JP3124949U - ペット用仏壇 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置場所を自由に選ぶことができ、コンパクトで持ち運び可能なペット用仏壇を提供する。
【解決手段】前方開口状の箱体21と、箱体21の内部空間Aに設けられると共に遺影40を飾る祭壇部1と、開状態において祭壇部1が見え側壁内面に収納も可能なように開閉自在で左右一対の前扉部2,2と、を備えている。また、箱体21の後壁部3に、内部空間Aに光を導く採光用のスリット状窓部4を設けている。また、相互に重ね合わせ状とされて遺影40を挟持する透明の第1板部材5及び光が透過可能な第2板部材6から成る遺影保持板セット22を、備えている。また、遺影保持板セット22の上端が上壁部7の係止溝8aに嵌め込まれると共に下端が祭壇部1の係止溝8aに嵌め込まれて、遺影保持板セット22が起立状に保持されるように構成した。
【選択図】図2

Description

本考案は、ペット用仏壇に関する。
従来、仏壇と言えば、一般的に人を供養するものであった。人用の仏壇は従来より種々の構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、仏壇本体の内部空間を区画壁により上下二段の上収容部及び下収容部に区画形成した祭壇部を備えており、祭壇部のうち上収容部の正面視中央に本尊安置部を設けると共に、下収容部の正面視中央に位牌,遺影を入れた写真立て,遺骨を入れた容器等用の安置部を設けてある仏壇が開示されている。
特開2006−75473号公報
特許文献1のような従来の人用の仏壇は、人の位牌,遺骨入れや、本尊等を安置する祭壇部が設けられていたため大きくて重く、移動させないことを前提としていた。そのため、従来の仏壇は、なるべく家の住人の移動の邪魔にならないよう、部屋の隅で後壁部を壁面に押しつけるようにして設置していた。また、壁面に設けられた仏壇専用の凹窪部に、仏壇を設置することもあった。また、従来の仏壇には、照明器具が設けられていたが、その照明器具は、家庭用交流電源を使用していたため、コンセントの近くに仏壇を設置する必要があった。
ところで、ペットが死亡した場合には、人と同様にペットを供養したいと考えている飼い主が多い。しかしながら、ペットのために上述のような人用の仏壇を購入して使用するのは金銭的にも設置スペース的にも大変なことである。
そこで、本考案は、設置場所を自由に選ぶことができ、コンパクトで持ち運び可能なペット用仏壇を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係るペット用仏壇は、前方開口状の箱体と、該箱体の内部空間に設けられると共に遺影を飾る祭壇部と、開状態において該祭壇部が見えるような開閉自在で左右一対の前扉部と、を備えたペット用仏壇であって、上記箱体の後壁部に、上記内部空間に光を導く採光用のスリット状窓部を設けたものである。
また、相互に重ね合わせ状とされて上記遺影を挟持する透明の第1板部材及び光が透過可能な第2板部材から成る遺影保持板セットを、備え、上記祭壇部の上面側と、上記箱体の上壁部の下面側には、夫々、係止溝が設けられ、さらに、上記遺影保持板セットの上端が上記上壁部の係止溝に嵌め込まれると共に下端が上記祭壇部の係止溝に嵌め込まれて、該遺影保持板セットが起立状に保持されるように構成した。
また、上記前扉部は、上下方向の指掛側縁部を有し、上記箱体の側壁部の内側には、該側壁部に平行な内側壁部が設けられ、該側壁部と該内側壁部との間には、前方開口状の扉収納空間が形成され、該扉収納空間の上面と下面を成すところの上記上壁部と上記底壁部には、夫々、前後方向のガイド溝部が設けられ、上記前扉部は、上端と下端の夫々に突出状の係合軸を有し、かつ、該前扉部は、該係合軸を上記ガイド溝部に嵌込状として該ガイド溝部に沿って前後移動自在に取り付けられ、上記係合軸が上記ガイド溝部の前端に位置するように上記前扉部を引き出した引出状態では、該前扉部は、該係合軸廻りに揺動自在とされ、該係合軸が上記ガイド溝部の後端側となるように該前扉部を押し込んだ収納状態では、該前扉部は、上記側壁部と上記内側壁部との間へ上記指掛側縁部を除いて収納されるように構成した。
