JPH0847500A - 義歯形成装置およびその製作方法 - Google Patents

義歯形成装置およびその製作方法

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JPH0847500A
JPH0847500A JP7136988A JP13698895A JPH0847500A JP H0847500 A JPH0847500 A JP H0847500A JP 7136988 A JP7136988 A JP 7136988A JP 13698895 A JP13698895 A JP 13698895A JP H0847500 A JPH0847500 A JP H0847500A
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フランツ・ズッター
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ヴインチエンツオ・グランデ
Francis J Sutter
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    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 義歯を形成する装置1は、ベース4を有する
少なくとも1個の支持体3を備えている。このベースは
装置の使用中、患者の顎骨13または顎肩に挿入され
る。支持体3は円錐形の支持面4nと肩7eを備えてい
る。この肩はベース4の方へ向いていて、例えば環状の
溝7dの側面によって形成されている。装置1は各々の
支持体3のためにキャップ8を備えている。このキャッ
プは円錐形の対向面8fによって支持体3の円錐形支持
面4nに支持される。キャップはめねじ8mを有する穴
8kを備えている。穴の軸線11は二つの円錐面4n,
8fの軸線10に対して角度をなしている。穴8kにね
じ込むまれたねじ9はその先細区間9bが肩7eの外縁
7fに係合し、対向面8fを支持面4nに押しつける。 【効果】 ベースと反対側のキャップの端区間は穴が形
成されておらず、従ってキャップを審美的で好まれる形
に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、義歯を形成するための
装置に関する。義歯は1個だけの単一人工歯または1個
だけの人工歯冠または2個以上の人工歯または人工歯冠
を備えることができる。
【0002】
【従来の技術】ITI商標で市販されている公知の義歯
を形成するための装置は、支持体とキャップを備えてい
る。このキャップは支持体上に固着可能で、人工歯冠を
形成するために役立つ。支持体はベース、すなわち第1
部品と、この第1部品に取り外し可能に連結された第2
部品を備えている。ベースは装置の使用中顎骨の穴に装
着される第1の端部と、顎骨から突出する第2端部と、
この第2端部に開放し、めねじ付区間を有する軸方向穴
を備えている。ベースは円錐形の環状面を備えている。
この環状面は穴の開口を取り囲み、キャップのための支
持面としての働きをする。第2部品はキャップを保持す
るためのホルダーとして役立ち、ベースの穴にねじ込ま
れた内側部分と、ベースの外側に位置する八角形のヘッ
ドと、このヘッドの端面に開口している軸方向のねじ穴
を備えている。キャップは金合金からなり、ベースの円
錐支持面に載る円錐対向面と、支持体およびキャップの
対向面の軸線と同軸である穴を有する。キャップはねじ
によって第2部品に固着される。このねじは穴を貫通
し、第2部品のねじ穴にねじ込まれている。装置の使用
中、付加的な材料が元のほぼ円錐台状のキャップ上に用
意され、用意された材料と共に、所望の形を有する人工
歯冠が形成される。
【0003】この公知の装置の場合には、キャップの穴
は、顎骨と反対側のキャップの頂端部で開口している。
従って、ねじの頭は人工臼歯では、一部をキャップによ
って形成した歯冠の噛み砕く面の中または下に位置す
る。人工切歯または犬歯では、ねじ頭が例えば、歯冠の
切削部分の下方または近くに位置する。従って、キャッ
プの穴とねじが歯冠の最適な形成を妨害する。これは特
に切歯に該当する。更に、ねじ頭は審美的に悪影響を与
える。
【0004】商標ITIで知られている装置は、個々の
歯を置き換えるためだけでなく、複数の歯を置き換える
ブリッジを固着およびまたは形成するためにも使用さ
れ、後者の場合にはキャップを固着する支持体が2個以
上設けられる。少なくとも一つの人工歯を形成する連結
要素がこの人工歯の間に配置され、鋳造または溶融連結
によって金合金製キャップに連結される。キャップを支
持体の八角形のヘッドに取付けることができるようにす
るために、2個の支持体の軸線は互いに正確に平行でな
ればならない。従って、ベースを受け入れるための顎骨
にあけられる穴も、互いに正確に平行でなければならな
いので、この穴をあけるときに高い精度が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、公知の装置の欠点を除去することができ、特にキャ
ップの穴を支持体の軸線と同軸にしなくてもよく、キャ
ップを固定するためのねじが、キャップの頂端部に位置
する頭を有していなくてもよい、少なくとも1個の支持
体と、少なくとも1個のキャップを備えた装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明に従
い、少なくとも1個の支持体と、少なくとも1個のキャ
ップと、ねじとを備え、このねじが前記キャップを支持
体に固定する働きをし、かつねじを備え、支持体が顎骨
およびまたは顎型に挿入するための端部と、顎骨または
顎型の外側に配置される外側部分と、支持面を備え、キ
ャップが内部空間を画成し、外側部分上に取付け可能で
あり、支持面に対して支持するための対向面を有し、第
1の軸線を取り巻き、ねじ用の穴を有し、この穴が内部
空間に開放し、かつ第2軸線を有する、義歯を形成する
ための装置において、外側部分が、少なくとも装置を組
み立てたときに、支持体の前記端部の方へ向く肩を備
え、キャップの穴がめねじを備え、第2軸線が第1軸線
に対して角度をなし、ねじがそのねじから先細になって
いる端区間を有し、キャップが外側部分上に配置される
ときに、ねじの端区間が肩に係合して、対向面を支持面
に対して押しつける力を生じるように、ねじがキャップ
のめねじにねじ込み可能であることを特徴とすることに
よって達成される。
【0007】本発明は更に、人工義歯を固着およびまた
は形成する装置の、請求項20記載の特徴を有する製作
方法に関する。装置と方法の有利な実施形は従属請求項
から明らかになる。
【0008】
【実施例】次に、図に示した代表的な実施例を参照して
本発明の対象物を説明する。図1に分解した状態をそし
て図4に組み立てた最終状態を示した、全体を1で表し
た装置は、義歯、すなわち単一人工歯を固定および形成
するために役立つ。装置1はベース4を有する支持体3
を備えている。このベースはしばしば第1部品またはイ
ンプラントと呼ばれる。支持体3は更に、第2部品6と
第3部品7からなるホルダー5を備えている。装置は更
にキャップ8を備えている。このキャップはねじ9によ
って支持体3に固定連結および取り外し可能に連結する
ことができる。支持体3の3個の部品4,6,7と、キ
ャップ8は、組み立てられた状態で共通の第1軸線10
を形成する。
【0009】装置1のいくつかの部品は図2,3に示し
てある。図3,4には更に、顎骨13、すなわち下顎骨
と、患者の顎骨を覆う歯肉14、すなわち歯ぐきが示し
てある。支持体3は、装置1の組み立て最終状態で顎骨
13の内側に位置する内側部分3aと、顎骨13の外側
に位置する外側部分3bを備えている。
【0010】細長い一体のベース4は、図1において底
に位置する第1の端部4aと、この第1の端部の反対側
の第2の端部4bを有する。ベースの外面はおねじ4d
を有するほぼ円筒状の主区間4cと、端区間4eを備え
ている。この端区間は第2の端部4bの方へトランペッ
ト状に広がっている。ベースは2つの軸方向盲穴を備え
ている。この穴の一方4fは第1の端部4aで開放し、
他方の穴4gは第2の端部4bで開放している。穴4g
はめねじ4iを有する円筒区間4hと、この円筒区間か
らベース4の第2端部4bの方へ広がっている、円錐面
4mを有する区間4kを備えている。この円錐面は軸線
10に対して5〜15°、例えば約8°の角度をなして
いる。ベースはその第2端部4bに、穴4gの開口と軸
線10を完全にかつ連続的に取り囲む円錐環状面4nを
備えている。この円錐環状面は、軸線10に関して回転
対称であり、ベースの第1端部4aの方へ向けて外側へ
傾斜し、そして軸線10に対してほぼまたは正確に45
