JPH0846557A - アンテナダイバーシティシステム - Google Patents
アンテナダイバーシティシステムInfo
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- JPH0846557A JPH0846557A JP6193745A JP19374594A JPH0846557A JP H0846557 A JPH0846557 A JP H0846557A JP 6193745 A JP6193745 A JP 6193745A JP 19374594 A JP19374594 A JP 19374594A JP H0846557 A JPH0846557 A JP H0846557A
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- amplitude
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- antenna
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のアンテナを備えた空間ダイバーシティ
装置によるマルチパス妨害対策を、より高度なものとす
る。 【構成】 複数のアンテナからの信号は、マトリクス回
路2を経てそれぞれの妨害レベルに応じ、振幅変調、位
相回転が行われる振幅変調器3、移相エレメント4に送
られ処理され、各信号は加算回路5で加算されることで
マルチパス妨害が改善される。更に、ノイズ検出部19
が妨害検出専用の復調部として設けられており、クロッ
クシーケンスに従って各アンテナ信号の品質を常に監視
し、結果を制御信号として各個別信号に対応してそれぞ
れ設けた可変増幅器18へ送り、妨害のレベルに応じた
増幅度を各増幅器に与えるようにしている。従って、妨
害の少ない信号だけが加算され、受信信号品質が向上す
る。前記可変増幅器18はスイッチ回路にて代用するこ
とも可能である。
装置によるマルチパス妨害対策を、より高度なものとす
る。 【構成】 複数のアンテナからの信号は、マトリクス回
路2を経てそれぞれの妨害レベルに応じ、振幅変調、位
相回転が行われる振幅変調器3、移相エレメント4に送
られ処理され、各信号は加算回路5で加算されることで
マルチパス妨害が改善される。更に、ノイズ検出部19
が妨害検出専用の復調部として設けられており、クロッ
クシーケンスに従って各アンテナ信号の品質を常に監視
し、結果を制御信号として各個別信号に対応してそれぞ
れ設けた可変増幅器18へ送り、妨害のレベルに応じた
増幅度を各増幅器に与えるようにしている。従って、妨
害の少ない信号だけが加算され、受信信号品質が向上す
る。前記可変増幅器18はスイッチ回路にて代用するこ
とも可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のアンテナを備えた
受信方法に関し、特に車載用のFM或いはTV放送を良
好な状態で受信するためのアンテナダイバーシティ装置
に関する。
受信方法に関し、特に車載用のFM或いはTV放送を良
好な状態で受信するためのアンテナダイバーシティ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用FM/TV受信機では、マ
ルチパス妨害により、放送を常に安定した状態で受信す
ることは困難である。従って車載用FM/TV受信機で
は受信品質を高めるため、複数のアンテナを備えた空間
ダイバーシティ装置が近年採用されている。この装置は
公知であり、例えば特表平3ー503948号公報に
は、複数のアンテナに入力された受信信号の各々に対し
て、該公報に開示された方法を用いることによって各ア
ンテナ信号を操作した後に加算処理を行うことにより、
マルチパス妨害を改善しようとした技術が開示されてい
る。
ルチパス妨害により、放送を常に安定した状態で受信す
ることは困難である。従って車載用FM/TV受信機で
は受信品質を高めるため、複数のアンテナを備えた空間
ダイバーシティ装置が近年採用されている。この装置は
公知であり、例えば特表平3ー503948号公報に
は、複数のアンテナに入力された受信信号の各々に対し
て、該公報に開示された方法を用いることによって各ア
ンテナ信号を操作した後に加算処理を行うことにより、
マルチパス妨害を改善しようとした技術が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、全てのアンテナ信号の和を求め、統計的な平均
を動作の基本としているために、例えば3〜4本程度の
アンテナにおいて、それらの信号の和を求めてその結果
が統計的に改善されているとみなすためには、加算され
た各々の信号の全てに、統計的に無相関な妨害が含まれ
ているという条件が必要である。言い換えれば、アンテ
ナの数に関わりなく、無相関な妨害であれば加算される
信号の数が多くなるほど良好な結果が期待される。
法では、全てのアンテナ信号の和を求め、統計的な平均
を動作の基本としているために、例えば3〜4本程度の
アンテナにおいて、それらの信号の和を求めてその結果
が統計的に改善されているとみなすためには、加算され
た各々の信号の全てに、統計的に無相関な妨害が含まれ
ているという条件が必要である。言い換えれば、アンテ
ナの数に関わりなく、無相関な妨害であれば加算される
信号の数が多くなるほど良好な結果が期待される。
【0004】現実に多い状況として、仮に、加算される
信号の中に一つだけ全く妨害を受けていない信号が含ま
れ、かつ、妨害信号の間に何らかの相関関係がある場合
には加算された結果に妨害が含まれてしまうのは明らか
であり、妨害を受けていなかった信号と比較すると、受
信品質が逆に低下してしまうという現象があった。本発
明はこのような問題を解決しようとするものである。
信号の中に一つだけ全く妨害を受けていない信号が含ま
れ、かつ、妨害信号の間に何らかの相関関係がある場合
には加算された結果に妨害が含まれてしまうのは明らか
であり、妨害を受けていなかった信号と比較すると、受
信品質が逆に低下してしまうという現象があった。本発
明はこのような問題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、各アンテナからの受信信号そのもの
の品質評価を行った上で、前記した特表平3ー5039
48号公報に開示された受信アンテナシステムを用い
る。
めに、本発明では、各アンテナからの受信信号そのもの
の品質評価を行った上で、前記した特表平3ー5039
48号公報に開示された受信アンテナシステムを用い
