JPH0848360A - 密封蓋 - Google Patents
密封蓋Info
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- JPH0848360A JPH0848360A JP6215160A JP21516094A JPH0848360A JP H0848360 A JPH0848360 A JP H0848360A JP 6215160 A JP6215160 A JP 6215160A JP 21516094 A JP21516094 A JP 21516094A JP H0848360 A JPH0848360 A JP H0848360A
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- Japan
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- container
- plate
- lids
- lid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器を開封して使用し、容器に収容されてい
る内容物の量が当該内容物の使用に応じて変動した場合
であっても、当該内容物量の変化に応じた位置で簡単に
脱気、密封できる容器の密封蓋を提供する。 【構成】 容器11を密封するための密封蓋10であっ
て、当該容器の内法より小さな寸法を有する上下2枚の
板状の蓋1、4、当該2枚の板状の蓋の間に挟持されて
いる弾性体3、当該2枚の板状の蓋の間隔を調整する調
整手段とからで構成されていることを特徴とする密封
蓋。
る内容物の量が当該内容物の使用に応じて変動した場合
であっても、当該内容物量の変化に応じた位置で簡単に
脱気、密封できる容器の密封蓋を提供する。 【構成】 容器11を密封するための密封蓋10であっ
て、当該容器の内法より小さな寸法を有する上下2枚の
板状の蓋1、4、当該2枚の板状の蓋の間に挟持されて
いる弾性体3、当該2枚の板状の蓋の間隔を調整する調
整手段とからで構成されていることを特徴とする密封
蓋。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、容器を密封するため
の密封蓋であって、容器に収容されている内容物量の変
化に応じた任意の位置において容器内壁との間での密封
を保つことができ、必要に応じて、脱気、密封を行うこ
とのできる密封蓋に関する。
の密封蓋であって、容器に収容されている内容物量の変
化に応じた任意の位置において容器内壁との間での密封
を保つことができ、必要に応じて、脱気、密封を行うこ
とのできる密封蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器を密封する蓋は、容器の口部
を被冠する形式か、あるいは容器の口部に挿入される栓
の形式のものであった。これらはいずれも容器の口部で
容器の密封を図るものである。
を被冠する形式か、あるいは容器の口部に挿入される栓
の形式のものであった。これらはいずれも容器の口部で
容器の密封を図るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の形式の容器
を密封する蓋では、容器を開封して使用し、容器に収容
されている内容物の量が当該内容物の使用に応じて変動
した場合に、容器内に空気が残存した状態で次回使用時
まで保存、密封され、当該残存した空気は次回使用時ま
で容器内に存在することになる。
を密封する蓋では、容器を開封して使用し、容器に収容
されている内容物の量が当該内容物の使用に応じて変動
した場合に、容器内に空気が残存した状態で次回使用時
まで保存、密封され、当該残存した空気は次回使用時ま
で容器内に存在することになる。
【0004】しかるに、今日、食料品、塗料、接着剤等
にあっては、その劣化を防ぐために容器内に空気が残存
しないように脱気してから密封する必要のあるものが多
くなっている。
にあっては、その劣化を防ぐために容器内に空気が残存
しないように脱気してから密封する必要のあるものが多
くなっている。
