JPH085004B2 - 光ファイバコネクタ加工機のコネクタ位置決め装置 - Google Patents

光ファイバコネクタ加工機のコネクタ位置決め装置

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JPH085004B2
JPH085004B2 JP15912587A JP15912587A JPH085004B2 JP H085004 B2 JPH085004 B2 JP H085004B2 JP 15912587 A JP15912587 A JP 15912587A JP 15912587 A JP15912587 A JP 15912587A JP H085004 B2 JPH085004 B2 JP H085004B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/22Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground
    • B24B19/226Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground of the ends of optical fibres

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ファイバコネクタの先端面を円錐面状に
研削加工するに際し、加工初期の段階で光ファイバコネ
クタを位置決めするための装置に関する。
発明の背景 光通信あるいは光ファイバセンサー用の光ファイバコ
ネクタは、通常、2つの光ファイバを光学的に結合する
ために用いられている。この光学的な結合に際し、光フ
ァイバの接合側端面は、結合損失を最小限度に抑えるた
めに、工場生産の段階で、あるいは現場接続の段階で、
凸球面ないし凸非球面の鏡面状態に加工される。このよ
うな球面加工は、光ファイバの平坦面を直接に球面とし
て研削し、その後に球面を研磨仕上げすることにより、
最終的な球面として仕上げられる。
従来技術 一般に、精密な研削加工では、研削加工対象物が加工
前に定位置に取り付けられる。もし、その取り付け位置
にずれが生じると、加工対象物ごとに研削量が変化する
ため、精密な研削加工は、不可能となる。
しかし、この種のコネクタ加工機自体が開発されて間
もないため、その位置決め手段は、特に適切なものとし
て、まだ知られていない。なお、特願昭62−14973号の
発明は、加工対象の光ファイバコネクタの位置決めに有
効な1つの手段を提供している。
一方、加工対象の光ファイバコネクタの位置決めは、
常に砥石の砥石面に対する切り込み量との関係で設定さ
れなければならない。多数の光ファイバコネクタの研削
過程で、砥石面が摩耗すれば、新たな光ファイバコネク
タの位置決めは、その摩耗量に応じて、当然に変化す
る。ところが、上記発明は、砥石の摩耗に対し柔軟に対
応できない。このため、多数の光ファイバコネクタにつ
いて画一的な研削精度は、継続的に期待できないことに
なる。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、砥石の砥石面の変化す
なわちその摩耗などに対応して、常に一定の条件で加工
対象の光ファイバコネクタを位置決めできるようにし、
定量の研削加工を可能とすることである。
発明の解決手段 そこで、本発明は、光ファイバコネクタの研削加工に
際し、光ファイバコネクタに切り込み量を与える支持部
材で光ファイバコネクタを保持するにあたり、砥石から
外れた位置で、光ファイバコネクタの加工面を基準部材
の基準面に押し当て、支持部材と基準面との相対的な位
置規制によって、支持部材に対する光ファイバコネクタ
の保持位置を正確に規制できるようにしている。そし
て、上記基準部材は、砥石の砥石面に対して、当接自在
で、離間方向に付勢され、光ファイバコネクタの位置決
め時に、砥石面に当たった状態となる。
このようにして、光ファイバコネクタは、加工準備の
位置決め段階で、常に砥石面との関連で支持部材に対し
相対的に位置決め状態で保持される。この結果、光ファ
イバコネクタの研削加工の終了段階で、光ファイバコネ
クタの切り込み量は、砥石面の摩耗に関係なく、他の光
ファイバコネクタの切り込み量と常に一致する。このた
め、複数の光ファイバコネクタについて画一的な切り込
み量の設定と高い精度の加工が可能となる。もちろん、
その位置決め量は、基準部材との関連で調整可能な状態
