JPH08503341A - 電気通信用ライン・インタフェース回路 - Google Patents
電気通信用ライン・インタフェース回路Info
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- JPH08503341A JPH08503341A JP5517868A JP51786893A JPH08503341A JP H08503341 A JPH08503341 A JP H08503341A JP 5517868 A JP5517868 A JP 5517868A JP 51786893 A JP51786893 A JP 51786893A JP H08503341 A JPH08503341 A JP H08503341A
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Abstract
(57)【要約】
電話ライン・インタフェース回路は、供給抵抗を介してラインワイヤに結合された2つの単位ゲインの直流増幅器(132,134)を含む。供給抵抗中の電流は、望ましい動作状態をプログラムできるデジタル制御回路(152)を介してモニタされる。この制御回路は、D−A変換(158、160)を介して、電流源(142、148)から直流増幅器の入力の抵抗(140、146)に流れる電流を制御する。それによって、増幅器の入力、すなわち、ラインワイヤ上の電圧を決定する。これらの直流電圧は、交流信号を直流増幅器に結合するために使用されるコンデンサ(136、138)によって平滑化される。この電圧制御は、モニタされた電流に応じて、ライン・インタフェース回路をラインに適応的に容易に容易できる。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称 電圧制御ループ電流を有する加入者ライン・インタフェース回路
技術分野及び産業上の応用
本発明は、電気通信線用ライン・インタフェース回路に関するものである。ラ
イン・インタフェース回路は、種々の公知の所望の機能を供給するために、通常
、電話局あるいは遠隔端末の2線式電話加入者線に接続される。
背景技術
ライン・インタフェース回路の種々の形式、およびライン・インタフェース回
路の種々の特徴は公知である。特に、たとえば1984年11月20日に特許さ
れたRosenbaumの米国特許4,484,032「アクティブインピーダンス変圧
器を用いたライン供給回路」によりインタフェース回路は公知である。このイン
タフェース回路は2つの増幅器を有し、その増幅器の出力は供給抵抗器及び非常
に小さい変圧器の1次巻線を介して、2線式電話線のチップ及びリング・ワイヤ
に結合される。この構成においては、変圧器の2次巻線および供給抵抗に結合さ
れた抵抗ネットワークは、ライン上の交流および直流条件を検出するために供給
される。
また、1984年2月14日に特許されたBolus等の米国特許4,431,8
68「リング機能を有する固体電話ライン・インタフェース回路」によりインタ
フェース回路は公知である。このインタフェース回路は、低レベルのリンギング
基準信号を有し、そのリンギング基準信号は高電圧のチップ及びリング・ワイヤ
増幅器の入力に供給され、この増幅器によって増幅されてライン上に所望の高電
圧信号を発生する。この増幅器の供給電圧レールは、オフセットを伴って、消費
電力を減少するために呼出信号波形の瞬時値に追随するように制御される。増幅
器出力の直流レベルは、増幅器入力における直流ポテンシャルおよび増幅器の直
流ゲインによって決定される。この装置は、増幅器がその出力で大きな信号振幅
を発生するために非常に大きなゲインで動作しなければならなず、その結果比較
的
狭いバンド幅を有するという欠点がある。
電話システムの発展と共に、ISDN(統合サービスディジタルネットワーク
)サービスを行うために十分なバンド幅、例えば200kHzのオーダの信号帯
域幅を有するライン・インタフェース回路の改善が望まれている。同時に、ライ
ン・インタフェース回路において、そのサイズ、コスト、多機能性、特に故障条
件、及び共通モード信号に関する動作、消費電力および放熱に関する特性の改善
が望まれる。
一般的に、任意の電話通話線に関して動作できるライン・インタフェース回路
は、任意の音声およびデータ通信サービスを如何なる時にでも供給できるように
する必要がある。そのようなサービスは、ライン・インタフェース回路のハード
ウェアの変更をすることなく、電話局の処理装置からソフトウェアを制御するこ
とによって容易に変更することができる。
米国特許4,484,032に記述されたライン・インタフェース回路は、他
のライン・インタフェース回路に対してかなり有利な点を有する。特に、正確な
ラインバランスと、非常に小さい変圧器の使用によって、ノイズ特性と、抵抗ネ
ットワーク中で使われる抵抗値から独立した帯域幅の改良が容易になり、そのた
めに消費電力及び放熱を最小にすることができる。しかし、特にノイズ妨害、周
波数応答における残留非均一性、非常に多機能なライン・インタフェース回路に
所望される差動またはループ電流から分離して共通モード電流を別にモニタでき
ない等の不利な点がある。これらの不利な点については、実施例においてさらに
検討する。
1988年8月16日に特許されたRosch等の米国特許4,764,95
6「アクティブインピーダンスライン供給回路」では、共通モード信号をキャン
セルし、接地故障電流を制限するためのほぼ一定の閾値を供給するため、変圧器
のないライン・インタフェース回路において、抵抗ネットワークのチップ・ワイ
ヤ電圧タップとリング・ワイヤ電圧タップとの間に分圧器を接続し、そして直流
増幅器をこの分圧器のタップ点へ接続する。
直流増幅器の出力は、逆極性の平行ダイオード及び抵抗器を介して電圧タップ
に結合され、その電圧タップはまた制御回路差動増幅器、及び補償回路差動増幅
器に結合される。そのような構成はこのライン・インタフェース回路の動作にい
くらかの利点を与えるが、複数の増幅器の各ステージに位相シフトが生じ、結果
として電位が不安定となり、帯域幅が制限される。広帯域ライン・インタフェー
ス回路のためには、使用される縦続接続の増幅器の段数を最小にする必要がある
。
1990年8月7日に特許されたRosch等の米国特許4,947,427
「加入者線インタフェース用保護装置」においては、ラインに接続されるライン
・インタフェース回路の絶縁リレー接点を開放し、ライン上の故障からライン・
インタフェース回路を保護する構成が記述されている。この構成においては、リ
レー接点が閉じたとき、供給抵抗に結合された抵抗ネットワークによってライン
上に電流が検出される。また、電圧はこのリレー接点の電話線側に検出されるた
め、そのライン電圧はこのリレー接点が閉じていても閉じていなくても検出され
る。コンデンサは、ライン上の交流波形の正の0.5のサイクルの間検出された
