JPH08503973A - 分離―および賦形材料の為のパール状セルロース生成物およびその製造方法 - Google Patents

分離―および賦形材料の為のパール状セルロース生成物およびその製造方法

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JPH08503973A
JPH08503973A JP3501179A JP50117991A JPH08503973A JP H08503973 A JPH08503973 A JP H08503973A JP 3501179 A JP3501179 A JP 3501179A JP 50117991 A JP50117991 A JP 50117991A JP H08503973 A JPH08503973 A JP H08503973A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、パール状セルロース生成物および分離−および賦形材料として使用する為にパール状セルロース生成物を製造する方法に関する。この生成物は、原料として水に湿ったマクロ多孔質のパール状セルロースを使用し、一定に乾燥しそして次いでセルロースマトリックスをヒドロキシアルキル基の同時的導入下に架橋させることによって得られ、広い範囲で意図的に調整できる空隙率、良好な機械的−および化学的安定性に並びに非特異的相互作用が内ことに特徴がある。本発明に従って製造された生成物は、分析および調製の目的の為のクロマトグラフィー分離材料として有利に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 分離−および賦形材料の為のパール状セルロース 生成物およびその製造方法 本発明は、分析−および調製の目的の為に化学、バイオテクノロジー、薬学お よび製薬学において分離−および賦形材料として使用できる調整可能なポロシテ ィーを持つパール状セルロース生成物およびその製造方法に関する。 個々のセルロース材料は近年、なかんずくクロマトグラフィー分離法および− 精製法において固定層として、また選択性の特別な吸着剤としてますます重要に 成っている。多かれ少なかれ多孔質のかゝるセルロース粒子の製造に、沢山の方 法が既に提案されている。これらの方法の重要な目的設定は、得られる製品をそ れぞれの大抵は相当に特別の分離課題、例えはゲルクロマトグラフィーによる蛋 白質の分離に適合するように球状の多孔質微粒子を製造することである。 多孔質の球状セルロース微粒子の製造は大抵の場合、セルロース−またはセル ロース誘導体溶液を製造し、該溶液から小滴を形成し、該小滴を凝固させそして セルロースを再生することによって行なう。 相違点は中でも、例えばセルロース溶液を適当な沈澱浴中に滴下するかあるい は噴入することによってまたはセルロース溶液を適当な溶剤中に分散させること によって行なう小滴形成の仕方および方法並びにセル ロースの凝固あるいは再生の仕方および方法にある(米国特許第2,543,9 28号明細書、同第3,597,350号明細書、ドイツ特許出願公開第2,7 17,965号明細書、同第2,138,905号明細書、東ドイツ特許第11 8,887号明細書、JP−PS80−44312参照)。これら全ての方法の 場合に問題なのは、限定された空隙率のセルロース−マトリックスが製造される ことにある。 この理由から、例えばセルロース濃度によって(ドイツ特許出願公開第1,7 92,230号明細書)または多孔質形成剤としてのセルロース誘導体溶液に添 加することによって(米国特許第4,312,980号明細書)孔の大きさを変 えることができる様な種々の方法が提案されている。良好な結果は、一般式 X−R−Z (式中、XおよびZはハロゲン原子またはエポキシ基でありそしてRは炭素原子 数3〜10のアルキレン基である。) で表される二官能性架橋剤を追加的に利用することによって孔の構造を決定する (米国特許第3,598,245号明細書)。この場合に得られる生成物は溶解 した高分子物質のゲルクロマトグラフィー分離の為に確かに原則として適してい るが、未変性のセルロース微粒子は、種々のプロテインと非特異的相互作用の関 係を持ち、それによってそれの一般的使用性が制限されるという普遍的な欠点を 有している。 最も有利な性質を、米国特許第3,598,245号明細書によって、乾燥し た再生セルロース粒子と架橋剤とを同時に反応させることによって製造できるヒ ドロキシエチル基−あるいはヒドロキシプロピル基含有生成物が有している。