JPH08504432A - 治療にて有用なカリウムチャネルアクチベーター - Google Patents

治療にて有用なカリウムチャネルアクチベーター

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JPH08504432A JP6513936A JP51393694A JPH08504432A JP H08504432 A JPH08504432 A JP H08504432A JP 6513936 A JP6513936 A JP 6513936A JP 51393694 A JP51393694 A JP 51393694A JP H08504432 A JPH08504432 A JP H08504432A
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エバンス,ジョン・モリス
ナドラー,ギュイ・マーガレット・マリー・ジェラルド
ウィレット,ロバート・ニコラス
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Abstract

(57)【要約】 不安、躁病、鬱状態、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのような物質乱用からの禁断に付随する作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療および/または予防可能な障害の治療および/または予防方法であって、および脳虚血、クモ膜下出血に起因する障害、パーキンソン病、偏頭痛および/または精神病の治療または予防において、有効量または予防量のカリウムチャネルアクチベーターを、その治療または予防を必要とする患者に投与することからなる治療および/または予防方法。

Description

【発明の詳細な説明】 治療にて有用なカリウムチャネルアクチベーター 本発明は、新規な治療方法、そのような治療にて用いるための新規化合物に関 する。 欧州公開特許出願第0126311号は、6−アセチル−トランス−4−(4 −フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H− 1−ベンゾピラン−3−オールを含む血圧降下作用を有する置換ベンゾピラン化 合物を開示する。 また、EP−A−0376524、EP−A−0205292、EP−A−0 250077、EP−A−0093535、EP−A−0150202、EP− A−0076075号およびWO/89/05808(ビーチャム・グループ・ パブリック・リミテッド・カンパニー(Beecham Group plc))は、抗高血圧活 性を有するある種のベンゾピラン誘導体を記載する。 また、EP−A−0350805(バイアスドルフ(Biersdorf))、EP− A−0277611、EP−A−0277612、EP−A−0337179お よびEP−A−0355565(ヘキスト・アクチエンゲセルシャフト(Hoechs t Aktiengesellschaft))、EP−A−0415065(イー・メルク(E.Mer ck))、EP−A−0450415(スクイブ(Squibb))、EP−A−046 6131(日産化学工業(Nissan Chemical Industries Ltd))、EP−A−0 339562(吉富製薬(Yoshitomi Pharmaceuticals))、EP−A−036 0621(オルト・ファーマシューティカルズ(Ortho Pharmaceuticals))、 EP−A−0489300(ウリアク(Uriach))、DE3,831,697(ヘ キスト(Hoechst))、EP−A−0432893(山ノ内(Yamanouchi))、 DE4,010,488(ヘキスト)、EP−A−0482934、EP−A−0 296975、JO−2004−791およびWO\89\11477およびW O\89\07103も、抗高血圧活性を有すると考えられているある種の化合 物を記載する。 EP−A−0430621およびEP−A−0385584(ビーチャム・グ ループ・パブリック・リミテッド・カンパニー(Beecham Group plc))は、前 記特許出願に記載されている化合物の製造に有用なある種の中間体の分割を記載 する。 EP−A−0194885(イー・リリー(E.Lilly))は、抗痙攣活性を有 するある種のアミノ置換ベンゾピランを記載する。 PCT/GB92/01045(スミスクライン・ビーチャム・パブリック・ リミテッド・カンパニー、優先日において未公開)は、ある種のフルオロベンゾ イルアミドベンゾピラン、ピラノピリジンおよびテトラヒドロナフチレン(ここ に、3位および4位の置換基は互いにトランスである)を記載する。これらの化 合物は、とりわけ不安解消および抗痙攣活性を有すると記載されている。 今回、意外にも、ある種の式(I)の化合物が、不安解消および抗痙攣活性を 有することが見いだされ、また、躁病、鬱状態、物質乱用からの禁断に付随する 作用の治療または予防にて有用であり、脳虚血、クモ膜下出血に付随する障害、 パーキンソン病、偏頭痛および/または精神病の治療または予防にて有用である と考えられる。 従って、本発明は、不安、躁病、鬱状態、コカイン、ニコチン、アルコールお よびベンゾジアゼピンのような物質乱用からの禁断に付随する作用、癲癇のよう な抗痙攣剤で治療および/または予防可能な障害の治療および/または予防方法 であって、および脳虚血、クモ膜下出血に付随する障害、パーキンソン病、偏頭 痛および/または精神病の治療または予防方法において、有効量または予防量の 式(I): [式中、 Pは以下の群: a) (式中、 および他の可変基は後記と同じ) で示される環系; b) (式中、aおよびbは一緒になって結合またはCH2を表すか、またはaおよび bは一緒になってカルボニル基、基C=NORF、CHORFまたは ここに、RFは水素またはC1-6アルキルを意味する) で示される環系であるか;または c) (式中、Jは窒素、Jaは孤立電子対であり、Mは炭素、MaはR5であるか、ま たは、Jは炭素、Mは窒素であり、JaおよびMaは水素である) で示される環系であるか;または d) (式中、Zは酸素またはCH2を意味する) で示される環系であり、 ここに: R1およびR2のうち一つは水素であって、他方は水素、C3-8シクロアルキル、 所望により酸素でさえぎられるかあるいはヒドロキシ、C1-6アルコキシまたは 置換アミノカルボニルで置換されていてもよいC1-6アルキル、C1-6アルキルカ ルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、C1- 6 アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、CF3S、またはC F3−A−基(ここに、Aは−CF2−、−CO−、−CH2−、CH(OH)、 SO2、SO、CH2−O、またはCONHである)、またはCF2H−A’−基 (ここに、A’は酸素、硫黄、SO、SO2、CF2またはCFHである);トリ フルオロメトキシ、C1-6アルキルスルフィニル、パーフルオロC2-6アルキルス ルホニル、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルコキシスルフィニル、C1-6ア ルコキシスルホニル、アリール、ヘテロアリール、アリールカルボニル、ヘテロ アリールカルボニル、ホスホノ、アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカ ルボニルオキシ、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリー ルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル(いずれの芳香族基も所望により置換 されていてもよい)、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボ ニルアミノ、C1-6アルキル−チオカルボニル、C1-6アルコキシ−チオカルボニ ル、C1-6アルキル−チオカルボニルオキシ、1−メルカプトC2-7アルキル、ホ ルミル、またはアミノスルフィニル、アミノスルホニルまたはアミノカルボニル (いずれのアミノ基も、所望により1または2個のC1-6アルキル基により置換 されていてもよい)、もしくはC1-6アルキルスルフィニルアミノ、C1-6アルキ ルスルホニルアミノ、C1-6アルコキシスルフィニルアミノまたはC1-6アルコキ シスルホニルアミノ、または末端がC1-6アルキルカルボニル、ニトロまたはシ アノにより置換されたエチレニル、または−C(C1-6アルキル)NOHまたは −C(C1-6アルキル)NNH2からなる群より選択されるか、またはR1および R2のうち一方はニトロ、シアノまたはC1-3アルキルカルボニルであって、他方 はメトキシまたは所望により1または2個のC1-6アルキルまたは1個のC2-7ア ルカノイルによって置換されていてもよいアミノ;あるいは可能ならば、R1と R2は一緒になって−(CH24−もしくは−CH=CH−CH=CH−である か、または所望により置換されていてもよいトリアゾールまたはオキサジアゾー ル環を形成し; R3およびR4のうち一方は水素またはC1-4アルキルであって、他方はC1-4ア ルキル、CF3またはCH2a(ここにXaはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード 、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、C1-4アルキルカルボニルオキシ、−S−C1- 4 アルキル、ニトロ、所望により1または2個のC1-4アルキル基で置換されてい てもよいアミノ、シアノまたはC1-4アルコキシカルボニル)であるかまたはR3 およびR4は一緒になって、所望によりC1-4アルキルによって置換されていても よいC2-5ポリメチレンであり; R5はC1-6アルキルカルボニルオキシ、ベンゾイルオキシ、ONO2、ベンジ ルオキシ、フェニルオキシまたはC1-6アルコキシであって、R6およびR9は水 素であるか、またはR5はヒドロキシであって、R6は水素またはC1-2アルキル であって、R9は水素であり; R7はヘテロアリールまたはフェニルであって、共に所望によりクロロ、フル オロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、所望によりC1-4アルキルで1または2回置換 されていてもよいアミノ、シアノ、アジド、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、 トリフルオロメトキシおよびトリフルオロメチルよりなる群から選択される基ま たは原子で独立して1回またはそれ以上置換されていてもよく; R8は水素:C1-6アルキル、OR9もしくはNHCOR10であって、ここにR9 は水素、C1-6アルキル、ホルミル、C1-6アルカノイル、アロイルまたはアリー ル−C1-6アルキルであり、およびR10は水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキ シ、モノまたはジC1-6アルキルアミノ、アミノ、アミノ−C1-6アルキル、ヒド ロキシ−C1-6アルキル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アシルオキシ−C1-6アル キル、C1-6アルコキシカルボニル−C1-6アルキル、アリールまたはヘテロアリ ールであり; R8−N−CO−R7基はR5基に対してシスまたはトランス位にある] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与することからなる治療ま たは予防方法を提供する。 式(I)におけるC1-6アルキルまたはC1-4アルキルまたはアルキル含有基は 、すべて、好ましくは、メチル、エチル、n−およびiso−プロピル、n−、iso −、sec−およびtert−ブチルから選択される。 適当なC3-8シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルを包含する。 適当なハロ置換基はフルオロ、クロロおよびブロモを包含する。 本明細書中で言及する場合、アリールは必ずフェニルおよびナフチルを含むが 、これらに限定されない。 ヘテロアリールは、本明細書中で言及する場合、必ず、5−または6−員の単 環もしくは9−または10−員の二環式ヘテロアリールを包含する。そのうち5 −または6−員の単環のヘテロアリールが好ましい。加えて、5−または6−員 の単環もしくは9−または10−員の二環式ヘテロアリールは、好ましくは、酸 素、窒素および硫黄よりなる群から選択される、1、2または3個のヘテロ原子 を含有し、2個以上のヘテロ原子からなる場合には、同一であるかまたは異なる 。5−または6−員の単環式ヘテロアリールであって、酸素、窒素および硫黄の 群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものの例は、フリル 、チエニル、ピリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリルおよびチアジア ゾリル、およびピリジル、ピリダジル、ピリミジル、ピラゾリルおよびトリアゾ リルを包含する。このような基のうち好ましい例は、フラニル、チエニル、ピリ ルおよびピリジル、特に2−および3−フリル、2−および3−ピリル、2−お よび3−チエニル、ならびに2−、3−および4−ピリジルを包含する。酸素、 窒素および硫黄よりなる群から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む 9−または10−員の二環式ヘテロアリールの例は、ベンゾフラニル、ベンゾチ エニル、インドリルおよびインダゾリル、キノリルおよびイソキノリル、ならび にキナゾリルを包含する。このような基の好ましい例は、2−および3−ベンゾ フリル、2−および3−ベンゾチエニル、ならびに2−および3−インドリル、 および2−および3−キノリルを包含する。 特にアリールおよびヘテロアリールの任意の置換についての適当な基または原 子の例は、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(例、フルオロ、クロロ、ブ ロモ)、ヒドロキシ、ニトロ、所望によりC1-4アルキルにより1または2回置 換されていてもよいアミノ、シアノおよびSOnH(ここにn=0ないし2)よ りなる群から独立して選択される1、2または3の置換基を包含する。 好ましい可変基は、出典明示により本明細書の一部とする、前記特許に示され る原子にて言及されているものである。 Pがa)から選択される式(I)の化合物の場合、チエノフェン基は、好まし くは、i)である。R1およびR2は、好ましくは、共に水素であるか、またはR1 はニトロであり、R2は水素である。 R3およびR4は、好ましくは、共にメチルである。好ましくは、R5はヒドロ キシであり、R6は水素であって、R9は水素である。好ましくは、R8は水素で ある。好ましくは、R8NCOR7基はR5基に対してトランス位にある。 Pがd)から選択される式(I)の化合物の場合、R1は、好ましくは、シア ノまたはニトロである。R3およびR4は、好ましくは、共に水素であるか、共に メチルである。好ましくは、R5はヒドロキシであり、R6は水素であって、R9 は水素である。 好ましくは、R8は水素である。好ましくは、R8NCOR7基はR5基に対して トランス位にある。 式(I)のすべての化合物について、R7が、所望により独立して置換されて いてもよいフェニルである場合、これは、フェニル環に結合した1、2、3、4 または5個の基または原子による置換を包含するものである。好ましくは、1ま たは2個の基または原子がフェニル環に結合している。該基または原子はフェニ ル環の回りのいずれの位置にあってもよい。同様に、R7が、所望により独立し て置換されていてもよいヘテロアリールである場合、これは、ヘテロアリール部 の回りの空位での置換基を包含する。好ましくは、1または2個の基または原子 がヘテロアリール基の回りにあり、最も好ましくは、1個の基または原子がヘテ ロアリール基の回りにある。好ましくは、R7はフルオロフェニルである。より 好ましくは、R7はモノフルオロフェニル、さらに好ましくは、R7は2−、3− または4−フルオロフェニルである。最も好ましくは、R7は4−フルオロフェ ニルである。 式(I)の化合物は環系Pの飽和部の回りの位置で、特にR5およびR8NCO R7基に結合した原子で、キラル炭素原子を有し、それゆえエナンチオマーとし て存在し得る。本発明は各エナンチオマーと、ラセミ化合物を含むその混合物に まで及ぶ。 あるR1置換基もまたキラル中心を有し、それゆえエナンチオマーとして存在 する。本発明は各エナンチオマーと、ラセミ化合物を含むその混合物に及ぶ。 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩はまた、例えば水和物のごと きそのような化合物の溶媒和化合物を包含する。 哺乳動物に対する投与は経口であっても非経口であってもよい。 前記の障害の治療に有効な量は通常の要因、例えば、治療されるべき障害の性 質と重篤度、ならびに哺乳動物の体重に依存する。