JPH0849879A - 空気調和機の外気処理ユニット - Google Patents

空気調和機の外気処理ユニット

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JPH0849879A
JPH0849879A JP6181221A JP18122194A JPH0849879A JP H0849879 A JPH0849879 A JP H0849879A JP 6181221 A JP6181221 A JP 6181221A JP 18122194 A JP18122194 A JP 18122194A JP H0849879 A JPH0849879 A JP H0849879A
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JP
Japan
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air
outside air
plate
draining plate
port
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Withdrawn
Application number
JP6181221A
Other languages
English (en)
Inventor
Masasato Chiga
匡悟 千賀
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0849879A publication Critical patent/JPH0849879A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は外気吸込部の水切板の風路抵抗を小
さくした空気調和機の外気処理ユニットを提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は全熱交換器、熱交換器、圧縮機及び
外気及び室内空気を送風するための送風機等を内蔵する
器筐の側面に内気吹出口、外気吸込口及び外気からの新
鮮空気を室中央天井裏の空調ユニットへ送るための外気
取り入れダクトと連結されている吹出口、底面には室内
空気を器筐へ取り込むための内気吸込口を配設すると共
に外気給気用の給気用送風室を有する空気調和機の外気
処理ユニットにおいて、上記給気用送風室に雨水等の侵
入防止可能に空気通路に対してそれぞれの下端を外気開
口部へ近づくように斜めの姿勢でかつ上下に複数段に配
設された水切板を具備してなることを特徴とする空気調
和機の外気処理ユニットを構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビル用個別空調システム
の外気処理ユニット、詳しくはその外気取入口に関す
る。
【0002】
【従来の技術】先ずビル等の空調ゾーンについて概述す
ると、図4は従来の一例の空調ゾーンの要部斜視図を示
し、図4において100は室、101は天井、102は
床、103は柱、104は室内と室外を仕切る外壁、1
05は窓である。
【0003】天井101の上部空間、即ち天井裏には空
調ユニット1が設置され、窓105の下の室内と室外を
仕切る外壁104に沿って床102上には室外ユニット
2、空調ユニット3及び外気処理ユニット4が相互に隣
接した状態で設置されている。
【0004】これら、ユニット2,3,4の器筐はそれ
ぞれ直方体状をなし、しかもその高さ及び奥行きの寸法
が同一とされているので、これらユニット2,3,4の
前面及び上面は互いに面一となって整合している。
【0005】室外ユニット2は空調ユニット1に冷媒配
管5によって互いに連結され、又、外気処理ユニット4
は空調ユニット1に外気取り入れダクト6によって連結
されている。7は天井101に設けられた調和空気吹出
口で、吹出ダクト8によって空調ユニット1に連結され
ている。
【0006】外気処理ユニット4の詳細が図5及び図6
に示され、図5は斜視図、図6は図5の給気用送風室1
8を図5の左方向に見た右側断面図を示す。
【0007】図5により外気処理ユニット4の換気運転
について説明する。
【0008】外気処理ユニット4の運転時、室内側還気
空気が内気吸込口11を経て全熱交換器12を流過する
が、上記全熱交換器12を流過する過程で室外側給気空
気と熱交換して室内側還気空気の保有する冷熱又は温熱
を室外側給気空気に与える。
【0009】そして、熱交換器13を流過する過程で冷
媒と熱交換することにより昇温又は降温した後、排気用
送風機14によって付勢され、内気吹出口15及び外壁
