JPH084541A - ディーゼルエンジンの吸気装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの吸気装置Info
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- JPH084541A JPH084541A JP6134783A JP13478394A JPH084541A JP H084541 A JPH084541 A JP H084541A JP 6134783 A JP6134783 A JP 6134783A JP 13478394 A JP13478394 A JP 13478394A JP H084541 A JPH084541 A JP H084541A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swirl
- intake
- valve
- intake valve
- cylinder head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/14—Direct injection into combustion chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異なる回転仕様の各種のディーゼルエンジン
間で、シリンダヘッドを共用化する。 【構成】 シリンダヘッド１にスワールポート２を設
け、スワールポート２のスワール室３に吸気弁４を臨ま
せ、吸気弁４に複数のスワール抑制羽根６を上下方向Ａ
に突設し、各スワール抑制羽根６を弁面５の径方向Ｒに
方向付ける。スワール抑制羽根６の枚数や形状などの条
件を変えた各種の吸気弁４を選択することにより、高速
仕様、低速仕様などの異なる回転仕様の各種のディーゼ
ルエンジン間で、スワールを適正化して、シリンダヘッ
ド１を共通化できる。
間で、シリンダヘッドを共用化する。 【構成】 シリンダヘッド１にスワールポート２を設
け、スワールポート２のスワール室３に吸気弁４を臨ま
せ、吸気弁４に複数のスワール抑制羽根６を上下方向Ａ
に突設し、各スワール抑制羽根６を弁面５の径方向Ｒに
方向付ける。スワール抑制羽根６の枚数や形状などの条
件を変えた各種の吸気弁４を選択することにより、高速
仕様、低速仕様などの異なる回転仕様の各種のディーゼ
ルエンジン間で、スワールを適正化して、シリンダヘッ
ド１を共通化できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジンの吸
気装置に関し、異なる回転仕様の各種のエンジンの間
で、シリンダヘッドを共用化できるものを提供する。
気装置に関し、異なる回転仕様の各種のエンジンの間
で、シリンダヘッドを共用化できるものを提供する。
【０００２】
【発明の背景】本発明の対象となるディーゼルエンジン
の吸気装置の基本構造は、図１又は図５に示すように、
ディーゼルエンジンＥのシリンダヘッド１にスワールポ
ート２を設け、スワールポート２のスワール室３に吸気
弁４を上下方向Ａに臨ませる形式のものである。
の吸気装置の基本構造は、図１又は図５に示すように、
ディーゼルエンジンＥのシリンダヘッド１にスワールポ
ート２を設け、スワールポート２のスワール室３に吸気
弁４を上下方向Ａに臨ませる形式のものである。
【０００３】
【従来の技術】この形式の従来技術としては、図５に示
すように、直接噴射式ディーゼルエンジンＥのシリンダ
ヘッド１にスワールポート２を設け、このスワールポー
ト２のスワール室３で吸気スワールを強力に起こしなが
ら燃焼室に導入して、燃料と吸気との混合効率を高める
ように構成したものが一般的である。
すように、直接噴射式ディーゼルエンジンＥのシリンダ
ヘッド１にスワールポート２を設け、このスワールポー
ト２のスワール室３で吸気スワールを強力に起こしなが
ら燃焼室に導入して、燃料と吸気との混合効率を高める
ように構成したものが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ディーゼルエ
ンジンでは、高速回転用、低速回転用などのように、異
なる回転仕様に対応した各種のエンジンを製造してい
る。この場合、スワールポート２の形状はその仕様回転
数に拘束されるので、上記従来技術では、例えば、低速
回転仕様のディーゼルエンジンを高速回転仕様に転用し
ようとすると、吸気はスワールポート２を速く吹き抜け
過ぎて適正なスワールが得られず、燃料と吸気が円滑に
混合しない虞れが大きい。
ンジンでは、高速回転用、低速回転用などのように、異
なる回転仕様に対応した各種のエンジンを製造してい
る。この場合、スワールポート２の形状はその仕様回転
数に拘束されるので、上記従来技術では、例えば、低速
回転仕様のディーゼルエンジンを高速回転仕様に転用し
ようとすると、吸気はスワールポート２を速く吹き抜け
過ぎて適正なスワールが得られず、燃料と吸気が円滑に
混合しない虞れが大きい。
【０００５】このため、低速仕様と高速仕様では、エン
ジンＥのシリンダヘッド１をその回転仕様に適合するよ
うに個別に作り分ける必要がある。本発明は、このよう
に異なる回転仕様毎にディーゼルエンジンのシリンダヘ
ッドを作り分ける手間を解消し、シリンダヘッドを共通
化することを技術的課題とする。
ジンＥのシリンダヘッド１をその回転仕様に適合するよ
うに個別に作り分ける必要がある。本発明は、このよう
に異なる回転仕様毎にディーゼルエンジンのシリンダヘ
ッドを作り分ける手間を解消し、シリンダヘッドを共通
化することを技術的課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図１〜図４により以下に説明す
る。即ち、本発明１は前記基本構造のディーゼルエンジ
ンの吸気装置において、吸気弁４に複数のスワール抑制
羽根６を上下方向Ａに突設し、各スワール抑制羽根６を
弁面５の径方向Ｒに方向付けることを特徴とするもので
ある。本発明２は、上記本発明１において、スワール抑
制羽根６は、その径方向Ｒの両端部７がスワール室３の
吸気のスワール方向Ｓの流通上手側に後退し、その中央
部８がスワール方向Ｓの流通下手側に進出するように屈
曲状に形成されて、屈曲状のスワール抑制羽根６でスワ
ールを受けた吸気弁４を、弁軸１０を中心に回転可能に
構成することを特徴とするものである。
の手段を、実施例を示す図１〜図４により以下に説明す
る。即ち、本発明１は前記基本構造のディーゼルエンジ
ンの吸気装置において、吸気弁４に複数のスワール抑制
羽根６を上下方向Ａに突設し、各スワール抑制羽根６を
弁面５の径方向Ｒに方向付けることを特徴とするもので
ある。本発明２は、上記本発明１において、スワール抑
制羽根６は、その径方向Ｒの両端部７がスワール室３の
吸気のスワール方向Ｓの流通上手側に後退し、その中央
部８がスワール方向Ｓの流通下手側に進出するように屈
曲状に形成されて、屈曲状のスワール抑制羽根６でスワ
ールを受けた吸気弁４を、弁軸１０を中心に回転可能に
構成することを特徴とするものである。
【０００７】上記ディーゼルエンジンＥは、直接噴射式
エンジンを初め、予燃焼室式エンジンなどを含む。上記
スワール抑制羽根６は、吸気弁４の弁面５や弁軸１０に
設けられる。
エンジンを初め、予燃焼室式エンジンなどを含む。上記
スワール抑制羽根６は、吸気弁４の弁面５や弁軸１０に
設けられる。
【０００８】
(1)本発明１では、吸気弁４に複数のスワール抑制羽根
６を突設し、各スワール抑制羽根６を弁面５の径方向Ｒ
に方向付けるので、吸気弁４のスワール抑制羽根６が吸
気スワールの通気抵抗になってスワール室３で生じる吸
気スワールは流速を抑制される。
６を突設し、各スワール抑制羽根６を弁面５の径方向Ｒ
に方向付けるので、吸気弁４のスワール抑制羽根６が吸
気スワールの通気抵抗になってスワール室３で生じる吸
気スワールは流速を抑制される。
【０００９】このため、低速回転仕様を基準にしてシリ
ンダヘッド１のスワールポート２を形成した場合を例に
とって説明すると、当該低速仕様のディーゼルエンジン
Ｅには、スワール抑制羽根６のない通常の吸気弁４を組
み込む。一方、同じシリンダヘッド１を高速回転仕様の