しかしながら、一単位の用量 は、通常、1ないし1000mg、適当には1ないし500mg、例えば2、5 、10、20、30、40、50、100、200、300または400mgの ごとき2ないし400mgの範囲の活性化合物を含有する。単位用量は、通常、 一日あたり1回もしくはそれ以上、例えば、一日に1、2、3、4、5または6 回、より普通には一日あたり1ないし4回であり、一日あたりの全用量は普通、 体重70kgの大人に対して1ないし1000mgの範囲、例えば1ないし50 0mgの範囲、すなわち約0.01ないし15mg/kg/日の範囲、より普通 には0.1ないし6mg/kg/日、例えば1ないし6mg/kg/日である。 式(I)の化合物は単位用量の経口、経直腸、局所あるいは非経口(特に静脈 内)の単位投与形の組成物で投与されるのが特に好ましい。 このような化合物は混合により調製され、適当には経口および非経口投与に適 合し、それ自体、錠剤、カプセル剤、経口液体調製物、散剤、顆粒剤、ロゼンジ 、復元可能な散剤、注射および注入可能な溶液もしくは懸濁液または坐薬の形で あってよい。経口投与が可能な組成物が好ましい、特に成型された経口組成物が 好ましい、なぜならそれらは一般的使用に関して、より簡便であるからである。 経口投与用錠剤およびカプセル剤は、通常、一単位の用量で提供され、結合剤 、増量剤、希釈剤、錠剤化剤、滑沢剤、崩壊剤、着色剤、フレーバー、および湿 潤剤のような慣用賦形剤を含有する。錠剤は当該分野でよく知られた方法に従い 被覆されてもよい。 使用する適当な増量剤はセルロース、マンニトール、ラクトースおよび他の類 似のものを包含する。適当な崩壊剤はデンプン、ポリビニルピロリドンならびに デンプングリコール酸ナトリウムのごときデンプン誘導体を包含する。適当な滑 沢剤は、例えば、ステアリン酸マグネシウムを包含する。医薬上許容される適当 な湿潤剤はラウリル硫酸ナトリウムを包含する。 これらの固体の経口用組成物は通常の調合、増量、錠剤化のごとき方法により 調製することができる。繰り返し調合操作を用い、大量の増量剤を必要とするこ れらの組成物全体に活性薬剤を分散させることができる。このような操作は、勿 論、当業者には通常である。 経口用の液体調製物は、例えば、水性または油性の懸濁液、溶液、乳剤、シロ ップ、またはエリキシルの形態であってもよく、もしくは使用前に水または他の 適当なビヒクルでの復元用乾燥生成物として供給されてもよい。このような液体 調製物には懸濁化剤、例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラ チン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン 酸アルミニウムゲルもしくは硬化食用脂、乳化剤、例えばレシチン、一オレイン 酸ソルビタン、またはアカシア;非水性ビヒクル(食用油を含有してもよい)、 例えば、扁桃油、分別ココナッツ油、およびグリセリン、プロピレングリコール 、もしくはエチルアルコールのエステルのごとき油性エステル;保存料、例えば p−ヒドロキシ安息香酸メチルまたはプロピルまたはソルビン酸、ならびに所望 により通常のフレーバーまたは着色剤といった通常の添加物を含有させることが できる。 経口処方は腸溶剤皮の錠剤または顆粒剤のごとき通常の徐放性処方も含む。 非経口投与の場合、流体状単位投与形は化合物および滅菌ビヒクルを含んで調 製される。化合物は、ビヒクルおよび濃度によって、懸濁または溶解させること ができる。非経口溶液は、普通、化合物をビヒクルに溶解し、適当なバイアルま たはアンプルに充填し密閉する前にフィルター滅菌することにより調製される。 有利には、さらに、局部麻酔剤、保存剤および緩衝剤のごときアジュバントをビ ヒクル中に溶かす。安定性を強化するために、組成物をバイアルに充填し、減圧 下で水を除去した後、凍結させることができる。 非経口用懸濁液は、化合物を溶解させる代わりに、ビヒクルに懸濁させ、滅菌 ビヒクル中に懸濁させる前にエチレンオキシドに暴露して滅菌する以外は、実質 的に同じ方法で調製される。有利には、界面活性剤あるいは湿潤剤を組成物に配 合し、本発明の化合物の均一な分配を促進する。 慣習として、該組成物に医学的治療に関連して用いるための使用説明書が添付 されている。 本発明はさらに、不安、躁病、鬱状態、クモ膜下出血に付随する障害、神経性 ショック、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのごとき物 質乱用からの禁断に付随する作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療可能または予防 可能な障害、パーキンソン病、精神病、偏頭痛および/または脳虚血症の治療お よび/または予防に用いるための医薬組成物であって、式(I)の化合物または その医薬上許容される塩と、医薬上許容される担体とからなる医薬組成物を提供 する。 さらなる態様において、本発明は、不安、躁病、クモ膜下出血に付随する鬱状 態および/または障害、神経性ショック、コカイン、ニコチン、アルコールおよ びベンゾジアゼピンのごとき物質乱用からの禁断に付随する作用、癲癇のような 抗痙攣剤で治療可能または予防可能な障害、パーキンソン病、精神病、偏頭痛お よび/または脳虚血症の治療および/または予防用の医薬を製造する場合の式( I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用を提供する。 このような組成物は前記方法により調製することができる。 本発明はまた式(I)の新規化合物およびその医薬上許容される塩に及ぶ。 このような新規化合物は、例えば: トランス−3−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミド)−6,7,8,9− テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプタン−6−オール、および トランス−7−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミノ)−4−ヒドロキシ −2,2−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピンである 。 一般に、R8NCOR7基に結合した原子に結合した基と、本明細書に示すダイ ヤグラムの右側に隣接する原子に結合した基の間にトランス異性化を有する式( I)の化合物は、EP−0126311、EP−0376524、EP−205 292、EP−0250077、EP−0093535、EP−0150202 、EP−0076075、WO/89/05808、EP−0350805、E P−0277611、EP−0277612、EP−0337179、EP−0 355565、EP−A−0482934、EP−A−0296975、JO −2004−791、WO\89\11477およびWO\89\07103、 EP−0466131、EP−A−0489300、DE3,831,697、E P−A−0432893およびDE4,010,488に略記載されている製法ま たは類似方法を用い、対応するトランス化合物より調製できる。 一般に、R8NCOR7基に結合した原子に結合した基と、本明細書に示すダイ ヤグラムの右側に隣接する原子に結合した基の間にトランス異性化を有する式( I)の化合物は、EP−A−0139992に略記載されている操作またはその 類似操作に従って調製できる。 式(I)のシス化合物はまた、ジー・バーレル(G.Burrell)ら、テトラヘド ロン・レターズ(Tet.Letters),31,3649−3652(1990)によ り記載されている操作に従うか、またはユー・クアストおよびイー・ビルハウア ー(U.QuastおよびE.Villhauer)、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファー マコロジー(Eur.J.Pharmacol.),モレキュラー・ファーマコロジー・セク ション(Molecular Pharmacology Section)245,165−171(1993 )に記載されている操作により製造してもよい。 式(I)についてのラセミ化合物を分割してもよく、またはエナンチオマー的 に純粋な式(I)の化合物を当該分野における慣用的操作を用いて、特にEP− 0430631およびEP−0355584において概説された方法を用いて調 製してよい。 適当ならば、式(I)の化合物はWO91\14694もしくはWO93\1 7026に概説されている触媒および条件を用いてキラル的に純粋なエポキシド を形成し、その後、本明細書にて概説した操作を用いて所望の式(I)の化合物 に変換することにより、式(I)の化合物を所望のエナンチオマー形にて調製す ることが好ましい。 