JPH08501433A - 改良されたプリコーディング装置および方法 - Google Patents

改良されたプリコーディング装置および方法

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JPH08501433A JP7504042A JP50404295A JPH08501433A JP H08501433 A JPH08501433 A JP H08501433A JP 7504042 A JP7504042 A JP 7504042A JP 50404295 A JP50404295 A JP 50404295A JP H08501433 A JPH08501433 A JP H08501433A
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Abstract

(57)【要約】 改良されたプリコーディング技術(700)と装置(100)とによって、チャンネルh(D)上での信号点シーケンスの送信が可能となり、チャンネル容量に近いデータ速度で、符号間干渉やノイズが存在する下でも、効率的なデータ転送が実現される。この改良された技術は、トレリス・コード化変調およびあらゆる信号コンステレーシヨンと共に動作する。これにより、本発明はシェーピングを簡素化し、コンステレーションの切り替えをせずに、分数速度での信号送信を可能にする。本発明の主要な利点は、チャンネル出力シーケンスの過去の成分に基づいてマッパの出力成分を選択することによって、ディザ損失の低減を達成する機能である。

Description

【発明の詳細な説明】 改良されたプリコーディング装置および方法 発明の分野 本発明は一般的にデジタル通信システムに関し、更に特定すれば、デジタル通 信システムにおける送信用デジタル・データ・シーケンスのプリコーディング( precoding)に関するものである。 発明の背景 ガウス・ノイズがあり、帯域制限が厳格で、信号対ノイズ比(SNR)が高い チャンネル上では、理想的なゼロ強制判断返送等化(zero-forcing decision-fe edback equalization:DFE)と符号間干渉(ISI)のない理想的なチャン ネルのために設計されたコード化変調およびコンステレーション・シェーピング (coded modulation and constellation shaping)技術との組み合わせを用いる ことによって、デジタル・データを信頼性高く送信できることが示されている。 しかしながら、理想的なDFEは実現不可能である。トレリス・プリコーディン グ(Trellis precoding)は、コーディング、シェーピングおよび等化技術を組 み合わせ、コーディングおよびシェーピングと共に理想的なDFEと同じ性能を 得ることができる実現可能な技術 である。 トレリス・プリコーディングの潜在的な欠点の1つに、信号点が空間充填境界 領域(space-filing boundary region)内に均一に分布している信号コンステレ ーションに対してのみ有効であるということがあげられる。空間充填(space-fi lling)とは、境界領域を重なり合わないように適当に変換して合体すると、そ の空間全体におよぶ(占有する(tile))ということを実質的に意味する。言い 換えれば、境界領域は、典型的にプリコーディング格子と呼ばれている格子の基 本領域として表現可能でなければならない。公知のコード化変調技術との互換性 を保つために、プリコーディング格子は、典型的に、境界領域が正方形の形状を 有するように、二次元整数格子Z2を換算(scale)したものMZ2(Mは換算係 数)として選択される。用途によっては、正方形の信号コンステレーションは、 円形に近い境界を有するコンステレーションよりも、二次元ピーク対平均出力比 (PAR:Peak to Average power Ratio)が高いので、望ましくない場合があ る。より重大なのは、正方形のコンステレーションは符号を分数ビット(fracti onal bits)で表わすのには相応しくなく、分数速度送信(fractional rate tra nsmission)を可能にするにはコンステレーション・スイッチングとして知られ ている方法が必要になるので、二次元PARが更に増大することである。トレリ ス・プリコーディングでは、ボロノイ領域(Voronoi region)が正方形のそれよ りも円に近く、ある分数データ速度を許容するプリコーディング格子を見つける ことが可能である。しかしながら、この方法は全ての分 数データ速度を均一に扱うのではなく、90゜位相回転に対して不変とすること は更に難しいため、柔軟性に欠ける。これは実際の応用では重要な要件となる場 合もあるものである。トレリス・プリコーディングのその他の欠点は、シェーピ ング利得を得るためには、プリコーディング処理をシェーピング処理と組み合わ せなければならず、このために構成の複雑度が増大することである。 実質的にいかなる信号コンステレーションとでも、実質的にいかなるデータ速 度においてでも動作し、しかもコンステレーション・シェーピングとは独立して 実施可能で、理想的なDFEの性能にできるだけ近い全体性能を得ることができ る、柔軟性のあるプリコーディング方法および装置が必要とされている。 発明の概要 トレリス・コードCを用いて、非理想的チャンネル応答h(D)によって特徴 付けられるチャンネル上を送信するためにデジタル・データ・シーケンスを信号 点シーケンス(signal point sequence)x(D)に配置する(mapping)装置お よび方法について記載する。 前記装置は、 プリコーダによって供給されるフィードバック情報に基づいて、チャンネル出 力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2,...} に部分的に基づいて、所与の時刻kにおける(D)の成分ukが選択されるよう に、前記デジタル・デ ータ・シーケンスを信号点シーケンスu(D)に配置するマッパ(mapper)と、 x(D)=u(D)+d(D)にしたがって前記信号点シーケンスx(D)を 発生するプリコーダとから成る。ここで、d(D)は選択された非ゼロ・シーケ ンスc(D)と、実質的にp(D)=x(D)[h(D)-1]の形式のポスト カーソル符号間干渉(postcursor intersymbol interference)(ISI)シー ケンスp(D)との間の非ゼロ差を表し、c(D)は、チャンネル出力シーケン スy(D)が前記トレリス・コードC内のコード・シーケンスとなるように選択 される。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による装置のブロック図である。 第2図は、本発明による装置の第1実施例を示すより詳細なブロック図である 。 第3図は、第2図のマッパの詳細ブロック図である。 第4図は、本発明による装置の第2実施例のブロック図である。 第5図は、本発明による装置を利用したデジタル通信システムの第1実施例の ブロック図である。 第6図は、図5のデジタル通信システムの復元装置のブロック図であり、復元 装置をより特定して示すものである。 第7図は、本発明方法による一実施例のステップを表わすフロー・チャートで ある。 第8図は、本発明による他の実施例のステップを表わすフ ロー・チャートである。 