JPH084575Y2 - 電気式機械秤 - Google Patents
電気式機械秤Info
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- JPH084575Y2 JPH084575Y2 JP1989130101U JP13010189U JPH084575Y2 JP H084575 Y2 JPH084575 Y2 JP H084575Y2 JP 1989130101 U JP1989130101 U JP 1989130101U JP 13010189 U JP13010189 U JP 13010189U JP H084575 Y2 JPH084575 Y2 JP H084575Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- frame
- transmission lever
- weighing device
- weighing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01G—WEIGHING
- G01G21/00—Details of weighing apparatus
- G01G21/24—Guides or linkages for ensuring parallel motion of the weigh-pans
- G01G21/244—Guides or linkages for ensuring parallel motion of the weigh-pans combined with flexure-plate fulcrums
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Force In General (AREA)
- Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 この考案は、標準計量装置の計量範囲を拡大するため
の伝動レバーを多数備えた計量装置に関するものであ
る。この計量装置にあっては、荷重受けは、間隔をおい
た平行な弾性案内手段により、フレームに揺動自在に連
結されている。この考案は、ひずみゲージや振動弦や電
磁式荷重補正手段を備えた計量装置に適用することがで
きる。電磁式補正手段と2本のレバーからなる伝動手段
とを備えた秤は、この考案の考案者によってすでに開示
されている(ドイツ特許明細書2.844.226号)。
の伝動レバーを多数備えた計量装置に関するものであ
る。この計量装置にあっては、荷重受けは、間隔をおい
た平行な弾性案内手段により、フレームに揺動自在に連
結されている。この考案は、ひずみゲージや振動弦や電
磁式荷重補正手段を備えた計量装置に適用することがで
きる。電磁式補正手段と2本のレバーからなる伝動手段
とを備えた秤は、この考案の考案者によってすでに開示
されている(ドイツ特許明細書2.844.226号)。
この種の電気式機械秤は標準的な計量セルを備えてお
り、様々なタイプで製造されている。電気式機械秤は、
定格荷重に応じた数の伝動レバーを備えている。一般
に、計量セルだけを計画に従って大量に製造することは
可能であるが、秤の機械的部分は、普通、秤の定格荷重
に応じて設計が異なってくるので、大量生産できない。
り、様々なタイプで製造されている。電気式機械秤は、
定格荷重に応じた数の伝動レバーを備えている。一般
に、計量セルだけを計画に従って大量に製造することは
可能であるが、秤の機械的部分は、普通、秤の定格荷重
に応じて設計が異なってくるので、大量生産できない。
また、較正錘が取り付けられる秤においては、以下の
ような問題がある。高荷重秤の全体の大きさに対して較
正錘の大きさをある限界内に抑えようとすれば、較正錘
の取り付け点を、2本の伝動レバーの間の力の伝動部
に、すなわち計量セルに直接働き掛ける伝動レバーの取
り付け部に、置くのが好ましい。このように、較正錘を
伝動レバーに直接接続している場合には、計量セルに較
正錘が及ぼす影響は、伝動レバーの長手方向のどの位置
で較正錘が伝動レバーに接続されているかに左右され
る。較正を常に正確に行なうには、較正錘の作用を受け
