JPH0846865A - プログラマブル・ビデオ変換レンダリング方法及び装置 - Google Patents

プログラマブル・ビデオ変換レンダリング方法及び装置

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JPH0846865A
JPH0846865A JP7140035A JP14003595A JPH0846865A JP H0846865 A JPH0846865 A JP H0846865A JP 7140035 A JP7140035 A JP 7140035A JP 14003595 A JP14003595 A JP 14003595A JP H0846865 A JPH0846865 A JP H0846865A
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polynomial
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line
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JP7140035A
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James A Michener
ジェームズ・エイ・ミチェナー
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Grass Valley Group Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実質的に制限のない数のデジタル・ビデオ効
果を実行する。 【構成】 変換メモリ14は、順アドレス発生器16か
らの整数書き込みアドレスに応じてソース画像を蓄積す
る。逆アドレス発生器18は、変換関数から得た連続関
数式に用い且つライン毎に少なくとも1回は更新された
パラメータに応じて、ターゲット画像のラインに沿うタ
ーゲット画像の各ピクセルに対して、整数部分及び小数
部分を有する読み出しアドレスを発生する。この読み出
しアドレスの各々の整数部分に応じて変換メモリ14を
アクセスして複数のソース・ピクセル値を得る。補間器
20は、読み出しアドレスの各々の小数部分に応じてソ
ース・ピクセル値を補間して、対応するターゲット画像
ピクセル値を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ画像変換、特
に、実質的に無数のビデオ効果を発生できるように柔軟
性の高いプログラマブル・ビデオ変換レンダリング(描
画)方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン制作において、カメラで直
接発生したり、又は他の電子手段で合成したビデオ画像
を得て、その画像の一部か又は全画像を実時間で変換す
ることは、しばしば有用である。かかる変換は、簡単な
場合もあり、全表示ラスタに影響を与えたり、垂直又は
水平変位のような簡単な機能を実行したり、大きさ、位
置又は回転を変更したりする。また、変換には複雑な場
合もあり、限定された又は多数の画像領域を込み入った
関係で含んでおり、「爆発するビデオ・ピクチャ」の如
き創造的な方法もある。なお、「爆発するビデオ・ピク
チャ」とは、ビデオ画像が100の断片に分解し、各断
片が中央から種々の方向に飛び散るようになる画像であ
る。
【0003】一般的なデジタル・ピクチャ・マニプレー
タ(装置)は、1987年8月25日に発行されたリチ
ャード・エイ・ジャクソンの米国特許第4689681
号「テレビジョン特殊効果システム」や、米国カリフォ
ルニア州グラス・バレーのザ・グラス・バレー・グルー
プ・インク製カレイドスコープ・デジタル・ピクチャ・
マニプレータである。これらデジタル・ピクチャ・マニ
プレータは、ソース(源)空間内の画像を表すビデオ信
号を受け、この信号を2次元(2D)ロウパス・フィル
タに通過させる。なお、このロウパス・フィルタは、し
ばしば、ぼやけフィルタ、又はアンチ・エリアシング・
フィルタと呼ばれている。実行する効果に応じて、フィ
ルタの遮断周波数をピクセル毎に調整してもよい。順
(forward)アドレス発生器は、ろ波(フィルタ処理)
したビデオ信号を変換メモリに入力すると共に、2Dフ
ィルタ用の適切なフィルタ選択情報を与えるために、書
き込みアドレスを発生する。逆(reverse )アドレス発
生器は、ターゲット(目標)空間に表示するために、変
換メモリからビデオ信号を出力する読み出しアドレスを
発生する。ターゲット空間の出力ピクセル毎にX軸及び
Y軸の両方のアドレスを発生するが、これら両軸のアド
レスの精度は、整数アドレスを超えている。アドレスの
小数、即ち、「サブピクセル」位置を用いて、簡単な線
形4点補間を実行し、ターゲット空間でのピクセルの値
を求める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるデジタ
ル・ピクチャ・マニプレータに利用可能な変換は、特定
の組み合わせに限定され、既存の作品を変更するこな
く、新たな変換を実際に実行する程の柔軟性がない。
【0005】したがって、本発明の目的は、実質的に制
限のない数の創造的なビデオ効果が可能で、柔軟性の高
いプログラマブル実時間ビデオ画像変換レンダリング方
法及び装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラマブル
・ビデオ変換レンダリング方法では、出力画像用の走査
ラインの各部分の任意の逆アドレス・マップを発生し、
適切な式を選択し、適切な定数のグループをレンダリン
グ回路(renderer)に送る。特定組の点にて一致する連
続関数に応じて、出力画像用のターゲット空間内の走査
ラインを、入力画像用のソース空間内の連続ライン・セ
グメントに当てはめる。この連続関数と、特定組の点の
中間の点における入力画像とのエラーを求める。このエ
ラーがしきい値を超えていると、このエラーがしきい値
未満になるまで、連続ライン・セグメントを再分割す
る。各連続ライン・セグメントに対して結果として得ら
れたパラメータをエンコードして、各連続ライン・セグ
メント用のレジスタにこれらパラメータをロードするの
に必要な命令の総数を減らす。各連続ライン・セグメン
トに対してレジスタ内のパラメータを用いて変換関数を
実行し、ターゲット空間内に出力画像をレンダリングす
る逆アドレス・マップを発生する。
【0007】本発明のその他の目的、利点及び新規な特
徴は、添付図を参照した以下の説明より明らかになろ
う。
【0008】
【実施例】図2は、本発明により画像をソース空間から
ターゲット空間にレンダリングするのを示す図である。
この図2では、ソース画像内のラインABがターゲット
画像内の走査ラインABの部分に変換されるように、ソ
ース画像をターゲット画像に変換する。この例では、単
一のソースで2次元のみを用いているが、ここに含まれ
る概念は、多数のソースや、深さ次元及び時間次元を含
む4次元にも拡張できる。しかし、図示のために、この
簡単な例を示す。ソース・アドレスの値は、直線の式 Y=m*X+b を用いて計算できる。適切な定数は、傾き(m)と切片
(b)とである。この式をより適切な形式にするには、
初期条件及び傾きが必要である。
【0009】この場合、点AにおけるXの初期条件は
0.2であり、Xはターゲット画像におけるX’変位の
1.2倍のレートで増加する。また、点AにおけるYの
初期条件は、0.8であり、YはX’変位の1.4倍の
レートで減少する。よって、このライン・セグメントA
Bの命令(インストラクション)は、ラインの式を用い
て、X及びY間の関係を確立することである。なお、こ
の式の初期パラメータは、Xo (点AのX座標)=0.
