JPH0850457A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JPH0850457A
JPH0850457A JP18588194A JP18588194A JPH0850457A JP H0850457 A JPH0850457 A JP H0850457A JP 18588194 A JP18588194 A JP 18588194A JP 18588194 A JP18588194 A JP 18588194A JP H0850457 A JPH0850457 A JP H0850457A
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JP
Japan
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JP18588194A
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English (en)
Inventor
Masao Kodama
雅雄 児玉
Sosuke Kanazawa
荘介 金沢
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】近くからでも視認性が良く、しかも明瞭に視認
できる範囲が広がり、視認性の向上を図ることができ、
また、文字情報の分量が多い場合には表示文字の移動速
度を変化させることで、情報伝達を迅速に行なうことが
でき、また、製造コストを大幅に低減することができる
情報表示装置を提供すること。 【構成】支柱12と、該支柱12の上端側に取付ける表
示手段21とを具備して成り、多数の表示素子を平面上
に配置して、該表示素子の明滅により1文字を点綴状に
表示する表示ブロック22を形成し、該表示ブロック2
2を両側方向に複数並設して表示辺部23を形成し、該
表示辺部23を多角形の各辺となるよう略水平方向に複
数連設すると共に、各表示辺部23の表面をそれぞれ鉛
直面に対し内側下方に向けて傾斜させて、前記表示手段
21を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上方向に延びるよう立
設する支柱と、該支柱の上端側に取付ける表示手段とを
具備して成り、前記表示手段に文字を表示することで、
各種情報を周囲の観者に報知する情報表示装置に関す
る。更に詳しく言えば、情報表示装置のうち主としてダ
ム放流警報の報知用に用いられるものである。
【0002】すなわち、ダムが設置されている河川にお
いて台風や大雨のときダムが満水になり、決壊を防止す
るためダムの水を放流を実施するが、それにより、河川
が急に増水して、付近の人員や釣人に災害を与えるのを
未然に防止する必要がある。そこで、ダム放流警報を付
近の人の報知することが必要となり、かかる警報を報知
する装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来のこの種の情報表示装置としては、
例えば、図4及び図5に示すようなものがある。すなわ
ち、情報表示装置はダムが設置されている河川の下流に
設置されるダム放流警報表示装置1であって、図4に示
すように立設された支柱2の上端側に、円形状の電光表
示部3を全周に配設し、該電光表示部3に表示する文章
を円周方向にスクロールさせて、観者がどの場所にいて
も表示内容を視認できるように構成されている。
【0004】図5に示すように、電光表示部3の表面に
は、表示ブロック4a〜4lが同心円上に全部で例えば
12個配設されている。各表示ブロック4a〜4lは、
発光素子を円周曲面上に縦横16ドット×16ドット配
置して成り、発光素子の明滅により1文字分を点綴状に
表示する文字表示単位となっている。
【0005】図5においてD地点から視認する場合を想
定すると、表示ブロック4a,4lに表された文字は、
D地点に対して正面に近いので明瞭に視認できる。一
方、表示ブロック4b,4kに表された文字はD地点に
対して各文字の円面角度が大きく、発光素子の放射光が
減るので視認性が大幅に落ちる。なお、表示ブロック4
c,4jに表された文字にあっては、D地点に対して真
横に近いためほとんど視認することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダム
放流警報表示装置1では、電光表示部3は円形状である
ため、全方向から視認できるという点では有効である
が、ダム放流警報表示装置1の近くにいる人にとって
は、電光表示部3を下方から見上げる形となるのに対し
て、前記電光表示部3は鉛直になっているから発光素子
の放射光は略水平になるため、近くだと却って視認性が
悪いという問題点があった。
【0007】また、図5に示したように、ある程度の距
離をおいて正面側から眺める場合でも、前述した如く明