【0005】このような場合に、前記従来の形式の蓋で
は、脱気してから密封することが困難であり、必要な場
合には脱気してから密封するための特別の手段を講じな
ければならないという問題点があった。
は、脱気してから密封することが困難であり、必要な場
合には脱気してから密封するための特別の手段を講じな
ければならないという問題点があった。
【0006】また、従来の形式の蓋では、密封を確実に
行うため、蓋の開閉が困難になるという問題点もあっ
た。
行うため、蓋の開閉が困難になるという問題点もあっ
た。
【0007】本発明は、容器を開封して使用し、容器に
収容されている内容物の量が当該内容物の使用に応じて
変動した場合であっても、当該内容物量の変化に応じた
位置で、気体を容器内に残存させずに密封することので
きる容器の密封蓋を提供することを目的としている。
収容されている内容物の量が当該内容物の使用に応じて
変動した場合であっても、当該内容物量の変化に応じた
位置で、気体を容器内に残存させずに密封することので
きる容器の密封蓋を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本願発明の密封蓋は、容器の内法より小さな寸法を
有する上下2枚の板状の蓋、当該2枚の板状の蓋に挟持
されている弾性体、当該2枚の板状の蓋の間隔を調整す
る調整手段とからで構成されている。
め、本願発明の密封蓋は、容器の内法より小さな寸法を
有する上下2枚の板状の蓋、当該2枚の板状の蓋に挟持
されている弾性体、当該2枚の板状の蓋の間隔を調整す
る調整手段とからで構成されている。
【0009】前記2枚の板状の蓋の間隔を調整する調整
手段は、下側の板の中心に立設されたボルトと、上側の
板の中心に穿設された当該ボルトの挿通孔と、当該上側
の板の上部に配設され中央部に前記ボルトに嵌合するナ
ットを備えた調整ナット回転翼とからで構成されている
ものである。調整ナット回転翼を回転させることにより
前記2枚の板状の蓋の間隔を調整できるようにしたもの
である。
手段は、下側の板の中心に立設されたボルトと、上側の
板の中心に穿設された当該ボルトの挿通孔と、当該上側
の板の上部に配設され中央部に前記ボルトに嵌合するナ
ットを備えた調整ナット回転翼とからで構成されている
ものである。調整ナット回転翼を回転させることにより
前記2枚の板状の蓋の間隔を調整できるようにしたもの
である。
【0010】また、前記2枚の板状の蓋の間隔を調整す
る他の調整手段は、下側の板の中心に立設された調整棒
と、上側の板の中心に穿設された当該調整棒の挿通孔
と、当該下側の板と上側の板との間に挟着されている伸
縮手段とからで構成されているものである。前記伸縮手
段はバネ、スプリング、ゴムなどの弾性体のいずれかで
構成することができ、前記調整棒を押し下げることによ
って、当該伸縮手段を伸ばし、前記2枚の板状の蓋の間
隔を調整できるようにしたものである。
る他の調整手段は、下側の板の中心に立設された調整棒
と、上側の板の中心に穿設された当該調整棒の挿通孔
と、当該下側の板と上側の板との間に挟着されている伸
縮手段とからで構成されているものである。前記伸縮手
段はバネ、スプリング、ゴムなどの弾性体のいずれかで
構成することができ、前記調整棒を押し下げることによ
って、当該伸縮手段を伸ばし、前記2枚の板状の蓋の間
隔を調整できるようにしたものである。
【0011】また、前記弾性体は、ゴム製あるいは弾性
を有する合成樹脂製であって、ドーナッツ形状の弾性
体、気体あるいは液体を収容したドーナッツ形状の弾性
を有する袋状体、タイヤ形状の弾性体のいずれかを用い
ることができる。
を有する合成樹脂製であって、ドーナッツ形状の弾性
体、気体あるいは液体を収容したドーナッツ形状の弾性
を有する袋状体、タイヤ形状の弾性体のいずれかを用い
ることができる。
【0012】
【作用】上記のように密封蓋を構成することによって、
本願発明の密封蓋は、容器を開封して使用し、容器に収
容されている内容物の量が当該内容物の使用に応じて変
動した場合であっても、当該内容物量の変化に応じた位
置で、容器内に気体を残存させずに密封することができ
