JPH0847403A - 運動靴 - Google Patents

運動靴

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JPH0847403A
JPH0847403A JP6204582A JP20458294A JPH0847403A JP H0847403 A JPH0847403 A JP H0847403A JP 6204582 A JP6204582 A JP 6204582A JP 20458294 A JP20458294 A JP 20458294A JP H0847403 A JPH0847403 A JP H0847403A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッション性を損なうことなく軽量化を図り
得る運動靴を提供する。 【構成】 中空筒状の複数本の柱部10と、これらの柱
部10の上端13に連なり上記柱部10の上端13同士
を連結する上平板状部20と、上記柱部10の下端14
に連なり上記柱部10の下端14同士を連結する下平板
状部30とが一体に成形された緩衝装置5をミッドソー
ル3に備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日常の外出時、ジョギ
ング時やスポーツの際に履く運動靴の特にミッドソール
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運動靴は、足への衝撃を和らげるクッシ
ョン性と、軽量性が要求される。高分子エラストマーの
クッション材でミッドソールを構成した靴底では、上記
クッション性の向上および軽量化に限界があり、そのた
め、近年、柱状のクッション材を備えた運動靴が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、米国特許第
4,535,553号明細書の運動靴は、数本の脚を有
する椅子状の柱部を一対突き合わせて、クッション材を
形成している。しかし、この先行技術では、荷重が加わ
った際に、数本の脚が座屈を起こすので、大きな荷重を
支えることができず、したがって、十分なクッション性
が得られない。
【0004】また、米国特許第4,733,483号、
同4,843,741号、同4,845,863号、同
4,881,328号、同4,905,382号、同
4,908,962号、同4,956,927号、同
4,974,345号、同5,067,256号明細書
の靴は、中実の柱部によりクッション材を形成してい
る。しかし、柱に荷重が加わった際に座屈が生じるのを
避けるためには、柱部を太くして柱の断面積を大きくす
る必要があり、そのため、軽量化を今一つ十分に図り得
ない。
【0005】本発明は上記従来の課題に鑑みてなされた
もので、その目的は、クッション性を損なうことなく軽
量化を図り得る運動靴を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中空筒状の複数本の柱部と、これらの柱
部の上端に連なり上記柱部の上端同士を連結する上平板
状部と、上記柱部の下端に連なり上記柱部の下端同士を
連結する下平板状部とが一体に成形された緩衝装置をミ
ッドソールに備えている。
【0007】また、本発明は、上平板状部および下平板
状部の少なくとも一方を、複数の箇所において、他方の
平板状部に向かって窪ませて、少なくとも一端が開口し
た中空筒状の柱部を互いに平行に複数本形成し、上記柱
部の上下端をそれぞれ上下の平板状部に連ねて、一体に
成形された緩衝装置をミッドソールに備えていてもよ
い。
【0008】
【作用】つぎに、本発明の原理について説明する。軽量
化を図るためには、柱部の断面積を小さくする必要があ
るが、柱部を細くしすぎると、圧縮荷重により柱部が座
屈する。一方、オイラーによれば柱の座屈荷重Pは、下
記の(1) 式で与えられる。 P=nπ2 ・EI/L2 …(1) 但し、n:端末条件により定まる定数 E:ヤング率 I:断面2次モーメント L:柱の長さ 上記(1) 式から、ゴムなどのエラストマーは、ヤング率
Eが小さいので、座屈を起こし易いのであるが、断面2
次モーメントを大きく設定すれば、柱部の座屈を防止し
得る。
【0009】そこで、本発明は、柱部を中空筒状とする
ことにより、柱の断面積を小さくして軽量化を図ると共
に、断面2次モーメントを大きくすることで柱部に座屈
が生じないようにしている。また、本発明では、柱の断
面積が小さいので、荷重に対する変位(圧縮代)量が大
きくなるから、大きなエネルギーを吸収し得る。したが
って、クッション性も向上する。
【0010】また、本発明の柱部は、その上下端部が、
それぞれ、上下の平板状部に連設されて拘束されている
ので、周知のように、上記(1) 式における柱の長さLが
実質的に1/2以下になるから、更に、座屈が生じにく
くなる。したがって、柱部を構成する中空の筒状部を薄
肉にし得るから、緩衝装置の軽量化とクッション性を向
上させることができる。
【0011】
【実施例】本発明は、添付の図面を参考にした以下の好
適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。
しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説
明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利
用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲
によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面に
おける同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0012】図1(a)において、運動靴は、足を収納
すると共に足の甲を包むアッパー1と、路面や床面に接
触するアウターソール2と、上記アッパー1とアウター
ソール2との間に介挿されたミッドソール3とを備えて
いる。本実施例では、上記ミッドソール3における後部
であって、ヒールウェッジ4の下方に、緩衝装置5が装
着されている。
【0013】図1(b)に示すように、緩衝装置5は、
たとえば4本の柱部10、上平板状部20、下平板状部
30および両平板状部20,30同士を連設する連設部
40を備えており、非発泡性のエラストマーのような粘
弾性体で一体に成形されている。上記両平板状部20,
30および連設部40の外表面は、図1(a)のミッド
ソール3の本体部6およびアウターソール2の上面に接
着されており、これによって、緩衝装置5が運動靴に固
着されている。なお、緩衝装置5は、運動靴の側方に開
口しており、柱部10が外部から視認可能とされてい
る。
【0014】本実施例では、上記柱部10は、図1
(c)のように、縦断面がほぼHの字状に形成されてい
る。すなわち、柱部10は、中空円筒状で、かつ、柱部
10の軸線S方向の中心Oに向かうに従い径小となるテ
ーパ円筒形に形成されていると共に、上記中心Oにおい
て柱部10の中の空間を上中空部11Aと下中空部11
Bに2分割する閉塞板部12を備えている。
【0015】上記上平板状部20は、柱部10の上端1
3に連なり、柱部10の上端13同士を連結する。一
方、下平板状部30は柱部10の下端14に連なり、柱
部10の下端14同士を連結する。すなわち、緩衝装置
5は、上平板状部20および下平板状部30を複数の箇
所において、他方の平板状部30,20に向かって窪ま
せて、中央の閉塞板部12を形成すると共に、両中空部
11A,11Bがそれぞれ開口した形状になっている。
【0016】つぎに、上記緩衝装置5の製造方法を図2
を用いて簡単に説明する。まず、左右の一対の金型7,
8内に、大きな中空の成形用素材9を挿入し、上記成形
用素材9内の空間に圧力エアーを供給しながら、金型
7,8を歯合させる。これにより成形用素材9が金型
7,8内に沿った形状となり、その後、不要な部分を除
去することにより、緩衝装置5が得られる。なお、この
成形時に、柱部10の筒状部15となる部分は成形用素
材9が延びるので、他の部分よりも薄肉となり、一方、
閉塞板部12は2枚の板が溶着されるので、他の部分よ
りも厚肉になる。
【0017】緩衝装置5を構成する材料としては、ブロ
ー成形に用い易いものが好ましく、たとえば、塩化ビニ
ルの中間層にポリウレタンの表面層を両側に積層したも
のなどを用いることができる。
【0018】上記構成において、図1(c)の緩衝装置
5は、中空円筒形の柱部10によって荷重を支持するか
ら、柱部10に座屈が生じにくい。しかも、柱部10の
両端13,14が両平板状部20,30に連設されて、
拘束されているから、実質的な柱の長さが1/2以下に
なるので、さらに、座屈が生じにくくなる。このよう
に、座屈が生じにくいので、柱部10の肉厚を極めて薄
くすることができ、そのため、軸線S方向の変位量を大
きくすることができるから、大きなエネルギーを吸収し
得る。したがって、ミッドソール3を軽量化し得ると共
に、十分なクッション性を発揮し得る。
【0019】このようなことから、上記柱部10の好ま
しい肉厚は、0.3mm〜2. 0mm、より好ましくは0.
5mm〜1. 0mmであると推測される。また、上記柱部1
0の好ましい平均内径Dは、10mm〜40mm、より好ま
しくは20mm〜30mmであると推測される。なお、柱部
10の高さHは一般に10mm〜25mmに設定される。
【0020】また、本実施例では、緩衝装置5をミッド
ソール3に固着する方法として、緩衝装置5の上平板状
部20を本体部6に接着し、下平板状部30をアウター
ソール2に接着している。したがって、上平板状部20
および下平板状部30が広い平坦で平滑な接着面となる
ので、接着を確実に行なうことができる。
【0021】図3は柱部10の変形例を示す。柱部10
は、図3(a)のように、上平板状部20のみを下方に
窪ませて閉塞板部12を下平板状部30に連設させ、上
端側のみを開口させてもよい。逆に、柱部10は、図3
(b)に示すように、下平板状部30のみを上方に窪ま
せて、閉塞板部12を上平板状部20に連設させ、下端
側のみを開口させてもよい。更に、柱部10は、図3
(c)に示すように、両端を開口させるとともに閉塞板
部12を設けない単なる円筒形としてもよい。なお、図
3(c)の場合、図2に示すブロー成形で成型すること
はできないが、射出成型などにより成形可能である。
