JPH08501670A - 信頼性のあるメッセージ伝達システム - Google Patents

信頼性のあるメッセージ伝達システム

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JPH08501670A
JPH08501670A JP6508473A JP50847393A JPH08501670A JP H08501670 A JPH08501670 A JP H08501670A JP 6508473 A JP6508473 A JP 6508473A JP 50847393 A JP50847393 A JP 50847393A JP H08501670 A JPH08501670 A JP H08501670A
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Abstract

(57)【要約】 メッセージ(200)を確実に伝達する通信システム(100)は、メッセージ(1300)を通信受信機(130)に送信する中央端末を含み、通信受信機(130)は、第1通信媒体(122)上で被送信メッセージ(1300)を受信する。通信受信機(130)は、第1通信媒体(122)上で受信しなかったメッセージを、第2通信媒体上(15)上で中央端末(102)と調停する。通信受信機(130)と中央端末(102)との間の調停プロセスは、メッセージ(1300)とともに送信されるメッセージ識別子(1308)を利用して、調停されるメッセージ(1300)を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】 信頼性のあるメッセージ伝達システム 発明の分野 本発明は、一般に電子メール・システム用などのメッセージ伝達システムに関 し、さらに詳しくは、ページング送信機システムを利用する中央の通信システム から1つまたはそれ以上の遠隔ユニットに対して、確実にメッセージを伝達する ための方法および装置に関する。 発明の背景 ページング・システムなどの通信システムは、発信側装置から1つまたはそれ 以上の宛先装置にメッセージを通信するのが普通である。これらのメッセージに は、宛先装置のユーザに向けた数値および英数字情報を入れることができる。宛 先装置、たとえば選択呼出受信機またはページャは、通常、ディスプレイ上に情 報を表示することによって、受信された情報をユーザに提示する。 現代のページング・システムは、情報の通信に関してメッセージ長が制限され ている。たとえば、英数字メッセージは、80キャラクタ以下であるのが普通で ある。この典 型的なメッセージ長により、通信システムのユーザに対してかなりの信頼性をも つメッセージ伝達が行われてきた。 一方で、市場における際立った傾向は、10倍ないし100倍以上長いメッセ ージなど、はるかに長いメッセージを望む顧客への対応である。ページング・チ ャネル上でこのようなメッセージを送信すると、より長いメッセージを確実に伝 達するにはいろいろな障害が起こりうる。この障害には、様々な種類の干渉,フ ェーディング,雑音および宛先装置に対して誤りを起こさず確実にメッセージを 通信することを阻むその他の現象などがある。 より長いメッセージを確実に送信する場合のこのような問題点は、直通有線ま たはダイアルアップ電話通信などのより信頼性の高い通信媒体上で長いメッセー ジを通信することに慣れている顧客にとって特に不満を感じさせるものである。 これは特に、メッセージが誤りを起こさずに受信されるという高い確信をもって 、長いメッセージを確実に送りたいと通常望んでいる電子メール・システムのユ ーザに当てはまる。通常、パーソナル・コンピュータまたはワークステーション などの発信側装置は、他のパーソナル・コンピュータまたはワークステーション などの1つ以上の宛先装置に対して、直通有線インターフエース、または構内ネ ツトワーク(LAN:local area network)、または公衆交 換電話網(PSTN:public switched telephone network)を用いるダイアルアップ電話回線 接続を介して長いメッセージを送ることができる。 それゆえ、ページング・システムを利用してメッセージを伝達する通信システ ムにおいて、長いメッセージを含むメッセージ送信の信頼性を高めることが必要 である。 発明の概要 本発明のある実施例により、通信システム内の通信受信機に確実にメッセージ を伝達する方法および装置が提供される。この通信システムは通信受信機にメッ セージを送信し、通信受信機は第1通信媒体上で送信されたメッセージを受信す る。通信受信機は、第1通信媒体上で受信できなかったメッセージ、たとえば、 なくなったメッセージや誤って受信されたメッセージを、第2通信媒体上の通信 システムと調停(調整:reconciliation)する。この通信受信機 と通信システムとの間の調停プロセスは、調停されるメッセージを識別するため にメッセージと共に送信されるメッセージ識別子を利用して行われる。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明の好適な実施例による通信システムのブロック図である。 第2図は、本発明の好適な実施例による被送信メッセー ジを示すメッセージ・ブロック図である。 第3図は、本発明の好適な実施例による通信システムの遠隔ユニットのメモリ 内に格納されている被受信メッセージの第1例を示すメッセージ・シーケンス図 である。 第4図は、本発明の好適な実施例による通信システムの遠隔ユニットのメモリ 内に格納されている被受信メッセージの第2例を示すメッセージ・シーケンス図 である。 第5図は、本発明の好適な実施例により、中央端末と遠隔ユニットとの間のメ ッセージの調停が行われる前に、通信システムの中央端末のメモリ内に格納され ているメッセージと、遠隔ユニットのメモリに格納されているメッセージとを示 すブロック図である。 第6図は、本発明の好適な実施例による遠隔ユニットのための動作シーケンス を示す流れ図である。 第7図および第8図は、本発明の好適な実施例による 第4図の第2例のタイ ミング面を示すメッセージ・シーケンス図である。 第9図および第10図は、本発明の好適な実施例による 第1図の中央端末の ための動作シーケンスを示す流れ図である。 第11図および第12図は、本発明の好適な実施例による第1図の遠隔ユニッ トのための動作シーケンスを示す流れ図である。 第13図は、本発明の代替の実施例による被送信メッセ ージを示すメッセージ・ブロック図である。 第14図は、本発明の代替の実施例による第1図の中央端末のための動作シー ケンスを示す流れ図である。 第15図は、本発明の代替の実施例による第1図の遠隔ユニットのための動作 シーケンスを示す流れ図である。 好適な実施例の説明 第1図は、本発明の好適な実施例によりページング送信機システム120,1 22,124,126を利用して少なくとも1台の携帯遠隔ユニット、たとえば 携帯選択呼出受信機130に対してメッセージを伝達する通信システム100を 示す。中央端末102は、ページング送信機システム120,122,124, 126によって少なくとも1台の携帯遠隔ユニット130に送信されるページを 開始するための受信ページ要求を含む入力を、複数の異なる装置104,106 ,108から受信する入力部110,112によって構成される。中央端末10 2は、公衆交換電話網(PSTN)107などの電話会社の装置とインターフェ ースを行う入力部110を有する。パーソナル・コンピュータまたはその他の演 算装置104は、ダイアルアップ電話回線およびモデム通信を用いてPSTNを 通じて入力部110にアクセスすることができる。電話入力装置106などのそ の他の発呼装置は、PSTNを通じて中央端 末102の入力部110にアクセスすることができる。通常、これらの入力装置 104,106は、PSTN107のダイアルアップ電話回線上で、中央端末1 02の入力部110を呼び出すことにより、中央端末102を通じてページ要求 を遠隔操作で開始することができる。 あるいは、中央端末102の他の入力部112は、ページ要求などの入力を、 ローカルのパーソナル・コンピユータまたはコンソールまたはその他のターミナ ル装置などのローカルの演算装置108から受信することができる。通常、1台 以上のローカル入力装置108は、標準のRS−232またはRS−422イン ターフェースを用いる直通有線接続を介して中央端末102の入力部112とイ ンターフエースを行う。 入力部110,112は、通信バス116を通じてコントローラ114にペー ジ要求を通信する。コントローラ114は、コントローラ回路構成および関連の メモリによって構成されて、使用可能なメモリ内に着信ページ要求が受信および 格納され、その後で1台以上の選択呼出受信機130に送信されるようになって いる。さらに、バッテリ・バックアップRAMなどの不揮発性メモリ装置118 ,1台以上のデイスク・ドライブ・ユニットまたはその他の不揮発性記憶媒体が コントローラ114により利用されて、1台以上の選択呼出受信機103に宛て たメッセージをより長期間格納する。コントローラ114は、通常、メッセ ージ情報およびその他の関連情報をバス116を介してメモリ装置118に結合 させる。数値情報,英数字情報または二値情報を含むメッセージ情報およびメモ リ118内に格納されるその他の関連情報は、コントローラ114により用いら れて、宛先ユニットまたは遠隔ユニット130に確実に伝達することができる。 これについては、下記にさらに詳しく説明する。 コントローラ114は、メッセージをバス116上でページング・エンコーダ 120に結合して、メッセージを符号化してページング・チャネル上に送信する 。ページング・エンコーダ120は、次に、符号化されたメッセージを通信経路 122上で1台以上のページング送信機システム124,126に結合させ、ペ ージング通信チャネル上で送信する。通信経路122は、この例では、経路Bと 記され、メッセージを中央端末102からページング送信機システム124,1 26に送り、ページング通信チャネル上で1台以上の選択呼出受信機130に受 信させる。第1図に示される種類のページング・システムを有する通信システム の一般的動作は、本発明と同一の譲受人に譲渡され、本件に参考文献として含ま れる1992年8月11日発行の米国特許第5,138,311号「Commu nication System Having Adaptable Mes sage Information Formats」にさらに詳しく説明され る。 選択呼出受信機130は、好ましくは、ページング通信 チャネル上でアンテナ132を通じて送信されるメッセージを受信するように動 作するページング受信機134を含む。第1図に示される一般的な種類のページ ング受信機134の動作は周知のものであり、本発明と同一の譲受人に譲渡され 、本件に参考文献として含まれる1985年5月21日発行の米国特許第4,5 18,961号「Universal Paging Device With Power Conservation」にさらに詳しく説明される。 ページング受信機134は、受信されたメッセージをバス138を通じてコン トローラ136に結合する。コントローラ136は、受信したメッセージを解読 するように動作して、被受信メッセージ内のアドレス情報を選択呼出受信機13 0内の所定のアドレスに一致させる。このようにして、コントローラ136は、 被受信メッセージが特定の選択呼出受信機130に宛てられてものであるか否か を判定することができる。