ライン電流に従って、および負の0.5サイクルの間の閾値を越えて検出された
ライン電流に従って充電される。コンデンサ電圧は、このリレーを制御するため
に閾値と比較される。
本発明の目的は、改良されたライン・インタフェース回路を供給することにあ
る。
発明の開示
本発明の一見地によれば、2線式電気通信ライン用のライン・インタフェース
回路が供給され、そのライン・インタフェース回路は、直流増幅手段と、増幅手
段の出力を電気通信ラインのワイヤに直流結合する手段と、2つの供給電圧ライ
ンの間に直列接続される抵抗及び制御電流源と、それらの間で前記増幅手段の入
力に直流結合される接合部と、制御電流源によって流れる電流を制御し抵抗中の
降下電圧を決定するための手段とを含み、増幅手段の出力における直流レベルを
決定することにより、増幅手段の入力での直流ポテンシャルを選択的に決定でき
る。
このように、本発明によれば、直流増幅器の出力における直流レベル、すなわ
ち、直流結合された電気通信ラインのワイヤの直流ポテンシャルは、抵抗を流れ
る電流を制御することによって、選択的にまた容易に制御できる。
本発明の他の見地によれば、2線式電気通信ライン用のライン・インタフェー
ス回路が供給され、そのライン・インタフェース回路は、2つの直流増幅器と、
増幅器の出力をラインのそれぞれのワイヤに結合するための直流供給手段と、2
つの供給電圧ラインの間に直列接続される各抵抗及び各制御電流源と、それらの
間で前記各増幅手段の入力に直流結合される各接合部と、制御電流源によって流
れる電流を制御し抵抗中の降下電圧を決定するための各手段とを含み、増幅手段
の出力における直流レベルを決定することにより、2つの増幅手段の入力での直
流ポテンシャルを選択的に決定できる。
本発明の見地に従えば、2線式線路の両ワイヤに同じ原則が応用され、各ワイ
ヤ上の直流ポテンシャルは、独立に制御できる。各直流増幅器はほぼ単位ゲイン
有し、抵抗及び電流値を適当に選択することによって、各ワイヤ上の直流ポテン
シャルは、0から−48ボルトまでのどの値にでも変えることができる。これに
よって、ワイヤ上の電圧は、たとえば、リレーを使用することなく、信号用に反
転することができ、故障状態の間に電流を減らすために変化でき、比較的に低抵
抗のショートラインに対するループ電流を減少させ、または、他の所望の動作条
件に適応するように調節できるという、かなりの利点を有する。
デジタル制御及びプログラムを容易にするために、制御電流源から流れる電流
を制御するための手段は、それぞれアナログ信号を供給するD/Aコンバータを
含み、各デジタル信号に応じて制御電流源を制御する。
そのような制御は、そのサイズがデジタル信号の分解能に依存する離散的ステ
ップ中で行われるので、この回路は、好ましくは、直流増幅器の入力で直流ポテ
ンシャルを平滑化する手段を含む。この手段は、好ましくは、このライン上の伝
送のための2つの直流増幅器の入力に逆相で交流信号を結合する結合コンデンサ
によって構成される。
この結合コンデンサの平滑作用を用いないで、必要なときに直流ポテンシャル
の変化を早くするために、この回路は、望ましくは、2つの結合コンデンサの各
々を選択的に放電するための手段を含む。そのような手段は、各抵抗に並列に接
続された2つのスイッチ電流源と、その各スイッチ電流源を制御するための手段
とを含む。
好ましくは、ライン・インタフェース回路は、直流供給手段に結合され、2つ
のワイヤ上の電流をモニタするための手段を含み、2つの直流増幅器の入力で直
流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は、モニタされた電流に応答する
。
電流をモニタする手段は、好ましくは、2つのワイヤ上のループ電流および共
通電流をモニタするための手段を含み、それによって、各ワイヤ上の各電流は容
易に決定される。
このましくは、2つの直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを選択的に決定す
るための手段はデジタル制御手段を含み、電流をモニタするための手段はディジ
タル/アナログ変換器のような手段を含み、モニタされた電流を表すデジタル信
号をデジタル制御手段に供給する.
本発明の他の見地によれば、本発明の2線式電話ラインのチップおよびリング
ワイヤに接続されるアクティブインピーダンス・ライン・インタフェース回路は
、チップおよびリングワイヤへそれぞれ接続するための抵抗供給手段に直流結合
される出力を有し、ほぼ単位ゲインを有するチップおよびリング直流増幅器と、
抵抗供給手段を介して接続されるループ電流及び共通電流をモニタするための手
段と、増幅器の出力で直流レベルを決定することによって直流増幅器の入力で直
流ポテンシャルを選択的に決定するための手段と、モニタされた電流に応答して
、直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段を制御するためのデジタル制
御手段とを含む。
図面の簡単な説明
図1は、プログラマブル電話ライン・インタフェース回路の回路構成を示すブ
ロック図である。
図2および図3は、図1のライン・インタフェース回路の部分を示す回路図で
ある。
実施例
図1は、プログラマブル電話ライン・インタフェース回路の主な構成要素を示
すブロック図である。このライン・インタフェース回路は、以下に記述するよう
に、電話局(図示されていない、以下COと表記する)の一部を形成するか、ま
たはその中に位置すると考えられる。一方そのライン・インタフェース回路は、
多重通信パスを介してCOに接続される遠隔端末の一部を形成することもできる
。
このライン・インタフェース回路の主な構成要素は、ライン駆動回路10、検
出ネットワーク12(それを介してライン駆動回路10が電話線14のチップ・
ワイヤT及びリング・ワイヤRに結合される)、各送受信信号パス20及び22
を介してCOの他の部分と通信する伝送インタフェース16、各パス24及び2
6を介してCOの他の部分に信号を送り、COの他の部分からのプログラミング
・コマンドを受信する電源・信号制御インタフェース18である。さらに以下に
記述するように、検出ネットワーク12は各パス28及び30を介して検出電流
及び電圧信号をインタフェース16及び18に供給し、インタフェース18は各
パス32及び34を介してライン駆動回路10及び伝送インタフェース16に制
御信号及び他の信号を供給する。図面では、図1も含め、単純化、明確化のため
に、複数のライン・パスが1本の横線によって表されている。
図1のライン・インタフェース回路は、COからインタフェース18に供給さ
れるダウンロードされたプログラミング・ソフトウェアを含む適切なコマンドに
より動作可能であり、また伝送インタフェース16を所望の通りに制御し、設定
するために用いられる。そして、広範囲のサービスは電話線14に連結されどれ
かの通信装置(図示されていない)を供給することによって行われる。
