JPH084682Y2 - 白熱電球用フィラメント - Google Patents

白熱電球用フィラメント

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JPH084682Y2
JPH084682Y2 JP1990085896U JP8589690U JPH084682Y2 JP H084682 Y2 JPH084682 Y2 JP H084682Y2 JP 1990085896 U JP1990085896 U JP 1990085896U JP 8589690 U JP8589690 U JP 8589690U JP H084682 Y2 JPH084682 Y2 JP H084682Y2
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winding
filament
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metal foil
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進 北條
義忠 絹川
亨 西久保
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Ushio Denki KK
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Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、両端にピンチシール部を有する両端封止型
の管形白熱電球に使用されるフィラメントに関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
例えば複写機のトナー定着用熱源として使用される管
形の白熱電球は、管形封体の管軸に沿ってフィラメント
が配置されるが、このフィラメントは、発光部であるシ
ングルコイル状(以下、単にコイル状と言う。)密巻き
部とその両端から伸びるリード部からなり、このリード
部が金属箔に溶接されて封体両端のピンチシール部に埋
設されている。かかるフィラメントは、回転するマンド
レルに所定の送り速度でマンドレルに沿って移動するフ
ィーダーからタングステン素線を供給してマンドレルに
巻き付け、コイル状に形成されるが、第2図に示すよう
に、フィーダーの送り速度を大きくしてコイルピッチを
大きくした粗巻き部をリード部5として使用している。
そして、このフィラメントをマンドレルから取外し、リ
ード部5を所定長さに切断してその先端を金属箔に溶接
するが、この溶接作業を自動溶接機で行うとき、リード
部5がピッチの大きなコイル状であって波打っているた
め、溶接機にセットされた金属箔の上にリード部5の先
端を合わせるときに両者の接触位置が一定にならず、溶
接位置が定まりにくくて溶接工程の自動化が非常に困難
であった。
このため、コイル状密巻き部の両端に直線部を設けて
リード部とすることが検討されている。この直線部を形
成するために従来採用されていた方法を説明すると、先
ず、回転するマンドレルに通常の送り速度でタングステ
ン素線を供給して捨て巻き部を形成し、次に、マンドレ
ルの回転を停止し、素線抑え具でタングステン素線を抑
えた状態でフィーダーをマンドレルに長手方向に沿って
移動させ、タンクズテン素線をマンドレルに巻き付ける
ことなく長手方向に走らせて一方の直線部を形成する。
そして、マンドレルを回転し、素線抑え具をマンドレル
から離してコイル状密巻き部を所定の長さに形成し、再
びマンドレルの回転を停止し、素線抑え具で素タングス
テン素線を抑えた状態でフィーダーをマンドレルに長手
方向に沿って移動させ他方の直線部を形成し、最後に再
び素線抑え具をマンドレルから離して捨て巻き部を形成
する。そして、かかるフィラメントをマンドレルから取
り外し、両方の直線部を切断して捨て巻き部を切り離
し、リード部である直線部の先端をそれぞれ金属箔に溶
接する。
ここで、第3図に示すように、コイル状密巻き部1の
巻き始め側6は、素線抑え具とフィーダーとの距離が少
し離れた状態で素線抑え具がタングステン素線を抑え、
そしてマンドレルを回転させるので、素線抑え具とフィ
ーダーとの間の直線部がマンドレルに大きなコイルピッ
チで巻き付いて極端に大きなR部が形成される。従っ
て、リード部が短い白熱電球の場合は、このR部を切断
することになり、リード部の直線性が阻害されて金属箔
との溶接の自動化がやはり困難である。一方、コイル状
密巻き部1の巻き終り側7は、巻き終り側7のタングス
テン素線を素線抑え具で抑えてフィーダーを送るので、
タングステン素線がほぼ直角に曲がり、極端に小さなR
部が形成される。従って、この小さなR部において折れ
や割れが発生する不具合がある。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、コイル状密巻き部と両側の直線部の
間のR部の形状がほぼ同一で、リード部の直線性が阻害
されずに溶接の自動化が容易であり、かつR部で折れや
割れが生じることのない白熱電球用フィラメントを提供
することを目的とするものである。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の白熱電球用フィラメントは、その両端が金属