となっている。
発明の構成 第1図ないし第4図は、本発明の光ファイバコネクタ
加工機1の全体的な構成を示している。
この加工機1は、加工対象の光ファイバコネクタ2の
結合側端面を円錐状に研削するために、高速回転可能な
砥石3、光ファイバコネクタ2の支持部材4およびこれ
らに必要な運動を与えるための共通駆動源としてモータ
5を備えている。
光ファイバコネクタ2は、筒状のフエルール2aの内部
で光ファイバ2bを貫通状態で接着剤などにより固着状態
で組み合わせられており、支持部材4の一方の端部でコ
レットチヤック6によって自転可能な状態で支持され
る。すなわち、上記支持部材4は、基台7の上方で加工
室17上の軸受けブロック8に対し水平方向の揺動軸9を
支点として揺動自在に支持されており、その前端の軸受
けハウジング10の内部で上下の軸受け11によりコレット
チヤック6をほぼ垂直方向で回転自在に支持している。
このコレットチヤック6は、第5図に示すように、コレ
ットスリーブ12の内部で回り止め状態のコレット13を軸
線方向すなわち上下方向に移動可能な状態で支持してい
る。そして、コレットスリーブ12は、上端部分でギヤ14
に連結されており、またコレット13は、上端部分でねじ
対偶によりロックダイヤル15と一体のロックナット16に
結合している。
また、砥石3は、例えば沈めドブテール型式のもので
あり、加工室17の内部にあって、水平方向の砥石軸18の
先端部に対し着脱自在に支持されている。この砥石軸18
は、砥石頭19の内部で前後の軸受け20によって回転自在
に支持されており、後端部分でスプライン軸21を形成
し、この部分でスプライン筒22とはまり合っている。な
お、このスプライン筒22は、基台7の上の支持ブロック
23に対し前後の軸受け24によって回転自在に支持されて
いる。
そして、前方の軸受け20は、砥石頭19の前面側で、軸
受け押え25によって抜け止め状態となっている。この軸
受け押え25は、光ファイバコネクタ2の位置決めのため
に基準部材91を支持しており、同時に前面側で砥石3の
窪みの部分および砥石軸18の円周方向の突起とともにラ
ビリンスを形成し、加工室17の内部の水などの研削液26
に対し密封状態としている。
そして、上記基準部材91は、第6図および第7図に示
すように、砥石3と並ぶ位置にあって、平面的に見てコ
字状であり、2つの接触片92の下面で砥石3の外周面に
当接可能となるように、軸受け押え25の上向きの孔93に
対して2本の案内ピン94により支持され、かつ付勢スプ
リング95によって、常に砥石面から離間する方向に付勢
されている。この基準部材91の中央上面は、位置決め用
の基準面91aであり、その面に光ファイバ2bが当たらな
いように、にげ溝91bを形成している。なお、基準部材9
1の付勢方向は、軸受け押え25側の2つのねじなどのス
トッパー96により規制されている。
なお、加工室17は、砥石3の交換のために、側面の開
口部で透明な蓋27を着脱自在に備えており、また正面側
で、しかも砥石3と光ファイバコネクタ2との当接位置
と別位置に工具取り付け部28および給液口29a、排液栓2
6bを備えている。この工具取り付け部28に対し、キヤッ
プ31は、第1図のように、例えばバヨネット機構によっ
て着脱自在に取り付けられている。砥石3の修正時に
は、工具取り付け部28からキヤップ31が外され、そこに
工具ホルダー30が取り付けられる。この工具ホルダー30
は、第8図に示すように、全体として筒状であり、その
内部で砥石3の砥石面を整形するための整形用工具32を
収納しており、内部の押圧手段として、回り止め状態の
押圧ロッド33およびコイルスプリング33aによって、常
に砥石3の砥石面に押し当てる方向に一定の力で押し付
けている。
一方、前記砥石頭19は、第9図に見られるように、送
りテーブル87により、基台7の上の角型の滑り案内面34
に対し砥石軸18の軸線方向に直線移動により進退可能な
状態で組み合わせられており、加工室17の側面と砥石頭
19の下方のばね受け35との間に設けられた圧縮ばね36に
よって第4図で右方向すなわち後退方向に付勢されてい
る。また、このばね受け35側のカムフォロア37は、圧縮
ばね36の後退方向の付勢力によって、常に端面カムなど
のカム38のカム面に接している。なお、このカム38は、
これと一体のカム軸39の部分で軸受けブロック88に対し
水平方向で回転自在に支持されており、かつその端部で
ドグ40およびタイミングプーリ41に連結されている。こ