る。
【0006】従って、前記課題は本発明によれば、位相
変調がアンテナ出力信号に重畳され、そのアンテナ信号
が加算され、加算された信号の振幅が変調される個別の
受信アンテナを複数個備えた受信方法であって、各アン
テナ出力信号に補助変調信号によって位相及び/又は振
幅変調の形で補助変調が重畳され、一つの受信回路にお
いて増幅され選択された加算信号が周波数及び振幅変調
回路において振幅及び周波数及び/又は位相に関して復
調され、補助変調信号が復調信号から濾波され、同期復
調器によって個別アンテナ信号の実数部と虚数部が加算
信号に関して決定され、その中から個別信号に関する位
相位置及び振幅寄与が引き出され、高周波個別信号の位
相及び/又は振幅はそれぞれ決定された振幅寄与に基づ
き最適の振幅寄与に向かう方向にそれぞれ変化せしめら
れるアンテナダイバーシティシステムにおいて、各個別
信号に含まれる妨害のレベルを検出し、妨害レベル最大
のものを除いた個別信号により前記加算が行われること
により解決される。
変調がアンテナ出力信号に重畳され、そのアンテナ信号
が加算され、加算された信号の振幅が変調される個別の
受信アンテナを複数個備えた受信方法であって、各アン
テナ出力信号に補助変調信号によって位相及び/又は振
幅変調の形で補助変調が重畳され、一つの受信回路にお
いて増幅され選択された加算信号が周波数及び振幅変調
回路において振幅及び周波数及び/又は位相に関して復
調され、補助変調信号が復調信号から濾波され、同期復
調器によって個別アンテナ信号の実数部と虚数部が加算
信号に関して決定され、その中から個別信号に関する位
相位置及び振幅寄与が引き出され、高周波個別信号の位
相及び/又は振幅はそれぞれ決定された振幅寄与に基づ
き最適の振幅寄与に向かう方向にそれぞれ変化せしめら
れるアンテナダイバーシティシステムにおいて、各個別
信号に含まれる妨害のレベルを検出し、妨害レベル最大
のものを除いた個別信号により前記加算が行われること
により解決される。
【0007】また、位相変調がアンテナ出力信号に重畳
され、そのアンテナ信号が加算され、加算された信号の
振幅が変調される個別の受信アンテナを複数個備えた受
信方法であって、各アンテナ出力信号に補助変調信号に
よって位相及び/又は振幅変調の形で補助変調が重畳さ
れ、一つの受信回路において増幅され選択された加算信
号が周波数及び振幅変調回路において振幅及び周波数及
び/又は位相に関して復調され、補助変調信号が復調信
号から濾波され、同期復調器によって個別アンテナ信号
の実数部と虚数部が加算信号に関して決定され、その中
から個別信号に関する位相位置及び振幅寄与が引き出さ
れ、高周波個別信号の位相及び/又は振幅はそれぞれ決
定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与に向かう方向
にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイバーシティシ
ステムにおいて、一旦装置の動作を停止し、各個別信号
をクロックシーケンスに従い復調の上、各個別信号に含
まれる妨害のレベルを検出し、所定閾値以下の個別信号
のみを加算することによって解決される。
され、そのアンテナ信号が加算され、加算された信号の
振幅が変調される個別の受信アンテナを複数個備えた受
信方法であって、各アンテナ出力信号に補助変調信号に
よって位相及び/又は振幅変調の形で補助変調が重畳さ
れ、一つの受信回路において増幅され選択された加算信
号が周波数及び振幅変調回路において振幅及び周波数及
び/又は位相に関して復調され、補助変調信号が復調信
号から濾波され、同期復調器によって個別アンテナ信号
の実数部と虚数部が加算信号に関して決定され、その中
から個別信号に関する位相位置及び振幅寄与が引き出さ
れ、高周波個別信号の位相及び/又は振幅はそれぞれ決
定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与に向かう方向
にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイバーシティシ
ステムにおいて、一旦装置の動作を停止し、各個別信号
をクロックシーケンスに従い復調の上、各個別信号に含
まれる妨害のレベルを検出し、所定閾値以下の個別信号
のみを加算することによって解決される。
【0008】更に、前記課題は、位相変調がアンテナ出
力信号に重畳され、そのアンテナ信号が加算され、加算
された信号の振幅が変調される個別の受信アンテナを複
数個備えた受信方法であって、各アンテナ出力信号に補
助変調信号によって位相及び/又は振幅変調の形で補助
変調が重畳され、一つの受信回路において増幅され選択
された加算信号が周波数及び振幅変調回路において振幅
及び周波数及び/又は位相に関して復調され、補助変調
信号が復調信号から濾波され、同期復調器によって個別
アンテナ信号の実数部と虚数部が加算信号に関して決定
され、その中から個別信号に関する位相位置及び振幅寄
与が引き出され、高周波個別信号の位相及び/又は振幅
はそれぞれ決定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与
に向かう方向にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイ
バーシティシステムにおいて、各個別信号の妨害レベル
を、妨害検出用のノイズ検出部によりクロックシーケン
スに従って、常時、各個別信号に含まれる妨害のレベル
を検出し、所定閾値以下の個別信号のみを加算すること
によって解決される。
力信号に重畳され、そのアンテナ信号が加算され、加算
された信号の振幅が変調される個別の受信アンテナを複
数個備えた受信方法であって、各アンテナ出力信号に補
助変調信号によって位相及び/又は振幅変調の形で補助
変調が重畳され、一つの受信回路において増幅され選択
された加算信号が周波数及び振幅変調回路において振幅
及び周波数及び/又は位相に関して復調され、補助変調
信号が復調信号から濾波され、同期復調器によって個別
アンテナ信号の実数部と虚数部が加算信号に関して決定
され、その中から個別信号に関する位相位置及び振幅寄
与が引き出され、高周波個別信号の位相及び/又は振幅
はそれぞれ決定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与
に向かう方向にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイ
バーシティシステムにおいて、各個別信号の妨害レベル
を、妨害検出用のノイズ検出部によりクロックシーケン
スに従って、常時、各個別信号に含まれる妨害のレベル
を検出し、所定閾値以下の個別信号のみを加算すること
によって解決される。
【0009】また、前記課題は、複数の受信アンテナ
と、一つの位相変調器と、一つの加算回路と、一つの振
幅変調器とを備え、前記複数のアンテナのそれぞれに従
続し、各個別アンテナ信号に補助変調を重畳する変調器
(3)、一つの受信回路(7)により増幅され選択され
た加算信号を、量及び/又は周波数及び/又は位相に関
して復調する復調器(9)、(10)、復調された信号
から補助変調信号を濾波する一つのフィルタ(8)、加
算信号に関して各個別アンテナ信号の実数部及び虚数部
を決定し且つそれらから位相位置及び振幅寄与分を引出
す同期復調器(11、12)、前記同期復調器の出力信
号に基づき制御される位相及び/又は振幅設定器(4)
を有するアンテナダイバーシティシステムにおいて、各
個別アンテナ信号に含まれる妨害信号レベルに応じてそ
れぞれの増幅度を制御される可変増幅器(18)を各個
別アンテナ信号ごとに設け、前記可変増幅器の出力信号
を加算するようにすることで解決される。
と、一つの位相変調器と、一つの加算回路と、一つの振
幅変調器とを備え、前記複数のアンテナのそれぞれに従
続し、各個別アンテナ信号に補助変調を重畳する変調器
(3)、一つの受信回路(7)により増幅され選択され
た加算信号を、量及び/又は周波数及び/又は位相に関
して復調する復調器(9)、(10)、復調された信号
から補助変調信号を濾波する一つのフィルタ(8)、加
算信号に関して各個別アンテナ信号の実数部及び虚数部
を決定し且つそれらから位相位置及び振幅寄与分を引出
す同期復調器(11、12)、前記同期復調器の出力信
号に基づき制御される位相及び/又は振幅設定器(4)
を有するアンテナダイバーシティシステムにおいて、各
個別アンテナ信号に含まれる妨害信号レベルに応じてそ
れぞれの増幅度を制御される可変増幅器(18)を各個
別アンテナ信号ごとに設け、前記可変増幅器の出力信号
を加算するようにすることで解決される。
【0010】さらに、複数の受信アンテナと、一つの位
相変調器と、一つの加算回路と、一つの振幅変調器とを
備え、前記複数のアンテナのそれぞれに従続し、各個別
アンテナ信号に補助変調を重畳する変調器(3)、一つ
の受信回路(7)により増幅され選択された加算信号
を、量及び/又は周波数及び/又は位相に関して復調す
る復調器(9)、(10)、復調された信号から補助変
調信号を濾波する一つのフィルタ(8)、加算信号に関
して各個別アンテナ信号の実数部及び虚数部を決定し且
つそれらから位相位置及び振幅寄与分を引出す同期復調
器(11、12)、前記同期復調器の出力信号に基づき
制御される位相及び/又は振幅設定器(4)を有するア
ンテナダイバーシティシステムにおいて、前記変調器の
出力信号中に含まれる妨害信号のレベルを検出するノイ
ズ検出部(19)を設けるとともに、各個別アンテナ信
号に含まれる妨害信号のレベルに応じてそれぞれの増幅
度を前記ノイズ検出部(19)の出力信号により制御さ
れる可変増幅器(18)を各個別アンテナ信号ごとに設
け、前記可変増幅器の出力信号を加算するようにするこ
とにより解決されるものである。
相変調器と、一つの加算回路と、一つの振幅変調器とを
備え、前記複数のアンテナのそれぞれに従続し、各個別
アンテナ信号に補助変調を重畳する変調器(3)、一つ
の受信回路(7)により増幅され選択された加算信号
を、量及び/又は周波数及び/又は位相に関して復調す
る復調器(9)、(10)、復調された信号から補助変
調信号を濾波する一つのフィルタ(8)、加算信号に関
して各個別アンテナ信号の実数部及び虚数部を決定し且
つそれらから位相位置及び振幅寄与分を引出す同期復調
器(11、12)、前記同期復調器の出力信号に基づき
制御される位相及び/又は振幅設定器(4)を有するア
ンテナダイバーシティシステムにおいて、前記変調器の
出力信号中に含まれる妨害信号のレベルを検出するノイ
ズ検出部(19)を設けるとともに、各個別アンテナ信
号に含まれる妨害信号のレベルに応じてそれぞれの増幅
度を前記ノイズ検出部(19)の出力信号により制御さ
れる可変増幅器(18)を各個別アンテナ信号ごとに設
け、前記可変増幅器の出力信号を加算するようにするこ
とにより解決されるものである。
【0011】また、前々項及び前項において、可変増幅
器に代えて、スイッチ回路を設け、該スイッチ回路は、
前々項においては、各個別アンテナ信号に含まれる妨害
信号のレベルに応じて開閉し信号を選択出力するスイッ
チ回路を各個別アンテナ信号ごとに設け、前記スイッチ
回路の出力信号のみを加算するようにし、前項において
は、ノイズ検出部(19)の出力信号により制御され、
各個別アンテナ信号に含まれる妨害信号のレベルに応じ
て開閉し、信号を選択出力するスイッチ回路を各個別ア
ンテナ信号ごとに設け、前記スイッチ回路の出力信号の
みを加算するようにすることで解決される。
器に代えて、スイッチ回路を設け、該スイッチ回路は、
前々項においては、各個別アンテナ信号に含まれる妨害
信号のレベルに応じて開閉し信号を選択出力するスイッ
チ回路を各個別アンテナ信号ごとに設け、前記スイッチ
回路の出力信号のみを加算するようにし、前項において
は、ノイズ検出部(19)の出力信号により制御され、
各個別アンテナ信号に含まれる妨害信号のレベルに応じ
て開閉し、信号を選択出力するスイッチ回路を各個別ア
ンテナ信号ごとに設け、前記スイッチ回路の出力信号の
みを加算するようにすることで解決される。
【0012】
【作用】各アンテナからの個別アンテナ信号について、
増幅度を可変とした可変増幅器、あるいは信号を選択す
るスイッチ回路をそれぞれ設け、加算すべき信号から妨
害レベル最大のものを除外し、他のアンテナ信号の和を
基準としての動作は受信信号の品質を高める。また、装
置の構成に対しての変更点も少ないので、実施は容易で
ある。
増幅度を可変とした可変増幅器、あるいは信号を選択す
るスイッチ回路をそれぞれ設け、加算すべき信号から妨
害レベル最大のものを除外し、他のアンテナ信号の和を
基準としての動作は受信信号の品質を高める。また、装
置の構成に対しての変更点も少ないので、実施は容易で
ある。
【0013】妨害信号のレベル検出用の復調部として設
けたノイズ検出部は、クロックシーケンスに従って妨害
信号のレベルを各アンテナからの個別アンテナ信号につ
いて常時監視し、妨害レベルの少ない信号だけを加算す
るように制御するので、受信信号の品質が高められる。
また、装置の動作シーケンスについて一切の変更を必要
とせずに実現することができる。
けたノイズ検出部は、クロックシーケンスに従って妨害
信号のレベルを各アンテナからの個別アンテナ信号につ
いて常時監視し、妨害レベルの少ない信号だけを加算す
るように制御するので、受信信号の品質が高められる。
また、装置の動作シーケンスについて一切の変更を必要
とせずに実現することができる。
【0014】
【実施例】図1に本発明のブロック構成図を示す。図1
において、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT
3、ANT4を介して、アンテナ出力がマトリックス回
路2に与えられ、その出力において、アンテナ入力信号
のそれぞれのリニアコンビネーションズが得られる。こ
のようなマトリックス回路は公知である。マトリックス
回路は、それぞれ振幅変調器3の入力に接続されてい
る。以下に詳しく説明するように、補助変調は振幅変調
器3の入力に与えられる信号に連続的に重畳され、タイ
ムクロックシーケンスは、クロック信号入力によって制
御され、クロック信号が印加されるクロック信号入力に
依存して、対応する入力信号が振幅変調器3の関連する
出力に振幅変調を生じるようにする。
において、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT
3、ANT4を介して、アンテナ出力がマトリックス回
路2に与えられ、その出力において、アンテナ入力信号
のそれぞれのリニアコンビネーションズが得られる。こ
のようなマトリックス回路は公知である。マトリックス
回路は、それぞれ振幅変調器3の入力に接続されてい
る。以下に詳しく説明するように、補助変調は振幅変調
器3の入力に与えられる信号に連続的に重畳され、タイ
ムクロックシーケンスは、クロック信号入力によって制
御され、クロック信号が印加されるクロック信号入力に
依存して、対応する入力信号が振幅変調器3の関連する
出力に振幅変調を生じるようにする。
【0015】振幅変調器3は、図では一括して示した4
つの別個の振幅変調段各々が、それぞれマトリクス回路
の出力信号の一つを受ける。個々の振幅変調段はクロッ
ク信号に依存して時間順次的に駆動され、対応して振幅
変調された高周波入力信号を時間順次的に対応して供給
する。
つの別個の振幅変調段各々が、それぞれマトリクス回路
の出力信号の一つを受ける。個々の振幅変調段はクロッ
ク信号に依存して時間順次的に駆動され、対応して振幅
変調された高周波入力信号を時間順次的に対応して供給
する。
【0016】振幅変調器3の次段にはノイズ検出部19
が続き、これは振幅変調された高周波の各入力信号に対
しクロック信号を介して、これも振幅変調器3に供給さ
れる同一のクロック信号から、入力信号ごとに妨害検出
専用の復調手段によって妨害のレベルを監視する。ノイ
ズ検出部19は、振幅変調器3のそれぞれの出力と関連
し且つ前記クロック信号に対応して連続的に駆動される
4つの別個のノイズ検出部からなっている。
が続き、これは振幅変調された高周波の各入力信号に対
しクロック信号を介して、これも振幅変調器3に供給さ
れる同一のクロック信号から、入力信号ごとに妨害検出
専用の復調手段によって妨害のレベルを監視する。ノイ
ズ検出部19は、振幅変調器3のそれぞれの出力と関連
し且つ前記クロック信号に対応して連続的に駆動される
4つの別個のノイズ検出部からなっている。
【0017】ノイズ検出部19の次段には移相エレメン
ト4が続き、これは振幅変調された高周波の各入力信号
に対しクロック信号を介して、これも振幅変調器3に供
給される同一のクロック信号から、入力信号ごとに生じ
る移相回転を、後述の制御信号によりもたらす。移相エ
レメント4は、振幅変調器3のそれぞれの出力と関連し
且つ前記クロック信号に対応して連続的に駆動される4
つの別個の移相エレメントからなっている。
ト4が続き、これは振幅変調された高周波の各入力信号
に対しクロック信号を介して、これも振幅変調器3に供
給される同一のクロック信号から、入力信号ごとに生じ
る移相回転を、後述の制御信号によりもたらす。移相エ
レメント4は、振幅変調器3のそれぞれの出力と関連し
且つ前記クロック信号に対応して連続的に駆動される4
つの別個の移相エレメントからなっている。
【0018】移相エレメント4の出力信号は、可変増幅
器18に入力される。可変増幅器18は、移相エレメン
ト4のそれぞれの出力と関連し且つ前記クロック信号に
対応して連続的に駆動される4つの別個の可変増幅器か
らなっている。該可変増幅器18は、前記のノイズ検出
部19により検出された妨害のレベルにより作動する制
御手段(図示省略)に接続され、該制御手段が出力する
制御信号により各増幅器の増幅度を制御される。
器18に入力される。可変増幅器18は、移相エレメン
ト4のそれぞれの出力と関連し且つ前記クロック信号に
対応して連続的に駆動される4つの別個の可変増幅器か
らなっている。該可変増幅器18は、前記のノイズ検出
部19により検出された妨害のレベルにより作動する制
御手段(図示省略)に接続され、該制御手段が出力する
制御信号により各増幅器の増幅度を制御される。
【0019】可変増幅器18の出力信号は加算回路5に
おいて加算され、受信回路7へ入力され、IF信号に変
換、更に復調されて、オーディオ信号とされ、ステレオ
信号の場合は、L/Rの両出力として出力され、図示し
ないスピーカを駆動する。
おいて加算され、受信回路7へ入力され、IF信号に変
換、更に復調されて、オーディオ信号とされ、ステレオ
信号の場合は、L/Rの両出力として出力され、図示し
ないスピーカを駆動する。
【0020】受信回路7からIF信号が引き出されてい
る。この信号はフィルタ段8を介してそれぞれ同期復調
器11及び12を後段に備えた、公知の振幅及び周波数
復調器9及び10へ送られる。振幅及び周波数復調器9
及び10に続く同期復調器11及び12の出力信号は、
アナログ/デジタルコンバータ13へ送られ、その出力
は移相エレメント4の制御入力へ接続される。
る。この信号はフィルタ段8を介してそれぞれ同期復調
器11及び12を後段に備えた、公知の振幅及び周波数
復調器9及び10へ送られる。振幅及び周波数復調器9
及び10に続く同期復調器11及び12の出力信号は、
アナログ/デジタルコンバータ13へ送られ、その出力
は移相エレメント4の制御入力へ接続される。
【0021】クロック信号発生器は発振器14として、
振幅変調器3及び移相エレメント4の連続的駆動のため
に前記両回路のクロック信号入力に供給される記述のク
