JPH084975A - ジャケット配管 - Google Patents

ジャケット配管

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Publication number
JPH084975A
JPH084975A JP6165986A JP16598694A JPH084975A JP H084975 A JPH084975 A JP H084975A JP 6165986 A JP6165986 A JP 6165986A JP 16598694 A JP16598694 A JP 16598694A JP H084975 A JPH084975 A JP H084975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
jacket
inner pipe
cover
jacket cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6165986A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Morishita
周平 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP6165986A priority Critical patent/JPH084975A/ja
Publication of JPH084975A publication Critical patent/JPH084975A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L53/00Heating of pipes or pipe systems; Cooling of pipes or pipe systems
    • F16L53/30Heating of pipes or pipe systems
    • F16L53/32Heating of pipes or pipe systems using hot fluids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立後にジャケット配管を焼成しても、内管
に変形が生じず、耐久性に富み、長期間安定して使用で
きるジャケット配管を提供する。 【構成】 ジャケットカバー4に、少なくとも外管3よ
りも厚みの薄い、円環状のステンレス鋼板を使用し、そ
の外側周縁部を、断面円弧状に丸みをもって屈曲し、外
管3の両端周縁部と内管2の外周面上にジャケットカバ
ー4の両端周縁部を溶接により固着して、外管3の両端
と内管2間の環状開口部を閉塞している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体を供給する配管の
周囲に冷水や温水を流通させるためのジャケットを備え
た、いわゆるジャケット配管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記したジャケット配管のジャケット
は、内管の周囲に設けられ、流入口および流出口を有す
る外管と環状のジャケットカバーとで構成されている。
また、両端のジャケットカバーは、外管の両端周縁部と
内管の外周面との間にそれぞれ溶接され、外管と前記内
管間の環状開口部を閉塞している。
【0003】ところで、通過する流体がたとえば塩化ビ
ニール樹脂のように粘性の高い液体である場合、液体が
内管の内面に付着することがあるため、一般に、内管の
内周面をフッ素樹脂でコーティングする処置が講じられ
ている。
【0004】このようなジャケット配管を製造する場合
には、まずジャケット配管の組み立てを全て行った後、
内管の内周面にフッ素樹脂をスプレーなどにより塗布
し、さらに、ジャケット配管全体を炉内に収納して、焼
成するという工程を採用している。ジャケット配管を組
み立てる前に、内管の内周面にフッ素樹脂層をコーティ
ングすることが考えられるが、この場合には、ジャケッ
トカバーを溶接する際に高熱が発生するので、その熱で
溶接箇所付近のフッ素樹脂コーティングが剥がれてしま
うことがある。したがって、ジャケット配管の組み立て
終了後に、フッ素樹脂層をコーティングするというのが
普通である。
【0005】また、ジャケット配管の素材としては、内
管には通過する流体を汚すことのほとんどないステンレ
ス鋼が用いられているが、外管にはステンレス鋼より廉
価な炭素鋼が用いられている。またジャケットカバー
は、外管と同じく炭素鋼でもよいが、内管の厚みが薄い
場合には、ジャケットカバーに炭素鋼を使用すると、炭
素成分が内管内に侵入して通過する流体を汚す場合があ
るので、ステンレス鋼が使用される場合もある。
【0006】このような、材質の異なる内管と外管とを
有するジャケット配管を、上記の焼成工程で加熱(40
0℃前後)すると、ステンレス鋼の熱膨張率の方が炭素
鋼の熱膨張率より大きいため、内管は外管より伸びよう
とする。内管と外管とは、既にジャケットカバーを介し
て互いに連結されているので、ジャケット配管に内部応
力が生じる。
【0007】そこで、従来のジャケット配管としては、
図4に示す構造のものが使用されていた。すなわち、図
4(a)あるいは図4(b)に示すように、内管22に垂直
に隅肉溶接で固着される平板状のジャケットカバー24
の厚みを、外管23および内管22の厚みよりもかなり
