JPH08504696A - 直接熱画像形成方法 - Google Patents

直接熱画像形成方法

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JPH08504696A
JPH08504696A JP6514737A JP51473793A JPH08504696A JP H08504696 A JPH08504696 A JP H08504696A JP 6514737 A JP6514737 A JP 6514737A JP 51473793 A JP51473793 A JP 51473793A JP H08504696 A JPH08504696 A JP H08504696A
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カルロ アルフォン ユイタンデール,
オート, ロベール シリエル ヴァン
バルトロミュー シリエル ホルスタン,
リュク エルウィグ ラーンデル,
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アグファーゲヴェルト ナームロゼ ベンノートチャップ
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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Abstract

(57)【要約】 支持体上に、(i)実質的に非感光性有機銀塩を含有する感熱層、(ii)任意の最も外側の減摩層もしくは保護層、および(iii)上記感熱層中におよび/または上記感熱層を保持する支持体の同じ側の面上の他の層中に存在する還元剤を有する直接熱記録材料を、情報にしたがって付勢される熱印刷ヘッドとともに使用する直接熱画像形成方法であって;接触しているが取り外し可能な保護要素、例えばウエブまたはシートを通じて前記感熱層を情報にしたがって加熱するステップを有し、その結果、前記加熱中に、画像形成物質の前記感熱層への移転が起こらないことを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】 直接熱画像形成方法 1.発明の技術分野 本発明は直接熱画像形成方法に関する。 2.発明の背景 サーモグラフィーとしては以下の二つの方法が知られている。 1.化学的または物理学的プロセスによって色または光学濃度が変わる物質を 含有する記録材料を画像にしたがって加熱することによって可視画像パターンを 直接熱で形成する方法。 2.画像にしたがって加熱されたドナー要素からレセプター要素に、着色した 種を転写することによって可視画像パターンを形成する熱色素転写印刷法。 熱色素転写印刷法は、色素層を有する色素ドナー要素を用い、この色素層から 、組込まれた色素の染色された部分が、電子情報信号によって通常制御されてい るパターンに、熱を加えることによって、接触しているレシーバ要素に転写され る。 熱転写法で作製されるトランスパレンシーの光学濃度はむしろ低く、そして市 販されているシステムの大部分は、トランスパレンシーを印刷するため特別に設 計されたドナー要素を使用しているにもかかわらず、1〜1.2にしか到達して いない(Macbeth Quantalog Densitometre Type TD 102で測定)。しかし多 くの利用分野ではかなり高い透過濃度が求められている。例えば医療の診断分野 では、少なくとも2.5の最大透過濃度が要望されている。 高い光学濃度は、実質的に非感光性の有機銀塩と還元剤を含有する感熱層を支 持体上に有する記録材料を使うことによって得ることができる。このような材料 は、熱ヘッドを使用して画像にしたがって加熱して還元剤と実質的に非感光性の 有機銀塩との反応を起こさせ金属銀を生成させることができる。その濃度のレベ ルは、記録材料に加える熱の量を変えることによって制御することができる。こ のことは一般に、熱ヘッドが発する熱パルスの数を制御することによって達成さ れる。このようにしてグレースケールを有する画像が得られる。 