2、Yo (点AのY座標)=0.8、Xinc (Xの増分
レート)=1.2及びYinc (Yの増分レート)=−
1.4である。これは、レンダリング回路がアドレス・
データのフル・セット(完全な組み合わせ)を発生し
て、ソース画像を適切に走査してターゲット画像を創造
するのに充分なデータの組み合わせである。
【0010】この方法が利用できる式の可能な組み合わ
せは無限である。連続ライン・セグメントを表す一般的
な数学的級数を、フラクタル(次元分裂図形)式と共に
利用可能である。しかし、好ましい級数は、次の利点に
より簡単な多項式である。 *計算を行うのに最少の回路を用いて容易に実現できる
点。 *ソース画像内の所望軌線をターゲット画像に一致させ
る比較的簡単で効率のよいアルゴリズムを利用可能な
点。 上述の直線(ストレート・ライン)の例は、1次多項式
である。1次の場合、一般的な変換を行うのに必要なセ
ットが最少である。区分的な近似を行って、ソース画像
内の所望軌線がより良く一致するようにする。例えば、
X及びYアドレスの両方の発生に対して直線近似を行っ
たことによるエラーがしきい値よりも大きいと、ターゲ
ット画像内のライン・セグメントを2つ以上のセグメン
トに分解して、全体的なエラーを減らすことができる。
【0011】一致させることが必要なソース及びターゲ
ット間の軌線に応じて、2つのことを実行して、多項式
の級数に伴うエラーを減少させる。ライン・セグメント
を上述のように小さな片に分解するか、又は、高次の多
項式を用いてもよい。多項式の各付加的な次数に対し
て、付加的な定数が必要である。いずれの場合も、ソー
ス空間のアドレスを再現するのに、多くの情報が必要で
ある。複雑な断片変換の例の場合、最良な結果を得るの
に、2次又は3次の多項式で充分である。
【0012】ターゲット空間内のビデオ断片が適切なら
ば、各ラインの開始点及び終了点のアドレスのエラーが
最少である。1次多項式(直線)を用いる場合、この多
項式がこれら終点(開始点及び終了点、即ち、端点)に
より定義される。2次多項式を用いる場合、終点基準が
3つの自由度の内の2つを用いる。数学的に簡単なアプ
ローチは、終点間の中点でのエラーをゼロにすることで
ある。その結果のエラーの合理的で簡単な推定は、4分
の1の点でのエラーを計算することにより行える。3次
多項式を用いた場合、終点基準は、4つの自由度の内の
2つを用いる。数学的に簡単なアプローチは、終点間の
3分の1の(トリプル)点のエラーをゼロにすることで
ある。6分の1の点のエラーを計算することにより、エ
ラーを合理的に推定できる。
【0013】所定の変換関数に応じて、ソース画像から
ターゲット画像をプログラマブル変換レンダリングする
アルゴリズムは次のようになる。 ステップ1:ターゲット画像内の所定の走査ラインに対
して、この走査ラインにマッピングする(位置づける)
ソース画像内の連続ライン・セグメントを見つける。 ステップ2:終点にてライン・セグメント用の逆アドレ
スを計算する。 ステップ3:直線の当てはめにより、エラーが前のライ
ンの経験によるものなのか、変換の特性によるものなの
かが既知の場合、ステップ6に進む。そうでない場合、
逆アドレスの各パラメータに対して、2つの終点に基づ
くラインを当てはめる。
【0014】点A1(ソース)をX1(ターゲット)に
変換し、A2をX2に変換する場合、直線の式 X=m*A+b に対するm及びbを見つける。なお、 m=(X2−X1)/(A2−A1)・・・傾き b=X1−m*A1・・・切片 である。 ステップ4:(オプション)ターゲット・ライン・セグ
メントが短ければ、即ち、6ピクセル未満ならば、直線
の式に進む。 ステップ5:中間点(mp)における逆アドレス(Am
p)を次のように計算する。 Amp=A(中間点)=(A1+A2)/2 線形近似により計算した値を、ステップ3の直線式と比
較する。その差、即ち、エラーが充分に小さければ、終
了。 ステップ6:次の多項式に対して、 X=a*A*A+b*A+c なお、この式は終点及び中間点で真であり、 f(A)=X1、A=A1 f(A)=X2、A=A2 f(A)=Xmp、A=Amp となるが、a、b及びcに対して式の線形セットを解
く。 ステップ7:4分の1点における逆アドレスに対する変
換を次のように計算する。 Aqp1 =第1の4分の1点=A1+(A2−A1)/4 Aqp2 =第2の4分の1点=A1+3*(A2−A1)
/4 4分の1点でのエラーを計算する。このエラーが限界内
であるか、ライン・セグメントが短すぎる、即ち、10
ピクセル未満であれば、終了する。エラーがいずれかの
4分の1点を超えていれば、ターゲット空間の走査ライ
ンを2つに分割し、ステップ6に戻る。
【0015】このアルゴリズムは、更に次のように拡張
できる。 ステップ8:ステップ7からのエラーが過大ならば、3
分の1(トリプル)点での逆アドレスを次のように計算
する。 Atp1 =第1トリプル点=A1+(A2−A1)/3 Atp2 =第2トリプル点=A1+2*(A2−A1)/
3 ステップ9:式 X=a*A*A*A+b*A*A+c*A+d は、終点及びトリプル点にて真である。すなわち、次の
ようになる。 f(A)=X1、A=A1 f(A)=X2、A=A2 f(A)=Xtp1 、A=Atp1 f(A)=Xtp2 、A=Atp2 a、b、c及びdに対して式の線形セットを解く。 ステップ10:6分の1点での変換アドレスを次のよう
