JPH08500146A - 硬化中に低いピーク発熱を有する硬化可能なエポキシビニルエステル組成物又はポリエステル組成物 - Google Patents

硬化中に低いピーク発熱を有する硬化可能なエポキシビニルエステル組成物又はポリエステル組成物

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JPH08500146A
JPH08500146A JP6506306A JP50630694A JPH08500146A JP H08500146 A JPH08500146 A JP H08500146A JP 6506306 A JP6506306 A JP 6506306A JP 50630694 A JP50630694 A JP 50630694A JP H08500146 A JPH08500146 A JP H08500146A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、A)エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂;B)重合可能なモノマー;C)キレート化剤;D)銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及びE)アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族化合物を含む抑制剤、を含む硬化可能な樹脂組成物である。別の態様では、本発明は、A)エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂;B)重合可能なモノマー;C)極性又は芳香環含有化合物を含むキレート化剤;D)銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及びE)アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族炭化水素を含む抑制剤、を含むI)樹脂組成物と、E)追加量の抑制剤;F)任意に、脂肪族アミン、芳香族アミン、又は複素環式アミン;G)過酸化物開始剤又は過硫酸塩開始剤;及びH)遷移金属促進剤を含むII)触媒システムとを含む樹脂システムである。もう1つ別の態様では、本発明は、樹脂組成物(I)を、触媒量の触媒組成物(II)と接触させる工程、任意に、その混合物を強化構造と接触させる工程、及び反応塊100gのピーク発熱が40−120℃、硬化時間が30−120分となる条件下で、その組成物を硬化させる工程、を含む硬化可能樹脂組成物を硬化させる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 硬化中に低いピーク発熱を有する 硬化可能なエポキシビニルエステル組成物又はポリエステル組成物 本発明は、商業的に許容可能な加工時間内において、低いピーク発熱で硬化す る硬化可能なエポキシビニルエステル組成物又はポリエステル組成物に関するも のである。更に、本発明は、エポキシビニルエステル樹脂組成物又はポリエステ ル樹脂組成物を、数時間又はそれ未満の内に、低いピーク発熱で硬化させるよう な条件下で硬化させる方法に関するものである。 エポキシビニルエステル樹脂及びポリエステル樹脂は当業において公知である 。前記樹脂は、複合材料用途における及び成形品の二次加工における連続マトリ ックスとして有用である。前記樹脂には、硬化中に、発熱反応が高いピーク発熱 を発生するという問題がある。肉厚の部品又は大きな部品又はラミネートを作る 場合、高いピーク発熱は、構造中において誘起される熱応力によって構造に亀裂 がはいるという重大な問題を引き起こすことがある。 日本国特許出願第5 2051,489号では、有機金属化合物、脂環式べー タジケトン、及びアミンの存在下、有機過酸化物を用いて、不飽和ポリエステル 樹脂を硬化させる、ことが開示されている。又、上記特許出願では、組成物が硬 化速度を向上させること、及び生成物が、ほとんど変色しておらず、良好な加工 性を有していることも開示されている。 米国特許第4,309,511号では、不飽和コモノマーを含む不飽和ポリエ ステル樹脂組成物を硬化させる、ことが開示されている。特許請求されている改 良は、コバルト塩、銅塩及び複素環式アミンを含む硬化促進剤の利用である。前 記特許では、硬化促進剤は、過酸化物と共に用いると、5−15分の硬化時間を 与える非常に早い促進剤システムを提供すること、及び触媒されていない状態に おいて、樹脂が、80−150日の保存寿命を有することが開示されている。