また、上記内側壁部の前端縁は、上記側壁部の前端縁よりも上記前扉部の厚みと略同じ分だけ後方に位置し、かつ、上記ガイド溝部の前端は、上記側壁部の上記前端縁と前後方向において略同位置となるように設定されている。
また、上記祭壇部は、上記内側壁部の後端と上記後壁部との間に係止される係止片部を有している。
また、上記箱体の上壁部の下面側には、照明ユニットが着脱自在に取り付けられ、該照明ユニットは、電源となる電池を収納する電池収納部と、該電池収納部に収納された該電池の電力にて発光するLEDと、を有している。
また、表面に金属色系の蒸着メッキ層を有する樹脂にて外殻が形成された専用の複数の仏具を備えた。
また、ペットの遺髪や遺毛が収納されると共に上記祭壇部に安置される遺髪入り袋を備えた。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案に係るペット用仏壇は、照明器具がなくてもスリット状窓部から外部の光を内部空間に導いて、遺影のペットの表情を浮かび上がらせることができる。また、仏壇の設置場所を自由に選ぶことができる。
また、仏壇の大きさをコンパクトにでき、容易に持ち運ぶことができる。
また、後側から遺影を直接的に照らし、遺影全体を明るくできるので、遺影のペットの表情をよりはっきりと見ることができる。
また、遺影を所定の位置に確実に保持することができる。
また、仏壇の左右幅と同じ程度の狭い設置スペースであっても、容易に仏壇を設置することができ、前扉部を開いた開状態において前扉部を煩わしく思うようなことがない。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1〜図5に於て、本考案の実施の一形態に係るペット用仏壇は、前方開口状の箱体21と、箱体21の内部空間Aに設けられると共に遺影40を飾る祭壇部1と、開状態において祭壇部1が見えるような開閉自在で左右一対の前扉部2,2と、を備えている。
箱体21は、緩やかな弯曲突出状側縁を前側に有する略矩形板状の底壁部9及び上壁部7と、左右一対で矩形板状の側壁部10,10と、矩形状の後壁部3と、上壁部7の前端部の下面に垂下状であって左右の側壁部10,10を結ぶ前帯板部14と、を有している。
ここで、箱体21の後壁部3には、内部空間Aに光を導く採光用のスリット状窓部4が設けられている。
より具体的に説明すると、後壁部3は、矩形板状の第1後壁形成部材26と、矩形板状の第2後壁形成部材27と、光が透過可能な帯板状の光透過部材28と、を有している。第1後壁形成部材26と第2後壁形成部材27とは、所定の間隔(例えば10mm〜20mm)を開けて左右に配設され、第1後壁形成部材26と第2後壁形成部材27との間に、上下方向のスリット状窓部4が形成されている。光透過部材28は、乳白色の樹脂製であり、第1後壁形成部材26と第2後壁形成部材27との間に配設されている。そして、この光透過部材28を通じて光を透過させることにより、光透過部材28を設けない場合と比較して、スリット状窓部4から内部空間Aに導かれる光が淡いものとなっている。
前帯板部14の左右中央部には、左右一対の磁石片29,29が後側から取り付けられている。
上壁部7の下面側には、左右方向の係止溝8が設けられている。
箱体21の側壁部10の内側には、側壁部10に平行な内側壁部12が設けられている。内側壁部12の前端縁12aは、側壁部10の前端縁10aよりも前扉部2の厚みtと略同じ分(図4のL)だけ後方に位置している。
側壁部10と内側壁部12との間には、前方開口状の扉収納空間Bが形成されている。
