JPH08500867A - 断熱建築ブロックおよび積み重ね可能な半重ね積み対称性を有する複合壁 - Google Patents

断熱建築ブロックおよび積み重ね可能な半重ね積み対称性を有する複合壁

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JPH08500867A
JPH08500867A JP6506410A JP50641094A JPH08500867A JP H08500867 A JPH08500867 A JP H08500867A JP 6506410 A JP6506410 A JP 6506410A JP 50641094 A JP50641094 A JP 50641094A JP H08500867 A JPH08500867 A JP H08500867A
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Abstract

(57)【要約】 積み重ね可能な半重ね積み対称性を有する断熱建築ブロック。このブロックは一対のブロック部分を有し、その内面はブロック部分からの交互に重なり合う突起によって規定された蛇行形状を有する。ブロック部分の間には断熱材が介在配備される。突起は断熱材をブロック部分に連結させるための拡大端部を有する。端壁に平行でその中間の平面によって規定されたブロック半分の一つにおける蛇行パターンの部分はブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の繰り返しであって、ブロックは交互重ね積み関係に積み重ねることができ、積み重ねられたブロック半分の断熱材が整合するようになっている。少なくとも2本のピンが異なる軸上でブロックの長さ方向に各ブロック部分の少なくとも一つの突起内に延長する。断熱材をブロック部分に結合させるために接着剤が断熱材中の少なくとも一つの空洞内に注入され、断熱材およびブロック部分の少なくとも一つに接触させられる。複合壁は対称半重ね積みで積み重ねられた上記のような建築ブロック部分と、注入されたコンクリートシートと、ブロック部分とコンクリートシートの間の蛇行パターンをもつ断熱材とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】 断熱建築ブロックおよび積み重ね可能な半重ね積み対称性を有する複合壁 本発明は、断熱建築ブロックおよび複合壁構造体に関するものである。 建築ブロックの二つの側壁間の熱伝導を最小にするために、米国特許第455 1959号に記述されているように、ブロックの両側壁間に一定量の断熱材を介 在配置してブロックを構成することができる。この米国特許の開示内容をここに 援用する。この種のブロックは二つの部分を有し、これらの部分は互いに間隔を おいて配置され、両者の間に断面でみて連続した蛇行形状の空隙を規定している 。これら二つの部分の間には、類似の蛇行形状の断熱材が配置される。この断熱 材は、ブロックが壁の所定位置に配置されたときに、そのブロックの近くに配置 される他のブロックによって隠されて見えなくなるようなブロック上の位置にお いて露出している。蛇行形状はブロック部分の互いにオーバーラップする複数の 交互の突起によって形成される。これらの突起の端部は大きくなっており、断熱 材と互いにかみ合いないし結合して、ブロック部分を確固に連結する。米国特許 第4986049号および4185434号も、その内容をここ に援用するが、断熱建築ブロック構造体を開示している。 典型的には、建築ブロックは半重ね積み対称(halfーbond symmetry)に、すなわ ち、一つの横の層ないし段(course)における各ブロックの一半部分が直下の段の ブロックの一半部分上に重なり、その他半部分が直下の段の隣りのブロックの一 半部分上に重なるように、積まれる。前記米国特許第4551959号および第 4986049号に図示記述されたブロックにおける断熱材の蛇行形状では、半 重ね積み(half-bond stacking)におけるブロック間での断熱材の整合(alignme nt)ができない。このような半重ね積みの整合は、ブロック構成部分の整合をも たらすが、これにより横方向の安定性を増加させる、すなわち、適当に敷設され たとき、ブロックはありつぎないし相互連結された単一幅に圧縮された信頼でき る壁となる。 半重ね積み対称性は、米国特許第4185434号のブロックでは、ブロック の交互の段を逆にする、すなわち、一つおきの段のブロックをその端壁が下の段 のブロックの対応する端壁とは反対方向に向くように配置することによって可能 となる。しかし、そのようなブロックでは、半ブロックの完全性を維持するよう にブロック部分の間で独立した連結を有する扉、窓の周囲その他の壁端で、半ブ ロックを交互の段において使用する構造とす ることはできない。 従って、本発明の目的は、積み重ねることができ、断熱材および構成部品の半 重ね積みにおける整合を行える断熱建築ブロックおよび半ブロックを提供するこ とである。 本発明の他の目的は、均一な断熱材の厚さを有するそのような建築ブロックを 提供することである。 本発明の他の目的は、ブロック間で断熱材を連結して断熱効果を高めることで ある。 本発明の他の目的は、ブロック部分間の一層確実な連結を行いブロックの完全 性を増加させることである。 本発明のさらに他の目的は、断熱物質の厚さを増して断熱性能を増加させるこ とである。 本発明の他の目的は、ブロックで構築された壁において断熱材が完全に保護包 囲されるそのようなブロックを提供することである。 本発明の更に他の目的は、積み重ねたブロックの複数段の連結構造体と、注入 されたコンクリートシートと、ブロックとコンクリートシートの間の断熱材とか ら形成された複合壁を提供することである。 本発明の更に他の目的は、そのような複合壁に良好な断熱性能を与えることで ある。 本発明のさらに他の目的は、そのような複合壁において断熱材の完備した保護 包囲を与えることである。 本発明のブロックは、二つのブロック部分からなり、ブロックの長さ方向に交 互に配設されたブロックの対向内面からの突起によって規定された蛇行パターン でブロック部分間に配備された断熱材を有し、ブロック半分の一方における蛇行 パターンの部分がブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の繰り返しで あって、二つのブロックが、交互半重ね積み関係(staggered halfーbond relatio n)に積み重ね可能であり、積み重ねられたブロック半分における蛇行パターン部 分間の整合が行われるようにしたことを特徴とする。突起はブロック部分に断熱 材を結合させる拡大端部を有する。各ブロック半分が、扉、窓の周囲および他の 壁の端部で交互の段において使用するための独立した係合完全性を有するために 、ブロック部分の一方はその長さ方向の中央に一つの突起とブロック半分のそれ ぞれに少なくとも一つの突起とを有し、他方のブロック部分はブロック半分のそ れぞれに少なくとも一つの突起を有する。 突起の拡大端の寸法を減少させ、断熱材をより厚くしてより大きな断熱効果を 得るために、本発明によれば、ブロックの長さ方向に少なくとも二つの軸に沿っ てピン手段を設け、各ピンを各ブロック部分の少なくとも一部分に挿入してブロ ック部分間のより確実な結合を行う。 さらに本発明によれば、ブロックを多段に積み重ねて、蛇行パターンの断熱材 を介してコンクリートシートを 注入し連結する。ブロックは段毎に交互半重ね積み関係に積み重ねられ、積み重 ねられたブロックの蛇行パターン部分が整合するので、二段またはそれ以上の多 段のブロックに対して単一体の断熱材を設けて、より堅固な複合壁構造を得るこ とができる。 