JPH08504372A - 医療用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 伸張性を有する手袋のような、例えば手及び袖口部分と手指と親指の付け根からなる手袋成形品のような柔軟な弾性物品を製造する方法が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 医療用器具 この発明は、手袋やコンドームを例とする柔軟な弾性物品及び、これらの物品 を製造する方法及びその製造方法において使用する成形金型に関する。 真空成形による弾性手袋の製造は、米国特許3124807号により知られている。 これによれば、熱可塑性エラストマー材料からなる２枚のシートの真空成形とヒ ートシールによる方法が示されている。しかしながら、この方法により製造され た手袋は、一般に、破裂または漏れの原因となる１つまたそれ以上の継目をもっ ている。 継目を有するという前記問題を克服する、より従来的な合成弾性手袋の製造方 法は、適正に付形された雄型を所定のポリマー混合溶液中に浸漬し、ポリマーが 被覆された雄型を引き上げ、溶液を乾燥除去した後、それらを手袋として抜き取 る方法である。この方法には数々の欠点があり、特に多量の溶剤を使用するのは 好ましくない。すなわち、浸漬法はただちに再使用できない一連の浸漬型を保持 することを必要とするので時間を浪費し高価になる。そのうえ、この方法で製造 された手袋は、毒性がありそのため容認し得ない汚染物となる溶剤残渣を含むこ とがある。 硬質プーラスチック物品の吹込み成形は、硬質プラスチック容器の製造等で知 られている。しかしながら、これらの技術は薄壁の柔軟弾性物品には用いられて いない。 この発明は、柔軟な弾性物品、特に、薄壁の物品、と物品本体を製造し、次に これを伸張させて柔軟な弾性物品を作る方法を提供することにより上述した欠点 を克服するものである。 この発明によれば、柔軟な弾性材料からなる柔軟な弾性本体がその柔軟な弾性 材料の降伏点以上に伸張されて柔軟な弾性物品となるようにさせているものを提 供する。 物品という用語には、とりわけ、手袋及びコンドームが含まれる。 この発明の他の特徴によれば、手指及び親指部分が付け根（ｓｔｕｍｐ）であ り、手袋を製造するためこの断端を可撓性のエラストマー弾性材料の降伏点を超 えて伸張させるようにした手と袖口部分を備える手袋成形品からなる請求項１に 記載の可撓性エラストマー弾性本体が提供される。 手袋においては、手指と親指の付け根は、伸張手段を適用することにより伸張 させることができる。このような伸張手段は機械的手段であり、例えば、手袋の 手指と親指を形成するのに手指及び親指の付け根を伸張する機械的プランジャー のシステムであり、あるいはその代わりに、手指及び親指の付け根を引っぱるク ランプのシステムを用いることができる。 手指及び親指の付け根は内と外の面をもっているので、付け根の内側の表面と 外側の表面との間に圧力差異を生じさせるこ とによって伸張させるのが好ましい。すなわち、例えば吹込み成形法で付け根の 内側表面に圧力を加えるか、あるいは例えば真空成形法で付け根の外側表面を真 空引きすることにより伸張が行なわれる。手袋成形品に対して圧力あるいは真空 を用いることは特に好ましい。 従来の成形技術が、柔軟な弾性本体の製造に用いることができ、例えば適切な 成形型で、柔軟な弾性材料を成形する。成形技術は、例えば柔軟な弾性材料のパ リソンの吹込み成形、あるいは射出成形のような成形技術が使用できる。柔軟な 弾性本体の製造においてはそれ自体公知の条件が使用できる。 上記した手袋成形品は、それ自体公知の方法により製造され、それは例えばBe njamin M Walkerによって執筆された「ハンドブック オブ サーモプラスチェ ック エラストマーズ（Handbook of Thermoplastic Elastomers）」に記載され た方法であり参考のために援用する。好ましくは手袋成形品は、手指と親指部分 が付け根である手と袖口部分からなる手袋成形品を製造するためプラスチック材 料からなるパリソンを吹き込み成形することにより製造される。 