°の角度をなしている。後述するように、図1に示した
装置の実施例の場合には、円錐環状面4nは、キャップ
8の支持面4nとしての働きをする。ベースは更に、軸
方向の穴4fに開口する幾つかの半径方向穴4pを備え
ている。
【0011】一体の第2部品6はおねじ6bを有する内
側部分6aと、このおねじから広がっている円錐面6c
を備えている。この円錐面は軸線10に対して、円錐面
4mと同じ角度をなしている。図4に従って第2部品6
がベース4に連結されると、第2部品6の内側部分6a
はベース4の穴4gに嵌まり、おねじ6bがめねじ4i
にねじ込まれ、円錐面4m,6cが互いにしっかりと支
持する。第2部品6はヘッド6dを有する。このヘッド
は、装置1が組み立てられたときに、ベース4の外側に
位置する。このヘッドは多角形の外周面6fを有する区
間6eを備えている。この外周面は軸線10に関して非
回転対称であり、例えば横断面が普通の八角形である。
従って、外周面は、幾つかの、すなわち8個の平面の外
周面区間を有し、この区間は軸線10に関して非回転対
称であり、軸線10に対して平行な8個のエッジを有す
る。ヘッド6dは更に、円錐面取り部6gを有する。こ
の円錐面取り部は外周面6fからヘッドの端側6hの方
へ傾斜している。ヘッド6dの端側6hは第2部品の内
側部分6aと反対側の第2部品の外側端部を形成してい
る。第2部品6はねじを切った軸方向の穴6iを備えて
いる。この穴は端面6hに開放している。
【0012】一体の第3部品7はボルト状のねじ付部分
7aを有する。このねじ付部分はおねじを備え、装置1
を組み立てたときに、第2部品6のねじ穴6iにねじ込
まれる。第3部品は更に保持区間7bを備えている。こ
の保持区間は、装置を組み立てたときに、第2部品6の
外側に位置し、カラーを備えている。このカラーはその
半径方向の平らな環状面がベース6dの端側にある半径
方向の平らな環状面に支持される。保持区間7bは更
に、カラーから上方へ突出する首部と、ヘッド7c備え
ている。カラー、首部およびヘッド7cは軸線10を取
り巻く環状溝7dを画成している。ヘッド7cは環状溝
7dに隣接しかつ環状溝の上側の側面を形成する半径方
向の平らな面と、円筒状の外周面と、前記半径方向の平
らな面と円筒状の外周面を接続する移行面とを備えてい
る。この移行面は軸方向断面で凸形に湾曲している。環
状溝7dに隣接するヘッド7cの側は環状肩7eを形成
している。この環状肩は支持体外側部分3dの外周と外
縁7fに沿って延びている。この外縁は軸方向断面で湾
曲している移行面によって形成されている。肩7eは装
置1を組み立てたときに、ベース4およびその第2の端
部4bの方へ向いている。肩7eの外縁7fを形成する
移行面は軸方向の断面で、最大0.5 mm、好ましくは最
大0.3 mm、例えば約0.2 mmの曲率半径を有する。湾
曲した移行面の代わりに、あるいは適切であればこの移
行面に付加して、肩7eの外縁7fはエッジを備えてい
てもよい。第3部品7のヘッドはその端側に開放する多
角形およびまたは星形の穴7gを有する。
【0013】図2に取り出して示した一体のキャップ8
は外殻8aと、中実の頂部端区間8bを備えている。こ
の端区間は特に軸線10の範囲に穴を備えておらず、装
置を組み立てたときに、ベース4と反対側に向いてい
る。キャップ8は軸線10に関してほぼ回転対称である
が、図1,2,4において右側へ突出する突出部8cを
備えている。キャップ8は内部空間8eを画成する内面
8dを有する。この内部空間は軸線10に関してほぼ回
転対称であり、ベース4の方へ開放している。内部空間
8eの開口に隣接する内面8dの区間は円錐状の対向面
8fを形成している。この対向面は開口から軸線10の
方へ傾斜し、軸線を完全にかつ連続的に取り囲み、この
軸線に対して、ベース4の環状およびまたは支持面4n
と同じ角度をなし、そして装置を組み立てたときに、円
錐状の環状およびまたは支持面4nに対して支持され
る。二つの円錐面4n,8fは同じ大きさの外径を有す
るので、装置1を組み立てたときに、ベース4とキャッ
プ8の外側のおよびまたは外殻面は、円錐面4n,8f
の外縁で接している。内面8dは、内側空間8eの開口
と反対の対向面8fの側に、多角形の内面領域8gを備
えている。この内面領域は軸線10に関して非回転対称
であり、横断面で例えば24個の角を有する。従って、
この領域は幾つかの平面、すなわち24個の平面を有し
軸線10に対して平行である非回転対称面区間と、軸線
10に対して平行な24個の角、すなわちエッジを備え
ている。図2において、ヘッド6dの輪郭は一点鎖線で
示してある。ヘッドの輪郭は、ヘッドの八角形区間6e
が、24個の角を有する内縁領域8gの角にぴったり、
すなわち小さな半径方向遊びでもって係合するように形
成されている。内面8dは24個の角を有する内面領域
8gの上側に、円筒状の内面区間8hを備えている。こ
の内面区間は同様に円筒状でやや狭い内面区間8iに隣
接している。内面区間8iの直径は大きくても、第3部
品7のヘッド7cの直径よりも少し大きいだけである。
装置1を組み立てる間、キャップ8が軸線10に対して
平行に支持体3上に嵌められるときに、キャップは第2
部品6と第3部品7のヘッド6d,7cによって軸方向
に移動可能にかつ半径方向において少なくともほぼ遊び
なしに案内される。軸線10に関して非回転対称の外周
面6fの表面区間およびエッジと、内面領域8gの表面
区間とエッジは更に、固定手段を形成する。この固定手
段は装置を組み立てたときに、キャップ8を、支持体3
の第2部品6と相対的に回転しないように固定する。装
置1が組み立てられると、図4に従って、第3部品7の
ヘッド7cの端面と、内部空間8eの上端部を画成する
キャップ8の内面区間との間に、空間が生じる。キャッ
プ8は突出部8cから内部空間8eへ延びる穴8kを備
えている。この穴の外側開口は軸線10に対して傾斜し
た突出部8cの表面に位置している。穴の内側開口は主
として、キャップの円筒状の内面区間8hの領域に位置
している。穴8kはめねじ8mを備えている。穴8kは
第2軸線11の周りに設けられている。この穴8kとそ
の中に位置する軸線11の区間は、ベース4から離れる
ように軸線10から上方へ傾斜している。第2軸線11
は第1軸線10に対して少なくとも30°、好ましくは
45°で、90°以下の角度、例えば55〜85°の角
度、図1,4では約65°の角度をなしている。穴8k
と、装置1を組み立てたときにその中にねじ込まれるね
じ9は、軸線10に対して多少横方向に延びている。
【0014】ねじ9はねじ部9aと、このねじ部から先
細になっている例えば円錐台状の端区間9bを備えてい
る。この端区間の円錐面は、装置1を組み立てたとき
に、穴8kの軸線11と一致するねじ軸線に対して、最
大で60°、好ましくは45°、例えば約30°の角度
をなしている。ねじ9は頭なしねじのように形成され、
従ってそのねじ9aの呼び径、すなわち外径がねじ9の
最大直径を形成する。ねじは端区間9bと反対の端部
に、穴9cを備えている。この穴は多角形、例えば六角
形であり、その表面とエッジはねじ込み工具のための駆
動手段を形成する。ねじ9aの呼び径、すなわち外径は
好ましくは少なくとも1.5 mm、例えば約または丁度2
mmである。ねじ9の全体の長さは、最大でねじ9aの
呼び径、すなわち外径の3倍、例えば約2倍である。
【0015】装置1が組み立てられると、ねじ9は図4
に従ってキャップ8の穴8kにねじ込まれ、ねじ9の端
区間9bの円錐面が第3部品7の肩7eの外側縁7fに
係合する。ねじ9の円錐面が、肩7eに接触する個所
で、軸線10に対して好ましくは少なくとも30°およ
び最大で60°、例えば図4では約35°の角度をなし
ている。ねじ9がびったりねじ込まれると、第3部品7
の肩7eはねじとこのねじを介してキャップ8に力を加
える。この力は軸線10に対して平行な成分を有し、キ
ャップ8の対向面8fをベース4の支持面4nに対して
押しつけ、キャップ8を支持体3上にしっかりと締め付
け固定する。装置1が組み立てられて完成したときに、
ねじ9は完全にキャップ8の内側に位置する。
【0016】ベース4、第2部品6、第3部品7、キャ
ップ8およびねじ9は生体適合性の金属材料からなって
いる。ベース4、第2部品6、第3部品7およびキャッ
プは例えば純チタンからなっている。ベース4の円筒状
の主区間4cの外面は、プラズマ容射によってかぶせら
れた、同様にチタンからなる多孔性コーティングによっ
て形成可能である。ねじ9は例えば主としてチタンから
なる合金によって形成され、キャップ8よりも硬い。装
置1を組み立てる間、ねじ9が締め付けられると、ねじ
は肩7eの外縁7fに圧痕を生じ得る。この圧痕は、多
角形の内面領域8gに係合する第2部品6の多角形の外