また、扉収納空間Bの上面と下面を成すところの上壁部7と底壁部9には、夫々、前後方向のガイド溝部13が設けられている。このガイド溝部13の前端は、側壁部10の前端縁10aと前後方向において略同位置となるように設定されている。
次に、祭壇部1は、底壁部9の上面側に前後スライド移動自在として設置される仏具載置可動板25と、仏具載置可動板25の上面側に配設される第1引出部32と、第1引出部32の上面側に配設される仏具載置固定板24と、仏具載置固定板24の上面側に配設される第2引出部33と、第2引出部33の上面側に配設されると共に遺影40を飾る遺影立て板23と、を有している。
仏具載置可動板25は、下面側に左右一対で前後方向のレール溝30,30が設けられている。各レール溝30には、底壁部9の上面側に突設されたピン31が、係合されるようになっている。この仏具載置可動板25には、専用の仏具19…(詳細は後述)が載置されるようになっている。
仏具載置固定板24には、仏具載置可動板25と同様、専用の仏具19…が載置されるようになっている。仏具載置固定板24は、左右の内側壁部12,12の夫々に内側に突出するように設けられた支持部材37にて支持されている。この仏具載置固定板24は、内側壁部12の後端と後壁部3との間に係止される係止片部15を左右両側に有している。また、仏具載置固定板24は、後壁部3と接合ピン36を介して接合されている。
第1引出部32及び第2引出部33は、仏具19…を収納したり、遺髪入り袋38を安置したりするために設けられている。遺髪入り袋38には、ペットの遺髪や遺毛が収納されるようになっている。遺髪入り袋38の外側には、ペットの名前,命日,性別等を書く欄が設けられている。
遺影立て板23の上面側には、左右方向の係止溝8が設けられている。この遺影立て板23の係止溝8bは、上壁部7の係止溝8aと上下に対向するように設けられている。
ここで、本実施形態では、相互に重ね合わせ状とされて遺影40を挟持し、かつ、透明の第1板部材5及び光が透過可能な第2板部材6から成る遺影保持板セット22を、備えている。
第1板部材5と第2板部材6は共に樹脂製であって、同じ大きさの矩形状に形成されている。このうち、第1板部材5は、前側に配設され、第2板部材6は乳白色で後側に配設されるようになっている。
このような第1板部材5と第2板部材6から成る遺影保持板セット22は、上端が上壁部7の係止溝8aに嵌め込まれると共に下端が祭壇部1の係止溝8aに嵌め込まれて、起立状に保持されるようになっている。この状態では、遺影保持板セット22の後側であって、前から見えない位置に、スリット状窓部4が位置するようになっている。
次に、前扉部2は、正面視矩形状に形成されており、平板部34と、平板部34に連設される上下方向の指掛側縁部20と、を有している。また、前扉部2は、指掛側縁部20と反対の側縁側の上端と下端の夫々に突出状の係合軸11を有しており、この係合軸11をガイド溝部13に嵌込状としてガイド溝部13に沿って前後移動自在に取り付けられている。
指掛側縁部20は、平板部34に対して鉛直状であって上下に長い帯状の第1平面20aと、第1平面20aに連設される弯曲面20bと、弯曲面20bに連設されると共に平板部34と平行な帯状の第2平面20cと、第2平面20cに連設されると共に平板部34に対して鉛直な帯状の第3平面20dと、を有している。第2平面20cの上端部には、扉磁石片35が付設されている。また、図示省略するが、第1平面20aの上下中央位置には、指掛け用の凹窪部が形成されている。