更 に、樹脂に対して、ほとんど又は全く色が付与されない、ことも開示されてい る。 必要なのは、低いピーク発熱で、適度な時間内に硬化する硬化可能なエポキシ ビニルエステル樹脂組成物又はポリエステル樹脂組成物である。更に又、必要な のは、硬化サイクルのピーク発熱が低く、硬化のための時間が適度な生産性を容 易にするのに十分に短いが、組成物を処理不可能にするほど短くはない(例えば 0.5−2.0時間)、エポキシビニルエステル組成物及びポリエステル組成物 を硬化させる方法である。 第一の態様では、本発明は、 A.エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂; B.重合可能なモノマー; C.キレート化剤; D.銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及び E.アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族化合物である抑制剤 を含む硬化可能な樹脂組成物を提供する。 別の態様では、本発明は、 I.A.エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂; B.重合可能なモノマー; C.極性官能性又は芳香環を含む化合物を含むキレート化剤; D.銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及び E.アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族炭化水素を含む 抑制剤 を含む樹脂組成物;及び II.E.任意に、迫加量の抑制剤; F.任意に、脂肪族アミン、複素環式アミン又は芳香族アミン; G.過酸化物開始剤又は過硫酸塩開始剤;及び H.遷移金属促進剤 を含む触媒システム を含む2部分の硬化可能な組成物である。 もう1つ別の態様では、本発明は、樹脂組成物(I)を触媒システム(II) の触媒量と接触させる工程;任意に、その混合物を強化構造と接触させ、ピーク 発熱が40−120℃、硬化時間が30−120分となる条件下で、その混合物 を硬化させる工程を含む樹脂組成物を硬化させる方法である。 もう1つ別の態様では、本発明は、キレート化剤、及びアルキル化フェノール 化合物又はポリヒドロキシ芳香族炭化水素を含む抑制剤と共に、銅塩を用いて、 あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体を用いて、エポキシビ ニルエステル樹脂組成物又はポリエステル樹脂組成物を硬化させることである。 本発明の硬化可能組成物、及び前記の硬化可能組成物を硬化させる方法により 、加熱し過ぎて反応素材を損なうこともなく、ポリエステル樹脂又はエポキシビ ニルエステル樹脂を用いて、肉厚構造及び大きな部品を調製することができる。 本発明の組成物及び方法を用いると、制御しながら大きな又は肉厚の部品を硬化 させて高品質の製品を製造することができる。 本発明の組成物において用いることができるエポキシビニルエステル樹脂は、 (1)ポリエポキシドをエチレン性不飽和カルボン酸と反応させて、エポキシ基 をカルボン酸基と相互反応させることによって生成させた官能基 を部分的に含む反応生成物を生成させることによって、又は(2)前記反応生成 物中に含まれている第二ヒドロキシル基を無水ジカルボン酸と更に縮合させて半 エステル側基を生成させることによって調製することができる。次に、得られた エポキシビニルエステル樹脂を、>C=CH2基を含む重合可能モノマーと混合 することができる。樹脂調製の第一段階では、好ましくは、ポリエポキシドは、 カルボン酸1当量あたりエポキシドを0.8−1.2当量提供するのに十分な量 を加える。所望ならば、無水ジカルボン酸を添加して、エポキシドカルボン酸反 応から生成する第二アルコール基を有する半エステル側基を生成させること によって、第二ヒドロキシル基の更なる縮合を完了させる。この添加される無水 ジカルボン酸の割合を変化させて、第二ヒドロキシル基のいくらかを又はすべて を半エステル側基へと転化させることができる。 ポリエポキシドと反応させるのに好ましいエチレン性不飽和カルボン酸として は、α,β-不飽和モノカルボン酸、及びジカルボン酸のヒドロキシアルキルア クリレート半エステル又はヒドロキシアルキルメタクリレート半エステルが挙げ られる。