さらに、メモリ140は、バス138を通じてページ ング受信機134およびコントローラ136に結合され、メモリ140内に被受 信メッセージを格納する。ユーザは、遠隔ユニット130においてボタンまたは スイッチなどのユーザ入力手段141にアクセスして、被受信メッセージのメッ セージ・データをディスプレイ、たとえば液晶ディスプレイ(図示せず)上に表 示させることができる。それでユーザは、ディスプレイ上に見えるメッセージを 読むことができる。遠隔ユニット130のユー ザ入力はまた、遠隔ユニット130にその他の機能を実行させることもできる。 この機能は、選択呼出受信機および携帯パーソナル演算装置のユーザには周知の ものである。 リアル・タイム・クロック142も、バス138を通じてコントローラ136 に結合され、コントローラに時刻情報を提供する。これで、遠隔ユニット130 は、ディスプレイ(図示せず)上への情報の表示の一部として、ユーザに対して 時刻情報を提供することができる。また、コントローラ136は、遠隔ユニット 130でメッセージが受信された時刻を追跡するためにリアル・タイム・クロッ ク142により提供された時刻情報および他の有用な動作を利用することができ る。これらの動作については、下記にさらに詳しく説明する。 また、選択呼出受信機130は、モデム送信ユニットおよびモデム受信ユニッ ト144と、関連の電話インターフェース回路構成またはその他の適切な通信用 装置(たとえばパケット無線モデム)を有する。この通信用装置は、選択呼出受 信機130のユーザが、選択呼出受信機を選択呼出受信機のRJ11プラグ14 8と関連の配線146および優待ウォール・ジャック150とその関連配線部1 52によって設けられる電話インターフェース150に接続できるようにするも のである。この電話インターフエース144,146,148,150,152 により、選択呼出受信機130のコントローラ136は、ダイアルアップ電 話回線およびPSTN107を通じて中央端末102に遠隔からアクセスするこ とができるようになる。中央端末102では、モデム送信ユニットおよびモデム 受信ユニット111は、選択呼出受信機130のモデム144と通信することが できる。このように、選択呼出受信機130は、中央端末102と通信を行うこ とができ、この例では経路A152と記されている別の通信経路を通じて中央端 末からメッセージ情報を受信することができる。従って、選択呼出受信機130 は、経路A152および経路B122を介して中央端末102からメッセージ情 報を受信することができる。経路A152の通信媒体と経路B122の通信媒体 は、直通有線経路,電話回線経路または少なくとも1つの無線通信チャネルを含 む無線通信経路など任意の通信経路で構成することができる。ただし、経路A1 52は経路B122とは異なるものであることが好ましい。 好適な実施例においては、経路A152は、中央端末102と遠隔ユニット1 30との間のモデム通信を用いるダイアルアップ電話回線である。また、経路B には、メッセージを選択呼出受信機130に送信するページング通信チャネルが 含まれることが好ましい。あるいは、経路Aは、遠隔ユニット130と中央端末 102との間の一方向または双方向の無線周波数通信チャネルとして、経路Bを ページング通信チャネルとすることもできる。さらに、別の代替例では、経路A と経路Bとは一方向または双方向の無線 周波数通信チャネルとすることもできる。双方向無線周波数通信チャネル上でペ ージング通信チャネルを通じて遠隔ユニット130にメッセージを伝達すること の利点は、ページング通信チャネル内の媒体を通じると、通常は、より多くのメ ッセージを伝達することができることである。このことによって、通信システム の製品化の可能性が広がる。しかし、経路Aおよび経路Bの両方に双方向無線周 波数通信チャネルを用いることは、システムによっては完全に認められる。 好適な実施例では、経路Aのためにダイアルアップ電話回線インターフェース を用い、遠隔ユニット130と中央端末102との間にモデム通信を利用するこ とにより、中央端末102と遠隔ユニット130との間でメッセージを転送する 確実性は相対的に高くなり、従来の演算システムのユーザが慣れている確実性に 近づく。そのため、ダイアルアップ電話回線インターフェース152は、ページ ング通信チャネル122、たとえば無線ページング・チャネル上での送信よりも 信頼性の高い通信媒体であるので、ダイアルアップ電話回線インターフェース1 52上でメッセージを送信することは有利である。一方で、ダイアルアップ電話 回線インターフェース152は、次のような欠点を持つ。第1に、ダイアルアッ プ電話回線インターフェースは、通常、1つの発信装置と1つの受信装置値の間 のインターフェースを行うので、あらゆる種類の通信システムに加入 することのできる遠隔ユニットの数が大幅に少なくなる。第2に、電話回線イン ターフェース152は、普通は、遠隔ユニット130をいつも使用できるとは限 らない電話回線インターフェースに接続することを必要とする。第3に、遠隔ユ ニットは、電話インターフェースと相互接続しなければならないという要件のた めに、携帯性に欠ける。ページング通信チャネル送信の場合は、遠隔ユニット1 30は携帯することができ、ある人が遠隔ユニット130を運んでいる間に、ペ ージング通信チャネル上で送信されたメッセージを受信することができる。この ように、電話回線インターフェース通信は、ページング・チャネル通信よりも信 頼性が高い傾向があるが、通信システム内の加入遠隔ユニット130の数を大幅 に制限することがあり、中央端末102と通信するためには遠隔ユニット130 を電話回線インターフェース152に接続することをユーザに求めることでユー ザに不便をかける。従って、本発明の好適な実施例ではメッセージの通信に経路 Aと経路Bの両方を利用して、中央端末102と遠隔ユニット130との間のメ ッセージ送信の確実性を大幅に増大させ、なおかつ多数の携帯遠隔ユニット13 0が通信システム内でサービスを受けることができるようにする。これについて は、下記にさらに詳しく説明する。 本発明の好適な実施例の通信システム100は、メッセージを経路B122、 たとえば無線周波数ページング・チ ャネル上で送信して、中央端末102と遠隔ユニット130との間の新たなメッ セージの通信を正常に行うことにより、中央端末102と携帯遠隔ユニット13 0との間のメッセージの処理能力を高めることができる。さらに、より高度なサ ービスのために、中央端末102は経路B上でメッセージを複数回送信して、遠 隔ユニット130が同じメッセージの送信のうち少なくとも1回を受信すること ができることをより良く保証する。たとえば、中央端末102は、ページング・ チャネル122上で1つのメッセージを3回送信することができ、このとき同じ メッセージの2回目と3回目のそれぞれの送信は前回の送信から所定の時間期限 、たとえば3分遅延されている。このように、遠隔ユニット130はページング ・チャネル122上で送信されたメッセージを受信する確率が高くなる。 それでも、メッセージが遠隔ユニット130に受信されないこともある。この ような場合、通信システム100は、メッセージがないと判定し、さらに中央端 末102と調停を行って、なくなったメッセージの少なくともメッセージ情報を 、経路A152を通じて提供されるもののような、より信頼性の高い通信媒体上 で受信するための手段を遠隔ユニット130に設ける。しかし、経路A152の 必要とされる処理能力は、経路B122を通じたメッセージの処理能力よりもは るかに低いことがある。これは、なくなったメッセージの数が通信システム10 0に対して新たに送 信されたメッセージの数よりもはるかに小さくなるためである。それで、新しい メッセージの送信を含む通信送信の大部分を経路B122、たとえば無線周波数 ページング・チャネルを通じて処理することができる。また、経路A152はよ り低い処理能力のメッセージ送信しか処理できないが、遠隔ユニット130と中 央端末102との間のなくなったメッセージの調停は、経路A152を通じて設 けられる、より信頼性の高い通信媒体上で処理することができる。さらに、携帯 遠隔ユニット130は、ある人が持ち運び、なおかつページング・チャネル12 2上で新しいメッセージ送信を受信することができる。遠隔ユニット130のユ ーザは、なくなったメッセージの調停を実行するために遠隔ユニット130を電 話回線インターフエース152と接続することを求められることで、最小限の不 便を被る。これは、メッセージがなくなることは、通常は、相対的には発生頻度 が低いためである。前述のように、任意で、経路A152を中央端末102と遠 隔ユニット130との間の一方向または双方向の無線周波数通信チャネルとして 設定することもできる。この場合、ユーザが自分で遠隔選択呼出受信機130を 持ち運んでいる間に、メッセージの調停を実行することができる。これで、ユー ザは最小限の不便しか被らない。 第2図は、本発明の好適な実施例による被送信メッセージを示すメッセージ・ ブロック図である。被送信メッセー ジ200には、通常、識別および制御情報202とメッセージ・データ情報20 4とが含まれる。メッセージ・データ204は、普通は、発呼者と宛先の遠隔ユ ニット130との間で通信される情報である。すなわち、メッセージ・データ2 04は、選択呼出受信機130のユーザに通信される情報である。メッセージ・ データ204には、数値情報,英数字情報および二値データを入れることができ る。メッセージ200に含まれる識別および制御情報202は、普通は、通信シ ステム100内でメッセージを伝達するために必要とされる。このような情報2 02には、そのメッセージ・データ204の宛先として1つ以上の遠隔ユニット 130を識別するアドレス情報206が含まれる。そのため、遠隔ユニット13 0が中央端末102から送信されたメッセージ200を受信すると、遠隔ユニッ ト130は、その特定のメッセージ200がその特定の遠隔ユニット130に受 信されることを意図したものであるか否かを判定することができる。通常、メッ セージ200に含まれるアドレス情報206は、遠隔ユニット130により解読 され、遠隔ユニット130内の所定のアドレスと比較される。メッセージ200 内のアドレス情報206が遠隔ユニット130内の所定のアドレスと一致すると 、メッセージ200はその特定の遠隔ユニット130に宛てられたものであった ことになる。遠隔ユニット130は、次に、遠隔ユニット130のメモリ140 内か、または、後で処理するため に任意で遠隔ユニット130に接続された演算装置のコンピュータ・メモリ内に 、受信したメッセージ・データ204を格納することができる。遠隔ユニット1 30のユーザは、次にメッセージデータ204を検証して、ユーザにメッセージ を通信することができる。通常は、ユーザは遠隔ユニット130のディスプレイ 上でメッセージを検証する。すなわち、たとえば、ユーザは携帯パーソナル・コ ンピュータおよび携帯選択呼表示受信機に普通に見られるようなディスプレイ・ スクリーン上でメッセージを読むことができる。 さらに、本発明の好適な実施例においては、メッセージ200は、中央端末1 02から携帯選択呼出受信機130にメッセージを伝達する確実性を強化するた めの他の識別情報を含む。たとえば、各メッセージ200には、中央端末102 から遠隔ユニット130に対して特定のアドレス情報206に関して送信される メッセージのための送信シーケンスにおいて、メッセージ200の相対的シーケ ンスを識別するメッセージ・シーケンス番号208を入れることができる。