JPH0845B2 - シート豆腐の製造装置 - Google Patents

シート豆腐の製造装置

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JPH0845B2
JPH0845B2 JP5172715A JP17271593A JPH0845B2 JP H0845 B2 JPH0845 B2 JP H0845B2 JP 5172715 A JP5172715 A JP 5172715A JP 17271593 A JP17271593 A JP 17271593A JP H0845 B2 JPH0845 B2 JP H0845B2
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JP
Japan
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tofu
sheet
conveyor
filter cloth
filter
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JP5172715A
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JPH07134A (ja
Inventor
寛 小林
恵民 王
Original Assignee
シンコバ有限会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は豆乳からシート状の豆
腐を自動的且つ連続的に生産するシート豆腐の製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭50−126847号公報におい
ては、濾箱内に濾布を敷いてその上面に凝固剤を添加し
た豆乳を流し込んでその上面を更に濾布で覆った後、通
水性を有する仕切板を重ねる作業を繰返して、各仕切板
間に濾布で覆われた豆腐層を上下多層に形成し、これに
プレスによる圧縮を与えて脱水し、平板状の豆腐を製造
する方法を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】而して従来の方法で
は濾箱内に濾布を敷く作業、この濾布の上面に豆乳を流
しかける作業、この豆腐層の上面を濾布で覆う作業、更
にこの濾布の上面に仕切板を重ねる作業の各作業を、繰
り返し手作業で行なわなければならず、作業が非常に煩
雑であるばかりか能率性に欠け且つ生産性に欠ける問題
を有している。
【0004】又豆乳を均一で薄肉に流しかけるには熟練
した技術を要し、均質なシート豆腐を生産し難い問題を
有している。
【0005】この発明は上記問題点を有効に解消し、均
一なシート状豆腐を自動的且つ連続的に高生産性を以っ
て製造し得るシート豆腐の製造装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【問題点を解決するための手段】この発明は上記手段と
して、無端コンベア上面に敷き延ばしつつコンベアによ
って巻き出されて移送されるロール状に巻かれた第1濾
布と、この第1濾布上に凝固剤入りの豆乳を流しかける
手段と、第1濾布上に層着された豆腐層上に敷き延ばさ
れつつ上記コンベアにより巻き出されて第1濾布と共に
移送されるロール状に巻かれた第2濾布と、上記コンベ
アの搬出端において上記豆腐層を挟持せる第1、第2濾
布をジグザグに折り畳む手段とを備えるシート豆腐の製
造装置を構成したものである。
【0007】
【作用】ロール状に巻かれた第1濾布をコンベア上面に
敷き延ばし移送しながら、この第1濾布上面に豆乳流し
かけ手段により凝固剤入りの豆乳を流しかけ、この上面
に第2濾布を敷き延ばしつつ移送することにより、移送
に従いコンベア下に脱水されて第1濾布と第2濾布の間
に薄肉で均一な豆腐層が層着され、この第1、第2濾布
にて挟持された上記豆腐層を上記コンベアの搬出端に設
けた折り畳み手段によりジグザグに折り畳むことにより
第1、第2濾布を介してジグザグ状態に積層されたシー
ト豆腐を形成することができる。上記脱水を強化する場
合には、この折り畳まれて積層されたシート豆腐をプレ
ス脱水した上で、第1、第2濾布を引き剥せばシート豆
腐を取り出すことができる。
【0008】この発明によれば上記によってシート豆腐
を連続的且つ自動的に量産できその生産性を著しく向上
することができると共に、均質なシート豆腐の生産が可
能である。
【0009】
【実施例】以下この発明を図1乃至図7に基いて説明す
る。
【0010】通水性を有する無端コンベア1を連続走行
し、このコンベア1の始端側の上部にロール状に巻かれ
た第1濾布2と第2濾布3とをコンベア1走行方向に間
隔的に並置し、この第1濾布2をコンベア1上面に敷き
延ばしながらコンベア1にて巻き出しつつ移送するよう
にし、この第1濾布2の敷き延ばし始端側に同濾布2上
面に凝固剤を添加した豆乳6を流しかける流しかけ手段
を設置する。
【0011】この豆乳流しかけ手段として豆乳6を貯留
するストックボックス4を上記コンベア1上部に設置
し、これを第1濾布2のロールと第2濾布3のロールの
間に配置し、このストックボックス4に設けた豆乳6を
薄膜状に吐出するスライス5から上記第1濾布2上面に
上記豆乳6を吐出しつつ流しかけ、この流しかけ直後に
流しかけられた豆腐層上面に上記第2濾布3を敷き延ば
しこれを第1濾布2と共に巻き出しながら移送する。上
記ストックボックス4の上部には攪拌層34を設け、豆
乳6に凝固剤を添加し攪拌したものを直ちに上記ストッ
クボックス4に供給するようにする。
【0012】上記第1濾布2上面に流しかけられた豆乳
6は、上記移送の進行に伴なって第1、第2濾布に挟持
されながら第1濾布2及びコンベア1を通して重力脱水
され、シート豆腐6aを形成するに至る。
【0013】上記コンベア1の搬出端直下にジグザグ折
り手段を設け、このジグザグ折り手段により上記コンベ
ア1の搬出端から第1、第2濾布2、3にて挟持されつ
つ繰り出されて垂下するシート豆腐6aをジグザグに折
り畳む。
【0014】このジグザグ折り手段として、例えばコン
ベア1の搬出端直下に定ストロークで往復動するテーブ
ル7を設ける。このテーブル7を往復動せしめる駆動手
段として例えばコンベア1の一端を掛けたロール軸と一
体に同期回転するホイール8を設け、この回転ホイール
8の偏心位置にクランクレバー9の一端を枢結し、この
クランクレバー9の他端に軸10を支点として揺動可に
設けた揺動杆11の一端を遊支すると共に、同揺動杆1
1の他端に往復動レバー12の一端を遊支し、この往復
動レバー12の他端を上記テーブル7の後端部に連結及
び連結解除可能な継手33を介して枢結する。好ましく
は上記回転ホイール8をモータMにより駆動しコンベア
1を走行せしめる。13はモータMと回転ホイール8間
に掛け回された伝導体である。
【0015】而して回転ホイール8がコンベア1と同期
回転すると、クランクレバー9が往復同して揺動杆11
が揺動を繰り返し、これにより往復動レバー12を往復
動せしめ、これに連結されたテーブル7を定ストローク
で往復せしめる。
【0016】この往復動するテーブル7の上面にコンベ
ア1の搬出端から繰り出される第1、第2濾布2、3で
挟持されたシート豆腐6aを垂下し支持せしめると、図
2A乃至Dに示すようにテーブル7の往復動によりジグ
ザグ折りされたシート豆腐6aが集積されるに至る。
【0017】斯くして図2E、図3に示すように第1、
第2濾布2、3の長さに相当するジグザグ折積層シート
豆腐6bが形成される。
【0018】上記クランクレバー9は運動方向を転換す
る必要上揺動杆11及び往復動レバー12を介してテー
ブル7と連結したが、クランクレバー9の駆動源の設置
位置によってはクランクレバー9をテーブル7に直接的
に連結し運動を伝達することができる。つまり図面はテ
ーブル7をクランク機構によって往復動せしめる場合を
例示している。
【0019】上記テーブル7は図4に示すように軌道1
4上に往復動可に支持し、該軌道14の端部にプレス装
置15を設ける。即ち、前記ジグザグ折りを完了したテ
ーブル7は往復動レバー12の連結を解除した後このジ
グザグ折積層シート豆腐6bを支持し、軌道14に案内
されながらそのままプレス装置15の下部固定台16上
に搬入され直ちに油圧又は空圧シリンダ17により可動
圧縮板18を下降せしめテーブル7との間で上記積層シ
ート豆腐6bを圧縮し更に脱水を行なう。従って上記テ
ーブル7は図5に示すようにそのまま固定圧縮板として
機能する。
【0020】上記シート豆腐6aはコンベア1にて移送
する間脱水するか、又はコンベア1の下面にサクション
ボックスを設け強制脱水を図る。この脱水方法は上記通
水性を有するコンベア1及び第1、第2濾布2、3にて
豆腐層を形成するコンベア方式の採用によって可能とし
ている。
【0021】この発明は上記コンベア1における脱水を
予備脱水にし上記プレス装置15にて仕上げ脱水を行な
うか、又は上記コンベア1にて脱水を完了させることが
できる。
【0022】又図6に示すようにこのコンベア1にて成
層されるシート豆腐6aは濾布2、3より巾狭にし第
1、第2濾布2、3の耳部はシート豆腐6aより外側方
へ張り出す余白部2a、3aとする。積層シート豆腐6
bがプレス装置15に掛けられた時、この余白部2aと
3a間に展伸され外部への押し出しが良好に防止され
る。
【0023】斯くして脱水を完了したジグザグ折積層シ
ート豆腐6bは濾布引き剥し装置にかけられて第1、第
2濾布2、3の引き剥しがなされる。
【0024】図7は上記濾布引き剥し装置を例示してい
る。この装置は上下に狭間隔を置いて配置された一対の
濾布反転ロール19、20と、この濾布反転ロール1
9、20に反転された第1、第2濾布2、3に引張力を
与える上下に広間隔を置いて配置された一対の駆動牽引
ロール21、22と、この牽引ロール21、22に加圧
接触して従動回転する巻取りロール23、24とから成
り、第1、第2濾布2、3の夫々を反転ロール19、2
0にて反転しながら牽引ロール21、22の外面に掛け
合せ、その掛け合せ端を巻取りロール23、24で巻取
る構成とする。
【0025】巻取りロール23、24は揺動アーム2
5、26に回転可に取付けると共に、例えばバネ手段2
7、28にて牽引ロール21、22に押し付けるように
して従動させ、巻取り量が増加するに伴ないバネ手段2
7、28に抗し揺動アーム25、26と共に外方へ擺動
しロール21、22と23、24の間隔を巻取り量の増
加に追随して拡大すると共に、濾布を両ロール間に挟持
して回転の伝達を行なうようにする。上記反転ロール1
9、20の夫々に対峙してブラシロール31、32を設
け、このブラシロールにて第1、第2濾布2、3のシー
ト豆腐と接触していた面をブラッシングし、豆腐かすの
除去を行なうと同時にシート豆腐が何れか一方の濾布に
付着して来た場合にこれを引き剥すようにする。
【0026】斯くして第1、第2濾布2、3の引き剥し
が進行するに伴ない、シート豆腐6cは反転ロール1
9、20の間より出口側へ吐出され、このシート豆腐6
cはコンベア29上へ落下し、その搬出端にて容器30
内へと落下集積されるに至る。
【0027】このシート豆腐6cは図7に示すように前
記ジグザグ折りの単位折り濾布毎に略方形に分断されて
いる。この分断は前記プレス装置15による圧縮時に折
り曲部に折曲力が加わるためである。従って格別の分断
装置を要することはなく帯状のシート豆腐は上記方形シ
ート状に自動的に分断される。上記シート豆腐6cは紐
状又は小片等に再処理されて市場に出され、各種食品、
料理に用いられる。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、二枚の濾布に挟まれ
てジグザグ折りされたシート状豆腐を連続的且つ自動的
に生産することができ、その生産性を大巾に向上しコス
トダウンを図ることができる。又均質なシート豆腐を製
造することができシート豆腐の流通を促進するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すシート豆腐の製造装置
を概示する側面図。
【図2】A乃至Eはシート豆腐をジグザグ折りするテー
ブルの動作状態を説明する側面図。
【図3】ジグザグ折りした積層シート豆腐の拡大断面
図。
【図4】プレス装置の側面図。
【図5】プレス装置によるシート豆腐圧縮状態を示す側
面図。
【図6】図1におけるA−A線断面図。
【図7】濾布引き剥し装置を概示する側面図。
【符号の説明】
1 通水性を有するコンベア 2、3 濾布 4 ストックボックス 6 豆乳 6a シート豆腐 6b ジグザグ折積層シート豆腐 7 テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端コンベアと、該コンベア上面に敷き延
    ばしつつコンベアによって巻き出されて移送されるロー
    ル状に巻かれた第1濾布と、この第1濾布上面に凝固剤
    を添加した豆乳を流しかける手段と、第1濾布上に層着
    された豆腐層上に敷き延ばしつつ上記コンベアにより巻
    き出されて第1濾布と共に移送されるロール状に巻かれ
    た第2濾布と、上記コンベアの搬出端において上記豆腐
    層を挟持せる第1、第2濾布をジグザグに折り畳む手段
    とを備えることを特徴とするシート豆腐の製造装置。
JP5172715A 1993-06-18 1993-06-18 シート豆腐の製造装置 Expired - Lifetime JPH0845B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5172715A JPH0845B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 シート豆腐の製造装置

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JP5172715A JPH0845B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 シート豆腐の製造装置

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JPH07134A JPH07134A (ja) 1995-01-06
JPH0845B2 true JPH0845B2 (ja) 1996-01-10

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ID=15946996

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Families Citing this family (4)

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JP4269319B2 (ja) * 2004-03-19 2009-05-27 株式会社高井製作所 豆腐類の自動成型装置
CN107712086B (zh) * 2017-11-10 2023-08-22 张智蓬 利用机械手臂叠布的高效制干豆腐机器人
JP6842784B1 (ja) * 2020-01-08 2021-03-17 株式会社優食 食品製造装置
JP6978814B1 (ja) * 2021-03-01 2021-12-08 株式会社優食 食品製造装置

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JPH07134A (ja) 1995-01-06

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