JPH08500636A - パルプ懸濁液を選別する装置と方法 - Google Patents

パルプ懸濁液を選別する装置と方法

Info

Publication number
JPH08500636A
JPH08500636A JP5519922A JP51992293A JPH08500636A JP H08500636 A JPH08500636 A JP H08500636A JP 5519922 A JP5519922 A JP 5519922A JP 51992293 A JP51992293 A JP 51992293A JP H08500636 A JPH08500636 A JP H08500636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
suspension
fraction
channel
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5519922A
Other languages
English (en)
Inventor
オロフ メイナンデル,ポウル
Original Assignee
ポム テクノロジー オイ エービー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ポム テクノロジー オイ エービー filed Critical ポム テクノロジー オイ エービー
Publication of JPH08500636A publication Critical patent/JPH08500636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/18Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor with the aid of centrifugal force
    • D21D5/22Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor with the aid of centrifugal force in apparatus with a vertical axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C3/00Apparatus in which the axial direction of the vortex flow following a screw-thread type line remains unchanged ; Devices in which one of the two discharge ducts returns centrally through the vortex chamber, a reverse-flow vortex being prevented by bulkheads in the central discharge duct
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C3/00Apparatus in which the axial direction of the vortex flow following a screw-thread type line remains unchanged ; Devices in which one of the two discharge ducts returns centrally through the vortex chamber, a reverse-flow vortex being prevented by bulkheads in the central discharge duct
    • B04C3/06Construction of inlets or outlets to the vortex chamber
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/66Pulp catching, de-watering, or recovering; Re-use of pulp-water

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は繊維懸濁液を選別する遠心分離機および方法に関する。前記遠心分離機(10)はハウジング(12)の内側に同軸でロータ(24)を備えている。前記ロータ(24)のマントルは溝穴(26,30)を具備し、これら溝穴(26,30)を通じて前記懸濁液の一部を、前記ロータの内側の空間(25)から前記ロータの外側の空間(28)へ、および前記ロータの外側の前記空間(28)から前記ロータの内側の前記空間(25)へ送ることができる。前記ハウジング(12)は希釈水を懸濁液中に導入する手段(32)を備えている。本発明の分離機は抄紙機の短循環中で洗浄機として使用するのに特に好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 パルプ懸濁液を選別する装置と方法 本発明は、比較的軽い方の画分と比較的重い方の画分(fraction)を遠心分離 によって分離することによって繊維懸濁液を選別する方法と装置に関する。詳し くは本発明は抄紙機のウェットエンド短循環( wet end short circuIation) における製紙紙料を洗浄する前記方法と装置の使用に関する。本発明によれば、 パルプおよび紙の産業界で広く用いられている洗浄機(cleaner)の機能が最適 化されかつ一層効率的になり、その結果単一の洗浄段階で紙料を洗浄しなから、 繊維の損失が小さく保持されかつ洗浄効率が高く保持される。 従来技術で知られている洗浄機は通常円錐形の容器であり、その大きい方の末 端に洗浄すべき材料か接線方向に供給されている。そして重い方の画分は前記容 器の細い方の末端から取り出されかつ軽い方の画分は前記容器の大きい部分から 中心の方に取り出される。このような洗浄機では、洗浄すべき材料は二つの画分 に分離することができるか、または換言すれば重い粒子は懸濁液から取り出して 排棄することができまた軽い粒子(例えばプラスチック)も取り出すことかでき る。いずれの場合も洗浄されたパルプ懸濁液は別の出口から得ることができる。 時には、より多くの画分を同時に分離するために多くの出口を設置することもあ るが、その場合洗浄効率は最高ではない。 したがって従来の洗浄機の問題点である所望の画分の分離効率と清浄度は解決 されないままになっている。