α,β-不飽和モノカルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリ ル酸、クロトン酸及び桂皮酸が挙げられる。アクリレート半エステル又はメタク リレート半エステルのヒドロキシアルキル基は、好ましくは2−6個の炭素原子 を含み、例えばヒドロキシエチル、ベータ-ヒドロキシ-プロピル又はベータ-ヒ ドロキシブチルであることができる。ヒドロキシアルキル基は、エーテル酸素を 含むことができる。ジカルボン酸は、実質的に、飽和又は不飽和のいずれかであ ることができる。飽和酸としては、フタル酸、クロレンド酸、テトラブロモフタ ル酸、アジピン酸、琥珀酸及びグルタル酸が挙げられる。不飽和ジカルボン酸と しては、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、ハロゲン化マレイ ン酸又はハロゲン化フマル酸、及びメサコン酸が挙げられる。飽和及びエチレン 性不飽和ジカルボン酸の混合物を用いることもできる。 好ましく用いられる半エステルは、ヒドロキシアルキルアクリレート又はヒド ロキシアルキルメタクリレートを無水ジカルボン酸と実質的に等しいモル比率で 反応させることによって調製される。用いることができる他の不飽和無水物とし ては、無水マレイン酸、無水シトラコン酸及び無水イタコン酸が挙げられ:用い ることができる好ましい飽和無水物としては、無水フタル酸、無水テトラブロモ フタル酸及び無水クロレンド酸が挙げられる。有利には、例えばヒドロキノンの メチルエーテル又はヒドロキノンのような重合抑制剤を、半エステルを調製する ときに高温が有用である場合に、添加することができる。 公知のポリエポキシドのいずれかを、エポキシビニルエステル樹脂の調製にお いて用いることができる。好ましいポリエポキシドは、1分子あたり2つ以上の エポキシ基を含む限りにおいて、多価アルコールの、多価フェノールの、エポキ シノボラックの、エラストマー改質エポキシドの、ハロゲン化エポキシドの、エ ポキシ化脂肪酸の又はエポキシ化乾性油酸の、エポキシ化ジオレフィンの、エポ キシ化二不飽和酸エステルのグリシジルポリエーテル、エポキシ化不飽和ポリエ ステル、及びそれらの混合物である。ポリエポキシドは、実質的に、モノマー又 はポリマーであることができる。好ましいポリエポキシドとしては、エポキシ基 1つあたりの重量(EEW)が150−2,000を有する、多価アルコールの 又は多価フェノールのグリシジルポリエーテルが挙げられる。これらのポリエポ キシドは、通常は、少なくとも2モルのエピハロヒドリン又はグリセロールジハ ロヒドリンを、1モルの多価フェノール及び十分量の苛性アルカリと反応させて 、ハロヒドリンのハロゲンと化合させることによってつくられる。前記製品の特 徴は、平均して1モルあたり2つ以上のエポキシ基が存在していることであり、 即ち2以上の1,2エポキシ当量であることである。 好ましくは、第二ヒドロキシル基と反応させるための無水ジカルボン酸として は、例えば無水フタル酸、無水テトラ-ブロモ-フタル酸及び無水クロレンド酸の ような飽和無水物、及び例えば無水マレイン酸、無水シトラコン酸及び無水イタ コン酸のようなα,β-不飽和ジカルボン酸無水物の双方が挙げられる。 重合可能モノマーは、エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂と重 合する任意のモノマーであることができる。好ましくは、重合可能モノマーは、 エチレン性不飽和を含む。>C=CH2基を含む重合可能モノマーは、ビニルモ ノマーの多数の公知の群から幅広く選択することができる。好ましい重合可能モ ノマーは、スチレン、o-メチルスチレン、m-メチルスチレン、p-メチルスチ レン、オルト-、メタ-及びパラ-ハロスチレン、ビニルナフタレン、種々のアル ファ-置換スチレン、ならびに種々のジ-、トリ-及びテトラ-ハロスチレン、及び アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル及びクロトン酸エステルであり、飽 和アルコールエステルと、ヒドロキシアルキルエステル又はそれらの混合物との 双方を含む。スチレンは、好ましい共重合モノマーである。一般的に、重合可能 モノマーは、所望の特有の特性に従って、ビニルエステル樹脂組成物において2 0−60重量%の量で存在する。 エポキシビニルエステル樹脂の調製では、種々の抑制剤及び触媒を用いること ができる。