JPH08500952A - セルラ電話のためのメモリダイヤル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 セルラ電話のためのメモリダイヤルの独特の方法は可変数を有する再呼出しシーケンスを記憶する段階、およびメモリダイヤルを使用する場合に電話機からのプロンプトに応答して前記可変数をディレクトリ番号で置き換える段階を含む。特に、本方法はある再呼出しシーケンスを指定するための電話内のメモリロケーションを選択しかつ該メモリロケーション内にセルラ電話によって自動的にダイヤルされる少なくとも１つの所定の番号およびユーザによって挿入されるべき少なくとも１つの可変数を含む再呼出しシーケンスを格納する段階（５９）、メモリロケーションにアクセスする段階（６０）、電話機からのプロンプトに応答する段階（６４）、および呼シーケンスを完了させるために前記可変数を置き換える段階（６６）を具備する。最後に、本方法はデータおよびＤＴＭＦトーンの双方の送信を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 セルラ電話のためのメモリダイヤル方法 発明の分野 本発明は一般的にはメモリダイヤルの特徴的機能に関し、かつより詳細にはセ ルラ電話のためのメモリダイヤルの特徴的機能に関する。 発明の背景 電話機は電話をかける場合に必要とされる桁の数を制限するためにメモリダイ ヤルの機能を含んでいる。従来は、電話装置のメモリダイヤル機能は頻繁に電話 される予め記憶された番号をダイヤルすることに限られていた。メモリに記憶さ れたディレクトリ番号（ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ ｎｕｍｂｅｒ）を呼び出すことに より、必要とされる「キーストローク」の数が大幅に低減できる。例えば、１０ 桁からなる長距離の番号は電話のキーボードの１つまたは２つのキーを選択する ことによってダイヤルすることができる。 しかしながら、伝統的なメモリダイヤルはいくつかの制約を有している。例え ば、単一のメモリロケーションに記憶できるストリングの長さ、または選択され た番号を記憶するのに利用できる合計のメモリスペースの量がしばしば制限され る。さらに、長距離電話を行なう場合に必要とさ れる桁の数もまた増大している。例えば、課金の目的でクレジットカードの番号 を使用する場合、多数の桁がその呼を完成させるのに必要とされる。特に、前記 ディレクトリ番号がダイヤルできるようになる前にしばしばアクセスコードが必 要とされる。このアクセスコードは一般に１１桁程度を含み得る。さらに、個人 識別番号（ＰＩＮ）が接続を行なうのに必要とされることもある。そのようなＰ ＩＮはまた１１桁ほどを必要とする。最後に、自動ダイヤルのためには制御コマ ンドが必要とされるかもしれない。例えば、自動ダイヤルを可能にするためにシ ーケンスにポーズ（ｐａｕｓｅｓ）を挿入することが必要とされるかもしれない 。 今日、いくつかの長距離クレジットカード番号は呼を完成させるのに４４桁ほ どを必要とする場合がある。そのようなダイヤルはしばしば長たらしくて飽きあ きするものとなり得る。ユーザはダイヤルでエラーが生じた場合にはダイヤル処 理全体を再開しなければならないであろう。さらに、クレジットカードのダイヤ ルはユーザが車を運転している間にセルラ電話からダイヤルする場合に特に危険 なものとなり得る。 長距離電話を行なう場合に必要とされる桁の数を低減するための努力が成され てきているが、そのような努力は数多くの欠点を有している。例えば、１つのシ ステムはユーザが各々の時間にエリアコードを挿入しなければならない ことを避けるため最後に電話した番号のエリアコードに自動的に電話をかける。 しかしながら、最後に電話したエリアコードに呼を設定することは単一のエリア コードがしばしば電話されるか、あるいは特定のエリアコードのディレクトリ番 号のリストが電話されなければならない場合にのみ有益なものである。さらに、 この改善方法は各々の電話呼に対し桁数を３つだけ低減するにすぎない。 