本発明の上記および他の目的、特徴並びに利点は、その好ましい実施例の詳細 な記述を添付の図面を参照して読めば明らかになるであろう。図面中各図にわた って同じ参照数字は同一または類似の部材を示す。図面の簡単な説明 第1図は、本発明のブロックの一段の一部の斜視図である。 第2図は、一つの段のブロックを他の段のブロックの上に半重ね積み関係に積 み重ねた二段のブロックからなる本発明の他の実施例の平面図である。 第3図は、第2図のブロックの一つの一部の3−3線に沿う断面図である。 第4図は、第1図のブロックの一つの側面図で、2軸ピンの配置を示す図であ る。 第5図は、他の実施例のブロックの平面図である。 第6図は、第5図のブロックの6−6線に沿う断面図で、断熱材をブロック部 分に結合する方法を示す図である。 第7図は、第6図と同様の図で、第5図の7−7線断 面である。 第8図は、他の実施例のブロックの斜視図で、結合ビームスロットを示す図で ある。 第9図は、本発明の実施例の複合壁の一部の斜視図で、注入コンクリートシー トを示す図である。好ましい実施例の詳細な説明 図1から図8を参照すると、10はそれぞれ図1、2、5および8の四つの異 なる実施例における断熱建築ブロックを示す。これらの違いについては後に詳し く説明する。図1においてそれぞれ外側および内側コーナー断熱建築ブロックが 12、14で示される。適用できる場合は、建築ブロック10の説明はブロック 12、14にも適用される。 建築ブロック10は、互いに断熱材20で断熱された二つの外側支持部分16 、18からなり、支持部分と断熱部分は、次に説明するように互いに共同して後 に記述するインターロック機構を構成し、従って、ブロック10の一つのユニッ トとして構造的一体性が保証されている。 ブロック10、12および14は、壁の両側間の熱伝導が少ないことが望まれ るブロックで構成された壁に使用されるのに適合している。すなわち、図1はブ ロックの一つの段の一部を示し、また、図2はブロックの二つの段22、24の 一部を示す。段22は段24の上方に 置かれるように意図されているが、図示を明瞭にする目的で両者は互いにずらし て描いてある。段22、24は半重ね積み関係に配置され、一つのブロックの2 6で示した半分が下にあるブロックの28で示した半分と重なり、同じブロック の他の半分30が下段の隣接するブロックの半分32と重なっている。一つのブ ロックの両半分は、ブロック端34、36に平行で、かつ、これら両者間の中央 にある平面38で規定されている。従って、段22のブロックは、各ブロックの 平面38が下段24の隣接する二つのブロックの端と端の間を通過するように配 置されている。半重ね積み関係は図9の壁の数段のブロックに対しても同様に示 してある。 後述する理由から、ブロック10は荷重支持壁としての使用に特に適している が、本発明によるブロックは例えば荷重を支持しない建物正面のような非荷重支 持壁に使用できることが理解できよう。従って、この明細書および請求の範囲で 使用する用語「ブロック」は、モジュラーパネル(modular panel)をも含むこと を意図している。 ほぼ平坦で互いに平行な両端壁34、36に加えて、ブロック10は、互いに ほぼ平行な二つの反対側の平坦側壁40、42と、互いにほぼ平行な平坦上壁4 4および平坦底壁46とを有する。側壁40、42はそれぞれ上壁44、底壁4 6および端壁34、36に対し実質上 垂直であり、また、上壁44および底壁46はそれぞれ端壁34、36に対し実 質上垂直である。ブロックがその底壁46を下にして置かれると、ブロック部分 16、18は鉛直方向に配置され、水平方向に隔置される。ブロック部分16、 18は例えば圧縮荷重を支持するようなセメント質材料または焼成粘土のような 適当な材料からなる。ブロック10では、一方のブロック部分16が一つの側壁 40を規定し、他方のブロック部分18が他方の側壁42を規定する。ブロック 12、14では、後に詳述するように、ブロック部分の一つが一つの側壁と他の 側壁の一部とを規定する。 断熱部分20は一定量の断熱物質からなり、これには例えば尿素もしくはフェ ノールホルムアルデヒド、ポリスチレン、フェノール樹脂、または発泡ポリウレ タンのような多数の適当な物質がある。図2、3に示すように、断熱部分20は 端壁および上壁を僅かに越えて延長しており、ブロック間のモルタルの厚みを考 慮して隣接する断熱部分の連結を可能にしている。断熱部分20は図3に示すよ うに底壁46と面一になっており、ブロックを表面上に平らに置くことができ、 取扱いを容易にしてある。断熱部分20は、その一つの縁が図3で上壁44上に 示したようにリブないしは舌102で終わっており、また、その他方の縁が底壁 46上に示したように、嵌合溝104で終わっている。リブ102は断熱部分2 0 の上縁に設けられるのが好ましい、これはモルタルがブロックの上壁に塗られた ときに、このモルタルが偶然に溝104に入ることがないようにするためである 。同様にして、断熱部分20は端壁36で示した一端にリブないし舌106を有 し、これが端壁34で示した他端の溝108に嵌合し、これによって、隣接する ブロックの断熱部分20の結合が可能となる。断熱部分20のこの舌と溝の構造 がこれら両者間の緊密連結を可能にして対流を阻止し、これによって断熱能力を 高めている。 ブロック部分16、18を素早く組み立ててブロック10を形成するために、 断熱材料は例えば、発泡ポリスチレン(expanded polystyrene)のような予め成形 された(premolded)断熱材であるのが好ましい。所望ならば、発泡ポリウレタン のような現場発泡(foam-in-place)断熱材または他の適当な断熱材を使用するこ とができる。予め成形された断熱材とともにブロックを組み立てるには、ブロッ ク部分をまず互いに所望の間隔を保って配置し、次にこの状態に維持して断熱材 料をブロック部分間の空間に挿入する。 ブロック部分16、18は、それぞれの側壁40、42の反対側にそれぞれ断 熱部分20に接合する面48、50を有している。これらの面48、50はブロ ック10の高さの全長にわたって、組み立てられたブロックの内側(側壁40と 42の間)で延長している。内面48 、50は複数の突起によって部分的に規定され、内面48の突起と内面50の突 起とはブロックの長さにわたって交互に配設されている。図示のブロック部分1 8は三つの突起を有する。すなわち、その一つ54は中央平面38に沿って配備 され、他の二つ52、56はそれぞれブロック端部に配備されて端壁34、36 をそれぞれ部分的に規定している。突起54は2倍幅の突起であるので、図2か らわかるように、段22のブロックの一つを段24の隣接する一対のブロックの 上に半重ねに置くことによってブロックを半重ね積み対称に積み重ねたとき、突 起54が一つのブロックの端壁の突起と隣接するブロックの端壁の突起とに重な る。ブロック部分16は二つの突起を有している。すなわち、その一つ58は突 起52と54の間にあって、これら両突起にブロックの幅方向に重なり合い、他 の一つ60は突起54と56の間にあってこれらの突起に幅方向に重なり合って いる。内面48、50はその全長にわたりほぼ均一間隔で配置され、これによっ て蛇行パターンを規定し、そこに全長さおよび高さ方向にほぼ一定の厚さを有す る対応する蛇行形状の断熱部分20が挿入される。 各突起は首部62とその外端の球根状拡大部64とからなるように形成されて いる。拡大部64は断熱部分20を介して各ブロック部分16、18を結合して 両ブロック部分16、18および断熱部分20を一体に保持し てブロックの構造上の完全性を達成するのに役立つ。 