言い 換えれば、同じアドレス情報206を含む各メッセージ、すなわち1つ以上の同 じ遠隔ユニット130によって受信されることを目的とするメッセージに、送信 されたメッセージ200がシーケンスからずれて受信されたとき、または送信さ れたメッセージが遠隔ユニット130によって受信されなかったときに、1つ以 上の遠隔 ユニットを識別するメッセージ・シーケンス番号208でタグをつけることがで きる。 被送信メッセージ200が遠隔ユニット130により受信され、メッセージ2 00内のアドレス情報206が遠隔ユニット130の所定のアドレスと一致して 、メッセージ・シーケンス番号208がメッセージ200を以前受信されたメッ セージにより設定された送信シーケンスとはシーケンスがずれていると識別され ると、遠隔ユニット130は、中央端末102によって1つ以上のメッセージが 送信されたが、遠隔ユニット130によって受信されなかったと判定する。送信 シーケンス内で最後に受信されたメッセージと、シーケンスがずれて受信された メッセージとの間に介在するこれらの被送信メッセージは、遠隔ユニット130 によって失われたものである可能性がある。しかし、間に介在するメッセージが 、常になくなったものであるとは限らない。 たとえば、前述のように、通信システム100は、ページング通信チャネル1 22上で複数回メッセージを送信して、宛先の遠隔ユニット130に対してより 高度なサービスを提供することができる。この場合、メッセージ200は遠隔ユ ニット130によって受信することができ、メッセージ・シーケンス番号208 は、受信されたメッセージ200が、遠隔ユニット130に前回受信されたメッ セージによって設定された送信シーケンスとはシーケンスがず れていることを示す場合がある。しかし、これはメッセージの1回の送信が遠隔 ユニット130によって失われたことを示すに過ぎず、またそのメッセージを後 で再送信すると、それが遠隔ユニット130によって受信される可能性があり、 それによって遠隔ユニット130で受信されたメッセージの送信シーケンスが再 設定されることを示すに過ぎない。 好ましくは、メッセージ反復回数210が各被送信メッセージ200に含まれ 、反復シーケンス内の被受信メッセージの相対的位置を受信側の遠隔ユニット1 30に対して識別する。たとえば、ある段階のサービスにおいてメッセージが3 回繰り返し送信されて、受信側の遠隔ユニット130に伝達され、このとき繰り 返し送信されたメッセージが同じ宛先アドレス206を持っているとすると、2 というメッセージ反復回数210を有する被受信メッセージ200は、受信側の 遠隔ユニット130に対して、被受信メッセージ200は中央端末102からの メッセージの2回目の送信であることを識別する。 誤り検出および/または修正コードなどのその他の情報を、被送信メッセージ 200と共に送信することができる。たとえば、巡回冗長符号(CRC:cyc lic redundancy code)212を各被送信メッセージ200 に入れて、受信されたメッセージ・データ204が誤って受信されたとき、それ を受信側の遠隔ユニット130で識別する助けとする。 すなわち、メッセージ・データ204がその中に誤りを含んで受信された場合で ある。このとき、メッセージ200は遠隔ユニット130によって受信されたが 、メッセージ・データ204は遠隔ユニット130のユーザに完全に正確に通信 されないことがある。つまり、遠隔ユニット130は、遠隔ユニット130のユ ーザにメッセージ情報を通信するために必要とされるように、メッセージ200 を受信することができていない。ここでは、2つの可能な条件により、遠隔ユニ ット130が被送信メッセージの受信に失敗したとき、それを識別することがで きる。第1は、遠隔ユニットが以前設定された送信シーケンスとはシーケンスが ずれた状態で被送信メッセージを受信する場合である。 CRC212は、受信側遠隔ユニット130によって用いられて、被受信メッセ ージが被受信メッセージ・データ204内に誤りを含む場合を判定することがで きる。従って、受信側の遠隔ユニット130は、被送信メッセージが遠隔ユニッ ト130によって受信されなかったことを肯定的に判定する少なくとも2つの方 法を有する。 第3図は、遠隔ユニット130によって受信されて、メモリ140に格納され 、以前受信されたメッセージにより設定された送信シーケンスを識別するメッセ ージを示すメッセージ・シーケンス図である。たとえば、被送信メッセージ20 0は、遠隔ユニット130において、被受信メッセージ200を送信シーケンス 内の第1の被受信メッセー ジであると識別するメッセージ・シーケンス番号208を持っていた。これは、 メッセージを送信シーケンス内の第1のものであると識別するための番号1を有 するメッセージ・ブロック302によって第3図に示される。そのメッセージ3 02は、遠隔ユニット130により受信され、メモリ140内に格納された。次 に、送信シーケンス内の第2メッセージ304が遠隔ユニット130によって受 信され、メモリ140内に格納された。遠隔ユニット130は、メモリ140内 の各メッセージと共に追加の情報を格納して、図示されるような送信シーケンス を識別することができる。たとえば、メッセージ302,304は、メモリ14 0内の結合されたリストのデータ構造に格納される。この方法で、コントローラ 136は、以前受信されたメッセージ302,304により識別された送信シー ケンスを追跡することができる。メッセージ番号3−306が示すような新しい メッセージが受信されると、コントローラ136は、メッセージ306をメモリ 140に結合させて、特定のアドレスに関して、メッセージ306を以前受信さ れたメッセージ302,304の結合リスト内に編成することができる。シーケ ンスは、結合リストに編成されたメッセージ308,310,312により示さ れる。 第4図は、メモリ140に格納されている被受信メッセージの第2例である。 メッセージ402,404,406,408の結合リストは、遠隔ユニット13 0に対して、被 受信メッセージ4−406および5−408は、以前設定された送信シーケンス とはシーケンスがずれて受信されたことを知らせることができる。言い換えれば 、メッセージ3は、遠隔ユニット130によって失われた。通信システム100 が、ページング通信チャネル上でそれぞれの被送信メッセージを繰り返し送信す ると、メッセージ3−410のその後の送信は、遠隔ユニット130によって受 信されることがある。結果として、メモリ140内のメッセージの結合リストを 調節して、以前受信されたメッセージ412,414,416,418,420 により示されるような送信シーケンスを再設定することができる。この例では、 メッセージ4−406および5−408は、メッセージ3の第1回目の送信が遠 隔ユニット130によって失われてからメッセージ3−410の第2回目の送信 が遠隔ユニット130により受信されるまでの間に、遠隔ユニット130により 受信された。前述のように、同じメッセージの再送信を数分毎に行って、遠隔ユ ニット130が少なくとも1つの送信を受信する確率を高めることができる。も ちろん、すでに受信されているメッセージの後の受信は、単純に無視される。こ の方法で、通信システム100は、中央端末102から1つ以上の遠隔ユニット 130にメッセージを伝達する場合の信頼性を高めることができる。 また、通信システム100が1つ以上の遠隔ユニット130にメッセージを再 送信して、より高度なサービスを提 供する場合には、遠隔ユニット130は、送信シーケンス内の最近のメッセージ を受信してから、その後受信されたメッセージがシーケンスがずれて受信された と判定する前に、所定の時間期限だけ遅延することができる。すなわち、遠隔ユ ニット130は、所定の時間量だけ遅延を起こして、遠隔ユニット130のユー ザに対して、なくなったメツセージが中央端末102により再送信されて、遠隔 ユニット130により受信される時間期限の間、遠隔ユニット130によりメッ セージがなくなったことを誤って知らせないようにすることができる。 たとえば、遠隔ユニット130は、メッセージ番号2−404を受信後10分 間遅延することができ、メッセージ番号3がその10分の時間期限の間になくな り、一方で、その10分の時間期限の間に、メッセージ番号4−,5−406, 408が受信された場合は、遠隔ユニット130はメッセージ番号3がなくなっ たことを示すことによりユーザを煩わせることをしない。この10分の時間期限 の間にメッセージ番号3−410も受信された場合は、遠隔ユニット130は、 メモリ140に格納されているメッセージ412,414,416,418,4 20の結合リストにより示されるような送信シーケンスを再設定することができ る。そのため、ある動作モードにおいては、以前受信されたメッセージにより設 定された送信シーケンス内にあると判定されたメッセージを受信した後で、遠隔 ユニッ ト130は、時間ウィンドウ、すなわちなくなったメッセージの後のメッセージ 反復により、遠隔ユニット130のメモリ140内に格納されているもののよう な送信シーケンスを再設定することができる所定の時間期限を設けることができ る。さらに、ユーザは、遠隔ユニット130によってメッセージが受信されなか ったことを知らせる不必要な警告に煩わされない。このプロセスは、遠隔ユニッ ト130によって自動的に処理され、被受信メッセージのシーケンスを追跡しな ければならないというユーザの負担を軽減する。 第5図は、メッセージが中央端末102から遠隔ユニット130に送信される と、中央端末102のメモリ118に格納されるメッセージのシーケンスを示す ブロック図である。さらに、遠隔ユニット130により受信されたメッセージを 含む遠隔ユニット130のメモリ140が示される。メッセージは、両方のメモ リ118,140内に格納されて、メッセージ・シーケンス番号208を通じて 送信シーケンスを示し、メッセージ反復回数210を通じて反復シーケンスを示 すことができる。そのため、中央端末102と遠隔ユニット130とは、メッセ ージ送信シーケンスを個別に追跡することができる。図示されるように、メッセ ージ3,4,5が、中央端末102から送信されたが、メッセージ4,5しか遠 隔ユニット130によって受信されなかった。中央端末102のメモリ118内 に格納され るメッセージ・シーケンス番号502とメッセージ反復回数504によって示さ れるメッセージ3の第1回目の送信は、遠隔ユニット130により失われた。遠 隔ユニット130のメモリ140は、メッセージ1,2,4,5が遠隔ユニット 130によって受信されたことを示す。ただし、メッセージ4,5は以前受信さ れたメッセージ1,2により設定された送信シーケンスとはシーケンスがずれて 受信された。つまり、遠隔ユニット130によりメッセージ3が失われた。メッ セージ3を遠隔ユニット130に確実に伝達することができるようにする1つの 方法は、前述のメッセージ反復による方法である。つまり、メッセージ3が遠隔 ユニット130に次に送信されるときに、遠隔ユニット130によって受信され る。メッセージ番号3を遠隔ユニット130に確実に伝達することができるよう にする第2の方法は、メッセージ調停(message reconcilia tion)による方法である。これは、矢印506により示される。この場合、 遠隔ユニット130は経路A152を介して中央端末102と通信を行い、メッ セージ番号3を遠隔ユニット130に伝達する。すなわち、遠隔ユニット130 と中央端末102とは、受信されたメッセージに対して送信されたメッセージの 調停506を行い、遠隔ユニット130によって失われたメッセージだけを経路 A上に送信すればよいようにする。