Arther S.Diamond(Diamond Research Corporation、米国、カリフォルニア 州、ベンチュラ)編集、Marcel Dekker,Inc.社(米国、10016 ニューヨ ーク州、ニューヨーク、マディソンアベニュー 270)印刷の“Handbook of Imaging Materials”(1991年)の498〜499頁に記載されているよう に、直接熱印刷法では、信号は電気パルスに変換され、次いでドライバ回路を通 じて選択され熱印刷ヘッドに伝達される。この熱印刷ヘッドは微細な熱抵抗体で 構成され、その熱抵抗体は電気エネルギーをジュール効果によって熱に変換する 。このようにして熱信号に変換された電気パルスは熱として感熱紙の表面に伝達 され、その表面で化学反応が起こって発色現像が行われる。ポリ酢酸ビニル、ポ リビニルブチラールおよび硝酸セルローズのような熱可塑性結合剤中に実質的に 非感光性の有機銀塩と有機還元剤を含有する記録層を有する感熱コピー紙(米国 特許第3996397号の再発行特許である米国再発行特許第30107号参照 )は、これらの記録層が前記印刷ヘッドに粘着することがあるので、熱印刷ヘッ ドを用いてサーモグラフィーの記録作動を行う際に用いるのに余り適していない 。その上に、感熱記録層の有機成分は熱によって発散して、熱印刷ヘッドを用い る際に普通の温度である300〜400℃の範囲内の作動温度で熱ヘッドをよご すことがある。前記成分の望ましくない移転は熱ヘッドと記録材料の圧力接触で 促進され、良好な熱伝達を保証できる接触圧は200〜500g/cm2である 。1画素(ピクセル)当りの加熱時間は1.0ms未満である。 得られる銀の画像は、その濃度が高いので、医療の診断画像として使用するの に大旨適している。しかし下記の問題に遭遇している。印刷される画像の数によ って濃度が不均一になり、かつ感熱層の損傷が起こる。これらの問題は加熱層の 上に保護層を置くことによって克服できる。このようにすることによって、画像 はいくつかの用途に適切なようにかなり改良されるが、医療診断に画像を使用す る場合禁じられているスクラッチが依然として画像に認められる。 3.発明の目的と要約 本発明の目的は、情報にしたがって付勢された熱印刷ヘッドによって銀画像を 形成することができる感熱記録材料を用いて行う直接熱画像形成方法であって; 記録中、熱印 刷ヘッドは前記記録材料の感熱層と直接接触しないので、不均一な画像の形成、 スクラッチ、および感熱層の熱印刷ヘッドへの粘着が回避され、かつ感熱層の物 質によって熱印刷ヘッドがよごれることが防止される直接熱画像形成方法を提供 することである。 本発明の他の目的と利点は以下の説明と図面によって明らかになるであろう。 本発明によって以下のような直接熱画像形成方法が提供される。すなわち支持 体上に、(i)実質的に非感光性有機銀塩を含有する感熱層、(ii)任意の最も 外側の減摩層もしくは保護層、および(iii)上記感熱層中におよび/または上 記感熱層を保持する支持体の同じ側の面上の他の層中に存在する還元剤を有する 直接熱記録材料を、情報にしたがって付勢される熱印刷ヘッドとともに使用する 直接熱画像形成方法であって;接触しているが取り外し可能な保護要素、例えば ウエブまたはシートを通じて前記感熱層を情報にしたがって加熱するステップを 有し、その結果、前記加熱中に、画像形成物質の前記感熱層への移転が起こらな いことを特徴とする方法が提供される。 4.図面の簡単な説明 添付した概略断面図は、走査にしたがっておよび画素にしたがって記録材料を 加熱する間に、記録材料が熱印刷ヘッドと直接接触するのを防止する再使用可能 な保護ウエブを用いる、本発明の特別の態様によって作動する直接熱印刷装置を 示す。 5.発明の詳細な説明 情報にしたがった加熱は、選択して電気的に付勢される小さい抵抗体を有する 熱印刷ヘッドによって行われる。 印刷ヘッドの必要条件の概説は、前記Handbook of Imaging Materials、第1 1章、510〜514頁に記載されている。 市販されている熱印刷ヘッドとしては、例えばFujitsu Thermal Head(FTP-04 0 MCS001)、TDK Thermal Head F415 HH7-1089、およびRohm Thermal Head KE 2 008-F3、およびKyocera Thermal Head KST-219-12 MPG 27がある。 