ブロック12、14は壁構造のコーナーでの使用に特に適している。ブロック 12は一対の支持部分70、72と断熱部分74とを含んでいる。ブロック12 は一対のほぼ平坦平行な側壁76、78と、一対のほぼ平坦平行な端壁80、8 2と、ほぼ平坦平行な上壁84および底壁86とを含んでいる。ブロック10と は異なり、ブロック12においては、これがコーナーブロックであるために、ブ ロック10とともに壁構造に組み立てたときに、側壁76、78とともに端壁8 0が外部から見えるように露呈されている。従って、ブロック10とは異なり、 ブロック12においては、断熱部分74は端壁80に現われてはならず、図1に 示すようにこれに対して90度に配置された隣接するブロック10の断熱部分2 0と結合する側壁76上の所定個所に現われる必要がある。従って、断熱部分7 4は端壁82と側壁76の間を適当な蛇行パターンで延長している。ブロック部 分70、72は内面88、90をそれぞれ有する。ブロック部分70の内面88 は首部94と球根状拡大端部96を備えた一つの突起92を有し、ブロック部分 72の内面90は内面88からほぼ均一な間隔を有しているが、断熱部分74が 側壁76で終わりになる直前では間隔が広くなった個所98がある。従って、ブ ロック部分70は端壁82の一部と側壁76の一部とを規定し、一方大きい方 のブロック部分72は端壁82の一部と、側壁78の全部と、端壁80の全部と 、側壁76の一部とを規定している。手がかり穴ともなる一つまたはそれ以上の 減量穴100がブロックの高さ方向に貫設されている。 コーナーブロックとなるブロック14も、ブロック12について説明したと同 様の原理で構成され、そのブロック部分は各々適当な突起を有し、蛇行パターン の断熱部分75を備えているが、これはブロックによって完成した壁構造体にお いては隠される。 例えば、ブロック10は多分約16インチの長さ222と、多分約8インチの 高さ224を有し、これらは公称寸法であり、これにはモルタルの約3/8イン チを見込んである。従って、実際の寸法は約3/8インチ短くなる。もちろん、 他の寸法のブロックも本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。三つ の異なるブロック幅を図1〜8に示す。 図1に示すブロックは多分約8インチンの公称幅220を有する。断熱材とブ ロックの側壁の間の距離228は、ブロックの規格、すなわち、多分約1.25 インチによって要求される少なくとも約1.25インチであるのが好ましい。断 熱材の厚み230は多分約1.5インチである。もちろん図1から図8のブロッ ク10の寸法において、次に説明するように、内面48、50の傾斜のために、 上壁と底壁の間の若干の変化を考慮すること が必要である。形態は異なるけれども、図5に示すブロックの寸法は図1のブロ ックの既述したのと同じである。 図2に示すブロックは多分約12インチの公称幅210を有する。断熱材とブ ロックの側壁の間の距離216は、ブロックの規格、すなわち、多分約1.5イ ンチにより、少なくとも約1.5インチであるのが好ましい。断熱材の厚み21 8は多分少なくとも約2インチである。例えば、12インチのブロック幅により 、断熱材の厚みはその横方向部分に沿っては多分約2インチとし、また、その長 さ方向部分に沿っては多分約2.5インチに増すことが可能である。 図8に示すブロックは多分約10インチの公称幅202を有する。断熱材の厚 み206は多分約1.75インチであり、断熱材とブロックの長手方向の縁の間 の距離208は、ブロックの規格、すなわち、多分約1.375インチによって 少なくとも約1.375インチであるのが好ましい。 ブロックは斜め継ぎしてコーナーを作ることができ、あるいは図1のブロック 12、14と同様の内側および外側コーナーブロックを10インチと12インチ 幅の壁のためのコーナーブロックとして使用し、これで8インチのハーフコーナ ーボンド(half corner bond)を作ることができがる。コーナーブロックは端壁で 異なる幅をも たせて、例えば一端で10インチまたは12インチの壁幅に、また、他端で必要 とする8インチのハーフコーナーボンド幅に適合するように構成することもでき る。 図2において、コーナーブロック12、14を除いて一つの壁において各ブロ ック10は実質上同一である。さらに、図2に示し先に説明したように、ブロッ クは交互半重ね積み関係において多段に積まれる。断熱材を隙間なく壁全体にわ たり均一に配置するために、また、構造体の横方向の安定性を増すために、本発 明によれば、図2で示したように段22を段24の直上に載置し、ブロック半分 26とブロック半分28を整合させることによってブロック10を半重ね積み関 係に積み重ねたとき、断熱部20、従って、ブロック部分16と18とが整合す るように、ブロック10が構成される。断熱部20が整合すると、下方ブロック のリブ102が上方ブロックの溝104に嵌合され、図3に示すようにより効果 的な断熱能力が得られる。 再度図2を参照すると、端壁には凹所112が設けらるのが好ましく、これら の凹所には施工中モルタルを充填し、モルタルが硬化したときにブロックを横方 向の動きに対して効果的に係止する。鉛直方向穴66をブロック10に設けるこ ともできる。この穴はブロックをより扱い易くするための手掛り穴となるだけで なく、鉛直方向に補強棒を挿入することもできる。これらの鉛直穴6 6は中央平面38に設け、端壁34と36の凹所110によってブロック間に形 成される間隙に整合させて、半重ね積み関係に積まれた多段のブロックに補強棒 を鉛直方向に挿通できるようにしてある。所望ならば、グラウトないしトロを凹 所110と穴66に入れ、補強棒を挿通してブロックを横方向移動に対してさら に固定することもできる。 ブロックによって形成された壁の強度を増すために、上壁面と一致する深さの 底を有する斜め溝114を上壁面に沿って断熱部分20に設け、デュラウォール (Dura-wall)スチールメッシュ補強材または他の適当な補強材をこれらの溝とブ ロック部分の上面に沿う対応部分に設けてもよい。 図2を参照して、ブロックが半重ね積みに交互に積まれたときに、断熱部分2 0を整合させるために、一方のブロック半分26の蛇行パターンの部分が他方の ブロック半分30の蛇行パターンの部分の実質上の繰り返しとなっている。すな わち、各ブロック半分26、30の左から右へ同じ蛇行パターンが描かれる。両 ブロック半分の整合により、横方向の安定性が高められるので、断熱部が適当に 係合されてブロックが適当に積み重ねられると、ブロックはありつぎないしは互 いに連結され圧縮された単一幅の本当の二重壁になると云える。例えば、図5の ブロックは横方向の安定性に関し、8インチ幅内に おいて二つの5インチ壁と等価であると云える。火事の場合に、ブロック部分の 分割構造と断熱材のためにブロック10のブロック部分16、18の一方が比較 的冷たい状態に維持され、防火壁としての効果を高める。 扉または窓の周囲のような壁端において、一段おきに半(分の)ブロックが必 要である。半重ね積み対称性を維持するために、これらの半ブロックはブロック 半分26と同様でなければならない。これらの半ブロックが構造的な完全性を有 するために、本発明によれば、ブロック10は、これを中央線38に沿って二つ の半ブロックに分割したとすると、各半ブロックがブロック部分と断熱部との間 の相互連結手段を独立して有するように構成されている。このような半ブロック の相互連結を達成するために、ブロック部分の一方18がその長さ方向の中央に 突起の一つ54と、ブロック半分のそれぞれに少なくとも一つの突起、すなわち 、ブロック半分26に突起52を、また、ブロック半分30に突起56を有し、 また、他方のブロック部分16が各ブロック半分に少なくとも一つの突起、すな わち、ブロック半分26に突起58を、また、ブロック半分30に突起60を有 する。