に計算する。 Asp1 =第1の6分の1点=A1+(A2−A1)/6 Asp2 =第2の6分の1点=A1+5*(A2−A1)
/6 6分の1点及び中点でのエラーを計算する。このエラー
が限界内ならば、又は、ライン・セグメントが短すぎ
る、即ち、10ピクセル未満ならば、終了する。エラー
が3つのライン・セグメントの内の任意において限界外
ならば、新たなターゲット空間の走査ライン・セグメン
ト用の終了点を計算して、各セグメントに対してステッ
プ5に戻る。
【0016】上述の拡張していないアルゴリズム(ステ
ップ1〜7)は、計算速度が最高であるが、より多くの
データを発生する。拡張したアルゴリズム(ステップ1
〜10)は、より少ないデータを発生するが、計算に時
間がかかる。
【0017】図1は、本発明によるプログラマブル・ビ
デオ変換レンダリング用のデジタル・ピクチャ・マニプ
レータのブロック図である。このデジタル・ピクチャ・
マニプレータ(DPM)は、ソース空間内の画像を表す
入力ビデオ信号に対して変換を実行する。米国特許第4
689081号を参照して上述した如く、このデジタル
・ピクチャ・マニプレータは、入力フィルタ12を具え
ており、このフィルタをビデオ信号が通過する。順アド
レス発生器(FAG)16の制御により、ろ波されたビ
デオ信号を変換メモリ(蓄積手段)14に蓄積する。こ
の順アドレス発生器16は、入力フィルタ12として選
択された特定のフィルタも制御する。逆アドレス発生器
(RAG)18は、ソース空間及びターゲット空間の間
の所望変換に応じて、ソース空間内の隣接するピクセル
の位置を基にしたターゲット空間用のピクセル・アドレ
スを発生する。ターゲット空間内のピクセルは、一般的
にソース空間内のピクセルと一致しないので、逆アドレ
ス発生器16からのピクセル・アドレスには、整数部分
と小数部分とがあり、ソース空間内の4つのピクセルに
より定義される領域内のソース空間内の点によって、タ
ーゲット空間用のピクセルの位置を定義する。これら4
つのピクセルは、読み出しアドレスの整数部分に応じて
変換メモリ14から読み出され、補間器(補間手段)2
0に入力する。この補間器20は、読み出しアドレスの
小数部分に応じて、ソース空間からの4つのピクセルを
組み合わせて、ターゲット空間用のピクセルにする。補
間器20の出力信号は、変換されたビデオ信号であり、
ターゲット空間内の画像を表す。
【0018】図3は、単一のデジタル・ビデオ効果(D
VE)回路基板上に実現された回路であり、上述で概略
したアルゴリズムを実行するプログラマブル・アーキテ
クチャにて、図1のデジタル・ピクチャ・マニプレータ
を実現するものである。この回路は、制御器(図示せ
ず)からプログラム可能であり、所望の柔軟性があり、
実質的に制限のない範囲のビデオ効果を発生する。逆変
換モデルを用いて、この回路の柔軟性を高めるには、タ
ーゲット空間内の総てのピクセルを逆アドレス(X及び
Yの両方)により供給する必要がある。充分なサブピク
セルの正確さを可能にするX及びYアドレスの両方に必
要な精度は、各アドレスに32ビットのオーダである。
これは、1ピクセル当たり一般に8ビットのビデオ・デ
ータに比較すると、実際のピクチャの4倍のデータであ
る。変換回路を実時間で、又はほぼ実時間で制御できる
ように、補助ハードウェアを設け、命令は1組の逆アド
レスを発生するように圧縮されたデータとする。最も簡
単な形式においては、任意の逆アドレス・マップの再生
に、直線又は線形(1次)多項式を用いるが、かかるア
プローチでは、所定エラーとするには、非常に多くのデ
ータを発生しなければならない。2次及び3次多項式は
良好に実際に近づくが、2次多項式は3次多項式よりも
多くのデータを与える。しかし、2次多項式は、後述の
如く、計算及びデータの間の妥協が良好になる。ターゲ
ット画像内の総てのライン又はライン部分に対して、X
及びYの両方の2次多項式用の1組のパラメータを与え
る。これは、ターゲット画像内のどこから、ターゲット
・ピクセルを導出するかを示している。これら命令は、
後述する如くエンコードされたラン・レングス(ライン
の長さ)であり、これらパラメータを保持するピクセル
の数を与えるので、複雑な効果に対して所定のビデオ・
ラインで、いくつかの異なるパラメータの組を有するこ
とが可能である。
【0019】命令ファーストイン・ファーストアウト
(FIFO)レジスタ22は、所望変換に応じて制御器
から命令を受ける。FIFO22からの命令は、ビデオ
・データを処理するために、ルミナンス・チャンネル用
の用途特定集積回路(ASIC)24Y及び同様なクロ
ミナンス・チャンネル用ASIC24Cに入力する。こ
れら命令には、コマンド・ワード及びデータ・ワードの
両方がある。ルミナンス・チャンネルASIC24Y及
びクロミナンス・チャンネルASIC24Cは、図1に
示す順アドレス発生器16、逆アドレス発生器18及び
補間器20を含んでいる。4:2:2フォーマット・デ
ジタル・ビデオの如き入力ビデオ信号をデマルチプレッ
クサ(DEMUX)28に入力して、従来周知のタイミ
ング・クロック発生回路30の制御により、ルミナンス
・コンポーネント(成分)Y及びクロミナンス・コンポ
ーネントUVに分離する。コンポーネントY及びUVを
入力フィルタ12Y及び12Cに夫々供給する。入力フ
ィルタ12Y及び12Cのパラメータは、チャンネルA
SIC24及び24Cからのフィルタ選択(FS)出力
により決定する。入力フィルタ12Y及び12Cからの
コンポーネント出力信号を変換メモリ14の夫々の部分