るレバーの長さが、長期にわたって一定でなければなら
ない。このような条件を満たすには、較正錘と伝動レバ
ーとの接続部分をかなりの精度で製造しなければならな
い。較正錘の、その取り付け点に対する案内性がほんの
少しでも変化すると、何度も接続しているうちに、取り
付け点が移動し、レバーの腕の長さが変化する。このよ
うなレバーの腕の長さの変化は、高感度秤の場合に特に
問題となる。
ような問題がある。高荷重秤の全体の大きさに対して較
正錘の大きさをある限界内に抑えようとすれば、較正錘
の取り付け点を、2本の伝動レバーの間の力の伝動部
に、すなわち計量セルに直接働き掛ける伝動レバーの取
り付け部に、置くのが好ましい。このように、較正錘を
伝動レバーに直接接続している場合には、計量セルに較
正錘が及ぼす影響は、伝動レバーの長手方向のどの位置
で較正錘が伝動レバーに接続されているかに左右され
る。較正を常に正確に行なうには、較正錘の作用を受け
るレバーの長さが、長期にわたって一定でなければなら
ない。このような条件を満たすには、較正錘と伝動レバ
ーとの接続部分をかなりの精度で製造しなければならな
い。較正錘の、その取り付け点に対する案内性がほんの
少しでも変化すると、何度も接続しているうちに、取り
付け点が移動し、レバーの腕の長さが変化する。このよ
うなレバーの腕の長さの変化は、高感度秤の場合に特に
問題となる。
この考案では以上のような問題を解決するために、第
1のフレーム2と、互いに平行に配置された弾性案内部
材3、4によって、第1のフレームに揺動自在に連結す
る第1の荷重受け5、33と、第1のフレームに設けられ
た計量セル9と、上記第1の荷重受けの働きを上記計量
セルに伝えるために上記フレームと揺動自在に連結する
第1の伝動レバー7からなる第1の計量装置を備えた電
気式機械秤において、第2の荷重受け16、28が互いに平
行に配置された弾性案内部材14、15、26、27を介して、
第2のフレームに揺動自在に設けられており、第2の伝
動レバー17、30が、上記第2の荷重受けの動きを、上記
第1の荷重受けに伝えるように設けて、電気式機械秤を
構成した。
1のフレーム2と、互いに平行に配置された弾性案内部
材3、4によって、第1のフレームに揺動自在に連結す
る第1の荷重受け5、33と、第1のフレームに設けられ
た計量セル9と、上記第1の荷重受けの働きを上記計量
セルに伝えるために上記フレームと揺動自在に連結する
第1の伝動レバー7からなる第1の計量装置を備えた電
気式機械秤において、第2の荷重受け16、28が互いに平
行に配置された弾性案内部材14、15、26、27を介して、
第2のフレームに揺動自在に設けられており、第2の伝
動レバー17、30が、上記第2の荷重受けの動きを、上記
第1の荷重受けに伝えるように設けて、電気式機械秤を
構成した。
この考案は、秤の量産化を念頭において、秤について
の技術思想を改善したものである。その望ましい実施例
の一つにおいては、計量セルと、計量セルに協働する伝
動レバーと、伝動レバーに設けられた荷重受けとからな
る基本ユニットが低荷重の独立秤を構成し、この独立秤
は、この考案に係る構成を有する機械部分に挿入される
と、より高い定格荷重の秤となる。このように、基本と
なる標準計量装置(基本ユニット)が、最低定格荷重の
秤となり、そしてこの標準計量装置は、上記機械部分を
付加することにより、定格荷重のより高い秤として使用
することができる。このため、定格荷重に従って、計量
セルや機械部分を変更していた従来のものに比較して、
秤の構成ユニットがより包括的なものとなる。従って、
今までよりも、量産化可能な領域が拡大する。
の技術思想を改善したものである。その望ましい実施例
の一つにおいては、計量セルと、計量セルに協働する伝
動レバーと、伝動レバーに設けられた荷重受けとからな
る基本ユニットが低荷重の独立秤を構成し、この独立秤
は、この考案に係る構成を有する機械部分に挿入される
と、より高い定格荷重の秤となる。このように、基本と
なる標準計量装置(基本ユニット)が、最低定格荷重の
秤となり、そしてこの標準計量装置は、上記機械部分を
付加することにより、定格荷重のより高い秤として使用
することができる。このため、定格荷重に従って、計量