周面6fに加えて、支持体3に対して回転しないように
キャップ8を固定する。
【0017】次に、人工義歯の固着および形成時の装置
1の製作、使用および組み立てについて説明する。図1
に示した装置の部品は、工場で製作され、例えば分解し
た状態で歯科医およびまたは歯科技工士に納入される。
【0018】歯科医が患者の治療に装置1を使用すると
きには、歯科医は患者の歯肉を切開し、顎骨13に穴1
3aをあけ、この穴にベース4をねじ込み、そしてベー
スの上側の軸方向穴4gに閉鎖ねじ(図示していない)
をねじ込ことによってこの軸方向の穴を閉じる。そし
て、顎骨が回復するまで一定期間、ベース4は顎骨13
内にとどめられる。骨が下側の軸方向穴4fに充填さ
れ、半径方向の穴4pを貫通するので、ベースは顎骨1
3内で非常に安定した状態で固着される。
【0019】一定期間後、歯科医はベース4から閉鎖ね
じを取り外し、第2部品6をベースにねじ込み、そして
図3において一点鎖線で示した印象キャップ15を、第
2部品6上に固着する。歯科医は塑性変形可能な材料で
印象を作る。この材料は顎の上、印象キャップ15の上
およびこの印象キャップに隣接する歯の上に、いわゆる
トレーで押しつけられる。
【0020】そして、歯科技工士はプラスター等から顎
骨の型を作り、図6に示した取扱用支持体43と同じ形
状の取扱用支持体をこの型に付ける。この取扱用支持体
は他の装置を形成するために役立つものであり、後で詳
しく述べる。歯科技工士はキャップ8を取扱用支持体上
に固着し、印象に基づいて材料を除去仕上げすることに
よって、すなわちフライス削りおよびまたは研磨するこ
とによって、キャップ8を所望の形にする。キャップ8
の元の輪郭と仕上げた後の輪郭がそれぞれ、図4におい
て一点鎖線と実線で示してある。この場合、穴8kの外
側開口を画成する突出部8cの区間は図4において元の
形で示してあるが、必要とあらば更に加工することがで
きる。同様に、ねじ9の区間をフライス加工およびまた
は研磨することができる。歯科技工士は更に、キャップ
8の外面に、図4に示した上張り16を部分的に取付け
ることができる。この上張り16は例えばセラミックス
(磁器)またはプラスチックからなっている。キャップ
8は上張り16と共に、上部構造体17、すなわち人工
歯冠を形成する。
【0021】インプラント4によって患者の顎骨13に
連結された第2部品6は、上部構造体17すなわち人工
歯冠を形成するためにキャップ8を加工する間、例えば
閉鎖要素によって閉鎖することができる。歯冠が出来上
がると、歯科医は先ず最初に、第3部品を第2部品6に
ねじ込む。
【0022】ベース4の円筒状の主区間4cと、第2部
品6の下端区間は、顎骨13内に位置する支持体3の内
側部分3aを形成する。これにより、ベース4の第1端
部4aは顎骨上に位置する支持体3の端部を形成する。
更に、ベース4の第2端部4b、第2部分6の上側区間
および第3部品は、顎骨13の外側に位置する支持体の
外側部分3bを形成する。顎骨の外側に位置する支持体
3の端部は、第3部品7のヘッド7cによって形成され
ている。第2と第3の部品は支持体3のホルダー5を形
成する。このホルダーは上部構造体17、すなわち歯冠
を保持する働きをする。
【0023】歯科医は、出来上がったキャップ8と上張
り16によって形成された上部構造体17すなわち歯冠
を、キャップ8に既に少しねじ込まれたねじ9と共に、
支持体3の外側部分3bに取付け、ねじ込み工具によっ
てねじ9をしっかし締め、そして上部構造体17の大部
分を形成するキャップ8を支持体3上に固着する。図4
に示す形をした歯冠は例えば、装置1の残りの部分と共
に、人工切歯すなわち犬歯を形成する。出来上がったキ
ャップ8の、ベース4や顎骨13と反対側の端区間8b
と、この端区間8bに取付けられた上張り16は、人工
歯冠の頂端部と切断部分を形成する。切断部分の切断エ
ッジは、キャップ8の突出部8cと反対の軸線10の側
に位置している。更に、突出部8cと、この突出部内に
ある穴8kの開口と、従って穴8k全体とねじ9は、患
者の口の中で、キャップ8の後側に位置する。従って、
穴8kとねじ9は患者の口の外側から見えない。穴8k
とねじ9が軸線10に対して横方向に多少延びているの
で、顎骨13と反対側の、上部構造体17すなわち人工
歯冠の頂端部の形状を、自然の歯の形に充分に適合させ
ると有利である。
【0024】第2部品6の八角形の外周面領域6fと、
キャップ8の24個の角を有する内面領域8gは、キャ
ップを支持体3上で24個の異なる回転位置に取付ける
ことを可能にし、かつキャップに対して相対回転しない
ように連結することを可能にする。キャップ8の選択可
能な回転位置が比較的に多数存在するので、ねじ9をし
っかりねじ込むために適切な位置に突出部8cと穴8k
が配置されるように、キャップ8を患者の口の中に挿入
することができる。穴8kが軸線10から外へ顎骨から
離れるよう傾斜しているので、穴8kがキャップ8の後
側に配置されているにもかかわらず、歯科医はねじ9を
比較的に良好にしっかりとねじ込むことができる。
【0025】装置1が図4に従って組み立てられ、顎骨
13内に固着されると、支持体3のいろいろな部品、す
なわちベース4、第2部品6および第3部品7が安定し
た状態で互いに連結される。支持体3は大きな強度を有
する。支持体3の外側部分3bは支持体3に対してキャ
ップ8、正確にはその内部空間8eを中心に置き、軸線
10回りに回転しないようにキャップ8を固定する。ベ
ース4の円錐支持面4n上に支持されるキャップの円錐
対向面8fは同様に、ベース4に対してキャップをセン
タリングする働きがある。キャップ8は非常に安定した
状態で支持体3に連結されるので、軸線10に対して平
行な大きな力と、軸線10に対して角度をなす大きな力
を、支持体に伝達することができる。ねじ9が比較的に
大きな直径を有し、直径と比べてかなり短く、そしてね
じ9を保持するキャップ8の穴8kの近くに位置する第
3部品7の肩7eの1か所に係合するので、ねじ9が破
断する危険は非常に小さい。
【0026】円錐面4n,8fが互いに支持し合い、ベ
ース4とキャップ8の外殻面が円錐表面の外側境界で隙
間なしに互いに接するので、更に、微生物がベース4と
キャップ8の間で培養されるということが実際に完全に
防止される。更に、チタンの非常に良好な生体適合性が
有利である。
【0027】装置1は個々の部品が比較的に少なく、経
済的に製作することができ、そして患者の口の中に比較
的に容易に挿入することができかつ口の中で容易に組み
立てることができる。更に、歯科技工士は、図1に示し
た、工場から納入されるチタン製のキャップ8から、患
者の個々の要求に適合した人工歯冠を、比較的に簡単な
作業および少ない材料消費で製作することができる。
【0028】図5には顎骨と歯肉が示してある。この顎
骨と歯肉はそれぞれ13,14によって示してある。図
5には更に、組み立てられた装置21が示してある。こ
の装置は顎骨13上に固着され、最終状態にあり、人工
臼歯としての義歯を形成している。装置21は装置1の
支持体3と同じ形状の支持体3を備えている。支持体3
は特に、円錐環状支持面4nを有する、顎骨13の穴1
3a内に固着されたベース4と、第2部品6および第3
部品7を有するホルダー5を備えている。装置21は更
にキャップ28を備えている。装置が組み立てられたと
きに、このキャップは支持体3と共に共通の第1軸線1
0を備えている。キャップ28はキャップ8と同様に、
外殻28aと、ベース4と反対側の端区間28bと、外
殻28aの外周個所から外へ突出する突出部28cを備
えている。しかし、キャップ28は、その外殻28a
が、突出部28cを除いて、ほぼ円筒形ではなく円錐形
であり、ベース4と反対側に先細になっている点が、キ
ャップ4と異なっている。更に、軸線10に対して平行
に測定した、キャップ28の端区間28bの寸法は、キ
ャップ8の端区間の寸法よりも短い。更に、キャップ2
8はチタン製ではなく、非酸化金属材料からなってい
る。この非酸化金属材料は鋳造可能であり、例えば商品
名CERAMICOR で販売されている金合金である。キャップ
28の内面28dと、この内面によって画成された内部
空間28eは例えば、図8と同じ形状である。内部空間
28dは特に、その開口部に、円錐状の対向面28fを
形成する区間を有する。装置21が組み立てられたとき
に、この対向面はベースの円錐支持面4nに支持され
る。キャップ28は穴28kを備えている。この穴は穴
8kと同様に内部空間28eに開放し、めねじ28mを
有し、そして第2軸線11を有する。穴28kにはねじ
9がねじ込まれている。このねじは装置1のねじと同じ
形であり、装置1の場合と同様に、第3部品7の肩7e