瞭に視認できる範囲が非常に狭いという問題点があっ
た。具体的に言えば、図4に示すように、電光表示部3
に表された「流.中」の文字が明瞭に視認できる側を正
面とすると、正面傍らの破線で示した「放.キ」の文字
は、「流.中」に比べ正面との沿面角度が大きいため発
光素子の放射光が少なく、特に昼間は太陽光に負けて視
認できなかった。
【0008】従って、表示された文章全体を確認しずら
く、文章の内容が断片的になり意味が十分解せないとい
う問題点があった。この解決手段としては、電光表示部
3に文章をスクロール表示して文章を伝達する方法が考
えられるが、一度に視認できる範囲は前述の如く図5中
で表示ブロック4a,4b,4k,4lに表示された4
文字である。また、人間の目は明るい表示文字と暗い表
示文字が同時にある場合、通常は明るい表示文字に焦点
が合い、暗い表示文字は見えにくくなるという性質があ
る。従って、実際には表示ブロック4a,4lの2つの
表示文字しか十分に視認することができず、表示内容の
把握に時間がかかっていた。
【0009】また、電光表示部3に表す文章は通常40
文字以内であるが、さらにきめ細かい内容を伝える場
合、40文字を超えることがある。これに対して、従来
は電光表示部3におけるスクロール表示制御のスピード
は一定であるため、文章が長ければそれだけ内容の把握
に一層時間がかかってしまうという問題点があった。更
に、発光素子を円周曲面上に縦横配置して表示ブロック
を製作したり、電光表示部3等を円形状に製作するに
は、特殊技術や特殊治具が必要であり、製造コストが高
いという問題点もあった。
【0010】本発明は、以上のような従来の問題点に着
目してなされたものであり、近くからでも視認性が良
く、しかも明瞭に視認できる範囲が広がり、視認性の向
上を十分に図ることができ、また、情報の文字数に応じ
て表示文字の移動速度を変化させ、情報伝達を迅速に行
なうことができ、また、製造コストを大幅に低減するこ
とができる実用的価値の高い情報表示装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。
【0012】1 上方向に延びるよう立設する支柱(1
2)と、該支柱(12)の上端側に取付ける表示手段
(21)とを具備して成り、前記表示手段(21)に文
字を表示すことで、各種情報を周囲の観者に報知する情
報表示装置(10)において、多数の表示素子を平面上
に配置して、該表示素子の明滅により1文字を点綴状に
表示する表示ブロック(22)を形成し、該表示ブロッ
ク(22)を両側方向に複数並設して表示辺部(23)
を形成し、該表示辺部(23)を多角形の各辺となるよ
う略水平方向に複数連設すると共に、各表示辺部(2
3)の表面をそれぞれ鉛直面に対し内側下方に向けて傾
斜させて、前記表示手段(21)を構成したことを特徴
とする情報表示装置(10)に存する。
【0013】2 前記表示辺部(23)を略正三角形の
各辺となるよう略水平方向に3つ連設すると共に、各表
示辺部(23)をそれぞれ鉛直面に対し内側下方に向け
て傾斜させて、前記表示手段(21)を構成したことを
特徴とする1項記載の情報表示装置(10)に存する。
【0014】3 前記表示手段(21)の全周に亘る表
示辺部(23)に、所定文章をなす文字を周方向へ順次
移動させつつ表示させ、かつ該所定文章をなす文字数に
応じて、文字の移動速度を変化させることができる表示
制御手段(30)を有することを特徴とする1項または
2項記載の情報表示装置に存する。
【0015】
【作用】多数の表示素子を平面上に配置して、1文字表
すことができる表示ブロック(22)を形成し、該表示
ブロック(22)を両側方向に複数並設して表示辺部
(23)を形成する。そして、かかる表示辺部(23)
を多角形の各辺となるよう略水平方向に複数連設するか
ら、何れの方向からもある程度のまとまった文字を一度
に視認することが可能となり、従来技術の如く円周面上
に表された文章を2文字程度ずつ断片的に判読するのと
比べて、大幅に視認性が向上する。
【0016】例えば、前記表示辺部(23)を略正三角
形の各辺となるよう略水平方向に3つ連設して表示手段
(21)を構成すれば、ちょうど2辺の境付近の真正面
方向から表示手段(21)を眺めた場合、2辺の表示辺
部(23)の複数の表示ブロック(22)中の文字を一
度に視認することができる。また、どの地点において
も、最低1辺の表示辺部(23)の両側方向に並設され
た各表示ブロック(22)中の文字を一度に視認するこ
とができ、表示された文章を容易に判読することができ
る。
【0017】また、前記各表示辺部(23)は、それぞ
れ鉛直面に対し内側下方に向けて傾斜するため、表示手
段(21)近くの下方からも、各表示辺部(23)に表
された文字を明瞭に視認することができる。以上のよう
に、表示手段(21)の各表示辺部(23)に表された
文字を、遠距離から至近距離に至る迄の幅広い範囲で明