104に穿設された図示しない通気路を経て室外に排出
される。これと同時に外気が外壁104に穿設された後
述する外気給気口104a、通気路16及び外気吸込口
17を経て給気用送風室18に入り、給気用送風機19
によって付勢されて全熱交換器12を流過する過程で室
内側還気空気と熱交換して、同室内側還気空気の保有す
る冷熱又は温熱を奪って冷却又は加熱される。そして、
熱交換器20を流過する過程で冷媒と熱交換することに
より更に冷却又は加熱される。そして、吹出口21から
外気取り入れダクト6を経て空調ユニット1の器筐内に
流入し、ここで天井101に設けられた図示しない吸込
口から吸入された室内空気と合流して混合される。混合
された空気は空調ユニット1の図示しない熱交換器によ
って熱交換され調和空気として上記した吹出ダクト8、
調和空気吹出口7より室内へ吹出される。
【0010】なお、給気用送風機19と排気用送風機1
4とでは給気用送風機19の方が能力が大きいので外気
からの給気風量と室内からの還気風量をアンバランスを
抑制するために外気の一部を熱交換器13を経て排気用
送風機14へと導く補助通風路を設けている。
【0011】また、圧縮機22、熱交換器13,20は
図示しない四方弁、受液器、膨張弁、アキュームレータ
等を協働してヒートポンプ式冷媒循環回路を構成してい
る。なお、図中、30は給気用送風室18の両側の側板
である。
【0012】次に図6により本発明に対応する部分の従
来技術を説明する。外気処理ユニット4は上記のとおり
外気を導入し、外気と室内空気との温度を近づけ室内へ
外気を送るユニットである。
【0013】外気は外壁104に穿設された外気給気口
104a、同外気給気口104aと給気用送風室18の
外気吸込口17を連通する通気路16及び外気吸込口1
7を経て給気用送風室18に入るのであるが、雨天時は
雨水も外気と一緒に侵入してくることがある。
【0014】そのため、通気路16及び外気吸込口17
を通過してきた雨水の侵入を防ぐため1枚の水切路23
を外気吸口17に対して平行に設けていた。水切板23
は上端部を天板29に固定されると共に両側板は給気用
送風室18の側板30,30にそれぞれ固定されてい
る。雨水は上記水切板23にあたり、ドレン受け24に
落ちる。ドレン受け24には雨水を下へ流すための穴が
あり、その穴にドレンホース25を設け雨水を底板26
へ落とすようになっているので、ドレン受け24に落ち
た雨水は穴からドレンホース25を通り底板26に落ち
る。雨水は上記底板26から穴27を通りドレン配管2
8を通って排水処理される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
の外気処理ユニットには解決すべき、次の課題があっ
た。即ち、従来の水切板23の配置は、雨水の侵入を防
ぐために外気吸込口に対して平行に設けられていたた
め、外気の風の通り道は狭められており、風に対する大
きな抵抗が発生していた。そのため、必要風量を得るた
めにファンモータのトルクアップを行っていた。このた
め、モータの巻線回数が多くなり加工費、材料費の増大
をまねくと共に入力電流値が増大し、ランニングコスト
アップを生じるという問題があった。又、風の流路狭窄
により流速が増大し、風切音等の騒音が発生するという
問題があった。
【0016】本発明は上記課題を解消した空気調和機の
外気処理ユニットを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、次の(1)〜(3)に記載の空気調和機の
外気処理ユニットを提供しようとするものである。 (1)全熱交換器、熱交換器、圧縮機及び外気及び室内
空気を送風するための送風機等を内蔵する器筐の側面に
内気吹出口、外気吸込口及び外気からの新鮮空気を室中
央天井裏の空調ユニットへ送るための外気取り入れダク
トと連結されている吹出口、底面には室内空気を器筐へ
取り込むための内気吸込口を配設すると共に外気給気用
の給気用送風室を有する空気調和機の外気処理ユニット
において、上記給気用送風室に雨水等の侵入防止可能に
空気通路に対してそれぞれの下端を外気開口部側へ近づ
くように斜めの姿勢でかつ上下に複数段に配設された水
切板を具備してなることを特徴とする空気調和機の外気
処理ユニット。 (2)上記(1)記載の空気調和機の外気処理ユニット
において、上部水切板が下部水切板より大きく形成され
てなることを特徴とする空気調和機の外気処理ユニッ
ト。 (3)上記(1)または(2)記載の空気調和機の外気
処理ユニットにおいて、上部水切板が下部水切板より傾
斜角度を大きく設置されてなることを特徴とする空気調
