JPH08504730A - ローディング・ステーションからアンローディング・ステーションに搬送される間にほぼ螺旋状のラインに沿って製品ユニットの向きを変える積重ね装置及び積重ね方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 製品ユニットを積重ねて搬送する方法及び装置が示される。製品ユニットは、ローディング・ステーションからアンローディング・ステーションにコンベヤで搬送される。コンベヤは、そこから伸びる多数のパドルを有し、隣接するパドルは、それらの間に製品ユニットを保持する製品受容装置を規定する。本発明は、製品がアンローディング・ステーションに所望の向きで到達するようにローディング・ステーションからアンローディング・ステーションに搬送される間に製品の向きを変えることができる。これは、搬送及び偏向のための他の段階及び装置を省略する。本発明は、まず、少なくとも１つの製品ユニットを製品受容装置に配置し、コンベヤの長手方向の軸線に沿って搬送することによってこれを行う。次にパドルは製品がローディング・ステーションからアンローディング・ステーションに搬送される間に螺旋状ラインに沿って向きを変えられる。パドルはコンベヤの長手方向軸線に関して所望の角度に向きを変えられる。製品ユニットは、複数の製品受容装置から製品ユニットを取り出すことによって１つのスタックとしてアンローディング・ステーションで取り出される。次にパドルは、製品が配置されたときのような元の位置に向きを再び変えられ戻される。

Description

【発明の詳細な説明】 ローディング・ステーションからアンローディング・ステーションに搬送され る間にほぼ螺旋状のラインに沿って製品ユニットの向きを変える積重ね装置及び 積重ね方法 発明の分野 本発明は、消費財のような製品をそろえて積み重ねる方法及び装置に関する。 特に本発明は、１つの平面で製品を配置し、それを搬送する間に螺旋状のライン に沿って他の平面に向きを変えることができる積重ね整合装置に関する。 発明の背景 生理用品、おしめ、パックされた食品のような消費財は、一列またはそれ以上 のユニットに配置され、次にそれらは、箱、カートン、バッグまたは他のタイプ の容器に詰められる前に１つまたはそれ以上の列を形成するように互いに重ねら れる。消費財のような品物を積み重ね、その品物を袋づめするかまたはさらに他 の包装を行うように１つのスタックとして取り出される位置まで品物を前進させ る多数のタイプの装置がある。このような装置の例は、１９８３年８月２３日に ランス等に付与された米国特許第号４，３９９，９０５号、１９８９年３月 ２５日にホフラーに付与された米国特許第４．５７７，４５３号において示され ており、言及によりここに組み込まれている。 上述したタイプの装置は、典型的には送りロードステーションで製品を配置し 、大量の製品を取り出すアンロードステーションまで製品を搬送する。このスタ ックは、これに索引をつけられ典型的には９０゜回転する大きい回転タレットに 配置される。通常、スタックの向きの変化は、矩形のスタックにおいて行われる 。これは、装置の送り出しステーションでのスタック製品がスタックをバッグま たはそれと同様なものに配置するために必要な正しい向きではない垂直方向に配 置された長い側縁を有するからである。このスタックは、適当な位置で袋詰めす るか、さもなければさらに包装するために９０゜向きを変える、すなわち横に配 置する必要がある。これは、大部分の市販されている袋詰め機が長い側面を水平 方向に配置して矩形の開口部でスタックを取り扱うからである。さらにスタック は、横に配置されたときに大きい安定性を有し、これは袋詰め機またはそれと同 様なものにさらに容易に配置することができる。 しかしながら、上述した方法には欠点がある。スタックをタレットに配置する ことは、積重ね装置からタレット、すなわち回転インデックスタレトに配置し、 スタックをタレットから取り出し、袋詰め機のインフィード部 までスタックを搬送する特別の段階を必要とする。多数の段階を有するので製造 が遅くなり、製造コストが増大して消費者に対する最終的なコストが大きくなる 。 この技術分野で知られているように、回転タレットを省略する１つの解決法は 、上述したタイプの装置を使用し、それが水平方向になるように横に回転するこ とである。これは、製品をアウトフィードまたはアンロードステーションに正し い向きで到達させ、回転タレット等を使用する必要性をなくす。