厚くすることにより、ジャケットカバー24に強度を持
たせ、内管22と外管23の熱膨張差をジャケットカバ
ー24で阻止することで、内管22と外管23に長手方
向の歪み(変形)を発生させて吸収していた。この結
果、内管22には圧縮応力が、また外管23には引張応
力がそれぞれ作用していた。なお、図5も従来のジャケ
ット配管であるが、この場合にはジャケットカバー34
の厚みを外管33に等しいかそれ以上にし、ジャケット
カバー34と外管33とを裏当て金35を用いた突き合
わせ溶接で固着している。ジャケットカバー34の厚み
が外管33と等しいかそれ以上であるので、この場合に
おいても、内管32と外管33の熱膨張差をジャケット
カバー34の変形で吸収することはほとんどできない。
したがって、図4(a)あるいは図4(b)に示す構造のも
のと同様に、内管32と外管33の熱膨張差を内管32
と外管33に長手方向の歪み(変形)を発生させて吸収
することになる。この結果、内管32に圧縮応力が、外
管33に引張応力がそれぞれ作用するのも、図4(a)あ
るいは図4(b)に示す構造のものと同様である。
【0008】なお、先行技術には、例えばJIS規格B
8279−1993がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のジャケット配管(図4および図5)では、次の
ような不都合がある。すなわち、組立後にジャケット配
管を炉内で焼成するときに、内管の溶接部に過大な応力
が発生し、とくに内管が異常に変形することがあった。
【0010】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、組立後にジャケット配管を焼成しても、内管に変形
が生じず、耐久性に富み、長期間安定して使用できるジ
ャケット配管を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明のジャケット配管は、ステンレス鋼鋼管か
らなる内管の周囲に、両端を開口した炭素鋼鋼管からな
る外管をかぶせ、この外管の両端周縁部と前記内管の外
周面との間に環状のジャケットカバーを溶接により装着
し、前記外管と前記内管間の環状開口部を閉塞してなる
ジャケット配管において、少なくとも一方の前記ジャケ
ットカバーを、前記外管の厚みより薄いステンレス鋼板
で形成している。
【0012】請求項2記載のように、前記ジャケットカ
バーを、側方視断面で円弧状になるように屈曲させると
よい。
【0013】請求項3記載のように、前記内管の内周面
に、フッ素樹脂層を焼成してコーティングすることがで
き、とくにこの場合に有効である。
【0014】
【作用】上記した構成を有するこの発明のジャケット配
管によれば、たとえば組立状態で高温に加熱した時に、
内管と外管とに熱膨張差が生じると、つまり外管に対し
て内管がその熱膨張差によって伸長したときに、両方の
管を接続するジャケットカバーが外管よりも厚みが薄
く、かつ材質的にも柔軟であるため、ジャケットカバー
が変形することによって、前記熱膨張差を吸収する。こ
の結果、内管および外管には過度の応力が作用せず、ま
たジャケットカバーと内管および外管との溶接箇所にも
無理な力が作用しない。
【0015】また請求項2記載のジャケット配管によれ
ば、ジャケットカバーが断面形状的にも変形しやすいた
め、より効果的に両管の熱膨張差を吸収する。
【0016】さらに請求項3記載のジャケット配管で
は、内管の内周面にフッ素樹脂をコーティングするため
に、組立後に炉内に入れてたとえば400℃前後で焼成
した場合にも、ジャケットカバーが変形して内管と外管
の熱膨張差を吸収し、内管は変形しないので、コーティ
ングしたフッ素樹脂が剥がれることがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明のジャケット配管の一実施例を
図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明のジャケット配管の一実施例
を示す長手方向の全体断面図、図2はジャケットカバー
の溶接態様を示すジャケットカバー部の拡大断面図で、
図3はジャケットカバーの別の溶接態様を示すジャケッ
トカバー部の拡大断面図である。
【0019】まず、図1に示すように、ジャケット配管
1は、内管2、外管3、ジャケットカバー4などで構成
されている。すなわち、両端を開口した断面円形の内管
2の両端開口部の周囲に、円環状のフランジ2aをそれ
ぞれ一体に固着して、管継手に構成している。内管2に
は、通常、SUS304などのステンレス鋼鋼管を使用
している。内管2の厚みは限定するものではないが、た
とえば呼び径が100A〜200Aで、3〜6.5mm
程度である。そして、この内管2の周囲には、両端を開
口した外管3を、前記フランジ2aを固着する前に外嵌
している。外管3は内管2よりも口径が大きい炭素鋼鋼
管を用い、その厚さは、本例の場合、5〜6.6mmで
ある。外管3の両端部には、上下方向に相対向する向き
の管継手5・5を、開口5aを穿設し、その開口5aの
周縁に連設している。そして、管継手5・5のうちの一
方を冷却水や温水の流入口とし、他方を流出口として使
用する。
【0020】ジャケットカバー4には、少なくとも外管
3よりも厚みの薄い(本例では2mm)、円環状のステ
ンレス鋼板を使用し、その外側周縁部を、図2・図3の
ように断面円弧状に丸みをもって屈曲し、外管3の両端