式(I)の化合物は、前記特許に概説した操作または記載の操作に類似する操 作を用いて、容易に入手できる出発物質から製造してもよい。 R5がヒドロキシであり、R6がC1-2アルキルであって、R9が水素である式( I)の化合物は、アール・ゲリッケ(R.Gericke)ら、ジャーナル・オブ・ メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、第34巻、3074頁(19 91)に概説されている操作により調製することができる。 本発明はまた、式(I)の新規化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬 上許容される担体とからなる医薬組成物を提供する。 本発明はさらに、治療剤としての、特に不安、躁病、欝状態、コカイン、ニコ チン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのごとき物質乱用からの禁断に付随す る作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療可能または予防可能な障害、クモ膜下出血 により生じる脳虚血障害、パーキンソン病、偏頭痛および/または精神病の治療 および/または予防における式(I)の新規化合物またはその医薬上許容される 塩の使用を提供する。 以下の化合物を、前記した特許公報に記載の操作に類似する方法により製造し た。 以下の記載、実施例および薬理試験結果は、本発明を説明するものである。 実施例1 トランス−7−(4−フルオロベンズアミド)−5,6−ジヒドロ−6−ヒドロ キシ−5,5−ジメチル−7−H−チエノ[3,2−b]ピラン 7−アミノ−5.6−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,5−ジメチル−7H−チ エノ[3,2−b]ピラン(1g、5ミリモル、欧州特許出願第360621号 に記載)のジクロロメタン(10mL)中攪拌溶液に、ジクロロメタン(1mL )中の塩化4−フルオロベンゾイル(0.8g、5ミリモル)を、つづいてジク ロロメタン(1mL)中のジイソプロピルエチルアミン(0.65g、5ミリモ ル)を滴下した。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、蒸発乾固させた。残渣 を酢酸エチル/ヘキサン(1:4)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに 付して精製し、無色固体の生成物(1.68g)を得た。この物質を酢酸エチル −ヘキサンからの再結晶に付してさらに精製した。融点;166−167℃[文 献−EPA360621−162〜164℃]。 質量スペクトル(C.I.)M++1=322。 NMR(270MHz)(DMSO−d6)δppm 7.20(m,2H)、 7.15(m,4H)、6.63(d,1H)、6.46(d,1H)、5.13( t,1H)、4.73(s,1H)、3.77(d,1H)、1.50(s,3H )、1.35(s,3H)。 実施例2 トランス−7−(4−フルオロベンズアミド)−5,6−ジヒドロ−6−ヒドロ キシ−2−ニトロ−5,5−ジメチル−7−H−チエノ[3,2−b]ピラン 実施例1のチエノピラン(1g、3ミリモル)の氷酢酸(10mL)中攪拌溶 液に、0℃にて、濃硝酸(2mL)を滴下した。得られた混合物を冷却しながら さらに30分間攪拌した。その混合物をついで冷水/酢酸エチル中に注いだ。水 相を酢酸エチルで洗浄した。合した有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で、つ いでブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を蒸発乾固させ 、残渣を酢酸エチル/ヘキサン(20%〜30%)で溶出するシリカゲルカラム 上のクロマトグラフィーに付した。生成物(0.79g、72%)を黄色固体と して得、酢酸エチル−ヘキサンからの再結晶にした。融点;189℃(分解)[ 文献−EPA360621−198〜202℃]。 質量スペクトル(C.I.)M++1=367。 NMR(270MHz)(DMSO−d6)δppm 9.10(d,1H)、 8.00(m,2H)、7.35(t,2H)、5.98(d,1H)、4.95( t,1H)、3.90(m,1H)、1.44(s,3H)、1.23(s,3H )。 実施例3 トランス−3−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミド)−6,7,8,9−テ トラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプタン−6−オール a)5−(4−ブロモフェニル)−5−オキソ−ペンタン酸 ブロモベンゼン(90ml)および塩化γ−カルボメトキシブチロイル(28 g)を、N2下で一緒に混合し、温度を5〜10℃に維持しながら、AlCl3(4 7g)を少しずつ加えた。 反応混合物を室温にし、ついで100℃で2時間加熱し、つづいて氷および3 7%HCl(55ml)の混合物中に注ぎ、EtOAcで3回抽出した。 合した有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮し、油として粗生成物( 42g)を得た。 この粗化合物をEtOH(140ml)中10%NaOH溶液(140ml)と 一緒に半時間還流することによりケン化した。該EtOHを減圧下で除去し、水 溶液をEt2Oで洗浄し、37%HClで酸性化し、EtOAcで抽出した。乾燥お よび減圧下での蒸発に付した後、得られた固体残渣をEt2Oでトリチュレートし 、濾過して固体の標記化合物(26.4g)を得た。 融点=123〜124℃。 収率=57.4%。 b)4−ブロモフェニルペンタン酸 KOH(19.8g)をエチレングリコール(132ml)に溶かし、ついで 5−(4−ブロモフェニル)−5−オキソペンタン酸(26.4g)およびヒド ラジン・水和物(2ml)を導入した。該溶液を100℃に2時間維持した。温 度を190℃に上げることにより、ヒドラジン・水和物を留出させた。この温度 を5時間維持した。該溶液を氷中に注ぎ、37%HClで酸性化し、Et2Oで2 回抽出した。有機層を乾燥し、減圧下で蒸発させ、固体として標記化合物(23 g)を得た。 融点=85℃。 収率=89.8%。 c)8−ブロモ−ベンゾシクロヘプタン−1−オン ポリリン酸(80ml)を100℃で加温し、ついで4−ブロモフェニルペン タン酸(14.6g)を少しずつ導入した。反応物をこの温度に2時間保持した 。ついで、該反応物を氷中に注ぎ、Et2Oで抽出した。合した有機相を10%N aOHおよび水で洗浄した。乾燥および蒸発に付した後、粗化合物(11g)を 得、それをEt2O/ヘキサン(10:90)で溶出するシリカゲル上のクロマト グラ フィーに付し、明黄色油として標記化合物(3.5g)を得た。 収率=25.7%。 d)8−シアノ−1,2−ベンゾシクロヘプテン EtOH(30ml)およびCH2Cl2(5ml)に溶かした8−ブロモ−ベン ゾシクロヘプタン−1−オン(3.5g)をNaBH4(0.5g)と少しずつ反応 させた。混合物を室温で2時間攪拌した。蒸発に付し、残渣をEtOAcと水の間 に分配し、乾燥し、有機相を蒸発させて所望のアルコール(3.5g)を得た。 該化合物をトルエン(40ml)およびp−トルエンスルホン酸(0.15g )に溶かし、ディーン−スターク(Dean-Stark)H2O分離装置を用いて2時間 還流した。溶液を冷却し、蒸発させてEt2Oと水の間に分配した。有機層をNa HCO3溶液、水、ブラインで洗浄し、乾燥した。蒸発に付し、油として8−ブ ロモ−1,2−ベンゾシクロヘプテン(3.5g)を得た。 この粗化合物およびCuCN(1.8g)のDMF(25ml)中溶液を4時間 還流した。反応物を冷却し、10%水性エチレンジアミン中に注ぎ、EtOAcで 抽出した。有機層をブラインで2回洗浄し、乾燥し、減圧下で蒸発させた。粗化 合物(2.5g)を溶出液としてEtOAc−ヘキサン(10:90)を用いるシ リカゲル上クロマトグラフィーに付し、固体として標記化合物(1.5g)を得 た。 収率=60%。 e)トランス−1−アミノ−2−ヒドロキシ−8−シアノ−ベンゾシクロヘプテ ン NBS(1.5g)を、温度を10℃以下に維持しながら、シアノ−1,2−ベ ンゾシクロヘプテン(2.5g)のDMSO(14ml)/H2O(1.4ml) 中の激しく攪拌した溶液に加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、水で希釈し、 EtOAcで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥した。減圧下で蒸発 させ、油としてブロモヒドリンを得た。 該ブロモヒドリンの混合物を室温で7%NaOH(6ml)/ジオキサン(1 0ml)と一緒に3時間攪拌した。EtOAcおよび水で分配した後、有機層をブ ラインで洗浄し、乾燥し、減圧下で蒸発させ、油としてエポキシド(1.5g) を得た。 このエポキシドをEtOH(20ml)およびNH4OH(16ml)に溶かし 、密封管中、60℃で5時間保持した。溶媒の蒸発後、残渣を10%HClに溶 かし、Et2Oで洗浄し、Na2CO3で塩基性にし、EtOAcで抽出した。該有機 抽出液をブラインで洗浄し、乾燥した。減圧下で溶媒を蒸発させ、白色固体とし て標記化合物(0.6g)を得た。 融点=160℃。 収率=20%。 f)トランス−3−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミノ)−6,7,8,9 −テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプタン−6−オール アミノアルコール(0.25g)のCH2Cl2(10ml)およびEt3N(0. 45ml)中溶液を0℃に冷却し、塩化p−フルオロベンゾイル(0.2ml) のCH2Cl2(1ml)中溶液を滴下した。室温で1時間経過した後、水を加え た。半時間攪拌した後、固体を減圧濾過し、所望の化合物(0.2g)を得た。 融点=23℃。 元素分析 :C1917FNO2として、C,H,F,N, 収率=50%。 実施例4 トランス−5−(4−フルオロベンズアミノ)−4−ヒドロキシ−7−ニトロ− 2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン PCT\GB89\00588の実施例2の記載にしたかって、標記化合物を 製造した。 実施例5 トランス−7−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミノ)−4−ヒドロキシ− 2,2−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン ブックル(Buckle)らによる、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー ・パーキンI(J.Chem.Soc.Perkin I)(1991)2763−2771の 記載に従って、対応するエポキシドを製造し、その後、慣用的技法を用い、5− アミノ、4−アルコールを形成させ、塩化4−フルオロベンゾイルとカップリン グさせて標記化合物を製造した。 融点=199−201℃。 薬理学的データ 1.ラット社会相互作用試験 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を以下に概説する方法を用い て治療用途について試験する: 不安解消活性を、ファイル(File)によって初めて記載された社会相互作用試 験方法(1980,ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス・メソッズ(J.Neu rosci.Methods),2,219−238)に基づく方法により評価する。この実 験において不安解消薬剤は運動活性についてのいずれ作用とも独立して社会相互 作用を選択的に増加させる。 方法 雄のスプレーグ−ドーリー(Sprague-Dawley)ラット(チャールス・リバー( Charles River),ユナイテッド・キングダム(U.K.),250−300g) を試験に先立ち3日間別々に飼育する。試験日に、動物をランダムに8−16の 群に割り当て種々の用量(1−300mg/kg)の化合物またはビヒクルを1 ml/kgの投与容量で経口投与する。投与後60分で、ラットを体重および処 理を適合させた対の雄(初めて対面)と一緒に、非常に明るい、不慣れな条件下 にある社会相互作用試験箱に入れる。該箱は透明なパースペックス製フロントサ イドの白色パースペックス(54×37×26cm)から出来ている。床を24 の等しい正方形に分け、まぶしく照らす(115ルクス)。活動的な社会相互作 用(かぐこと、毛づくろいすること、後を追うこと、乗ること、登ったり下った りすること、殴ること、噛むこと)にある経過時間(秒)を正方形を横切った回 数(運動指標として)と同じく、遠隔モニター観察により「盲検的」に評価する 。 次いで、社会相互作用における経過時間および正方形を横切った回数について の平均および標準誤差を各処理群について計算し、薬剤誘発の変化を対照値から の増加%または減少%として表す。統計学的比較は有意な一方向性分散分析によ るダンネット(Dunnett)複数比較方法を用いてビヒクル−および薬剤−処理群 の間で行う。 薬剤を1%メチルセルロースに懸濁させる。 2.MES試験 潜在的抗痙攣特性の検出には、齧歯類における最大電気ショック発作(MES )閾値試験が特に敏感である1。この実験において、プロコンバルサントは発作 の閾値を下げるのに対し、抗癲癇剤は電気誘発発作に対する閾値を引き上げる。 方法 マウス(雄、チャールス・リバー(Charles River),U.K.CD−1系, 25−30g)をランダムに10−20の群に割り当て、種々の用量の化合物( 0.3−300mg/kg)またはビヒクルを10ml/kgの投与容量で経口 または腹腔内投与する。ついで、マウスを投与の30または60分後に角膜電極 を通じ一回電気ショックに付す(0.1秒、50Hz、正弦波形)。個々の治療 群にてマウスの50%が緊張性発作を誘発するのに必要な平均電流および標準誤 差(CC50)をディクソンおよびムード(Dixon and Mood)の「アップ・アンド ・ダウン」(up and down)法(1948)2により測定する。ビヒクル処理群と 薬剤処理群の間の統計学的比較をリッチフィールドとウィルコクソン(Litchfie ld and Wilcoxon)の方法(1949)3により行う。 対照動物において、CC50は、通常、14−18mAである。かくして、対照 群の第一の動物には16mAの電流を流す。緊張性発作が起こらなければ、その 後のマウスについては電流を増加させる。緊張性痙攣が起これば、電流を減少さ せるなどして、その群の全ての動物を試験する。 対照に対する各群のCC50の増加%または減少%を計算する。 0ないし300mAのショックレベルで全可変制御可能なヒューゴー・サック ス・エレクトロニック・コンスタント・カーレント・ショック・ジェネレーター (Hugo Sachs Electronik Constant Current Shock Generator)を用いて実験を 行い、通常、段階的に2mAの工程を用いる。 薬剤を1%メチルセルロースに懸濁させる。 文献 1.ロッシャー,ダブリューおよびシュミット,ディ(Loscher,W.and Schmid t,D.)(1988)エピレプシー・リサーチ(Epilepsy Res.)、2、145 −181 2.ディクソン,ダブリュー・ジェイおよびムード,エイ・エム(Dixon,W.J .and Mood,A.M.)(1948)ジャーナル・オブ・アメリカン・スタティス ティカル・アソシェーション(J.Amer.Stat.Assn.)、43、109−12 6 3.リッチフィールド,ジェイ・テイおよびウィルコクソン,エフ(Litchfield ,J.T.and Wilcoxon,F.)(1949)ジャーナル・オブ・ファーマコロジ ー・アンド・エクスペリメンタル・テラピューティックス(J.Pharmacol.exp .Ther.)、96、99−113。 結果 実施例2の化合物は、ショックの閾値を30mg/kgp.o.で95%まで 亢進させた。 3.X−迷路 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を以下に概説する方法を用い て治療用途について試験する: 概論 不安発生(開アーム)領域と比較的不安を生じさせない(閉アーム)領域を付 与する環境中、不安X−迷路試験(ハンドリーおよびミタニ(Handley and Mith ani)、1984)により未経験のラットの探索反応を試験する。それで、薬剤 前処理後に開アームの探索が選択的に増加することは、不安解消効果を示す と仮定する。 方法 X−迷路は床から70cmの高さにあり、45cm(長さ)×15cm(幅) ×10cm(高さ)の2本の閉アームと45×10×1cmの2本の開アームか らなり、各々の2本のアームが互いに向かい合うよう配置した。両方の型のアー ムを2つの等セクションに区分けする。ラットをX−迷路の中央に置き、10分 間観察し、その間、以下のパラメーターを記録する:1)(a)開アーム、(b )閉アーム、(c)開アームの端部および(d)閉アームの端部に入る回数およ び経過時間;2)セクションを横切った回数。