しかしながら、 インフィードまたはローディング・ステーションは水平方向を向いているので、 製品を積重ね装置に配置する前に再び向きを変える必要がある。これは製品ユニ ットを一対のねじりベルトに配置し、ねじりベルトによって製品の向きを変え、 それをローディング・ステーションに送ることによって達成される。 しかしながら、このタイプの装置及び方法は、生産ラインから製品を取り出し 、装置のインフィード部に製品を配置し、袋詰め機等で正しい方向でスタックを 取り出す段階を含む段階数を減らさない。製品をねじりべルトに配置し、そこか ら取り出さなければならないので、前記段階を含む段階数は減らない。再び向き を変える前後に製品を別の再偏向装置、すなわち一対のねじりベルトまたは回転 タレットに搬送しなければならない追加的な製品搬送段階は、多数の問題を有し 、多数の欠点を有す る。追加的な製品搬送段階は、製品を誤って取り扱う機会を増やし、製造ライン で製造上のエラーを起こす。これは、エラーを修正するためにラインを停止させ る結果を招き、時間と経費を費やし、それによって消費者への最終的なコストを 増大する。さらに、ねじりベルトを使用するとき、１つの製品を同時に装置に配 置することは困難である。ねじりベルトは、一列の複数の製品を取り扱うには余 り適当ではなく、それを使用することによってラインが停止することがある。 従って、従来の段階より少ない段階を必要とするいくつかの操作において正し くない向きで生産ラインから出る製品ユニットを積重ね、搬送し、再び向きを変 える方法を提供する必要がある。また、製品ユニットの向きを再び変えることが でき、それを行うための別の装置の必要性をなくす製品ユニットの積重ね搬送を 行う装置を提供する必要がある。 従って、本発明の目的は、中間の段階、製品の搬送または追加的な装置を必要 とせずにロードステーションからアンロードステーションに搬送される間に、製 品の向きを変える積重ね装置及び方法を提供することである。 本発明の他の目的は、製品の向きを変えた後に、速度を速め効率を上げるよう に製品を装置から包装機、袋詰め機等に直接取り外すことができる積重ね装置及 び方法を提供することである。 本発明の前述した目的及び他の目的は以下にさらに明らかになる。 発明の要約 本発明によれば、製品ユニットを積重ねて搬送する方法が提供される。このユ ニットは、ロードステーションからアンロードステーションに無端コンベヤで搬 送される。このコンベヤは、そこから伸びる複数のパドルを有する。隣接パドル は製品の受容装置を規定する。本方法は、製品が所望の向きでアンロードステー ションに到達することができるように搬送中に製品の向きを変えることができる 。これは搬送段階と向きを変える偏向段階との分かれた段階を無くす。 本発明の方法は、製品の受容装置に少なくとも１つの製品ユニットを配置し、 コンベヤの長手方向の軸線に沿って製品ユニットを搬送する段階を含む。次に製 品を搬送する間にほぼ螺旋状のラインに沿ってパドルの向きを変える。パドルは コンベヤの長手方向の軸線に関して所望の角度に向きを変えられる。製品ユニッ トは、製品ユニットを複数の製品の受容装置から取り出すことによってアンロー ディング・ステーションで１つのスタックとして放出される。次にパドルはそれ らが配置されたときの元の位置に再び向きが変えられて戻される。 本発明の他の観点によれば、製品ユニットを積重ねて搬送する装置が提供され る。製品ユニットは、ローディ ング・ステーションからアンローディング・ステーションに搬送される。本装置 は、製品ユニットの積重ねが正しい向きでアンローディング・ステーションに到 達するように搬送中に製品の向きを変える。これは搬送及び再び向きを変える別 の装置の必要性をなくす。 本装置は、複数のパドルを有する無限コンベヤを有する。パドルはそれに隣接 して製品の受容装置を規定する。製品がローディング・ステーションからアンロ ーディング・ステーションに製品を搬送する間にほぼ螺旋状のラインに沿って前 記パドルの向きを変える装置が提供される。パドルはコンベヤの長手方向の軸線 に関して所望の角度に向きを変えられる。最後に、アンローディング・ステーシ ョンからローディング・ステーションの元の位置にパドルの向きを再び変えそれ を戻す装置が提供される。 図面の簡単な説明 第１図は、明瞭にするために一部のパドル５を省略して示した本発明の好まし い実施例の簡単な斜視図である。 