洗浄機 は、処理される材料から基本的にすべての重い破片を除去するが、この場合、比 較的大量の容認できる材料も失われるように作られていることは明らかである。 そして軽い破片を除くときにも類似の問題がみられる。したがって例えばパルプ と紙の産業界で見られる解決策は、所望の洗浄度を得るため、多段遠心分離洗浄 法を用い、第一洗浄段階の受容液(accept)と排棄液(reject)をさらに多段階 で処理する方法である。製紙工場の洗浄装置は、結局、各段階毎に数十台もの洗 浄機で構成された巨大な洗浄機群を用い、そのため必要な場所は非常に大きい。 その上、すでに知られているように、これらの洗浄機は、サンド(sand)および 他の重い物質が洗浄機の表面にそって速く移動し高い慣性力をもたらすため摩耗 を受け易くなり、その結果莫大な数の洗浄機が損傷を受けることが増大して全洗 浄プラントの保守が必要になる。 とりわけ、F. J. Saint - Amandは上記の問題を解決しようと試み、彼の米国 特許第4443331号で、遠心分離洗浄機を開示している。この洗浄機は基本 的に円筒形の回転チャンバーで構成され、そのチャンバー内で軽い画分はチャン バーの中心に生成する真空領域に移動しそして重い画分は前記回転チャンバーの マントルに向かって移動する。軽い画分は、分離機の中心から、その入口末端で または入口末端に対し反対側の出口末端から取り出され、そしてマントルに集ま る重い画分はチャンバーの周辺から取り出される。その装置の特定の実施態様に よれば、別の液体を装置のマントルにそって供給し、その液体がマントルに 集まる懸濁液を希釈して重い方の画分から軽い方の成分を洗い出す。 またF. J. Saint - Amandは彼の国際特許願公開第W090/02839号で 改良された装置を開示している。その装置では、二つの円錐形部分で構成されて いる回転体が、その装置の機能を改善する目的で回転容器の中心に設置されてお り、軽い排棄液のディスチャージ(discharge)として作動する。この実施態様 で発明者は、希釈・洗浄液をマントルに導入することは示唆していなかった。希 釈液を供給するのは、繊維の損失を減らすためにすでに分離されている重い排棄 液から繊維を洗い出すことだけが目的であると示唆している。 上記の両方の解決法の場合、遠心洗浄機の円筒形マントルが高速で回転し、そ のため、その固定供給パイプと出口パイプに対する接合部は、技術的に不便で摩 耗し易いので解決策が必要であり、このことは、それ自体この装置の成功してい ないことに影響していることは明らかである。 伝統的な抄紙機のウェットエンドには、莫大な容積の循環バックウォーター (back water)と、二次の洗浄とスクリーニングの段階に用いる多くのフィード バックループ(feed back Ioop)が付随している。本発明の発明者の同時継続特 許願第FI 922285号には、伝統的な抄紙機の短循環の莫大な容積の水と フィードバックを除く方法を提供することによって、可制御性と清浄度について 起こっている問題を解決する方法を開示している。 本発明の目的は、従来技術の不便さを回避しおよび技術 的に優れた機能を有し分離効率と選別性に優れた装置を提供することである。ま た本発明の目的はパルプおよび紙の産業界で用いられている洗浄系の機能を改善 することであり、すなわち従来多重連続洗浄機を使用しているのに代わって、洗 浄が単一の装置で効率的に行われ、その結果懸濁液は一つの洗浄機に迅速に送ら れ、エネルギーが節約されかつ洗浄工程において繰返し行われる重い方の画分の 洗浄がまとめて実施できる。本発明の最も好ましい実施態様では、受容できる繊 維は、すでに分離された重い画分とすでに分離された軽い画分から連続的に分離 され、中間画分で構成された受容液流に移される。本発明はペーパーウエブ抄造 工程の短循環で用いることが特に好ましく、その場合、この工程は制御された紙 料の希釈と迅速な再循環によって本質的に改善することができる。 本発明の特徴は本願の特許請求の範囲に定義されており、以下の説明と添付図 面から明らかになるであろう。 したがって本発明の目的は繊維懸濁液を選別するのに用いる遠心分離機であり 、その分離機は、基本的に円筒形のハウジングからなり、そのハウジングの一方 の末端には洗浄すべき繊維懸濁液の供給入口が配置されそして該ハウジングの反 対側の末端には軽い方の画分と重い方の画分の出口がある。本発明の装置の特徴 は次のとおりである。すなわち前記円筒形ハウジングの内側に、前記繊維懸濁液 もしくはその基本的な部分を受け入れる同軸の中空回転ロータが配置され;前記 ロータのマンテル(mantel)か溝穴もしくは開口を具備し、それらを通じて前記 懸濁液の一部が、 前記ロータマントル(mantle)の内側の空間から外側の空間におよび前記ロータ の前記外側の空間から前記内側の空間に送られ;ならびに前記分離機か、希釈・ 洗浄媒体を前記懸濁液中に導入して前記軽い方の画分と前記重い方の画分の分離 効率を改善する手段を備えていることである。 特に好ましい実施態様では、前記の希釈・洗浄媒体は、前記ハウジングのマン トルの近くの多くの場所で供給される。 本発明の好ましい実施態様では、一つの管が前記ロータの中心に同軸で配置さ れ、軽い画分を分離する選別チャネルとして作動している。 遠心分離機で繊維懸濁液を選別する本発明の方法では、前記繊維懸濁液は、前 記分離機内の基本的に円筒形のハウジングを通じて供給され次いでその懸濁液は 前記分離機内で回転され、その結果前記懸濁液は遠心力によってその成分の密度 にしたがって少なくとも二つの画分に分離される。前記本発明の方法は次のステ ップで構成されている。すなわち a)前記繊維懸濁液を前記分離機の入口末端中に供給し; b)前記懸濁液の流れもしくはその実質的な部分を、前記円筒形ハウジングの 内側の同軸で回転する中空ロータ中に送り; c)前記懸濁液の重い方の画分を前記ロータのマントルの方に移動させ; d)前記ロータの前記マントルの位置に累積する重い方の画分を、前記ロータ から、前記ロータと前記ハウジングの 間の空間に誘導して重い画分を生成させ; e)希釈/洗浄媒体を前記の重い画分に導入し; f)前記ロータと前記ハウジングの間の前記空間における前記重い画分の軽い 方の副画分(subfraction)を前記ロータ内の軽い方の画分中に導入し; g)段階c)〜f)の少なくとも一部を必要に応じて繰返し; 次いで h)前記ハウジングの前記ロータの外側に累積する前記重い画分と、前記ロー タの内側に累積する前記軽い方の画分とを前記分離機から別々に放出させる; ステップで構成されている。 