第9図は、デジタル・データ・シーケンスをプリコーディングしてシーケンス x(D)を得て、インパルス応答h(D)を有する離散時間チャンネル上を送信 するために用いられる、本発明によるデジタル信号プロセッサのブロック図であ る。 好適実施例の詳細な説明 本発明の方法および装置は、デジタル通信チャンネル上を送信するためにデジ タル・データ・シーケンスをプリコードし、特に厳しい減衰歪みを有するチャン ネル上での動作を可能とするものである。本発明を利用することによって得られ る重要な利点には、コンステレーション・スイッチングを必要とせず実質的にあ らゆる所望データ速度で送信すること、円形信号コンステレーションによる送信 、シェーピングをプリコーディングと完全に分離することによるシェーピングの 簡素化、およびプリコーダによって供給されるフィードバック情報に基づくチャ ンネル出力シーケンスの過去の成分に部分的に基づいてマッパの出力を選択する ことによるディザ損失(dither loss)の低減が含まれる。 第1図に示されるように、番号100の装置は、本発明にしたがって、トレリ ス・コードCを用いて、デジタル・データ・シーケンスをプリコードし、複素プ リコード・シーケンスx(D)=x0+x1D+...を発生し、複素インパルス応 答h(D)=h0+h1D+h22+....を有する離散時間チャンネルを通じて送 信を行う。本明細書において、h(D)は単調(monic)であ る(即ち、h0=1)と仮定しても一般性を失わない。 コードCは2n次元トレリス・コードであり、ここでnは格子分割(lattice partition)Λ/Λ’に基ずく整数、Λは予め選択された格子、Λ’はΛおよび 速度m/m+rの畳み込みコードの予め選択された副格子(sublattice)である 。格子Λは、いわゆるトレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λoの2r個のコセット (coset)の合体(union)であり、ここでΛoはΛの副格子、Λ’はΛoの副格子 である。y(D)=y0+y1D+y22+....がトレリス・コードにおけるコー ド・シーケンスとし、一連の2n次元ベクトル成分yk=(ykn,...,ykn+n-1 ),k=0,1,...,として表されるとすると、時刻kにおける成分ykは、Λo の唯一のコセットに属する。このコセットは時刻kにおける現在状態Skによっ て決定される。 装置(100)はマッパ(102)とプリコーダ(104)とを含む。このプ リコーディング体系の特徴は、プリコード・シーケンスx(D)が次の和によっ て表されることである。 x(D)=u(D)+d(D) ここで、u(D)=u0+u1D+u22+....は、デジタル・データを表わす信 号点シーケンスであり、マッパ(102)によって発生される。信号点Ui,i =0,1,2,...は、u(D)の各2n次元成分uk=(Ukn,...,Ukn+n-1 )が格子の変換(translate)上に位置するように、二次元信号コンステレーシ ョンから選択される。シーケンスd(D)=d0+d1D+d22+....は、以下 の式にしたがってプリコーダ(104)によって発生されるディザ・シーケンス である。 d(D)=c(D)-p(D) ここで、p(D)=x(D)[h(D)-1]は、ポスト−カーソル符号間干渉 (ISI)シーケンスであり、c(D)=c0+c1D+c22+....は、チャン ネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)=u(D)+c(D)がトレリ ス・コードCからのコード・シーケンスとなるように選択される。 本発明の特徴は、シーケンスc(D)の成分Ck=(Ckn,...,Ckn+n-1)が 、常にトレリス・コードCの時刻−ゼロ格子Λoまたはその副格子Λsからプリコ ーダ(104)によって選択され、シーケンスu(D)の成分ukは、y(D) がC内の有効なコード・シーケンスとなるように成分ykが存在していなければ ならないΛoのコセットにukが存在するように、y(D)の過去の値{yk-1, yk-2,....}に部分的に基づいて、マッパ(102)によって選択されること である。したがって、コセットは、コード・シーケンスy(D)の状態skに基 づいて選択される。デジタル・データは、通常通り選択されたコセットから信号 点を決定する。過去の値{yk-1,yk-2,....}に関する情報は、マッパ(10 2)に動作可能に結合されているプリコーダ(104)によってマッパ(102 )に供給される。 本発明の技術は、“ISI coder - Combined coding and precoding,”AT&T co ntribution to EIA-TR30.1,Baltimore,MD,June 1993に記載された技術とは、 重要な部分で相違するものである。先に引用した技術では、成分ukはy(D) の状態skには関係なく、常に時刻−ゼロ格子Λoの変換から選択されるのに対し 、成分ckは状態skにしたがって、Λoの2r個のコセットの1つから選択される 。ckの選択にはいつでも同一格子を用いるので、本発明の技術は 論理的により単純である。更に、本発明の方法は90度の回転に対して透明(tr ansparent)とすることができるのに対し(以下を参照)、先に引用した技術で はこれを完全に達成することはできない。また、本発明では、プリコーダは理想 的なチャンネル(即ち、h(D)=1)に対して自動的に動作不能とされるのに 対し、先に引用した技術では、理想的なチャンネル上では特別な手順に従わなけ ればならない。 典型的に、本発明は、複素インパルス応答h(D)が単位円上でゼロを有さな い場合、または、これと同等に、その逆数1/h(D)が安定な時に用いられる ものである。したがって、以下の実施例は、安定した逆数を有する標準型応答( canonical response)であるh(D)を用いる。h(D)はh(D)=1+0. 75Dのような全ゼロ応答(all zero response)、h(D)=1/(1-0.7 5 D)のような全極応答(all poleresponse)、または、ゼロおよび極を含む より一般的な応答のいずれでもよいことに注意されたい。以前のプリコーディン グ技術におけるように、応答h(D)は決定されており、送信機および受信機に おいては既知のものである。 第2図の番号200は、本発明による装置の第1実施例のより詳細な実施例で ある。第1図の場合のように、デジタル・データ・シーケンスはまずマッパ(1 02)において、公知のエンコーディング、マッピングおよびシェーピング技術 の組み合わせを用いて、信号点シーケンスu(D)に配置される。成分uk=( ukn,ukn+1,....,ukn+n-1)が存在する時刻−ゼロ格子Λoのコセットは、 プリコーダ(104)によって供給されるフィードバック情報に基ずくy(D) の過去の値 {yk-1,yk-2,....}に基づいて決定される。この実施例では、プリコーダは 、第1結合部(204)と、フィルタリング/モデュロ部(206)とで構成さ れている。第1結合部(204)は典型的に加算器であり、入力シーケンスu( D)とディザ・シーケンスd(D)とを受信するように動作可能に結合され、プ リコード・シーケンスx(D)=u(D)+d(D)を形成する。フィルタリン グ/モデュロ部(206)は、x(D)を受信するように動作可能にに結合され たフィルタ(212)を含み、d(D)を発生するために用いられる。