る。
本願発明の密封蓋は、容器を開封して使用し、容器に収
容されている内容物の量が当該内容物の使用に応じて変
動した場合であっても、当該内容物量の変化に応じた位
置で、容器内に気体を残存させずに密封することができ
る。
【0013】すなわち、本願発明の密封蓋を構成する上
下2枚の板状の蓋は、その寸法が容器の内法より小さい
ため、容器開口部から容易に挿入できる。そこで、容器
を開封して使用した後、残っている内容物の上面に密封
蓋の下側板の下面が当接するまで密封蓋を容器に挿入す
ることにより、容易に脱気できる。ついで密封蓋を下方
へ押圧しつつ調整ナット回転翼を回転させて、あるいは
当該位置で調整ナット回転翼を回転させて2枚の蓋の間
の間隔を狭くすれば、当該2枚の板状の蓋の間に挟持さ
れていた弾性体が横方向に膨出して容器の内壁と密に当
接し、容器を密封することができるのである。こうし
て、脱気した状態で内容物を密封することができる。
下2枚の板状の蓋は、その寸法が容器の内法より小さい
ため、容器開口部から容易に挿入できる。そこで、容器
を開封して使用した後、残っている内容物の上面に密封
蓋の下側板の下面が当接するまで密封蓋を容器に挿入す
ることにより、容易に脱気できる。ついで密封蓋を下方
へ押圧しつつ調整ナット回転翼を回転させて、あるいは
当該位置で調整ナット回転翼を回転させて2枚の蓋の間
の間隔を狭くすれば、当該2枚の板状の蓋の間に挟持さ
れていた弾性体が横方向に膨出して容器の内壁と密に当
接し、容器を密封することができるのである。こうし
て、脱気した状態で内容物を密封することができる。
【0014】前記において、2枚の板状の蓋の間隔を調
整する調整手段は、下側の板の中心に立設されたボル
ト、上側の板の中心に穿設された当該ボルトの挿通孔、
当該上側の板の上部に配設され中央部に前記ボルトに嵌
合するナットを備えた調整ナット回転翼とからで構成さ
れている。当該調整ナット回転翼を回転することにより
容易に2枚の板状の蓋の間隔を調整することができる。
整する調整手段は、下側の板の中心に立設されたボル
ト、上側の板の中心に穿設された当該ボルトの挿通孔、
当該上側の板の上部に配設され中央部に前記ボルトに嵌
合するナットを備えた調整ナット回転翼とからで構成さ
れている。当該調整ナット回転翼を回転することにより
容易に2枚の板状の蓋の間隔を調整することができる。
【0015】前記調整ナット回転翼の回転により2枚の
板状の蓋の間隔が狭まると、当該2枚の板状の蓋の間に
挟持されていた弾性体が横方向に膨出して容器の内壁と
密に当接し、容器が密封される。
板状の蓋の間隔が狭まると、当該2枚の板状の蓋の間に
挟持されていた弾性体が横方向に膨出して容器の内壁と
密に当接し、容器が密封される。
【0016】前記における2枚の板状の蓋の間隔を調整
する他の調整手段は、下側の板の中心に立設された調整
棒と、上側の板の中心に穿設された当該調整棒の挿通孔
と、当該下側の板と上側の板との間に挟着されている伸
縮手段とからで構成されている。前記伸縮手段はバネ、
スプリング、ゴムなどの弾性体のいずれかで構成するこ
とができ、前記調整棒を押し下げることによって、当該
伸縮手段を伸ばし、前記2枚の板状の蓋の間隔を調整で
きる。
する他の調整手段は、下側の板の中心に立設された調整
棒と、上側の板の中心に穿設された当該調整棒の挿通孔
と、当該下側の板と上側の板との間に挟着されている伸
縮手段とからで構成されている。前記伸縮手段はバネ、
スプリング、ゴムなどの弾性体のいずれかで構成するこ
とができ、前記調整棒を押し下げることによって、当該
伸縮手段を伸ばし、前記2枚の板状の蓋の間隔を調整で
きる。
【0017】容器を密封している状態では、前記伸縮手
段は縮んでいるため前記2枚の板状の蓋の間隔は狭くな
っており、当該2枚の板状の蓋の間に挟持されている弾
性体が横方向に膨出して容器の内壁と密に当接し容器が
密封される。一方、前記調整棒を押圧すると、前記伸縮
手段が引き伸ばされ、前記2枚の板状の蓋の間隔が広げ
られるので、当該2枚の板状の蓋の間に挟持されている
弾性体も引き伸ばされ、容器内壁から離れて、密封が解
除されるのである。