コンドーム本体は、手袋の製造で用いられるのと類似した技術により製造でき る。 手袋の手指及び親指の部分が、手と袖口部分より小さい肉厚であるようにする ため、手袋成形品の手指及び親指の付け根は一般的に、手袋成形品の手及び袖口 部分の残余部分と、少なくとも等しい肉厚か、好ましくはより大きい肉厚である 。 伸張する際、手袋を製造するため用いられたポリマーは「歪硬化（strain har dening）」（ポリマーの長鎖の整列）を受け、小さい肉厚において柔軟なエラス トマーポリマーの強度が実際に増大する。 このため、手袋成形品品から製造された手袋は手指及び親指部分より大きい肉 厚の手及び袖口部分を備えている。好ましくは手指及び親指部分は50μｍより小 さい肉厚であり、手袋本体は200μｍより小さい肉厚である。代りに、肉厚を増 やすことにより手袋の強度及び破断抵抗が増すので、手袋をはめるときに都合が よいよう、袖口部分が手の部分より肉厚を大きくすることができる。 一方、手袋成形品においては、手及び袖口部分は、一般的に、手指及び親指の 付け根と同じ肉厚、つまり、200μｍより小さい厚みとすることができる。 この発明のさらに他の観点によれば、上述した製造法で作られた手袋が提供さ れる。特に、ＨＹＴＲＥＬ（商標）のような、ポリエーテルエステルのブロック 共重合体から作られた手袋が提供される。 この発明の物品及び柔軟なエラストマー本体の製造には、いろいろの異なった ポリマーが使用できる。この発明で用いられる材料は、それが降伏値を超えて恒 久的に変形するような点まで伸張するが、新しい変形状態で依然として弾性を発 揮する、どのような熱可塑性エラストマーでも使用できる。 この発明によれば、上述した、熱可塑性プラスチックエラス トマーからなる手袋成形品が提供される。 熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）という用語は、熱可塑性とエラストマーとの 間の中間的な挙動を示す化合物を意味する。これらは、真正ゴムを用いる場合の ような化学的手段よりも物理的手段に由来する架橋を有する。その結果、これら は、例えば、ゴムでは不可能な吹込み成形を含む、熱可塑性プラスチックとして 加工することができる。加工後、これらは架橋の改質を伴ったもとの状態にもど される。 ＴＰＥには多数の異なる種類があり、それらは、架橋方法によって主に区別さ れる。 これらは、ガラス状もしくは結晶性ポリマーまたはハードブロックからなる剛 性相が埋封されたゴム状マトリックス、またはソフトブロックからなる２相系を 不変的にもっている。 特に、例えば、ジ−ブロック共重合体及びトリ−ブロック共重合体のような硬 質・軟質共重合体からなる熱可塑性エラストマーが好ましい。代表的なジ−ブロ ック及びトリ−ブロック共重合体には、スチレンを含むジ−ブロック及びトリ− ブロック共重合体、例えばスチレン−ブタジエン−スチレン及びスチレン−エチ レンブタジエン−スチレンが含まれる。このタイプの好ましいポリマーには、KR ATON 及びCARIFLEX（商標）の名称でイギリスにおいてシェルにより販売されてい るものが含まれる。 他の好ましい熱可塑性エラストマーには、ポリオールが軟質ブロックを構成し 、ポリエステルまたはポリエーテルグリコールが軟質ブロックを構成しているポ リウレタンが含まれている。 ポリエーテルポリウレタンはより柔軟であるので好ましい。特に好ましいポリウ レタンには、英国において入手可能な物、BASFからのELASTOLLAN（商標）、BF G oodrichからのESTANE（商標）及びICIからのAVALON（商標）が含まれる。 熱可塑性のポリエーテルエステルも挙げることができる。このような共重合体 はポリエーテルの軟質ブロックとポリエステルの硬質ブロックからなる。好まし いポリエーテルエステルはDu Pontから入手できるHYTREL（商標）を含む。 硬質・軟質ブロックの共重合体ポリマーに加えて、この発明で用いられる熱可 塑性プラスチックにはポリマーアロイ及びポリマーブレンドが含まれる。例えば 、ポリウレタンと重合したビニールアセテートのブレンド、例えば、ビニールア セテートを重量比10−30％を含むものが使用される。