従って、経路A152のメッセージ処理能力 を最小限に抑えることができ、そ れにより経路A152上で遠隔ユニット130と中央端末102との間に通信す るために費やされる時間量を削減し、結果としてより多くの遠隔ユニット130 が経路A152上で中央端末102の使用可能な資源と効率的に通信できるよう にする。これは、本発明の重要な利点である。調停のプロセス506を、下記に さらに詳細に説明する。 第6図は、本発明の好適な実施例による遠隔ユニット130の動作シーケンス を示す流れ図である。通信システム100は、任意でメッセージを複数回送信し て、少なくとも1回の送信が前述のような携帯ユニット130により受信される 確率を高めることができる。携帯ユニット130は、この場合は、最後に受信さ れたメッセージから、被受信メッセージが以前設定された送信シーケンスとはシ ーケンスがずれていると判定する前に所定の時間だけ遅延することが好ましい。 前述のように、1つの方法は、被受信メッセージが以前設定された送信シーケン スとシーケンスが一致していると判定された後、所定の時間期限だけ遅延させる ことである。たとえば、送信シーケンス内で最後に受信されたメッセージの後、 10分の時間ウインドウを設けて、他のメッセージが送信シーケンスとシーケン スが一致して、あるいは一致していない状態で、その他のメッセージを受信でき るようにする。10分間の遅延の後で、遠隔ユニット130は、送信シーケンス 内で最後に受信されたメッセージの次に受信される任意のメッセージのシーケン スがずれているか否かを判定して、それに従ってユーザに警告を発する。第2の 好適な方法では、第6図に示されるように、それぞれの被受信メッセージの後、 被受信メッセージが以前受信されたメッセージにより設定された送信シーケンス とはシーケンスがずれていることを判定する前に、遠隔ユニット130が所定の 時間期限、たとえば10分の時間期限だけ遅延する。すなわち、最後に受信され たメッセージと以前設定された送信シーケンスとの間で、1つ以上のメッセージ がなくなったと判定する前である。 特に、第6図は、事象駆動システム内で周期的に実行される遠隔ユニット13 0の動作シーケンスを示す。メッセージが受信されるたびに602,604、遠 隔ユニット130はそのメッセージを格納して、タイマを始動させ606、メッ セージを受信してから所定の時間期限を計測する。それぞれの被受信メッセージ には、メッセージの受信後それぞれの時間ウィンドウを計測するタイマがついて いる。各タイマは、メモリ140内のデータ構造により表すことができる。いず れかのタイマがタイムアウトする (設定時間が経過する)と608、遠隔ユニ ット130はメモリ140内のメッセージの結合リストを検証して、以前設定さ れた送信シーケンス610に関してなくなったメッセージがないか判定する。す なわち、遠隔ユニット130は、たとえば、結合リストを最初からタイマを有す るメッセージがタイムアウトした時点まで検証して、送信シーケンス内 でメッセージがなくなっていないか判定することができる。さらに、メッセージ がなくなった場合は、それにフラグをつけて612、なくなったメッセージの条 件を示す。任意で、このときに遠隔ユニット130はユーザに対して以前送信さ れたメッセージがないと警告することもできる。すると、ユーザは遠隔ユニット 130を電話インターフエースに結合させて、経路A152を利用して、中央端 末102と通信して、調停を行い、以前なくなったメッセージの少なくともメッ セージ・データを中央端末から受信することができる。 第7図および第8図は、第4図の第2例のメッセージ・シーケンスを用いる前 述の好適なタイミング面を示す。図示されるように、遠隔ユニット130はメッ セージ702,704,706,710を受信し、それらをメモリ140内の結 合リストに格納する。ここでは、最初の2つのメッセージが送信シーケンス70 3,705を設定し、次の2つのメッセージ706,710は以前設定された送 信シーケンス703,705とはシーケンスがずれて受信され、メッセージ70 8,712のそれぞれに関して独立したタイマを有し、各メッセージの受信後そ れぞれ所定の時間期限のタイミングを設定し、送信シーケンス703,705と 次に受信されたメッセージ706,710との間でメッセージがなくなったか否 かを判定する。 第8図は、遠隔ユニット130により受信され、メッセ ージ4−706に関するタイマが所定の時間期限を経過しているメッセージ3− 802を示す。結果として、送信シーケンス702,704,706は受信され たメッセージ1−703,2−705,3−802および4−804により設定 されたようにメッセージ4−804の期間に対応する。メッセージ5のタイマ7 12は、メッセージ5−710の受信前にメッセージがなくなったか否かを判定 する前に、その所定の時間期限のタイムアウトを継続する。メッセージ5のタイ マ712が最終的にタイムアウトすると、送信シーケンスには5つすべての被受 信メッセージ702,704,706,710が含まれることになる。 第9図および第10図は、本発明の好適な実施例による中央端末102の動作 シーケンスを示す流れ図である。中央端末102が1つ以上の遠隔ユニット13 0に新しいメッセージ902を送信せよという要求を受信すると、中央端末10 2は、130の複数の遠隔ユニットに対する送信が要求されているのか、すなわ ち遠隔ユニット130のグループ904に宛てたメッセージがあるか否かを判定 し、ない場合は、中央端末102は、より信頼性の高い経路A152を通じて遠 隔ユニット130に到達することができるか否かを検証する906。遠隔ユニッ ト130が現在経路A152を介して中央端末102に結合され、より信頼性の 高い通信媒体を通じてメッセージ・データを受信する場合は、これが当てはまる 。経路A152による信頼性の 高い通信の別の側面は、遠隔ユニット130が中央ユニット102からのメッセ ージデータの肯定的受信に肯定応答することができ、そのために、遠隔ユニット 130が経路A152で中央端末102からメッセージを受信できなかった場合 には、中央端末102は任意で経路A152を通じてメッセージの再送信を行う ことができるということである。 経路A152を通じて遠隔ユニット130に到達できない場合906は、中央 端末102はメッセージのアドレスのメッセージ・カウンタを増分して908, 経路B122を通じて送信を行い、次に経路B122でメッセージを送付する9 12。メッセージには、メッセージ・シーケンス識別子と、遠隔ユニット130 での誤り検出のためのCRCコードとが含まれる。次に、中央端末102は、遠 隔ユニット130が被送信メッセージの受信に肯定応答することができるか、そ して肯定応答を行ったか否かを判定する914。また、経路B122、たとえば ページング通信チャネルを通じてメッセージが送信される場合は、中央端末10 2による肯定応答は期待できず、中央端末102はメモリ118内にメッセージ を格納する918。 中央端末102が単独の遠隔ユニットにメッセージを送信せよという要求を受 信して902,904,906、遠隔ユニット130が現在経路A152を通じ て中央端末102に接続されている場合は、中央端末102はアドレス のメッセージ・カウンタを増分して910、経路A152を通じて送信し、メッ セージ・シーケンス識別子とCRCとを含むメッセージをより信頼性の高い通信 媒体を用いる経路A152上で送付する912。この場合、遠隔ユニット130 は被送信メッセージの受信に肯定応答を与える914ことを期待され、そのため には、中央端末102は任意でメモリ118からメッセージを廃棄したり、履歴 ファイル内にメッセージ情報をセーブ916して、将来参照することができるよ うにする。 第10図は、本発明の好適な実施例による経路A152を介してのリモート装 置130との調停シーケンスにおける中央端末の動作を示す。中央端末102は 、リモート装置130が経路A152を介して中央端末に接続され、リモート装 置130が調停動作を要求していることを検知すると1002、中央端末102 は、リモート装置130に予め設定されたアドレスと一致するアドレス情報を含 む、リモート装置130へ送信すべきメッセージが無いか、メモリ118内を検 査する1004。リモート装置130とのメッセージの調停のための特定の単独 または複数のアドレスは、リモート装置130による要求で識別することができ る。 中央端末102は、リモート装置130へ送信されたが、リモート装置130 によって受信されたという肯定応答の無いメッセージをメモリ118内で探索す る1006。望 ましくは、リモート装置130は調停要求で、リモート装置130が最後に中央 端末102に調停を要求して以来、リモート装置130によって受信されたメッ セージをも識別する。したがって、中央端末102は、例えばメッセージ・シー ケンス番号によって識別するなど、調停要求において識別された各メッセージを 、中央端末102によって送信されリモート装置130によって受信されたもの として確認する。送信されたメッセージがグループ・メッセージである場合10 12には、中央端末102はメモリ140内のそのメッセージに、グループのメ ンバーである1つのリモート装置130によって受信されたというフラグを立て る。 その後、中央端末102は、リモート装置130に送信されたメッセージが他 に無いか、メモリ118内の探索を続行する。識別されたメッセージがグループ のメンバーでなかった場合1012には、リモート装置からの確認の後、中央端 末102はメモリ118からメッセージを削除する1014か、または任意選択 的に別の履歴ファイルにメッセージを保存することができ、その後、リモート装 置130に送信されたメモリ内の他のメッセージの探索を続行する。送信された メッセージをリモート装置装置130が受信し損なったことを調停要求が識別し た場合には、中央端末102は少なくとも喪失メッセージのメッセージ・データ を、経路A152を介してリモート装置130に送信し 1018、次に、中央端末102はリモート装置130からの肯定応答1020 を予め決められた時間待つ。肯定応答を受信する1020と、次に、中央端末1 02は、送信メッセージがリモート装置130のグループに宛てられたものであ るか否かを決定し1012、そうであった場合には、中央端末102は、メモリ 118内のそのメッセージに、個別リモート装置130によって受信されたとい うフラグを立て1016、メモリ118内の他のメッセージの探索を続行する1 006。一方、送信されたメッセージがグループに宛てられたものでない場合1 012には、中央端末102はそのメッセージをメモリ118から削除する10 14ことができる。その後、中央端末102は、メモリ118内の他のメッセー ジの探索を続行する1006。 任意選択的に、中央端末102が否定応答を受信した場合1022、または経 路Aによるメッセージの送信時から予め決められた時間の経過後、中央端末10 2は、メッセージがリモート装置130によって肯定応答されなかったのがこれ で3回目であるか否かを検査し1022、肯定応答の無い状態が3回目になるま で、メッセージ1018を再送信する1020,1022。3回目の試行102 2の後、中央端末102は経路Aにおける現行の通信を停止し、経路A152で 新たな調停を要求するリモート装置を監視し始める1002。このようにして、 中央端末102は、中央端末102がリモート装置装置130からの肯定応答 を受信するまで、メッセージを繰り返し送信することによって、経路Aを介して リモート装置へメッセージ情報を確実に伝達することができる。 