フィルタ リング/モデュロ部(206)は、更に、フィルタリング部(212)からのポ スト−カーソルISIシーケンスp(D)を受信するように動作可能にに結合さ れたモデュロ部(210)を含む。ここで、p(D)はp(D)=x(D)[h (D)-1]にしたがって結合部(204)から受信されるプリコード・シーケ ンスx(D)をフィルタリングすることによって得られる。ディザ・シーケンス d(D)は、d(D)=c(D)-p(D)で与えられる。ここで、c(D)は 時刻−ゼロ格子Λoの選択された副格子Λsから選択された2n次元成分ckのシ ーケンスである。成分ckは、ディザ・シーケンスd(D)の平均エネルギを小 さく維持するように、Λsから選択される。 第2結合部(208)(典型的に加算器)が、プリコード・シーケンスx(D )とポスト−カーソルISIシーケンスp(D)とを組み合わせ、y(D)=x (D)+p(D)にしたがってチャンネル出力シーケンスy(D)を形成する。 次に、コセットの選択のために、シーケンスy(D)をマッパにフィードバック する。 成分ckはΛoの副格子Λsから選択されるので、チャンネル 出力成分yk=uk+ckは、信号点ukと同じΛ0のコセットに属する。したがっ て、トレリス・コード内のy(D)の現在の状態skに基づいて、時刻−ゼロ格 子の許されるコセットからukが選択されるのであれば、チャンネル出力シーケ ンスy(D)は有効なコード・シーケンスである。 第2図のモデュロ部(210)は、副格子Λsの指定された基本領域(fundame ntal region)内でディザ成分dk=(dkn,dkn+1,...,dkn+n-1)を発見す るために用いられる。このディザ成分は、副格子Λsを法とする.(modulo the sublattice Λs)負ポスト−カーソルISI成分-pk=(-Pkn,-Pkn+1,... ,-Pkn+n-1)に正確に一致する。副格子Λsは、複雑さと性能との間でいずれを 優先させるかに応じて選択される。複雑さを低くするには、Λsを二次元格子の n重カルテシアン積(n-fold Cartesian product)となるように選択すればよい 。 ここでモデュロ部の動作を1つの具体例についてより詳細に説明する。トレリ ス・コードが格子分割RZ4/2D4に基づく四次元トレリス・コードと仮定する 。このコードは時刻−ゼロ格子Λ0=RD4を有するので、ΛsはRD4の副格子で ある2Z4=(2Z22として選択される。この例では、二次元符号dkn+1,i =0,1,...,n-1が、正方形領域[-1,1)x[-1,1)から符号毎(sy mbol by symbol basis)に、2Z2を法とする-Pkn+iに正確に一致するように( 即ち、dkn+iの実部および虚部が2を法とする-Pkn+iの実部および虚部と正確 に一致するように)選択される。用途によっては、プリコード体系が90゜位相 回転に対して透明であることは重要である。これは、区間[-1,1)をpkの正 成分に、かつ(-1,1]を非正成分に用いるこ とによって達成される。この場合、マッパも差動エンコーダを含むことになる。 差動エンコーダは技術的現状では公知である(例えば、L. F. Wei,“Trellis-c oded modulation using multi-dimensional constellations,”IEEE Trans.In form.Theory,vol.IT-33,pp.483-501, July 1987)。 送信される符号Sx=E{|xj2}のエネルギは、エネルギu(D)および d(D)の和Su+Sdとなる。ここで、Eは統計的期待値(statistical expect ation)である。送信されるシーケンスx(D)の平均エネルギSxは、平均ディ ザ・エネルギSdが小さい限りは、信号シーケンスu(D)のエネルギSuとほぼ 同一 ディザ・シーケンスd(D)による平均エネルギの増加は小さくなるということ である。これは、副格子Λsの基本ボロノイ領域(fundamental Voronoi region )からdkの要素を選択することによって達成される。本発明の主要な利点は、 チャンネル出力シーケンスy(D)の過去の履歴を基にシーケンスu(D)を修 正することによって、ディザ・エネルギを低減することである。 第3図の番号300は、マッパ(102)の更に詳細なブロック図であり、成 分ukを選択するΛ0のコセットを決定するために用いられるコード追跡部(code tracker)(304)が示されている。コード追跡部(304)への入力は、プ リコーダ(104)から得られるチャンネル出力シーケンスy(D)である。コ ード追跡部(304)は、y(D)を受信するコセット情報抽出器(302)、 コセット情報抽出器(30 2)に動作可能に結合されているビット・マッパ(306)、およびマッパに動 作可能に結合されている速度m/m+rの畳み込みエンコーダ(convolutional en coder)(308)を含む。連続する成分ykが存在するトレリス・コードの副格 子Λ’のコセットを追跡することにより、コード・シーケンスy(D)の状態を 追跡することが可能となる。この情報を用いて、時刻−ゼロ格子Λ0の2r個のコ セットのどれから成分ukを選択すべきかを決定する。第3図に示すように、こ のステップの実施を可能にするには、コセット情報抽出器(CIE)(302) を用いてスライシング処理(slicing operation)によって上述のコセットを抽 出し、ビット・マッパ(306)を用いてCIEの出力をmビットに変換し(3 04)、次にこれらのビットを速度m/m+r畳み込みエンコーダ(308)を通 過させてrビットを発生し、マッピング部(310)がこれらをデジタル・デー タ符号と共に用いて、成分ukを決定する。畳み込みエンコーダからのこれらr ビットを用いて、Λの中のΛ0の2r個のコセットの1つを選択する。例えば、分 割RZ4/2D4に基づく4Dトレリス・コードの場合、速度m/m+1畳み込みエ ンコーダを用いて、各2符号毎に1回、余分に1ビットを生成し、このビットを 用いてRZ4内の時刻−ゼロ格子RD4の2つのコセットの一方を選択し、一方前 記データ・ビットはそのコセットから四次元点を選択する。 第4図は、本発明の他の実施例(番号400)を示す。これは図2に示す実施 例と実質的に同等である。この実施例では、フィルタリング/モデュロ部(40 4)が副格子Λsから成分ckを最初に選択するスライシング部(402)と、dk = ck-pkにしたがってディザdkを形成するフィルタリング部(212)とを含む 。本実施例では、チャンネル出力成分ykは、yk=uk+ckにしたがって成分uk をckと組み合わせることによって得ることができる。プリコーダによって供給 されるシーケンスy(D)に関する情報は、マッパ出力ukが選択される時刻− ゼロ格子Λ0のコセットを決定するためにマッパ(102)においてコード追跡 器(310)によって用いられる。 他の例では、再び、分割RZ4/2D4に基づいた四次元トレリス・コードが用 いられると仮定するが、今回は副格子Λsは時刻−ゼロ格子RD4自体である。ま ず、副格子RD4は、4D格子2Z4とそのコセット2Z4+(0,0,1,1)と の合体として表されることに注意されたい。更に、4D格子2Z4は、偶数の整 数の全ての対から成る二次元(2D)格子2Z2のカルテシアン積を取ることに よって得ることができる。したがって、RD4は以下のように表される。 