本発明の好ましい実施態様では、注入懸濁液は三つの画分に分画されるが、中 間の受容液画分が主要懸濁液流を構成している。重い排棄液と軽い排棄液をそれ ぞれ構成する重い画分と軽い画分は前記懸濁液から分離される。さらに軽い方の 副画分は前記の重い画分から分離されかつ重い方の副画分は前記の軽い画分から 分離され、これら二つの副画分は前記中間画分に戻される。 前記の好ましい方法では、前記の重い画分が前記ロータの外側に集められ、そ して前記の軽い画分は前記ロータの内側に設置されている中心の管の内側に集め られる。 本発明を、下記添付図面を参照して以下の説明でより詳細に説明する。 図1は本発明の好ましい実施態様の遠心分離機の概略断面図である。 図2〜図7は、図1に示す遠心分離機のA−A線、B− B線、C−C線、D−D線、E−E線およびF−F線の断面図を示す。 図8は本発明の他の実施態様の遠心分離機の概略断面図を示す。 図9は、本発明を使用することが特に好ましい抄紙工程の流れ図を示す。 以下の説明は、これらの図に示す実施態様を特に参照して行っているので対応 する部分は全図面中同じ番号をつけてある。しかし、これらの図は本発明による 解決手段の実施例を明確にするだけで本発明に限定するものではないことを覚え ておくべきである。 図1に示すように、本発明の分離機10は、基本的に円筒形のハウジング12 、およびその分離機の一方の末端14に洗浄すべき懸濁液の入口16を備えてい る。前記分離機10の反対側の末端18には、軽い方の画分の出口20と、対応 して重い方の画分の出口22がある。前記円筒形ハウジング12の内側には中空 の回転ロータ24が設置され、このロータ24は繊維懸濁液の主選別チャネル2 5として機能している。図に示す実施態様では、前記ロータは円筒形であり、そ のマントルは溝穴26を具備し、この溝穴によって選別チャネル25内を流動す る懸濁液の一部を、ロータ24とハウジング12間の空間28中に流入させるこ とができ、この空間は重い画分のチャネルを形成している。前記ロータ24のマ ントルには別の溝穴30があり、この溝穴30によって、重い画分のチャネル2 8中を流動する懸濁液の一部が選別チャネル25中に容易に移動す ることができる。チャネル26と30の端縁は、懸濁液の流れの所望の方向に傾 斜したなめらかな流線形のチャネルを形成するよう形成されている。 またロータ24は円筒形とは異なり例えば多角形の場合もあり、そして、軽い 方の画分をロータの選別チャネル25中に送る開口が分離機10の中心に最も近 いへりがついた(edged)マントルの部分に配置されている。対応してチャネル 25の中間画分から分離する重い画分をロータの外側の重い画分のチャネルに送 る開口がへりがついたロータの中心から最も離れた部分に配置されている。 図1に示す実施態様においてロータ24のマントルは多数の円筒形の部分で構 成されその部分の間に溝穴26,36がある。その円筒形の部分は図5に示す半 径方向の隔壁31によって合体されている。 ハウジング12の外側に、希釈液および/または洗浄液の供給パイプ32が配 列され、これらのパイプはこの実施態様では環状入口35として形成され、この 入口35を通って、該液体が、ハウジング12の内面の近くに累積する重い画分 中に均一に分布することができる。したがって、層状領域が生成して軽い方の物 質を保持し、その軽い方の物質は軽い方の副画分(subfraction)を形成し、溝 穴26を通って液体とともに選別チャネル25中に流入する。一方重い物質は、 前記層流層を移動させ、ハウジングの内側面に累積する、供給パイプ32を通じ て送られる流体は好ましくは工程から再循環されるバックウォーターのような水 である。またその流体は清浄な水または例えば空気の ような気体でもよく、懸濁液より軽いこれらの流体は分離機の中心に向かって移 動し軽い物質をともに運ぶ。 分離機の出口未端には、ロータ24とハウジング12の間に広げられた領域が 形成され、この領域は重い排棄液のチャンバー34を形成している。重い排棄液 の出口22がチャンバー34に設置されている。この重い画分のチャンバー34 には、好ましくはその入口の近くに希釈/洗浄媒体の入口□32′が配置されて いる。 ロータ24とハウジング12の出口未端との間には溝穴36があり、この溝穴 によって、軽い方の副画分はチャンバー34中の重い画分から分離して該チャン バーから選別チャネル25に流入することができる。本発明によれば、溝穴36 は、チャンバー34から分離して該選別チャネルに入る軽い方の副画分の流量を 制御するため調節可能であることが好ましい。溝穴36は、レバーもしくは他の 適切な手段(図示せず)を用いてロータ24をハウジング12に対して移動させ ることによって調節することができる。 図1の実施態様において、分離機10のハウジング12は均一な円筒形ではな くて拡張部分38を有し、その部分では重い画分のチャネル28が一層広くなっ ている。拡張部分38は流体入口32に連結して配置することが好ましい。ハウ ジング12の断面積は拡張領域38をすぎると対応して制限され、重い画分のチ ャネル28が絞られる。重い画分のチャネル28を絞ることによって、軽い方の 副画分が選別チャネル25に一層良好に案内されて重い画分からの分離か達成さ れる。 この実施態様において分離機10のハウジング12は固定されているが、この ことはこの装置を運転する場合に好ましい。しかしハウジングは、本発明の方法 の必須の機能を妨げることなく回転するように作ることができる。 ハウジング12の内側で選別チャネル25として機能するロータ24の中心に は、好ましくは、軽い画分および/または気体のチャネル42を形成する管40 がある。 中心の管40はロータ24とともに回転して、この実施態様ではロータ24の シャフトとして機能する。ロータ24は、ロータの上部もしくは下部の末端また はその両方に設置された駆動装置(図示せず)によって回転される。あるいはロ ータは機械的駆動装置なしで自由に回転することができる。この場合、入口末端 に供給される懸濁液および/または出口末端で引出される懸濁液の運動のエネル ギーはタービン作用によって回転エネルギーに変換され、そのエネルギーによっ てロータが回転して分離作用か得られる。 図5から最も良く分かるように、この実施態様では、ロータはそれを回転させ る駆動装置を具備しているので、半径方向の隔壁31によって中心管40に接続 されている。そしてその隔壁が選別チャネル25を軸方向の選別チャンバーに分 割している。管40の壁には溝穴もしくは開口37,39があり、その端縁は傾 斜した流線形で懸濁液が選別チャネル25と軽い画分のチャネル42の間を流動 するのを促進する。