こ の溶液はしかしながら沢山の欠点も有している。例えばクロマトグラフィーカラ ム中での流動挙動が繊維状再生セルロース粒子を使用することによって不利な影 響を受ける。別の欠点は、ゲルの機械的安定性が不十分であり、特にヒドロキシ プロピル基が高含有量である場合および架橋度が低い場合に貫流速度が遅くなる かまたはカラムを塞いでしまい得るという点である。また、これらの高膨潤性の ゲルが既に水に部分的に溶解し(J.S.Ayers,M.J.Peterse n,B.E.Sheerin,G.S.Bethell:J.Chromato graphy294(1984)、第195〜205頁)そしてそれ故にクロマ トグラフィーの目的に使用できないという欠点がある。クロマトグラフィー分離 の為に利用できる空隙率範囲は比較狭く制限されており、5×104ダルトン以 下である。 本発明の目的は、パール状セルロース生成物および改善された性質を持つ多孔 質のパール状セルロース生成物、特に、生物巨大分子との非特異的相互作用を同 時的に抑制しながら、広い範囲内で意図的に調整できる孔構造を持つ親水性の可 逆的膨潤性セルロース・マトリックスを製造する方法を開発することである。 本発明の課題は、化学的変性との関係で再生セルロース粒子を適当に予備処理 して有利な性質を持つパール状セルロース生成物、特に、一定の空隙率および良 好な機械的性質を持ちそしてできるだけ蛋白質と非特異的相互関係を示さない親 水性の可逆的膨潤性セルロース・マトリックスをもたらすことである。 本発明に従って、この課題は、85〜95g/100g(全重量)の水含有量 の水に湿ったパール状のマクロ多孔質の再生セルロースパール状物を最初に10 〜95g/100g(全重量)の一定の水分含有量にまで乾燥し、次いで架橋剤 としての二官能性のC2〜C4ハロゲン化−および/またはエポキシ化合物および ヒドロキシアルキル化剤としての単官能性のハロゲン化−またはエポキシ化合物 とアルカリ媒体中で密閉系において313〜373Kで10〜360分間反応さ せることによって解決される。得られる多孔質のセルロース誘導体粒子の後処理 あるいは精製は公知の様に過剰のアルカリ金属水酸化物を中和し、副生成物を徹 底的に洗浄し、分級し並びに場合によっては乾燥することによって行なう。乾燥 する場合には、水をメタノール、エタノールまたはアセトンと予め少なくとも部 分的に入れ替えるかあるいは凍結乾燥するのが有利であることが判っている。 本発明によれば、セルロース原料としては巨大分子の排除限界が105〜3× 107ダルトンである150〜500の平均重合度(DP)を持つ再生セルロー スより成る水で湿ったマクロ多孔質のパール状粒子を使用する。例えばクロマト グラフィー・カラムで後で使用するには、粒度が使用目的次第で1〜2,000 μm、しかし好ましくは50〜250μmの範囲内にある球状セルロース粒子か ら出発するのが有利である。 セルロースマトリックスを一定の空隙率に意図的に調整するのには、セルロー ス粒子を10〜95g/100g(全重量)の残留水含有量まで部分的に乾燥す るのが有利であり、その際この乾燥は通例の様に高温のもとで水を蒸発させるこ とによって、場合によっては水と混和し得る溶剤、例えば炭素原子数2〜3のア ルコール、アセトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド 、ジメチルスルホキシドと入れ替えることによって行なうことができる。次いで この様に前処理したセルロース材料を密閉された容器中で加圧下に二官能性架橋 剤およびヒドロキシアルキル化剤としての単官能性ハロゲン化−またはエポキシ 化合物とアルカリ金属水酸化物の添加下に反応させる。二官能性架橋剤としては 例えばエピクロルヒドリン、ジクロロヒドリン、ジブロモプロパノールまたはジ エポキシブタンを使用することができ、一方、単官能性ヒドロキシアルキル化剤 としてはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、2−クロロエタノールお よび2−クロロプロパノールが特に有利である。生成物の性質は予備乾燥あるい は水の排除の程度による他に、架橋剤あるいはヒドロキシアルキル化剤の使用量 によ って決められる。 本発明によれば、所望の多孔質特性に調整する為には1モルのセルロースモノ マー単位当たり0.01〜0.5モルの架橋剤および0〜2.5モル、殊に0. 