JPH0849959A - 家庭用冷蔵庫の扉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 庫内を透視できる他、ディスプレイ機能をも
たせると共にパネル貼接により使用場所にマッチした体
裁の良好さを与えることができる多目的用途の家庭用冷
蔵庫の扉の提供。 【構成】 所望の冷蔵庫１の開閉自在な扉本体２，３
に、庫内７を透視できる透明部４，５を設け、かつ扉本
体２，３の内側には透明部４，５に位置して載置展示部
８を設けると共に、庫内に光源１１を設け、この光源１
１を庫外に設けたスイッチ１２で働かせることができる
ようにし、さらに扉本体２，３の表面に他の好みのパネ
ル１３を貼接できるようにしたことを特徴とする家庭用
冷蔵庫の扉装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、多目的用途に供し得
る家庭用冷蔵庫の扉装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、多種多様の冷蔵庫が知られている
が、庫内を透視できる構成のものは業務用以外には知ら
れていない。また冷蔵庫をディスプレイなどに用いたも
のも知られていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで常時、庫内を
透視できない従来の家庭用の冷蔵庫は、食料品などの収
納状態、必要な食品の有無などが外部からは認知されな
いので、その都度、扉を開放しなければならないという
問題がある。さらに扉の開閉の都度冷気が逃逸して庫内
温度が不用意に上昇するという不都合もある。

【０００４】また、扉自体をディスプレイ用に構成して
いないので花、飾りなどを置いて眺めることができなか
った。しかも、一般に扉自体は、美麗な仕上げ加工が施
されているが、設置される部屋のイメージに適ったイン
テリア感覚を与える形状，構造にはなっていない。

【０００５】この発明は、叙上の点に着目してなされた
もので、扉を開くことなく常時透視可能にして収納物を
認知できるようにすると共に、扉の内側には生花、置物
などを展示載置して一種のディスプレイ家具として外部
から看取可能とすると共に、扉の表面には筆記可能なボ
ードや、部屋のインテリアとして機能する化粧ボードを
貼接できるようにした多目的な機能を有する家庭用冷蔵
庫の扉装置を提供するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は所
望の冷蔵庫の開閉自在な扉本体に、庫内を透視できる透
明部を設け、かつ扉本体の内側には透明部に位置して載
置展示部を設けると共に、庫内に光源を設け、この光源
を庫外に設けたスイッチで働かせることができ、さらに
前記扉本体の表面に他の好みのパネルを貼接できるよう
にして成ることを特徴とする家庭用冷蔵庫の扉装置に係
る。

【０００７】

【作用】扉には透視できる透明部を形成してあるので、
扉を開放することなく、扉を締めた状態で、庫内の収納
物を認知できる。

【０００８】したがって不足している食品や、特定な食
料品の有無が確認できるので、無駄な扉の開閉操作を回
避できる。

【０００９】扉の内側の透明部に位置して載置展示部が
形成してあるので、この載置展示部に生花や小さな置物
などを展示でき、一種のディスプレイとなって料理をし
乍ら扉の外方から観賞して眼を楽しませることができ
る。

【００１０】つぎに庫内の状態は、スイッチを働かせて
光源を点灯させることにより明るくして見透しが良くな
るので、品物の確認がしやすくなる。

【００１１】さらに扉の外表面にはホワイトボードのよ
うな筆記可能なボードや、花柄とか家具調など好みのイ
ンテリアパネルを取付交換可能に貼接できるなど、多目
的に利用できる。

【００１２】

【実施例】以下に、この発明の実施例を説明する。

【００１３】１は所望の上下二段構造の家庭用電気冷蔵
庫、２，３は上下部の扉本体、４，５はそれぞれの扉本
体２，３に設けた透明部で、ガラス、合成樹脂などの透
視可能な材料で扉本体２，３の全域または一部に設け
る。そして、この透明部４，５はゴムなどの気密パッキ
ンを介して扉本体２，３の好みの個所に固定取付ける。