したかって選別工程中、選別チャンバー25中の中間画分か ら分離する軽い画分は、溝穴39を通過 して管40の中に流入し、これに対応して重い方の画分は、軽い画分のチャネル 42から溝穴37を通って選別チャネル25に民ることができる。たとえ図面に 示してなくても、管40は、画分を軽い画分のチャネル42におよび該チャネル から案内する重い画分のチャネルについて先に説明したのと同じ方式で絞ること かできる。この実施態様では、軽い画分のチャネル42は中心の軽い排棄液出口 43で終わる。 図1の実施態様において、分離機10の入口末端のハウジング12内にむくの 中心部分44がある。このむくの中心部分44は管40の延長部分を形成して回 転シャフトとして作動する。この中心部分44によって、環状チャネル45が分 離機の入口末端に形成される。懸濁液の最初の選別は、ハウジング12と中心部 分44の間の前記環状チャネル内で行われる。この領域で、懸濁液は第一に入口 末端14において入口16の接線方向に回転され、第二に、図3に示す中心部分 44に取り付けられた羽根46によって回転される。中心部分44と中空中心管 40の接合部には溝穴もしくは開口41があり、中心部分44の位置に累積され た軽い画分が、上記溝穴もしくは開口を通って中心管40中に移動することがで きる。この実施態様では、ロータ24は、分離機の出口末端18から入口末端1 4に向かって延びているが入口末端から所定の距離のところで終わっており、そ の結果前記環状チャネル45が形成されている。 この装置の機能は、その寸法もしくは容積には無関係で あり、その寸法と容積は特別の要求にしたがって変えることができる。したかっ て異なるタイプの懸濁液およびコンシステンシーが異なる懸濁液については好ま しい容積は互いに異なっていることがある。ペーパーウエブを抄造するために供 給される繊維懸濁液は通常0.2〜2%の範囲内にある。これに関連する重い排 棄液の量は通常少ないので、ハウジング12とロータ24の間の間隔は好ましく はロータ自体の直径の何分の一にしか過ぎない。 図2に示されているように、分離機10の入口16は懸濁液のエネルギーを回 転エネルギーに変換できる接線方向に向いた細いパイプとして形成されている。 所定の運転状態では、このようにして得られたタービン作用は特に軽いロータを 回転させるのに充分であり、ロータを回転させる別個の手段は全く不要である。 図3は前記のむくの中心部分44およびそれに取り付けられた半径方向の羽根 46を示す。入口の近くでは、供給される懸濁液の流れからできるだけ多くの回 転エネルギーが回収されるように、羽根46は曲げられてタービン羽根を形成し ている。入口末端から離れるとこれらの羽根はまっすぐになり、駆動シャフト4 4によって助けられて懸濁液の回転を加速する。そして羽根46は選別チャネル 25を別個の軸方向のチャネルに分割し、その各チャネル内で、遠心力によって 軽い方と重い方の画分の分離が起こる。 図4は分離機の断面図を示す。図中、希釈/洗浄流体の第一入口32がハウジ ング12に接続している。図にみられるように、入口32は環状に配置され、該 流体をハウジ ング12のマントルのまわりに均一に分布させている。入口32の後でマントル はいくぶん拡大しているので、該流体は、該入口を通る重い画分中にできるだけ 層流の状態で流入して、前記重い画分から軽い方の繊維を洗い出すことができる 。 また上記流体は、分離機10にもっと早く例えば入口末端の近くに導入してハ ウジング12のマントルの表面に薄い流体の層を形成することができ、その結果 マントルに向かおうとする重い画分は上記の流体層を通過しなければならない。 この流体は、各地点で供給する流体によって要望される作用により、分離機に、 接線方向もしくは半径方向に、層流もしくは乱流で、マントルの周りもしくは近 くに供給される。 図5は選別領域における分離機の断面図である。図5はハウジング12のマン トル、ロータ24、中心管40および隔壁24を示し、この隔壁は管40とロー タ24をつないで構造を補強している。その隔壁31はチャネル25を別個のチ ャネルに分割し、その分割されたチャネル内で選別が有効に進行する。選別チャ ネル25の中に形成された別個のチャネルは各々、前記溝穴もしくは開口26, 30,37,39を通じて重い画分のチャネル28と軽い画分のチャネル42に 開いている。 図6は出口末端18の拡張された部分の分離機10の断面を示す。羽根状の手 段33は、ロータ24から重い画分のチャンバー34中に延びて、重い画分を加 速し、分離効率を改善している。重い画分に用いる放出パイプ22はチ ャンバー34の最も外側の末端に配置されている。中心管40の内部チャネルは 、最も軽い画分の容槓を減らすために、この場所で絞られている。また図6に示 すように、それは、所望の懸濁液の流れバターンを得るためその外側でいくぶん 拡張されている。 出口末端では、隔壁31は、できるだけ効率的に回転エネルギーを回収するた めに好ましくはタービン羽根のように曲げるべきである。 図7は、出口末端18における選別チャネル25の拡張部を示し、エネルギー を保存する出口20に形成されている。 図1〜図7がたとえ本発明の好ましい実施態様を示すものであっても、本発明 はこの実施態様に限定されず、いくつもの他の形態と配列がある。したがって例 えば本発明の分離機は、軽い画分用のチャネルなしで懸濁液を単に二つの画分に 分離するように製造してもよい。また軽い画分は図8に示すように分離機の入口 末端に向けて流すことも可能であり、これは本発明の多くの可能な変形実施態様 の一例である。 例えば重い画分が受容液でありそのため重い画分の流量が比較的大きい場合、 重い画分のチャネル28は比較的大きくかつ重い画分の回転を保持する羽根を備 えている。そして排棄液のチャンバー34は不要である。 図8は、図1に示したのと同様に入口末端14と出口末端18およびこれらの 末端に配置された入口と出口16,20,22を具備する本発明の変形実施態様 を示す。この 実施態様ではロータ24が入口末端14のごく近くにまで達しかつ軽い画分のチ ャネル50が分離機10の入口末端に配置されているので、軽い画分は、入口末 端14から延びる中空管52の外面の近くに蓄積される。中空管52は溝穴もし くは開口54を備え、これを通って軽い画分が中空管52中に入ることができる 。そしてその軽い画分は中心管52内のチャネル50を通って懸濁液の流れと反 対の方向に、分離機10から取り出される。この実施態様では、チャネル50は 前記溝穴54以外に選別チャネル25に接続部分をもっていない。