RD4=(2Z2x2Z2) U[2Z2+(1,1)]X[2Z2+(1,1)], ここで、Uは合体(union)を表し、Xはカルテシアン積を表わす。2D格子 2Z2とそのコセット2Z2+(1,1)との合体により、2D格子RZ2が形成さ れる。 したがって、スライシング部(410)は、偶数の符号間隔2kにおいてRZ2 からその符号c2kを選択することにより、4D符号ck=(c2k,c2k+1)を選 択することができる。c2kが2Z2に属する場合、続く奇数符号間隔(symbol in terval)において、偶数の整数格子2Z2から2番目の符号c2k+1が選択される 。しかしながら、c2kがコセット2Z2+(1,1)に属する場合、コセット2Z2 +(1,1)から2番目の符号C2k+1が選択され る。このようにして、4D符号(c2k,C2k+1)がRD4に属することを保証す る。 本発明は平均ディザ・エネルギを最少に抑えるという基準に限定される訳では なく、各ciの選択がx(D)の過去の値xj,j<iのみに基づき、成分ckが 時刻−ゼロ格子Λ0に属する限り、いかなる基準を用いてコード・シーケンスc (D)を選択してもよいことに注意されたい。例えば、ある応用では、チャンネ ル出力符号yi=ui+ciの範囲を制限することが望ましい場合がある。これを 達成するには、ディザ・エネルギSdが高くなることを犠牲にして、ciの値をあ る範囲に抑制すればよい。 以上の説明では、チャンネルが離散時間複素インパルス応答h(D)によって 特徴付けられることを仮定とした。技術的現状では、ノイズが含まれる離散時間 または連続時間の線形チャンネルは全て、因果(causal)(hk=0,k<0) 、最少位相(単位円上または外側では全てゼロ)、単調(h0=1)インパルス 応答h(D)、および付加白色ノイズW(D)を有する標準状離散時間等化チヤ ンネル(canonical discrete-time equivalent channel)で表されることはよく 知られている。白化整合フィルタ(whitened matched filter)と、選択された 符号速度で動作するサンプラ(連続時間チャンネルの場合)とを含む標準受信機 フロントエンドを用いて、かかる等価チャンネルを設けてもよい。実際には、h (D)は典型的に、送信機、チャンネル、受信機、およびサンプラにおけるフィ ルタの総合効果を表わす。同様に、w(D)は受信フィルタおよびサンプラを通 過した後のノイズを表す。白化整合フィルタは、適切なフィルタによって歪み強 度を低下させるので、こ こに従来の線形等化に対する本発明の性能上の優越性がある。 実際、h(D)が全ゼロ応答である時、判定返送等化器のための標準適応技術 を用いて、白化整合フィルタを適応的に決定することができる。h(D)が全極 フィルタであることが望まれる時、まず標準方法を用いて全ゼロ応答h’(D) を適応的に決定し、次に公知の多項式分割技術を用いてh(D)=1/g’(D )を 有限多項式である。 デジタル通信システムに組み込まれた本発明装置の一実施例を、第5図に番号 500で示す。ここでは、送信機と受信機の少なくとも一方が本発明を利用して いる。前記システムは、典型的に、送信機(502)と受信機(506)の少な くとも一方を含み、送信機はマッパ(508)と、デジタル・データ・シーケン スを送信するためのプリコーダ(510)と、上述のパラグラフで説明したよう に得られ、プリコーダに動作可能に結合されてプリコード・シーケンスx(D) の送信を容易にするチャンネル(504)とを有し、一方、受信機(506)は 、チャンネル部(504)に動作可能に結合され、受信シーケンスr(D)を受 信しデコードして予測出力シーケンスy(D)を発生するデコーディング部(5 18)と、デコーディング部(518)に動作可能に結合され、信号点シーケン スu(D)の予測u(D)を実質的に復元する復元部(520)とを有する。次 に、逆配置およびシェーピング復元(inversemap and shaping recovery)を用 いて(コンステレーション・シェーピングを用いる場合)、送信すべきデジタル ・データ・シーケンスの予測値をu(D)から検出する。 先に示した等価チャンネル(504)は、応答h(D)を有し、x(D)を受 信し既に定義した出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)を生成するフィル タ(512)と、付加ノイズを発生する付加ノイズ部(516)と、典型的には 加算器であり、チャンネルフィルタh(D)(512)と付加ノイズ部(516 )とに動作可能に結合された結合部(514)とによって実質的に表される。 デコーディング部(518)は、典型的に、当技術では公知のトレリス・コー ドC用デコーダである。デコーティング部(518)は典型的にノイズのある受 信シーケンスr(D)を受信しデコードする。このシーケンスは以下の形状を有 し、チャンネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の予測値y(D)を 発生する。 r(D)=x(D)h(D)+w(D) =y(D)+w(D) =[u(D)+c(D)]+w(D) また、復元部(520)は、デコーディング部(518)に動作可能に結合さ れ、入力シーケンスu(D)の予測値u(D)を実質的に復元する。これについ ては以下でより詳細に説明する。 先に述べたように、シーケンスy(D)はトレリス・コードC内のシーケンス でなければならない。これが意味するのは、当技術では公知のように、シーケン スy(D)を従来のC用デコーダで予測することにより、予測出力シーケンスy (D)を発生できるということである。 第6図のブロック図に番号600で更に特定して示す復元 部(520)は、典型的に、予測シーケンスy(D)を受信するように動作可能 に結合され、y(D)をフィルタリングして実質的にp(D)=y(D)/{1 −1/h(D)}という形状でポスト−カーソルISIシーケンスの予測値p( D)を求め、p(D)をフィードバック信号として発生し、x(D)=y(D) -p(D)にしたがってy(D)からx(D)を得る、プリコーダ(104)内 のフィルタ(212)と実質的に同一の少なくとも1つの復元フィルタリング部 (604)と、復元フィルタリング部(604)に動作可能に結合され、送信機 においてプリコーディング部で用いられるのと実質的に同様に、成分dk=(dk n ,dkn+1,...,dkn+n-1)が副格子Λsの指定された基本領域に存在し、副格 子Λsを法とする負ポスト−カーソルISI成分-pk=(-pkn,-pkn+1,pkn+ n-1 )と正確に一致する、予測ディザ・シーケンスd(D)を検出する復元モデ ュロ部(606)と、復元モデュロ部(604)と予測結合器(602)とに動 作可能に結合され、プリコード・シーケンスx(D)の予測シーケンスx(D) を受信し、シーケンスx(D)とシーケンスd(D)との間の差を実質的に判定 し、元の入力シーケンスu(D)の予測値u(D)を得る復元結合部(606) とを含む。判定誤差(y(D)=y(D))がなく、そして送信機および受信機 における動作が実質的に対称的である限り、元のシーケンスu(k)は正確に復 元される。復元回路には他の等価な構成でも可能である。 要約すると、復元フィルタリング部(604)を用いてポスト−カーソルIS I変数p(D)の予測値P(D)を再生(reconstruct)し、次に復元モデュロ 部(604)を用いて、送信機の対応する装置(100)におけるd(D)と実 質的に相 関関係にあるディザ・シーケンスd(D)を決定し、次に復元結合部(608) を用いてu(D)=x(D)-d(D)を発生する。 