段は縮んでいるため前記2枚の板状の蓋の間隔は狭くな
っており、当該2枚の板状の蓋の間に挟持されている弾
性体が横方向に膨出して容器の内壁と密に当接し容器が
密封される。一方、前記調整棒を押圧すると、前記伸縮
手段が引き伸ばされ、前記2枚の板状の蓋の間隔が広げ
られるので、当該2枚の板状の蓋の間に挟持されている
弾性体も引き伸ばされ、容器内壁から離れて、密封が解
除されるのである。
【0018】
【実施例】本願発明の好ましい実施例を添付図面を用い
て説明する。
て説明する。
【0019】図1において、容器の内法より小さな寸法
を有する板状の蓋1の中央部にボルト2が立設され、当
該ボルト2を挿通して弾性体3が蓋1の上部に配置され
ている。弾性体3の上には、容器の内法より小さな寸法
を有する板状の蓋4が、同じく前記ボルト2を挿通して
重ねられている。蓋4の上には、ワッシャー5を挟んで
調整ナット回転翼6が重ねられている。調整ナット回転
翼6の中央部には、前記ボルト2と嵌合するナット7が
設けられている。こうして本願発明の密封蓋10が構成
されている。
を有する板状の蓋1の中央部にボルト2が立設され、当
該ボルト2を挿通して弾性体3が蓋1の上部に配置され
ている。弾性体3の上には、容器の内法より小さな寸法
を有する板状の蓋4が、同じく前記ボルト2を挿通して
重ねられている。蓋4の上には、ワッシャー5を挟んで
調整ナット回転翼6が重ねられている。調整ナット回転
翼6の中央部には、前記ボルト2と嵌合するナット7が
設けられている。こうして本願発明の密封蓋10が構成
されている。
【0020】前記弾性体3の外周寸法は、使用していな
い状態(容器を密封していない状態)において、蓋1、
4の外周寸法以下であることが好ましい。蓋1、4は容
器の内法より小さな寸法なので、蓋1、4は容器に挿入
できるが、弾性体3が容器より大きくて挿入できないと
いう不都合が生じるのを防ぐためである。
い状態(容器を密封していない状態)において、蓋1、
4の外周寸法以下であることが好ましい。蓋1、4は容
器の内法より小さな寸法なので、蓋1、4は容器に挿入
できるが、弾性体3が容器より大きくて挿入できないと
いう不都合が生じるのを防ぐためである。
【0021】本願発明の密封蓋10を用いて容器を密封
する際には、容器内の内容物の上面に密封蓋10の下側
蓋1の下面が当接するまで密封蓋10を容器11に挿入
して脱気する。ついで、密封蓋10を下方に押圧しつ
つ、調整ナット回転翼6を図2中、矢示8の方向に回転
させる、あるいは容器内の内容物の上面に密封蓋10の
下側蓋1の下面が当接している位置で調整ナット回転翼
6を図2中、矢示8の方向に回転させる。調整ナット回
転翼6の回転につれて、調整ナット回転翼6は図1中、
矢示9方向に下降し、これにつれて蓋4も下方向に移動
し、2枚の蓋1、4の間隔が狭められ、当該2枚の蓋
1、4の間に挟持されていた弾性体3が横方向に膨出し
て容器の内壁と密に接し、容器を密封することができる
のである。こうして、脱気した状態で容器11を密封す
ることができる。
する際には、容器内の内容物の上面に密封蓋10の下側
蓋1の下面が当接するまで密封蓋10を容器11に挿入
して脱気する。ついで、密封蓋10を下方に押圧しつ
つ、調整ナット回転翼6を図2中、矢示8の方向に回転
させる、あるいは容器内の内容物の上面に密封蓋10の
下側蓋1の下面が当接している位置で調整ナット回転翼
6を図2中、矢示8の方向に回転させる。調整ナット回
転翼6の回転につれて、調整ナット回転翼6は図1中、
矢示9方向に下降し、これにつれて蓋4も下方向に移動
し、2枚の蓋1、4の間隔が狭められ、当該2枚の蓋
1、4の間に挟持されていた弾性体3が横方向に膨出し
て容器の内壁と密に接し、容器を密封することができる
のである。こうして、脱気した状態で容器11を密封す
ることができる。
【0022】図3は、容器11が開封されて使用された
後に本願発明の密封蓋10を用いて容器11を密封した
状態を現したものである。調整ナット回転翼6を回転さ
せて2枚の蓋1、4の間隔を狭めたため、弾性体3が横
方向に膨出して容器11の内壁と密に接し、容器11が
密封されている。