の外縁7fに係合する。キャップ28は図5に示す形を
有し、工場から歯科医およびまたは歯科技工士に納入さ
れる。装置21の使用時に、歯科技工士はキャップ28
の外面の領域に支持層35を装着することができる。こ
の支持層35はいわゆる支持構造体を形成し、例えばキ
ャップ28上に鋳造され、酸素が存在するときに酸化す
る金合金からなっている。この支持層上には、セラミッ
クスまたはプラスチックからなる上張り36が装着され
る。キャップ28は支持層35および上張り36と共
に、上部構造体37、人工歯冠を形成し、顎骨13やベ
ース4と反対側の頂端部は例えば臼歯の噛み砕く面を形
成している。
【0029】装置21の前記以外の部分は装置1と同様
な形をし、装置1と同様な特性を有する。次に、図6,
7,8を参照し、単一人工歯を形成する装置41の製作
および形状について説明する。この人工歯の最終状態は
図8に示してある。図6には、例えばプラスターからな
る顎型42が示してある。この顎型の上側部分は例え
ば、歯肉によって被覆された患者の顎骨とほぼ同じ輪郭
を有する。更に、図6には、取扱支持体43が示してあ
る。この取扱支持体は顎型42の内側に位置する内側部
分43aと、顎型の外側に位置する外側部分43bを備
えている。この取扱支持体はベース44aを備えた一体
の取扱インプラント44を備えている。このベースは顎
型43内に固着され、その上側部分はベース4の上端部
分と同じ形をしている。図6では見えない、取扱インプ
ラント44のベースの下側領域は、図11に示した取扱
インプラント44から判るように、ベース4の対応する
区間と異なる形をしていてもよい。この図11の取扱イ
ンプラントは他の装置を形成するために役立つ。取扱イ
ンプラント44は更に、顎型43の外側に位置するヘッ
ド44bを備え、第2部品6のヘッド6dと同じ形をし
ている。取扱インプラント44は更に、第2部品6のね
じ穴6iに一致するねじ穴44cを備えている。取扱イ
ンプラントはベース4の環状およびまたは支持面4nと
同じ形状の円錐環状およびまたは支持面44nを備えて
いる。取扱支持体43は更に、取扱インプラント44の
ねじ穴44cに取り外し可能にねじ込まれる第3部品7
を備えている。
【0030】図8には、穴13aを有する患者の顎骨1
3と歯肉44が示してある。図8には更に、装置1,2
1と同じ形状の装置41に属する支持体3が示してあ
る。内側部分3aと外側部分3bを有する支持体3は、
円錐環状およびまたは支持面4nを有するベース4と、
第2部品6および第3部品7を有するホルダー5を備え
ている。この第3部品は肩7eを備えている。
【0031】工場では、図8に示した支持体3の部分に
加えて、図6に示した、前記の取扱支持体43の部分
と、図6に示したキャップ48が製作される。このキャ
ップ48はスリーブ49とブッシュ50を備えている。
スリーブ49は外殻49aと、この外殻の端部において
図6の上部に位置する平らな端区間49bを備えてい
る。外殻49aは例えば、端区間49bの方へ円錐状に
縮小する外面を備えている。スリーブの外殻49aは穴
49cを備えている。この穴には、押し込み連結および
または接着連結によって、ブッシュ50の一端が固着さ
れている。スリーブ49の内面はキャップ48の内面4
8dの大部分を形成している。キャップ48の内面48
dと内部空間48eは特に、穴49cやブッシュ50に
よる違いを除けば、キャップ8の内面8dおよび内部空
間8eとほぼ同じ形状および寸法である。キャップ48
は特に円錐状の対向面48fを備えている。この対向面
は図6において取扱インプラント44の円錐形の環状お
よびまたは支持面44n上に支持されている。ブッシュ
50はほぼ円筒状の外面を有するが、スリーブ49の穴
49c内に装着されるブッシュの端区間は、ブッシュの
残りの部分よりも小さな外径を有する。ブッシュ50は
めねじ50mを有する連続した穴50kを備えている。
【0032】スリーブ49は固体の燃えかすを生じない
材料、プラスチック、例えばポリオキシメチレン共重合
体からなっている。ブッシュ50は燃えない金属材料、
例えば非酸化金合金からなっている。この材料の上には
他の金合金を鋳造可能である。
【0033】歯科医がキャップ48を用いて、人工義歯
を固着および形成するときには、最初にベース4を顎骨
13に挿入する。ベース4を持った後、歯科医は第2部
品6をベース4にねじ込み、図3に示した印象キャップ
15に一致する印象キャップを第2部品に固着し、印象
を作る。そして、歯科技工士は図6に示した顎型42を
形成し、この顎型に、工場から納入された取扱支持体4
3を取付ける。歯科技工士は更に、工場から納入された
キャップ48を、ねじ9によって取扱支持体43に固着
する。歯科技工士は少なくとも一時的に塑性変形可能な
型製作材料をキャップ48に取付けることができる。こ
の材料は例えば固体の燃えかすを生じないで溶融および
または燃焼可能であり、例えばワックスまたはプラスチ
ックである。そして、歯科医によって患者の口の中で製
造された印象を使用して、型製作材料51を上部構造体
本体内で形作る。この場合、例えば半固体状態で型製作
材料を塑性変形し、およびまたは固化後研磨する。そし
て、歯科技工士はねじ9を取り外し、型製作材料51を
備えたキャップ48を取扱支持体43から取り、図7に
示す閉鎖ねじ55をブッシュ50にねじ込む。閉鎖ねじ
55はブッシュ50の穴50kに充填されるねじ付部分
と、ブッシュ50の外側に位置する頭を有する。そし
て、歯科技工士は、粉末と水からなるペースト状埋込み
コンパウンドから、鋳型53を形成し、所定の時間経過
後に鋳型をセットする。鋳型は図7に示してあり、型製
作材料51を備えたキャップ48を取り囲み、更にスリ
ーブ49の内部空間を充填する。鋳型53はキャップ4
8と型製作材料51を充填する内部空間53aを画成
し、外側からこの内部空間に開放する穴53bを備えて
いる。埋込みコンパウンドをセットした後で、鋳型53
が加熱されて、プラスチックからなるスリーブ49が燃
やされ、型製作材料51が溶融して穴53bを通って鋳
型から外へ流出し、およびまたは同様に燃焼する。鋳型
53の内部空間53aはブッシュ50だけを含んでい
る。このブッシュは閉鎖ねじ55によって閉鎖され、鋳
型内で固定される。そして、ブッシュ50上に鋳造する
ことができる液体または少なくとも自由に流れる鋳造材
料、例えば金合金からなる材料が、穴53bを通って鋳
型53の内部空間53aに供給される。鋳造材料は鋳型
53の内部空間53aに充填され、ブッシュ50上で鋳
造され、そして固化する。この場合、図8に見えるキャ
ップ58が製作される。このキャップは固化した鋳造材
料によって形成された鋳物本体59と、この鋳物本体に
固定連結されたブッシュ50からなっている。そして、
鋳型53は破壊され、すなわち複数の片に分割され、キ
ャップ58は鋳型53から分離される。キャップ58は
内面58dと、この内面によって画成された内部空間5
8eを備えている。この内面58dと内部空間58eは
それぞれ、内面8d,48dおよび内部空間8e,48
eと少なくともほぼ同じ形および寸法を有する。キャッ
プ58は特に、円錐状の対向面58fを備えている。
【0034】もし必要であれば、鋳物本体59を鋳造し
た後で、キャップ5を研磨することができる。更に、セ
ラミックスまたはプラスチックらなる上張り60がキャ
ップ58の外面に塗布されるので、キャップ58と上張
り60は一緒に、上部構造体61、すなわち人工歯冠を
形成する。これは例えば臼歯を取り替えるためおよび噛
み砕く面を備えるためのものであるが切歯または犬歯を
取り替えるためにも役立つ。歯科医は顎骨13に固定さ
れた支持体3上にキャップ58を取付け、ねじ9によっ
てキャップを支持体3上に固定する。このねじは支持体
3の第3部品の肩7eに係合する。キャップ58はその
円錐対向面58fによってベース4の支持面4nに支持
される。
【0035】ブッシュ50とねじ9の共通軸線11は、
取扱支持体43およびキャップ48の軸線10または支
持体およびキャップ58の軸線に対して、装置1,21
の軸線10,11がなす角度よりも幾分大きな角度をな
し、例えば約80°である。ねじ9の円錐面は、顎骨1
3内に固着された取扱支持体43または支持体3の肩7
eに接触するその個所で、軸線10に対して、少なくと
も45°の角度、例えば約55°の角度をなしている。
【0036】図9,10に示した顎骨13は、顎骨13
に沿って互いに離隔した位置に二つの穴13aを備え、
歯肉14によって覆われている。図9,10に示す装置
71は、幾つかの人工歯、すなわち少なくとも3個の人
工歯を形成する人工義歯を固着および形成するために役
立つ。装置71はそれぞれ軸線10を有する2個の支持
体73を備えている。各支持体は顎骨13内に配置され