しかし、管5 2にも図1の説明に記載したような多くの溝穴37,39を配置することができ 、その溝穴を通じて比較的重い副画分を軽い画分のチャネル50から選別チャネ ル25に戻すことができる。 図8に、ハウジング12の内面に液層を形成する流体を供給する希釈液入口5 6を示す。この実施態様では、中心管52および接続されたむくの中心部分58 はロータ24のシャフトとして機能する。 以下に本発明の方法を図1を参照して説明するが、この場合分離機10に供給 される懸濁液は三つの画分すなわち中間の受容液の画分、重い排棄液の画分およ び軽い排棄液の画分に分割される。しかし、本発明の方法には、懸濁液が二つの 画分にだけ分割され、その画分の最も外側の部分が比較的重くそして最も内側の 部分が比較的軽い方法も含まれることに注目すべきである。状況と選別すべき懸 濁液によって、軽い画分、重い画分または中間画分が特定の選別法に対して受容 液または排棄液になる。 一体化された多段選別を一つの連続操作で提供することが本発明の方法にとっ て不可欠である。本発明の方法によれば、部分的に希釈/洗浄媒体を懸濁液に導 入しおよび部分的に軽い方の副画分をすでに分離した重い画分から中間画分に戻 すことができるので、好ましい選別結果を得ることができる。これに対応して、 本発明の好ましい実施態様によれば、重い方の副画分をすでに分離された軽い画 分から中間画分に戻すことができ、かつ重い画分と軽い画分それぞれの分離は分 離機の長さ全体にわたって続けることができる。 この実施例では、図1に示す分離機10で選別すべき懸濁液は、抄紙工程のウ エブ抄造部分に送られる繊維懸濁液である。この懸濁液は希釈されてコンシステ ンシーが0.2〜2%、好ましくは約0.5〜1.5%になっている。この懸濁 液は、その運動エネルギーがチャネル45内で回転エネルギーに変換されるよう に、入口16を通じて分離機10に供給される。羽根46が効率的な分離を起こ すのに充分な回転速度、好ましくは300〜1000rpmの範囲内で懸濁液を 回転させるように、中心部分44を回転させる。分離機の表面を清浄に保つため に、懸濁液の軸流速度は好ましくは最低限約3m/secに維持すべきである。 懸濁液の回転で起こる遠心力によって、懸濁液は比重にしたがって分離を起こ して、重い画分は分離機10のハウジング12のマントルの方に向かおうとし、 軽い方の画分は中心部分44の表面に蓄積する。このようにして懸濁液 の初期選別がチャネル45内で起こる。懸濁液が分離機に向かって流れると、分 離機内で回転するロータ24に接触する。この懸濁液の実質的な部分が、回転し ているロータの内側を流れる。ハウジング12の内面に累積する重い画分だけが ロータの外側に残る。ロータ24は主要選別チャネル25を形成し、そのチャネ ル25内で重い方と軽い方の画分の分離が続き、その重い方の画分はロータ24 のマントルに向かおうとする。 ハウジングの内面に蓄積した重い画分は通常かなりな量の容認可能な繊維を含 有している。このような容認可能な繊維を重い画分から洗い出すために、ハウジ ング12の内面に環状に入る入口32を通じて洗浄液を上記の重い画分に供給す る。この洗浄液は層流としてマントルのまわりに供給され特にハウジング12の 直径は好ましくは同時に拡大しているが、洗浄液はハウジングの内面にそって比 較的層流を形成し、重い物質の画分がその層流によって移動してマントルに向か おうとする。その結果、重い画分に続く軽い方の副画分が遊離して洗浄液中に懸 濁される。ある種の状態では、有効な混合を得るには、液体の乱流を利用するこ とが好ましい。しかし、選別チャネル25内の流れは常に本質的に層流のままで なければならない。 重い画分から遊離した副画分は、該洗浄水にしたがって、ロータ24の溝穴3 0を通過して重い画分のチャネル28から選別チャネル25に入る。チャネル2 8からチャネル25へのこの流れは重い画分のチャネル28の懸濁液の流れを絞 ることによって速くすることができる。ハウジン グ12の内面に累積する重い画分への希釈洗浄液の供給は、重い画分の集中的多 段洗浄を行えるように、分離機10の長さ全体にわたって繰り返すことが好まし い。抄造工程から得られるバックウォーターを洗浄液として使うことが好ましい 。 同時に、ロータ24の内側で重い方の画分と軽い方の画分の分離が続き、ロー タ24のマントルに蓄積する重い方の画分は溝穴26を通って選別チャネル25 から重い画分のチャネル28に流入し、前記チャネル28に入る洗浄水によって 洗浄され、その結果、重い粒子だけが優先的にハウジング12の内面に累積する 。洗浄液もしくはその一部は、ロータから流れる重い方の画分に例えば放出溝穴 26で供給することができることに留意すべきである。 この実施態様では、懸濁液が同じ選別作動中三つの画分に分離される。その結 果、気体を含有し中心部分44に累積した軽い画分はロータ24の中心に位置す る軽い画分のチャネル42内に導入される。軽い画分のチャネル42を形成する 中心管40にはロータ24の溝穴と類似の溝穴39があり、その溝穴39によっ て、軽い画分から分離する重い方の副画分が選別チャネル25に戻ることができ 、これに対応して、選別チャネル25から、分離する軽い方の副画分がチャネル 42に移動することができる。溝穴39は所望の流れを促進する傾斜した流線形 を有している。 分離機10が洗浄液の入口32を多数備え、ロータ24が多数の溝穴26およ び30を有し、かつ中心パイプ40が多数の開口39を具備していると、選別が 連続的に起こ って繰り返され、その結果、分離機の末端で非常に有効に選別された懸濁液が得 られる。重い画分のチャネル28の出口末端では、重い排棄液が排棄液チャンバ ー34でさらに濃縮され、該チャンバー34中の排棄液はチャンバー34の最も 外側の末端に位置する重い画分の出口22を通じて抜き出され、一方、該排棄液 チャンバー内で該排棄液から軽い方の副画分として分離された受容可能な繊維は 、ロータ24とハウジング12の間の溝穴36を通って、受容液を形成する中間 画分中に送られる。 本発明の好ましい実施態様では、排棄液チャンバーから受容液中に流入する懸 濁液の流れ、したがって重い排棄液の流れにも影響する前記溝穴36の幅は調節 することができる。したがって、所定の懸濁液のコンシステンシーとタイプに対 して最適の選別条件は、懸濁液の流れ、洗浄液の流れおよび溝穴36の幅を制御 することによって得ることができる。 この実施態様では、受容液の中間画分は細い出口18に接線方向で供給され、 その結果、その回転エネルギーは、受容液出口において圧力として、および出口 20においてタービン羽根の形態の羽根を通って回転エネルギーとして回収され る。