従って、ブロックが中央線38に沿って二分割されると、各ブロック半分 26、30は壁端部において一つおきの段で使用するときも構造的な完全性が維 持される半ブロックとなる。 突起によって規定されたコーナーは型による注入成形が容易なように丸みをつ けておくのが好ましい。ブロック部分16、18の各々の型には1インチ当たり 約1/64インチの僅かなテーパを付けて、型からのブロック部分の取り外しを 容易にしてもよい。所望ならば、断熱材にも同様のテーパを付けて図7に示すよ うにブロック部分間にぴったり嵌合するように楔状にすることができる。 断熱材20の型は、断熱材を取り出すのに型の両半分を離反させる構成として もよく。その場合は断熱材にテーパを付ける必要がない。図3および図6を参照 して、断熱材20にその全高さにわたり均一な厚みをもたせるために、ブロック 部分の一方、例えばブロック部分16を逆さにしてそのテーパが他方のブロック 部分のテーパと同じ方向になり、内面48、50が互いに平行になるようにして もよい。 断熱部分20の下方端をその上方端から約1/8インチずらして、本発明の属 する技術分野において周知の原理を使用してリブ102および溝104を互いに 係合するように位置付けることができる。 ブロック部分と断熱材との間の相互連結関係を高めるために断熱部20をブロ ック部分に適当に結合してもよい。図6、7に示すように、断熱材20内に凹所 または通路232が設けられる。断熱材は擬似型(quasi-in- place mold)と呼ぶことができるポリスチレンの滑り嵌め挿入体とすることがで きる。例えば、これらの通路232は図示のような鉛直方向に隔置された一対の 通路もしくは一連の空洞または他の適当な形状とすることができる。ブロック部 分と断熱材20を互いに結合して本質的に一体のユニットを形成するとともにエ ネルギー効率を高めるために、発泡ポリウレタン234または同様のものを例え ば針式インジェクタ236を介して通路232に注入することができる。インジ ェクタの針は断熱部20にまで挿入される。所望ならば、図6、7に示す二つの 通路232を相互連絡させて、ただ一回の注入で済ませるようにすることもでき る。 図4を参照して、ブロック部分と断熱部との相互連結効果を高めてブロックの 完全性を高めるために、1本またはそれ以上のピン116を組み立てられたブロ ック10に長手方向に挿通する。好ましくは、少なくとも2本のピン116を異 なる軸に沿って挿入して多軸ピン留構造となし、ブロック部分を相互連結する断 熱材が劣化したときにブロック部分の相互運動(静止慣性の克服)を阻止して、 その静止慣性を維持しブロックの完全性を高める。ピン116はブロックの長手 方向中央平面118に沿って反対側の端壁34、36から挿入するのが好ましく 、各ピンはブロックの長さの半分よりも僅かに短い距離を延長し、伝導熱損失へ の影響を最少にしている。 しかし、長手方向の安定性を増すために、ピンの長さは各突起が1本のピンで貫 通される程度であるのが好ましい。ピンは熱損失を最少にするために小さい直径 であるのが好ましい。例えば、16インチの長さのブロックに対して、各ピンは 直径が3/16インチ、長さ122が多分約7.5インチであり、亜鉛メッキし たガタースパイク(gutter spike)等とすることができる。より厳しい使用条件に 対しては、この種のピン116を2本以上使用することもできる。これらのピン は上壁より下に約1.5インチに、また、底壁46より上に約11/2インチに それぞれ配備するのが適当であり、作業中ブロック部分の回動に対する抵抗を最 適に高める。 図8を参照して、所望ならば、結合ビームスロット120をブロックの上面4 4に長手方向に設け、壁を構築中に補強ロッドをピンの1本に代えて、または図 8に示すようにピンに加えて挿設することもできる。例えば、結合ビームスロッ ト120は長手方向中央平面に沿って約1インチの深さとし、ここに好ましくは 1/4から3/8インチの補強ロッドを挿通することができる。この補強ロッド にはリッジが付けられている(ridged)のが好ましい。上方ピンがなお所望ならば 、図8に示すように例えば結合ビームスロットの下方約1インチに配備できる。 結合ビームスロットが設けられる場合、図1、2および5に示したようなデュラ ウォールメッシュまたは他 の補強部材を挿入する斜めの溝を省くことができる。 図5はピン留めしていないブロックを示し、球根状端部64が拡大され、突起 の首部端が小さい径を有する。ブロック部分と断熱部のピン留めまたは結合によ って、断熱部20の「R」値ないし厚みを標準ブロックのサイズ、特にその長さ の制限内で最大にすることができる。図1、2に示すピン留めされたブロックで は、多軸ピン留めによって突起の拡大球根状端部64のサイズを、多分首部の幅 より僅かに大きい程度まで小さくすることができる。突起の首部をより大きい径 とし、突起を僅かに短くして結合度を増すとともに、断熱部20の最小幅を多分 少なくとも25%増すことができる。これによって曲線個所での断熱部の幅を増 加させより簡単な舌片と溝の形状が得られる。すなわち、曲線個所の公差をより よくし製造中の制約を少なくできる。 図9を参照すると、本発明の他の実施例による複合壁の一部130が示される 。この複合壁130はブロック132の鉛直に積み重ねられた複数の段の内側部 分と、注入されたコンクリートの外側部分ないしシート134と、ブロック13 2とコンクリートシート134の間の断熱材136とからなる。 図9では複合壁130は図示を明瞭にするために一部を破断して組み立て工程 において示されている。すなわち、薄いブラケットないし壁連結具140によっ て所定 位置に保持された取り外し可能な型枠138が本発明に属する技術分野における 通常の技術者に周知の原理に従って、コンクリートの注入および完成壁の外面1 42を規定するために設けられる。 図1から図8のブロック部分16と同様のブロック132は平坦な側壁144 と、断熱材136に対面する蛇行側壁146と、一対のほぼ平坦で平行な端壁1 48および150と、一対のほぼ平坦で平行な上壁152および底壁154とを それぞれ有している。 高さ全体に蛇行形状をなす側壁146が一対の突起156を規定しており、各 突起はブロック部分16の突起58、60と同様に同様形状の断熱部136との 確実な結合のために首部158と拡大球根状部160を有している。 断熱部136は側壁146と接合するほぼ均一な厚みの蛇行パターンに形成さ れている。図9に示すように、注入されたコンクリート134は断熱部136と 共に補足蛇行パターンを形成し、スラブないしパネルと呼んでもよい注入された コンクリートシート134の蛇行形状内面161が、同じブロック132内の突 起156、または、隣接するブロックの突起156の間に交互に配備された突起 162を規定している。突起156と同様に、これら突起162は拡大球根状端 部166で終っている首部164を有し、固化したコンクリートシート13 4と断熱材136との間の強固な連結を提供している。 壁130の完全性を高めるために、断熱部136はブロック132の一段の高 さを越えて延長するように形成されている。図9に示すように、各断熱部136 (底のものを除く)は、半重ね積み関係に積み重ねられたブロックの多分三段の 高さを越えて延長している。