た内側部分73aと、顎骨の外側に配置された外側部分
73bを備えている。各支持体はベース4を備えてい
る。このベースは穴13aの一つに固着され、前記の装
置1,21,41の場合と実質的に同じ構造である。ベ
ース4は特に、顎骨13内に配置された第1端部4a
と、顎骨の外側に配置された第2端部4bと、めねじ4
iを有する円筒区間4hを備えた軸方向穴4gと、円錐
面4mを有する円筒部4kを備えている。ベース4は更
に、円錐形の環状およびまたは支持面4nを備えてい
る。
【0037】各々の支持体73は、二つの別個の部品、
すなわち一体の第2部品76と一体のスリーブ77を有
するホルダー75を備えている。第2部品76は内側部
分76aを備えている。この内側部分は、装置71が組
み立てられたときに、ベース4の穴4g内に位置してい
る。内側部分76aは主として、おねじ76bを有する
ボルト状のねじ付部分からなっている。内側部分76a
はねじ付部分の上側に、円筒状の肉厚部76cを備えて
いる。第2部品76は更に、装置71が組み立てられた
ときに、ベース4の外側に位置するヘッド76dを備え
ている。このヘッドは内側部分76aに隣接するその端
部に、肩を形成している。この肩の領域は円錐形の環状
面76eによって形成されている。この環状面は軸線1
0と反対側へベース4の第2端部4bの方へ傾斜し、軸
線10に対して、ベース4の円錐形の環状およびまたは
支持面4nと同じ大きさの角度をなし、そして装置71
が組み立てられたときに、環状およびまたは支持面4n
に支持されている。しかしながら、環状面76eの外径
が環状およびまたは支持面4nの外径よりも小さいの
で、環状面76eは面4nの内側領域だけを覆う。ヘッ
ド76dは円錐状の外面76fを有する。この外面は内
側部分76aから離れる方向に傾斜し、軸線10に対し
て、環状面76eおよび環状およびまたは支持面4nよ
りも小さな角度をなしている。ヘッド76dは軸線10
を取り巻く環状溝76gを備え、円錐形の外面76fを
分割している。内側部分76aと反対側の環状溝76g
の側面は肩76hを形成している。肩76hの外縁76
iは、肩7eの外縁7fのように、移行面によってある
いはエッジによって形成されている。この移行面は軸方
向断面で凸形に湾曲し、小さな曲率半径を有する。第2
部品76は軸方向穴76k、すなわち盲穴と、めねじを
有する区間を有する。この穴は内側部分76aと反対側
のヘッド76dの端側に開放している。
【0038】ホルダー75のスリーブ77は主として円
錐面77aからなる外面を有する。円錐面77aは軸線
10に対して、ベース4の円錐面4mと同じ角度を有す
る。スリーブ77の外面は、もし適切であれば、その上
端に、少なくとも装置の組み立て前に円筒状である区間
を備えている。スリーブ77は軸方向の貫通する穴77
bを備えている。この穴の下側区間はめねじ77cを備
えている。穴77bはめねじ77cの上側に、拡大部7
7dを備えている。この拡大部の領域には、スリーブ7
7の外殻がスリーブの上端まで延びる軸方向の長穴によ
って、若干のセグメント、例えば4個のセグメントに分
割されている。
【0039】装置71が組み立てられると、スリーブ7
7はベース4の穴4gの拡大部4k内に位置し、その円
錐面77aによってベース4の円錐面4mに対して支持
される。第2部品76の内側部分76aはスリーブの穴
77bを貫通している。第2部品76のおねじ76bは
スリーブ77のめねじ77cにねじ込まれ、スリーブ7
7の穴77bを通ってベース4のめねじ4iにねじ込ま
れる。更に、第2部品76の肉厚部76cはスリーブ7
7の穴77bの拡大部77d内に突出し、スリーブのセ
グメントを拡げる。最初は例えば円筒面の区間を形成し
ているスリーブ77のセグメントの外面は、少なくとも
一部がベース4の円錐面4mに対して押しつけられてい
る。従って、第2部品76はベース4の穴4gの円錐面
4mに対してスリーブ77を介して支持および保持され
る。
【0040】装置71は各々の支持体73のために、支
持体に割り当てられたキャップ78を備えている。この
キャップは金属材料、すなわちチタンからなっている。
キャップ78は外殻を有し、ベースと反対側の端区間
は、支持体73の軸線に関して回転対称に長く延び、キ
ャップ8の突出部8cに一致する突出部78cを備えて
いる。キャップ78は軸線10に関してほぼ回転対称で
内部空間78eを画成している内面78dを備えてい
る。この内部空間の開口区間は軸線10と同軸の円錐状
対向面78fによって画成されている。装置71が組み
立てられているときに、この対向面は第2部品76の円
錐形の環状面76eの外側でベース4の円錐形の環状お
よびまたは支持面に支持される。キャップ78は軸線1
0に対して、円錐状の外面76fと同じ角度をなしてい
る。内面78gは非常に小さな半径方向遊びをもって外
面76fを取り囲んでいる。従って、第2部品76のヘ
ッド76dはキャップ78をセンタリングし、かつ支持
する。しかし、キャップ78はその円錐状対向面78f
によって、どんな製造誤差の場合にも、ベース4の支持
面4nにびったりかつ隙間なしに支持されている。
【0041】キャップ78はめねじ78mを有する穴7
8kを備えている。この穴は突出部78cを貫通し、内
面78eに開放している。ねじ9は穴78kにねじ込ま
れている。穴78kとねじ9の軸線11は軸線10に対
して角度をなしている。ねじ9の先細端区間9bの円錐
面は、装置71が組み立てられたときに、第2部品76
の肩76hの外縁76iに係合している。従って、キャ
ップ78はベース4に対して押しつけられ、支持体73
に密着連結されている。
【0042】装置71は図10に示す要素79を備えて
いる。この要素は2個のキャップ78を相互にしっかり
と連結する連結要素を形成し、キャップ78に溶接可能
な金属材料、すなわちチタンからなっている。要素79
は少なくとも最初は、例えばほぼハート形の断面を有す
る成形された棒片からなっている。要素79はキャップ
78にびったり適合する端面を有し、その端部はレーザ
溶接連結によって2個のキャップにしっかりと連結され
ている。
【0043】キャップ78は一部を一点鎖線で示した輪
郭に工場で製作され、歯科医およびまたは歯科技工士に
分離された状態で納入される。更に、少なくとも一つの
要素79を形成するための成形された棒片が工場から歯
科医に供給される。歯科医と協働する歯科技工士は成形
された棒片から要素79を製作し、レーザ溶接によって
要素を2個のキャップ78に連結する。歯科技工士は更
に、工場から供給されたキャップを材料除去加工して、
図9,10において実線で示すキャップ78に形づく
る。歯科技工士は同様に要素79を材料除去加工するこ
とができるので、少なくとも一つの人工歯を形成するの
に適切な形に要素79を形づくることができる。歯科技
工士は更に、現場で、セラミックスまたはプラスチック
からなる上張り80によって、キャップ78と要素79
を被覆する。2個のキャップ78、要素79および上張
り80は上部構造体81、すなわちブリッジを形成す
る。
【0044】第2部品76のヘッド76dの円錐状外面
76fは、支持体73またはそれに所属するキャップ7
8の軸線10が互いに正確に平行でないときにも、キャ
ップ78の円錐状の内面78gとの相互作用によって、
上部構造体81、すなわちブリッジを2個の支持体73
上に取付けることを可能にする。他方では、ブリッジを
有する装置71は、単一歯冠を有する装置1と同様な特
性を有する。
【0045】図11,12を参照して、図12に最終状
態を示した装置101の製作および構造を説明する。こ
の装置は装置71と同様に、複数の人工歯を有する義歯
を形成するために役立つ。
【0046】図12には、装置101に加えて、患者の
顎骨13と、この顎骨13を被覆する歯肉14が示して
ある。人工義歯を形成および固着するために、歯科医は
顎骨13に2個の穴13aをあける。この穴は顎骨に沿
って互いに離れている。一方の穴が図12に示してあ
る。歯科医はベース4をこの各々の穴13aにねじ込
み、これを取り出し、そして第2部品と印象キャップを
各ベース4に固着し、再び印象キャップおよびもし適切
であれば第2部品を取り外す。
【0047】歯科技工士は印象に基づいて顎型を作る。
この顎型は図11に示してあり、図6と同様に42によ
って示され、2個の取扱支持体103を備えている。こ
の取扱支持体は工場から納入された部品によって組み立
てられている。各々の取扱支持体103は顎型41内に
配置された内側部分103aと、顎型の外側に位置する
外側部分103bを有する。各取扱支持体103は一体
の取扱インプラント44を備えている。この取扱インプ
ラントは図6に示した取扱インプラントと同じ構造であ
り、顎型42内に配置されたベース44aと、顎型42