のドグ40は、リミットスイッチ40aと対応している。こ
れらの滑り案内面34、送りテーブル87、圧縮ばね36、カ
ムフォロア37およびカム38は、砥石3の送り手段を構成
している。
ところで、前記のモータ5は、基台7の上で支持部材
4と並ぶ方向で取り付けられており、そのモータ軸42
は、第10図に示すように、大きなプーリ43およびウォー
ム44に連結されている。このプーリ43の回転力は、これ
とスプライン軸21に取り付けられた小さなプーリ45とに
巻き掛けられたベルト46を介し砥石軸18に増速状態で伝
達される。また、ウォーム44の回転は、第11図に示すよ
うに、ギヤボックス47の内部で垂直方向の中間軸48のウ
ォームホイール49に伝達される。この中間軸48は、ギヤ
ボックス47の内部で上下の軸受け50によって支えられて
おり、2つのVプーリ53、54および丸ベルト55によっ
て、クランク軸56に固定軸80を中心とする公転運動とし
て伝達されるとともに、第12図にも示すように、下方の
ウォーム51、これに噛み合うウォームホイール52、この
ウォームホイール52に固定され、ギヤボックス47の内部
で軸受け58により支持されたウォーム軸57およびタイミ
ングプーリ59によってタイミングベルト61を介して、前
記タイミングプーリ41の他、タイミングプーリ60にも伝
達される。
このタイミングプーリ60の回転は、第13図および第14
図のように、軸受けブロック88の内部で軸受け66によっ
て支えられている軸62に固定したベベル歯車63がこれと
交差する方向の軸65に固定したベベル歯車64と噛み合っ
て軸65に回転が伝達される。この軸65は、軸受けブロッ
ク88に対し、軸受け66により水平方向で支えられてお
り、先端で切り込み量設定用の例えば円板状のカム67、
位置決め用のカム97およびドグ68に連結されている。な
お、このドグ68は、リミットスイッチ69と対応してい
る。
そして、上記カム67は、支持部材4の駆動手段であ
り、第15図に示すような輪郭曲線を形成している。この
輪郭曲線の半径は、基礎円に対して、回転角度0゜から
210゜の範囲で急に、次に少しずつ大きくなっており、
また回転角度210゜から270゜まで同径で、それから360
゜までで次第に小さくなり、元の基礎円の半径と一致し
ている。このカム67は、外周の上面で、第14図に見られ
るように、支持部材4の後端側の切り込み量調整用のく
さび70の下面に接している。このくさび70は、支持部材
4の下面に対し、第3図にみられるように、支持部材4
の長手方向すなわち砥石軸18の方向にのみ移動可能な状
態で調整ねじ71により位置調整可能な状態となってい
る。なお、この支持部材4は、支持部材4側のスプリン
グ掛け72と基台7のスプリング掛け73との間に設けられ
た引きスプリング74によって、揺動軸9よりも後端側の
部分で下向きに付勢されているため、くさび70の下面で
カム67の上面に接し得る状態にある。
また、カム97は、第16図に示す通り、回転角度0゜を
中心として、カム67の基礎円よりも大きな径の基準高部
97aを有しており、この部分で、第14図に見られる通
り、支持部材4の後端側の当接ねじ98の下端に当り得る
状態となっている。
このようにして、支持部材4は、揺動軸9を支点とし
て、前方側で小さなアーム長のもとに光ファイバコネク
タ2を支持し、また揺動軸9よりも後方側の大きなアー
ム長でカム67により駆動されるようになっている。な
お、それらのアーム長の比は、第18図Aに明示するよう
に、例えば1:4に設定されている。
一方、前記Vプーリ54は、支持部材4の上面で垂直方
向の固定軸80に対し、軸受け81によって回転自在に支持
されている。そして、クランク軸56は、Vプーリ54の偏
心位置にあって、リンク82を介し往復回転ギヤ83の偏心
軸84に連結されている。この結果、支持部材4、クラン
クとなるVプーリ54、リンク82およびてことなる往復回
転ギヤ83は、てこクランク機構を構成しており、Vプー
リ54の一方向の連続的な回転を往復回転ギヤ83の往復回
転運動に変換することにより、コレットチヤック6や前
記のギヤ14とともに、光ファイバコネクタ2の往復自転
手段として働く。なお、この往復回転ギヤ83は、これと
一体の軸85および軸受け86により支持部材4に対し回転
自在に支持されており、前記コレットチヤック6のコレ
ットスリーブ12に固定された小さなギヤ14と噛み合って
いる。なお、このギヤ14は、第17図に示すように、軸線