瞭かつある程度まとめて視認することができるので、表
示される情報の内容を観者に対して確実に伝達すること
ができる。
【0018】前記表示手段(21)の全周に亘る表示辺
部(23)に、所定文章をなす文字を周方向へ順次移動
させつつ表示させる表示制御手段(30)を有し、かか
る表示制御手段(30)が、前記所定文章をなす文字数
に応じて該所定文章をなす文字の移動速度を変化させる
ように設定すれば、表示する文章が短文か、或は長文か
に応じて、例えば長文の場合には内容の迅速理解を図る
べく速く移動させる等と、文章の文字数に合った移動速
度で適切に報知することができる。
【0019】なお、表示手段(21)の表示ブロック
(22)は、多数の表示素子を平面上に配置して形成さ
れるから、従来技術の如く表示素子を円周曲面上に配置
したり、表示辺部(23)等を円形状に製作することは
なく、総て平面状の組み合わせにより簡易かつ容易に製
作でき、製作コストを大幅に削減することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示している。図
1に示すように、本実施例に係る情報表示装置10は、
文字を表示すことで各種情報を周囲の観者に報知するも
のである。更に詳しく言えば、ダムが設置されている河
川の下流に設置されるダム放流警報表示装置の一種であ
るが、その設置場所や用途はダム放流警報用にのみ限定
されるものではない。
【0021】かかる情報表示装置10は、地上に設置さ
れる土台11の上に上方向に延びるよう立設された支柱
12と、該支柱12の最上端に取付けられた表示手段2
1、それに表示制御手段30、及び遠隔制御手段40を
具備して成る。表示手段21は、正三角柱状の保持筐体
20の外周をなす3つの側壁21a,21b,21cに
それぞれ設けられた3つの表示辺部23から成る。すな
わち、各表示辺部23は、保持筐体20の側壁21a,
21b,21cに沿って略正三角形の各辺となるよう略
水平方向に連設された形になっている。
【0022】各表示辺部23は、その表面が鉛直面に対
し内側下方に向けて5度ほど傾斜するように配されてい
る。このように傾斜させることで、各表示辺部23の近
くの下方からも視認し易いように設定されている。本実
施例では具体的に、各表示辺部23の表面を鉛直面に対
し5度ほど傾斜させているが、かかる角度に限定される
ものではなく、例えば、鉛直に対して好ましくは5〜7
度の範囲で任意に定めればよい。この範囲より小さくな
ると、各表示辺部23の近くの下方からは見えにくくな
る傾向があり、一方大きくなると、各表示辺部23の遠
くからは見えにくくなる傾向がある。
【0023】各表示辺部23は、それぞれ4個の表示ブ
ロック22を両側方向に並設して構成されている。ま
た、表示ブロック22は、多数の表示素子を縦横に密に
平面上に配置して成り、該表示素子の明滅により1文字
を点綴状に表示する文字表示単位となっている。更に詳
しくは、表示ブロック22は平面上に表示素子を縦横1
6ドット×16ドット配置して成る。ここで表示素子と
は、一般の発光ダイオードや、ガス放電セル等の発光素
子である。なお、本実施例では一の表示辺部23を構成
する表示ブロック22の数は4個としたが、この数に限
定されるものではなく、増減しても良いことは言うまで
もない。
【0024】図2に示すように、保持筐体20の内部に
は表示制御手段30が設けられている。表示制御手段3
0は、表示手段21における文字表示態様をプログラム
可能なものであり、インターフェース,CPU,RA
M,ROM等から構成されたマイクロコンピュータから
構成されている。RAMは、予め設定した所定の表示制
御信号を記憶するものであり、ROMは、CPUの動作
プログラムを格納するものである。かかる表示制御手段
30は、前記表示手段21に、所定文章をなす文字を左
から右へスクロール表示、すなわち周方向へ順次移動さ
せつつ表示させるようプログラムされている。また表示
制御手段30は、前記所定文章の文字数に応じて、文字
の移動速度を変化させるようにプログラムされている。
【0025】更に詳しく言えば、表示制御手段30は、
後述する遠隔制御手段40からの表示内容設定信号を入
力すると、該表示内容の文字数が40字以内か以外かを
比較器で判定した後、その結果に応じて予め決めておい
た2つのスクロール表示制御時間の一方を選択し、各表
示ブロック22に表示制御信号を出力すべく設定されて
いる。すなわち、所定文章をなす文字数が設定文字数の
40字より多い場合、文字の移動速度が速くなる方のス
クロール表示制御時間が選択される。なお、本実施例で
は、スクロール表示制御時間を2段階のように説明した
が、所定文章の長短により最適な条件を選択し、もっと
きめ細かく多段階に文字の移動速度を調整できるように
してもよい。また、40字を長文か否かの基準としたの
は、一つの目安にすぎす、これに限定されることはな
い。
【0026】表示制御手段30には、伝送線31を介し