従って、上の段にあるブロックの蛇行形状の側壁1 46が下の段のブロックの蛇行形状の側壁と整合して断熱部136が両段のブロ ックの高さを越えて延長するようにするために、ブロック132は、図2のブロ ック10においてブロック半分26のパターンがブロック半分30のパターンの 繰り返しであるのと同様に、第2ブロック半分172の側壁146の蛇行パター ンが、第1のブロック半分170の側壁の蛇行パターンの繰り返しであるように 、形成されている。ブロック半分170、172は、端壁148と150の間の 中央にあり、かつ、これと平行な平面168によって規定されている。従って、 第1ブロック半分170の繰り返しである第2ブロック半分172は、下の段の ブロックの第1半分170と整合し、下の段の第1ブロック半分はその下の段の ブロックの第2ブロック半分と整合するというようにして、壁に対して優れた横 方向安定性を与える。 ブロック半分に構造上の完全性を独立してもたせて所望の半重ね積み対称性を 維持しながら、扉または窓の周 囲のような壁端で交互の段において半ブロックを提供するために、各ブロック半 分170、172は少なくとも一つの突起156を有している。交互突起162 を注入されたコンクリートに形成するために、各ブロック半分における突起15 6の少なくとも一つの突起を各端壁から隔置する。従って、突起156は各端壁 148、150から隔置されて示され、突起162が突起156の間に交互に配 置される。ブロック半分が一つ以上の突起を有している場合は、突起の一つが各 端壁に沿って延長して端壁を規定することを理解すべきである。 壁130はそれぞれ外側コーナーブロック174および内側コーナーブロック 176を備えていてもよく、これらのコーナーブロックはブロック12、14の 各ブロック部分と同様とすることができる。同様にして、ブロック176には補 強ロッド(図示省略)を挿通し、また、手掛り穴ともなる整合可能な軽量化穴1 78を設けることができる。各ブロック12、14の各ブロック断熱部74、7 5と同様の対応する外側および内側コーナー断熱パネル192および194を設 けることができるが、これらのパネルは必要に応じてブロック132についての 次に説明する原理によってブロック壁を越えて隣接するブロックの長さの中間点 まで延長してもよい。 結合ビームスロット182を上壁152の表面に長手方向に突起165の長さ の中央に設けて、結合ビーム1 84を挿入する。このビームは壁の全長ないし周縁の端から端まで多分約20フ ィートの長さである。結合ビームスロット182はまた完成壁において突起16 2の中央に配置される。図9に示したように、ブラケット140がその端のスロ ット186に結合ビームを係合させることによって結合ビームに固定される。シ ートの厚みを調節可能にするために、ブラケット140は種々の長さのものを用 意する。型枠138はコンクリート134が固化した後で除去され、壁固定具1 40は注入物質内に永久に残される。壁固定具140にノッチ196を付けて、 注入コンクリートシートに対して正確な並列状態で付加的補強ロッドを固定し易 くすることができる。図9に示すように、結合ビーム184はブロックの3段毎 に設けられ、断熱部136は各対をなす結合ビーム184間の3段のブロックに わたって鉛直方向に延長する寸法になっている。結合ビームが設けられる段の数 は断熱効果を最大にするために最小にする。各断熱部136の上縁は図3のリブ 102と同様のリブ198で終っている。結合ビーム184は結合ビームスロッ ト中だけでなくリブ上にも載置されており、上に置かれるブロックの段によって そこに包囲保持されている。各断熱材の下縁はリブ198が係合される補完形状 をなすとともに、結合ビームが触れないように適当なスロット(図示省略)を設 けるか他の適当な形状に形成する。 所望ならば、断熱部材136は、上および下の縁にノッチを付け結合ビームを ノッチを付けた上縁によって規定された肩部に載せて、いわば「合じゃくり(shi p lap)」構造で互いに重なり合うように構成結合させることができる。 平坦な側壁144は壁130の内面を規定している。ブロック132は接着剤 で乾燥積みされるか、従来通りモルタルで積み重ねられる。まず、一段のブロッ ク132が設置され、例えば7インチ高さと16インチ長さの蛇行状断熱パネル 188がブロックの丁度第1段に設置される。必要に応じて1本またはそれ以上 の結合ビームロッド184をブロック132の突起162に設けられたスロット 182に挿通する。こうして結合ビーム184は断熱材188のリブ198に沿 って、また、結合ビームスロット182内にも設置される。それからさらに3段 のブロック132をセットし、鉛直度を調整し、整合配備した後、断熱パネル1 36を鉛直方向にすべて3段を覆うようにして設置し、さらに結合ビームロッド 184の他のセットを設置する。3段のブロックをその間のモルタルを含めて覆 うために、これら断熱パネル136は多分24インチの高さと、ブロックの長さ に等しい多分16インチの長さを有する。8インチの長さにするためには、16 インチパネルを半分に切断し、使用に際しては舌片を除去してもよい。8インチ より短くする場 合は、本発明が属する技術において周知の原理により調節を行なえばよい。断熱 パネル136、188の厚みは、多分約2インチである。続いて、3段またはそ れ以上の段のブロックを所望の壁の高さになるまで同様にして積み重ねる。その 結果、断熱パネルはその蛇行形状によって同様の形状のブロックの突起と組み合 わせて包囲保持される。結合ビーム184は、ブロックを注入されたコンクリー トシートに固定するために、およびブロックの長手方向平面に対する変位を阻止 するために設けられる。壁連結具140は壁が一つのコーナーから次のコーナー へ組み立てられるにつれて型枠の各ジョイントの近くで各結合ビームに設置され 、全体の構築が完了する。これらの壁連結具は型枠を並置状態に保持する。窓お よびこれと同等のものもを、本発明が属する技術分野における通常の技術者に周 知の原理を使用し、適当な窓枠と半ブロックを交互の段で使用して設置すること ができる。さらに付加的な補強ロッドを必要に応じて設置する。 ブロックおよび断熱パネルを適当に積み重ねた後、コンクリート材料を注入し 、J−ボルト180を本発明の属する技術分野の通常の技術者に周知である原理 によって挿入する。このコンクリート材料を固化させ、これによってブロックと コンクリートシート134とを相互連結させ、強くて高品質の断熱性壁を得るこ とができる。それから型枠138は取り外される。結合ビームはブロ ックと注入されたコンクリートシートとの結合を維持するとともに壁を補強する 働きをする。 本発明を詳細に説明したが、本発明はその原理から外れることなく他の態様で も実施でき、他の実施例も添付した請求の範囲に規定した本発明の範囲内にある ものとする。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年2月14日 【補正内容】 請求の範囲 1.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平行端壁と、平行な上壁およ び底壁とを有し、端壁に平行で両者の中間の平面が一対のブロック半分を規定す る建築ブロックであって、ブロック側壁の長さ方向に延長する間隔をおいた二つ のブロック部分からなり、前記ブロック部分が間隔をおいて対面する内面を有し 、これら内面がブロックの長さ方向に前記ブロック部分に交互に突起を規定する 形状に形成され、これら突起が互いに重なり合って前記ブロック部分の間に空間 を規定し、この空間がブロックの上壁および底壁に平行な断面形状において蛇行 パターンをブロックの全長にわって形成し、前記ブロック部分間の空間内にこれ を実質上満たす断熱部を配置し、前記突起が前記断熱部を前記ブロック部分に連 結するための拡大端部を有し、ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分 が、ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の繰り返しであり、二つの ブロックが交互半重ね積み関係に積み重ね可能であり、積み重ねられたブロック 半分における蛇行パターンの部分が整合し、前記ブロック部分の一方が前記突起 の一つをその長さ方向の中央に、また、前記突起の少なくとも一つを前記ブロッ ク半分のそれぞれに有し、前記ブロック部分の他方が前記ブロック半分のそれぞ れにおいて前記突起の少なくとも一つを有していることを特徴とする建築ブロ ック。 