第２図は、本発明のローディング・ステーション１０の好ましい実施例の簡単 な斜視図である。 第３図は、螺旋状のラインに沿ってパドルの向きを変える本発明の好ましい実 施例の部分的な斜視図である。 第４図は、本発明のアンローディング・ステーション４０の好ましい実施例の 部分的な斜視図である。 第５図は、螺旋状のラインに沿ってパドルの向きを変える第１の装置３０に沿 った点で上流を見た場合のパドル５に平行な本発明の装置の好ましい実施例の断 面図である。 第６図は、本発明のコンベヤの好ましい実施例の簡単な分解図である。 第７図は、本発明のコンベヤの好ましい実施例の簡単な斜視図である。 発明の詳細な説明 同じ参照符号は同じ部材を示している図面を参照すると、第１図は製品ユニッ ト２を積み重ねる装置１の簡単な斜視図である。装置１は、第７図に示すように 無端コンベヤ３を有する。好ましい実施例において、コンベヤ３は、ねじりチェ インである。コンベヤ３は、コンベヤ３から伸びている複数のパドル５を有する 。好ましい実施例において、コンベヤ３のパドル５は、ほぼ等間隔に配置されて おり、コンベヤ３の長手方向の軸線に直角に外側に伸びている垂直方向の軸線６ を有する平面体である。コンベヤの長手方向の軸線は、コンベヤの走行方向に平 行な軸線として定義される。隣接するパドルは、その間に製品の受容装置または ポケット７を形成している。さらに装置１は、ローディング・ステーション１０ と、螺旋状ラインに沿ってパドルの向きを変える第１の装置３０と、排出ステー ション４０とを有する。本発明の装 置は、装置の好ましい実施例を説明することによって最もよく理解することがで きる。しかしながら、要約すれば、本方法は、少なくとも１つの製品ユニット２ を製品受容装置７に入れる段階と、その製品をコンベヤ３の長手方向軸線に沿っ て搬送する段階とを有する。次にパドル５は、コンベヤの長手方向の軸線に関し て所望の角度に、螺旋ラインに沿って向きを変えられる。次に製品のスタックは 、複数の製品受容装置から製品ユニットを取り出すことによって装置から放出さ れる。次にパドルは、再び向きを変えられ、アンローディング・ステーションか らローディング・ステーションの元の位置に戻される。 ローディング・ステーションを簡単に示した第２図を参照すると、ローディン グ・ステーション１０は、水平方向の軸線（図示せず）の周りで垂直方向に回転 する垂直方向スプロケット１１を有し、このスプロケット１１はコンベヤ３及び パドル５を駆動する。１つまたはそれ以上の製品ユニット２は、ローディング・ ステーション１０の製品受容装置７に配置される。製品はこの技術分野で知られ ている多数の方法によって製品受容装置に配置される。製品を製品受容装置に配 置する装置の一例はフライトチェイン・コンベヤである。第２図は本発明の装置 と共に使用することができる適当なフライトチェイン・コンベヤ１５の部分斜視 図である。このようなフライトチェイン・コンベヤは、ＷＩ５３０８５のシェボ イ ガンホールのカートＧ．ジョア社のような種々の会社から市場において容易に入 手することができる。製品ユニット２は、製品を製品受容装置に配置する間、パ ドル５のいずれかの側の一対の静止レール８によって停止される。レール８は製 品がパドルの間のくさびの根元に入ることを防止し、くさびの根元に入ると、後 の工程において機械の停止を生じる。レール８にはサイドガイド９が取り付けら れており、このサイドガイド９は、製品受容装置７の中で製品ユニット２を安定 位置させそれを固定するように補助する。 １つまたは複数の製品は、１つの製品受容装置７に端部と端部が隣接するよう に配置することができる。図面に示すように、各製品受容装置に３つの製品ユニ ットが配置される。製品２が存在しない場合には、装置１はコンベヤ３を停止さ せて、前進する前にポケットが充填されるまで待機する。これはいわゆる「パッ ドカウント・コレクション」と言われ、すべてのポケットが製品で満たされ、下 流方向の流れに空隙が存在しないことを保証するように使用される。パッドカウ ントコレクションは、フライトチェイン・コンベヤと製品受容装置７との間の接 合部の近くのローディング・ステーションに電気的監視装置等を配置することに よって行われる。もし電気的監視装置が製品受容装置７に製品ユニットが配置さ れていないことを検出する場合、コンベヤ３を停止させて、 製品が製品受容装置に配置されるまで待機し、コンベヤのバックアップを再開す る。