従って、1つの形式のライン・インタフェース回路は、ハードウェアを変更す
ることなく、COからソフトウェアで適切に制御することによって広範なタイプ
のサービスに使用できる。これにより、かなりの商業的利益が得られる。ただ1
つのライン・インタフェース回路の設計のみを製作し、インストールするだけで
任意のサービスを供給でき、ライン・インタフェース回路は、ソフトウェア制御
の下に簡単に再構成され、供給されるサービスを変更できる。
ライン・インタフェース回路のただ1つの設計により供給できる通信サービス
の例を挙げると、顧客ローカルエリア信号(CLASS)、呼管理(CMS)サ
ービス、会議サービス、周波数選別呼出しのような住宅電話通話、また専用線、
受け付けコンソール、待機メッセージ、硬貨、ISDN U、音声帯データ交換
サービスのようなビジネス電話・データサービス、及びセントレックスライン、
WATSライン、ダイレクトダイヤルというような特殊交換サービスがある。
そのようなサービスを提供するために、ライン・インタフェース回路は、イン
タフェース16及び18を介して多くの設計、構成の特徴を提供する。たとえば
、呼出、ダイヤルパルス・ディジット収集、ループまたはグラウンド起動、電流
制限によるDC供給、低電力スタンバイ、バッテリ反転、モデム送信、ABCD
ビット信号、CLASS及びDTMFトーン送信、オンフック及びオフフック信
号、自動回復によるサージ保護等がある。このために、伝送インタフェース16
はディジタル信号処理装置およびコーデック(コーダ・デコーダ)を有し、その
ための制御ソフトウェアはCOからインタフェース18およびパス34を介して
供給される。インタフェース18は処理装置を有し、メモリ、通信インタフェー
ス、及びライン・インタフェース回路の全機能を制御するための制御回路から構
成される。図3で記述される部分を除いて、インタフェース16及び18につい
てはこれ以上の記述はしない。
図2は検出ネットワーク12の部分を示す回路図であり、図3はライン駆動回
路10とインタフェース16及び18に関連する部分を示す回路図である。ライ
ン駆動回路10の出力ライン36は、図3の左側及び図1に示されており、上述
のように検出ネットワーク12を介して電話線14のチップ及びリング・ワイヤ
に結合される。
図2において、ワイヤ36は、巻線に隣接する点で示される向きに検出を行う
変圧器38の1次巻線、整合供給抵抗40、及びリレー接点42を介して、電話
線のチップ及びリング・ワイヤT及びRに連結される。抵抗ネットワーク44は
供給抵抗40に結合され、供給抵抗40と電話線14を流れる電流に応じて平衡
出力をライン46上に供給する。変圧器38の2次巻線は、ライン48上に1次
巻線、すなわち、電話線14、上を流れる交流の差動電流に応じた出力を供給す
る。
2つのライン46は、各差動増幅器50の反転入力に接続され、非反転入力は
基準電位Vrに接続される。便宜上、Vrは図2及び図3の種々の場所で共通に
使用され、基準電位(たとえば、供給電圧の半分)を示す。しかし、所望の動作
条件を提供するために、基準電位の値はこれと異なる値を供給できる。増幅器5
0内の1つの出力(あるいは、増幅器50内の2つの差動出力)は、図示される
ようにライン28上に信号IDを供給する。この信号IDは、電話線14上の差
動電流を表し、そして上述のように伝送インタフェース16に供給される。
各増幅器は、その出力から2つの直列抵抗器52および54を介して反転入力
へ直流フィードバックパスを行い、その出力から抵抗器52と54間の接合点に
接続された直列抵抗器56及びコンデンサ58を介して反転入力へ交流フィード
バックを行う。変圧器38の2次巻線からの各ライン48は、抵抗器56および
コンデンサ58間の各接合点に接続される。
分圧器は、増幅器50の出力間に直列に接続された2つの抵抗器60により形
成され、抵抗器間の接合点は増幅器62の非反転入力に接続され、その反転入力
には基準電位Vrが供給される。増幅器62の出力は、各抵抗器64を介して2
つのライン46に結合される。
他の分圧器は、電話線14のチップ及びリング・ワイヤT及びRの間に直列に
接続された2つの抵抗器66によって、リレー接点42のライン側に形成される
。これら抵抗器66間の接合点は、加算ノード68に接続され、そこに増幅器6
2の出力が抵抗70を介して接続される。加算ノード68はバッファ増幅器72
の入力に接続され、その出力は共通モード電圧信号VCMを図1のパス30の1
つを構成するライン74上に構成される。
ライン74は、抵抗器76を介して差動増幅器78の反転入力へ接続され、そ
の非反転入力には基準電位Vrが供給され、フィードバック抵抗器80を介して
反転入力へ接続される。差動増幅器78の出力は、ライン82上の共通モード電
流信号ICMであり、他のパス30を構成している。さらにパス30の1つは、
バッファ増幅器86の出力からのループ電流信号ILを運ぶライン84により構
成される。バッファ増幅器86の入力は、抵抗器88を介してライン28へ、及
びコンデンサ90を介して接地される。抵抗器88およびコンデンサ90は約2
00Hzのコーナ周波数を有するローパスフィルタを形成している。
上述の図2に示した変圧器38、供給抵抗40、抵抗器ネットワーク44の構
成は、既に述べたとおり、たとえば、米国特許4,484,032により公知で
ある。この構成により、交流検出用変圧器38のように非常に小さい変圧器を使
用し、供給抵抗器40及び抵抗ネットワーク44用の通常の許容範囲(たとえば
、1%)の抵抗器を使用して、この回路の正確な電話線上のバランスが可能とな
った。抵抗器ネットワーク44で使われる高抵抗値により、アイドル状態(ライ
ン14に接続された電話のオンフック状態)の間の消費電力が減り、変圧器は、
使用される抵抗値とは無関係に良好なノイズ特性及び帯域幅を供給する。
米国特許4,484,032に記述及び図示されたように、変圧器の2次巻線
の一つの端子は接地され、他の端子は交流及び直流フィードバックパスを有する
差動増幅器の反転入力に容量的に結合される。差動増幅器の非反転入力は、増幅
器用の接地基準を形成し、そのゲインは交流フィードバック抵抗(この特許の図
3中の96)と変圧器の2次巻線の抵抗との比によって決定される。後者は非常
に小さいため、このゲインは比較的大きい。変圧器2次巻線の接地された端子と
、増幅器の非反転入力における接地基準との間の電位差は、この大きなゲインに
よって増幅され、ノイズ源となる。特に、集積回路中に増幅器を組み込む場合、
経済的かつ小型のものが望まれるため、そのような電位差及びノイズを回避する
のは難しい。
この問題点は、図2の平衡状態にある2つの増幅器50を使用によって回避で
きる。増幅器50は、非反転入力に供給された基準電位Vrについて対称な逆相
で動作する。それはライン46の電位を決定し、先行技術のような差動接地ノイ
ズへは除去される。