【0022】図4(a),(b)は、柱部10に弾性部
材を埋設した例を示す。図4(a)において、柱部10
の上中空部11Aには、弾性部材16Aが埋設されてい
る。また、図4(b)では、柱部10の上中空部11A
および下中空部11Bに、それぞれ、第1の弾性部材1
6Aおよび第2の弾性部材16Bが埋設されている。上
記各弾性部材16Aおよび16Bは、柱部10の上中空
部11A,下中空部11Bに合致した略円錐台形状にな
っており、緩衝装置5を構成する材料よりもヤング率の
小さい、つまり、硬度の小さい粘弾性を有する材料から
なる。上記弾性部材16A,16Bの硬度は、同一に設
定してもよいが、第1の弾性部材16Aを第2の弾性部
材16Bよりも大きくしてもよく、あるいは、第2の弾
性部材16Bを第1の弾性部材16Aよりも大きく設定
してもよい。なお、上記弾性部材16A,16Bは、J
ISK6301スプリング式試験A型における硬度を3
0°以上60°以下に設定するのが好ましく、一方、柱
部10はJISK6301スプリング式試験A型におけ
る硬度を65°以上95°以下に設定するのが好ましい
と推定される。
【0023】上記弾性部材16A,16Bの構成材料と
しては、たとえば、EVA(エチレン・ビニル・アセテ
ート)フォームなどのエラストマフォームやゲル状物を
用いることができる。なお、上記弾性部材16A,16
Bは、4本の柱部10の中空筒状部の1本ないし4本に
設ければよい。
【0024】上記弾性部材16A/16Bを用いた場
合、以下の理由により、緩衝装置5のクッション性が更
に向上する。今、緩衝装置5に荷重Fが加わると、全体
が軸線S方向に圧縮されるのであるが、この際、柔らか
い弾性部材16A,16Bは、径方向Rに膨張しようと
する。ここで、弾性部材16A,16Bは、柱部10内
に埋設されているので、柱部10の中空筒状部15の円
周方向に引張応力(フープ応力)を発生させる。一方、
柱部10は弾性部材16A,16Bよりもヤング率(硬
度)が大きいので、上記弾性部材16A,16Bが径方
向Rに膨張しようとするのを妨げる。そのため、硬度
(ヤング率)の小さな弾性部材16A,16Bであって
も、大きな荷重を受けることができる。しかも、弾性部
材16A,16Bは、柱部10を内周側から押すこと
で、柱部10にフープ応力を与えて柱部10を保形す
る。そのため、柱部10が波を打ったように変形せず
に、荷重Fによって、軸線S方向に圧縮され円周方向に
伸びる。したがって、柱部10は薄肉な素材であって
も、大きな荷重Fに対して、理想的な弾性変形を呈する
から、より一層クッション性が向上する。
【0025】このようなことから、弾性部材16A,1
6Bのポアソン比は、0.5に近いのが好ましいが、一
般に0.4以上に設定するのが好ましいと推定される。
また、上記弾性部材16A,16Bは、流体に近い性質
を持っているのが好ましく、したがって、一般には、J
ISK2530−1976−50g荷重における針入度
が50mm〜200mm程度の材料を用いるのが好ましいと
推定される。
【0026】図4(c),(d)は、柱部の他の変形例
を示す。図4(c),(d)において、柱部10Aは、
断面凹字状の一対の上柱部10aおよび下柱部10b
と、これらの両柱部10a,10bの間に圧縮状態で介
挿された緩衝部材16Cを備えている。緩衝部材16C
の材質は弾性部材16A,16Bと同じものを用いるこ
とができ、また、その形状は図4(c)のように柱部1
0Aの外方へ膨出していてもよいし、図4(d)のよう
に、上下柱部10a,10bの間に嵌まる球形としても
よい。なお、本変形例の柱部10Aは、上平板状部20
と下平板状部30とを連結していないので、図1(c)
や図4(a),(b)などの柱部10と併用する必要が
ある。
【0027】つぎに、上記緩衝装置5などの色彩につい
て簡単に説明する。上記緩衝装置5は、たとえば半透明
で、図4(a),(b)の弾性部材16A,16Bを外
から視認できるようにする。一方、弾性部材16A,1
6Bを有彩色にすることで、デザインの斬新性も楽しめ
る。
【0028】なお、緩衝装置5は、図5(a),(b)
に示すように、ミッドソール3の後半部の全体に設けて
もよく、あるいは、図6(a)のように、ミッドソール
3の全面にわたって設けてもよく、さらに、図6(b)
のように、ヒールウェッジ4をも柱部10で構成しても
よい。
【0029】つぎに、柱部10の配置・形状について説
明する。図7は、柱部10の配置を示す図である。柱部
10の配置は、図7(a)のように、左右に並列的に並
べてもよく、図7(b)のように、1つの柱部10の周
りに数個の柱部10を円周方向に並べてもよく、あるい
は、図7(c)のように、荷重の移動方向Aに沿って並
べてもよい。また、上記柱部10は、平面断面形状を図
7(b)のように長円形としてもよく、あるいは、図7
(c)のように前円後方形としてもよい。なお、図7
(c)の緩衝装置5以外の部分のミッドソール3は発泡
体で形成されている。
【0030】なお、柱部10に弾性部材16A,16B
(図4)を埋設する場合において、図7(a)の足の内
側INに硬度(ヤング率)の大きい弾性部材16A,1
6Bを埋設し、足の外側OUTに硬度( ヤング率) の小
さい弾性部材16A,16Bを埋設すれば、オーバプロ
ネーション対策を施すことができる。一方、上記とは逆