また、日本の沖電気産業株式会社によって製造されたあるセルラ電話において は、長距離の発呼者は自動クレジットカード発呼モードを選択することができる 。電話がこのモードにおかれたとき、いずれの電話呼も自動的にそのユーザのク レジットカード番号に課金されることになる。しかしながら、このユーザは単一 のクレジットカードに制限される。さらに、他の記憶されたメモリロケーション はその記憶されたメモリロケーションが１０桁またはそれ以下を含む場合にのみ 該クレジットカードの情報とリンクすることができる。最後に、ユーザはうっか りと自動クレジットカード発呼モードにしてしまうかもしれない。自動クレジッ トカード発呼モードにある場合にローカル呼を生成する試みによってエラーを生 じる結果となり、かつローカル呼がそのクレジットカードに課金される可能性が ある。 したがって、多数の桁を有する呼を生成する場合に必要とされる桁の数を効率 的にかつ好適に低減する必要がある。さらに、利用可能な異なるクレジットカー ドの数に鑑みて、 かつ各々のカードの独自の発呼フォーマットに鑑みて、各々の長距離呼と共にク レジットカード番号を入力する必要性を除去する必要がある。そのような必要性 は多数の桁をダイヤルするという要求が危険になり得る車両でのセルラ電話の使 用の増大により高まっている。 発明の概要 本発明はセルラ電話のためのメモリダイヤル方法を含み、該方法は、専用のメ モリ内に可変数（ｖａｒｉａｂｌｅｎｕｍｂｅｒ）を有する再呼出し（ｒｅｃａ ｌｌ）シーケンスを記憶する段階、メモリダイヤルを使用する場合にセルラ電話 からのプロンプト（ｐｒｏｍｐｔ）に応じて前記可変数に代えて呼シーケンスを 完了させるためにある数を提供する段階を含む。特に、本方法は再呼出しシーケ ンスを指定するためのセルラ電話における専用のメモリロケーションを選択する 段階、前記メモリロケーション内にセルラ電話によって自動的にダイヤルされる 少なくとも１つの所定の数およびユーザによって挿入されるべき少なくとも１つ の可変数を含む再呼出しシーケンスを格納する段階、長距離ダイヤルのためにあ るメモリロケーションをアクセスする段階、セルラ電話からのプロンプトに応じ て呼シーケンスを完了させるために前記可変数をある数で置き換える段階、電話 ネットワークによる接続を確立するためにアクセスチャネルによって前記所定の 番号の一部を送信する 段階、前記セルラ電話および電話ネットワークの間に音声チャネルを確立する段 階、そして前記再呼出しシーケンスの残りの部分を前記音声チャネルによって送 信する段階を具備する。 再呼出しシーケンスの１つの例はアクセスコードおよび／またはユーザのクレ ジットカードに割当てられた個人識別番号を表わす所定の数、およびディレクト リ番号のための前記シーケンスにおけるロケーションを示す可変数を含む。した がって、クレジットカード呼を生成する場合に入力される必要がある唯一の数は システムによって促されたとき前記可変数のロケーションにおけるディレクトリ 番号である。 図面の簡単な説明 図１は、電話ネットワークに結合された伝統的なセルラ電話ネットワークの平 面図である。 図２は、伝統的なセルラ電話のブロック図である。 図３は、本発明に係わる可変数を導入した再呼出しシーケンスを有するメモリ ロケーションを確立するステップを示すフローチャートである。 図４Ａは、あるメモリロケーションに格納することができる可変数に対するロ ケーションを含む一連のデジットの例を示す。 図４Ｂは、図４Ａに示された可変数に対するロケーショ ンに入力されるディレクトリ番号を含む一連のデジットの例を示す。 図５は、可変数を導入した記憶された再呼出しシーケンスを有するシステムを 使用するステップを示す本発明のメモリダイヤル方法のフローチャートである。 図６は、図１に示された伝統的な電話ネットワークにおける再呼出しシーケン スの送信のフローチャートである。 