先に述べたように、経路A152は、メッセージ情報をリモート装置130に 送信し、かつ受信後にリモート装置130から肯定応答を受信するための単方向 または双方向無線周波数通信チャネルを含むことができる。中央端末102とリ モート装置130との間のこの肯定応答動作については、”High Data Rate Simulcast Communication System ”と称する1990年4月17日発行の米国特許第4,918,437号,およ び”Code Division Multiplexed Acknowle dge Back Paging System”と称する1989年11月 21日発行の米国特許第4,882,579号、およびさらに”Frequen cy Division Multiplexed Acknowledge Back Paging System”と称する1989年10月17日発 行の米国特許第4,875,038号により詳細に記述されており、これらは全 て本発明と同一譲受人に譲渡されたものであり、引用によってここに組み込む。 第11図および第12図は、本発明の好適な実施例によるリモート装置130 の動作の順序を示す流れ図である。第11図は、典型的メッセージ受信ルーチン 例を示し、第12図は典型的調停処理ルーチンまたは更新ルーチンの例を示す。 一般に、リモート装置130は、送信されたメ ッセージがリモート装置130によって受信されたか否かを監視し1102、メ ッセージが受信されるのを待つ1116。メッセージが受信されると1102、 リモート装置130は、そのメッセージが新しいメッセージであるか否かを検査 し1104、そうでなければ、リモート装置130は、メモリ内140のそのメ ッセージに、重複受信メッセージ1108という印を付ける。次に、リモート装 置130は、受信される別のメッセージが無いかを監視しながら、他の動作を続 行することができる。 新しいメッセージを受信する1104と、リモート装置130は、そのメッセ ージをメモリ140に保存し1106、メッセージ・データに誤りが含まれない ことを検証する1110。これは、メッセージと共に送信されるCRCを用いる ことによって行なわれる。メッセージ・データに誤りが無い状態でメッセージが 受信される1110と、リモート装置130は、メモリ内のそのメッセージに、 メッセージ・シーケンス番号およびその他の識別情報を含むフラグを立てる11 18ことができる。メッセージが経路Aではなく、経路Bを介して受信された場 合1120)リモート装置130は、メッセージの受信を待ち1116、かつ監 視1102し続ける。一方、メッセージが経路Aを介して受信された場合112 0には、リモート装置130は、経路Aを介して、中央端末102にメッセージ 肯定応答を送信する1122。さらに、メッセージが調停シーケンス の一部として受信された場合1124、リモート装置は、調停ルーチンの動作シ ーケンスを続行する。そうでない場合には、リモート装置130は、別の受信メ ッセージを待ち1116、かつ監視1102し続ける。 メッセージ・データに誤りのある状態でメッセージを受信した場合1110、 リモート装置130は、メッセージが経路Aを介して受信されたか否かを決定す る1112。経路Aを介して受信した場合1112には、リモート装置130は 中央端末102に否定応答メッセージを送信し1126、メッセージの再送信を 要求する。その後、リモート装置は調停ルーチンに戻る1124,1128か、 または他の受信メッセージを待ち1116、かつ監視1102し続けることがで きる。代替的に、メッセージ・データに誤りのあるメッセージが経路Aではなく 、経路Bを介して受信された場合1112には、リモート装置は、メモリ140 内のメッセージ情報に、メッセージを正しく受信できなかったというフラグを立 てる1114。その後、リモート装置130は、メッセージの受信を待ち111 6、かつ監視1102し続ける。このようにして、リモート装置130は、送信 シーケンスで受信したメッセージ,メッセージ・データに誤りのある状態で受信 したメッセージ,およびリモート装置130に受信されなかったメッセージの記 録を維持する。 次に、第12図を参照しながら説明する。いったんリモ ート装置130が経路A152を介して中央端末に接続され、通信すると、リモ ート装置130は、中央端末102とのリコンシレーション・シーケンスを始動 することができる1202。これは、リモート装置130と中央端末102との 間で自動的に行なうか、または任意選択的に、例えばリモート装置130におけ るユーザ入力に応答するなど、手動入力に応答して行なうことができる。例えば 、リモート装置130のボタンまたはスイッチ141を使用することができる。 調停処理ルーチン1202では、リモート装置130が中央端末102から調停 シーケンスを停止する要求を受信した場合1204、リモート装置130は調停 処理ルーチンを終了し、他の機能に進み、実行する1206ことができる。調停 ルーチン内では、リモート装置130は、経路Aによる中央端末からの送信を受 信するのを待つ1208。受信したメッセージ情報1208がリモート装置13 0によって正しく受信されないときは、リモート装置130は再度調停を要求す る1210,1202ことができる。リモート装置130が3回目の調停を要求 する1210と、それは、中央端末102との通信に誤りがあることをユーザに 通知する1212。 この例の場合、リモート装置130による調停要求に対する応答の一部として 、中央端末102は、中央端末102がリモート装置130に送信するために作 成したメッセージ・シーケンス識別子を示すことができる。中央端末1 02からの通信によって示されたメッセージ・シーケンス番号によって識別され たメッセージが、以前にリモート装置130によって受信されたものであること が、リモート装置130によって決定された場合1214、リモート装置130 は、このメッセージ・データは送信する必要が無いことを中央端末102に知ら せるために、直ちに肯定応答を中央端末102に送信する1216ことができる 。さらに、リモート装置130は、ユーザがディスプレイからメッセージを読み 終わった後などに、そのメッセージ・データを以前にメモリ140から削除した か否かを決定する1280ことができる。この場合、リモート装置130は、メ ッセージ,メッセージ・シーケンス番号,およびその他の関連情報をメモリ14 0から削除し1220、その後で調停要求1202を続行することができる。 メッセージが受信されなかったこと、またはメッセージ・データに誤りが含ま れていることが、リモート装置130によって決定された場合1214、リモー ト装置130は、リモート装置130が特定のメッセージを受信できなかったと いう応答を中央端末102に送信する1222ことができる。この場合、リモー ト装置130は、中央端末が経路A152を介して少なくとも喪失したメッセー ジに対応するメッセージ・データを送信するまで、予め決められた時間だけ待つ 11224。予め決められた時間内にリモート装置130に受信されない場合、 リモート装置130は 中央端末102に否定応答を送信し1226、それによって再送信を要求する。 いったんリモート装置130が予め決められた時間内に少なくともメッセージ・ データを受信する1224と、次に、リモート装置130は、第11図に示し、 かつ先に説明した通り、メッセージ受信ルーチンに進み、実行する1130こと ができる。このようにして、リモート装置は、調停要求により識別されたが前に 喪失されたメッセージの少なくともメッセージ・データを受信するように作動す る。こうして、上述した通信システム100は、中央端末102と1つ以上のリ モート装置130との間で、高スループット高信頼性メッセージ伝達という利点 を提供することができる。ページング通信チャネルなどの第1通信媒体をメッセ ージの高スループット伝達用に利用し、かつ次に、中央端末102とリモート装 置130との間のより高信頼性のダイヤル電話回線インタフェースなどの第2通 信媒体を用いることによって、通信システム100はより多数のユーザに効果的 にサービスを提供し、それによって通信システム100を商業的に発展可能なも のにすることができる。同時に、メッセージ伝達の信頼性は、普及しはじめてい る直接有線回線やダイヤル電話回線などの信頼性に近づく。さらに、ユーザは、 従来の有線回線やダイヤル電話回線の通信システムによって制限されるように特 定の地理的位置に縛られることなく、自由に歩き回ることができる。これは、本 発明の好適な実施例の顕著 な利点である。 さらに、中央端末102から1つ以上のリモート装置130へのメッセージ伝 達の信頼性を高めるために、通信システム100で他の通信技術を使用すること ができる。例えば、ページング・チャネルを介して送信されるメッセージを符号 化する際、フェージング抵抗符号化方式(fade resistant co ding scheme)を使用することができる。この技術は、メッセージが フェージング現象のために損傷したり、受信リモート装置130に受信されない 確率を著しく低下することができる。上述のようなフェージング抵抗符号化を提 供する通信システムについては、本発明と同一譲受人に譲渡された”Multi ple Frequency Message System”と称する199 0年4月3日発行の米国特許第4,914,649号により詳しく記述されてお り、これを引用によってここに組み込む。 さらに、ページング・チャネルによるメッセージ伝達の信頼性を高める別の技 術として、メッセージ圧縮がある。メッセージがページング・チャネルで送信す るために必要な総時間量を減少することによって、メッセージが雑音,干渉,フ ェージング,またはその他の通信障害によって損傷する確率を減少する。市販さ れているメッセージ圧縮アルゴリズムを、中央端末102およびリモート装置1 30で使用することができる。 本発明の代替実施例では、通信システム100は、メッ セージ200でメッセージ・シーケンス番号208を利用することなく、中央端 末102から複数のリモート装置130にメッセージを伝達することができる。 したがって、中央端末102は、通信システム100内の複数のリモート装置1 30の各アドレスに対し、メモリ118に保存されたデータ構造を簡素化するこ とができる。各アドレスは、通信システム100内のそのアドレスに送信された メッセージを保存するように、メモリ118の一部分を定義しておくことができ る。メッセージは、連係リスト構造の場合のように、特定のアドレスに対する送 信シーケンスを表わすようにメモリ118内で編成する必要は無い。もちろん、 中央端末102は任意選択的に、送信シーケンスを表わすメッセージ編成、例え ば連係リストを維持することができる。しかし、それは必須ではなく、それによ ってメモリ118内に、より単純なデータ構造を維持することが可能になる。 また、メッセージ・シーケンス番号208は、1つ以上のリモート装置130 に送信されるメッセージ200内に含まれないことが望ましい。これにより、ペ ージング通信チャネル122による送信メッセージの送信オーバヘッドが減少す る。したがって、総チャネル・スループットが高くなる。 さらに、リモート装置130は、メモリ140に維持される連係リストのよう なデータ構造を持つ送信シーケンス を表わさないことによって、そのメモリ140により単純なデータ構造を保存す ることができる。これにより、送信シーケンス情報を必ずしもリモート装置13 0に維持する必要が無くなるので、リモート装置130の動作をいっそう簡素化 することができる。もちろん、リモート装置130は、リモート装置装置130 に送信されるメッセージにメッセージ・シーケンス番号が含まれる場合などのよ うに、送信シーケンスを表わすデータ構造をメモリ内に維持したければ、そうす ることができる。 