後に本願発明の密封蓋10を用いて容器11を密封した
状態を現したものである。調整ナット回転翼6を回転さ
せて2枚の蓋1、4の間隔を狭めたため、弾性体3が横
方向に膨出して容器11の内壁と密に接し、容器11が
密封されている。
【0023】図4は、前記図3の状態から更に容器11
の内容物を使用し、その量が減少したので、当該減少し
た位置まで、密封蓋10を挿入させていく状態を現した
ものである。調整ナット回転翼6を密封させる場合と逆
方向に回転させ、2枚の蓋1、4の間隔を広げることに
よって、弾性体3をもとの状態に戻し、密封蓋10を図
4中、矢示12方向へ下降させ、内容物の上面に密封蓋
10の下蓋1の下面が当接するまで容器11に挿入す
る。こうして必要な脱気を容易に行うことができる。
の内容物を使用し、その量が減少したので、当該減少し
た位置まで、密封蓋10を挿入させていく状態を現した
ものである。調整ナット回転翼6を密封させる場合と逆
方向に回転させ、2枚の蓋1、4の間隔を広げることに
よって、弾性体3をもとの状態に戻し、密封蓋10を図
4中、矢示12方向へ下降させ、内容物の上面に密封蓋
10の下蓋1の下面が当接するまで容器11に挿入す
る。こうして必要な脱気を容易に行うことができる。
【0024】ついで、密封蓋10を下方に押圧しつつ、
調整ナット回転翼6を図2中、矢示8の方向に回転さ
せ、調整ナット回転翼6、上側の蓋4を下降させ、2枚
の蓋1、4の間隔を狭め、当該2枚の蓋1、4の間に挟
持されていた弾性体3を横方向に膨出させて容器11の
内壁に密に当接させ、容器を密封することができる(図
5)。こうして、脱気した状態で容器11を密封するこ
とができる。
調整ナット回転翼6を図2中、矢示8の方向に回転さ
せ、調整ナット回転翼6、上側の蓋4を下降させ、2枚
の蓋1、4の間隔を狭め、当該2枚の蓋1、4の間に挟
持されていた弾性体3を横方向に膨出させて容器11の
内壁に密に当接させ、容器を密封することができる(図
5)。こうして、脱気した状態で容器11を密封するこ
とができる。
【0025】ここでは、密封蓋10を下方に押圧しつつ
調整ナット回転翼6を回転させたが、下側の蓋1の下面
が内容物の上面に当接していれば、特に密封蓋10を下
方に押圧しつつ調整ナット回転翼6を回転させる必要は
ない。下側の蓋1の下面が内容物の上面に当接している
位置で、密封蓋10の調整ナット回転翼6を回転させて
容器11を密封することも可能である。要は、脱気され
た状態で、密封が行われれば良い。
調整ナット回転翼6を回転させたが、下側の蓋1の下面
が内容物の上面に当接していれば、特に密封蓋10を下
方に押圧しつつ調整ナット回転翼6を回転させる必要は
ない。下側の蓋1の下面が内容物の上面に当接している
位置で、密封蓋10の調整ナット回転翼6を回転させて
容器11を密封することも可能である。要は、脱気され
た状態で、密封が行われれば良い。
【0026】前記において、弾性体3としてはゴムを使
用できる。また伸縮可能なビニールなどの合成樹脂製あ
るいはゴム製の袋体に液体を充填したものを使用するこ
ともできる。いずれも、ドーナッツ形状を有し、蓋1に
立設されたボルト2が挿通できる形状であればよい。
用できる。また伸縮可能なビニールなどの合成樹脂製あ
るいはゴム製の袋体に液体を充填したものを使用するこ
ともできる。いずれも、ドーナッツ形状を有し、蓋1に
立設されたボルト2が挿通できる形状であればよい。
【0027】図6は、弾性体3としてゴム製のタイヤ形
状の弾性体13を使用する場合を現したものである。
状の弾性体13を使用する場合を現したものである。
【0028】上述したように、弾性体3、13は、蓋
1、4の間隔が狭められた際に、横方向に膨出して、容
器11の内壁に密に当接し、容器11の密封を可能とす
るものであれば、ゴム製、合成樹脂製など、どのような
ものでも採用できる。
1、4の間隔が狭められた際に、横方向に膨出して、容
器11の内壁に密に当接し、容器11の密封を可能とす
るものであれば、ゴム製、合成樹脂製など、どのような
ものでも採用できる。
【0029】弾性体3、13の外径は、密封蓋10が容
器11に挿入できる大きさでなければならないため、そ
の最大の大きさには容器の内法より小さくなければなら
ないという一定の制限があるが、逆に弾性体3の外径の
最小の大きさには特に制限はない。要は、蓋1と蓋4と
の間隔が狭められた時に、弾性体3、13が蓋1、4の
外周端を越えて横方向に膨出し、容器11の内壁と密に
当接できる大きさを有していれば十分である。
器11に挿入できる大きさでなければならないため、そ
の最大の大きさには容器の内法より小さくなければなら
ないという一定の制限があるが、逆に弾性体3の外径の
最小の大きさには特に制限はない。要は、蓋1と蓋4と
の間隔が狭められた時に、弾性体3、13が蓋1、4の
外周端を越えて横方向に膨出し、容器11の内壁と密に
当接できる大きさを有していれば十分である。
【0030】また、弾性体3、13の縦方向の大きさも
任意に選択可能である。すなわち、弾性体3、13の縦
方向の大きさがより大きくなれば(すなわち、密封して
いない状態で蓋1と蓋4との間隔がより大きい場合)、
調整ナット回転翼6の回転により蓋1と蓋4との間隔を
狭めれば、弾性体3、13をより多く横方向に膨出させ
ることができる。したがって、蓋1の寸法(すなわち、
蓋4の寸法)が同じ、同一の密封蓋10であっても、大
きさ(縦方向の大きさ、直径方向の大きさ)の異なる弾
性体3、13を蓋1と蓋4との間に挟持することによっ
て、異なる内のり寸法を有する容器を密封できる。
任意に選択可能である。すなわち、弾性体3、13の縦
方向の大きさがより大きくなれば(すなわち、密封して
いない状態で蓋1と蓋4との間隔がより大きい場合)、
調整ナット回転翼6の回転により蓋1と蓋4との間隔を
狭めれば、弾性体3、13をより多く横方向に膨出させ
ることができる。したがって、蓋1の寸法(すなわち、
蓋4の寸法)が同じ、同一の密封蓋10であっても、大
きさ(縦方向の大きさ、直径方向の大きさ)の異なる弾
性体3、13を蓋1と蓋4との間に挟持することによっ
て、異なる内のり寸法を有する容器を密封できる。
【0031】前述したように、弾性体3、13の大きさ
を任意に選択することによって、本願発明の密封蓋は様
々な形状の容器の密封に使用できる。特に、容器上部の
内径と底部の内径との間に大きな差のない容器に対して
は適合性が大きい。
を任意に選択することによって、本願発明の密封蓋は様
々な形状の容器の密封に使用できる。特に、容器上部の
内径と底部の内径との間に大きな差のない容器に対して
は適合性が大きい。
【0032】図3、図5のように密封した容器11を開
封する際には、調整ナット回転翼6を密封時と逆方向に
回転させるだけで、容易に開封することができる。した
がって、従来の密封容器にありがちな開閉の困難さはま
ったくない。
封する際には、調整ナット回転翼6を密封時と逆方向に
回転させるだけで、容易に開封することができる。した
がって、従来の密封容器にありがちな開閉の困難さはま
ったくない。
【0033】図7は、他の間隔調製手段を用いた他の密
封蓋の断面図である。この密封蓋では、下側の板14の
中心に調整棒16が立設され、当該調整棒16は上側の
板15の中心に穿設されている挿通孔を通って上方に伸
びている。上側の板15の中心に穿設されている挿通孔
の周囲には指掛19が設けられている。下側の板14と
上側の板15の間には伸縮手段17が挟着され、下側の
板14と上側の板15の両外周端の間には弾性体18が
挟持されている。
封蓋の断面図である。この密封蓋では、下側の板14の
中心に調整棒16が立設され、当該調整棒16は上側の
板15の中心に穿設されている挿通孔を通って上方に伸
びている。上側の板15の中心に穿設されている挿通孔
の周囲には指掛19が設けられている。下側の板14と
上側の板15の間には伸縮手段17が挟着され、下側の
板14と上側の板15の両外周端の間には弾性体18が
挟持されている。
【0034】図7で現される状態は、伸縮手段17が縮
むことにより下側の板14と上側の板15との間隔が狭
められ、密封蓋の弾性体18が横方向に膨出して容器の
内壁と密に当接し、容器を密封している時のものであ
る。この状態から、図7において、指掛19に指を掛け