エンジンＥに転用する場合には、吸気がスワールポート
２を過大に吹き抜けるという問題があるが、スワール抑
制羽根６の付いた吸気弁４をこのシリンダヘッド１に組
み込むと、吸気スワールがスワール抑制羽根６で抑制さ
れて適正化するので、この過剰吹き抜けを解消できる。
また、吸気弁４のスワール抑制羽根６の枚数を減らした
り、羽根６の形状を小型化して同じシリンダヘッド１に
組み込むと、中速回転仕様のエンジンＥに転用できる。
ンダヘッド１のスワールポート２を形成した場合を例に
とって説明すると、当該低速仕様のディーゼルエンジン
Ｅには、スワール抑制羽根６のない通常の吸気弁４を組
み込む。一方、同じシリンダヘッド１を高速回転仕様の
エンジンＥに転用する場合には、吸気がスワールポート
２を過大に吹き抜けるという問題があるが、スワール抑
制羽根６の付いた吸気弁４をこのシリンダヘッド１に組
み込むと、吸気スワールがスワール抑制羽根６で抑制さ
れて適正化するので、この過剰吹き抜けを解消できる。
また、吸気弁４のスワール抑制羽根６の枚数を減らした
り、羽根６の形状を小型化して同じシリンダヘッド１に
組み込むと、中速回転仕様のエンジンＥに転用できる。
【００１０】即ち、異なる回転仕様のディーゼルエンジ
ン間で、スワール抑制羽根６の条件を変えた各種の吸気
弁４を選択することで、吸気弁４を組み込むべき相手側
のシリンダヘッド１を共通化できる。
ン間で、スワール抑制羽根６の条件を変えた各種の吸気
弁４を選択することで、吸気弁４を組み込むべき相手側
のシリンダヘッド１を共通化できる。
【００１１】(2)本発明２では、スワール抑制羽根６を
所定の屈曲形状とし、この屈曲状のスワール抑制羽根６
でスワールを受けるので、スワールの吹き付け力によっ
て吸気弁４は回転を促進され、吸気弁４の弁面５とシリ
ンダヘッド側の弁座の偏摩耗を低減できる。
所定の屈曲形状とし、この屈曲状のスワール抑制羽根６
でスワールを受けるので、スワールの吹き付け力によっ
て吸気弁４は回転を促進され、吸気弁４の弁面５とシリ
ンダヘッド側の弁座の偏摩耗を低減できる。
【００１２】
(1)本発明１では、吸気弁にスワール抑制羽根を径方向
に設け、スワール抑制羽根の枚数や形状などの条件を変
えた各種の吸気弁を選択することにより、高速仕様、中
速仕様、低速仕様などのように、回転仕様の異なる各種
のディーゼルエンジンに合わせて吸気スワールを適正化
できる。このため、異なる回転仕様のエンジン間で、吸
気弁と組み合わせるべきシリンダヘッドを共通化して、
シリンダヘッドの生産効率を高められる。
に設け、スワール抑制羽根の枚数や形状などの条件を変
えた各種の吸気弁を選択することにより、高速仕様、中
速仕様、低速仕様などのように、回転仕様の異なる各種
のディーゼルエンジンに合わせて吸気スワールを適正化
できる。このため、異なる回転仕様のエンジン間で、吸
気弁と組み合わせるべきシリンダヘッドを共通化して、
シリンダヘッドの生産効率を高められる。
【００１３】(2)本発明２では、屈曲状のスワール抑制
羽根でスワールを受けて吸気弁の回転を促進するので、
弁面と弁座の偏摩耗を低減でき、吸気装置の耐久性を高
められる。
羽根でスワールを受けて吸気弁の回転を促進するので、
弁面と弁座の偏摩耗を低減でき、吸気装置の耐久性を高
められる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図１は縦型直接噴射式ディーゼルエンジンの吸気装
置の要部切欠斜視図、図２は同吸気装置の概略横断平面
図、図３は同吸気装置の吸気弁の説明図である。
る。図１は縦型直接噴射式ディーゼルエンジンの吸気装
置の要部切欠斜視図、図２は同吸気装置の概略横断平面
図、図３は同吸気装置の吸気弁の説明図である。
【００１５】図１及び図２に示すように、縦型直接噴射
式ディーゼルエンジンＥのシリンダヘッド１にスワール
ポート２及び排気ポート１１を開け、シリンダヘッド１
から燃焼室に燃料噴射ポンプ１２を突入させ、スワール
ポート２の出口付近にスワール室３を形成し、スワール
室３で吸気スワールを促進して燃焼室に導入するととも
に、燃料噴射ポンプ１２から噴射された燃料を吸気と効
率良く混合させる。図１及び図２に示すように、上記ス
ワールポート２のスワール室３に吸気弁４を、排気ポー
ト１１に排気弁１４を上下方向Ａに夫々臨ませ、吸気弁
４の弁面５をスワール室３に形成した弁座１３に着座可
能に構成する。
式ディーゼルエンジンＥのシリンダヘッド１にスワール
ポート２及び排気ポート１１を開け、シリンダヘッド１
から燃焼室に燃料噴射ポンプ１２を突入させ、スワール
ポート２の出口付近にスワール室３を形成し、スワール
室３で吸気スワールを促進して燃焼室に導入するととも
に、燃料噴射ポンプ１２から噴射された燃料を吸気と効
率良く混合させる。図１及び図２に示すように、上記ス
ワールポート２のスワール室３に吸気弁４を、排気ポー
ト１１に排気弁１４を上下方向Ａに夫々臨ませ、吸気弁
４の弁面５をスワール室３に形成した弁座１３に着座可
能に構成する。
【００１６】図２及び図３に示すように、上記吸気弁４
の弁面５に４枚のスワール抑制羽根６を略９０度の等間
隔を空けて上下方向Ａ(即ち、弁軸１０の方向)に突設
し、各スワール抑制羽根６を弁面５の径方向Ｒに方向付
ける。図３に示すように、上記スワール抑制羽根６は、
その径方向Ｒの両端部７がスワール室３の吸気のスワー
ル方向Ｓ(即ち、左方向)の流通上手側に後退し、その中
央部８がスワール方向Ｓの流通下手側に進出するように
円弧状に形成されて、円弧状のスワール抑制羽根６でス
ワールを受け止めるように構成される。
の弁面５に４枚のスワール抑制羽根６を略９０度の等間
隔を空けて上下方向Ａ(即ち、弁軸１０の方向)に突設
し、各スワール抑制羽根６を弁面５の径方向Ｒに方向付
ける。図３に示すように、上記スワール抑制羽根６は、
その径方向Ｒの両端部７がスワール室３の吸気のスワー
ル方向Ｓ(即ち、左方向)の流通上手側に後退し、その中
央部８がスワール方向Ｓの流通下手側に進出するように
円弧状に形成されて、円弧状のスワール抑制羽根６でス
ワールを受け止めるように構成される。
【００１７】そこで、この４枚のスワール抑制羽根６を
付設した吸気弁４の機能を説明すると、スワール抑制羽
根６は弁面５の径方向Ｒに方向付けられるので、スワー
ル室３で生じた吸気スワールはスワール抑制羽根６が通
気抵抗になって流速を抑制される。
付設した吸気弁４の機能を説明すると、スワール抑制羽
根６は弁面５の径方向Ｒに方向付けられるので、スワー
ル室３で生じた吸気スワールはスワール抑制羽根６が通
気抵抗になって流速を抑制される。
【００１８】また、逆に、吸気弁４の円弧状のスワール
抑制羽根６には吸気スワールが吹き付けるので、図２及
び図３に示すように、この吹き付け力により吸気弁４は
弁軸１０を中心とする回転力を受けるので、スワール方
向Ｓと同じ左方向Ｌに回転駆動される(図２及び図３参
照)。このため、弁面４と弁座１１の偏摩耗は低減さ
れ、吸気弁７及び弁座１１の耐久性は高まる。尚、上記
スワール抑制羽根６は、上記実施例のように円弧状に形
成する替わりに、く字状、略コ字状などの屈曲状に形成
しても良い。
抑制羽根６には吸気スワールが吹き付けるので、図２及
び図３に示すように、この吹き付け力により吸気弁４は
弁軸１０を中心とする回転力を受けるので、スワール方
向Ｓと同じ左方向Ｌに回転駆動される(図２及び図３参
照)。このため、弁面４と弁座１１の偏摩耗は低減さ
れ、吸気弁７及び弁座１１の耐久性は高まる。尚、上記
スワール抑制羽根６は、上記実施例のように円弧状に形
成する替わりに、く字状、略コ字状などの屈曲状に形成
しても良い。
【００１９】次いで、本実施例の吸気装置の機能を説明
する。上述のように、吸気弁４のスワール抑制羽根６に
は吸気スワールを抑制する作用があるので、低速回転仕
様を基準にシリンダヘッド１のスワールポート２を形成
した場合を例にとると、当該低速仕様のディーゼルエン
ジンＥには、スワール抑制羽根６のない通常の吸気弁４
を組み込む。一方、同じシリンダヘッド１を高速回転仕
様のエンジンＥに転用する場合には、吸気がスワールポ
ート２を過大に吹き抜けることが問題になるが、スワー