セルや機械部分を変更していた従来のものに比較して、
秤の構成ユニットがより包括的なものとなる。従って、
今までよりも、量産化可能な領域が拡大する。
また、計量セルを含む標準的な基本ユニットと、この
ユニットの荷重受けに係合させる第2の伝動レバーとの
接続に係わる問題は、重要ではない。なぜならば、力の
伝達の正確さは、接続点が基本ユニットの荷重受け上の
とごにあるかによって、左右されることはないからであ
る。このため、秤の組み立てが著しく簡単になる。また
場合によっては、基本ユニットをスライド挿入式のユニ
ット(slidein unit)として形成してもよく、こうすれ
ば組み立てはさらに簡単になる。
ユニットの荷重受けに係合させる第2の伝動レバーとの
接続に係わる問題は、重要ではない。なぜならば、力の
伝達の正確さは、接続点が基本ユニットの荷重受け上の
とごにあるかによって、左右されることはないからであ
る。このため、秤の組み立てが著しく簡単になる。また
場合によっては、基本ユニットをスライド挿入式のユニ
ット(slidein unit)として形成してもよく、こうすれ
ば組み立てはさらに簡単になる。
よって、この考案の第一の目的は、標準的な第1の計
量装置の荷重計量範囲を、この第1の計量装置に伝動レ
バーを追加して取り付けることにより、拡大させた計量
装置を提供することにある。具体的に言うと、第1の計
量装置は、第1のフレームと、平行な案内手段により第
1のフレームに接続された第1の荷重受けと、第1のフ
レームに取り付けられた計量セルに第1の荷重受けの運
動を伝達するために前記フレームに揺動自在に接続され
た第1の伝動レバーとを備えている。この第1の計量装
置(この装置は、所定の荷重受け範囲を有している)
に、次に第2のフレームが取り付けられる。この第2の
フレームには、第2の荷重受けが平行な弾性案内手段に
よって接続されている。そして、第2の伝動レバーによ
り第2の荷重受けが第1の荷重受けに接続される。この
考案の一実施例においては、第2の計量装置は、第2の
フレームに設けられた横方向の開口部にスライドさせて
挿入できるような、自蔵式のユニットからなるものであ
る。また、もう一つの実施例では、第1の計量装置は第
2のフレームの台部分に支持される。このように、例え
ば複数の秤ユニットの適切な組み立て体を用いれば、定
格荷重0.1kgの基本ユニットと三つの追加ユニットと
で、定格荷重がそれぞれ1kg、20kg、600kgの秤を得るこ
とができる。即ち、定格荷重1kgのユニットは、0.10kg
の基本秤に第1の追加ユニットを組み合わせれば得ら
れ、定格荷重20kgの秤は、定格1kgの秤に第2の追加ユ
ニットを組み合わせることにより得られ、そして、600k
gの定格荷重の秤は、20kgの秤に第3の追加ユニットを
取り付けると得られる。定格荷重0.1kgの秤および第1
と第2の追加ユニットは、スライド挿入式のユニットと
して形成してもよい。こうすれば、様々なユニットの組
み立ては、第2の伝動レバー等の機械部分を取りかえれ
ば実現でき、組立作業のたびごとに調整を行なう必要が
なくなる。このように、言わば一種の積み木の原理に立
脚することにより、秤の製造をより融通のきくものに、
またより経済性の高いものにすることができる。またこ
れにとどまらず、高分解能の計量セル(好ましくは、電
磁力補正原理に従って作動しうるもの)と、正確に動作
し耐久性のある伝動手段とを、以上の思想に立脚して使
用すれば、定格荷重が高く、高分解能で高帯域の秤を得
ることができる。
量装置の荷重計量範囲を、この第1の計量装置に伝動レ
バーを追加して取り付けることにより、拡大させた計量
装置を提供することにある。具体的に言うと、第1の計
量装置は、第1のフレームと、平行な案内手段により第
1のフレームに接続された第1の荷重受けと、第1のフ
レームに取り付けられた計量セルに第1の荷重受けの運
動を伝達するために前記フレームに揺動自在に接続され
た第1の伝動レバーとを備えている。この第1の計量装
置(この装置は、所定の荷重受け範囲を有している)
に、次に第2のフレームが取り付けられる。この第2の
フレームには、第2の荷重受けが平行な弾性案内手段に
