 の吸引効果を製造可能であるが、吸引ファンの大きさは小さくされる。この場合 、羽根車は、自動車の場合のように排気ガスで駆動されるのではなく、真空掃除 機用モータで通常使用される速度を超過する速度で作動されなければならない電 気モータによって駆動される。高速によって、使用される負荷の型式を一致させ て、従来の型式の真空掃除機と同様の動力を得ることが可能であるが、モータの 寸法は減少される。 吸引ファン及びそれ用の駆動モータの型式に関し、棒状真空掃除機の形状の手 保持式ユニットのデザインに関する本発明の一部分は、本出願と同一出願日のス ウェーデン特許出願第９３０００３３─９号の主題である。 本出願では、目的は、手保持式真空掃除機ユニットの概念を更に進展させるこ とであり、そのユニット内には可能な限り少数の部品が含まれ、空間を消費しか つ重い、必要な他の部品は、他方のユニット内に収集され、他方のユニットは、 壁のコンセントに近接して床に固定して配置可能であり、更に手保持式真空掃除 機ユニットの保管ユニットとして機能することが可能である。“固定”の定義内 には、掃除機をかける際に固定して配置されるという意味が含まれており、クロ ーゼット又はそのようなものに保管することを可能にするためにユニットは移動 可能である。 言及された目的は、請求項１に示される特徴部分を有する真空掃除機によって 達成される。好適な実施例は、添付の従属の請求項の主題である。 本発明は、これから同封の図面を参照して、実施例と共により詳細に説明され 、 図１は、手保持式真空掃除機ユニットと、該手保持式ユニットの ための固定式保管ユニットとを具備する、本発明に関する真空掃除機の斜視図を 示し、 図２は、使用の準備がされた手保持式真空掃除機ユニットを示し、 図３は、平面図の、保管ユニットに配置された手保持式ユニットを示し、 図４は、詳細には、保管ユニットに配置されたコードの巻き線を示す、保管ユ ニットの断面図であり、更に 図５は、側面図の保管ユニットを示す。 本発明に関する真空掃除機は、手保持式真空掃除機ユニット１０と、それを保 管するための保管ユニット１１とを具備する。真空掃除機ユニット１０は、吸引 ファンと電気モータとを具備し、該ファン及びモータは、モータファンユニット を形成する。該部品のデザインは、上記引用された類似の出願に詳細に説明され ており、ここでは詳細に説明及び図示されない。 ユニット１０を通じるエア通路は、しばしば（図２の）延長管として引用され る剛性を有する管１３の結合のための結合部品１２を有する。更に、凹部が具備 され、その中には、ごみ容器１５が配置される。図示されない吸引ファンの吸気 用溝は凹部１４に開口し、エアは、図１の１６によって示される排気用開口部を 介して排出される。周知のように、排気用開口部は、図示されない、拡散フィル タとして引用されかつ作用して排気エアの清浄も行う、添付のフィルタによって 覆われることが可能である。 側部には、真空掃除機ユニット１０は扉１７を備え、扉１７は、外側に回転可 能でありかつごみ容器に結合され、その結果、後者は、扉が開口される際に外側 に回転され、ごみ容器の交換を容易にする。上側には、真空掃除機ユニットはハ ンドル１８を備え、ハンドル１８の前端部には、操作パネル１９が提供される。 パネルは、押しボ タン又はそのような操作手段２０、２１、２２を具備し、それによって真空掃除 機の操作が制御可能である。 真空掃除機ユニット１０の過度の重量を軽減するために、ユニットの作動に重 要な部品は、床に配置される保管ユニット１１に移動される。保管ユニットは凹 部２３を有し、凹部２３には、真空掃除機ユニット１０が挿入及び固定可能であ る。この挿入及び固定は、例えば、真空掃除機ユニットが、数種類の固定手段と 協動するために凹部２３に挿入される前に、保管ユニットの締結部材２５の開口 部２４に結合部品１２が入るように、移動されることによって行われる。図示さ れない把持手段は、作動して固定位置に真空掃除機ユニットを保持し、押しボタ ン４７の操作による把持手段の解放後に、真空掃除機ユニットは分離可能である 。固定手段、把持手段及び押しボタン４７からの動作を伝達する部品は、異なる 方法で設計されることが可能であり、その設計は、本発明に関して重要なことで はない。 真空掃除機ユニット１０は、コード２６によって保管ユニット１１に電気的に 結合され、真空掃除機が作動されない際には、コード２６は、図にうすく輪郭が 描かれたコードの巻き線２７に保管される。真空掃除機ユニットが使用される際 、コード２６は必要な長さ引き出され、コードの巻き線にコードが戻るのが自動 的に妨げられる。真空掃除機をかけ終わると、把持部材は、ばね力又は他の方法 によって解放可能であり、コードは、コードの巻き線に巻き戻し可能である。引 用された種類の装置は、よく見られる装置であり、以下簡単に説明される。 保管ユニット１１には扉２８が提供され、そこには様々な真空掃除用具２９、 ３０、３１が保管可能である。添付の扉３２の内側には、追加用ごみ容器３３の 保管用空間が存在する。扉２８は、相当 する押しボタン３４の操作によって解放可能である。更に図３に見られるように 、付加の押しボタン３５は、コードが巻かれる際のコード巻き線の操作のために 提供される。相当する押しボタン３４による扉２８の構造的な作動方法は、多く の異なる方法で達成可能であり、これに関し、本発明は詳細にはふれない。 図２には、真空掃除機ユニット１０が、取着された延長管１３、及び該延長管 の下側端部に結合された適切な型式の真空掃除機ノズル３６と共に示される。こ の状態で、真空掃除機ユニットは、即使用可能である。 ユニット１０に備えられた電気モータは、６０．