好ましい実施例の説明 本発明に係わるメモリダイヤル方法は少なくとも１つの所定の数とセルラ電話 によって都合よく送信するためにメモリに格納された少なくとも１つの可変数の 順序付けられたリンク（ｏｒｄｅｒｅｄ ｌｉｎｋｉｎｇ）を含む。図１は概略 的に公衆システム電話ネットワーク１２に結合されたセルラネットワーク１０を 示す。特に、セルラネットワーク１０はセルラベースステーション１６に結合さ れた移動または携帯用セルラ電話１４を含む。各々のベースステーション１６は セルラ交換機１８と通信している。該セルラ交換機は通信信号を公衆システム電 話ネットワーク１２に結合する。 次に図２に移ると、伝統的なセルラ電話１４のブロック図が示されている。セ ルラ電話１４は概略的に中央処理ユニット（ＣＰＵ）２２を含む。ＣＰＵ２２は ＲＡＭ２４、ＲＯＭ２６およびＥＥＰＲＯＭ２８を含むメモリ装置に結 合されている。ＣＰＵ２２はまたダイヤルおよびセルラ電話に関する他の情報を 表示するために表示装置３０に結合されている。最後に、ＣＰＵ２２はデータ発 生器３２、音声発生器３４、およびデュアルトーン多周波（ＤＴＭＦ）発生器３ ６を含む種々の信号発生器に結合されている。各々の発生はＲＦ信号を送信しか つ受信するためのＲＦ発生器３８に結合されるよう構成されている。ＤＴＭＦ発 生器はまたＤＴＭＦ信号を出力するためにスピーカ４０に結合されている。 セルラネットワークに適用された本発明のセルラ電話のためのメモリダイヤル 方法につき残りの図面を参照して詳細に説明する。セルラ電話のＲＡＭ２４に格 納されるべき前記所定の数（単数または複数）および前記可変数（単数または複 数）はダイヤルシーケンスに依存する。本発明の方法は所定の数がダイヤルされ る種々の用途に使用できることに注目すべきである。例えば、本方法は課金（ｂ ｉｌｌｉｎｇ）の目的でクレジットカード番号にアクセスする場合に使用できる 。クレジットカードのダイヤルに対しては、前記所定の数はアクセスコード、個 人識別番号（ＰＩＮ）、および公衆システム電話ネットワーク（ＰＳＴＮ）との 適切なインタフェースのための何らかのコマンドコードを含むことができる。コ マンドコードは、例えば、ＰＳＴＮへの接続を行なうための時間を与えるために １つまたはそれ以上のポーズ（ｐａｕｓｅｓ）を含むことができる。 好ましくは、本発明の方法はセルラ電話とユーザとの間の相互作用を可能にす るために表示装置を有するセルラ電話において導入される。便宜上、以下の説明 は一般にセルラ電話において利用可能なファンクションキーへの参照を含むもの とする。しかしながら、本発明を説明する上でセルラ電話に関する特定の機能を 参照することは単に例示のためのみにすぎない。本発明の方法は本発明の範囲内 でデジタルデータを送信可能な他の通信システムにおいて導入できることを理解 すべきである。 図３を参照すると、フローチャートは本発明のメモリダイヤルの方法にしたが ってあるメモリロケーションにダイヤルシーケンスを記憶するための好ましいス テップを示している。記憶されるべき再呼出しシーケンス（ｒｅｃａｌｌ ｓｅ ｑｕｅｎｃｅ）を入力するとき、番号キーはそれらの通常の機能を行なうことに なる。したがって、ユーザは、もし必要であればステップ４２において番号を入 力することができる。そのような番号はアクセスコードまたはクレジットカード のダイヤルのための個人識別番号を表わすものとすることができる。一例として 、入力されたアクセスコード“１８００８７７８０００”がステップ４４におい て表示装置に表示される。 ユーザは次にステップ４６において該ユーザが特別のキャラクタメニューを入 力できるようにするあるキーシーケンスを選択する。この特別のキャラクタメニ ューは前記ダ イヤルシーケンスの自動ダイヤルのために必要とされる機能またはシステムプロ ンプトを含む。前記特別のキャラクタメニューを入力するためのキーシーケンス はセルラ電話に共通に導入されているファンクション（ＦＣＮ）キーおよび送信 （ＳＮＤ）キーを含むことができる。該シーケンス（ＦＣＮおよびＳＮＤ）が入 力されたとき、ステップ４８において電話機はユーザに表示装置上の「挿入（Ｉ ｎｓｅｒｔ）」メッセージによって該ユーザを促すのが好ましく、かつ次にステ ップ５０において利用可能な「特別のキャラクタ」を表示する。 