和機の外気処理ユニット。
【0018】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。 (1)上記(1)の構成にあっては給気用送風室の外気
吸込口の空気通路に対して水切板をそれぞれの下端を外
気開口部側へ近づくように斜めの姿勢で上下に複数段に
配設するため、外気の風の通り道が広がり、水切板の風
路抵抗が小さくなって風量を大きくできる。これにより
ファンモータのトルクアップを行わずとも必要風量が得
られ、流速を遅くできる。 (2)上記(2)の構成にあっては上記(1)の上部の
水切板の表面積を下部の水切板より大きくしたことによ
り上部水切板にあたる雨水が下部水切板に比べて下に落
ちやすくなる。更に上記により風路断面積が増すため流
速が小さくなり、上部水切板にあたった雨水がドレン受
けを越えるのを抑制できる。 (3)上記(3)の構成にあっては上記(1)または
(2)の上部水切板が下部水切板より大きく傾斜(仰角
大)するので、上部水切板に当った雨水がドレン受けを
越えにくく、かつ、落下しやすい。
【0019】
【実施例】本発明の第1〜第3実施例を図1〜図3によ
り説明する。なお、従来例または先の実施例と同様の構
成部材には同符号を付し、必要ある場合を除き説明を省
略する。
【0020】(第1実施例)請求項1〜3の発明に係る
第1実施例を図1により説明する。
【0021】図1は従来例の図6と対応する本実施例の
外気処理ユニット4の給気用送風室18の右側断面図
で、外気は外壁104に穿設された外気給気口104
a、同外気給気口104aと給気用送風室18の外気吸
込口17を連通する通気路16及び外気吸込口17を経
て給気用送風室18に入るのであるが、雨天時は雨水も
外気と一緒に侵入してくることがある。
【0022】そのため、通路路16及び外気吸込口17
を通過してきた雨水の侵入を防ぐため上下2枚の上部水
切板23a及び下部水切板23bを外気吸込口17に対
してそれぞれの下端を外気吸込口17へ近づくように斜
めに配置する。
【0023】上部水切板23aは下部水切板23bより
も表面積を大きくし、更に下部水切板23bよりも傾斜
角度(仰角)を大きくして外気通路が3箇所になるよう
に上部水切板23aと天板29との間隔をあけ、上部水
切板23aおよび下部水切板23bの両側面を図5の両
側板30に固定する。
【0024】次に上記構成の作用について説明する。
【0025】給気用送風機19の運転により外気吸込口
17を経て給気用送風室18に導入された外気は上部水
切板23aおよび下部水切板23bの斜面に沿って流れ
る。一方、雨水時外気と共に侵入した雨水は上部水切板
23aおよび、または下部水切板23bにあたり、その
斜面に沿って外気吸込口17に近づくように流下し、ド
レン受け24に落ちる。ドレン受け24には雨水を下へ
流すための穴があり、その穴にドレンホース25を設け
雨水を底板26へ落とすようになっているのでドレン受
け24に落ちた雨水は穴からドレンホース25を通り底
板26に落ちる。雨水は上記底板26から穴を通りドレ
ン配管28を通って排水処理される。
【0026】なお、図1は上部水切板23aの上方より
下部水切板23bを投影したとき、下部水切板23bは
上部水切板23aにより隠れる位置に配置される。
【0027】(第2実施例)請求項1〜3の発明に係る
第2実施例を図2により説明する。
【0028】図2は本実施例の側断面図で、上部水切板
23aは下部水切板23bより図の略左右方向に大き
く、かつ、上部水切板23aの上方より下部水切板23
bを投影したとき、下部水切板23bは上部水切板23
aより外気吸込口17の反対側にずれて配置される。そ
の他の構成は第1実施例と同様である。
【0029】本実施例の場合は上部水切板23aの下端
が下部水切板23bの下端より外気吸込口17側にある
ので、上部水切板23aの下端からの滴下水が下部水切
板23bに当ることがなく、従ってその飛散チャンスが
なく、給気用送風室18への雨水侵入が相応して減じる
という利点がある。
【0030】(第3実施例)請求項1〜3の発明に係る
第3実施例を図3により説明する。
【0031】図3は本実施例の側断面図で、上部水切板
23aの上方より下部水切板23bを投影したとき、下
部水切板23bは上部水切板23aより外気吸込口17
側にずれて配置されている。その他の構成は第1実施例
と同様である。
【0032】本実施例の場合、比較的に上部水切板23
aの上流側となる下部水切板23bが上部水切板23a
の渦流の影響を受けず、外気供給の設計評価を精密に行
うことができるという利点がある。
【0033】以上、第1〜第3実施例では水切板を上