ル抑制羽根６の付いた吸気弁４をこのシリンダヘッド１
に組み込むと、スワール抑制羽根６で吸気の吹き抜けに
抵抗を与えるので、この抵抗機能により吸気スワールは
適正化される。尚、本実施例では、吸気弁４はスワール
を受けて回転するので、当該反作用によりスワールの回
転力は一層低減される。
する。上述のように、吸気弁４のスワール抑制羽根６に
は吸気スワールを抑制する作用があるので、低速回転仕
様を基準にシリンダヘッド１のスワールポート２を形成
した場合を例にとると、当該低速仕様のディーゼルエン
ジンＥには、スワール抑制羽根６のない通常の吸気弁４
を組み込む。一方、同じシリンダヘッド１を高速回転仕
様のエンジンＥに転用する場合には、吸気がスワールポ
ート２を過大に吹き抜けることが問題になるが、スワー
ル抑制羽根６の付いた吸気弁４をこのシリンダヘッド１
に組み込むと、スワール抑制羽根６で吸気の吹き抜けに
抵抗を与えるので、この抵抗機能により吸気スワールは
適正化される。尚、本実施例では、吸気弁４はスワール
を受けて回転するので、当該反作用によりスワールの回
転力は一層低減される。
【００２０】このため、高速、中速、低速などの異なる
回転仕様のディーゼルエンジンの間で、スワール抑制羽
根６の枚数や形状の条件を変えた各種の吸気弁４を選択
することで、吸気弁４を組み込む相手方のシリンダヘッ
ド１を共通化でき、生産効率を高められる。
回転仕様のディーゼルエンジンの間で、スワール抑制羽
根６の枚数や形状の条件を変えた各種の吸気弁４を選択
することで、吸気弁４を組み込む相手方のシリンダヘッ
ド１を共通化でき、生産効率を高められる。
【００２１】図４はスワール抑制羽根６の変形例を示
す。上記実施例では、当該抑制羽根６を吸気弁４の弁面
５に突設したが、本変形例は、この羽根６を弁軸１０に
設けたものである。即ち、円筒状の環状部材１５に平滑
状のスワール抑制羽根６を十字状に突設し、この環状部
材１５を締結具１６を介して吸気弁４の弁軸１０に着脱
可能に付設したものである。尚、本発明は、シリンダが
縦向きになった縦型エンジン、横方向の横型エンジンを
問わずに適用できる。
す。上記実施例では、当該抑制羽根６を吸気弁４の弁面
５に突設したが、本変形例は、この羽根６を弁軸１０に
設けたものである。即ち、円筒状の環状部材１５に平滑
状のスワール抑制羽根６を十字状に突設し、この環状部
材１５を締結具１６を介して吸気弁４の弁軸１０に着脱
可能に付設したものである。尚、本発明は、シリンダが
縦向きになった縦型エンジン、横方向の横型エンジンを
問わずに適用できる。
【図１】縦型直接噴射式ディーゼルエンジンの吸気装置
の要部切欠斜視図である。
の要部切欠斜視図である。
【図２】同吸気装置の概略横断平面図である。
【図３】同吸気装置の吸気弁を示し、図３Ａは吸気弁の
正面図、図３Ｂは吸気弁の横断平面図である。
正面図、図３Ｂは吸気弁の横断平面図である。
【図４】吸気弁のスワール抑制羽根の変形例を示し、図
４Ａは図３Ａの、図４Ｂは図３Ｂの夫々相当図である。
４Ａは図３Ａの、図４Ｂは図３Ｂの夫々相当図である。
【図５】従来技術を示す図２の相当図である。
１…シリンダヘッド、２…スワールポート、３…スワー
ル室、４…吸気弁、５…吸気弁の弁面、６…スワール抑
制羽根、７…スワール抑制羽根の両端部、８…スワール
抑制羽根の中央部、１０…吸気弁の弁軸、Ｒ…弁面の径
方向、Ｓ…スワール方向、Ｅ…ディーゼルエンジン。
ル室、４…吸気弁、５…吸気弁の弁面、６…スワール抑
制羽根、７…スワール抑制羽根の両端部、８…スワール
抑制羽根の中央部、１０…吸気弁の弁軸、Ｒ…弁面の径
方向、Ｓ…スワール方向、Ｅ…ディーゼルエンジン。
Claims (2)
- 【請求項１】 ディーゼルエンジン(Ｅ)のシリンダヘッ
ド(１)にスワールポート(２)を設け、スワールポート
(２)のスワール室(３)に吸気弁(４)を上下方向(Ａ)に臨
ませるディーゼルエンジンの吸気装置において、 吸気弁(４)に複数のスワール抑制羽根(６)を上下方向
(Ａ)に突設し、各スワール抑制羽根(６)を弁面(５)の径
方向(Ｒ)に方向付けることを特徴とするディーゼルエン
