JPH0848389A - ホッパーの棚吊り防止方法 - Google Patents
ホッパーの棚吊り防止方法Info
- Publication number
- JPH0848389A JPH0848389A JP6181480A JP18148094A JPH0848389A JP H0848389 A JPH0848389 A JP H0848389A JP 6181480 A JP6181480 A JP 6181480A JP 18148094 A JP18148094 A JP 18148094A JP H0848389 A JPH0848389 A JP H0848389A
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- JP
- Japan
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- hopper
- powder
- hanging
- grain
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- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉粒体のホッパーの外壁にバイブレーター等
を取り付けることなく、ホッパーの剛性を高め、かつ簡
単な機器を使用することによって粉粒体の棚吊りを防止
することができる方法を提供することを目的とする。 【構成】 粉粒体4を貯留するホッパー1の上方に設け
られた振動発生装置2から吊垂されたチェーン3がホッ
パー1の下端にまで達しておりホッパー1内に貯留され
ている粉粒体4に振動を伝播させることによって粉粒体
4の棚吊りを防止する。 【効果】 ホッパーの剛性が向上し、簡単な機器により
粉粒体の棚吊りを防止でき設備費と運転費とが低下し
た。
を取り付けることなく、ホッパーの剛性を高め、かつ簡
単な機器を使用することによって粉粒体の棚吊りを防止
することができる方法を提供することを目的とする。 【構成】 粉粒体4を貯留するホッパー1の上方に設け
られた振動発生装置2から吊垂されたチェーン3がホッ
パー1の下端にまで達しておりホッパー1内に貯留され
ている粉粒体4に振動を伝播させることによって粉粒体
4の棚吊りを防止する。 【効果】 ホッパーの剛性が向上し、簡単な機器により
粉粒体の棚吊りを防止でき設備費と運転費とが低下し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホッパーによる粉粒体を
貯留並びに排出する方法に関する。特にコークス又は鉄
鉱石等の粉粒体を貯留並びに排出する場合に架橋閉塞棚
吊り現象による出詰まりを防止して滑らかに粉粒体を排
出する方法に関する。
貯留並びに排出する方法に関する。特にコークス又は鉄
鉱石等の粉粒体を貯留並びに排出する場合に架橋閉塞棚
吊り現象による出詰まりを防止して滑らかに粉粒体を排
出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているホッパーの棚吊り現象
による出詰まりを防止する方法は、図10に示す様なも
のが一般的であった。この技術は鉄鋼便覧−第二巻;製
銑−製鋼篇、頁96(S57年12月25日発行−発行
所;丸善、編者;日本鉄鋼協会)に記載されたものであ
る。この従来の技術を図10に即して説明する。図にお
いて符号1はホッパーであって粉粒体を貯留する。ホッ
パー1内のブリッジ防止のためにバイブレーター91が
ホッパー1の壁面にとりつけられており、ホッパー1の
壁面に振動をあたえる。ホッパー1はスプリング93を
介して固定ビーム92によって支持されている。粉粒体
切出装置94は粉粒体を所定の速度で切出す。粉粒体切
出装置94は本図においてはベルトフィダーによって構
成されている。
による出詰まりを防止する方法は、図10に示す様なも
のが一般的であった。この技術は鉄鋼便覧−第二巻;製
銑−製鋼篇、頁96(S57年12月25日発行−発行
所;丸善、編者;日本鉄鋼協会)に記載されたものであ
る。この従来の技術を図10に即して説明する。図にお
いて符号1はホッパーであって粉粒体を貯留する。ホッ
パー1内のブリッジ防止のためにバイブレーター91が
ホッパー1の壁面にとりつけられており、ホッパー1の
壁面に振動をあたえる。ホッパー1はスプリング93を
介して固定ビーム92によって支持されている。粉粒体
切出装置94は粉粒体を所定の速度で切出す。粉粒体切
出装置94は本図においてはベルトフィダーによって構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バイブレーターによるホッパーの棚吊り現象による出詰
まりを防止する方法によると、大きな構造物を振動させ
るので、大がかりな振動発生装置が必要であり設備費及
び運転費共に大きく、又強度的にも剛性の高いものが必
要であると言う問題があった。
バイブレーターによるホッパーの棚吊り現象による出詰
まりを防止する方法によると、大きな構造物を振動させ
るので、大がかりな振動発生装置が必要であり設備費及
び運転費共に大きく、又強度的にも剛性の高いものが必
要であると言う問題があった。
【0004】この様な事情を考慮して、本発明はなされ
たもので、ホッパーの剛性が低く、設備費及び運転費共
に少ないホッパーの棚吊り防止方法を提供することを目
的とする。
たもので、ホッパーの剛性が低く、設備費及び運転費共
に少ないホッパーの棚吊り防止方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホッパーの
棚吊り防止方法は、粉粒体を貯留するホッパーの上方に
設置された振動発生装置と、該振動発生装置に吊垂され