方向に移動可能な止めピン89によって、回り止めできる
ようになっている。
発明の作用 まず、研削前の段階で、カムフォロア37がカム38の最
大リフト位置に接しているため、砥石頭19は、第18図A
で示すように、原位置つまり最大前進位置で停止してい
る。このとき、基準部材91は、砥石3の上面から離れ、
その基準面91aは、コレットチヤック6の中心位置下方
に臨んでいる。
一方、この状態で当接ねじ98がカム97の基準高部97a
の頂部に接しているため、支持部材4の先端部分、した
がってコレットチヤック76の高さは、基台7上で、正確
に設定される。このとき、コレットチヤック6の高さは
当接ねじ98を回せば、調整でき、これが切削量の調整と
なる。
このあと、自動挿入機または作業員がコレット13の中
心孔の内部に加工対象の光ファイバコネクタ2を挿入
し、第18図BおよびCに示すように、その光ファイバコ
ネクタ2の加工端面を基準面91aに当て、基準部材91を
付勢スプリング95に抗して下降させ、接触片92を砥石3
の砥石面に当接させながら、ロックダイヤル15を締め付
け方向に回転させると、ロックナット16が上向き方向に
移動するため、コレット13は、コレットスリーブ12のテ
ーパ面によって縮径方向に変形し、光ファイバコネクタ
2のフエルール2aの外周部分を保持する。このようにし
て、光ファイバコネクタ2の加工端面は、砥石3の砥石
面に対して相対的に関連づけられ、砥石面の摩耗の程度
に関係なく、常に一定となる。なお、基準部材91は、孔
93と案内ピン94とに案内されて上下方向に動くので、砥
石面に当たっても、傾かない。また、基準面91aには、
移動方向のにげ溝91bが形成されており、光ファイバコ
ネクタ2の加工端面の外周側が基準面91aに当たるた
め、加工端面に接着剤などが付着していても、位置決め
精度に影響はない。なお、この間に、コレットチヤック
6は、止めピン89によって、回り止め状態に設定されて
いる。
このようにして、光ファイバコネクタ2は、コレット
チヤック6の内部で支持部材4によって、砥石3に対し
高さ方向に位置決めされた状態で固定される。
このような準備操作の後に、作業員がモータ5に起動
指令を与え、それを回転させると、そのモータ軸42の回
転は、プーリ43、45およびベルト46、さらにスプライン
軸21、スプライン筒22を介し、砥石軸18に増速状態で伝
達される。この結果、砥石3は、加工室17の内部で研削
液26に浸りながら、周速度1800〔m/min〕程度で高速回
転する。同時に、モータ軸42の回転は、ウォーム44、ウ
ォームホイール49、中間軸48、ウォーム51、およびウォ
ームホイール52などによって減速され、タイミングプー
リ41、59、60およびタイミングベルト61によって、最終
的にカム38およびカム67、97に伝達される。このように
して、カム38が1加工サイクル中に1回転することによ
って、圧縮ばね36の弾力と協働して、砥石頭19を半回転
中に後退させ、またその後の半回転中に前進方向に移動
させる。結局、砥石3は、高速で回転しながら、1加工
サイクル中に、直線方向に後退し、かつ前進することに
よって、元の前進限の位置まで復帰する。
一方、カム67、97は、ともに1加工サイクル中に1回
転する。当接ねじ98が基準高部97aから外れたとき、コ
レットチヤック6は、一旦上昇し、光ファイバコネクタ
2の加工端面を基準部材91から離す。このとき、カム97
に代わって、カム67が支持部材4のくさび70に当接す
る。このあと、カム67は、回転角度30゜までの範囲で、
支持部材4の後端を押し上げることにより、先端の光フ
ァイバコネクタ2を下降させ、その後回転角度30゜から
120゜の範囲で、第18図Dに示すように、光ファイバコ
ネクタ2に砥石3の外周面すなわち砥石面に押し当てる
方向の切り込み量を与えて、粗研削を行い、回転角度12
0゜から210゜の範囲で光ファイバコネクタ2の切り込み
量を小さくすることにより、仕上げ研削を行っていく。
このカム67が回転角度210゜回転すると、光ファイバコ
ネクタ2は、スパークアウトの状態となり、270゜まで
続いて、残りの回転角の範囲で上昇し、退避しつつ元の
位置に復帰する。加工終期で、当接ねじ98が再び基準高
部97aに接すると、コレットチヤック6は、急に下降す
ることによって、加工済の光ファイバコネクタ2を基準
面91aに軽く当接させる。このようにして、一連の研削
加工が完了する。なお、この間に、光ファイバコネクタ
