JPH08503233A - プラスチック表面の補修用組成物及び方法 - Google Patents

プラスチック表面の補修用組成物及び方法

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JPH08503233A JP6510352A JP51035294A JPH08503233A JP H08503233 A JPH08503233 A JP H08503233A JP 6510352 A JP6510352 A JP 6510352A JP 51035294 A JP51035294 A JP 51035294A JP H08503233 A JPH08503233 A JP H08503233A
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Abstract

(57)【要約】 プラスチック表面の透明性及び光学的品質を改善するために、種々のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための研摩組成物及び方法が開示される。その研摩組成物としては、固体研摩材、水及びウンデカン又は任意の等価溶剤を含有する有機溶剤が含まれる。更に、他成分を一緒に懸濁あるいは混合させておくためにカルナウバろうのような安定剤を含めることができる。その研摩組成物は、連続気泡ポリウレタン、羊毛ウール、綿又は合成材料を含む種々の材料から作られたバフ研摩パッドによって適用される。その組成物は、手で又は手持ち回転、軌道又は振動バフ研摩機によって適用され、更に、飛行機の窓を回復させるために用いられるロボット式機械のような既存のキズ除去機とも適合しうるものである。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスチック表面の補修用組成物及び方法 背景 発明の分野 本発明は、プラスチック表面におけるキズ(scratch)及び他の欠陥を取り除 くための配合物及びその方法に関する。更に詳細には、本発明は、プラスチック にキズがついたりあるいは物理的、化学的又は光線損傷のために不透明又は半透 明になった状態のプラスチックの光学的品質を改善するためにプラスチック表面 からキズ及び他の欠陥を取り除くことができる配合物及びその使用方法に関する 。 従来技術の概説 近年、プラスチックは、ガラスの代わりに時計の文字面、窓及びテーブルの表 面のような多くの用途に使用するカバー又は表面としてますます用いられてきた 。プラスチックを使用する利点は、ガラスより軽量であること、脆くないこと、 強度があること及びガラスよりはるかに壊れにくいことである。しかしながら、 プラスチックを使用する欠点の1つは、その表面がガラスほど硬くないことであ る。従って、金属、ガラス、砂、粗粒又は他の研摩材のような硬質物又は硬質片 によってキズが非常につきやすい。 更に、プラスチックは、たいてい酸化又は太陽からの紫外線の影響によって生 じる風化のために曇ったり表面が黄変したりしやすい。そのような変色は、プラ スチック表面の通常の清浄によっても生じる。ガラスの表面は何年も透明なまま であるが、プラスチックは酸化及び天然に見られる他の腐食力によって曇ったり 、黄変したりあるいは不透明になることがよくあることは驚くべきことではない 。 プラスチックはオートバイのフロントガラス及び飛行機又はジエット機の窓の 製造に使用する材料であり、これらはすべて高い風力及び圧力差に耐えなければ ならない。しかしながら、そのような高速の風のため、フロントガラス及び窓に 対する損傷はかなりありそうなことである。 特に航空分野、更に詳細には飛行機の窓の領域に関するものである。乗客ある いはパイロットとして大型又は小型航空機に乗ったことのある人はだれでも窓に キズがついたり黄変したりあるいは部分的に不透明であったりしていることに気 付いていることは疑いないことである。単に乗客にとってうるさいという他に、 そのような損傷は飛行機の外の景色を見るパイロットの能力を致命的に損ない、 全員の搭乗に対する危険を生じる。しかしながら、そのような窓の損傷が乗客に もたらす不快な及び役に立たない感覚を見過ごすしてはならない。 4社の航空会社、アメリカンエアライン、デルタエアライン、ユナイテッドエ アライン及びスカイウエストエアラインにより顧客調査が行われ、顧客の唯一の 最大の苦情が飛行機の窓に対する損傷に関係すること、更に詳細には、窓にキズ がついているのでいつもほとんど見通すことができないことが判明した。調査し た顧客の何人かが不十分な窓の状態と飛行機の安心の維持レベルとの間の心理的 相関を指摘していることが、調査により示された。他の個々の及び関連した苦情 には、窓から下の景色を写真に取りたいが窓の状態が不十分なためにできない顧 客が含まれていた。 キズのついた窓は航空乗客に真の安全性の危険を提起しないが、顧客の満足と 楽しみは航空会社のような一般の運送会社を含む投機的事業の鍵である。 業務用航空機(米国だけでおよそ13,000機ある)の他に、米国内の自家用飛行 機約250,000機及びヘリコプター約15,000機ある。これらの飛行機の窓を交換す る価格は窓のサイズ、形及び材料によって異なるが、典型的なLear25-Dジェット 機の窓を完全に交換するには約75,000$かかる。 視界の透明性が最優先である軍事アリーナにおいては、幾万もの航空機がある 。湾岸戦争においては、1,700機の米国軍用機が交戦し、高速、アラビア砂漠の 砂地状態における低レベル飛行又は滑走路にただ着陸して暴風砂に曝されている ときの結果として窓の損傷を経験したことは疑う余地もない。種々の軍事用戦闘 機及び爆撃機のキャノピーを交換するコストは、飛行機1機当たり約20,000〜約 80,000$である。 現在、プラスチック表面、特に飛行機の窓のキズ、曇り及び酸化の課題を改善 する技術が存在するが、法外な費用がかかり、大量の資金と労働の両方が必要で ある。キズを取り除く現在の最良の方法には、ロボット式研摩機の使用が含まれ 、 典型的には1機が500,000〜1,500,000$の価格である。最初の出資の他に、もう 1つの欠点は、非常に時間がかかりかつ労働の激しい工程である窓が飛行機から 取り外された後、この機械はこれらの窓を研摩することができるだけであるとい うことである。更に、通常は深いキズを十分に取り除くためには窓の表面の1イ ンチの数1000分の1の除去が必要である。たいてい、飛行機の内部のほとん どは取り外さなければならない。更にもう1つの要因は、機械が1時間当たり4 枚の窓しか研摩できずかつ操作に2人の従業員が必要であることである。