よって接続されている。そして、第2の伝動レバーによ
り第2の荷重受けが第1の荷重受けに接続される。この
考案の一実施例においては、第2の計量装置は、第2の
フレームに設けられた横方向の開口部にスライドさせて
挿入できるような、自蔵式のユニットからなるものであ
る。また、もう一つの実施例では、第1の計量装置は第
2のフレームの台部分に支持される。このように、例え
ば複数の秤ユニットの適切な組み立て体を用いれば、定
格荷重0.1kgの基本ユニットと三つの追加ユニットと
で、定格荷重がそれぞれ1kg、20kg、600kgの秤を得るこ
とができる。即ち、定格荷重1kgのユニットは、0.10kg
の基本秤に第1の追加ユニットを組み合わせれば得ら
れ、定格荷重20kgの秤は、定格1kgの秤に第2の追加ユ
ニットを組み合わせることにより得られ、そして、600k
gの定格荷重の秤は、20kgの秤に第3の追加ユニットを
取り付けると得られる。定格荷重0.1kgの秤および第1
と第2の追加ユニットは、スライド挿入式のユニットと
して形成してもよい。こうすれば、様々なユニットの組
み立ては、第2の伝動レバー等の機械部分を取りかえれ
ば実現でき、組立作業のたびごとに調整を行なう必要が
なくなる。このように、言わば一種の積み木の原理に立
脚することにより、秤の製造をより融通のきくものに、
またより経済性の高いものにすることができる。またこ
れにとどまらず、高分解能の計量セル(好ましくは、電
磁力補正原理に従って作動しうるもの)と、正確に動作
し耐久性のある伝動手段とを、以上の思想に立脚して使
用すれば、定格荷重が高く、高分解能で高帯域の秤を得
ることができる。
較正錘を接続できる秤の場合、較正錘の取り付け個所
は、荷重受け上に、特に計量セルと協働する伝動レバー
上にあるのが好ましい。このように構成すると、荷重受
けが計量物体に対するのと同じように、載置した錘の位
置とは関係なく、力が荷重受けに結合した伝動レバー
に、加わるようにすることができる。較正錘の作用を受
けるレバー腕に関しては、長さが変化しても較正には何
ら影響はない。加えて、較正錘の接続メカニズムについ
ても、高い精度は要求されない。
は、荷重受け上に、特に計量セルと協働する伝動レバー
上にあるのが好ましい。このように構成すると、荷重受
けが計量物体に対するのと同じように、載置した錘の位
置とは関係なく、力が荷重受けに結合した伝動レバー
に、加わるようにすることができる。較正錘の作用を受
けるレバー腕に関しては、長さが変化しても較正には何
ら影響はない。加えて、較正錘の接続メカニズムについ
ても、高い精度は要求されない。
平行に案内される荷重受けを一つもしくはそれ以上追
加して設けた結果、秤の寸法は基本的にはいくらか大き
くなる。しかし、例えば構成部品を互いに隣り合わせて
置いて、平らな構成となるように配慮すれば、高さの低
い秤を作ることができる。このような解決策は、得に、
幅が比較的広い高荷重秤に有利に適用できる。なぜな
ら、このような秤の場合、全高が低ければ、秤への計量
物体の載置や秤の駆動がそれだけたやすくなるからであ
る。
加して設けた結果、秤の寸法は基本的にはいくらか大き
くなる。しかし、例えば構成部品を互いに隣り合わせて
置いて、平らな構成となるように配慮すれば、高さの低
い秤を作ることができる。このような解決策は、得に、
幅が比較的広い高荷重秤に有利に適用できる。なぜな
ら、このような秤の場合、全高が低ければ、秤への計量
物体の載置や秤の駆動がそれだけたやすくなるからであ
る。
第1図に、自蔵式の第一計量装置1からなるこの考案
の計量装置を示す。
の計量装置を示す。
この第1の計量装置は、ハウジングと、たわまない第
1のフレーム2とを有している。第1のフレーム2に
は、第1の荷重受け5が、間隔をおいて平行に配された
上部弾性案内部材3、4により、垂直に動くように接続
されている。第1の伝動レバー7は、可撓支持手段8に
より、第1のフレーム2の端部に揺動自在に支持されて
いる。第1の伝動レバー7の一端は、可撓支持部6によ
り第1の荷重受け5に接続されている。また、第1の伝
動レバー7の他端には、位置測定装置12(例えば、光電
セル)が設けられている。この実施例の計量装置は、電