に入力する。この変換メモリ14は、この実施例におい
て、クロミナンス部分14C及びルミナンス部分14Y
に分かれており、各部分は、偶数ブロックE及び奇数ブ
ロックOに分かれている。よって、例えば、ルミナンス
部分の偶数ブロックの変換メモリを14YEで示す。
【0020】チャンネルASIC24の各々は、入力と
して、命令FIFO22からの命令と、ピクセル・クロ
ックPIX_CLKと、クロック3*PIX_CLK
と、フレーム矩形波又はフレーム・パルスFPとを受け
る。なお、クロック3*PIX_CLKは、1つのピク
セル期間中に補間用の4つのピクセルを読み出し、1ピ
クセル内に書き込みを行うためにクロック・レートがピ
クセル・クロックの3倍である(変換メモリ14の各バ
ンクからは1サイクルにつき2ピクセルで、フィルタ1
2からバンクの1つへは1サイクルにつき1ピクセルと
なる)。チャンネルASIC24の各々は、アドレス信
号(ADR)及び書き込みイネーブル信号(WE)と共
にクロック(CLK)を変換メモリ14の関連した部分
に供給し、補間用に変換メモリからピクセル・データを
受け、変換した出力信号と共に関連したキー信号を発生
する。なお、ルミナンス・チャンネルASIC24Yに
ついては各信号線を示すが、クロミナンス・チャンネル
ASIC24Cについてはバス形式で示す。
【0021】命令により、ラン・レングス・エンコード
(ラン・レングスがエンコードされた)データの形式で
必要に応じて、しかしライン毎に少なくとも1回、逆ア
ドレス発生器用の多項式変数及び入力フィルタ部分用フ
ィルタ・データをチャンネルASIC24にロードす
る。いくつかの効果について示したように、1ラインに
つき1回よりも多く、いくつかのパラメータを更新して
もよい。供給されたデータがソース空間からターゲット
空間にマップするので、これらデータは、X及びYの両
方に対して2次多項式のパラメータである。制御器は、
操作者の入力に応じて逆変換を計算し、この変換をラン
・レングス・エンコード命令に変える。この計算時間に
より、複雑な効果は「飛行中(実時間で)」に実行でき
ないが、予め計算した効果を実時間で実行できる。
【0022】チャンネルASIC24の詳細を図4に示
す。フレーム・パルス(FP)信号をタイミング発生器
32に入力する。このタイミング発生器32は、命令を
デコードするのに必要なタイミング信号を発生する。こ
のタイミング信号は、命令デコード・ステート・マシン
34に入力する。この命令デコード・ステート・マシン
34は、制御器から制御信号を受け、この制御器に状態
情報を供給する。命令デコード・ステート・マシン34
は、命令バス36に結合しており、デコード用の命令を
受け、イネーブル信号を発生する。このイネーブル信号
により、4個の命令キャッシュ・ステート・マシン(I
CSM)38、40、42や定数レジスタ44の如き種
々の回路要素に、命令からのデータをロードする。フィ
ルタ選択回路46は、順アドレス命令キャッシュ・ステ
ート・マシン38からのパラメータ・データを受け、単
一のオイラーの積分器48は、順アドレス用の命令キャ
ッシュ・ステート・マシン38からのパラメータ・デー
タを受ける。これらフィルタ選択回路46、オイラーの
積分器48及び命令キャッシュ・ステート・マシン38
は、順アドレス発生器16’を構成する。1対の2次オ
イラー積分器50、52と共に関連した命令キャッシュ
・ステート・マシン40、42が逆アドレス発生器1
8’を構成する。
【0023】命令キャッシュ・ステート・マシン38、
40、42、56は、オイラー積分器48、50、5
2、58が必要とする総ての定数を蓄積している。蓄積
された定数の各組に対して、ラン・レングスがある、即
ち、ターゲット・ピクセルに関して、定数がどの程度の
長さにわたって真を維持するかを示す。オイラーの積分
器48、50、52、58は、命令キャッシュ・ステー
ト・マシン38、40、42、56から定数を得て、逆
アドレスを発生する。アドレス分解能及びマルチプレッ
クサ(MUX)回路(アクセス手段)54は、2次オイ
ラーの積分器50、52からX及びY逆アドレスの整数
部分を得て、これら値を増分して、メモリ14用の4つ
の読み出しアドレス(XI 、YI ;XI 、YI+1 ;XI+
1 、YI ;XI+1 、YI+1 )を発生する。これらアドレ
スは、ソース空間内で逆アドレスを包囲する。ソース空
間からのこれら4つのアドレスのピクセル値をメモリ1
4から補間器20’に入力すると共に、2次オイラーの
積分器50、52からの逆アドレス(XF 、YF )の小
数部分を補間器20’に入力する。その結果の補間値
を、その逆アドレスに対するターゲット・ピクセル値と
して出力する。
【0024】図5は、図4のプログラム変換チャンネル
のタイミング図である。順アドレスをピクセル・サイク
ルの中間にて、1ピクセル・サイクルにつき1回供給し
て、ソース空間からのピクセルを変換メモリ14に書き
込む。図示の如く、1ピクセル・サイクルにつき2書き
込みサイクルと4読み出しサイクルがあり、書き込みサ
イクルの1つのみを用いる。1ピクセル・サイクルにつ
き、4つの読み出しアドレスを供給して、変換メモリ1
4から4ピクセルを補間器20’に読み出して、対応す
るターゲット・ピクセルを得る。アドレス分解能及びマ
ルチプレックサ回路54は、書き込みアドレスの最下位
ビットから適切なバンク用の書き込みイネーブル信号W
Eを発生し、適切な時点に書き込み及び読み出しアドレ