部、下部の2枚用いる例で説明したが2枚に限定される
ものではなく3枚以上であってもよい。
【0034】以上の通り、第1〜第3実施例によれば、
従来、1枚で、かつ、垂直であった水切板を風の流路方
向に傾斜した上、下2枚の水切板としたので、流路抵抗
が著しく低減し、この結果、ファンモータは低トルク小
型で足り、調達コスト、ランニングコストが低減すると
いう利点がある。
【0035】また、水切板を斜めにしたことにより、流
路断面積が拡大し、風速が低下するため、風切音が生じ
なくなるという利点がある。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。即ち、本発明は、水切板を複数に分割
し、外気吸込口に対して水切板それぞれの下端を外気開
口部側へ近づくように斜めに配置し、吸込む外気の風の
通り道を広げたので水切板による風路抵抗が小さくなり
風量を大きくできる。これよりファンモータのトルクア
ップを行わずとも必要風量を得ることができるので小型
モータで足り、使用電力も小さくコストダウンとなる。
又、吸込風の流速も遅くできるので風切音等の騒音も抑
制できる。
【0037】上記の水切板の表面積を下部水切板より大
きくし、又、上部の水切板を下部水切板より傾斜角度を
大きくしたことにより、上部水切板にあたる雨水が下部
水切板に比べて下に落ちやすくなった。更に上記により
流速を遅くできるので上部水切板にあたった雨水がドレ
ン受けを越えることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る空気調和機の外気処
理ユニットにおける給気用送風室の右側断面図、
【図2】本発明の第2実施例に係る空気調和機の外気処
理ユニットにおける給気用送風室の右側断面図、
【図3】本発明の第3実施例に係る空気調和機の外気処
理ユニットにおける給気用送風室の右側断面図、
【図4】従来の空調ゾーンの要部斜視図、
【図5】従来の図4に示す外気処理ユニット4の拡大斜
視図、
【図6】従来の外気処理ユニットの給気用送風室の右側
断面図である。
【符号の説明】
1 空調ユニット 2 室外ユニット 4 外気処理ユニット 16 通気路 17 外気吸込口 18 給気用送風室 19 給気用送風機 23a 上部水切板 23b 下部水切板 24 ドレン受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全熱交換器、熱交換器、圧縮機及び外気
    及び室内空気を送風するための送風機等を内蔵する器筐
    の側面に内気吹出口、外気吸込口及び外気からの新鮮空
    気を室中央天井裏の空調ユニットへ送るための外気取り
    入れダクトと連結されている吹出口、底面には室内空気
    を器筐へ取り込むための内気吸込口を配設すると共に外
    気給気用の給気用送風室を有する空気調和機の外気処理
    ユニットにおいて、上記給気用送風室に雨水等の侵入防
    止可能に空気通路に対してそれぞれの下端を外気開口部
    側へ近づくように斜めの姿勢でかつ上下に複数段に配設
    された水切板を具備してなることを特徴とする空気調和
    機の外気処理ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和機の外気処理ユ
    ニットにおいて、上部水切板が下部水切板より大きく形
    成されてなることを特徴とする空気調和機の外気処理ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の空気調和機の外
    気処理ユニットにおいて、上部水切板が下部水切板より
    傾斜角度を大きく設置されてなることを特徴とする空気
    調和機の外気処理ユニット。
JP6181221A 1994-08-02 1994-08-02 空気調和機の外気処理ユニット Withdrawn JPH0849879A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110145815A (zh) * 2019-06-25 2019-08-20 广东美的制冷设备有限公司 除湿机

Cited By (2)

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CN110145815A (zh) * 2019-06-25 2019-08-20 广东美的制冷设备有限公司 除湿机
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Effective date: 20011002