の外側に位置するヘッド44bと、ねじ穴44cと、円
錐形の環状面44nを備えている。
【0048】各取扱支持体103は軸線10を有し、ね
じ付部分と頭を有するねじ106を備えている。取扱支
持体はスリーブ状の第3部品107を備えている。この
第3部品はねじ106によって取扱インプラント44上
に取り外し可能に固着され、軸線10と同軸である。こ
の部品は貫通した軸方向の穴107aを備え、この穴は
図11において底に位置する開口のところで、円錐形の
環状面107bによって画成されている。取扱支持体1
03が組み立てられているときに、環状面は軸線10か
ら離れるように下方へ傾斜し、軸線10に対して環状面
44nと同じ角度をなし、環状面44nと同じ外径を有
し、そしてこの環状面に支持される。穴107aは取扱
インプラント44のヘッド44bを取り囲む内面107
cを備えている。この内面は横断面が例えば八角形であ
り、正確にはヘッドの横断面と同じであり、8個の平ら
な面とエッジを有する。このエッジは第3部品をヘッド
44bと相対的に回転しないように固定する。穴107
aはその八角形の区間の上側に狭い部分107dを有
し、この狭い部分の上側に拡大部107eを有する。こ
の拡大部はねじ106の頭を含んでいる。第3部品10
7は上方へ先細になった円錐状の外側の支持面107f
を備えている。この支持面は軸線10を取り巻く環状溝
107gによって分割されている。ベース44aから除
去された環状溝107gの側面は軸線10を取り巻く肩
107hと、外縁107iを形成している。この外縁
は、軸方向断面で凸形に湾曲し、小さな曲率半径の移行
面によってあるいはエッジによって形成されている。
【0049】工場では、支持体103,113の部品に
加えて、取扱支持体103上に固着可能なキャップ10
8が製作され、納入される。このキャップの一つが図1
1に示してある。各キャップ108は、固体の燃えかす
が残らないプラスチックで作られたスリーブ109と、
金合金からなる金属ブッシュ110を備えている。この
ブッシュはスリーブ49上のブッシュ50と同様に、ス
リーブ109上に固着される。キャップ108は内面1
08eと、スリーブ109の内面によって形成された円
錐状対向面108fを備えている。この対向面はベース
44aと反対側へ先細になっていて、軸線10と同軸で
あり、そしてこの軸線に対して、第3部品107の外側
の支持面107fと同じ角度をなしている。ブッシュ1
10はめねじ110mを有する貫通した軸方向の穴11
0kを備えている。ブッシュ110にねじ込まれたねじ
9は、ブッシュと共に共通の軸線11を有し、その先細
の端区間が肩107hの外縁107iに係合し、円錐状
の対向面108fを第3部品107の円錐状の外側支持
面107fに対して押しつけている。内部空間108e
の開口を画成するキャップ108の縁は、円錐形の環状
面44n,107bの外縁まで延びている。
【0050】歯科技工士は取扱支持体103上に固着さ
れたキャップ108に型材料111をかぶせる。そし
て、各々のキャップのために、このキャップを取り囲
む、図7に示した鋳型53に一致する鋳型を製作する。
更に、スリーブ109が燃やされ、型材料111が溶融
およびまたは燃焼される。自由に流れる鋳造材料、すな
わち溶融金合金が鋳型の内部空間に注がれ、二つのキャ
ップ118が製作される。このキャップの一方が図12
に示してあり、各々のキャップはブッシュ110を有
し、この上に鋳造され、鋳物119が鋳造材料から形成
される。各キャップ118は内部空間118eを画成
し、軸線10を取り巻きこの軸線と同軸の円錐状の対向
面118fを備えている。
【0051】歯科技工士は図12に示していない連結要
素によって2個のキャップ118を連結する。連結要素
は例えば鋳造連結によってキャップに固定連結される。
キャップ118はセラミックスまたはプラスチックから
作られた上張り120を備え、それぞれ人工歯冠を形成
する。例えば金合金からなる連結要素は同様に、上張り
を備え、少なくとも一つの人工歯を形成する。2個のキ
ャップ118は連結要素と共に、上部構造体121、す
なわちブリッジを形成する。
【0052】上部構造体が出来上がった後で、歯科医
は、必要なときには前もってベース4から取り外されて
いる第2部品6を、ベース4に再びねじ込み、ねじ10
6によって、各々の第2部品6上に第3部品107を固
着する。第3部品107を貫通するねじ106は第3部
品107の円錐形の環状面107bを、付設のベース4
の円錐環状面4nに対して押しつける。更に、第3部品
107はその八角形の内面107cによって、第2部品
6と相対的に回転しないように固定される。各ベース4
は第2部品6、ねじ106および第3部品107と共
に、支持体113を形成する。この支持体は顎骨13内
に配置された内側部分113aと、顎骨の外側に位置す
る外側部分113bを備えている。第2部品6、ねじ1
06および第3部品は同時に、キャップ118を保持す
るためのホルダー115を形成する。
【0053】歯科医は連結要素によって相互連結された
2個のキャップ118を支持体113上に取付け、ねじ
9によってこの支持体上に固定する。肩107hの外縁
107iに係合するねじ9は、キャップ118の円錐状
対向面118fを第3部品107の円錐状支持面107
fに対して押しつける力を生じる。
【0054】従って、特に図11,12に示したキャッ
プ108,118の円錐状対向面108f,118fは
それぞれ、ベース44a,4の円錐状の環状面44n,
4nに支持されないで、第3部品107によって形成さ
れた円錐状支持面107fに支持される。
【0055】しかしながら、第3部品が円錐形の環状面
4n,44nの内側領域にのみ支持されるように、第3
部品107を変形することができる。更に、図9,10
に示したキャップ78と同様に、キャップ108,11
8がそれぞれ、第3部品107の円錐形の環状面107
bの外側のその下縁で、ベース44a,4の円錐形の環
状面44n,4nの外側領域に支持されるように、キャ
ップを変形することができる。従って、ベース44a,
4の環状面44n,4nは両方共、第3部品107の支
持面として、およびキャップ108,118の支持面と
しての働きをする。
【0056】他方では、図9,10に示した第2部品7
6の円錐形の環状面76eがベース4の環状面4n全体
を被覆するように、第2部品のヘッド76dを変形する
ことができる。第2部品のヘッド76dの円錐形の外面
76fは支持面としての働きをする。この支持面上に
は、キャップ78の内面78gが支持され、この内面は
円錐状の対向面としての働きをする。
【0057】図13には、穴13aを有する顎骨13が
示してある。この穴は、顎骨の変形または他の理由のた
めに、垂直に対して傾斜している。図13には更に、顎
骨13を被覆する歯肉14と、例えば複数の人工歯を有
する義歯を形成するための装置131が示してある。装
置131は内側部分133aと外側部分133bを有す
る支持体133を備えている。この両部分133a,1
33bはそれぞれ、顎骨の内側と外側に位置している。
支持体133に所属するベース134は、穴13aの軸
線と一致する軸線135を有し、ベース4と同じ輪郭を
有し、顎骨13内に位置していて見えない第1の端部
と、顎骨13の外側で顎骨上に設けられた第2端部と、
円錐形の環状およびまたは支持面134nを備えてい
る。この環状およびまたは支持面は軸線135と同軸で
あり、ベース4の円錐形の環状およびまたは支持面4n
と同じ形状である。ベース134は更に穴を備えてい
る。この穴はベースの第2端部に開放し、ベース4の穴
4gのように形成されている。支持体133は外側のお
よびまたは第2の部品を有する。この部品は顎骨13の
外側に位置し、例えば図示していないねじを有する固着
手段によって、ベース134上に固着されている。外側
およびまたは第2の部品136はほぼ垂直な軸線137
を有する。この軸線は軸線135に対して角度をなして
いる。外側およびまたは第2の部品136は、軸線13
7と同軸の円錐形の外面136fと、軸線137を取り
巻く環状の溝136gを有する。この外面はベース13
4と反対側へ円錐形に先細になっている。ベース134
から除去された環状溝の側面は、軸線137と同軸の肩
136hを形成し、この肩は外縁136iを備えてい
る。
【0058】装置131は内部空間138eを有するキ
ャップ138を備えている。ベース134寄りのこの内
部空間の開口は、円錐形の対向面138fによって画成
されている。この対向面は軸線135と同軸であり、装
置131が組み立てられたときに、ベース134の円錐
形の環状およびまたは支持面134nに支持される。キ
ャップ138の内部空間138eの大部分は、軸線13