01〜2.5モルのヒドロキシアルキル化剤を使用する。 アルカリ媒体としてはアルカリ金属水酸化物、殊に水酸化ナトリウムを5〜4 3重量%の濃度で含有する水溶液を使用し、その使用量は少なくとも反応成分に よって化学量論的に消費される量であるが、特に1モルのセルロースモノマー単 位当たり0.1〜10モル、殊に0.5〜3モルに相当する量が好ましい。反応 混合物中の水含有量は高い反応剤収率を達成する為にできるだけ僅かに維持する 。この場合、不活性かまたは十分に不活性の有機溶剤、例えばトルエン、ベンゼ ン、クロロベンゼン、エタノール、プロパノールまたはアセトンも反応成分を良 好に十分に混合する為におよび良好に分散させる為に添加してもよい。添加する 溶剤の量は、用いるセルロースの重量を基準として2〜50倍であるのが有利で ある。 本発明の方法の特別な実施形態においては、追加的な官能性基の導入の為に別 のエーテル化剤を添加する。この添加は架橋剤、ヒドロキシアルキル化剤および 苛性ソーダと同時に行なうかまたは水に湿ったマクロ多孔質パール状セルロース の乾燥以前に既に行なっていてもよい。イオン性基を導入する為の適するエーテ ル 化剤には、ハロゲン化アルキルカルボン酸、例えばモノクロロ酢酸:ハロゲン化 アルキルホスホン酸、例えばクロロメチルホスホン酸;ハロゲン化アルキルスル ホン酸、例えば2−クロロエチルスルホン酸またはそれらの塩並びにハロゲン化 アルキルアミン、例えば2−クロロエチルジエチルアミンがある。通例の交換能 力を達成する為に必要とされる量のエーテル化剤は、1モルのセルロースモノマ ー単位当たり0.2〜1.0モルである。 この方法の長所は中でも、原料としてマクロ多孔質セルロース材料およびそれ の意図的に部分的に乾燥したものを使用してセルロースの空隙系を一定の状態に 調整することができることにある。この場合に得られるパール状セルロース材料 はその良好な機械的性質の為に、106ダルトンの分子量までゲルクロマトグラ フィーの目的に特に適している。強い親水性のヒドロキシアルキル基を同時に導 入することによって生物の巨大分子との非特異的相互作用が抑制される。更に、 この生成物はその強い親水性の為に未変性再生セルロースと反対に適当に乾燥し た後に殆ど完全に可逆的に膨潤することができ、それによって取扱性が改善され ているだけでなく使用可能範囲も拡大されている。実施例1 80〜200μmの粒度、89g/100g(全重量)の水含有量および107 ダルトンの排除限界を持つ水に湿った250の重合度のパール状再生セルロー ス91g(=10g=62ミリモルのセルロース)を、15ミリリットルの30 重量%濃度苛性ソーダ(150ミリモル)、5ミリリットルのプロピレンオキサ イド(72ミリモル)および0.4ミリリットルのエピクロルヒドリン(5ミリ モル)と一緒に激しく混合しそして300ミリリットルの容量の耐圧スチール製 ビーカー中に移す。ビーカーを封じた後にウオーターバス中でビーカーを定常的 に動かしながら反応混合物を1.5時間333Kに加熱する。次いでビーカーを 約303Kに冷却し、開放しそして反応混合物を500ミリリットルの水の入っ たガラス製ビーカー中に導入する。生成物を吸引濾過器で吸引濾過し、残留する アルカリを薄い(1N)塩酸で中和しそして塩化物を含まなく成るまで水で洗浄 する。13.4ミリリットル/gの沈降体積および485%の保水能力を持つ白 色のパール状セルロース誘導体が得られる(乾燥重量10.4g)。デキストラ ン類によって区別される分子量(MG)並びに模型物質(Modellsubstanzen)と しての蛋白質にてクロマトグラフィー的に測定される分配係数(Kav)を表1に 示す(試料1)。 実施例2 実施例1と同様に水で湿ったパール状再生セルロースを誘導体化し、その際に 0.4ミリリットルのエピクロルヒドリンの代わりに1.6ミリリットル(20 ミリモル)のエピクロルヒドリンを使用する。 14.9ミリリットル/gの沈降体積および462 %の保水能力を持つ白色のパール状セルロース誘導体が得られる(試料2)。 架橋剤の量を著しく変えたにもかかわらず、空隙容積の目安である生成物の膨 潤は実施例1および2と実質的に相違していないという驚くべき結果が得られる 。Kav−値も同じ大きなオーダである。実施例3 80〜200μmの粒度および89g/100g(全重量)の水含有量の水に 湿ったパール状再生セルロースを、最初に回転式蒸発器中で49g/100g( 全重量)の水含有量まで乾燥する。