「パッドカウント・コレクション」を行うためにこの技術分野で種々のタイ プの方法及び装置が知られている。 好ましい実施例において、製品ユニット２は、パドルの垂直方向の軸線６が地 面１００にほぼ平行になるように製品受容装置７に配置される。ローディング・ ステーション１０で製品ユニット２が製品受容装置７に配置された後、パドル５ は、（第１図に示すように）垂直軸線６が地面１００にほぼ垂直になるようにス プロケットの円形通路に沿ってほぼ９０゜垂直方向に向けられる。 パドル５は、スプロケット１１から離れた後、螺旋状のラインに沿ってパドル ５の向きを変える装置３０に係合する。螺旋状のラインに沿ってパドル５の向き を変える装置３０は、一対のガイドレール３１，３２を有する。ガイドレール３ １，３２は、点１２で下流方向を見て反時計周りにねじれが始まる。ねじりレー ルが長くなれば長くなる程、ねじれはゆっくりと行われる。これはコンベヤの摩 耗を小さくし、摩擦的なひきずりを小さくする。しかしながら、ねじりレールの 長さは、プラント等に利用可能なスペースの大きさによって制限される。第３図 及び第５図から分かるように、製品ユニット２は、螺旋状のラインに沿って製品 の向きを変える第１の装置を通して、パドルの通路に従う１組の固定レール３４ ，３５ によって製品ユニット２が製品受容装置７に支持され保持される。パドル５はガ イドレールを通過した後、コンベヤの長手方向の軸線に関して所望の角度に向き が変わっている。典型的にはパドルは、垂直軸線６が地面とほぼ平行になるよう に９０゜向きが変わる。 第１図から分かるように、パドル５は、向きを変える偏向装置３０の端部で水 平になり、水平方向のスプロケット３３に係合する。スプロケット３３は、それ らをほぼ円形の通路に沿ってほぼ９０゜回転することによってパドル５を水平方 向に向きを変える。パドルが所定の角度でスプロケット３３に接近する場合、ス プロケット３３は、入って来るパドルの方向を整合させるように所定の角度傾斜 していることが好ましい。くさび部分はパドル５がスプロケット３３の周りを回 るときに製品受容装置７によって形成されるので、製品２が製品受容装置７から 落ちることを防止するためにパドル５の下にデッドプレート３９が使用される。 当業者によって理解できるように、遠心力が製品をパドルの先端部に向かって外 側に押すことを防止するためにサイド固定レールをデッドプレート３９に取付け 、パドル５の真上に配置することができる。 パドルは、水平方向のスプロケット３３から第２の組のガイドレール３６．３ ７に係合する。レール３６，３７は、パドル５を、製品のスタックが装置から放 出さ れ、包装機に送られるアンローディング・ステーション４０に案内する。第４図 から分かるように、静止デッドプレート４４は、製品ユニットが落ちないことを 保証するようにパドルの下に使用することが好ましい。以下に詳細に説明するよ うに、製品２のスタック４９が、アンローディング・ステーション４０で複数の 製品受容装置７から放出される。 第１図から分かるように、レール３６，３７は、アンローディング・ステーシ ョン４０を越えて第２の水平方向のスプロケット４３までパドル５を案内し続け る。第２の水平方向のスプロケット４３は、パドル５の走行方向がアンローディ ング・ステーション４０の走行方向と反対になるように、パドル５を上から見て ほぼ１８０゜時計方向に回転させることによってパドルを水平方向に再び向ける 。 パドルは、スプロケット４３の周囲を回った後、他の対のガイドレール５１， ５２のに係合する。ガイドレール５１，５２は、パドルがローディング・ステー ションの元の位置に戻ることができるようにパドルを所望の角度に向ける偏向装 置５０を提供する。レール５１，５２は、典型的には螺旋形のラインに沿ってコ ンベヤ３の長手方向の軸線に関してほぼ９０゜パドルの向きを変える。ねじりレ ール５１，５２を有する偏向装置５０は、偏向装置３０とねじりレール３１，３ ２と非常に似ている。 パドルが空であるから、固定レールは必要ではない。図面に示す好ましい実施例 において、パドル５は、垂直方向の軸線７が地面１００にはぼ垂直方向を指すよ うに下を向いている。 パドル５は、ガイドレール５１，５２を通過した後、回転ホイール５５に係合 する。回転ホイール５５は、走行方向は変化するがパドル５の垂直方向の軸線は 地面１００に垂直なままであるようにそれらを水平方向にほぼ９０゜回転するこ とによってパドル５の向きを変える。