高コス トの機械及び労働の両方の他に、窓の研摩を実施するために要した化学薬品及び 他の材料の価格もある。 考慮されるべきもう1つの価格は、窓を外し、研摩し、次いで航空機内に戻す ために全部の航空機の窓を順に引き離すのに要した“ダウンタイム”である。た いていの業務用航空機は150を超える窓があり、各飛行機のすべての窓を完全 に研摩するために6〜8日かかることは珍しいことではない。従って、ほとんど の航空会社は業務用航空機の窓の状態がたいてい不十分なことによって明らかな ようにこの工程をなしですませるように選択した。 プラスチックのキズを取り除くために、上記で言及した高価なロボット式研摩 機方法の他に、マイクロメッシュTMと呼ばれるもう1つの研摩システムが用いら れてきた。マイクロメッシュTM研摩システム(アイオワ州ウィルトンのMicro-Su rface Finishing Products社の製品)は、粗粒のサイズが異なる一連のゴムの裏 が付いたサンジングクロスを使用する。第1工程は、2,400ゲージの粗粒を有す るサンジングクロスを使用する。次の工程では、12,000ゲージ粗粒までの微細グ レードのサンジングクロスを使用する。ゴムのサンジングブロックを使用する他 に、少量の帯電防止クリームが塗布される。 現在使用されているマイクロメッシュTMシステム及びロボットシステムを使用 する欠点は、ごく小さなキズを除去するためでさえ大量のプラスチックをこすり 落とさなければならないことである。更に、キズが除去される周囲の領域にプラ スチックの光学的ひずみを生じることを避けるためにかなりのプラスチック面を 除去しなければならない。マイクロメッシュTM研摩システムのもう1つの問題は 、各種類の粗粒に対して一連の研摩の各々を行うためにかなりの時間がかかるこ と である。 これら2つのシステム(ロボット式研摩及びマイクロメッシュTM研摩)が共通 していることは、プラスチック表面からキズを取り除くためにキズの深さに少な くとも等しい、たいていの場合更に深くプラスチック表面を十分除去する必要が あることである。光学的ひずみを避けるために、キズ除去操作を行う人は高レべ ルの熟練と忍耐をもっていなければならず、それにはかなりの訓練が必要である 。更に、これらのシステムを使用してキズの除去が繰り返されると、プラスチッ クの厚さが著しく減じかつその所望の保護特性が破壊される。 空軍は、多くのフロントガラスが厳密な光学要求を満たすように製造されてい るので、キズ除去でプラスチック又はアクリル材料を除去すると光学的品質が変 わると報告した。このような場合、現在のキズ除去システムは、1つの課題(キ ズ)を改善する際にもう1つの課題(光学的ひずみ)を生じるので実質的に役に 立たない。 飛行機の窓の他に、透明な高度に肉視できるプラスチックを必要とする何百も の他の用途があるが、良好な可視性はたいてい環境的影響によるキズ、酸化及び 他の不透明さのために妨害される。例えば、国内の学校は破壊に耐えるようにす るためにガラスの窓をGeneral Electric社の製品であるLexanTMでできた窓に交 換している。国内の交通区及び学校は同様の理由でバスの窓をガラスからプラス チックに交換している。更に、新しい連邦政府の権限により、現在、より安全に するために列車の窓をすべてプラスチックに交換することが要求されている。オ ートバイの窓は、典型的にはガラスではなくて高分子プラスチックの種類である プレキシガラスでできている。時計の“透明カバー”はたいていプラスチックで できており、キズがついた場合交換しなければならない。最後に、スキーファン はゴンドラがひどく曇っていたりキズがついているとたいていがっかりし、期待 して来る最高の目を見張るような眺めを妨げる。 前述のことから、求められているものはプラスチック表面のキズ、曇り及び酸 化による変色を除去するための新規な配合物及びその方法であり、それらは容易 に用いることができかつ適用に高価な機械を要しないものであることが理解され る。更に、その配合物及び方法が比較的安価でありかつ普通のしろうとの人によ って適用することができるならば当該技術において著しい進展であることは理解 されるであろう。 更に、周囲のプラスチック表面の除去をキズの深さと同じ量で除去する必要が なくプラスチック表面のキズを除去することができる配合物及び方法を提供する ことは従来技術を超える著しい改良である。その配合物及び方法がプラスチック 表面を再び作用してプラスチックキズを効果的に“充填する”ならば、そのこと によりキズを完全に除去するプラスチック表面の大きな領域を除去する必要がな くなるので、光学的ひずみを防止することができることが著しい進展であること は理解されるであろう。 最後に、これらの代替配合物及び方法が航空機の窓のキズ、曇り及び変色を飛 行機から窓を外さずに除去することができるならば非常に有効であることは理解 されるであろう。 そのような配合物及び方法が本明細書に開示及び特許請求される。 発明の簡単な要約 本発明は、曇り又は黄変のようなプラスチック表面のキズ及び他の欠陥を除去 するための新規な組成物及び方法を包含する。プラスチック表面のそのような欠 陥あるいはキズを、一般には水及び有機溶剤の溶液に懸濁した研摩粗粒を含む本 明細書に記載したプラスチック表面再生配合物に適用することにより除去するこ とができることが見出された。更に、カルナウバろうを加えて懸濁液中の混合液 を安定化及び保持することができる。溶剤は、主にウンデカン又はその等価物を 含み、研摩粗粒は通常次のもの:カオリナイト石英、焼成アルミナ、二酸化ケイ 素、ホウケイ酸塩及び二酸化ジルコニウムを1種以上含む。研摩粗粒に関する主 な制約は粒子の大きさであり、処理されるプラスチック表面によって0.5〜50 0ミクロンの範囲である。大きなキズ及び欠陥には、一般に大きなサイズの研摩 粗粒が必要である。 本発明の研摩配合物は現在用いうる任意の研摩配合物と同様の方法を適用する ことができるが、従来技術の配合物のいずれよりはるかに優れている。飛行機の 窓からキズを除去するための現在好ましい適用方法は、連続気泡ポリウレタンバ フ研摩パッドを用いる回転、軌道又は振動研摩機のような慣用の手持ちバフ研摩 又はつや出し研摩機によって研摩配合物を適用するものである。時計の透明カバ ー又はコンパクトディスクのような軽いキズの場合、配合物を軟らかいコットン クロスで円よりむしろ左右の運動を用いて簡単に適用することが好ましい。最後 に、最良な結果を得るために高価なロボット式機械を用いる必要のないことは確 かであるが、本発明の配合物は航空機の窓をきれいにするために現在用いられて いる既存の研摩システム(ロボットシステムのような)と適合しうるものであり 更に良好な結果を生じる。 