20gの予備乾燥した材料を実施例1と同様 に、15ミリリットルの30重量%濃度苛性ソーダ、5ミリリットルのプロピレ ンオキサイドおよび0.4ミリリットルのエピクロルヒドリンと反応させそして 後処理する。16ミリリットル/gの沈降体積および550%の保水能力を持つ 白色のパール状セルロース生成物が得られる。Kav−値を表に示す(試料3)。 この値は試料1と比較して明らかに低い。実施例4 80〜200μmの粒度および89g/100g(全重量)の水含有量の水に 湿ったマクロ多孔質パール状再生セルロースを、最初に回転式蒸発器中で10g /100g(全重量)の水含有量まで333Kのもとで乾燥する。11.0gの 予備乾燥したパール状セルロース材料を実施例1と同様に、15ミリリットルの 30重量%濃度苛性ソーダ、5ミリリットルのプロピレンオキサイドおよび0. 4ミリリットルのエピクロルヒドリンと反応させそして後処理する。21.9ミ リリットル/gの沈降体積および655%の保水能力を持つほぼ透明の膨潤した セルロース誘導体が得られる。Kav−値を同様に表1に示す。この値は試料1お よび3の場合よりも明らかに低い。 実施例5 実施例4と同様にパール状セルロースを乾燥しそして誘導する。その際に0. 4ミリリットルのエピクロルヒドリンの代わりに1.6ミリリットル(20ミリ モル)のエピクロルヒドリン(試料5)あるいは0.2ミリリットル(2.5ミ リモル)のエピクロルヒドリン(試料6)を使用する。得られる生成物の沈降体 積は7.9および47.4ミリリットル/gでありそして保水能力の値は294 および894%である。湿ったまま使用したマクロ多孔質パール状生成物と反対 に、予備乾燥したパール状セルロースの場合には、架橋剤量を増やすと膨潤値が 非常に増加する。しかしながらKav−値は、増加した膨潤値にもかかわらず、1 0および50g/100g(全重量)の水含有量の予備乾燥したパール状セルロ ースの場合よりも明らかに低い(表1)。実施例6 水で湿った91gのマクロ多孔質セルロースを、30ミリリットルの水に3g の2−クロロエチル−ジエ チルアミン−ヒドロクロライドを溶解した溶液と回転式蒸発器中で30分間混合 し、次いで10g/100g(全重量)の残留水含有量にまで乾燥する。含浸処 理したセルロースパール状物をステンレス製ビーカー中に移し、15ミリリット ルの30重量%濃度苛性ソーダ、5ミリリットルのプロピレンオキサイドおよび 1.6ミリリットルのエピクロルヒドリンと混合しそしてビーカーを閉じた後に 1.5時間、353Kに加熱する。生成物の後処理は実施例1におけるのと同様 に行う。得られるジエチルアミノエチル−パール状セルロースは、0.8meq /gの交換能力および5.2ミリリットル/gの沈降体積を有している。 実施例7 実施例6と同様にパール状セルロースを変性するが、しかしその際に6gの2 −クロロエチル−ジエチルアミン−ヒドロクロライド、0.4ミリリットルのエ ピクロルヒドリンを使用するが、プロピレンオキサイドを使用しない。得られる ジエチルアミノエチル−パール状セルロースは、1.3meq/gの交換能力お よび7.2ミリリットル/gの沈降体積を有している。 実施例8 実施例6と同様にパール状セルロースを変性するが、しかしその際に2−クロ ロエチル−ジエチルアミン−ヒドロクロライドの代わりに3gのモノクロロ酢酸 ナトリウムを架橋剤として使用する。得られるカルボキシメチル−パール状セル ロースは、1.0meq/g の交換能力および10.1ミリリットル/gの沈降体積を有している。 実施例9 実施例6と同様にパール状セルロースを変性し、その際に2−クロロエチル− ジエチルアミン−ヒドロクロライドの代わりに架橋剤としての6gのモノクロロ 酢酸ナトリウム、0.4ミリリットルのエピクロルヒドリンを用いるが、プロピ レンオキサイドを使用しない。