た該ホッパーの下端にまで達する振動部材とを使用し
て、該ホッパー内に貯留された粉粒体に振動を伝播させ
ることによって、粉粒体が該ホッパー内において棚吊り
を生じることを防止することを特徴とする。
棚吊り防止方法は、粉粒体を貯留するホッパーの上方に
設置された振動発生装置と、該振動発生装置に吊垂され
た該ホッパーの下端にまで達する振動部材とを使用し
て、該ホッパー内に貯留された粉粒体に振動を伝播させ
ることによって、粉粒体が該ホッパー内において棚吊り
を生じることを防止することを特徴とする。
【0006】
【作用】粉粒体を貯留するホッパーの上方に設置された
振動発生装置に吊垂された該ホッパーの下端にまで達す
る振動部材が振動して、棚吊り部位に関係なく該ホッパ
ー内に貯留された粉粒体に振動が伝播し、粉粒体が該ホ
ッパー内において棚吊りを生じることが予防される。
振動発生装置に吊垂された該ホッパーの下端にまで達す
る振動部材が振動して、棚吊り部位に関係なく該ホッパ
ー内に貯留された粉粒体に振動が伝播し、粉粒体が該ホ
ッパー内において棚吊りを生じることが予防される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の数種類の実施例を図面に基づ
き説明する。図1は本発明のホッパーの棚吊り防止方法
に使用される設備の竪断面を示す概略図である。ホッパ
ー1は粉粒体4を上から受け入れて貯留し下からシュー
ト5ヘ排出する。ホッパー1の上方に配設された電動式
の振動体2からチェーン3を2本吊垂してある。チェー
ン3はホッパー1の下端にまで達している。電動式の振
動発生装置2は間欠的に振動させており、本実施例では
5分間隔で30秒間振動させている。連続的に振動させ
ても同様の効果がえられる。粉粒体4はコークス等種々
の材料から成っている。これにより棚吊りの頻度は従来
の技術に較べ約1/10に減少した。この状況を図9に
示した。
き説明する。図1は本発明のホッパーの棚吊り防止方法
に使用される設備の竪断面を示す概略図である。ホッパ
ー1は粉粒体4を上から受け入れて貯留し下からシュー
ト5ヘ排出する。ホッパー1の上方に配設された電動式
の振動体2からチェーン3を2本吊垂してある。チェー
ン3はホッパー1の下端にまで達している。電動式の振
動発生装置2は間欠的に振動させており、本実施例では
5分間隔で30秒間振動させている。連続的に振動させ
ても同様の効果がえられる。粉粒体4はコークス等種々
の材料から成っている。これにより棚吊りの頻度は従来
の技術に較べ約1/10に減少した。この状況を図9に
示した。
【0008】図2は本発明のホッパーの棚吊り防止方法
に使用される他の設備の例の竪断面を示す概略図であ
る。図1の場合と同様にホッパー1の上方に配設された
電動式の2からチェーン3を1本吊垂してある。これに
よると棚吊りの頻度は従来の技術に較べ約1/5に減少
した。この状況も図9に示した。
に使用される他の設備の例の竪断面を示す概略図であ
る。図1の場合と同様にホッパー1の上方に配設された
電動式の2からチェーン3を1本吊垂してある。これに
よると棚吊りの頻度は従来の技術に較べ約1/5に減少
した。この状況も図9に示した。
【0009】図3は本発明のホッパーの棚吊り防止方法
に使用される他の設備の例の竪断面を示す概略図であ
る。図1又は図2場合と異なり振動体2から棒状体6を
1本吊垂してある。この棒状体6の形状は種々のものが
ありこれらを図5から図8に示した。図5に示したもの
は丸棒からなる棒状体7である。図6に示したものはパ
イプからなる棒状体8である。図7に示したものは角材
からなる棒状体9である。図8に示したものはフランジ
状突起付き丸棒からなる棒状体10である。これらの形
状の振動部材を使用した場合の棚吊りの頻度が減少する
状況も図9に示した。丸棒及びパイプの場合は、棚吊り
の頻度は従来の技術に較べ約1/2に減少した。角材の
場合は、棚吊りの頻度は従来の技術に較べ約1/2.2
5に減少した。フランジ状突起付き丸棒の場合は、棚吊
りの頻度は従来の技術に較べ約1/3.6に減少した。
又図4は本発明の方法に使用される他の設備の例の竪断
面を示す概略図である。図3と同様に振動発生装置2か
ら棒状体6を1本吊垂してあるが、振動発生装置2と棒
状体6とを剛性のある螺子機構によって密着せしめたも
のである。剛性のある螺子機構によると振動数が高い場
合には有効に振動が伝達されて好結果が期待される。
に使用される他の設備の例の竪断面を示す概略図であ
る。図1又は図2場合と異なり振動体2から棒状体6を
1本吊垂してある。この棒状体6の形状は種々のものが
ありこれらを図5から図8に示した。図5に示したもの
は丸棒からなる棒状体7である。図6に示したものはパ
イプからなる棒状体8である。図7に示したものは角材
からなる棒状体9である。図8に示したものはフランジ
状突起付き丸棒からなる棒状体10である。これらの形
状の振動部材を使用した場合の棚吊りの頻度が減少する
状況も図9に示した。丸棒及びパイプの場合は、棚吊り
の頻度は従来の技術に較べ約1/2に減少した。角材の
場合は、棚吊りの頻度は従来の技術に較べ約1/2.2
5に減少した。フランジ状突起付き丸棒の場合は、棚吊
りの頻度は従来の技術に較べ約1/3.6に減少した。
又図4は本発明の方法に使用される他の設備の例の竪断
面を示す概略図である。図3と同様に振動発生装置2か
ら棒状体6を1本吊垂してあるが、振動発生装置2と棒
状体6とを剛性のある螺子機構によって密着せしめたも
のである。剛性のある螺子機構によると振動数が高い場
合には有効に振動が伝達されて好結果が期待される。
【0010】
【発明の効果】本発明によると従来の技術のごとくホッ
パーの外壁に機器を取り付けることがないのでホッパー