本発明の方法はメモリダイヤルを行なうためにダイヤルシーケンスに格納され ている種々の特別のキャラクタを使用することができる。該特別のキャラクタは タイミングの目的のための呼シーケンスにおいて必要とされるポーズ信号のよう な種々のシステム制御コマンドを含み得る。本発明にしたがって異なるポーズ信 号が使用される。例えば、所定の期間のポーズ信号が完全に自動的なダイヤルを 可能にするために再呼出しシーケンスにおける戦略的なロケーションに挿入され る。あるいは、前記ポーズ信号はユーザが呼処理を継続するためにユーザプロン プトを要求することができる。最後に、前記特定の信号発生器の１つによって送 信されるべきデータへの前置桁（プレフィクス：ｐｒｅｆｉｘ）としてあるポー ズを使用することができる。例えば、１つの区別可能な（ｄｉｓｔｉｎｃｔ）ポ ーズをデ ータ発生器３２によって送信されるべきプレフィクスデータとして使用すること ができ、一方別の区別可能なポーズをセルラネットワークの呼を送信するために 必要とされるＤＴＭＦ発生器３６によって送信されるべきデータへのプレフィク スとして使用することができる。他の特別のキャラクタはステップ５２に示され る可変数（ｖａｒｉａｂｌｅ ｎｕｍｂｅｒ）Ｎである。可変数Ｎは呼を完成さ せるために挿入されるべきディレクトリ番号またはディレクトリ番号の一部を表 わす。 好ましくは、電話機上の＊および＃ボタンを、ステップ５０および５２、また は区別可能なポーズキャラクタのような他の特別のキャラクタを含む何らかの付 加的なステップの間でスクロールアップおよびスクロールダウンするために使用 することができる。ステップ５０における単一のポーズキャラクタは実例として 示されている。好ましくは、ストアキー（ＳＴＯ）を使用して現在の特別のキャ ラクタをダイヤルシーケンスに入力することができる。もしＳＴＯキーがステッ プ５０においてポーズを選択するために使用されれば、該ポーズは前記シーケン スに挿入されかつ得られる表示はステップ５４に示されるようになり、ここでポ ーズは“ｏ”で表わされている。しかしながら、もし可変数が前記シーケンスに おいて次に挿入されるべきであれば、＃キーが使用されてステップ５２で示され る可変数Ｎに対する特別のキャラクタを位置決めする。可変数に対す る前記特別のキャラクタはＳＴＯを入力することにより選択され、かつ得られる 表示はステップ５６に示されている。 前記特別のキャラクタの１つが選択され た後、ステップ５８において、再呼出しシーケンスを完了するのに要求される場 合に他の数または特別のキャラクタを入力することができる。もし前記再呼出し シーケンスにおいて必要とされる全ての数および特別のキャラクタが入力されれ ば、ユーザはＳＴＯを入力することによりステップ５９において専用のメモリダ イヤルロケーションに前記再呼出しシーケンスを格納する。 前記ダイヤルシーケンスは上に述べたようにクレジットカードの要求に応じた 順序でつながれた所定の数および１つまたはそれ以上の可変数と共に格納される 。番号または数はナンバーキーを使用することにより前記シーケンスの間の任意 の時間に入力することができる。特別のキャラクタもまた任意の時間に前記特別 のキャラクタのメニューをアクセスすることにより（すなわち、ＦＣＮおよびＳ ＮＤキーシーケンスのような、所定のアクセスシーケンスを入力することにより ）入力することができる。最後に、前記再呼出しシーケンスはメモリロケーショ ンに格納することができ、いずれかの権限のない呼がそのクレジットカードに課 金されるのを防止するために保安コード（ｓｅｃｕｒｉｔｙ ｃｏｄｅ）が入力 されることを要求することができる。 記憶されたダイヤルシーケンスの一例が図４Ａに示されている。該ダイヤルシ ーケンスはポーズによって分離された数多くのパケットＡ，ＢおよびＣを含むこ とができる。該パケットはアクセスコード、所定のエリアコード、プレフィクス 番号、または長距離呼を生成するのに必要とされる個人識別番号（ＰＩＮ）のよ うな種々の情報を含むことができる。