ロータ24の外側に蓄積する重い排棄液は出口22を通じてひき出されおよ びロータ24の中心に蓄積する軽い排棄液は軽い排棄液出口43を通じ取り出さ れる。 本発明の遠心分離機は、一段階で作動するが、抄紙工程のウエブ抄造の短循環 に使用して、迅速でかつ制御された 機能を獲得し、かつ従来技術の遠心分離洗浄機の多数のフィードバックループを 回避するのに特に好ましい。図9は、本発明の発明者の同時係属出願の特許願第 FI 922285号に開示されている抄紙工程に連結した本発明の分離機の使 用を示す。しかし本発明の分離機は伝統的な抄紙法にも重要な改良をもたらすこ とは、当該技術分野の当業者にとって明らかなことである。バックウォーターの 再循環が加速され単純化されれば、ブレード変更に要する時間が減少しかつ工程 制御が改善される。 図9はペーパーウエブの抄造工程を示すが、この工程では、単一段階で有効に 機能する本発明の分離機の利点が特に効率的に利用されている。 この工程(前記特許願第FI 922285号に詳細に説明されている)にお いて、紙料は、約3〜5%またはそれを越えるコンシステンシーで制御された流 れとして紙料製造部124から短循環に供給される。その紙料は第一に約0.5 〜1.5%のコンシステンシーまで希釈され、次いで本発明の分離機10に送ら れ、この分離機は排棄液を再循環することなしに単一段階で作動する。この分離 機中で、抄造部から空気を含有せずに再循環されるバックウォーターは排棄液の 希釈と洗浄に用いられる。洗浄された紙料は、好ましくは、同時係属出願の特許 願第FI 922284号に本発明の発明者が開示したタイプのスクリーン12 1に送られる。このスクリーンは単一段階で作動し、希釈水として再循環された 空気を含有しないバックウォーターを使用する。 加圧されたスクリーンから、紙料は抄紙機のヘッドボックス100に送られる 。ヘッドボックス100から、紙料はシート抄造部に送られるがこの抄造部は公 知の異なるタイプのものでもよい。シート抄造中、繊維懸濁液中に含有されてい る水の大部分は、単一もしくは複数のすき網に連結されている別個の排水ボック ス101,102,103中に排水される。排水ボックスに集められたバックウ ォーターは、開放タンクを経由することなしに、多数のポンプによって別個の流 れとして主工程の流れに民して再循環される。なおこれらのボンプの少なくとも 一部は好ましくは、本発明と発明者が同じの同時係属出願の特許願第FI 92 2283号に開示されているガス分離ポンプのような空気分離ポンプ110であ る。 この好ましい工程によれば、再循環すべきバックウォーターは、別個の流れと して、短循環のいくつもの希釈場所に送られ、その結果、本発明の分離機および 紙料の流れにおいて分離機に続くスクリーンが必要とする希釈液は、配管の分岐 もしくは上流への再循環なしで紙料の主流に直接流入する。この工程では、すき 網を通って最初に排水されしたがって、へッドボックスにできるだけ近い、最高 比率の繊維物質を含有するバックウォーターを送ることが一層好ましい。 本発明の分離機は、排棄液をフィードバックすることなく、かつバックウォー ターもしくは繊維懸濁液を再循環することなく単一段階で機能するので、特に紙 のグレード変更もしくは工程の調節に関連する新しい平衡状態への到達 が加速され、したがってグレード変更時に生ずる屑紙の量が著しく減少しかつ工 程の運転性か改善される。 本発明の方法は、好ましい実施態様と考えられる抄紙紙料の洗浄工程によって 説明してきた。しかし、本発明の方法と装置は、他のタイプの懸濁液の選別およ び或種の懸濁液から、重い方の画分もしくは軽い方の画分だけを取り出すことに も用いることができることは、当該技術分野の当業者にとって明らかなことであ る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 懸濁液入口(16)を具備する入口末端(14)、ならびに反対側の末端 (18)に軽い方の画分と重い方の画分それぞれの出口(20,22)を備えて いる基本的に円筒形のハウジング(12)からなる分離機(10)である繊維懸 濁液を選別する遠心分離機であって; 同軸の中空回転ロータ(24)が前記ハウジング(12)内に配置されて前記 懸濁液の流れもしくはその実質的な部分を受け入れ; 前記ロータ(24)が溝穴もしくは開口(26,30)を備え、その溝穴もし くは開口を通じて前記懸濁液の一部が、前記ロータ(24)の内側の選別チャネ ル(25)から前記ロータを取り囲む重い画分のチャネル(28)に、および前 記重い画分のチャネル(28)から前記選別チャネル(25)に移動し:ならび に 前記分離機が、希釈/洗浄液を導入して前記懸濁液の前記軽い方の画分と前記 重い方の画分の分離の効率を改善する手段(32)を備えている; ことを特徴とする遠心分離機。 2. 前記分離機(10)の全長さにそって、希釈/洗浄液を導入する多数の手 段(32)を備えこの手段が基本的に環状の液体入口(35)として形成されて いる請求項1記載の遠心分離機。 3. 軽い画分および/またはガスのチャネル(42;50)として機能する同 軸で中空の基本的に円筒形の管(40,52)が、前記ロータ(24)の中心に 配置され、前 記ハウジング(12)の中心で分離チャネル(25)として機能する請求項1ま たは2に記載の遠心分離機。 4. 前記中心管(40,52)が前記ロータ(24)とともに回転しまたは好 ましくは前記ロータのシャフトとしても作動し、そして前記軽い画分のチャネル (42,50)と前記選別チャネル(25)の間を懸濁液が流動できる好ましく は傾斜した流線形の溝穴もしくは開口(37,39,54)が設けられている請 求項3記載の遠心分離機。 5. 前記ロータ(24)と前記ハウジング(12)の間に形成された前記重い 画分のチャネル(28)の断面が、前記懸濁液の一部を前記分離チャネル(25 )と前記の重い排棄液のチャネル(28)の間を通過させるために、前記分離機 (10)の長さ全体にそって少なくとも一箇所変化している請求項1〜4のいず れか一つに記載の遠心分離機。 6. 前記ロータ(24)のマントルが少なくとも二つの部分好ましくはさらに 多数の部分で構成され、これらの部分の間に懸濁液が流れる溝穴もしくは開口( 26,30)が設けられ、前記溝穴が好ましくは傾斜しておりそのため懸濁液の 流れの所望の方向に向いたなめらかな流線形のチャネルが形成されている請求項 1〜5のいずれか一つに記載の遠心分離機。 7. 羽根(46,29,31)が、前記懸濁液からエネルギーを回収し、前記 懸濁液を回転させ、前記懸濁液を別個の軸方向のチャネル中に分割しおよび/ま たは構造を補強する目的で、前記ロータ(24)の回転シャフトに取り 付けられている請求項1〜6のいずれか一つに記載の遠心分離機。 