て遠隔制御手段40が接続されている。遠隔制御手段4
0は、通常、ダムの管理室に設置された設定スイッチで
ある。この遠隔制御手段40において、大雨や台風等の
際のダム放流前に、ダム下流域の人員に対して伝えたい
内容を入力する。例えば「ダム放流中キケン」とか「大
雨警報が出ています。只今からダム放流を初めます。キ
ケンですからすぐ川から避難してください。」という所
定文章を入力すると、その内容が表示内容設定信号とし
て伝送線31を介して表示制御手段30に出力されるよ
う設定されている。なお、伝送線31は実際は地中に埋
設された形で延ばされている。
【0027】次に作用を説明する。大雨や台風等でダム
放流を始める場合には、先ずダム管理室にてダム放流前
に、遠隔制御手段40に対してダム下流域の人員に対し
て伝えたい情報を入力する。例えば「ダム放流中キケ
ン」の文章を入力すると、その内容が表示内容設定信号
として伝送線31を介して表示制御手段30に出力され
る。表示制御手段30が、前記遠隔制御手段40からの
信号を受けると、該表示内容の文字数が比較器にて40
字以内と判定され、スクロール表示制御時間の遅い方が
選択され、各表示ブロック22に表示制御信号が出力さ
れる。
【0028】すると、図1に示すように、表示手段21
の各表示ブロック22を構成する数多の表示素子の明滅
により、前記文章をなす文字が周方向へ順次移動するよ
うに表示される。図3に示すように、ダム下流域のA地
点の観者が表示手段21を、その2辺をなす表示面部2
3,23の境付近のちょうど真正面方向から眺めた場
合、2つの表示辺部23,23の計8つの表示ブロック
22(図3中で1〜4及び9〜12)を視認でき、それ
により、最大で8文字同時に判読することができる。
【0029】図3において、B地点やC地点から表示手
段21を見た場合、これらの方向を向く1の表示辺部2
3の計4つの表示ブロック22(図3中で1〜4)に表
示された文字を視認できることになる。このように、何
れの方向からもある程度のまとまった文字、すなわち最
低1辺の表示辺部23の4つの表示ブロック22,22
…に表された4文字を一度に視認することが可能であ
り、従来技術の如く円周面上に表された文章を2文字程
度ずつ断片的に判読するのと比べて、大幅に視認性が向
上する。
【0030】また、各表示辺部23は、その表面が鉛直
面に対し内側下方に向けて5度ほど傾斜しているため、
図3におけるC地点のように表示手段21の近傍でも、
各表示辺部23に表された文字を明瞭に視認することが
できる。以上のように、表示手段21の各表示辺部23
に表された文字を、遠距離から至近距離に至る迄の幅広
い範囲で明瞭に、しかも最低4文字はまとめて視認する
ことができる。
【0031】一般的には4文字もあれば文章として理解
できるので、従来技術の如く2文字程度ずつ断片的に文
章として理解するのと比べて、容易かつ迅速な内容把握
が可能となり、情報内容を観者に対しより確実に伝達で
きる。このことは、ダム放流の際には不特定多数の観者
に危険を知らせるのに、的確かつ間違いのない情報内容
を伝える必要がある点からしても、大切な要素の一つと
なる。
【0032】表示内容は通常40文字程度であるが、更
にきめ細かい情報を伝える場合、40文字を超えること
がある。例えば「大雨警報が出ています。只今からダム
放流を初めます。キケンですからすぐ川から避難してく
ださい。」という文章を、遠隔制御手段40に入力する
と、その40文字を越える内容が表示内容設定信号とし
て表示制御手段30に出力される。表示制御手段30が
表示内容設定信号を入力すると、比較器にて文字数が4
0字を越えると判定され、スクロール表示制御時間の速
い方が選択されて各表示ブロック22に表示制御信号が
出力される。
【0033】それにより、前記40字を越える文章は表
示手段21に、通常より速いスピードでスクロール表示
される。このように、表示内容が40文字を越えるよう
な長文の場合、かかる長文が短時間でスクロール表示さ
れるよう表示移動速度を自動的に上げることができるの
で、危険情報を的確にしかも早くダム下流域の観者に伝
達することができる。
【0034】以上のような情報表示装置10では、その
表示手段21の表示ブロック22は、多数の表示素子を
平面上に配置して形成されるから、従来技術の如く特殊
治具を用いて表示素子を円周曲面上に配置したり、表示
辺部23等を円形状に製作することはなく、総て平面状
の組み合わせにより簡易かつ容易に製作でき、製作コス
トの大幅削減が可能となり低コスト化と言う経済効果が
見込まれる。
【0035】なお、前記した実施例においては、表示辺
部を略正三角形の各辺となるよう略水平方向に3つ連設
して表示手段としたが、略正三角形に限定されるもので
はなく、例えば、四角形や五角形等となるように構成し
てもよいことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る情報表示装置によれば、多