2.前記断熱部の縁上にリブと、前記断熱部の反対側縁上に嵌合溝とを有し、 前記断熱部を隣接するブロックの同様の断熱部に連結する手段からなる請求項1 による建築ブロック。 3.前記断熱部が、前記溝が形成され前記底壁と面一な下縁と、前記リブが形 成され前記上壁より外方へ延長する上縁とを有する請求項2による建築ブロック 。 4.前記ブロック部分がそれぞれ前記断熱部に係合する傾斜した内面を有し、 前記ブロック部分が前記内面がほぼ平行となるように互いに配置されている請求 項1による建築ブロック。 5.前記一方のブロック部分が、前記突起のうち前記端壁を部分的に規定する 二つの突起を有し、前記中央の突起が前記端壁規定突起の合計幅に実質上等しい 幅を有し、これにより一つのブロック上の一つの端壁規定突起と隣りのブロック 上の隣接する端壁規定突起とに整合して重なり合うようにした請求項1による建 築ブロック。 6.前記端壁のそれぞれの全高さにわたって鉛直方向の凹所を規定し、この凹 所が隣りのブロックの同様の凹所に隣接配置されたとき、両隣接ブロック間に補 強棒を受入れる空洞を規定する手段と、前記端壁の中間で前記中央突起を通る鉛 直な空洞を規定する手段とからなり、この中央突起を通る空洞が隣接する二つの 同様のブロッ クのそれぞれの補強棒受入空洞と整合可能であり、半重ね積み関係において補強 棒を受け入れるようにした請求項5による建築ブロック。 7.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平行端壁と、平行な上壁およ び底壁とを有し、ブロック側壁の長さ方向に延長する間隔をおいた二つのブロッ ク部分からなり、前記ブロック部分が間隔をおいて対面する内面を有し、これら 内面がブロックの長さ方向に前記ブロック部分に交互に突起を規定する形状に形 成され、これら突起が互いに重なり合って前記ブロック部分の間に空間を規定し 、この空間がブロックの上壁および底壁に平行な断面形状において蛇行パターン をブロックの全長にわたって形成し、前記ブロック間の空間内にこれを実質上満 たす断熱部を配置し、前記断熱部を前記ブロック部分に連結する手段を設け、こ の連結手段が異なる軸を有しピンを受入れる少なくとも二つの穴手段からなり、 前記穴手段がそれぞれ前記ブロック部分の一方の前記突起の少なくとも一つと、 前記ブロック部分の他方の前記突起の少なくとも一つとを通ってブロックの長さ 方向に延長し、ブロックが端壁に平行でその中間にある平面によって規定された 一対のブロック半分からなり、ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分 が、ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の繰り返しであって、二つ のブロックを交互半重ね積み関係に積み重ね、 積み重ねられたブロック半分の蛇行パターンの部分が整合するようにしたことを 特徴とする建築ブロック。 8.前記連結手段が前記突起の少なくとも一つに拡大部を有する請求項7によ る建築ブロック。 9.前記ブロック半分のそれぞれが前記突起の少なくとも二つを有する請求項 7による建築ブロック。 10.前記穴手段がブロックの前記全突起のそれぞれを通って少なくとも部分 的に延長している請求項7による建築ブロック。 11.前記穴手段にそれぞれ受入れられる少なくとも二つのピンからなり、前 記のピンの少なくとも一つが前記端壁のそれぞれからブロック内へ延長している 請求項7による建築ブロック。 12.前記ピンが共にブロックの前記すべての突起のそれぞれの内へ少なくと も部分的に延長し、前記突起のすべてが一つのピンによって係合され、前記各ピ ンがブロックの長さの半分よりも短い長さを有している請求項11による建築ブ ロック。 13.前記上壁に結合ビームスロットを規定する手段を更に有する請求項7に よる建築ブロック。 14.前記断熱部内の少なくとも一つの空洞手段と、前記断熱部を前記ブロッ ク部分の少なくとも一つに結合する前記空洞手段内の物質とからさらになる請求 項7による建築ブロック。 15.一対の反対側の平行な端壁と、上壁と、前記上壁に平行な底壁と、第1 の平らな側壁と、前記第1側壁の反対側の第2側壁とを有し、前記第2側壁が、 前記上壁および底壁に平行な平面において見て、ブロックの全長にわたって蛇行 パターンを規定する形状に形成されるような少なくとも二つの突起を規定し、前 記突起が前記第2側壁に隣接して前記蛇行パターンを有する断熱物質に係合する 拡大端部を有し、前記端壁に平行でその中間の平面が二つのブロック半分を規定 し、前記各ブロック半分が前記各端壁から離れた前記突起の少なくとも一つを有 し、前記ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分が前記ブロック半分の 他方における蛇行パターンの部分の実質上繰り返しであり、ブロックの二つが交 互半重ね積み関係で積み重ね可能であり、積み重ねられたブロック半分における 蛇行パターンの部分の間の整合が行われるようにした建築ブロック。 16.a.少なくとも一つの空洞を有する断熱部材を介在させて一対のブロッ ク部分を、空洞が断熱部材とブロック部分とで包囲されるように、集合させる工 程と、 b.接着物質を空洞に注入して断熱部材とブロック部分の少なくとも一つとに 接触させる工程と、 c.接着物質を固化させる工程と、 d.断熱部材とブロック部分を選定し、ブロック部分の内面がブロックの全長 にわたってブロック部分に交互 に互いに重なり合う突起を規定するような形状に形成され、両ブロック部分の間 に、ブロックの上壁と底壁に平行な断面において蛇行パターンをブロックに全長 にわたって形成する空間を規定し、断熱部材もまたブロック部分間の空間を実質 上満たす蛇行形状を有し、ブロックの両端壁間に平行でその中間にある平面によ って規定されたブロック半分の一方における蛇行パターンの部分が、ブロック半 分の他方における蛇行パターンの部分の実質上繰り返しであり、二つのブロック が交互半重ね積み関係に積み重ね可能であり、積み重ねられたブロック半分の蛇 行パターンの部分が整合するようにする工程とからなる建築ブロックを製造する 方法。 17.接着物質を空洞内に注入して断熱部材と両ブロック部材に接触させるこ とからなる請求項16による方法。 19.複数段のブロックからなり、各ブロックが、対の反対側の平行な端壁と 、上壁と、前記上壁に平行な底壁と、第1の複合壁面を規定する第1の平らな側 壁と、前記第1側壁の反対側の第2側壁とを有し、前記第2側壁が少なくとも二 つの突起を規定し、前記上壁および底壁に平行な平面において見て、蛇行パター ンをブロックの全長にわたって規定する形状に形成され、前記端壁に平行でその 中間の平面が二つのブロック半分を規定し、前記ブロックが、前記ブロック半分 の一方における蛇 行パターンの部分が前記ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の実質 上繰り返しであり、前記ブロックが交互半重ね積み関係で積み重ねられ、積み重 ねられたブロック半分における蛇行パターンの部分の間の整合が行われ、注入さ れたコンクリートシートが第2の複合壁面を規定する第1の側壁と、前記複数段 のブロックに対面し前記ブロックの蛇行パターンに類似の蛇行パターンを規定し 、前記シートとブロックとの間にほぼ均一の厚さの空間が規定されるように形成 され、前記注入コンクリートシートとブロック段との間の空間に配置されこれを 実質上満たす断熱物質と、前記断熱物質を前記ブロックおよび前記注入コンクリ ートシートに連結する手段とからなる複合壁。 