他の材料としてはポリウレ タン／耐衝撃性ポリスチレン（PU/HIPS）及びEVA/HIPS、共重合アミド、例えば 、ポリエーテルブロックアミド及び珪素樹脂のようなブレンドが含まれる。 特に、硬質及び軟質ブロック共重合体には軟質ブロックがジエン、例えば、ブ タジエンのようなアルキキジエン、ポリエーテルまたはポリエステルポリオール のようなポリオール、ポリエーテル及びビニールアセテートの中から選択される ものが含まれる。硬質ブロックは、スチレン、グリコール、ポリエステル及びポ リエチレンから選択される。 この発明による柔軟エラストマー物品本体または手袋成形品の製造において前 述した定義のように、ポリマーまたはポリ マーブレンドの使用がこの発明によって提供される。 さらに、例えば、この発明による手袋のような物品の製造におけるポリエーテ ルエステルの使用が提供される。 この発明による手袋成形品の製造において使用される金型もまたそれ自体に新 しい。この発明のさらに、他の観点によれば、手及び袖口部分と手指と親指の付 け根のためのチャンバーを備えた手袋形状の内部寸法を有し、吹込み成形による 手袋成形品の製造で使用される金型が提供される。 上述した金型は、手袋成形品の離脱を促進するよう分割できる２つの部分から 構成されているのが望ましい。さらに、手及び袖口部分と、手指と親指の付け根 を備えた手袋成形品を収容する金型が提供される。そして、その金型は、手袋成 形品の手指及び親指の付け根に対応する手指及び親指を形どったチャンバーを具 備している。前記手指及び親指のチャンバーには、また、例えば、手指及び親指 のチャンバーの排気のための導管が手の部分から遠位の端に任意に配設されてい る。 好ましくは、金型は手指及び親指の付け根を備えた手袋成形品の形で、２つの 部分からなる中空の金型である。２番目の中空金型は、第１の金型で製造された 手袋が、続いてこの第２の金型によって完全な手袋に伸張されるよう手指のキャ ビティーを備えた１つの完全な手袋の形状で提供されるのが好ましい。 この発明を以下に実施例により、添付図面を参考として記載するが、これらに 限定されることはない。 図１は、上述した手袋成形品の製造のための金型の断面図で ある。 図２は、手袋成形品の吹き込み成形を説明する、図１の金型の断面図である。 図３は、所定の位置にあり伸張される準備のできた手袋成形品を説明する、上 述した手袋の製造のための金型の断面図である。 図４は、手袋成形品を伸張した後の手袋の断面図である。 図１及び図２において、中空金型を10で示す。この金型10は、２つの各々半割 れ型12及び14からなる。また、２つの半割れ型12と14の間の位置にはパリソン９ が示されている。金型10の各半割れ型12、14は、その金型の内部が、中壁16及び 18と、20で示された手指と親指付け根のチャンバーとを有する手袋成形品の２つ の半割れ型の形状をなす。 ２つの半割れ型12、14は、金型の壁16、18が組み合わされた状態で、手袋に袖 口部分26を形成する開口24を備えた手袋の手の部分22となる空間を形成するよう 、互いに共働する。吹き込みピン30がはめこまれたパリソン搬送台座28は開口24 と共働してシールとしての役目をする。 使用の際、例えばHYTREL（商標）のようなポリエーテルエステルブロック共重 合体からできた溶融パリソンチューブ９が中空金型10の２つの半割れ型12及び14 の間に配置される。パリソンチューブ９は吹き込み成形の分野において知られて いる従来からのピン押出成形法により製造される。パリソンチューブ９が配置さ れ、パリソン搬送台座28の周りに取り付けられると、 ２つの半割れ型12及び14は手袋成形品となる空間を形成するよう一緒に締め付け られる。２つの半割れ型12及び14が係合し締め付けられる結果、パリソンチュー ブ９はシールされ、チューブのパリソン38の無用になった端部は切りとられる。 吹き込みピン30はその後、搬送台座28の中に配置され、パリソンチューブ９が伸 張し中空金型10の壁16及び18に接触して手袋成形品21の形状となるまで空気がパ リソンチューブ９に注入される。その後、金型10は手袋成形品21を取り除くため に開くことができる。 