の剛性が向上し、簡単な機器によって棚吊りを防止でき
る方法であるので、設備費が低下し、且つ運転費も低下
した。
パーの外壁に機器を取り付けることがないのでホッパー
の剛性が向上し、簡単な機器によって棚吊りを防止でき
る方法であるので、設備費が低下し、且つ運転費も低下
した。
【図1】本発明の方法に使用される設備の竪断面を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】本発明の方法に使用される他の設備の竪断面を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】本発明の方法に使用される更に他の設備の竪断
面を示す概略図である。
面を示す概略図である。
【図4】本発明の方法に使用される更に他の設備の竪断
面を示す概略図である。
面を示す概略図である。
【図5】本発明の方法に使用される丸棒から成る棒状体
である。
である。
【図6】本発明の方法に使用されるパイプから成る棒状
体である。
体である。
【図7】本発明の方法に使用される角材から成る棒状体
である。
である。
【図8】本発明の方法に使用されるフランジ状突起付き
丸棒から成る棒状体である。
丸棒から成る棒状体である。
【図9】本発明における種々の振動部材を使用した場合
の棚吊りの頻度が減少する状況を従来の技術と比較して
グラフで示した図である。
の棚吊りの頻度が減少する状況を従来の技術と比較して
グラフで示した図である。
【図10】従来の技術の方法に使用される設備の竪断面
を示す概略図である。
を示す概略図である。
1 ホッパー 2 振動発生装置 3 チェーン 4 粉粒体 5 シュート 6 棒状体 7 丸棒からなる棒状体 8 パイプからなる棒状体 9 角材からなる棒状体 10 フランジ状突起付き丸棒からなる棒状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀出 英喜 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 久安 直春 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 粉粒体を貯留するホッパーの上方に設置
された振動発生装置と、該振動発生装置に吊垂された該
ホッパーの下端にまで達する振動部材とを使用して、該
ホッパー内に貯留された粉粒体に振動を伝播させること
によって、粉粒体が該ホッパー内において棚吊りを生じ
ることを防止することを特徴とするホッパーの棚吊り防
止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6181480A JPH0848389A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | ホッパーの棚吊り防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6181480A JPH0848389A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | ホッパーの棚吊り防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0848389A true JPH0848389A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16101498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6181480A Withdrawn JPH0848389A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | ホッパーの棚吊り防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0848389A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106542215A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-03-29 | 王淑彩 | 一种缓冲仓 |
JP2019113226A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 住友金属鉱山株式会社 | 乾式集塵機、及び、乾式集塵機の運転方法 |
JP2020007124A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | 住友金属鉱山株式会社 | 粉体供給装置 |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP6181480A patent/JPH0848389A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106542215A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-03-29 | 王淑彩 | 一种缓冲仓 |
JP2019113226A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 住友金属鉱山株式会社 | 乾式集塵機、及び、乾式集塵機の運転方法 |
JP2020007124A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | 住友金属鉱山株式会社 | 粉体供給装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |