JPH0848016A - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JPH0848016A
JPH0848016A JP23283495A JP23283495A JPH0848016A JP H0848016 A JPH0848016 A JP H0848016A JP 23283495 A JP23283495 A JP 23283495A JP 23283495 A JP23283495 A JP 23283495A JP H0848016 A JPH0848016 A JP H0848016A
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JP
Japan
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plate
cylinder
making apparatus
laser
plate cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP23283495A
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English (en)
Inventor
Osamu Majima
修 眞島
Kazuo Kobayashi
和夫 小林
Soichi Kuwabara
宗市 桑原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品位で中量枚数印刷に向いた個人やオフィ
スで利用可能な製版装置を得る。 【解決手段】 合成樹脂シートから成る版材6aを円筒
状部材17に巻き付けて回転させ、この版材6aにレー
ザ照射手段24から入力画像データの濃淡に応じた面積
の凹部15が形成される様なレーザ光を照射して簡単に
版胴が得られる製版装置を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷に用
いて好適な凹版の製版装置に係わり、特に入力画像デー
タの濃淡に応じた面積の凹部を形成する様に成した製版
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、印刷には多くの印刷方法が提
案され、製版には凸版、平版、凹版、孔版等が用いられ
ている。特に印刷部数の多い紙に写真の映像等を高速印
刷するには凹版が用いられている。凹版のうち最も実用
的なグラビア版の製版を図5で説明する。
【0003】グラビア印刷を行うための胴版の版面には
原稿(写真)の濃淡が版面の耐食膜の厚さの違いになる
様に焼付け、その上から版面の金属面をエッチングし、
深さの異なる窪んだ小点の集合を作って、この凹部にイ
ンキを充填させて印刷を行うものである。
【0004】グラビア版の製造工程は図5Aの様に、特
別な厚い紙1にゼラチン膜を付け、重クロム酸塩で感光
化して感光膜2を形成したカーボンチッシュ(carbon t
issue )3上に網目のスクリーン4を置いて光を照射し
て網目を焼付ておく、この様に感光膜2を網目状に焼付
けておくと最終的な版面には正方形の所謂ベタ黒のパタ
ーンが形成される。
【0005】次に図5Bに示す様に、写真や絵を基に陰
画を作り、この陰画を基に透明陽画を作って、網目の焼
付けられたカーボンチッシュ3上にこの透明陽画5を載
置し、光を照射して焼付ける。
【0006】次に図6及び図7に示す様な円筒状の版胴
6の表面に厚く銅鍍金を施した銅膜7の表面をアルコー
ルでぬらして、カーボンチッシュ3の感光膜2を密着さ
せて、巻き付ける。
【0007】次に図5Cに示すようにカーボンチッシュ
3を40℃前後の湯にひたして紙1を剥離すると、感光
していないゼラチンもとけて感光した網目と画面とが感
光の度合に応じたゼラチンを残す。
【0008】次に画面以外にアスファルトを塗布してエ
ッチングを防ぎ、塩化第2鉄液9でエッチングすると感
光した度合に応じて深さの違う窪みが図5Dの様に出来
上がる。この様にして出来上がった版胴6を溶剤型イン
キを入れたインキ溜10に一部を図7の様にひたし、ド
クタ(doctor)11で余分なインキをかき落とす。ドク
タ11は鋭いエッジのナイフで版胴6の版面に圧着され
ているので版面に作った多数の窪み(以下セルと記す)
につまったインキ以外のインキをかき落とす。
【0009】圧胴12は印刷される紙13を版胴6の版
面に圧着させ、紙13に図6の様にインキ14を吸着さ
せる。この吸着インキは版胴の版面にエッチングしたセ
ルの深さによって濃度が異なることになる。即ち、深い
セルには多くのインキがつまっているので深く、浅いセ
ルには少量のインキしかつまらないので薄くなることに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来構成で示し
たグラビア用の版胴によると、版胴は1回の印刷毎に作
製するために大量の印刷物を刷る場合はよいが印刷枚数
が数十枚から数千枚のものでは1枚当りの印刷コストが
大幅に上昇する。
【0011】又製版工程が複雑であるだけでなく、透明
陽画を作る工程などもあって工程数が多くなり、更に版
胴6上には銅鍍金を施してエッチングを行なう金属円筒
を必要とするために、製版工程が大がかりになってオフ
ィス内や個人が直接製版出来るものはなく、高価となる
問題があった。