【００１４】６は庫内７に形成される多段の区劃室、８
は扉本体２，３の内側で前記透明部４，５に相当する個
所に設けた載置展示部で、生花とか置物などを載置して
展示できるように構成してある。９は透明部４，５の載
置展示部の後側に沿って開閉自在のカーテンなどの覆体
で、載置展示部８に生花や置物を載置した場合など庫内
７の眺視を防止し、載置した物を引き立てる機能を奏さ
せるもので、無地でも柄地でも良い。

【００１５】また覆体９は図示のようにレール１０に沿
って摺動開閉させるようにしても良いが、釘などの止片
を打設して置きカーテンに設けた引掛具などで着脱自在
に構成しても良い（図示せず）。

【００１６】１１は庫内７を照射する光源で、冷蔵庫１
の所望個所に設けたスイッチ１２の操作によって点灯で
きるようになっている。なお、光源１１は図示しない
が、扉本体２，３の内側に設けても良い。

【００１７】１３は図４に示すように目的用途に応じて
扉本体２，３に貼接できるパネルで、マグネットなどの
磁気吸引力で扉本体２，３に固定させると共に扉本体
２，３を抱止できるように鍔部１４を設けて取付けやす
くすることもある。そして、ホワイトボードとして筆記
可能としたり、設置される部屋のレイアウトに適した化
粧を施して、例えば家具調に形成するものである。また
鏡にも使える。

【００１８】以上の構成より成るもので、通常は、庫内
７の収納部の状態を庫外から扉本体２，３の透明部４，
５を介して看取でき、したがって補給の要否は閉扉状態
で確認できると共に、暗い時はスイッチ１２を操作して
庫内７を明るくできるので利用に便利である。

【００１９】また、扉本体２，３の裏側には載置展示部
８が設けてあるので、図３に示すように生花や小物置物
などを展示でき、その場合はカーテンなどの覆体９を引
いて庫内７への透視が妨げられるので、この覆体９をバ
ックにして置物類を透明部４，５を介して引き立たせて
眺視可能とすることができる。

【００２０】なお、置物がなくても、カーテンなどの覆
体９にインテリアデザインを施した模様のものを用いれ
ば快適な環境作りに役立ち得るので必要に応じて覆体９
を取替えて気分を一新することができる。

【００２１】したがって、従来の冷蔵庫の機能に加え
て、利用者個々の個性豊かな才能を生かした趣味的な活
用ができるという利点がある。

【００２２】なお、実施例では、上下二段の冷蔵庫が示
されているが、通常の一段式のものにも同様に実施でき
る。

【００２３】

【発明の効果】この発明によれば、扉本体に透明部があ
り光源がスイッチで点燈できるようになっているので必
要に応じて庫内を明るくして収納物の確認が可能となる
と共にディスプレイ用の載置展示部があるので、生花、
盛花や小物の置物などを載置して外側から眺視できるよ
うに形成できる。

【００２４】したがって、家庭での載置展示部利用は、
単なる冷蔵庫本体の機能に加えて、利用者個々の活用を
通じて多目的に楽しく利用できるという効果がある。

【００２５】さらに扉本体には、化粧ボードとか筆記可
能なホワイトボードなどのパネルを貼着できるので、部
屋のレイアウトにマッチした家具的なデザインに変形で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明に係る家庭用冷蔵庫の扉装置の一実
施例を示す扉本体を開放して使用状態の家庭用冷蔵庫の
斜面図

【図２】 同上の家庭用冷蔵庫の閉扉状態の斜面図

【図３】 同上の家庭用冷蔵庫の覆体の利用状態の斜面
図

【図４】 パネルを装着した状態の同上の家庭用冷蔵庫
の斜面図

【符号の説明】

１ 家庭用電気冷蔵庫 ２，３ 扉本体 ４，５ 透明部 ６ 区劃室 ７ 庫内 ８ 載置展示部 １１ 光源 １２ スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所望の冷蔵庫の開閉自在な扉本体に、庫
   内を透視できる透明部を設け、かつ扉本体の内側には透
   明部に位置して載置展示部を設けると共に、庫内に光源
   を設け、この光源を庫外に設けたスイッチで働かせるこ
   とができるようにし、さらに扉本体の表面に他の好みの
   パネルを貼接できるようにして成ることを特徴とする家
   庭用冷蔵庫の扉装置。