図４Ａに示される再呼出しシーケンスは一 例としてパケットＡにアクセスコード“１８００８７７８０００”、パケットＢ にゼロ（０）とそれに続く可変数“Ｎ”、およびパケットＣにＰＩＮ番号“１２ ３４５６７８９１２３４”を含む。前に述べたように、特別の動作機能を有する 特別のまたは区別可能なポーズを前記シーケンス内に挿入することができる。発 呼者の電話番号（ＭＩＮ）、電子シリアル番号（ＥＳＮ）またはセルラ電話から 呼を生成するのに必要とされる任意の他のデータをデータパケットと共に送信で きることに注目すべきである。 可変数Ｎの代わりにダイヤル動作の間にユーザによって挿入されたディレクト リ番号“７０８５５５１２１２”を含む再呼出しシーケンスが図４Ｂに示されて いる。ディレクトリ番号を挿入するためのダイヤル操作は図５を参照して詳細に 説明する。 最後に、本発明はクレジットカードのダイヤル以外の数多くの他の状況におけ るメモリダイヤルに適用可能であることを注目すべきである。例えば、本メモリ ダイヤル方法 はページングシステムにおけるページャをダイヤルするのに使用することができ る。再呼出しシーケンスに格納された前記所定の数はページャに対する必要とさ れるアクセスコードおよび任意のコマンドコードを含むことができ、一方前記可 変数はページャの番号を表わすものとすることができる。最後に、本方法は共通 のエリアコードおよび／またはエリアコードに関連する共通のプレフィクスまた は前置桁をダイヤルするのに使用することができる。したがって、呼を完了する のに内線またはエクステンション（ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）のみが必要とされる。 次に図５に移ると、本発明のメモリダイヤルの方法のためのフローチャートは 可変数を導入する記憶された再呼出しシーケンスを有するシステムを使用するス テップを示している。特に、ユーザはステップ６０において再呼出しシーケンス を含む専用のメモリロケーションを選択する。好ましくは、該専用のメモリロケ ーションはセルラ電話において通常行なわれているように単にメモリダイヤルキ ーおよび関連する番号を押圧するのみでアクセスできる。ユーザは次にメモリに 格納されたシーケンスのダイヤルをスタートさせるために送信（ＳＮＤ）ファン クションキーを選択する。電話機がステップ６２においてダイヤルシーケンスに 格納された可変数“Ｎ”を検出したとき、電話機はユーザにステップ６４におい て前記可変数Ｎに置き換えるためにある番号を挿入するよう促す。ユーザはステ ップ６６ において前記記憶された再呼出しシーケンスに応じて、ディレクトリ番号または ページャ番号のような、所望の番号を挿入する。例えば、図４Ｂに示されるよう に、ディレクトリ番号（７０８）５５５−１２１２を挿入することができる。デ ィレクトリ番号は他のメモリロケーションからディレクトリ番号を再呼出しする ことにより可変数に代えて挿入できることに注目すべきである。例えば、該番号 はレパートリダイヤル（ｒｅｐｅｒｔｏｒｙ ｄｉａｌｉｎｇ）、ダイヤルされ た最後の数またはコールバック機能のような一般的な機能を使用することにより 再呼出しすることができる。したがって他のメモリロケーションを使用すること はさらにダイヤルされるべきデジットの数を制限する。セルラ電話においては、 ユーザは次にダイヤルシーケンスを続けるためにＳＮＤを選択することになる。 電話機はダイヤルシーケンスを続けかつステップ６８においていずれかさらに 他の可変数をサーチする。もし付加的な可変数が検出されれば、電話機は再びユ ーザにステップ６４において前記可変数を置き換えるよう促す。もし付加的な可 変数が前記シーケンスに検出されなければ、電話機は残りの所定の数のダイヤル を完了しかつステップ７０において呼の試みをスタートする。好ましくは、便宜 的に、セルラ電話は各々のクレジットカード番号に対し課金される呼の時間量を 記録し（ｌｏｇ）かつ表示することができる。 次に図６に移ると、セルラシステムにおける図４Ｂのデータパケットの送信が 説明されている。特に、図６はセルラ電話と電話ネットワーク（すなわち、セル ラネットワークまたは陸線ネットワーク）に結合された他の電話との間での信号 の転送を示している。好ましくは、ユーザは前記可変数をパケットＢにおけるデ ィレクトリ番号で置き換えかつ（図５を参照して上に説明した）データを送信す る。電話機は次にステップ８０においてアクセスチャネルを走査しかつセットア ップする。電話機は該アクセスチャネルによってパケットＡにおけるアクセスデ ジットを送信する。さらに、パケットＢにおける可変数を置き換える数は前記再 呼出しシーケンスに依存してアクセスチャネルによって送信することができる。 ネットワークはステップ８２において移動呼要求を受信しかつ音声チャネル割当 てを前記アクセスチャネルによって電話機に送る。一般に、アクセスチャネルに よるデータの送信はデータ発生器３２によって完成される。さらに、データパケ ットがセルラ電話と電話ネットワークとの間で送信されて音声チャネルを確立す る。あるいは、前記可変数は音声チャネルが確立された後にディレクトリ番号に よって置き換えることができる。 ステップ８４においてセルラ電話が音声チャネル割当てを受信し、該音声チャ ネルをセットアップしかつ音声経路をアンミュートした後、セルラ電話のユーザ は陸線のリンギングを聞く。呼ばれた陸線番号（または他のセルラ番号） は応答しかつオーディオプロンプトを提供する、ステップ８６。−般に、該オー ディオプロンプトは音声発生器３４によって提供される。次に、ステップ８８に おいて、セルラ電話はＤＴＭＦ発生器３６によりＤＴＭＦ信号としてパケットＢ を送信する。電話のユーザによって送られたいずれのＤＴＭＦ信号も外部スピー カ４０によって聞くことができる。しかしながら、パケットＢはＤＴＭＦである よりはむしろデジタルデータとして送信することができる。ステップ９０におい て、前記陸線番号はパケットＢを受信しかつオーディオ信号によって次のオーデ ィオプロンプトを提供する。 ステップ９２において、次のオーディオプロンプトを聞いた後、ユーザはＳＮ Ｄファンクションを選択することによりＤＴＭＦ信号としてパケットＣを送信す る。あるいは、パケットＣはデジタルデータとして送信することもできる。ステ ップ９４において全ての必要とされる情報が陸線またはセルラ番号において受信 されたものと仮定すると、音声チャネルは要求された番号に接続される。ユーザ は、ステップ９６において、陸線のリンギングを聞きかつその呼は接続されるこ とになる。 要するに、本発明は長距離呼を生成する場合にダイヤルされるべきデジットの 数を実質的に低減する。そのようなダイヤルされるべきデジットの数の低減はダ イヤルのためにクレジットカード番号を使用する場合に極めて有用であ る。例えば、ユーザはメモリにアクセスコードまたは各々のクレジットカードに 関連する個人識別番号を入れることなしに種々の異なるクレジットカードにアク セスすることができる。さらに、クレジットカードのユーザは各々のクレジット カードに関連する所定の番号を入力する独特のシーケンスを思い出す必要はなく なる。したがって、本発明のメモリダイヤルの方法はユーザが長距離呼に対しど のクレジットカードが請求されるかを選択する柔軟性を与える。 さらに、本発明の方法はメモリの要求およびメモリにしばしば被呼番号を格納 する時間を大幅に低減する。全てのクレジットカード番号およびユーザによって しばしばかけられる全ての長距離番号の全ての組合わせを記憶することも可能で はあるが、そのようなタスクは途方もなく大きくかつ多量のメモリを必要とする 。本発明の方法を使用することにより、各々のクレジットカード番号は一度記憶 させるだけでよい。また、記憶されたクレジットカード番号はアクセスすること ができかつすでにメモリに記憶された長距離番号とリンクさせてさらに長距離電 話に対するデジットの数を低減する。 最後に、本発明の方法はセルラネットワークにおける自動ダイヤルを可能にす るために適用できる。