上述の構造により、係合軸11がガイド溝部13の前端に位置するように前扉部2を引き出した引出状態では、前扉部2は、係合軸11廻りに揺動自在とされる。この引出状態において前扉部2を閉めた閉状態では、指掛側縁部20は、箱体21の左右中央部に位置するようになっている。また、この閉状態では、指掛側縁部20の第2平面20cが箱体21の前帯板部14に当接し、扉磁石片35と磁石片29が磁力により引き合って、前扉部2が不意に開くことがないようになっている。さらに、閉状態における前扉部2の平板部34の前側表面は、側壁部10の前端縁10aと略同一平面上に位置している。
また、閉状態から前扉部2を開け、前扉部2の平板部34が側壁部10及び内側壁部12と平行となった場合には、前扉部2は、ガイド溝部13に沿って前後移動自在となる。そして、係合軸11がガイド溝部13の後端側となるように前扉部2を押し込んだ収納状態では、前扉部2は、側壁部10と内側壁部12との間へ指掛側縁部20を除いて収納されるようになっている。この収納状態では、指掛側縁部20の第1平面20aは、側壁部10の前端縁10aに近接状乃至当接状となる。また、指掛側縁部20の第3平面20dは、内側壁部12の前端縁12aに近接状乃至当接状となる。
次に、図3,図4及び図6〜図8に示すように、箱体21の上壁部7の下面側には、照明ユニット16が着脱自在に取り付けられている。照明ユニット16は、例えば、面状ファスナ42にて着脱自在に取り付けられる。
また、照明ユニット16は、電源となる電池45を収納する電池収納部17と、電池収納部17に収納された電池45の電力にて発光するLED18と、スイッチ部39と、スイッチ部39を動かなくして誤操作を防ぐロック部41と、を有している。
スイッチ部39は、LED18を覆うレンズの機能とLED18の点灯・消灯を切り換えるスイッチボタンの機能とを合わせ持っている。
また、上述したように、仏具載置可動板25や仏具載置固定板24には、専用の複数の仏具19…が載置されるようになっているが、これらの仏具19…は、表面に金属色系の蒸着メッキ層を有する樹脂にて外殻が形成されている。より具体的には、例えば、黒金色の蒸着メッキ層を有するABS樹脂にて、外殻が形成されている。そして、仏具19…は、電池式線香19aと、供物用容器19bと、花立て19cと、電池式ろうそく19dと、を有している。
供物用容器19bには、例えばドッグフードが盛られる。
電池式線香19aは、ベース部43と、ベース部43に立設された一対の棒部44と、棒部44の上端に設けられた発光部46と、を有している。ベース部43には、例えばコイン型リチウム電池(図示省略)が収納されており、ベース部43に設けられたスイッチ(図示省略)により、発光部46の点灯・消灯を切換え可能となっている。なお、発光部46の光源には、LEDが使用されている。
また、電池式ろうそく19dは、ベース部47と、ベース部47の上側に配設されたろうそく型筒部48と、ろうそく型筒部48の上端に設けられた炎型発光部49と、を有している。ベース部47には、例えばコイン型リチウム電池(図示省略)が収納されている。また、ベース部47に対してろうそく型筒部48を上下させることにより、炎型発光部49の点灯・消灯を切換え可能となっている。なお、炎型発光部49の光源には、LEDが使用されている。
このように、電池式線香19aと、電池式ろうそく19dとを仏具19として使用することにより、本物の線香やろうそくを使用する場合と比較して安全なものとなっている。また、電池式線香19a及び電池式ろうそく19dは、電池が内蔵される構造となっているので、祭壇部1上において配線コードが入り乱れることもなく、祭壇部1の外観をすっきり美しく見せ得るようになっている。
また、光源にLEDを採用することによって、豆電球を使用する場合よりも電球寿命が長くできるので、トラブルの少ないものとなっている。また、豆電球を使用する場合よりも電池も長持ちするので、煩わしい電池交換を少なくし得るようになっている。