て調整棒16を下側に矢示20のように押し下げると、
伸縮手段17は引き伸ばされ、下側の板14は図中破線
で示される位置まで下降するが、この時、弾性体18も
引き伸ばされる。そこで、弾性体18は容器の内壁から
離れ、密封状態は解除される。
むことにより下側の板14と上側の板15との間隔が狭
められ、密封蓋の弾性体18が横方向に膨出して容器の
内壁と密に当接し、容器を密封している時のものであ
る。この状態から、図7において、指掛19に指を掛け
て調整棒16を下側に矢示20のように押し下げると、
伸縮手段17は引き伸ばされ、下側の板14は図中破線
で示される位置まで下降するが、この時、弾性体18も
引き伸ばされる。そこで、弾性体18は容器の内壁から
離れ、密封状態は解除される。
【0035】容器内容物の使用が終了し、容器を密封す
る場合には、調整棒16を下側に矢示20のように押し
下げ、弾性体18を引き伸ばした状態で密封蓋を容器内
に挿入し、脱気を終えた所定位置で、調整棒16の押圧
を解除すれば、下側の板14は伸縮手段17の作用によ
って上側に引き戻され、上側の板15との間隔が狭めら
れ、密封蓋の弾性体18が横方向に膨出して容器の内壁
と密に当接し、容器を密封することになる。
る場合には、調整棒16を下側に矢示20のように押し
下げ、弾性体18を引き伸ばした状態で密封蓋を容器内
に挿入し、脱気を終えた所定位置で、調整棒16の押圧
を解除すれば、下側の板14は伸縮手段17の作用によ
って上側に引き戻され、上側の板15との間隔が狭めら
れ、密封蓋の弾性体18が横方向に膨出して容器の内壁
と密に当接し、容器を密封することになる。
【0036】伸縮手段17としては、バネ、スプリン
グ、ゴムなどが使用できる。また、弾性体18として
は、ゴム製あるいは合成樹脂製のタイヤ状の弾性体が使
用できる。
グ、ゴムなどが使用できる。また、弾性体18として
は、ゴム製あるいは合成樹脂製のタイヤ状の弾性体が使
用できる。
【0037】その他の作用は図1乃至図6で現される実
施例と同一につき説明を省略する。
施例と同一につき説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】本願発明のの密封蓋は、容器を開封して
使用し、容器に収容されている内容物の量が当該内容物
の使用に応じて変動した場合であっても、当該内容物量
の変化に応じた位置で、容器内に気体を残存させずに密
封することができる。そこで、食料品、塗料、接着剤な
どのように容器を開封して使用しているときに、その劣
化を防ぐため脱気密封が必要なものを容器に収容、保存
する際に非常に大きな効果を奏する。
使用し、容器に収容されている内容物の量が当該内容物
の使用に応じて変動した場合であっても、当該内容物量
の変化に応じた位置で、容器内に気体を残存させずに密
封することができる。そこで、食料品、塗料、接着剤な
どのように容器を開封して使用しているときに、その劣
化を防ぐため脱気密封が必要なものを容器に収容、保存
する際に非常に大きな効果を奏する。
【0039】密封蓋の上下2枚の蓋の間隔および当該上
下2枚の蓋の間に挟持される弾性体の大きさを適宜調節
することにより、広範囲な異なる大きさの内径を有する
容器を簡単に脱気、密封することができる。また、容器
上部の内径と底部の内径との間に大きな差のない容器に
対しては適合性が大きい。
下2枚の蓋の間に挟持される弾性体の大きさを適宜調節
することにより、広範囲な異なる大きさの内径を有する
容器を簡単に脱気、密封することができる。また、容器
上部の内径と底部の内径との間に大きな差のない容器に
対しては適合性が大きい。
【0040】更に、調整ナット回転翼を回転するだけ
で、密封、開封が容易にできるので、従来の密封容器に
ありがちな開閉の困難さを一掃することができる。
で、密封、開封が容易にできるので、従来の密封容器に
ありがちな開閉の困難さを一掃することができる。
【図1】 密封蓋の断面図。
【図2】 密封蓋の平面図。
【図3】 密封状態を現す断面図。
【図4】 開封している状態を現す断面図。
【図5】 他の密封状態を現す断面図。
【図6】 他の密封蓋の断面図。