ほとんどの種類のバフ研摩クロスが前述の連続気泡ポリウレタン材料及びコッ トンパッドを含む本発明の配合物と共に作用することは理解されねばならない。 羊毛ウール、リネン、硬質ポリウレタン、ガラスウール及び他のたいていの天然 及び合成材料は良好に作用する。唯一の制約は、バフ研摩パッドがバフ研摩工程 の機械力に耐えるのに十分耐久性のあること、その剛さが問題の仕事の難しさと 同程度であること及びその成分材料がプラスチック表面を引掻くほど硬くないこ とである。 本発明の研摩配合物は、プラスチック表面を多く除去することなくプラスチッ ク表面からキズを除去するのに有効である。これらの配合物はプラスチック表面 を再生しかつキズによって残った空隙又はくぼみを実際に充填することができる と現在理論づけられている。この表面再生過程の詳細な分析はまだ行われていな いが、研摩配合物中の溶剤はキズの隆起した縁を軟らかくし、研摩工程によって 生じた局部的な熱がプラスチックをキズに再び作用させると考えられる。このこ とにより、表面の空隙を効果的に除去するために大量のプラスチック表面を除去 する必要がなくなる。 大きなキズがある場合には、研摩粗粒のメッシュサイズの大きい研摩配合物が 第1工程で用いられる。その後連続的に小さな研摩粗粒を含む研摩配合物を適用 すると、完全に透明なプラスチック表面を生じる。バフ研摩パッドは、連続気泡 ポリウレタン又は処理される表面によって他の適切な材料から製造される。主な 基準は、パッドの剛性又は耐久性がキズ及び欠陥の程度に比例することである。 小さなキズの場合、微細ゲージの研摩粗粒を含む研摩配合物が最初に用いられ 、少しの連続工程しか必要としない。最後に、極めて微細なキズ、曇り又は表面 黄 変の場合、極めて微細な研摩粗粒を有する研摩剤を1工程のみあるいは2工程で 用いることが典型的である。更に、これらの微細な粗粒配合物を軟らかいバフ研 摩パッド又はクロスを用いて適用することが通常好ましい。 良好に作用することが見出された1つの溶剤はウンデカンであるが、同様の分 子構造を有する他のアルカン、例えば、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、 ドデカン、トリデカン、テトラデカン及びペンタデカンも良好に作用する。初期 の処方は、ウンデカンに構造及び炭素含量が同じ多くのアルカンを含む種々の溶 剤を含有した。“ウンデカゾ”なる語は、“標準”あるいは直鎖異性体だけでな く同じ炭素原子数をもつ分枝鎖も包含することは理解されねばならない。その語 は、等価な性質を有する不飽和又は置換誘導体も包含する。 研摩配合物中の研摩粗粒は、カオリナイト石英、二酸化ケイ素、焼成アルミナ 、ホウケイ酸塩、二酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、マグネシア緩衝化酸 化亜鉛又はその混合物を含むことが好ましい。これらの研摩粗粒は、処理される べきプラスチック表面の種類によって種々のサイズで目的をもって添加される。 本発明の配合物がプラスチック表面を回復した後、残留配合物はクリーンクロ スで拭くことにより除去される。大量の研摩剤が集まった領域の場合、例えば隅 では、湿気の多いクロスを用いるか又は表面に水を噴霧した後クリーンドライク ロスで拭くことにより余分な研摩剤を除去することができる。しかしながら、こ の目的に任意の種類の溶剤を用いると、多くの溶剤がプラスチック表面と反応し かつそれを曇らせ、即ち表面再生配合物を用いることにより得られたどのような 利点も逆になるので避けねばならない。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、プラスチック表面からキズ、曇り、黄変及び他の欠陥を除去するた めの新規な研摩配合物及び方法に関する。研摩配合物は、研摩粗粒、水及び1種 以上の有機溶剤を含むことが好ましい。研摩配合物は、更に安定剤、例えばカル ナウバろうを含むことができ、これは研摩剤の成分の一部を一緒に混合させてお くか又は懸濁液として保持するために役立つ。更に、本発明を用いる用途によっ ては、研摩配合物は水及び有機溶剤混合液に懸濁する種々のサイズの研摩粗粒を 含むことが好ましい。 研摩配合物は、回転、軌道又は振動研摩機のような慣用の手持ちバフ研摩又は つや出し研摩機及び適切なバフ研摩パッドを用いて適用することが好ましい。飛 行機の窓及び他の酷使に耐える用途の場合、使用パッドはポリウレタンであるが 、同様の耐久性及び粘稠度を有する他の材料も良好に作用する。時計の文字面又 はコンパクトディスクのような小さなプラスチック表面上の微細なキズの場合、 より微細な研摩粗粒を含有する配合物を軟らかい綿又は羊毛ウールクロスを用い て手で適用することが好ましい。研摩クロスの剛性及び耐久性は、研摩配合物中 の粒径のように、問題のプラスチック表面に対する損傷レベルに通常比例する。 更に激しく損傷したプラスチック表面には、一般にはより大きなサイズの粗粒 子を有する研摩配合物の使用が必要である。その後、プラスチック表面をより微 細な仕上げに回復するために、たいてい連続的に小さなサイズの研摩粗粒を含有 する研摩剤を適用することが好ましい。 手持ちの回転バフ研摩又はつや出し研摩機のような通常のバフ研摩又はつや出 し研摩機は優れた結果を生じるが、本発明の配合物は更に飛行機業界で現在用い られている高価なロボット式研摩システムのいずれにも適合しうるものである。 違いは、本発明の研摩配合物が優れた結果を生じることである。 本発明の配合物は適用されるプラスチック表面を実際に再生するのに成功した と考えられるので、キズを効果的に除去するために大きなプラスチック層を除去 あるいは取り除くことは不必要である。代わりに、本発明の配合物は表面にある プラスチックを軟化しかつ改善されるキズによって生じたプラスチック表面の空 隙にそれを作用させると考えられる。溶剤、好ましくはウンデカン又はその等価 物はまずキズのくぼみの両側の峰状の突起部を軟化し、次いでプラスチック表面 に対するバフ研摩パッドと研摩粗粒のバフ研摩作用によって生じる熱が隆起した プラスチックの峰状の突起部をキズのくぼみに戻し、同様の局部的な熱によりプ ラスチックがそれ自体を何度も繰り返すと理論付けられる。 この説明は理論でしかなくメカニズムは更に複雑であろうが、本発明の研摩材 及び方法が相当な量のプラスチックを取り除かないにもかかわらず、プラスチッ ク表面の下に貫通していたキズを取り除くことができることが試験により示され た。最終結果は、処理されるプラスチックの物体又は窓の検出できる光学的ひず みがないことである。 