公知のビニル重合抑制剤のいずれか、例えばヒドロキノン、又はヒド ロキノンのメチルエーテルを用いることができる。更に、ポリエポキシドとカル ボン酸との反応は、例えばアルコホレート及び第三アミノフェノールのような触 媒の存在下又は非存在下のいずれかにおいて行うことができる。 本発明の実施において用いることができる好ましいエポキシビニルエステル樹 脂は、Dow Chemical Company から DERAKANE という商標で市販されているもの である。特に好ましいのは、約45%モノマースチレンを含む、DERAKANE 411-4 5エポキシビニルエステル樹脂として知られている一般目的の樹脂である。用い ることができる他の DERAKANE エポキシビニルエステル樹脂としては、例えば: モノマースチレンを約50%含む DERAKANE 411-C-50 エポキシビニルエステル 樹脂;モノマースチレンを約36%含む DERAKANE 470-36 エポキシビニルエス テル樹脂;モノマースチレンを約30%含む DERAKANE 470-30 エポキシビニル エステル樹脂;モノマースチレンを約40%含む臭素化ビニルエステルである D ERAKANE 510-A-40 エポキシビニルエステル樹脂;モノマースチレンを約45% 含む DERAKANE 790 エポキシビニルエステル樹脂;及びモノマースチレンを約4 0%含む軟化エポキシビニルエステル樹脂である DERAKANE 8084 エポキシビニ ルエステル樹脂が挙げられる。 強化プラスチックで用いられる不飽和ポリエステル樹脂は当業者には公知であ り、不飽和二塩基酸を二価アルコールと反応させ、生成した混合物を反応性溶剤 中に溶かすことによって調製する。好ましく用いられる不飽和二塩基酸又は酸無 水物は、例えばフタル酸、無水フタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、琥珀酸、 メリット酸、無水テトラヒドロフタル酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸 、及びナド酸無水物のようなジカルボン酸又は無水物である。用いることができ る一般的な多価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレング リコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー ル、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのようなグリコール 及びグリコールエーテルが挙げられる。 本発明の実施において用いることができる他の不飽和ポリエステル樹脂として は、モノエチレン性不飽和カルボン酸と、例えばビスフェノール-A又はビスフ ェノール-Aジグリシジルエーテルのようなジオール又はジオール前駆体との反 応生成物が挙げられる。一般的に、不飽和ポリエステル樹脂は、重合可能モノマ ーと化合して低粘度樹脂を生成する。重合可能モノマーは、好ましくは共重合可 能なエチレン性不飽和モノマーを含み、更に好ましくはスチレンを含む。用いる ことができる他の重合可能モノマーとしては、o-メチルスチレン、m-メチルス チレン、p-メチルスチレン、ジビニルベンゼン、アルファメチルスチレン、オ ルトクロロスチレン、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸エステル、アクリ ル酸エステル及びメタクリル酸エステル、及びそれらの混合物が挙げられる。好 ましくは、スチレンを25−55重量%及び不飽和ポリエステル樹脂を45−7 5重量%含むポリエステル樹脂が有利に用いられる。本発明の実施において用い られる好ましい不飽和ポリエステル樹脂としては、共重合可能モノマーとしてス チレンを含むイソフタル酸ポリエステル樹脂が挙げられる。好ましくは、スチレ ン1重量部 対 樹脂2重量部の割合が用いられる。 樹脂組成物の追加成分は、金属と配位化合物を形成することができる官能価を 含むキレート化剤である。キレート化剤は、好ましくは、極性官能又は芳香族官 能を含み、且つ反応混合物中において金属と選択的にキレート化して、配位化合 物を形成できなければならない。キレート化剤は、好ましくは、カルボニル部分 、芳香環、三重結合、例えばアセチレン、又は例えばトリフェニルホスフィンの ようなトリアリールホスフィンを含む。有用な芳香環含有化合物としては、例え ばベンゼン、シクロペンタジエン、テルピリジン、バイピリジン、シクロオクタ ジエン、ノルボルナジエン及びキシレンが挙げられる。