磁式荷重補正式のものであり、その計量セル9は、第1
のフレーム2に接続された永久磁石手段10と、第1の伝
動レバー7に接続された可動コイル部11とからなってい
る。前記位置測定装置とこの計量セルにより、周知のよ
うに、制御回路が形成され、荷重受け5に力Fがかかる
と、この制御回路が働いて、荷重の大きさに比例した補
正電流がコイル11に流れ、第1の荷重受け5をゼロ位置
に戻す。
1のフレーム2とを有している。第1のフレーム2に
は、第1の荷重受け5が、間隔をおいて平行に配された
上部弾性案内部材3、4により、垂直に動くように接続
されている。第1の伝動レバー7は、可撓支持手段8に
より、第1のフレーム2の端部に揺動自在に支持されて
いる。第1の伝動レバー7の一端は、可撓支持部6によ
り第1の荷重受け5に接続されている。また、第1の伝
動レバー7の他端には、位置測定装置12(例えば、光電
セル)が設けられている。この実施例の計量装置は、電
磁式荷重補正式のものであり、その計量セル9は、第1
のフレーム2に接続された永久磁石手段10と、第1の伝
動レバー7に接続された可動コイル部11とからなってい
る。前記位置測定装置とこの計量セルにより、周知のよ
うに、制御回路が形成され、荷重受け5に力Fがかかる
と、この制御回路が働いて、荷重の大きさに比例した補
正電流がコイル11に流れ、第1の荷重受け5をゼロ位置
に戻す。
第1図の計量装置は、定格荷重の小さな、高感度秤と
して用いるのに適した既知の装置である。しかし、複数
の伝動レバーを備えた高感度秤にあっては、計量セル9
と協働する伝動レバー7に接続されるような、平行に案
内される荷重受け5は、これまで設けられていなかっ
た。なぜなら、このような荷重受けが必要であるとは、
認識されていなかったからである。また、このような秤
の場合には従来は、追加のレバー装置を計量セル上で動
く伝動レバー7に直接接続させていた(例えば、ドイツ
特許明細書No.2844336号の第4図に示された、2本のレ
バーを備えた電磁式秤を参照されたい)。
して用いるのに適した既知の装置である。しかし、複数
の伝動レバーを備えた高感度秤にあっては、計量セル9
と協働する伝動レバー7に接続されるような、平行に案
内される荷重受け5は、これまで設けられていなかっ
た。なぜなら、このような荷重受けが必要であるとは、
認識されていなかったからである。また、このような秤
の場合には従来は、追加のレバー装置を計量セル上で動
く伝動レバー7に直接接続させていた(例えば、ドイツ
特許明細書No.2844336号の第4図に示された、2本のレ
バーを備えた電磁式秤を参照されたい)。
次に第2図について説明する。この図には、この考案
に従って、横方向の開口部を有する第2のフレーム13が
設けられている。この開口部には、第1図の計量装置1
がはめ込まれている。フレーム13の一端で、第1の荷重
受け5がハウジング1の一端より外方向へ延びている。
フレーム13の他端には、第2の荷重受け16が設けられて
おり、この荷重受け16は、上部弾性案内手段14と下部弾
性案内手段15とにより垂直方向に運動するように、第2
のフレーム13に接続されている。また、第2の伝動レバ
ー17は、可撓の支持部19により、その一端で第2のフレ
ーム13に揺動自在に接続されている。
に従って、横方向の開口部を有する第2のフレーム13が
設けられている。この開口部には、第1図の計量装置1
がはめ込まれている。フレーム13の一端で、第1の荷重
受け5がハウジング1の一端より外方向へ延びている。
フレーム13の他端には、第2の荷重受け16が設けられて
おり、この荷重受け16は、上部弾性案内手段14と下部弾
性案内手段15とにより垂直方向に運動するように、第2
のフレーム13に接続されている。また、第2の伝動レバ
ー17は、可撓の支持部19により、その一端で第2のフレ
ーム13に揺動自在に接続されている。
第2の伝動レバー17は、その一端18で可撓支持部19に
よりフレーム13に接続されおり、また、その他端で可撓
支持部21により第1の荷重受け部5に接続されている。
支持部21は第2の伝動レバー17の他端22に接続されてい
る。また、第2の荷重受け16は可撓支持部20により第2
の伝動レバー17に接続されている。このように、第2図