箔に溶接される両端封止型の白熱電球用フィラメントで
あって、中央のシングルコイル状密巻き部と、このシン
グルコイル状密巻き部の両端に形成された1ターン程度
の粗巻き部と、この粗巻き部に続き、金属箔に溶接され
る直線部とよりなることを特徴とするものである。
すなわち、コイル状密巻き部の両端に1ターン程度の
粗巻き部が形成されて形状がほぼ同一であり、R部が極
端に大きくなったり小さくなったりしないので、リード
部が短い白熱電球の場合であっても、リード部として使
用する直線部の直線性が阻害されず、かつ折れや割れが
生じることがない。従って、リード部の金属箔に対する
位置決めが機械的に可能になるので、金属箔への溶接工
程の自動化が容易になり、溶接強度も向上して強度のバ
ラツキが少なくなる。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説
明する。
第1図において、発光部である中央のコイル状密巻き
部1は、タングステン素線を所定の密なコイルピッチで
巻いたものであり、両側に直線部3が形成されている
が、コイル状密巻き部1と直線部3の間に1ターン程度
の粗巻き部2が介在している。つまり、コイル状密巻き
部1の巻き始め側と巻き終り側の形状がほぼ同一であ
り、R部が極端に大きくなったり小さくなったりしてい
ない。そして、直線部3の外側に捨て巻き部4が形成さ
れており、両方の直線部3を所定位置で切断して捨て巻
き部4を切り離し、リード部である直線部3の先端をそ
れぞれ金属箔に溶接するが、R部が極端に大きくなった
り小さくなったりしていないので、折れや割れが生じる
ことがなく、かつ直線部3の直線性が確保される。従っ
て、溶接作業を容易に自動化することができる。
次に、かかるフィラメントの作り方を説明すると、第
1図の左側の巻き始め側の捨て巻き部4を巻き終える
と、マンドレルの回転が停止して素線抑え具がタングス
テン素線を抑え、ノズルが走って直線部3を形成する。
このとき、捨て巻き部4の左端に極端に小さなR部が形
成されるが、この部分は切り捨てるので問題はない。そ
して、素線抑え具が粗巻き部2の直前のタングステン素
線を抑え、粗巻き部2を1ターン程度巻くが、粗巻き部
2は送り速度が早くて素線がマンドレルに対して大きく
傾斜するので、極端に小さなR部が形成されず、適度の
Rになる。しかる後、コイル状密巻き部1を形成し、続
いて粗巻き部2を1ターン程度巻く。そして、直線部3
を形成するために素線抑え具がタングステン素線を抑え
るが、このときも素線がマンドレルに対して大きく傾斜
しているので、極端に小さなR部が形成されず、適度の
Rになる。そして最後に、巻き終り側の捨て巻き部4を
形成する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の両端封止型の白熱電球
用フィラメントは、発光部であるコイル状密巻き部とリ
ード部である直線部の間に1ターン程度の粗巻き部を介
在させてコイル状密巻き部の巻き始め側と巻き終り側の
形状をほぼ同一にしたので、リード部の直線性が阻害さ
れずに金属箔への溶接の自動化が容易であり、かつ大き
なR部で折れや割れが生じることのない白熱電球用フィ
ラメントとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図、第2図と第3図は従来
例の説明図である。 1……コイル状密巻き部、2……粗巻き部 3……直線部、4……捨て巻き部 6……巻き始め側、7……巻き終り側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−23765(JP,U) 実開 平1−129756(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その両端が金属箔に溶接される両端封止型
    の白熱電球用フィラメントであって、 中央のシングルコイル状密巻き部と、このシングルコイ
    ル状密巻き部の両端に形成された1ターン程度の粗巻き
    部と、この粗巻き部に続き、金属箔に溶接される直線部
    とよりなることを特徴とする白熱電球用フィラメント。
JP1990085896U 1990-08-16 1990-08-16 白熱電球用フィラメント Expired - Fee Related JPH084682Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0443851U JPH0443851U (ja) 1992-04-14
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ID=31635256

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724904Y2 (ja) * 1976-07-29 1982-05-29
JPS6323765U (ja) * 1986-07-29 1988-02-17

Also Published As

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JPH0443851U (ja) 1992-04-14

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