得られるカルボキシメチル−パール状セルロース は、1.5meq/gの交換能力および8.2ミリリットル/gの沈降体積を有 している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 85〜95g/100g(全重量)の水含有量、105〜3×107ダルト ンの排除限界を持ち、10〜90g/100g(全重量)の一定の水含有量に部 分的に乾燥された水に湿った1〜2000μmの大きさのマクロ多孔質の再生セ ルロースパール状物を、5〜45重量%濃度のアルカリ金属水酸化物水溶液とし ての、1モルのセルロースモノマー単位当たり0.1〜10モルのアルカリ金属 水酸化物を含有する水性アルカリ媒体中で、1モルのセルロースモノマー単位当 たり0.01〜0.5モルの式 X−R’−Y (式中、XおよびYはハロゲン原子またはエポキシ基でありそしてR’は炭素 原子数2〜4のアルキレン基、−CH(CH2OH)−CH2−または−CH2− CH(OH)−CH2−を意味する。) で表される二官能性化合物および1モルのセルロースモノマー単位当たり0〜 2.5モルの式 Z−R (式中、Zがエポキシ基でそしてRがHまたはCH3であるかまたはZがハロ ゲン原子でそしてRがC24−OH−、−CH2−CH(OH)−CH2−または C36−OH−基である。) で表される単官能性化合物と、場合によっは、十分に不活性の有機溶剤および /または1モルのセルロースモノマー単位当たり0.2〜1.0モルの別の架橋 剤 の添加下に密閉系において213〜373Kの温度で10〜360分の時間反応 させることによって得られる、架橋したヒドロアルキル化再生セルロース粒子を 基礎とする分離材料および賦形材料の為のパール状セルロース生成物。 2. 原料として使用したマクロ多孔質パール状セルロース粒子が50〜250 μmの粒度を有している請求項1に記載のパール状セルロース生成物。 3. 二官能性化合物としてエピクロルヒドリンが1モルのセルロースモノマー 単位当たり0.1〜0.4モルの量で使用されている請求項1または2に記載の パール状セルロース生成物。 4. 単官能性エポキシ化合物としてプロピレンオキサイドが1モルのセルロー スモノマー単位当たり0.01〜2.5モルの量で使用されている請求項1また は2に記載のパール状セルロース生成物。 5. 別の架橋剤としてハロゲン化アルキルカルボン酸、−ホスホン酸、−スル ホン酸および/またはそれらの塩またはハロゲン化アルキルアミンが使用されて いる請求項1に記載のパール状セルロース生成物。 6. 別の架橋剤として2−クロロエチル−ジエチルアミン−ヒドロクロライド またはモノクロロ酢酸および/またはモノクロロ酢酸ナトリウムが使用されてい る請求項1または請求項5に記載のパール状セルロース生成物。 7. 十分に不活性の溶剤として炭素原子数1〜3のア ルコール、アセトン、ジメチルホルムアミドおよび/またはジメチルスルホキシ ドが、100gの液相を基準として10〜80gの量で使用されている請求項1 に記載のパール状セルロース生成物。 8. 再生セルロース粒子をアルカリ性媒体中で架橋と同時にヒドロキシアルキ ル化することによって分離−および賦形材料として使用されるパール状セルロー ス生成物を製造する方法において、85〜95g/100g(全重量)の水含有 量、105〜3×107ダルトンの排除限界を持つ1〜2000μmの大きさの水 に湿ったマクロ多孔質の再生セルロースパール状物を10〜90g/100g( 全重量)の一定の水分含有量にまで乾燥し、次いで5〜45重量%の濃度のアル カリ金属水酸化物水溶液としての、1モルのセルロースモノマー単位当たり0. 1〜10モルのアルカリ金属水酸化物を含有する水性アルカリ媒体中で、0.0 1−0.5モルの式 X−R’−Y (式中、XおよびYはハロゲン原子またはエポキシ基でありそしてR’は炭素 原子数2〜4のアルキレン基、−CH(CH2OH)−CH2−または−CH2− CH(OH)−CH2−を意味する。) で表される二官能性化合物および1モルのセルロースモノマー単位当たり0〜 2.5モルの式 Z−R (式中、Zがエポキシ基でそしてRがHまたはCH3 であるかまたはZがハロゲン原子でそしてRがC24−OH−、−CH2−CH (OH)−CH2−またはC36−OH−基である。) で表される単官能性化合物と、場合によっは、十分に不活性の有機溶剤および/ または1モルのセルロースモノマー単位当たり0.2〜1.0モルの別の架橋剤 の添加下に密閉系において213〜373Kの温度で10〜360分の時間反応 させ、公知のように洗浄し、分級しそして場合によっは乾燥することを特徴とす る、上記方法。
JP3501179A 1989-12-29 1990-12-17 分離―および賦形材料の為のパール状セルロース生成物およびその製造方法 Pending JPH08503973A (ja)

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