開アームにおいて起こる恐れの衝 動は閉アームにおけるそれを上回り、ラットは典型的に閉アームに対して明確な 優先性を示す。不安解消薬剤は開アームの外側半分に入る回数および経過時間を 増加させ、また開アーム全体にて入る割合および経過時間の割合を増加させる。 これらの不安の4つの測定値、またセクションを横切った全数を、各動物につき 計算した。薬剤を試験30ないし60分前に一群6ないし12匹のラットに腹腔 内または経口投与する。ビヒクル処理群と薬剤処理群の間の統計学的比較をマン −ウィットニー(Mann-Whitney)の「U」試験(two tailed)を用いて行った。 エス・エル・ハンドレーおよびエス・ミタニ(S.L.Handley and S.Mithani )、アーカイブズ・オブ・ファーマコロジー(Arch.Pharmacol.)(1984 )、327、1−5。 4.雑種犬の遅延脳血管痙攣 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を以下に概説する方法を用い て治療用途について試験する: 25匹の雌の雑種犬(体重9ないし12kg)を、これらの研究において用い る。動物は、ザ・ガイド・フォー・ザ・ケアー・アンド・ユース・オブ・ラボラ トリー・アニマルズ(the Guide for Care and Use of Laboratory Animals)[ DHEW(DHHS)発行番号(NIH)85−23、1985年改訂]により 飼育し、世話をする。実験動物を用いる方法は、すべて、ザ・インスティテュ ーショナル・アニマル・ケア・アンド・ユーズ・コミッティー・オブ・スミスク ライン・ビーチャム・ファーマシューティカル(the Institutional Animal Car e and Use Committee of SmithKline Beecham Pharmaceutical)により是認され ている。各動物をペントバルビタール(35mg/kg、静脈中)で麻酔し、仰 向けの位置で加熱した実験机に置く。ついで、全ての動物を気管切開し、麻痺さ せ(ツボクラリン(tubocurarine);0.1mg/kg、静脈内)、室内の空気 で人工呼吸させる。呼吸終期のCO2(etCO2)を継続的に測定し、動脈血液 中気体分析を定期的に行い、各実験を通じ安定で適切な換気を保証した。ポリエ チレン製カニューレを、薬剤投与、動脈血圧の測定および血液サンプリングのた めに、各々、左頚静脈、右大腿動脈および静脈に挿入する。次いで、左の脊椎動 脈の大腿を経由したカテーテル挿入を5・フレンチ・レーマン・ダクロン・カテ ーテル(5 french Lehman dacron catheter)(マサチューセッツ州、チューク スベリー、バード(Bard))を用い、左大腿動脈を経て行なう。麻酔薬を実験期 間前に必要に応じペントバルビタール(5mg/kg、静脈内)で補足する。 急性脳血管痙攣における本発明の化合物の効果を15匹のイヌについて評価す る。全ての動物にて、前側脊柱動脈および脳底動脈の制御ディジタル・サブトラ クション血管造影撮影図を、以下の放射性対照物質(オムニパーク(Omnipaque )300)の脊柱内への注入後に得る。各イヌにつき、脳脊髄液4mlを環椎後 頭骨膜を穿刺して背部槽から除去し、4mlの自己静脈血を注射した。血液の嚢 内への投与の30分後、各イヌにて血管造影法を繰り返し、脳底および前側脊柱 動脈の急性血管痙攣を同定し、定量する。ビヒクル(10%ポリエチレングリコ ール200)の30分間注入は急性血管痙攣に対して効果がない。試験化合物を 30分間注入すると、急性血管痙攣の逆転についての効果が脳底および前側脊柱 動脈にて観察される。 本発明の化合物の効果をまた、遅延脳血管痙攣の慢性イヌモデル(脳血管痙攣 の2つの出血モデル)において試験する。このモデルにおいて、対照の脊椎骨の 血管造影撮影図を得、(前記のように)自己の血液を初日に嚢内に投与する。3 日目に血液の嚢内投与を繰り返し、重度の遅延性血管痙攣を全ての動物において 7日目に血管造影法的にて量化する。60分間にわたるビヒクル(10%ポリエ チレングリコール200)の注入は、脳底および前側脊柱動脈(n=5)はおい て観察される遅延血管痙攣に対して何ら効果を有しない。試験化合物を注入した 、有意に遅延した脳血管痙攣の逆転についての効果は該化合物が活性であること を示すものである。 5.式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を以下に略述される方法を 用い治療的有用性について試験する: 1)抗−パーキンソン病活性 6−ヒドロキシドーパミン−病変ラットの試験 ウンゲルシュテット・ユー(Ungerstedt,U)、1971年、アクタ・フ ィジオロジカ・スカンジナビア(Acta Physiol.Scand.)367、49−68 および/またはウンゲルシュテット・ユー、1971年、アクタ・フィジオロジ カ・スカンジナビア、367、69−93に記載されている上記試験を用い、式 (I)の化合物またはその医薬上許容される塩の抗−パーキンソン氏病活性を測 定する。 2)抗精神病活性 アンフェタミン−誘発のラット高運動試験 コッキンディス・エルおよびアニスマン・エム(Kokkindis LおよびAnism an,M)により、1980、サイコロジカル・ブラティン(Psychological Bulle tin)、88、551−579に記載されている上記方法を用い、式(I)の化 合物またはその医薬上許容される塩の抗精神病活性を測定する。 3)抗偏頭痛活性 皮質拡延性鬱病および偏頭痛 ワール(Wahl)らにより、1987、ブレイン・リサーチ(Brain Research )、411、72−80に記載される上記試験を用い、式(I)またはその医薬 上許容される塩の抗偏頭痛活性を測定する。 4)脳虚血症 a)モンゴリアン・ゲルビル(Mongolian Gerbil)試験 成熟したモンゴリアン・ゲルビル(タンブルブルック・フアーム(Tumblebr ook Farm(マサチューセッツ(MA))、体重60−80g)について、in viv oの実験を行う。一過性前脳虚血症を100%O2麻酔中、2.5%イソフロウラ ン下、左右両側の頚動脈を連結することにより生じさせ、該動物を加熱パッドに のせ体温を37℃に維持する。総頚動脈を暴露し、動脈瘤のクリップを、凡例図 に示す、ある期間、総頚動脈に装着した。生理食塩水に溶解したPBNをボーラ スとして閉塞の30分前(前処理)または直後および再び再灌流の6時間経過後 に、続いて同じ用量を一日に2回、2日間(後処理)腹腔内投与した。CA1ニ ューロンを量化するために、動物を虚血症後7日で殺し、緩衝ホルマリンにより 灌流する。脳を摘出し、ホルマリン中に3日保存し、パラフィン中に埋め込み、 7μm厚の冠状セクションに切断し(ブレグマ15の1.5−1.9mm後方)、チ オニンで染色した。3つのセクションの海馬両側面にあるCA1層の750μm 以上の長さの無傷のニューロンの数を各動物について測定した。 b)MCAO法 3系統の成熟した雄のラット(SHR)を18週令(体重250−300g )で商業的に入手し(各々、ニューヨーク州、ジャーマンタウン(Germantown) 、タコニック・ファームズ(Taconic Farms) ,マサチューセッツ州、ダンバ ーズ(Danvers)、チャールズ・リバー(Charles River);およびチャールズ・ リバー)、これらの実験に利用する前に2ないし4週間飼育した。実験される系 統の動物が実際に高血圧であること および正常血圧であることを確かめるため、各系統の群の動物を2%イソフロウ ランで麻酔し(ウィスコンシン州、マディソン(Madison)、アナクエスト(Ana quest))、血圧を記録するための無菌状態で慢性的に調製する。大腿動脈をち ょうど大動脈まで延びるポリエチレン製チューブ(PE60;ニュージャージ州 、パーシパニー(Parsippany)、クレイ・アダムズ(Clay Adams))によりカニ ューレに付す。該チューブを動脈から皮下的に誘導し、首の後ろの真下にある肩 甲骨の間で外部に出し、滅菌等張生理食塩水できれいにし/満たす。2−0の絹 の縫合糸を用いて切開を縫合し、5%リドカイン軟膏(マサチューセッツ州、ウ ェストボラフ(Westborough)、アストラ・ファーマシューティカルズ(Astra P harmaceuticals))で処理する。動物は手術/麻酔から5分以内に回復する。