の設定にすれば、オーバサピネーション対策を施すこと
ができる。
【0031】ところで、上記各実施例では、緩衝装置5
を外部から視認可能にしたが、本発明では、緩衝装置5
をミッドソール3の内部に収納してもよい。その場合、
たとえば図8のように、ミッドソール3に収納凹所3a
を形成し、緩衝装置5を収納凹所3aに装着する。
【0032】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施例を説明したが、当業者であれば、本件明細書を見
て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定
するであろう。したがって、そのような変更および修正
は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈
される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中空筒状の柱部で荷重を支持すると共に、上記柱部の上
下両端を上平板状部および下平板状部に連設したので、
薄肉な構造であっても、柱部に座屈が生じるおそれがな
く、そのため、運動靴の軽量化とクッション性を向上さ
せることができる。また、上下の平板状部を有している
ので、運動靴の他の部分に対し、容易かつ確実に接着で
きる。特に、上記柱部の中空部に弾性部材を埋設した場
合は、より一層クッション性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の運動靴の第1実施例を示す概
略側面図、(b)は緩衝装置の斜視図、(c)は図1
(b)のC−C線断面図である。
【図2】緩衝装置の製造方法を示す断面図である。
【図3】柱部の形状の変形例を示す縦断面図である。
【図4】(a),(b)は弾性部材を埋設した柱部の縦
断面図、(c),(d)は弾性部材を介挿した柱部の縦
断面図である。
【図5】(a)は第2実施例を示す運動靴の概略側面
図、(b)は同緩衝装置の斜視図である。
【図6】(a)、(b)はそれぞれ第3実施例および第
4実施例を示す運動靴の概略側面図である。
【図7】柱部の配置を示す運動靴の後部の平面レイアウ
ト図である。
【図8】第5実施例にかかるミッドソールの分解斜視図
である。
【符号の説明】
3:ミッドソール 5:緩衝装置 10:柱部 10a:上柱部 10b:下柱部 11A,11B:中空部 12:閉塞部 13:上端 14:下端 15:中空筒状部 16A,16B:弾性部材 16C:緩衝部材 20:上平板状部 30:下平板状部 S:軸線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空筒状の複数本の柱部と、これらの柱
    部の上端に連なり上記柱部の上端同士を連結する上平板
    状部と、上記柱部の下端に連なり上記柱部の下端同士を
    連結する下平板状部とが一体に成形された緩衝装置をミ
    ッドソールに備えた運動靴。
  2. 【請求項2】 上平板状部および下平板状部の少なくと
    も一方を、複数の箇所において、他方の平板状部に向か
    って窪ませて、少なくとも一端が開口した中空筒状の柱
    部を複数本形成し、上記柱部の上下端をそれぞれ上下の
    平板状部に連ねて、一体に成形された緩衝装置をミッド
    ソールに備えた運動靴。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、上記複数
    本の柱部の1本または2本以上の柱部がテーパ円筒状で
    ある運動靴。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記複数本の柱部の
    1本または2本以上が、柱部の軸線方向の中心に向かう
    に従い径小となるテーパ円筒形に形成されていると共
    に、上記軸線方向の中心において柱部の中空部を2分割
    する閉塞板部を備えて、縦断面が略Hの字状に形成され
    ていることを特徴とする運動靴。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4において、上記複数の
    柱部の中空筒状部の一部または全部に上記緩衝装置を構
    成する材料よりも硬度の小さい材料からなる弾性部材が
    埋設されている運動靴。
  6. 【請求項6】 請求項1もしくは2において、上記柱部
    の一部の柱部が、断面ほぼ凹字状の一対の上柱部および
    下柱部で形成され、この上柱部と下柱部との間に介挿さ
    れた緩衝部材を備えている運動靴。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6において、上記緩衝装
    置は、運動靴の側方に開口しており、上記柱部が外部か
    ら視認可能とされた運動靴。
  8. 【請求項8】 請求項5もしくは6において、上記緩衝
    装置は運動靴の側方に開口しており、上記緩衝装置を構
    成する材料が半透明で、上記弾性部材を構成する材料の
    色彩が外部から視認可能とされた運動靴。
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