勿論、y(D)にはチャンネル・ノイズによる偶発的エラーがあり、それがエ ラー伝搬を引き起こす可能性がある。しかしながら、1/h(D)が安定なので 、フィルタ1-1/h(D)におけるエラー伝搬は破減的なもの(catastrophic) には決してならない。更に、h(D)が位数(order)pの全極応答である場合 (mは選択された整数)、エラー伝搬はせいぜいp個の符号で確実に阻止される 。 予測値uj、復元シーケンスu(D)のi番目の変数が、入力シーケンスu( D)のi番目の変数に許される範囲外にある場合、かかる範囲の違反は、判断の 誤りが現在の符号yjに発生したこと、または最新の符号のいずれかyj-i,i> 0にあるエラーのためにciが誤りであることを示す。かかる範囲違反が検出さ れた時、予測値yjまたはyj-iを調節することによりその違反を補正しようとす ることが考えられる。したがって、範囲違反を監視することによって、ある程度 のエラー補正は達成される。かかるエラー検出機能は、送信システムの動作を監 視するためにも有用である。 以上のように、本発明によれば、デジタル通信受信機を用いて、プリコード・ シーケンスx(D)に配置され、非理想的な応答h(D)によって特徴付けられ るチャンネル上を送信されるデジタル・データ・シーケンスを、トレリス・コー ドCを用いて受信し、受信シーケンスr(D)を発生する。この場合、受信機は 、少なくとも、r(D)を受信するように動作可能に結合され、受信された送信 シーケンスr(D)をデコードして予測出 力シーケンスy(D)を発生するデコーディング部と、デコーディング部に動作 可能に結合され、x(D)=u(D)+d(D)にしたがって発生される送信信 号点シーケンスx(D)に対するシーケンスu(D)の予測シーケンスu(D) を実質的に復元する復元部とを含む。ここで、u(D)は前記デジタル・データ ・シーケンスを固有に表わす信号点シーケンスであり、2n次元成分ukが存在 する時刻−ゼロ格子Λ0のコセットはチャンネル出力シーケンスy(D)の状態 に左右され、d(D)は、成分ckがトレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λ0の副 格子Λsから選択される選択シーケンスc(D)と、実質的にp(D)=x(D )[h(D)-1]という形状のポスト−カーソル符号間干渉(ISI)との間 の非ゼロ差を表し、c(D)がp(D)のみに基づいて選択されるようにする。 第6図に示すように、復元手段の一実施例は、予測出力シーケンスy(D), p(D)を受信するように動作可能に結合された予測結合部(602)と、予測 出力シーケンスx(D)を受信するように動作可能に結合され、予測ポスト−カ ーソル符号間干渉(ISI)シーケンスp(D)を発生する復元フィルタリング 部(604)と、復元フィルタリング手段に動作可能に結合され、送信シーケン スx(D)を発生するために用いられるd(D)と実質的に相関関係を有する予 測ディザ・シーケンスd(D)を発生する復元モデュロ部(606)と、予測プ リコード・シーケンスx(D)を受信すると共に復元モデュロ手段の出力d(D )に動作可能に結合され、実質的にu(D)=x(D)-d(D)の形状の予測 シーケンスu(D)を決定する第3結合部(610)(典型的に加算器)と、第 3結合手段に動作可能に結合され、 予測シーケンスu(D)をインバース・マッピングし、送信デジタル・データ・ シーケンスに実質的に等しい受信デジタル・データ・シーケンスを発生するイン バース・マッパ(612)とを利用する。 加えて、デジタル通信受信機は、デコーディング部(518)が連続符号yi 間の相関関係を利用して複雑度を減少させたシーケンス予測部も含むように選択 することもできる。一実施では、この複雑度を減少させたシーケンス予測部は、 状態減少シーケンス予測(RSSE)のための状態合体技術(state merging te chniques)を用いて決定する、状態数が少ないシーケンス予測器を用いる。 復元部は、範囲違反判定部を含むことが望ましければ、それを含むように選択 してもよい。復元されたシーケンスu(D)のi番目の変数がある範囲の外側に ある(範囲違反)時、この判定部は予測値yjと過去の予測値yk-j(jは正の整 数)との少なくとも一方を調整し、範囲違反を実質的に補正する。 図7の番号700は、デジタル通信システムにおいて送信用信号点ストリーム をプリコードするための、本発明方法によるステップを示すフロー・チャートを 表わす。この方法は、トレリス・コードCを用いて、デジタル・データ・シーケ ンスをプリコードしてシーケンスx(D)を発生し、インパルス応答h(D)を 有する離散時間チャンネル上を送信するためのものである。信号点ストリームu (D)は、x(D)=u(D)+d(D)として送信される。ここで、d(D) はd(D)=c(D)-p(D)という形状のディザ・シーケンスであり、p( D)=x(D)[h(D)-1]はポスト−カーソル符号間干渉(ISI)を表 し、c(D)は成分 ckがトレリス・コードCの時刻−ゼロ格子Λ0の副格子Λsに属するシーケンス であり、c(D)はp(D)のみに基づいて得られる。シーケンスu(D)はデ ジタル・データ・シーケンスを固有に表し、その成分ukは、y(D)がトレリ ス・コードにおけるコード・シーケンスとなるように、プリコーダによって発生 されるフィードバック情報に基づくチャンネル出力シーケンスy(D)=x(D )h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2,...}に部分的に基づいて選択される 。 第7図の番号700に示す一実施例では、トレリス・コードCを用いて、デジ タル・データ・シーケンスを信号点シーケンスx(D)に配置し、非理想的チャ ンネル応答h(D)によって特徴付けられるチャンネル上を送信する方法は、以 下のステップから成る。 (1)デジタル・データ・シーケンスを信号点シーケンスu(D)に配置するス テップ(702)、および (2)u(D)をディザ・シーケンスd(D)と組み合わせることによって信号 点シーケンスu(D)をプリコードし(704)、d(D)がd(D)=c(D )-x(D)[h(D)-1]という形状となるようにするステップ。ここで、c (D)は、チャンネル出力シーケンスy(D)=u(D)+c(D)がトレリス ・コードCからのコード・シーケンスとなるように選択される。u(D)の成分 ukは、チャンネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の過去の成分{ yk-1,yk-2,....}に部分的に基づいて選択される。c(D)の成分ckは、 トレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λ0の副格子Λsから選択される。これらのシ ーケンスは上述の通りである。 第8図の番号800に示す別の実施例では、この方法は、 デジタル・データ・シーケンスを信号点シーケンスu(D)に配置するステッブ (802)、u(D)を加算するステップ、選択されたコード・シーケンスc( D)およびポスト−カーソルISIシーケンスp(D)を加算して送信シーケン スx(D)=u(D)+c(D)−p(D)を得るステップ(804)、x(D )をフィルタリングして実質的に以下の形状のp(D)を得るステップ(806 )、 p(D)=x(D)[h(D)-1] および、p(D)を符号毎にスライスしシーケンスc(D)を得るステップから 成る。 上述した方法は、先により詳細に説明した本発明の装置の変更にしたがって、 変更してもよい。この場合でも、u(D)の成分ukは、チャンネル出力シーケ ンスy(D)=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2,....}に部分的 に基づいて選択される。c(D)の成分ckは、トレリス・コードの時刻−ゼロ 格子Λ0の副格子Λsから選択される。 本発明は、図9に番号900で示されるデジタル通信システムに実施すること ができる。この場合、デジタル信号プロセッサ(902)を用いてデジタル・デ ータ・シーケンスをプリコードし、インパルス応答h(D)を有する離散時間チ ャンネル上を送信するためのシーケンスx(D)を得る。このプロセッサは、典 型的に、当該デジタル信号プロセッサが実行するコンピュータ・プログラムを有 するプログラム記憶媒体(904)を含み、前記プログラムは、プリコーディン グ・プログラムによって発生される情報に基づいたチャンネル出力シーケンスy (D)の過去の値に部分的に基づいて、デジタル・デー タ・シーケンスを信号点シーケンスu(D)に配置するマッピング・プロクラム (906)と、u(D)を用いてシーケンスx(D)を発生するプリコーディン グ・プログラム(908)とを含む。ここで、x(D)は、デジタル・データ・ シーケンスを固有に表し、チャンネル出力シーケンスy(D)の状態に基づいて 選択される信号点ストリームu(D)とディザ・シーケンスd(D)=c(D) −p(D)との和u(D)+d(D)として表わすことができる。ここで、c( D)はトレリス・コードCからの時刻−ゼロ格子Λ0の副格子Λsからのシーケン スであり、p(D)は、p(D)=x(D){h(D)-1}の形状のポスト− カーソル符号間干渉(ISI)シーケンスを表わす。コード・シーケンスc(D )は、ポスト−カーソルISIシーケンスp(D)のみに基づいて決定される。 u(D)の成分ukは、チャンネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D) の過去の成分{yk-1,yk-2,....}に部分的に基づいて選択される。c(D) の成分ckは、トレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λ0の副格子Λsから選択され る。これまでの説明に続いて、プロセッサの処理について更に説明を続ける。 デジタル信号プロセッサは、典型的に、このプロセッサが実行するコンピュー タ・プログラムを有するコンピュータ・プログラム記憶媒体を含む。コンピュー タ・プログラムは、プリコーディング・プログラムによって発生されるフィード バック情報に基づいたチャンネル出力シーケンスy(D)の過去の値に部分的に 基づいて、デジタル・データ・シーケンスを信号点列u(D)に配置するマッピ ング・プログラムと、x(D)=u(D)+d(D)という形状の全ての可能な 信号点シーケンスのサ ブセットからの前記信号点シーケンスx(D)を選択するためのプリコーディン グ・プログラムを含む。ここで、d(D)は、選択された非ゼロシーケンスc( D)と、実質的にp(D)=x(D)[h(D)-1]という形状のポスト−カ ーソル符号間干渉(ISI)シーケンスp(D)との間の、非ゼロ差を表わす。 ここで、c(D)は、チャンネル出力シーケンスy(D)=u(D)+c(D) が前記トレリス・コードCから変換されたコード・シーケンスとなるように選択 される。一実施例では、プリコーディング・プログラムは、入力シーケンスu( D)をディザ・シーケンスd(D)と結合しプリコード・シーケンスx(D)= u(D)+d(D)を発生する第1結合命令と、d(D)を発生すると共にポス ト−カーソルISIシーケンスp(D)を供給するd(D)発生/p(D)発生 命令と、シーケンスy(D)=x(D)+p(D)を発生する第2結合命令とを 含む。 本発明は、過去のチャンネル出力信号に基づいてディザ・シーケンスd(D) を除去し、これを送信機において入力シーケンスu(D)に付け加えて、送信シ ーケンスx(D)=u(D)+d(D)を形成する。ディザ・シーケンスは、実 質的に、ポスト−カーソル符号間干渉p(D)と、トレリス・コードの時刻−ゼ ロ格子Λ0の副格子Λsからの適切なシーケンスc(D)との間の差である。シー ケンスu(D)は、プリコードによって発生されるフィードバック情報に基づく チャンネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1, yk-2,....}に部分的に基づいて選択される。u(D)の連続要素が存在する 時刻−ゼロ格子Λ0のコセットは、過去の値{yk-1,yk-2,....}に基づいて 決定される。 本発明は、実質的にいかなる信号通信方法とでも、またいかなるデータ速度で でも用いることができる。更に、本発明は、コンステレーション・シェーピング 技術(例えば、シェル・マッピング(shell mapping)、“Signal mapping and shaping for V.fast” Motorola contribution D196,CCITT Study Group XVIII ,Geneva,June 1992)とは独立して用いることができる。これが意味するのは 、u(D)は、信号点が不均一ガウス型確率分布を有する、既にシェーピングさ れたシーケンスを表わすということである。 本発明では、ディザ・シーケンスは平均送信エネルギを増大させることができ る。実際には平均送信エネルギは一定に保たなければならないので、信号x(D )を縮小して同一平均エネルギを維持しなければならない。平均送信エネルギの 増大を、ここではディザ損失と呼ぶ。 以上いくつかの例示的実施例を説明したが、本発明を逸脱することなく多くの 変更や修正が可能であることは当業者には明白であろう。例えば、主としてトレ リス・コードについて述べたが、本発明は同様にブロックまたは格子コード(la ttice codes)と用いることもできる。また、選択されたマルチ−レベル・トレ リス・コードと共に用いることもできる。また、二次元(パスバンド、直角)送 信システムを強調したが、前記方法は一次元(ベースバンド)或いはより高次な 次元(並列チャンネル)の送信にも適用することができる。更に、本発明は、次 元数が奇数のトレリス・コードと用いることもできる。これまでの説明は単調な チャンネル応答h(D) を強調したが、本発明は、チャンネル応答のスケーリングを行いそれを単調化す ることによって、或いはプリコーディング・システムの変数を適切に調整するこ とによって、h0≠1を有するより一般的なチャンネル応答に適用することもで きる。このような実施態様は全て実質的に本発明と等価であると見なされるもの である。したがって、かかる変更および修正は、添付の特許請求の範囲に規定さ れている本発明の精神および範囲に含まれることを意図するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.トレリス・コードCを用いて、非理想的チャンネル応答h(D)によって特 徴付けられるチャンネル上を送信するために、デジタル・データ・シーケンスを 信号点シーケンスx(D)に配置する装置であって: プリコーダによって供給されるフィードバック情報に基づいて得られるチャン ネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2, ....}に部分的に基づいて、信号点シーケンスu(D)の成分uk(kは時間イ ンデックス)が選択されるように、前記デジタル・データ・シーケンスを信号点 シーケンスu(D)に配置するマッパ; x(D)=u(D)+d(D)にしたがって前記信号点シーケンスx(D)を 発生するプリコーダd(D); から成り、ここで、D(D)は選択されたシーケンスc(D)と、実質的にp( D)=x(D)[h(D)-1]という形状のポストカーソル符号間干渉(IS I)シーケンスp(D)との間の非ゼロ差を表し、c(D)は、前記チャンネル 出力シーケンスy(D)が前記トレリス・コードC内のコード・シーケンスとな るように選択されることを特徴とする装置。 2.請求項1において: A)c(D)の成分ckは前記トレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λoまたはそ の副格子Λsから選択されること; B)前記u(D)の成分ukは、前記トレリス・コード内のチャンネル出力シ ーケンスy(D)の前記状態Skに基づいて選択され、選択される時、時刻kに おける前記u(D)の成分ukは、前記ト レリス・コード内のチャンネル出力シーケンスy(D)の前記状態Skに基づい て、前記時刻−ゼロ格子Λoのコセットの1つから選択され、選択される時、前 記時刻−ゼロ格子の前記コセットは、前記トレリス・エンコーダに畳み込みエン コーダを用いることによって決定されること; C)前記トレリス・コードは四次元トレリス・コードであり、選択される時、 C1)前記トレリス・コードは格子分割RZ4/2D4に基づき、その時刻−ゼ ロ格子はRD4であり、選択される時、前記マッパは、更に差分エンコーダを含 み、更に選択される時、前記マッパは更にコンステレーション・シェーピングを 含み、選択される時、前記コンステレーション・シェーピングはシェル・マッピ ング(shell mapping)を用いて行われるようにすること; C2)整数格子2Z2から符号c2k,c2k+1を選択することにより、スライシ ング手段が選択されたシーケンスc(D)を供給すること; C3)スライシング手段が、第1符号間隔においてRZ2から符号c2k、第2 符号間隔において2Z2またはそのコセット2Z2+(1,0)から符号c2k+1を 、c2kに基づいて選択することによって、選択されたシーケンスc(D)を供給 すること(kは時間インデックス);および C4)Ckの選択は更に、前記チャンネル出力シーケンスy(D)の符号yjの 範囲を制限する制約を含むこと; の少なくとも1つに該当すること; D)前記プリコーダは、少なくとも: 前記マッパおよびモデュロ手段に動作可能に結合され、u(D)を少なくとも 前記ディザ・シーケンスと結合してプリコードされたシーケンスx(D)を発生 する第1結合手段を含み、 前記モデュロ手段はフィルタに動作可能に結合され、前記ポスト−カーソルI SIシーケンスp(D)に基づいて前記ディザ・シーケンスd(D)を検出する ために用いられ、 前記フィルタは、前記第1結合手段に動作可能に結合され、送信シーケンスx (D)から前記ポスト−カーソルISIシーケンスp(D)を抽出するために用 いられ、選択される時、 D1)前記第1結合手段は加算器であること;および D2)前記プリコーダは、更に、前記第1結合手段と前記フィルタとに動作可 能に結合され、実質的にy(D)=x(D)+p(D)の形状の前記出力チャン ネルシーケンスy(D)を得る第2結合手段を含むこと; から成るD1−D2の一方に該当すること; E)前記プリコーディング部は、少なくとも: 前記マッピング手段とスライシング手段とに動作可能に結合され、u(D)と 少なくともシーケンスc(D)とを結合してチャンネル出力シーケンスy(D) を発生する第1結合手段;および 前記第1結合手段と前記フィルタとに動作可能に結合され、前記チャンネル出 力シーケンスy(D)と前記ポスト−カーソルISIシーケンスp(D)とを結 合して前記プリコードされたシーケンスx(D)を形成する第2結合手段; を含み、 前記スライシング手段は動作的にフィルタに結合され、成分ckが前記トレリ ス・コードCの時刻−ゼロ格子Λoまたは その副格子Λsから選択される、信号点c(D)のシーケンスに前記ポスト−カ ーソル・シーケンスp(D)をスライスするために用いられ、 前記フィルタは前記第2結合手段に動作可能に結合され、前記送信シーケンス x(D)から前記ポスト−カーソルISIシーケンスp(D)を抽出するために 用いられ、 選択される時に、 E1)前記第1結合手段は加算器であること;および E2)前記第2結合手段は加算器であること; から成るE1−E2の一方に該当すること;および F)前記トレリス・コードCはブロック・コードであること; から成る、A−Fの少なくとも1つに該当することを特徴とする装置。 3.トレリス・コードCを用いて、信号点シーケンスx(D)に配置され、非理 想的応答h(D)によって特徴付けられるチャンネル上を送信されたデジタル・ データ・シーケンスを受信し、受信シーケンスr(D)を供給するデジタル通信 受信機であって、少なくとも; r(D)を受信するように動作可能に結合され、前記受信された送信シーケン スr(D)をデコードして予測出力シーケンスy(D)を発生するデコーディン グ手段;および 前記デコーディング手段に動作可能に結合され、x(D)=u(D)+d(D )にしたがってプリコーダによって発生された送信信号点シーケンスd(D)の 予測値を最初に復元することによって、前記デジタル・データ・シーケンスを表 わすシ ーケンスu(D)について、予測シーケンスu(D)を実質的に復元する復元手 段とから成り、 d(D)は、選択された非ゼロシーケンスc(D)と、実質的にp(D)=x (D)[h(D)-1]という形状のポスト−カーソル符号間干渉(ISI)シ ーケンスp(D)との間の非ゼロ差を表し、c(D)は、チャンネル出力シーケ ンスy(D)=x(D)h(D)が前記トレリス・コードC内のコード・シーケ ンスとなるように選択され、u(D)の選択は、所与の時刻kにおける成分uk が、前記プリコーダによって発生されたフィードバック情報に基づくチャンネル 出力シーケンスy(D)の過去の成分{yk-1,yk-2,....}に部分的に基づい て選択されるように行われることを特徴とするデジタル通信受信機。 4.請求項3において、前記デジタル通信受信機は; A)前記復元手段は: 前記予測出力シーケンスy(D)を受信するように動作的に結合され、ポスト −カーソル符号間干渉(ISI)の予測シーケンスp(D)を発生する復元フィ ルタリング手段; 前記復元フィルタリング手段に動作可能に結合され、前記送信シーケンスx( D)を発生するために用いられたd(D)と実質的に相関関係を有する予測非ゼ ロディザ・シーケンスd(D)を発生する復元スライシング手段; 前記予測出力シーケンスy(D)を受信すると共に、前記復元スライシング手 段に動作可能に結合され、実質的にu(D)=y(D)-p(D)-d(D)とい う形状の前記予測シーケンスu(D)を決定する第3結合手段;および 前記第3結合手段に動作可能に結合され、前記予測シーケ ンスu(D)を逆配置することにより復元デジタル・データ・シーケンスを発生 する逆マッピング手段; を含むこと; B)前記非理想的応答h(D)はノイズ予測フィルタのインパルス応答を表す こと;および C)前記デコーディング手段は、更に、連続符号yj間の相関関係を利用する 、複雑度を低減したシーケンス予測手段を含み、選択される時、前記複雑度を低 減したシーケンス予測手段は、状態減少シーケンス予測(RSSE)用状態合体 技術を用いて決定する、状態数が少ないシーケンス予測器を利用する; から成るA−Cの一つに該当することを特徴とするデシタル通信受信機。 