熱印刷ヘッドが発生する熱を変調する画像信号は、光電子走査装置から直接に 得られるか、または画像情報を特定の要件を満たすため処理できるディジタル画 像ワークステーションに任意に接続される例えば磁気ディスクもしくは磁気テー プまたは光ディスク記録媒体のような中間記録手段から得られる。 直接熱画像形成方法は、トランスパレンシー、および不透明な白色光反射バッ クグランドを有する反射形のプリントの両方を製造するのに使用することができ る。 ハードコピーの分野では、白色不透明のベース例えば紙ベースの上の記録材料 を使用する。記録層中の前記ベースおよび/または記録層との間の層は白色光を 反射する顔料を含有していてもよい。 黒白トランスパレンシーは、光ボックスを用いて行う検査法に、医療診断の分 野で広く使用されている。 好ましい実施態様では、直接熱記録材料とともに用いる保護要素は有機樹脂ま たは樹脂をコートされた材料で製造 した可撓性要素である。 いずれの材料でも、その一方の面に加えられる熱を通過させて感熱層に伝達す るのに充分に薄く製造することができるならば、前記保護要素を製造するのに使 用できる。熱記録を行っている間、該保護要素は、寸法が充分に安定していてか つ摩擦係数が低く好ましくは30未満でなければならない。その摩擦係数(CO F)は、ヨーロッパ特許願公開第A 0 392 474号に記載されているよ うにして測定する。 適切な保護要素は、有機樹脂、例えばポリエチレンテレフタレートのようなポ リエステル類、ポリアミド類、ポリイミド類、ポリカーボネート類、セルロース エステル類およびフッ素化ポリマー類で製造される。機械的強度が高くかつ融点 (Tm)が260℃を超える延伸ポリエチレンテレフタレート製のシートまたは ウエブが好ましい。 有用な保護用のシート、ウエブまたはベルトの厚みは例えば2〜50μmであ るが、10μm以下が好ましい。 取り外し可能な保護要素が発熱体および/または接触する記録層に粘着するの を避けるため、特定の実施態様では、シートまたはウエブの保護要素は、一面ま たは両面を抗粘着層または滑り層でコートする。 適切な滑り層は、例えば、すでに引用したヨーロッパ特許願公開第A 0 3 92 474号に定義されているようにして測定した動摩擦係数(COF)が低 い(30未満が好ましい)ポリマーコーティングである。このように低い動摩擦 係数を得るために、該滑り層は、液体もしくは固 体の形態の潤滑物質、例えば溶解された潤滑物質および/または粒子状減摩材料 例えば滑り層から任意に突出しているタルク粒子を含有していてもよい。 他の適切な潤滑物質の例は、ポリマーの結合剤とともにまたはポリマーの結合 剤なしで塗布される界面活性剤である。これらの界面活性剤は、極性基、例えば 、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基、脂肪族アミン塩または脂肪族第四級 アンモニウム塩の基に結合された疎水性分子部分を有しているか、またはポリオ キシエチレンアルキルエーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、 またはフルオロアルキルC2〜C20脂肪酸類である。液状滑潤剤の例としては、 シリコーン油類、合成油類、飽和炭化水素類およびグリコール類がある。固体潤 滑剤の例としては、ステアリルアルコールのような各種の高級アルコール類、脂 肪酸類および脂肪酸エステル類が挙げられる。 適切な滑り層の組成物は、例えばヨーロッパ特許第138483号と同第22 7090号;米国特許第4567113号、同第4572860号および同第4 717711号;ならびにヨーロッパ特許願公開第311841号に記載されて いる。 一例を挙げると、適切な滑り層は、結合剤として、スチレン−アクリロニトリ ル共重合体またはスチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体またはその 混合物を含有し、かつ潤滑剤として、結合剤の0.1〜10重量%(混合物)の 量で、ポリシロキサン−ポリエーテル共重合体またはポリテトラフルオロエチレ ンまたはその混合物を含有 している。 