図３は、36で示した手指と親指のキャビティーを備えた完全な手袋34の形状の 第２の中空金型32を説明する。手袋34の手指及び親指のキャビティ36は、手袋成 形品21から遠く離れた先端部と、金型32の指部36と吸引手段（図示せず）との間 を接続する管路39とを具備している。 搬送台座28に取り付けられ、内部に注入された空気を含んだままの手袋成形品 21は、その後、第２の中空金型32の中に配置される。金型32の中で、各突起20は それぞれの指部キャビティー36に相当する。この冷たい状態の中で、吸引手段を 用いることにより各突起20はそれぞれの指部キャビティー36内へ伸張される。各 突起20は、HYTRELのようなポリマーが降伏の現象を示す位置でそのポリマーが永 続して変形したままになるが、新しく変形された状態でなおエラストマーの特性 を発現する位置まで伸張される。 図４によれば、手指及び親指の付け根が吸引された結果、形 成されている。伸張されている間、手袋を製造するために使われるポリマーは歪 硬化（ポリマーの長い鎖の整列）を受け、小さい肉厚部分はポリマーの強度が実 際に増大する。 図３及び図４に示すように、手指及び親指の付け根が伸張された手袋46は、そ の後、金型32から取り外すことにより製造される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１０月１０日 【補正内容】 明細書 医療用器具 この発明は、手袋やコンドームを例とする柔軟な弾性物品及び、これらの物品 を製造する方法及びその製造方法において使用する成形金型に関する。 真空成形による弾性手袋の製造は、米国特許3124807号により知られている。 これによれば、熱可塑性エラストマー材料からなる２枚のシートの真空成形とヒ ートシールによる方法が示されている。しかしながら、この方法により製造され た手袋は、一般に、破裂または漏れの原因となる１つまたそれ以上の継目をもっ ている。 継目を有するという前記問題を克服する、より従来的な合成弾性手袋の製造方 法は、適正に付形された雄型を所定のポリマー混合溶液中に浸漬し、ポリマーが 被覆された雄型を引き上げ、溶液を乾燥除去した後、それらを手袋として抜き取 る方法である。この方法には数々の欠点があり、特に多量の溶剤を使用するのは 好ましくない。すなわち、浸漬法はただちに再使用できない一連の浸漬型を保持 することを必要とするので時間を浪費し高価になる。そのうえ、この方法で製造 された手袋は、毒性がありそのため容認し得ない汚染物となる溶剤残渣を含むこ とがある。 硬質プラスチック物品の吹込み成形は、硬質プラスチック容器の製造等で知ら れている。しかしながら、これらの技術は薄壁の柔軟弾性物品には用いられてい ない。 この発明は、柔軟な弾性物品、特に、薄壁の物品、と物品本体を製造し、次に これを伸張させて柔軟な弾性物品を作る方法を提供することにより上述した欠点 を克服するものである。 そのうえ、この方法で製造された手袋は、毒性があり容認し得ない包含物を有 する溶液残留物を有する傾向がある。 硬質プラスチック製品の吹込み成形は、硬質プラスチック容器の製造等で知ら れている。 しかしながら、これらの技術は薄い壁で囲まれた柔軟な弾性物品には用いられ ていない。 WO 89/11258は吹込み成形した筒状主鞘からなるコンドームを開示している。 しかしWO 89/11258はそのような技術を手袋に関して用いることを開示していな い。 請求の範囲 １．本体が、手指と親指部分において手袋を製造するため柔軟な弾性材料の降伏 点を超えて伸張される付け根を形成する、手と袖口部分からなる手袋成形品であ ることを特徴とする柔軟な弾性材料物品の降伏点を超えて伸張されるのに適合さ れている柔軟な弾性材料の手袋成形品からなる柔軟な弾性本体。 ２． 適切な形状の金型の中へ柔軟な弾性材料を成形することからなる請求項１に よる柔軟な弾性本体の製造方法。３． 適切な形状の金型の中へ柔軟な弾性材料からなるパリソンを吹込み成形する ことからなる請求項２による方法。４． 適切な形状の金型の中へ柔軟な弾性材料を射出成形することからなる請求項２ による方法。５． 