最後に、経路A152を介したリモート装置130と中央端末との間のメッセ ージ調停プロセスは、以下で詳しく述べるように、経路A152を介したメッセ ージ調停通信中にメッセージ・シーケンス番号を含めないことにより、簡素化す ることもできる。これはまた、経路A152を介したメッセージ伝達の総スルー プットをも向上する。したがって、以下でさらに詳しく述べる本発明のこの代替 実施例では、通信システム100は、メッセージ・シーケンス番号208を含め ることなく、中央端末102から1つ以上のリモート装置130へメッセージを 伝達することができ、それによって、中央端末のメモリ118およびリモート装 置のメモリ140のメッセージ編成が簡素化され、また各メッセージに対し送信 される情報のオーバヘッドが減少するので、(経路A152および経路B122 の両方の)通信チャネルの総スループットを向上することができる。 第13図は、本発明の代替実施例による送信メッセージを表わすメッセージ・ ブロック図である。中央端末102は、一般にページング通信チャネル(経路B )122を介してメッセージ1300を送信する。送信されたメッセージ130 0は一般に、識別および制御情報1302ならびにメッセージ・データ情報13 04を含む。メッセージ・データ1304は通常、起呼側と宛先リモート装置1 30との間で通信される情報である。つまり、メッセージ・データ1304は、 選択呼受信機(selective call receiver)130のユ ーザに通信される。メッセージ・データ1304は数値情報,英数字情報,およ び2進データを含むことができる。2進データは、パーソナル・コンピュータの 8ビット2進データのように、ワード・レベルでコンピュータ・システムと互換 可能であることが望ましい。 メッセージ1300に含まれるオーバヘッド情報1302は通常、通信システ ム100でメッセージ1300を伝達するために必要である。そうしたオーバヘ ッド情報1302は通常、対応付けられたメッセージ・データ1304の宛先と して、1つ以上のリモート装置130を識別するアドレス情報1306を含む。 一般に、リモート装置130が中央端末102から送信されたメッセージ130 0を受信する場合、リモート装置130は、メッセージ1300に関連付けられ たアドレス情報1306を、リモート装置130に予め決められたアドレスと比 較することによっ て、特定のメッセージ1300が特定のリモート装置130によって受信するよ うに意図されたものであるか否かを決定することができる。アドレス情報130 6と予め決められたアドレスの一致は、特定のリモート装置130が受信メッセ ージ1300の宛先であることを示す。 メッセージ識別子1308は、1つ以上のリモート装置通信受信機130によ る受信のために、アドレス情報1306と共に送信されるメッセージを識別する 手段を提供する。メッセージ識別子1308は、メッセージを同一アドレス情報 1306を持つ他のメッセージから区別することのできる、例えば数字記号また は非数字記号の任意の組合せをはじめ、任意の識別符号でも構成することができ る。このメッセージ識別子1308は、1つのアドレス情報を含む通信システム 100内で多数のメッセージを送信するときに便利であり、中央端末102およ びリモート装置130は、そこに含まれるメッセージ識別子によって複数のメッ セージを識別することができる。 メッセージ1300内のCRC誤り検出符号1308は、先に述べたように、 受信メッセージ・データ1304が正しく受信されなかったときにそれを検知す る手段をリモート装置130に設けることが望ましく、また、CRC1308は 通常、メッセージ・データ1304の内容によって変化するので、CRC130 8は、特定のアドレス情報1306に対する受信メッセージ1300を識別する 手段を 設けることができる。中央端末102および受信リモート装置130の両方で、 メッセージ1300は、特定のアドレス1306のCRC1308と共に保存し 、以下でさらに詳しく述べるように、調停プロセス中に送信メッセージおよび受 信メッセージを識別するのに役立てることができる。また、メッセージ反復回数 や、メッセージ・シーケンス番号などの他の識別および制御情報1310も、メ ッセージ・オーバヘッド1302に含めることができる。 通常、中央端末102がページング通信チャネル(経路B)122を介してメ ッセージを送信するときに、中央端末102は、CRC1308を含むメッセー ジ1300のコピーをメモリ118内に保存する。中央端末102は、通信シス テム100内の各アドレスに送信されたメッセージを追跡するために、メモリ1 18内にデータベースを維持する。例えば、メモリ118内のデータベース・フ ァイルは、中央端末102が、1つのアドレスに対応付けられる1つ以上のリモ ート装置130とのメッセージ調停を最後に行なったとき以来、そのアドレス( 1つ以上のリモート装置130に対応付けられる)に送信された全メッセージを グループ化することができる。 リモート装置130がメッセージ1300を受信すると、リモート装置130 はメッセージ1300の少なくともメッセージ・データ1304およびCRC1 308を、メモリ140に保存する。リモート装置130は、例えばメモ リ140内のデータベースを用いて、各アドレスの受信メッセージを追跡する。 受信メッセージ1300のCRC1308は、リモート装置130がメッセージ ・データ1304を検証し、メッセージ・データが正しく受信されたか否かを決 定するために使用することができる。任意選択的に、メッセージ・データ130 4が正しく受信されなかったことがリモート装置によって決定された場合、リモ ート装置130はユーザに誤り状態警報を出すことができる。つまり、一例とし て、メッセージ・データ1304が受信側のリモート装置130によって損傷さ れたと決定された場合、そのリモート装置130は、表示画面のメッセージを介 してユーザに自動的に警報を出すことができる。次に、ユーザは、リモート装置 130を電話インタフェースに結合し、経路A152の中央端末102との通信 を利用して、送信メッセージの調停を要求することができる。調停プロセスによ り、リモート装置130は、以下で詳しく述べるように、前に喪失されたメッセ ージの少なくともメッセージ・データを中央端末102から受信することができ る。 第14図および第15図は、本発明の代替実施例による通信システム100の 動作シーケンスを示す流れ図である。第14図は、本発明の代替実施例による中 央端末102の調停シーケンスを示す。第15図は、本発明の代替実施例による リモート装置130の調停シーケンスを示す。第14図および第15図に示す2 つの動作シーケンスは、PS TNによるダイヤル電話回線など、より信頼性の高い通信媒体の経路A152を 介して結合されるリモート装置130と中央端末102との間の調停プロセスに おいて作動することができる。リモート装置130は、経路A152を介して中 央端末102と通信して調停要求を始動し、リモート装置130で前に喪失した メッセージ1300の少なくともメッセージ・データ1304を受信することが できる。 第14図を参照しながら説明する。調停要求が中央端末102で受信されない 間1402,1404は、中央端末102は調停要求を待ち1406、必要に応 じて他のシステム機能を実行することができる。中央端末102が、現在経路A 152を介して中央端末102と通信しているリモート装置130から調停要求 を受信する1404と、中央端末102は、そのリモート装置130に対応付け られるアドレスに対応するメモリ118内のデータベースで、前に送信したメッ セージが無いか検査する1408。アドレスは一般に、調停要求内で識別される 。調停動作中は、例えば、特定の端末102はリモート装置130と共に(その CRCによって識別される)データベース内に保存されたメッセージを一度に一 つづつ検証1410,1014し、メモリ118内のデータベースの特定のアド レスを含み、前に送信され、かつリモート装置130によって受信されたことが 肯定応答されていないメッセージがあるか 否かを決定する。 前に送信されたメッセージがメモリ118のデータベース内にあることが、中 央端末102によって決定される1408と、中央端末102は、リモート装置 130に送信されたが、受信されたとしてリモート装置130から肯定応答され ていないメッセージをメモリ118内で探索する1410。調停要求では、リモ ート装置130は、リモート装置130に対応する少なくとも1つのアドレスを 識別することが望ましく、そうすれば、中央端末102は、メモリ118内のデ ータベースに保存されているそのアドレスに送信された全てのメッセージを探索 する1410ことができる。リモート装置130によって肯定応答されていない メッセージがデータベース内に無い場合1410、中央端末102は、経路A1 52を介してリモート装置130に「更新終了(end of update) 」を送信し、そのアドレスに対する調停シーケンスの終りを知らせることができ る。一方、リモート装置130によって肯定応答されていないメッセージがある 場合1410、中央端末102は、経路A152を介してメッセージの特定のC RCをリモート装置130に送信し、その後、そのアドレスの特定のCRCに対 応するメッセージの受信状態を識別するリモート装置130からの応答を検証す る1414ことによって、リモート装置へのこれらのメッセージを各々識別する ことができる。 リモート装置130の特定のCRCに対応するメッセージに対し、「良」とい うマークが付いているという肯定応答で応答した1414場合、中央端末102 は、メッセージがリモート装置130によって完全かつ正確に受信されたことを 知り、メッセージをメモリ118のデータベースから削除する1416ことがで きる。次に、中央端末102は、データベース内の別のメッセージを処理する1 410ことができる。中央端末102は、経路A152を介して、処理される次 のメッセージのCRCをリモート装置130に送信し、そのメッセージがリモー ト装置130によって受信されたか否かを検証する1414ことができる。 リモート装置130がCRCのメッセージに対し、例えば前に送信したメッセ ージがリモート装置130によって喪失されたことを示す、「不良」というマー クが付いているという応答を行なった場合、中央端末102は、経路A152を 介して少なくともメッセージ・データ1304をリモート装置130に送信する 1418ことができる。次に、中央端末102は、リモート装置130からの肯 定応答を待つ1420。中央端末102が、例えばNACK制御メッセージなど の否定応答をリモート装置130から受信すると、中央端末102は少なくとも メッセージ・データ1304を再送信する1418。しかし、中央端末102が すでに予め決められた回数だけ、例えば3回、リモート装置130に再送信した ときは、中央端末102は調停 セッションを終了する。したがって、中央端末102は、より高い信頼性の経路 A152を介してリモート装置130へ、少なくともメッセージ・データ130 4を例えば最高3回まで再送信することができる。3回目の試行1422の後、 中央端末102は、リモート装置130との通信を切断し、他のリモート装置1 30と接続するためにインタフェースを解放する。 