他の適切な滑り層は、ヨーロッパ特許願公開第0554576号に記載されて いるように、少なくとも一種のシリコーン化合物およびコーティング工程中にIV a族もしくはIVb族の元素の酸化物の無機骨格を有するポリマーを形成しうる物 質の溶液をコートすることによって得ることができる。 その外の適切な滑り(粘着防止)コーティングは例えばヨーロッパ特許願公開 第A 0 501 072号および同A 0 492 411号に記載されてい る。 滑り層は厚みが約0.2〜5.0μmであり好ましくは0.4〜2.0μmの 範囲内である。 実質的に非感光性の有機銀塩を還元するのに用いる適切な有機還元剤は、O, NまたはCに結合した少なくとも一つの活性水素原子を含有する有機化合物であ り、例えばヒドロキノンと置換ヒドロキノン類、カテコール、ピロガロール、没 食子酸および没食子酸エステルのような芳香族のジヒドロキシ−およびトリヒド ロキシ化合物類;アミノフェノール類;METOL(商品名);p−フェニレンジア ミン類;米国特許第3094417号に記載されているアルコキシナフトール類 例えば4−メトキシ−1−ナフトール;ピラゾリジン−3−オン型の還元剤例え ばPHENIDONE(商品名);ピラゾリン−5−オン類;インダンジオン−1,3− 誘導体類;ヒドロキシテトロン酸類;ヒドロキシテトロンイミド類;レダクトン 類;ならびにアスコルビン酸がある。有機銀塩の熱活性化還元反応の代表例は、 例えば米 国特許第3074809号、同第3080254号、同第3094417号、同 第3887378号および同第4082901号に記載されている。 実質的に非感光性の銀塩の熱活性化還元反応に用いるのに特に適切な有機還元 剤は、ベンゼン核のオルト位に二つの遊離のヒドロキシ基(−OH)をその構造 中に含有する例えばカテコールのような有機化合物、および下記式(I): (式中、Rは水素、またはアルキル例えばメチルもしくはエチルを表し; R5とR6は各々同一もしくは異なってもよく、アルキル基好ましくはメチル基 、またはシクロアルキル基例えばシクロヘキシル基を表し; R7とR8は各々同一もしくは異なってもよく、アルキル基好ましくはメチル基 、またはシクロアルキル基例えばシクロヘキシル基を表し; Z1とZ2は各々同一もしくは異なってもよく、芳香族リングまたはリング系、 例えばオルト位もしくはパラ位が 少なくとも二つのヒドロキシル基で置換されそしてさらに任意に少なくとも一つ の炭化水素基例えばアルキル基もしくはアリール基で置換されているベンゼン環 を閉じるのに必要な原子を表す)で表されるポリヒドロキシスピロ−ビス−イン ダン化合物である。 写真用タンニング剤として特に有用なのは米国特許第3440049号に記載 されているポリヒドロキシ−スピロ−ビス−インダン化合物であり、とりわけ3 ,3,3′,3′−テトラメチル−5,6,5′,6′−テトラヒドロキシ−1 ,1′−スピロ−ビス−インダン(インダンIと呼ぶ)および3,3,3′,3 ′−テトラメチル−4,6,7,4′,6′,7′−ヘキサヒドロキシ−1,1 ′−スピロ−ビス−インダン(インダンIIと呼ぶ)が有用である。またインダン はヒドロインデン(hydrindene)という名称でも知られている。 還元剤は感熱層に添加するのが好ましいが、支持体に対して感熱層と同じ側に 位置する一つ以上の他の層に、還元剤の全体または一部を添加してもよい。例え ば還元剤の全部または一部は下塗り層または保護表面層に添加してもよい。 記録材料は、上記の主還元剤に加えて還元力が劣る補助還元剤を、好ましくは 有機銀塩を含有する感熱層中に含有していてもよい。この目的のために、好まし くは立体障害フェノール類が用いられる。 例えば米国特許第3547648号および同第4001026号に記載されて いるような立体障害のフェノール類 とビス−フェノール類は、室温で早期還元反応およびカブリの生成を起こさずに 、前記有機銀塩と混合して使用できる補助還元剤の例である。 