2は、第18図Eのような軌跡の運動をする。もちろん、
カム38とカム67、97とが同期状態で回転しているため、
カム67についての半回転中に砥石3は、後退しながら、
砥石面で光ファイバコネクタ2の加工端面に接している
が、その後の半回転中に、砥石3は、前進しながら光フ
ァイバコネクタ2の加工端面に接することになる。
このようにして、1加工サイクル中にカム67が支持部
材4の後端部分を引きスプリング74に抗して押し上げる
ため、支持部材4は、揺動軸9を中心として揺動し、1
仰伏運動を繰り返し、第19図に示すように、光ファイバ
コネクタ2を砥石3の砥石面に対し、垂直面上で所定の
角度だけ傾斜させながら、砥石3の砥石面に押し当てる
ことになる。したがって、研削量は、最終的に円錐面と
なるように、光ファイバコネクタ2の中心から外周にか
けて少しずつ増えて行く。このような傾斜角の設定過程
で、カム67のリフトが支持部材4の支点を中心としてア
ーム長さの比1/4に縮小されているため、光ファイバコ
ネクタ2に対する傾斜角の設定および切り込み量は、カ
ム67の輪郭曲線の加工精度に直接支配されず、高い精度
の下に行える。なお、円錐角度は調整ねじ71を回して、
くさび70を前後させれば、調節できる。もちろん、これ
は一度調整すれば良い。
ところで、砥石3が高速回転しながら、1往復の送り
運動を繰り返し、また光ファイバコネクタ2が垂直面上
で揺動運動を繰り返している間に、モータ軸42の回転
は、Vプーリ53、54および丸ベルト55を介し、クランク
軸56に偏心回転運動として与えられ、さらにリンク82お
よび往復回転ギヤ83によって往復回転運動に変換され
る。このため、コレットチヤック6は、第19図に示すよ
うに、ギヤ14の往復回転運動を受け、360゜以上の回転
角で光ファイバ2bの軸線を中心として光ファイバ2bのね
じり回転許容範囲で往復自転運動を繰り返す。この結
果、砥石3の砥石面すなわち外周面は、すべての位置で
光ファイバコネクタ2の加工端面に当たるため、部分的
に摩耗しないで、常に平坦面を維持していく。
このようにして、結局、光ファイバコネクタ2は、砥
石3の砥石面に対し往復自転運動を繰り返しながら、1
加工サイクル中に垂直面で1往復揺動運動を行うため、
フエルール2aおよび光ファイバ2bの加工端面は、最終的
に第20図に示すように、円錐面として研削加工される。
光ファイバコネクタ2の1往復の傾き(揺動)運動が1
加工サイクル中に1回であるのに対し、光ファイバコネ
クタ2の自転が高い回転速度に設定されているため、光
ファイバコネクタ2の加工後の円錐中心線は、光ファイ
バコネクタ2の軸線方向に対し傾いておらず、しかもそ
の頂点は、高い精度の下に光ファイバ2bの中心線つまり
光軸中心と一致している。
以上の一連の動作は、起動操作や、リミットスイッチ
40a、69からの信号を入力として、シーケンス制御部に
より、制御される。
さて、多数の光ファイバコネクタ2が継続して加工さ
れると、砥石3の外周面すなわち砥石面が摩耗し、また
平坦でなくなる。このため、適当な時期に、砥石修正作
業が必要となる。
まず砥石目立て作業は、第21図に示すように、光ファ
イバコネクタ2の取り付け位置に、それに代えて、GCな
どの目立て用工具90を位置決め状態で取り付け、この状
態で修正対象の砥石3に高速回転および往復送り運動を
与えながら、目立て工具90に往復自転運動および往復揺
動運動を与えることにより光ファイバコネクタ2の研削
加工と同様な運動によって行われる。
次に、砥石整形作業は、第8図のように、工具取り付
け部28からキヤップ31を外し、そこに工具ホルダー30を
装着し、その内部の整形用工具32を押圧手段としての押
圧ロッド33およびコイルスプリング33aで砥石3の外周
面に押し当て、第22図のように、砥石3に回転および送
り運動を与えながら行う。なお、コイルスプリング33a
の弾性力が弱く、整形が不充分なときには、作業員がそ
の押圧ロッド33を外部から加勢することによって積極的
に行われる。もちろん、この整形用工具32の幅は、砥石
3の砥石面の幅とほぼ等しく、しかもその送り運動の範
囲に設けられているため、このような修正作業は、研削
加工動作と同様に行える。なお、この整形に際し、コレ
ットチヤック6の内部にダミワークがコレット13の下端
面から突出しない状態で取り付けられている。
このようにして、砥石3の砥石面が修正されると、そ
の外径は小さくなる。しかし、その後の加工に際して