20.前記断熱物質がそれぞれ前記ブロックの少なくとも二つの高さに延長す る複数の断熱部分からなる請求項19による複合壁。 21.それぞれ前記複数のブロックの長さ方向にシートおよびブロック中のス ロット手段を通る複数の補強部材からなる請求項19による複合壁。 22.前記連結手段が前記ブロックの突起の拡大端部と、前記コンクリートシ ートに形成され前記ブロックの突起と交互に重なり合い拡大端部を有する突起と からなる請求項19による複合壁。 23.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平 行端壁と、平行な上壁および底壁とを有し、ブロック側壁の長さ方向に延長する 間隔をおいた二つのブロック部分からなり、前記ブロック部分が間隔をおいて対 面する内面を有し、これら内面がブロックの長さ方向にわたって前記ブロック部 分に交互に突起を規定する形状に形成され、これら突起は互いに重なり合ってブ ロック部分の間に空間を規定し、前記ブロック部分間の空間内に配置されて実質 上これを満たす断熱部と、前記断熱部を前記ブロック部分に連結する手段とから なり、前記連結手段が少なくとも2本のピンからなり、そのそれぞれが前記端壁 の一つに挿入され、ブロックの長さ方向に沿って前記ブロック部分の一方の前記 突起の少なくとも一つと前記ブロック部分の他方の前記突起の少なくとも一つと を通って延長し、前記ピンが互いに離れた軸を有する建築ブロック。 24.前記連結手段がさらに前記突起の少なくとも一つの拡大端部からなる請 求項23による建築ブロック。 25.端壁に平行でその中間にある平面が一対のブロック半分を規定し、前記 ブロック半分のそれぞれが前記突起の少なくとも二つを有する請求項23による 建築ブロック。 26.前記ピンが共にブロックの前記全突起のそれぞれを通って少なくとも部 分的に延長している請求項23による建築ブロック。 27.前記ピンの少なくとも1本が前記端壁のそれぞれからブロック内に延長 している請求項23による建築ブロック。 28.前記ピンが共に前記全突起の各々の中に少なくとも部分的に延長し、前 記全突起が1本のピンによって係合され、前記各ピンがブロックの長さの半分よ りも短い長さを有する請求項27による建築ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN 【要約の続き】 パターンをもつ断熱材とからなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平行端壁と、平行な上壁およ び底壁とを有し、端壁に平行で両者の中間の平面が一対のブロック半分を規定す る建築ブロックであって、ブロック側壁の長さ方向に延長する間隔をおいた二つ のブロック部分からなり、前記ブロック部分が間隔をおいて対面する内面を有し 、これら内面がブロックの長さ方向に前記ブロック部分に交互に突起を規定する 形状に形成され、これら突起が互いに重なり合って前記ブロック部分の間に空間 を規定し、この空間がブロックの上壁および底壁に平行な断面形状において蛇行 パターンをブロックの全長にわって形成し、前記ブロック部分間の空間内にこれ を実質上満たす断熱部を配置し、前記突起が前記断熱部を前記ブロック部分に連 結するための拡大端部を有し、ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分 が、ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の繰り返しであり、二つの ブロックが交互半重ね積み関係に積み重ね可能であり、積み重ねられたブロック 半分における蛇行パターンの部分が整合し、前記ブロック部分の一方が前記突起 の一つをその長さ方向の中央に、また、前記突起の少なくとも一つを前記ブロッ ク半分のそれぞれに有し、前記ブロック部分の他方が前記ブロック半分のそれぞ れにおいて前記突起の少なくとも一つを有していることを特徴とする建築ブロ ック。 2.前記断熱部の縁上にリブと、前記断熱部の反対側縁上に嵌合溝とを有し、 前記断熱部を隣接するブロックの同様の断熱部に連結する手段からなる請求項1 による建築ブロック。 3.前記断熱部が、前記溝が形成され前記底壁と面一な下縁と、前記リブが形 成され前記上壁より外方へ延長する上縁とを有する請求項2による建築ブロック 。 4.前記ブロック部分がそれぞれ前記断熱部に係合する傾斜した内面を有し、 前記ブロック部分が前記内面がほぼ平行となるように互いに配置されている請求 項1による建築ブロック。 5.前記一方のブロック部分が、前記突起のうち前記端璧を部分的に規定する 二つの突起を有し、前記中央の突起が前記端壁規定突起の合計幅に実質上等しい 幅を有し、これにより一つのブロック上の一つの端壁規定突起と隣りのブロック 上の隣接する端壁規定突起とに整合して重なり合うようにした請求項1による建 築ブロック。 6.前記端壁のそれぞれの全高さにわたって鉛直方向の凹所を規定し、この凹 所が隣りのブロックの同様の凹所に隣接配置されたとき、両隣接ブロック間に補 強棒を受入れる空洞を規定する手段と、前記端壁の中間で前記中央突起を通る鉛 直な空洞を規定する手段とからなり、この中央突起を通る空洞が隣接する二つの 同様のブロッ クのそれぞれの補強棒受入空洞と整合可能であり、半重ね積み関係において補強 棒を受け入れるようにした請求項5による建築ブロック。 7.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平行端壁と、平行な上壁およ び底壁とを有し、ブロック側壁の長さ方向に延長する間隔をおいた二つのブロッ ク部分からなり、前記ブロック部分が間隔をおいて対面する内面を有し、これら 内面がブロックの長さ方向に前記ブロック部分に交互に突起を規定する形状に形 成され、これら突起が互いに重なり合って前記ブロック部分の間に空間を規定し 、この空間がブロックの上壁および底壁に平行な断面形状において蛇行パターン をブロックの全長にわたって形成し、前記ブロック間の空間内にこれを実質上満 たす断熱部を配置し、前記断熱部を前記ブロック部分に連結する手段を設け、こ の連結手段が異なる軸を有しピンを受入れる少なくとも二つの穴手段からなり、 前記穴手段がそれぞれ前記ブロック部分の一方の前記突起の少なくとも一つと、 前記ブロック部分の他方の前記突起の少なくとも一つとを通ってブロックの長さ 方向に延長し、ブロックが端壁に平行でその中間にある平面によって規定された 一対のブロック半分からなり、ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分 が、ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の繰り返しであって、二つ のブロックを交互半重ね積み関係に積み重ね、 積み重ねられたブロック半分の蛇行パターンの部分が整合するようにしたことを 特徴とする建築ブロック。 8.前記連結手段が前記突起の少なくとも一つに拡大部を有する請求項7によ る建築ブロック。 