摩擦を小さくするために、この回転は、内 側ホイール５５及び静止外側レール５６を使用することによって達成される。内 側ホイール５５は軸受上で回転するフリーホイールである。内側ホイール５５は 、スロット３０６が外側レール５６に係合している間、パドル５の案内スロット ３０５に係合する装置を有する。ホイール５５によって提供される回転摩擦は、 回転が一対のガイドレールによって行われる場合に存在する摺動摩擦より小さい 。パドル５がホイール５５を回ると、それらは、インフィードスプロケット１１ に続くガイドレール５７，５８の短い部分に係合する。インフィードスプロケッ ト１１は、パドルが水平になり再び製品を受けるようにほぼ円形の通路に沿って ほぼ９０゜水平方向にパドルの向きを変える。 コンベヤ３の好ましい実施例は、第６図及び第７図を 参照することによって最もよく説明することができる。 好ましい実施例において、コンベヤ３はローラーチェインである。適当なローラ ーチェインの一例は、ＷＩ５３２１４、ミルウオーキーのレクスノード社から市 販されているすべてのリンクに標準Ｋ−１アタッチメント３０２を有するサイド ボー型ローラーチェイン［５０ＳＢである。パドル５は、Ｋ−１のアタッチメン ト３０２の穴３１２を通ってパドル５の対応する穴に伸びているソケットヘッド キャップねじによってコンベヤ３に取り付けられている。 また第６図及び第７図は、パドル５の好ましい実施例を示す。パドル５の全体 形状は、短い脚部３０３及び長い脚部３０４を有する「Ｌ」を形成する。パドル ５は、公知の適当な材料から製造される。好ましい実施例において、パドル５は ポリカーボネートから射出成形される一体の構造である。脚部３０３は種々のガ イドレールに係合するために両側に溝３０５及び３０６を有する。第５図は、パ ドルがどのようにガイドレールに係合するかを示している。 第６図及び第７図を参照すると、パドル５が一方の側に隆起したボス３１０を 有していることが分かる。ボス３１０は、パドルが互いに傾斜することを防止す る。これは直線的に走行する際にパドルを安定させ、それらを互いに平行に保持 する助けとなる。ボス３１０は、パド ルがガイドレールに対してそり、曲がることができないようにすることによって 摩擦を小さくする。好ましい実施例において、チェインローラ３０１の中心線は 、パドル５のガイドスロット３０５及び３０６の中心線と同じである。これは、 それらがガイドレールに沿って引かれるときにパドルのねじれを最小限にする。 大きな製品を搬送するようないくつかの例において、パドルはリンク上に１つ 置きに配置される。この実施例において、パドルの間のチェインにスペーサブロ ック３１５を取り付けることができる。スペーサブロック３１５は、ガイドレー ルには乗らず、摩擦を小さくする助けとなる。このブロックは、直線的な走行の 間、パドルを一緒に固定する助けとなり、製品がパドルの間のギャップに落ちる ことを防止する。 本発明の好ましい実施例において、本発明の全部のパドルガイドレール３１， ３２，３６，３７，５１，５２，５６，５７及び５８は、１／２″（１．２７セ ンチメートル）の直径のステンレススチールのレールである。本発明のガイドレ ールの各組は、中央のスパイン管で支持され、その１つを第５図の参照符号２０ ０で示す。中央のスパイン管は、それらを必要な程ねじることができる。レール のすべての前縁は、パドル５がスパイン管とさらに容易に係合することができる ようにとがっている。例えば、パドルがスプロケット１１を出る後、レール３１ ， ３２に係合するとき、またはパドルがスプロケット３３を出た後、レール３６， ３７に係合するとき、これらの場所のレールの前縁はパドルを円滑に移行するこ とができるようにとがっている。ガイドレールは中央のスパイン管に取り付けら れており、スパイン管は、この技術分野で知られた多数の方法によって機械フレ ームに取り付けることができる。 コンベヤ３を駆動するためにこの技術分野で知られた多数の方法を使用するこ とができる。好ましい実施例において、それは装置を駆動しコンベヤ３を移動す るためにラインの軸で駆動されるインフィードスプロケットである。 アンローディング 円滑な動作を行うためにローディング・ステーション１０で製品を製品受容装 置７に配置することが望ましい。