ロック信号を発生する。発振器14はそのスタートに際
しては、トリガ回路15を介した周波数復調器10の出
力信号によって制御可能である。
振幅変調器3及び移相エレメント4の連続的駆動のため
に前記両回路のクロック信号入力に供給される記述のク
ロック信号を発生する。発振器14はそのスタートに際
しては、トリガ回路15を介した周波数復調器10の出
力信号によって制御可能である。
【0022】補助変調信号を発生する発振器16は、振
幅変調器3の、それぞれの、クロックすなわち駆動入力
に、各々高周波の個々の信号の連続的変調のため、補助
変調信号を供給する。該信号もまた、振幅変調器9に続
く同期復調器11に送られ、また、移相器17によって
生じる90゜の位相のシフトを伴って周波数復調器10
に続く同期復調器12に送られる。
幅変調器3の、それぞれの、クロックすなわち駆動入力
に、各々高周波の個々の信号の連続的変調のため、補助
変調信号を供給する。該信号もまた、振幅変調器9に続
く同期復調器11に送られ、また、移相器17によって
生じる90゜の位相のシフトを伴って周波数復調器10
に続く同期復調器12に送られる。
【0023】以上の構成の実施例の動作を、図1及び図
2を参照して以下に説明する。補助変調信号はアンテナ
ANT1、ANT2、ANT3、ANT4の出力信号ま
たはクロック信号によって、所定のクロックシーケンス
に対応して、マトリックス回路2で発生したアンテナ出
力信号のリニアコンビネーションズに重畳される。この
場合の変調パラメータは、得られたスペクトラムがステ
レオMPX信号の不使用範囲、例えば62kHzに来る
ように運ばれる。
2を参照して以下に説明する。補助変調信号はアンテナ
ANT1、ANT2、ANT3、ANT4の出力信号ま
たはクロック信号によって、所定のクロックシーケンス
に対応して、マトリックス回路2で発生したアンテナ出
力信号のリニアコンビネーションズに重畳される。この
場合の変調パラメータは、得られたスペクトラムがステ
レオMPX信号の不使用範囲、例えば62kHzに来る
ように運ばれる。
【0024】振幅変調器3の出力信号すなわち変調され
た個別信号は、ノイズ検出部19へ入力され、入力信号
ごとに妨害検出専用の復調手段によって妨害のレベルを
検出し、図示しない制御手段へ、その結果を送る。
た個別信号は、ノイズ検出部19へ入力され、入力信号
ごとに妨害検出専用の復調手段によって妨害のレベルを
検出し、図示しない制御手段へ、その結果を送る。
【0025】ノイズ検出部19を経た振幅変調器3の出
力信号は、どの場合も移相エレメント4を経て、可変増
幅器18へと入力される。可変増幅器18においては、
前記ノイズ検出部19が検出し制御手段へ送った妨害レ
ベルの結果に応じた制御信号により、各増幅器の増幅度
が制御される。従って、妨害の多い信号の増幅度は減少
させ、妨害の少ない信号だけを増幅させるように制御す
る。
力信号は、どの場合も移相エレメント4を経て、可変増
幅器18へと入力される。可変増幅器18においては、
前記ノイズ検出部19が検出し制御手段へ送った妨害レ
ベルの結果に応じた制御信号により、各増幅器の増幅度
が制御される。従って、妨害の多い信号の増幅度は減少
させ、妨害の少ない信号だけを増幅させるように制御す
る。
【0026】可変増幅器18により処理された個別信号
は、個別信号から加算信号を作る加算回路5へと送ら
れ、該加算回路5の出力は、既述のように受信回路7へ
入力され、IF信号として取り出されてフィルタ8で濾
波される。
は、個別信号から加算信号を作る加算回路5へと送ら
れ、該加算回路5の出力は、既述のように受信回路7へ
入力され、IF信号として取り出されてフィルタ8で濾
波される。
【0027】振幅及び周波数復調器9及び10におい
て、混合信号は前記2個の検波器により振幅と位相に関
して復調される。その後同期復調器11及び12によ
り、補助変調信号の実数部及び虚数部とその符号が決定
される。同期復調器11及び12の出力信号は、実数部
及び虚数部として、加算信号の振幅に対する個別信号の
振幅寄与に関する情報及び加算信号の位相位置に関する
個別信号位相位置情報を含んでいる。これらの信号は、
アナログ/デジタルコンバータ13において、例えば、
2ビットで量子化されて、対応する位相回転をさせるた
めの移相エレメント4へ送られる。
て、混合信号は前記2個の検波器により振幅と位相に関
して復調される。その後同期復調器11及び12によ
り、補助変調信号の実数部及び虚数部とその符号が決定
される。同期復調器11及び12の出力信号は、実数部
及び虚数部として、加算信号の振幅に対する個別信号の
振幅寄与に関する情報及び加算信号の位相位置に関する
個別信号位相位置情報を含んでいる。これらの信号は、
アナログ/デジタルコンバータ13において、例えば、
2ビットで量子化されて、対応する位相回転をさせるた
めの移相エレメント4へ送られる。
【0028】前記のように、同期復調器11及び12の
出力信号は加算信号の位相位置に関する個別信号の位相
位置に関する情報を含み、それによって移相エレメント
4は測定された個別信号の瞬間的に存在する位相位置及
び加算信号に対する振幅寄与に基づいて、その位相を変
えるように制御される。図2にその模様を示す。
出力信号は加算信号の位相位置に関する個別信号の位相
位置に関する情報を含み、それによって移相エレメント
4は測定された個別信号の瞬間的に存在する位相位置及
び加算信号に対する振幅寄与に基づいて、その位相を変
えるように制御される。図2にその模様を示す。
【0029】個別信号の位相位置は実線ベクトルV1.V
2.V3.V4 によって表され、これらは点線で示された和
ベクトルVS を形成する。例えば個別信号Vのための同
期信号復調器11及び12の出力信号の中には、加算信
号Vからの上記信号の位相差の大きさに関する情報が含
まれている。従って、アナログデジタルコンバータ13
においてデジタル化されたこの信号は、現在の変調され
た入力信号について、移相エレメント4を上記の位相差
だけ移相させ、それは本実施例の場合の量子化では2ビ
ットで90゜であり、このようにして個別信号V1 の位
相角を加算信号VS と揃えさせる。移相されたこの個別
信号V1 はベクトルV'1によって表される。
2.V3.V4 によって表され、これらは点線で示された和
ベクトルVS を形成する。例えば個別信号Vのための同
期信号復調器11及び12の出力信号の中には、加算信
号Vからの上記信号の位相差の大きさに関する情報が含
まれている。従って、アナログデジタルコンバータ13
においてデジタル化されたこの信号は、現在の変調され
た入力信号について、移相エレメント4を上記の位相差
だけ移相させ、それは本実施例の場合の量子化では2ビ
ットで90゜であり、このようにして個別信号V1 の位
相角を加算信号VS と揃えさせる。移相されたこの個別
信号V1 はベクトルV'1によって表される。
【0030】移相の量子化をより細かくすれば残りのベ
クトルについても同様の態様で加算信号Vs の移相にも
対応できるが、90゜のステップに関しては加算信号V
s の位相角から45゜を越えて離れた個別信号V1 だけ
を位相回転させる。移相された個別信号V'1を含む新し
い加算信号V'sについての図で明らかなように、2ビッ
トでの位相の量子化で大部分の場合は充分である。
クトルについても同様の態様で加算信号Vs の移相にも
対応できるが、90゜のステップに関しては加算信号V
s の位相角から45゜を越えて離れた個別信号V1 だけ
を位相回転させる。移相された個別信号V'1を含む新し
い加算信号V'sについての図で明らかなように、2ビッ
トでの位相の量子化で大部分の場合は充分である。
【0031】図2において個別信号ベクトルV1 の終端
において補助振幅変調Vm のためのベクトル(複数)が
示されている。本実施例においては個別信号V1 の位相
は加算信号Vs に関して役90゜にわたって回転してい
る。その結果、振幅変調は位相変調に変換される。
において補助振幅変調Vm のためのベクトル(複数)が
示されている。本実施例においては個別信号V1 の位相
は加算信号Vs に関して役90゜にわたって回転してい
る。その結果、振幅変調は位相変調に変換される。
【0032】以上のように、同期復調器11及び12の
出力信号は、また、加算信号の振幅に対する個別信号の
振幅寄与に対する情報を含んでいるので、この情報は様
々な制御及び切り換え操作に使用することができる。例
えば、ある特定のアンテナによって受信された個別信号
の振幅量が加算信号に、ごく僅かしか寄与しないとき、
上記の信号によってその特定の個別アンテナを非アクテ
ィブ化することもできる。
出力信号は、また、加算信号の振幅に対する個別信号の
振幅寄与に対する情報を含んでいるので、この情報は様
々な制御及び切り換え操作に使用することができる。例
えば、ある特定のアンテナによって受信された個別信号
の振幅量が加算信号に、ごく僅かしか寄与しないとき、
上記の信号によってその特定の個別アンテナを非アクテ
ィブ化することもできる。
【0033】1つのアンテナ出力信号または1つのリニ
アコンビネーションから次のアンテナ出力信号または振
幅変調のための出力信号の次のリニアコンビネーション
へと切り換えるためのクロックシーケンス、すなわちク
ロック信号の周波数は必要に応じ選択することができる
し、また、一定とすることもできる。本実施例において
は、このクロックシーケンスは有効信号自体によってト
リガ回路15を経て制御され、そのためアンテナ出力信
号またはアンテナ出力信号のリニアコンビネーションの
引き続く変調のための最適な開始瞬間が得られ、また、
それとともに対応する高周波個別信号のための移相エレ
メントの対応するアクティブ化も得られるものである。
アコンビネーションから次のアンテナ出力信号または振
幅変調のための出力信号の次のリニアコンビネーション
へと切り換えるためのクロックシーケンス、すなわちク
ロック信号の周波数は必要に応じ選択することができる
し、また、一定とすることもできる。本実施例において
は、このクロックシーケンスは有効信号自体によってト
リガ回路15を経て制御され、そのためアンテナ出力信
号またはアンテナ出力信号のリニアコンビネーションの
引き続く変調のための最適な開始瞬間が得られ、また、
それとともに対応する高周波個別信号のための移相エレ
メントの対応するアクティブ化も得られるものである。
【0034】また、以上の実施例では装置の動作を停止
することなく行うために、妨害検出専用の復調部として
ノイズ検出部18を設けたが、該ノイズ検出部18を省
略して設置せずに、一旦装置の動作を停止し、各アンテ
ナの信号をクロックシーケンスに従って復調の上で妨害
のレベルを検出することで、ある闘値以下の妨害レベル
を持つアンテナ信号だけを加算して和を取り装置を再作
動させてもよい。
することなく行うために、妨害検出専用の復調部として
ノイズ検出部18を設けたが、該ノイズ検出部18を省
略して設置せずに、一旦装置の動作を停止し、各アンテ
ナの信号をクロックシーケンスに従って復調の上で妨害
のレベルを検出することで、ある闘値以下の妨害レベル
を持つアンテナ信号だけを加算して和を取り装置を再作
動させてもよい。
【0035】あるいは、前項同様にノイズ検出部18は
省略して設置せず、各アンテナ信号の中で妨害レベル最
大のものを除いた、それ以外のアンテナ信号を加算し和
を取り基準として装置を動作させてもよい。この方法で
は装置の構成に対する必要な変更点が少ない利点があ
る。
省略して設置せず、各アンテナ信号の中で妨害レベル最
大のものを除いた、それ以外のアンテナ信号を加算し和
を取り基準として装置を動作させてもよい。この方法で
は装置の構成に対する必要な変更点が少ない利点があ
る。
【0036】また、複数のアンテナとして前記実施例で
は、4個のアンテナを使用したものを例としたが、本発
明は4個より多いものでも、少ないものでも適用するこ
とが出来ることは明らかである。
は、4個のアンテナを使用したものを例としたが、本発
明は4個より多いものでも、少ないものでも適用するこ
とが出来ることは明らかである。
【0037】更に、前記の実施例では、個別アンテナ信
号について増幅度を可変とした可変増幅器をそれぞれ設
けるように構成したが、該可変増幅器は、妨害が多く含
まれると判定された人力信号を加算回路へは入力しない
ために用いられている。従って、可変増幅器の代わりに
単純なスイッチ回路で代用し、個別アンテナ信号を選択
して加算回路へ入力することも可能であり、このように
構成することで、より簡単で低コストに実現することが
できる。
号について増幅度を可変とした可変増幅器をそれぞれ設
けるように構成したが、該可変増幅器は、妨害が多く含
まれると判定された人力信号を加算回路へは入力しない
ために用いられている。従って、可変増幅器の代わりに
単純なスイッチ回路で代用し、個別アンテナ信号を選択
して加算回路へ入力することも可能であり、このように
構成することで、より簡単で低コストに実現することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のア
ンテナを用いるアンテナダイバーシティシステムにおい
て、各アンテナからの個別アンテナ信号について増幅度
を可変とした可変増幅器をそれぞれ設け、加算すべき信
号から妨害レベル最大のものを除外し、他のアンテナ信
号の和を基準とするようにしたので、受信信号の品質を
高めることが出来る。また、装置の構成に対しての変更
点も少ないので、実施が非常に容易である。
ンテナを用いるアンテナダイバーシティシステムにおい
て、各アンテナからの個別アンテナ信号について増幅度
を可変とした可変増幅器をそれぞれ設け、加算すべき信
号から妨害レベル最大のものを除外し、他のアンテナ信
号の和を基準とするようにしたので、受信信号の品質を
高めることが出来る。また、装置の構成に対しての変更
点も少ないので、実施が非常に容易である。
【0039】更に、可変増幅器の代わりに単純なスイッ
チ回路で代用し、個別アンテナ信号を選択して入力する
ことも可能であり、このように構成することで、より簡
単で低コストに実現することができる。
チ回路で代用し、個別アンテナ信号を選択して入力する
ことも可能であり、このように構成することで、より簡
単で低コストに実現することができる。
【0040】また、妨害信号のレベル検出用の復調部と
してノイズ検出部を設け、クロックシーケンスに従って
妨害信号のレベルを各アンテナからの個別アンテナ信号
について常時監視し、妨害レベルの少ない信号だけを加
算するようにしたので、受信信号の品質が高められる。
また、装置の動作シーケンスについて一切の変更を必要
とせずに実現することができる。
してノイズ検出部を設け、クロックシーケンスに従って
妨害信号のレベルを各アンテナからの個別アンテナ信号
について常時監視し、妨害レベルの少ない信号だけを加
算するようにしたので、受信信号の品質が高められる。
また、装置の動作シーケンスについて一切の変更を必要
とせずに実現することができる。
【図1】本発明の実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例の動作の説明図である。
ANT1 アンテナ ANT2 アンテナ ANT3 アンテナ ANT4 アンテナ 3 振幅変調器 4 移相エレメント 5 加算回路 7 受信回路 8 フィルタ 9 復調器 10 復調器 11 同期復調器 12 同期復調器 18 可変増幅器 19 ノイズ検出部
Claims (7)
- 【請求項1】 位相変調がアンテナ出力信号に重畳さ
れ、そのアンテナ信号が加算され、加算された信号の振
幅が変調される個別の受信アンテナを複数個備えた受信
方法であって、各アンテナ出力信号に補助変調信号によ
って位相及び/又は振幅変調の形で補助変調が重畳さ
れ、一つの受信回路において増幅され選択された加算信
号が周波数及び振幅変調回路において振幅及び周波数及
び/又は位相に関して復調され、補助変調信号が復調信
号から濾波され、同期復調器によって個別アンテナ信号
の実数部と虚数部が加算信号に関して決定され、その中
から個別信号に関する位相位置及び振幅寄与が引き出さ
れ、高周波個別信号の位相及び/又は振幅はそれぞれ決
定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与に向かう方向
にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイバーシティシ
ステムにおいて、各個別信号に含まれる妨害信号のレベ
ルを検出し、妨害レベル最大のものを除いた個別信号に
より前記加算が行われることを特徴とするアンテナダイ
バーシティシステム。 - 【請求項2】 位相変調がアンテナ出力信号に重畳さ
れ、そのアンテナ信号が加算され、加算された信号の振
幅が変調される個別の受信アンテナを複数個備えた受信
方法であって、各アンテナ出力信号に補助変調信号によ
って位相及び/又は振幅変調の形で補助変調が重畳さ
れ、一つの受信回路において増幅され選択された加算信
号が周波数及び振幅変調回路において振幅及び周波数及
び/又は位相に関して復調され、補助変調信号が復調信
号から濾波され、同期復調器によって個別アンテナ信号
の実数部と虚数部が加算信号に関して決定され、その中
から個別信号に関する位相位置及び振幅寄与が引き出さ
れ、高周波個別信号の位相及び/又は振幅はそれぞれ決
定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与に向かう方向
にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイバーシティシ
ステムにおいて、一旦装置の動作を停止し、各個別信号
をクロックシーケンスに従い復調の上、各個別信号に含
まれる妨害のレベルを検出し、所定闘値以下の個別信号
のみを加算することを特徴とするアンテナダイバーシテ
ィシステム。 - 【請求項3】 位相変調がアンテナ出力信号に重畳さ
れ、そのアンテナ信号が加算され、加算された信号の振
幅が変調される個別の受信アンテナを複数個備えた受信
方法であって、各アンテナ出力信号に補助変調信号によ
って位相及び/又は振幅変調の形で補助変調が重畳さ
れ、一つの受信回路において増幅され選択された加算信
号が周波数及び振幅変調回路において振幅及び周波数及
び/又は位相に関して復調され、補助変調信号が復調信
号から濾波され、同期復調器によって個別アンテナ信号
の実数部と虚数部が加算信号に関して決定され、その中
から個別信号に関する位相位置及び振幅寄与が引き出さ
れ、高周波個別信号の位相及び/又は振幅はそれぞれ決
定された振幅寄与に基づき最適の振幅寄与に向かう方向
にそれぞれ変化せしめられるアンテナダイバーシティシ
ステムにおいて、妨害信号レベル検出用のノイズ検出部
によりクロックシーケンスに従って、常時、各個別信号
に含まれる妨害のレベルを検出し、所定閾値以下の個別
信号のみを加算することを特徴とするアンテナダイバー
シティシステム。 - 【請求項4】 複数の受信アンテナと、一つの位相変調
器と、一つの加算回路と、一つの振幅変調器とを備え、
前記複数のアンテナのそれぞれに従続し、各個別アンテ
ナ信号に補助変調を重畳する変調器(3)、一つの受信
回路(7)により増幅され選択された加算信号を、量及
び/又は周波数及び/又は位相に関して復調する復調器
(9)、(10)、復調された信号から補助変調信号を
濾波する一つのフィルタ(8)、加算信号に関して各個
別アンテナ信号の実数部及び虚数部を決定し且つそれら
から位相位置及び振幅寄与分を引出す同期復調器(1
1、12)、前記同期復調器の出力信号に基づき制御さ
れる位相及び/又は振幅設定器(4)を有するアンテナ