自動ダイヤルを可能にするために特別のファンクションを 再呼出しシーケンスに記憶させることができる。例えば、電話ネットワークへの アクセス時間を与えるために必要とされる場合に ポーズをあるロケーションに挿入することができる。特に、デジタルデータまた はＤＴＭＦデータのような、異なるタイプのデータの送信を可能にするために明 白なポーズを挿入することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クロロップ・ロバート カート アメリカ合衆国イリノイ州 60613、シカ ゴ、ゴードン・テラス 720

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．セルラ電話のためのメモリダイヤル方法であって、 前記セルラ電話によって自動的にダイヤルされるべき少なくとも１つの所定の 番号およびユーザによって挿入されるべき少なくとも１つの可変数の順序付けら れたリンクを含む再呼出しシーケンスを記憶して有する複数の専用のメモリロケ ーションの１つにアクセスする段階、 前記セルラ電話からのプロンプトに応じてダイヤルシーケンスを完成させるた めに前記再呼出しシーケンスにおける前記少なくとも１つの可変数をある数によ って置き換える段階、 電話ネットワークへの接続を確立するためにあるアクセスチャネルによって前 記再呼出しシーケンスの一部をデータとして送信する段階、 オーディオ信号を送信しかつ受信するために前記セルラ電話と前記電話ネット ワークとの間で音声チャネルを確立する段階、そして 前記音声チャネルによって前記再呼出しシーケンスの残りの部分を表わすデー タ信号を送信する段階、 を具備する、セルラ電話のためのメモリダイヤル方法。 ２．前記少なくとも１つの所定の番号は、 アクセス番号、 エリアコード、 プレフィクス番号、 システム制御コマンド、および 個人識別番号、 からなるグループから選択される、請求項１に記載のセルラ電話のためのメモ リダイヤル方法。 ３．前記再呼出しシーケンスは複数の所定の番号を含む、請求項１に記載のセ ルラ電話のためのメモリダイヤル方法。 ４．前記再呼出しシーケンスは複数の可変数を含みかつ前記置き換え段階は複 数の可変数を置き換える段階を含む、請求項１に記載のセルラ電話のためのメモ リダイヤル方法。 ５．前記ダイヤルシーケンスを完成させるための番号はディレクトリ番号の少 なくとも一部である、請求項１に記載のセルラ電話のためのメモリダイヤル方法 。 ６．前記再呼出しシーケンスは前記少なくとも１つの所定の番号および前記少 なくとも１つの可変数を記述するポーズコマンドを含み、該ポーズコマンドは所 定の遅延を確立し、前記再呼出しシーケンスは完全に自動化されたダイヤルのた めに前記所定の遅延の後に直ちに継続される、請求項１に記載のセルラ電話のた めのメモリダイヤル方法。 ７．前記再呼出しシーケンスは前記少なくとも１つの所定の番号および前記少 なくとも１つの可変数を記述するポーズコマンドを含み、該ポーズコマンドは所 定の遅延およびユーザプロンプトを確立し、前記再呼出しシーケンスはユーザプ ロンプトへの応答後継続される、請求項１に記載 のセルラ電話のためのメモリダイヤル方法。 ８．前記再呼出しシーケンスはさらにデータとして送信されるべき信号へのプ レフィクスとしての第１のポーズコマンド、およびＤＴＭＦトーンとして送信さ れるべき信号へのプレフィクスとしての第２のポーズコマンドを含む、請求項１ に記載のセルラ電話のためのメモリダイヤル方法。 ９．前記再呼出しシーケンスの残りの部分を表わすデータ信号を送信する前記 段階はＤＴＭＦ信号を送信する段階を含む、請求項１に記載のセルラ電話のため のメモリダイヤル方法。 １０．前記アクセスの段階の前に、さらに、 前記セルラ電話内の複数の専用のメモリロケーションのうちの前記１つを選択 する段階、そして 前記専用のメモリロケーション内に前記再呼出しシーケンスを格納する段階、 を具備する、請求項１に記載のセルラ電話のためのメモリダイヤル方法。