【図7】 他の間隔調製手段を用いた他の密封蓋の断面
図。
図。
1、14 下蓋 2 ボルト 3、13、18 弾性体 4、15 上蓋 6 調整ナット回転翼 7 ナット 10 密封蓋 11 容器 16 調整棒 17 伸縮スプリング 19 指掛け
Claims (4)
- 【請求項1】 容器を密封するための密封蓋であって、
当該容器の内法より小さな寸法を有する上下2枚の板状
の蓋と、当該2枚の板状の蓋に挟持されている弾性体
と、当該2枚の板状の蓋の間隔を調整する調整手段とか
らで構成されていることを特徴とする密封蓋。 - 【請求項2】 前記2枚の板状の蓋の間隔を調整する調
整手段は、下側の板の中心に立設されたボルトと、上側
の板の中心に穿設された当該ボルトの挿通孔と、当該上
側の板の上部に配設され中央部に前記ボルトに嵌合する
ナットを備えた調整ナット回転翼とからで構成されてい
ることを特徴とした請求項1記載の密封蓋。 - 【請求項3】 前記2枚の板状の蓋の間隔を調整する調
整手段は、下側の板の中心に立設された調整棒と、上側
の板の中心に穿設された当該調整棒の挿通孔と、当該下
側の板と上側の板との間に挟着されている伸縮手段とか
らで構成されていることを特徴とした請求項1記載の密
封蓋。 - 【請求項4】 前記弾性体は、ドーナッツ形状の弾性
体、気体あるいは液体を収容したドーナッツ形状の弾性
を有する袋状体、タイヤ形状の弾性体のいずれかである
ことを特徴とした請求項1乃至3のいずれかに記載の密
封蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215160A JPH0848360A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 密封蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215160A JPH0848360A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 密封蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0848360A true JPH0848360A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16667654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215160A Pending JPH0848360A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 密封蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0848360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014503278A (ja) * | 2010-12-21 | 2014-02-13 | ロレアル | シーリング部材を有する、製品、特に化粧品をパッケージングするためのデバイス |
CN107640430A (zh) * | 2017-09-25 | 2018-01-30 | 重庆市潼南区卧佛生态农业发展有限公司 | 密封盖 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6215160A patent/JPH0848360A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014503278A (ja) * | 2010-12-21 | 2014-02-13 | ロレアル | シーリング部材を有する、製品、特に化粧品をパッケージングするためのデバイス |
CN107640430A (zh) * | 2017-09-25 | 2018-01-30 | 重庆市潼南区卧佛生态农业发展有限公司 | 密封盖 |
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