本発明の研摩配合物は、固体研摩材を含み、好ましくは1種以上の次の不溶性 微細メッシュ研摩粗粒:カオリナイト石英、二酸化ケイ素(シリカ)、焼成アル ミナ、ホウケイ酸塩、二酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、マグネシア緩衝 化酸化亜鉛又はその等価物を含む。カオリナイト石英、二酸化ジルコニウム、酸 化マグネシウム及びマグネシア緩衝化酸化亜鉛は三井化学社(カリフォルニア州 サンフランシスコ)から入手でき、焼成アルミナはLaRoche Chemicals社(ルイ ジアナ州バトンルージュ)から入手でき、ホウケイ酸塩はAce Glass(ニュージ ャージー州ビンランド)から入手でき、二酸化ケイ素はAldrich Chemical社(ミ シシッピー州セントルイス)から入手できる。現在好ましい実施態様としては、 容易に入手できることから二酸化ケイ素、焼成アルミナ及びホウケイ酸塩の混合 物が含まれるが、上記研摩材のいずれも良好に作用する。試験試料においては、 例えば、ホウケイ酸塩の代わりにカオリナイト石英を用いて満足な結果が得られ た。 本発明における研摩粗粒の量は、全体の混合物の好ましくは約5〜約40重量 %、更に好ましくは約10〜約30重量%、最も好ましくは約15〜約25重量 %の濃度で含まれる。相対的に同量の焼成アルミナ、二酸化ケイ素及びホウケイ 酸塩を含有する混合物は、ほとんどの用途に良好に作用することがわかった。し かし、与えられた用途に対する主な基準は研摩粗粒のメッシュサイズでありその 同一性ではない。 実際に、具体的な用途の要求に従って研摩粒子のメッシュサイズを注意深く制 御することができることはある用途にとってはしばしば重要である。例えば、眼 鏡を処理するように極めて微細なメッシュ粗粒を必要とする(約3〜約5ミクロ ンの粒子メッシュサイズが好ましい)場合、非常に大きな粒子(即ち、約10又 は15ミクロン以上の粒子)も含まれていたならば研摩配合物の用途は制限され るが、少しの違いは許容される。しかし、種々のサイズの粒子を有する場合が許 容しうる又は所望さえされる他の適用もある。 実験1.特定の予め選択された範囲内の研摩粗粒を含有する処方を種々の製品 について試験した。これらの試験から、下記の粒子メッシュサイズを有する研 摩処方が下記の範囲の右に挙げた対応するプラスチック体を最初に処理するのに 最良に作用したことが求められた。 表1 0.5−3ミクロン 極めて軟らかいプラスチック及び超微細表面仕上げ 3−5ミクロン 眼鏡又はコンパクトディスク 10−15ミクロン コンバーチブルの表面プラスチック窓 20−30ミクロン 航空機の窓 40−50ミクロン 深いキズ 50−500ミクロン 酷使に耐える表面の修復 大きなキズが処理された最良な結果の場合には、連続的に小さくなる粒子メッ シュサイズを有する研摩剤でプラスチック表面を処理して欠陥をすべて完全に除 去しかつプラスチック表面の透明性をもとの状態近くまで回復させることが好ま しいことは当然のことである。 研摩剤が過度に大きな粒子(500〜1000ミクロン)を少量偶然に含有し たある種の試験で、配合物はプラスチック表面を完全に回復することは不可能で あった。大きなメッシュ粒子が、バフ研摩工程で、肉眼にやっと見えるがプラス チック表面を検出できるほどひどくキズつけることができる少量のキズを生じた と考えられる。 過度に大きな粒子は、最初に研摩剤に品質制御を厳密に十分に試験されなかっ た研摩粒子を加えた結果であると考えられる。更に、実験配合物は連続試験と再 処方との間長時間棚に放置されるものもあった。この間に、恐らく研摩配合物に 偶然に加えられたある種の関係のないかつ好ましくない溶剤の作用により、一緒 に凝集したものがあることはあり得ることである。これらの不必要な溶剤は、最 初の実験処方に用いられたものもある工業的純度の溶剤にたいてい含まれる。従 って、得られた混合液からそのような望まれていない溶剤を排除するために研摩 配合物を処方する際に高純度の溶剤を使用することは重要なことである。 本発明の範囲内の溶剤に関して、ウンデカンを使用することが好ましいが、等 価溶剤も同様に良好に作用することがわかった。ウンデカンは、Eastman Kodak Chemical社で市販されている。実際に、以下に例として示すように、種々の実験 処方は多くの異なった種類の溶剤を含有し、それらはキズ除去法を助けるために 同じ効用を有するものもあるし又は少なくとも一緒に作用することができたもの であった。他の等価な溶剤としては、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ド デカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン及び他の同様の又は等価な炭 素含量を有する関連溶剤が挙げられるが、これらに限定されない。 本発明の研摩組成物は、全混合物の約3〜35重量%の量で溶剤を含有するこ とが好ましく、シッカーあるいはシンナ一処方か所望されるか否かに左右される 。シッカー処方が所望される場合、溶剤が少なく用いられ、約3〜約15%が好 ましく、約5〜約12%が更に好ましく、7〜10%が最も好ましい。シンナー 処方が所望される場合、溶剤が多く用いられ、約18〜約35%が好ましく、約 22〜約28%が最も好ましい。 最後に、水は本発明の研摩配合物に好ましくは約35〜約85%、更に好まし くは約45〜約75%、最も好ましくは約55〜約66%の量で加えられる。よ り純粋な研摩配合物を得るために、精製水を使用することが好ましく、これはス ーパーマーケットのような多くの一般の所で容易に入手することができる。1つ の具体的な所としては、ユタ州ソールトレークシティーのNelson Laboratories である。 これらの実質的な成分の他に、研摩配合物を懸濁液として一緒に混合させてお くことを助ける安定剤を加えることがしばしば好ましい。1つのその物質はカル ナウバろうである。カルナウバろうは、安定剤として作用する他に、あるレベル の潤滑を与えることにより研摩工程を助けると考えられる。好ましいカルナウバ ろうは、約22%カルナウバであることが知られるクリーナーを含まない Pure Paste社の製品)である。カルナウバろうは、約5〜約30重量%の量で含 めることが好ましく、10〜20%が最も好ましい。 下記実施例は、本発明に従って生成された組成物及び方法並びに生成物の創製 及びプラスチック表面のキズ、曇り及び変色除去配合物としての一般用途を示す 実験の個々の実施例である。 実施例1 下記成分を有する、プラスチック表面からキズ、曇り及び変色を除去するため の組成物(以後“濃縮処方”)を生成した。 