感熱記録層の樹脂結合剤中で使用するのに特に適している、実質的に非感光性 の有機銀塩は、その脂肪族炭素連鎖が少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪 酸として知られている脂肪族カルボン酸の銀塩であり、例えばパルミチン酸銀、 ステアリン酸銀およびベヘン酸銀があるが、例えば英国特許第1111492号 に記載されているようなチオエーテル基を有する修飾脂肪族カルボン酸類は、同 様に、熱によって現像可能な銀の画像を作るのに使用できる。 樹脂結合剤:有機銀塩の重量比は例えば0.2〜6の範囲内にあり、そして記 録層の厚みは好ましくは3〜30μmの範囲内にあり、さらに好ましくは8〜1 6μmの範囲内にある。 銀画像の濃度は還元剤と有機銀塩の付着量(coverage)によってきまり、10 0℃を超える温度で加熱したとき少なくとも3の光学濃度が得られることが好ま しい。 このような高い光学濃度を得るため、記録層は有機銀塩1 mole当り少なくと も0.10 moleの還元剤を含有していることが好ましい。特別の組合せでは、 脂肪酸の銀塩が遊離脂肪酸と組合せて存在している。 高濃度の純黒調および低濃度の中性灰色(neutral grey)を得るため、記録層 は、前記有機銀塩および還元剤と混合して、サーモグラフィーまたは光−サーモ グラフィーから知られているいわゆる調色剤(toning agent)を含有し ている。 適切な調色剤は、さきに引用した米国再発行特許第30107号に記載されて いる一般式の範囲内にあるフタルイミド類およびフタルアジノン類である。さら に調色剤としては、米国特許第3074809号、同第3446648号および 同第3844797号に記載されているものがある。その外の有用な調色剤はベ ンゾオキサジンジオン化合物であり、米国特許第3951660号に記載されて いる3,4−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−1,3,2H−ベンゾオキサジンが ある。 前記成分に加えて、記録層は他の添加剤を含有していてもよく、帯電防止剤例 えばF3C(CF26CONH(CH2CH2O)-Hに見られるような炭化フッ素基を有する非イ オンの帯電防止剤、紫外線吸収化合物、白色光反射および/または紫外光反射顔 料、コロイドシリカ、および/または光学的増白剤を含有していてもよい。 前記成分の結合剤としては、前記成分が均一に分散できるかまたは結合剤とと もにソリッドステートソリューション(solid state solution)を形成できる熱 可塑性樹脂が好ましい。その目的を達成するためにすべての種類の天然樹脂、改 質天然樹脂または合成樹脂を使用することができる。例えばエチルセルロースの ようなセルロース誘導体類、セルロースエステル類、カルボキシメチルセルロー ス、デンプンエーテル類、ガラクトマンナン、ポリ塩化ビニルのようなα,β− エチレン系不飽和化合物から誘導される重合体類、塩化ビニルと酢酸ビニルの共 重合体類、ポリ酢 酸ビニルと部分加水分解ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルア セタール類例えばポリビニルブチラール、アクリロニトリルとアクリルアミドの 共重合体類、ポリアクリル酸エステル類、ポリメタクリル酸エステル類、および ポリエチレンがある。特に適切で生態学的に興味深い(ハロゲンを含有していな い)結合剤はポリビニルブチラールである。 サーモグラフの記録層中の結合剤を形成する上記重合体類またはその混合物は 、高温においてレドックス反応の反応速度を改善するワックス類または“ヒート ソルベント(heat solvent)”(サーモソルベント(thermosolvent)とも呼ば れる)とともに用いてもよい。 本発明における“ヒートソルベント”という用語は、50℃より低い温度では 記録層中で固体状態であるが、60℃より高い温度では少なくとも一つのレドッ クス反応物質例えば上記銀塩に対する還元剤に対する液状溶媒になる加水分解し ない有機物質を意味する。この目的に有用なのは、米国特許第3347675号 に記載されている、平均分子量が1500〜20000の範囲内にあるポリエチ レングリコールである。