スを提供して、適切な書き込み/読み出し動作を確実に
する。チャンネルASIC24は、キー・チャンネルも
具えており、このキー・チャンネルは、キー命令キャッ
シュ・ステート・マシン56及び他の2重オイラーの積
分器58を有しており、ビデオと並行にキーを変換す
る。
【0025】図6に示すように、プログラマブル・デジ
タル・ピクセル・マニプレータの各命令は、16ビット
・ワードでもよい。第1ビットは、命令のパリティ・ビ
ットPであり、命令データ用のパリティを与える。第2
ビットTは、ランタイム・データのロード及び定数デー
タのロード間の切り替えを行う。第3ビットFは、どの
ように次の命令ワードを解釈するか、即ち、定数値か、
続く定数値のカウンタを示す値かを定義する。第4ビッ
トGは、どのように次の3ビットを解釈するか、即ち、
包括的に総てのASIC24か、特定のASICかを判
断する。次の3ビットCは、命令が向けられ、ASIC
にハード的に結線されたモード・ラインに一致する個別
のASICアドレスを定義する。残りのビットAは、内
部定数用のアドレスを定義する。ラン・モードにおい
て、Aビットは3つのSビットであり、命令によりどの
命令キャッシュ・ステート・マシン38、40、42、
56がアドレスされるかを示し、Iビット又は個別のフ
ラグ・ビットは、アドレス指定された命令キャッシュ・
ステート・マシン内のどの定数がこの命令により変更さ
れるかを定義する。値が「1」の総てのIビットに対し
て、定数値データ・ワードが続く。Iビットの総ての値
が「0」ならば、この命令は、ラン・レングス計数に対
してNOP(動作しない)として扱われる。このアドレ
スは、凍結されるか、逆アドレス発生器の凍結されたア
ドレスにジャンプする。よって、活性化されたIビット
により判断された固定数のバイトが、そして、ターゲッ
ト空間内のピクセルの数を表すラン・レングス値が命令
に続く。これにより、新たな命令が実行用にアクセスさ
れる前に、命令のラン・データを適用可能である。
【0026】例として、Sビットは、次のように定義し
てもよい。 0:000− X逆アドレス発生器40 1:001− Y逆アドレス発生器42 2:010− Z逆アドレス発生器56 3:011− フィルタ選択/順アドレス発生器、X及
びY発生器38 7:111− 包括的 逆アドレス発生器40、42、56用のIビットは、次
のように定義してもよい。 I5及びI4 オイラーの積分器の2次項用の32ビッ
ト値 I3及びI2 オイラーの積分器の1次項用の32ビッ
ト値 I1及びI0 オイラーの積分器の0次項用の32ビッ
ト値 フィルタ選択器/順アドレス発生器38用のIビットを
次のように定義してもよい。 I5 オイラーの積分器の1次オイラー項用の16ビッ
ト(フィルタ選択) I4 オイラーの積分器の0次オイラー項用の16ビッ
ト(フィルタ選択) I3 オイラーの積分器の1次オイラー項用の16ビッ
ト(Y順アドレス) I2 オイラーの積分器の0次オイラー項用の16ビッ
ト(Y順アドレス) I1 オイラーの積分器の1次オイラー項用の16ビッ
ト(X順アドレス) I0 オイラーの積分器の0次オイラー項用の16ビッ
ト(X順アドレス)
【0027】フレーム・パルスは、基本的なタイミング
入力であり、総てのタイミングは、この信号から導出さ
れる。内部フレームを図7に示し、タイミング発生器3
2を図8に詳細に示す。フィールド・タイミングに関す
る種々の定数を蓄積するいくつかのレジスタと、1対の
カウンタがある。ゼロの水平計数は、アクティブ・ビデ
オの開始前のサンプルであり、ゼロの垂直計数は、アク
ティブ・ビデオの第1ラインの前のサンプルである。例
えば、NTSCシステムにおいて、1ライン当たり85
8個のサンプルがあるので、HTERM(水平期間)を
857に設定する。1ラインにつきアクティブ・ビデオ
が720サンプルの場合、ブランキングが138サンプ
ルなので、HBLANK(水平ブランキング)を137
に設定する。2フィールド期間中、一方のフィールドが
262ラインで、他方のフィールドが263ラインなの
で、VTERM1(垂直期間1)を261に設定し、V
TERM2(垂直期間2)を262に設定する。ブラン
キング幅が20ラインならば、VBLANK(垂直ブラ
ンキング)を20に設定する。HOFFSET(水平オ
フセット)及びVOFFSET(垂直オフセット)は、
フレーム内でカウンタがどこにジャンプし、フレーム・
パルスがいつ高から低に移るかを定める。
【0028】種々の定数を蓄積するレジスタは、定数レ
ジスタ44(図4)の一部であり、このレジスタには、
定数ロード(非ランタイム)動作(T=0)期間中に命
令バスからロードが行われる。タイミング発生器32を
示す図8において、HTERMをHTERMレジスタ6
0にロードし、HOFFSETをHOFFSETレジス
タ62にロードし、HBLANKをHBLANKレジス
タ64にロードし、VTERM1をVTERM1レジス
タ66にロードし、VTERM2をVTERM2レジス
タ68にロードし、VBLANKをVBLANKレジス
タ70にロードし、VOFFSETをVOFFSETレ
ジスタ72にロードする。各ラインの初めに、HTER
MをH(水平)カウンタ74にロードし、HOFFSE
Tにより変更する。また、各フィールドの初めに、VT
ERMをV(垂直)カウンタ76にロードし、VOFF
SETで変更する。フレーム矩形波の状態にて制御され
るスイッチS1により、適切なVTERMを選択する。