既述の米国特許4、764、956の多段に縦続接続された増幅器と比較して
、本発明の構成には利点がある。すなわち、単に1段の増幅器のみ(2つの平衡
増幅器50の間で分離された)が差動モード出力信号を供給するために使用され
、増幅器50は平衡または対称の構成であるため、この米国特許のように補償の
必要ない。従って、この構成は位相シフトが少なく、先行技術よりもより安定し
た動作及びより大きい帯域幅を得ることができる。
先行技術の米国特許4,484,032の図3に図示されるように、検出増幅
器50の交流及び直流フィードバックパスは、交流信号に対しても直流信号と同
じゲインが供給されるように構成される。この先行技術では、変圧器の2次巻線
は、増幅器の交流フィードバックパスの1部を形成する結合コンデンサのみを介
して検出増幅器の反転入力に結合される。しかし、変圧器2次巻線の抵抗は有限
であるため、結合コンデンサにおいて電圧降下が生じ、それによって直流と交流
信号間の遷移時にゲイン及び位相が変化する。増幅器の出力が直流制御のために
フィードバックループ中で使用される場合、低周波の交流またはダイヤルパルス
のようなパルス直流信号に歪みあるいは不安定さを与える。
先行技術のこの問題は、図2の回路構成の抵抗54を平衡構成を考慮して各増
幅器50に1つ設置することによって回避できる。増幅器50の出力は平衡法に
よって振られ、非反転入力に供給された基準電位Vrに対して逆相となり、従っ
て変圧器2次巻線の中点は基準電位、つまりライン46と同じ電位となる。平衡
構成の各側において、結合コンデンサ58は、増幅器50の出力と基準電位Vr
との間の2つの分圧器の接合点間に接続され、一方は抵抗56と直列に形成され
た2次巻線の半分で構成され、他方は抵抗54および52によって形成される。
これら2つの分圧器の分圧比を同じにすることによって、コンデンサ58の両端
には電圧がなく、それによって直流信号から交流信号への遷移中の増幅器応答は
より均一化される。
言い替えると、抵抗器52、54,56および変圧器2次巻線の抵抗をそれぞ
れR52、R54,R56,およびRwと表わすと、抵抗値は、R54=Rw×
R52/2×R56となる。しかし、直流及び交流信号間で増幅器応答の変化を
制御したい場合は、この関係を修正できる。たとえば、変圧器の巻線抵抗を過度
補償することにより、コンデンサ58の所望の静電容量を用いて、60Hzの周
波数で減衰させることができる。
増幅器62は、先行技術と同様な方法で、抵抗64を介してその出力をこれら
のラインへ結合することにより、ライン46上の共通モード信号を減らすように
動作する。しかしながら、回路の平衡構成から見て、増幅器62の非反転入力は
増幅器50の出力の間に接続された抵抗60によって形成された分圧器の接合点
に接続され、増幅器62の反転入力は基準電位Vrに接続される点が本発明と異
なる。
電話線14上のすべての電流を決定するため、電話線上の共通モード電流を信
号IDで表された差動電流あるいは信号ILで表されたループ電流と同様にモニ
タする必要がある。ループ電流信号ILは、差動電流信号IDを、抵抗88、コ
ンデンサ90およびバッファ増幅器86中のバッファによって構成されたローパ
スフィルタにより濾波し、ライン84上に得られる。ローパス・フィルタリング
は約200Hzより大きい周波数成分を減衰させるので、信号ILは直流ループ
電流を表す。電話線のチップとリング・ワイヤ上の電流はそれぞれ、共通モード
電流とループ電流との和と差である。
増幅器62の出力電圧は、(−VT−VR+IcmxR40)×R64/R4
4であり、ここでVTとVRはそれぞれ、電話線14のチップ・ワイヤTとリン
グ・ワイヤRの電圧であり、Icmは供給抵抗40を通る共通モード電流であり
、R40及びR64は抵抗40と64の各抵抗であり、R44は抵抗ネットワー
ク44の各抵抗器の抵抗である。加算ノード68において、この出力電圧は抵抗
66によって形成された分圧器からの電圧で加算され、それは共通モード電流で
はなく共通モード電圧に依存する。この電圧は(VT+VR)×R70/R66
によって与えられ、R70とR66は抵抗70と抵抗66の各抵抗である。その
抵抗値はR66/R70=R44/R64となるように選択され、それによって
加算ノード68において加算された電圧は共通モード電圧成分VT+VRから独
立し、単に共通モード電流を表す。ノード68において加算された電圧は、バッ
ファ増幅器72によってバッファされ、増幅器78によって増幅される。そのゲ
インは、抵抗76及び80によって決定され、所望の感度により、ライン14上
の共通モード電流を表す信号ICMをライン82上に供給する。
リレー接点42が、たとえば、ライン・インタフェース回路の保護のために開
いた場合は、供給抵抗40を通る共通モード電流はゼロになる。増幅器62の出
力電圧は、従って、以下に記述するようにライン駆動回路10によって供給され
た駆動電圧レベルの単なる和を表す。一方、電話線14上の共通モード電圧は、
抵抗66を介してモニタされ続ける。従って、この状態における加算ノード68
は、ライン14上の共通モード電圧を表す加算電圧であり、駆動電圧レベルの和
に関係する。この加算電圧は、バッファ増幅器72によりバッファされ、ライン
74上の共通モード電圧信号VCMを構成する。このように、ライン14上の共
通モード電圧は、リレー接点42がオープンであるときモニタされる。
図3は、ライン駆動回路10と信号結合回路100の回路図が示されており、
図1の伝送インタフェース16の部分である。また、制御回路102は図1の電
源および信号制御インタフェース18の部分を表わす。
信号結合回路100は、2つの差動増幅器104および106と、108から
116までの偶数番号の抵抗と、インピーダンス(Z)118と、コンデンサ1
20とを有する。インピーダンス118は、固定あるいは切り換えリアクティブ
成分によって構成されることは先行技術によって公知であるが、1992年4月
16日出願の米国特許出願868、940「電話ライン・インタフェース回路用
インピーダンス発生器」において記述されているように、ライン・インタフェー
ス回路の完全な多機能性を得るためには、プログラマブルインピーダンスが望ま
しい。
ライン28上の差動電流信号IDは、コンデンサ120を介して結合され、送
信パス信号Txを構成し、インピーダンス118および抵抗110を介して増幅
器104の反転入力へフィードバックされる。受信パス信号Rxは、抵抗112
を介して増幅器104の反転入力に結合される。増幅器104は、基準電位Vr
に結合された非反転入力を有し、その出力から反転入力へ抵抗108によってフ
ィードバックされる。抵抗108は、抵抗112及び110を用いて、受信パス
信号Rxに対して、及びインピーダンス118を介してフィードバックされた信
号に対して、増幅器104のゲインをそれぞれ決定する。
増幅器104の出力は、ライン128上のライン駆動回路10へ供給される。