数の表示素子を平面上に配置して表示ブロックを形成
し、該表示ブロックを両側方向に複数並設して表示辺部
を形成し、該表示辺部を多角形の各辺となるよう複数連
設すると共に、各表示辺部の表面を鉛直面に対し内側下
方に向けて傾斜させたから、何れの方向からもある程度
のまとまった文字を一度に視認することが可能となり、
表示された文章を容易に判読することができ、しかも至
近距離からも明瞭に視認することができ、情報内容を観
者に対し確実に報知することができる。更に、従来技術
の如く表示素子を円周曲面上に配置したり、表示辺部を
円形状に製作することはなく、特殊な治具等を用いなく
ても総て平面状の組み合わせにより簡易かつ容易に製作
でき、製作コストを大幅に削減することができる。
【0037】また、表示手段の全周に亘る表示辺部に、
所定文章をなす文字を周方向へ順次移動させつつ表示さ
せ、かつ前記所定文章をなす文字数に応じて、文字の移
動速度を変化させることができる表示制御手段を有する
場合には、長文であれば内容の迅速理解を図るべく速く
スクロール表示される等と、文章の文字数に合った移動
速度で適切に報知することができる。従って情報が長文
でも、従来の如く見るのに時間がかかるために観者が最
後まで視認しないようなことを防止でき、情報発信者側
の意思が十分伝達される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る情報表示装置の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例に係る情報表示装置を構成す
る表示制御手段及び遠隔制御手段を示す概略ブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例に係る情報表示装置を真上か
ら見た平面概略図であり、観者が異なる地点から情報表
示装置を視認する状況を示している。
【図4】従来の一般的に用いられるダム放流警報表示装
置の斜視図である。
【図5】従来の一般的に用いられるダム放流警報表示装
置を真上から見た平面概略図であり、観者が一地点から
視認する状況を示している。
【符号の説明】
10…情報表示装置(ダム警報表示装置) 12…支柱 21…表示手段 22…表示ブロック 23…表示辺部 30…表示制御手段(マイクロコンピュータ) 40…遠隔制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方向に延びるよう立設する支柱と、該支
    柱の上端側に取付ける表示手段とを具備して成り、前記
    表示手段に文字を表示すことで各種情報を周囲の観者に
    報知する情報表示装置において、 多数の表示素子を平面上に配置して、該表示素子の明滅
    により1文字を点綴状に表示する表示ブロックを形成
    し、該表示ブロックを両側方向に複数並設して表示辺部
    を形成し、該表示辺部を多角形の一辺となるよう略水平
    方向に複数連設すると共に、各表示辺部の表面をそれぞ
    れ鉛直面に対し内側下方に向けて傾斜させて、前記表示
    手段を構成したことを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示辺部を略正三角形の各辺となるよ
    う略水平方向に3つ連設すると共に、各表示辺部の表面
    をそれぞれ鉛直面に対し内側下方に向けて傾斜させて、
    前記表示手段を構成したことを特徴とする請求項1記載
    の情報表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示手段の全周に亘る表示辺部に、所
    定文章をなす文字を周方向へ順次移動させつつ表示さ
    せ、かつ該所定文章をなす文字数に応じて、文字の移動
    速度を変化させることができる表示制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の情報表示装置。
JP18588194A 1994-08-08 1994-08-08 情報表示装置 Pending JPH0850457A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092886A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Sanyo Electric Co Ltd 発光表示器
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CN110612007A (zh) * 2019-08-12 2019-12-24 深圳市三彩显示有限公司 一种防水、防尘全密封户外节能共阴冷屏

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