カルボニル含有化合物と しては、例えばアセチルアセトン、二酸化炭素及び一酸化炭素が挙げられる。キ レート化剤は、硬化反応のための反応時間を増加させるのに十分な量で存在して いる。キレート化剤は、一時的に金属の触媒活性を妨げる結果となる存在してい る金属塩のいくらか又はすべてと錯体を形成すると考えられる。キーラント(ch elant)は、反応混合物中において、好ましくは100重量ppm又はそれ以上、更 に 好ましくは500重量ppm又はそれ以上、及び最も好ましくは1000重量ppm又 はそれ以上の量で存在する。キレート化剤は、好ましくは10,000重量ppm 又はそれ未満、更に好ましくは3000重量ppm又はそれ未満、及び最も好まし くは2500重量ppm又はそれ未満の量で存在する。 組成物の重要な成分は、銅塩、あるいはアルコール、ケトン又はアルデヒドと の銅錯体である。銅塩は、好ましくは有機酸の塩、更に好ましくはカルボン酸の 塩、より更に好ましくはC6ー20カルボン酸の塩、及び最も好ましくはC8-16カル ボン酸の塩である。最も好ましいカルボン酸は、オクタン酸及びナフテン酸であ る。銅塩又は銅錯体は、一般的に、溶液状態で導入される。有用な溶剤の例とし ては、芳香族炭化水素、例えばキシレン、トルエン及びベンゼンが挙げられる。 銅塩又は銅錯体は、ピーク発熱を制御するのに、好ましくは樹脂塊100gに関 して40−120℃のレベルに制御するのに十分な量で用いられる。好ましくは 、銅塩又は銅錯体は、5重量ppm又はそれ以上、更に好ましくは10重量ppm又は それ以上、及びより更に好ましくは100重量ppm又はそれ以上、及び最も好ま しくは200重量ppm又はそれ以上のレベルで存在する。銅塩又は銅錯体は、好 ましくは1000重量ppm又はそれ未満、更に好ましくは800重量ppm又はそれ 未満、及び最も好ましくは600重量ppm又はそれ未満の量で存在する。 又、アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族化合物を含む抑制 剤も存在する。前記抑制剤は、まず第一に、過酸化物によって生成されたラジカ ルと反応してより安定なラジカルを形成し、それによってラジカル重合を触媒す る反応性ラジカルの発生速度に対して影響を与えるように作用する、と考えられ る。それにより、ゲル時間を制御する能力を提供する反応性に対して影響を与え る。抑制剤としては、アルキル置換フェノール化合物;例えばアルキル置換カテ コール、アルキル置換ヒドロキノン、アルキル置換フェノール、及びアルキル置 換ビスフェノールが挙げられる。抑制剤の第二の組としては、2つ又はそれ以上 のヒドロキシル基が芳香環に結合している、1つ又はそれ以上の芳香環を含む化 合物であるポリヒドロキシ芳香族化合物が挙げられる。好ましくは、ポリヒドロ キシ芳香族化合物、又は芳香環がベンゼン環である化合物であり、例えばアルキ レン部分又は置換アルキレン部分のような直接結合部分又は橋部分によって結合 されている2つ又はそれ以上のベンゼン環を含む化合物が挙げられる。前記化合 物としては、例えばヒドロキノン及びビスフェノールAが挙げられる。好ましい 抑制剤の中では、第三ブチルカテコール、ブチル化ヒドロキシトルエン、オクチ ルフェノール、ビスフェノール、及びそれらの混合物である。最も好ましい抑制 剤は、第三ブチルカテコールである。抑制剤は、望ましいゲル時間、好ましくは 120分又はそれ未満のゲル時間を与えるのに十分な量で用いられる。抑制剤は 、存在しているエポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂と重合可能モ ノマーの重量を基準として、好ましくは10重量ppm又はそれ以上、更に好まし くは100重量ppm又はそれ以上の量で用いられる。抑制剤は、好ましくは10 00重量ppm又はそれ未満、更に好ましくは500重量ppm又はそれ未満の量で用 いられる。抑制剤は、樹脂組成物(I)中に存在していて、追加の量を、触媒組 成物(II)中に存在させることができる。好ましくは、その一部分は触媒組成 物(II)中に存在している。 触媒組成物は、好ましくは、過酸化物開始剤又は過硫酸塩開始剤、遷移金属促 進剤、及び任意にアミン抑制剤を含む。前記組成物は、当業において公知である 。開始剤は、好ましくは、過硫酸アルカリ金属又は有機過酸化物である。好まし くは、有機過酸化物は、ケトンペルオキシド、ジオキシアルキルペルオキシド及 び、ジアシルペルオキシドである。