抵抗114、116及び増幅器106は単位ゲイン・インバータを形成し、出力
を反転させ、ライン130上を介してライン駆動回路へ補完的出力を発生させる
。ライン128及び130は図1に示されている。
コンデンサ120による信号IDの直流ブロッキングの結果、インピーダンス
118を生じ、増幅器104及び106は、電話線14上に存在する大きな直流
成分ではなく、送受信される比較的低電圧の信号のみに応答する。したがって、
増幅器104と106は、所望の大きい帯域幅を有するよう設計でき、増幅器1
04はさらに大きなゲインを供給できる。
ライン駆動回路10は、2つの直流バッファ増幅器132及び134を有し、
それらの増幅器の出力はライン駆動回路のチップ・ワイヤ及びリング・ワイヤ上
のワイヤ36へそれぞれ接続される。増幅器132および134の出力は、また
各増幅器の反転入力に直接接続され、単位ゲインを供給することにより、これら
の増幅器は最大帯域幅と最少出力インピーダンスとを有する。ライン128は、
コンデンサ136を介して増幅器132の非反転入力に交流結合され、ライン1
30はコンデンサ138介して増幅器134の非反転入力に交流結合される。
増幅器132および134は、図3に示されるように正確な単位ゲインを必ず
しも必要としないことが分かっている。一方、所望のゲインを供給することもで
き、入出力の直流電位間の電圧に比例する電圧を供給できる。しかし、そのよう
な場合、ゲインと帯域幅を減少させ、増幅器の出力インピーダンスを増加させる
ため、ゲインの値は小さく保たれ、単位ゲインに近いゲインが望まれる。
増幅器132の非反転入力は、また、抵抗140を介して供給電圧+Vへ結合
され、制御電流源142を介して供給電圧−Vへ結合される。また、抵抗140
と並列に接続されたスイッチ電流源144を介して供給電圧+Vに結合される。
逆に、増幅器134の非反転入力は、抵抗146を介して供給電圧Vに結合され
、制御電流源148を介して供給電圧+Vへ結合される。また、抵抗146と並
列に接続されたスイッチ電流源150を介して供給電圧−Vに結合される。供給
電圧+V及び−Vは、便宜上それぞれ電話局の接地電圧及びバッテリ電圧の−4
8ボルトであってもよく、また他の電圧であってもよい。
電流源142、144、148、150を流れる電流は、制御回路102の
部分を形成するディジタル制御回路152によって制御される。スイッチ電流源
144及び150は、以下にさらに記述するように、各ライン154、156を
介して単にオンオフ制御され、これらの電流源は切換え抵抗によって置き換える
こともできる。制御電流源142、148は、ディジタル制御回路152から各
ディジタル/アナログ変換器158、160に供給される8ビットのディジタル
信号によって、すなわち、各ライン162、164上のステップ・アナログ信号
によって精密に制御される。ライン154、156、162、164は、図1の
パス34を構成する。
パス30上の信号IL、ICM、およびVCMは、多重化アナログ/ディジタ
ル変換器166の入力に供給され、そのディジタル出力はディジタル制御回路1
52に供給される。図1において既に説明したように、ディジタル制御回路には
、ライン・インタフェース回路の他の適当な動作条件を決定し、制御信号を供給
するコマンドも供給される。この制御の一部として、たとえば、ディジタル状態
装置によって構成されるディジタル制御回路152は、ディジタル信号IL、I
CM、及びVCMをモニタして(不良、または不要)動作条件を検出し、ライン
・インタフェース回路をその条件に適するように動作させる。この動作は、以下
に記述するように、特に電流源の制御と、ライン・インタフェース回路を保護す
るためのリレー接点42の制御とを含む。
たとえば、抵抗140及び146は約320kΩの抵抗を有することが既知で
あり、スイッチ電流源144及び150は0または10mAの電流を供給するこ
とができ、制御電流源142及び148は、0から150μAの範囲の正確に制
御された電流を供給することができ、コンデンサ136及び138は、約0.2
2μFの静電容量を有する。
コンデンサ136は直流をブロックするため、増幅器132の非反転入力にお
ける直流電圧レベルは、供給電圧+V及び−V、抵抗140の抵抗値、電流源1
42および144によって供給される制御電流によって決定される。同様に、増
幅器134の非反転入力における直流電圧レベルは、供給電圧+V及び−V、抵
抗146の抵抗値、電流源148および150によって供給される制御電流によ
って決定される。増幅器132及び134は直流増幅器であり、所望の大きな帯
域幅、上述の単位ゲイン、および大きな直流電圧範囲を有するため、その非反転
入力における直流電圧レベルがワイヤ36上の出力直流電圧、すなわち、電話線
14上のチップとリング・ワイヤT及びR間の電圧を決定する。
ライン駆動回路のチップ側においては、電流源144は通常オフであるため電
流を生じない。制御電流源142は、たとえば、ディジタル制御回路152から
ディジタル/アナログ変換器158への8ビットの出力によって決定される25
6の離散的ステップによって制御され、0から150μAの範囲の所望の電流を
供給する。この電流は抵抗140を通して流れ、その電流によって電圧降下を生
じ、その電圧降下を0から供給電圧+V及び−Vの間の電圧に制御することがで
きる。従って、この制御電流源142を制御することによって、増幅器132の
非反転入力における直流電圧をチップ・ワイヤT上で、+Vから−Vまでのいか
なる所望のレベルにも制御することができる。320kΩの抵抗を有する抵抗1
40と、上述のように接地された(0ボルト)および−48ボルトの供給電圧+
v及び−Vとによって、チップ・ワイヤTを0から48ボルトまで所望の電圧に
調整することができる。
同様に、ライン駆動回路のリング側においては、電流源150は通常電流を供
給せず、制御電流源148は変換器160を介して0から150μAの電流を供
給し、抵抗146を通して0から48ボルトまでの電圧降下を生じる。それによ
り、増幅器134の非反転入力を調整し、リング・ワイヤRを−48から0ボル
トの電圧に調整することができる。チップとリング・ワイヤT及びRの直流電圧
レベルの設定は、互いに独立していることに留意すべきである。従って、各ワイ
ヤは供給電圧+Vと−Vの間の所望の範囲で電圧を設定することができる。各抵
抗140と146をそれぞれ供給電圧+Vと−Vへ接続することは普通のことで
あり、それぞれチップ及びリング・ワイヤにこれらの電圧を加えることにより、
消費電力が最小限になることに留意すべきである。
電流源は、高インピーダンスを有するため、増幅器104および106の出力
から各増幅器132及び134への交流信号の容量結合に悪影響を及ぼさない。
増幅器104及び106は、低出力インピーダンスのため、抵抗140とコンデ
ンサ136、そして同様に抵抗146とコンデンサ138は、たとえば、約3.