手と袖口部分が、手指と親指の付け根と実質的に同じ肉厚からなる請求項２ による手袋成形品。６． 熱可塑性エラストマーからなる請求項１による手袋成形品。７． 弾性材料の降伏点を超えて柔軟な弾性本体を伸張することからなる柔軟な弾 性製品を製造する方法。８． 手指と親指部分を形成するため請求項１による付け根に対し伸張手段を適用 することからなる柔軟な弾性手袋を製造する方法。９． 手指と親指の付け根の内側表面及び外側表面の間に、圧力 の差異を生じさせることからなる請求項８による方法。１０． 手指と親指の付け根の外側表面に真空を適用して圧力の差異を生じさせる ことからなる請求項９による方法。１１． 手と袖口部分が、手指と親指部分よりも厚い肉厚を具備する手と袖口部分 及び手指と親指部分からなる柔軟な弾性手袋。１２． 手と袖口部分が、200μｍより薄い肉厚を有する請求項11による柔軟な弾 性手袋。１３． 手指と親指部分が、50μｍより薄い肉厚を有する請求項11による柔軟な弾 性手袋。１４． ポリエーテルエステルブロック共重合体から作られる請求項１１による手 袋。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ Ａ６１Ｆ 6/04 Ｂ２９Ｃ 45/00 8823−4Ｆ 49/16 7619−4Ｆ 49/48 7619−4Ｆ 49/62 7619−4Ｆ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．本体が、柔軟な弾性物品とするために柔軟な弾性材料の降伏点を超えて伸張 されるのに適合されている柔軟な弾性材料からなる柔軟な弾性本体。 ２．手指と親指部分が付け根であり、その付け根が、手袋を製造するため柔軟な 弾性材料の降伏点を超えて伸張される、手と袖口部分を有する手袋成形品を備え た請求項１による柔軟な弾性本体。 ３．適切な形状の金型の中へ柔軟な弾性材料を成形することを含む請求項１によ る柔軟な弾性本体の製造方法。 ４．適切な形状の金型の中へ柔軟な弾性材料からなるパリソンを吹込み成形する ことからなる請求項３による方法。 ５．適切な形状の金型の中へ柔軟な弾性材料を射出成形することからなる請求項 ３による方法。 ６．手と袖口部分が、手指と親指の付け根と実質的に同じ肉厚からなる請求項２ による手袋成形品。 ７．熱可塑性エラストマーからなる請求項２による手袋成形品８．弾性材料の降 伏点を超えて柔軟な弾性本体を伸張することからなる柔軟な弾性物品を製造する 方法。 ９．手指と親指部分を形成するため請求項２による付け根に対し伸張手段を適用 することからなる柔軟な弾性手袋を製造する 方法。 １０．手指と親指の付け根の内側表面及び外側表面の間に、圧力の差異を生じさ せることからなる請求項９による方法。 １１．手指と親指の付け根の外側表面に真空を適用して圧力の差異を生じさせる ことからなる請求項10による方法。 １２．手と袖口部分が、手指と親指部分よりも厚い肉厚を具備する手と袖口部分 及び手指と親指部分からなる柔軟な弾性手袋。 １３．手と袖口部分が、200μｍより薄い肉厚を有する請求項12による柔軟な弾 性手袋。 １４．手指と親指部分が、50μｍより薄い肉厚を有する請求項12による柔軟な弾 性手袋。 １５．ポリエーテルエステルブロック共重合体から作られる手袋。 １６．請求項１による柔軟な弾性本体の製造に使用される金型。 １７．手と袖口部分及び手指と親指の付け根のためのチャンバーからなる手袋成 形品を規定する内部寸法を有する請求項16によ 金型。 １８．太短いコンドームの形状を規定する内部寸法を有する請求項16による金型 。 １９．２つの部分からなる中空金型である請求項16による金型。 ２０．請求項１による物品本体の製造における熱可塑性エラストマーの使用。 ２１．柔軟な弾性物品の製造におけるポリエーテルエステルの使用。 ２２．柔軟な弾性手袋の製造に用いられ、手と袖口部分及び手指と親指部分を有 する手袋の形状をした内部寸法を有し、手と袖口部分及び手指と親指付け根から なる手袋成形品を収容する金型。 ２３．手の部分から遠位の、手指と親指のチャンバーの末端に管路を備えてなる 請求項22による金型。 ２４．管路が、手指と親指のチャンバーの空気を抜く請求項23による金型。