その外に挙げられる化合物は、米国特許第366795 9号に記載されているヒートソルベントの尿素、メチルスルホンアミドおよび炭 酸エチレン、ならびにResearch Disclosure、1976年12月(アイテム15 027)26〜28頁にヒートソルベントとして記載されているテトラヒドロ− チオフェン−1,1−ジオキシド、アニス酸メチルおよび1,10−デカンジオ ールであ る。ヒートソルベントのさらに他の例は、米国特許第3438776号と同第4 740446号;ヨーロッパ特許願公開第A 0 119 615号と同第A 0 122512号;および西独特許願公開第3339810号に記載されてい る。 感熱記録材料に用いる支持体としては、例えば紙、ポリエチレンでコートした 紙、または例えば三酢酸セルロースのようなセルロースエステル、ポリプロピレ ン、ポリカーボネート、もしくはポリエチレンテレフタレートのようなポリエス テル製の透明樹脂フィルムで製造した薄い可撓性担体が好ましい。支持体はシー ト、リボンまたはウエブの形態でもよくまた支持体に対する記録層の接着を改善 するため下塗りを行ってもよい。 記録層組成物のコーティングは、コーティング成分の溶媒もしくは溶媒混合物 を用いて当該技術分野で公知のコーティング法によって行うことができる。 本発明の方法の第一の実施態様では、保護要素が樹脂ウエブの形態で直接熱記 録材料とともに使用される。その保護樹脂ウエブは、通常の熱色素拡散転写装置 内で色素ドナー材料を取替え、供給ローラから送り出され、そしてコレクタロー ラ上で印刷ヘッドと接触した後、巻き取られる。そのコレクタローラはその全負 荷に到達した後、該装置中に移動して供給ローラになり、そして空になった供給 ローラは移動したコレクタローラを取替える。この実施態様は、添付図面を参照 して以下の実施例1で説明する。 第二の実施態様では、保護樹脂要素は、直接熱記録材料 と接触して同時に駆動されるエンドレスベルトの形態で用いられる。 第三の実施態様では、保護樹脂シートは積層して用いられるが、熱記録ステッ プに続いてはがすことができないほど記録層に強く接着していない。この実施態 様は実施例2で説明する。これらの実施例は本発明を例示するものであり本発明 を限定しない。 実施例 1 直接熱記録材料を以下のようにして調製した。厚みが100μmの下塗り済ポ リエチレンテレフタレート支持体にドクターブレードでコートして乾燥した後、 下記成分を含有する記録層を得た。 ベヘン酸銀 5 g/m2 ポリビニルブチラール 2.5 g/m2 ベヘン酸 0.46 g/m2 以下に定義する還元剤S 0.95 g/m2 3,4-ジヒドロ-2,4-ジオキソ- 0.36 g/m2 1,3,2H-ベンゾオキサジン シリコーン油 0.02 g/m2 還元剤Sはポリヒドロキシスピロ−ビス−インダン、すなわち3,3,3′, 3′−テトラメチル−5,6,5′,6′−テトラヒドロキシ−スピロ−ビス− インダンである。 添付図面に示すように、回転可能に駆動されるドラム15は、直接熱記録ウエ ブ材料11を支持し案内する。前記材料11の記録層は保護ウエブ材料12に密 接に接触し、 その保護ウエブ材料12は巻き戻しローラ13によって送出され、熱印刷中、巻 き取りローラ14によって連続的に巻き取られる。 保護ウエブ材料12は、厚みが5μmで幅が12cmの二軸延伸ポリエチレン テレフタレートウエブである。 前記保護ウエブ材料12の前記ドラム15の側と反対側の面は、定置熱印刷ヘ ッド16に接触し、このヘッドは制御された圧力で保護ウエブ材料12に対して 圧迫されている。 その保護ウエブ12は、記録材料ウエブ11と同時に同方向に走行する。 その情報にしたがった加熱を終ってから、画像マーキング17を有する記録ウ エブ11は、110mm×110mmの形態のシートに切断される(図示せず) 。 画像化領域と非画像化領域の光学濃度を、オルトフィルターを通じて、濃度計 MACBETH TD 904(商品名)で測定した。最小光学濃度(Dmin)は0.07 で最大光学濃度(Dmax)は3.8であった。 実施例 2 実施例1に記載した記録ウエブ材料を、その感熱層を厚みが5μmのポリエチ レンテレフタレート製の保護ウエブと接触させて、ローララミネータを通過させ た。 