5Hzという十分に低い周波数の極を有するローパスフィルタを形成し、直流制
御信号ライン162および164上にの残留交流ノイズ全てを濾波する。このロ
ーパスフィルタの動作は、直流電圧レベルを変更する通常動作においても特に利
得がある。なぜなら、直流電圧レベルが変化するにつれ、離散的ステップを濾波
して円滑にし、伝送動作の劣化をなくすからである。
フィルタリング動作の結果、制御電流源142によって供給される電流が減少
すると、増幅器132の非反転入力におけるチップ電圧設定は、抵抗140およ
びコンデンサ136の時定数(約70ms)によって決定される比較的遅いレー
トでより正になる。そのような遅いレートでの変化はライン・インタフェース回
路のある動作にとっては好ましいが、他の動作に対しては高いレートでの変化が
好ましい場合もある。高いレートでの変化が好ましい場合は、ディジタル制御回
路152の制御の下にライン154を介して、スイッチ電流源144がオンにな
り、それによって、ディジタル制御回路によって決められる短い期間に、電流源
144を流れる、たとえば、10mAの大きな電流でコンデンサ136を放電す
る。同様に、スイッチ電流源150はライン156を介してディジタル制御回路
152によってオンにされ、リング電圧レベルを抵抗146およびコンデンサ1
38で決定される時定数よりも早い速度でより負にする。
チップ及びリング・ワイヤ上の直流電圧レベルを独立して制御することは、上
述のように、通常の動作の間、事故からの保護、またライン・インタフェース回
路の自己テストのような種々の目的に対して役立つ。たとえば、通常動作におけ
るこの独立した制御により、たとえば、信号化の目的のために、リレーを使用せ
ずにバッテリ反転状態の設定ができる。さらに、電話線に印加される直流電圧を
、ディジタル制御回路152に供給されるループ電流信号ILに従って設定する
ことができ、ループ電流を所望の低レベルに制限できる。これにより消費電力は
減り、ライン・インタフェース回路は異なるループ抵抗に適応して調節される。
保護の目的から、たとえば、接地事故(リング・ワイヤの接地)の場合、その事
故の間、電流を制限するために、リング・ワイヤの電圧レベルを0ボルトの方向
へ変化できる。
ループ電流信号ILおよび共通モード電流信号ICMの双方を供給することに
よって、この回路は、チップ・ワイヤ電流(共通モード電流+ループ電流)とリ
ング・ワイヤ電流(共通モード電流−ループ電流)との両方を決定し、チップ及
びリング・ワイヤに供給された直流電圧レベルを、チップ及びリング・ワイヤ電
流に関して個々に決定できる。
本発明の特殊な実施例を詳細に記述したが、多くの修正、改良、応用が可能で
ある。
【手続補正書】
【提出日】1994年10月11日
【補正内容】
特許請求の範囲
『1. 電気通信線用ライン・インタフェース回路において、
直流増幅手段(132)と、
増幅手段の出力を電気通信ラインのワイヤ(14)に直流結合する手段(36
、40)と、
2つの供給電圧ライン(+V、−V)の間に直列接続される抵抗(140)及
び制御電流源(142)と、それらの間で前記増幅手段の入力に直流結合される
接合部と、制御電流源によって流れる電流を制御し抵抗中の降下電圧を決定する
ための手段(152、158)とを含み、増幅手段の出力における直流レベルを
決定することにより、増幅手段の入力での直流ポテンシャルを選択的に決定する
ための手段と、
を有することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース回路。
2. 請求項1記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、
前記制御電流源を流れる電流を制御するための手段は、アナログ信号を供給す
るためのディジタル/アナログ変換器(158)を含み、ディジタル信号に応じ
て制御電流源を制御することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース
回路。
3. 請求項2記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、さら
に、
増幅手段の入力で直流ポテンシャルを平滑化するための手段(136)を含む
ことを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース回路。
4. 請求項3記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、
増幅手段の入力に交流信号を結合するためのコンデンサを含み、そのコンデン
サは平滑手段を構成することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース
回路。
5. 請求項1記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、
増幅手段の入力に交流信号を結合するためのコンデンサ(136)を含み、そ
れは増幅手段の入力において直流ポテンシャルを平滑にするための手段を構成す
ることを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース回路。
6. 請求項4または5記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路におい
て、
前記コンデンサを選択的に放電するための手段(144)を含むことを特徴と
する電気通信線用ライン・インタフェース回路。
7. 請求項1から5のいずれかのーつに記載の電気通信線用ライン・インタフ
ェース回路において、
前記抵抗に並列に接続されたスイッチ電流源(144)と、そのスイッチ電流
源を制御するための手段(152)とを含むことを特徴とする電気通信線用ライ
ン・インタフェース回路。
8. 請求項1から5のいずれか一つに記載の電気通信線用ライン・インタフェ
ース回路において、
前記直流増幅手段はほぼ単位ゲインを有する直流増幅器を含むことを特徴とす
る電気通信線用ライン・インタフェース回路。
9. 請求項1から5のいずれか一つに記載の電気通信線用ライン・インタフェ
ース回路において、
増幅手段の出力を通信ラインのワイヤへ直流結合するための手段は、ワイヤ上
の電流をモニタするための手段を含み、
増幅手段の入力において直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は、
モニタされた電流に応答することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェ
ース回路。
10. 2線式電話線用ライン・インタフェース回路において、
2つの直流増幅器(132、134)と、
増幅器の出力をラインのそれぞれのワイヤ(14)に結合するための直流供給
手段(36、40)と、
2つの供給電圧ライン(+V、−V)の間に直列接続される各抵抗(140、
146)及び各制御電流源(142、148)と、それらの間で前記各増幅手段
の入力に直流結合される各接合部と、制御電流源によって流れる電流を制御し抵
抗中の降下電圧を決定するための各手段(152、158、160)とを含み、
増幅手段の出力における直流レベルを決定することにより、2つの増幅手段の入
力での直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段と、
を有することを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェース回路。
11. 請求項10記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において