Hカウンタ74は、ピクセル・クロック・レートで計数
値が減っていき(カウント・ダウンし)、各ラインの終
わりにて再ロードを行う。また、Vカウンタ76は、ラ
イン・レートで計数値が減っていき、各フィールドの終
わりにて再ロードを行う。H比較器78は、Hカウンタ
74の出力をHBLANKレジスタ64からのHBLA
NKと比較して、各ラインのアクティブ・ビデオ部分を
識別する。また、V比較器80は、Vカウンタ76の出
力をVBLANKレジスタ70からのVBLANKと比
較して、各フィールドのアクティブ・ビデオを識別す
る。比較器78及び80の出力信号はアンド・ゲート8
2に入力して、各フレームのアクティブ・ビデオ時間を
示す信号を発生する。
【0029】命令デコード・ステート・マシン34(図
4)は、ASIC24用の制御ステート・マシンであ
る。このステート・マシン34は、このASICへの命
令、RESET(リセット)の如き直接ハードウェア入
力、命令キャッシュ・ステート・マシン38、40、4
2、56の総てからの状態をモニタすると共に、FIF
Oの制御状態を制御する。図9は、命令デコード・ステ
ート・マシン34の状態遷移図である。リセット・ライ
ンが活性化されると、状態は、リセット84である。待
ち状態86は、命令間でのホールドを行う。命令を受け
ると、命令状態88になる。この命令状態88は、命令
ワードのT及びFビットに応じて、どのような形式の命
令を受けたかを判断するアクティブ状態である。この判
断には、命令実行(RUN)状態90(T=1、F=
1)と、単一定数(SINGLE_CONSTANT)
状態92(T=0、F=1)と、多定数(MULTI_
CONSTANT)状態94(T=0、F=0)と、メ
モリ(MEMORY)状態96(T=1、F=0)とが
ある。実行命令では、ラン・レングスが抽出され(ステ
ップ98)、次に、アドレス指定された命令キャッシュ
・ステート・マシン(ICSM)にデータがロードされ
る(ステップ100)。命令キャッシュ・ステート・マ
シンがロードされると、他の命令のために命令状態88
に戻る。
【0030】図10は、2次逆アドレス発生器用オイラ
ーの積分器50及び52の一方の例を示す。1対の加算
回路102、104と、1対のスイッチS2、S3と、
1対のアキュムレータ(累積器)レジスタ106、10
8と、適切な帰還路とが、積分器を構成する。第2アキ
ュムレータ・レジスタ108の出力信号を利得スケール
(拡大/縮小)回路110に入力する。この利得スケー
ル回路110は、利得レジスタ112にロードされた利
得値により制御される。利得スケール回路110からの
拡大/縮尺された値を制限回路114に入力する。この
制限回路114には、レジスタ116及び118からの
最小限界及び最大限界がある。この制限回路114は、
オリジナル(元)のソース画像のいくつかがターゲット
領域の外になるようにターゲット画像を拡張する状況を
与える。制限回路114から結果としてのアドレスを出
力アドレス・レジスタ120にクロックする(クロック
に応じて蓄積する)。NOP(非動作)実行命令では、
逆アドレス発生器用凍結レジスタ122にロードされた
モード・ビットに応じて、出力レジスタ120内の現在
のアドレスが変化しないで残るか、ジャンプ・レジスタ
124から制限回路114にロードされたジャンプ・ア
ドレスを出力レジスタ120にロードする。
【0031】図11は、書き込みアドレスを発生する1
次順アドレス発生器用オイラーの積分器48を示す。単
一の加算回路126と、スイッチS4と、アキュムレー
タ・レジスタ128と、適切な帰還路とが積分器を形成
し、利得スケール回路130及び関連レジスタ132
と、制限回路134及び関連レジスタ136、138、
140、142とが、順アドレスを発生する。この順ア
ドレスは、出力順アドレス・レジスタ144にクロック
される(クロックに応じて蓄積される)。その1つの要
素を図12に示すフィルタ選択回路46は、順アドレス
発生器用積分器48に非常に類似している。各フィルタ
の選択に対して、独立のフィルタ選択積分器が存在す
る。
【0032】図13及び図14は、命令キャッシュ・ス
テート・マシン38、40、42、56の各々を示す。
入力カウンタ160は、ICSM(命令キャッシュ・ス
テート・マシン)増分イネーブル命令により増分される
(計数する)。入力カウンタ160からの出力信号は、
後述の如く、FIFOのどの列に書き込みを行うかを指
示し、各ICSM増分イネーブル命令により進んで、各
列を循環する。ロード・イネーブル・ゲート162は、
ICSMロード・イネーブル・コマンドに応じて入力カ
ウンタ160が判断したように書き込まれる列内のFI
FOの1つにロード・イネーブル・コマンドを供給す
る。同様に、コピー・イネーブル・ゲート164は、I
CSMコピー・イネーブル・コマンドに応じて入力カウ
ンタ160が判断したように書き込まれる列内のFIF
Oの1つにコピー・イネーブル・コマンドを供給する。
これらイネーブル・コマンドは、命令デコード・ステー
ト・マシン34が供給する。各列の各FIFO166
は、1対の入力端、1対のイネーブル・ライン及びクロ
ック入力端を具えている。各列の最初の6個のFIFO
は、パラメータ値を発生し、各列の最後のFIFOは、
ラン・レングス値を発生する。パラメータFIFOへの
入力は、データ・ライン又は直前の列の対応FIFOか
らである。命令コマンドのIビットが所定のパラメータ
FIFO用に「1」ビットを有していると、ICSMロ