の実施例においては、第1の計量装置1が、第2のフレ
ームの横方向開口部に、滑動自在にはめ込まれており、
その結果形成される組み合わせ秤は、第2の伝動レバー
17を備えているから第2の荷重受けで荷重Fを受けるこ
とができ、このため第1図の第一計量装置に比べて、よ
り高い定格荷重を持つことになる。また、較正錘23を、
測定荷重を実際に受けている第2の荷重受け16とは無関
係に、第1の荷重受けに直接置いてもよい。これは第2
図の実施例の重要な利点である。
よりフレーム13に接続されおり、また、その他端で可撓
支持部21により第1の荷重受け部5に接続されている。
支持部21は第2の伝動レバー17の他端22に接続されてい
る。また、第2の荷重受け16は可撓支持部20により第2
の伝動レバー17に接続されている。このように、第2図
の実施例においては、第1の計量装置1が、第2のフレ
ームの横方向開口部に、滑動自在にはめ込まれており、
その結果形成される組み合わせ秤は、第2の伝動レバー
17を備えているから第2の荷重受けで荷重Fを受けるこ
とができ、このため第1図の第一計量装置に比べて、よ
り高い定格荷重を持つことになる。また、較正錘23を、
測定荷重を実際に受けている第2の荷重受け16とは無関
係に、第1の荷重受けに直接置いてもよい。これは第2
図の実施例の重要な利点である。
次に第3図に示す実施例について説明する。この実施
例では、第1の計量装置32には、第1の荷重受け33が設
けられており、この荷重受け33は、そのハウジングの一
端から突出している。また、第2の荷重受け28は、間隔
をおいて平行に配された上部弾性案内部材26と下部弾性
案内部材27とにより、垂直方向に揺動自在にフレーム25
に接続されている。フレーム25には、水平な基部24が設
けられており、この基部により、自蔵式の第1の計量装
置32が、案内部材26、27と芯の合った位置に支持されて
いる。この実施例では、第2の伝動レバー30は、その一
端を可撓支持部31により、フレーム25に揺動自在に支持
されており、また、その他端を、可撓支持部34を介して
第1の荷重受け33に係合されている。伝動レバー30は、
その両端部の間で、可撓支持部29により第2の荷重受け
28に接続されている。この実施例にあっては、組み合せ
の結果形成された秤は、伝動レバー30を備えているた
め、第2の荷重受け28で荷重Fを受けることができるか
ら、第1の計量装置32に比べてより大きな定格荷重を有
することになる。
例では、第1の計量装置32には、第1の荷重受け33が設
けられており、この荷重受け33は、そのハウジングの一
端から突出している。また、第2の荷重受け28は、間隔
をおいて平行に配された上部弾性案内部材26と下部弾性
案内部材27とにより、垂直方向に揺動自在にフレーム25
に接続されている。フレーム25には、水平な基部24が設
けられており、この基部により、自蔵式の第1の計量装
置32が、案内部材26、27と芯の合った位置に支持されて
いる。この実施例では、第2の伝動レバー30は、その一
端を可撓支持部31により、フレーム25に揺動自在に支持
されており、また、その他端を、可撓支持部34を介して
第1の荷重受け33に係合されている。伝動レバー30は、
その両端部の間で、可撓支持部29により第2の荷重受け
28に接続されている。この実施例にあっては、組み合せ
の結果形成された秤は、伝動レバー30を備えているた
め、第2の荷重受け28で荷重Fを受けることができるか
ら、第1の計量装置32に比べてより大きな定格荷重を有
することになる。
この考案は、汎用の計量装置をユニット化して、1つ
の計量装置とし、これに第2の伝動レバー及び第2の荷
重受けを施すことにより、相違なる定格荷重を有する様
々なタイプの電気式機械秤を効率よく量産することがで
きる。
の計量装置とし、これに第2の伝動レバー及び第2の荷
重受けを施すことにより、相違なる定格荷重を有する様
々なタイプの電気式機械秤を効率よく量産することがで
きる。
第1図は定格荷重の低い独立秤として用いることのでき
る、計量セルと伝動レバーを備えた基本ユニットの構造
を示す図、第2図はこの考案の第一実施例を示す概略断