、
前記制御電流源を流れる電流を制御するための各手段は、アナログ信号を供給
するための各ディジタル/アナログ変換器(158、160)を含み、ディジタ
ル信号に応じて制御電流源を制御することを特徴とする2線式電話線用ライン・
インタフェース回路。
12. 請求項11記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において
、
直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを平滑化するための手段(136、13
8)を含むことを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェース回路。
13. 請求項12記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において
、
逆相を有する交流信号を2つの直流増幅器の入力にそれぞれ結合するための2
つの結合コンデンサ(136、138)を含み、また、この2つの結合コンデン
サは平滑手段を構成することを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェー
ス回路。
14. 請求項10記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において
、
2つの増幅手段の入力に逆相の交流信号を結合するための2つのコンデンサ(
136、138)を含み、これらのコンデンサは増幅器の入力で直流ポテンシャ
ルを平滑化することを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェース回路。
15. 請求項13または14記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回
路において、
2つの結合コンデンサの各々を選択的に放電するための手段(144、150
)を含むことを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェース回路。
16. 請求項10から14のいずれか一つに記載の2線式電話線用ライン・イ
ンタフェース回路において、
前記各抵抗に並列に接続された2つのスイッチ電流源(144、150)と、
その各スイッチ電流源を制御するための手段(152)とを含むことを特徴とす
る2線式電話線用ライン・インタフェース回路。
17. 請求項10から14のいずれか一つに記載の2線式電話線用ライン・イ
ンタフェース回路において、
各直流増幅器は、ほぼ単位ゲインを有することを特徴とする2線式電話線用ラ
イン・インタフェース回路。
18. 請求項10から14のいずれか一つに記載の2線式電話線用ライン・イ
ンタフェース回路において、
直流供給手段に結合され、2つのワイヤ上の電流をモニタするための手段(1
2)を含み、
2つの直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は
、モニタされた電流に応答することを特徴とする2線式電話線用ライン・インタ
フェース回路。
19. 請求項10から14のいずれか一つに記載の2線式電話線用ライン・イ
ンタフェース回路において、
電流をモニタする手段は、2つのワイヤ上のループ電流および共通電流をモニ
タするための手段を含むことを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェー
ス回路。
20. 請求項19記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において
、
2つの直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は
デジタル制御手段(152)を含み、
電流をモニタするための手段はモニタされた電流を表すデジタル信号をデジタ
ル制御手段に供給するための手段(166)を含むことを特徴とする2線式電話
線用ライン・インタフェース回路。
21. 2線式電話線のチップおよびリングワイヤに接続されるアクティブ・イ
ンピーダンス・ライン・インタフェース回路において、
チップおよびリングワイヤ(14)へそれぞれ接続するための抵抗供給手段(
40)に直流結合される出力を有し、ほぼ単位ゲインを有するチップおよびリン
グ直流増幅器(132、134)と、
抵抗供給手段を介して接続されるループ電流及び共通電流をモニタするための
手段(12)と、
増幅器の出力で直流レベルを決定することによって直流増幅器の入力で直流ポ
テンシャルを選択的に決定するための手段(140、142、146、148)
と、
モニタされた電流に応答して、直流ポテンシャルを選択的に決定するための手
段を制御するためのデジタル制御手段(152)と、
を含むことを特徴とするアクティブ・インピーダンス・ライン・インタフェース
回路。
22. 請求項21記載のアクティブ・インピーダンス・ライン・インタフェー
ス回路において、
逆相の交流信号をそれぞれの低インピーダンス源(104、106)から2つ
の直流増幅器に結合するための2つのコンデンサ(136,138)を含み、こ
のコンデンサは直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを平滑化することを特徴と
するアクティブ・インピーダンス・ライン・インタフェース回路。』
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ローゼンバウム・スタンレー・ディー
カナダ国,ケイ2ビー 6エヌ1,オンタ
リオ,オタワ,エルダー ストリート
2208
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 電気通信線用ライン・インタフェース回路において、 直流増幅手段(132)と、 増幅手段の出力を電気通信ラインのワイヤ(14)に直流結合する手段(36 、40)と、 2つの供給電圧ライン(+V、−V)の間に直列接続される抵抗(140)及 び制御電流源(142)と、それらの間で前記増幅手段の入力に直流結合される 接合部と、制御電流源によって流れる電流を制御し抵抗中の降下電圧を決定する ための手段(152、158)とを含み、増幅手段の出力における直流レベルを 決定することにより、増幅手段の入力での直流ポテンシャルを選択的に決定する ための手段と、 を有することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース回路。 2. 請求項1記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、 前記制御電流源を流れる電流を制御するための手段は、アナログ信号を供給す るためのディジタル/アナログ変換器(158)を含み、ディジタル信号に応じ て制御電流源を制御することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース 回路。 3. 請求項2記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、 増幅手段の入力で直流ポテンシャルを平滑化するための手段(136)を含む ことを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース回路。 4. 請求項3記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、 増幅手段の入力に交流信号を結合するためのコンデンサを含み、そのコンデン サは平滑手段を構成することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース 回路。 