固体研摩材 26.6% 水 65.7% 溶剤全量 7.7% (溶剤の分析) ウンデカン 20% 二酸化ケイ素 16.9% デカン 13.7% ムスコラクトン 12.7% ドデカン 9.8% 1−メチル−4−ニトロベンゼン 9.5% エタンアミン 7.5% 1−メチル−3−ニトロベンゼン 5.6% 1−4−ジクロロベンゼン 5.0% 3−ジメチルオクタン 4.9% 2−メチルデカン 3.5% 4−エチルヘプタン 2.0% 5−メチルデカン 1.3% 2,9−ジメチルデカン 1.3% この濃縮処方を下記に示される多くの試験に用いたが、その正確な処方は1992 年5月20田こ分析されるまで分からなかった。濃縮試料中研摩固形分又は研摩材 粉末は、メッシュサイズ約3〜約100ミクロン(下記で述べられるように更に 大きな粒子を若干含む)を有するカオリナイト石英、二酸化ケイ素及び焼成アル ミナから構成されるが、メッシュサイズ約50〜約100ミクロンを有する粒子 が主であった。 下記試験が示すように、濃縮処方は種々のプラスチック製品のキズ、曇り及び 変色を除去するのに有効であった。しかし、ある場合においては研摩材固形分の 中に250〜1000ミクロンの許容しえない大きな粒子が含まれるために完全 な結果が得られなかった。これらの大きな粒子は、上述のように2つの独立した 原因(1)特大粒子を完全に取り除かなかった研摩材を最初に添加したこと及び (2)時間外に粒子が凝集したことの結果であると考えられる。溶剤が少なくと も二酸化ケイ素粒子と反応することができたことは、溶剤相中二酸化ケイ素の相 当量の溶解により明らかである。 有機層における二酸化ケイ素溶解のこの問題は、本発明の用途に必要でなくか つ工業的純度の溶剤が最初の実験生成を調製するために用いられたことからもと の研摩組成物にのみ含まれた溶剤を削除するために実施例3に示される研摩配合 物を再処方することにより改善されたことは留意しなければならない。 実施例2 下記成分を有するプラスチック表面からキズ、曇り及び変色を除去するための 組成物(以後“希釈処方”)を生成した。 固体研摩材 26.4% 水 54.0% 溶剤全量 19.6% (溶剤の分析) ウンデカン 12.5% 二酸化ケイ素 4.8% デカン 19.8% 1−エチル−1−メチルベンゼン 5.2% ノナン 4.8% 4−メチルデカン 4.1% 2−メチルデカン 3.9% 5−メチルデカン 3.8% 1−3,5−トリメチルベンゼン 3.6% 2−エチル−1−デカノール 3.1% 3−メチルノナン 3.0% ドデカン 2.8% シクロヘキサノン 2.3% ペンタコサン 2.5% 3−メチルデカン 2.7% 3−エチル−2−エチルヘプタン 2.2% 4−エチル−1,2−ジメチルベンゼン 2.3% 他の低級炭化水素 残部 この希釈処方を下記に示される多くの試験に用いたが、その正確な処方は1992 年5月20日に分析されるまで分からなかった。濃縮試料と同様に、希釈処方中の 研摩粗粒又は研摩材粉末は、メッシュサイズ約3〜約100ミクロン(下記で述 べられるように更に大きな粒子を若干含む)を有するカオリナイト石英、二酸化 ケイ素及び焼成アルミナから構成されるが、メッシュサイズ約3〜約50ミクロ ンを有する粒子が主であった。 下記試験が示すように、種々のプラスチック製品の希釈処方はキズ、曇り及び 変色を除去するのに有効であった。しかし、ある場合においては研摩材固形分の 中に250〜1000ミクロンの許容しえない大きな粒子が含まれるために、濃 縮処方に関して述べたと同様の理由から完全な結果が得られなかった。 下記の実験は、まず大きなキズ及び損傷を除去するために濃縮処方を用い、次 に小さなキズを除去するために希釈処方を適用して平滑できれいな表面を得るこ とにより行われた。 試験2.フランスの沿岸で何年も維持された10年前のLear 25-Dについて、 濃縮及び希釈処方を試験した。海にまともに面していると、塩水、湿気及び他の 要因が窓にかなりの損傷を与え、約75,000$のコストでLearジェット機を交換す るように予定された。多数の大きなメッシュ研摩粗粒子(50−100ミクロン )を有する濃縮処方を最初に適用し、多数の小さなメッシュ研摩粗粒子(3−5 0ミクロン)を有する希釈処方を次に適用した。濃縮及び希釈処方は、窓を新し い又はほぼ新しい状態まで完全に回復させることができた。結果について述べる と、Learジェット機は更に5枚のフロントガラスと船室の窓を試験及び回復させ た。 試験3.5ヵ所の異なったスキー場の電車とゴンドラについて、試験2と同 様の方法で濃縮及び希釈処方を試験し、それらを新しい又はほぼ新しい状態まで 回復させるのに成功した。 試験4.北アメリカのメルセデスベンツから購入したコンバーチブルのプラス チック窓について試験2と同様の方法で試験した。試験前に、プラスチック窓 そまつに扱った。濃縮及び希釈処方は、新しい又はほぼ新しい状態まで回復させ るのに成功した。 試験5.ジョージア州アトランタにあるGlobal Jet、国際ジェット機斡旋/販 売会社所有のLearジェット機の窓について、試験2と同様の方法で濃縮及び希釈 処方を試験した。これらの窓が受けた環境条件は、フランスのLearジェット機の 窓に見られるより異なった種類の損傷を生じた。各々の窓は交換するために各々 10,000〜22,000$かかることが報告され、洗浄及び研摩にかなりの注意を要した 。また、試験により、プラスチック窓の寿命延長において本発明の方法及び組成 物の有用性が証明された。 試験6.ソールトレークシティーにあるタービン付法人航空機を販売する航空 機販売/斡旋会社、Corporate Wings社所有の飛行機について、試験2と同様の 方法で濃縮及び希釈処方を試験した。もう1度、これらの窓を他の場所から飛行 機で行く別の環境条件に供し、それにもかかわらず本発明の方法及び組成物が有 効であるかを試験することは重要なことであった。窓はアクリルプラスチックで 製造され、深刻なキズ及び曇りがあり、濃縮及び希釈処方で研摩することにより 改善された。 試験7.ユタ州オウグデン近くにある空軍記念館にある種々の旧式飛行機につ いて、試験2と同様の方法で濃縮及び希釈処方を試験した。これらの飛行機は旧 式であるため、窓は種々のプラスチック材料から作られ、種々の環境条件をうけ てきた。本発明の組成物は、試験した各々の窓の可視性及び透明性を著しく高め た。 上記試験は、本発明の研摩配合物及び方法が種々の異なったプラスチック表面 をもとの又はほぼもとの仕上げに回復させるために作用することを確立した。し かしながら、試験段階で存在したように処方に少なくとも2つの欠点があった。 