０００ｒｐｍ以上の範囲の高 速で作動される。高速で、かつタービンホイールを備えて設計されて、吸引ファ ンが使用されることにより、寸法及び重量をかなり減少可能であり、同時に、真 空掃除機は、１５００Ｗに匹敵する範囲の入力電源を備えた通常の真空掃除機の 性能を有する。シリーズのモータである、真空掃除機の通常のモータの型式は、 このような高速ではもう使用不可能であり、選択のポイントは、ＤＣ型式又は誘 導型式のブラシレス電気制御モータになる。モータの選択及び電子制御回路の選 択は、引用された類似の出願で説明されているため、ここでは詳細に説明されな い。しかしながら、電子回路の配置は重要であり、ここでは、電子回路の構成要 素は、保管ユニット１１に配置される回路ボード３７に提供される。供給電圧は 、プラグ３８及びコード３９を介して一般の本管のコンセントから電子回路に適 用され、該供給電圧は、電子回路によって適切な制御信号及び出力パルスに変換 され、それらはコード２６によって図示されないモータに導かれ、モータを駆動 する。制御ボタン２０、２１、２２は、開始／停止、コードの放出及び巻き戻し 、吸引力の制御のような、真空掃除機の機能の制御のために提供される。このた め、 押しボタンは、特有の機能のために、コード２６と一体の別々のリード線を介し て保管ユニットの電子回路に結合される。 図４は保管ユニット１１の断面図を示し、詳細には、巻き戻されたコード２６ と、巻き戻し力を供給するばね４０と、コードの巻き線のためにジャーナル軸４ ２に配置されたスリップリング４１とを備えたコードの巻き線が示される。スリ ップリングは、回路ボードに提供された接触部４３と協動して、該ボードを真空 掃除機ユニット１０の電気モータ及び作動手段に電気的に結合する。ばね駆動装 置の代わりとして、コードの巻き線は、（図５の）小さい電気のモータ４４を有 することが可能であり、モータ４４は、駆動ローラ４５、４６を介して適切に配 置され、コードを放出するかコードの巻き線に巻き戻す。この放出及び巻き戻し は、それぞれ、図１及び３に示される操作ボタン２１の手段によって制御可能で ある。部品４４〜４６は、薄く輪郭のみ描かれ、本発明の範囲内では様々な方法 で構成可能である。 図２に示されるように、取着されたホース、延長管及び真空掃除機ノズルを備 えた従来の床支持式真空掃除機と比較して、手保持式ユニットは、従来の真空掃 除機のハンドル部分より幾らか大きく、手保持式真空掃除機ユニットに吸引ファ ン及びモータが含まれるために、やや重い。しかしながら、延長管及び真空掃除 機ノズルを介して下に横たわる表面によってユニットの重量は部分的に支持され るため、該ユニットは、使用者によって容易に動き回される。掃除機をかける際 に床に沿って引きずられなければならない床ユニットは存在せず、更に、ホース は削除される。テーブル及びそのようなものからパン屑又は残飯を移動させる際 、及び車の内側で真空掃除機をかける際、延長管は、適切な小さなノズルによっ て取り外されたり元に戻されることが可能であり、ノズルは直接結合部品１２に 結合可能である。この場合、真空掃除機ユニットは、バッテリで作動される、い わゆる車用真空掃除機と本質的に同様の大きさでありかつ大概は同重量であり、 そのため、同時に使用し易くなる。その掃除機の性能は、従来の床支持式真空掃 除機の性能と同等である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電気モータ及び結合された吸引ファンを有するユニットと、直接又は結合 可能な剛性を有する管（１３）を介し、ごみ分離装置（１５）を介して該ユニッ トの入口側に結合された吸引ノズル（３６）とを具備する真空掃除機において、 該真空掃除機は、使用されない際には固定式保管ユニット（１１）に配置される 手保持式ユニット（１０）を具備し、該手保持式ユニット（１０）は、上記ユニ ットと上記ごみ分離装置（１５）を組み込み、更に該剛性を有する管（１３）の 結合のための結合手段（１２）を有し、電源供給の目的のために、延長可能なコ ードによって、該手保持式ユニット（１０）は該保管ユニット（１１）に結合さ れ、該保管ユニット（１１）は、本管のコンセントに結合可能であることを特徴 とする真空掃除機。 ２．該モータは、配置されて、該吸引ファンを６０．０００ｒｐｍを超過する 速度で作動させる速度で駆動されることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除 機。 ３．該保管ユニット（１１）は、電気モータの制御用の電子回路ユニット（３ ７）を具備し、該電子回路ユニットは、該延長可能なコード（２６）によって該 手保持式ユニット（１０）の該電気モータに結合されることを特徴とする請求項 １又は請求項２に記載の真空掃除機。 ４．該延長可能なコード（２６）はコードの巻き線（２７）に配置され、該コ ードが、解放された該コードを巻き戻そうとする力の作動に抗して延長可能なよ うに構成されることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。 ５．該手保持式ユニット（１０）はハンドル（１８）を有し、該 ハンドル（１８）の前端部に、制御パネル（１９）は、該真空掃除機の操作を制 御する操作手段（２０、２１、２２）を有して配置されることを特徴とする請求 項１に記載の真空掃除機。 ６．該パネル（１９）の該制御手段（２０、２１、２２）は、該延長可能なコ ード（２６）の一部分を形成するリード線によって該保管ユニット（１１）に提 供される該電子回路手段（３７）に結合されることを特徴とする請求項３及び５ に記載の真空掃除機。