5. 請求項1記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路において、 増幅手段の入力に交流信号を結合するためのコンデンサ(136)を含み、そ れは増幅手段の入力において直流ポテンシャルを平滑にするための手段を構成す ることを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェース回路。 6. 請求項4または5記載の電気通信線用ライン・インタフェース回路におい て、 前記コンデンサを選択的に放電するための手段(144)を含むことを特徴と する電気通信線用ライン・インタフェース回路。 7. 請求項1から5のいずれかの一つに記載の電気通信線用ライン・インタフ ェース回路において、 前記抵抗に並列に接続されたスイッチ電流源(144)と、そのスイッチ電流 源を制御するための手段(152)とを含むことを特徴とする電気通信線用ライ ン・インタフェース回路。 8. 請求項1から7のいずれか一つに記載の電気通信線用ライン・インタフェ ース回路において、 前記直流増幅手段はほぼ単位ゲインを有する直流増幅器を含むことを特徴とす る電気通信線用ライン・インタフェース回路。 9. 請求項1から8のいずれか一つに記載の電気通信線用ライン・インタフェ ース回路において、 増幅手段の出力を通信ラインのワイヤへ直流結合するための手段は、ワイヤ上 の電流をモニタするための手段を含み、 増幅手段の入力において直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は、 モニタされた電流に応答することを特徴とする電気通信線用ライン・インタフェ ース回路。 10. 2線式電話線用ライン・インタフェース回路において、 2つの直流増幅器(132、134)と、 増幅器の出力をラインのそれぞれのワイヤ(14)に結合するための直流供給 手段(36、40)と、 2つの供給電圧ライン(+V、−V)の間に直列接続される各抵抗(140、 146)及び各制御電流源(142、148)と、それらの間で前記各増幅手段 の入力に直流結合される各接合部と、制御電流源によって流れる電流を制御し抵 抗中の降下電圧を決定するための各手段(152、158、160)とを含み、 増幅手段の出力における直流レベルを決定することにより、2つの増幅手段の入 力での直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段と、 を有することを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェース回路。 11. 請求項10記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において 前記制御電流源を流れる電流を制御するための各手段は、アナログ信号を供給 するための各ディジタル/アナログ変換器(158、160)を含み、ディジタ ル信号に応じて制御電流源を制御することを特徴とする2線式電話線用ライン・ インタフェース回路。 12. 請求項11記載の2線式電話線用ライン・インタフェース回路において 、 直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを平滑化するための手段(136、13 8)を含むことを特徴とする2線式電話線用ライン・インタフェース回路。 13. 請求項12記載の2線式電話線用のライン・インタフェース回路におい て、 逆相を有する交流信号を2つの直流増幅器の入力にそれぞれ結合するための2 つの結合コンデンサ(136、138)を含み、また、この2つの結合コンデン サは平滑手段を構成することを特徴とする2線式電話線用のライン・インタフェ ース回路。 14. 請求項10記載の2線式電話線用のライン・インタフェース回路におい て、 2つの増幅手段の入力に逆相の交流信号を結合するための2つのコンデンサ( 136、138)を含み、これらのコンデンサは増幅器の入力で直流ポテンシャ ルを平滑化することを特徴とする2線式電話線用のライン・インタフェース回路 。 15. 請求項13または14記載の2線式電話線用のライン・インタフェース 回路において、 2つの結合コンデンサの各々を選択的に放電するための手段(144、150 )を含むことを特徴とする2線式電話線用のライン・インタフェース回路。 16. 請求項10から14のいずれか一つに記載の2線式電話線用のライン・ インタフェース回路において、 前記各抵抗に並列に接続された2つのスイッチ電流源(144、150)と、 その各スイッチ電流源を制御するための手段(152)とを含むことを特徴とす る2線式電話線用のライン・インタフェース回路。 17. 請求項10から16のいずれか一つに記載の2線式電話線用のライン・ インタフェース回路において、 各直流増幅器は、ほぼ単位ゲインを有することを特徴とする2線式電話線用の ライン・インタフェース回路。 18. 請求項10から17のいずれか一つに記載の2線式電話線用のライン・ インタフェース回路において、 直流供給手段に結合され、2つのワイヤ上の電流をモニタするための手段(1 2)を含み、 2つの直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は 、モニタされた電流に応答することを特徴とするライン・インタフェース回路。 19. 請求項10から18のいずれか一つに記載の2線式電話線用のライン・ インタフェース回路において、 電流をモニタする手段は、2つのワイヤ上のループ電流および共通電流をモニ タするための手段を含むことを特徴とする2線式電話線用のライン・インタフェ ース回路。 20. 請求項19記載の2線式電話線用のライン・インタフェース回路におい て、 2つの直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを選択的に決定するための手段は デジタル制御手段(152)を含み、 電流をモニタするための手段はモニタされた電流を表すデジタル信号をデジタ ル制御手段に供給するための手段(166)を含むことを特徴とする2線式電話 線用のライン・インタフェース回路。 21. 2線式電話線のチップおよびリングワイヤに接続されるアクティブイン ピーダンス・ライン・インタフェース回路において、 チップおよびリングワイヤ(14)へそれぞれ接続するための抵抗供給手段( 40)に直流結合される出力を有し、ほぼ単位ゲインを有するチップおよびリン グ直流増幅器(132、134)と、 抵抗供給手段を介して接続されるループ電流及び共通電流をモニタするための 手段(12)と、 増幅器の出力で直流レベルを決定することによって直流増幅器の入力で直流ポ テンシャルを選択的に決定するための手段(140、142、146、148) と、 モニタされた電流に応答して、直流ポテンシャルを選択的に決定するための手 段を制御するためのデジタル制御手段(152)と、 を含むことを特徴とするアクティブインピーダンス・ライン・インタフェース回 路。 22. 請求項21記載のアクティブインピーダンス・ライン・インタフェース 回路において、 逆相の交流信号をそれぞれの低インピーダンス源(104、106)から2つ の直流増幅器に結合するための2つのコンデンサ(136,138)を含み、こ のコンデンサは直流増幅器の入力で直流ポテンシャルを平滑化することを特徴と するアクティブインピーダンス・ライン・インタフェース回路。
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