7と同軸の円錐状内面138gによって取り囲まれてい
る。この内面は軸線137に対して、円錐状外面136
fと同じ角度をなし、装置が組み立てられたときに、非
常に小さな半径方向遊びでもって外面を取り囲んでい
る。キャップ138はめねじ138mを有する穴138
kを備えている。この穴は内部空間138eに開放して
いる。穴138kは軸線135と軸線137に対して角
度をなす軸線11を有する。穴138kにねじ込まれた
ねじ9は、その端区間9bの円錐面によって、肩136
hの外縁136iに係合し、その結果キャップ138の
円錐状対向面138fをベース134の円錐形の環状お
よびまたは支持面134nに対して押しつける力を生じ
る。
【0059】キャップ138は例えばチタンからなり、
一点鎖線で示した輪郭でもって工場から供給され、その
使用のために連結要素によって他のキャップに連結さ
れ、実線で示す形にフライス加工およびまたは研磨さ
れ、そして上張り140が取付けられる。キャップ13
8は図示していない他のキャップ、連結要素および上張
り140と共に、上部構造体141、すなわちブリッジ
を形成している。
【0060】装置は他の態様で変形可能である。特に、
前記の異なる装置の特徴を互いに組み合わせることがで
きる。ブリッジとしての働きをする上部構造体は例え
ば、キャップ28に似た形状のキャップを備えることが
でき、金合金からなり、使用時に歯科技工士によって他
の金合金が鋳造され、支持層35に一致する支持層を形
成してもよい。
【0061】更に、2個よりも多い数、例えば3個また
は4個の支持体を備えた装置を製作することができる。
上部構造体は支持体の数に一致する数のキャップを備え
ることができる。このキャップは連結要素によって相互
に固定連結され、支持体上に取付けられ、そしてねじ9
によってこの支持体上に固着される。
【0062】更に、支持体3の代わりに一体の本体を備
えた支持体を使用することができる。この本体はベース
4やそれに連結された第2部品6と同じ形をしているか
あるいは第3部品の保持区間7bを形成している。同じ
ことが支持体73,113および取扱支持体についても
言える。
【0063】更に、前記の支持体は下顎の代わりに上顎
にも固着可能であり、その際、支持体とそれに固着され
るキャップの上端と下端が図示位置に対してさかさまに
なる。
【0064】
【発明の効果】本発明による装置と方法は、キャップの
穴を支持体の軸線と同軸にしなくてもよく、キャップを
固定するためのねじが、キャップの頂端部に位置する頭
を有していなくてもよいという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】単一人工歯を有する義歯を固着および形成する
ための装置の部品の分解図である。
【図2】図1の装置のキャップを下から見た図である。
【図3】図1の装置の部品と顎骨の断面図である。
【図4】顎骨と、その上に固着された、完成した人工歯
冠を備えた装置の断面図である。
【図5】顎骨と、その上に固着された他の装置の断面図
である。
【図6】キャップがプラスチックで作られたスリーブを
有する他の装置の部品と、顎肩の断面図である。
【図7】図6に示したキャップを取り囲む鋳型の断面図
である。
【図8】顎骨と、その上に固着された、鋳造されたキャ
ップを備えた装置の断面図である。
【図9】顎骨と、その上に固着された、ブリッジを有す
る装置の支持体の軸の横方向の断面図である。
【図10】図9に示した顎骨の片と、その上に固着され
たブリッジの縦方向断面図である。
【図11】顎肩と、その上に固定されブリッジとしての
働きをする他の装置の部品の断面図である。
【図12】図11に示した部品によって製作された装置
の断面図である。
【図13】顎骨と、その上に固着された他の装置の断面
図である。
【符号の説明】
3,43,73,103,113,133 支
持体 3b,43b,73b,103b,113b,133b
支持体外側部分 4n,44n,107f,134n 支持面 7e,76h,107h,136h 肩 8,28,48,58,78,108,118,138
キャップ 8e,28e,48e,58e,78e,108e,1
18e,138e 内部空間 8f,28f,48f,58f,78f,108f,1
18f,138f 対向面 8k,28k,48f,50k,78k,110k,1
38k 対向面 8m,28m,50m,78m,110m,138m
めねじ 9 ねじ 9b ねじの端区間 10,135 第1軸線 11 第2軸線 13 顎骨 42 顎型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス・ヨット・ズッター スイス国、4434 ヘルシユタイン、ノイヴ エーク、6

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の支持体(3,43,7
    3,103,113,133)と、少なくとも1個のキ
    ャップ(8,28,48,58,78,108,11
    8,138)と、ねじ(9)とを備え、このねじが前記
    キャップを支持体(3,43,73,103,113,
    133)に固定する働きをし、かつねじ(9a)を備
    え、支持体(3,43,73,103,113,13
    3)が顎骨(13)およびまたは顎型(42)に挿入す
    るための端部と、顎骨(13)または顎型(42)の外
    側に配置される外側部分(3b,43b,73b,10
    3b,113b,133b)と、支持面(4n,44
    n,107f,134n)を備え、キャップ(8,2
    8,48,58,78,108,118,138)が内
    部空間(8e,28e,48e,58e,78e,10
    8e,118e,138e)を画成し、外側部分(3
    b,43b,73b,103b,113b,133b)
    上に取付け可能であり、支持面(4n,44n,107
    f,134n)に対して支持するための対向面(8f,
    28f,48f,58f,78f,108f,118
    f,138f)を有し、第1の軸線(10,135)を
    取り巻き、ねじ(9)用の穴(8k,28k,48f,
    50k,78k,110k,138k)を有し、この穴
    が内部空間(8e,28e,48e,58e,78e,
    108e,118e,138e)に開放し、かつ第2軸
    線(11)を有する、義歯を形成するための装置におい
    て、外側部分(3b,43b,73b,103b,11
    3b,133b)が、少なくとも装置を組み立てたとき
    に、支持体(3,43,73,103,113,13
    3)の前記端部の方へ向く肩(7e,76h,107
    h,136h)を備え、キャップ(8,28,48,5
    8,78,108,118,138)の穴(8k,28
    k,48f,50k,78k,110k,138k)が
    めねじ(8m,28m,50m,78m,110m,1
    38m)を備え、第2軸線(11)が第1軸線(10,
    135)に対して角度をなし、ねじ(9)がそのねじ
    (9a)から先細になっている端区間(9b)を有し、
    キャップ(8,28,48,58,78,108,11
    8,138)が外側部分(3b,43b,73b,10
    3b,113b,133b)上に配置されるときに、ね
    じ(9)の端区間(9b)が肩(7e,76h,107
    h,136h)に係合して、対向面(8f,28f,4
    8f,58f,78f,108f,118f,138
    f)を支持面(4n,44n,107f,134n)に
    対して押しつける力を生じるように、ねじ(9)がキャ
    ップ(8,28,48,58,78,108,118,
    138)のめねじ(8m,28m,50m,78m,1
    10m,138m)にねじ込み可能であることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 肩(7e,76h,107h,136
    h)が環状であり、かつ外側部分(3b,43b,73
    b,103b,113b,133b)の外周に沿って延
    びていることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 肩(7e,76h,107h,136
    h)が外縁(7f,76i,107i,136i)を備
    え、この外縁がエッジからなり、およびまたは移行面を
    備え、この移行面が前記2本の軸線(10,11,13
    5)を通って延びる断面内で凸形に湾曲し、かつ最大0.