9.前記ブロック半分のそれぞれが前記突起の少なくとも二つを有する請求項 7による建築ブロック。 10.前記穴手段がブロックの前記全突起のそれぞれを通って少なくとも部分 的に延長している請求項7による建築ブロック。 11.前記穴手段にそれぞれ受入れられる少なくとも二つのピンからなり、前 記のビンの少なくとも一つが前記端壁のそれぞれからブロック内へ延長している 請求項7による建築ブロック。 12.前記ピンが共にブロックの前記すべての突起のそれぞれの内へ少なくと も部分的に延長し、前記突起のすべてが一つのピンによって係合され、前記各ピ ンがブロックの長さの半分よりも短い長さを有している請求項11による建築ブ ロック。 13.前記上壁に結合ビームスロットを規定する手段を更に有する請求項7に よる建築ブロック。 14.前記断熱部内の少なくとも一つの空洞手段と、前記断熱部を前記ブロッ ク部分の少なくとも一つに結合する前記空洞手段内の物質とからさらになる請求 項7による建築ブロック。 15.一対の反対側の平行な端壁と、上壁と、前記上壁に平行な底壁と、第1 の平らな側壁と、前記第1側壁の反対側の第2側壁とを有し、前記第2側壁が、 前記上壁および底壁に平行な平面において見て、ブロックの全長にわたって蛇行 パターンを規定する形状に形成されるような少なくとも二つの突起を規定し、前 記突起が前記第2側壁に隣接して前記蛇行パターンを有する断熱物質に係合する 拡大端部を有し、前記端壁に平行でその中間の平面が二つのブロック半分を規定 し、前記各ブロック半分が前記各端壁から離れた前記突起の少なくとも一つを有 し、前記ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分が前記ブロック半分の 他方における蛇行パターンの部分の実質上繰り返しであり、ブロックの二つが交 互半重ね積み関係で積み重ね可能であり、積み重ねられたブロック半分における 蛇行パターンの部分の間の整合が行われるようにした建築ブロック。 16.a.少なくとも一つの空洞を有する断熱部材を介在させて一対のブロッ ク部分を、空洞が断熱部材とブロック部分とで包囲されるように、集合させる工 程と、 b.接着物質を空洞に注入して断熱部材とブロック部分の少なくとも一つとに 接触させる工程と、 c.接着物質を固化させる工程とからなる建築ブロックを製造する方法。 17.接着物質を空洞内に注入して断熱部材と両ブロ ック部材に接触させることからなる請求項16による方法。 18.断熱部材とブロック部分を選定し、ブロック部分の内面がブロックの全 長にわたってブロック部分に交互に互いに重なり合う突起を規定するような形状 に形成され、両ブロック部分の間に、ブロックの上壁と底壁に平行な断面におい て蛇行パターンをブロックに全長にわたって形成する空間を規定し、断熱部材も またブロック部分間の空間を実質上満たす蛇行形状を有し、ブロックの両端壁間 に平行でその中間にある平面によって規定されたブロック半分の一方における蛇 行パターンの部分が、ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の実質上 繰り返しであり、二つのブロックが交互半重ね積み関係に積み重ね可能であり、 積み重ねられたブロック半分の蛇行パターンの部分が整合するようにした請求項 16による方法。 19.複数段のブロックからなり、各ブロックが、一対の反対側の平行な端壁 と、上壁と、前記上壁に平行な底壁と、第1の複合壁面を規定する第1の平らな 側壁と、前記第1側壁の反対側の第2側壁とを有し、前記第2側壁が少なくとも 二つの突起を規定し、前記上壁および底壁に平行な平面において見て、蛇行パタ ーンをブロックの全長にわたって規定する形状に形成され、前記端壁に平行でそ の中間の平面が二つのブロック半分を規定し 、前記ブロックが、前記ブロック半分の一方における蛇行パターンの部分が前記 ブロック半分の他方における蛇行パターンの部分の実質上繰り返しであり、前記 ブロックが交互半重ね積み関係で積み重ねられ、積み重ねられたブロック半分に おける蛇行パターンの部分の間の整合が行われ、注入されたコンクリートシート が第2の複合壁面を規定する第1の側壁と、前記複数段のブロックに対面し前記 ブロックの蛇行パターンに類似の蛇行パターンを規定し、前記シートとブロック との間にほぼ均一の厚さの空間が規定されるように形成され、前記注入コンクリ ートシートとブロック段との間の空間に配置されこれを実質上満たす断熱物質と 、前記断熱物質を前記ブロックおよび前記注入コンクリートシートに連結する手 段とからなる複合壁。 20.前記断熱物質がそれぞれ前記ブロックの少なくとも二つの高さに延長す る複数の断熱部分からなる請求項19による複合壁。 21.それぞれ前記複数のブロックの長さ方向にシートおよびブロック中のス ロット手段を通る複数の補強部材からなる請求項19による複合壁。 22.前記連結手段が前記ブロックの突起の拡大端部と、前記コンクリートシ ートに形成され前記ブロックの突起と交互に重なり合い拡大端部を有する突起と からなる請求項19による複合壁。 23.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平行端壁と、平行な上壁お よび底壁とを有し、ブロック側壁の長さ方向に延長する間隔をおいた二つのブロ ック部分からなり、前記ブロック部分が間隔をおいて対面する内面を有し、これ ら内面がブロックの長さ方向にわたって前記ブロック部分に交互に突起を規定す る形状に形成され、これら突起は互いに重なり合ってブロック部分の間に空間を 規定し、前記ブロック部分間の空間内に配置されて実質上これを満たす断熱部と 、前記断熱部を前記ブロック部分に連結する手段とからなり、前記連結手段が少 なくとも2本のピンからなり、そのそれぞれが前記端壁の一つに挿入され、ブロ ックの長さ方向に沿って前記ブロック部分の一方の前記突起の少なくとも一つと 前記ブロック部分の他方の前記突起の少なくとも一つとを通って延長し、前記ピ ンが互いに離れた軸を有する建築ブロック。 24.前記連結手段がさらに前記突起の少なくとも一つの拡大端部からなる請 求項23による建築ブロック。 25.端壁に平行でその中間にある平面が一対のブロック半分を規定し、前記 ブロック半分のそれぞれが前記突起の少なくとも二つを有する請求項23による 建築ブロック。 26.前記ピンが共にブロックの前記全突起のそれぞれを通って少なくとも部 分的に延長している請求項23 による建築ブロック。 27.前記ピンの少なくとも1本が前記端壁のそれぞれからブロック内に延長 している請求項23による建築ブロック。 28.前記ピンが共に前記全突起の各々の中に少なくとも部分的に延長し、前 記全突起が1本のピンによって係合され、前記各ピンがブロックの長さの半分よ りも短い長さを有する請求項27による建築ブロック。 29.二つの反対側の平行側壁と、二つの反対側の平行端壁と、平行な上壁お よび底壁とを有し、端壁に平行でその中間の平面が一対のブロック半分を規定し 、ブロック側壁の長さに沿って延長する二つの間隔をおいたブロック部分からな り、前記ブロック部分が間隔をおいて対面する内面を有し、これら内面がブロッ クの長さ方向にわたって前記ブロック部分に交互に互いに重なり合う突起を規定 する形状に形成され、前記ブロック部分間の空間内に、これを実質上満たす断熱 部材を配置し、前記内面がその高さ方向に傾斜し、前記ブロック部分が、前記内 面がその高さ方向に互いに均一な間隔で配置され、前記断熱部材がその高さ方向 に均一な厚さを有するように、互いに配置されてなる建築ブロック。
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