しかしながら、特に、高速で運転するときに、 アンローディングを容易にするために、製品を製品受容装置から容易に取り出す ことができるようにパドルを一時停止することが望ましい。従って、インフィー ドが接触して移動するので、パドルの停止は、インフィードとは無関係に行わな ければならない。これは、この技術分野で「フェスツーニング（ｆｅｓｔｏｏｎ ｉｎｇ）」と呼ばれる。「フェスツーニング」の基本的な概念は、米国特許第４ ，３９９，９０５号に示されており、この特許は、フ ライトドライブを連続的に作動させてインフィードステーションを通してフライ トの方向を連続的に前方に向けながらアウトフィードステーションに隣接したフ ライト（パドル）の方向の一部を周期的に停止し前進させる積重ね装置を示して いる。 本発明の「フェスツーニング」は、水平方向のスプロケット３３及び４３を前 後に移動させるか、または矢印６０の方向に往復動させる装置を設けることによ って行われる。連続的な製品の受け入れ工程を維持しながら水平方向の間でパド ルの動きを瞬間的に停止するために、スプロケット３３及び４３は、パドルが前 方に移動する速度と同じ速度でパドルの流れる方向と反対の方向に移動しなけれ ばならない。パドルが一時的に停止している間、製品ユニットのスタックは複数 の製品受容装置から製品ユニットを除去することによって取り出される。スタッ クの寸法は、スプロケット３３及び４３の間のパドルの数とほぼ同じ大きさであ り、少数のパドルを外すことによってさらに小さくすることができる。製品ユニ ットのスタックが取り出された後、スプロケットは、パドルが流れる方向と同じ 方向の元の位置に戻るように移動する。これはフェスツーンサイクルの最後でパ ドルがフェスツーンが決して起こることがない同じ位置になるように、装置に沿 った他の点の速度の２倍の速度でパドルを移動させる。 インフィードスプロケット１１及び水平方向のスプロケット３３の間に配置さ れたねじりパドルガイドレール３１及び３２及び製品ガイドレール３４及び３５ 、それらの中央のスパイン管２００及びデッドプレート３９は、フェスツーンの 動きに従う。前述したレール組立体は、インフィードスプロケットに隣接した点 の周りで旋回する。旋回の程度は最小限で、好ましくは０゜乃至５°の間である 。これはパドルがレール３１，３２に係合し始めるインフィードスプロケットで レールがスプロケットとの整合から外れず、パドルがレールから外れないような 程度である。 スプロケット３３及び４３は、従来技術によって知られた多数の装置によって 往復動させることができる。これを行う好ましい方法は、スプロケットがフェス ツーン運動を達成するために前後に直線的に往復動するようにキャリッジ等に双 方のスプロケットを乗せることである。スプロケット４３は、その周りに巻かれ たチェインの量の２倍移動するので、スプロケット３３は、スプロケット４３が 移動する距離の２倍移動する必要がある。スプロケットのフェスツーン運動を行 わせるためにこの技術分野で知られた多数の方法がある。このような方法は、フ ェスツーン運動に従うように他のスプロケットが自由に移動するようにしながら 一方のスプロケットをカムまたはサーボモータで駆動することを含む。 好ましい方法において、スプロケット３３にパドルの流れと反対の方向に圧力 を加えるように空気シリンダ、スプリング等が適用される。また、スプロケット ４３には、パドルの流れ同じ方向にスプロケットに圧力を加えるように空気シリ ンダ、バネまたは他の装置が適用される。これらの２つの空気シリンダ等によっ て加えられる力の差は、２つのスプロケットの間の差を保持し、コンベヤに緩み が発生しないようにフェスツーン運動中にチェインとパドルに張力を保持する。 第４図で分かるように、製品は、休止または停止中にチェイン４０２を介して オーバーヘッド・ストリッパコンベヤ４０１によってパドルから掃引される。こ れは、製品をスタックになるようにそろえ、そのスタックの大きさは、ストリッ パの幅及び製品受容装置７の製品ユニット２によって支配される。このようなパ ドルコンベヤは、この技術分野で周知である。 製品の放出中に機械の動作停止を防止するために、オーバーヘッドストリッパ は、パドルを通る「コーミング」の代わりにスタッカパドルの頭部を掃引する。 このストリッピング作動を容易にするために、アンローディング・ステーション のパドルの下にデッドプレート４４が配置されている。デッドプレート４４は、 パドルの下側と同一平面になるまで傾斜する。