開始剤としては、例えばベンゾイルペルオキ シド、ラウリルペルオキシド、第三ブチルヒドロペルオキシド、第三ブチルペル ベンゾエート、メチルエチルケトンペルオキシド、シクロヘキサノンペルオキシ ド、第三ブチルペルオキシベンゾエート、ジベンゾイルペルオキシド、クメンヒ ドロペルオキシド、及び過硫酸カリウムが挙げられる。開始剤は、周囲温度で、 樹脂を反応又は重合させることができる量で存在している。好ましくは、開始剤 は、1000重量ppm又はそれ以上、好ましくは5000重量ppm又はそれ以上の 量で用いられる。開始剤は、好ましくは50,000重量ppm又はそれ未満、更 に好ましくは20,000重量ppm又はそれ末満の量で用いられる。 促進剤は、反応を加速するために用いる。前記促進剤は、好ましくは遷移金属 塩、更に好ましくは有機酸の塩である。好ましい遷移金属は、コバルト及びバナ ジウムであり、最も好ましくはコバルトである。好ましくはC2-20カルボン酸の コバルト塩であり、更に好ましくはC8-16カルボン酸のコバルト塩である。最も 好ましい促進剤は、コバルトナフテネート及びコバルトオクトエートである。遷 移金属塩は、過酸化物開始剤の分解を促進する遷移金属濃度を提供するのに十分 な量で存在する。遷移金属塩は、好ましくは30重量ppm又はそれ以上、更に好 ましくは60重量ppm又はそれ以上の量で存在する。遷移金属塩促進剤は、好ま しくは1000重量ppm又はそれ未満、更に好ましくは300重量ppm又はそれ未 満の量で存在する。 触媒組成物の任意の成分は、システムの長時間の反応性を保証することができ るアミン抑制剤である。触媒組成物において有用なアミンは、当業において公知 である。有用なアミンの組の中には、脂肪族アミン、芳香族アミン及び複素環式 アミンが含まれる。好ましい複素環式アミンとしては、ピロール、イミダゾール 、オキサゾール、チアゾール、ピラゾール、ピラゾリン、ピロリジン、ピリジン 、ピリミジン、プリン及びキノリンが挙げられる。好ましい芳香族アミン及び脂 肪族アミンとしては、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、アニリン、トルイ ジン、ジメチルアセトアセトアミド、エチレンジアミン、及びジエチレンテトラ アミンが挙げられる。アミンは、反応性を120日間、好ましくは6カ月維持す るのに十分な量で存在する。好ましくは、アミンは、0重量ppmから又はそれ以 上、更に好ましくは500重量ppm又はそれ以上の量で存在する。好ましくは、 アミンは、50,000重量ppm又はそれ未満、好ましくは5000重量ppm又は それ未満の量で存在する。 上記した成分に加えて、硬化可能な組成物は、少量ではあるが有効量の、例え ばヒュームドシリカ及び改質ヒュームドシリカ、カルボキシセルロースのような チキソトロープ剤;顔料;例えばシリカ、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化 マグネシウムのような不活性充填剤;及び例えばランダムに延伸されたガラス繊 維又はガラス繊維織物のような繊維強化材を含むことができる。 本発明の硬化可能組成物は、まず最初に、樹脂組成物(I)の成分、特にエポ キシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂、重合可能モノマー、キレート化 剤、銅塩又は銅錯体、及び抑制剤を共に接触させ、次に樹脂組成物を触媒組成物 (II)と接触させることによって、硬化させることができる。その後、所望な らば、硬化可能組成物を望ましい形状へと成形するか、又は強化構造と接触させ る。前記強化構造は、当業において公知の任意の構造であることができ、該構造 としては、長い又は短い繊維及び繊維マットを挙げることができる。その後、前 記組成物を硬化させる。反応中、反応塊のピーク発熱は、好ましくは40℃又は それ以上、更に好ましくは60℃又はそれ以上である。好ましくは、ピーク発熱 は、120℃又はそれ未満、更に好ましくは90℃又はそれ未満である。反応塊 は、好ましくは120分又はそれ未満、更に好ましくは70分又はそれ未満で硬 化する。硬化した塊は、高い加熱撓み温度を有し、好ましくは前記加熱撓み温度 は50℃又はそれ以上であり、更に好ましくは80℃又はそれ以上、及び最も好 ましくは100℃又はそれ以上である。前記の硬化反応塊は、60℃又はそれ以 上、更に好ましくは90℃又はそれ以上のガラス転移温度を有する。