メッセージがリモート装置130によって肯定応答されると1420、中央端 末102は、メモリ118のデータベースからこのメッセージを削除し1416 、次に、リモート0が経路B122でメッセージを喪失した場合、リモート装置 130はその後で、経路A152を介して中央端末102と調停を行ない、前に 喪失されたメッセージ1300の少なくともメッセージ・データ1304を確実 に受信することができる。全てのメッセージが処理された後で、中央端末102 は経路A152を介してリモート装置130に「更新終了」メッセージを送信し 1412、調停プロセスを終了することができる。 次に、第15図を参照しながら説明する。リモート装置130が経路A152 を介して中央端末102に接続され1502,1504、通信状態になると、リ モート装置130は、中央端末102に調停要求を送信することによって、調停 シーケンスを始動する1506ことができる。これは、リモート装置130と中 央端末102との間で自動 的に、または任意選択的に、例えばリモート装置130におけるユーザ入力への 応答などのように、手動的な入力に対する応答として行なうことができる。例え ば、リモート装置130のボタンまたはスイッチ141を使用することができる 。調停シーケンス中に、リモート装置130が中央端末102から調停シーケン スを終了する要求を受信する1508と、リモート装置130はこれを終了し1 510、必要に応じて他の機能に進み、実行することができる。リモート装置1 30が調停シーケンスを始動する1506ときに、中央端末102が調停要求に 応答するための最大時間間隔を提供するために、タイマを予め決められた値に設 定することもできる。応答を待つ間に、タイマが時間切れになる1512と、リ モート装置130は、これが例えば3回目の試行であるか否かを決定し1514 、そうでなければ、経路A152を介して調停要求を再送信し1506、タイマ ーをリセットする。予め決定された試行回数、例えば3回の試行1514の後、 リモート装置130は調停シーケンスを終了し、ユーザに誤り状態を通知し15 16、入力を待つことができる。中央端末102からの応答を待つ間に、リモー ト装置130が中央端末102からのCRCを受信する1518と、リモート装 置は受信したCRCに進み、これを処理する1522ことができる。そうでなけ れば、リモート装置130は、中央端末102からの応答を待ち続ける1520 。 リモート装置130が中央端末102からCRCを受信する1518と、リモ ート装置130は、CRCがメモリ140内にあり、「良」とマークされている ことを検証する1522。つまり、メモリ140内に保存されているCRCが「 良」とマークされている場合、そのアドレスのCRCに対応付けられるメッセー ジ・データは、リモート装置130によって完全かつ正確に受信されている。 さらに、例えばユーザがメッセージを読んだ後で廃棄した場合のように、メッ セージがすでにメモリ140から削除されていた場合、リモート装置130はメ モリ140からCRCをも削除する1528ことができる。そうでなく、メッセ ージが削除されていなければ1526、CRCはメモリ140内に保存されてい る。その後、リモート装置130は、別のアドレスのために中央端末102と新 たに調停要求を始動する1506ことができる。 メッセージのCRCがメモリ140内に無く、「良」とマークされていない1 522場合、リモート装置130は、そのメッセージのCRCはは「不良」であ ることを示す応答を中央端末102に送信する1530ことができる。つまり、 「不良」応答は、メッセージが前にリモート装置130によって喪失されたこと を示す。この場合、リモート装置130は、CRC1308に対応するメッセー ジ1300の少なくともメッセージ・データ1304を受信するために、予め決 められた時間だけ経路A152を監視する 1532。 予め決められた時間内に少なくともメッセージ・データ1304が受信されな い1532場合、リモート装置130はNACKメッセージを中央端末102に 送信する1534ことができる。NACKは、中央端末102にメッセージ13 00の少なくともメッセージ・データ1304を再送信するように催促する。 リモート装置130は、メッセージ1300の少なくともメッセージ・データ 1304を受信する1532と、メッセージ1300の少なくとも受信したメッ セージ・データ1304をメモリ140に保存する1536。その後、リモート 装置130は、受信したメッセージ・データ1304の計算されたCRCを受信 したCRC値と比較し1538、受信したメッセージ・データ1304に誤りが あるか否かを決定する。メッセージ・データ1538が正しく受信されなかった 1538場合、例えば計算CRC値と受信CRC値とが一致しなかった場合には 、リモート装置130はNACKメッセージを中央端末102に送信し1544 、次にタイマをリセットして、少なくともメッセージ・データ1304を受信す る1332ために、予め決められた時間だけ待つ。任意選択的に、リモート装置 130は、予め決められた試行回数、例えば3回だけ、このプロセスを繰り返す ことができ1532,1536,1538,1544、その試行回数後、リモー ト装置130は中央端末 102との接続を切断し、通信を終了することができる。 計算によるCRCが受信したCRC値と一致するのは、メッセージ・データ1 304が完全かつ正確にリモート装置130によって受信されたことを示してお り、この場合、リモート装置130は、メモリ140にCRCを保存し1540 、それに「良」というマークを付ける。さらに、リモート装置130は、中央端 末102に肯定応答を送信し1542、メッセージ・データ1304がリモート 装置130によって完全かつ正確に受信されたことを通知する。 次に、リモート装置130は、中央端末102から応答およびCRCを受信す るための時間間隔にタイマをリセットし1542、中央端末102からの応答が 来るのを監視し1508,1512,1518、待つ1520。前にリモート装 置130によって喪失されたメッセージ1300の少なくともメッセージ・デー タ1304をリモート装置に伝達するために、リモート装置130はこのような 方法で、中央端末102との間で調停要求および肯定応答をハンドシェークする 。経路A152を介する通信により、前に喪失されたメッセージ1300の少な くともメッセージ・データ1304を、中央端末102からリモート装置130 へ確実に伝達することができる。 したがって、以上に述べた通信システム100の代替実施例は、中央端末10 2と1つ以上のリモート装置130との間で高スループットおよび高信頼のメッ セージ伝達を 達成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AT,AU,BB,BG,B R,BY,CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI ,GB,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU, MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 ライト,ジェームス・エー アメリカ合衆国フロリダ州コーラル・スプ リングス、ノース・ウエスト・フォーティ サード・ストリート10140

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.通信システムにおいて、端末から選択呼出受信機にメッセージを確実に伝達 する方法であって: (a)前記端末が、選択呼出受信機に送信するためメッセージを格納する段階 であって、各メッセージは、アドレス情報,メッセージ・シーケンス識別子およ びメッセージ・データによって構成される段階; (b)前記端末が、前記選択呼出受信機によって受信するため第1通信媒体上 でメッセージを順次送信する段階であって、メッセージとともに送信される前記 メッセージ・シーケンス識別子は、同じアドレス情報を含む被送信メッセージの シーケンスを識別する段階; (c)前記選択呼出受信機が、受信メッセージに関連するメッセージ・シーケ ンス識別子を含む、前記被送信メッセージの少なくとも一部を受信する段階; (d)前記選択呼出受信機が、最後に受信されたメッセージに関連する時間を 監視して、所定の時間が経過したことを判定する段階; (e)前記所定の時間が経過した後に、前記最後に受信されたメッセージが前 記選択呼出受信機によって受信された他のメッセージとのシーケンスがずれてい るときに、被送信メッセージがないことを前記選択呼出受信機が判定する段階; (f)被送信メッセージがないことを判断したことに応答して、前記選択呼出 受信機が第2通信媒体上でメッセージ調停要求を生成する段階であって、前記第 2通信媒体は前記第1通信媒体とは異なり、前記メッセージ調停要求は前記選択 呼出受信機の所定のアドレスと、前記被受信メッセージに含まれる任意のメッセ ージ・シーケンス識別子とを識別する段階; (g)前記格納されたメッセージの前記メッセージ・シーケンス識別子を、受 信されるごとにメッセージ調停要求において識別されたメッセージ・シーケンス 識別子と比較することにより、段階(b)において順次送信されたメッセージが 前記選択呼出受信機によって受信されなかったことを前記端末が判定する段階で あって、格納されたメッセージのメッセージ・シーケンス識別子が前記メッセー ジ調停要求において受信されたと識別されない場合に、格納されたメッセージは 受信されなかったと判定される段階; (h)段階(g)において前記選択呼出受信機によって受信されなかったと判 定された各格納されたメッセージを検索する段階;および (i)前記選択呼出受信機によって受信するため、段階(h)において検索さ れた各メッセージの少なくとメッセージ・データを前記第2通信媒体上で送信し て、メッセージを前記選択呼出受信機に確実に伝達する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.段階(i)の次に: (j)段階(i)に応答して、前記第2通信媒体上で前記選択呼出受信機から 肯定応答を受信する段階であって、前記肯定応答は、段階(i)において送信さ れた各検索メッセージの少なくともメッセージ・データを前記選択呼出受信機が 受信したことを肯定応答する段階;および (k)段階(a)において格納されたメッセージであって、段階(j)におい て前記選択呼出受信機によって受信されたことが肯定応答された各メッセージを 削除する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.段階(i)の次に、 (1)段階(a)ないし(i)を繰り返す段階であって、段階(f)において 受信されたメッセージ調停要求は、前記選択呼出受信機の所定のアドレスを識別 する前回のメッセージ調停要求が受信されてから、前記選択呼出受信機によって 受信されたメッセージを識別する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 4.前記第1通信媒体は、無線周波数ページング・チャネルであることを特徴と する請求項1記載の方法。 5.前記第2通信媒体は、モデム通信を利用するダイアルアップ電話回線インタ フェースであることを特徴とする請求項4記載の方法。 6.前記第2通信媒体は、無線周波数通信チャネルであることを特徴とする請求 項4記載の方法。 7.