まず、試験の記録が各々の成分又は量の正確な知識を与えるには不十分であるこ とを発見した。この問題に関しては、使用溶剤が低純度でありかつたいてい本発 明の用途に必須でない混入物又は不純物を含有するという事実があった。しかし 、分析の際、必要な成分も必要ない成分もあるこれらの成分は、不透明にする相 当な量で見られた。 次に、必要であるもの又は所望されるものより大きなサイズの研摩粗粒を含む こと及び/又は生成することが同様に重要であった。組成物は、発明者がたいて い偶然見つけた成分の混合物であることから、配合物に添加される研摩材粉末は 最高品質とは限らないしサイズによって十分に分類及び分離されなかった。更に 、組成物を実験で使用の間に長時間放置することにより粗粒粒子の凝集を生じる ことがある。余分な溶剤がこの凝集過程を促進したものがあることはあり得るこ とである。 従って、余分な溶剤すべてを確認するとともに除外しかつ所望の狭い範囲のメ ッシュサイズの研摩材粉末のみを含む試みとして、本発明の研摩組成物を再処方 した。 実施例3 下記成分を有する、プラスチック表面からキズ、曇り及び変色を除去するため の組成物を生成した。 固体研摩材全量 16% [焼成アルミナ(5ミクロン) 5%] [二酸化ケイ素(3.9ミクロン) 5%] [ホウケイ酸塩(10-20ミクロン) 5%] 水 62% ウンデカン 7% 純粋なカルナウバろう 15% この新規な処方を種々のプラスチック表面について試験し、キズ、曇り、変色 及び他の欠陥を除去することが見られ、試験1−7の処方を用いて前に得られた ものと同じか又はより良い結果を得た。しかしながら、従来の処方のように、よ り大きな所望しないメッシュサイズ粒子(排除された)のため付随的なキズがな かった。 下記実施例は実際上仮定であるが、実際の混合物から製造あるいは計算及び外 挿した同様の混合物設計に基づくものである。しかしながら、これらの実施例は 本発明の組成物及び方法を当業者に更に詳細に教示するために提示されるもので ある。 実施例4−9 これらの実施例の組成物は、種々の範囲内のメッシュサイズの研摩粗粒を各々 に加える以外は実施例3と同じである。各実施例においては、研摩粗粒中の種々 の物質の組成及び量は実施例3と同様である。 実施例 研摩粗粒メッシュサイズ(ミクロン) 4 0.5 - 3 5 3 - 5 6 10 - 15 7 20 - 30 8 40 - 50 9 50 - 500 これらの組成物は、各範囲内の研摩粗粒のメッシュサイズに関して種々のプラ スチック表面から種々のサイズのキズ及び他の欠陥を除去することができる。例 えば、より微細な研摩粗粒を含む組成物はより小さなキズ及び欠陥を除去する場 合最良に作用し、より粗い研摩粗粒を含む組成物はより大きなキズ及び欠陥を除 去する場合最良に作用する。更に、プラスチック表面をできるだけ微細な仕上げ を回復させるために、より大きな粗粒サイズを有する組成物を最初に用いた場合 につぎつぎに小さな研摩粗粒を有する一連の組成物でプラスチック表面を処理す ることが好ましい。 実施例10−17 これらの実施例の組成物は、ウンデカンの代わりにウンデカンと同様の種々の 溶剤を用いる以外は実施例3と同じである。他のすべての点においても、種々の 材料の組成及び量は実施例3と同様である。特に、他のこれらの溶剤は全組成物 の約7重量%の濃度で含まれる。 実施例 溶剤 10 ヘプタン 11 オクタン 12 ノナン 13 デカン 14 ドデカン 15 トリデカン 16 テトラデカン 17 ペンタデカン これらの組成物は、各々の組成が種々の溶剤の揮発度の差に基づいて用いられ ているように溶剤を蒸発させて消失させる傾向がわずかに異なる以外は、実施例 3の組成物と同等の効能で種々のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去 することができる。ある場合には、わずかに速く溶剤を消失させ、他の場合には 、わずかに遅く溶剤を消失させる組成物を使用することが好ましい。例えば、組 成物が用いられている間の温度に左右されるような場合である。他の場合には、 プラスチックの種類がこの可変部分を規定する。 実施例18−21 これらの実施例の組成物は、研摩粗粒及び水の量が異なる以外は実施例3の組 成物と同様である。すべて同一%の溶剤及びカルナウバろうを含有した。 実施例 研摩粗粒 18 5% 73% 19 10% 68% 20 25% 53% 21 30% 48% これらの組成物は、研摩粗粒を少なく含むものが時間がかかるが、わずかにき れいな表面を生じる以外は、実施例3の配合物と同様にプラスチック表面からキ ズ及び他の欠陥を除去することができる。逆に、研摩粗粒を多く含む配合物は、 速く研摩するのによく適するが、わずかにきれいでない仕上げとなる。 実施例22−24 これらの実施例の組成物は、水分を変え他成分はすべてその差を補うように比 例して調整される以外は実施例3の組成物と同様である。 実施例 22 35% 23 45% 24 85% 水分の少ない(比例して研摩組成物及び溶剤含量が高い)組成物は、実施例3 の組成物より速くプラスチック表面をきれいにすることができるが、水分の多い 組成物は遅い。 実施例25−30 これらの実施例の組成物は、種々の量のカルナウバろうを含み他成分はすべて その差を補うように比例して変える以外は、実施例3の組成物と同様である。 実施例 カルナウバろう 25 0% 26 5% 27 10% 28 20% 29 25% 30 30% これらの実施例の組成物は、カルナウバろうを含まないか又は少しだけ含むも のが有機相と水相に速く分離する傾向があり、ある計画で用いている間断続的に 更に混合することが必要である以外は、実施例3の組成物と同様にキズ及び欠陥 をきれいにすることができる。しかしながら、最少量のカルナウバろうでさえ懸 濁液の状態にある混合物の傾向を著しく高める。多量のろうを含有する組成物は 長時間にわたって懸濁したままであるが、ろうの潤滑性能が増大するためにバフ 研摩時間を長くすることが必要である。 実施例31−38 これらの実施例の組成物は、溶剤量を変え他成分はすべてその差を補うように 比例して調整する以外は、実施例3の組成物と同様である。 実施例 溶剤 31 3% 32 5% 33 10% 34 15 35 20% 36 25% 37 30% 38 35% これらの組成物は、溶剤を少なく含む組成物が研摩工程でプラスチック表面を 軟化することが少ないが、多量の溶剤を含むものはプラスチック表面をより軟化 する傾向がある以外は、実施例3の組成物と同様にプラスチック表面からキズ及 び他の欠陥を除去することができる。