ジンの吸気装置。 - 【請求項２】 スワール抑制羽根(６)は、その径方向
(Ｒ)の両端部(７)がスワール室(３)の吸気のスワール方
向(Ｓ)の流通上手側に後退し、その中央部(８)がスワー
ル方向(Ｓ)の流通下手側に進出するように屈曲状に形成
されて、 屈曲状のスワール抑制羽根(６)でスワールを受けた吸気
弁(４)を、弁軸(１０)を中心に回転可能に構成すること
を特徴とする請求項１に記載のディーゼルエンジンの吸
気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6134783A JPH084541A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | ディーゼルエンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6134783A JPH084541A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | ディーゼルエンジンの吸気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084541A true JPH084541A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15136455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6134783A Pending JPH084541A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | ディーゼルエンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084541A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006019223A1 (en) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Young-Pyo Hong | Valve guide for internal combustion engine having means for mixing fuel |
| CN102003235A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-04-06 | 重庆隆鑫机车有限公司 | 一种气门 |
| CN105587359A (zh) * | 2016-03-09 | 2016-05-18 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 发动机的进气系统 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6134783A patent/JPH084541A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006019223A1 (en) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Young-Pyo Hong | Valve guide for internal combustion engine having means for mixing fuel |
| CN102003235A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-04-06 | 重庆隆鑫机车有限公司 | 一种气门 |
| CN105587359A (zh) * | 2016-03-09 | 2016-05-18 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 发动机的进气系统 |
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