本発明方法 の更なる利得は、該生成物が低い残留スチレンレベルを有することである。残留 スチレンレベルは、更に好ましくは10重量%又はそれ未満である。前記残留ス チレンレベルは、室温硬化で16時間後には15重量%又はそれ未満、又は80 ℃で3時間の硬化後には2重量%又はそれ未満である。 本発明の樹脂システムは、1回運転で15mm又はそれ以上、好ましくは20 mm又はそれ以上の厚さを有する部品を二次加工することができる。公知の樹脂 システムでは、通常は、別の運転において、分離している5mm層を集積する必 要がある。 以下実施例を掲げて、本発明を更に説明するが、請求の範囲を限定することを 意図しているものではない。特に断りがない場合は、すべての部及び%は重量基 準である。 比較実施例1−10 比較実施例1−10では、列挙した成分を接触させ、反応させた。ゲル時間は 、分単位で測定し、ピーク発熱までの時間、及びピーク発熱における温度は、 以下の手順に従って測定している。 開始剤を除くすべての成分を、4オンス広口壜の中に入れ、完全に混合される まで震盪又は撹拌した。混合物を含む壜を温度77゜F(25℃)を有する水浴 の中に配置し、混合物の温度が77°F(25℃)になるまで保持した。水浴か ら壜を取り出し、その混合物に対して、開始剤として、フタル酸エステル中メチ ルエチルケトンペルオキシド50重量%(MEKP)(1.5部)を加え、ゲル メーターの時間を始動させた。ゲルメーターには、タイマー、自動遮断、及び回 転パドル(幅0.5−1.0インチ、高さ1インチ)が備わっている。MEKP をスバチュラを用いて迅速に混合物中に混合した。混合物を含む壜を、ゲルメー ター上に配置し、パドルをその真ん中あたりまで樹脂の中に入れた。樹脂がゲル 化したら第二タイマーを始動させ、ゲルメーターから壜を取り出した。温度計を ゲル化した樹脂の中に配置し、樹脂混合物塊の中心に温度計の先端を入れた。最 大温度に達したら、第二タイマーを停止した。比較実施例1−10の結果を表1 に示す。成分は、重量部単位で測定されている。 実施例11−22 2つの樹脂組成物を以下のようにして調製した。 DERAKANE 470-30-5 樹脂1 00重量部を、ミネラルスピリット中ナフテン酸銅8重量%溶液0.65重量部 、アセチルアセトン0.2部、及びフタル酸エステル中第三ブチルカテコール1 0重量%溶液の一部と配合することによって、樹脂Aを調製した。樹脂A100 g、及び比較として、銅溶液とアセチルアセトンを有していないDERAKANE 470-3 0-5100gを、フタル酸エステル中ジメチルアミン10%溶液1.0部、フタ ル酸エステル中メチルエチルケトン50%溶液1.5部、及びホワイトミネラル スピリット中ナフテン酸コバルト6%溶液0.3部を含む触媒組成物と接触させ た。 DERAKANE 411-45 エポキシビニルエステル樹脂100部を、ミネラルスピリッ ト中ナフテン酸銅8%溶液0.2重量部、アセチルアセトン0.1部、及び様々 な量のフタル酸エステル中第三ブチルカテコール10%溶液と配合することによ って、樹脂Bを調製した。 樹脂B100g、及び比較として、DERAKANE 411-45 エポキシビニルエステル 樹脂のみ100gを、ホワイトミネラルスピリット中ナフテン酸コバルト6%溶 液0.2部、フタル酸エステル中ジメチルアミン10%溶液1.2部、及びフタ ル酸エステル中メチルエチルケトンペルオキシド50重量%1.5重量部を含む 触媒組成物と接触させた。 上記樹脂混合物を硬化させ、ゲル時間、ピーク発熱までの時間、及びピーク発 熱温度を測定した。表2に、第三ブチルカテコール溶液の量、ゲル時間、ピーク 発熱、及びピーク発熱までの時間を示す。 表1において、実施例1−3及び6−8は、アセチルアセトンのみを添加する と、ゲル時間が増加し、ピーク発熱が高くなる、ことを示している。実施例1, 4及び5及び6,9及び10は、第三ブチルカテコールによって、ゲル時間が長 くなり、ピーク発熱を50℃未満に低下させる、ことを示している。50℃未満 のピーク発熱は、通常は、不十分なエネルギーが反応を持続させるために放出さ れる、ことを示している。 表2は、本発明の触媒樹脂システムを用いると、有意な熱によって誘起される 応力による亀裂を生起させない制御可能な発熱を維持しながらゲル時間を延長さ せることができる、ことを示している。更に、前記システムを用いると、良好な 加熱撓み及び残留スチレンレベルを有する硬化生成物が得られる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年8月31日 【補正内容】 請求の範囲 1.A.エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂; B.重合可能なモノマー; C.キレート化剤; D.銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及び E.アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族化合物を含む抑制剤 を含む硬化可能な樹脂組成物。 2.A.エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂を100重量部; B.重合可能なモノマーを20−60重量部; C.キレート化剤を組成物の総重量を基準として100−10,000ppm; D.銅塩又は銅錯体を1−100ppm;及び E.抑制剤を10−1000ppm を含む請求項1記載の硬化可能な樹脂組成物。 3.成分Dが、カルボン酸の銅塩である請求項1又は2記載の組成物。 4.請求項1又は請求項2において規定されている成分A,B,C,D及びE を含む樹脂成分(I);及び E.任意に、請求項1−3のいずれかにおいて規定されている追加量の成 分E; F.任意に、脂肪族アミン、芳香族アミン又は複素環式アミン; G.過酸化物又は過硫酸塩である開始剤;及び H.遷移金属化合物である促進剤 を含む触媒システム(II) を含む2部分硬化可能樹脂システム。 5.用いられる成分F,G,及びH量が、それぞれ: F.0−50,000ppm; G.110−50,000ppm;及び H.30−1000ppm である請求項3記載の硬化可能な樹脂システム。 6.請求項4において規定されている樹脂組成物(I)を、請求項4において 規定されている触媒組成物(II)の触媒量と接触させる工程、任意に、その混 合物を強化構造と接触させる工程;及びピーク発熱が40−120℃、硬化時間 が30−120分となる条件下で、その組成物を硬化させる工程、を含む硬化樹 脂組成物を調製する方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.A.エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂; B.重合可能なモノマー; C.キレート化剤; D.銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及び E.アルキル化フェノール化合物又はポリヒドロキシ芳香族化合物を含む抑制剤 を含む硬化可能な樹脂組成物。 2.A.エポキシビニルエステル樹脂又はポリエステル樹脂を100重量部; B.重合可能なモノマーを20−60重量部; C.キレート化剤を組成物の総重量を基準として100−10,000ppm; D.銅塩又は銅錯体を1−100ppm;及び E.抑制剤を10−1000ppm を含む請求項1記載の硬化可能な樹脂組成物。 3.成分Dが、カルボン酸の銅塩である請求項1又は2記載の組成物。 4.請求項1又は請求項2において規定されている成分A,B,C,D及びE を含む樹脂成分(I);及び E.任意に、請求項1−3のいずれかにおいて規定されている追加量の成 分E; F.任意に、脂肪族アミン、芳香族アミン又は複素環式アミン; G.過酸化物又は過硫酸塩である開始剤;及び H.遷移金属化合物である促進剤 を含む触媒システム(II) を含む2部分硬化可能樹脂システム。 5.用いられる成分F,G,及びHの量が、それぞれ: F.0−50,000ppm; G.110−50,000ppm;及び H.30−1000ppm である請求項3記載の硬化可能な樹脂システム。 6.請求項4において規定されている樹脂組成物(I)を、請求項4において 規定されている触媒組成物(II)の触媒量と接触させる工程、任意に、その混 合物を強化構造と接触させる工程;及びピーク発熱が40−120℃、硬化時間 が30−120分となる条件下で、その組成物を硬化させる工程、を含む硬化樹 脂組成物を調製する方法。 7.エポキシビニルエステル組成物又はポリエステル樹脂組成物を硬化させる ために、銅塩、あるいはアルコール、アルデヒド又はケトンと銅との錯体;及び 極性官能性又は芳香環を含む化合物を含むキレート化剤、及びアルキル化フェノ ール化合物又はポリヒドロキシ芳香族炭化水素を含む抑制剤の使用。
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