面図、第3図はこの考案の第二実施例を示す概略断面
図。 5……荷重受け、7……伝動レバー、9……計量セル、
16……荷重受け。
る、計量セルと伝動レバーを備えた基本ユニットの構造
を示す図、第2図はこの考案の第一実施例を示す概略断
面図、第3図はこの考案の第二実施例を示す概略断面
図。 5……荷重受け、7……伝動レバー、9……計量セル、
16……荷重受け。
Claims (10)
- 【請求項1】第1のフレーム2と、このフレーム2に弾
性案内部材3、4を介して揺動自在に連結された第1の
荷重受け5、33と、上記フレームに設けられた計量セル
9と、この計量セルへ上記第1の荷重受けの動きを伝え
るために上記フレームに揺動自在に連結された第1の伝
動レバー7とにより第1の計量装置1、32を構成し、互
いに平行な弾性案内部材14、15、26、27を介して、第2
の荷重受け16、28を第2のフレーム13、24に揺動自在に
取り付け、この第2の荷重受け16、28の動きを上記第1
の荷重受け5、33に伝える第2の伝動レバー17、30を、
上記第1と第2の荷重受け5、33、16、28の間に設けた
電気式機械秤において、上記第1の計量装置1、32を、
一端付近に第1の荷重受けを備えた独立秤とし、上記第
1フレーム2を、上記第2のフレーム13、24により動か
ないよう支持し、第2の伝動レバー17、30を、可撓支持
部を介して第2のフレーム13、24に揺動自在に連結する
と共に、第1の伝動レバー7に対して付加的な荷重比を
有するようにして、上記第1の計量装置1、32の定格荷
重を高めるようにしたことを特徴とする電気式機械秤。 - 【請求項2】第2のフレームが、独立した第1の計量装
置1、32を支持するための手段を有することを特徴とす
る請求項1に記載の電気式機械秤。 - 【請求項3】支持手段が、独立した第1の計量装置1を
スライドさせながらしまい込める、第2のフレームに設
けられた横方向の開口部であることを特徴とする請求項
2に記載の電気式機械秤。 - 【請求項4】第1と第2の荷重受けが、第2のフレーム
の両端部付近にそれぞれ設けられていることを特徴とす
る請求項3に記載の電気式機械秤。 - 【請求項5】第2のフレームが水平な基部24を備えてお
り、その基部が、第2の荷重受けに対して同一直線上
で、且つ、離れた位置で第1の計量装置を支持している
ことを特徴とする請求項1に記載の電気式機械秤。 - 【請求項6】第1の荷重受けが、位置測定装置12を備え
ており、互いに平行に離れて配置された第1の弾性案内
部材3、4が、一端では、フレームと、他端では、第1
の荷重受けとにそれぞれ係合しており、第1の伝動レバ
ーと計量セルが、上記弾性案内部材間に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気式機械秤。 - 【請求項7】第2の荷重受けが、1組の互いに平行な弾
性案内部材14、15′、26、27の一の端に係合しており、
上記案内部材の他端が、第2のフレームに固定されてい
ることを特徴とする請求項6に記載の電気式機械秤。 - 【請求項8】第1の計量装置1が、弾性案内部材14、15
間に配置されており、第1と第2の荷重受けが、上記第
1の計量装置の両端部付近にそれぞれ設けられているこ
とを特徴とする請求項7に記載の電気式機械秤。 - 【請求項9】第2のフレームが、弾性案内部材26、27間
に配置されるフレーム部材25と、第2の荷重受けに対し
て同一直線上で、且つ、離れた位置で第1の計量装置32
を支持する基部24からなり、第2の伝動レバー30の一の
端が、可撓支持部31を介して、上記フレーム部材25と係
合しており、第2の荷重受けが、可撓支持部29を介し
て、第2の伝動レバー30の中間部分と係合していること
を特徴とする請求項7に記載の電気式機械秤。 - 【請求項10】較正錘23が、第2の荷重受けとは無関係
に、第1の荷重受けに作用することを特徴とする請求項
1に記載の電気式機械秤。
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Publications (2)
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