8. 少なくとも一つの拡張部(38)が好ましくは基本的に環状の液体入口( 35)に付随して前記ハウジング(12)に配置されている請求項1〜7のいず れか一つに記載の遠心分離機。 9. 前記ローラ(24)と前記ハウジング(12)の間に形成された前記チャ ネル(28)が拡張されて前記分離機(10)の出口末端(18)の近くにチャ ンバー(34)を形成し、このチャンバー(34)が前記重い画分の出口(22 )を具備している請求項1〜8のいずれか一つに記載の遠心分離機。 10. 前記ロータ(24)の出口末端(18)と前記ハウジング(12)の間 に、前記重い画分から分離する軽い方の副画分の前記チャンバー(34)からの 流れを制御する、好ましくは調節可能な溝穴(36)が形成されている請求項9 記載の遠心分離機。 11. 繊維懸濁液を遠心分離機の基本的に円筒形のハウジングを通じて供給し 、そしてその懸濁液を前記分離機内で回転させて、その懸濁液を遠心力によって その成分の密度にしたがって少なくとも二つの画分に分離する、繊維懸濁液を遠 心分離機で選別する方法であって;下記工程段階すなわち a)前記繊維懸濁液を前記分離機の入口末端に供給し; b)前記懸濁液の流れまたはその実質的な部分を、前記円筒形ハウジングの内 側にて同軸に回転する中空ロータ中を 通過させ; c)前記懸濁液の重い方の画分を前記ロータのマントルの方に移動させ; d)前記ロータの前記マントルの位置に累積する重い方の画分を、前記ロータ から、前記ロータと前記ハウジングの間の空間に導入して重い画分を形成させ; e)希釈/洗浄媒体を前記重い画分中に導入し; f)前記ロータと前記ハウジングの間の前記空間中の前記重い画分の軽い方の 副画分を前記ロータ内の軽い方の画分中に導入し; g)段階c)〜f)の少なくとも一部を必要に応じて繰り返し;次いで h)前記ハウジングにおいて前記ロータの外側に累積する前記重い画分および 前記ロータの内側に累積する前記軽い方の画分を、前記分離機から別個に放出す る; 工程段階からなることを特徴とする方法。 12. 前記懸濁液の流れの基本的に全体を前記ロータ内に導入し、次いで前記 懸濁液の軽い方の画分を含有されているガスとともに前記ロータ内に同軸で設置 されているチャネル中に導入して軽い画分を形成させ、次いで前記軽い画分の少 なくとも一部を軽い排棄液として取り出す請求項11記載の方法。 13. 重い方の副画分を前記軽い画分から分離させ、および前記重い方の副画 分の少なくとも一部分を、好ましくは前記軽い排棄液のチャネルの溝穴もしくは 開口を通じて前記懸濁液の流れに戻す請求項12記載の方法。 14. 前記懸濁液の流れの少なくとも一部を、ロータの内側もしくは外側の流 れを絞りおよび/または前記ロータと前記ハウジングの間の前記空間に希釈/洗 浄液を導入することによって、前記ロータの溝穴もしくは開口を通じて、前記ロ ータの内側の空間と外側の空間の間を流動させる請求項11〜13のいずれか一 つに記載の方法。 15. 基本的に空気を含有しない別個の流れとして、抄造布を通じて排水され るバックウォーターを、開放容器を経由させることなく、請求項1〜10のいず れか一つに記載の分離機(10)の前記希釈手段(32)に循環させることから なる抄紙法における改良。
JP5519922A 1992-05-19 1993-05-19 パルプ懸濁液を選別する装置と方法 Pending JPH08500636A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI922282 1992-05-19
FI922282A FI90358C (fi) 1992-05-19 1992-05-19 Menetelmä ja laite kuitususpension lajittelemiseksi
PCT/FI1993/000211 WO1993023610A1 (en) 1992-05-19 1993-05-19 Apparatus and process for the sorting of a pulp suspension

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08500636A true JPH08500636A (ja) 1996-01-23

Family

ID=8535315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5519922A Pending JPH08500636A (ja) 1992-05-19 1993-05-19 パルプ懸濁液を選別する装置と方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0643785A1 (ja)
JP (1) JPH08500636A (ja)
AU (1) AU4071193A (ja)
FI (1) FI90358C (ja)
WO (1) WO1993023610A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11286616B2 (en) 2016-12-26 2022-03-29 Sung Ju NA Screen machine for screening for paper material, casing body for screen machine, and screen basket

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI89728C (fi) * 1992-05-19 1993-11-10 Pom Dev Oy Ab Foerfarande och anlaeggning foer cirkulation av processvattnet i en pappersmaskin
US5676652A (en) * 1992-07-23 1997-10-14 The Procter & Gamble Company Absorbent articles having undergarment covering components with mechanical fasteners having improved tactile properties
FI97631C (sv) * 1994-11-21 1997-01-27 Pom Technology Oy Ab Anordning och förfarande för att sila en fibersuspension