    5 mm、好ましくは最大0.3mmの曲率半径を有し、装
    置が組み立てられたときに、ねじ(9)の端区間(9
    b)が肩(7e,76h,107h,136h)の外縁
    (7f,76i,107i,136i)に係合するよう
    に、ねじが形成および配置されていることを特徴とする
    請求項1または2の装置。
  4. 【請求項4】 ねじ(9)が肩(7e,76h,107
    h,136h)を形成する材料よりも硬い材料からなっ
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つの
    装置。
  5. 【請求項5】 キャップ(8,28,48,58,7
    8,108,118,138)が穴のない中実の端区間
    (8b,28b,49b)を備え、装置が組み立てられ
    たときに、この端区間が支持体(3,43,73,10
    3,113,133)の前記端部と反対側に位置してい
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つの装
    置。
  6. 【請求項6】 装置が組み立てられたときに、キャップ
    (8,28,48,58,78,108,118,13
    8)の穴(8k,28k,48f,50k,78k,1
    10k,138k)が、支持体(3,43,73,10
    3,113,133)の第1端部から外へ傾斜し、キャ
    ップ(8,28,48,58,78,108,118,
    138)の穴(8k,28k,48f,50k,78
    k,110k,138k)と第1の軸線(10,13
    5)がなす角度が、90°よりも小さく、30°好まし
    くは45°よりも大きく、例えば55〜85°であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つの装置。
  7. 【請求項7】 支持面(4n,44n,107f,13
    4n)と対向面(8f,28f,48f,58f,78
    f,108f,118f,138f)が円錐形であり、
    装置が組み立てられたときに、支持体(3,43,7
    3,103,113,133)の端部の方へ向かって外
    側へ傾斜していることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか一つの装置。
  8. 【請求項8】 支持体(3,73,113,133)が
    細長い一体のベース(4,134)を備え、このベース
    が支持体(3,73,113,133)の前記端部を形
    成する第1端部(4a)と、この端部と反対側の第2端
    部(4b)と、この第2端部に開放する穴(4g)を備
    え、この穴(4g)の区間(4h)がめねじ(4i)を
    備え、ベース(4,134)がその第2端部(4b)
    に、円錐形の環状面(4n,134n)を備え、この環
    状面が穴(4g)の開口を取り囲み、かつその第1端部
    (4a)に対して外側へ傾斜し、支持体(3,73,1
    13,133)が内側部分(6a,76a)を有するホ
    ルダー(5,75,115)を備え、装置が組み立てら
    れたときに、この内側部分がベース(4)の穴(4g)
    内に配置され、そのおねじ(6b,76b)がベース
    (4,134)のめねじ(4i)にねじ込まれ、ベース
    (4,134)から外へ突出していることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一つの装置。
  9. 【請求項9】 ベース(4)の穴(4g)が、めねじ
    (4i)と開口の間に、開口の方へ広がり円錐面(4
    m)を有する区間(4k)を備え、ホルダー(5,7
    5)がベース(4)の穴(4g)の円錐面(4m)に対
    して支持される円錐面(6c,77a)を有することを
    特徴とする請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 ホルダー(5)が一体の第2部品
    (6)を備え、この第2部品(6)が内側部分(6a)
    を形成し、この内側部分がおねじ(6b)と、ベース
    (4)の穴(4g)の円錐面(4m)に対して支持され
    る円錐面(6c)を備え、第2部品がベース(4)の穴
    (4g)から外へ突出するヘッド(6d)を備え、この
    ヘッドが、第2部品(6)の軸線(10)に関して非回
    転対称の外周面区間、およびまたは、前記軸線(10)
    周りに分配配置された角を有することを特徴とする請求
    項9の装置。
  11. 【請求項11】 第2部品(6)がヘッド(6d)の端
    側(6h)に開放する軸方向のねじ穴(6i)を有し、
    一体の第3部品(7)が設けられ、この第3部品が第2
    部品(6)のねじ穴(6i)にねじ込むためのねじ付部
    分(7a)と、第2部品(6)のヘッド(6d)の外へ
    突出する保持区間(7b)を備え、この保持区間が肩
    (7e)を形成する環状溝(7d)を備えていることを
    特徴とする請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 キャップ(8)が内面区間およびまた
    は角を有し、この内面区間または角が軸線(10)に関
    して非回転対称であり、かつヘッド(6d)の前記外周
    面区間およびまたは角に係合していることを特徴とする
    請求項10または11の装置。
  13. 【請求項13】 ホルダー(115)が第3部品(10
    7)を備え、この第3部品が円錐状の外面(107f)
    と、肩(107h)を形成する環状溝(107g)と、
    軸方向の穴(107a)を備え、第3部品(107)が
    ベース(4)の円錐形の環状面(4n)に対して支持す
    るための円錐形の環状面(107b)を備え、ねじ(1
    06)が設けられ、第3部品(107)を第2部品
    (6)に連結するために、このねじが第3部品(10
    7)の穴(107a)を通って第2部品(6)のねじ穴
    (6i)にねじ込まれていることを特徴とする請求項1
    0の装置。
  14. 【請求項14】 ホルダー(75)が一体の第2部品
    (76)とスリーブ(77)を備え、第2部品(76)
    がおねじ(76b)を有する内側部分(76a)と、装
    置を組み立てたときに、ベース(4)の穴(4g)から
    外へ突出するヘッド(76d)を備え、ヘッドが内側部
    分(76h)から先細になっている円錐形の外面(76
    f)と、肩(76h)を形成する環状溝(76g)と、
    ベース(4)の環状面(4n)に対して支持される円錐
    形の環状面(76e)を備え、ヘッド(76d)の円錐
    形の外面(76f)が第1軸線(10)に対して円錐形
    の環状面(4n,76e)よりも小さな角度をなし、ス
    リーブ(77)がベース(4)の穴(4g)の円錐面
    (4m)に対して支持されるホルダー(75)の円錐面
    (77a)を形成し、かつめねじ(77c)を備えた軸
    方向穴(77b)を備え、第2部品(76)のおねじ
    (76b)がスリーブ(77)のめねじ(77c)にね
    じ込まれていることを特徴とする請求項9の装置。
  15. 【請求項15】 円錐状の外面(107f)が支持面
    (107f)を形成していることを特徴とする請求項1
    3または14の装置。
  16. 【請求項16】 ベース(4,134)の円錐形の環状
    面(4n,134n)が支持面(4n,134n)を形
    成していることを特徴とする請求項8〜14のいずれか
    一つの装置。
  17. 【請求項17】 キャップ(8,78,138)がチタ
    ンからなっていることを特徴とする請求項1〜16のい
    ずれか一つの装置。
  18. 【請求項18】 チタンからなり、少なくとも1個の人
    工歯を形成およびまたは保持するために役立つ要素(7
    9)が、レーザ溶接連結によってキャップ(78)に連
    結されているとを特徴とする請求項17の装置。
  19. 【請求項19】 キャップ(48,108)が燃焼可能
    な材料、特にプラスチックからなるスリーブ(49,1
    09)と、このスリーブに固着された、キャップ(4
    8,108)のめねじ(50m,110m)を形成する
    金属ブッシュ(50,110)を備えていることを特徴
    とする請求項1〜16のいずれか一つの装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも1個の支持体(3,43,
    73,103,113,133)と、1個のキャップ
    (8,28,48,58,78,108,118,13
    8)と、ねじ(9)が製作され、このねじが前記キャッ
    プを支持体(3,43,73,103,113,13
    3)に固定する働きをし、かつねじ(9a)を備え、支
    持体(3,43,73,103,113,133)が顎
    骨(13)およびまたは顎型(42)に挿入するための
    端部と、顎骨(13)または顎型(42)の外側に配置
    される外側部分(3b,43b,73b,103b,1
    13b,133b)と、支持面(4n,44n,107
    f,134n)を備え、キャップ(8,28,48,5
    8,78,108,118,138)が内部空間(8
    e,28e,48e,58e,78e,108e,11
    8e,138e)を画成し、外側部分(3b,43b,
    73b,103b,113b,133b)上に取付け可
    能であり、支持面(4n,44n,107f,134
    n)に対して支持するための対向面(8f,28f,4
    8f,58f,78f,108f,118f,138
    f)を有し、第1の軸線(10,135)を取り巻き、
    内部空間(8e,28e,48e,58e,78e,1
    08e,118e,138e)に開放する穴(8k,2
    8k,48f,50k,78k,110k,138k)
    を有し、かつ第2軸線(11)を有する、義歯を形成す
    るための装置を製作する方法において、外側部分(3
    b,43b,73b,103b,113b,133b)
    が、装置を組み立てたときに、支持体(3,43,7
    3,103,113,133)の前記端部の方へ向く肩
    (7e,76h,107h,136h)を備え、キャッ
    プ(8,28,48,58,78,108,118,1
    38)の穴(8k,28k,48f,50k,78k,
    110k,138k)がめねじ(8m,28m,50
    m,78m,110m,138m)を備え、かつ第2軸
    線(11)が第1軸線(10,135)に対して角度を
    なすように配置され、ねじ(9)がそのねじ(9a)か
    ら先細になっている端区間(9b)を有し、キャップ
    (8,28,48,58,78,108,118,13
    8)が外側部分(3b,43b,73b,103b,1
    13b,133b)上に配置されるときに、ねじ(9)
    の端区間(9b)が肩(7e,76h,107h,13
    6h)に係合して、対向面(8f,28f,48f,5
    8f,78f,108f,118f,138f)を支持
    面(4n,44n,107f,134n)に対して押し
    つける力を生じるように、ねじ(9)が穴(8k,28
    k,50k,78k,110k,138k)にねじ込ま
    れていることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 キャップ(8,78,138)がチタ
    ンから製作されていることを特徴とする請求項20の方
    法。
  22. 【請求項22】 少なくとも一つの人工歯を保持および
    または形成するために、チタンからなる要素(79)が
    レーザー溶接連結によってキャップ(78)に連結され
    ていることを特徴とする請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 燃焼可能な材料、特にプラスチックか
    らなるスリーブ(49,109)が製作され、軸方向の
    ねじ穴を有する金属ブッシュ(50,110)が製作さ
    れてスリーブ(49,109)に固着され、このスリー
    ブがブッシュ(50,110)、キャップ(48,10
    8)およびブッシュ(50,110)のねじ穴と共に、
    キャップ(48,108)のめねじ(50m,110
    m)を形成し、溶融可能およびまたは燃焼可能な型製作
    材料(51,111)、例えばワックスまたはプラスチ
    ッックがキャップ(48,108)の外側に塗布され、
    鋳型(53)が製作され、鋳型が型製作材料(51,1
    11)を備えたキャップ(48,108)を取り囲み、
    かつキャップの内部空間(48e,108e)に充填さ
    れ、スリーブ(49,109)が燃やされ、型製作材料
    (51,111)が溶融そよびまたは燃焼され、中空の
    内部空間(53a)が鋳型(53)内に形成され、この
    内部空間に鋳造材料が充填され、ブッシュ(50,11
    0)と共にキャップ(58,118)を形成する鋳物
    (59,119)が製造されることを特徴とする請求項
    20の方法。
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