ード・イネーブル信号は、そのFIFOをイネーブルす
るので、パラメータ値がデータ・ラインから得られる。
命令コマンドのIビットが所定のパラメータFIFO用
に「0」ビットを有していると、ICSMコピー・イネ
ーブル信号は、そのFIFOをイネーブルするので、直
前の列内の対応FIFOからそのパラメータ値がコピー
される。
【0033】FIFO166の各列からのパラメータ値
をパラメータ・マルチプレックサ(MUX)168に入
力する。各列用のラン・レングスFIFOからのラン・
レングス値をラン・レングス・マルチプレックサ170
に入力する。出力カウンタ172は、選択信号入力をパ
ラメータ・マルチプレックサ168及びラン・レングス
・マルチプレックサ170に供給する。選択信号入力に
応じて、パラメータ・マルチプレックサ168が1つの
列からのパラメータを1組のレジスタ174に通過させ
る。これらレジスタ174は、対応積分器/フィルタ選
択回路46、48、50、52、58が用いる6つのパ
ラメータ値を蓄積する。同時に、ラン・レングス・マル
チプレックサ170を介して、対応するラン・レングス
値をラン・カウンタ176にロードする。このラン・カ
ウンタ176は、現在実行中のラン命令の開始からター
ゲット空間内のライン用のピクセルを基本にして、カウ
ント・ダウンする。ラン・カウンタ176がその終了計
数値に達すると、この終了計数により、出力カウンタ1
72を増分するので、次の命令がマルチプレックサ16
8、170を介して、パラメータ・レジスタ174及び
ラン・カウンタ176に転送される。出力カウンタ17
2が指示する現在実行中の列からの信号は、入力カウン
タ160が指示する如き現在書き込まれている列からの
信号と共に、FIFOフル・ロジック回路178に入力
する。入力カウンタ160は、現在実行中として出力カ
ウンタ172が指示する列に命令を書き込もうとするこ
とを指示すると、FIFOフル信号が出力し、FIFO
フル信号が停止するまで、これ以上の命令が命令キャッ
シュ・ステート・マシンに転送されない。
【0034】動作において、中央処理装置(CPU)
は、任意所定のデジタル・ビデオ効果を実行するのに必
要なパラメータを計算する。爆発する破片の如き複雑な
効果では、かかる計算を「飛行中(実時間)」に行うに
は非常に大変なので、「オフ・ライン」で行う。これら
パラメータは、ラン・レングス・エンコードにより圧縮
された所定のデジタル・ビデオ効果用の命令に形成され
る。これら命令は、1フレームにつき1回よりも頻繁で
はなく更新される定数と、創造される特定の効果に応じ
て1ラインにつき少なくとも1回は更新されるラン定数
とを含んでいる。所定効果用のこれら命令をCPUから
命令FIFO22にロードする。命令FIFO22から
の命令は、必要に応じて、各チャンネル・チップ24の
命令キャッシュ・ステート・マシン38、40、42、
56及び定数レジスタ44にロードする。適切な順アド
レス用命令キャッシュ・ステート・マシン38における
命令により決まるフィルタ選択及び書き込みアドレスに
応じて、入力ビデオをろ波し、メモリ14にロードす
る。ライン上のターゲット空間内の各ピクセルに対し
て、夫々の命令キャッシュ・ステート・マシン40、4
2内のパラメータに応じて、2次オイラーの積分器5
0、52が逆アドレスX及びYを発生する。アドレス分
解能回路54が、逆アドレスの整数部分を4つの読み出
しアドレスに変換して、補間器20’への入力となる4
つのピクセル値をメモリ14から得る。逆アドレスX及
びYの小数部分に応じて、4つのピクセル値を補間し
て、ターゲット空間に出力されるターゲット・ピクセル
値を発生する。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、本発明のプログラマブル・
ビデオ変換レンダリング方法及び装置は、実質的に制限
のない数のデジタル・ビデオ効果を実行できる。これに
は、1組のラン・レングス・エンコード命令としての任
意の逆アドレス・マップを再生する。なお、このラン・
レングス・エンコード命令が有するパラメータは、特定
且つ所望のデジタル・ビデオ効果に応じた多項式を用い
て計算される。また、このパラメータは、積分器を制御
する命令キャッシュ・ステート・マシンにロードされ
る。この積分器からは、デジタル・ビデオ効果の複雑さ
に応じて、1ラインにつき少なくとも1回、及びもっと
頻繁にメモリ・アドレスを発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプログラマブル・ビデオ変換レン
ダリング用のデジタル・ピクチャ・マニプレータの概略
的なブロック図である。
【図2】本発明により、ソース空間からの画像をターゲ
ット空間に行うレンダリングを示す図である。
【図3】本発明によるプログラマブル・ビデオ変換連用
のデジタル・ピクチャ・マニプレータの詳細なブロック
図である。
【図4】図3のデジタル・ピクチャ・マニプレータ用の
プログラマブル変換チャンネルのブロック図である。
【図5】図4のプログラマブル変換チャンネルのタイミ
ング図である。
【図6】図4のプログラマブル変換チャンネル用の命令
ワードを示す図である。
【図7】本発明によるビデオ・データのフレームを示す
図である。
【図8】本発明に用いるタイミング発生器のブロック図
である。
【図9】本発明によるプログラマブル変換チャンネル用
の命令デコード・ステート・マシンの状態図である。