平 均動脈血圧を、手術の4ないし5時間経過後、1ラットにつき5分間、ポリグラ フ(R711モデル:カリフォルニア州、フラートン(Fullerton)、ベックマ ン・インストゥルメンツ・インコーポレイテッド(Beckman Instruments,Inc. ))に出力するスタータム・プレッシャー・トランスデューサー(Statham pres sure tranducer)(P2.3Db;カリフォルニア州、ロスアンゼルス(Los Ang els)、スタータム・メディカル・インストゥルメンツ(Statham Medical Instr uments))に、各ラットの外部にあるチューブを連結することにより記録する。 フォーカル・ストローク(Focal Stroke)法 MCAOまたは疑似手術をペントバルビタールナトリウム(65mg/kg、腹 腔内、必要に応じ補足)麻酔下、SHR、SDラットにて行なう。全ての動物に は手術前および手術後に食物と水を自由に与えた。体温を、手術の間、加熱パッ ドを用いて37℃に維持する。手術は前記方法(2.4)と類似する方法で行な う。頭に向かって右背面の毛を刈り、プロビドン−ヨーダインで調製し、ラット を接触走性装置(カリフォルニア州、ツジュンガ(Tujunga)、ディビッド・コ プフ・インストゥルメンツ (David Kopf Instruments))に、頭部の手術(右)側を上に置く。眼窩と外部 耳導管の間を1〜2cm切開した。側頭筋を頭蓋骨から切り裂き、頬骨結合また は下顎神経を傷付けることなくリトラクトする。手術用顕微鏡の下、生理食塩水 の灌注液を用い、2−3mmの開頭手術を頬骨−側頭鱗部の頭蓋骨の縫合に対し ちょうどくちばし状突起となるように行う。硬膜を先端が変形した30ゲージ針 を用いて動脈上で切開した。MCAOを不変かつ正確に行うために、電気凝固法 (フォース2・エレクトロサージカル・ジエネレーター(Force 2 Electrosurgi cal Generator)、コロラド州、ボウルダー(Boulder)、バレー・ラブ・インコ ーポレイテッド(Valley Lab Inc.))を用い、動脈を同時にふさぎ、下部脳静 脈の面で側方嗅覚束に対して背側を切断した。ついで、小片の滅菌生理食塩水に 浸したゲルフォーム(Gelfoam)(ミズリー州、カラマズー(Kalamazoo)、アッ プジョン(Upjohn))を開頭上に置き、側頭筋と皮膚を二層にて縫合する。該動 物を、加熱ランプ下、麻酔薬から回復させ、ついでそのゲージに戻す。動物をM CAOから24時間経過後に殺し、反応性組織学試験体から脳を調製する。 虚血障害の測定 神経学的評価後(手術後24時間)、ラットをペントバルビタールナトリウムの 過剰投与により殺す。2−3分以内に、脳を摘出し、6つの冠状前脳断片(厚さ 2mm)を、ラット・ブレイン・スライサー(rat brain slicer)[(59); ペンシルベニア州、アリソンパーク(Allison Park)、ツビック−ミラー・ラボ ラトーリーズ,インコーポレイテッド(Zivic−Miller Laboratories,Inc.) ]を用いて嗅球面から皮質と小脳の接合部にかけて調製する。これらの前脳断片 を次いで直ちにリン酸緩衝液中の1%塩化トリフェニルテトラゾリウム(TTC )溶液に37℃で20−30分浸す(6.78)。次いで、染色した組織を10 %リン酸緩衝ホルマリンを用いて濾過し固定する。各TTC染色のセクションの 2つの側面をポ ラロイドカメラを用いてカラー撮影する。これらの写真を分析し、画像分析シス テム(アメルシャム(Amersham)RAS3000;ローツ・アソシエーツ・イン コーポーレイテッド(Loats Associates,Inc.))を用いて虚血障害を量化す る。手術後の形態学的変化を各動物について全前脳(全部で11の平面)にて評 価する。該11の平面画像は、6つの2mm厚のセクションの各側面から得られ 、プレグマ(97)から+5mmないし−5mmの略1mmセクション面に一致 し、完全な前脳を含む。これらの平面画像表面(写真からの)をデジタル化し、 梗塞の大きさと膨張の面積測定用の画像分析システムにおいて用いる。MCAO による虚血障害の2つのパラメーターを前記(2、4、98、122)したよう に各断片について測定する。「半球膨張」は同側の(つまり手術側の)半球の、 反対側(正常な)半球に対する大きさの増加%として表され、以下のように計算 する: 「梗塞の大きさ」は、反対側(正常な)半球面積に関して梗塞組織のパーセント として表され、以下のように計算した: 膨張と梗塞の大きさを反対側半球に関して表す(つまり、同側の虚血障害を正常 な反対側半球に対して標準化する)。これらのパラメーターを各断片について測 定し、前脳を通して傷害のプロフィール(即ち、「前脳のプ ロフィール」)およびこれらの式において個々の断片のデータの合計を用いるこ とにより前脳「全体」の変化を評価する。 MCAO後の半球膨張に伴う脳浮腫の発生を、前記(45、188)したように 、湿/乾重量の比較により測定した。疑似手術またはMCAO手術の24時間後 にペントバルビタールナトリウムの過剰投与によってラットを殺した。脳を速や かに摘出し、前脳を小脳−皮質の接合部で単離し、2つの半球に分け、各前脳半 球を、断頭後2分以内に、メトラー・タイプ(Mettler Types)H5ケミカル・ バランス(chemical balance)(ニュージャージ州、ハイトスタウン(Hightsto wn)、メトラー・インストルメンツ・コーポレイション(Mettler Instruments Corp.))で測定した。乾重量は同じスケールで半球を80℃において48−7 2時間オーブン中で乾燥させた後に測定した。各半球の水分含量は湿重量からの フラクション%として湿および乾重量間の違いとして計算した:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/335 AAY 9454−4C 31/38 AAF 9454−4C C07D 313/08 9360−4C // C07M 9:00 (72)発明者 ボン,クォーク・ケオン イギリス国エセックス・シーエム19・5エ イディー、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コ ールドハーバー・ロード (番地の表示な し) スミスクライン・ビーチャム・ファ ーマシューティカルズ (72)発明者 エバンス,ジョン・モリス イギリス国エセックス・シーエム19・5エ イディー、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コ ールドハーバー・ロード (番地の表示な し) スミスクライン・ビーチャム・ファ ーマシューティカルズ (72)発明者 ナドラー,ギュイ・マーガレット・マリ ー・ジェラルド フランス国35762サン―グレゴワール、リ ュ・デュ・シェズネ―ボールガール4番、 ベー・ペー58、ユニテ・ド・ルシェルシ ュ、スミスクライン・ビーチャム・ラボラ トワール・ファルマソーティク (72)発明者 ウィレット,ロバート・ニコラス アメリカ合衆国ペンシルベニア州19406― 2799、キング・オブ・プルシア、スウェー ドランド・ロード 709番 スミスクライ ン・ビーチャム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.不安、躁病、鬱状態、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジア ゼピンのような物質乱用からの禁断に付随する作用、癲癇のような抗痙攣剤で治 療および/または予防可能な障害の治療および/または予防方法であって、およ び脳虚血、クモ膜下出血に起因する障害、パーキンソン病、偏頭痛および/また は精神病の治療または予防において、有効量または予防量の式(I): [式中、 Pは以下の群: a) (式中、 および他の可変基は後記と同じ) で示される環系; b) (式中、aおよびbは一緒になって結合またはCH2を表すか、またはaおよび bは一緒になってカルボニル基、基C=NORF、CHORFまたは ここに、RFは水素またはC1-6アルキルを意味する) で示される環系であるか;または c) (式中、Jは窒素、Jaは孤立電子対であり、Mは炭素、MaはR5であるか、ま たは、Jは炭素、Mは窒素であり、JaおよびMaは水素である) で示される環系であるか;または d) (式中、Zは酸素またはCH2を意味する) で示される環系であり、 ここに: R1およびR2のうち一つは水素であって、他方は水素、C3-8シクロアルキル、 所望により酸素でさえぎられるかあるいはヒドロキシ、C1-6アルコキシまたは 置換アミノカルボニルで置換されていてもよいC1-6アルキル、C1-6アルキルカ ルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、C1- 6 アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、CF3S、またはC