なお、本考案は、上述の実施の形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、本実施形態では、祭壇部1は、仏具載置可動板25と、第1引出部32と、仏具載置固定板24と、第2引出部33と、遺影立て板23と、を有している場合を例示したが、本考案はこれに限らず、仏具載置可動板25,第1引出部32,仏具載置固定板24,第2引出部33のいずれか、若しくはこれらのうちの複数を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、遺影保持板セット22を備えると共にこの遺影保持板セット22の上端・下端を係止溝8a,8bに嵌め込むように構成したが、本考案はこれに限らず、遺影40を写真立てに入れて、この写真立てを祭壇部に載置するように構成してもよい。
また、本実施形態では、前扉部2は、側壁部10と内側壁部12との間へ指掛側縁部20を除いて収納されるように構成したが、本考案はこれに限らず、前扉部をヒンジを介して側壁部に取り付ける構造であってもよい。
以上のように、本考案に係るペット用仏壇は、前方開口状の箱体21と、箱体21の内部空間Aに設けられると共に遺影40を飾る祭壇部1と、開状態において祭壇部1が見えるような開閉自在で左右一対の前扉部2,2と、を備えたペット用仏壇であって、箱体21の後壁部3に、内部空間Aに光を導く採光用のスリット状窓部4を設けたので、照明器具がなくてもスリット状窓部4から外部の光を内部空間Aに導いて、遺影40のペットの表情を浮かび上がらせることができる。これにより、照明器具に家庭用交流電源を使用していた従来の人用の仏壇と異なり、コンセントの位置を気にすることなく、仏壇の設置場所を自由に選ぶことができる。
また、後壁部3から内部空間Aに光を導くので、遺影40のペットが後光を発しているように見せることができ、遺影40のペットが祝福されているイメージを人に抱かせることができる。
また、本尊や遺骨入れを安置する祭壇部を備えた従来の人用の仏壇と異なり、ペットの遺影40を飾ることを主として祭壇部1を設けたペット専用の仏壇としているので、仏壇の大きさをコンパクトにできる。これにより、容易に持ち運ぶことができる。
また、相互に重ね合わせ状とされて遺影40を挟持する透明の第1板部材5及び光が透過可能な第2板部材6から成る遺影保持板セット22を、備え、祭壇部1の上面側と、箱体21の上壁部7の下面側には、夫々、係止溝8が設けられ、さらに、遺影保持板セット22の上端が上壁部7の係止溝8aに嵌め込まれると共に下端が祭壇部1の係止溝8aに嵌め込まれて、遺影保持板セット22が起立状に保持されるように構成したので、後側から遺影40を直接的に照らすことができる。これにより、遺影40全体を明るくして遺影40が光を発するようにできるので、遺影40のペットの表情をよりはっきりと見ることができる。
また、遺影40が入った写真立てを祭壇部1に載置する場合と比較して、遺影40を所定の位置に確実に保持することができると共に、仏壇を傾けても遺影40の位置が移動しないようにできる。これにより、遺影40の位置移動を気にすることなく、容易に仏壇を持ち運ぶことができる。
また、前扉部2は、上下方向の指掛側縁部20を有し、箱体21の側壁部10の内側には、側壁部10に平行な内側壁部12が設けられ、側壁部10と内側壁部12との間には、前方開口状の扉収納空間Bが形成され、扉収納空間Bの上面と下面を成すところの上壁部7と底壁部9には、夫々、前後方向のガイド溝部13が設けられ、前扉部2は、上端と下端の夫々に突出状の係合軸11を有し、かつ、前扉部2は、係合軸11をガイド溝部13に嵌込状としてガイド溝部13に沿って前後移動自在に取り付けられ、係合軸11がガイド溝部13の前端に位置するように前扉部2を引き出した引出状態では、前扉部2は、係合軸11廻りに揺動自在とされ、係合軸11がガイド溝部13の後端側となるように前扉部2を押し込んだ収納状態では、前扉部2は、側壁部10と内側壁部12との間へ指掛側縁部20を除いて収納されるように構成したので、前扉部2を開いた開状態において、前扉部2が側壁部10,10よりも外側に開くことなく、かつ、前扉部2が祭壇部1を見る人の視界を遮らないようにできる。これにより、仏壇の左右幅と同じ程度の狭い設置スペース(例えば、壁面収納ラック)であっても、容易に仏壇を設置することができ、前扉部2を開いた開状態において前扉部2を煩わしく思うようなことがない。
また、前扉部2は、側壁部10と内側壁部12との間へ指掛側縁部20を除いて収納されるようになっているので、一旦収納された前扉部2を再び引き出すのも、指掛側縁部20をつかんで容易に行い得る。
また、内側壁部12の前端縁12aは、側壁部10の前端縁10aよりも前扉部2の厚みtと略同じ分だけ後方に位置し、かつ、ガイド溝部13の前端は、側壁部10の前端縁10aと前後方向において略同位置となるように設定されているので、前扉部2を閉じた閉状態において、側壁部10近傍の前扉部2の前側表面は、側壁部10の前端縁10aと略同一平面上に位置するようにできる。これにより、仏壇の外表面に凹凸を少なくして、仏壇の外観をすっきり美しく見せることができる。
また、祭壇部1は、内側壁部12の後端と後壁部3との間に係止される係止片部15を有しているので、仏壇が傾いても祭壇部1が内部空間Aにしっかりと保持された状態を維持できる。従って、仏壇の持ち運びの際に、箱体21内から祭壇部1が脱落するのを確実に防止でき、安全である。
また、箱体21の上壁部7の下面側には、照明ユニット16が着脱自在に取り付けられ、照明ユニット16は、電源となる電池45を収納する電池収納部17と、電池収納部17に収納された電池45の電力にて発光するLED18と、を有しているので、外部の光(室内の電灯の光や太陽の光)が弱いためにスリット状窓部4から内部空間Aに導かれる光が少ない場合であっても、確実に内部空間Aを明るくして、遺影40を照らすことができる。しかも、照明ユニット16のLED18は、電池45の電力にて発光するので、コンセントの位置を気にすることなく、仏壇の設置場所を自由に選ぶことができる。
また、照明ユニット16は、着脱自在であり、独立して使用可能となっているので、災害時の非常灯としても利用できる。
また、表面に金属色系の蒸着メッキ層を有する樹脂にて外殻が形成された専用の複数の仏具19を備えたので、人用の仏壇よりもコンパクトなペット用仏壇において、人用の仏具の流用により仏具が大きすぎて煩わしいというような問題をなくすことができる。また、仏具19…は、樹脂にて外殻が形成されているので、軽くて取り扱い性に優れ、人用の仏具と比較して製造コストを低くできる。また、表面に金属色系の蒸着メッキ層を有しているので、高級感を与えることができる。
また、ペットの遺髪や遺毛が収納されると共に祭壇部1に安置される遺髪入り袋38を備えたので、嵩張らない大きさでありながら、長年生活を共にしてきたペットの思い出を形のあるもので残すことができる。
本考案の実施の一形態に係る仏壇を示す一部破断正面図である。 断面側面図である。 断面平面図である。 要部拡大断面図である。 遺影保持板セットを示す斜視図である。 照明ユニットの斜視図である。 照明ユニットの内部を示す平面図である。 照明ユニットの取り付け場所を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 祭壇部
2 前扉部
3 後壁部
4 スリット状窓部
5 第1板部材
6 第2板部材
7 上壁部
8,8a,8b 係止溝
9 底壁部
10 側壁部
10a 前端縁
11 係合軸
12 内側壁部
12a 前端縁
13 ガイド溝部
15 係止片部
16 照明ユニット
17 電池収納部
18 LED
19 仏具
20 指掛側縁部
21 箱体
22 遺影保持板セット
38 遺髪入り袋
40 遺影
45 電池
A 内部空間
B 扉収納空間
t 厚み

Claims (8)