これは、製品をパドル内で押し上 げてオーバーヘッドストリッパに可能な限り露 呈させる。 本発明の特定の実施例を図示し説明したが、当業者は本発明の精神及び範囲か ら逸脱せずに種々の変形が明らかである。従って、本発明の範囲は次の請求の範 囲で考慮され、詳細な説明及び図面に説明し示した詳細には制限されないことを 理解すべきである。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ング・ステーションで取り出される。次にパドルは、製 品が配置されたときのような元の位置に向きを再び変え られ戻される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 製品ユニットをローディング・ステーション（１０）からアンローディ ング・ステーション（４０）に無端コンベヤ（３）で搬送し、前記コンベヤは、 前記コンベヤから伸びる複数のパドル（５）を有し、隣接するパドルはその間に 製品受容装置（７）を形成し、製品ユニットが所望の角度でアンローディング・ ステーションに到達するように、搬送される間製品の向きを変える製品ユニット （２）を積重ねて搬送する方法において、少なくとも１つの製品ユニットを製品 受容装置に配置し、前記コンベヤの長手方向の軸線に沿って製品ユニットを搬送 する段階（ａ）と、製品ユニットをローディング・ステーションからアンローデ ィング・ステーションに搬送している間に、パドルがコンベヤの長手方向の軸線 に関して所望の角度になるようにほぼ螺旋状のラインに沿ってパドルの向きを変 える段階（ｂ）と、複数の製品受容装置から製品ユニットを放出することによっ てアンローディング・ステーションで製品のスタック（４９）を取り出す段階（ ｃ）と、前記パドルを段階（ａ）のそれらの元の位置に再び向きを変えて戻す段 階（ｄ）とを有することを特徴とする製品ユニット（２）を積重ねて搬送する方 法。 ２． 前記パドルの垂直方向の軸線が地面とほぼ平行になっている間に製品ユ ニットを製品受容装置に配置し、前記パドルが搬送される間、垂直方向の軸線が 地面に垂直になるように上方を向くようにに円形通路に沿ってほぼ９０゜パドル の向きを垂直方向に偏向させ、その後、前記コンベヤの長手方向の軸線に沿って パドル及び製品ユニットを搬送する請求項１に記載の方法。 ３． 前記段階（ｂ）において、前記パドルは垂直方向の軸線が前記地面にほ ぼ平行になるようにコンベヤの長手方向軸線に関して約９０゜向きが変えられる 請求項１または２に記載の方法。 ４． 前記製品ユニットは製品受容装置に連続的に配置され、前記スタックは 、断続的に取り出される請求項１乃至３のいずれか１項に記載の方法。 ５． 前記ローディング・ステーションで製品ユニットが配置されていない場 合にコンベヤを停止する段階と、製品ユニットが配置された後にコンベヤを再び 作動する段階を有する請求項１乃至４のいずれか１項に記載の方法。 ６． （ａ）ローディング・ステーションからアンローディング・ステーショ ンに製品ユニットを搬送する無端コンベヤであって、前記コンベヤから伸びる複 数のパドルを有し、隣接するパドルは、パドルが搬送されている間、製品ユニッ トを保持する製品受容装置を形成する 無端コンベヤと、（ｂ）ローディング・ステーションからアンローディング・ス テーションに製品ユニットを搬送する間、前記パドルが前記コンベヤの長手方向 の軸線に関して所望の角度になるようにほぼ螺旋形状のラインに沿って前記パド ルの向きを変える偏向装置と、（ｃ）ローディング・ステーションのパドルの元 の位置に前記パドルの向きを再び変えて戻す装置とを有することを特徴とする請 求項１乃至５に記載の方法を実施する装置。 ７． 前記アンローディング・ステーションで前記コンベヤを断続的に一時的 に停止しながら、ローディング・ステーションで連続的にコンベヤを作動させる 装置を有する請求項６に記載の装置。 ８． 前記製品ユニットが製品受容装置に配置されていない場合前記コンベヤ を停止させ、製品ユニットが製品受容装置に配置された場合、前記コンベヤの動 作を再開する請求項７に記載の装置。 ９． 前記ローディング・ステーションで少なくとも１つの製品ユニットを各 製品受容装置に配置する装置を有する請求項６，７及び８に記載の装置。 １０． 前記アンローディング・ステーションで多数の製品受容装置から多数 の製品ユニットを取り出す装置を有する請求項６，７，８及び９に記載の装置。