【0012】本発明は叙上の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは高品位で中量枚数印刷に向
いた個人やオフィスで利用可能な廉価な版胴を有する製
版装置を得る様にしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の製版装置は図1
乃至図4にその一例を示す様に、合成樹脂からなる版材
6aを巻き付けた円筒状部材17を回転させる回転手段
36と、上記合成樹脂の版材6aに対してレーザビーム
を照射するレーザ照射手段24と、入力画像データに基
づいて、版材6aの表面に入力画像データの濃淡に応じ
た面積の凹部15を形成するようにレーザ照射手段24
及び回転手段36を制御する制御手段32とを備えたこ
とを特徴とする製版装置としたものである。
【0014】本発明の製版装置では熱可塑性樹脂シート
の版面に半導体レーザで画像の濃淡に対応した面積の凹
部から成るセルを形成しているので小パワーの電気信号
で凹版の版胴(グラビア版)が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図4を参照して説明する。図1は本発明の製版装置の
分解斜視図であり、図2は組立状態での版胴の側断面図
を示している。
【0016】図1及び図2でシリンダ17は金属性の円
筒であり、このシリンダ17の外径に沿って版材となる
合成樹脂の版シート6aを巻付けて、皿螺子6b等でシ
リンダ17に穿った母螺17aに固定する。この固定方
法は適宜方法のものを選択することが出来て、例えば両
面テープ等で固定することも出来る。
【0017】版シート6aの材料としては比較的融点の
分布範囲が狭く、硬化時には硬さがあり、融解時には樹
脂が低温で飛散又は昇華する熱可塑性樹脂がよく、例え
ば、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレン
樹脂にカーボンを20%程度含有させたもの等を用いる
ことが出来る。
【0018】又、版シート6aの厚みtは200ミクロ
ン程度のものが選択される。シリンダ17の左右端には
金属性のキャップ19L,19Rが版シート6aの左右
端を固定する様に挿入されて版胴6を形成している。キ
ャップ19L,19Rには軸18R,18Rが植立さ
れ、図示しないが後述する版胴回転モータ36に連結さ
れていて胴版6は図2の様に例えば矢印Bの時計方向に
回転される。
【0019】版胴6には図2に示す様にレーザビームが
焦点レンズ23を介して照射され、合成樹脂の版シート
6a表面に焦点を結び版シートの表面を溶かして、合成
樹脂を飛散或いは昇華される。
【0020】この場合、レーザを変調するか、1つの窪
みである凹部15に対するレーザ照射時間を変えること
で版面材の飛散或いは昇華する窪み量、大きさを調整
し、階調に対応した体積の窪みとする。即ち窪みとして
の凹部15は図2に示す様にレーザビームで飛散する版
面材の量が映像入力信号の濃淡によって面積sを変える
様にしている。
【0021】図3は小エネルギー放出型の1W程度の半
導体レーザ20を用いて版シート6aに凹部15を形成
するため概念図を示すものである。
【0022】図3で、イメージスキャナー等で取り込ま
れた映像入力信号21は半導体レーザ20に供給され、
駆動電流をPCM化した映像入力信号でオン、オフして
直接変調する。このため半導体レーザ20から放出され
るレーザビームは映像信号に同期して点滅する。半導体
レーザ20を出たレーザビームはコリメート光学系22
で平行光に成され、焦点レンズ23を介して版シート6
a表面位置に焦点を結ぶ様に照射される。
【0023】半導体レーザ20、コレメート光学系2
2、焦点レンズ23を含むレーザブロック24は始めは
版胴6の最左端側の所定位置に焦点が合わせられてい
る。版胴6は矢印B方向に図4の版胴回転用モータ36
で回転される様になされているので、胴版6を1回転さ
せると円周に沿った1トラック分の凹部15がレーザビ
ームで飛散して所定の1トラック分の窪んだ凹部15を
作る。
【0024】次にレーザブロック24を1画素分版胴の
軸方向に図4のレーザブロック移動用モータ34で移動
させて版シート6aの表面を飛散させて行くと2トラッ
ク分に所定の凹部15が形成される。この様な操作を順
次版胴6の全面に亘って行えば、版シート6a表面の合
成樹脂材は映像入力信号21の濃淡に対応して面積の変
わった凹部15を版シート6aの全面に亘って形成する
ことが出来る。
【0025】図4は半導体レーザ20に映像信号の濃淡
に対応したデータを供給するための系統図を示してい
る。
【0026】図4で入力操作部30では停止、リセット
等のステータス信号31をマイクロコンピュータ(以下
CPUと記す)32に供給する。
【0027】CPU32は正転又は逆転パルスをレーザ
ブロック移動用モータドライバ33と版胴回転用モータ
ドライバ35とに供給しレーザブロック移動用モータ3
4と版胴回転用モータ36とを回転駆動させる。
【0028】版胴駆動用モータ36で版胴6を回転さ
せ、半導体レーザ20で映像入力信号21のデータに対
応した凹部15を版シート6a面上に形成し版胴6が1
回転したらレーザブロック移動用モータ34を1画素デ
ータ分移動させて、版胴6の円周に沿って画面の濃淡に
応じて面積の変わった凹部15を作って行く様にCPU
32がコントロールしている。
【0029】データROM38には映像信号の例えば、
1フレーム分をイメージスキャナー等で取り込んだデジ
タル画像データDが格納されている。アドレスAはCP
U32を介してアドレスカウンタ37からデータROM
38に供給される。このアドレスに従って画像データD
はグレースケールROM41に供給され、画像データD
の濃淡に応じて面積の変わったグレースケールデータD
0 をグレースケールROM41に応じて出力する。
【0030】グレースケールROM41のアドレスA0
はパルスジェネレータ39で発生させたパルスをカウン
タ40に供給する様になされ、パルスジェネレータ39
からは変調パルスがアンドゲート回路42に供給され
る。
【0031】グレースケールROM41からはグレース
ケールデータがアンドゲート回路42に供給され、レー
ザドライバ43を介して半導体レーザ20を駆動する様
になされている。
【0032】本例では低い温度で溶解する熱可塑性樹脂
材にカーボン等の黒色塗料を混入し熱吸収をよくし半導
体レーザの様な1W程度の小エネルギーで直接版シート
面の面積を制御させながら飛散させたので、従来の様に
版胴を製版する複雑な工程を必要とせずオフィスや個人
が直接製版出来るグラビア版を得ることが出来、また電
気信号で直接製版することが出来るので種々の画像入力
が供給出来る。
【0033】本発明は叙上の実施例に限定されることな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形するこ
とが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明の製版装置によれば半導体レーザ
を用いて熱可塑性樹脂の版シートを溶融させて凹部の面
積を制御する様に形成したので製版工程が簡単でオフィ
スや個人が直接製版出来て廉価な凹版の版胴を電気信号
で直接的に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の版胴装置の分解斜視図である。
【図2】図1の組立状態の側断面図である。
【図3】本発明の製版装置のレーザ光学系を示す概念図
である。
【図4】本発明のレーザ走査系の系統図である。
【図5】従来のグラビア製版の製造工程図である。
【図6】グラビア印刷版胴の要部拡大図である。
【図7】グラビア印刷を示す概念図である。
【符号の説明】
6 版胴 15 凹部 17 シリンダ 18L,18R 軸 19L,19R キャップ 20 半導体レーザ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる版材を巻き付けた円筒
    状部材を回転させる回転手段と、 上記合成樹脂の版材に対してレーザビームを照射するレ
    ーザ照射手段と、 入力画像データに基づいて、上記版材の表面に上記入力
    画像データの濃淡に応じた面積の凹部を形成するように
    上記レーザ照射手段及び回転手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする製版装置。
JP23283495A 1995-09-11 1995-09-11 製版装置 Pending JPH0848016A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23283495A JPH0848016A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 製版装置

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JP23283495A JPH0848016A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 製版装置

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JP63229483A Division JPH02139238A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 凹版の版胴装置

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JPH0848016A true JPH0848016A (ja) 1996-02-20

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JP23283495A Pending JPH0848016A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 製版装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61179740A (ja) * 1984-10-08 1986-08-12 Nec Corp レ−ザ−製版装置
JPS6252720A (ja) * 1985-08-30 1987-03-07 Sony Corp 磁気記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61179740A (ja) * 1984-10-08 1986-08-12 Nec Corp レ−ザ−製版装置
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