も、基準部材91は、常に砥石3の外径との関連で、光フ
ァイバコネクタ2を位置決め状態とするため、多くの光
ファイバコネクタ2について、切り込み量は、常に一定
となる。
発明の変形例 上記実施例のスプライン軸21は、軸線方向の動きを許
容し、回転のみを伝達するもので足りるから、滑りキー
や、Dカットなどで代用することもできる。さらに、砥
石3の直線方向の移動すなわち送り運動は、送りねじ機
構などで置換することもできる。
また、これらのカム67、97は、一体化してもよく、ま
た確動カムとしてもよい。
発明の効果 本発明では、次の特有の効果が得られる。
まず、光ファイバコネクタの研削加工前に、支持部材
および基準部材が砥石の砥石面に対し所定の位置決め状
態となり、その位置決め後の支持部材に対し加工対象の
光ファイバコネクタが基準面に当たった状態で、つまり
砥石面に対して正確に位置決めされた状態で保持される
ため、すべての光ファイバコネクタの切り込み量が均一
化し、砥石の摩耗や、新しい砥石の交換にかかわらず、
常に定量の研削加工が可能となる。
また、この位置決めが研削前の状態で砥石の砥石面か
ら離れた位置で行われ、しかも、研削加工の終了後に、
円錐状の研削面が砥石面から退避した状態となるため、
光ファイバコネクタの加工面の傷付きが未然に防止で
き、また加工後の加工面の損傷なども確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光ファイバコネクタ加工機の正面
図、第2図は加工機の平面図、第3図は加工機の側面
図、第4図は加工機の正面から見た垂直断面図、第5図
はコレットチヤックの拡大図、第6図は基準部材の拡大
平面図、第7図は基準部材の支持部の拡大断面図、第8
図は工具取り付け部の断面図、第9図は砥石頭の滑り案
内部分の断面図、第10図はモータ軸の出力部分の水平断
面図、第11図はモータ軸の減速部分の垂直断面図、第12
図は減速部分の水平断面図、第13図は回転伝達部分の水
平断面図、第14図はカムの駆動部分の垂直断面図、第15
図および第16図はカムの拡大輪郭図、第17図はギヤの回
り止め部の断面図、第18図A〜Eは加工動作の説明図、
第19図は運動の説明図、第20図は研削状態の説明図、第
21図は砥石の目立て修正時の正面図、第22図は砥石の整
形修正時の平面図である。 1……光ファイバコネクタ加工機、2……光ファイバコ
ネクタ、3……砥石、4……支持部材、5……モータ、
6……コレットチヤック、9……揺動軸、15……ロック
ダイヤル、17……加工室、18……砥石軸、21……スプラ
イン軸、28……工具取り付け部、30……工具ホルダー、
32……整形用工具、33……押圧ロッド、34……滑り案内
面、36……圧縮ばね、38……カム、56……クランク軸、
67……カム、70……角度調整用くさび、74……引きスプ
リング、75……手動偏心カム、78……度当り、79……ス
トッパーねじ、83……往復回転ギヤ、84……偏心軸、90
……目立て用工具、91……基準部材、95……付勢スプリ
ング、97……カム、98……当接ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 忠男 東京都武蔵野市緑町3丁目9番11号 日本 電信電話株式会社電子機構技術研究所内 (72)発明者 土肥 俊郎 東京都武蔵野市緑町3丁目9番11号 日本 電信電話株式会社電子機構技術研究所内 (72)発明者 松永 和夫 東京都武蔵野市緑町3丁目9番11号 日本 電信電話株式会社電子機構技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速回転する砥石に光ファイバコネクタの
    先端を押し当てて加工する加工機において、砥石と並べ
    て設け砥石の砥石面と当接自在で離間方向に付勢された
    光ファイバコネクタ位置決め用の基準部材と、光ファイ
    バコネクタが基準部材と対向しているときを原位置とし
    て砥石の砥石頭を加工面方向に直線移動させる送り手段
    と、この送り手段と同期して光ファイバコネクタを進退
    させるカムとからなり、このカムは、加工終期に光ファ
    イバコネクタを一度退避させて基準部材の側面と光ファ
    イバコネクタの加工面とが当たらないようにしたことを
    特徴とする光ファイバコネクタ加工機のコネクタ位置決
    め装置。
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