電子メール・メッセージを確実に伝達するページング・システムであって: 電子メール・メッセージを格納する第1メモリ手段であって、各電子メー ル・メッセージは、アドレス情報,メッセージ・シーケンス識別子およびメッセ ージ・データによって構成される第1メモリ手段;および 電子メール・メッセージをページング通信チャネル上で少なくとも1つの 選択呼出受信機に順次送信するページング送信手段; によって構成されるページング・システムと; 少なくとも1つの選択呼出受信機であって、各選択呼出受信機は: 前記ページング通信チャネル上で順次送信された電子メール・メッセージ を受信するページング受信手段; 各受信された電子メール・メッセージに含まれるアドレス情報を所定のア ドレスと整合させる復号手段; 前記所定のアドレスと整合したアドレス情報を含む各受信電子メール・メ ッセージについて、少なくともメッセージ・シーケンス識別子とメッセージ・デ ータとを格納する第2メモリ手段; 前記第2メモリ手段に結合され、受信メッセージに関連するメッセージ・ シーケンス識別子が他の格納メッセ ージの送信シーケンスとのシーケンスがずれていることを検出することにより、 前記所定のアドレスと整合するアドレス情報を含む被送信メッセージが受信され なかったことを判定する判定手段; 前記判定手段に結合され、タイミング情報を前記判定手段に与えて、送信 シーケンスにおいて監視される最後に受信されたメッセージに続いて所定の時間 期間後に前記被送信メッセージが受信されなかったことを判定するタイミング手 段であって、前記被送信メッセージが受信されなかったという判定は、前記所定 の時間期間の終了まで前記送信シーケンスを監視するため前記所定の時間期間だ け遅延されるタイミング手段;および 被送信メッセージがないという判定に応答して、前記所定の時間期間の終 了後に、ダイアルアップ電話インタフェース上で調停要求を開始する調停要求開 始手段であって、前記調停要求は、 (a)前記選択呼出受信機の所定のアドレス; および (b)前記選択呼出受信機によって受信される電子メール・メッセー ジに含まれる任意のメッセージ・シーケンス識別子 を識別し、前記調停要求において識別された受信電子メール・メッセージは、 前記選択呼出受信機において前記所定のアドレスと整合するアドレス情報を含む 調停要求開始 手段; によって構成される少なくとも1つの選択呼出受信機と; によって構成される電気メール通信システムにおいて、前記ページングシステ ムはさらに: 前記選択呼出受信機によって受信されなかったと前記調停要求によって識 別された電子メール・メッセージを前記第1メモリ手段から検索する検索手段; および 前記調停要求に応答して、前記検索された各電子メール・メッセージの少 なくともメッセージ・データを前記ダイアルアップ電話インタフェース上で送信 する調停済みメッセージ送信手段; を含んで構成され、 前記各少なくとも1つの選択呼出受信機はさらに: 前記調停要求開始手段と前記第2メモリ手段とに結合さた調停済みメッセ ージ受信手段であって、前記調停要求に応答して、前記ダイアルアップ電話イン タフェース上で送信された各検索された電子メール・メッセージの少なくともメ ッセージ・データを受信し、かつ前記調停済みメッセージ受信手段によって受信 された少なくともメッセージ・データを前記第2メモリ手段に与えて、前記ペー ジング・システムから前記少なくとも1つの選択呼出受信機に前記電子メール・ メッセージを確実に伝達する調停済みメッセージ受信手段; を含んで構成されることを特徴とする電子メール通信シ ステム。 8.前記調停済みメッセージ送信手段は、少なくともメッセージ・シーケンス識 別子と、検索された各電子メール・メッセージのメッセージ・データとをモデム 通信を利用して前記ダイアルアップ電話インタフエース上で送信するモデム送信 手段からなり、 前記調停済みメッセージ受信手段は、少なくともメッセージ・シーケンス識別 子と、検索された各電子メール・メッセージのメッセージ・データとをモデム通 信を利用して前記ダイアルアップ電話インタフエース上で受信するモデム受信手 段からなることを特徴とする請求項7記載の電子メール通信システム。 9.中央端末から少なくと1つの通信受信機にメッセージを確実に伝達する通信 システムであって、前記中央端末は: 少なくとも1つの通信受信機に送信されるメッセージを格納するメモリ手 段と; 前記メモリ手段に結合され、前記少なくとも1つの通信受信機によって受 信するために、メッセージおよび前記メッセージに関連するメッセージ・シーケ ンス識別子を第1通信媒体上で順次送信する第1メッセージ送信手段と; 前記第1メモリ手段に結合され、前記少なくと1つの通信受信機によって 生成・送信されたメッセージ調停要求の受信に応答して、前記少なくとも1つの 通信受信機によって受信するために、前記少なくとも第1通信受信機に よって受信されなかったメッセージを第2通信媒体上で送信する第2メッセージ 送信手段であって、前記メッセージ調停要求は、受信されなかったメッセージが 前記中央端末によって識別できるように、前記少なくとも1つの通信受信機によ って受信されたメッセージに関連するメッセージ・シーケンス識別子を識別する 第2メッセージ送信手段と; によって構成され、 前記少なくとも1つの通信受信機は: 前記第1通信媒体上で送信されたメッセージの少なくと一部を受信する受 信手段と; 前記手段手段に結合され、前記受信メッセージに関連するメッセージ・シ ーケンス識別子を監視する監視手段と; 前記監視手段に結合され、受信メッセージに関連するメッセージ・シーケ ンス識別子が他の受信メッセージの送信シーケンスとのシーケンスがずれている ことを検出することにより、前記第1通信媒体上で送信されたメッセージが受信 されなかったことを判定する判定手段と; 前記判定手段に結合され、タイミング情報を前記判定手段に与えて、送信 シーケンスにおいて監視される最後に受信されたメッセージに続いて所定の時間 期間後に前記被送信メッセージが受信されなかったことを判定するタイミング手 段であって、前記被送信メッセージが受信されなかったという判定は、前記所定 の時間期間の終了まで前記 送信シーケンスを監視するため前記所定の時間期間だけ遅延されるタイミング手 段と; 前記判定手段に結合され、前記所定の時間期間の終了後に、前記受信メッ セージが他の受信メッセージの送信シーケンスとのシーケンスがずれていること を前記判定手段が判定したことに応答して、前記第2通信媒体上で調停要求を生 成する調停要求手段と; によって構成されることを特徴とする通信システム。 10.前記第1通信媒体は、モデム通信を利用するダイアルアップ電話回線イン タフェースであることを特徴とする請求項9記載の通信システム。 11.前記第2通信媒体は、無線周波数通信チャネルであることを特徴とする請 求項9記載の通信システム。 12.通信システムから携帯選択呼出受信機にメッセージを確実に伝達するため 前記通信システムと協調して動作する携帯選択呼出受信機であって: 第1通信媒体上で送信されたメッセージを受信する第1受信手段であって、各 被送信メッセージは、アドレス情報,メッセージ・シーケンス識別子およびメッ セージ・データによって構成され、被送信メッセージのメッセージ・シーケンス 識別子は、同じアドレス情報を含む被送信メッセージの送信シーケンスを識別す る第1受信手段; 前記第1受信手段に結合され、受信メッセージを格納するメモリ手段; 受信メッセージのアドレス情報を所定のアドレスと整合させる復号手段; 前記受信手段と前記復号手段とに結合され、前記所定のアドレスと整合するア ドレス情報を含む受信メッセージの送信シーケンスを監視する受信メッセージ・ シーケンス監視手段; 前記受信メッセージ・シーケンス監視手段に結合され、前記所定のアドレスと 整合するアドレス情報を含む受信メッセージの送信シーケンスとのシーケンスが ずれているメッセージ・シーケンス識別子を有する少なくとも1つの受信メッセ ージを検出することにより、前記所定のアドレスと整合するアドレス情報を含む 被送信メッセージが前記携帯選択呼出受信機によって受信されなかったことを判 定する未受信メッセージ判定手段; 前記受信手段と前記復号手段とに結合され、前記所定のアドレスと整合するア ドレス情報を含む受信メッセージのメッセージ・データにおいて誤りを検出する メッセージ誤り検出手段; 前記未受信メッセージ判定手段と前記メッセージ誤り検出手段とに結合され、 第2通信媒体上でメッセージ調停要求を前記通信システムに送信して、前記携帯 選択呼出受信機が前記第1通信媒体上で受信しなかった少なくとも1つの被送信 メッセージを識別するメッセージ調停要求手段であって、前記メッセージ調停要 求は、前記所定のアドレス および少なくとも1つのメッセージ・シーケンス識別子を識別し、前記少なくと も1つのメッセージ・シーケンス識別子は、前記未受信メッセージ判定手段によ って判定されるように受信されなかった被送信メッセージに相当し、または前記 誤り検出手段によって検出されるようにメッセージ・データに誤りを有する受信 メッセージに相当するメッセージ調停要求手段; 前記メッセージ調停要求手段に結合され、かつそれに応答して、前記メッセー ジ調停要求において識別された各前記少なくとも1つのメッセージ・シーケンス 識別子に相当する各少なくとも1つのメッセージの少なくともメッセージ・デー タを受信する調停済みメッセージ受信手段であって、前記第2通信媒体上で各少 なくとも1つのメッセージの少なくともメッセージ・データを受信して、前記通 信システムから前記携帯選択呼出受信機にメッセージを確実に伝達する調停済み メッセージ受信手段;および 前記受信メッセージ・シーケンス監視手段と前記未受信メッセージ判定手段と に結合され、それらにタイミング情報を与えて、送信シーケンスにおいて監視さ れる最後に受信されたメッセージに続いて所定の時間期間後に、前記所定のアド レスと整合するアドレス情報を含む被送信メッセージが前記携帯選択呼出受信機 によって受信されなかったことを判定するタイミング手段であって、前記所定の アドレスと整合するアドレス情報を含む前記被送信メッセージ が受信されなかったという判定は、前記所定の時間期間の終了まで前記送信シー ケンスを監視するため前記所定の時間期間だけ遅延されるタイミング手段; によって構成されることを特徴とする携帯選択呼出受信機。 13.前記メッセージ調停要求手段に結合され、前記携帯選択呼出受信機が前記 第1通信媒体上で少なくとも1つの被送信メッセージを受信しなかったことをユ ーザに視覚的に表示するディスプレイ手段;および 前記メッセージ調停要求手段に結合され、前記携帯選択呼出受信機が少なくと も1つの被送信メッセージを受信しなかったという視覚表示のユーザ確定を含む ユーザ入力を受信するユーザ入力制御手段であって、前記受信されたユーザ確定 は、前記メッセージ調停要求手段に結合され、前記ユーザ確定を受信することに 応答して前記メッセージ調停要求を前記通信システムに送信するユーザ入力制御 手段; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項12記載の携帯選択呼出受 信機。 14.前記第1通信媒体は、無線周波数ページング通信チャネルであり、前記第 2通信媒体は、モデム通信を利用するダイアルアップ電話回線インタフェースお よび無線周波数通信チャネルのうちの1つであることを特徴とする請求項12記 載の携帯選択呼出受信機。 15.前記第1通信媒体上で送信される各メッセージは、 前記メッセージ・データにおける少なくとも1つの誤りを検出するための巡回冗 長符号(CRC)を含み、前記メッセージ誤り検出手段は、前記所定のアドレス と整合するアドレス情報を有する受信メッセージのCRCを利用して、前記受信 メッセージのメッセージ・データにおける誤りを検出することを特徴とする請求 項12記載の携帯選択呼出受信機。
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