5.トレリス・コードCを用いて、非理想的チャンネル応答h(D)によって特 徴付けられるチャンネル上を送信するために、デジタル・データ・シーケンスを 信号点シーケンスx(D)に配置方法であって: 所与の時刻kにおける信号点シーケンスu(D)の成分ukが、プリコーダに よって発生されたフィードバック情報に基づくチャンネル出力シーケンスy(D )=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2,....}に部分的に基づいて 選択されるように、デジタル・データ・シーケンスを信号点シーケンスu(D) に配置するステップ; x(D)=u(D)+d(D)にしたがって、前記信号点シーケンスx(D) を発生し、ここで、d(D)は、選択された非ゼロ・シーケンスc(D)と実質 的にp(D)=x(D)[h(D)-1]という形状の ポスト−カーソル符号間干渉(ISI)との間の非ゼロ差を表し、c(D)は、 前記チャンネル出力シーケンスy(D)が前記トレリス・コードC内のコード・ シーケンスとなるように選択されるステップ; から成ることを特徴とする方法。 6.請求項5において: A)前記c(D)の成分ckが、前記トレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λoま たはその副格子Λsから選択されること; B)前記u(D)の成分ukが、前記トレリス・コード内のチャンネル出力シ ーケンスy(D)の状態に基づいて選択され、選択される時、時刻kにおける前 記u(D)の成分ukは、前記トレリス・コード内の前記チャンネル出力シーケ ンスy(D)の状態に基づく時刻−ゼロ格子Λoのコセットの1つから選択され 、更に、選択される時、前記時刻−ゼロ格子のコセットは、前記トレリス・エン コーダ用の従来のエンコーダを用いることによって決定されること;および C)前記トレリス・コードは四次元トレリス・コードであり、選択される時: 前記トレリス・コードは格子分割RZ4/2D4に基づき、その時刻−ゼロ格子 はRD4であり、更に選択される時: 前記マッパは更に差分エンコーダを含み、更に選択される時: 前記マッパは更にコンステレーション・シェーピングを含み、 更に、選択される時: 前記コンステレーション・シェーピングはシェル・マッピ ングを用いて達成されること; から成るA−Cの少なくとも1つに該当することを特徴とする方法。 7.トレリス・コードCを用いて、デジタル・データ・シーケンスを信号点シー ケンスx(D)にプリコードし、インパルス応答h(D)を有する離散時間チャ ンネル上を送信するために、デジタル通信システムにおいて用いるデジタル信号 プロセッサであって: 前記デジタル信号プロセッサによって実行されるコンピュータ・プログラムを 有するコンピュータ・プログラム記憶媒体を含み; 前記コンピュータ・プログラムは: 所与の時刻kにおける信号点シーケンスu(D)の成分ukが、プリコーダに よって発生されたフィードバック情報に基づくチャンネル出力シーケンスy(D )=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2,....}に部分的に基づいて 選択されるように、デジタル・データ・シーケンスを信号点シーケンスu(D) に配置する、マッピング・プログラム手段; x(D)=u(D)+d(D)にしたがって、前記信号点シーケンスx(D) を発生し、ここで、d(D)は、選択された非ゼロ・シーケンスc(D)と実質 的にp(D)=x(D)[h(D)-1]という形状のポスト−カーソル符号間 干渉(ISI)との間の非ゼロ差を表し、前記チャンネル出力シーケンスy(D )が前記トレリス・コードC内のコード・シーケンスとなるようにc(D)を選 択する、プリコーディング・プログラム手段; を含むことを特徴とするデジタル信号プロセッサ。 8.請求項7において、 A)前記c(D)の成分ckは、前記トレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λoま たはその副格子Λsから選択されること;および B)前記u(D)の成分ukは、前記トレリス・コード内のチャンネル出力シ ーケンスY(D)の状態skに基づいて選択されること; から成るA−Bの少なくとも一方に該当することを特徴とする信号プロセッサ。 9.トレリス・コードCを用いて、インパルス応答h(D)を有する離散時間チ ャンネル上を送信するために、デジタル・データ・シーケンスを信号点シーケン スx(D)にプリコードするデジタル通信システムであって: 送信装置;および 受信装置 の少なくとも一方から成り、 前記送信装置は: プリコーダによって供給されるフィードバック情報に基づいて得られるチャン ネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の過去の成分{yk-1,yk-2, ....}に部分的に基づいて、信号点シーケンスu(D)の成分uk(kは時間イ ンデックス)が選択されるように、前記デジタル・データ・シーケンスを信号点 シーケンスu(D)に配置するマッパ; 前記信号点シーケンスx(D)をx(D)=u(D)+d(D)にしたがって 発生するプリコーダであって、d(D)は選択されたシーケンスc(D)と実質 的にp(D)=x(D)[h(D)-1]という形状のポス トカーソル符号間干渉(ISI)シーケンスp(D)との間の非ゼロ差を表し、 前記チャンネル出力シーケンスy(D)が前記トレリス・コードC内のコード・ シーケンスとなるようにc(D)を選択する前記プリコーダ; から成り、 前記受信装置は: 前記チャンネルに動作可能に結合され、受信シーケンスr(D)を受信しかつ デコードして、予測出力シーケンスy(D)を発生するデコーディング装置;お よび 前記デコーディング部(518)に動作可能に結合され、前記信号点シーケン スu(D)の予測値u(D)を実質的に復元する復元装置; から成ることを特徴とするデジタル通信システム。 10.請求項9において、 A)前記デコーディング装置は、以下の形状のノイズを含む受信シーケンスr (D)を受信しかつデコードし、 r(D)=x(D)h(D)+w(D) =y(D)+w(D) =u[(D)+c(D)]+w(D), チャンネル出力シーケンスy(D)=x(D)h(D)の予測値y(D)を発生 するトレリス・コードC用デコーダであり、前記復元装置は前記デコーディング 装置に動作可能に結合され、前記入力シーケンスu(D)の予測値u(D)を実 質的に復元すること; B)前記c(D)の成分ckは、前記トレリス・コードの時刻−ゼロ格子Λoま たはその副格子Λsから選択されること;および C)前記u(D)の成分ukは、前記トレリス・コード内の前記チャンネル出 力シーケンスy(D)の状態skに基づいて選択されること; から成るA−Cの少なくとも1つに該当することを特徴とするシステム。
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