  1. 前方開口状の箱体(21)と、該箱体(21)の内部空間(A)に設けられると共に遺影(40)を飾る祭壇部(1)と、開状態において該祭壇部(1)が見えるような開閉自在で左右一対の前扉部(2)(2)と、を備えたペット用仏壇であって、
    上記箱体(21)の後壁部(3)に、上記内部空間(A)に光を導く採光用のスリット状窓部(4)を設けたことを特徴とするペット用仏壇。
  2. 相互に重ね合わせ状とされて上記遺影(40)を挟持する透明の第1板部材(5)及び光が透過可能な第2板部材(6)から成る遺影保持板セット(22)を、備え、
    上記祭壇部(1)の上面側と、上記箱体(21)の上壁部(7)の下面側には、夫々、係止溝(8)が設けられ、
    さらに、上記遺影保持板セット(22)の上端が上記上壁部(7)の係止溝(8a)に嵌め込まれると共に下端が上記祭壇部(1)の係止溝(8a)に嵌め込まれて、該遺影保持板セット(22)が起立状に保持されるように構成した請求項1記載のペット用仏壇。
  3. 上記前扉部(2)は、上下方向の指掛側縁部(20)を有し、
    上記箱体(21)の側壁部(10)の内側には、該側壁部(10)に平行な内側壁部(12)が設けられ、
    該側壁部(10)と該内側壁部(12)との間には、前方開口状の扉収納空間(B)が形成され、該扉収納空間(B)の上面と下面を成すところの上記上壁部(7)と上記底壁部(9)には、夫々、前後方向のガイド溝部(13)が設けられ、
    上記前扉部(2)は、上端と下端の夫々に突出状の係合軸(11)を有し、かつ、該前扉部(2)は、該係合軸(11)を上記ガイド溝部(13)に嵌込状として該ガイド溝部(13)に沿って前後移動自在に取り付けられ、
    上記係合軸(11)が上記ガイド溝部(13)の前端に位置するように上記前扉部(2)を引き出した引出状態では、該前扉部(2)は、該係合軸(11)廻りに揺動自在とされ、
    該係合軸(11)が上記ガイド溝部(13)の後端側となるように該前扉部(2)を押し込んだ収納状態では、該前扉部(2)は、上記側壁部(10)と上記内側壁部(12)との間へ上記指掛側縁部(20)を除いて収納されるように構成した請求項1又は2記載のペット用仏壇。
  4. 上記内側壁部(12)の前端縁(12a)は、上記側壁部(10)の前端縁(10a)よりも上記前扉部(2)の厚み(t)と略同じ分だけ後方に位置し、かつ、上記ガイド溝部(13)の前端は、上記側壁部(10)の上記前端縁(10a)と前後方向において略同位置となるように設定されている請求項3記載のペット用仏壇。
  5. 上記祭壇部(1)は、上記内側壁部(12)の後端と上記後壁部(3)との間に係止される係止片部(15)を有している請求項3又は4記載のペット用仏壇。
  6. 上記箱体(21)の上壁部(7)の下面側には、照明ユニット(16)が着脱自在に取り付けられ、
    該照明ユニット(16)は、電源となる電池(45)を収納する電池収納部(17)と、該電池収納部(17)に収納された該電池(45)の電力にて発光するLED(18)と、を有している請求項1,2,3,4又は5記載のペット用仏壇。
  7. 表面に金属色系の蒸着メッキ層を有する樹脂にて外殻が形成された専用の複数の仏具(19)を備えた1,2,3,4,5又は6記載のペット用仏壇。
  8. ペットの遺髪や遺毛が収納されると共に上記祭壇部(1)に安置される遺髪入り袋(38)を備えた1,2,3,4,5,6又は7記載のペット用仏壇。
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JP2016209053A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 ずゞや株式会社 立ち上がり用手摺付き仏壇

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