周縁部と内管2の外周面上にジャケットカバー4の両端
周縁部を溶接により固着して、外管3の両端と内管2間
の環状開口部を閉塞している。溶接の仕方は、図2に示
すように、ジャケットカバー4の小口径の開口周縁部4
aを内管2の外周面上に、全周にわたり連続隅肉溶接
し、大口径側の開口周縁部4bを外管3の開口端部の外
周面に形成した段部3aに突合せ溶接している。あるい
は、ジャケットカバー4の大口径側の開口周縁部4b
を、図3に示すように、外管3の開口端部の外周面上に
かぶせて、全周にわたり連続隅肉溶接してもよい。
【0021】上記のようにして本実施例にかかるジャケ
ット配管1が構成されるが、この配管1をたとえば塩化
ビニル樹脂溶液のように粘性のある液体を給排するのに
使う場合には、内管2の内周面にフッ素樹脂の入った液
をスプレーなどにより全周に塗布したのち、焼成炉(図
示せず)内に入れて400℃前後で焼成して、フッ素樹
脂を内管2の内周面にコーティングする。
【0022】なお、ジャケット配管1の長さは焼成炉と
の関係で最大4m程度であり、またジャケットカバー4
の厚みは、内管2の呼び径が40Aから50Aまでは2
mm程度とし、65Aから200Aまでは3mm程度と
するが、この厚みは限定するものではない。
【0023】また、上記にジャケット配管1の実施例を
示したが、本発明は次のように実施することもできる。
すなわち、 外管3の一方に溶接するジャケットカバーは従来の
構造(図4あるいは図5)とし、外管3の片側のジャケ
ットカバー4だけを上記実施例のように厚みの薄いもの
にしてもよい。
【0024】 図示は省略するが、ジャケットカバー
4は断面円弧状に丸みをもって屈曲する代わりに、角部
をもって屈曲することもできる。
【0025】 図示は省略するが、内管2および外管
3は断面円形に限らず、断面楕円形や断面六角形などに
形成してもよく、この場合にはジャケットカバー4もそ
れらの形状に対応した形状とする。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のジャケット配管には、次のような優れた効果が
ある。
【0027】(1) たとえば内管と外管の材質が異なるこ
とによる熱膨張差で発生する内部応力をジャケットカバ
ーの変形で吸収するので、とくに内管が内部応力によっ
て異常な変形を起こすことがないうえに、ジャケットカ
バーの溶接部に過度の応力が作用することもないため、
耐久性に富み、長期間安定して使用できる。
【0028】(2) 請求項2記載のジャケット配管では、
ジャケットカバーが変形しやすい断面形状をしているの
で、より効果的に両管の熱膨張差などを吸収する。
【0029】(3) 請求項3記載のジャケット配管では、
組立後にジャケット配管を炉内に入れて400℃前後で
焼成する場合にも、ジャケットカバーの変形で内外管の
熱膨張差による内部応力を吸収するので、内管の内周面
にフッ素樹脂を確実にコーティングでき、コーティング
したフッ素樹脂が剥がれることがないので、とくにフッ
素樹脂を内管にコーンティングする必要のあるジャケッ
ト配管に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジャケット配管の一実施例を示す長手
方向の全体断面図である。
【図2】図1のジャケットカバーの溶接態様を示すジャ
ケットカバー部の拡大断面図である。
【図3】図1のジャケットカバーの別の溶接態様を示す
ジャケットカバー部の拡大断面図である。
【図4】図4(a)および図4(b)は、それぞれ従来のジ
ャケットカバー部の拡大断面図である。
【図5】従来の別のジャケットカバー部の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ジャケット配管 2 内管 3 外管 4 ジャケットカバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼鋼管からなる内管の周囲
    に、両端を開口した炭素鋼鋼管からなる外管をかぶせ、
    この外管の両端周縁部と前記内管の外周面との間に環状
    のジャケットカバーを溶接により装着し、前記外管と前
    記内管間の環状開口部を閉塞してなるジャケット配管に
    おいて、 少なくとも一方の前記ジャケットカバーを、前記外管の
    厚みより薄いステンレス鋼板で形成したことを特徴とす
    るジャケット配管。
  2. 【請求項2】 前記ジャケットカバーを、側方視断面で
    円弧状になるように屈曲させた請求項1記載のジャケッ
    ト配管。
  3. 【請求項3】 前記内管の内周面に、フッ素樹脂層を焼
    成してコーティングした請求項1又は2記載のジャケッ
    ト配管。
JP6165986A 1994-06-23 1994-06-23 ジャケット配管 Pending JPH084975A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270902A (ja) * 2009-04-22 2010-12-02 Aoi:Kk 二重管を形成する継手装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270902A (ja) * 2009-04-22 2010-12-02 Aoi:Kk 二重管を形成する継手装置

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