このローララミネータは、温度が80℃の滑らかなスチールローラおよびニッ プを形成する硬質ゴム圧カローラで構成され、このラミネータを通じてラミネー トが50cm/分の速度で送り出された。このウエブラミネートはシー トに切断して熱記録に使用した。 記録は、MITSUBISHI CP100(商品名)を用い、その熱印刷ヘッドを上記 5μm厚の保護シートと接触させて行った。熱記録を行った後、保護シートを手 ではがした。 その記録材料で得られた最大光学濃度は3.2でありまた最小光学濃度は0. 09であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 7416−2H 101 E 9305−2C B41J 3/20 109 J (72)発明者 ヴァン オート, ロベール シリエル ベルギー, ベ―2640 モートゼール, セプテストラート 27, ディエ 3800 アグファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベン ノートチャップ内 (72)発明者 ホルスタン, バルトロミュー シリエル ベルギー, ベ―2640 モートゼール, セプテストラート 27, ディエ 3800 アグファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベン ノートチャップ内 (72)発明者 ラーンデル, リュク エルウィグ ベルギー, ベ―2640 モートゼール, セプテストラート 27, ディエ 3800 アグファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベン ノートチャップ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.支持体上に、(i)実質的に非感光性有機銀塩を含有する感熱層、(ii) 任意の最も外側の減摩層もしくは保護層、および(iii)上記感熱層中におよび /または上記感熱層を保持する支持体の同じ側の面上の他の層中に存在する還元 剤を有する直接熱記録材料を、情報にしたがって付勢される熱印刷ヘッドととも に使用する直接熱画像形成方法であって;接触しているが取り外し可能な保護要 素を通じて前記感熱層を情報にしたがって加熱するステップを有し、その結果、 前記加熱中に、画像形成物質の前記感熱層への移転が起こらないことを特徴とす る方法。 2.前記保護要素がウエブまたはシートの形態である請求項1記載の直接熱画 像形成方法。 3.前記保護要素が、有機樹脂または樹脂をコートした材料で製造された可撓 性要素である請求項1または2に記載の直接熱画像形成方法。 4.前記樹脂が、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート 、セルロースエステルまたはフッ素化重合体である請求項3記載の直接熱画像形 成方法。 5.前記ポリエステルがポリエチレンテレフタレートである請求項4記載の直 接熱画像形成方法。 6.前記要素が、厚みが2〜50μmのシート、ウエブまたはベルトの形態で ある請求の範囲1〜5のいずれか一つに記載の直接熱画像形成方法。 7.取り外し可能な保護要素が発熱体および/または接触する層に粘着するの を避けるため、シートまたはウエブ である保護要素を、その一方の面または両面を粘着防止層または滑り層でコート する請求の範囲1〜6のいずれか一つに記載の直接熱画像形成方法。 8.前記滑り層が、溶解された潤滑物質および/または粒子状減摩材料を含有 する重合体のコーティングである請求の範囲7記載の直接熱画像形成方法。 9.前記の情報にしたがった加熱が、前記保護要素に接触し選択して電気的に 付勢される小さい抵抗体を有する熱ヘッドによって行われる請求の範囲1〜8の いずれか一つに記載の直接熱画像形成方法。 10.前記感熱層内における樹脂結合剤:前記有機銀塩の重量比が0.2〜6の 範囲内であり、および前記層の厚みが3〜30μmの範囲内である請求の範囲1 〜9のいずれか一つに記載の直接熱画像形成方法。
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