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CS206478B1 (en) * 1979-12-12 1981-06-30 Rudolf Kmeco Vertical turbulent sorter for sorting paper stock,especially for sorting foamed polystyrene granules
FR2478489B1 (fr) * 1980-03-21 1985-08-30 Centre Tech Ind Papier Procede et dispositif pour la separation de particules dans un fluide, notamment pour l'epuration de suspensions papetieres
FR2636251B1 (fr) * 1988-09-13 1992-01-17 Lamort E Dispositif pour la separation de particules dans un liquide, notamment pour l'epuration de suspensions papetieres

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11286616B2 (en) 2016-12-26 2022-03-29 Sung Ju NA Screen machine for screening for paper material, casing body for screen machine, and screen basket

Also Published As

Publication number Publication date
FI922282A (fi) 1993-08-03
AU4071193A (en) 1993-12-13
EP0643785A1 (en) 1995-03-22
FI90358C (fi) 1994-01-25
FI922282A0 (fi) 1992-05-19
WO1993023610A1 (en) 1993-11-25
FI90358B (fi) 1993-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6723205B1 (en) Degassing centrifugal apparatus with energy recovery, process for degassing a fluid and process for producing paper or board
US4167438A (en) Method and apparatus for preparing and cleaning fibrous material
US8025772B2 (en) Method for degassing and supplying a fibrous suspension to a headbox or a filter device and degassing device
US4443331A (en) Process and device for separating particles in a fluid especially for the cleaning of the suspensions handled in the paper industry
JPH08500637A (ja) 抄紙機のバックウォータを循環する方法と装置
US3223239A (en) Pressure type screening devices
US3696934A (en) Apparatus for centrifugally separating impurities from fluid suspensions
US4919796A (en) Method and apparatus for grading fiber suspension
JPH08500636A (ja) パルプ懸濁液を選別する装置と方法
CA1137925A (en) Header arrangement for hydrocyclones having concentric accept outlet arrangements
US1856176A (en) Method of and apparatus for screening paper pulp
JPS60199993A (ja) 故紙処理のための設備配列
WO1993023609A1 (en) Process and apparatus for the screening of a pulp suspension
EP0542835A1 (en) Method and apparatus for improving flotation separation
US5143220A (en) Apparatus for screening to remove knots from a fluid borne slurry of fibers and knots
US5968315A (en) Process and apparatus for screening a fibre suspension in a pressurized screen having a rotating screen-drum
JP3787306B2 (ja) 古紙からパルプを調製する方法および装置
CA1163236A (en) Dual flow screening apparatus
US5492224A (en) Apparatus and method for extracting impurities from a pulpous slurry
US6464836B2 (en) Variable hydraulic pulse drainage cylinder former
US5901853A (en) Apparatus and method for extracting impurities from a pulpous slurry
JPH08509526A (ja) 水から繊維を選別するための方法及び装置
JP2544589Y2 (ja) 製紙用溶解離精選装置
FI94263C (fi) Laite kuituaineksien erottamiseksi rejektimassasta
CA2108598A1 (en) Rotary screening device