より硬いあるいは溶剤による作用に耐性の あるプラスチックは、更にプラスチック軟化溶剤を加えることを必要とするが、 より軟らかいプラスチックは少ししか必要としない。 実施例39−42 これらの実施例の組成物は、ホウケイ酸塩の代わりに下記の固体研摩材が約5 %の量で含まれる以外は、実施例3の組成物と同様である。 実施例 固体研摩材 39 カオリナイト石英 40 二酸化ジルコニウム 41 酸化マグネシウム 42 マグネシア緩衝化酸化亜鉛 実施例43−46 実施例4−9の配合物の少し又は全部を、種々の強度のキズ又は欠陥を有する プラスチック表面に適用する。一般に、メッシュサイズ研摩粗粒子の大きい配合 物をまず適用するが、メッシュサイズ研摩粗粒子の次第に小さくなる配合物を連 続して適用してプラスチックをできる限りきれいな表面を得た。各工程間で、プ ラスチック表面に残っている研摩材は次の研摩配合物を適用する前に完全に除去 する。研摩配合物は、各工程できれいなバフ研摩パッドを用いて適用する。 実施例 欠陥 適用配合物順序 43 深いキズ 実施例9、7、5、4 44 中程度のキズ 実施例8、6、4 45 少しのキズ 実施例5、4 46 表面の曇り 実施例4 これらの実施例の方法及び組成物は、プラスチック表面をほぼ完全な状態に回 復させることができる。実施例42の深いキズの場合には実質的でない量のプラ スチックのみ除去され、実施例45の表面の曇りの場合には実際には除去されな い。 本発明は、その真意又は実質的な特徴から逸脱することなく他の個々の形態と して具体化される。記載された実施態様は、すべての点で例示としてのみみなさ れ限定するものとしてみなされるべきではない。従って、本発明の範囲は前記説 明よりむしろ添付の請求の範囲によって示される。請求の範囲に等価な意味及び 範囲内に入る変更はすべてその範囲内に包含されるべきである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記成分を全組成物に対して下記の量で含む、プラスチック表面からキズ及 び他の欠陥を除去するための組成物。 固体研摩材 約5〜約40重量%; 水 約35〜約85重量%;及び 少なくとも1種のアルカンを含む有機溶剤 約3〜約35重量%。 2.該固体研摩材が約10〜約30重量%の量で含まれる請求項1記載のプラス チック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 3.該固体研摩材が約15〜約25重量%の量で含まれる請求項1記載のプラス チック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 4.該水が約45〜約75重量%の量で含まれる請求項1記載のプラスチック表 面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 5.該水が約55〜約65重量%の量で含まれる請求項1記載のプラスチック表 面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 6.該有機溶剤が約3〜約15重量%の量で含まれる請求項1記載のプラスチッ ク表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 7.該有機溶剤が約5〜約12重量%の量で含まれる請求項6記載のプラスチッ ク表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 8.該有機溶剤が約7〜約10重量%の量で含まれる請求項7記載のプラスチッ ク表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 9.該有機溶剤が約18〜約35重量%の量で含まれる請求項1記載のプラスチ ック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 10.該有機溶剤が約22〜約28重量%の量で含まれる請求項9記載のプラスチ ック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 11.個々の成分を一緒に混合させておくことを助ける安定剤を約5〜約30重量 %の量で更に含む請求項1記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去 するための組成物。 12.該安定剤がカルナウバろうを含む請求項11記載のプラスチック表面からキズ 及び他の欠陥を除去するための組成物。 13.該カルナウバろうが約10〜約20重量%の量で含まれる請求項12記載のプ ラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 14.該固体研摩材がカオリナイト石英、二酸化ケイ素、焼成アルミナ、ホウケイ 酸塩、二酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム及びマグネシア緩衝化酸化亜鉛か らなる種類より選ばれた少なくとも1種の材料を含む請求項1記載のプラスチッ ク表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 15.該固体研摩材が実質的にホウケイ酸塩、二酸化ケイ素及び焼成アルミナから なる微細メッシュ粉末を下記の量で含む請求項1記載のプラスチック表面からキ ズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 ホウケイ酸塩 約3〜約15重量%、 二酸化ケイ素 約3〜約15重量%、及び 焼成アルミナ 約3〜約15重量%。 16.該ホウケイ酸塩が約5重量%の量で含まれ、該二酸化ケイ素が約5重量%の 量で含まれ、該焼成アルミナが約5重量%で含まれる請求項15記載のプラスチッ ク表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 17.該固体研摩材が約0.5〜約500ミクロンの粒子メッシュサイズを有する請 求項1記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 18.該固体研摩材が約0.5〜約3ミクロンの粒子メッシュサイズを有する請求項 17記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 19.該固体研摩材が約3〜約10ミクロンのメッシュサイズを有する請求項17記 載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 20.