【図10】本発明に用いるプログラマブル逆アドレス発
生器のブロック図である。
【図11】本発明に用いるプログラマブル順アドレス発
生器のブロック図である。
【図12】本発明に用いるプログラマブル・フィルタ選
択回路のブロック図である。
【図13】本発明に用いる命令キャッシュ・ステート・
マシンを図14と共に示すブロック図である。
【図14】本発明に用いる命令キャッシュ・ステート・
マシンを図13と共に示すブロック図である。
【符号の説明】
12 アンチ・エリアシング・フィルタ 14 変換メモリ(蓄積手段) 16 順アドレス発生器 18 逆アドレス発生器 20 補間器(補間手段) 22 命令FIFO 24Y ルミナンス・チャンネル 24C クロミナンス・チャンネル 28 マルチプレックサ 30 タイミング・クロック発生回路 32 タイミング発生器 34 命令デコード・ステート・マシン 38、40、42、56 命令キャッシュ・ステート・
マシン 44 定数レジスタ 48、50、52、58 積分器 54 アドレス分解能及びマルチプレックサ(アクセス
手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の逆マップ・アドレスを再生し、実
    質的に制限されない数のデジタル・ビデオ効果の特定の
    1つを表す変換関数に応じて、ソース画像からターゲッ
    ト画像を発生するプログラマブル・ビデオ変換レンダリ
    ング方法であって、 上記ターゲット画像の所定走査ラインに対して、上記変
    換関数に応じて上記ソース画像にマッピングする連続ラ
    イン・セグメントを見つける見つけステップと、 第1特定組の点にて一致する上記連続ライン・セグメン
    トに連続関数式を当てはめる当てはめステップと、 上記第1特定組の点の中間の第2特定組の点における上
    記連続ライン・セグメント及び上記連続関数式の間のエ
    ラーを求めるエラー求めステップと、 上記第2特定組の点の任意の1つにおけるエラーが所定
    限界より大きい場合に、上記連続ライン・セグメントを
    複数の短い連続ライン・セグメントに再分割する再分割
    ステップと、 上記第2特定組の点の各々に対して上記エラーが上記所
    定限界未満になるまで、上記短い連続ライン・セグメン
    トの各々に対して上記当てはめステップ、上記エラー求
    めステップ、上記再分割ステップを繰り返す繰り返しス
    テップと、 上記連続ライン・セグメントの各々に対して上記連続関
    数式のパラメータを蓄積する蓄積ステップと、 上記連続ライン・セグメントの各々に対する上記蓄積し
    たパラメータに応じて上記変換関数を実行して、上記ソ
    ース画像から上記ターゲット画像を発生する実行ステッ
    プとを具えたプログラマブル・ビデオ変換レンダリング
    方法。
  2. 【請求項2】 上記蓄積ステップにて蓄積を行う前に、
    上記パラメータをラン・レングス・エンコード命令にエ
    ンコードするステップを更に具えることを特徴とする請
    求項1の方法。
  3. 【請求項3】 上記連続ライン・セグメントの各々に対
    するラン・レングス・エンコード命令は、更新すべき各
    パラメータ用のデータ命令が続く上記蓄積ステップにて
    更新すべき各パラメータ用のフラグ・ビットを有するコ
    マンド命令と、上記実行ステップにて更新されたパラメ
    ータを用いる連続ピクセルの数を指定するラン・レング
    ス・データ命令とを含むことを特徴とする請求項2の方
    法。
  4. 【請求項4】 上記連続関数式は多項式であることを特
    徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 上記多項式は1次多項式であることを特
    徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 上記多項式は2次多項式であることを特
    徴とする請求項4の方法。
  7. 【請求項7】 上記多項式は3次多項式であることを特
    徴とする請求項4の方法。
  8. 【請求項8】 任意の逆マップ・アドレスを再生し、実
    質的に制限されない数のデジタル・ビデオ効果の特定の
    1つを表す変換関数に応じて、ソース画像からターゲッ
    ト画像を発生するプログラマブル・ビデオ変換レンダリ
    ング装置であって、 整数の書き込みアドレスを発生する順アドレス発生器
    と、 上記整数書き込みアドレスに応じてメモリに上記ソース
    画像を蓄積する蓄積手段と、 上記変換関数から得た連続関数式用であってライン毎に
    少なくとも1回は更新されたパラメータに応じて、上記
    ターゲット画像のラインに沿う上記ターゲット画像の各
    ピクセルに対して、整数部分及び小数部分を有する読み
    出しアドレスを発生する逆アドレス発生器と、 上記読み出しアドレスの各々の整数部分に応じて上記メ
    モリをアクセスし、複数のソース・ピクセル値を得るア
    クセス手段と、 上記読み出しアドレスの各々の小数部分に応じて上記ソ
    ース・ピクセル値を補間して、対応するターゲット画像
    ピクセル値を得る補間手段とを具えたプログラマブル・
    ビデオ変換レンダリング装置。
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