ダイバーシティシステムにおいて、各個別アンテナ信号
に含まれる妨害信号のレベルに応じてそれぞれの増幅度
を制御される可変増幅器(18)を各個別アンテナ信号
ごとに設け、前記可変増幅器の出力信号を加算するよう
にしたことを特徴とするアンテナダイバーシティシステ
ム。 - 【請求項5】 複数の受信アンテナと、一つの位相変調
器と、一つの加算回路と、一つの振幅変調器とを備え、
前記複数のアンテナのそれぞれに従続し、各個別アンテ
ナ信号に補助変調を重畳する変調器(3)、一つの受信
回路(7)により増幅され選択された加算信号を、量及
び/又は周波数及び/又は位相に関して復調する復調器
(9)、(10)、復調された信号から補助変調信号を
濾波する一つのフィルタ(8)、加算信号に関して各個
別アンテナ信号の実数部及び虚数部を決定し且つそれら
から位相位置及び振幅寄与分を引出す同期復調器(1
1、12)、前記同期復調器の出力信号に基づき制御さ
れる位相及び/又は振幅設定器(4)を有するアンテナ
ダイバーシティシステムにおいて、前記変調器の出力信
号中に含まれる妨害信号のレベルを検出するノイズ検出
部(19)を設けるとともに、各個別アンテナ信号に含
まれる妨害信号のレベルに応じてそれぞれの増幅度を前
記ノイズ検出部により制御される可変増幅器(18)を
各個別アンテナ信号ごとに設け、前記可変増幅器の出力
信号を加算するようにしたことを特徴とするアンテナダ
イバーシティシステム。 - 【請求項6】 複数の受信アンテナと、一つの位相変調
器と、一つの加算回路と、一つの振幅変調器とを備え、
前記複数のアンテナのそれぞれに従続し、各個別アンテ
ナ信号に補助変調を重畳する変調器(3)、一つの受信
回路(7)により増幅され選択された加算信号を、量及
び/又は周波数及び/又は位相に関して復調する復調器
(9)、(10)、復調された信号から補助変調信号を
濾波する一つのフィルタ(8)、加算信号に関して各個
別アンテナ信号の実数部及び虚数部を決定し且つそれら
から位相位置及び振幅寄与分を引出す同期復調器(1
1、12)、前記同期復調器の出力信号に基づき制御さ
れる位相及び/又は振幅設定器(4)を有するアンテナ
ダイバーシティシステムにおいて、各個別アンテナ信号
に含まれる妨害信号のレベルに応じて開閉し信号を選択
出力するスイッチ回路を各個別アンテナ信号ごとに設
け、前記スイッチ回路の出力信号のみを加算するように
したことを特徴とするアンテナダイバーシティシステ
ム。 - 【請求項7】 複数の受信アンテナと、一つの位相変調
器と、一つの加算回路と、一つの振幅変調器とを備え、
前記複数のアンテナのそれぞれに従続し、各個別アンテ
ナ信号に補助変調を重畳する変調器(3)、一つの受信
回路(7)により増幅され選択された加算信号を、量及
び/又は周波数及び/又は位相に関して復調する復調器
(9)、(10)、復調された信号から補助変調信号を
濾波する一つのフィルタ(8)、加算信号に関して各個
別アンテナ信号の実数部及び虚数部を決定し且つそれら
から位相位置及び振幅寄与分を引出す同期復調器(1
1、12)、前記同期復調器の出力信号に基づき制御さ
れる位相及び/又は振幅設定器(4)を有するアンテナ
ダイバーシティシステムにおいて、前記変調器の出力信
号中に含まれる妨害信号のレベルを検出するノイズ検出
部(19)を設けるとともに、前記ノイズ検出部(1
9)により制御され、各個別アンテナ信号に含まれる妨
害信号のレベルに応じて開閉し信号を選択出力するスイ
ッチ回路を各個別アンテナ信号ごとに設け、前記スイッ
チ回路の出力信号のみを加算するようにしたことを特徴
とするアンテナダイバーシティシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6193745A JPH0846557A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | アンテナダイバーシティシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6193745A JPH0846557A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | アンテナダイバーシティシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0846557A true JPH0846557A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16313110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6193745A Withdrawn JPH0846557A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | アンテナダイバーシティシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0846557A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6118832A (en) * | 1997-01-24 | 2000-09-12 | France Telecom | Multiple-sensor equalization in a radio receiver |
KR100418284B1 (ko) * | 2000-02-17 | 2004-02-11 | 푸바 오토모티브 게엠베하 운트 코. 카게 | 안테나 신호의 위상 제어 합산 기능을 갖는 안테나다이버시티 시스템 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6193745A patent/JPH0846557A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6118832A (en) * | 1997-01-24 | 2000-09-12 | France Telecom | Multiple-sensor equalization in a radio receiver |
KR100418284B1 (ko) * | 2000-02-17 | 2004-02-11 | 푸바 오토모티브 게엠베하 운트 코. 카게 | 안테나 신호의 위상 제어 합산 기능을 갖는 안테나다이버시티 시스템 |
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