該固体研摩材が約10〜約20ミクロンのメッシュサイズを有する請求項17 記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 21.該固体研摩材が約20〜約30ミクロンのメッシュサイズを有する請求項17 記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 22.該固体研摩材が約30〜約50ミクロンのメッシュサイズを有する請求項17 記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 23.該固体研摩材が約50〜約500ミクロンのメッシュサイズを有する請求項 17記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 24.該有機溶剤が実質的にウンデカン、デカン、ムスコラクトン、ドデカン、1 −メチル−4−ニトロベンゼン、エタンアミン、1−メチル−3−ニトロベンゼ ン、1,4−ジクロロベンゼン、3,3−ジメチルオクタン、2−メチルウンデカン、 4−エチルヘプタン、5−メチルウンデカン及び2,9−ジメチルデカンからなる 請求項1記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物 。 25.該有機溶剤が実質的にデカン、ウンデカン、1−エチル−1−メチルベンゼ ン、ノナン、4−メチルデカン、2−メチルデカン、5−メチルデカン、1,3,5 −トリメチルベンゼン、2−エチル−1−デカノール、3−メチルノナン、ドデ カン、シクロヘキサノン、ペンタコサン、3−メチルデカン、3−エチル−2− メチルヘプタン及び4−エチル−1,2−ジメチルベンゼンからなる請求項1記載 のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 26.有機溶剤がヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、 トリデカン、テトラデカン及びペンタデカンからなる種類より選ばれた少なくと も1種の溶剤を含む請求項1記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除 去するための組成物。 27.該固体研摩材が実質的にカオリナイト石英、二酸化ケイ素及び焼成アルミナ からなる微細メッシュ粉末を下記の量で含む請求項1記載のプラスチック表面か らキズ及び他の欠陥を除去するための組成物。 カオリナイト石英 約3〜約15重量%、 二酸化ケイ素 約3〜約15重量%、及び 焼成アルミナ 約3〜約15重量%。 28.下記成分を含む、プラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去するための 組成物。 約15〜約25重量%の濃度を有し、研摩材中の研摩粗粒が約0.5〜約500 ミクロンのメッシュサイズを有し、カオリナイト石英、、二酸化ケイ素及び焼成 アルミナを含む固体研摩材; 55〜65重量%の濃度を有する水;及び 約5〜約15重量%の濃度を有し、溶剤系内の溶剤がヘプタン、オクタン、 ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン及びペンタ デカンからなる種類より選ばれた少なくとも1種のアルカンを含む有機溶剤。 29.該有機溶剤がウンデカンである請求項28記載のプラスチック表面からキズ及 び他の欠陥を除去するための組成物。 30.バフ研摩パッドに下記成分を含む研摩組成物を付着させ、該バフ研摩パッド と該研摩組成物を用いてキズ及び他の欠陥を除去するのに十分な圧力と速度でプ ラスチック表面をバフ研摩する工程を含むプラスチック表面からキズ及び他の欠 陥を除去する方法。 約5〜約40重量%の濃度及び約0.5〜約500ミクロンの粒径を有する固体 研摩材; 約35〜約85%の濃度を有する水;及び 約3〜約30%の濃度を有し、少なくとも1種のアルカンを含む有機溶剤。 31.該バフ研摩パッドが連続気泡ポリウレタン材料を含む請求項30記載のプラス チック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 32.該バフ研摩パッドが羊毛ウール、リネン、綿又はその組合わせを含む請求項 30記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 33.バフ研摩パッドと研摩組成物を用いてプラスチック表面をバフ研摩する方法 が下記工程を含む多工程を含む請求項30記載のプラスチック表面からキズ及び他 の欠陥を除去する方法。 後の工程で用いられる別の研摩組成物中の研摩粗粒子と比べて大きなメッシュ サイズを有する研摩粗粒子を含む研摩組成物を用いることを含む前工程;及び すぐ前の工程で用いられた研摩組成物中の研摩粗粒子と比べて小さなメッシュ サイズを有する研摩粗粒子を含む研摩組成物を用いることを含む後続工程。 34.研摩組成物が回転バフ研摩機によってプラスチック表面に適用される請求項 30記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 35.研摩組成物がロボット式研摩機によってプラスチック表面に適用される請求 項30記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 36.研摩組成物が軌道研摩機によってプラスチック表面に適用される請求項30記 載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 37.研摩組成物が振動研摩機によってプラスチック表面に適用される請求項30記 載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 38.該固体研摩材がカオリナイト石英、二酸化ケイ素、焼成アルミナ、ホウケイ 酸塩、二酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム及びマグネシア緩衝化酸化亜鉛か らなる種類より選ばれた少なくとも1種の材料を含む請求項30記載のプラスチッ ク表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 39.該固体研摩材がカオリナイト石英、二酸化ケイ素及び焼成アルミナを含む請 求項30記載のプラスチック表面からキズ及び他の欠陥を除去する方法。 40.該有機溶剤がウンデカンを含む請求項30記載のプラスチック表面からキズ及 び他の欠陥を除去する方法。
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