F3−A−基(ここに、Aは−CF2−、−CO−、−CH2−、CH(OH)、 SO2、SO、CH2−O、またはCONHである)、またはCF2H−A'−基( ここに、A'は酸素、硫黄、SO、SO2、CF2またはCFHである);トリフ ルオロメトキシ、C1-6アルキルスルフィニル、パーフルオロC2-6アルキルスル ホニル、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルコキシスルフィニル、C1-6アル コキシスルホニル、アリール、ヘテロアリール、アリールカルボニル、ヘテロア リールカルボニル、ホスホノ、アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカル ボニルオキシ、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリール スルホニル、ヘテロアリールスルホニル(いずれの芳香族基も所望により置換さ れていてもよい)、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニ ルアミノ、C1-6アルキル−チオカルボニル、C1-6アルコキシ−チオカルボニル 、C1-6アルキル−チオカルボニルオキシ、1−メルカプトC2-7アルキル、ホル ミル、またはアミノスルフィニル、アミノスルホニルまたはアミノカルボニル( いずれのアミノ基も、所望により1または2個のC1-6アルキル基により置換さ れていてもよい)、またはC1-6アルキルスルフィニルアミノ、C1-6アルキルス ルホニルアミノ、C1-6アルコキシスルフィニルアミノまたはC1-6アルコキシス ルホニルアミノ、または末端がC1-6アルキルカルボニル、ニトロまたはシアノ により置換されたエチレニル、または−C(C1-6アルキル)NOHまたは−C (C1-6アルキル)NNH2からなる群より選択されるか、またはR1およびR2の うち一方はニトロ、シアノまたはC1-3アルキルカルボニルであって、他方はメ トキシまたは所望により1または2個のC1-6アルキルまたは1個のC2-7アルカ ノイルによって置換されていてもよいアミノ;あるいは可能ならば、R1とR2は 一緒になって−(CH24−もしくは−CH=CH−CH=CH−であるか、ま たは所望により置換されていてもよいトリアゾールまたはオキサジアゾール環を 形成し; R3およびR4のうち一方は水素またはC1-4アルキルであって、他方はC1-4ア ルキル、CF3またはCH2a(ここにXaはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード 、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、C1-4アルキルカルボニルオキシ、−S−C1- 4 アルキル、ニトロ、所望により1または2個のC1-4アルキル基で置換されてい てもよいアミノ、シアノまたはC1-4アルコキシカルボニル)であるか、または R3およびR4は一緒になって、所望によりC1-4アルキルによって置換されてい てもよいC2-5ポリメチレンであり; R5はC1-6アルキルカルボニルオキシ、ベンゾイルオキシ、ONO2、ベンジ ルオキシ、フェニルオキシまたはC1-6アルコキシであって、R6およびR9は水 素であるか、またはR5はヒドロキシであり、R6は水素またはC1-2アルキルで あって、R9は水素であり; R7はヘテロアリールまたはフェニルであって、共に所望によりクロロ、フル オロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、所望によりC1-4アルキルで1または2回置換 されていてもよいアミノ、シアノ、アジド、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、 トリフルオロメトキシおよびトリフルオロメチルよりなる群から選択される基ま たは原子で独立して1回またはそれ以上置換されていてもよく; R8は水素;C1-6アルキル、OR9もしくはNHCOR10であって、ここにR9 は水素、C1-6アルキル、ホルミル、C1-6アルカノイル、アロイルまたはアリー ル−C1-6アルキルであり、およびR10は水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキ シ、モノまたはジC1-6アルキルアミノ、アミノ、アミノ−C1-6アルキル、ヒド ロキシ−C1-6アルキル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アシルオキシ−C1-6アル キル、C1-6アルコキシカルボニル−C1-6アルキル、アリールまたはヘテロアリ ールであり; R8−N−CO−R7基はR5基に対してシスまたはトランス位にある] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を、その治療または予防を必要 とする患者に投与することからなる治療および/または予防方法。 2.不安、躁病、鬱状態、クモ膜下出血に付随する障害、神経性ショック、コ カイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのごとき物質乱用からの 禁断に付随する作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療可能または予防可能な障害、 パーキンソン病、精神病、偏頭痛および/または脳虚血症の治療および/または 予防に用いるための医薬組成物であって、請求項1に記載の式(I)の化合物ま たはその医薬上許容される塩と、医薬上許容される担体とからなることを特徴と する医薬組成物。 3.不安、躁病、クモ膜下出血に付随する鬱状態および/または障害、神経性 ショック、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのごとき物 質乱用からの禁断に付随する作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療可能または予防 可能な障害、パーキンソン病、精神病、偏頭痛および/または脳虚血症の治療お よび/または予防用の医薬を製造するための請求項1に記載の式(I)の化合物 またはその医薬上許容される塩の使用。 4.式(I)の化合物がa)から選択されるP環を有する、各々、請求項1〜 3記載の方法、医薬組成物または使用。 5.チエノフェン基を、i)より選択する請求項4記載の方法、医薬組成物ま たは使用。 6.R1およびR2が共に水素であるか、またはR1がニトロであり、R2が水素 である請求項4または5記載の方法、医薬組成物または使用。 7.R3およびR4が共にメチルである請求項4〜6記載の方法、医薬組成物ま たは使用。 8.R5がヒドロキシであり、R6およびR9が水素である請求項4〜7記載の 方法、医薬組成物または使用。 9.R8は水素である請求項4〜8記載の方法、医薬組成物または使用。 10.R8NCOR7基がR5基に対してトランス位にある請求項4〜9記載の方 法、医薬組成物または使用。 11.式(I)の化合物がd)から選択されるP環を有する、各々、請求項1〜 3記載の方法、医薬組成物または使用。 12.R1がシアノまたはニトロである請求項11記載の方法、医薬組成物または 使用。 13.R3およびR4が共にメチルである請求項11または12記載の方法、医薬組成 物または使用。 14.R5がヒドロキシであり、R6およびR9が共に水素である請求項11〜13記 載の方法、医薬組成物または使用。 15.R8が水素である請求項11〜14記載の方法、医薬組成物または使用。 16.R8NCOR7基がR5基に対してトランス位にある請求項11〜15記載の方 法、医薬組成物または使用。 17.R7がフルオロフェニルである請求項1〜15記載の方法、医薬組成物また は使用。 18.R7が4−フルオロフェニルである請求項17記載の方法、医薬組成物また は使用。 19.トランス−3−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミド)−6,7,8, 9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプタン−6−オールおよびトランス− 7−シアノ−5−(4−フルオロベンズアミノ)−4−ヒドロキシ−2,2−ジ メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピンから選択される化 合物。 20.治療薬としての請求項19に記載の化合物の使用。 21.請求項19の化合物と、医薬上許容される担体とからなる医薬組成物。
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